衣「見せてやる、新しい伝説の幕開けをお前に」7【安価】 (1000)


――清き水、流るるままに居座りて

澄みにし龍に気付かざりけり―――――




一昨年のこと。皆と行った全国で、衣は独りぼっちだった。

昨年のこと。全国に行けなくなっても、衣は独りぼっちじゃなかった。

そして今年のこと。今度こそ衣は。衣たちは。

全国で、皆で、麻雀を、楽しんで、打つ。

そして見せてやる、新しい時代の幕開けを。




――――――咲。お前が教えてくれたからだ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437804036


・お馴染みの京ちゃんスレです。恋愛要素、麻雀要素、日常要素を含む予定
 いちゃいちゃというよりはほのぼの風味 

・舞台は清澄。部長が引退した1年後の世界です。つまり一年組が二年生に進学してます。
 三年生はほとんどみんな大学に通っています。ただし、永水など例外はあります

・部長が抜けた分なぜか京ちゃんが女子の団体戦に参加できるようになってます。都合のいい世界だから、仕方ないね

・目標は県大会優勝&全国優勝。展開は非常に遅く、リアル風味。

・キャラの独自解釈などありますのでイメージが崩れるのが嫌な方は回避推奨


去年のインターハイで見事に優勝した長野・清澄高校

無名でありながら、県大会では昨年のインターハイ最多得点記録保持者、天江衣を擁する龍門渕高校を破り全国の舞台へ

そしてその快進撃は止まらず、白糸台高校の3連覇を阻止し、麻雀インターハイ界の伝説となる

その清澄を率いた、名将、竹井久は引退し大学に進学――

まこを主将とする新たな体制により、清澄高校麻雀部は再び全国の舞台を目指す

これはその舞台を目指す少女と少年の物語


前スレ

①京太郎「そうだ、新しい清澄の伝説を始めよう」【安価】
京太郎「そうだ、新しい清澄の伝説を始めよう」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430568106/)

・清澄高校麻雀部、再始動

・ふれあいピクニック 東京へ


②咲「だから、新しい清澄の伝説をこの手で」2【安価】
咲「だから、新しい清澄の伝説をこの手で」2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431783657/#header)

・rooftop 三連戦 (鶴賀との出会い)


③和「あなたと、新しい清澄の伝説を未来へ」3【安価】
和「あなたと、新しい清澄の伝説を未来へ」3【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432814271/#header)

・第一回部内ランキング戦

・練習試合その1前編(VS永水、阿知賀、臨海)


④優希「私が、新しい清澄の伝説の一人に」4【安価】
優希「私が、新しい清澄の伝説の一人に」4【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434176579/#header)

・練習試合その1中編(VS永水、阿知賀、臨海)


⑤まこ「振り返れば、新しい清澄の伝説はここに」5【安価】
まこ「振り返れば、新しい清澄の伝説はここに」5【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435469887/#header)

・練習試合その1後編(VS永水、阿知賀、臨海)


⑥久「見せてよ、新しい貴方たちの伝説を私に」6【安価】
久「見せてよ、新しい貴方たちの伝説を私に」6【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437283400/)

・練習試合その1終編(VS永水、阿知賀、臨海)



昨年の清澄高校の快進撃は

巷では「清澄高校伝説」と呼ばれている

なぜ「伝説」とまで呼ばれるようになったのか?


田舎の名も無き高校は、弱者
インハイに毎年出場する高校は、強者
こうした構図が、ほとんどの人の頭の中には存在する

弱者が強者を屠り続ける姿は、見る者の目を圧倒的に惹きつけた
まるで、弱国属国扱いを受けるアジア諸国の中で、日本が唯一、果敢に世界に立ち向かっていった時のように
弱きが強きを蹴散らすのは、いつの時代も美しいのだろう

もちろん、単純に清澄が強かったというのが最大の要因であるのは間違いなかったが
それでもなお麻雀が幅広く浸透している、現代において、昨年の清澄の快進撃はまさに「生ける伝説」だった―――


<スレの進め方>

【このスレッドは、主人公が行動を選択しながら、話が進んでいくスレッド】です。
主人公は須賀京太郎、清澄高校に通う、二年生です。


簡単に言うと、咲一年後の世界。


【平日】AM→PM→部活→帰宅後 で一日四行動
【休日】AM→PM(→PMがもう一度入る可能性あり)→就寝前の一日三回or四回行動


一週間の流れは

≪平日前半→平日後半→休日で一セット。一週間を、三日に濃縮≫

・簡単に言うと、平日二回、休日一回で一週間が終わる

・ただし大会や合宿中、その他イベント中は行動パターンは変化するので注意


須賀京太郎 現在ステータス

雀力:E(28)33/70  
知力:D(40)78/100 
話術:D(47)84/100 
器用:D(31)53/100 

体力  :■■■■■□□□□□
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


須賀京太郎


雀力:E(28)33/70
攻撃:E(21) 58/70
加速:E(22) 21/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)35/120

[Te] 群雲の霞 
・このテクニックの発動タイミングは、和了判定の前でなくてはならない。

[Lv.1] 消費ゲージ:3
自身の放銃判定の値に×1.5することができる。

[Lv.2] 消費ゲージ:4
1位の時は発動できない。
自身が放銃対象になった時、自分より順位が上の相手に放銃させることができる。

[Te]おもちチャージ 消費ゲージ:5
特製焼き餅を食べることで、自分のスペシャルゲージを、マックスにする。
このテクニックは、対局中に一度しか使えない。
また、調子判定が絶不調の時には使えない。





【好感度表】
G: 0~10 …………近づかないで
F:11~20 ああ、須賀君っていたね(あまり好きじゃない)
E:21~30 須賀ね、友達かな?
D:31~50 須賀くんね、いい人だよね(無自覚の人もいる)
C:51~70 えっ、須賀君のことなんか…異性として意識するライン 好きかも←告白可能ライン
B:71~79 京太郎が好きです←告白されるライン
B+:80~89 ……大好き
A:90~99 大好き、いないと死んじゃう


※ちなみに、好感度がBになると、自動的に告白するorされます。告白の成功率は100%です。
 複数の女性と付き合うことが可能です。付き合い始めると、京太郎は……


<現在好感度>
和 :31→34→37→39→42→43→46→47→50
桃子:31→36→39→44
咲 :31→35
淡 :31→36
照 :31→33
小蒔:31→36
初美:31→36
霞 :31→33
ハオ:31→34
明華:31→36
穏乃:31→34
玄 :31→34
春 :31→34
智葉:31→36


<アイテム>
・『牌のお姉さんと楽しくまーじゃん☆ミ』おわり
・1『婚活麻雀のススメ 基礎指導編』  →0/3
・門外不出特製焼き餅 

<連絡先>
清澄全員
鶴賀  桃子
白糸台 淡 照
永水  姫様 初美 春 霞
臨海  ハオ 明華 智葉
阿知賀 穏乃 玄


<今後の日程>

五月一週
平日前半→フリー

  後半→試合準備    
  休日→練習試合その1 

【イベント】たのしいお泊り会←今ここ



五月二週
平日前半→フリー
  後半→クラスマッチ
  休日→練習試合その2
 
五月三週
平日前半→フリー
  後半→清澄高校五月祭
  休日→合宿準備

五月四週
【恐怖の一週間まるごと合宿】

六月一週
平日前半後半→大会準備
休日→フリー

六月二週
平日前半後半→県大会団体予選
休日    →フリー

六月三週
平日前半→県大会団体決勝
平日後半→県大会個人戦予選
休日→フリー

六月四週
平日前半→県大会個人戦本選&決勝
平日後半→フリー?
休日→フリー?

七月→未定?
前半→期末テスト
後半→夏休み突入
清澄が勝っていれば(勝ちぬけていると信じたい)
練習試合や、長野4校合同合宿等考えてます
(案を募集中)


八月
インハイ開始 特別日程
一日目→移動日、抽選
二日目→??
三日目→??
四日目→??
   ・
   ・
   ・
以下まで大会終了まで


<エンディング>
団体戦、個人戦終了後に、それぞれのエンディングを書いて終了。
基本的に、団体戦で優勝できれば、このスレの目的は達成されたことになります。

<ゲームオーバー>
団体戦でインターハイを優勝できなければ、伝説が終了、ゲームオーバー。
県大会予選で敗退しても、終了。リセットは二回まで。



※フリーとは、京太郎が行動を選択できる、通常の日々のこと。
※途中に、お泊りイベントやデートイベントが発生する可能性はあり。
※その他、適宜状況次第で変更の可能性あり、適当ですまんな。


立て乙です

前に闘牌システムのテンプレ面倒だって言ってたのでまたURLはっておくよ
まこ「振り返れば、新しい清澄の伝説はここに」5【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435469887/6-16)


>>10 ありがとう。

それじゃあ、ステータスとか麻雀とか能力、闘牌の説明は>>10参照で。

分からなかったから、明華かくろちゃーに聞けば答えてくれる


<お知らせ>

・現在、練習試合が終わったところ

・この後、お泊りイベントが進行

・以上だよー



ついさっきまで爆睡してたのもあって
遅くなったわ。



なんか他のスレの人にも心配させてしまったみたいで
色々と統率とれてなくてすまんね


一応、これからの方針だけど

・安価は絶対で。それはこれまでもそうだし、これからも。
 好きなキャラ・展開を選んでくれていい。
 取った人を批判したら、それは安価スレじゃなくなっちまうから
 ただ、皆の意見読んだから、状況に合わせて判定の仕方は色々変えるかもしれん。

・その他 
 麻雀システムとか、彼女のシステムとか、コンティニューとかは
 今のところ今まで通り。

・あとは、皆が楽しく読んでくれたら、嬉しい。そっちのが書いてても、楽しいし。
 最低限のネットマナーと思いやりもってくれれば、それで十分だと思う。




というわけで、これからもよろしく頼む

ごめん荒れるって>>1が考えたら何も言わなくていいんだけど
どの程度の難易度想定してるのかとかちょっと聞けたりしない?
やっぱり強い能力とらなきゃ負けるの確実なの?

>>24
答えるの難しい、なんでかっていうと、まだ合宿の内容とか
全員のキャラの能力決めてないから……ただ五段階でいうと、3.7くらいな気がする。


強い能力取った方が、もちろん勝率は上がると思う。
ただ、団体戦は、咲や和もいるから、カバーはできるといえばできる。
もちろん、京太郎が強いとかなり楽になるかな。

なおかわりになんぽさんがいるもよう…

究極の伝説は清澄のみで個人戦5枠?埋めかな

>>35
それは熱いな
ただ、衣が6位以下とか想像つかねぇ

確かオーダーは順番変えられたはず



前スレの>>738から



母さんは、ソファから立ち上がって、近くに寄ってきた。

親子だからこその、極端に近いパーソナスペース。

これが同級生の女の子だったらドキッとするんだろうけど


都「というわけで、母さんが返信内容考えてあげる!」

京太郎「いいよ! 余計なお世話だって!!」

都「いいじゃないの~ やってみたかったの、イマドキの高校生とそういうの!」

京太郎「いいって!!」


オバサンが近くに来てもなぁ……まぁ、見た目は若いけどさ。

あと疑わしい発言はやめてくれ。援助なんたらみたいに聞こえるじゃないか。


都「ほら、携帯貸しなさい――――――――――」



ピンポーーーーーーーーーン



都「――――――あら?」

京太郎「父さん帰ってきたね」

都「あれ、今日は出張のはずなんだけど」

京太郎「予定変わったんだよ。きっとそうだ」

京太郎「ほらほら、母さんが出迎えてあげないと。父さん拗ねるよ」

都「………メールの件はお預けね。また次の機会に」

京太郎「考えてとくよ(打たせてあげるとはいってない)」


ピンポーーーーーーーーーン


都「はいはい、早かったわね、何かあったの――――――はれ?」




小蒔「あの………」

初美「zzzzzzzzzz」

玄「……………」

宥「………………えっと」


都「……………」

一人せんべいが居ますね

>>53
??「年をとって垂れるくらいデカイよりも、小さい方がいいんですよー」



都(この女の子たちはいったい………??)

都(巫女服の子が二人、極端に厚着をした子が一人、普通に可愛い子が一人)

都(随分と、変わった集団ね………はて、私はこの子たちに見覚えはないわ)

都(葵さんも、今日は京都にいるし――――ということは、京太郎関係?)

都(このマニアックな服装――――あ、なるほど、そういうこと。)



都「京太郎、女の子4人も注文したの?」

京太郎「どうしたの、ついに頭おかしくなっちゃった?」

都「こっちに来て」

京太郎「何を訳のわからないことを――――――って」



小蒔「須賀さん……」

玄「須賀君!」

宥「こ、こんばんは」

初美「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」


京太郎「…………」

顔に(困惑)って書かれてそう



扉を開くと、そこには所せましと四人の子が立ちすくんでいた。

神代さんは、ドギマギしていて、薄墨さんは爆睡して神代さんに寄りかかってる

松実姉妹は、妹さんは変わらず元気そうで、姉さんの方は、すごく申し訳なさそうな顔をしている。



京太郎「こ、こんばんは…………?」


小蒔「こんばんは」

玄「ばんは!!」

初美「zzz……」

宥「夜遅くに、ごめんね……」


京太郎「あの……えっと、何から尋ねていいやら」

宥「ごめんねぇ……訳が分からないよねぇ……」

はっちゃんの方が年上なんだよなぁ…


玄関を挟んで、全員でその場に立ち尽くして

その膠着状態を破ったのは、母さんだった。


都「…………京太郎!!!」

京太郎「は、はい。なんでしょうか。」


おい、急に叫ぶな、勢いで敬語になっちまったじゃねえか


都「いつまでそこに女の子を立たせてるの?」

都「入ってもらいなさい、今すぐ!!!」


京太郎「えっ、でも―――――――」


都「でももへちまもないわ。どう見ても困ってるでしょ」

都「話を聞くのは後、ほら、案内してあげて!」

京太郎「お、おっけい。すいません、奥にどうぞ―――――――――」


宥「あ、ありがとうございます」

小蒔「すいません……」

玄「おじゃましまーす」

初美「zz……zzzzzzz……」

京太郎「あ、薄墨さんは、また俺が抱えていきますね」

小蒔「ありがとうございます……」


玄「うわぁ、すっごく広いおうち~」

玄「それにインテリアも素敵だね!! こういうのってえきぞっちくっていうのかな?」

玄「こういうのが、ウチにもあったらいいかも!」

宥「くろちゃん……元気だね」

玄「おねえちゃんがそもそも、心配し過ぎなんだよ?」

宥「だって……」


京太郎「よいしょ、と。ここでいいですかね……」

小蒔「大丈夫だと思います」

初美「zzzzzzz………」

小蒔「初美ちゃん……私のせいで」


薄墨さんは、ソファの上に。俺だったら、足が端っこからはみ出るんだけど

彼女は小柄だから、キレーーーーーに収まった。

ソファの裏側から見ると、誰もいないように見える。

??「カピバラ飼ってるんだ…その皮、あっかそうだね……」


都「さて……全員座ったわね? 私はここいる須賀京太郎の母。須賀都よ」

小蒔「こ、こんにちは」

宥「松実宥です、こんばんは」

小蒔「あっ……こ、こんばんはでした……もう夜でした」

都「いいのよ、気にしなくて」

玄「妹の、松実玄です!」

都「くろちゃんね、分かったわ」

京太郎「俺はいいですよね。今日はありがとうございました」

京太郎「ええと、こんな遅くに――――どうしたんですか?」

京太郎「もう、帰られたと思ってたんですけど……それに、どうしてここが?」


現在時間19時前。まだ5月だから、日は短く、この時間、外は普通に真っ暗だ。

長野、特に南信の方には、街灯が非常に少なく、歩くのには危険だ。車の交通事故だって、多発する。



宥「……えっと、私と」

神代「私から説明します。実は―――――」

 

 *
 *
 *



都「なるほど」

京太郎「それは、お疲れでした……」


話を整理すると

松実姉妹は、松実(妹)さんが言っていた通り、実家が旅館をやっていて

せっかくだから長野の旅館に泊まって、参考にしようと思ったらしい。

―――――が、直前になって調べてみると、意外と空きがなく

こうして路頭に迷っていたらしい。



永水の二人はというと、元々は新幹線で帰るつもりだったらしいのだが

電車に乗る前、長野のお土産を買うという事で少し自由行動があり

そこで、ペアになった薄墨さんと神代さん。疲れが溜まりに溜まって、その場に寝てしまう薄墨さん。

優しい神代さんは、薄墨さんを引きずっていくことができず、またその時は慌てていたせいか

携帯のことを忘れており、誰とも連絡が取れずにいたところを――――――



宥「偶然、私たちが見つけて――――それで、合流したの」

玄「そういうことなのです」

小蒔「初美ちゃんが、疲れないように私がしっかりしていれば――――」

都「……とりあえず、神代さん、だったからしら」

小蒔「は、はい!」

都「心配してる人たちがいるんじゃないかしら」

小蒔「そ、そうです! すぐに、霞ちゃんに連絡を――――」

京太郎「あ、俺がかけますよ。連絡先あるんで」

小蒔「あ、ありがとうございます!」


きちんと二人の無事を伝えて神代さんは、ようやく様子が元に戻った。

皆に心配をかけていたのが、堪らなかったんだろう。


都「事情は、分かったわ! どーんとこの、都さんにお任せよ!」

都「皆、今日はウチに泊まりなさい!!」

京太郎「ええっ?!」

都「困ってるじゃない。別に、ウチに空き部屋がないわけじゃないわ」

宥「えっ……」

玄「いいんですか、ありがとうございます!」

玄「このピンチは都さんに、お任せあれ!!」

小蒔「そ、そんな……申し訳ないです」

都「外で泊まるお金ももったいないでしょう?」

京太郎「ちょ、ちょっと待ってくれ。母さん、流石にそれはまずいんじゃぁ」

都「そう言うなら京太郎は、駅の角の漫喫で泊まるといいわ。ほら、2000円」

京太郎「ひでえ!!!」


そして、地味に2000円じゃ足りねえ!!

けっこうみんなネカフェに泊まったりするのかね?やったことねえなぁ…


小蒔「あの、須賀さんが出るくらいなら、私たちは――――」

都「あーあー京太郎、女の子に気を遣わせてるわよ」

京太郎「うぐっ……わ、分かった。よく分からんけど、とりあえず母さんに全部任せた!」

都「何言ってるのよ。母さんじゃなく、京太郎がみんなのお世話をするのよ」

京太郎「なんでだよ!!」

宥「あぅ、ごめんねぇ……疲れてるのに、気を遣わせちゃって」

京太郎「あ、いやその……」

小蒔「ご迷惑なのは、承知です……」

京太郎「嫌とかじゃなくて―――ああもう!!」


そんな捨てられた子犬のような目で見られたら――――


京太郎「なんでもこい!! 皆さん、今日は俺に全部任せてください!!!!」




都(それでこそ―――――漢よ、京太郎!)


宥「ほ、ほんとうにいいの……?」

玄「ありがとう!! お礼は、今日のおもち祭り!!」

京太郎「あれ先払いだったんですか……」

玄「そうだよ、須賀君この世にタダより高いものはないんだよ?」

玄「旅館で働いてるおねえさんとして、世の中のことわりを言っておくとね―――――」

宥「くろちゃん? 今日は、ここにお世話になるんだよ?」

宥「タダより高いものはないんだよ?」

玄「あっ……そうでした……ごめんなさい……」


妹さんは下を向いて、少しシュンとなった。

静かにしてると、仕草も上品だし、本当に麗しいどこかの令嬢みたいになるんだよなぁ。





初美「………ふわぁ………良く寝ました……??」

初美「はれ、ここはどこですかー?」

小蒔「初美ちゃん!!!」

初美「っ、ひ。姫様? そんなに、くっつかれると、痛いですよー……」

はいよおもち祭りひとつ入りました!


京太郎「目を覚ましましたか」

初美「あれ、パツキンさんじゃないですか」

京太郎「おはようございます」

初美「なんでこんなところに?」

京太郎「ここは俺の家です」

初美「……へ?」

京太郎「見ての通りですよ。神代さんも、ここにいて―――――話すと長くなるんですが」

初美「…………」

初美「110番、はと………」

京太郎「ちょっとまてぃ!! 誤解です、誤解!!!」

初美「5回? そんなに私は穢されてしまったですかー………これで私は巫女失格です」

京太郎「違いますってば! 寝込みを襲うなんて」

京太郎「俺がそんな卑怯なことをするはずがないでしょう!!」

初美「……心なしか、巫女服の前がずれてるように見えるですけど」



ぎく。今日何回か運んだけど、確かにその時にずれたかも。

ただ、それは不可抗力であって、避けられたラッキースケベではない。

だって巫女服だもん、仕方ないよね。



初美「これを機に、巫女もクビ、私の仕事も減りますねー」

初美「結果的にストレスも減って、万々歳かもしれませんねー」

初美「やったですねー」

京太郎「あ………もしかして冗談でした?」

初美「冗談に決まってますよー、なんとなく状況は理解しました」


薄墨さんはかるーく伸びをして、巫女服の裾を払って、全体を整えると

真っ直ぐ立って、こちらに向き直った。


初美「どうも、ありがとうございました。えっと―――――」

都「都よ、京太郎の母です」

初美「薄墨初美です。ご厄介になりますです。よろしくお願いします」

都「大歓迎よ。はっちゃんね」

初美「皆にはそう呼ばれてるですよー」

京太郎「俺のことも、パツキンはやめてくださいよ」

初美「お母さんも金髪ですしね……じゃあ、金髪野郎で」

都「なるほど、それで男専用になるわね」

初美「そういうことですよー」

京太郎「いいのかよ、自分の息子がそんな風に呼ばれてて……」

みんな考えることは同じで草


世間話もそこそこに、皆お腹が空いているだろうという事になって

母さんが、余りものでご飯を作ってあげていた。

俺はもう食ってたから、ソファに座ってテレビを見ながら

たまに会話に加わる、ということをやっていた。



玄「なるほど! 霧島には、そんなにいい温泉が!」

小蒔「もともと九州は火山帯なので、温泉は多いですよ」

初美「一般家庭に、温泉のお湯を入れることもできますよー お金を積めば」

京太郎「いいなぁ。長野って、山は多いけど、そういう恩恵はないよな」

宥「長野、いいところなんだけど、私にはちょっと寒いかなぁ……」





1そんなあなたにホッカイロ
2寒いならお風呂に入ればいいんじゃない?
3暖房をつけましょうか?


+2 77


そういえば、松実(姉)さんはいっつも寒そうにしてるな―――

旅館探したのも突発的だったみたいで、泊まることは想定してなかっただろうし、

服とかも、夏仕様なのかも。どうみても、真冬仕様だけど。


京太郎「松実(姉)さん、お風呂に入ります?」

京太郎「寒いんでしたら」

宥「あっ……えっと」

京太郎「あ、母さんは絶対いいって言いますよ。そこは大丈夫です」

宥「あの、その―――――――」

京太郎「どうしたんですか??」

宥「………えっと、あぅ…………あのね、えっと………ちょ、ちょっと」

宥「お借りしたいんだけどね、そのね……」





話術補正(Dだから、補正なし)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  察して、動く
成功  →+3  察する、はっちゃんに助けてもらう
普通  →+2  はっちゃんに助けてもらう
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3

78で成功



松実(姉)さんは、人差し指を下の方でもじもじさせながら

俯きがちに、恥ずかしそうに、言葉を濁した。


宥「あぅぅ………あの、やっぱり、その―――――」


入れない理由を考えてみた―――――そうか、分かった。

そもそも、泊りを想定してないわけで



京太郎(あれ、でもこれって、俺から何か言ったらセクハラじゃねえか……?)

京太郎(そうだ、母さん―――ちくしょう、今に限って母さんがなぜかいねえ、こーの肝心な時にあの金髪野郎!)



初美(……パツキンさん、気が付きましたです?)

京太郎(あ、薄墨さん……ええ、あれですね、アレ)

初美(そうですよー巫女服の私たちは、下はからっきしなんでいいんですけどー」

初美(普通は、こうなりますよねー)

京太郎(そこまで気が回らなかった……)



何気にすごいことを言われたような気がするけど

今は松実(姉)さんのことが先だ!

初めて読みましたが話術が一ヶ月で5しか上がってないのですがこのままのペースでオールAとかできるんでしょうか?
どうしてもオールAにしたい訳ではないけど他にも色々とステータスがあるから成長ものだしオールAを目指したい気持ちもあるので聞きました

長々と書きすみませんが教えてください



初美(とりあえず、ちょっくらドラッグストア行ってくるですけど)

初美(この近くに?)

京太郎(あります、このチラシに地図が)

初美(手際がいいですねーそうやって私の服も脱がせたんですねー)

京太郎(やめてくださいよ、そもそも巫女服って簡単には脱がせなそう――――)

初美(でもないですよ。今度試してみてくださいーーそれではっ!!)

京太郎(あ、ちょっと!!)

初美(なんです、今は緊急事態ですよー)

京太郎(…………これは、決して喧嘩をうってるわけでは)

初美(濁さなくていいですよ、早く言うですよー)

京太郎(……………)

京太郎(下着の―――――サイズは考えてくださいね)

初美(…………ほぅ?)

初美(起きてみると、姫様はともかく、パツキンさんのお母さんも含めて)

初美(とんでもない巨乳の持ち主に囲まれてる状況で、私がそれを気にしてないとー?)

京太郎(い、いえそういう意味じゃ―――)



初美(そもそも、普段から私は巨乳に囲まれてるんです。巨乳の壁に、取り囲まれてるんですよ?)

初美(ウォール・バスト・エイスイですよ? 私はそこで、最下等の生活を強いられているんです)

初美(一度永水に来れば分かりますよー)

京太郎(なんて羨ましい……)

初美(………正直すぎで、眩しいですよー)ドンビキ

京太郎(とにかく、じゃあ大丈夫ですね!)

京太郎(自分用のは買ってこないでくださいね!!)

初美(………とんでもない変態ですね)

京太郎(え?)

初美(まさか、私がお風呂に入った後、その裸体に汗の染み込んだ巫女服を着させるつもりですかー?)

京太郎(あっ)

初美(そうですか、私と姫様には、お風呂には入るな――――あるいは)

初美(裸で、その上からパジャマを着ろって言うんですね………)




話術補正(Dだから、補正なし)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  そうです(直球)
成功  →+3  すいません、松実さんのことで頭がいっぱいで――――
普通  →+2  そんなわけないじゃないですか
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3



38で普通



京太郎「そ、そんなわけないじゃないですか!!」

初美「ほんとですかねー?」

京太郎「そうですよ、ちょっと頭がパニくってただけで――――――」

初美「――――ふふっ、冗談です。ちょっとからかっただけです」

初美「ともかくも、行ってきますよー」

京太郎「よろしくお願いします、本当に―――助かります」




初美「まぁ………実のところ」

京太郎「?」


薄墨さんは、玄関のドアを開けて、背中をこちらに向けたまま

声を弾ませて、俺に答えた。


初美「パツキンさんの、その正直なところは、嫌いじゃないですよー」


京太郎「……え?」


初美「練習試合してる時に、思いましたよ。パツキンさんの周りには、いつも人がたくさんいて」

初美「色んな人と、楽しそうに話をしてて――――愛されてるじゃないですか」

京太郎「え、あ、そ、そんなこと……」

初美「そうだと思うですよー 姫様も、きっとそう思ってます」

初美「霞ちゃんも、個人練習してる時、楽しそうでしたしー春ちゃんは言うまでもなく」

初美「巴ちゃんだって、初心者初心者言ってる割には、楽しんでましたよ?」

京太郎「………」

初美「それじゃあ長くなりましたけど。着替えの手配とか、そのほかもろもろ」

初美「お願いしますね~~」



バタン




京太郎「……………おぉ」

京太郎「薄墨さん――――すっごく周りをよく見てるな。頭の回転も、速いし」

京太郎「あんなに、小さい人なのに」

京太郎「ちょっと、大人っぽく見えちまったじゃねえか……」


リビングに戻ると、皆座って待っていた。

とりあえず、間接的に状況を松実姉妹、神代さんに伝えておいた。


宥「あ、ありがとう……」

京太郎「ごめんなさい、気が付けなくて、色々……」

宥「ううん、いいの。私が、準備してなかっただけだから」


松実さんは、立ち上がって、すすっと俺の方に来て

また、俺の頭を、撫でてくれた。


宥「ありがとう……」

京太郎「あの……」

長野旅館に偵察での宿泊計画を立ててたのに着替えを一組も持ってきてない松実姉妹アホ可愛い


宥「お風呂のこと。私、普通の人より寒がりだから……でも、私のために、いつも暖房とかつけてもらうの悪くって」

宥「初めて会う人には、なかなか気が付いてもらえなくって」

宥「だから、嬉しかったの」

京太郎「いえ。気にしてないです、その―――――あたま……」

宥「須賀君は、兄弟いない?」

京太郎「いないです」

宥「そっか。じゃあ、今日は1日、私がおねえちゃんになってあげるね――――」



松実さんの頭の中で、どういう理屈が通って、そうなったのかは分からなかったが

少なくとも俺にとっても、宥さんに撫でられるのは、悪くなかった。

きっと、妹さんをよく撫でてあげるから、撫で上手なんだろう。

気持ちがよくって、ついつい身を任せたくなる、宥さんの手のひらには、そんな心地よさがあった。



宥「ふふっ……おわり」

宥「また、してあげるね……?」





ところで後ろから、ずるいよ須賀君!!と声が飛んできたから

タダより高いものはないんだぞ、と適当に返したら

おねえちゃんのナデナデはプライスレスだもんと返ってきたので

めんどくさくなって、無視しておいたのはご愛嬌だ。



ちょっと疲れたのでごはん休憩や。みんなも、目を休めてな。



宥の好感度+3  31→34
初美の好感度+2 31→36→38


>>134 
オールAまでは、よほど運に全振りしてないと、無理かも。
これはちょっと難しいと言わざるを得ない。

ただ、麻雀以外のステータスを大きく上げられるところはあるよ。
そこで、できるだけ稼ぐといいかも。


スケジュールには書いてないイベントもあるからね。


>>172

穏乃「よっし、帰ろうか!!」

憧「でも、せっかく長野に来たのに、トンボ返りってのもね~まあ、明日予定あるから仕方ないけど」

玄「………そうだ! おねえちゃん!!」

宥「どうしたの?」

玄「せっかくだからry――――――」



こうだから(震え声)




それでは、また一時間か二時間後に


薄墨さんが帰ってきて、準備が整ったので

まずは松実姉妹から、お風呂に入ることになった。


小蒔「………」

京太郎「………」


それと、薄墨さんは少し石戸さんと話がある、と言って

電話をしに外に出ていった。

図らずも、神代さんと二人きりになってしまった。


京太郎「あ、暑かったりします?」

小蒔「だ、だいじょうぶです!」

京太郎「そ、そうっすか」


京太郎「………」

小蒔「…………」


少し、気まずい。


話題探し、話題探し―――――



京太郎「う、薄墨さん、石戸さんに何の用事ですかね? わざわざ、外まで出て――――」

小蒔「どうでしょうか。でも、たまに霞ちゃんと、初美ちゃんは、一緒にどこかにいなくなる時があります」

小蒔「何か、お仕事をしてるんだとは思うんですけど」

小蒔「聞いても、はぐらかされるので……」

京太郎「そうなんですね」

小蒔「……須賀さん」

京太郎「は、はい?」



考えてみれば、こうして二人きりで話すのは、まだ二回目だ。

一回、先鋒戦の後に、寝坊の話で盛り上がったけど

まだ、お互いの距離を掴み切れていない感じがある。


小蒔「今日は――――本当に、ありがとうございます」

小蒔「練習試合の時に、手を貸してくださったのも、そうですし」

小蒔「こうして今日場所を提供してくださって……」

京太郎「いやいや、ここ俺の家って言っても、父さん母さんの家ですよ」

小蒔「でも、須賀さんがいなかったら、私たちは大変なことになってたかもしれません」

小蒔「それに―――――そのことに限ったことではありません」

小蒔「永水の皆さん……皆さんが、皆さん。今日、須賀さんにお世話になりました」

小蒔「永水の代表として――――改めて、お礼を伝えたいんです」

京太郎「お、俺本当に何もしてないです。そう言ってくださる方が多いんですけど」

京太郎「実際のところ、教わってばっかりで――――」

小蒔「須賀さんがそう思っていても。皆さんは、そういう風にはとらえてないんです」


京太郎「……………」


小蒔「あんなにいきいきとした、春ちゃんは、私は初めて見ましたし―――ー」


『あれで、一目ぼれした』

『とにかく、応援したくなった。だから、あのとき頭をなでたくなった』


小蒔「霞ちゃんだって、あんなに熱心な子は、久しぶりに見たと―――――」


『くすっ……なんでかしらね。貴方に尽くしたくなるくらい、貴方が、魅力的だったかしらね?』

『よく頑張ったわね』

『ここまで、熱心に聞いてくれるのも、久しぶりだから――――』



小蒔「二人とも、嬉しそうでした。また、話したい、と」

小蒔「だから、私はどうしても、『ありがとう』と言いたくて――――」



『パツキンさんの、その正直なところは、嫌いじゃないですよー』

『色んな人と、楽しそうに話をしてて――――愛されてるじゃないですか』



俺は―――――――




『須賀ーしっかりしろよー?』

『勉強も麻雀も、今んとこぱっとしてないんだから』




俺は―――――――いつからだろう。




『お前、そんな境遇でよく我慢できたな。ちょっとおかしいんじゃないのか』

『なぜ、何も言い返さないんだ』





―――――夏のあの暑い日 会場を揺らすような大歓声の中


優勝杯を高く掲げて、壊れるんじゃないかってくらい強く抱き合っているみんな


観客席で、まるで別世界にいるんじゃないかってくらいの高さから、見下ろしていただけの俺


それでも、あいつらのキラキラとした笑顔に、俺もすっげぇ嬉しくなって


それでも、なんだか物寂しい気持ちになっていた昔―――――


小蒔「だから――――――――っ、す、須賀さん?!」

京太郎「……っ……」

小蒔「あ、あの……何か、私、まずいこと、言ったでしょうか………」

京太郎「っ、んでも、ないっす………」

京太郎「ほんと、すいま、せん……」



不思議と零れてくる涙を、俺は拳骨で拭った。

濡れた拳に視線を落とす。リビングのライトに当てられ、照らついている。



いつからだったのか――――――俺が。

俺が、何かを与えられる側じゃなくて

誰かに、何かをしてあげられる側に、なっていたのは。


小蒔「………これで、拭いてください」

京太郎「ありがとう……ございます。すいません」


あらかた拳で拭ったつもりでいた涙は

顔中に広がり、目元や鼻周りを、湿らせていた。


京太郎「カッコ悪いところ、お見せしてしまって……恥ずかしいっす」

小蒔「いえ、そんな風に思う人は―――誰もいませんよ。少なくとも、私は思いません」

京太郎「ありがとうございます……」

小蒔「そんなのでしたら、今日の朝の私なんてもっと恥ずかしいところを――――」

京太郎「朝の?――――――あっ」

小蒔「そ、その………重くてごめんなさい……」


そういえば、お姫さまだっこ……したんだった。

一瞬の出来事だったし、振り返る暇もなかったけど

改めて本人を目の前に、振り返るってのも―――――





話術補正(Dだから、補正なし)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  ………もう一度やって、確かめましょうか
成功  →+3  むしろ、役得でしたよ
普通  →+2  全然、軽いくらいでしたよ
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3


まだ出会ってから一日もたってないけど、神代さんは、すごく奥ゆかしい人だと思う。

自分のことになると、すごく評価が低くなる。

俺は、そんなことないと、伝えたかった。神代さんが、俺にしてくれたみたいに。


京太郎「………もう一度、しましょうか?」

小蒔「もう一度……?」

京太郎「ですから―――――もう一度。お姫さまだっこ」

小蒔「えっ?!?  な、ど、どうしてですか?」

京太郎「いや、だって……朝もそうだけど、自分のこと、重い重い言うじゃないですか」

小蒔「だって―――私、そんなに痩せてませんし……むしろ――――きゃっ!?」



京太郎「ああ、もう。どこか重たいって言うんですか」



俺は、ソファに腰かけている神代さんの隣に行き

強引に、持ち上げた。朝の時は、優しく包み込むようにしたけれど

今回は、少し引っ張るように持ったため、荒々しい触り方になったかもしれない。


京太郎「楽勝です。男の俺ですからね」

小蒔「あ、あ………」

京太郎「ほら、俺の顔見てください。余裕の顔つきじゃないですか?」

小蒔「だ、だめです」


顔真っ赤にして、俯いたまま俺の方をまともに見てくれない。

足をバタバタさせる神代さん。よほど、恥ずかしいと見える。


京太郎「神代さん??」

小蒔「お、降し………」

京太郎「下ろしませんよ、俺が非力みたいじゃないですか」

小蒔「や、でも………」

京太郎「ダメです」

小蒔「うぅ…………」


五分経過。

神代さんは、すっかり黙ってしまった。

もう、観念したのかもしれない。


京太郎「ほら。五分だろうが、十分だろうが」

京太郎「神代さんなら、いつまでもお姫さまだっこできます」

小蒔「…………」

京太郎「もう、これで自分のこと、重たいとか言っちゃダメですよ」

京太郎「もし言ったら、またこうやって確かめに来ますからね」

小蒔「……もぅ。須賀さん……」

京太郎「………嫌でしたか? すいません、途中からちょっとノリノリになりすぎて」

小蒔「……ふふっ……私を、抱っこし続けて―――腰を痛めても、知りませんからね」

京太郎「それで痛めちゃうなら、本望です」

小蒔「………その時は」

京太郎「??」

小蒔「その時は、須賀さんが……良くなるまで」

小蒔「私が、いっしょうけんめい、看病しますからっ」

小蒔「私の看病は、厳しいですからね、覚悟してくださいっ!!」



最後に神代さんは、俺の胸に顔をうずめて、一瞬だけ抱き着いてきて

下ろしかけていた腕から、するりと抜けていった。

照れ隠しの反動なのか、首を横に小さく振って、自分を誤魔化すかのように

ぱたぱたと巫女服をフローリングに擦りながら、薄墨さんがいる、玄関の方へかけていった。




小蒔の好感度+5
小蒔:31→36→41



神代さんがどこかへ行って、はや10分。

時間が経つごとに、自分の先ほどの行為を恨めしく思う度合いも増してくる。


京太郎「…………うわあああああ!!!!」


俺は、いったい自分の家で何をやっていたんだ。

突然、女の子を無理やりお姫さまだっこして

『楽勝です。男の俺ですからね』―――――馬鹿か!!!!

やってることは、高校生が小学生の喧嘩に乱入して、『ボコしてやりました、楽勝っすよ』って言ってるのと大差がねえ。



京太郎「ダメだ。耐えられない。誰かに一言釈明したい。メールを送るぞ!」

京太郎「……しかし、事情が事情だ。清澄のみんなは、練習試合で疲れてるし」

京太郎「他に知ってる相手で、夜でもすぐに帰ってくるのは――――よし」




ピッツピッツ



from 京太郎
to 東横

件名 やらかした

本文 
女の子に恥ずかしいことをやってしまった。
とても動揺している。
その心のおさめ方を教えてくれ。


京太郎「これで、よし……………………えっ?」


ブーッブーッブーッ


京太郎「え、もうきた……なにこれこわい」


from 東横

件名 RE:やらかした

本文 
久しぶりっすね。
でも、須賀さんは存在自体が恥ずかしいんで、そんなに問題なくないっすか?



京太郎「ひでえ言いぐさだ!! ちくしょう、東横に相談したのが間違いだった…………ん?」

京太郎「下に、まだスクロールできる―――?」



本文 
久しぶりっすね。
でも、須賀さんは存在自体が恥ずかしいんで、そんなに問題なくないっすか?
   ↓ 
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓ 
   ↓
   ↓
   ↓ 
   ↓
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   ↓ 
   ↓
   ↓
ここの本文に気が付けたら、相談に乗ってあげてもいいっすよ。
電話でもメールでも。どちらでも。今日は起きてるんで。
  


京太郎「………素直じゃねえな、相変わらず」


京太郎「でも、なんかちょっと落ち着いた。メール打ってたからかな」

京太郎「東横を待機状態にさせておくのも悪いし……ありがたいけど、断っておこう」



from 京太郎

件名 RE:Reやらかした

本文 
返信ありがとう。ちょっと東横にメール送って、気が楽になったわ。
ちょっと今、実は立て込んでるんだ!!

また、話せるときに、話そうぜ!!



京太郎「これで………」



ビビビビ



京太郎「返信マジ早ぇ。東横、ずっと携帯持ってるのかな」



from 東横

件名 RE:Re:Reやらかした

本文 
なし



京太郎「空返信かよ!!!!」


というわけで、今日はここまで

次回は、お風呂から出たくろちゃーのターンだね


イメージ、玄が終わればあと判定は一回づつあって
ちょっとしたレクレーションやります。
王様ゲームでも、トランプでもなんでも
案があったら、また書いといてくれれば入れるぜ




今日も更新楽しかった、みんなありがとうな
明日も、やるよ。土日はしっかりやりたいからね
それじゃあ、おやす明華ーーー

おはるる
ちょっと用事は入ったから

夕方以降になりそう

あいさ
案ってほどじゃないけど
>>250みたいにメールイベント組み込むなら1くらい好感度あがってたら面白そうかなと
内容にもよるだろうけど

悪い、遅くなったわ

あんま更新できんけど、ちょっとだけやる



>>274
誰かが選んだんならいいけど、俺が任意で選んで勝手に上げるのはアレかな。
なんか判定考えればいいんかもしれんけど


初美「どうもー」

京太郎「あ、薄墨さん」


はっちゃんが戻ってきた。

今さらながら、俺はパツキンさんと呼ばれているのに

薄墨さんって普通に呼ぶのは気が引けるな。

ちょっと呼び方、後で考えよう。



京太郎「さっきはありがとうございますした」

初美「いえいえーこういうのは慣れてるんで」

初美「それはそうと。堪能できましたか、巫女服はー」

京太郎「え? それはどういう――――――」

初美「とぼけないで下さいよー姫様をお姫様抱っこだなんて、洒落たことやってたじゃないですか」

京太郎「っ?!」


み、見てたのかこの人―――――!!


初美「恥ずかしくって、出てこれませんでしたよー」

京太郎「ち、ちなみにどこから――――」

初美「いや、最後のとこだけですよ」

京太郎「な、なんだ……」

初美「泣き虫けむしさん」

京太郎「全部見てんじゃねえか!!!!」

初美「こっちも見たくて見たんじゃないんですよ?」

初美「急に泣き出したと思ったら、私たちのお姫様を口説くだけ口説いて無理やり抱っこして」

初美「『漢の俺ですよ』とかドヤ顔……」

初美「挙句の果てに、自分の行為を悔いたのか知りませんけど」

初美「姫様が行った後は、『うわあああああああああああ』とか醜く叫ぶ始末―――――」

初美「続けざまに女々しく女性にメールで、『俺は悪くないよな』アピール……」

京太郎「もう殺してくれ……殺してください」

初美「いいですよ。予算次第では相談に乗りましょう」

京太郎「この人血も涙もねぇ!」


初美「ま、いいじゃないです? 堪能できたでしょー」

京太郎「え、何をですか」

初美「言ったじゃないですか。何もつけてないって」

京太郎「……………あ」



そうだった。巫女服の下は

神代さんの柔らかく、温かい、生まれたままの姿が――――――――



京太郎「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」

京太郎「忘れてた、忘れたぁ!!!!!」

京太郎「うわぁ、超もったいねぇ!! 超もったいねぇ!!」

京太郎「何やってんだ、俺――――くっそ! くっそ!!!」



小蒔「須賀さん。どうかしましたか?」

京太郎「いえ、薄墨さんと麻雀界の未来について、議論してたんです」

京太郎「こんな自分に何ができるかって考えてたんですよ。そしたら、テンションが上がってしまって」

小蒔「わぁ……さすがですね、須賀さん!」

京太郎「それほどでもないですよ」

小蒔「私も見習わないと……私も一緒に、考えさせて下さい!」

京太郎「もちろんですとも」

初美「………」




初美(この泣き虫パツキン、初心者のクセして……麻雀界の未来とは。もっとマシな嘘をつくですよー)

京太郎(って目を薄墨さんがしてる。知ったことか、神代さんに嫌われるくらいなら、俺は千の嘘を付ける!!)



それから麻雀界についての話が始まったのだが

根本的に俺は知識が足りてないから、薄墨さんと神代さんの話が全く理解できない。

しかも神代さんがあまりに真剣に考えてくれるから

途中から罪悪感が半端じゃなかった。嘘、ダメ。絶対。



宥「おふろ、いただいたよ~~」

玄「いただきました!!」

初美「お二人ともお帰りなさいー」

小蒔「次は、えっと……」

初美「んー、どうしましょう?」

初美「まぁ、主に決めてもらえばいいんじゃないですか?」

京太郎「あ、主って俺ですか」


なぜか母さんの気配がない。部屋にもいないみたいだし、本当にどこ行ったんだ。


京太郎(俺が先か。永水の二人が先か、か)





1俺が先に入りたいな。他意はないぞ。
2一番最後だと嬉しいな。別に深い意味はないけれど。



+1-3で最大コンマ


京太郎「とりあえず、俺が先に入っときましょうか」

初美「なんですかその『とりあえずビールね』的な軽さは」

京太郎「ダメですか?」

小蒔「いえ、お湯をお借りできるだけで嬉しいです」

小蒔「ね、初美ちゃん」

初美「それはもちろんですよー ただ、やっぱり須賀さんも男の子ですから~」

初美「姫様も色々と、気になると思いまして」

小蒔「色々? 男性だから? ……………………」

小蒔「……………っ」



あ、顔からボンって音が聞こえた。さっきの抱っこを思い出したんだろうか。

俺にとっては、もはや黒歴史だ。ただし、抱きごこちは極上でした。



玄「あ、須賀君私たちの入った後だね!」

京太郎「そ、そ、それがなにか??」

玄「いやいや、いやいや? ね、だってそういうのって――――」

玄「男の子のロマンだって赤土先生が!!」

宥「くろちゃん……おねえちゃんそういうのは感心しないなぁ……」

宥「須賀君だって、困っちゃうよね? ごめんね」

宥「赤土さんにも、今度言っておかないと……」

初美「でも、心なしか須賀さんは嬉しそうですよー?」

宥「え……す、すがくん……?」

京太郎「ち、違います違います!!」






1別に変なことなんて考えてないです!!
2だって順番的に仕方がないじゃないですか!!
3嬉しいといえば嬉しいですけど、そういう意味じゃ!!


+2

77で


京太郎「う、嬉しいといえば嬉しいですけど、そういう意味じゃ!!」


あ、何か今の言い方は誤解されかね―――――


初美「あーやっぱりそうなんじゃないですかー」

初美「女の子と同じ湯船につかるって、やっぱり嬉しいんでしょうね~」

玄「おねえちゃん、赤土さんも同じこと言ってたよ!」

宥「あ、あぅ……そういわれると、なんだか……恥ずかしいよぉ」

京太郎「違います、松実(姉)さん! 決して、決して変なことは!!」

宥「…………ほんと?」

京太郎「本当です!! 俺の目を見てください!」

宥「…………」ジー

京太郎「誓います、心臓をささげてもいい!!」



本音のところ、ここにいる女性の裸を見れるとしたら

それはそれで、心臓を捧げてもいい。


小蒔「す、須賀さんなら私は信頼してますからね!!」

宥「だ、だよね。私もそう思ってるからね、須賀君」

京太郎「神代さん……松実(姉)さん……」

玄「須賀君は紳士なのかな?」

京太郎「た、たぶん……」


玄(うーん、赤土さんが言ってた男の子ばっかりじゃないのかなー?)

玄(これは、もう少し調査をしておく必要があるのです……)



初美「上手くこの場を切り抜けましたね、パツキンさん」

京太郎「そういうこと口にしないでもらえますか……」


なんかこの話題が続くのは、俺にとってまずい気がする。

話題を変えよう、そうしよう。



京太郎「それはそうと、今度から、俺薄墨さんの呼び方変えます」

初美「ほぅ、それまたどうして」

京太郎「だって、俺のこと名前で呼ばないじゃないですか。だから、俺も薄墨さんって呼ぶのやめようって」

初美「うーん、そういう理由ですか」

京太郎「どういう理由だと思ったんですか」

初美「いえ、もっと面白い理由があるのかな、と思っただけですー」

京太郎「なんか怒られた気がする」

初美「それはそうと、せっかく呼び方をを変えるんですからー」

初美「ここは、期待していいんですか?」

京太郎「期待に応えられてるかどうかは不明ですが――――――」




1ベーシックにはっちゃんって呼びますよ
2薄墨さんと初美のあいのこで『うすみー』
3ぺーちゃん。理由は言いません。
4可愛らしいから『はつみん』

+1~4で最大コンマ

こういう選択肢って文章が変わるだけの軽いものと思っていいの?
それとも好感度変動したり、好感度ではないけど何かのフラグになったりとか?


京太郎「ぺーちゃん。理由は言いません」

初美「………………」


薄墨さんは、少し驚いたような表情をしてから

複雑そうな、なんとも表現しづらい顔をして、それから笑った。


初美「パツキンさんは、ほんとデリカシーないですねー」

京太郎「パツキンって呼んでるから、その仕返しですよ」

初美「ふふっ……その呼び方、いいでしょう。その代り、後悔しますよ?」

京太郎「後悔?」

初美「だって、そういう性癖の人って思われますからー」

京太郎「うっ……確かに」

初美「それでも良ければ呼んでくださいです」

京太郎「ぐ、ぐぬぬぬ……」

初美「それはそうと、そろそろお風呂に入ってきたらどうですかー」



悔しい、パツキンは確かに失礼だけど、そのまま事実を言っただけ

俺のは、男が言うと変態ととられかねない―――不公平だ、こんなの!!

しかし、言っても仕方ない――――ここは、俺が引き下がるか。



京太郎「……お風呂、行ってきます」

小蒔「ごゆっくり。疲れを取ってきてくださいね」

初美「いってらー」

宥「いってらっしゃい」

玄「なのです!!」







宥「あれ? くろちゃん、どこに行くの?」

玄「あわっ?! ちょ、ちょっとトイレに―――――」

宥「そうなんだ。気を付けてね~」

玄「う、うん」


玄(おねえちゃんに嘘ついちゃった……でも、これも、真実を知るため!)

玄(松実玄―――――――出撃なのです!!!)

今日はここまでやー


>>320
こういう選択肢は、今後女の子以外のとこでも出るけど
好感度はそのまま。京太郎に対する印象とか、ストーリーが変わる。
何でもない軽いものから、物によっては大きくストーリが動くことがある。

基本的には、気楽な感じでいいよ。



日曜なのにあんまできんかったのは残念だけどしゃーないな

それじゃあ、おやす明華

こんばんはるる

こんばんはっちゃん

更新しますーみん


現在時刻、21時前。現在場所、須賀家お風呂場。

シーンとした脱衣所に、洗濯機の微動音だけがせわしなく響く。

その落ち着きのない音は、自身のソワソワとした心情を表しているように思えた。




京太郎「ふぅ………なんか、やっと一人になったな」

京太郎「本当に疲れた……今日は、いろいろありすぎた」




それもそのはず、昨日の夜、東横と電話して今朝は大寝坊し

慌ただしく始まった、初めての練習試合、慣れない状況下での、立ち振る舞い。

帰ってからも、日記で復習。隣でうるさく口を挟む母さん。いや、これはいつも通りだからいいとして

極めつけは、このおもち祭りならぬ、女の子わっしょいのナニコレ状況――――――――


京太郎「……クラスの友達に話したら、羨ましがられそう」

京太郎「―――――さて」


一息ついて、風呂場の戸を開放する。

刹那、けだるく生ぬるい湿った空気が顔をつき

そこに残る、なんとなく、むわっとした甘い匂い。

なんだこれ、市販のシャンプーに下半身を熱くさせる成分でも入ってんの?


京太郎「……………」


考えるのが嫌でも、勝手に頭が想像して、松実姉妹の裸体を作り上げる。

それに加えて、神代さんをお姫さまだっこした時の感触が戻ってきて――――――


京太郎(――――――アカン)


これって、興奮しても、俺は悪くないよね?





1それは仕方ない
2こういう時こそ紳士的な振る舞いしなきゃってはやりんが言ってた


+1~3で最大コンマ



仕方ない―――――そう言ってしまえば、それはそれまでだが

仮に、興奮するとして――――いや、思いっきりしてるんだけど

そういう時にこそ、紳士的に振る舞わないといけないって、はやりんが言ってた気がする。


京太郎「だから、俺はここで致したりもしないし」

京太郎「湯船のチェックだって、丹念に行ったりはしないのだ」


玄(いたす? どういう意味だろう……特別な言葉かな? 後でおねえちゃんに聞いてみよう)

玄(……須賀君、思ったよりも普通そう。やっぱり、赤土さんが嘘ついてたのかなぁ)

玄(灼ちゃんは、『春ちゃんはそんなこと言わない!』って言ってたし……)


京太郎(くっ…………ぐうううぅぅぅ!!)

京太郎(…………静まらねえ。仕方ない、だって昨日の夜東横の電話のあとしてから)

京太郎(だいたい24時間経ってるし、これは自然の摂理。はやりん関係ない。)


玄(とりあえず、調査は終了なのです――――覗いてたこと謝らないと)

玄(でも、ここで入るのって、なんだか私へんたいさんみたい?)


京太郎「あ、俺下着忘れてんじゃん……一旦部屋戻らないと」

玄(へ?)



京太郎「さっさと行くか―――――」


ガラッ


京太郎「へ?」

玄「…………………」

京太郎「………………」


明らかに覗いてたって感じの四つん這いの姿勢

僅かな隙間から覗いてたからなのか、片目ウインクで玄さんバッチリキマってるねー


玄「も、もしもし、こちら松実玄です」

京太郎「…………そこで何やってるんですか」



うまく悪事を隠していたのに、うっかり親にばれてしまった時のよう

『どうしよう! どうしよう!』 って玄ちゃんの顔に書いてあっていじめたくなる。




玄「ええと……」

京太郎「まさか、覗き――――」

玄「ち、違うよ!!」

京太郎「それじゃあ……?」


玄(はやく、はやく言い訳、言い訳―――――)


玄「ちょ、ちょっと、忘れ物をば!」

京太郎「忘れ物?」

玄「そうなのです!」

京太郎「そうだったんですね。なら何も覗かなくたって」

玄「は、早く欲しかったのです。だから、ここで須賀君がお風呂に入るの待ってたんだよ!」

京太郎「ふーん……」


じゃあ、覗く必要はないんじゃないか、とか

苛めるのはやめておこう。女の子に覗かれるなんて、むしろ役得役得。


京太郎「まぁ、俺も下着取ってこないといけないんで。取ってくれていいですよ」

玄「了解なのです!!」



せっかくだし、もっと苛めてみよう。

俺の身体覗かれかけたんだし、タダでは返さないぞ。



京太郎「…………」

玄「……………???」


京太郎「あれ、忘れ物あったんじゃ?」

玄「え、あ、そうなのです!」

京太郎「取らないんですか?」

玄「え、え~~~~と…………」

京太郎「……忘れ物なんて、本当は何もないんすね」

京太郎「ということは、やっぱりのぞ―――――――」

玄「あ、あるもん!! 須賀君がいるから、言えないの!!」

京太郎「言えないって……ないって言ってるようなもんじゃないですか」


玄「じゃ、じゃあ言うのです」

京太郎「言ってみてくださいよ」

玄「…………し」

京太郎「し?」

玄「―――――――したぎ!!!」

京太郎「…………へぁっ?!!」


な、なに言った今、この人!!


京太郎「ちょ、ちょっと、ウソつかないで下さいよ!!」

玄「嘘じゃないもん! 私、下着をお風呂場に忘れたの!!」

京太郎「絶対嘘でしょう!! そんなのどこにもなかったですよ、ちゃんと俺探したし!!」

玄「さ、探したの?!」

京太郎「あぁっ、しまっ――――」


玄「須賀君、須賀君が私たちの下着をトレジャーしてたのです!!!!!!」

玄「やっぱり、やっぱり、赤土さんの言う通りだよ」

玄「うわぁぁぁ!!」

玄「おねえええちゃああああああああんんんん!!!!!!!」


や、やべぇ!!

このままリビングに戻った松実さんは、あることないこと、あの3人にぶちまけて―――――――

最悪のケース、マスコミにまで知れ渡って、清澄高校の種馬とかいう二つ名が!!!!

それだけは阻止しなければ!!


京太郎「はっっ!」

玄「須賀君がぁぁぁぁぁぁぁ―――――ふぐゅっ?!」


京太郎「………いいですか、松実さん。落ち着いてください」

玄「ふごっ、ふ、ふがふん、はなひて!!」


口を手で押させて、羽交い絞め。

こうなると、形振り構っていられないぜ!


京太郎「ダメです、約束してください。今俺が言ったことは忘れると」

京太郎「聞いてますか、松実さん」

玄「ふ、ふがく……」

京太郎「何ですか?」

玄「へ、へめてふひだけはあへてぇ……」

京太郎「え?」

玄「ひ、ひきがへきないよぉ……」

京太郎「あっ……」


すぐに俺は手を離した。ちょっと、夢中になりすぎたかも。


玄「……こ、こほっ……」

京太郎「す、すいません。ちょっと、やりすぎました――――」

玄「…………っ」

京太郎「あ、あの……?」

玄「ちょ、ちょっと後ろ向いててほしいのです」

京太郎「え?」

玄「は、はやく」



声がうわずっている、松実さん。

両腕をクロスして、上半身を見せないようにして、身体を抑えている。

もしかして、本当に今のでどこか痛めたんじゃ――――


京太郎「だ、大丈夫っすか。良かったら、手を貸しま――――」

玄「――――したぎ!!」

京太郎「………へっ?」

玄「い、今ので、ちょっと、ずれちゃったのです……」

京太郎「あっ、えっ、ずれっ?」

玄「だ、だから、ちょっとだけ、うしろを……」

京太郎「あっ、はい……」



素早く俺は後ろを向く。下着のラインを直すのに合わせて、布のこすれる音が聞こえる。

ふと我に帰って、松実さんがスタイル抜群の、超絶美少女であることを思い出す。

視覚を遮断されて、逆に妖艶さが増すのは、なんだか不思議な気がした。



京太郎「な、直りました?」

玄「も、もう少し――――」

京太郎「………」

玄「す、須賀君?」

京太郎「あ、なんですか?」

玄「えっと、ちょっと手を貸してもらえないかな?」

京太郎「へぁっ?!」

玄「ちょっとだけ、紐を」

京太郎「わ、分かりました、上手くできるか分かりませんけど」






器用補正(Dだから、補正なし)
+3でコンマ判定(大失敗01~10 失敗11~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99 00は超成功 44は大失敗)

超成功 →+8  
大成功 →+5  胸!
成功  →+3  下手!
普通  →+2  上手!
失敗  →なし  ストレス+1 
大失敗 →-1&ストレス+3

今日はここまでで……

ちょっと今日は頭働いてねぇな。
やっぱ元気な土日にやりたいなー


それじゃあおやす明華……

やっはろー

昨日は待っててくれた人いたらすまんかったね
今週は平日厳しそうだわ

また週末にな

おやすミョンファ

おはるる
何時くらいって今さ!


なんか今日、色々予定ははいっちまったから
ほんと少しだけになりそうだ……そこはすまんね



75で成功




松実さんは、今はキャミソールを着ていて

夏らしい、涼しげな服装をしている。お姉さんとは対照的。

露出した首回りや肩の、肌色感が眩しい。



京太郎「こ、こうっすか?」

玄「ち、ちがうよ……そっちは逆側!」


ブラのひもが、キャミソールの肩紐に重なっている。

必然的に何色の下着が分かる―――――キャミソールの白に対して

下着は大人っぽい黒………そういうの着けるんだ。これはエロい。



京太郎「下着も松実玄ってわけか……」

玄「え?」

京太郎「い、いやなんでもないっす」

玄「もー……恥ずかしいから、はやくして?」


京太郎「ちなみに」

玄「ん?」

京太郎「俺に直してもらうのは恥ずかしくないんですか?」

玄「えっ……あっ………」


『あっ』ってなんですか、『あっ』って。

そう思ってると、急激に松実さんが真っ赤に。



玄「うぅうぅ……い、言われてみれば恥ずかしいよぉ……」

京太郎「なんで俺に頼んだんですか……」

玄「だってそこにいたし……」

京太郎「そこに山があるから、ってレベルの回答ですよそれ」

玄「そ、そもそも須賀君が下手くそだから悪いの!!」

京太郎「俺のせいですか、そりゃないですよ」

玄「だって、そんなに時間がかかると思ってなかったもん!」

京太郎「こっちだってやりづらいんですよ!! そんなエロい下着つけて!!」

玄「え、えろい?!?」




京太郎「あっ、いや、そんな黒い下着を身に着けて!!」

玄「言い直したって遅いよ、須賀君のえっち!! 変態!!」

京太郎「俺は変態じゃない! 至って正常!!」

玄「赤土さんが、正常な男の子は変態だって言ってたもん!!」

京太郎「だったら俺は変態だ!」

玄「潔い須賀君! 流石だね!!」



無事紐の位置を修正。下着に当てられた俺の息子のポジションも修正。

松実さんが背中を向いてる間に、こっそり正面からずらしておいたぜ!!



玄「ありがとう、須賀君」

京太郎「こんなことでよければ、お安いご用ですよ」

京太郎「またいつでも声かけてください」

玄「そんなに何回もあったら恥ずかしくて死んじゃうよ……」


京太郎「松実さんの下着の位置を動かせるなら、奈良にだって飛んでいきますよ」

玄「う、うわぁ……おねえちゃーぁん……」

京太郎「ちょ、その目やめてくださいよ! 松実さんにそんな目されると――――」

玄「嬉しいの?」

京太郎「ちっ……違います!!」

玄「あっ、今言いよどんだ! くろおねえちゃんには分かるんだからね!」

京太郎「違うのに……」

玄「お姉ちゃんには、なんでもお見通し、だよ!」



―――――松実(姉)さんは優しくて、あったかくって

これぞお姉ちゃんって感じだけど

妹の方は、なんかちょっと抜けてて、お姉さんぶろうとしてる感じが可愛らしい

これまた違ったタイプのお姉さん。



玄「よーし、それじゃあ気分転換に須賀君の部屋にれっつごー、だね!」

京太郎「なぜそうなった!」




玄の好感度+3
34→37


そして俺はひとっ風呂浴びてきて

皆がいるはずの戻ってきた――――――が。




シーーーーーーン



京太郎「………」


京太郎「誰もいない。あれ、もしかして今日のこと夢だったの?」


都「あら、京太郎。お帰り」

京太郎「あれ、母さん。どこにいたんだよ」

都「ちょっとお買い物に。明日の朝ごはんがいるでしょう?」

京太郎「あ、そうか……でもあれ?」


他の四人の姿が見当たらないんだが――――もしかして、本当に夢だったのか?

もしかしたら、長い夢をお風呂で見ていたのかも―――――


都「お風呂は気持ちよかった?」

京太郎「あ、うん、ゆっくり浸かれて疲れが取れたよ」

都「ゆっくり疲れて疲れが取れた? どっちなのよ」

京太郎「俺の言い方が悪かったね。しっかり息抜きできたよ」

都「しっぽり抜けた? それは良かったわ」

京太郎「………いいお湯だったよ」

都「あぁ、使う前にお湯で温めた方がいいらしいわね、母さんは使ったことないけど」

京太郎「もうこれ、どう返せば正解なんだよ……」



ある意味母さんはいつも通りで、別段変わった様子はないし

どうやら今日のことは夢だったらしい、随分と男の夢だった気がするが

一日も、長くて疲れたし。さっさと寝よう。





都「ところで京太郎」

京太郎「ん?」

都「皆には、京太郎の部屋に待機してもらってるわよ」





俺は、一目散に部屋へと駆けていった。


ドンドンドンドンドンドン


ダッダッツ


―――バタン!



京太郎「イニシャルドリフトォォォォォォオオオオオオオオ!!!!!」



玄「あ、やっと来た須賀君!」

宥「し、失礼してます……ごめんね」

小蒔「須賀さん、良いお湯でしたか?」

初美「なかなか、いいお部屋ですねーー金持ちですか、金持ち!」

京太郎「一体どういうことなんだ……」

宥「私たちも、それは悪いですって言ったんだけど……」

玄「都さんがいいって言ったら、いいんだよ!」

宥「くろちゃん?」

玄「はぃ……ごめんなさい」


初美「ところでパツキンさん、これはなんです~~?」

>エロ本ペラー

京太郎「ちょ、おま、薄墨ィ!!!!」

初美「大丈夫です、私しか見てないですよー」

京太郎「な、なんだ……薄墨さんになら全然問題ないです」

初美「流石に心外ですよー」



狭苦しい部屋に、女の子四人と俺が一人。

ただ、狭いとは言っても、俺の部屋は9畳はあるから

一人でいる分にはものすごく広いんだけどな。

よく金持ちか! って言われるけど、別にそんなことないと思うけどなぁ。

一人っ子だから、そうなっただけな気がする。



玄「あっ、こんなところにトロフィーが!!」

京太郎「ああ、それは昔ハンドやってた時のっすね」

小蒔「はんど?」

京太郎「ハンドボールっすよ」

小蒔「それは、スポーツの一種ですか?」

京太郎「そうっすね。簡単に言うと、バスケとサッカーを足して二で割ったようなスポーツです」

小蒔「それじゃあ、ボールも大きいんですね!」

京太郎「……………」



京太郎『そうっすねー。その胸についてるモノくらいゃあ、収まんねえかな?』

京太郎(言えない言えない)


京太郎「まぁ、意外と小さいですけどね」

初美「よく言われるですよー」

京太郎「薄墨さんは意外もクソもないじゃないですか。ぺーちゃんでしょう」

初美「こいつ(エロ本)がどうなってもいいんですか?」

京太郎「ははーーーーー」

宥「須賀君、どうして土下座を……?」

初美「今日この部屋にいる限り、パツキンさんは私の命令に従うんですからー」

初美「さしずめ、須賀さんは私の奴隷ですよー」

小蒔「は、初美ちゃん? 一体どういう――――えっ?」

京太郎「…………」フルフル

小蒔(………須賀さんが、首を横に……何か事情があるんですね)

小蒔(この場は須賀さんに、お任せしましょう)


玄「それじゃあ、私は須賀君のお姉ちゃん!」

京太郎「何言ってるんですか……」

宥「…………くろちゃん」

玄「え、なに、おねえちゃん?」

宥「ね、年齢的に、お姉ちゃんは私の方が―――――」

京太郎「えっ?」

小蒔「それじゃあ……私は、須賀さんが無理のないように尽くすサポート役を」

玄「サポート役は、お姉ちゃんである私にお任せあれ!」

宥「だ、だからね?」




なんだこの状況。

まるで、皆が俺を取り合ってるみたいじゃないか。

やめてくれ、俺のために争わないでくれ!!


初美(心の声が漏れてますよー?)

京太郎(うげっ、薄墨さん……聞こえてました?)

初美(私には、バッチリ)

京太郎(今日俺、色々墓穴掘りすぎてるよほんと……)

初美(話変わりますけど、やっぱり巨乳が好きなんです?)

京太郎(ふ、普通っすかね?)

初美(10冊も系統同じ本揃えて、『普通』はないですよねぇ)

初美(アブノーマルもいいとこですよー)

京太郎(っっ?!)



――――この人、全部俺の手(性癖)を見通してやがる。

いいさ。だったら、もう開き直ってやるよ。



京太郎(『大きいことは、いいことだ』)

京太郎(大きいのは、大正義。大は小を兼ねる)

京太郎(ディスイズマイフィロソフィー。なんか文句あります?)

初美(完全な開き直りですね……)

京太郎(ぺーちゃんの前で隠しても仕方ない。ぺーちゃんは、アウトオブマイフィロソフィー。)

初美(本当にいい根性してますよーこれでも私、先輩ですよ?)

京太郎(ぺーちゃんは、先輩だけどなんか喋りやすいんですよ)

初美(…………)

初美(はぁ……あんまり嬉しくないですよー)

悪いけど、今日はここまでになるかも
なんかこの後先輩にのみに誘われてて
帰れるか怪しいんだよね



久しぶりにかけて楽しかったわ。
できればこのスレ内で、衣出したったんだけど……しゃーない



この後
1トランプ
2心理テスト
3王様ゲーム


どれを選んでも、学力・器用・話術が上がります。
が、和了り幅に差があります。そこは内緒で。
あとは、好感度は一回づつあるけど、一回一回判定大変だから、どっかでまとめてやります


それじゃあ、明日か今日の夜に



+1~9くらいで多数決で

帰り遅くなっちまったから

また明日やるから暇な人よろしく

それじゃおやすミョンファ

よくねた……ね過ぎてしまった

やりますかね



風呂に入って一息ついたし、てっきり今日一日が終わったものかと思ってたけど

母さんの陰謀で皆が俺の部屋に大集合。

集まったら集まったで、男の部屋に、男1:女4で気まずくなるかと思えば

トロフィーやらなんやら部屋の備品を松実(妹)さんがコメントを入れては、話題が生まれ盛り上がり

この流れは当分終わりそうになかった。



玄「ねぇ、須賀君。せっかくだし何かやらない?」

京太郎「何かって、何ですか」

玄「こうやって、皆で集まれたんだから、皆で遊べる何かだよ!」

京太郎「……元々今日って、旅館の調査が目的ですよね?」

玄「うーん、そうだったかなー?」

宥「あはは……」



えへへ、とごまかすように笑う妹さんと

ごまかせてない玄さんを見て、くすっと笑うお姉さん。

この二人のバランスって、本当にいいよなぁ。


小蒔「トランプ……」

初美「姫様、やりたいですか?」

小蒔「え、べ、べつにそんなことないですよ」

京太郎「トランプならありますよ」

小蒔「ほ、本当ですか?!」

京太郎「ええ、たぶんこのあたりに……」

小蒔「………」ワクワク


玄(神代さん、わくわくしてるね)

宥(あったか~いね……)


京太郎「……あった………あれ?」

初美「どうかしましたか」

京太郎「いや、何か……枚数が足りないような」

京太郎「この間、あいつらと遊んだ時に、どっかやったのかなー」



あいつらとは、クラスの男友達のことだ。

麻雀に打ち込み始めてから、絡みは減ったけど

それでも、たまには遊ぶ。むしろ、女の子は、咲くらいしか家には上げたことないし―――


京太郎「うーん………ないなぁ」

小蒔「そ、そうですか………」


しゅんとなる神代さん。そういう顔も、カワイイ。

言及してなかったが、サイズが微妙にあってないパジャマ。

よくよく考えてみれば、ドラッグストアから買ってきた、おろしたての下着。

それぞれここにいる全員が着用。やったぜ。


初美(……パツキンさん?)

京太郎(あ、え、まさかまた漏れてました?!)

初美(……残念ながら、セーフです)

京太郎(よかった……)

初美(でも顔に書いてありますよー、締りのない顔ですねー)

京太郎(うぐぅ……)

初美(そんなことより、姫様を悲しませるとか。これは男として、許されないですよ)

初美(……単純に、私も悲しくなりますし)


小蒔「………」シュン


京太郎(……俺がなんとかします、要は、皆で何か盛り上がればいいんでしょう!)

初美(任せましたよ……須賀監督の采配に期待しますー)


京太郎「………よし。こんな時のために、作っておいた遊び決めくじ引きがあります」

玄「くじ引き?」

京太郎「ええ。誰かがくじを引いて、そこに書いてある遊びをやるっていう」

宥「わぁ、楽しそうだね~」

小蒔「楽しそうです!!」

京太郎「でしょう」

小蒔「須賀さん、流石です!」

京太郎「いえいえ……」



初美(GJ)

京太郎(任せとけって)

初美(敬語どこいったんですか)

京太郎(すいませんノリでつい)


※くじ引き役:阿知賀女子学院三年、松実玄さん※



玄「ええーーーーぃ!!!!!」

>『王様ゲーム』


玄「引いたよ、『王様ゲーム』!!」


京太郎(………あっ)


宥「王様げーむ?」

玄「って、なんだっけ?」

小蒔「私は、こういうことには、詳しくないので……」

小蒔「初美ちゃん、分かります??」

初美「うーん……私も、ゲームもので嗜んでいるといえば、麻雀くらいものでして――――」


京太郎(あ、皆知らないんだ、そうなんだ……どうしよう)

京太郎(元々は男女混合、あるいは男同士でも悪ノリで楽しめるだろう、って入れておいた王様ゲーム)

京太郎(この面子だと……色々と、問題が起こるのでは―――?)

京太郎(だがしかし)



小蒔「でも、皆さんと遊べるなんて、すっごく楽しみです!」キラキラ



京太郎(この笑顔を裏切れる、俺じゃあない)

京太郎(よし、やろう。何かあったら、くじを引いた松実さんのせいだ!)



※ルール説明中※


京太郎「……とまあ。王様を決めて、好きなことを命令する、っていう……」


初美「なるほどー要は疑似王様体験ゲームですね」

玄「よく分からないけど、面白そう!」

宥「くろちゃん、ルールはちゃんと守るんだよ……?」

玄「そこのところはお任せあれ!」

小蒔「王様……み、皆さんにお願いごとなんて、できません」

初美「姫様、これは遊びですから。気楽に行きましょう~」

初美「ちゃんとルールに則っれば大丈夫ですよ」

小蒔「そ、そうですね! 初美ちゃんがそういうなら――――」

玄「じゃあ、お姉ちゃんは一分間あったかい服禁止!」

宥「く、くろちゃんひどいよ~」

玄「えへへー私のめいれいは厳しいよ!!」

初美「私も姫様へのお願いごとでも考えておきましょうかねー」

小蒔「む、むずかしくないものであれば……」

初美「ふふふ……楽しみですよ~」

小蒔「な、なんだか初美ちゃんが怖いです………」



京太郎(皆、思いの外ノリノリだ。よかった。でもさ)

京太郎(こうなると…………)

京太郎(色々と、欲望が沸き上がってくるじゃねえかよ……くぅっ)

京太郎(うん。考えれば考えるほど、ロクな発想が出てこない



京太郎(寒がりなお姉さんにちょっと意地悪するとか)

京太郎(つけてない神代さんたちに、背面から肩をもんでもらうとか)

京太郎(妹さんに、巨乳系のエロ本を朗読させるとか)

京太郎(はっちゃん+3人に、胸を強調するポーズをとってもらって、それぞれ色んな意味での羞恥心を煽るとか)



京太郎(うん、いくらでも出てくるな。だから、考えるのをやめよう)



京太郎「それじゃあ、いきますよー」

京太郎「掛け声は、『王様だーれだ!』で」

京太郎「せーの」


「「「「王様だーれだ」」」」





+2コンマ一桁
偶数→京太郎が王様
奇数→>>1が選択



王様:玄



玄「はい、私!!!」

小蒔「松実さんですね!」

初美(何か嫌な予感が……)

宥「く、くろちゃん? まさか、さっきの本当にする気じゃないよね……?」

京太郎(お姉さん、ウルってるな……よっぽど寒いのが嫌なのかな)


玄「お姉ちゃんのは冗談だよ! 本命は、これ!!」

玄「『お姉ちゃんと、神代さんで、私を両側から挟み撃ちにする』!!!」

玄「主に上半身を使って、3分間!! やり方としては、お皿洗いをイメージしてほしいのです」

京太郎「皿洗い?」

玄「私がお皿で、お二人がスポンジです。スポンジの二人が私に絡みついて、私の汚れを丁寧に落とすような感じで!!」

京太郎「……………」




発想が天才的、脱帽だ。

それと、天然なんだろうけど、言い回しがエロ過ぎる。

俺が言ったら、間違いなくアウトだろうな……



宥「く、くろちゃん、意味が分からないよ!」

小蒔「二人で抱きしめる、ということでしょうか……」

初美(別に悔しくなんかないですよー)

京太郎「はい、とにかく。王様の命令は絶対です。どうぞっ!!」



宥「分かったよ……くろちゃん、こっちきて?」

小蒔「精一杯、させていただきます」

玄「くるしゅーないのです」




妹さんと、神代さん、お姉さんは身長が近いから、必然的に、胸は胸のあたりに来る。

それを理解してか、少し妹さんは姿勢を低くしている。これで胸が、顔面ストライク。


玄「は、ふぅ………」

宥「く、くろちゃぁ……」

小蒔「こ、これでっ、、、いいんです、か?」

玄「いいよぉ……」


もにゅん。もにゅん。揺れる揺れる。

つけてない神代さんはもちろん、松実(姉)さんもボリューミーだから、揺れ不可避。


京太郎「…………ぶはっ!」

京太郎(あ、やべ……鼻血が……)

初美「これは壮観ですね……って、何やってるんですか!!」

京太郎「いや、絶対これ俺悪くないよ……」



あれで挟まれたら……いや、ナニとは言わないよ?

くそっ、そこにいるのが、どうして俺じゃないんだ!!!!



たっぷり3分間、余すことなく松実さんは楽しんだようだった。

俺は、鼻血を止めるのに必死で、かといって目も反らせずにいた。

誤解を恐れずに言えば、一生この目に刻み込んでやるくらいの気持ちでいた。



玄「………この世の天国は、須賀家にあったのだ」

京太郎「もしもし、松実さん。キャラが変わってますよ」

玄「……はっ。須賀君!!」

京太郎「いかがでした?」

玄「………ディスイズマイフィロソフィー。」グッ

京太郎「………分かります。」グッ



初美(バカです。バカがここに二人います)

宥(なんだかんだ、おしくらまんじゅうみたいであったか~い……)

小蒔(ちょ、ちょっと胸のあたりが、あついです……須賀さんも、こういうのが好きなんでしょうか……)


京太郎「それじゃあ……二回目行きましょうか」

京太郎「せーの」

初美「王様」

玄「だーれだ!!」

宥(せ、せめてくろちゃん以外……)

小蒔(初美ちゃんじゃありませんように……)




+2コンマ一桁
偶数→京太郎が王様
奇数→>>1が選択
ゾロ目→無条件で京太郎



王様:京太郎


京太郎「………俺だァ!!!」

玄「あぁ……今度王様になれたら、オプションもつけようと思ったのに」

初美(この人は……)

宥(よかった……須賀君なら、きっと変なお願いごとはしないはず――――)

小蒔(須賀さんなら、大丈夫です)

小蒔(ところで、なんでしょう、オプションって)



初美「決まりました?」

京太郎「ええ。んー………」


くじを引く前の緊張感が、一気にゆるんだ気がする。

むしろ、男の俺が王様になったんだから、ちょっと構えるんじゃないかって思うんだけど

信頼されてるんだろうか……




命令内容
+1~3で最大コンマ


皆の信頼を裏切るわけにはいかない。

今のところ、俺の性癖を知ってるのはぺーちゃんと

松実(妹)さんには、変態ってばれてる上に、おもち仲間だし良いとして



宥「……すがくん?」

小蒔「あの、もしかして、お具合が悪いんでしょうか……?」



京太郎(この純粋な二人は裏切れない………いやむしろ、純粋な二人にこそ、何かさせたい!!)

京太郎(とか考えちゃうのは、俺は変態だからかな?)



宥「もしかして、何を言うのか迷ってるの?」

小蒔「いいんですよ、須賀さん。何でも好きなことを言ってくださって」

宥「うんうん」



京太郎(あ、今なんでもするっていったよね?)



京太郎「神代さん」

小蒔「なんでしょうか」

京太郎「膝枕してください(直球)」


小蒔「………えっ?」


京太郎「そ、それでは」

小蒔「い、いいですよ」



神代さんの膝の上へダイブ――――――――



京太郎(………あっ)

小蒔「わ、私なんかに、ひざまくらしてほしいなんて、須賀さんは変わってます……」

京太郎(ほんとにつけてない)

小蒔「気持ちいですか……?」

京太郎(だって、おしりのあたり、ぱじゃまの下に布の感触がない)

小蒔「す、すがさん?」

京太郎(あかん……いかんよ、これは。俺、どうなっちゃうの)


上は上で、物凄い大きいおもちが俺の鼻に乗っかって、甘い匂いが、鼻からいっぱいに全身に広がるし

下は下で、全裸に薄皮一枚の状態だし、膝の柔らかさとか、感じる余裕あらへん。



小蒔(須賀さんの反応がありません。も、もしかして何かおかしいんでしょうか)

小蒔「あ、あの須賀さん」

京太郎「……は、はぃ?! すいません、ちょっとぼーっとしてて」

小蒔「もしかして……何か、私のその……ひざまくらで、変なところがあったりとか……」

京太郎「最高です」

小蒔「えっ」

京太郎「最高です」

小蒔「あっ……そ、そうなんですか?」

京太郎「ええ……俺もう、ずっとこうしていたいです」


小蒔「………っ……そ、そんなこと言わないでください……」


京太郎(気持ちいい……本当、一日の疲れが、抜けていくよ……)


小蒔「わ、わたし、勘違いしてしまいます……だから、その……」


京太郎(ああ、生きててよかったぜ―――――――)



初美(随分と、堪能したようで?)

京太郎(最高ですわ……もう、心臓を捧げてもいい)

初美(いくらです?)

京太郎(夢から醒めるような恐ろしいセリフはやめてください)



小蒔「そ、それじゃあ次です。今度は、誰が王様でしょう」

玄「私!」

宥「くろちゃん?」

玄「ごめんなさい……あれ、謝っちゃったけど、これは私、そんなに悪くないような……」

宥「……ぎく」

玄「おねえちゃん?」

宥「ごめんなさい」

玄「許してあげる、おねえちゃんだから!」

宥「くろちゃんあったか~い」



小蒔(す、須賀さんには、きっと他意はありません……私が、変な受け取り方をしてるだけで)

小蒔(うぅ……私の、馬鹿)



京太郎「それじゃあ、三回目!」

京太郎「せーの」

宥「王様」

玄「だーれだ!!」

小蒔(わ、私になったらどうしましょう――――)




+2コンマ一桁
偶数→京太郎が王様
奇数→>>1が選択
ゾロ目→無条件で京太郎



王様:宥



宥「あ………」

京太郎「松実さんですか」

玄「おねえちゃん! 良かったね!」

宥「う、うん」

初美(……むしろ、こういう優しいタイプの人がこういう状況になった時に)

初美(どんな命令をするのか気になりますね)



宥(命令って言っても……私、分からないよ)

宥(皆に、いじわるになっちゃったらいやだし……)

宥(ど、どうしよう)


京太郎「……こういうのって、急に振られると困りますよね」

京太郎「もし松実さんが望むなら、別にスキップしても―――――――」




宥「………あ」

京太郎「何か思いつきました?」


松実さんは、俺のスキップ発言を受けて、思い出したかのように言った。



宥「……須賀君に、お願い。私たちのことを、名前で呼んでほしい」

京太郎「えっ、そんなことでいいんですか?」

玄「あー、いいお願いだね。さすがはおねえちゃん!」

初美「確かに、いつも松実松実言うから、どっちか分からないですからねーややこしいんですよ」

京太郎「なるほど……」



あんまり意識してなかったけど、当の本人からしてみれば、どっちも松実だから

呼ばれた時、区別ができないよな。周りも周りで、混乱するし。


京太郎「それなら……」

玄「私の名前は、松実玄!」

宥「私は、松実宥だよ」

京太郎「じゃあ。妹さんは………玄さんで」

玄「別に、クロちゃんでもいいよ? 私たち、(おもち)友達だし、好きに呼んでくれて!」

京太郎「くろちゃーでもいいんですか? クロチャー」

玄「いいよ! 松実(妹)より、ずっといい!」

宥「私は………」

京太郎「宥さんとかでいいですかね」



俺が案を出すと、それだと不満なのか、目線を泳がせてしばらく黙って

それから意を決したのか、絞り出すように、つぶやいた。



宥「………宥姉ちゃん」

京太郎「へ?」

宥「ご、ごめんね。なんでもないの。普通に、宥さんでいいからね」

京太郎「わ、分かりまし―――――――」


言い終える前に、背中に、ドスッとナックルブロー。


初美(空気読んでください)

京太郎(い、いてぇ……)

初美(頼みますよ、須賀さん)

京太郎(本当すいませ―――――あれ?)

初美(頼みますよ、パツキンさん)

京太郎(別に言いなおさなくていいのに……)



宥「ほ、本当にごめんね。私、何言ってるんだろう……」

京太郎「そ、そういえば―――俺ずっとおねえちゃんとか欲しかったんですよね」

玄「ん? それなら、須賀君、ここにい―――――――ムグッ!?」

初美(ちょっと、静かにしててくださいね~)

宥「そ、そうなの……?」



嘘ではない。姉か兄が欲しいと思ったことはあるし

一人っ子ってやっぱり寂しいってことで、気を遣った父さんが、カピーを買ってきてくれたわけで


京太郎「ええ。だから、宥姉とか、呼んでいいですか?」

宥「す、須賀君がそれでいいのなら――――」

京太郎「もちろんいいですよ!」

宥「ほんと……? それじゃあ、須賀君は、私の弟だね……えへへ……」


京太郎(………可愛い)

玄(嬉しそうなおねえちゃん、可愛いよ~)

小蒔(良かったですね、松実さん……いえ、宥さん)



初美「一件落着ですね、これからは、私も下の名前で呼びますねー」

初美「私も、初美やはっちゃんでお願いします」」

初美「ところで宥さん。お願いごとはまだですか?」

京太郎「それなら今、言ったじゃないですか」

初美「パツキンさん、まさか女の子の名前を読んだだけで、それで命令が終わりだなんて言いませんよねー?」

京太郎「人の名前すら呼ばないあなたが言いますか……」

宥「い、いいよ。もう、さっきので、私は十分嬉しかったから――――」

玄「それじゃあ、須賀君がおねえちゃんをなでなでしてあげよう!」

京太郎「はいっ?!」

玄「ね、だっておねえちゃん、いつも撫でてあげてるから、たまには誰かにやってほしいよね?」

京太郎「何言ってるんですか、玄さん。宥さんがそんなことを思ってるわけが――――」


宥「……………」


ちょっぴり目線を上に向けて、いわゆる上目づかいの状態で

頭を、おずおずと差し出してきている。



宥「……………」

京太郎(えっ、えっ?)

玄(ほら、須賀君、GOだよ!!)

京太郎(してほしいってことなの?)

初美(いい加減にしてください、どうみてもGOですよーーー!!)



京太郎「じゃあ……い、いきます」



なでりなでり、頂点から、目にかかった辺りまで、緩く往復させる。

慣れてないのか、目はぎゅっと閉じて、体は強張って震えてしまっている。

けど、どことなく、嬉しそうに見える。



宥「~~♥」



京太郎(う、嬉しそう……)

玄(よかったね、おねえちゃん!)

小蒔(………)

初美(やれやれです……)



皆が夢中になって、遊んでいたせいか

時間は、もう日付を回るところまで来ていた。


京太郎「………はい、終わり!!」

玄「ふふふー須賀君けっこう弱いんだね!!」

京太郎「耳元を責めるとか、誰だって弱いですよ………」


王様ゲームも、佳境は過ぎて

皆、ゲームへの興奮が段々と落ち着いてきたようだった。


宥「……あ、もう12時……」

小蒔「もうそんな時間ですか……時間が過ぎるのは、あっという間ですね」

初美「そうですねー私は合間合間に寝さしてもらってたんで、意外と目が冴えてますけど」

初美「普通に、もう皆寝たいですよねー」

玄「初美ちゃんはこの家に来た時から寝てたもんね!」

初美「始めはどこに連れ去られたのかとー」

京太郎「でも、結果的に、良かったでしょう?」

初美「もちろん、雨露凌げる場所を提供してくださって感謝してますですよー ありがとうございます」


玄「ふわぁ~でも流石に、そろそろ、眠いねー」

小蒔「玄さんは、いつも朝早いんですか?」

玄「よく分かったね、そうだよ!」

小蒔「旅館の経営は、朝早く起きることから始まると聞きますので……」

玄「そうなの! 朝早く起きて、お掃除して……ご飯も、自分たちで作るんだよ!」

玄「土日は、手伝ったりなんかもして、大変なの!」

玄「でも、麻雀部のみんなに会うと、元気になるんだけどね~」

京太郎「……」

玄「ん? 須賀君どうかした?」

京太郎「………くろちゃー、えらいぞ」ナデナデ

玄「な、なぁっ?! なんで、なんで撫でるの!!!」

京太郎「あ、いやごめんなさい。なんか、素直に偉いなって思ったから」

玄「……なんか、馬鹿にされているような」

京太郎「してないっすよ、本当に」

玄「だったらいいけど……ダメだよ、おねえちゃんの許可なしに撫でたりしちゃ!」

京太郎「次から気を付けます!」


京太郎(たぶん………)



盛り上がった王様ゲームの後は、一日かけて練り上げられた疲労が

津波のように、身体の中をほしいままに浸食して

ベッドに倒れこんだ俺は、そのまま朝まで寝てしまった。

神代さんたちは、下の床の間に布団を母さんが敷いてくれていたようで、そこで、休みを取ったようだった。









※王様ゲーム終了


+1,2のコンマ分の学力

+4,5,6。7のコンマ分の器用

+7,8,9のコンマ分の話術


がそれぞれ上昇

学力:62+83=145
器用:96+73+81+51=301
話術:51+58+54=163

かな

>>526 あざっす!



知力145↑

知力:D(40)78/100→知力:D(42)23/100

器用301↑
器用:D(31)53/100→器用:D(34)56/100

話術163↑
話術:D(47)84/100→話術:D(49)47/100



須賀京太郎 現在ステータス

雀力:E(28)33/70  
知力:D(42)23/100 
話術:D(49)47/100 
器用:D(34)5/100 

体力  :■■■■□□□□□□ (実際には、寝るので明日には2回復)
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



雀力:E(28)33/70
攻撃:E(21) 58/70
加速:E(22) 21/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)35/120

[Te] 群雲の霞 
・このテクニックの発動タイミングは、和了判定の前でなくてはならない。

[Lv.1] 消費ゲージ:3
自身の放銃判定の値に×1.5することができる。

[Lv.2] 消費ゲージ:4
1位の時は発動できない。
自身が放銃対象になった時、自分より順位が上の相手に放銃させることができる。

[Te]おもちチャージ 消費ゲージ:5
特製焼き餅を食べることで、自分のスペシャルゲージを、マックスにする。
このテクニックは、対局中に一度しか使えない。
また、調子判定が絶不調の時には使えない。




以上で、練習試合1+お泊り編は終わりです。
この後、朝になって、皆が帰って

長かった五月一週が終わり
いつも通りの日常の、五月二週が始まります。

練習試合+お泊りで、4スレ以上使うとは思わなかった
でも、終わってみれば楽しかった。皆ありがとう。



練習試合で大きく変わったのは、おおまかには

・永水、阿知賀、臨海面子全員と出会う
・能力を二つゲットする
・お泊まり面子と、親密になる


といったところかな。


ちな練習試合前の京ちゃん

雀力:E(21)68/70
攻撃:E(21) 5/70
加速:E(21) 9/70
守備:E(23) 43/70 
幸運:C(55)25/120



雀力:E(28)33/70
攻撃:E(21) 58/70
加速:E(22) 21/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)35/120

+能力




他に見落としがあるかもだけどとりあえず


これからも、しばらくはこのスレ続くと思うんで、またよろしく頼む

ちょっと疲れが抜けないから、明日に備えて今日はここまでで



それじゃおやすミョンファ

おやすミョンファ
好感度判定は次かな

>>532 それをすっかり忘れてた



コンマ<反転>判定(失敗1~20 普通21~60 成功61~80 大成功81~99)

  
大成功 →+5  
成功  →+3

普通  →+2  
失敗  →なし 



書き終わったので、超成功大失敗とかは表現できないのでカット

それぞれ
+1初美
+2小蒔
+3くろちゃ
+4宥







はっちゃん:成功 40→42
姫様   :大成功41→46(ちな姫様は3連続大成功)
くろちゃ :成功 37→40
宥姉   :34→36



こんばんはるる

暇な人、集合やで!



土曜日の練習試合、お泊まり会。

日曜日は、疲れが溜まっていたのか、一日中、家でダラダラしていた。

よくオンオフの切り替えが大事というが、俺の場合、オフというよりは

すっぱりコンセントを引っこ抜いてしまって、電源が入る一分の隙も許さなかった。


 

京太郎「新しい、月曜日が始まるな……5月の第二週」

京太郎「頑張るか……おっ?」


【新着メール2件】


京太郎「優希かな………どれどれ」


from 玄

件名:おはよう!!


よく寝れた? 昨日は本当にありがとう!
夜ご飯も朝ごはんも美味しかったし、須賀君の家で遊べて、すっごく楽しかった!

また、絶対須賀君と遊びたいなー
もちろん、奈良にいつでも遊びに来てね!
うちはいつでも大歓迎!

あ、お姉ちゃんも、ありがとうって!!


京太郎「……あー……」



楽しかったなぁ。掛け値なしに。



京太郎「もう一件は……」



form 初美

件名:週末は

四人も大変だったと思うんですけど、どうもありがとうございましたー
月も見えないような闇夜に、見ず知らずの土地で姫様を晒すことがなくなりました。
バカだなんだと言いましたけど、なんだかんだ、パツキンさんとはいろいろ話ができて楽しかったですよー
重ねて、お礼を申し上げるです。お母さんにも、宜しくお伝えくださいー


京太郎「ぺーちゃん……たまに小憎らしいセリフ吐くんだけど」

京太郎「俺が困ってるときとか、さりげなく助け舟出してくれたり、迷ってる時に背中を押してくれたりする」

京太郎「本当はすっげえいい人なんだよな……ん?」


p.s. よかれと思って姫様の寝顔の写真を添付しておきました。


京太郎「ほぅ………」


どうしてもというのなら、見てやってもいいぜ。

仕方ねえな!!! どれどれ!!!



ps.のp.s.
た て よ み



京太郎「……………」



京太郎「今は五月だろ、このぺったん子!!!!!!」


@学校の廊下



京太郎「畜生……畜生………神代さんの寝顔写真………」

京太郎「ぺーちゃんのバッキャロー……」

優希「京太郎、おはよう」

京太郎「あ、優希……おっす。」

優希「………おい、なんだその挨拶は。朝からこっちもテンション下がるだろー」

京太郎「……すまん。ちょっと、態度悪かったな」

優希「い、いや。いいんだけど……もしかして、何かあったのか?」

京太郎「…………聞いてくれるか?」

優希「もち!! 京太郎、この優希ちゃんにどーんと相談してみろ!!」

優希「お前の悩みは、私の悩みだ!!!!」

京太郎「優希……お前がいてくれてよかった!!」




※説明中※




京太郎「――――っていう」

優希「ないわー。ないわー。マジ引くわー」


京太郎「うるせぇ!!! 朝から期待に膨らんだ俺を想像してみろ!!!!」

優希「んんん? 膨らんだのはどこなのかな?」

京太郎「もちろんそれは――――ってなに言わせるんだこの野郎!!」

優希「へへ~ 京太郎、私の巧みな話術に引っかかったな!」

京太郎「だが、優希。考えてみろ。お泊りの王様ゲームの流れからの、この写真―――」

京太郎「期待もするだろ?」

和「何を期待するんです?」

京太郎「………うわっ?!!」

優希「の、のどちゃんおはよう!」



賢く、可愛く、おっぱい大きい。三拍子整った、原村和さん、出現。

いきなり現れるから、びっくりした。


和「ひどいですよ、須賀君……人をまるで虫みたいに」

京太郎「す、すまん。ちょっと急だったからさ」

和「……須賀君なら、許してあげますけど」

京太郎「ありがとうな。和」

和「それで、一体なんの話を??」

優希「…………」

優希(まずい。これは非常にまずい。このままだと、のどちゃんがこのことを知ることに――――)

咲「どうしたの、皆集まって?」

和「咲さん。おはようございます」

京太郎「おっす、咲!」

咲「京ちゃん、元気そうだねー。みんなも、おはよう!」

優希「おはようーーー!! よーし、今日も一日張り切っていくぞー!!!!」

咲「お、おー?」

京太郎「よっし、張り切っていってみよー!!」

優希「おぅっ!!!!!」

京太郎「ほら、和も!!」

和「お、おー」



優希(よっっし、神回避!!!!)


和「須賀君、今日も一日頑張りましょうね」

京太郎「だな。和は練習試合の疲れは取れたか?」

和「ええ、ほぼほぼ、抜けましたよ。須賀君は?」

京太郎「オールオーケーだ。一日ダラダラしたからな」

和「ふふっ、須賀君らしいです」

京太郎「どういう意味だそれ……」

和「どうでしょう? 教えてあげません」

京太郎「なんだそれ」

和「なんでしょうか?」

京太郎「………和も言うようになったな」

和「ふふ、私も成長してるんです」

京太郎「和に巧みな話術身につけられたら、もうお手上げだよ……」



和(須賀君、元気そうです……よかった)

和(…………落ち着きましょう。土日ぶりに会えたからといって)

和(いちいち胸が躍るなんて、小学生じゃないんですから――――)





<午前行動選択肢>

1授業を聞く (知力)
2授業中メール(話術)
3授業中内職 (器用)
4授業中寝る (体力回復)


+2 44,77で


須賀京太郎 現在ステータス

雀力:E(28)33/70  
知力:D(42)23/100 
話術:D(49)47/100 
器用:D(34)56/100 

体力  :■■■■■■□□□□
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


学校に来たからには、勉強をしないといけないと、ノートを開く

しかし、麻雀関係ことばかりが続いたせいか、全くそっちの世界に入っていけない。

それでも頑張って、肘をつきながらもなんとなしに話を聞いてみる。

先生が背中を向けて、チョークで板を引っ掻く。

俺は、適当な文字の羅列で、紙を汚していく。

こんなことを繰り返しながら、徐々に目の前の講義から意識が離れて

俺の頭の中は、つい二日前の、練習試合のことで頭がいっぱいになった。


  *

  *

  *



和「お昼ですね、須賀君」

京太郎「…………」



そして気が付いたら、眠ってしまっていた、だと――――――




※体力+2



和「どうかしましたか?」

和「もしかして、何か分からないことがありましたか?」

京太郎「いや……」

和「もしあれば、言ってくださいね」

京太郎「おう……ちょっと、麻雀のことで頭がいっぱいになってしまったぜ」

和「うーん……授業中はあんまり感心しませんが」

和「そういう時もありますよ」

京太郎「かなぁ……」






<午後行動選択肢>

1授業を聞く (知力)
2授業中メール(話術)
3授業中内職 (器用)
4授業中寝る (体力回復)


+2 44,77で


1→授業を聞く



京太郎「……とりあえず。次はちゃんと起きておこう」

和「寝てたんですか?」

京太郎「あ、いや、その――――」

和「いいんですよ。単純な理屈です」

京太郎「え?」

和「授業中寝てはいけない、とよく言いますが。私も、寝てはいけないと思いますけど」

和「必ずしも、寝たからといって成績は落ちたりはしません」

京太郎「……って言うと?」

和「ここで寝た分を、どこかで勉強する。そうすれば、マイナス+プラスで、差し引き0です」

和「だから、寝たって別にいいと思います」

和「ただ、それができる人は少ないですから―――寝ることは、あまり勧めませんけどね」

京太郎「なるほど……」

和「それに、寝た分を取り戻してる間にも、勉強してる人には―――絶対勝てません」

京太郎「確かに……」

和「これを『絶対差』と呼びますね。人生に時間の限りがある限り、絶対差だけはどうにも埋まりません」

京太郎「なんか、聞いてて恐ろしくなってきた」

和「でしょう。だから、あまりこのことを考えるのは、心によくありません」

京太郎「じゃあ……次は頑張って聞くよ」




取り返せないものを取り返す日々――――それは、できたら、ない方がいいものだしな。




+1,3のコンマ分

+2が44,77で


≪20×1.5=3011↑↑↑≫
・知力:D(42)23/100→D(42)53/100
・体力マイナス1



和の言葉を頼りに、とりあえず必死になった聞いた。

聞いてみると、割と理解できて、楽しいんだよな。

そこに意識を傾けるまでが、難しいだけで―――――



咲「ゆ、優希ちゃん、ちょっとまっ―――――」



ガラッ



優希「おおおーーっす!! 京太郎、部活の時間だぁああああああああああ!!」

京太郎「おう、優希」

優希「おっす、京太郎!!!」

京太郎「まだ授業中だ」

優希「部活に――――え? あ、あれ?」


どうやら、優希と咲は体育で早く終わったみたいで

チャイムが鳴る1分前に、俺らのクラスに飛び込んできやがった。

皆、クスクス笑いながら、扉の方を見てる。


和「何をやってるんですか……」


優希「うぅぅぅ……ごめんなさーいだじぇ!!」

ガラッ ダッ


咲「私、とばっちりだよ……もぅ……」


今日はここまで
進むの遅いのは、すまんな……早く書いてるつもりでも、なかなか進まねえ
次は久しぶりの部活から始めるぜ


五月一週
平日前半→フリー

  後半→試合準備    
  休日→練習試合その1 

【イベント】たのしいお泊り会



五月二週
平日前半→フリー    ←今ここ
  後半→クラスマッチ
  休日→練習試合その2
 


ってところだね。それじゃあ、おやす明華ー
何かあれば書いといてくださいな

更新滞っててすまんな
体力もうちょいあればいいんだが

明日か、金曜の夜やれたらやるぜ

おはるるる


今から昼までちょっとやって
夜もちょっとやる感じかなー


暇なひと集合やで




まこ「よし、始めようか――――今日の部活を!!」


練習試合明けの初めての部活だ。

同じ場所で練習試合をやったのが思い出せないほど閑散としていて

改めてウチの部員の少なさを感じる。


まこ「さて、優希。今日は何をするんじゃ?」

優希「決まっている――――それは麻雀!!」

まこ「優希に聞いたわしがバカじゃった」

優希「ひどいじょ」

京太郎「お前な……」


アホ優希。練習試合の後なんだから、することは決まってるだろう。


和「「やるべきことは、各自試合で見つけた課題を中心に」」

京太郎「「練習メニューを組み立てること――――」」


和「えっ?」

京太郎「えっ?」


まこ「ほう……」

咲「和ちゃん、京ちゃん息ピッタリ!」

優希「二人とも、私の想いを代弁してくれてありがとうな!」

京太郎「その想い本当かよ……」


まこ「なんにせよ、京太郎と和の言う通りじゃな」

まこ「わしらは、確かに団体戦では1位だったが――――それがそのままインターハイの結果につながるとは限らん」

まこ「その時の、コンディションにもよるし、時の運にもよる」

まこ「じゃから、精々油断はせんでくれ」

まこ「それと話は変わるが、この間言ったように、個人戦の結果も、後でまとめて提出してもらうけぇ」

まこ「よろしく頼む」

優希「げっ」

まこ「ん?」

和「……優希?」

優希「忘れてました………」

京太郎「居残り決定だな」

優希「京太郎、手伝ってくれるよな?」

京太郎「あのな……俺だって暇じゃねぇんだぞ?」

咲「京ちゃん、帰ったってすることないんじゃ」

京太郎「おい、咲。バカにするな。俺にはカピーのエサやりをするという使命がある」

咲「2分で終わるよそれ……」




 *



咲「よーし、それじゃあ―――私はネリーちゃんの対策をしようかな?」

優希「私も個人戦ではボコボコにされたからな……」

和「私も、まだまだやらなくてはいけないところがありますね」


まこ(わしは―――ふふ。どうしようかの)

まこ(優希の南場対策、咲と和を本番までの総仕上げ)

まこ(そして京太郎のための―――プロジェクトK)

まこ(もちろん、わし自身の強化もある――――)


まこ(わくわくしてくるのぉ)




京太郎「よし、それじゃあ俺は―――――――」





1いつも通り誰かと練習する(各ステータス)
2技能を育てる(霞さんか春に連絡を取る)



+1~3で多数決




2→技能



京太郎(練習試合で学んだこと――――技術的なこと、精神的なこといろいろあるけど)

京太郎(前者に限れば、それは、守備と)

京太郎(あとはよく分からん、春との練習―――あ、集中力な、集中力)

京太郎(ここに、春が言ってた―――門外不出の焼き餅がある)

京太郎(これを食えば……本当に集中力が上がるんだろうか)

京太郎(よくよく考えてみれば、眉唾物じゃねえか)




優希「おい、京太郎。何を悩んでるんだ?」

京太郎「あ、いや。何をしようかなーって」

優希「とりあえず、京太郎は私と一緒でバカだから、考えるより、先に動いた方がいいと思うじょ」

和「優希、そういう言い方は須賀君が傷つきますから……」

京太郎「あの、和さん。微妙に否定し切れてませんよ?」



とはいえ、ここで考えても仕方ない。いつでも連絡していいと言っていたし

かけてみるか――――――


hrrrrrrrrhrrrrrrrrrrrrr



春『もしもし』

京太郎『よう』

春『こんにちは――――――――』

京太郎『いきなりすまん、そっちも部活時で忙しいだろうに――――』

春『―――るる』

京太郎『は?』

春『……なんでもない。どうしたの?』

春『もしかして、もう全部食べちゃったとか』

京太郎『逆だ。まだ一口も食ってない』

春『…………』

京太郎『いや、違うよ? 別に、怪しいとか思ってるわけじゃ――――』

春『京太郎ひどい』

京太郎『違うんだ、大切過ぎて、大事に取ってるんだ』

春『ふぅん……』



電話口の春は、口調は初めて会った時と同じように平坦だけど

純粋に、話す量が増えたような気がする。これも、打ち解けたからだろうか。



春『さすが姫様にセクハラを働いた人間の言う事は違う………』

京太郎『薄墨さんだろ、そうなんだろ』

春『私は霞ちゃんから聞いたけど……』

京太郎『』

春『たぶん、全員知ってる』

京太郎『ウソだろ……』

春『話が逸れた。戻る』

京太郎『戻れないほど俺は今集中が乱れてるんだが……』

春『……そのこと。言っておくけど、集中は、集中しようと思ってしない方がいい』

京太郎『え?』



春『麻雀はシンクロだけど、集中だってシンクロ。』

春『食べることは、集中することじゃない。食べると、単純にリラックスできる身体に馴染(シンクロ)する』

春『それだけ』

京太郎『うーん……?』

春『だから、私に言えることは、いっぱい食べて――――好きになって?』

京太郎『………』

春『としか』

京太郎『………』

春『聞いてる?』

京太郎『いや、今告白されたのかと』

春『………京太郎、本当に気持ち悪い』

京太郎『ひでぇ!! 最近言われた暴言の中で、一番キツイ!!』


春『一度、鏡をよく見た方がいいと思う』

京太郎『真剣なトーンで言われると本当に泣くぞおい』

春『……流石に今のは冗談。京太郎は、普通にいい感じ』

京太郎『それはどういう意味だ』

春『…………須賀京太郎は、女の子に恥ずかしい思いをさせるのが好きだ』

春『それじゃあ、また』

京太郎『ちょっと待って、その捨てセリフを最後にして切らないで!!!』


ツーッツーッツーッ


京太郎「………」

優希「どうだった?」

京太郎「行動した結果、非常に凹まされた」



ブーッブーッ


京太郎「あ……春からメールだ!!!」

咲「良かったね、ちゃんとフォローのメールがあって」

京太郎「なんだかんだ言っても、春は優しいのな……どれ」



from 春
件名 摂取量の目安

一日さんつぶから、よんつぶを目安にお召し上がりください



京太郎「……………」

まこ「京太郎、どうした固まって」

京太郎「もう知らん、やけ食いだ、食えるだけ食ってやる!!!!!!」




―テクニックやオカルトを鍛えるには―


※[Te]にも[Oc]にも([Na]にも)、段階(レベル)があります。
今の京太郎の[Te]おもちチャージは最低ランクです。
 経験を積むと、[Te]は鍛えることができます。[Oc][Na]は難しいです(無理とは言ってない)。


<レベルイメージ>
▼[Te](入門)→[Te](初段)→☆[Te](三段)→☆☆[Te](免許皆伝)






京太郎「いただきます!!!!!」

和「す、須賀君。あんまり急ぐと喉に詰まりますよ―――――」

京太郎「知ったこっちゃないぜ、俺は食う!!!」






▼[Te]おもちチャージ(入門) 初段まで残り必要ポイント:500


+1、2、3のコンマ分(合計が100以下は100保証)




≪10×1.3=130↑↑↑≫

▼[Te]おもちチャージ(入門) 初段まで残り必要ポイント:370




京太郎「いふぞおぞおおおおおおおお!!!!!」

優希「む、京太郎が餅をひたすら食ってる!!」

優希「私も負けてられない!!」


和(すると、優希はどこから取り出したのか、おもむろに大量のタコスを机に並べ始めました)

和(そして、調味料を取り出すと振りかけて―――本当に、どこにしまってたんですかね)

和(準備が完了すると、一気に、一心不乱に食べ始めました)



京太郎「うぉぉぉぉおぉぉぉおおおおおおおお!!!」

優希「タコスぅぅぅうううううううううううう!!!!」


和「…………」

咲「壮観だね」

まこ「少し給湯室に言っとる間に……なんじゃこれは」



京太郎「優希、俺についてこれてないぞ?」

優希「タコスを餅と一緒にするなよ? こっちは栄養が偏ってない、バランスフードだぞ」

京太郎「偏った身体してるくせに!!」

優希「炭水化物オンリーの癖に!!」




和「……………めまいが」

咲「清澄高校フードファイター部かな?」

まこ「これが、去年のインターハイ優勝校の練習じゃ………頭が痛い」



優希と、競い合うように、口の中に投げ入れては、食べ。投げ入れては、食べ。

三、四粒じゃすまない。袋の半分くらいは、食べた。

そしてひたすら焼き餅を食いまくって分かったことが一つ。



京太郎「………この焼き餅、マジ旨い」

咲「ほんと。私も一口――――――」

京太郎「通らないな!!!」

咲「えっ、な、なんで??」

京太郎「これは、春が、大事にしてる――――門外不出の焼き餅なんだ!!」

咲「あれだけ暴食してたのに、説得力がないよぅ……」

京太郎「大事なのは説得力じゃない。モノを大事に想う、心(ハート)だぜ?」

和「……私も食べてみたいなぁ……なんて」

京太郎「確かに門外不出だからと言って、シェアしちゃいけない理由にはならないな」

咲「……京ちゃん、もうあの本貸してあげないからね」

京太郎「すいませんでしたぁ、どうぞお召し上がりを!!!」

咲「調子がよすぎるよ、私の幼馴染!!!」



舞台を移して、家。

ちなみに、優希の個人戦のレポート仕上げのせいで、19時過ぎまで残る羽目になった。

和と咲も手伝ってくれたから、早く終わったのは良かった。



京太郎「帰ったよ」

都「お帰り。京太郎に荷物が届いてるわよー」

京太郎「ん?」

都「二つね。鹿児島からと、奈良からね」

京太郎「鹿児島と………奈良………あっ」

都「何か心辺りがあるの?」

京太郎「あるなぁ。ありまくりだよ」



京太郎「どれどれ……」

都「母さんにも見せてよ」

京太郎「開けにくいから、あんまり引っ付くなよ」

都「はいはい、ちなみに京太郎、鹿児島と奈良に友達なんていた?」

京太郎「この間、泊りに来たじゃんか」

都「あっ、あの子たちなの!!」


ベリベリとガムテープをはがし、中の物を取り出した。

一つの箱には、食べ物や飲み物らしきもの、もう一つは……ペンダントらしきものと、後は、チケット?


都「あら……美味しそうなお菓子ね。飲み物も入ってるわよ」

京太郎「これは……ペンダント?」

都「鹿児島行のチケットが添えてあるわね」

京太郎「もしかして、遊びに来てくださいってことかなぁ……」

都「両方、お礼状が入ってるわ」


それぞれ、奈良からのものは、宥さんから
鹿児島からのものは、神代さんからだった。

お礼状の中身は、簡単にまとめると

一泊二食いただいた事に対するお礼と、ぜひ時間があれば遊びに来てください、とのことだった。



都「良い子たちねえ」

京太郎「そうだね……皆、いい人だよ」

都「京太郎的には、誰が一番?」

京太郎「皆いい人だって言ってるじゃん」

都「でも、神代さんを二回もお姫さまだっこした上に、膝枕プレイもしたんでしょ?」

都「松実さんは、お風呂で覗きプレイもして……お姉さんとはなでなでごっこで」

都「薄墨さんとは、ずーーっと楽しくおしゃべりしてたじゃない」



京太郎「一個づつ、丁寧に訂正したいんだけど。最初の質問は」

京太郎「なぜ全部知ってる」

都「だって、私も家にいたし……」

京太郎「母さん見当たらなかったよ?!」

都「京太郎が、女の子ばかりに目がいってたんじゃないのー?」

京太郎「マジかよ……そうなのか……」

京太郎「俺って、そういう性質あるのか……? すっげえ嫌なんだけど」

都「まぁ、だいたいははっちゃんから聞いたんだけど」

京太郎「あの野郎………今度会ったら、頭叩いて身長を二分の一にしてやる」

都「京太郎のマニアックねえ。さらにミニがいいの」

京太郎「あ、このドリンク美味しそうだから、飲んでみようかなー」


※京太郎は、アイテムを入手しました


・松実たまご×3
→効果を、二つから選ぶことができる。
Aストレスを1減らす
B幸運以外の好きなステータスの経験値を+100する。


・松みかんドリンク×3
→飲むと、体力を2回復することができる。いつでも飲める。


・霧島の赤月(ペンダント)
→身に着けている限り、一夜ごとに幸運の経験値が20上昇する。


・鹿児島行のチケット
→名古屋―鹿児島間の飛行機のチケット。無期限使用可能。


都「うわぁ……素敵なペンダントね」

京太郎「………綺麗」

都「月をイメージしてるのね。三日月より、かなり鋭いから……新月に近いのかしら?」


それは、ガラス細工に、透き通るような赤みが掛った

月のペンダントだった。紐の部分は、細くて薄くて、千切れるんじゃってくらいで

首から下げると、紐が見えにくいから、喉元に急に赤い月が浮かび上がっているように見えた。


都「おしゃれね、これ」

京太郎「カッコいいね、気に入ったよ」

都「京太郎に似合うかしら? ペンダント負けしない?」

京太郎「うーん……そういわれると、不安になるよ」


都「…………京太郎、そこは、『似合うような男になればいいんだろ』とでも言っておけばいいのよ」

都「私の息子なんだから―――――自信もっていいのよ」

京太郎「………サンキュー」

都「そうすれば、女の子も、ホイホイ寄ってくるわよ」

京太郎「その補足は蛇足だった」






【五月二週平日前半 夜行動選択肢】

1本を読んでみよう(雀力)残り3回
2ネトマしようかな(雀力以外のパロ)
3ちょっくら勉強 (知力)
4誰かと電話   (話術)
5手作り牌づくり (器用)
6寝ようよ   (体力回復:現在体力は6/10)

+2  44、77で



※ところで、アイテムは使いたいって時があれば、コメントしてください。
 選択肢出すので。あとは、頃合いかな、ってときは勝手に提案します。


1→本を読んでみよう


京太郎「ふぅ……」


部屋に戻って、一息。

お菓子とか、飲み物とか、母さんはほとんど俺にくれた。

あの子たちの相手をしてくれたのは、俺だからって。



京太郎「とりあえず、隅の方に段ボールは置いといて……」

京太郎「どうしますかね。ちょっと本棚の整理を――――あ」



ドンッ

『婚活麻雀のススメ 基礎指導編』 



京太郎「………俺、一ぺージも読んでないじゃんか、これ」




父さんが買ってきてくれてから、ずっとここで固まっている。

全く動かしてないから、上面には軽く埃がかかってしまっていて、触れるのをためらいそうになる。



京太郎「無意識に避けてたからな………わけわからんタイトルだし」

京太郎「読んでも、意味あるのかって思うよなー」

京太郎「…………」

京太郎「――――――――でも」



『お前は経験不足に加えて、いろいろと知識が不足し過ぎてる』


『本を読め。10冊読め。それか、お気に入りの一冊を100回読め』




京太郎「……………」



読んでやろうじゃねえか。





+1、3のコンマ分雀力↑
(合計が100以下なら、80保証)


+2が44,77で

ちょっと用があるから出てくるよ

続きは夜になるよー

次のひはクラスマッチね



それじゃあ、のちほど

やはろー

帰ってきたぜ

つづき



≪80×1.1=88↑↑↑≫
・雀力:E(28)33/70→E(29)51/70
・雀力1アップ!  
・体力マイナス1



京太郎「……あれ、本にCDがついてる」

京太郎「これで聞きながら、読むと定着力アップ……? ふむふむ」

京太郎「なんか、思ったよりもけっこうしっかりしてんな。聞いてみよ」



カチャ

ヴィィィィィィィン


京太郎(はじまる……)



健夜『こ、こんにちは……女子麻雀プロの、小鍛冶健夜です……』

KOKO『アシやってます、KOKOです!! よろしくぅ!!』

健夜『お願いします……やっぱり不安だよぉ』

KOKO『大丈夫、私がバッチリサポートしたげるから!!』

健夜『だからだよ……』



KOKO『えーい、それじゃあ録音いってみよう!!』

健夜『ここ、一応冒頭のまえがきだもんね。まだ、ここまでは録音されてないよね?』

KOKO『されてないされてない!』

健夜『……よし。お願い!』

KOKO『あいよっ』

健夜『……こほん。それでは、今日は初心者向けの』

KOKO『婚活』

健夜『麻雀のススメ、を手に取ってくださってありがとうございます――――何か、今、音声に入ったような……』

KOKO『(進めて、進めて!!)』

健夜『わ、分かったよ』




京太郎「……なるほど」



おういう事情があったのか。婚活とかおかしいと思った。

その後聞き進めてみると、意外とまともなことを言っていた気がする。

今日は、ほとんど前書きだけを読んで終わった。


京太郎「続きが楽しみだな……次からは、たぶん普通に麻雀についての解説がありそうだし」

京太郎「……さて、そろそろ寝ようか。その前に」


to 宥
cc 玄
件名 荷物が届きました


京太郎「内容は、プレゼントありがとうございました、とかにして……よし」

京太郎「こんな感じで、同じように神代さんと薄墨さんにも送っとこ」

京太郎「わざわざ、送ってくれたんだもんな……」



俺は、本を棚に戻して、ベッドに転がり込んだ。

カピーに寝る前の水をやり忘れていたので、一度起きて水を汲んでから

再びベッドに戻る。



京太郎「寝るとするか………疲れた」


京太郎「おやすみなさい」




―五月二週 平日前半 終了―



須賀京太郎 現在ステータス

 
知力:D(42)53/100 
話術:D(49)47/100 
器用:D(34)56/100 

体力  :■■■■■■■□□□(寝て回復後)
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

雀力:E(29)51/70
攻撃:E(21) 58/70
加速:E(22) 21/70
守備:E(24) 61/70 
幸運:C(56)55/120




アイテム使えるけど

使う?


1なんか使う
2やめとく

+1~3で多数決



<使用可能アイテム>

・松実たまご×3
→効果を、二つから選ぶことができる。
Aストレスを1減らす
B幸運以外の好きなステータスの経験値を+100する。

・松みかんドリンク×3
→飲むと、体力を2回復することができる。いつでも飲める。



―五月二週 平日後半―



現在時刻、5時前。いつもとは違う時間の眼ざめに、ぎこちなさを感じる。

その日は、しっとりとした小雨模様で、少し肌寒さを感じながらの、起床だった。




京太郎「雨かぁ……なんか、部屋の中が水っぽいな」

京太郎「……ん?」


【新着1件:優希】


京太郎「メール……?」

京太郎「何かの間違いか? こんな時間に優希からとか――――――」



ピッ



from 優希
件名 京太郎、最悪だじょ……

本文
クラスマッチがあるから、珍しく早起きしたというのに―――
こんな日に限って!!!!!!!!!!!!



京太郎「ふわぁ……なになに、くらすまっち?」

京太郎「朝から元気だなぁ………優希ってやつは――――」



まだあと2時間は寝れるじゃん。5月の癖にふざけやがって―――どうでもいいぞ、クラスマッチとか……

クラスマッチ……クラスマッチ………クラスマッチ?!!



prrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr



京太郎『今日か!!!!』

優希『いつまで寝ぼけてるんだ、このタコ介!!!』



京太郎『お前にだけはタコ言われたくねえよ』

優希『てっきり、お前も私と一緒で早起きしたのかと思ったじょ』

京太郎『俺は寒くて目が覚めただけだ』

優希『ふぅん……』

京太郎『誰も昨日なにも言ってなかったなぁ』

優希『ウソだろ? うちのクラスは大盛り上がりだぞ』

京太郎『そうなの?』

優希『あれじゃないか、単に京太郎がハブられてるだけとかいう説はないか?』

京太郎『やめろよ……もしそうだったら、どうするんだよ』

優希『「おい、俺のチームに、須賀は入れたくねえよ。足引っ張るしあいつ」「俺の班も勘弁」「だからって俺に押し付けんなよ」』

優希『こうしてたらい回しにされて、結果的にサッカーのディフェンスとして、人数合わせお情け参加とか……』

京太郎『妙にリアルな路線やめろよ……』




ハンドボールで鍛えてたこともあって

こう見えても、というか見た目通り運動神経は悪くない方だと思う。

少なくとも俺は、そう信じてる。


@学校


咲「おはよう、京ちゃん」

京太郎「よう。咲は今日何やるんだ?」

咲「一応、決まってたけど……雨が降ったから、グラウンドの状況次第みたい」

京太郎「ぐじゅぐじゅだもんな……ウチの水はけ悪そう」

咲「あんまりスポーツに力入れてる学校じゃないしね」

和「須賀君……少し、襟元がしわになってます……雨のせいでしょうか」

京太郎「おっす。おはよう、和」

和「ちょっと……」


和は、一歩俺の方に寄ってきて、軽く襟元に触れる。

そんなに近くにこられたらいい匂いがするんですやめてください。

この湿度も、甘美な香りを濃縮させるように、働いてるような気がする。


京太郎「だだだだ大丈夫です」

和「ダメです、直さないと……ほら、少し上を向いてください」

咲(フェードアウトしよう)

京太郎「え、えっと……」

和「ほら、向く!」

京太郎「はひっ!!」


和に、襟をいじいじされて、気が付いたらHRが始まっていた。

始まっていたと言っても、今日は机を後ろに下げて、全員立ったままでのHRだから

そういう状況になっていたわけだが。



京太郎(改めて、和って可愛いな……体操服に、このぼりゅーむ……春や石戸さん、松実姉妹に気を取られていたが)

京太郎(なんというか――――体操服って、スゴイ。)


和「?」


バイーン プルン


京太郎「オゥ……ディスイズマイドリーム」

和「? なんだか須賀くん、嬉しそうです。どうしたんですか?」

京太郎「イエイエイ。なんでもないのですよ」


最近、色々と遠慮というか、見境がなくなってきた気がする。

けど、俺はあのお泊りで散々我慢した。だから、これくらい許されていい……はず!!


和「須賀君、今日は頑張りましょうね」

京太郎「おう!」


<クラスマッチ>

・和&京太郎のクラス連合VS咲と優希のクラス連合

・種目は三種。野球・クイズ・料理の総合戦。

・勝利した場合は、ボーナスポイント。

・ただのいつもの高コンマ合戦。



<野球> ※スポーツ力は、なんとなく設定
京太郎のスポーツ力80 和は30 合計110(素点)
咲のスポーツ力40   優希は75合計115(素点)

差は-5

<クイズ>
京太郎の知力42 和は80 合計122(素点)
咲の知力  60 優希は30合計 90(素点)

差は+32

<料理>
京太郎の器用34 和は65 合計99(素点)
咲の器用55   優希は40合計95(素点)

差は+4



3勝0敗→金のトロフィー&参加賞
2勝1敗→銀のトロフィー&参加賞
1勝2敗→銅のトロフィー&参加賞
全敗  →参加賞


金→幸運以外の全ステ+3
銀→+2
銅→+1
参加賞→幸運以外の好きなステの経験値+100

悪い、なかなかに眠くてあたま働かねえから

ちょい寝ます。やっぱり眠いと書けんから……


明日は、けっこう長めにできそう

おやすみょんふぁ

おはるる

甲子園もやってるけど、ここでも野球始めるよ

いきなり、別スレのようになりますが注意



「よし、京太郎。お前運動神経いいから、ピッチャーやってくれよ!」

京太郎「俺やったことねーんだけど」

「でもハンドボールやってたんだろ?」

京太郎「ハンドと野球一緒にすんなよ……ボールのサイズが違いすぎるぜ」

「できるできる!」

「うまくできなくても、俺たち文句言わねえよ!」

「京太郎!」

「京太郎、頼むよ!!」


おいおい……人気者はつらいな。

そこまで頼られたら―――――漢として、やらないわけにはいかねぇだろうが!!!



京太郎「よーし、お前ら。よーーーーく聞け!!」

京太郎「今日はクラスマッチ、堅苦しいことは要らねえ日だ」

京太郎「机の上の、つまんねーーお勉強のことなんて、全部忘れちまえ!!!!」

京太郎「分かったか? 分かったら、黙って俺について来い!!!」


「「「おおおおおおお!!!」」」



和「大人気ですね……須賀君」

京太郎「和。なんか祭り上げられちまったよ。やったこともねーのにさ」

和「須賀君は友達多いですよね。慕われてるって感じです」

京太郎「和の目からみても思う?」

和「ええ」

京太郎「良かった……今朝、優希にお前ハブられてるんじゃとか言われて」

京太郎「冗談だと分かってたけど、少しビビってたんだけどなー」

和「ありえないでしょう。須賀君ほど素敵な人が」

京太郎「えっ?」



え、なんだ。聞き間違いか?

和の口から、耳を疑うような褒め言葉が聞こえたような――――――



京太郎「い、い、い、い、今。なんか。言ったか?」

和「ななななな、なんでもありません!!」

京太郎「そ、そうだよな。なんか、俺の頭がどうかしてるみたいだ………」

和「きょ、今日は湿気が多くて、口も滑りやすいですしねー……な、なんて」

京太郎「だ、だな!! 耳も、そのせいでおかしくなってるのかもしれねえ」

和「あはは……」

京太郎「あはははは………」




和(今のは、まずかったですね………須賀君を、困らせてしまいました)

和(…………最近)

和(自分に、歯止めが効かなくなってきてます)

和(どうしたらいいんでしょうか)

和(須賀君………私は)


優希「………良かったな。雨が止むのが早くて」

京太郎「ああ……」


どこからか持ってきた砂で、ぐずついたグラウンドを無理やり馴らして

なんとか試合ができるようになった。

グラウンドとその周りの砂の色が境界で分かれて、手作り感満載だ。


優希「京太郎。まさか、お前がピッチャーだったとは」

京太郎「優希……どうやら、運命はここにあったらしいな」

優希「あぁ。ここで会ったが100年目。悪いが、京太郎のクラスには沈んでもらうじょ」

京太郎「ほざけ。グラウンドのど真ん中に、お前の泣き面を晒してくれるわ」

優希「………ふふふふ」

京太郎「はははははは」



優希は、勉強は苦手でも、運動神経は抜群だ。

そして俺も、似たようなタイプ。だからこそ、ライバル心がお互いにむき出しになる。

元々、仲のいい俺たちだからこそ、遠慮のないぶつかり合いができるってのもある。



試合は進む。俺は、適当に力のある速球を投げ込んで、とにかく前に飛ばさせない。

優希は、野球の経験があるのか、巧みに変化球を使って、打者を翻弄する。



そして、0-0のまま、延長戦に突入。

迎えるは、延長8回表、バッター優希―――――――


京太郎(……俺は、ストレート一本。ここまで、力でねじ伏せてきた)

京太郎(――――が。そろそろ優希は、タイミングがあってきている)

京太郎(ここは、少しずるいが、外角に敬遠気味に続けて………出してしまってもいい)

京太郎(焦った優希が、手を出したらもうけもの―――――)


優希「………」


京太郎(どうせボールになる球だ、力を抜いても問題ない―――――はっ)


優希「……ふっ、京太郎。お前の考え、手に取るように分かるぞ」

優希「悪くない……だが、お前のその采配」

京太郎「………っ?!!!」


よく見ると、いままでスクエアスタンスだった優希が

オープンスタンスに――――――――まさか!!!!


優希「――――――大凶だ」


小さな体をめいいっぱい外角まで踏み込んで

ボール一個分の外しに、綺麗に合わせたスイングは

俺の力のない速球を、見事にライトスタンドに叩き込んだ。


失意の中、俺はなんとか後続を抑えて、一点で凌いだ。

しかし、男でも打てないほど、投球術に長けた優希に、この一点はデカすぎる――――


京太郎「すまん、みんな……」

「京太郎……」

「まだ終わってないぜ! 京太郎」

「そ、そうだ! この回で、二点取って逆転してやろうぜ!!!」

京太郎「あぁ……」



しかし、虚しくも、7番8番と二人倒れてツーアウト。

続くは―――――――


>9番、セカンド。原村。


和「……いってきます」

京太郎「和……無理すんなよ」

和「出ます、なんとしても――――――」


優希(のどちゃんか……)

和「よろしくお願いします」


優希(帽子を取って、きちんとお辞儀するあたりがのどちゃんだな)

優希(…………)


和(ここまで私は、見逃し三振、見逃し三振。とてもじゃないですが)

和(何の工夫もなしに、優希の球は打てない)

和(なんとかして、出る方法は――――――)


優希(…………よし)


初級ボール。二球目ボール。

三球続けて、ぎりぎり際どいボール。


和(………まさか)

優希(出たいだろ、のどちゃん。気にするな)

優希(親友からの、ちょっとしたプレゼントだ)



優希(心配するな。際どいところをついてるから―――――)


投球モーション、四球目。

放たれる球は、外角低めの、半個外れた所――――


優希(お芝居には、見えない――――!)


和「………お気遣いありがとうございます、優希」


優希(いいってことよ―――――――――って、のどちゃん?!!)


和「ですが、私は――――――」


出るんだったら、自分の力で。

須賀君に、そうやって繋ぎたい。


優希(い、いつのまにオープンスタンスに?!)


先ほどの、優希の打ち方―――――見てましたよ。

外角の球は―――――――――



和「踏み込んで、打つ!!!」



気が付いたら、雲の間から太陽が顔を出している。

大歓声の中、それに負けないくらいの快音が響いた。


「あの外角の難しい球を――――レフト前ヒットだ!!!!」

「すげぇ、原村さんマジすげえええええええええええ!!!!」


京太郎「和~~~~~!!!!!」


和(やりましたよ―――――!!!)


「は、原村さんがガッツポーズしてるぞ」

「けっこう、熱いところもあるんだな。堅いイメージだったのに……」

「可愛くて、頭も良くて、熱い女って………おいおい、最高じゃねえか」



京太郎(俺も思う、和は最高だ!!)


優希「………やられたじょ。まぁ、どちらにせよ」

優希「京太郎。最後にお前を仕留めて、この試合を」

優希「終わらせる」



>一番、ピッチャー須賀



「頼むぜ、京太郎----!!!!」

「お前なら、なんとかなる!! 片岡を粉砕してくれーーーっっ!!!」



ああ。和がくれたこのチャンス。

きっと無駄にはしない。



京太郎「待ってたぜ、優希―――――こんなに、熱く、正々堂々と」

京太郎「お前と戦えるタイミングをよぉ」



優希「………京太郎」

京太郎「ああ」

優希「私は、お前から三振を」

京太郎「俺は、お前からホームランを」

優希「取る!!!」

京太郎「打つ!!!!」





【一球目】

京太郎チーム総合力110
優希チーム総合力 115


京太郎のコンマ+1
優希のコンマ+3

※優希のコンマに総合力差で+5


京太郎のコンマ>優希のコンマ→ボール   次に京太郎が有利に
優希のコンマ>京太郎のコンマ→ストライク 次に、優希が有利に

ただし、京太郎がゾロ目で、無条件でホームラン


京太郎→78
優希→7+5=12



優希(……まずは………様子見!)

ビュッ


「ボール」



京太郎「…………ふぅ」

優希(流石、京太郎。ピクリとも動かないか)

京太郎(ボール半分外すコントロール……優希さ、お前)

京太郎(野球部でも、たぶんやっていけるぜ)





【二球目】

京太郎チーム総合力110
優希チーム総合力 115


京太郎のコンマ+1
優希のコンマ+3


※優希のコンマに総合力差で+5
※京太郎のコンマに、カウント有利で+5

京太郎のコンマ>優希のコンマ→ボール   次に京太郎が有利に
優希のコンマ>京太郎のコンマ→ストライク 次に、優希が有利に

ただし、京太郎が5の倍数で、無条件でホームラン



これは、間が悪いとしか……なんかすまん。

京太郎→77+5=82
優希→2+5=7



京太郎「…………………」

京太郎(絶対、打つぜ)


優希(ぬぬ……京太郎から、えもいえぬプレッシャーが……)

優希(………あっ)



「ボール!」



京太郎(すっぽ抜け……優希め、ビビってるな?)

優希(くっ……まずいじょ。京太郎有利のカウントだ)

優希(とにかく、ストライクを入れないと――――)





【三球目】
京太郎のコンマ+1
優希のコンマ+3


※優希のコンマに総合力差で+5
※京太郎のコンマに、カウント有利で+10

京太郎のコンマ>優希のコンマ→ボール   次に京太郎が有利に
優希のコンマ>京太郎のコンマ→ストライク 次に、優希が有利に

ただし、京太郎が3の倍数で、無条件でホームラン



78→!


優希(京太郎め……この私に、ここまでプレッシャーを与えるとは)

京太郎「―――――――――――――――――」

優希(少し、揺さぶってみるか)



優希「はっ!!!」

和「あぁっ?!!」


一塁へ、ワンモーションで牽制球。

間一髪のところで、ベースにタッチしてアウトを逃れた。


和(あ、危ない………)

京太郎「和!!!」

和「は、はい!」

京太郎「そこにいろ………動かなくていい」

和「え……?」

京太郎「俺が、お前を返してやる」

和「!」



優希(きょ、京太郎の癖に――――!!!)

和(………~~っ!!!)

咲(京ちゃん、男らしいなぁ………)



京太郎「おい、優希。どうした、ビビってんのか?」

京太郎「漢同士の戦いに――――――――牽制を挟むなんてよ?」

優希「ぐぬぬぬぬぬ……ビビるもんか!!!」

優希「予告してやる! 次の球は、『ど真ん中ストレート』!!!!」

京太郎「こい!!!」



放たれる一球。ここで打たなきゃ、どこで打つんだ。


俺は、予告通りに来た、力の籠ったストレートをためらいなく、振り切った。


手には、全く感触が残っていなかった。


サヨナラツーラン、ゲームセット。

とぼとぼとマウンドを降りる優希を横目に、ホームイン。

俺は、マウンドから動こうとしない優希に声をかけに行った。



京太郎「楽しかったぜ、優希」

優希「………犬の癖に」

京太郎「犬も歩けば、球に当たるんだぜ?」

優希「ちくしょう――――今日は負けにしておいてやる」

優希「だが次は――――――」

京太郎「……強がりだなぁ」

優希「! 頭をくしゃくしゃにするなぁ!!!」

京太郎「へへっ、勝負に負けた奴は、おとなしく撫でられてろ!!」

優希「むぬぬぬぬぬぬぬ、次は絶対負けないじょーーー!!!!」


和「須賀君、やりましたね!」

京太郎「お前のおかげさ。よくやったな」

和「す、須賀君!」

京太郎「おう、なんだ!」

和「そ、その――――――は、ハイタッチ!」

京太郎「お、そうだな! これはチームワークの勝利!!」


手のひらを、控えめにこちらに和は向けていたので

少し強めに、ハイタッチだ!


京太郎「イエーイ、俺たち大勝利!!!!」

和「い、いえーい!」


「すがぁああああああああああああああああ!!!!!」

「やりやがったなコノヤロ~~~~~~!!!!!!!」

「お前ってやつは最高だぁあああああああああ!!!!!」


京太郎「げっ」

和「あら……」


「原村さんとハイタッチとか羨ま死ねぇえええええええええええええええ!!!!」

「そうだそうだ!!!!!」

「原村さん、俺らも頑張ったよ!!!」


和「あ、あの……」

京太郎「ほっといてやってくれ、皆ちょっと興奮してるだけだから」



和は、皆からのハイタッチを断り切れず

一人一人、丁寧にハイタッチしていた。

友達皆嬉しそうだったし、和も照れくさそうにはしてたけど、楽しそうにしてたので

俺も、あったか~い気持ちで眺めていた。


ただ、握手してくださいってやつがいたのは、流石に止めといた。



その後も順調に勝ち進み

見事、俺たちのクラスは野球部門で優勝することができた。

お昼をみんなで食べて、午後の競技がそのまま始まる。



ところで、染谷先輩も、ちらっと見かけた。

テニスで大活躍してて、なんか意外だった。


咲「さぁ、京ちゃん。次はクイズだね」

京太郎「ああ。まさか、今度は咲と戦うことになるとは思わなかったぜ」


今さらになるが

清澄高校のクラスマッチは変わっていて

普通の高校だったら、クラスマッチといえば

バスケやサッカーなどのスポーツがメインになるところだが


咲「クイズに料理……単純に、力比べじゃないってところが」

咲「うちのクラスマッチのいいところだよね!」

咲「頭脳戦なら、京ちゃんに勝てるかも!!」

京太郎「ふふ……咲、いいか。クイズってのはな。もう一つ大事な要素があるんだぜ」

咲「……?」

京太郎「後で、じっくり教えてやるぜ……へへ」

咲「ふーんだ、絶対京ちゃんには負けないもん」

京太郎「俺だって!!」



クイズ。全部で三種類あって、そのうち二つで勝てば勝ち。

まずは早押し三択。先に二問取った方が勝ち。


京太郎「よし、行くぜ」

咲「麻雀じゃないからね。手加減一切しないからね」

京太郎「あっれー? 俺がいつ麻雀で手加減してくれって頼んだよ」

咲「……京ちゃん、次の対局が楽しみだね」

京太郎「は、は、のののの望むところだし!」

咲「頼まれたってしてあげないからね」

京太郎「たた、頼まねえし!!」

京太郎(しばらく、咲との対局は避けとこうかな………)



―――――早押しクイズ。第一問。


Q.長野県に関して、正しいものはどれ。

1長寿日本一の県である
2温泉の数が日本一の県である
3長野県には南アルプス市がある


ピンポン


咲「はいっ、3番!!!」


ブーッ


京太郎「ぷっ、間違えてやんの」

咲「う、うるさい!」


ピンポンッ


京太郎「正解は、2さ。長野って温泉どころじゃん、常識だろ?」


ブーッ


京太郎「…………」

咲「………ぷっ」


京太郎「な、なんなんだよ、正解は2じゃねえの?!」

一太「ええと、長野県は温泉の数は全国で2位ですねー」

一太「ちなみに、1位は北海道です」

咲「ちなみに、南アルプス市は違うんですか?」

一太「それは、山梨県に属する市ですね」

咲「ややこしいよ……」

一太「えーちなみに、正解の1番ですが」

一太「長野県では、最近になって長寿県となってまして」

一太「男性が平均寿命80.88歳。女性が87.18歳ですね」

京太郎「何それ……道理で、年配の人がいっぱいいるわけだ」

咲「知らなかった――」

一太「ウチの県の誇りですからね、覚えておいてください」

一太「ちなみに、長寿日本一になれた要因としては――――」

一太「塩分の取りすぎであったことから、減塩運動が盛り上がったこと」

一太「寒天や凍み豆腐など、ヘルシーな食べ物が見直されつつあることなどが挙げられます」

京太郎「なるほど」

咲「京ちゃん、ちゃんと理解してる?」

京太郎「してるよ!!」


それから、俺と咲が一問づつ答えて

お次は、四問目。これに答えた方が勝ちだ。


―――――早押しクイズ。第四問。


一太「えーそれでは、次の問題です」

一太「最後ですので、少し選択肢を増やします」

一太「また、これまでのものより、少々難しい問題です――――――」



Q長野県の人口数は、全国で何位?


1 9位
2 16位
3 23位
4 35位
6 41位



咲(う~ん……分からない。ある程度は、絞れそうだけど)

咲(下手に答えて間違えたら、京ちゃんに回答権を渡すことにもなるし―――――)



ピンポン



京太郎「はいっ!!!」


一太「須賀君」


咲(……京ちゃんが知ってるわけがないよ。大丈夫だいじょうぶ………)


京太郎「②の16位!!!」


一太「お見事、大正解ッ!!!!」


咲「…………って、ええええええええええええ?!!!」



京太郎「ふふ、咲。俺を甘くみたな?」

咲「う、嘘だ。京ちゃんがそんなこと知ってるはずが―――――」

京太郎「おうよ、咲の言う通りだ」

咲「へ?」

京太郎「俺がそんなこと知ってるわけないだろ?」

京太郎「勘だよ、勘」

咲「か、かん………?」

京太郎「俺はバカだからな、変に頭をごちゃごちゃ回さないのさ」

京太郎「だから、なんとなく、何の理由もなく②の16位に特攻さ!!」

京太郎「クイズで大事な要素―――――当然、頭脳。そしてもう一つは」

京太郎「『運』だ!!!!!!」




咲「そんな……そんなのってないよぉ……」


クイズ、第二弾。

出題分野は―――――お勉強。

国数英、その他もろもろ――――――当然、咲に惨敗。

ここで過程を説明するのが恥ずかしいくらいの、ボロ負けだ。



一太「ええーここまで、クイズを二種類やっていただきました」

一太「第一弾が、長野県クイズ。第二弾が、学問クイズ」

一太「これまでの状況は、須賀君と宮永さんが、それぞれ、一勝づつです」

一太「そのため、次勝った方が、勝利ということになります!!」



京太郎「ふふ……咲、勝つのは俺だ」

咲「強運だけの京ちゃんに、絶対負けないもん」

京太郎「『だけ』とはなんだ、『だけ』とは!」

咲「だって、さっきの学問分野では、私が圧勝だったし」

京太郎「ぐっ……し、しかーし。大事なのは、次だ。次で決まるんだからな」

咲「望むところだよ。良かったら、何か賭ける?」

京太郎「ほぅ。珍しいじゃねえか、咲がそんなこと言うなんて」


咲(そりゃ、さっきあれだけ熱い試合を見せられたもん)

咲(私だって、熱い闘い、したくなるじゃん……)



京太郎「クラスマッチで賭けかー」

咲「だ、だめ?」

京太郎「ふふ……しおらしい咲。なんか、中学生の頃に戻ったみたいだ」

咲「! や、やめてよ、昔の話するの………恥ずかしいんだから!」

咲「そんなことより、いいの!? ダメなの!?」

京太郎「だめなわけがねえ! 何時だって、誰の挑戦だって俺は受け付けるさ!!」

京太郎(咲との対局だけは、しばらく控えたいけど……)

咲「やった。じゃあ、勝ったら、京ちゃんは私にお菓子作って?」

京太郎「へ、お菓子?」

咲「うん。京ちゃんのお菓子美味しいし」

京太郎「それくらいいいけど……俺が勝ったら?」

咲「うーん……今は思いつかないや」

咲「でも、何でもいいよ。京ちゃんが欲しいものなんでも」

京太郎「なんでも………なんでもいいのか?」

咲「勝ったらだよ?」

京太郎「………分かった。考えとく」


一太「それでは、第三弾―――――ジャンルは」

一太「雑学アレコレ―――――なんでもござれ!!!」

一太「ルールは簡単! こちらから雑学クイズを出すので」

一太「早押しで、回答してください。ちなみに、選択肢はないので」

一太「純粋な、知識量が試されます!!!」


京太郎(くっ……今度は、運任せってのは封印だな)

咲(こちらとしては好都合だよ――――よし!!)


一太「回答時間は、一問につき、3分です。3分経ってどちらからも答えが出なければ」

一太「次の問題に進みます。先に、三問回答した方の勝ちとなります」

一太「何か質問はありますか?」

京太郎「ありません!」

咲「大丈夫です」


一太「それでは―――――」

咲「あっ」

一太「どうかしましたか、宮永さん」

咲「いや、クイズには関係ないんですけど……一ついいですか」

一太「どうぞ」

咲「いや……あの、なんで内木さんここにいるのかなって……卒業したはずじゃあ」

京太郎「あっ」


言われてみれば、確かに。

この人、竹井部長の同級生じゃん。


一太「………人手が足りないんだって」

京太郎「え、それで、学校から頼まれたとかですか?」


一太「ううん、俺のとこには来てない。代わりに、竹井のところに来て」

一太「それで、竹井から内木くん行ってくれないって言われて―――――」

咲「…………」

京太郎「…………」

一太「ま、まぁ別に今日は講義ないし、全然いいんだ」

一太「竹井は、用事があったらしいし……」

咲「あの……ありがとうございます、本当に勉強になります」

京太郎「俺も……長野の人間として、知っとくべき教養っつーか……」

一太「そう、だったらよかった」

一太「実はさ、このクイズ考えたのも俺なんだ」

一太「時間がなかったらしくって………」

咲「…………皆にも、この教養を広めておきます」

京太郎「内木さんさえ良かったら、今日、終わったらメシとか行きません?」

一太「ありがとう……ありがとう………」



この人―――――苦労人に違いない。

分かるぞ、大変だよな。竹井部長の相手。

しかし、大学入ってからも連絡とってるって仲いいな。



謎の温かい空気ができあがって

しばらく談笑に興じてしまった。

咲と賭けの約束までしたのに、若干その熱が引いてしまっていた。

ここは少し、てこ入れして、盛り上げるぞ――――――――



京太郎「………よっし、ちょっと間が空いたけど」

京太郎「咲、絶対負けないぞ!!」

咲「だね。なんのかんの言っても、勝負は勝負!!」

京太郎「いいか、咲。俺が負けたら、お菓子一週間分、作ってきてやる!!!」

咲「へぇ~~作り置きを、別の日に持ってきちゃダメだよ?」

咲「毎日違う手作りお菓子持ってきてもらうからね」

京太郎「トーゼン。もちろん、そのつもりだったさ」

<早押しクイズ>

・回答者は京太郎(皆さん)と咲

・出してから、二分以内に正解が出れば、京太郎の勝ち

・二分を過ぎると、咲ちゃんに回答権。80%で正しい答えで回答。



人いるかな。いたら、暇つぶしに参加してくれればと



咲「さすが。それじゃあ、私が勝ったら、いう事二つ聞いてあげるよ」

京太郎「ほーーーーいいのか? 後悔するぜ」

咲「勝つもん、だからいいの!」

京太郎「へぇ……俺が勝ったら、容赦しないからな!」

咲「こちらこそ、私がおデブになるまで作ってもらうから!!!!」



一太「それでは、第一問。張り切っていきましょう!!」


Qマンホールの形が、円形をしている物が多いのはなぜか



一太「さぁ、お答えください!!!」




とりあえず、54分までで



咲「うーん……そんなこと考えたこともなかったよ」

京太郎「…………」


分からん。丸い方がいいってことは、四角い形だと、だめだってことか?


咲「マンホールを開けるときは……掴みやすいとか……ないか」

咲「そもそも、マンホールなんて開けたことないや」

京太郎「俺もだ」

咲「私だったら、その穴にうっかり落っこちちゃいそうだなぁ……」

京太郎「ありそう」



んん? 落っこちる?

あれ、四角だったら―――――――あっ!!!!



京太郎「分かった!!!」ピンポ--ン


咲「うそっ!?」


一太「はい、須賀さん!!!」


京太郎「下に落ちるのを防ぐため!!!!」



一太「……………………………」


京太郎「………ど、どうっすか………」


一太「正解ッツ!!!!!」


京太郎「いよっしゃぁあ!!!!」

咲「ちょ、ちょっと待って。なんでそれが理由になるの!!」

京太郎「四角だったら、その対角線が、各四つの辺より長いだろ?」

京太郎「だから、ちょっと横にずらすと、落ちる。けど、円だと引っかかって落ちない」

京太郎「そういうことじゃないのか?」

一太「お見事!!!! いやぁ、完璧です!!」

咲「な、なるほど……だから、四角いのは少ないんだね」

京太郎「俺も知らなかったけどな……咲がヒントくれたじゃん」

咲「えっ?」

京太郎「落っこちるって。だから、それで思いついた」

咲「………」

咲(ふ、不覚だよ……次から、喋らないようにしよう)



一太「それでは、第二問。調子はどうですか?」


Q車に閉じ込められたとき。何の工具もあなたは持っていません。
 身近なものを使って簡単に開けることができます。さて、何を使えばいいでしょう。



一太「さぁ、お答えください!!!」



京太郎「く、車か」

咲「…………」



とりあえず、7分までで



咲「はいっ!!!!」


ピンポーン


一太「どうぞ、宮永さん!!」

咲「スプーン!! それで、叩いて開けます!!」

一太「………ブブーッ」

咲「えっ……」

一太「車を運転するとき、スプーンを持ち運ぶ人は、そんなにいません」

一太「偶然持ってるといいんですけどねー もっと身近なものですよ」

京太郎「ふふ……」


ピンポーン


一太「どうぞ、須賀さん」

京太郎「お金。なんかの袋に入れて、それで割る」

咲「京ちゃん、それはさすがに………」


一太「…………お見事、正解っ!!」

京太郎「よっし、これで二連続!!」

咲「ちょ、ちょっと待って。そんなので、割れるの?!」

一太「割れます。百聞は一見に如かず、やってみます?」

咲「は、はい……」



@特設スタジオ

学校の裏にある、資材置き場。そこになぜか、車のドアだけがあった。

わざわざこの日のために、用意したんだろうか―――――


一太「わざわざ、この日のために用意したんですよ」

咲「えぇ……」

一太「ほら、やってみてください」

咲「はい……」


咲は、スーパーの袋に、数枚の10円玉を詰めて

少し離れた所から、ガラスを叩いた。


咲「…………」

京太郎「………」


ガラス「……」


咲「やっぱり、割れないじゃん!!」

京太郎「咲、違うんだ。それじゃ、割れないんだ」


咲「じゃあ、どうするの?」

京太郎「こうだ。袋に入れて………」


俺は、袋に入れた状態で、しっかりとその口を縛って

手首を聞かせて、高速で回し始めた。

ヒュンヒュンと、短くキレよく、空気を裂く音がする。


京太郎「これで………」

京太郎「ぶつけるんだよ!!!!!!」

咲「っ?!?!」


パッリーン


京太郎「……できた!」

一太「またしても完璧……正解!!」

咲「もしかして……遠心力?」

京太郎「だな。スイカをネットに入れた状態で、地面にぶつけても割れないけど」

京太郎「クルクル回転させた状態にしとくだろ、それでぶつけると」

京太郎「そこから割れるんだ。それくらい、遠心力ってのは強力だぞ」

咲「なんで知ってるのさ京ちゃん……」

京太郎「いや、これは親父から聞いたんだ。知っとくといいぞって」

咲「お父さん……これじゃ娘は、車に閉じ込められて死んじゃうよ……?」



一太「それでは、第三問。ちょっとお腹が空いてきたんじゃないですか?」

一太「食べ物に関する、雑学です。早い者勝ちですよ?」


Qパフェの語源は?



一太「さぁ、お答えください!!!」



京太郎「パフェ! 腹減ってきたな!」

咲(なんだったっけ、これ――――確か……)






31分まで



京太郎「パフェ……いや、パフェはパフェじゃねぇの?」

咲(ええと……ああ、もう! お姉ちゃんが昔教えてくれたのに!!!!)

京太郎「とりあえず」


ピンポーン


一太「はい、須賀さん!!」

京太郎「分からないですけど、押しちゃいました」

一太「あと10秒で答えてください、間違ってるか、回答できなければ」

一太「宮永さんに、回答権が移ります」

京太郎「パフェね……パーフェクトな食べ物だから?」

京太郎「なんちゃって」

咲「何そのダジャレ……」

一太「正解!!」

咲「えええええええええええ?!?!?!」

京太郎「ええええええええええええええええ?!?!??!?!?!」



一太「元は、フランス語で完全を意味する『パルフェ』が英語なまりして」

一太「パフェと日本では呼ばれるそうですよ」

京太郎「マジかよ……」

咲「ありえないよ、なにこの語源……適当にもほどがある!!」

一太「お菓子なんてそんなもんですよ? パフェによく似たサンデーだって」

一太「日曜日に、パフェを食べるのが贅沢だから、少し量を減らして食べるようになったのを」

一太「サンデーとか呼ぶようになったらしいですし」

咲「昔の人っておかしいよ……」

京太郎「長野だって、『長い平野』だったりして」

咲「私たちの県の由来って、そんな単純なの?!」

一太「由来はそうですよ。それもクイズの候補に入れてました」

咲「」

京太郎「咲が固まってる……」


熱い戦いを互いに望んでいたけれど

終わってみれば拍子抜けにも、最後のクイズは俺の圧勝だった。

咲はずっとぶつぶつ言ってたけど、これは仕方ないだろ。



京太郎「で、なんでも言う事聞くって言ったよね?」

咲「あっ……」

京太郎「二つ聞くって言ったよね?」

咲「…………」

京太郎「お前、負けたときのこと何も考えてなかっただろ」

咲「だって……」

京太郎「………はぁ。一個は決まってるから言うぞ」

咲「な、なに?」

咲「い、一応言っておくけど、あんまり、あんまり変なのは……」

京太郎「バーカ。俺を誰だと思ってるんだ。紳士だぞ、紳士の京太郎」


自分で言ってて、白々しい。

紳士ポイントなんて、この間のお泊まり会で全部使い果たしてるぞこっちは。


京太郎「……お菓子を、作ってこさせてくれよ」

咲「………え?」

京太郎「……一週間な。俺の、お菓子作りの上達に協力してくれ」

咲「きょ、京ちゃん。それって―――――」

京太郎「ああ、もう!! とにかくそういうことだ!!」

咲「い、いいの……?」

京太郎「いいさ。あんなの、タダのノリだからな。俺は、咲と熱く戦えれば」

京太郎「それでよかったし」

咲「………ありがとぅ」

京太郎「どういたしまして」


――――――――ねぇ京ちゃん。


――なんだよ。


――――――――私も作ってきていい?


――お前が?


―――――――――うん。


――……焦げたのじゃなければ


――――――――しばらく作ってないけど……頑張ってみるよ。


――不味かったら、優希に食わせる。


――――――――あはは……


――うまいの頼むぜ。


――――――――ところで、もう一つは……?


――そうだな。それは。


――――――――そ、それは……?


――大事な時に、取っておくよ。


――――――――なにそれ。


――まぁ、その時のお楽しみってことで。


――――――――思いつかないんでしょ。


――俺の幼馴染は、鋭くて困る。


――――――――そうだよ、だって幼馴染だもん。


――少し、歩こうぜ、咲。


――――――――いいよ。




二人で軽く散歩をしに行った

外に出ると、晴れ模様。じっとりしてまとわりつくような不快な空気は、カラッと爽やかな空気へ。


こうして、クラスマッチも終盤に差し掛かる。

ちょっと休憩するぜ。
あと、料理編をやって、クラスマッチは終わり。



皆も目を休めてなー

なんかあれば書いといてください

こんばんはるる

ちょっとだけ再開するよ
できれば、今日でクラスマッチは終えたいな


気温が最も高くなる、午後2時半頃。

この時間帯を境に、少しづつ涼しくなっていき

夜には、一気に冷え込む。夏だろうが、それは同じだ。

咲との散歩を終えて帰ってくると、俺はクラスメイトたちに慌ただしく迎らえれた。



「おい、京太郎どこ行ってたんだよ!!」

「デートか? 幼馴染の咲ちゃんとデートなのか?!」

京太郎「ちげえよ、ちょっと散歩にな」

「俺もクラスマッチ抜け出して幼馴染と散歩してぇ……」

「な。咲ちゃん、おとなしそうで可愛いし……」

「ちょっとムカついてきたな。いっちょ京太郎ハブるか」

京太郎「おいおい、お前ら。冗談キツイぜ」


ところで、誰がおとなしいって?

いっぺん麻雀の試合見に来てみろよ。

何をやってるのかよく分からないぞ。


「嘘だって。ほら、見ろよ京太郎」

京太郎「ん?」


外にある、電柱とクラブハウスの間に掲げられている、得点表。

現在、ウチのクラスが単独トップ。次いで、咲と優希のクラスが2位。


京太郎「おぉ……このままいけば、優勝行けるぞ!!」

「だろ、そうなんだよ!!!」

「けど、次の種目は料理だろ?」

「男子の代表、誰が行くって話だよ」

京太郎「…………」


そうだった。確か、誰かとペアを組んで。それを何ペアか作って。

各クラスのペア同士がどっかでぶつかって、闘うんだったな。


「女子からだいたいが出るけど、男子も数人出さなきゃいけないだろ?」

「でも、俺ら料理とかしないし……」

「京太郎。去年麻雀部で雑用とかしてたんだろ?」

「できそうだよな、京太郎なら」

京太郎「出るのは全然いいぜ。ただ、そこまで期待に応えられるほどか分からねぇけど」

「大丈夫大丈夫、俺なんてロクに厨房に立ったことないぜ」

「俺はリンゴの皮すら向けないし」

「タコスとか作ってたよな、去年。アレ旨かったぜ」

京太郎「やってみるよ。だったら、お前ら応援頼むぜ!」

「任せとけ!!!」

「作ったもん余ったら、食わせてくれよーーーーー」


そんなこんなで、料理も代表として出ることになった。

参加することになったからには

とりあえず、ペアを探さないとな。


京太郎(誰でもいいんだけど、どうせなら料理できる人がいいな)

京太郎(うちの男子は頼れないから、必然的に女子になるわけだが……)


和「須賀君」

京太郎「おっ、見たか掲示板。野球での活躍もあって、1位だぜ、1位!!!」

和「ですね。すごく……嬉しいです」

京太郎「あ、ああ。ところで、そこでどうしたんだ?」

和「いえ……須賀君が料理の部にも出ると聞いたもので」

京太郎「そうなんだよ、まーた担ぎ上げられてな」

京太郎「どうも、俺はおだてに乗りやすいぜ」

和「もしよければ、私と組みませんか?」

京太郎「いいのか?」

和「私も、出ることになってたんですけど、相手がいなくって……」

和「須賀君さえよければ―――――――」


前、ぬいぐるみを作った時、めちゃめちゃ糸捌き良かったんだよな。

初心者とは思えないほどだったし。和となら、きっと上手くいく!


京太郎「願ったりかなったりだ!」

和「そ、そうですかっ」

京太郎「和は、どれくらい料理できる?」

和「えーと……普通に、レシピを見て作れるくらいには」

京太郎「最高だ!! お前は最高だ、和!!!」

和「さ、さ、最高……」

京太郎「そうだぜ、今日のクリーンヒットしかり……麻雀の先生しかり」

京太郎「お世話になりっぱだな。あ、そうだ。今度お菓子作ってくるから」

京太郎「お礼ってわけじゃないけど、和にもやるからな」

和「はぃ……」


和(なんでしょう、麻雀でいつも教える立場にいるせいか全く意識してなかったですけど)

和(ぐいぐい引っ張ってくれる須賀君………本当に頼りになります……)

和(………………………)

和(…………言っちゃいたい……)

和(でも……そういうのって、どうすればいいんでしょう)


<内木一太プロデュース 特設キッチン>


京太郎「おお……」

和「なんですかこれ……システムキッチンですよね?」


家庭科室をいつの間に改造したのか

各ペアに一台づつのシステムキッチン。

包丁等の調理器具に、冷蔵庫やレンジ等の調理設備。

一体、どこから費用を捻出したのかって、PTAからツッコミ入りそう。


一太「皆さん!!! 今日はお集まりくださって、ありがとうございます!!!」

一太「クラスマッチ、楽しんでますかーーーーー?!」



>>イエーーーーーーイ!!!



一太「皆さん最高です!!!」

咲「………なんか、同情してたけど。普通に楽しそうだよね、内木さん」

京太郎「それな」


もしかして、M気質なんじゃないか。あの人。


優希「京太郎、お前のどちゃんとペアか?」

京太郎「そうだぜ。お前は?」

優希「咲ちゃんとだ、今度こそ……京太郎、お前を負かしてやるからな!」

京太郎「お待ちしてますよ、片岡さん」

優希「くっ……よゆーしゃくしゃくって感じか、京太郎!!」

京太郎「そら、和が味方にいるからな。心にゆとりも生まれるってもんよ」

優希「くっ、こっちだって!」

優希「咲ちゃん、料理は出来るか?!」

咲「ま、まぁまぁ……」

京太郎(嘘つけ)

優希「だ、そうだ!! どーだ、恐れ入ったか!!」

京太郎「コレハキヲヒキシメテイカナイトナー」

優希「ふふん、咲ちゃん。貰うぞ、この勝負!!!」

咲「もちろん、やるからには勝ちを目指すよ―――――それに」


咲(さっきのクイズだけで、決着が付いたと思わないでよ、京ちゃん!!)


創る料理は、一試合につき、合計3品。

それぞれ、テーマが出されて、それに沿ったものを考えて料理しなくてはいけない。

材料は、大量に仕入れてあって、種類も豊富にある。

張り切りすぎだろ、清澄のクラスマッチ。


俺と和は、一試合と二試合目を順調に戦い抜いた。

一試合目のテーマが、『じめじめ梅雨をぶっとばすサッパリメニュー提案』

二試合目のテーマが、『眠たい朝に、お手軽に作れる目覚めの三品』

だった。それぞれ、母さんがいつも作ってくれる奴を思い出しながら、適当に作った。


味つけは和にも手伝ってもらって、俺は、見た目がきれいになるよう、心がけた。

ハギヨシさんに曰く、見た目で料理は8割、だそうだから手を抜けない。


そして三試合目、ついに―――――――


【須賀・原村ペアVS片岡・宮永ペア】



優希「ふふふ……京太郎?」

咲「年貢の納め時だね、京ちゃん?」

京太郎「おいおい、俺たちの戦績見てないのか?」

和「二戦二勝です」

咲「こっちだって、二戦二勝だよ?」

優希「そーだそ-だ!!」

京太郎「……お前ら、一体どんなトリックを使ったんだ?」

咲「し、失礼な! ちゃんと作ったよ?!」

優希「そうだぞ、タコスのアレンジメニュー6種という目新しさで乗り切ったんだ!」

咲「あとは……私と、優希ちゃんのコンビネーションだね」

優希「なー。ずっと同じクラスだったら、絆も芽生えるんだじぇ」

京太郎「だったら、こっちだって」

和「ええ。須賀君と私の、相性はバッチリですからね」

和「………あ、も、もちろんアシスタントとして、という意味ですが……」

京太郎「ああ、俺たちは最高のコンビさ!!」


優希(のどちゃん……)

咲(もう、和ちゃん隠す気ないんだね)

優希(ただ、京太郎は欠片も気付いてなさそう)

咲(どんまい和ちゃん……ご愁傷様)


一太「内木一太プロデュースの特設キッチンにようこそ!」

京太郎「待った、内木さん。その前に聞きたいことが」

一太「どうしたんだい?」

京太郎「いや、なんというか……ちょっと今年、色々豪華すぎません?」

優希「確かに。去年まで、作れるのはせいぜいクッキー位だったのに」

和「今年は、設備も材料も、パーフェクトに整ってますからね」

一太「何を言ってるんだ、君たちのおかげじゃないか」

咲「え?」

一太「インターハイ優勝で、一体どれだけの寄付金がOGOBから集まったと思ってるんだい?」

一太「しかも、麻雀部の部室の新設も断って……」

一太「変に予算だけ増えたから、使い道に困ってるくらいだって聞いたよ」



京太郎「なんと……知らなかったぜ」

咲「え、だったらもう、部室大きくするってのは?」

優希「本当だじょ」

和「わざわざ旧校舎に移動するのも手間ですし……」

京太郎「散々臨海の人に言われたしな」


一太「よ、よく分からないけどさ」

一太「それを、竹井が断ったんだろ。昔の設備がいいって」

咲「部長はもう来ないのに……」

京太郎「そうだよ。やっぱり、建てかえてもらおうぜ!!」

和「そうですね……新入部員が集まらなかったのも、設備が大きな要因でしょうし」

優希「単純に、使い道として一番いいと思うじょ」



一太(あれ、なんかすごくまずい流れじゃないか?)

一太(俺、余計なこと言ってしまったかも……どれくらい、あと寄付金あるのかな)

一太(……竹井に、一応聞いてみよう。校長にも交渉して……)

一太(…………なぜ、卒業生の俺がこんなことをしているのだろうか)



一太「……話が大きく逸れたけど、そろそろ本題に行きます」

一太「今から、各ペアには三品づつ作ってもらいます」

優希「テーマはなんだじょ?」

一太「焦らない、焦らない…………テーマはこれだぁ!!!」


バッ


【爽やか、五月のデザート提案】



京太郎「五月の……」

和「デザートですか」

優希「ほぅ……五月は、メキシコでいうと……五月だな」

京太郎「バカか」

優希「南半球だと、季節は違うんだぞ?」

京太郎「メキシコは北半球だ。…………よね?」

和「そうですよ、須賀君」

咲「五月で爽やか。けっこう材料も味付けも絞られそうだね」

>断った
ヒッサ……せめて部室の教室を増やすとか雀卓増やすとかくらいはしないとダメすぎないか
老害OGになっちまって

ちょっとこの後人と会うから
抜けるわすまん。
帰る時間によるけど、今日また続き出来たらやるよ。



>>889
書いてて思うわ。けど、後から出てくるから……
鋭く的確なツッコミやで


それじゃ、また

遅くなっちまった……やるよ

起きてる人いればあつまれー


一太「それじゃあ……お題も決まったところで―――――開始ッ!!!」



咲「優希ちゃん。デザート系でタコスはきついよね……?」

咲「しかも、爽やかってすっごく難しい気がする」

優希「確かにな……いや、待ってくれ咲ちゃん」

咲「え?」

優希「私に任せてくれ……ごにょごにょ」

咲「……なるほど、面白いね。でも、私自信ないよ……」

優希「なーに、料理本みながら、適当にやれば大丈夫だ!」

咲「かな……」

優希「そうと決まれば、いっくじょーーー!!」

咲「おー!!」



和「須賀君、あちらは決まったようです」

京太郎「おう、そうだな」

和「どうしましょうか……五月らしい、スイーツ……しかも三品だなんて」

和「相手を飽きさせない工夫も必要ですし……」

京太郎「……一品目は、俺に任せてくれないか?」

和「え、何かアイデアが?」

京太郎「ああ。ちょっと、やってみたいことがあってな―――――」



一太「3・2・1……終了!!」

一太「それでは……料理を審査します!!」

一太「その前に――――審査員を、紹介します!!!」


一太「まずは、私。卒業生の内木一太です」

彩乃「同じく、卒業生の寺平です」

菜月「現、学生議会長の、柴芝菜月です」


一太「そういうわけで、柴芝くんを除いた、元生徒会メンバーで審査します!!」


一太「それじゃあ……まずは、須賀君たちの方から!!」

京太郎「お、お願いします」

和「『さつきゼリー』です」


「「「いただきます」」」



一太+1
彩乃+2
菜月+3のコンマ10の位の数が点数。0は10.
各10点、合計30点満点。

ただし、ゾロ目は10点。



一太「……ふむ」

彩乃「………この香り。どこかで……」

菜月「美味しい。これ、ゼリーなのに、何もフルーツ入れてないですね」

京太郎「ええ……純粋に、香りを楽しんでほしくって」

彩乃「何の香りなんだろう。教えてくれない?」

和「さっき、お出しするときに言いましたよ」

彩乃「えっ? …………あ、なるほど!!!」

一太「皐月、か……確かに、言われてみれば」


京太郎「作り方は、簡単です」

京太郎「ゼリーの素……まぁ、これは市販のやつでいいと思います」

京太郎「ゼラチンでも寒天でも、アガーでも」

京太郎「ただ、今回は瑞々しい、プルンとしたゼリーにしたかったので、アガーにしました」

彩乃「ふむふむ」


京太郎「香り付けは、皐月を、すり鉢で潰して、潰したものを煮溶かして」

京太郎「それを裏ごしして、ゼリーに合わせて入れてあります」

菜月「え、つまり燻製とかみたいなんじゃなくて、直接入ってるの?」

京太郎「ええ。そのまま入ってます。ただ、食用の皐月なんで」

京太郎「食べる分には、問題ないっすよ」

一太「なるほどねぇ……それじゃあ採点結果の方を」



ドンッ


【採点結果】

一太:5

彩乃:10

菜月:7

合計:22点



一太「風流で良かったんだけど、ちょっとゼリーとしては物足りないかな……」

彩乃「私は素晴らしいと思ったわよ。テーマに沿ってるし、満点」

一太「……寺平とは、感性が合わないな」

彩乃「むしろ、余計なモノで皐月の味を壊してどうするの」

菜月「シンプルで良かったですね。ただ、まだまだ工夫の余地がありそうです」

菜月「ただぱっと言われて、この発想がすぐ出てくるのがすごいです」

菜月「改良版に期待して、7点です」

京太郎「ありがとうございます」


優希「よっし、それじゃあ次は私たちだな!!!」

咲「大丈夫かな……お願いします」

優希「『タコスロール』だじょ!!!」


一太「また、コッテリしてそうな―――」

彩乃「爽やか、とは程遠いような……」

菜月「とりあえず、食べてから判断しましょう」


「「「いただきます」」」



一太+1
彩乃+2
菜月+3のコンマ10の位の数が点数。0は10.
各10点、合計30点満点。

ただし、ゾロ目は10点。

ありゃ、23点で負けか。ステータス関係なかったな

ステータスハンデはほしいな

>>908>>909 普通に忘れてたんだよね……
野球の時は不利だったから、こっちでは有利にするべきだとは思うんだ。

やり方だけど


ステータスの差が4あるから
<料理>
京太郎の器用34 和は65 合計99(素点)
咲の器用55   優希は40合計95(素点)


京太郎たちは、一人+1づつで、+3になるって感じでどうだろうか

とりあえず、+3でいくわ。
今回は、もう書いたし、優希たちペアのを-3ってことで対処するよ



一太「………!!」

彩乃「もぐもぐ……ん?」

菜月「…………」


一太「うまいっ!!!!」

彩乃「本当。これ、すっごく美味しい……コッテリしてるように見えて、とても食べやすい」

 

優希「ポイントは、旬の果物だな。フレッシュなキウイをたっぷり使うことで」

優希「ロールケーキのしつこい甘みを打ち消してるわけだ」

彩乃「でも……それだけじゃないわよね」

一太「確かに。このクールな感じは、また別に……」


咲「それは、ミントです。ミキサーで微細な粉末にして、クリームに混ぜます」

咲「砂糖もできるだけ減らして……クリームはちなみに、あっさり目のコンパウンドにしました」

一太「なるほど。だから、こんなに食べやすいのか」

彩乃「よく考えるわね……」

菜月「………」


ドンッ


【採点結果】

一太:9

彩乃:8

菜月:3

合計:20点



一太「クリームにボリュームもあって、食べやすくて、キウイもうまい、いいね!」

彩乃「同意見。ただ、さっきの皐月ゼリーの方が好きだから8点」

菜月「………ロールケーキの良さが、全部失われてる」

菜月「甘くてコクのあるクリーム。豪華なフルーツ。切り口を見たときに生まれる」

菜月「宝石のような輝きとそれによる充足感」

菜月「ロールケーキとしての魅力がないから、厳しめの3で」

優希(現・学生議会長……この人、けっこう言うじょ)

咲(容赦ないなぁ……)


一太「それじゃあ、結果発表!!」

一太「一品目、22-20で、須賀・原村ペアの勝ちっ!!!!」


京太郎「やぁりぃ!!」

和「やりましたね!!!」


咲「惜しかったなぁ……アイデアは悪くないと思ったんだけどな」

優希「正直、現学生議会長が厳しすぎたじょあれは………」


一太「一品目、どちらも素晴らしかったです。ありがとうございました」

一太「それじゃあ、早速ですが……次に取り掛かってください!!」

一太「二品目、制限時間は―――――――40分です」

京太郎(――――40分。)

咲(制限、きついなぁ……)

和(40分で、考えて、作って――――これ、プロでもきついんじゃないでしょうか)

優希(次は――――もっといいものを作る。タコスからの脱却だって辞さない)


一太「それじゃぁ――――はじめッ!!!!」

眠気が限界なんで、この辺で……あークラスマッチが終わらなかった。
しゃーない。残りは平日中に気合でやりたいところ


今日もみんな協力、感想とかありがとうな


それじゃあ、おやす明華!

こんばんはるる


時間遅いから、人いないかもだけど

いたらよろしくー



咲「優希ちゃん、時間ないよ。早く何か考えないと!!」

優希「………」

咲「どうしよう。タコスっぽくて、爽やかなスイーツは他には―――――」

優希「咲ちゃん」

咲「な、なに?」

優希「タコスは、いい。もういいんだ」

咲「えっ……いいの?」

優希「ああ。私は気が付いた、この場でのタコスへのこだわりは……きっと私を満足させる結果を産まない」

咲「それはつまり……?」

優希「こと今回は、私はタコスを捨てるっ……!!」

優希「京太郎と、のどちゃんに勝つためにっ!!」

咲「優希ちゃん……!!」

優希「さぁ、のんびり感動してる場合じゃないぞ。聞いてくれ、咲ちゃん」

優希「やるぞ、二人掛の――――――五月色を」



和(40分……普通にやっていては、まずだめでしょう)

和(時間のかかるものはNG。アイスなんかはもっての外です)

和(クッキーなど焼成が必要なものも、除外するとして……あとはそうですね)

和(無難に、あんみつとか。フルーツミックス入りの、杏仁豆腐とか……)

京太郎「………」

和「須賀君、どうしましょうか」

和「何か思いつきましたか?」

京太郎「ああ。40分。正確には、あと37分くらいだろうけど――――」

京太郎「シャーベットで行こうと思う」

和「……え、ちょ、ちょっと待ってください、それは時間的に厳しいのでは―――――」

京太郎「いいか、和」

和「は、はい」

京太郎「いつも麻雀では、お前に頼りっぱなしだけど……今日くらいはさ」

京太郎「いっちょ、俺に任せてくれよ」


一太「3・2・1…………そこまでッ!!!!!」

一太「各チームは、手を止めてください」



優希「それじゃあ……次は、私たちからだな」

優希「五彩色のフルーツポンチだ」

咲「どうぞご賞味ください」


一太「ほぅ……さっぱりしてて、うまそうだ」

菜月「ふぅん……」

彩乃「御託はいいわ、食べましょう」


「「「いただきます」」」



一太+1
彩乃+2
菜月+3のコンマ10の位の数が点数。0は10.
各10点、合計30点満点。

ただし、ゾロ目は10点。



一太「どれどれ………な、なんだこのシュワシュワ?!」

菜月「なるほど。炭酸ね」

優希「そうだじょ。作り方は、フルーツを食べやすい形に切って置いておく」

優希「フルーツの果汁とサイダーを混ぜて、氷を入れる」

彩乃「………ちなみに、この綺麗な……ビー玉?」

咲「それも食べられますよ」

菜月「これは……こりこりして、美味しい。色も本当にビー玉見たいで、綺麗ね」

咲「フルーツポンチが冷える間に、粉末寒天を煮溶かして」

咲「1、2分で溶かしきったら、フルーツジュースを入れます」

優希「今回は、五色欲しかったから、五つの鍋を同時進行で……大変だったじょ」

咲「それを、球のパレートに流し込んで固めると、綺麗な寒天ボールの出来上がりです」

一太「もしかして、5色ってのは……」

咲「そうです。五月なので。美しさと、爽やかさ」

優希「それを両立した、デザートにしてみたじょ」

一太「な、なるほど……よくこんな短時間にここまで……」


一太「それじゃあ、皆採点結果をどうぞ」




ドンッ


【採点結果】

一太:8

彩乃:1

菜月:7

合計:16点




一太「美味しかった。見た目もいいし、俺は満足だな」

菜月「さっきのロールケーキより、断然良かった、ただちょっと寒天が堅いかも」

菜月「少し、粉末の添加量多過ぎよ。1%減らした方がいいと思う」

優希(細かい……)

咲(一応、処方通り作ったのになぁ)


彩乃「………ごめんなさい、私炭酸がダメで―――――」

咲「えっ」

優希「あっ………」

菜月「寺平先輩、そうでしたね」


咲(そうだ……炭酸苦手な人がいるってこと)

優希(すっかり忘れてた―――――これは私のミスだ、すまない咲ちゃん)

咲(いいよ。私だって、そこまで気が回らなかったし)

咲(それに、全力を尽くした結果だもん)

咲(次、最後で、もっといいのを作ろうよ!)



一太「……さぁ、次は何が出てくるのか楽しみだ」

京太郎「お待たせしました。『夏みかんのシャーベット』です」

一太「しゃ、シャーベット?!」

彩乃「こんな短時間で、作ったの?」

菜月「………」

京太郎「とりあえず、食べてみてくださいよ」

一太「あ、ああ。もちろんさ」



「「「いただきます」」」





一太+1
彩乃+2
菜月+3のコンマ10の位の数が点数。0は10.
各10点、合計30点満点。

ただし、ゾロ目は10点。


一太「……なるほど」

彩乃「ちゃんと、シャーベットになってるわね」

菜月「須賀さんでしたっけ、これって、どうやってこんな短時間で?」


京太郎「簡単ですよ。夏みかんの果汁を袋に入れます。それより、もう一回り大きい袋を用意して」

京太郎「そこに、大量の氷と、塩を入れます。それで、果汁入りの袋をそこに突っ込んで」

京太郎「ひたすら、揉みます。揉んで、揉んで、揉みまくります」

和(私は、ほぼ見てるだけでしたからね……)

京太郎「10分もすれば、シャーベットになりますよ、40分もいりません」

一太「それはすごいな――――驚いた」

彩乃「夏みかんってチョイスもいいわね。五月が旬の果物だし」

菜月「うん。簡単に作れて、この味が出せるなら、私も作ってみたいかな」



和(好評ですよ、須賀君!)

京太郎(ああ、いけるぜ!!)



菜月「それじゃあ、皆採点結果お願いします」




ドンッ


【採点結果】

一太:3

彩乃:5

菜月:8

合計:16点



京太郎「………あ、あれっ?!」


一太「うまかった。うまかったけど―――――」

彩乃「シャーベットではないわね。何と表現していいのか」

彩乃「これは、少し緩いかき氷よ。そう考えれば、美味しいのかもしれないけど」

一太「シャーベットって言われると、なんか違うよなぁ」



京太郎(………しまった。フローズン仕立ての冷し夏みかんとかにしておけばよかったのに)

京太郎(変にシャーベットってつけたから――――期待と違う味になったのか)

和(須賀君……)

京太郎(和、悪ぃ……)

和(落ち込まないでください、これでも同点ですから!)

和(次で、引き分け以上で勝ちですよ!!)



菜月「二人とも、頭堅いです。これは、フローズン風として楽しむんですよ」

菜月「名前なんて気にしてどうするんですか」

菜月「それよりも、10分で作れるこの手軽さにもっと着目すべきでは」

一太「柴芝……お前、ここぞとばかりに喋るな」

彩乃「あなた、そんなに喋る子だったのね」

菜月「そりゃ、去年はあの人の下で働いてましたし……喋る余裕なんてないです」

一太「あぁ……」

彩乃「それは言わない約束よ」


京太郎(…………)

京太郎(気持ちが分かってしまう俺)


咲「よし、それじゃあ――――三品目、泣いても笑っても、これが最後!!」

優希「咲ちゃん、最後のメニューは」

咲「決まってる。私は、『アレ』でいきたいよ」

優希「奇遇だな……私も『アレ』がいいと思ってたじょ」




彩乃「それにしても……今年はレベルが高いわね」

一太「確かにそうだな」

彩乃「設備も材料も整ってるからかしら」


菜月(………単純に、それだけじゃなさそう)

菜月(偶然にも、麻雀部四人が集まったこの場で………それぞれが)

菜月(全力を出し合って、切磋琢磨して、競い合って―――――)


京太郎「なんだ? お前らも『アレ』なのか」

咲「むっ、京ちゃん私たちの真似しないでよ」

京太郎「人聞きの悪い。この試合始まる前から、ラスはそれって決めてたんだこっちは」

優希「テーマも何も決まってないときに?」

京太郎「そ、そうだよ!! な、何か問題でも?!」

咲「京ちゃん、恥ずかしっ!」

京太郎「くっ、だ、だが、最後に笑うのは俺たちだからな」

和「そうです。こっちは全力でパーフェクトな『アレ』を出します」

優希「のどちゃん……望むところだ!!」

咲「負けないよ、和ちゃん!」

京太郎「皆、気合十分ってところだな」



――――――いいモノが、生まれるのね。



京太郎「それじゃあ―――――最後のクラスマッチを」

京太郎「始めようぜ!!!!」


3・2・1……終了!!!



彩乃「最後は……二チームとも、同じものを作ったのね」

一太「見た目はそれぞれ違うけど」

菜月「まさか、両方『パフェ』とはね」



京太郎「王道中の王道、パーフェクトのパフェと言ったらやっぱりコレ」

和「『五月いちごのパフェ』です」


咲「気分は南国、一足早い夏を味わいたくはありませんか?」

優希「『メロンとマンゴーの、トロピカルパフェ』だじょ」




一太「ほぅ……」

彩乃「いちご、メロン、マンゴー……五月を彩る、最強の果物陣でそれぞれ、締めくくりってわけね」

一太「正直、これほどにうまいスイーツが食えるとは思わなかった」

菜月「仰る通り……ここまできて、もう」

菜月「四方の、食材への想い、パフェへの想い、そして勝負への想い――――ひしひしと伝わってきます」

一太「ああ。こちらも、心して食べよう」



「「「いただきます」」」



一太「まずは、須賀君たちのから……」

彩乃「はむ……」

菜月「ふむふむぅ……」


一太「続いて、こちら――――片岡さんたちの……」

彩乃「なるほどね……もぐもぐ」

菜月「むむむむ……ふむ」



京太郎「…………」

咲「…………」

優希「…………」

和「……………」




俺たちは、固唾を飲んで、三人の試食を見守った。

誰が勝っても、恨みっこなし―――――そんな心地よい空気が、その場にはあった。

けれど、やはり、結果は結果。


一太「ごちそうさま。先に言わせてくれ。今日は本当にごちそうさま」

彩乃「なんだか、仲のいいあなたたちを見て―――こっちまで癒された」

菜月「点数をつけるのが、なんだかもったいないくらいです……」


一太「四人とも。楽しい時間をありがとう」

一太「それじゃあ、結果を発表します」





――――――――勝敗の行方は





<京太郎・和>
一太+1
彩乃+2
菜月+3のコンマ10の位の数が点数。0は10.
各10点、合計30点満点。

ただし、ゾロ目は10点。


<優希・咲>
一太+4
彩乃+5
菜月+6のコンマ10の位の数が点数。0は10.
各10点、合計30点満点。

ただし、ゾロ目は10点。



閉会式後、中庭。

俺は優希と咲に散々、金のトロフィーを自慢されている最中だ。



優希「ほら、見ろ京太郎!! 優勝の証だ!!!」

京太郎「もう、それ言うの何回目だよ……聞き飽きた」

優希「何回でも言ってやるじぇ~~?」

京太郎「ああ、もう、耳タコだ、耳タコ。お前は今日から耳タコス!!」

優希「タコスなら、私はなんでもかまわない!!」

京太郎「いいか? 言っとくけど、引き分けだからな?!」

京太郎「じゃんけんで負けただけだ、俺たちは引き分けなの!!!」



そうだ。三品目は、負けたが、結果は一勝一敗一分。決して負けてないなどいない。

ただ、金と銀のトロフィーは一つづつしかないから、それでじゃんけんしただけだ。

そのじゃんけんに負けたわけだが……


京太郎「ちくしょう……なんか悔しい。釈然としない」

和「でも、銀のトロフィーだって、綺麗ですよ?」

咲「……和ちゃんが持つと、なんか映えるなぁ」

和「そんなことはないと思いますけど……」

京太郎「来年は、絶対、圧倒的な差で1位になってやる……」




京太郎「あ、あそこで染谷部長が表彰されてる」

咲「テニスで大活躍してたからね……」

優希「な。意外だったじぇ」

和「………みんな、麻雀以外で、いろいろなところで頑張ってるんですね」

京太郎「そうだな」



夕焼けの中庭を四人で歩いて

向かうは、いつも通り旧校舎。



和「それじゃあ私たちも……そろそろ。」

咲「そうだね……あ、夕焼けがきれい」

優希「夕焼けよりお腹空いたじょ……ずっと作ってばかりだったから」

京太郎「じゃあ、今日は部活の後にメシ行こうぜ」



もちろん、内木先輩を誘うのを

俺は忘れてはいないぜ。



須賀京太郎 現在ステータス
 
知力:D(42)53/100→ D(45)53/100
話術:D(49)47/100→ C(52)47/120
器用:D(34)56/100→ D(37)56/100


体力  :■■■■■□□□□□
ストレス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


※トロフィーは銀ですが、結果的に1位なので、効果は金

クラスマッチ、終わったぜ……これで、心置きなく盆に突入できる

今日もありがとう、明日はまた体力次第で


あと、前スレでもどっかで言ったけど、久は上から数えた方が早いくらい好きなキャラやで
まだ、ほとんど出てないけど……


それじゃあおやす明華

華菜「今ここに、風越の新しい伝統が流れ出す」8【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439474247/#footer)

次スレにのり込めー


前スレは梅で

1000がぞろ目で幸運+1

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