イヴ「…メアリーが、」

ギャリー「うん？よく聞き取れなかったわ」

イヴ「ううん、何でもない」

ギャリー「そう？」

おばあちゃん「すみません、隣いいですか？」

ギャリー「あ、もちろんです！イヴ、少しそっちへつめ…イヴ？」

イヴ「メアリー」

おばあちゃん「え？」

ぽふっ

ギャリー「っちょ、イヴどうしたの！？突然おばあさんに抱きついて。あ、もしかして、知り合いだった？」

おばあちゃん「いえ、私は知りませんが…お嬢ちゃんどうしたの？」

イヴ「……あ、すみません！知り合いに似てたもので…つい」

おばあちゃん「そうだったのかい。ほら、席におつき。電車がもうすぐ動き出すから危ないよ」

イヴ「うん」

ギャリー「ほらおいでイヴ。にしても誰に似てたの？アタシの知ってる人？」

イヴ「ギャリーは分からなかった？」

ギャリー「何が？」

イヴ「メアリーに、似てるの」

ギャリー「え？そりゃ綺麗な金髪だとは思うけど…」

おばあちゃん「どうかなさいましたか？」

ギャリー「あ、いえすみません」

ギャリー「見た目はそんなに…」

イヴ「違うよ、見た目じゃないよ。中身が似てるの」

ギャリー「中身？」

イヴ「そう。メアリーと一緒。とても優しそう」

ギャリー「確かにこの方は優しそうだけどメアリーはやさしそうだったかしら？」

イヴ「メアリーは優しかったよ」

おばあちゃん「あの、すみません。先ほどからおっしゃっているメアリー、
というのは…」

ギャリー「あ、すみません。うるさかったですか？メアリーはこの期が先ほど貴方と間違えた子です」

おばあちゃん「いえ、うるさくはないです。ただ、とても愛しい感じがして」

ギャリー「愛しい？」

おばあちゃん「ええ、メアリーという名前が愛しく感じられたの」

そしておばあちゃんが懐からパレットナイフを取り出すんですね分かります

>>8
やめれwwww

イヴss…3ヶ月待ったのだ…!

でもパレットナイフで人は殺せないので無問題

メアリーには線と点が見えるんです

おばあちゃん「なんでかしらね。メアリーなんて知り合いはいないはずなのに。よろしければそのメアリーさんについてお話ししてくださる？」

ギャリー「アタシはいいをですけど…」

イヴ「私もいいよ。寧ろ聞いて欲しいよ、メアリーのこと」

おばあちゃん「老人のわがままにつきあってくれてありがとうね」

かくかくしかじか

イヴ「だからね、私はメアリーのこと大好きなんだよ」

おばあちゃん「ありがとうね。とても優しい子だったんだろうね」

ギャリー「（イヴには、ね）」

おばあちゃん「その子の写真なんかはないの？」

イヴ「…………」

おばあちゃん「あら、もしかして聞かない方が良かった？」

ギャリー「いえ、大したことじゃないんです。メアリーは
恥ずかしがり屋で写真はないんですよ」

絵はあるけどね

燃やしちゃったけどね

おばあちゃん「そうなの、残念ねぇ」

ギャリー「…あ、そうだわ！」

イヴ「どうしたの？ギャリー」

ギャリー「写真はなくてもメアリーの姿を伝える手段があったことを思い出して」

イヴ「え、どうすんの？」

ギャリー「絵を描けば良いのよ」

イヴ「絵って、メアリーの？」

ギャリー「っそ！確かバックに……あった！」

おばあちゃん「お兄さんは絵描きなの？」

ギャリー「趣味で描く程度ですよ。あんまり上手くないですけど姿は伝えられるかなとおもって」

おばあちゃん「それは楽しみですね」

これ面白いの？