芳乃「そなたー、朝でしてー」(74)

P「…んぇ?」

芳乃「朝でしてー。お目覚めになってくださいましー」

P「…8時じゃん。オフなんだからもうちょい寝かせてくれぃ…」ゴロッ

芳乃「寝過ぎは体に毒でしてー?布団を干したいのでー。キノコが生えてしまいますー」

P「フヒッ…」

P「ん~…せめて、あと5時間…」

芳乃「そこは5分と言ってくださいー」ガバッ

P「あうっ」

芳乃「お布団干しますのでー。お顔を洗ってくださいー」

P「うぃ~…めがね、めがねどこだ…」

芳乃「元々かけてないのでしてー」

P「ふぁ…、おは芳乃」

芳乃「おはようございましてー」

P「オフの日曜日ぐらい寝かせて欲しかった…スーパーヒーロータイムは録画してあるんだし」

芳乃「最近雨続きでしたのでー、お布団を干したかったのですー」

P「芳乃は偉いなぁ」

芳乃「そなたはいつも事務所にお泊りになってしまうのでー。お家でお休みになるのなら、ふかふかお布団でお休みになってほしいのでしてー」

P「うん、ありがとう。朝から泣きそう」

芳乃「ほー?」

芳乃「朝餉の準備も出来てますゆえー、テーブルにお運びしますー」

P「ああ、手伝う手伝う」

芳乃「そなたは着替えてくださいー」

P「ウィ」

P「ご飯に生卵、豆腐の味噌汁と味付け海苔か…」

芳乃「お茶を淹れますー」

P(ぶっちゃけ朝はパン派だったけど芳乃の影響で今やすっかり米派ですよ)

P「では、この世の全ての食材に感謝を込めて」

P・芳乃「「いただきます(のでー)」」


P「洗い物終わったぞー」

芳乃「お疲れ様なのでしてー」

P「で、これからどうする?録画でも消化するか?」

芳乃「お天気も良いですしー。外に参りましょうー」

P「そうだな。買出しもしたいし」

芳乃「お野菜とー、お肉が欲しいのでしてー」

P「夕飯どうすっか…何食べたい?夜は作るぞ」

芳乃「おせんべいがー」

P「それはおやつで買ってやるから」

書き途中でフリーズしたから消えた・・・
不貞寝するにゃ

-----------------------------------------

P「はい、と言う事で今日は依田芳乃さんと一緒にサ○ット○○駅前店にやってきました」

芳乃「きましたー」

P「では早速店内に。買い物カゴを忘れずに」

芳乃「そなたー、カートも使うのでしてー」

P「準備完了。まずは野菜からいくか」

P「冷蔵庫の中、何が残ってたっけ」

芳乃「もやしとキャベツがまだありましてー。あと、トマトをそろそろ使わねばー」

P「埼玉の条例でトマト食うべからず、って言うのがあってだな」

芳乃「ただの好き嫌いでしてー?」

P「…ま、トマトは潰してスープにでもしちまうか。さて晩飯何にするか…」

P「何がいい?リクエストはあるか?」

そなたがお作りになるのならー、何であれ喜ばしきことでしてー」

P「ありがとう。でも作る側としてはその返事は正直困る」

芳乃「それではー、和食はー」

P「おぅ、やっぱり和食か」

芳乃「いつもなのでしてー、和食以外をお願いしますー」

P「おぅ、何だ今の無意味なフェイント」

P「和食以外か…トマト使わんとだし、イタリアンか?」

芳乃「そなたーそなたー、和菓子売り場に行ってもよろしいのでー?」

P「ん?ああ、煎餅ね…。行っておいで」

芳乃「いってまいりますー」トテトテ

P「走るなよー転ぶなよー知らない人と千川に声かけられても付いていくなよー」

P「ま、色々見て回りながら献立考えますか」

芳乃「そなたーそなたー、歌舞伎揚げがお買い得でしたのでー」

P「早ぇっ!」

芳乃「ほー?」

P「…ま、いいや。ほらカゴに入れなさい」

芳乃「入れましてー」ポムッ

昔、所ジョージと上岡龍太郎の区別がつかなかった時期がある

だから寝る

P「さて、次は肉か魚を見るとするか」

芳乃「冷凍庫にー、使いかけの挽き肉が残っておりましてー」

P「ありゃ、じゃあそっちを先に使わないとな…」

P(安さ重視だとついつい鶏肉ばっかり買っちまうんだよなぁ…胸肉3枚で500円切るんだもんな)

P「芳乃、何肉食べたい?」

芳乃「わたくしはー、好き嫌いありませんのでー」

P「お?それは俺に対する皮肉かな?」

P「まあ、いいや。先に魚見てきてくれ」

芳乃「かしこまりましてー」トテトテ

P(鳥皮…パリパリに焼いても煮込んでダシにしても…いや、たまにはホルモン系…匂いが強いから仕事に支障が出るな)

P(無難に豚こまか薄切り牛肉にでもしておくか…お、生姜焼き用肉が安い)

芳乃「そなたー」

P「早いな、良いのあったか?」

芳乃「はいー」ズイッ

P「歌舞伎揚げはもういい」

-----------------------------------------

P「食料はこのぐらいか。後何か必要なものってあったっけ?」

芳乃「特にはー。そなたがお仕事の後にこまめにお買い物してくださるのでー」

芳乃「いつもいつも、感謝しておりますー」

P「吉野は来月の『HORAGAI―グランプリ』に向けての練習もあるしな。こういうのはやれる方がやればいいんだよ」

芳乃「そなたは良き主夫でしてー」

P「働いてるよ俺。社畜とすら呼ばれてるぐらいに」

芳乃「そなたーそなたー、お腹が空きましたのでー」

P「吉野はマイペースだなぁ。確かに少し小腹が減ったな…帰る前にどこかで昼にしようか」

芳乃「おせんべいがー」

P「歌舞伎揚げ買うたやん」

芳乃「別腹でしてー」

P「ほぼ同じジャンルじゃね?」

芳乃「違うのでしてー。そなたとぴにゃこら太ぐらい違うのでしてー」

P「霊長類と無機物ほどの違いがあるのか、凄ぇな」

夏祭りですげぇ忙しかった・・・寝る
でも寝ようと布団に入るとハムスターが活性化するんだ・・・から揚げにしたろか

P「たまにはファミレスにでもいくか?」

芳乃「いきますー」

P「芳乃とは滅多にいかないもんなぁ」

芳乃「そなたはー、他の方々とは行っておられますー」

P「タカられてるだけだと思うけどな」

P「お喋りに付き合ったり愚痴を聞いたりドリンクバーで作った特性ブレンドジュースを幸子に飲ませたり」

芳乃「最後はほぼ拷問でしてー?」

P「ドリンクバーってさ、何か無駄に混ぜたくならないか?他人に飲ませる場合だと特に」

芳乃「そなたの闇がー、いつの日か晴れる事を祈る次第でしてー」

P「と言う訳でファミレスランチだ。ジョナサンとサイゼどっちがいい?」

芳乃「わたくしはー、あまり詳しくありませんのでー、そなたにお任せするのでしてー」

P「任されるのでしてー」

P「…と言う訳でやってきましたサ○ットから徒歩5分弱。ジョナサンです」

芳乃「お買い物を持ったままですがー、今日は冷凍食品などは買ってないので大丈夫なのでしてー」

P「まあ、ファミレスに1時間2時間居座る気は無いしな」

イラッシャイマセ

芳乃「ファミレスは、とても久しぶりなのでしてー」

ニメイダナ キンエンセキ、リョウカイシタ

P「芳乃は家でちゃんと作るもんなぁ」

キャクヲアンナイスルノガテンインノルールダロウ

芳乃「わたくしもー、たまにはこういう場所にて食事を取りたいのですー」

P「そうだな、たまにはこうして誘うことにするよ」

P「で、何食べる?」

芳乃「かれいの煮付けがー」

P「渋いなぁ…俺はハンバーグにしとくか」

P「デザートはどうする?」

芳乃「抹茶わらびもちソフトをー、注文してよろしいのでー?」

P「よろしいですよ」

P「んじゃ、店員さん呼ぶさね」 ピンポーン  マッテローヨ


P「…で、橘さんがムキになっちゃってな。『私と揚げ出し豆腐、どちらを取るんですか!』とか言い出して」

芳乃「思春期にはー、誰もが一度は通る疑問でしてー」

P「だよなぁ」

芳乃「そなたはー、何と答えて差し上げたのでー?」

P「そりゃもちろん、『大事な揚げ出し豆腐とアイドルを比較できるわけないだろ』って」

芳乃「そなたぁー、逆ですー、逆でしてー」

P「ああ、だからあんなに怒ってたのか…」アムッ

芳乃「そなたー、そなたー」

P「はいはい、なんですか?」

芳乃「ひとくちー、頂きたいのでしてー」

P「チョコパフェをか?なんか珍しいな、芳乃がこういうの欲しがるの」

芳乃「そなたが食しているとー、美味しそうに見えましてー」

P「それペットの発想だぞ。…まぁいいや、ほら。口開け」

芳乃「んあー」

P(口小っさ。鼻にベチャってやったら祟られるかな…今度前川にやらせてみよう)

芳乃「あむっ…ほぉー、ほぉぉーーっ…」ングング

P(お気に召したらしい。…生まれて初めてプリン食べたハムスターみたいなリアクションしとる)

芳乃「そなたーそなたー、甘いのでしてー」

P「酸っぱかったら俺は明日1日トイレの住人だろうな」アムッ

芳乃「・・・そなたぁー」

P「どした」

芳乃「わらびもち、もう残っておりませんー…」シュン

P「いらんって。気にせず全部食べて良いんだっての」

芳乃「お皿にまだ黒蜜がー」

P「え、舐めろと?」

芳乃「ああ、きなこもついておりますー」

P「舐めろと?」

芳乃「いりませんのでー?」

P「人間の尊厳を捨ててまで欲するものではありませんなぁ」

芳乃「ほー…」

P「そこで不思議そうな顔をされるのはどうしてだろう」

P「深くは考えまい。ドリンクバーいくけど芳乃はほうじ茶でいいのか?」

芳乃「濃い目にーお願い致しますー」

P「はいはい」

久し振りにファミレスで夕飯食った。最近のファミレスのハンバーグってあんなに肉厚ボリューミーなのな、ビックリした。
ナイフ入れた瞬間予想以上の厚みと肉感に我が家のハムスターのケツ肉を思い浮かべた

寝る

P(2杯目もコーラでいくか)

P(事務所の自販機って何故かペプシしか無いんだもんな…コカ信者の俺としてはちょっとした死活問題なのだが)

P「芳乃ー、お茶持ってきたぞー」

芳乃「ありがとうございますー」

P「熱いから気をつけろよー」ヨイショット

アウッ フヒッ?

P「…?」

芳乃「そなたー?」

P「いや、気のせいだと思うが…」

芳乃「お茶が染み渡るのでしてー」ホヨホヨ

P「んー…?」 パタパタ

アウッ、イジメデスカ、イジメデスネ… フヒッ…

P(オフの日にファミレスにいる筈なのに足元から職場と同じ気配がする…)

?「あれ、プロデューサーさん?」

P「ん?おや、偶然だなこんな所で」

幸子「そうですね。昨日ボクがお昼にファミレスに誘ったのを断った人とファミレスで偶然会うとは思いませんでした」ムスーッ

P「いや、だってお前『カワイイボクのカワイイお腹が空いたのでご飯食べにいきましょう』とか電波な誘われ方しても…」

幸子「電波とは何ですかっ!普通に誘ったつもりですよ!」

P「昨日は普通に弁当あったし…特に理由も無いのに幸子に奢る理由も無いし」

幸子「べ、別に奢ってもらおうなんて魂胆があった訳じゃあ…!」

P「いや、所属アイドルを、しかも未成年連れて飯にいって金出させるのもアレだろ」

幸子「変な所で格好つけますよね、プロデューサーさんって」

P「格好つけたがらない男なんていないだろ」

幸子「そういうものですか?」

P「エロ本買ったことが無い男はいないだろ。それと同じだ」

幸子「女の子が共感できる例えをしてください!」

芳乃(周りの男性のお客達がー、何故か無言で頷いてりましてー)

暑い、寝る!
夕べ帰宅中近所で「リードに繋がれておじいちゃんと散歩しているネコ」を目撃した。
おじいちゃんがリード手放したらそのままフワフワ浮かんでいきそうなぐらいホワッホワの毛並みの猫だった。欲しかった


寝る

幸子「ところでプロデューサーさん、乃々さんと輝子さんを見ませんでしたか?一緒に来たんですけど、いつの間にか席から居なくなっていて…」

P「テーブルの下」

幸子「はい?」

P「見てみ」チョイチョイ

幸子「まさか…」ヒョコッ

輝子「や、やぁ幸子…」フヒッ

乃々「あぅ…見つかったんですけど…」

幸子「何してるんですか2人とも」

輝子「だ、だって…親友を見かけたから、つい…」

乃々「折角のお休みなのに、プロデューサーさんに見つかったら…意地悪されると思っただけなんですけど…」

P「両者そろって理屈崩壊しとるがな」

P「と言うか出て来い。店の迷惑だ。足元潜り込みは事務所だけでやりなさい」

幸子(事務所では公認なんですね)

芳乃(事務所では公認なのでしてー?)

P「そうか、3人揃って今日はオフだったのか」

幸子「そうですよ。珍しい事にプロデューサーさんと同じく、ボク達も休みですよ」

輝子「フヒッ…だから、ホントはさっちゃん…昨日親友をお昼に誘って…今日どこか出かけないかって、誘うつもりだったんだ…」

幸子「ちょっ」

乃々「もりくぼはオフの日ぐらい1人で静かに過ごしたかったんですけど…」

幸子「乃々さんだってプライベートで構ってもらえる、ってちょっと嬉しそうだったじゃないですか!」

乃々「い、言いがかりなんですけど…さっちゃんこそ、断られてションボリしてたんですけど…」

幸子「まるでボクが構ってちゃんみたいに言うのやめてくださいよ!」

P(え、違うの?)

輝子(ち、違うのか…?)

乃々(違うんですか…?)

芳乃「違うのでしてー?」

P「…そういう事なら遠まわしにしないで普通に言えばいいだろ」

幸子「だ、だからボクは別にプロデューサーさんに遊んで欲しかった訳じゃあ…」

輝子「フヒッ…し、親友は意地悪だから、素直に言ってもからかわれる、って…」

幸子「さっきから何ですか!輝子さんってボクの事嫌ってます!?」

輝子「えっ…、ふ、フォローしてるつもりなんだけど…ダメか?」

P「フォローと言うより追い討ちだな」

輝子「oh…ぼ、ぼっちには、難しい…」

幸子「ぼ、ボクはただ、最近プロデューサーさんがボクの事をぞんざいにしすぎなんじゃないかって事を、折角の休みをわざわざ使ってカワイイボクのプロデューサーをやれている事がどれだけ名誉な事か再認識させてあげようと…」

乃々「要するに、最近寂しかったから遊んで欲しかっただけですよね…」

幸子「乃々さんっ!?」

P「味方からの誤射が酷いなぁ」

芳乃「フレンドリーファイア、でしてー?」

P「芳乃、そういう言葉何処で覚えてくるんだ」

ゼスティリアがアレだったんでテイルズ新作を予約するべきか否か若干本気で迷っている

寝るぞ森久保ぉ!!!!

P「おっと、あんまりのんびりしている訳にもいかないんだっけか」

芳乃「忘れておりましてー」

幸子「どうしたんですか、カワイイボクよりも優先する用事なんてこの世にあるんですかプロデューサーさん」

P「さっき買った野菜と肉を冷蔵庫に仕舞わねば」

芳乃「痛んでしまいますー」

幸子「」

輝子「フヒッ…?おぉう、ブナシメジ…ふ、さすがは親友…わ、わかってる…」

乃々「ポッキーの新商品なんですけど…もりくぼ、これ持って帰っていいんですか…?」

P「お前ら人の買い物袋を自然に漁るな。ほらキノコを離せ輝子。お前もお菓子を懐に入れようとするな森久保ぉ!」

幸子「そうですよお2人とも。仮にもアイドル…それ以前に年頃の女の子がそんなはしたないマネを…って、どうして歌舞伎揚げが3袋もあるんですか」

P「お前も漁るな」

芳乃「今夜はー、P殿が夕餉を作ってくれるのでしてー」

幸子「っ!」ガタッ

輝子「フヒッ!?」ガタッ

乃々「あぅっ」ゴツッ

幸子「そ、そうですか…そう言えばプロデューサーさんってこの近くに住んでたんでしたっけ…」

輝子「フヒ…し、親友のキノコ料理…親友のキノコ…」

P「目が泳いでるぞ幸子。あと輝子はその言い方は止めよう。下世話に捕らえる汚れた大人が出てくるから」

輝子「お、おぉ…よくわからないけど…」

P「じゃあ、俺らは帰るから。また事務所でな。ほらっ」ポムッ

幸子「わわっ、な、何ですか…って」

P「それで仲良く甘いモノでも食べな。事務所の仲間とオフが合うなんて、これからどんどん少なくなってくるんだ。有意義に過ごせよ」

芳乃「それではー、みなみなさま、また明日にー」フリフリ

幸子「あ、ちょっ…」

乃々「い、いっちゃいました…もりくぼも帰っていいですか…?」

輝子「え…食べたら遊びに行く、って…言ってなかったか…?」

幸子「…取り合えず、プロデューサーさんが折角おやつ代をくれた事ですし、食べてから考えましょうか」

輝子「おぉー…」

乃々「…甘いもの食べてから帰っても問題ないですけど…」イソイソ

毎日暑すぎだろチクショウ…ハムスターが仰向けで寝てるから毎日生きてるか確認のために腹プニしてるわ

寝る

P「あいつらオフの日に集まって遊ぶとか、随分仲良くなったもんだな」テクテク

芳乃「喜ばしき事でしてー」テクテク

P「3人とも個性の塊と言うか、アクが強いと言うかオリジナリティのバーゲンセールみたいな娘と言うか、まぁ、そんなアレだったから事務所でもハブられたり打ち解けにくいんじゃないかと思ってたんだが」

芳乃「みなみな、心の清らかな優しい人達ゆえー、そのような心配は不要でしてー」

P「全くだ」

P「これでもう少し構ってアピールが沈静化してくれればな」

芳乃「みな、そなたにスカウトされー、育てられた故にー、離れるのは寂しいのでしょうー」

P「いつまでも親離れ出来ないのも何なんだが…って、俺が言える話じゃないか」

P「俺だって、こうして芳乃に甘えてるもんな、今現在」

芳乃「わたくしはー、そなたが救いを求めた故にー、ここにおりますのでー」

P「感謝してるよ。…さて、帰ったら早速夕飯の支度をしないとな。鉄腕DASHには間に合わせたい」

芳乃「ジャニーズ所属の5人組酪農グループの番組でしてー?」

P「違う。…違わないか?いや違うか、いやいや今はどっちが本業なんだ彼らは…」

ガチャリコ

P「ただいまー」

芳乃「ただいまでしてー」

P「おかえり」

芳乃「そなたもー、おかえりなさいましてー」

P「さて、早速使うモノ以外は冷蔵庫入れるぞー。芳乃、袋から出してくれ」

芳乃「はいー」

P「歌舞伎揚げ冷やすのか?お前は」

芳乃「間違えましてー」

P「斬新な食べ方を見出したのかと思ったじゃないか」

P「肉、魚は明日と明後日に使うとして…今晩は取り合えずトマトと挽肉を使わねば」

芳乃「何かお手伝いすることはありますかー?」

P「着替えてテーブル拭いておいてくれ」

芳乃「かしこまりましてー。お布団も取り込んでおきますー」テクテク

P「実にありがたい」

PCの調子が悪い・・・おのれディケイド

今日も仕事だオフを潰されたぜ社畜だぜヒャッハァーー!

寝る・・・グスッ

P(トマトは潰して小鍋に水少々と固形コンソメ共々放り込みます)

P(刻み玉ねぎ、ざく切りにしたニンジン投下。ニンジンが柔らかくなるまで煮込みます)

P(そしてその間にメインディッシュに取り掛かりましょう)

P(冷凍保存していた挽肉はレンジで解凍。フライパンにごま油を引いて…っと)

芳乃「お布団取り込みましたー」

P「ご苦労さん。テレビでも見てな」

芳乃「そなたは何をしているのでー?」

P「脳内クッキング番組やってたけど、あまり面白くないわ」

芳乃「そなたは一人上手なのでしてー」

P「フライパンにひいたごま油を広げたらニンニク、鷹の爪、刻みネギを投入して軽く炒め、挽肉と豆板醤を投入します」

芳乃「良い香りがしてきますー」

P「ネギと挽肉に十分熱が入ったら豆腐を適当にドーン!」

P「もちろん水切りを忘れずに。キッチンペーパーで来るんでレンジで1.2分加熱するだけで高速水切りが出来ます。ネギをきった包丁を洗うのが面倒なので豆腐はこのまま手で千切りながらフライパンに放り込みます」

芳乃「味が染み込みますー」

P「豆腐がほどよく絡んだら水溶き片栗粉でとろみをつけ、ネギを散らし、ごま油を軽く追いがけして香り付けして・・・盛り付けっと」

P「よーし、熱々のうちに食べるぞ芳乃」

芳乃「お茶とお箸をご用意しますー」

P「作り置きしておいた白菜の浅漬けも出しておこう」

芳乃「栄養バランス、でしてー」

P「よーし食べるぞー」ヨッコイショット

芳乃「お腹がすきましてー」ムギュッ

P「ナチュラルにぴにゃこら太を座布団にしているのは、まぁ良しとして」

P・芳乃「「いただきますー」」


録画を消化しながら夕食中

P「うーむ・・・やっぱり蛮野博士がラスボスかな…」ムシャムシャ

芳乃「そなたーそなたー」

P「んー、どうしたー」

芳乃「そなたの麻婆だけー、何ゆえそのように赤いのでしてー?」

P「山椒とラー油を追加したからな。たまーに食べたくなるんだよ。ガツンと辛いモノって。特にこう暑い日が続くとなぁ」モキュモキュ

P「芳乃はやめとけ。どうせ辛くて「ほー!」とかなるだけだから」

芳乃「むー、そなたはわたくしを子ども扱いしすぎる傾向がありますのでー」プクー

P(子供やん…って言ったら怒りそうだな)

P「子供やん」

芳乃「むぅぅー、そなたは意地悪なのでしてー。それならば、この身で証明してみせますのでー」ヒョイ

P「ああ、俺の麻婆が」

芳乃「頂きますのでー」アムッ

P「あーあー、そんな沢山一度に…」

芳乃「ほふ、はふ…あふっ、こちらもおいひぃのれひふぇー」ホフホフッ

P「飲み込んでから喋りなさい」

芳乃「…」ングッ

P「どうだ?」

芳乃「…」


芳乃「ほーーっ!!」ガタッ

行きつけのラーメン屋でニンニクを入れるか否かで毎回悩む俺にだけか決断力をくれ・・・

寝る!!

芳乃「ほーっ!ほーーっ!!」バタバタ

P「言わんこっちゃない」

芳乃「ひょなふぁーひょなふぁーっ!ひゃらいのでふぃふぇー!!」

P「中華系っの辛味って鋭さがあるよな…ほら、まずはお茶飲め。…牛乳まだあったかな…」

芳乃「ふぉおーっ!」バタバタ

P(顔を真っ赤にして口を押さえて悶絶している芳乃が若干エロく見える俺は手遅れなんだろうか…)

P「って牛乳切らしてるの忘れてたわ…事務所なら常時及川印の牛乳が完備されてるのに…」

P「芳乃ー、何か口の中サッパリするモノ買ってくるから、ちょっと待ってろー」

芳乃「ふぉおおお…」プルプルジタバタ

P(涙目になって小さな口を精一杯開けて短い舌を伸ばして一生懸命辛さを紛らわそうとしている…)カシャッ

「555」も「科捜研」も欠かさず見ていた。特に「555」は1話と最終回の撮影場所が実家の超絶近くだったこともあり思い入れの強い作品だった・・・
だからこそ木場の人の悲報は本気でショックだわ・・・

うん、不貞寝する

ガチャッ

P「ただいまー」

P「牛乳買って来たぞー。あとほら、辛い物食べた後にはコレがいいって聞いたことあったから、飲むヨーグルトも」

芳乃「いただきましてー」

P「差し出したのと同時に奪い取られた…そんなに辛かったんかい)

芳乃「んっ…んぐ、んっ…」コクコク

P(口元から白濁色の液体を零し、滴らせながら喉を鳴らして懸命に飲み込んでいる芳乃…)

P「おまえ、俺が埼玉県民じゃなかったら今頃薄い本みたいな事になってるぞ」

芳乃「ぷはっ…。はぁ、ようやく収まりましたー」

芳乃「あ、そなたー、おかえりなさいですー」

P「マイペースだなぁ芳乃は。自分を曲げないのは良い事だけど」

P「ほら、零してるからちゃんと口を拭きなさい」ゴシゴシ

芳乃「そう言いながらー、もう拭かれているのでしてー」

芳乃「口の中を刺すような辛味の後にー、ヨーグルトの爽やかな酸味と甘味が広がりましてー」

P「辛い物には乳製品がいいってどっかで聞いてな」

芳乃「落ち着きますとー、また辛さが欲しくなってきますー」

P「自分のほうの麻婆豆腐にしなさい。どうせまた「ほーっ!」ってなっちゃうから」

芳乃「ふぁふぇふぁいのふぇふぃふぇー」モキュモキュ

P「って言ってる傍からどうして激辛の方を頬張るのかねキミィ」

芳乃「んぐっ…、アイドルたるものー、これしきの試練に負けないのでしてー」

P「リアクション求めるようなバラエティは前川とか幸子とか前川に任せなさい。よりによって何故ここで意地を見せてしまう」

芳乃「…あ」

P「あ?」

芳乃「ほーーーっ!!」

P「それ見たことか!」

P「買ってきたばかりの飲むヨーグルト1パック飲み干しおった…」

芳乃「まだお口の中がひりひりしますー」クアー

P「それで精一杯広げてるのか、小っさい口だな。ハムスター入らないだろ」

芳乃「入れられる方もー、入る方も可哀想でしてー」

P「腹が落ち着いたら食後のデザートにするか。さっきコンビニでついでに買ってきたんよ」

芳乃「歌舞伎揚げでしてー?」キラキラ

P「それは昼間2袋も買っただろ」

P「ほら、洗い物しておくから風呂入ってきなさい」

芳乃「たまにはー、そなたが先に入りましてー?」

P「オッサンの出汁が出た湯船に思春期の女の子が入るもんじゃありません」

芳乃「ではー、ご一緒に入りますー?」

P「今度な」

芳乃「欲望に忠実でしてー」

P「Pは自分を曲げないよ!」

仕事帰り、スーパーで買い物して帰宅中すれ違いざまに散歩中のマルチーズにおもっくそ左足をクンスカされた。俺の左足からペディグリーチャムの匂いでもしてるんだろうか


寝るぞ橘ぁ!!!

芳乃「お風呂いただきましてー」ホコホコ

P「エアコンつけたから、こっちおいで。髪乾かしてやるから」

芳乃「はいー」トテトテ

芳乃「よろしくお願いしますのでー」ポスンッ

P「おぉう、当たり前のように膝に乗ったな。…ま、いいけど」

P「んじゃ、いくぞー」カチッ ゴォォー

芳乃「ほわぁー」

P「熱くないかー」

芳乃「平気でしてー」

P「痒いところはないかー」

芳乃「心地よいのでしてぇー」フニャッ

P「芳乃の髪はホント綺麗だよなぁ…レノア使ってる?」

芳乃「洗濯用洗剤など使ったらー、痛んでしまいますー」

P「ほれ、乾いたぞ」

芳乃「ありがとうございますー」

P「洗い立て、乾かし立ての髪ってホワッホワだよな」ナデナデ

芳乃「ほあー」ヘニャッ

P「さてと、じゃあ俺も風呂に…」

P「…芳乃さん?手を離して貰わないと動けないのですが」

芳乃「なでなでタイムをー、延長希望しますー」

P「せめて風呂入って汗流してからにしないか?」

芳乃「駄目でしょうかー?」

P「駄目ではないです」ナデナデ

芳乃「ほわぁー…」ヘニャッ

P(目を細めて蕩けてる…)

P(田舎の猫を思い出すなぁ…)

芳乃「心地よいのでしてぇ~」

P「俺も、めっさ手触り良いわ」

1週間ぶりの休みのはずがいきなり電話きて「出てくれ」とか言われたよ休日潰れたよ社蓄だよチクショー!
よーし9連勤だ。ドライブの映画まで我慢する!

寝るからメタルギアごっこは終わりにするぞ森久保ぉ!!

-----------------------------------------

P(しこたま撫でたらウトウトし始めたので芳乃はそのまま布団に運びました)

P「普段面倒だからシャワーで済ましている分、こうしてたまに湯船に漬かるとたまんないな…」

P「温泉とか、いきたいなぁ…事務所でこんなこと漏らしたらどこぞのダジャレ25歳児に捕まるだろうから言えないけど…)

P(湯船もタイルもピカピカだし…こまめに掃除してくれてるんだな…本当、頭が上がらないな)

P(1人暮らしだった頃とは考えられない生活の変化だよなぁ…)ウトッ…

P(あの頃はホント、生きてるんだか死んでるんだかわかんなかったもんなぁ…)ウツラ、ウツラ…

P「…おっと、いかん。湯船で寝たら物理的な意味で昇天してしまう」

芳乃『そなたー、お着替え置いておきましてー』

P「おぉう、良いタイミング」ザバッ

P「ふぃー、サッパリした。着替えありがとな」

芳乃「いえいえー、大したことではありませんのでー」

P「っつーか寝ててよかったのに。明日からはまた仕事なんだし」

芳乃「寝ていたのですがー」

P「ん?」

芳乃「隣にー、そなたがいなかったのでー」

P「起きたら1人だったから起きてしまった、と」

芳乃「はいー」

P(可愛い)「可愛い」

芳乃「ほわー」

P「おっと、つい心の中の欲望が」

芳乃「殿方はー、みなみなさまー、狼なのですねー」

P「実際本当に狼だったら芳乃なんかとっくに滅茶苦茶にされていますけどね」

芳乃「ほー?」

P「気にしないでくれ。夜のテンションって奴だ」

帰宅途中危うく野良猫踏みそうになったわ・・・
ビックリさせたのは悪かったけど俺の進行方向にまっすぐ逃げなくてもいいじゃん・・・追いついちまうぞ。横にいけ横に


お前の分のベッドはないけど寝るぞ輿水ぅ!!

P「ほら寝るぞ。明日からまた仕事漬けの日々だ」

芳乃「社畜の、一時の休日でしたー」

P「どこの千川にそういう言葉を教わったか知らないが、やめてください心に刺さります」

芳乃「そなたにはー、わたくしはもちろんー、みなみなさま、感謝していますー」

芳乃「お休みもほとんどなく、日々他方を駆け回りお仕事を取って来てくださってるのですからー」

P「それが俺の仕事だからな。お前らアイドルは与えられた仕事を一生懸命やってくれればいいんだ。裏方にとってもそれが何よりの励みになる」

芳乃「はげみ、ですかー」

P「ハゲじゃないぞ」

芳乃「大丈夫ですー、そなたはまだふっさふさでしてー」

P「大丈夫って何だ、まだってなんだ。俺は鬼籍に入るまで生涯ふっさふさだ」

芳乃「切なる願いでしてー。きっとその祈りは天に届きましてー」

P「マジでやめて。良い歳こいた男にとって髪と加齢臭の話題はガチで胃に来るからやめて」

P(うわぁ…干したての布団の心地よさはもはや凶器だわ…このまますぐ眠りに落ちるのが勿体無いぐらいだ…)

P(まあ、この心地よさを堪能しているうちにそのまま落ちるんだろうけど)

P「芳乃ありがとうな、布団干しておいてくれて」

芳乃「すぴー…」

P「寝るの早っ」

P(ま、こういうところは歳相応だわな…)

P(よし、俺も寝るか。明日からまた課金妖怪チッヒと馬車馬労働の日々なんだし…)

P(ブリッツェンが1匹ー、ブリッツェンが2匹ー、ブリッツェンが3匹ー、ブリッツェ…ぐぅ)


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芳乃「むぅ~…」ゴロゴロッ ボムッ

P「ひでぶっ!」グェッ

P「ぐぉ…ほとんど寝かけてたところなのに…」

ドライブの映画見てきたぜ個人的には名作だと思うぜゴーストのベルト自己主張激しすぎだろヒャッハァー!!


久しぶりの連休だ、よし寝る

P「なんだよ芳乃ー、眠れないならエアコンつけるかー?」

芳乃「でしてぇ~…」ムニャ

P「…寝とる」

P(寝ぼけて人の懐にローリングアタックしてきおった…ブランカかお前は)

P「芳乃暑いんですけどー…こういうのは冬にやってほしいんですけどー…いぢめですか?」

芳乃「そにゃたぁ~…むにゅぅ…」ギュッ

P(がっつり掴まれとる…暑苦しくないのかね、この娘は)

P「…エアコンつけよ」ピッ

芳乃「むぅ~」ギュゥウ

P「ぐぇ」ミシッ

P(冷房入れたら益々食い込んできおった…)

P(両手でシャツ思い切り掴まれてる上に足絡み付けて胸元に顔埋められてる…)

P(なんだ、ただの天国か)

P(まあいいや…このまま俺も寝よう)

P「おやすみ、芳乃」ポムポム

芳乃「でしてぇ~…」スリスリ

P(やめてください。その攻撃はわたしの理性に有効です)

P「あーもう、大人しく寝てなさい」ギュムッ

芳乃「ふにゃっ」

P(ああチクショウ良い匂いするなぁ柔らかいなぁ布団もフカフカだなぁ。なんだ、ただのユートピアか)

P(よーし今度こそ寝るぞー。ブリッツェンが1匹ー、ブリッツェ…ぐぅ)


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P「…と、いう夢を見たんだ」

P「やっぱり働きすぎかな…疲れてるんだろうか、俺」

P「ちひろさんに直訴したら気の迷いで1日ぐらいオフ貰えないかな」

芳乃「すぴー…」ムニャムニャ

P「…」

P「ま、現実なんですけどね」



P「さて、寝てる間に芳乃は服をどこにやったのかな」


激完

寝る前にハムスターに水分代わりとしてキャベツをあげるので毎回寝る前に嫁に
「ハムスターにキャベツあげたかー」と聞くのが習慣になっている。
最近クソ暑くて仕事もクソ忙しかったせいか先日
「キャベツにハムスターあげたかー」と言ってしまった。
「猟奇的だね」と冷静に突っ込まれたので書いた。

ちなみにハムスターはキャベツを与えると食べる前にまず上に乗る。
冷却マットじゃねぇぞ


オツカーレ

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