武内P「CANDY ISLANDの皆さんが拘束されてしまいました」 (39)


誘拐犯1「ヒャッハー! ちえりんの肩後ろ側から首筋にかけて主に背面をペロペロするぜぇー!」

誘拐犯2「かな子からダシとって豚汁のみたーい!」

誘拐犯3「杏ちゃんを飴食い人形として部屋に飾るんじゃあ」



ちひろ(などと供述した誘拐犯たちによりCANDY ISLANDの智絵里ちゃん、かな子ちゃん、杏ちゃんが仕事先で捕まり)

ちひろ(そのまま手足を拘束され、トラックに乗せられ浚われてしまいました)


ちひろ(が、有能なプロデューサーさんはすぐさま3人の居場所を発見)

ちひろ(浚われてから1時間も立たないうちに誘拐犯の全員を無力化し、無事智絵里ちゃん達の安全を確保しました)


ちひろ(しかし……たった一つだけ、問題が残ってしまいました)



ちひろ(智絵里ちゃん達を拘束した、とても頑丈な手枷足枷。その鍵が破損して使えなくなってしまったことです)


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年齢制限エロはありません。


~CPルーム(他の子は外で仕事中)~

武内P「すみません……誘拐犯を捕える際に、不注意で鍵を踏み破損させてしまいました」

かな子「き、気にしないで下さいプロデューサーさん! それだけ私たちを助けることに必死だったって事ですから……!!」

武内P「……すみません」

杏「それはいいんだけどさ…杏達の『これ』、いつ解除できるようになんの?」

武内P「…先程、千川さんに連絡して、鍵を複製するためのスタッフを派遣してもらいました。型取りや複製の時間も込みで、2時間後には枷を外せるかと」

杏「2時間後かー。杏は問題ないけどさ、2人ともトイレとか大丈夫?」

智絵里「わ、私も大丈夫……」

かな子「浚われたのがトイレを済ませた後で良かったね……」

武内P「その…恥ずかしいかもしれませんが、もし解除までにトイレに行きたくなった場合は我慢せず話して下さい。女性スタッフを呼んで同行してもらいます」

智絵里「は、はい……」


武内P「……」シュン

智絵里「……え、えっと……」アワアワ

智絵里「あ、あの、助けてくれてありがとうございました。 プロデューサー達が急いで助けてくれたから、何もされずに済んで…!」

武内P「いえ……むしろ、大事なアイドルが浚われてしまった時点でプロデューサーにあるまじき失態です。貴女達に怖い思いをさせてしまいました…」

杏「ホントに何もなかったし、杏としては全然問題ないんだけどね」

かな子「この拘束もちゃんと解けるってわかりましたし、プロデューサーさんは気にしないでください!」

武内P「……はい。ありがとう、ございます」

かな子「…はいっ!」

智絵里「えへへ……」

杏「やれやれ」


杏(……ところで、拘束で思い出したけど)チラ

智絵里(私と杏ちゃんは手枷を後ろ手に、足枷を足首に嵌められてるだけだけど)

杏(何でかな子は)


智絵里(胴体まで縄で括られてるんだろ……)





あんちえ((ボンレスハムみたい……))





グゥゥ


武内P「! 今の音は……」

杏「…」チラ

かな子「い、今のは私じゃないよ…?」チラ

智絵里「……!」カアアアア


武内P「…まだ、食事を摂っていなかったのですね」

智絵里「す、すみません、そうじゃないんです…お昼ご飯は食べたんですけど、かな子ちゃんを見ていたら、つい……」

かな子「智絵里ちゃん、それどういう意味!?」


武内P「分かりました、近くの店で何か食事を買ってきます。何か希望はありますか?」

智絵里「えっと…それならお肉をお願いします……出来ればハムみたいな……」チラ

かな子「ねえ何でこっちをチラ見して言うのかな!?」


杏「杏の分もおねがーい。何か杏もハム食べたくなってきちゃった。ボンレスハムみたいな肉汁たっぷりのやつね」

かな子「なんでやねん!?」


※最終的に、かな子の分も用意することになりました。
 偶然にも楓ほか酒飲み組にリクエストされて1週間ほど前から仕込んでいたので、あとは軽く炙ってサラダと和えました。


武内P「お待たせしてしまい申し訳ありません」ホカホカ

CI(((お…おいしそう……)))ゴクリ

杏「…案外やるねプロデューサー。すっごく美味しそうだよ、早く杏に食べさせてー」アーン

武内P「はい」スッ


智絵里「……」

かな子「……」


ちえかな「「!!?」」



杏「…ん、どしたの2人とも?」アー


かな子「えっ、ええっ、えええっ!?///」ボンッ

智絵里「あ、あーんって、ぷぷぷ、ぷろ、プロデューサー、に…?///」プシュー


杏「当たり前じゃん。杏達しばられて両手使えないのに、2人ともどーやって食べようとしてたの?」パクッ

杏「んー、うまうま」ムッグムッグ


武内P「すみません、口にソースをこぼしてしまいました」フキフキ

杏「くるしゅうないくるしゅうない」


杏「…案外悪くないねこれ。杏、このままプロデューサーに飼われてもいいかも」

杏「縛ったまんまでいいからさ、プロデューサー養ってくんない?」

武内P「それは困ります…それに双葉さんがいなくなれば、緒方さんと三村さんも困ってしまいます」

杏「あー、そっか」

杏「…そうだ、なら智絵里ちゃんとかな子ちゃんも一緒なら問題ないよね」


杏「一緒にプロデューサーに飼われない?」


かな子「へっ!?」

智絵里「か、飼われるってどういうこと……?」


杏「ほら、カギを複製するのってものすごい手間かかりそうじゃん?」

杏「杏達のためにそこまでしてもらうのは悪いからさ、もう手枷足枷を解いてもらうのは諦めて、このまんまプロデューサーに飼われちゃおうよ」

杏「一見すごく危なく見えるけどさ、プロデューサーなら杏達に悪い事はしてこないだろうし、むしろ尽くしてくれそうだよね」

杏「プロデューサーもこんな可愛い子を3人も好きにお世話出来るんだから元は取れるしさ、お互いに悪い話じゃないと思うなぁ」


智絵里「…お、お世話って、どんな……?」

杏「そりゃもう今みたいにおいしーご飯食べさせてもらったりとか、お風呂で丁寧に洗ってもらったりとか」



杏「寝る時に抱き枕代わりにして、撫でながら寝かせてもらえるとか……!」ニヤリ



智絵里「……」ポクポクポク

智絵里「」ボフンッ

かな子「智絵里ちゃんがショートした!?」



武内P「冗談はそこまでにしてください……」ハァ

杏「ちぇー」ムゥ


智絵里「わわっ、私がっ、ぷぷプロデューサーに、か、飼われっ……!?///」プルプル

かな子「智絵里ちゃん!? 杏ちゃんのいつもの冗談だからね!?」

智絵里「だ、ダメな私でいいなら、ふ、不束者ですが、プロデューサーさえ良ければ……!!///」ペコペコ

かな子「何でやねん!?」


武内P「緒方さん、落ち着いて下さい。料理が冷めてしまいます」

智絵里「ふぁっ!? は、はい……ごめんなさい」

武内P「…食べられますか?」

智絵里「えっ…? は、はい…!」アー

      ドウゾ
智絵里「ほ、ほうほ……!///」プルプルプルプル






(箸を持つ逞しい腕が向かう先は、一人のか弱い少女……の、精一杯開けられた小さな口)

(枷を嵌められ、自由を奪われた両腕をギシリと軋ませながら、少女はただ、肉が自身の口腔を蹂躙する事を期待し)

(涎が絡みついて卑猥にぬらぬらと光る舌を覗かせながら、目を閉じて、やや甘えるように『それ』をねだる)

(やや粗くなった吐息を自分でも感じつつ、物理的な距離という意味で必然的に『おあずけ』されざるを得なかった数秒間)

(ゆっくりと広がる胃の底をくすぐる疼きは、か弱い少女の身体を延々と微細につつき続けた)


(そして、空腹に濡らされた舌に、肉が僅かに触れた瞬間)

(少女の唯一自由になる舌を、しかしほんの狭い範囲でしか動かせない舌を、肉に這わせ、肉汁を伝わせた後は絡ませて)

(涎と肉汁が混じった口内を、ちろちろと可愛く動く舌と、スパイスが意地悪につついてくる肉と)

(それを歯で挟んで搾り取られた更なる肉汁が、詰め寄るように少女の意識を呑み込んでいく)


(最初の一口を終えた少女は、先程までの気恥ずかしさからか、あるいはスパイスの作用か)

(両手を縛られた少女は、目を虚ろに曇らせて、白くなりそうなほど荒い息を繰り返し、半開きの口からぬるついた舌を覗かせて)

(火照った体を冷ますことも忘れ、また次の肉をねだるように、男をじっと目で舐め上げたーーー)



かな子「やめよう杏ちゃん? ちょっといけないものを見てる気分になっちゃうから」

杏「手足縛られて食事させられてる時点で、相当な絵ヅラだと思うけどね」



武内P「…如何でしょうか」

智絵里「ほ、ほいひいです……!///」モグモグ


※この後かな子も滅茶苦茶食べた


多分数十分後には黒歴史になってると思う。

腹減ってるのを我慢して書いてました。スパイスの効いた肉料理食ってきます。

縛られたちえりんを丁寧にお世話したい。

あと、まだ続きます

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杏(その後…杏とかな子ちゃんはプロデューサーに、飴とお菓子を思いっきりねだった)

杏(最初は健康面への配慮断られたけど、『杏達は縛られたまんまで不安なんだー紛らわせろー』と言ったら、特別に許してもらえることになった)

杏(信頼している人から食べさせてもらう飴はなかなか美味い)コロコロ


杏(……んで、杏とかな子ちゃんはそれでいいとして……)チラ


智絵里「……」モジモジ

杏(智絵里ちゃんはとくに食べたいものもないみたいで、あの後は何も言ってなかった。でもプロデューサーの方をチラチラ見てるあたり、何かして欲しいんだろーなぁ)

かな子「(杏ちゃん、あれってやっぱり……)」コソッ

杏「(アレだろうね)」コソコソ



杏「…ねープロデューサー、智絵里ちゃんが何かしてほしいみたいだよ」

武内P「! どうしましたか、緒方さん」バッ

智絵里「ふえっ!? い、いえ、あの……」

智絵里「……何でも、ないで 杏「智絵里ちゃんは添い寝してほしいんだってさー」


智絵里「あ、杏ちゃん!?」


武内P「添い寝、ですか?」

智絵里「あ、あの、私は……!」

杏「智絵里ちゃん、最近あんまし家族と関われてないんだってさ。だから人肌が恋しいらしいよー」

かな子「それに智絵里ちゃん、CIの一員としてすっごく頑張ってます! だから智絵里ちゃんにもご褒美をあげてあげてください!」

杏「今縛られてる不安で潰れられても困るし、いっちょ抱きしめて一緒に寝てやってくんない?」

かな子「私達は一杯お菓子を貰っちゃいましたから、気にしないで智絵里ちゃんに構ってあげてください」

智絵里「あ、あああ杏ちゃん? かな子ちゃん…?///」アワアワ


智絵里「あの、ぷ、プロデューサー! 違うんです、私は……」

武内P「……」ギュッ

智絵里「あッ……」ドキッ

武内P「…緒方さん、痛みはありませんか。痛みの他にも、臭いなど気になるところは……」

智絵里「……あ、ありません……すごく暖かくて……いい匂いで……」

武内P「……」ボフン

武内P「申し訳ありません、緒方さん。CIがもっと活躍できるよう仕事を増やしていたつもりですが……大事な時間を奪ってしまっていたようですね」


杏「(そうじゃないんだよなあ、智絵里ちゃんの話を聞くところによると)」

かな子「(まあまあ。智絵里ちゃんがリラックスしてるみたいだし、細かい事はいいんじゃないかな?)」

杏「(…そーだね)」


智絵里(……あったかい……)

智絵里(プロデューサーの匂い、まるでお父さんみたいだな……)

智絵里(お父さんやお母さんが最後に抱いてくれたの、いつだったんだろ……)


智絵里「……プロデューサー……」スリ

武内P「どうしましたか」

智絵里「もっとしっかり…抱きしめてください……」

智絵里「私、いま縛られてるから、プロデューサーに抱きつけなくて……不安なんです……」

智絵里「……だから、プロデューサーにもっときつく抱きしめてほしくて……頭も撫でてほしいな……」トロン

武内P「……わかりました」ムギュウ

武内P「私でよければ」ナデナデ

智絵里「えへへ……」スリスリ



かな子「(智絵里ちゃん、すごく嬉しそうだね。良かったね杏ちゃん)」ニコニコ

杏「(ま、智絵里ちゃんには杏の代わりにしっかり働いてもらわないといけないからね。休める時には休んでもらわないと)」

かな子「(……ふふっ♪)」スリスリ

杏「(うわー、何をするきらりじゃないんだからー)」モゾモゾ


杏(……ところで……)

杏(今の智絵里ちゃん、後ろ手に縛られた状態でプロデューサーと寝てるんだよなあ)



杏(…………)







杏(やっぱりすごい絵ヅラだ)



この後滅茶苦茶お世話された。

~fin~


久しぶりに拘束モノを書きました。かな子Pの皆さん、あんましかな子のこと書けなくてごめんネ。

これからCIなどのユニットがどうなってしまうのか、不安でもあり楽しみでもあります。

読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m


以下過去作になります。

卯月「事務所に」凛「入ったら」未央「手錠があった」

凛「事務所に」奈緒「入ったら」加蓮「手錠があった」凛「…また?」

凛「トライアドプリムスwith手錠」

菜々「事務所に」まゆ「入ったら」凛「手錠があった」愛海「うひひ」

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