八幡「雪ノ下攻略部隊」 (221)

結衣「」

八幡「俺隊長、お前は隊員。おK?」

結衣「わけがわからないよ」




八幡「つまりだ、雪ノ下を俺と由比ヶ浜で攻略するってことだ」

結衣「ヒッキー最近女の子を攻略するゲームやったでしょ、ゲーム楽しくてやってみたくなっただけでしょ」

八幡「というわけだ、早速攻略するぞ」

結衣「ヒッキーがヒッキーのテンションじゃない…」

八幡「どういう意味だそれ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437407322

八幡「なあ由比ヶ浜。お前はもっと雪ノ下と仲良くなりたいと思わないのか?」

結衣「ゆきのんと?もちろんもっと仲良くなりたいよ!」

八幡「そうだ、だから雪ノ下を攻略するんだ」

結衣「なんで攻略って言いかたするの…」

結衣「ちなみにあたしはゆきのんともっと仲良くなるのが目的だけど、ヒッキーがゆきのんを…えっと、攻略する目的は?」

八幡「…まあお前と同じ目的と思ってもらっていい」

結衣「…ふーん」

八幡「よし、というわけで雪ノ下攻略部隊の結成だ」

結衣「たいちょー、隊員が1人しかいないので解散した方がいいと思いまーす」

八幡「隊員の意見は取り入れないのでそのつもりで」

結衣「なんのための部隊だし!」

部室


雪乃「…あなた達、2人で出て行ってから随分時間経って戻ってきたけど何をしていたのかしら」

八幡「作戦会議」

雪乃「2人で出て行ってから随分時間経って戻ってきたけど何をしていたのかしら」

八幡「由比ヶ浜、部隊は解散とする」

結衣「ヒッキーメンタル弱すぎじゃない!?1回の無視で解散とかさっきなんのために廊下で話したの!?」

雪乃「解散…?何の話?」

八幡「雪ノ下は気にしなくていい話だ」

雪乃「…そういう言い方をされると余計気になるのだけれど」

八幡「まあ安心しろよ、お前にとって別に悪い話じゃない」

結衣(悪い話かどうか決めるのはゆきのんじゃないかな…)

雪乃「比企谷君に聞くだけ無駄だったわね、何の話なの?由比ヶ浜さん」

結衣「え?」

八幡「…」

結衣(首振ってる…攻略の話はするなってことかな?)

結衣「あ、うん。ヒッキーが転校するかもしれないって話」

八幡「ナニヲイッテイルノ」

雪乃「彼が転校?確かに私にとって悪い話じゃないけれど…」

八幡「ナニヲイッテイルノ」

結衣「だって咄嗟の嘘なんて思いつかないよう」

雪乃「…聞こえてるのだけれど。別に転校の話を鵜呑みにしていたわけじゃないわ」

結衣「あはは…」

雪乃「…まあ言いたくないならいいわ」

結衣「言いたくないの?ヒッキー」

八幡「言ったら俺雪ノ下に何されると思う?」

結衣「…陽乃さんに突き出されるんじゃないかなあ」

雪乃「まって、本当に何の話?」

八幡「いや、由比ヶ浜が雪ノ下と仲良くなりたいんだという相談だ」

結衣「(言っていいの?)」

八幡「(別にお前の目的だったら言っていいんじゃねえの?俺はともかく)」

雪乃「それだったら私が姉さんに比企谷君を突き出すという話が出るのはおかしくないかしら」

雪乃「というか…由比ヶ浜さんとは十分にもう仲は良いと思ってたのだけれど…」

結衣「ゆきのーん!」


八幡「よし、攻略完了」

結衣「今ので!?」

雪乃「?」

廊下

結衣「また2人で出たから怪訝に思ってるよ?ゆきのん」

八幡「そんなことよりだ、今ので攻略完了というわけだ由比ヶ浜」

結衣「あたし特に何かしたと思えないけど…」

八幡「まあ攻略の条件は様々だが、今回の場合は雪ノ下がお前にデレたことが攻略条件だった」

結衣「あ、ね!ゆきのんあたしと既に仲が良い友達って思ってくれてたよ!」

八幡「というわけで攻略条件その1」


1.雪ノ下が俺か由比ヶ浜にデレること。


八幡「デレたら攻略完了で1点だ」

結衣「え?何?これ本格的なルールがあったの?」

八幡「まあ目安としてい10点たまったら雪ノ下攻略完了ということでいいだろう」

八幡「今は由比ヶ浜が1点で俺が0点だ」

結衣「点数はヒッキーと別々なんだ」

八幡「一緒にしたらお前だけで10点分終わりそうだからな」

結衣「じゃあヒッキーも10点とるの?」

八幡「…一応」

結衣「さっきははぐらかしてたけど、何でこんなこといきなりしたの?」

八幡「…俺が奉仕部を嫌いじゃなかったからだ」

結衣「?」

八幡「…まあこの後も部活動続けるなら部員の関係もそれなりじゃなくちゃダメだろ」

結衣「ヒッキー…」

八幡「で、ただ関係良くするだけじゃつまらんからこの前やったゲームから雪ノ下攻略ゲームを思いついたわけだ」

結衣「台無し」

八幡「というわけだ。攻略部隊としてお前と俺、それぞれあいつと仲を深めることが俺の目的だ」

結衣「…でもまあヒッキーが奉仕部好きって言ってくれて嬉しいな!あたしも大好きだよ、3人でいる部活動!」

八幡「しかし由比ヶ浜の方がとっとと10点とりそうでゲームとして成り立たなそうだがな」

結衣「成り立たない?」

八幡「まあいい。というわけで雪ノ下攻略部隊始動」

結衣「おー」



結衣「ちなみに攻略したって判断はヒッキーが出すの?」

八幡「いや、お互いだ。俺は由比ヶ浜の、お前は俺の攻略判断をする」

結衣「わかった」

八幡「それにしてもこんなくだらんのに乗ってくれるんだな」

結衣「自分でくだらないって言うんだ…うん、あたしも確かにゆきのんともっと仲良くなりたいもん」

八幡「雪ノ下からすれば十分仲良いみたいだけどな」

結衣「あのね、あたしゆきのんから何て呼ばれてるでしょーか」

八幡「『由比ヶ浜さん』」

結衣「そ、だから結衣って呼んでもらうんだ!」

八幡「そうか、お互い頑張るか」

結衣「うん!」

八幡「じゃあ雪ノ下攻略部隊始動だ」

結衣「それさっき聞いた」

八幡「…」

結衣「…」

八幡「…」

結衣「…」

八幡「…」

結衣「そもそも2人しかいないし部隊とか言わなくても…」

八幡「うるせえ隊員、隊長の言うことは絶対だ」

結衣「理不尽な部隊…」

ルールとか書いてあるけどただヒッキーとガハマさんがゆきのんを攻略するだけのSS

なんか雪ノ下をデレさせるシチュエーション考えてこないと…オヤスミナサイ

八幡「それでは攻略開始ィ!」

結衣「開始と始動って似てる言葉じゃなかったっけ?」




雪乃「…あなた達、もしかして今日は忙しいのかしら」

結衣「へ?そんなことないよ?」

雪乃「ならなんで部屋から出たり入ったりを繰り返しるの…」

八幡「気にすんなよ」

雪乃「だからそう言われたら気になってしまうのよ…」


八幡(「さて、由比ヶ浜。なにか話題を振れ」)

結衣(「えー、そんな無茶振りな…んーっとね」)


結衣「ゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのん」

雪乃「えっ」

八幡「」


八幡(話題も何もない、ただゆきのん連呼してる由比ヶ浜がそこにいた)

八幡(え?何?何考えてるの?由比ヶ浜さん?)

結衣「ゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのん」

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん?」

結衣「むー…ゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのんゆきのん」


八幡(待って、八幡わかんない!由比ヶ浜は何がしたいんだよ!」)

結衣(「ふっふー、考えがあるんだよねー」)


雪乃「比企谷君。狂ったようにゆきのん連呼してる由比ヶ浜さんを救ってあげなさい」

八幡「いや、救うとかそんな壮大な状況じゃねえだろ」

結衣「ゆきのんゆきのん…ねえゆきのん」

雪乃「止んだ…何かしら」

結衣「あたしはゆきのんって呼んでるじゃん?」

雪乃「ええ、普通に雪ノ下でいいと思うのだけれども」

結衣「むー、さっきゆきのんあたしと仲良いって言ってくれたじゃん」

雪乃「ええ…迷惑だったかしら…」

結衣「全然迷惑じゃないよ!嬉しかったよ!」

雪乃「そ、そう…」

結衣「でね、女の子は仲良い友達とは名前で呼びあうんだよ」


八幡(はー…結衣って雪ノ下に呼んでほしいからゆきのん連呼してたのか、なるほど)



八幡「いやわかんねーよ」

結衣「?何が?」

八幡「なんでゆきのん連呼が名前呼びしてもらうのに繋がるんだよ」

雪乃「ゆきのん…///」

結衣「だってゆきのん連呼すれば名前の話題に持って行きやすいじゃん」

八幡「わけがわからないよ」

結衣「ヒッキーにわからなくてもいいの、結果的に話題持って行けたんだから」


結衣(「というか話題を振れって無茶振りしたのヒッキーじゃん」)

八幡「(話題を振れからゆきのん連呼に繋がったら狂ったかって思うだろ」)


雪乃「あの…じゃあ…私は由比ヶ浜さんを名前で呼べってことなのかしら?」

結衣「強制はしないけど…呼んでくれたら嬉しいなーゆきのん」

雪乃「で、でも…」

八幡「何悩んでんだよ、別に名前で呼ぶくらいいいだろ、ゆきのん」

雪乃「ひ、ひひひ比企谷君」

八幡「何だよ」

雪乃「あ、あなたにゆきのん呼びされる理由がわからないわ由比ヶ浜さんとは仲が良いと私は思いたいしさっきそう言ってくれたし仲の良い女の子同士は名前で呼びあうらしいから私も由比ヶ浜さんを名前で呼んでみようかなと思ったのだけれど比企谷君が私をゆきのん呼びするのはなぜかしら私はあなたとは友達ですらないし仲が良いとは言えないしそもそもあなた女の子じゃないしなんで私をゆきのん呼びしたの比企谷君」


結衣「1点!」

八幡「おい、なんで1点になるんだ」

結衣「ゆきのんはね、混乱すると凄い早口で言葉をまくしたてる癖があるの」

八幡「まあ知ってるが」

結衣「で、今混乱してる理由はヒッキーにゆきのん呼びされたから嬉しさでだよ」

八幡「嬉しい?」

結衣「うん、嬉しいけど戸惑いの方が強い感じかな?」

八幡「なんで言い切れるんだか」

結衣「あたしゆきのんのことなら殆ど何でも知ってるし!」

結衣「まあまあ、いいじゃんヒッキー。1点とれて」

八幡「まあそうか」

結衣「これで1点づつだね」

八幡「せやな」

結衣「ねえねえヒッキー」

八幡「なんだ」

結衣「先に5点取った方が隊長になるルール設けない?」

八幡「譲らんぞ、隊長の座は譲らんぞ!」

結衣「えー、あたしもゆきのん攻略部隊の隊長やりたいのに」

八幡「お前なんだかんだ乗り気だな」




雪乃「…」


雪乃「蚊帳の外だわ(´・ω・`)」

シチュエーション思いつき次第書き込んでいくよゆきのん!


ゆきのんデレさせるシチュエーション随時募集中。ではサヨナラ!

貰ったものはすぐ使いたくなるので


廊下



結衣「もうゆきのんあたし達を見向きもしなかったよ…」

八幡「そりゃ三回も出たり入ったりしてりゃどうでもよくなるだろ」

結衣「というかなんで廊下に呼び出したし」

八幡「作戦会議☆」

結衣「ヒッキーって本当…」

八幡「おいなんだ、続きが気になるだろ…途中で言葉を止めるんじゃない」

結衣「まあいいや。で、作戦会議で何するの?」

八幡「…どうしようか」

結衣「考えなし!?」

八幡「ええい、いいだろ!部隊なんだから隊員が何か案を出せ!」

結衣「うわーん、ブラックすぎる部隊に編入されちゃったよー」

八幡「遊びはいいから何かないのか、ゆきのんをデレのんに変える方法」

結衣「デレのん…んー、褒めれば大抵の人は少しでもデレるんじゃない?」

八幡「ほう、例えば」

結衣「ゆきのんのいいとこを褒める…ゆきのんすっごい可愛いじゃん!」

八幡「別にそれ言って褒めても構わんが、あいつよく可愛い可愛い言われてるから今更言ったところで何も思わないんじゃねえの」

結衣「あ、確かにそうかも」

八幡「けっ、使えない隊員だぜ」

結衣「無能隊長が何を言ってるんだー!むのーむのー!」

八幡「はん、有能さをアピールしないだけマシと思え」

結衣「そもそもヒッキー有能じゃないよ?」

八幡「…」

結衣「…」

八幡「…」

結衣「…」

八幡「さて」

結衣「はい」

八幡結衣(なんだ今の間)

八幡「褒めるというのは確かに良いかもしれないし、他の褒めるところを探そう」

結衣「ゆきのんの褒めるところ…」

結衣「そうだ、ゆきのん凄い髪綺麗!」

八幡「あー、髪ね。いいんじゃねえの」

結衣「だよね!すっごい黒くて艶やかで清楚って感じがして本当綺麗だし!」

八幡「はい」

結衣「ん?なに?ヒッキー」

八幡「私も黒いです」

結衣「うん」

八幡「=清楚」

結衣「どの口から自分は清楚だって言葉が出るの?」

八幡「この口」

結衣「そんな口塞いじゃえ」

バチン

八幡「…」

八幡「はい」

結衣「なに?ヒッキー」

八幡「なんでポケットに洗濯バサミがあるんですかガハマさん」

結衣「便利だよ?」

八幡(女子高校生って洗濯バサミを持ち歩いてる生き物でしたっけ)

結衣「せっかくヒッキーの口挟んだんだから使ってよー」

八幡「そもそも俺の口にお前の洗濯バサミ当てていいのかよ」

結衣「あっ」

八幡「…」

結衣「…」

八幡「…」

結衣「あ、当ててんのよ?」

八幡「洗濯バサミ口に当てられても嬉しさの欠片も感じねーよ」

部室


八幡「隊員が不甲斐ないせいでロクな作戦会議もできないとは隊長は苦労していますな」

結衣「えーっと、自演乙?」

八幡「どっからその言葉をッ!?」

雪乃「…」

八幡「まあいい。作戦開始ィィィィ!」

結衣「おー」

結衣「ゆきのんゆきのん」

雪乃「…何かしら?」

結衣「ゆきのんの髪って綺麗だよね」

雪乃「どうしたのかしら、急にそんなこと言い出すなんて」

結衣「率直な感想だよー」

雪乃「そう、ありがとう由比ヶ浜さん」


結衣(「デレのんにならないよ?」)

八幡(「ゆきのんの髪はこうだから綺麗、って理由つけて言ってみろよ」)

結衣(「なるほど」)


結衣「ゆきのんの髪の毛、黒くて艶やかで本当綺麗だよねー」

雪乃「艶やかかどうかはわからないけど、由比ヶ浜さんも十分綺麗だと思うわ」

10分ちょっと離脱


再開!



結衣「ありがと!でもね、あたしより全然綺麗なんだよ、ゆきのんの髪。ちょっと触っていい?」

雪乃「え、ええ」


結衣「ひゃー、サラサラ。手に髪の毛一本たりともまとわりつかないもん」

結衣「見るだけでもサラサラだってわかるし…羨ましいなー」

雪乃「あ、ありがとう…でも由比ヶ浜さん、あなただってサラサラなのは間違いないわ。私も…その触っていいかしら?」

結衣「どうぞ!」

雪乃「ほら、サラサラよ。柔らかさも十分あって、魅力的な髪」

結衣「ゆきのんも柔らかいよー」


八幡「始まりました、恒例の百合百合タイム」

八幡「こうなると俺はステルスヒッキーにならんといけないんだよな…」


ーーーーーーーーーーーーーー

雪乃「ほら」

結衣「あ、お団子が」

雪乃「それをとくと印象が変わるわね由比ヶ浜さん。綺麗よ」

結衣「ほ、本当…?ヒッキーはどう思う…ヒッキー?」

雪乃「そういえば見当たらないけれど…」

八幡「なんだ」

結衣雪乃「!?」

八幡「おいバカ悲鳴あげようとするな」

雪乃「ど、どこにいたのかしら…気配がなかったから突然現れて…」

八幡「八幡の特性はステルスだから…」

結衣「あ、ごめんねヒッキー…ほったらかしにしちゃって」

八幡「別にほったらかしにしたくらいで気に病む必要はないから安心しろ」

結衣「わかった、でね?ヒッキー…ゆきのんが髪を纏めないで広げたら印象変わるって…変わった?」

八幡「…まあ変わったんじゃねえの?」

結衣「そっか…ありがと」


八幡(攻略対象があやふやな雪ノ下攻略部隊隊長、比企谷八幡です)


八幡(「逆に攻略されてどーすんだよ」)

結衣(「だってー…ゆきのんが髪とか褒めてくれて嬉しかったんだもん」)

八幡(「ダメダメだな、攻略されたし−1点な」)

結衣(「攻略されたらマイナスになるの!?」)

八幡(「おう、追加ルールだ」)


2.逆に雪ノ下にデレさせられたら−1点


八幡(「あくまで攻略する側なのに攻略されてどーする」)

結衣(「あたしマイナスされまくっちゃいそう…」)

八幡(「その点、俺はデレることはないから安心」)

結衣(「ヒッキー確かにデレないよね…攻略難易度MAXだよ」)

八幡(「攻略難易度MAXコーヒー」)

結衣「やかましい」

10点なんてすぐ溜まるしマイナスルール追加しても問題ないはず(白目)


シチュエーションありがとうございました、まだまだ募集中だす

本日ここまで、good-by

シチュエーションは基本拾うけど、自分の想像力が足りない場合は切ることになる、そうなったら申し訳ないでござる

改めてぐっばい

よっしゃ。髪の毛が採用された

次は身体だ!
胸が小さいことを気にしているなら身体を褒められ慣れてないはず。腰のくびれとすらりとした脚を褒めてやれ!
八幡の口から「下手に肉が付いてるより全然素敵」くらいの事を言わせるんだ。もちろん肉付いてるガハマさんへのフォロー込みでな
最後に「すまん気持ち悪いこと言って。不快なら消えるわ」って言えば反動で物凄いデレるはず!
オナシャス

廊下


八幡「廊下出るぞって言った後の雪ノ下の対応を思い出してみよう」

結衣「わかってるわ」

八幡「そう、わかってもらえてる。ツーカーというやつだな」

結衣「違うし!」

八幡「さて、褒める作戦は続行しようと思っている」

結衣「あ、うん。何褒めるの?」

八幡「別の隊員からの案だ。雪ノ下の好きなパンさんを褒めて間接的にデレさせるというわけだ」

結衣「他に隊員いたの!?」

八幡「優秀な隊長のもとには優秀な隊員が集まるもんだな、約1名問題ある奴もいるが」

結衣「うるさし!」

八幡「さあ雪ノ下攻略部隊出動だ!」

結衣「なんで今日そんなにテンション高いのヒッキー!?」

八幡(「また話の起点作りを頼む」)

結衣(「はーい」)

結衣「ゆきのんゆきのん」

雪乃「何かしら」

結衣「ゆきのんって…えっとパンさんが好きなんだよね?」

雪乃「…ええ。好き…だと思うわ」

結衣「あたしも最近気になってきたんだ!可愛いよねパンさん!」

雪乃「由比ヶ浜さん…」

八幡(感動してる…)

結衣「でね?今度休日に一緒にパンさん見に行かない?」

雪乃「今度…いつかしら?」

八幡(これは由比ヶ浜の個人的な誘いか。まあ俺があいつが休日を誰とどう過ごそうが関係ないし別に良いんだが)

結衣「明日ちょうど休日だし明日行けたら行かない?ゆきのん」

雪乃「明日…ええ、大丈夫よ」

結衣「やった!じゃあ明日……」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

結衣「明日2時!」

雪乃「遅れないように行くわ」

結衣(`・ω・´) b  ビシッ!!

八幡(「なんのビシッ!! だよ」)

結衣(「これで明日ゆきのんはデレのんになるよ」)

八幡(「なったとしても攻略にはなんねーぞ」)

結衣(「へ?なんで?」)

八幡(「攻略完了を確認する奴がいないだろうが」)

結衣(「あっ」)

八幡(「そういうわけだ、明日は攻略抜きで普通に雪ノ下と遊べよ」)

結衣「!」

結衣「ゆきのん」

雪乃「?」


八幡(…いきなりこそこそと話しだした)

雪乃「なるほど比企谷君も行きたいというわけということかしら?」

八幡「由比ヶ浜、表に出ろや」

結衣「きゃー」

雪乃「暴力的な発言は控えなさい暴力谷君」

八幡「生憎俺は休日の過ごし方は決まっているんだ」

雪乃「どんな過ごし方なのか聞いてもいいかしら」

八幡「朝起きて」

雪乃「わかったわ。そんな悲惨な休日を送る比企谷君。明日あなたも来なさい」

結衣「まだ朝起きてしかヒッキー言えてない!?」

八幡「くっ…これが…ツーカー…」

結衣「だから違うし!」

雪乃「つーかー?とにかく、明日遅れないように来なさい」

八幡「いや、行かん。 俺は別にパンさんに興味は無い」

雪乃「…」

結衣「えー、折角のお誘いだよ、今後2度と起きないかもしれないお誘いだよ?」

八幡「うるせえ、俺は戸塚からお誘いくるし、いいんだよ」

雪乃「いえ、拒否は許さないわ。パンさんに興味がないなら興味を持たせればいいじゃない」

八幡「マリーアントワネット◯が目の前に…」

結衣「まりーあんとわねっとまるってなんだし!伏せるとこ間違いすぎ!」

八幡「いや、別に興味あるなしはこの際関係ない。俺が行くこと自体がお前らにとって邪魔だろ」

結衣「そんなことないよ?

雪乃「ええ…」


雪乃「その…逆に来てほしいくらい…よ///」


八幡「」

結衣「マイナスだばかやろー!」

雪乃「今日はここまでね。では明日、2人とも遅れないように」




結衣「デレてんじゃん!ヒッキーデレてんじゃん!」

八幡「雪ノ下の赤面は貴重なものであり希少なものである」

結衣「ぶっ壊れてる…」

八幡「しかし、あれは雪ノ下もデレてたんじゃないか」

結衣「え?…まあ確かにデレてないとゆきのんがあんなこと言うはずないもんね」

八幡「よって攻略完了ーーQED」

結衣「ヒッキーがデレた事実を消してはならない(無言の腹パン)」

八幡「ぐほぁ!?」

結衣「確かにゆきのんデレてたし、1点増加と1点減少でプラマイゼロね!」

八幡「デレてねえのに…」

雪ノ下攻略部隊はいつでも隊員募集中である


少なくてすまんまた明日来るすまん

髪を提案した俺はガハマさんに続く隊員二号でいいよな!?
隊長、お疲れ様であります!

翌日、待ち合わせ場所、1時30分


八幡「うお、もういたのかお前ら」

結衣「あ、ヒッキー」

雪乃「比企谷君にしてはいい心がけね」

八幡「なんのことだよ」

雪乃「今はまだ待ち合わせ時間の30分前。だというのに比企谷君は来てる」

結衣「あたし、ヒッキーだったら時間ちょうどか少し遅れて来るものだと思ってたなー」

八幡「いや、小町が少なくとも30分前には行けって」

結衣「それは事実でも言わないほうがいいのにー」

八幡「や、あいつ1時間前には行けとか無茶言うんだぜ?ちなみにお前らはいつ頃来たんだ」

雪乃「今来たところよ」
結衣「今来たとこ!」

八幡「お、おう…」

結衣「な、なんかカップルの『遅れた、待った?』『今来たとこ』ができてしまいましたね…」

雪乃「落ち着きない由比ヶ浜さん。口調が崩れてるわ」

八幡「で、行くんならさっさと行かねえか」

雪乃「せっかちね、少しは女性のコーディネートや色々なものに反応してくれてもいいと思うのだけれども」

八幡「なんだよ、服装とか気を遣ってきたのか?別に俺なんかにそんなの気にする必要ねえぞ?」

雪乃「あなたがそんなのだと緊張してたこちらがバカを見ている気がするわ…」

八幡「あん?緊張してたのか?」

雪乃「ーー!し、してない。してないよヒッキー」

結衣「あたしの口調になってるよ、落ち着こうゆきのん」

結衣「んでもって1点おめでとうデリカシー皆無やろー」

八幡「何をそんなに拗ねてるんだよ…で、1点なのか?今の」

結衣「判断はあたしだからいいの、ヒッキーもあたしの攻略完了判断ちゃんとしてね?」

八幡「うす」



八幡…2点
結衣…0点

店内


雪乃「はぅ」

結衣「おー、パンさんだらけ!」

八幡「ココ女ダラケ、八幡コワイサヨナラ」

結衣「かもーん」




雪乃「いつの間に新グッズが…値段も大丈夫」

結衣「ゆきのん?」

雪乃「…あ、ごめんなさい由比ヶ浜さん。本来の目的を忘れてつい…」

結衣「いやいや、ゆきのんが楽しんでくれてれば嬉しいよ?あたし」

雪乃「由比ヶ浜さん…いえ、それでも本来の目的を忘れるのは私の失態。では今からそこの腐れ目と由比ヶ浜さんにパンさんを教えるわ」

八幡「唐突な罵倒に傷ついたワイ将、傷ついた心を引きずりながら店外へ向かう模様」

雪乃「バカなことを言ってないで比企谷君。行きましょう由比ヶ浜さん」

結衣「ほら行くよヒッキー」

八幡「はぁ…」

雪乃「結局買ったのね、由比ヶ浜さんは」

結衣「うん、これゆきのんが熱弁してたしあたしも気に入ったから!」

雪乃「そう、嬉しいわ。で…あなたは」

八幡 つ猫耳

雪乃「私は猫耳に興味を持ってもらうためにここへ来たわけではないのだけれど」

八幡 つ猫耳

結衣「なんの為に買ったの?」

八幡 つ猫耳

結衣「?」

八幡 つ猫耳

結衣「なんか言えし!」

ショップ


八幡 つ猫耳

雪乃「この男はいつになったら手に持ったものを手離すのかしら」

八幡 つ猫耳

結衣「なんか歩いてる人達に変な目で見られてる気がする…」

八幡「私のカバンへお入り」 つ猫耳

結衣「他の人の視線はやっぱり気にすんだ…最初から手に持ち歩かないでしまえば良かったのに」

八幡「まあ…というかな、お前ら普通に女子高校生してんのな」

雪乃「?」

八幡「可愛いグッズみてはしゃいだりとか女子高校生特有のテンションじゃねーか」

結衣「そりゃあたしたち高校2年生だもん」

八幡「俺には女子高校生してる雪ノ下が新鮮に見えたがな」

雪乃「…私だって高校2年生よ」

八幡「ちげーよ、普段とは違うから新鮮に見えたって意味だよ」

八幡「可愛いものが好き、とか意外と可愛い趣味もあるしな」

雪乃「…///」

結衣「今日のゆきのん…チョロい!?」

結衣「うー、攻略完了、1点だよヒッキー」

八幡「隊長と隊員の実力の差が出てきた頃だな」

結衣「うるさし!あたしだってゆきのん攻略するんだから!今日のゆきのんなんかチョロのんになってるし!」

雪乃「チョロのん(´・ω・`)」

八幡「別に悪く言われてないから安心しろ雪ノ下」

???「隊長からの伝言でーす、『このスレでは』基本奉仕部の3人以外は出さない方針らしいです。だから私の出番もないというわけですかー、残念ですねー」

???「しかし隊員の案はまだ募集中とのことです。先輩と結衣先輩でこなせる案だと尚良いとのことらしいでーす」

???「というかなんでこんなことやらせるんですか先輩!そもそも隊員になった覚えありませんよー!」


また明日!

八幡…3点
結衣…0点


結衣「あ、アイス!」

雪乃「…何かしらあのアイス」

八幡「でかいな、値段もでかい」

結衣「えー、それでも800円じゃん。でも確かに1人には大きいかも…」

結衣「ヒッキー、ゆきのん!あれ3人で食べよ!」

八幡「いや、別に俺はいい」

雪乃「ええ、私も今は特に欲しいとは思わないわ」

結衣「むー、食べよーよー」

八幡「だから由比ヶ浜が食べればいいじゃねえか」

結衣「あたしだけじゃ多いのー」

雪乃「…そうね、由比ヶ浜さん。私も食べるわ」

結衣「ほんと!?じゃあ買ってくるね!」

八幡「どういう風の吹き回しだよ」

雪乃「…彼女には助けられているから。恩を返そうと思った…という理由で納得してもらえるかしら」

八幡「恩の返し方がアイス食うのを手伝うってのもおかしな話だけどな」

雪乃「あら、違うわよ?困ってる由比ヶ浜さんを助けることが恩を少しでも返せることに繋がるのよ」

八幡「まあお前が由比ヶ浜に恩を感じてようが感じてまいが俺には関係ないしな」

雪乃「相変わらずね比企谷君」

八幡「ほら、帰ってきたぞ」

雪乃「あなたはアイスいただかないの?」

八幡「いーんだよ俺は。ほら行ってこい」

雪乃「何を言ってるのかしら」

八幡「あん?」

雪乃「食べようが食べまいがあなたも来るのよ」

八幡「ちょ、おい裾引っ張るな」

結衣「とてもキンキンするよ」

雪乃「とてもキンキンするわ」

八幡「とてもキンキンしてた」

結衣「ごめんねー、結局ヒッキーに多く食べさせちゃって」

八幡「自分の食べれる量くらい把握しやがれこの野郎」

結衣「もうー、お金はあたしが出したんだからタダで食べれた感謝をあたしにしてもいいのに」

雪乃「それで、この後はどうするのかしら」

結衣「んー、まだ16時かー」

結衣「まだ2人ともいれるよね?」

雪乃「私は大丈夫よ」

八幡「俺もだが今すぐ帰りたい」

結衣「よし、じゃあカラオケいこー!」

八幡「僕の話聞こうぜガハマさん」

カラオケルーム


八幡「提案してから行動までが本当早いな由比ヶ浜」

結衣「褒めてもあたしの歌しかあげれないよー」

八幡「よし、早く歌え歌え」

雪乃「あなたも歌うのでしょう?」

八幡「いや、俺が歌う歌お前らが絶対知らないから盛り上がらんしいい。傍観者に徹する」

結衣「えー、折角来たのにつまんないじゃーん」

雪乃「ええ、折角来たのだから歌わないと損だわ」

八幡「雪ノ下は何をワクワクしてんのか…はあ。まあ俺は後でいいから先歌えお前ら」

結衣「はーい」

結衣「ーーーーーー♪」


結衣「はい、歌い終わりましたっと!」

雪乃「やはりうまいのね、由比ヶ浜さん」

八幡「いつ歌上手い設定ついたんだか」

結衣「設定ってなんだし!あたし元からちゃんと上手いもん!」

雪乃「ええ、声優さんが素晴らしければ素晴らしいほど、私達は美声を披露できるわ」

八幡「おい由比ヶ浜、メタ要素を持ってこられたぞ、どないすんねん」

結衣「メタのん…」

八幡(声優がどうのこうの言っていた雪ノ下だが、歌はーーー)

雪乃「ーーーーーー♪」


八幡(ふつーに上手かった)

結衣「すごい綺麗な歌声…」



雪乃「終わったわ」

結衣「上手すぎ!綺麗だったよゆきのん!」

雪乃「そ、そんな手放しで褒め倒さなくても…」

八幡「いや、本当に上手かったと思うがな」

雪乃「そ、そうなの…かしら」

結衣「うん、ちょー美声だった!」

八幡「ああ…綺麗な声だったな」

雪乃「2人とも…その、ありがとう///」


結衣「チョロッた!1点!」
八幡「よしきた1点」

雪乃「」

八幡…4点
結衣…1点



八幡「そして、その後みんなで歌いまくった」

雪乃「何勝手にモノローグつけてるのかしら」

結衣「というかヒッキーまだ1曲も歌ってないし!」

八幡「歌ったらマジにならざるをえないからな。俺のクールキャラが壊れるのをファンの皆様も期待してない」

結衣「現実みよーぜ!」

雪乃「そうね、折角だからさっきあなたが買っていた猫耳をつけて歌ってみなさい」

八幡「ファッ!?」

結衣「あー、似合う…いやないない。ヒッキーには似合わないよゆきのん」

雪乃「そもそも猫耳は猫に生えているから可愛いのであって、本来人間が付けるべきものではないわ」

八幡「俺人間ッス、だから猫耳付けなくていいと思うッス」

雪乃「今だけあなたがペットになることを許可します。さあ、つけてみてペット」

八幡「だが断る」

結衣「よいしょおおおおお!」

八幡「いてえええええ!付けるならそっと付けろよ!なんで俺の頭皮にねじ込もうとすんだよ!」

結衣「やっちゃった、ゆいゆい大失敗」

八幡「うん、真顔でそのセリフは俺の精神的にキツイからやめてくれ」

猫耳八幡「そうして猫耳を付けさせられた俺は辱めを受けたにも関わらず、更に歌わされ心が傷ついてしまった」

結衣「歌始まってるから!そんな言葉歌詞に入ってないから!」






結衣「いやー、付けてみると意外と違和感ないね猫耳ヒッキー」

雪乃「ええ…」

猫耳八幡「なんてこったい(´・ω・`)」

結衣「どうしたのゆきのん、ウズウズしてるけど」

雪乃「え、え、え…何でもないわ」

猫耳八幡「先頭の言葉を繰り返す奴は怪しいって婆ちゃんから教わってんだよ俺」

結衣「どもるってやつだね。で、どうしたの?」

雪乃「う、その…」

猫耳八幡「?」

雪乃「…撫でていいかしら」

八幡「かむおん!かもん!」

結衣「なんでそんな乗り気なんだし!」

八幡「JKの白魚のような指で頭を撫でられるなんて歓喜以外の感情が湧いてこないでござる」

結衣「もしもし変態ですか?警察を捕まえてほしいんですけど」

八幡「警察捕まえてどうすんだ」

なにやってんの案薄いよ!(上から目線)

というわけでまだまだ案募集中です、思いついたの描いてくれれば出来る限り拾っていきます故

そしてもうこの八幡誰だかわかんねーな、キャラ崩壊注意を今ここで宣言しましょうか

というわけでここまで

>>1です

今日書き込み無理っぽいんで明日に回します、本当すまん

乙レスや案レス助かってるぜい、では明日に

すまん、上げてた

八幡(そのあと雪ノ下に頭を撫でられ由比ヶ浜に罵倒されて、時間がきた)

八幡(で、会計を済ませ2人に断ってトイレに行って戻ったら)

ナンパ1「ーー」

ナンパ2「ーー」

雪乃結衣「…」

八幡(帰ろうかな)

八幡(まあ冗談は置いて、雪ノ下と由比ヶ浜は世間では美人、可愛いと呼ばれる部類の人間だ)

八幡(ちなみに俺はイケメ((ry)

八幡(話を戻す、それ故ナンパをしようとしていた人間からすれば的であるだろう、美人な子いるしあの子ナンパしよーぜ、的な)

八幡(どうすっかな、生憎こいつらに手を出すなとか熱い男は演技でも演じきれないんでな)

八幡(彼氏役として振る舞い、ナンパ男にはご退場願おうか)

八幡(彼氏役だし名前で呼んだ方が怪しまれることもないだろう)


八幡「おい雪乃、結衣」

雪乃結衣「!」

ナンパ1「あ、この人がさっき言ってた連れの男?」

結衣「そ、そうだよ…」

八幡「あー、悪い。ナンパは別の相手にやってくれねーか」

ナンパ1「まいったな、まさか本当に連れがいるとは…で、あと1人はどこだい?」

八幡(口調は柔らかいな、突っかかってくるタイプじゃなくて良かった)

八幡「あと1人?」

ナンパ1「いや、彼女達は2人いるから男性側も2人いるんじゃないかと思ったんだが…」

八幡「俺1人だが」

ナンパ2「すげえ!」

八幡「はい?」

ナンパ2「こんな可愛い子2人も1人で落とすなんてすげーよ、夢はハーレム王か?」

八幡(ああ、残念なやつだな…)

ナンパ2「どうやったら落とせるんだ?ナンパなんかしないと女の子と遊べない俺にヒントをくれ!」

八幡(めんどくせええええええ)

ナンパ1「なんでそんな食いついてるんだ…」

ナンパ2「だって気になるじゃねーか、見た目で落としたわけじゃないだろうし」

八幡(イケメンじゃなくて悪かったな、自分さえイケメンだと思ってればそれでいいんだ俺は、うん)

八幡(さて、どう対処するか…)

八幡「まあ…見て分かるだろうが、顔だけじゃなくても女の子と遊べるんだよ、そこは分かれ。イケメンじゃないと女の子と遊べないみたいなこと思ってそうだがな」

ナンパ2「だって実際俺の周りがそうなんだからイケメンじゃないと、って思っちまうよ」

八幡「だが俺を見て考えを変える気にはなったろう。いいか、男は顔じゃない」

雪乃(「彼は何を熱弁してるのかしら…」)

結衣(「突っ込んじゃだめゆきのん」)

八幡「お前の中の優しさなり男らしさなり良いところを見せつけろ、もう一回言うが男は顔じゃねーんだ」

雪乃(「誰かしら、あれ」)

結衣(「突っ込んではいけないゆきのん」)

ナンパ1「もういいだろう」

ナンパ2「おう、そうだな。俺も頑張ってみるぜ、ありがとよ」

八幡「応援してるぜ」

ナンパ2「いい奴だな!」

ナンパ1「その…すまない…変な手数かけて」

八幡「…別に大丈夫だ」

ナンパ1「じゃあこれからも仲良く続くよう願ってるよ、じゃあね3人さん」




八幡「よし、行こうか」

結衣「はいストップ」

八幡「ぐえ」

八幡「なんだよ」

雪乃「あなたが男は顔じゃない、って言うのはどうなのかしらね」

結衣「いつも自分でイケメンだって言ってるし」

八幡「その場しのぎの嘘だよわかれ。そもそもお前らが俺の彼女って勘違いされたから心にもないこと言って退場願ったんだろーが」

雪乃「べ、別に私達はあの人達に一緒に来ている男がいるとしか言ってないわ」

結衣「え、でも彼氏って聞かれた時にゆきのんはうんって…」

雪乃「ちょっぷ!」

結衣「いたい!」

雪乃「…私の読んだ漫画ではそこをちょっぷされた人間が気絶したのだけれど?」

八幡「そんなの漫画の都合設定だろ、つーか由比ヶ浜気絶させるとか物騒な考えを沈めろ、どうどう」

雪乃「…由比ヶ浜さんの言葉聞いてた?」

八幡「いや、時計見てたからほとんど聞いてなかった」

結衣「難聴系主人公!」

八幡「やかましい、時計見てたのは事実だバカ」

結衣「時計…あ、もうこんな時間なんだ、帰ろっか」

八幡「そうすっか」

結衣「あ、ヒッキー」
雪乃「比企谷君」

八幡「なんだ揃って」

結衣「なんだかんだ言っちゃったけど絡まれてるところに来てくれてありがと」

雪乃「私も感謝の気持ちを。ありがとう」

八幡「別に…」

結衣「照れてやんのー」

雪乃「それと聞きたかったのだけれども、なぜ私と由比ヶ浜さんを名前で呼んだのかしら」

八幡「あ?ああ、彼氏役で振る舞ってあいつらに帰ってもらおうとの考えがあったからだ」

雪乃「そう…」

八幡「別にもう呼ばねーから安心しろ」

雪乃「いえ、良い機会。比企谷君、私のことは今後雪乃と呼んでくれるかしら」

八幡「え」

結衣「なん…だと…」

雪乃「私だけじゃなくて、この3人の呼び名を名前にしましょうという提案なのだけれど…だめ…かしら」

結衣「ううん!おっけー!ゆきのんもあたしのこと結衣って呼んでくれるってことだよねそれ!」

雪乃「ええ、ゆいが…結衣さん」

結衣「ゆきのんが名前で呼んでくれた!」

八幡「…おめでとう結衣」

結衣「うにゅ」

八幡「…で、なんでいきなりこんな提案を」

雪乃「ずっと呼び名はなんとかしたいと思っていて…由比ヶ浜さんともあなたとも少し、少しでもいいから距離を近づけたくて」

八幡「そうか、由比ヶ浜はずっと雪乃に名前で呼んでほしかったらしいが」

雪乃「ふにゅ」

八幡(なんだこのリア充みたいなイベント)

雪乃「私だけじゃなくて、この3人の呼び名を名前にしましょうという提案なのだけれど…だめ…かしら」

結衣「ううん!おっけー!ゆきのんもあたしのこと結衣って呼んでくれるってことだよねそれ!」

雪乃「ええ、ゆいが…結衣さん」

結衣「ゆきのんが名前で呼んでくれた!」

八幡「…おめでとう結衣」

結衣「うにゅ」

八幡「…で、なんでいきなりこんな提案を」

雪乃「ずっと呼び名はなんとかしたいと思っていて…由比ヶ浜さんともあなたとも少し、少しでもいいから距離を近づけたくて」

八幡「そうか、由比ヶ浜はずっと雪乃に名前で呼んでほしかったらしいが」

雪乃「ふにゅ」

八幡(なんだこのリア充みたいなイベント)

八幡「てか時間も時間だしとっとと帰ろう」

雪乃「わ、わかったわ…は…ちまん」
結衣「わかった、はち…まん!」

八幡(本当になんだこの名前で呼び合うリア充みたいなイベント)

雪乃「では歩きましょう…」

結衣「顔真っ赤だねゆきのん…」

雪乃「あなたもよ…結衣」

結衣「うー、嬉しいなあ」



結衣(「ね、ね」)

八幡(「なんだよ」)

結衣(「攻略完了2回で2点ね」)

八幡(「2点?」)

結衣(「絡まれてきた時に名前で呼んでた時とさっきの提案での名前呼びで2点」)

八幡(「名前呼びで…ゆきのんまじチョロのん」)

八幡(「じゃあお前も…」)

結衣(「んーん、あたしは点なしだよ」)

八幡(「そうだったか…?まあ本人がいいって言うならいいが」)

結衣(「うん!これからもっとゆきのんと親密になって攻略するから!」)

結衣(「そ・れ・と」)

八幡(「?」)

結衣(「由比ヶ浜攻略点1点を差し上げましょう」)

八幡(「いらないのでのでので」)

結衣(「なんでだし!」)

八幡(「俺はやると決めたらやる男だからな、雪ノ下攻略をやると決めたから由比ヶ浜は後回しだ」)

結衣(「どの口がやると決めたからやる男って言ってんだろ」)

八幡(「この口だ」)

結衣(「当ててんのよ!)

さっ

八幡(「デジャヴ!」)

結衣(「あ、洗濯バサミ避けられちゃった」)

八幡(だからなんで洗濯バサミ持ってるんだこのJK」)

雪乃「あなた達、少し歩みが遅いわ」

八幡「ソウダナ」

結衣「あ、逃げた」





結衣(…)

結衣(さっき後回しって言ってたけどあたしも攻略してくれるのかな?ヒッキー)

結衣(あ、や、八幡)

結衣(…慣れない…家で慣らそう)

これどっちがヒロインかわかんねーな…

今日は割と多く更新できたんじゃなかろうか、自分を褒めよう

というわけでノシ

八幡「お前ら電車か?」

結衣「うん、電車」

雪乃「私も電車よ」

八幡「はあ…、それじゃあこれから君達を安全に駅まで届けるボデーガードになってやるよ」

雪乃「それは小町さんに言われたことかしら」

八幡「なん…だと」

結衣「ヒッキーがそんなこと考えつくはずがないからねー。あ、八幡」

八幡「今は慣れないし次会う時からでよくねえか、呼び名変えるのは」

結衣「そうする?ゆきのん」

雪乃「わかったわ。ではそうしましょう」

雪乃「では比企谷くん…あの、本当に送ってくれるのかしら?」

八幡「小町から言い聞かされてるからな、『雪乃さんと結衣さんが電車で来てたなら家までとは言わないからせめて駅までは送ったげなさい!』と」

結衣「無理に裏声ださなくても」

八幡「別に無理してないし!あたし余裕だし!無敵だし!」

結衣「誰のセリフだし!」

八幡「あたしサブレの飼い主!」

結衣「ゆきのーん!これむかつく!」

八幡「おう俺をこれ扱いするのやめーや」

雪乃「あなたの自業自得でこれ扱いされてるんじゃない」

八幡「そうだな」

雪乃「では…コトバに甘えて駅まで送ってもらいます」

八幡「あいよ」



ホーム


八幡(なるほど、人が多いな。小町が降りる駅まで2人を送れって言ったのは電車内で何があるかわからないから2人を守れ的な意味合いもあったのかもな)

八幡(ちょうどこの時間は社畜共の帰宅ラッシュだしな、仕事お疲れ様です社畜共」

雪乃「あなたは仕事をしないで生きていくつもり?社畜、社畜と仕事をする人を見下げた言葉を使ってるけれど」

八幡「声に出てたか」

結衣「まあヒッキーは専業主夫志望とか言っちゃう仕事嫌い人間だからね、サラリーマンとか嫌いなんでしょ」

八幡「確かに仕事嫌いではあるが、仕事を懸命にして家族を守るとかそういう人は嫌いじゃないぞ」

雪乃「…へえ、意外な一面ね」

八幡「わりーか、俺だって家族を守りたいくらいの感情はあるわ(小町に限る)」

結衣「そっか、ヒッキーも家族は大切なんだね」

八幡「ああ、大切だな(ほとんど小町に限る)」

結衣「なんか小町ちゃんのことしか考えてなさそうな顔してる」

八幡「どんな顔だよ」

結衣「こんな顔」

八幡「いつもの由比ヶ浜のアホ面じゃねーか、それを俺に見せてどうする」

結衣「アホ面じゃないし!知的面だし!」

雪乃「知的面…?」

電車内


八幡「…ふむ」

結衣「どーしたの?」

八幡「由比ヶ浜こっち来い。雪ノ下もだ」

雪乃「え、ちょっ…」

八幡(由比ヶ浜と雪ノ下をドア側によせてそこに俺がかぶさるような形にする)

八幡(人は多いし、この2人をチラチラ見てる奴もいるしな…ドア側に背を向けさせた方がいいだろう)

八幡「しばらくこっち側のドアは開かないからドア側に背を向けてろ」

結衣「?わかった」

雪乃「比企谷くん…」

結衣「な、なんで向かい合ってるのあたし達…」

八幡「いいから静かにしとけ」

雪乃「…」

ガクッ


八幡「うおっ」

八幡(急に電車が止まった、その反動で電車内が揺れた)

結衣「うわっ、うわっ」

雪乃「!」

八幡(…あぶねー、こいつらに体ごと寄りかかるところだった、すんでのとこでドアに手を当てて止めたが)

八幡(しかしいわゆる壁ドンと呼ばれる状況になってしまったな…こいつらは…)

結衣「壁ドンだ!かもん!」

雪乃「これは…テレビで見た状況…いえ、それはもっと近かったはず。比比谷くん少しこちらに寄りなさい」


八幡(なんだこいつら)

『電車が動き出しますーーー』


結衣「あーあ、壁ドンやめちゃったヒッキー」

雪乃「別に続けても良かったのだけれど」

八幡(本当になんなのこいつら!?壁ドンした俺の方が恥ずかしいよ!?)






八幡「じゃあな、気をつけろよ」

結衣「じゃーねゆきのん」

雪乃「今日は楽しかった。さようなら…結衣さん、八幡」

結衣「!ばいばい!」



八幡「人減ったな」

結衣「さっきすごい降りていったもんね」

八幡「お前は次の駅か」

結衣「うん、そだよ。ありがとね」

八幡「そうだな、感謝してもしきれない程の恩は売ったつもりだ」

結衣「じゃあ感謝の印。ヒッキー目瞑って?」

八幡「その手にある猫耳を離せば瞑ってやらんこともない」

結衣「よいしょおおおおお!」

八幡「ここ電車あああああ!」





八幡「おら返せ」

結衣「ちぇー、もう一回見たかったのに」

八幡「俺じゃなくて雪ノ下につけさせろよ」

結衣「ゆきのんに?…すっごい似合いそう!」

八幡「だろう、だから俺につけようとするな」

結衣「じゃあ明日ゆきのんにつけておいてね」

八幡「難易度高すぎませんかね?」

結衣「ヒッキー…八幡ならできるよ!じゃね、送ってくれてありがと!」

八幡「おう」


八幡「さて」

八幡「これを小町につけるためにも早く帰らねば」

雪ノ下攻略スレだから由比ヶ浜も攻略するとなるとスレタイ詐欺になるんだよなあ…どーしよ、別スレに由比ヶ浜攻略部隊でもたてるかどうか。


今日ここまで、案はまだ必要としてますのでどしどしお願いします(土下座)

雪ノ下(を)攻略(する)部隊
雪ノ下(隊長の由比ヶ浜を)攻略(する)部隊

うん、何も問題ないな

次の登校日


下駄箱にて

八幡「今日は魔の月曜日か…どうりで俺の目が腐ってるわけだ」

雪乃「あなたのそれはいつも通りにしか見えないけれど」

八幡「うお、いきなり背後とるなよ…びっくりするじゃねえか」

雪乃「そういうつもりはなかったのだけど…ええと、おはよう八幡」

八幡「…おっす」

雪乃「…」

八幡「…」

雪乃「…」

八幡「…」

雪乃「…」

八幡「…」

八幡「んじゃ教室行くか」

雪乃「待ちなさい八幡」

八幡「どうしたんだよ、こんなところで時間食ってたら遅刻扱いされるかもしれないぞ」

雪乃「…あなたわざとそういう態度とってるでしょう。ニヤニヤしないでちょうだい」

八幡「悪かったな、こういう性格なんだ俺は。で、なんて言って欲しいんだよ」

雪乃「…別に強制するつもりは…」

八幡「そうか。おはよう雪乃」

雪乃「…くっ」

八幡「お望み通りのことは言えたはずだが間違えたか?」

雪乃「間違っていないけど、あなたにやり込められたという事実が嫌なだけ」

八幡「はー…そういや雪乃」

雪乃「…もう慣れたのね…少しこれで八幡をからかい続けることができると思ってたけれど。で、何かしら」

八幡「お前どうして俺を八幡って呼ぶんだ?」

雪乃「?あなたの名前が八幡だから」

八幡「ああ、違う。俺が言いたいのはなんで八幡って呼び捨てなのか」

雪乃「別におかしくはないけれど」

八幡「いやだってお前俺のこと比企谷くんって呼んでたじゃねーか。なんで名前呼びになった途端に呼び捨てになったのかなって少し気になってな」

雪乃「比企谷くん…八幡…あ」

八幡「なんだ、無意識で八幡呼びかよ」

雪乃「あ…その…これは違うわ///」

八幡「何がだよ」

雪乃「ーー、それよりここで時間を食べてたら遅刻扱いされかねない。お先に失礼」

八幡「逃げたな、俺を呼び捨てにするのになんか後ろめたい理由でもあんのかね」

結衣「後ろめたいわけじゃないんじゃない?」

八幡「なに?奉仕部はいつの間にか相手の背後を取るのが得意になったの?」

結衣「そんなわけないじゃん、おはよ八幡」

八幡「おはよう結衣」

結衣「えー、ゆきのんの時はあんなに出し渋ってたのにあたしの時はすんなり名前で呼んじゃうんだ」

八幡「お前その時からいたのかよ」

結衣「うん。で、7点目おめおめ」

八幡「あれも攻略になんのか?」

結衣「なるなる。うーん、凄い点数離されちゃったね」

八幡「別に点数が結果に繋がるわけでもないだろう。事実、攻略の目的であった名前呼びはできたんだから」

結衣「そだね。じゃああたし達も行こっか」

八幡「いや、別々に行く。俺は孤独を愛してやまないからな」

結衣「んー、まあ八幡がそう言うならいいか。じゃね、お先に」

八幡(雪乃だけじゃなく結衣も呼び捨てなんだよな)

八幡(あいつはヒッキーってあだ名で呼んでたから別に呼び捨ても特に何も感じないが…)

八幡(あいつ他に名前で呼び捨てにする男はいたっけな…)

八幡(あいつの交友関係なんか知らんが…例えば葉山だったら隼人君って呼んでるし…)

八幡(まあこんなこと考えても無駄か。ちゃんと間に合ったのに教室に入る時間が遅れたから遅刻扱いってのはカンベンだしそろそろ行くか)

HR

八幡(やばい。今日授業が終わるのを早く感じて、いつの間にかHR。やったね)



気をつけ、礼

さよならー


八幡「さよならッ!」

ガタンッ!


「誰あれ?挨拶した瞬間に帰って行ったけど」

「あの席誰だっけ?」

「わかる?」

「えーっと、あれじゃね?ヒキタニくんじゃね?」

「あっ、そうだったね。じゃあ掃除終わらそー」


結衣「え?え?ヒッキー?いきなり教室出てってどうしたんだろ?」

奉仕部 部室前

八幡(目立つリスクもあるのに教室をすぐ出た理由。それは)

八幡つ猫耳

八幡(これを雪乃につけるためええええええええええええええええ!)

八幡(昨日結衣と話してたのもあるが元々この猫耳は雪乃、結衣に付けさせる用に買ったものだ)

八幡(ちなみに俺が猫耳つけた記憶は俺には無いから安心しろ俺のファン、こんなの付けてた記憶なんぞ俺の頭に残しておけるか)

八幡(で、どうやってつけるか。結衣は直接言ったらなんだかんだ付けてくれそうだからクリア)

八幡(だが雪乃は直接言ったところで断るだろう。プライドとかその他諸々が断りに出るはずだ)

八幡(ならどう付ける?)

八幡(簡単だ…あいつが自主的につければいいんだよおおおおおお!)


八幡(なんで俺こんなにテンション高くして説明してんだろ)



八幡(まあいい。雪乃が猫好きなのは知っている。もし雪乃が猫耳を見つけたとして、周りに誰もいなかったら。あいつは少しの間かもしれないが付けると推測する)

八幡(というわけで先に部室に猫耳を置いて、雪乃が来て、猫耳をつけた瞬間に部室に入ろうと考えた)

八幡(ここまでは良かった。良かった)


八幡「部室鍵かかってて開かねえ…」

八幡(馬鹿した…考えてすらなかった)

八幡(そこで俺が一瞬にして思いついた難易度MAXミッションを雪乃が部室に来たら遂行する)

八幡(雪乃が部室に鍵を掛けて開ける。その鍵を掛けて開ける時に雪乃の鞄の上にこの猫耳を置く。それだけだ)

八幡(だが…これはあいつに気付かれてはいけない。要するに気配を完全に消して雪乃の背後に立ち、すぐさま鞄の上に猫耳を置く)

八幡(雪乃は部室に入ったら鞄は置くからその時に上に乗っかってる猫耳は目に入るはず。それを雪乃が付けたら俺は部室に飛び込む)

八幡(…完璧だ。さすが俺だ。…よし丁度雪乃が来た。まずは廊下の死角に身を隠して)


雪乃「…」


八幡(よし…いくぞ)

ガチャッ

雪乃「…」

八幡(部室の扉が開いたーーー)

八幡(俺は既に雪乃の背後にいる!)

八幡(そしてーーーー!)

そっ

八幡(置いてーーーー!)

八幡(すぐさま元の場所に戻り身を隠す!)

雪乃「…」

ピシャッ


八幡(…)

結衣「あ、ヒッキ…八幡。なんでそんなとこいるの?早く部室入ろうよ」

八幡「ミッション完了だ結衣!」

結衣「なんでこの人は汗をかきながらぐっじょぶしてくるの」

八幡(ミッション内容と目的を結衣に伝える)

結衣「あー、この前いった猫耳のやつ。覚えてたんだ」

八幡「ああ。それで教室を見てみろ。気付かれんなよ」

雪乃つ猫耳

雪乃「!?」

八幡「いつの間にか鞄の上にあった猫耳を見て驚いている」

結衣「そりゃ驚くよ」

八幡「で、あいつは部室に誰もいない状況下。おそらくあいつは好奇心から猫耳をつけるーーー!」

結衣「というかさ。ゆきのんを部室に1人にする状況なんてあたしと八幡がトイレに行く、とか電話するって言って出て行くことでも作れるよね?」

八幡「…」

八幡「あ」

結衣「なんで自ら苦しい道を選ぶの…」

八幡「そういえば…そうだな…」

結衣「なんで考えつかなかったのか不思議だよワトンソ君」

八幡「誰だよワトンソ」


雪乃つ猫耳

雪乃「…」つ猫耳

猫耳雪乃「…えい」


八幡「きたあああああああああ!」

猫耳雪乃「」

結衣「あたしの知ってる八幡じゃない…」

猫耳雪乃「」

本当に誰だこいつ

何も言わず2日空けて申し訳ない

あとガハマさんはガハマさんで攻略スレたてることにするよ、ゆきのんとヒッキーともう1人入れて攻略していくだ

今日はここまで

猫耳雪乃「…」

犬耳結衣「…」

ピカ◯ュウ仮面「…」

猫耳雪乃「…」

犬耳結衣「…」

ピカ◯ュウ仮面「…」

ピカ◯ュウ仮面「どうしたんだよお前ら」

犬耳結衣「おまえがどーした!」

猫耳雪乃「なぜこの人だけ仮面なのかしら…」

ピカ◯ュウ仮面「いや、だって犬耳猫耳はお前らが付けてるし俺は別のものにしたいじゃん?」

犬耳結衣「声微妙に曇ってて聞き取りにくい!外してよ!」

ピカ◯ュウ仮面「ピカチュウ」

猫耳雪乃「言ってはならないことを言ってしまったわね」

ピカ◯ュウ仮面「え?マジで?」


犬耳結衣「うー、いつから奉仕部はこんな奇人集団に…」

ピカ◯ュウ仮面「最初から今までずっと奇人だったじゃねーか」

猫耳雪乃「全力でその輪から外れたいのだけれど」

ピカ◯ュウ仮面「無理無理、そもそも猫耳を外す意思も見せず堂々としてる時点で奇人だお前は」

犬耳結衣「え、じゃあ外していいの?」

ピカ◯ュウ仮面「今日の奉仕部はこの状態で行くのであしからず」

猫耳雪乃「外す意思見せても結果は変わらないじゃない」

30分前

猫耳雪乃「…ち、違う」

八幡「何がだ?」

猫耳雪乃「これは…私のではないわ」

八幡「知ってる、俺のだもん」

猫耳雪乃「あなたいつ私の鞄の上に置いていたの…?」

八幡「まあ。で、どうだ結衣」

犬耳結衣「パネーッす!まじ可愛いゆきのん!ゆきのん!」

八幡「ファッ!?ナンデ犬耳!?」

猫耳雪乃「あなたも似合ってて可愛いわ結衣さん」

犬耳結衣「えへへー、でもゆきのん自分の猫耳は出さなくていいの?」

猫耳雪乃「ええ…折角そこにあったからこのまま使うわ」

八幡「ちょっと待て雪乃、お前今猫耳持ってんのか?」

猫耳雪乃「ええ、これよ」つ猫耳

犬耳結衣「ゆきのんの猫耳見たいと思ってね、電話したらゆきのん猫耳持ってるって言うから持ってきてもらったの!」

八幡「なんだよ、じゃあ俺が働く必要なかったじゃねーか」

猫耳雪乃「ええ、無駄働きご苦労様」

八幡「目立つ真似までして必死に頑張って雪乃の鞄に猫耳置いたのに…」

猫耳雪乃「え…そ、そんなに私の猫耳が見たかったの…かしら…?」

八幡「そりゃ俺が猫耳買った理由お前とか小町につけさせるためだからな」

犬耳結衣「小町ちゃんは犠牲となったのだ…」

※以降、猫耳雪乃→雪乃
犬耳結衣→結衣で統一



八幡「で、なんでお前は犬耳?」

結衣「ゆきのんだけじゃ恥ずかしいかなって思って」

八幡「なんでお前ら猫耳犬耳なんか買って持ってるの!?女子高校生怖すぎだろ!」

結衣「別にあたしが買ったんじゃないもん」

雪乃「私もよ」

八幡「さいですか…まあいいや。今日の奉仕部は猫耳と犬耳つけてる女子高校生共とお送りいたします」

結衣「何言ってんの」

雪乃「八幡」

八幡「なんだよ」

雪乃「私と結衣さんだけであなたは何もつけてないのは不公平じゃないかしら」

結衣「そだね、丁度ゆきのんの猫耳あるからそれつけて奉仕部やろーよ」

八幡「嫌だ、もう2度と猫耳なんてつけるもんか」

雪乃「拒否権無しよ。部長権限を使って言ってもいいのだけれど?」

八幡「別に何かをつけるのを拒否してるわけじゃない。猫耳が嫌なだけで」

結衣「じゃあなんか持ってるの?」

八幡「ああ、隊員が結衣に犬耳つけろだのうさぎ耳だの猫耳をつけろとうるさかったからな」

結衣「わー、雪ノ下攻略部隊ですらなくなってるー」

雪乃「雪ノ下攻略部隊?」

八幡「さて、それで結衣にも何かつけさせようと思い持ってきたものがある」

雪乃「犬耳、うさぎ耳、猫耳のどれかね?」

八幡「ほらこれだ」


つピカ◯ュウ仮面

雪乃「」
結衣「」

八幡「うさぎみ

結衣「ネズミだし!それネズミミだから!」

八幡「ネズミミか、語呂悪い却下」

結衣「却下すんなし!」

雪乃「そもそもそれはお祭りなどで見かける仮面じゃない」

八幡「うさぎ耳売ってる場所が身近になかったんだよ。折角だから昔買ったこれつけさせようかなって」

雪乃「ではあなたはそれをつけると?」

八幡「ああ、奉仕部始めるぞ」

スチャッ


ピカ◯ュウ仮面「…」

猫耳雪乃「…」

犬耳結衣「…」

>>144に戻る

カオス奉仕部GO!

一旦ここまで、夜にも来れたら来るデス

ピカ◯ュウ仮面「どうしたお前ら」

結衣「またこのくだり?」

ピカ◯ュウ仮面「またって言うな。今度は別の話題に決まってんだろ」

雪乃「あなたが話題提供するの…?」

ピカ◯ュウ仮面「不安そうな顔すんな…折角の猫耳が台無しじゃねーか」

雪乃「…これ私に似合ってるのかしら」

八幡「黒髪に合うと思って黒色の猫耳にしたんだし俺は似合うと思うが」

結衣「あ、仮面外した…ぎゃ、凄い汗かいてる!」

雪乃「そうなのかしら…でも…その、褒めてくれるのは嬉しいわ。ありがとう」

八幡「おう」

結衣「汗ふけし!ほら八幡、ハンカチ使っていいから」

ピカ◯ュウ仮面「のーさんきゅー」スチャッ

結衣「なんでまたつけるの!?」

雪乃「にゃー」

結衣「ゆきのんんんんんんんん!?」

ピカ◯ュウ仮面「どうしたんだよお前ら」

結衣「もういい!この展開はもういい!」

ピカ◯ュウ仮面「そんなこと言うなよ、青春しようぜ」

結衣「あんた誰!?」

ピカ◯ュウ仮面「というか、この場面見られたら俺ら弁解の余地ないよな」


ピカ◯ュウ仮面を被った首から汗を垂らしてる男

黒色の猫耳をつけてにゃーにゃー言っている女




ピカ◯ュウ仮面「今日は依頼者来ませんように」

結衣「あたしの説明!犬だけですませると思ったら大間違いだあ!異議あり!」

雪乃「でも今のあなたは犬みたいに愛らしいわよ」

結衣「ゆきのん…」

雪乃「私はそんなに犬好きというわけではないけれど。寧ろ嫌いな部類かしら」

結衣「上げて落とす!」

ピカ◯ュウ仮面「今日はよく喋るな結衣」

結衣「誰のせいだし!」

廊下


結衣「ねえ、叫んでいい?」

ピカ◯ュウ仮面「そんなことしたら俺が先生に捕まるからやめろ」

結衣「ピカ◯ュウ仮面つけて作戦会議とかほざいてる八幡が全て悪い」

ピカ◯ュウ仮面「口が悪いな…おい」

結衣「まあ仮面は置いておくとして、またゆきのんは特に何も言ってこなかったね」


仮面『よし、表出ろ犬』

結衣『扱いひどっ!』

八幡『雪乃』

雪乃『わかってる、紅茶淹れて待ってるわ』


ピカ◯ュウ仮面「本物のツーカーになってしまったな」

結衣「ゆきのん何にわかってるって言ったんだろ?」

ピカ◯ュウ仮面「俺と結衣が廊下に出ることだろ、戻ってきたら紅茶が待ってるぜ」





ピカ◯ュウ仮面「さて、では作戦会議だ」

結衣「ゆきのん攻略の?」

ピカ◯ュウ仮面「当たり前だ」

結衣「その前にさ」

ピカ◯ュウ仮面「?」

結衣「部室前の廊下で犬耳つけて、仮面被った謎の男と話すなんて状況嫌だ」

ピカ◯ュウ仮面「じゃあ犬耳外せよ」

結衣「あたしの犬耳より八幡の仮面の方が精神ダメージ高いからそっち外して」

ピカ◯ュウ仮面「バカ、これ外したらどうなるか考えて言えよ」

結衣「え?どうなるの?」

ピカ◯ュウ仮面「汗で輝く青春男子高校生(手に仮面持ち)と話す事が出来るゾ」

結衣「あたしが外す!」

ピカ◯ュウ仮面「では隊員から案が寄せられてるからそれを見ようか」

結衣「あたし、自分以外の隊員の名前もしらないんだけど…」

結衣(ピカ◯ュウの顔は笑顔だから締まらない…なんであたし笑顔のピカ◯ュウの仮面被った男子高校生と廊下で作戦会議してるんだろ)

ピカ◯ュウ仮面「えー、褒める」

結衣「また?今度はどこ褒めるの?まだまだ褒める部分あるよ?ゆきのん」

ピカ◯ュウ仮面「なんか乗り気だなお前…今回は…ズバリ体だ」

結衣「体?運動神経とか?」

ピカ◯ュウ仮面「いいや、スタイルとか胸とか」

結衣「この変態いいいいい!」

ピカ◯ュウ仮面「ちょ、いて、痛え!仮面叩くな!」



ピカ◯ュウ仮面「これ仮面の顔歪んだよな…」

結衣(ピカ◯ュウの笑顔が歪んだ…殴りすぎたかも)

ピカ◯ュウ仮面「まあいい。とっとと攻略しにいくぞ」

結衣「え、本当にやるの!?」

ピカ◯ュウ仮面「当たり前だろ、ここでやらずして平成のピカ◯ュウトレーナーを名乗れるかよ」

結衣「えー…度が過ぎてると思ったら止めるよ?」

ピカ◯ュウ仮面「流石にセクハラまがいのことはしねえよ、今回は褒めるんだからな」

結衣「うーん、乗り気がしない…」

ピカ◯ュウ仮面「そうだ、お前を対比にして褒めるか」

結衣「?」

ピカ◯ュウ仮面「例えば、こいつみたいに肉があればいいってわけじゃない、みたいな比較」

結衣「あたしまだ太ってないし!パンチ!」

ピカ◯ュウ仮面「こめかみの辺りを殴るな!」

結衣「ゆきのんがスタイル良すぎるだけであたしは標準なんだから!キック!」

ピカ◯ュウ仮面「キックって言うならキックしろよ!攻撃方法も攻撃箇所もさっきと同じじゃねーか!」

結衣「じゃあ頭突き!」

ピカ◯ュウ仮面「だからそれパンチ…あっ!」

結衣「あ、仮面の耳にかける紐がとれた」

八幡「勿体ねえな…」

結衣「え、汗すごっ!?」

ドラ◯もん仮面「…」

猫耳雪乃「…」

犬耳結衣「…」

ドラ◯もん仮面「…」

猫耳雪乃「…」

犬耳結衣「…」

ドラ◯もん仮面「紅茶美味い」

雪乃「ツッコンでいいのかしら」

結衣(ピカ◯ュウ仮面壊れた後部室に戻って席に着いたらいつの間にか八幡がドラ◯もん仮面をつけてた)

ドラ◯もん仮面「さっきも説明しただろうけど、俺は耳をだな」

雪乃「耳が見えないわ」

結衣「せめて耳があるのにすれば良かったのに…というかそれあったとしても猫耳とは言えないからね?」

ドラ◯もん仮面(「細かいことはいい。また話の切り出し頼む」)

結衣(「あたしがセクハラって見たら即止めさせるからね!」)

結衣(「あといい加減仮面から離れろし!」)

ドラ◯もん仮面「すまん…あと3つ鞄に仮面入ってる」)

結衣(「絶対その3つつけたらダメ!」)

そろそろ八幡10点行くかなー

しかし、今日内容全然進んでないな…仮面つけて遊んでただけだし。明日残ってる案を拾える限り拾って書く予定

予定は予定。ここまで

結衣「では、ゆきのんを褒める会始まるよ!」

雪乃「え?」

八幡(そういう形式でいくのか)

八幡「って、おい俺の仮面をなんで持ってんだ結衣」

結衣「後ろからそっと外させて貰いましたよー、で、ゆきのんの猫耳つけて」

八幡「嫌だ」

結衣「ゆきのん」

雪乃「彼につければいいのね?」

結衣「うん、押し込む形で」

結衣「逃げないでね八幡」

雪乃「押し込む形で…」

八幡「おい!何で俺の上に乗っかるんだよ!離れろ!」

雪乃「えいや」

八幡「痛い痛い痛い痛い痛い痛い」

結衣「掛け声には似合わない付け方だね…ゆきのん」

雪乃「そうなのかしら?」

猫耳八幡、猫耳雪乃、犬耳結衣の状況です



結衣「では改めましてゆきのんを褒める会!」

雪乃「唐突に…」

結衣「はい八幡、ゆきのんの良いところあげて」

八幡「そうだな、雪乃はスタイルいいな」

雪乃「あ、あなた何を言ってるの!?」

八幡「結衣みたいな太めの体型じゃなくて、こうスラッとした体型だよな」

結衣「太め言うな!」

八幡「じゃあ肉」

結衣「はいドン」

八幡「ドラ◯もん仮面が!足で踏み潰された!この人でなし!」

雪乃「褒めてくれるのは…嬉しくないことはないけれど、男性は結衣さんみたいな体型の方が…」

結衣「太めなんだよ、あたしは太めなんだよどーせ」

八幡「そんなことない」

八幡「下手に肉つくより全然いいと思うがな」

結衣「…」

八幡「お前は正しい肉のつきかただからいいだろ」

結衣「た、正しい?」

八幡「…まあ、そのなんだ。雪乃も十分魅力的ってことだ、以上終わり」

雪乃「…」

八幡「…」

結衣「…」

八幡(恥ずかしい…もっと別のこと褒めた方が良かったかもしれない…この状況恥ずかしい)

八幡「なんか死にたいわ…」

結衣「え、なぜにいきなり」

八幡「いきなりスタイルいいなとかセクハラ以外の何者でもないだろ…」

結衣「だからセクハラだって言ったじゃん」

雪乃「セクハラにとれる発言だったけれど…褒めてくれるのは素直に嬉しいと思ったわ」

八幡「くっ、ちょっと自販機行ってくる」

結衣「逃げた」

雪乃「逃げたわね」

15分後

結衣「ゆきのんを褒める会は続行する?」

八幡「墓穴掘りそうだからやめるわ…別に雪乃にこれ以上褒める点がないというわけじゃないから安心しろ」

雪乃「…では八幡を褒める会を始めましょう」

結衣「あ、いいね」

八幡「よくない、褒めなくていいから部活動するぞ」

雪乃「部員を褒めるのも部活動の行事の一つよ」

八幡「わけわかめ」

結衣「じゃああたしから、目が腐ってる!」

雪乃「では私も。目が腐ってる」

八幡「趣旨変わってない?罵倒する会に生まれ変わってるよ?」

八幡「…ん、すまんちょっとトイレ」

雪乃「紅茶も飲んで、さっき自販機で買ってきたコーヒーも飲んだからね」

結衣「だいたい八幡がいつも飲んでるそのコーヒー美味しいの?」

八幡「気になるなら買って飲んでみろよ、学校のは俺が買ったのが最後で売り切れたから帰りにでも買ってみろ」

雪乃「売り切れてたのね」

八幡「人気ですから、人気ですから」

結衣「大事なことなので」

八幡「キミ最近こっち側の世界来てる?」

部室


結衣「んー、八幡がいつも美味しそうに飲んでるし気になるから帰りに買って飲んでみようかな」

雪乃「もし口に合わなかったら買った分が無駄になるわ」

結衣「じゃあちょっと飲んでみて決めようかな」

雪乃「…八幡の、飲みかけを?」

結衣「へ?あ、ち、違うよ!そういう意味で言ったんじゃ!」

雪乃「…私も少し彼がいつも飲んでいるコーヒーについて興味があるわ」

結衣「え…」

雪乃「…」

結衣「…」

結衣「…さっき八幡口つけて飲んでたよね?」

雪乃「…飲んでたわね」

結衣(いつも自分達が使ってるカップに注ぐのが1番良い選択肢なんだけど…ゆきのん多分わざとその選択肢を口に出してないんだよね…)

結衣(…間接キス狙い?)

雪乃「あ、で、でも…許可を貰わないと流石に…勝手に飲むのは失礼だわ」

結衣「え、えーっと、許可貰って間接キスするの?」

雪乃「かっ」

結衣「あっ」

結衣(つい間接キスって口に出しちゃった!)

雪乃「ち、違うわ!そんな邪な考えがあるあったわけでは!」

結衣「わ、わかってる!わかってるから落ち着いてゆきのん!」

結衣(顔真っ赤…もしかして本当にしたかったのかな…)

結衣(もう攻略完了してるようなもんじゃん、八幡…)

青春ラブコメ…なのかこれ

あとちょっとで終わりですかねー、今日はここまで

雪乃「あの、その、結衣さん…違くて」

結衣(…八幡って今7点か8点とかだったよね…もう10点あげて終わらそうかな…)

結衣(なんかこれ以上八幡がゆきのんを攻略するのはあまり見てたくないなーって…)

八幡「…雪乃、何やってんだ?」

雪乃「あ…いえ、何でもないわ。落ち着いてる」

八幡「いや、俺が聞きたいのはなんで俺のマッ缶持ってるのかってことだ」

八幡「…なんだ?マッ缶気になるのか?」

雪乃「え、ええ。貴方がいつも美味しそうに飲んでるから…身近で見てきたから味が少し気になって」

八幡「じゃあ飲んでみろよ」

雪乃「…いただいていいのかしら」

八幡「愛好者が増えるなら大歓迎だ」

雪乃「では………甘い…わ」

八幡「ちょ、ちょっと雪ノ下さん」

雪乃「雪乃」

八幡「雪乃さん、なんでそのまま飲んだんだ?」

雪乃「?くれるって言っていたから……あ、あ…」

八幡「ま、まあいい。俺は間接キスごときで動じるような人間じゃない」

雪乃「ほ、本当に無意識で口をつけてしまったの…ごめんなさい」

八幡「…いいって。で、味はどうなんだよ」

雪乃「ちょっと甘すぎる気もするけど…味としては好みな方だと思うわ」

八幡「じゃあ今度は丸々一本買って飲んでみろよ。その量じゃマッ缶の全てを知り尽くせてないはずだ」

雪乃「マッ缶の全部って何かしら…」

結衣「…」

八幡「…ん?なんだよ、お前も飲みたかったのか?残念ながら俺のももう無いから後日買って飲んでみてくれ」

結衣「ちょっと廊下」

雪乃「結衣さんから誘うのは初めてじゃないかしら」

八幡「そうだな、基本俺が廊下に連れ出してたからな」

結衣「いくよ」

八幡「はいはい…で、なんでムスッとしてんだあいつ」

廊下


結衣「ぱんぱかぱーん、おみごと、はちまんはゆきのんこうりゃくをぶじとげました」

八幡「いつ点とったんだ俺は」

結衣「さっき八幡がトイレ行ってる間」

八幡「俺本人がいないのにデレたのか?よくわからん」

結衣「細かい事は気にしないら10点とれたんだからいいじゃん」

八幡「まあ…そうだな」

結衣「で、10点とった後はどうするの?」

八幡「別に何やるって決めてたわけでも無いが…」

八幡「まあ勝手に攻略とか失礼なことしてたんだ、ネタばらしするか」

結衣「ネタばらしってあたしと八幡がゆきのんを攻略しようとしてたこと?」

八幡「正確に言えば隊長である俺と一般隊員の1人である結衣だがな。ああ、それを言うつもりだが…ダメな案かこれ」

結衣「んー、別に悪い案じゃないと思うよ?でも言うなら八幡1人で言ってね」

八幡「なんでだよ」

結衣「えっとね、10点とったからってことで納得できる?」

八幡「…まあ別にいいが。じゃあ部室入るぞ」

結衣「終わったらドアノックでもして呼んで?」

八幡「了解だ」

あとは攻略部隊の話をして終わりかなー、案とかくれた皆さんありがとうございました、案くれたテメーら全員部隊への編入を認めてやんよ

次か、もし伸びたらその次でおしまい

今日はここまで

部室


八幡「雪乃」

雪乃「あなた1人で戻ってきたの?結衣さんは?」

八幡「結衣は話が終わったら呼ぶ」

雪乃「話…?それは結衣さんがいてはできない話ということかしら」

八幡「そういうことじゃないんだが…ネタばらしをしようかと」

雪乃「ネタばらし?」

八幡「俺と結衣はここ数日雪ノ下雪乃の攻略を試みていました!」

雪乃「はい?」

八幡「雪ノ下攻略部隊を結成して雪乃を攻略しようとしていました?」

雪乃「ちょっとタイムを」

八幡「タイム!」

雪乃「こ、攻略?私を…?」

八幡「雪乃をだ」

雪乃「それは…なんでかしら」

八幡「俺は奉仕部として雪乃と少しでも仲を縮めたかったから、結衣も雪乃と仲良くなって名前で呼び合う仲になりたかったらしい」

雪乃「そう…なんで今いきなりそれを言い出したの八幡」

八幡「雪乃の攻略が完了したからだ」

雪乃「…攻略って具体的には?」

八幡「雪乃がデレたら1点で10点とったら攻略完了」

雪乃「それで攻略となるのね…バレてたわけじゃないってことかしら」

八幡「なんの話だ?」

雪乃「なんでもないわ。では私を攻略したからあなたはそのネタばらしをしに来たということ?」

八幡「そうなる」

八幡「実際結衣は名前で呼び合う仲になれてるし、俺も自惚れじゃなければお前と少しは仲が良くなったはずだ」

雪乃「…そうね、自惚れじゃないわ。私は貴方と仲良くなった」

八幡「そうか、なら目的は達成だ」

雪乃「…でも、私だけ攻略されっぱなしなのは納得がいかないわね」

八幡「はい?」

雪乃「これと同じように攻略した人は他にいるの?」

八幡「いや、お前が初めてだが」

雪乃「なら次は私とあなたで結衣さんを攻略よ」

八幡「」

雪乃「攻略の仕方やルールなんかを今聞いておきましょうか」

八幡「なんでそんな乗り気なのあなた」

雪乃「…あなたと結衣さんの2人で私を攻略したのよね」

八幡「そうだが」

雪乃「それで私は攻略完了したとして結衣さんとは仲が縮まったの?」

八幡「いや、別に結衣は攻略対象じゃねえし」

雪乃「なら今から彼女が攻略対象よ」

八幡「なんでやねん」

雪乃「結衣さんとは仲良くなりたくないの?」

八幡「いや、そういうわけじゃねえけど…」

雪乃「ならいいじゃない。奉仕部の仲が縮まるのは部長としても迎え入れるべきことよ」

八幡「なんか丸くやり込められてる気がする」

八幡「てかお前は結衣と仲良くなったんだしいいじゃねーか」

雪乃「結衣さんに攻略されたままじゃ嫌よ。私からも結衣さんを攻略、もといデレさせたいわ」

八幡「すいませーん、キャラが崩壊してる子がいまーす」

雪乃「救急車呼ぶのをやめなさい。私だってはっちゃける時くらいあるわ」

雪乃「さて、攻略は今からとは言ったけど結衣さんをこのまま廊下で待たせるのも良くないわ。この話の続きは後日しましょう」

八幡「…まああなたが楽しそうなんで良しとしましょうかね」

雪乃「ところで部隊ってことは隊長、隊員などそういう役割もあるのかしら」

八幡「もちのろん」

雪乃「では私が隊長で」

八幡「譲らねえぞ!隊長の座は何があっても譲らねえぞ!」

雪乃「…なんでそんな隊長に固執してるのかしら」



八幡「じゃあ結衣を呼んでくるぞ」

雪乃「待ちなさい、携帯を出しなさい」

八幡「…なんで?」

雪乃「連絡先の交換のためよ。今日家で結衣さんの攻略について色々聞かせてもらいたいから」

八幡「まあ構わんが…」




雪乃「出来たわ」

八幡「じゃあ呼ぶぞ」

雪乃「ええ」


雪乃(彼の連絡先が私の携帯の中にあるのは不思議ね)

雪乃(…)

雪乃(私を攻略してたって言ってくれた時正直嬉しかった。彼が私と仲良くしたいと思ってくれてたことが)

雪乃(でも私だけ攻略されるのは不平等だものね、結衣さん。あなたが八幡をどう思ってるかはわかってるつもり)




八幡「面倒くさいことになってしまった」

結衣「ネタばらしした後になんかあったの?」


由比ヶ浜攻略部隊へ続く!

ひとまず雪ノ下攻略部隊はこれで終わりですかね、次スレは近々

レスとかくれた人や案くれた人あざした、よければ次スレにもこい(迫真)

サキサキを攻略しよう





八幡「愛してるぜ川崎!」

沙希「!!」キュン


攻略完了

さがみんも攻略しよう

八幡「ずっと前から好きでした。付き合ってください」キリッ

相模「……いいよ」チラ

(コソコソ)

(結衣「」エグエグ..)

(雪乃「」ヒキガヤクン...)

相模「これからよろしくね!八幡!」ニコッ


これは、最初からまちがっていたカップルのおはなし

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