配管工少女野崎くん~スーパー野崎ブラザーズ~ (24)

キノピオ1「ピーチ姫、おはようございます!」

キノピオ2「おはようございます!」

ピーチ「……今日も一日中元気でいられそうだ。 ……なんでかって? お前らのその太陽のように眩しい笑顔のお陰さ☆」

マリオ「こんにちは」

キノピオ1「おはよう野崎くん!」

キノピオ2「野崎くん! 今日のヒゲもかっこいいよ!」

マリオ「……俺はマリオなんだが」

ピーチ「話聞けよ……///」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437480047

マリオ「ピーチ姫、今日もキノピオ1人レンタルしていいか?」

ピーチ「ベタのアシスタントか? いいぜ」

マリオ「そうだな……じゃあ今日はこのキノピオにしよう」

キノピオ1「わーい!!」

キノピオ2「野崎くん! 今度は私にしてね!」

キノピオ3「わ、私だもん!」

マリオ「分かった分かった……それに俺はマリオだって」

キノピオ1「早く行こう!!」

マリオ「ああ」

キノピオ2「……行っちゃった」

ピーチ「……」

キノピオ3「ピーチ姫?」

ピーチ「……もう少しここにいてもいいじゃねえか……」

キノピオ2(寂しがり屋なんだね)

ガシャーン!!

ピーチ「うおお!?」

キノピオ2「な、なんの音!?」

クッパ「おーっす!」

ピーチ「げえっ!? クッパ!?」

クッパ「……なんだよ、今日はあいついねえのか……まあいいや」

ピーチ「……?」

クッパ「シュート!」ブン!

ピーチ「グハッ!?」

キノピオ2「ピーチ姫!?」

クッパ「あいついねえんだったらお前攫って遊ぶわ」

キノピオ3「だ、だめだよクッパ!! 」

ピーチ「そ、そうだぜ……キノピオの言う通りだ」

キノピオ3「バスケは人に投げるものじゃないよ! それじゃ反則だよ!」

クッパ「反則でも構わない! 退場するまでがゲームだぜ!!」

ピーチ「」

こうしてピーチ姫は攫われました。

マリオの家

キノピオ1「ベタできました!」

マリオ「ありがとう」

ガチャッ

マリオ「ん?」

キノピオ2「野崎くん大変だよ! ピーチ姫がクッパに攫われちゃった!!」

キノピオ1「ええっ!?」

マリオ「クッパということはクッパ城か……すぐに行こう!!」

キノピオ2「うん!」

マリオ「……そうだ、ちょっと待ってくれ」

キノピオ1「?」

コンコン

マリオ「ルイージ、ピーチ姫を救出しに行くぞ」

ガチャッ

ルイージ「……」

マリオ「……ルイージ?」

ルイージ『出かけるのが面倒くさいので行きません』

マリオ「やはりお前はそういうと思っていた」

マリオ「そうか……俺1人か……」

キノピオ1・2「……はっ!!」

キノピオ1・2(野崎くんが1人……ということはここで私が一緒に行くっていえば……)









『ありがとうキノピオ!! お前がいるだけでも心強い!!』











キノピオ1・2(そして二人っきりでいられる……えへへへ///)

キノピオ1・2「……はっ!!」

キノピオ1(もう1人私がいるということは……)

キノピオ2(きっともう1人の私も行こうとする!!)

ライバルは自分でした。

キノピオ1「……ここはじゃんけんで決めない?」

キノピオ2「……うん、それなら恨みっこなしだね」

キノピオ1・2「じゃーんけーん……」

マリオ「じゃあ行ってくる」

キノピオ1「えっ、ええっ!?」

キノピオ2「の、野崎くん……1人でいいの!?」

マリオ「1人じゃない、こんなこともあろうかと二代目ルイージを呼んでおいた」

ルイージ「マリオ先輩!! よろしくお願いします!!」

キノピオ1・2「」

こうしてマリオと二代目ルイージは冒険に出かけました。

マリオ「よし、まずは持っていくアイテムの整理だ」

ルイージ「キノコにファイアフラワー……あっ、スターは絶対必要ですよね!」

マリオ「いらない」

ルイージ「えっ、でも無敵になれるんですよ?」

マリオ「絶対に持っていかない」

スター「あっれー!? 持っていかないんですか!? 無敵になって進めば楽勝なのに!! ……あっ、無敵になって進むって僕のアイデアですよね!?」

ポイッ

マリオ「いらない理由が分かっただろう?」

ルイージ「な、なんとなく分かりました……」

マリオ「よし、行こうか」

ルイージ「はいっ!……ところでマリオ先輩」

マリオ「なんだ?」

ルイージ「クッパの手下ってどんなやつなんですか?」

マリオ「ああ……身体は茶色でとても小さい……踏みつければ倒せる雑魚敵だ」

ルイージ「あっ! あれですね!!」

マリオ「そう、あれがクリ……」

たぬき「……」

マリオ「!?」

数分後

マリオ「ふぅ……なんとかたぬき軍団は倒したな」

ルイージ「……」

マリオ「ル、ルイージ!? どうした、やられたのか!?」

ルイージ「……あ、すいません。 寝てました」

マリオ「こんな状況でか!?」

ルイージ「ブロックを叩いたらCDが出てきて……俺の大好きなパンジーさんの曲だったんですよ」

マリオ「そ、そうか……」

ルイージ「……じゃあもう行きますか」

マリオ「……いや、待て」

ルイージ(!! ま、まさか……まだどこかに敵が!? 流石マリオ先輩……俺はまだまだ修行が足りないな……)

マリオ「あそこでいちゃいちゃしているプクプクをスケッチしなきゃ」

ルイージ「しなくていいですよ!!」

ルイージ「……あっ!! マリオ先輩! あそこに敵がいますよ!」

ノコノコ「……」

マリオ「あれは……ノコノコだな。 クリボーやたぬきと同様雑魚敵だ」

ルイージ「じゃあそんなに警戒しなくていいんですね」

マリオ「そうだな」

ノコノコ「……ご機嫌よう、お兄さん達」

ルイージ「!?」

マリオ(な、なんだ……このノコノコから感じる王子のようなオーラは!?)

ノコノコ「その帽子……その鼻……そのヒゲ……本当に君達は素敵だね」

ルイージ「あ、ありがとうございます///」

マリオ「ルイージ! 洗脳されるな!!」

ルイージ「! そ、そうだ……俺にはパンジーさんが……」

マリオ(こいつ……ノコノコの中でもかなりのエリートか!!)

ドドドドドドド……

ルイージ「ま、また誰か来ます!!」

マリオ「援軍か!?」












ハンマーブロス「ノコノコてめえ! 仕事サボるんじゃねえ!!」ドゴォン!!

ノコノコ「ぐはっ!?」

マリオ・ルイージ「!!?」

ノコノコ「ブ、ブロちゃん先輩……」

ハンマーブロス「てめえ、部下にステージの修理手伝わせといて何やってんだ!!」

ノコノコ「す、すいません……」

ハンマーブロス「……悪いな、こいつが迷惑かけちまった」

マリオ「い、いえ……」

ハンマーブロス「お詫びと言っちゃあれだが……一つだけいいことを教えてやる。 あそこの土管に入ればすぐにクッパ城に行ける。 クッパ様に会いたい時はあれを使え」

ルイージ「は、はい……」

ハンマーブロス「……そうだ、これはマリオには教えるなよ」

ルイージ「あの……マリオ先ぱ……ムグッ!!」

マリオ「分かりました」

ルイージ(先輩……?)

マリオ(恐らくこの男は俺たちの顔を知らない……黙っておこう……)

ハンマーブロス「オラ、さっさと行くぞノコノコ!!」

ノコノコ「ひ、引きずらないで! 歩けますから!!」ズルズル

ハンマーブロス「そのまま腹筋でもしてろ!!」

ルイージ「行っちゃいましたね……」

マリオ「ああ……とりあえず教えてくれた土管に入ろう」

ビヨビヨビヨ……

クッパ城

ピーチ「も、もうやめてくれ……」

クッパ「なんだよ、もうのびたのか? ルイージだったらもうちょっと耐えるのになー」

ピーチ「あ、あいつが耐えすぎなんだよ……」

クッパ「しょうがねーなー……バスケはやめて歌でも歌おーぜ」

ピーチ「歌?」

クッパ「♪〜〜」

ピーチ「こ、この歌声……パンジーさん!!」














マリオ「ここがクッパ城か……気をつけていこうルイージ」

ルイージ「zzz……」

マリオ「ルイージ!?」

マリオ「歌声が聞こえる……これはパンジーさんか!?」

マリオ「おのれクッパ……既にルイージの弱点を知っていたか……」

マリオ「……こうなったら俺一人で行く!」ダッ








マリオ「見つけたぞクッパ!」

クッパ「おーきたかー」

ピーチ「マリオォ! 助けてくれぇ!!」

マリオ「……!!」










女『うふふ、もうあなたはどこにも行けないわ……』

マミコ『い、いやぁ! 鈴木くん助けてぇ!!』













マリオ「ちょっとそのままでいてくれ」スラスラ

ピーチ「ふざけんなぁ!!」

こうしてマリオとクッパの激しい戦いが続いた。

マリオ「はぁ……はぁ……」

ピーチ「マリオ!」

クッパ「なんだよ、お前ももうのびたのか」

マリオ(くそ……こいつの変則的な動きに対応できない!)

クッパ「しょうがねーなー、じゃあもう一回ピーチ姫とバスケを……」

ピーチ「や、やめろぉ!!」











ルイージ「そこまでですよ!」

マリオ「ルイージ!!」

クッパ「おーールイージ!!」

ルイージ「ピーチ姫を返してください!」

クッパ「うん返す!」ポイッ

ピーチ「へ……?」

マリオ「クッパ……どういうことだ?」

クッパ「だってこいつ攫ったのはルイージがいなかったからだもん。 ルイージがいるんだったらいらね」

マリオ「そ、そうか……」

クッパ「ルイージ!! バスケしようぜ!」

ルイージ「え、ええっ!?」

マリオ「ピーチ姫……帰るぞ」

ピーチ「お、おう……」

ルイージ「マ、マリオ先輩!! 俺はどうなるんですか!?」

マリオ「……クッパを扱えるのはお前しかいない」

ルイージ「そ、そんなぁ!?」

クッパ「よっしゃーーー! 行くぞーーーーー!」

ルイージ「うわあああああああ!!!」

キノコ王国に平和が戻りました。













御子柴「……うおおっ!?」

佐倉「みこりん!?」

野崎「やっと起きたか」

御子柴「……俺……寝てたのか?」

野崎「ああ」

御子柴「そうか……悪い」

野崎「それより御子柴、作業も終わったからこれから三人でゲームをやろうと思うんだが」

御子柴「ああ……いいぜ」

佐倉「野崎くん! これどうかな!?」

野崎「『スーパーマリオブラザーズ』か。 それなら俺にもできそうだな」

御子柴「やめろぉ!! 俺が攫われる!!」

佐倉「みこりん!?」

野崎「どうした御子柴!?」

〜終わり〜

一応キャスト紹介

野崎・マリオ
千代・キノピオ×3
みこりん・ピーチ
鹿島・ノコノコ
堀・ハンマーブロス
結月・クッパ
若松・二代目ルイージ
前野・スター
真由・ルイージ

没ネタで二代目ルイージが和田アキ子の歌を聴いて寝るというネタがありました。
読んでくださりありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom