綱親「長政様!織田信長より文が届いておりまする」(17)

長政「ふぇ?私にですか?」

綱親「はい!とにかくお読みくだされ」サシダシ

長政「えぇと、…………えぇぇぇえ!!」

綱親「ッ!な、なにが書かれておったのですか?」

長政「あの、えっと…我が浅井家と同盟を結びたいそうです」

綱親「なんですと!」

綱親「織田信長といえば尾張を統一し今川家当主…今川義元を討ち取ったあの…」

長政「凄い人ですよねぇ…でもそんなに凄い人がなぜ我が浅井家と同盟を結びたがるんでしょうか?」

綱親「むぅ…信長は今美濃国の斎藤氏と紺着状態にありまする、それを打破するために同盟を申し込んできたのかと」

長政「へぇそうなんですか…んーどうしましょうか?」

綱親「私は同盟することに賛成です、なにせあの織田家ですから…条件もこちらに有利なようですし」

長政「そ、そうですよね!ではさっそく同盟することを信長どのに伝えねば!」

綱親「ではその文は私のほうでやっておきます」

長政「うん、お願いね綱親」

――――

――――
所変わって織田家

信長「遅い…遅い遅いおそーい!」

お市「落ち着いて下さい姉様、同盟のこと…浅井家の方々は悩んでおるのでしょう」

信長「何で?織田家だよ信長ちゃんだよ?どこに悩む要素があるのさー」

お市「浅井家の方々も色々大変なんですよ」

信長「そうなのかなぁ」

お市「だから気長に待って良いお返事が貰えるように仏様にでも拝んでいてください」

信長「うぅ…待つのきらーい…そうだ光秀と遊んでこよっと」タッタッタッ

お市「はぁ、まったく落ち着きのがないのですね姉様わ」

お市「浅井家の当主長政様は戦国随一の美女と評判ですから一度だけでもお会いしたいものです…」

秀吉「信長様ッ!………あれ?」

お市「どうしたんですか?姉様なら明智どののところへ遊びにいかれましたが?」

秀吉「お、お市///、そうでしたか」

お市「姉様になにようですか?」

秀吉「あ、あの浅井家から文が届きましたので信長様に伝えようと」

お市「…姉様は今いないので私が文の内容を確認します」

秀吉「は、はい」

秀吉「これです」サシダシ

お市「…………おぉ!早く姉様に連絡を」

秀吉「あの文の内容は…」

お市「そんなことは貴女には関係ありません、それよりも姉様を連れ戻してきなさい」

秀吉「は、はい」タッタッタッ

信長「ちょっとーなんなのー?私光秀ちゃんと砂のトンネル作ってたんだけど」

お市「そんなことよりも浅井家から文が届いています」

信長「え!ホント!早く読んで」ワクワク

お市「……自分で読んでください」

信長「む、無理だよ私漢字読めないし…だから市読んで!」

お市「もぅ姉様は…まぁ簡単に説明すると同盟を結びます、という内容でした」

信長「ホントに!ヤッホォォォ!じゃあさっそく長政ちゃんを家に呼んじゃおう」

お市「もう!暴れないでください」

信長「えー…だって嬉しいんだもん!さぁ早くだれか手紙書いて!あ、やっぱそれよりも誰か浅井家まで使いで行ってきて!ってかもう私が行くー」

お市「あぁもう姉様は!………もぅ私も行きます!待ってください」

こうして信長一行は浅井家
北近江国へと向かった

――――
浅井家では…

長政「ちゃんと手紙届いたでしょうか?」

綱親「えぇ、早ければもう届いているころでしょうな」

長政「はぁ…緊張しますね…私あの織田信長と同盟を結んだんですよ!」

綱親「えぇ、とても名誉なことと思います」

長政「天下に名高い織田信長殿とはどんな方なのでしょうか…今から緊張しています」ドキドキ

綱親「はは、焦らなくとも時期にこちらから織田家へと出向くことになります」

長政「そうですよね!早く会いたいですね!」ワクワク

――――
そして1日後…

信長「ついたぁー近江国ー!たのもぉー」

浅井家・兵士「む、なにものだ」

信長「私は尾張の国の大名!織田信長である!長政ちゃんにようがあってきた!」

浅井家・兵士「織田信長!待ってください今長政様に確認をとりますゆえ」

――――
兵士「織田信長殿がお見栄になられてます」

長政「えぇぇぇえ」

綱親「なんと」

長政「どうしよぉ部屋の片付けしてないよぉ!お茶とかお菓子とかないよぉ」

綱親「い、今すぐ部屋の片付けを!」

長政「ぉ、男の人は入っちゃダメだからね!」

綱親「男どもは部屋に入ってはいかんぞ!男どもは茶菓子を買ってこい」

長政「あぅあぅ…と、とりあえず挨拶に行こう!」

綱親「そ、そうですな」

――――
信長「おっそーい遅すぎる!確認だけでしょうがぁぁぁ」

お市「姉様みっともないので叫ばないでください」

信長「なッ私をバカにするなぁ!」

お市「バカになんてしてません、ただみっともないと言っただけでしょう」

信長「ぐぬぬ…妹のくせに」

秀吉「まぁまぁ二人とも落ち着いてください」

お市「貴女は口を挟まないでください」

秀吉「あぅ…」

利家「…キツい姫ぎみだな」

秀吉「うん…でもそこがいい///」ゾクゾク

利家「うわぁ…」ヒキ

――――
長政「うぅぅ…緊張しますね」

綱親「ですがなるべく平坦を装ってください」

長政「は、はひ!大丈夫です」

綱親「…はぁ」


兵士「開門」

ギィィィィ

長政「つ、ついに信長殿と…」gokuri

――――
「開門」ギィィィィ

信長「ぐぬぬ…あ!よっしゃー私が一番のりだぁー」タッタッタ

お市「あ!もう姉様!」タッタッタ

秀吉「お市さまぁ///」タッタッタ

利家「おい秀吉っ」タッタッタ

ガッチャン

長政「よ、ようこそ信長殿!…私が浅井家当主浅井長まs「長政ちゃーん」ダキツキ

長政「ひゃぁァァ///」ビクッ

信長「おぉーこれが本物の長政ちゃんかぁー」ダキツキ

綱親「(これが織田信長?私には子供にしか見えんが…」

お市「こらッ姉様!長政様が困っておるでしょう離れなさい」

信長「えーもう市はいっつも」プリプリ

お市「うちの姉様がすいません」ペコリ

長政「い、いえ…大丈夫です!(綺麗な人だなぁ……」

お市「本当にすいません」ペコリペコリ

長政「いえ!頭をおあげ下さい」アセアセ

お市「ふふ、ありがとうございます」ニコッ

長政「ッ!///(綺麗な人…信長殿のお嫁さんかな?」

信長「私を無視するなぁぁ!」

長政「す、すいません信長殿!み、みなさん天守閣にご案内します!」

利家「おぉー秀吉天守閣だってさ」

秀吉「あの長政って小娘…お市様の笑顔を独占しやがって許せん」

利家「うわぁ…」ヒキ

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