【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?8スレ目?】 (1000)


 8スレ目
 1人めの主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人めの主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人めの主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人めの主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人めの主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
 6人めの主人公ライドは生まれ持った聖眼によって畏れられ、人の手を渡り、とうとう戦争に巻き込まれる形で奴隷となった
 7人めの主人公ジェシカは没落した元貴族。過去は過去とし、鍛治師として鍛えた武器を売り歩く

 どんな結末も安価とコンマ次第!
 愉快犯罪に手を染めるゲスプレーもよし、見知らぬ幼女を引き連れる聖人プレーもよし!
 どうにかこうにか悪堕ちすまいとがんばるもよし、自由きままに振る舞ってもよし!
 いっそのこと、積極的に悪人プレーをしたっていいかも知れない!


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マルティナ「鍛冶師…ですか」

ジェシカ「場所を借りたいんだが、あるだろうか?」

ミーシャ「誰、このおっさん」

ラジエ「さあ?」

マルティナ「おっさ……ゴホン…この町の領主の、マルティナです」

ジェシカ(わたしのことは知らないようで何よりだ)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 5000Gで借りれた
 4~6 1000Gだってさ
 7~9 500G! 格安の理由は、町の活性化に繋がりそうだから、だって。ふーん
  0  まさかの無料だった。ラッキー

スレ最初のコンマは景気よく


 所持金:6万2200G→6万1000G

マルティナ「確かに。それでは、地図の…ここを自由に使ってください」

ジェシカ「分かった」

ラジエ「意外と安いんだな」

マルティナ「優遇しているんですよ、職人を。鉱山でとれたものを加工してくれる職人がいれば、経済に良い影響が出て」

ミーシャ「けーざい…?」

ジェシカ「儲けのことだ」

ジェシカ「行くぞ」

ラジエ「おっす!」


 【安価下1】
 1 ゴーレムの骨を使って、一丁なんか作るか
   A 剣
   B 槍
   C その他、どんなや?
 2 とりあえず、鉱石を仕入れて、それを加工してみよう
   A 2万G消費
   B 3万G消費
   C 4万G消費
   D その他、自由金額(所持金範囲内で)
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:6万1000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの骨 ゴーレムの魔法基盤
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟

1c盾


ジェシカ「熱いと一言でも言ってみろ」

ラジエ「熱い!」

ジェシカ「このバカがっ!」ゲシィッ

ラジエ「痛っ…言え、って言ったから!」

ジェシカ「そういう意味じゃねえんだよ、頭沸いてんのか? ええ?」

ラジエ「えええええっ!?」

ジェシカ「熱いなんて言ったら、一言につき、20発殴るからな、絶対言うんじゃねえぞ」

ミーシャ「あたし外いるー」トトトッ


 【直下 コンマ判定】(ゴーレムの骨:-1)
 1~3 あまりの硬度に加工を失敗した…おじゃん…
 4~6 ちょっとだけ手を出して、これはむずい、って気づいた。続行するか、一旦やめるか…
 7~9 姐御、さすが。難しい素材だけど苦もなく盾を作ったよ

おじゃんが怖いからみんな様子を見てる予感
えーいいったれーっ!!

コンマ判定だし連取りでもいいよね…?


王子「コンマはいくら連取りしてもおkだよ!」

―――――

ジェシカ「これはっ…」

ラジエ「」ダラダラ

ジェシカ(ゴーレムの骨…思った以上に難しいな…)

ジェシカ(下手したら、ダメにしかねない…)

ジェシカ(この硬度は大したものだが、だからこそ、これに加工を施すというのは…)

ジェシカ(…想定以上にこれは扱うのが難しいな…)


 【安価下1】
 1 槍みたいな、棒状のものへの加工ならやりやすいかも知れない。そっちにしてみよう
 2 ちょっと、これ使うのは後回しにしよう。何かいい活用法とかあるかも知れないし、やめやめ
 3 いや、続行だ。扱うのが難しいということを念頭において…慎重に、かつ大胆に、失敗したらそれまでだ!!
   ※採用された場合、コンマが1~6で…

1試すか


ジェシカ(この形状を活かして加工をした方がやりやすそうだな…)

ジェシカ(だが、ただ頑丈なだけでもいいものか…。いや、それはそれだが…)

ジェシカ(ふうむ…)

ジェシカ(…………いや、やるだけやってみるか)

ジェシカ(また似た素材を扱うことになった時、別のものへの加工を考えればいいだけだ)

ジェシカ「よしっ…」

ラジエ「あ…あづ――」

ジェシカ「…」ピクッ

ラジエ「…………くないっす…」グッタリ

ジェシカ「よし…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 「硬い槍」ができた
 4~6 「超硬い槍」ができた
 7~9 「黒槍・骨丸」ができた
  0   大成功orおじゃん

00

安定の5


ジェシカ「できたっ…」

ジェシカ「なかなかのデキ…だな」

ラジエ「うおー、姐御、すげーっす、何すか、何なんすか、それ!?」

ジェシカ「槍だよ」

 ガッ
 ガッ
 ガッ

ラジエ「いだ、いだだっ…つ、突つかないでくださいしょっ!」

ジェシカ「穂先じゃないだけマシだろうに」

ラジエ「そういう問題じゃなくてっ…!」

ジェシカ「この槍は、そうそう曲がらないぞ。しかも硬度に対しては、軽めになっている」

ジェシカ「持ってみろ」

ラジエ「おっす――重っ!? これで、軽めなんすか…?」

ジェシカ「硬度に対しては、な。まあ、こんな重量のある槍を扱える人間になると、そうそういなさそうだが…」

ラジエ「じゃあ売れないっすね」

 ガスガスガスッ

ラジエ「痛いっすよぉっ!!」

ジェシカ「うるさいんだよ、お前は」


 【安価下1】
 1 とりあえず、鉱石を仕入れて作ってみよう。手持ちで他に加工できそうなのはないし
   A 2万G消費(良質武器×5作れる)
   B 3万G消費(良質武器×7作れる)
   C 4万G消費(良質武器×9作れる)
   D その他、自由金額(所持金範囲内で)
 2 一仕事したし、メシいこうか
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:6万1000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤
 売物:超硬い槍×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟

1B

そうかこの槍がシリウスとの接点になるのか


 所持金:6万1000G→3万1000G

ラジエ「姐御、言われたもん買ってきやした!」

ジェシカ「そこに置いときな」

ラジエ「よいしょ…っと。ふぅぅぅー…………くっそ重かった…」

ジェシカ「さて…この量なら、7個は作れそうだ…。1つ4285ゴールドで売れればトントン…」

ジェシカ「利益を出すなら、これより高値か…。ふうん、こう考えると意外と競争が激しいな、この町…」

ラジエ「どういうことすか?」

ジェシカ「ざっと見た感じだけど、あたしが作る武器と同じくらいの質のものが、よそじゃ3000ゴールド程度なんだよ」

ジェシカ「となると、価格の差で負けちまう。…何かの付加価値でもつけて、高値をつけなきゃいけないとこだけど…」


 【安価下1】
 1 普通に作って、ミーシャが売れば余裕で儲けは出るはず
 2 さーて、じゃあどうやって付加価値をつけるか…
   A セクシーポーズで売ればきっと、それで値段を釣り上げても売れるよな、うん
   B やっぱ、腕で勝負かな? 気合い入れてやったるぜぃ
   C その他、自由な発想で?

2B

2B


ラジエ「じゃ、どうするんすか?」

ジェシカ「付加価値じゃなくて、質で勝負するまでだ」

ジェシカ「あたしの腕の見せどころってわけさ」

ラジエ「おおっ、姐御、さすがっす!」

ジェシカ「で、だ」

ラジエ「何すか!?」

ジェシカ「うるさいから出てけ」ゲシッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とは言え、普段のを手抜きで作ってるわけでもないからそうそう、さらに良いものができるわけじゃなかった
 4~6 いいものはできてる。できちゃあいるんだけど、さすがにここはレベルが高いな。まだ、突き抜けられない
 7~9 ANEGO

レッツANEGO


ジェシカ「ダメだっ…!」

 バンッ

ジェシカ「これじゃ…まだ、突き抜けられていない…」

ジェシカ「よそならこれでも上等だが…ここで売るとなれば、価格に対して割高だ…」

ジェシカ「そもそも安すぎるんだ、ここは…。安くて質が良いなんて手に負えない…」

ジェシカ「…」

 ヒョコッ

ミーシャ「何か、こえー顔してる…」ボソ

ラジエ「姐御のマジな顔もかっけえ…」ボソ

ミーシャ「…」

ラジエ「んだよ?」

ミーシャ「ラジエ、きもっ…」

ラジエ「はあっ!?」

ジェシカ「うるさい」ブンッ

 ガツ-----ン

ミーシャ「ぬごおおおおおお~~~~っ…!」←その場でうめき出した

ラジエ「うわあ、容赦ねえ…さすが姐御」


 【安価下1】
 1 根を詰めてもダメなものはダメ。ひとまず、気分転換をかねて休む
 2 まだ及ばないけど、確実にちょっとずつでも質を高めていけば…!
 3 まあいいや、ミーシャに売らせて金に換えちまおう
   A 良質の武器×7と、超硬い槍×1を
   B 超硬い槍はまだ売らぬ
 4 その他、自由行動

3

2

さーせん、3Bで


ジェシカ「おいぽんこつ、起きろ」

ミーシャ「ぽんこつ言うなぁぁ~…」←額にぶん投げられた工具受けて涙目

ジェシカ「この、できたてほやほやの武器を売ってこい」

 ガシャッ

ミーシャ「重っ…!?」ズシッ

ジェシカ「とりあえず…そうだな。1つ、最低4300ゴールドで売れ。いいな」

ラジエ「だいじょぶなんすか? こんなはな垂れ恥じらいアンノウンに任せちゃって」

ミーシャ「はなたれはじらいあんのうん…? 何かかっけえ響き…!」

ジェシカ「何だかんだでな。ほら行け、ぽんこつ」

ミーシャ「はいはい…子ども使いの荒いメスゴリラはこれだから――」

 ガッ
 グググッ

ミーシャ「痛い痛い痛い、いーたーいーっ!」バタバタ

ジェシカ「じゃあ行け」ブンッ

 ドサッ

ミーシャ「ばーかばーか!」タタタッ

ジェシカ「ったく…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 きっちり、4300G×7売ってきたミーシャ
 4~6 4800G×7で売ってきたミーシャ
 7~9 やっぱこいつ、売るのはすごいな。7980G×7だったよ
  0  ミーシャの商才はガチだったようです。1万G×7で売ってきやがった。どうやればそんなこと…


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました

ガチ


こいつぁすげえや!


 ――暗夜王国・鉱山の町――

 所持金:6万1000G→11万6860G

ミーシャ「んっ」つ金

ジェシカ「ご苦労」

ジェシカ(…………2万6000ゴールド弱の儲け、か…)

ジェシカ(こいつ、本当に何でこれだけはできるんだ…?)

ラジエ「うおー、すげーじゃないすか」

ミーシャ「もっと誉めろ」

ラジエ「さすが姐御、適材適所っすね!!」

ミーシャ「違うだろ!!」

ジェシカ「うるさい」


 【安価下1】
 1 よし、この調子で赤を出すのを恐れず、ガンガン作って、ガンガン腕を上げるぜ
 2 コミュ
 3 珍しい素材とかないんかのう?
   A 鉱山に向かう
   B 商人から買う
 4 その他、自由行動 


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:11万6860G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤
 売物:超硬い槍×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟


2 ミーシャ
どんな風に売ってるのか気になる

3A


ジェシカ「おい、ぽんこつ」

ミーシャ「ぽんこつじゃないっ!!」

ジェシカ「じゃあはな垂れ恥じらいアンノウン」

ミーシャ「なに?」

ジェシカ(やっぱバカだな、こいつ)


 ↓1~3 ミーシャとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええんでやんす

自衛の手段でも覚えてみるか?

商売のコツを聞く

計算力を試す


ジェシカ「…お前、どうやっていつも売ってる?」

ミーシャ「は?」

ジェシカ「だから、どうやって売ってる?」

ミーシャ「値段言うだけ」

ジェシカ「…7980ゴールドで買え、って?」

ミーシャ「2万で買えって」

ジェシカ「」

ミーシャ「で、7980になった」

ジェシカ「…よく売れたな、それで…」

ジェシカ「…………24+76は?」

ミーシャ「えっ!? え、えっと、あーと、えとえと…」アタフタ

ミーシャ「90!!」

ジェシカ「100」

ミーシャ「そんなのできなくても関係ねーし」プイッ

ジェシカ(こいつ…何なんだ…)

ミーシャ「全然よゆーで生きてるし、むしろ死なねーし」

ジェシカ「いやいつか死ぬぞ」

ミーシャ「しーなーなーいっ!!」

ジェシカ「死ぬ」

ミーシャ「死なないもんっ!!!」

ジェシカ「ふうん? あたしがいなくても?」

ミーシャ「っ…あ、あ、当たり前じゃん」

ジェシカ「そうかそうか、じゃあ次からお前を庇ったりしなくていいみたいだな。よし、楽になった」

ミーシャ「えっ!?」

ジェシカ「ん?」

ミーシャ「えっ…あ、え、それとこれとは、別!! べ・つ!」

ジェシカ「…」ジト

ミーシャ「っ…」

ジェシカ「だとしても、自分の身は自分で守れないとなあ」

ミーシャ「守れるし」

ジェシカ「ほんとにか?」

ミーシャ「…」

ジェシカ「…ふーん、じゃあやっぱり、これからは楽に――」

ミーシャ「守れない!! これでいいの?」

ジェシカ「ったく…」


 【安価下1】
 1 良質の剣を1本作ってミーシャにあげる。それでも振ってろ
 2 おいラジエ、しごいとけ。以上
 3 その他、どうしてやろう?

3
1+2

3基本的な動き方と鍛え方ぐらいは教えてやる。


ジェシカ「よし…できた」

ジェシカ「これでも振ってろ」ポイッ

 ガラァンッ

ミーシャ「ひえっ…そんなの投げるな!!!」

ジェシカ「受け取れ、あたしが打ってやった剣を落とすとはどういう了見だ」

ミーシャ「投げるからだろ!!」

ジェシカ「だから受け取れっていうことだろうが!」

ラジエ「ま、まあまあ…」

ジェシカ「減らず口を…。おい、そのぽんこつをしごいとけ」

ラジエ「へっ?」

ミーシャ「しごく…?」

ジェシカ「死ななきゃ死ぬ寸前まで何したっていい」

ミーシャ「」

ジェシカ「さっさと行け」

ラジエ「お、おっす」

ミーシャ「何すんのー?」


 【安価下1】
 1 さて、うざいのを追い出したとこで、仕事だ、仕事
 2 うざいのが消えたとこで…たまにはひとりで贅沢としゃれこむか
 3 その他、自由行動

3こっそりみてる


ジェシカ「…………だが、あのバカどものことだしな…」

ジェシカ「…あたしの作ってやった剣で、バカなことでもしてたら…」

ジェシカ「…少し覗くか」

 ・
 ・
 ・

ジェシカ(どれどれ…)

ジェシカ(ちゃんとやってるか…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何で昼寝してんだ、あいつら
 4~6 ミーシャがさっぱりやる気出してねえから、さっぱり効果なさそうだなあ
 7~9 ラジエが言いつけ通り、めちゃくちゃな勢いでしごきまくってる。…効果あるかは分からないけど


ミーシャ「Zzz」

ラジエ「Zzz」

ジェシカ「…………ん?」グシグシ

ジェシカ「………………………何で昼寝してんだ、あいつら…」ピキッ

ジェシカ「あのバカども…こうなったら…」


 【安価下1】
 1 変装して武器も換えて襲いかかって、無理やりしごく。何で変装するかって? ………だ、だって、何か心配してたみたいに思われるじゃん
 2 叩き起こして2人まとめてしごきまくる
 3 放置。知るか
 4 その他、自由行動


ジェシカ「…よし」←E:超硬い槍+不気味な仮面+民族衣装

ジェシカ「暢気にこんなとこで昼寝してる、バカどもには…地獄を見せてやらねえとな」ニタァッ

ジェシカ「………とりあえず」

 シュルルルッ
 パシィッ

ジェシカ「――死んだ方がマシってくらいに、死ぬ寸前までしごいてやらぁ」

 ダンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こいつら弱い…。よけられるだろ、ってくらいの攻撃を避けられなくて速攻で気絶しおった…
 4~6 逃げ出しやがった、こいつら。ひたすら追いかけた。そりゃもう、ひたすら。とにかく走り続けた。走らせ続けた
 7~9 とりあえず叩きのめしまくった。明日からはちゃんとマジメにやりやがるといいね


ミーシャ「うぎゃああああああ――――――――――――――――――――――っ!!!」

ラジエ「殺されるぅぅぅぅ――――――――――――――っ!! 姐御助けてぇえええええええ―――――――――――――――――っ!!」

 ドドドドドッ

ジェシカ(待ちやがれ、このドクズバカどもがぁあああああああああああ――――――――――――――――――――――――っ!!)

 ドドドドドッ

ジェシカ(しまった、あそこを曲がられたら町…! こうなったら!)ググッ

ラジエ「あそこを右に行けぇええええええっ!!」

ミーシャ「右曲がるぅぅぅううううううっ!!」

 シュバァッ
 ズドォォォォッ
 ビィィィィィィンッ

ミーシャ「ファアアアッ!? ややややや、槍っ…槍、今、顔、顔の前…」ペタッ

ラジエ「反対だぁあああああああ――――――――――――――――――っ!!」

ミーシャ「待ってよ、こら、ちょっとぉぉぉぉぉぉ―――――――――――――――っ!!」

ジェシカ(このまま追いかけ回してやるから、覚悟しやがれぇっ!!)ズポッ ←投擲して逃げ道塞いだ槍回収



 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし翌日、学習せず、また暢気に昼寝してるバカどもでした…
 4~6 ちょっと怖がらせすぎちゃって、鉱山の町で、大槍を持った謎の部族民が近くにいるから注意を、と呼びかけられてた
 7~9 翌日以降、ミーシャもラジエも必死になって練習していました。うんうん


ジェシカ「――ふぅ…ちょっと、休憩…」

ジェシカ「んぅっ…砂埃がひどいが、風が吹くと気持ちのいいとこだな、意外と…」

<何でも、それで、追いかけ回された人がいるらしい…

<おっかねえな、もしかして魔物じゃねえか?

ジェシカ「…ん?」

ジェシカ(何かあったのか…?)

<白い仮面で槍を持った、どっかの部族民じゃないかとか言われてるぞ

<こんなとこに?

ジェシカ「…」

<ああ、領主が自警団を組織して巡回に向かわせるとか何とか…

<おっかねえなあ…

ジェシカ「………ま、まあいいか…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 上裸男性が、その噂話に興味を持って詳しく聞き込んでた。…意外と、おおごと…? なに、懸賞金?
 4~6 うん、バカ2匹は自衛の必要性を痛感して、マジメに今日も練習してるみたいだし、結果オーライってことで
 7~9 物騒だなあ、ってことで武器の需要が高まった。ラッキー

やん

ことごとく出番ないなシリウス

まぁ今出られて敵対しても困るしいずれ会えるだろう


客A「じゃあよろしく!」

客B「頼むよ!」

客C「お、お願いしますぅぅっ…!」

ジェシカ(何という偶然のマッチポンプ…!!)

ジェシカ(だが、まあ儲かるしいいことだな)

ジェシカ「………しかし、武器作りの依頼とは…出来合いのものを買えばいいのに」

ジェシカ「持ち物はステータスにならないというのが分からないとは…やれやれ」


 【安価下1】
 1 さて、特注品の注文がいっぱい入ったし…めんどくさいけどやるかー…
 2 …どうせ、慌てて武器を欲するようなヤツらだし、良し悪しは分からないだろ。ちょろっと手抜きで利益を出してくぜ
 3 さあ、仕事だー!と思ったら、また来たし…はあ、素材の持ち込み? これで作ってほしい? めんどくさいなー…

1


 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ジェシカ「ふぅ…」

ジェシカ「特注品なんてめんどくさいばかりだな…。普通にぽんこつが売った方が儲けも出るというのに」

ジェシカ「あと4つ…」

ジェシカ「…時間もかかるしなあ…」

ジェシカ「仕方ない…ちゃっちゃとやるか」


 【直下 コンマ安定】
 1~3 労力に対する儲けはあんまり…だったかな
 4~6 地味にじわじわと鍛治師としてのジェシカが噂になってるらしい
 7~9 特注品の注文者の中にちょっとした商人がいたらしく、鍛治師としての名声を上げた

いよっ


 所持金:11万6860G→11万9800G

ジェシカ「これだけか…」

ジェシカ「…また、ビミョーにしか儲けは出ないな…」

ミーシャ「ただいまー…」グッタリ

ラジエ「今日も…いい具合に…疲れたっす…」グッタリ

ジェシカ「………お前ら、表を5時間走ってこい」

ミーシャ「何でだよっ!?」

ラジエ「そんなに走れねえっすよ!!」

ジェシカ「行け」ギロッ

ミーシャ「」

ラジエ「」

 ヨロヨロ…

ジェシカ「ふんっ…さっぱり憂さ晴らしにもならないな」

ジェシカ「何か面白いことでもないもんかねえ…」


 【安価下1】
 1 騎士団が人員補充のために、貴族以外からも騎士団へ迎え入れるらしい。そのための大会がここで開催されるんだって
 2 不思議な雰囲気の少年が、変なものを手にして工房へ訪れた
 3 きらびやかな服装の貴族がやってきて、ぎんぎらぎんのゴッテゴテな武器を作ってくれ、って


<コンコン

ジェシカ「ん…?」チラッ

ベテルギウス「…いいですか?」

ジェシカ「特注かい? 悪いけど、高くつくよ?」

ベテルギウス「構いません」スタスタ

ベテルギウス「それに、そう大した手間でもないはずですから」

ジェシカ「大した手間じゃない?」

ベテルギウス「……これを使って、短剣を作ってもらいたいんです」ジャラッ

ジェシカ「…何だい、その趣味の悪い十字架は…。血塗れじゃないか」

ベテルギウス「素材も用意してあります。この鉱石を使って、この十字架を溶かして混ぜた短剣をひとつ」

ベテルギウス「お願いできますか?」

ジェシカ(確かに、大した手間じゃないな…)

ジェシカ(けど…何だ、この小僧? せいぜい、15、6歳…? もうちょっとあるか…?)

ジェシカ(…よく分からねえが、変な感じだな…)


 【安価下1】
 1 値段をバカ高くしてみる
 2 まあいいよ、受けてやんよ
 3 なんでこんなのを溶かして入れるんだよ、って尋ねる


やっぱりコイツか…


ジェシカ「何で、こんなのを混ぜてぶち込む?」

ベテルギウス「…趣味じゃ、いけませんか?」

ジェシカ「胡散臭えな…。呪術の類か? 師匠にでも、そういう風に依頼してこいっておつかいかよ?」

ベテルギウス「さあ?」

ジェシカ「…」

ベテルギウス「報酬は弾みますけど、受けてくださるんですか?」

ジェシカ「…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 態度が気に食わねえ。よそ行きな
 2 いいぜ、受けてやるよ
 3 その他、自由台詞

2

悪役主人公が死ぬとベテルのとこに行くシステム


ジェシカ「いいぜ、受けてやるよ」

ベテルギウス「ありがとうございます」

ベテルギウス「ああ、そうだ…。ナイフなんですけど、できればこういうものを作っていただきてくて」スッ

ジェシカ「…またこりゃ、錆ついたもんを…。血がこびりついてやがるな」

ベテルギウス「そっくりそのままじゃなくていいですが、まあ…これに近い方が彼も使いやすいでしょうし…」

ジェシカ「…彼?」

ベテルギウス「…依頼品を使う人のことですよ」

ジェシカ(胡散臭え…)

ベテルギウス「報酬は、そうですね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベテルギウス「3万ゴールドでいいですか?」
 4~6 ベテルギウス「10万ゴールドでいいですか?」
 7~9 ベテルギウス「15万ゴールドでいいですか?」

やあっ


ベテル「3万ゴールドでいいですか?」

ジェシカ「3万っ…!?」

ベテル「弾むと言ったでしょう?」

ジェシカ「…金持ちか…」

ジェシカ「まあいい、3日もありゃできる」

ベテル「では、3日後に。報酬もその時にお渡ししますので」

 スタスタ

ジェシカ(………しっかし…意味の分からねえ注文だな…)


 【安価下1】
 1 早速取りかかった
 2 …おいラジエ、ちょっと調べもの頼まれな
 3 3万ゴールドなんて破格の金出されちゃあ、全身全霊でやるしかねえな


ジェシカ「準備よし…」

ジェシカ「この十字架を溶かして混ぜて…」

ジェシカ「………にしても、気味の悪いもんだな、これ…」

ジェシカ「…まあいいか」

ジェシカ「さて、最高のもんを作ってやるとするか…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 異変。今まで感じたことのない感覚。ナイフができていくにつれて、奇妙な気配を感じるように…
 4~6 ふつーにできたよ
 7~9 いいデキじゃね? うん

とあっ


 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ジェシカ「これでっ…どうだっ!?」

 ジュワァッ
 ボコボコボコッ…

ジェシカ「ふぅぅー…うん、あとは、これを仕上げに…ん?」

ジェシカ「…………………我ながらほれぼれするデキだな…さすがあたしだ」ニヤリ

ジェシカ「…いや、これまでで、かなりいい方…下手したら、1、2を争うレベル…?」

ジェシカ「どこの誰が使うか知らないけど、一生もんだな、これ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、仕上げたものをベテルギウスに渡して、3万ゲットした
 4~6 しかし、仕上がった日の翌朝、忽然とナイフは消えていた。何故…!? ベテルギウスにはこれじゃ金は払えないと言われた…
 7~9 しかし、仕上がった日の翌朝、忽然とナイフは消えていた。何故か、ベテルギウスはちゃんと3万払って手ぶらで帰ってった

不穏


ジェシカ「――ないっ!?」

ミーシャ「んぅ…何だよ…朝からうるせ――」

 ガシッ

ジェシカ「てめえ、あたしが作った品、どっかにやったか? ええ?」

ミーシャ「知らねえよ、放せよっ!!」バタバタ

ジェシカ「ほんとだな?」

ミーシャ「ほんとだよっ!!」

 パッ

ジェシカ「…おい」

ラジエ「お、俺でもねえっすよ!? 何で俺が姐御の邪魔するんすか!?」

ジェシカ「…じゃあ泥棒か?」

ラジエ「いやー、そりゃないっすよ。姐御なら気づきますって」

ジェシカ「…確かに…」

<コンコン

ベテル「…こんにちは。例の品を」

ジェシカ「なっ…悪いが、今ちょっと手が放せねえから、後で――」

ベテル「消えましたか?」

ジェシカ「ああ?」

ベテル「勝手になくなったとか?」

ジェシカ「…」

ベテル「…………まあ、いいでしょう。となると、ちゃんと完成したんでしょうから、報酬は支払います。どうぞ」

ジェシカ「おい」

ベテル「何か?」

ジェシカ「んなもんを受け取れると思ってんのか?」

ベテル「…僕は、あなたにナイフを作って欲しいと依頼したんです。あなたはそれを完遂した。だから報酬は発生します」

ベテル「報酬をもらいたくないんですか?」


 【安価下1】
 1 なんかもう関わりたくもないからもらっとく
 2 もらえるか、鍛冶屋なめんじゃねえぞ
 3 何で、想定内みたいな口ぶりなんだよ、ありゃ何なんだよ、何作らせたんだよ、って問い質す
 4 その他、どうしよ?

どれも地雷に見えて仕方ねえぜ


ジェシカ「もらえるはずがねえな」

ベテル「…」

ジェシカ「鍛冶屋なめんじゃねえ、品も出さずに受け取る金なんざいらねえんだよ」

ベテル「…そうですか」

ベテル「じゃあ、あなたの意見を尊重して報酬も出さずにおきましょう」

ベテル「僕としては、もうどうだっていいことですから。それでは、これで」


 【安価下1】
 1 見送る
 2 塩撒く
 3 問いつめる
   ※何について、尋ねたいかも併記してね。1つだけだよ


 スタスタ…

ジェシカ「おい、塩撒け、塩!」

ラジエ「おっす!!」

 バッバッ

ミーシャ「もったいなー」

ジェシカ「胡散臭い上に気味も悪いときた…」

ジェシカ「ったく、ムダ働きしちまったぜ…」


 【安価下1】
 1 にしても、どこに消えたんだ、あのナイフ
   A しっかり探そう
   B ラジエ、探してこい
 2 気分が悪いから、パーッとうまいもんでも食いにいく
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:11万9800G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤
 売物:超硬い槍×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 生真面目?
 ラジエ:舎弟

2


ラジエ「つーか、あいつ、何だったんすか?」

ジェシカ「依頼人さ、妙ちきりんに作ってくれってね」

ジェシカ「ああ、気分が悪い…。おい、お前ら、今日は何かうまいもんでも食い行くぞ」

ミーシャ「マジでっ!?」

ラジエ「うっひょう、姐御、太っ腹ぁっ!!」

ジェシカ「てめーらが日が沈むまで外で特訓してきたらな」

ミーシャ「」

ラジエ「マジすか…」


 【安価下1】
 で、日が暮れてからやってきたのは…
 1 安い、うまい、ボリューミー! な、鉱夫達の憩いの食堂
 2 商談によく用いられるお高そうなレストゥラントで
 3 酒だ、酒ぇ持ってきやがれぇ! な、豪快な酒場


 ――暗夜王国・鉱山の町・大衆食堂――

 ワイワイ
 ガヤガヤ

ミーシャ「もっご、もごごごごっ!!」←口の中いっぱい

ジェシカ「口ん中にもの詰めたまま喋んじゃないよ」

ラジエ「いやー、うめーっすわ、ここ!」ガツガツ

ジェシカ「ったく…おい、酒もってきな」

店員「かしこまりー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんか異様な男が、騒ぎを起こしてた
 4~9 ふつーに食べて満足した

ぽい

n

さっそくエルか?

外国だから未成年でも酒飲んでいいのか


<お客さん、困りますっ…!

ジェシカ「ああ…?」

ラジエ「どこにでも…ングッ…食い逃げみたいの、いるもんすねー…」モグモグ

ミーシャ「もごごごーっ!」ガツガツ ←気にしてないで食ってる

ジェシカ「よそでやれってんだ、ったく――」

<ドゴォォォォォォォッ

ラジエ「おおおっ!?」

ミーシャ「もがっ…?」←やっと気づいた

ジェシカ「何だい、今の音…」クルッ

 ザワッ
 ザワザワ…

エル「口答えをするのなら、お前もその壁のように壊れるだけだ」

店員「ひ、ひいいっ…!?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 やれやれ…あんなの、構ってらんないね…。目え合わすんじゃないよ、あんた達
 2 ちょっとあんた。…こっちゃ、朝から機嫌が悪くてねえ、気分を直すために来てたんだ。なのに、台無しにするたぁいい度胸じゃねえか
 3 その他、自由台詞

美味いもん食うとこで無粋な真似してんじゃないよ


ジェシカ「やれやれ…あんなの、構ってらんないね…。目え合わすんじゃないよ、あんた達」

ラジエ「うーっす」

ミーシャ「これうまい…」モグモグ

<ドッゴォォォォォォォッ

ラジエ「っ…うわあ…何だ、あれ…?」

ジェシカ「だから、見るなって言ってるだろうが」

ラジエ「いやいや、姐御…俺の位置からは見えちゃうんすよ、姐御みたいに背中向けてるわけじゃないんすから」

ラジエ「つーか…あの男、マジで店員、ぶん投げたっすよ。どんだけ怪力なんすかね…」

ジェシカ「そういや、ここって騎士いたねえ?」

ラジエ「いるんじゃないすか? そりゃ」

ジェシカ「騒がしくなりそうだ…。さっさと食いな。金置いて帰るよ」


 【直下 コンマ判定】 
 1~3 帰ろうとしたら…何で、今朝消えたナイフをあいつが持ってるんだ!? 騎士が来て逃げたけど…ちょっと待てや、って追いかけた
 4~6 こそっと金を置いてとんずらここうとしたら、エルの腰にあのナイフがあることに気づいちゃった
 7~9 関わり合いになる前に逃げた



騎士A「貴様、何をしているっ!?」

騎士B「そこで止まれ!!」

エル「…騎士、か…」チャキッ

ジェシカ「切ったはったの始まる前に、行くよ――って…」

ラジエ「うっしゃ、姐御、じゃあ行きやしょう。裏口からでいいっすよね?」

ミーシャ「えー、もう?」

 ズバァァァッ

ジェシカ「あの、ナイフ…!!」

ラジエ「姐御?」

ミーシャ「何してんだよ? 行くんじゃねえの?」

 ダダダッ

騎士A「B…しっかりしろ――くそぉっ…!」ダッ

ジェシカ「何で、あんなのがあたしの作ったもんを持ってるんだ…! 追いかけるよ、あんた達!」

ラジエ「へっ?」

ミーシャ「食ったばっかなのに?」

ジェシカ「つべこべ言うんじゃない!」ダッ



 【直下 コンマ判定】
 1~3 蘇った魔剣士の悪夢…
 4~6 追いかけたけど騎士が惨殺されてた。エルの姿はどこにもなかった
 7~9 様子がおかしい

エルミラクル

うわー!やべー!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 生きていたトレバーくんが、エルの暴走を…止めた…? しかし、2人は闇に消えていった…
 奇数 覚えているだろうか? 魔剣士は、単身で騎士団本部を壊滅させたことを。それ以下の兵力しかない鉱山の町なんて…
 ※0は偶数扱いなんやで~


 すまんの、ええとこなんだけど今日はここまでです
 どうもありがとうございました。果たして、奇数が出てしまうのか…

たあっ

\(^o^)/

あぁ…なんでこんなに0奇数ばっかり…

はい胸くそ

奇数と偶数の判定を逆にしたら今度は偶数ばかり出てしまうのだろうか

今までの0奇数はミーシャポンコツ化だったりゴーレム戦だったり結果的には大した影響じゃなかったけど、今回は洒落にならん…

一つ町が消えるだけさ、国崩壊に比べたらマシよマシ
でも正直0奇数出すぎなんだよなあ……やっぱりコンマ神はゲイのサディスト

あれ、もしかして俺らがコンマ神様の悪口をいい始めたからじゃ……(gkbr)

あれ、もしかして俺らがコンマ神様の悪口をいい始めたからじゃ……(gkbr)

超回復ゴリラが生き返ってしまったのか…どうやって止めるんですかね…

目には目を、歯には歯を
ゴリラにはゴリラを…

モニカ位の小悪党にすら目をつけるベテルがエルを見逃すわけが無いよなぁ
流石の姐御でも真正面からやり合ったら殺されそうだ……

万全状態の不死身ゴリラにどう勝てと・・・


 ――暗夜王国・鉱山の町・上空――

パルミラ「ちょっと、ベテル。あれ…とんだ狂犬じゃない」

ベテル「魔剣士…だから、そりゃあああなるよ」

パルミラ「放置するつもり?」

ベテル「…」

パルミラ「…こういう時はいつもだんまりね」

ベテル「…」

パルミラ「ベテル」

ベテル「うん」

パルミラ「うん、じゃないわよ」

ベテル「…様子を見ようか、パルミラ」

ベテル「あの魔剣士が果たして、僕らの手に負えるのか、負えないのか」

ベテル「それとも、手懐けられる性質か、そうじゃない性質か」

ベテル「あるいは――」

パルミラ「…」

ベテル「――放置した方が良いということだって考えられる」

パルミラ「勝手に荒らしてくれるってこと?」

ベテル「ただ…ひとつだけ、不安もある」

パルミラ「……あんたが不安なんて珍しいわね」

ベテル「あの鉱山の地下深くには、深魔の穴がある。彼が余計なことをして、それがもし開いたら…」

パルミラ「いいじゃない。バイスみたいになるだけでしょ? この国が」

ベテル「良くないよ。自分の手で壊すから楽しいんじゃないか」

パルミラ「……それもそうね」

ベテル「ともあれ、今は魔剣士の活躍を見守ろうか」

ベテル「それと、――彼女の行動もちょっと気になるしね」

パルミラ「彼女?」

ベテル「魔剣士を不完全な状態で蘇らせちゃった張本人だよ。彼女の腕が僕の予想よりも良かったせいで、このザマだからね」

ベテル「簡単に死なれちゃ楽しくないけれど…さて、どうなるかな?」

パルミラ「………あんた、地味なこと好きよね、観察とか。あたしはすぐ飽きるけど」

ベテル「だって、僕が自分でやったら何でもすぐに終わっちゃうだろう? それじゃ、楽しむ時間が少ないんだよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 メスゴリラvs不死身ゴリラ!! さて、どちらの方がゴリラを辞めてるでしょう? あれ、姐さん何をしやめr
 4~6 次々と現れる騎士を全て皆殺しにした魔剣士。そのヤバさはさすがに姐御を冷静にさせたよ
 7~9 見境なしに住民も鉱夫も騎士も片っ端からぶっころ祭りの魔剣士。それを見たミーシャとラジエが全力で姐御を止めにかかった

ファイッ


 ――暗夜王国・鉱山の町――

騎士AtoZ『』

エル「ふぅーっ…ふぅーっ…」

ジェシカ「…な、何だい、あいつ…」

ラジエ「あ、姐御…あんなの、マジで関わらない方がいいっすよ」ヒソ

ミーシャ「…」←地味に離れて物陰に隠れてる

ジェシカ(あの量の騎士にほぼ同時の攻撃まで食らわされて、一瞬で肉体が治って、一網打尽…)

ジェシカ(致命傷なんてものがあいつにあるなんて、そうそう思えないな…)

ラジエ「姐御ってば…!」


 【安価下1】
 1 それでも、頭でも吹っ飛ばせば死ぬだろ。一撃の破壊力に特化しているのが大鎚なのさ
 2 別に喧嘩をふっかけにきたんじゃない。ナイフを返せって言うだけだ
 3 撤退…しとくか
 4 その他、自由行動

2

エルさんなるべく早めに落ち着いて


ジェシカ(あんなのに言葉が通じるか…通じるといいわね)

ジェシカ「ちょいと、あんた」

エル「…」ジロッ

エル「…」チャキッ

ジェシカ「あんたが手にしてる、それ。あたしが昨夜、打ち上げた品でね、今朝、勝手になくなってたんだ」

ジェシカ「だから、返してくれるかい?」

ラジエ「言葉なんか通じるんすか…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 通じなかった!!
     1 瞬殺でっどえーん
     2 ラジエ瞬殺!?
     3 いきなり、ぐさりとやられたよ。姐御ーっ!!!
 4~6 言葉は、通じた。けど、意味は通じてない
 7~9 言葉通じたけど返すつもりは毛頭ないどころか、俺のもんだと主張してきてる

7

ヒィーッ

でっどえーんルートかな?


ジェシカ「通じないなら、それまで――」スッ

 ダンッ

 ジェシカが紐で肩がけにしている大鎚の柄をいつでも触れるように手をかけた。
 だが、それと同時にエルは駆け出していた。地面が割れる跳躍と、ともに時間さえ置き去りにしたように瞬時にジェシカの眼前に迫る。

ジェシカ「っ――!?」

ラジエ「姐御ぉっ!?」

 ズブゥゥゥッ
 ズシャアアアッ

 腹部にエルの握るナイフが刺さり、荒々しく引き抜かれる。
 よろけながらも、ジェシカは大鎚を振り抜こうとしたがエルの手が彼女の頭頂の赤毛を掴んでいた。

 ズォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォッ

 頭皮が剥がれるかのような痛み、続く衝撃。
 暗い夜空が霞む視界に映り、そこでようやく放り投げられたのだと悟る。



 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 ラジエが姐御を庇うものの…
     4 紙切れみたいにちぎれて死んだよ
     5 一瞬でぶっ飛ばされて、姐御に迫ってきた
     6 ほんの数秒しか持ちこたえられませーん
 7~9 とっさに魔法でエルを串刺しにしたけど、すぐに治りやがるしぃーっ!!

触らぬ神にたたりなし

これは4以外なら最悪コンティニュー出来るし…


エル「死ねぇっ…!」

ジェシカ「この――中・土槍魔法!」

 再び、エルが飛び出してくる。
 土槍魔法を発動し、ジェシカはエルの体を彼の足元から串刺しにした。

 ズドドドドォォォッ

 無数の地面から生えた槍がエルを貫く。
 磁石に吸い付く砂鉄のようにびっしりと、細かな槍がエルの下半身へ突き刺さっていた。――が。

 バキバキィッ
 ズォォォォォォッ

 ジェシカが息を飲む。――体に槍が突き刺さったまま、エルは動き続けた。
 折れて抜けた土の槍で開いた風穴が塞がっていく。僅かに動きは緩慢になったが、それも全ての傷が塞がるまででしかない。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 かろうじて生き延びたけど、魔剣士に完全敗北したやで~。死んだ、って思われてどうにか助かったんやで
 7~9 緊急で魔剣士討伐を依頼された傭兵達が現れて注意が逸れた。その隙にミーシャとラジエによって戦線離脱させられた

死ななきゃなんとか


ジェシカ(ダメだ、こいつ――止まらないっ…!)

 魔剣士が、迫る。
 腹部に重傷を負い、投げられて全身を激しく打ちつけられたせいで身体が動かない。

 シュバババババッ
 ズドドドドドドドドッ

 突如として飛来した矢がエルに降り注いだ。
 すかさずエルがジェシカから右の方向を振り向くと、さらに矢が飛んでくる。

傭兵A「今の内だ、あのバケモンをぶっ殺せぇええええええ―――――――――――――――っ!!」

傭兵B「首ぃ取ったヤツが賞金全部だ!」

 荒々しい言葉。怒号を交わしながら、傭兵達がエルに迫っていく。
 ある者は剣で、ある者は槍で、手にした武器でエルへ仕掛け、呆気なく散らされていく。
 それでも、金に目を暗ませた傭兵達は次から次へと魔剣士になだれ込んでいた。

ラジエ「姐御っ、今の内に…!」

ジェシカ「っ…待て、あたしは…あいつを…!」

ラジエ「んなこと言ってる場合じゃないっすよ、このままじゃぶっ殺されちまいますって! ミーシャ、手伝え!」

ミーシャ「何であたしがっ!」

ラジエ「姐御が死んでいいのか、このあんぽんたん!」

ジェシカ「放せっ!」

ラジエ「後でしこたまぶん殴っていいから、とにかくこの場は…!」

 ・
 ・
 ・


 【直下 コンマ判定】
 1~3 一夜にして、鉱山の町にいた人間は老若男女を問わず8割が死亡した。目撃者の少なさから、犯人は不明とされる…
 4~6 騎士が30人弱、傭兵が100人近く、蘇った魔剣士によって殺された。魔剣士の首には、100万Gの懸賞金がかかった
 7~9 鉱山の町は夥しい血によって彩られた。しかし、ぱったりと魔剣士は行方を暗ませた…

comma

むっ

命助かったはいいが壊滅しちゃったか…


 ――暗夜王国・血塗れの鉱山の町・工房――

ラジエ「姐御、ケガの具合、どっすか?」

ジェシカ「…」ムスッ

ラジエ「…」

<うおー、すっげー! カブトムシー!!

ジェシカ「ぽんこつを黙らせといで」

ラジエ「お、おっす…」

ジェシカ(…結局、あれは何だったんだか…)

ジェシカ(あたしの鍛えたナイフだって、あんな野郎に振り回されるなんて…まして、それで刺されちゃ笑い話にもなりゃしねえ)

ジェシカ(かなりの数があいつにやられたって話だけど…一体、何百人殺したんだか…胸くそ悪いったらありゃしない)

ジェシカ(だが…この一件、あたしに注文してきた、あの小僧が噛んでそうな気がしてならない)

ジェシカ(…深追いは身を滅ぼしかねないけれど、さて、どうしたもんか…)


 【安価下1】
 1 ベテルギウスを追って、魔剣士と、作らされた武器について突き止める
 2 この件についてはもう関わらないでおこう
 3 とにかく、あの魔剣士が何者なのかを突き止めておこう

2

1は危ないな…3かな


ジェシカ「…」

ジェシカ(やっぱり、深追いはしない方がいいかもねえ…)

ジェシカ(ちっ…こんなら、あの小僧から3万どころか、もっとふっかけてもらっときゃ良かった)

ジェシカ(後悔先に立たず…か)

ジェシカ「ああ、腹立たしい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 って、スタンスだったのに…騎士がやってきおっただとぅ?
     1、2 例のヘンタイ
     3   例のおっさん
 4~9 さて、今後はどうしようか?

カモン変態

変態ならミーシャに手懐けさせよう

奇数は嫌だ奇数は嫌だ…


 さて、またまた奇数なのか…?

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 あーるぇ~? ほとんど使われない関所に左遷されてたはずの女騎士と、目が死んでる少年が何かやってきたよ…?
 奇数 暗夜王国の騎士の新キャラですよー。彼or彼女が、鉱山の町の惨殺事件の犯人としてジェシカを疑いにかかってきたよ…
 ※0は偶数扱いなんやで~

トレバーくんそろそろカモン

生 き て た
コンマ神万歳

やっとサリーさんが本筋に絡む…!!

巻き添えで復活したのか?


ジェシカ「…さっさと、こんなの忘れた方がいいか…」

ジェシカ「そうと決まりゃあ、さっさと傷でも治して――」

サリー「失礼するぞ」

ジェシカ「ああ? ――って…あんた」

サリー「っ…あの時の…」

ジェシカ(何で、あんな左遷騎士が、こんなとこに…。しかも、一緒にいる小僧は何だ…?)

サリー「…まあいい…尋ねたいことがある。先日の、この町で起きた惨殺事件についてだ」

ジェシカ「帰んな、左遷騎士に喋ることもなきゃ、あたしはこの件を忘れるって今決めたとこなんだ」

トレバー「…左遷騎士じゃなかったら…?」

ジェシカ「…ん? あんた、どっかで見たことがあるような…」

トレバー「こういう人を…探しています」ペラッ

ジェシカ「手配書…? コキュウトス脱獄者…」

ジェシカ(あいつと…一緒に描かれてるのは、この小僧じゃ…? ちょっと前のみたいだけど…んん?)

ジェシカ「【安価下1】」

 1 小僧、あんた…公爵家の、出来損ない嫡男の…
 2 何で、手配書のガキと騎士が一緒にいるんだい?
 3 ……まあいいや、探してるから何なんだってんだい?
 4 その他、自由台詞

1

1


ジェシカ「小僧、あんた…公爵家の、出来損ない嫡男の…」

トレバー「…見ませんでしたか…? この町で」

ジェシカ(確か…一家揃って追放だとか何とか…なのに、何でのこのこと…? いや、コキュウトス脱獄…)

ジェシカ(それが何で騎士と…? そもそも、コキュウトスの脱獄者って死んだんじゃなかったかね…?)

サリー「詮索したいことがあるのなら、こちらの質問に答えてからにしてもらいたい」

サリー「ある程度までは、それでこちらも明かそう。興味があるのなら、だがな」

ジェシカ「ふうん…?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 喋ることなんかないよ、帰んな。怪我人捕まえて聴取なんざ、騎士ってのはほんとに常識がないのかねえ
 2 その男なら、確かに見たよ。この町を赤く染め上げたのもそいつさ
 3 その他、自由台詞

1

2

2

2で協力パターンね
さてはこの設定温めてたな


ジェシカ「喋ることなんかないよ、帰んな」

ジェシカ「怪我人捕まえて聴取なんざ、騎士ってのはほんとに常識がないのかねえ」

ジェシカ「そりゃ、2度も壊滅させられちまうわけだ」

トレバー「…」クスッ

サリー「…すまないな、急ぎなのだ。協力をして欲しい、同じ貴族のよしみで――」

ジェシカ「あたしはもう貴族なんかじゃないよ、ただのしがない鍛冶屋さ。次、同じに見たらぶん殴らせてもらうから口には気をつけな」

トレバー「…ジェシカ、さん」

ジェシカ「っ…」

トレバー「領民を見捨てて…立場を追われて没落した家の」

ジェシカ「…小僧のくせによく知ってるねえ。でも、昔のことをほじくり返すつもりだってんなら、ガキだろうがあたしは容赦しないよ」

トレバー「大人げないですね。ああ…そっか、自分しか可愛くないから没落したんでしたっけ」

トレバー「同じ貴族のよしみだなんて言うこの人も問題ですよね。本来、貴族がまっとうすべき役目を放棄した、貴族にあるまじき人間なのに」


 【安価下1】
 1 ぶっ飛ばす
 2 ラジエ、こいつら放り出せ
 3 その他、どうする?

まっとうしたらそこの騎士みたいになるんだろ?ここではさ
あの再生ゴリラに殺されないうちに国を出るんだね


トレバー「だったら、もういいです」

トレバー「何かを期待することさえおぞまし――」

 ガッ
 パシィッ

トレバー「っ…!?」

サリー「……手を、出したな?」

ジェシカ「騎士ってのはガキの躾にもいちいち口出しすんのかい?」グググッ

サリー「確かにトレバーは口が過ぎることはある。だが…暴力に訴えるのもどうだ?」

トレバー「…騎士さん、公務執行妨害で、この人をしょっぴいてください」

トレバー「そしたら、ゆっくり話ができますから」

ジェシカ(このガキ――そのために挑発…!?)


 【安価下1】
 1 しょっぴかれてたまるかよ
   A 言い逃れる
   B 強硬手段で
 2 ああでも、メシも出るし、傷負ってる身だからそういう手当ても期待できそうだな。大人しく捕まっちまうか
   A 絶対に何も喋らねえけどな!!!!
   B ついでに、このガキをこきおろしまくってやる
 3 とにかく、この場は生意気なクソガキをとにかくぶん殴るのみ。人様をバカにしてタダで済むと思うんじゃねえぞ

2a

2A


 ――暗夜王国・鉱山の町・騎士団屯所・聴取室――

サリー「あの日、何をしていた?」

トレバー「…」

ジェシカ「…」

サリー「…目撃情報によれば、朝方、お前の工房に人の出入りがあったそうだな」

ジェシカ「…」

サリー「…あの日より2週間遡り、どのような依頼を受けてどのような仕事をしていた?」

ジェシカ「…」

サリー「…」

サリー(黙秘を押し通す、か…)

トレバー「……………騎士さん、どうせ誰も見てないんだから、拷問でもかけたらどうですか」

サリー「拷問によって得た告白に、その信憑性はないと定められている」

トレバー「っ…」」

ジェシカ「…」ポリポリ

ジェシカ「…」フワァァァ


 【安価下1】
 1 黙秘し続けた。傷が痛まなくなるまで
 2 想定以上に退屈だし、ちょっと仕掛けてみるかな
   A 公爵家ってさあ、真っ黒だったよねえ…って
   B 魔剣士のことをちらほらと臭わせては、核心に触れずにやきもきさせる
   C その他、どんな嫌がらせor話をしてみる? 話題書いてみて
 3 その他、どうしよ?

2B

>>160


ジェシカ「そう言えば…」

トレバー「!」

ジェシカ「あの日…食堂で金を払わずに出ていこうとしたヤツがいたねえ」

サリー「…そいつは、手配書のこの男か?」

ジェシカ「んん? 食堂じゃなくて、どっかの店の軒先だったっけか」

トレバー「…」

ジェシカ「いや、確か……そうそう、歓楽街だった」

サリー「…」

ジェシカ「ん? どうかしたのかい? ただのひとり言だよ?」

サリー「この男について、喋るんだ」

ジェシカ「ああ、あたし、最近、目が悪くてよく見えないんだ」

トレバー「だったら、顔を近づければいい。それとも僕が近づけてあげましょうか」ガッ

ジェシカ「ガキが女の髪に触れるんじゃないよ」

 ガシッ

サリー「やめるんだ、トレバー」グッ

トレバー「っ…」

ジェシカ「血塗れの十字架――」

トレバー「っ!?」

ジェシカ「…が、あの男のせいで教会に掲げられちゃってたねえ。ありゃ、趣味が悪い」

ジェシカ「あそこにどうやって血を塗りたくったんだか…想像もつかないよねえ。血を噴いてる死体でも放り投げて十字架に突き刺したとか」

サリー「…」

ジェシカ(ふうん…。やっぱ、このガキと騎士はあいつを追ってるって感じかねえ?)

ジェシカ(もしくは、何らかの情報収集中…。でも、騎士だけならともかく、ガキの方が執着してるように見える…)

ジェシカ(さあて、どういう理由か…)

ジェシカ「にしても、飽きてきたし…時間が経つほど、前のことなんて忘れやすくなるよねえ」

ジェシカ「えーと…あんた達があたしにぶつけてる質問って、何だったっけ? とっくに忘れちまったよ」

サリー「この男をここで、ちゃんと見かけたか? 見かけているはずだ、その口ぶりだと」

サリー「彼は何をして、どこへ消えた? それを言うだけでいい」

ジェシカ「ん? 何のことだい、見かけているはずって」

ジェシカ「あたしは忘れっぽいんだよ、大体、そんな男いたかねえ…」

トレバー「…」ギリッ

ジェシカ(怒ってる、怒ってる…。ハッ、ガキがいきがるからそうなんだよ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 過激なトレバーくん…
 4~6 臭わせては撤回して、忘れたふりをして、ひたすら煽りまくって気分がちょっと晴れたよ
 7~9 サリーが魔剣士を追う理由を話し始めた


トレバー「……これ以上は、労力のムダだから、明日にします」

 ガチャッ
 バタムッ

サリー「…やれやれ」

サリー「……明日こそは、ちゃんと吐いてもらうぞ」

ジェシカ「それよか、メシをいいもんにしとくれよ。タダ飯がマズいなんて、相当だ」

 バタムッ

 ・
 ・
 ・

 ――夜

ジェシカ(寝床も硬けりゃ、カビ臭くって、埃っぽくて…安易に捕まるんじゃなかった…)

ジェシカ(しかも、こんな手錠までつけられるなんてねえ…)

<カツカツカツ…

ジェシカ(……足音…? こんな時間に何だってんた…?)

 キィィィィ…

トレバー「…」

ジェシカ「…」ジロッ

ジェシカ(このクソガキ…何しに…。と言うか、ここにいる騎士はあの女以外見かけてないし…騎士の人手不足の弊害があたしに降りかかるとはね)

トレバー「エルさんについて、このまま何も喋らないつもりですか?」

ジェシカ「…」

トレバー「………じゃあ、仕方ないですよね」スッ

ジェシカ「ガキがそんな刃物持って、何しようってんだい?」

トレバー「一服盛ったから、あの人は明日の朝まで起きませんよ」

トレバー「明日の朝…あなたは不審な獄中死をするか、閉じ込められたストレスで隠し持っていた刃物で自傷行為に走ったことになります」

ジェシカ「あたしはそんなにメンタル弱くないんだけどねえ」

トレバー「そんなの関係ない。言わないんなら、言わせるまでだ」チャキッ

トレバー「不審死する前に喋れば、命くらいは助かりますよ?」


 【安価下1】
 1 都合がいい。このガキにキツく灸を据えてやるか。手錠程度で大人しくやられるはずないだろうが
 2 嘘を吹き込んでやるか
 3 その他、どうしてやろう?

1

2B


ジェシカ「やれるもんならやってみな、出来損ない嫡男」

トレバー「っ…!」

 ブンッ
 ギャリィィィッ

 トレバーが振り落とした短剣を、ジェシカは手錠の鎖で受けた。
 素早く引こうとしたトレバーの足を軽く蹴りながら払い、短剣を絡め取って手元から飛ばす。

 ドサァッ

ジェシカ「ほら、どうしたんだい? あたしにマウントポジション取られてるよ?」

ジェシカ「自傷行為はあんたじゃないか。やっぱ出来損ないはそうでなくちゃねえ?」

トレバー「黙れっ!」

 ドンッ

 トレバーが握り拳を振り下ろしてジェシカを殴打する。
 だが、ビクともせずに筋肉の重みだけが彼の手には跳ね返ってきた。

ジェシカ「それで反撃のつもりかい? こうやるんだ、よっ!」

 ガッ

 ジェシカの額が、思いきりトレバーの眉間を叩きつけた。
 鈍い音。トレバーはくぐもった悲鳴を上げて手足をバタつかせたが、ジェシカの手が細い首を掴む。

トレバー「っ…ぁ…がっ…」

ジェシカ「舐めんじゃないよ、クソガキの分際で」

 グググッ

トレバー「ぁ、ぁ…」

ジェシカ「不審死はあんたの方かも知れないねえ? 勝手にここまで来て、足を滑らせて頭を打って死亡って感じだ」

ジェシカ「ほら、何か言ったらどうだい? ――ああ、首を絞められてちゃ何も言えないか」

トレバー「っ…」グッ

ジェシカ「おや、その手は何だい? あたしの手が綺麗すぎて触れたくなったのかい? 悪いけど毛も生えてないガキはお断りでねえ」

ジェシカ「ほらほら、最初の威勢はどこに消えた? 男なら気張んな、まだ落ちるにゃ早いだろう、手加減してやってんだから。ええ?」


 【安価下1】
 1 さんざん弄んで、そのまま気絶さした。で、そのまま屯所を出ていった
 2 一旦首締めをやめて、刃物の使い方を教えてやろうとするかね。体で
 3 その他、どうしてやろう?

1


ジェシカ「苦しいかい? そろそろ、頭に血がいかなくなってぼーっとすることだろ?」

トレバー「ぁ…っ…」

ジェシカ「じゃあ放してやるよ」

 パッ

トレバー「ぜはぁっ…はっ――」

ジェシカ「ほら、もう1ラウンドいくよ」

 ガッ
 グググッ

トレバー「あ、がっ…」

ジェシカ「調子に乗るからそうなるんだ、因果応報ってやつだよ」

ジェシカ「ほらほら、何ラウンドまでいく? きっちり手加減して、落ちないようにいくらでもつきあってやるよ?」

 ・
 ・
 ・

 バタッ…

トレバー「」

ジェシカ「…さすがに、もう飽きたね」

ジェシカ「ったく…最近のガキってのはどいつもこいつも、いわくありげで嫌んなる…。まだぽんこつの方が可愛げがあるね」

ジェシカ「………それに、ほんとにあの騎士も来ないし、こりゃ出てく絶好のチャンスだ」

ジェシカ「…おやすみ、坊や。これに懲りたら、ナマ言うんじゃないよ」

 ギィィィィ…
 ガチャンッ


 【安価下1】
 1 ぽんこつと舎弟を叩き起こして、夜が明けない内に町を離れる
 2 工房に帰って、のんびり寝た
 3 その他、どうしよう?


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:11万9800G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤
 売物:超硬い槍×1

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?

二人がパーティーに加わればだいぶ安定するんだけどねぇ
安価なら下


 ――翌朝

ラジエ「お、おおおおおっ!? あ、姐御、おかえんなさいっす!!」

ミーシャ「もう帰ってきたのかよ…」

ジェシカ「何か言ったかい?」

 ギュムムムッ

ミーシャ「いーひゃーいーっ!!」バタバタ

ジェシカ「ったく、このぽんこつは…」

ラジエ「にしても、地味に長かったっすね。何聞かれたんすか?」

ジェシカ「大したことじゃないよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 サリー&トレバーがまた来たよ。やれやれ、しつこいヤツらだ
 4~6 ん? もうヤツらは諦めたかな? それならそれでいいや
 7~9 サリー&トレバーがまた来て、頼むから教えてくれって

b


ジェシカ(………昼になっても来ないとなれば、もうあたしのことは諦めたか)

ジェシカ(しつこいヤツらだった…)

ラジエ「姐御ぉ、いつまでここにいるんすか?」

ジェシカ「別に考えちゃないよ」

ミーシャ「飽きた」

ジェシカ「確かに…人間がかなり減ったし、商売どころの状況でもないからねえ…」


 【安価下1】
 1 まあ、もうちょいのんびりしてから考えるか
 2 ここで武器を持てるだけ作って、王都で売りさばくかな
 3 その他、自由行き先。併記


ジェシカ「んじゃ、王都にでも行くかい」

ラジエ「おお、いいっすね!」

ミーシャ「おーと? ゲロ?」

ジェシカ「ぽんこつは黙ってな。とにかく、ここで持てるだけ武器でもこしらえて、それ持って王都行くよ」

ジェシカ「分かったら材料買ってきな、いつものだ」

ラジエ「おっす!」

ジェシカ「ぽんこつ、お前も言って安く値切ってこい」

ミーシャ「えー?」

ジェシカ「連れてけ」

ラジエ「うす! ほら、行くぞ、ミーシャ」

ミーシャ「えー?」

 ズルズル…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 1万Gの仕入れ値で、5本の剣と槍作れたよ
 4~6 1.5万Gの仕入れ値で8本の剣と槍作れたよ
 7~9 2万Gの仕入れねで13本の剣と槍作れたよ

よっと


 ――暗夜王国・王都デーモン――

 所持金:11万9800G→9万9800G

ジェシカ「相変わらず、王都は賑やかだねえ」

ラジエ「いやー、やっぱ故郷は落ち着くっすね」

ミーシャ「ラジエ、ここなの?」

ラジエ「まあな、どうだ、田舎者。恐れいったか?」

ジェシカ「こんなごみごみした、物騒なとこに生まれて何のステータスになるんだい?」

ラジエ「」

ジェシカ「行くよ」


 【安価下1】
 1 早速、ミーシャに売らせとく。13本の剣と槍が2万G以上で売れれば元は取れる
   A 超硬い槍も売っちゃう
   B 超硬い槍はいいや
 2 とりあえず宿だな
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:9万9800G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤
 売物:超硬い槍×1 良質の剣×7 良質の槍×6

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?


 所持金:9万9800G→9万9500G

ジェシカ「ふぅ…やっぱ、一人部屋だな」

<ラジエ、見ろ、本が引き出し入ってた!!

<女神様の教えってやつだよ、頭痛くなるだけだぞ

<じゃあいらねー

ジェシカ「…もっと部屋離すんだった」

ジェシカ「にしても…ここに来るのも随分と久しぶりだなあ…」

ジェシカ「…………最後にきたのは、いつだったか…」


 【安価下1】
 1 暗夜王国の各地で、大量の惨殺事件が発生しているらしいって噂を耳にした
 2 さて、ミーシャに売らせるかーって準備をしてたら、超硬い槍に興味津々の女がいた
 3 コミュ
 4 その他、自由行動


 ――暗夜王国・王都デーモン・商業区――

ジェシカ「さっさと準備しな」

ラジエ「おっす」

ミーシャ「早くー」

ラジエ「ミーシャは手伝え」

ミーシャ「えー?」

ジェシカ「やんな」

ラジエ「姐御、これはどうするんすか? この槍」

ジェシカ「…それは売らなくていい」

ラジエ「おっす――」

アリア「あの、すみません」ジィッ

ジェシカ「…何だい? まだ準備中なんだ、後にしとくれ」

アリア「その槍…なんですけど」

ジェシカ「ん?」

アリア「………あの、それって、売ってはもらえないですか?」


 【安価下1】
 1 いえす、おふこーす
 2 …相手次第、かな?

あかんアンチ巨乳や

違った、2
連取扱いなら安価下


ジェシカ「このやり取り聞いてた上でそれ尋ねるのかい? 今は売らないんだよ、こいつは」

アリア「そうですか…」

ジェシカ「…大体、あんたにゃ過ぎる代物だよ」

アリア「わたしじゃなくて、兄に…って思ったんですけど、ダメなら仕方ないですね」

ラジエ「こんな美人の兄貴だと…」

ミーシャ「ラジエ早くしろ」

ラジエ「ミーシャが命令するな」

ジェシカ「そういうことだよ」

アリア「…いつなら、売ります?」

ジェシカ「決めてない」

アリア「…そっか、分かりました。ごめんなさい、邪魔して。それじゃあ」

ジェシカ(ただの町娘…にしか見えないけど、その兄貴が槍ぃ…? 何なんだか)



 【直下 コンマ判定】
 1~3 ミーシャが13本の剣と槍をあわせて5万7200Gで売ってた。儲けは3万7200Gか
 4~6 ミーシャが13本の剣と槍をあわせて7万1500Gで売った。儲けは5万1500Gか
 7~9 ほんとにこいつ、どうなってんだよ…13本の剣と槍を10万100Gで売りよった。儲けは8万100Gだよ…


 所持金:9万9500G→15万6700G

ミーシャ「5000!」

*「4400!!」

ミーシャ「じゃあそれで」

*「よっし!」

ジェシカ(やっぱ、このぽんこつ、売買のセンスだけは飛び抜けてるわね…)

ジェシカ(かなり安く仕入れたのに…)

ラジエ「ミーシャって、めちゃくちゃ特な買い物するな」

ミーシャ「もっと誉めろ」フンス

ジェシカ「調子に乗るんじゃないよ」ペシッ

ミーシャ「ちゃんと全部売ったのに!!」

ジェシカ「はいはい、このことに関してはすごいよ、ほんと。これで満足かい?」

ミーシャ「えへへへへ…」

ジェシカ(単純)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さて、それなりの額があるし、珍しい素材でも売ってないもんか探してみよう
 4~6 上裸の男がやってきた
 7~9 さっきの女と上裸の男がやってきた

やっとシリウスさんに出番が……
安価下


ジェシカ「さ、店仕舞いだ。片づけな」

ミーシャ「荷物が減ったー!! ラジエ、早く片付け!」

ラジエ「だぁから、お前は命令すんな!!」

 ザッ

シリウス「――すまない、いいだろうか?」

ジェシカ「ん?」


 【安価下1】
 1 こいつの筋肉…できるっ!?
 2 もう終わりだからって追い返す
 3 その他、どんなアクションとってみる?

全主人公に会えるかも


シリウス「むっ!?」バッ

ジェシカ「こいつっ…!?」バッ

ジェシカ・シリウス((できるっ…!!))

 バチバチッ

ラジエ「姐御?」

シリウス「…」ムキッ ←ポーズとった

ジェシカ「ほう…ならば」ムキムキッ ←ポーズとった

シリウス「やるな、では…!」ムキムキムキッ ←さらにポーズ

ジェシカ「負けるかっ!!」ムキムキムキィィッ ←応戦

 ・
 ・
 ・


 【直下 コンマ判定】(大胸筋が豊満な脂肪で隠れてしまっているハンデ:-2)
 1~3 負けた…
 4~6 戦友になった
 7~9 勝った!! はっはー!!

筋肉ビューティー

シュールwwwwww


シリウス「これほどの女性に出会えるとは思ってもいなかった」

ジェシカ「あたしもだ、いい勝負だった。掛け値なしにな」

シリウス「ああ」

 ガシッ ←固い握手

ラジエ(何だったんだ?)

ミーシャ「筋肉きめー…」ボソッ

 ガシッ
 ググググッ

ミーシャ「いたいいたいいたいいたい、いーたーいーっ!!」バタバタ

 パッ

ジェシカ「で…何だ? 誰だ?」

シリウス「実は妹に、ここにかなり良さそうな槍があったと聞いてな」

シリウス「だが、売物ではないらしい…と」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 そんなにあたしの槍が欲しいのかい? …他でもないあんたの頼みってんなら、売ってやってもいいよ
 2 あれはなかなか苦労して作ったんでね。そこらの馬の骨に売っちゃあやれないのさ
 3 売物じゃないとは言ったねえ。それで?
 4 その他、自由台詞


ジェシカ「あれはなかなか苦労して作ったんでね。そこらの馬の骨に売っちゃあやれないのさ」

シリウス「なるほど」

シリウス「では、俺がその馬の骨に該当するかどうか、見極めてほしいものだな」

ジェシカ「筋肉は認めてやるけど、それとこれとはまた別だよ?」

シリウス「無論だ。もしくは…俺はトレジャーハンターでな、これまでに溜め込んだものの中で、良い素材になるものがあればそれで作ってももらいたい」

シリウス「そういうつもりでこちらに足を運んだのだが…どうだろうか?」

ジェシカ「トレジャーハンター、ねえ…」

ジェシカ(こいつが持ってるもんを見れば実力は分かりそうなもんだし…珍しいものも見れるかもねえ)


 【安価下1】
 1 とりあえず、その宝ってのを見せてもらおうか
 2 先にテストかな。合格したら超硬い槍を売ってやってもいいし、あるいはシリウスの素材で作ってやってもいい
 3 その他、どうしようか?

2

2

2


ジェシカ「それじゃあ、先にあんたを試させてもらおうか」

シリウス「ほう、俺を試すか」

ジェシカ「余計な手間はかけたくないんでね」

シリウス「良かろう。それで、何をすれば認めてくれるのだ?」

ジェシカ「…そうだねえ…」

ジェシカ(………この際だから、普段、手の届きにくいところをさせるのもありっちゃありだねえ)


 【安価下1】
 1 …………このぽんこつ&阿呆を強くできたら
 2 サシでの勝負かな、やっぱり
 3 トレジャーハンターってんなら、何か持ってきてもらおうかな。持って来られたら認めてやんよ
   A 超すごい魔鉱石
   B 超硬い槍と同等か、それ以上に硬い素材
   C その他、何か振ってみて
 4 その他、自由方法

漢の勝負腕相撲


ジェシカ「じゃあ…こうしようか」

ジェシカ「腕相撲の一発勝負」

シリウス「ほう…」

ラジエ「さすが姐御、男らしい! いや、むしろ漢っす!!」

 ゲシィッ

ジェシカ「あたしは女だ」

 ゲシゲシ

ラジエ「すんませんっ、痛い、痛いっす、姐御!!」

シリウス(………正直、女性らしさはほとんど感じないな)

ジェシカ「じゃあ、勝負といこうか」

シリウス「望むところだ」

 ガシッ

ミーシャ「よーい、――」

 ギュゥッ

ジェシカ「…」

シリウス「…」

ミーシャ「どんっ!」

 ガッ
 グググッ…


 【下1~下3 コンマ判定】
 コンマ一桁でそれぞれ判定
 合計1~14で敗北←シリウスを認める
 合計15ぴったりで引き分け
 合計15~30で勝利!!
 ※0は10扱い


 1+9+6=16

シリウス「うおおおおおおおっ!!」

ジェシカ「はぁあああああああああっ!!」

 ググググッ

ラジエ「うおおおおっ、すげえ!」

ミーシャ「ジェシカ負けろジェシカ負けろジェシカ負けろジェシカ負けろ…」

ジェシカ(こいつ…やはり、やるっ…!)

シリウス(だがっ…勝つのはこの――)

ジェシカ(あたしだ!!)

 ググググッ…
 ガァンッ

ジェシカ「っしゃああああああっ!!」

シリウス「何っ…だと…!?」

ジェシカ「はぁ…はぁ…いい勝負だったぜ」スッ

シリウス「まだ…俺も精進が足りんようだな」フッ

 ガシッ

ジェシカ・シリウス「「痛っ…!」」←力みすぎて、互いに手首痛めた

シリウス「…俺の負けだ、また、機会があれば挑戦をさせてもらおう」

シリウス「いい勝負だった。ではな」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 いつでも来な
 2 待ちな、忘れもんだぜ(超硬い槍を渡す
 3 その他、自由台詞

ギリ勝っちゃった
安価なら下

素材持って来たらつっくてやる

2


ジェシカ「待ちな、忘れもんだぜ」ブンッ

 パシッ

シリウス「これはっ…」

ジェシカ「…ギリギリだったが、あたしも危うかった。貸しといてやるから、その内、返しにきな」

シリウス「…ふっ、礼を言わせてもらおう。ありがとう」

シリウス「こいつは大事に使わせてもらう。そして、次こそはあなたとの勝負に勝たせてもらおう」

ジェシカ「ああ、首を長くして待っててやるよ」

シリウス「…いや、案外、すぐに返せるかも知れん」

ジェシカ「?」

シリウス「うちに来ないか? 腕のいい鍛冶屋に渡った方がいい品があるかも知れん」


 【安価下1】
 1 …またの機会にな
 2 じゃあお呼ばれする
 3 その他、どうする?


王子「安価、把握だよ!」

王子「次回はシリウスさんチから始まるよ!」

王子「そんなわけで、今日はここまでです。どうもありがとうございました」

王子「にしても…ジェシカ編初の【0】偶数…だった? コンマ神の気まぐれが長続きするといいね…」


ようやく0偶数が増えたか……
しかし行商人っつったらいろんな人に会えるね


一応ミーシャの商才開花が0偶数だった
サリーさんトレバーくんは今後も関わってきそうで楽しみ。謎が多いし


王子「今日と明日はおやすみさせてもらいます」

王子「えーと…土曜日かな? うん、土曜日には再開できるようにがんばるから、そういうことです」

王子「また次回! ごめんなさい」

ウィ

楽しみにしてます。


王子「暑いけど…みんな…夏バテしてない? 平気?」

王子「そうめんばっかりって、何かこう…ちゃんと食べてるくせに具合悪くなってるんじゃないかって思っちゃうよね」

王子「…そうめんオンリーが良くないよね、おかずを出すべきだよね」

王子「うん」

王子「…めんどくさいから用意しないけど…」

王子「そして悪循環へ」

王子「それじゃあ、元気に今日もやってみよー」

王子「シリウスさんチにお呼ばれした姐御だよ! さてさて、シリウスさんと言えば…判定でーす!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リリちゃんがいまだにシリウスと出会ったころの外見のままな件について…は触れません
 4~6 姐御もシリウスも、互いに用事を済ませればさっさとバイバイする系だった
 7~9 シリウスさんチには、シリウスさんとアリアさんと、リリちゃんとデネブがいます

ヒャッハー


 ――暗夜王国・王都デーモン・下町――

シリウス「今、保管してるのはザッとこのくらいなんだ」

ジェシカ「ほう…ひとつずつ、見せてもらおうか」

シリウス「ああ、好きに見てくれ」

ジェシカ「…」キョロキョロ

ジェシカ「……この黒いのは何だ?」ヒョイッ

シリウス「…竜の糞だ」

 ペシッ

シリウス「おい」

ジェシカ「肥やしにしかならないものを一緒にするな」

シリウス「農民には途方もない宝だぞ」

ジェシカ「あたしには宝じゃねえんだよ」


 【安価下1】
 そして、もらったものは…
 1 朱色鉱石
   綺麗な朱色の鉱石。下手くそが加工すると、どんどん鮮やかな色が褪せていく。鍛冶屋の実力証明にはぜひ?
 2 蛍光水晶
   暗いところだと蛍のようにほのかに発光する綺麗な水晶
 3 特S級魔鉱石
   最上級の魔鉱石。純度も、サイズも申し分なく、並の魔法使い2人分ほどの魔力を溜め込めてしまう代物


ジェシカ「ん、これは…朱色鉱石か?」

シリウス「ああ、なかなかだろう?」

ジェシカ「…いいな、これは」

シリウス「ならば持っていくといい」

ジェシカ「あたしがやった槍に比べれば、多少損だが…まあいっか」

シリウス「ふっ、耳に痛いな」

ジェシカ「ではこれをもらっていく。また何かあれば見つけてくれ」

シリウス「良かろう、ではそうさせてもらう。夕食でも食べていくか?」

ジェシカ「いらないね。あたしは、あんたにやった槍の対価をもらいにきただけだ」

シリウス「そうか。では、また会える時を楽しみにしている」

ジェシカ「じゃあな、シリウス」


 【安価下1】
 でもって、宿に帰ってきた
 1 コミュ(ミーシャorラジエ)
 2 売物は売りつくしちゃったけど王都に工房はないだろうなあ、よそにまた移動するか
 3 王都をぶらつく
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万6700G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤 朱色鉱石
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド

3


ジェシカ「資金はたっぷり、素材も手に入ったし…」

ジェシカ「たまにゃあ、やっぱりハメを外さないとなあ…」

 スタスタ

ジェシカ(とは言え…貴族街の方には近づきたくないし、他のとこなんてほぼ覚えてねえな…)

ジェシカ(んー…何か、ないか…? いい具合に退屈を紛らわせられるような…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 大衆酒場で飲んでたら知らん間におっさんと一緒になって飲んでた件
 4~6 武具屋を見っけたからふらっと入って、品定めする風にひそかな武器作りの勉強をした
 7~9 じっくりとっぷり、詩集を読みふけった。姐御は地味にインテリなのか!?


 ――暗夜王国・王都デーモン・武具屋――

ジェシカ「…」ジィッ

*「お買い求めで?」

ジェシカ「気に入るものがあれば声をかけるから、黙ってろ」

*「…はい…」

ジェシカ(ふうむ…この素材、どのような加工をしているんだ…?)

ジェシカ(こんな形状に打てるものか…?)

*「…………そちらは、魔法道具職人さんが――」

ジェシカ「黙っていろ」

*「…」

ジェシカ(…なるほど、魔法技師か…。確かに、ああいうのは打たずに物質の形状を変えられそうなものだな…)

ジェシカ(だが、恐らく、ただ形状を変えただけ…。武器としてもっとも適したものとは言えない…はず)

ジェシカ(………こっちは魔鉱石がはめこまれているな…。この奥に魔法基盤…)

ジェシカ(……………なるほど、魔法基盤に刻み込まれているものを、この魔鉱石の魔力で補うことで、魔法を発動…)

ジェシカ(これなら確かに使い手は魔力の消費をしなくても済む…)

ジェシカ(ゴーレムから取り出した魔法基盤はあるし、紅蓮鉱石もあるから、作ろうと思えば作れるかも知れないな…)

ジェシカ(…いや、だがこれでは魔法技師の作ったものとどう違う…。鍛治師ならば、鍛治師なりの最良のやり方というものが…)

ジェシカ「…」

*(このお客さん…いつまで居座るんだ…?)



 【安価下1】
 そんな感じで時間を潰して、夜になった
 1 さあ、次はどこへ行こうか
 2 コミュ
 3 夜になったら酒場に行かねば
 4 その他、自由行動

1


ジェシカ「…」バサッ

ラジエ「姐御、地図なんか広げてどうしたんすか?」

ジェシカ「王都では工房など借りられそうもないからな。次の目的地をどうするかと考えるだけだ」

ミーシャ「移動しなきゃいいのに…」

ジェシカ「さて…どうしたものか…」


 【安価下1】
 1 水の都市、か…。色々な品が港から入ってくるとこだし、掘り出し物あるかも? 王都から半日でいけちゃう距離だし
 2 いっそ、また外国行っちゃうか…?
   A 侵略国家(国のお名前も併記してね。王国ってつけなくてもいいのよ?)
   B ヴァーゴ王国
 3 その他、自由目的地。こういうとこ!みたいな感じに書いてくれてもいいよ

1


ジェシカ「よし、決めた」

ラジエ「どこ行くんすか?」

ジェシカ「水の都市だ」

ミーシャ「みずのとし?」

ラジエ「近場っすね」

ジェシカ「明日の朝には出て、昼過ぎには着くようにするぞ」



 【安価下1】
 1 そして寝て、水の都市到着
 2 その他、自由行動


 ――暗夜王国・王都デーモン・水の都――

 ワイワイ

ジェシカ「何年か前に壊滅したとか聞いた気がしたけど…」

ラジエ「復興してるんすよ、姐御。マジで、ここの住人って逞しすぎっすから」

ミーシャ「ふっこー?」

ジェシカ「ぽんこつは自分の頭でもの考えな」


 【安価下1】
 1 素材探し
 2 …工房とか、借りれたりしないかな?
 3 散策
 4 その他、自由行動

3


ジェシカ「さーて、どんなもんかね、ここは…」

ラジエ「姐御、姐御、浜焼きやってるっすよ、浜焼き!」

ミーシャ「いい臭い…」クンクン

ジェシカ「だったら何だい、好きにしな」

ラジエ「じゃ、ちょっくら食ってきやす!!」ダッ

ミーシャ「あたしも、あたしにも買え、ラジエっ!」タタタッ

ジェシカ「…はあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 特にこれといっためぼしいものもないし、退屈だった
 4~6 戦争の影響なのか、外国の品があんまり入ってないっぽい模様
 7~9 何やらざわついてるとこに顔を出した。なになに、都で1番の漁師を決める大会…? ふーん?



―――――

 すまぬ、早いけど今日はここで終わりっす
 ありがとうございました

乙ハマー


リリとデネブとも会話したかったな残念

ゼロで持ち越しの恐怖


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 水の都市名物・ミス&ミスターコンテスト
 奇数 海賊襲来
 ※0は偶数扱いなんやで~

偶数スタートいこう

偶数なんて無いです

奇数な気はしてたよ…
まぁ物語だと海賊は仲間になりやすい傾向にあるしな

(偶数なんて無いとか)知ってた

ここまでみんな奇数


 ザワザワ

ジェシカ「青い海、白い空、香る潮風…」

ジェシカ「王都なんぞよりかは、こっちの方が随分と――」

<おい、海賊だぞっ!!

ジェシカ「……………気のせいだったか」

<すげえスピードだ、何だあの船…!?

<お、おい、あれ、突っ込んでくるんじゃねえか!?

ジェシカ「…」ソソクサ ←船着き場から離れてく


 【安価下1】
 1 関わり合うものかぁ!!!
 2 露払いはするけど関わり合う気はないし傍観安定さ
 3 ふと思いついた。海賊=略奪者=犯罪者=何をしてもおk? 海賊ってんなら、財宝とか持ってんじゃねえのぉ? うしゃしゃ
 4 その他、どうしよう?

3


ジェシカ「やれやれ、あんな海賊なんか――」ピタッ

ジェシカ(海賊…海賊、か)

ジェシカ(…だったら、どさくさに紛れて何をどうしようが正当防衛も成り立ちそうなものだな)

ジェシカ(……うん、これでいくか?)

 ザッバァァァァッ
 ドゴォォォォォォォォンッ

ジェシカ「っ――船で、乗り上げてきたっ…!?」

 ゾロゾロ

海賊A「陸地だ、野郎どもぉおおおおお―――――――――――――――――っ!!」

海賊B「女だ、金だ、メシだ、奪い尽くせぇええええええ―――――――――――――――――――っ!!」

ジェシカ「随分とまあ、やる気に満ちあふれた海賊どもだな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 海賊A「女ぁ、金目のもんを…女…? 女…か…? おい」海賊B「おん、な…?」ジェシカ「…」プチッ
 4~6 海賊A「金目のもの出しやがれぇ!」ジェシカ「それはわたしの台詞だ」海賊A「へっ…?」
 7~9 ジェシカ(クルーが地上に溢れ出してきたな…。この隙に船へ乗り込んであさるか)

ひゃ


海賊A「金目のもの出しやがれぇ!」

ジェシカ「それはわたしの台詞だ」

海賊A「へっ…?」

 ブンッ
 ドッゴォォォォォォォォッ

 弧を描くような剣を持って海賊のひとりが足を止めていたジェシカに詰め寄った。
 しかし、即座にジェシカは鋼の大鎚を振るって海賊Aを思いきり殴り上げる。

 ザッパァンッ

海賊B「お、おい、A!?」

 放物線を描きながら海に落ちた仲間に声をかける海賊Bだが、赤い液体が海面に浮かび上がる。

ジェシカ「【安価下1】」

 1 よそ見している場合じゃねえぜ?
 2 船の宝物庫まで案内しな
 3 その他、自由台詞

2


ジェシカ「船の宝物庫まで案内しな」ガシッ

海賊B「」

ジェシカ「返事が聞こえねえなあ?」ググッ

海賊B「っ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 男気海賊は勇敢にもメスゴリr…姐御に立ち向かってきた!
 4~6 へなちょこ海賊はめちゃくちゃ早い逃げ足を発揮した!
 7~9 三下海賊は震え上がりながらそそくさと船の宝物庫への案内を始めた!!


海賊B「食わないでくれぇええええええええ―――――――――――――――――――――っ!!」ダダダッ

ジェシカ「ちょいと、あんた、待ちな――おい、ちょっ…誰が食うか」ペッ

ジェシカ「ったく、あんなのが海の男かい…情けない」

<おらあっ!

<死ねやぁっ!

<誰かぁああああっ!

ジェシカ「しゃあない、ひとりで潜り込むかねえ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 奇妙な武器を持った海賊が甲板に待ち受けていた!
 4~6 宝物庫を探して海賊船をさまよってたら、手練の見張り番がいた!
 7~9 宝物庫はっけ――――ん!!

だいたい船長はセクシー美女か豪傑


 ――暗夜王国・水の都市・海賊船――

ジェシカ(船なんて、そうそう乗らないし、つーか汚すぎるんだよ…この船)

ジェシカ(酒瓶とタバコの吸殻ばっかこんなに…掃除しろっての、アホどもめ)

ジェシカ(宝物庫なんてのはどこだ…? 宝箱の5、6個はあってくれねえと――)

副船長「止まりな」

ジェシカ「っ…ほう、船内にまだいたのか」

副船長「てめえみたいな無謀な野郎がのこのこ来るからな」スラァンッ

ジェシカ「無謀だと? あたしに剣を抜いてその台詞、ちゃんちゃらおかしいな」グッ

副船長「試してみるかい?」

ジェシカ「試すまでもない、あんたはここで死ぬんだよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やりよる!!
 4~6 小細工を次々と…!
 7~9 優勢

456しか出ねえ


副船長「ここは陸の上じゃねえんだぜ?」ニヤリ

ジェシカ「それが、どうしたっ!」

 ニヤついて副船長が言うと、ジェシカはすかさず踏み込んで大鎚を振り上げた。
 狭い船の通路の壁を打ち破りながら、木屑とともに副船長へと鋼の塊を振るう。

副船長「女なのが不思議なくれえの傑物かぁ?」スッ

 ドゴォォォォォッ

ジェシカ「もう、一撃っ…!」

副船長「うちの船ぇ壊すんじゃねえよ」シュバッ

 ブォォォォンッ
 ピィィィィィィンッ

 激しく床を粉砕し、ジェシカが大鎚をさらに振り回す。
 だが、その途中で副船長は何かを投げた。柱の一部に絡みつき、細い糸が僅かな光を反射したことでジェシカはそれを視認する。

 ガッ…

ジェシカ「何っ――!?」

 細い糸が、大鎚の柄を止める。
 瞬間、副船長は踏み込んで剣を振るっていた。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 その攻撃さえもブラフ
 4~6 やりにくい、とっても
 7~9 ゴリ押しでどうにかしちゃうあたり、姐御マジメスゴリr…姐御すごい

ゴリ


副船長「しまいだぜ!」

 ググッ
 ミシミシミシィィッ

 ジェシカが大鎚を思いきり、力の限りに振り上げた。
 絡みついた糸のせいで、その場に固定されているのを筋力のみで振りほどこうとしているのだ。

副船長「ムダだっ!」

ジェシカ「おおおおおおおおおっ!!」

 ブチブチィィィッ
 ドゴォォォォッ

 大鎚が、振り上げられる。
 糸で繋がった柱が壊れ、大鎚は始動した。

副船長「何っ――!?」

ジェシカ「潰れて死ねぇ!!」

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちぃっ、避けられ――ぷすっ、て音した。何や、これ
 4~9 潰して殺した。姐御さすがっす


副船長「っぶねえな…!」スゥッ

 フッ
 プスッ

ジェシカ「ちぃっ、避けられ――なっ…?」ガクッ

ジェシカ(何だ、急に体が…)

副船長「吹き矢って知ってるか?」ニタニタ

ジェシカ「吹き矢――そんな、程度っ…」ヨロッ

副船長「1分もすりゃ、全身に回って動けなくなっちまうぜ?」

副船長「暴れられるんなら、暴れてみやがれ、――メスゴリラ」


 【安価下1】
 1 おいお前、今、何つった? めすご…ああ? もっぺん言ってみな
   ※採用された場合、その安価のコンマ判定で4~9が出ると…0だと、0判定
 2 じゃあ1分以内に仕留めりゃいいんだな?
 3 その他、どうしよ?

1

1

メスゴリラ覚醒は無しか


ジェシカ「おい…お前今、何つった?」

副船長「1分でお陀仏だって――」

ジェシカ「メスゴリラ…だと?」グググッ

副船長「そっちかよ、女の自覚あったなんて驚きだ」

 プチッ

ジェシカ「そう、か…」グッ

 ドゴォォォッ

副船長「!?」

副船長「ドラミングかあ? てめえでてめえを殴ったとこで、どうにか――」

ジェシカ「なるんだよ」


 【安価下1】
 1 顔面をぶん殴るぜ
 2 股間を蹴り上げるんだぜ
 3 その他、どうしてやる?


 ダンッ

副船長(何で、動き出し――あいつ、自分を殴ったんじゃなくて、木片を自分に刺して痛み――)

ジェシカ「死ね――」

 ガッ

 素早く一歩を踏み込んだジェシカが、左足で全体重を支えた。
 始動する右足はバランスを取りながら勢いをつけ、思いきり副船長の股間を狙う――!


 【直下 コンマ判定】(吹き矢の毒:-2)
 1~3 メスゴリプッチン覚醒がないからねえ…
 4~9 副船長は男としては死んだ


 カキィィィィィィィィィィンッ

副船長「ふぎゅっ…ごっ――」

 副船長が白目を剥き、体をくの字に折り曲げる。
 降りてきたその顔面へ、ジェシカは握り拳を思いきり振り上げて顎を殴り抜いた。

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

副船長「」

 バタッ
 ピクピク…

ジェシカ「次にメスゴリラなんて言ったら、てめえのケツの穴を鋳型にして鉄流し込むぞ」ペッ

ジェシカ「ふんっ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、ジェシカは毒に倒れて意識を失った
 4~6 船がものすごぉぉぉーく、揺れた。攻撃を受けてる? 沈みかねない? でも毒のせいで…体が…
 7~9 アドレナリンで動けるんだぜ、へっへーん。姐御さすが


ジェシカ「さて…宝…を…」ヨロッ

ジェシカ「……うん…?」グッ

ジェシカ「……………この毒…意外と…バカに…ならな…い…」

 バタッ

ジェシカ「……………ヤバい…意識が…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 目が覚めたらカビ臭くて、せまくて不清潔な船室で縛られてた。海賊特有の、あの舳先からジャンプってやつ、しろってさ(白目
 4~6 目が覚めたら閉じ込められてましたねえ、はい…。どうやら陸を離れているようですし、はい…
 7~9 目が覚めたら医者のとこにいた。海賊はあの後、やっつけられちゃったんだってさー


 ――暗夜王国・水の都市・医院――

ジェシカ「…ぅ…」パチッ

ジェシカ「………ここは…っ…まだ、体が変だな…痺れているような…」

ジェシカ「…」

ジェシカ(あたしがこうなってるということは…海賊どもはやられた…か?)

ジェシカ(………宝もどうせ、騎士なりが取り上げたのだろうな…)

ジェシカ(これじゃただのくたびれ儲けじゃないか…クソ)


 【安価下1】
 1 おい子分、それかぽんこつ、いねえのか?
 2 知らないヤツが入ってきた
 3 あれ、シリウス? 何でお前が見舞いなんかに?


 【直下 コンマ判定】
 1~3 新キャラじゃなくて、お医者だったよ。治療費で、5000Gとられた…
 4~6 新キャラじゃない。里帰りしてて、海賊を華麗にやっつけたデネブだった。えーと…15、6歳のはず。どっちだっけか
 7~9 新キャラなんやで~。海賊をやっつけた騎士らしくて、船内で倒れてたジェシカを見つけて運んでくれたとのこと

はあ

シンシア

医者って登場してたっけ?

モブ医者ってことじゃないのかね

>>298
モブだな


 ガチャッ

ジェシカ「…ん?」

医者「…ああ、目を覚ましましたか」

ジェシカ「誰だい、あんた」

医者「ここの医者ですよ」

ジェシカ「世話になった。まだ痺れはあるけど、もう平気だ」

医者「そうですか。…では治療費で、5000ゴールドをいただきます。よろしいですか?」

ジェシカ「…」

医者「よろしいですね?」

ジェシカ「ちっ…」


 所持金:15万6700G→15万1700G


 【安価下1】
 退院した
 1 で、ぽんこつどもはどうしてんだ? どこにいやがる? 探すか
 2 別に探さなくていいや。工房とか借りて、適当にやってりゃ見つけてくるだろ、どうせ
 3 海賊騒動のその後が気になるから、それとなく聞いて回っといた
 4 その他、自由台詞


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万1700G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤 朱色鉱石
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド


ジェシカ「――ふむ…噂だの、新聞だのの情報によれば…こんなとこだな」

ジェシカ(海賊がやってきて、死者が50人前後出たが、海賊は船長が倒されたことで散り散りに逃げ出した…と)

ジェシカ(海賊船は蛻の殻で、略奪品は報酬として、一部が海賊の船長を倒した者に贈られた…)

ジェシカ(ちぃっ…)


 【安価下1】
 1 誰だよ、姐御が手に入れようとしてたもんをかっさらってったのは…文句を言いに行くしかねえ!!
 2 工房でも借りて、憂さを晴らすように鉄を打つか
 3 ぽんこつどもを探しにいく
 4 その他、自由行動

3

3


ジェシカ「さって…ぽんこつどもはどこで何してやがんだか…」

ジェシカ「あたしに探させるなんて、偉くなりやがって、あのバカどもめ…」

 スタスタ

ジェシカ「…」キョロキョロ

ジェシカ「んー…どこにいるんだか…」


 【安価下1】
 1 港方面をさがす
 2 街中をさがす
 3 てきとうにぶらぶらしながらさがす

2


ジェシカ「…」スタスタ

<安いよ、安いよー! 海賊どもの使ってた剣の放出品だよー!

<あんまり質は良くないけど安いよー!

ジェシカ(逞しいな…)

<ボトルシップいかがー…?

<海賊どもの船にしこたま転がってた、海を旅したボトルだよー…?

ジェシカ(海を旅した…より、海賊どもの船というのが良くなかろうに…)

<迷子がいるんでーす、このコのお母さん知りませんかー?

ジェシカ(お人好しか…)

<ふっ…人が多すぎて酔っちまったぜ…わたしとしたことが田舎者なばかりに…

<ラジエ、あれ買え、あれ!

<しっかたねえな…出世払いで返せよ

<ふはははははっ! ここが水の都か、なんと活気に溢れているのか! はーっははははっ!!

<そこのキミ、飴をやろう。騎士のお兄さんからもらったものだから心配はいらないと、ご両親に伝えるのを忘れるな

ジェシカ(人が多すぎるな…)

ジェシカ(この中に紛れてても分かりそうにない…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 海賊残党の海賊Bがいきなり仕掛けてきおった…!
     1 不覚をとった…!
     2 軽くひねっといた
     3 見知らぬ男がさっと助けに入ってくれた。気づいてたのに
 4~6 やたら値引かれて肩を落としてる商人が目についた。…なになに、最近、やたら値引きがうますぎる少女がいて…おいそれどこ行った
 7~9 忠犬(賢くはない)ラジエの方から見つけてくれた

ぽい


海賊B「見つけたぞ、てめえええええ―――――――――――っ!」

ジェシカ「ん?」

 ダダダッ
 ザワッ

海賊B「死ねぇええええええええっ!!」

ジェシカ「どこかで見たような貧乏面だな」

 ガッ

海賊B「っ!?」

ジェシカ「ああ、腰抜け海賊か。少しいらついているんだ。――ぶっ飛んでいろ」

 ドッゴォォォォォォォッ

海賊B「ひでぶぅっ…!!」

 ドサァッ
 ガシャァンッ

ジェシカ「ったく…ぽんこつどもはどこに行ったんだか…」スタスタ


 【安価下1】
 見つからない…
 1 頭きたからもうこっちからは探さぬ!
   A 工房を借りよう、工房
   B 適当に宿に泊まって過ごす
   C とりあえず、酒を飲む
 2 いらいらしつつも探すよ
 3 その他、どうしよ?

1A

1A

1C


 所持金:15万1700G→14万8700G

ジェシカ(割高な感じだったが、仕方ないか…)

ジェシカ(ともかく、ここでしばらくやってれば向こうから見つけるだろう)

ジェシカ(あのぽんこつどもめ…あたしに探させて見つからないとはどういう了見だ)

ジェシカ(キツく灸を据えてやる…)

ジェシカ「……仕事は明日からにしておくか」

ジェシカ「そうと決まれば…」


 【安価下1】
 1 おやすみー
 2 酒場へ繰り出す
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万1700G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤 朱色鉱石
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド

ふっちゃん!!

2


 ――暗夜王国・水の都市・酒場――

ジェシカ「麦酒」

店員「はーい、ただいま~」

 ワイワイ
 ガヤガヤ

ジェシカ「…」

店員「お待たせしましたー」

ジェシカ「ん」

 グビッ
 ゴクゴク…

ジェシカ「っぷはぁ~…あー…これだ、これ…」

 ゴクゴク

ジェシカ「さて、メシは…んー…」

ジェシカ「……おい」

店員「はーい、お待たせしましたー」

ジェシカ「ムール貝と、魚料理適当に」

店員「かしこまりましたー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ひとりでのんびり、まったり、酒を堪能した
 4~6 お隣いいですか、って人が…
 7~9 海の男たちはすごく盛り上がってて…
     7 賑やかなのも嫌いじゃない姐御は楽しみながら酒を飲んだよ
     8 腕相撲大会だってさー。よっしゃー、って姐御も参加して、決勝戦…!
     9 ギャンブルをしてた集団に混じって無双してやった。頭の作りが漁師どもとは違うのさ
       ※漁師さんいたら、ごめんなさい。このスレはフィクションなので以下略

イベント運が…


 所持金:15万1700G→15万1000G

ジェシカ「あー、飲んだ飲んだ…。ほら、勘定だ。余分はチップにしてやる」

店員「ありがとうございましたー♪」

ジェシカ「じゃあな、ごっそさん」

 カランッ

ジェシカ「~♪」

 フラフラ

ジェシカ「夜の海ってのも…乙なもんだねえ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 イベント起きねえのかよ…
 4~6 暗がりで何か起きてる…おうおう、発情期ですか…って、あれ…? んーと…痴情のもつれ…? あ、人死んだ
 7~9 ほろ酔いで歩いてたら、ひとりで海を眺めながら飲んでるヤツがいて声をかけられた


ジェシカ「~♪」フラフラ

?「…」ゴクゴク

ジェシカ(ん…? こんな時間に、海を眺めてひとり酒…? 浸ってやがんなあ…)

?「……あ」

ジェシカ「…?」

?「…………………傷の具合は、どうですか?」

ジェシカ「はあ?」

?「顔色は…良さそうですね、良かった」

ジェシカ「…誰だい、あんた」

?「【安価下1】といいます。海賊船の中で倒れてたあなたを、医者まで運んだ者です」


 【安価下1】
 新キャラだよ!! 海賊やっつけちゃった人っぽいよ!!
 名前+(一応、18未満は飲酒ダメだけど、まあそこはほら…ってことで、最低16歳くらいで)年齢を併記してくだされ
 ※併記じゃなきゃNGでずらしまするぞ~

パラサ 十九


ジェシカ「んじゃ、あんたが海賊を…?」

パラサ「ええ」

ジェシカ「……ふぅーん…? あんま、そうは見えねえな」

パラサ「ははっ…そう、見えます…よね」

ジェシカ「ひょろっこいし」

パラサ「体質なんですかね…。あんまり、筋肉がつかなくて」

パラサ「…一杯、どうですか?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 もう飲んできたからいらねえよ。じゃーな、優男
 2 一杯なんてケチくせえコと言うんじゃねえよ、報賞もらってんだろ?
 3 その他、自由台詞


ジェシカ「もう飲んできたからいらねえよ。じゃーな、優男」

パラサ「そうですか…」

ジェシカ「…」

パラサ「…」

ジェシカ「…んじゃあな」

パラサ「ええ、また…会えれば」

ジェシカ「…」スタスタ

ジェシカ(あれが…海賊をなあ…。そうは見えねえけど…)


 【安価下1】
 翌日…
 1 紅蓮鉱石とゴーレムの魔法基盤と朱色鉱石で、武器を作ってみるか…
   A …自分用に、大鎚にしちゃう?
   B やっぱ、売れ筋は剣だし…剣にしてみよう
   C その他、何を作ろう?
 2 1万Gで良質武器×5分の素材を買って作るよ
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万1000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鉱石 ゴーレムの魔法基盤 朱色鉱石
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド
 パラサ:優男 19歳

1A


ジェシカ「あのぽんこつどもがいない内に…この素材で作るか」

ジェシカ「…」

ジェシカ「自分用にするか…」

ジェシカ(しっかし…ゴーレムの魔法基盤…持ってきたはいいが、組み込んでどうなるかが分からねえな…)

ジェシカ(あの超破壊力の魔法みたいなのとかが出てくれば大当たりなんだが…)

ジェシカ(さすがに、こればっかしは魔法使いの領域だし、何が出てくるか想像がつかない…)


 【直下 コンマ判定】
 ゴーレムの魔法基盤を組み込んだことで…
 1~3 こ、このハンマー…再生するぞ!?
 4~6 こ、このハンマー…変形するぞ!?
 7~9 こ、このハンマー…ビーム出すぞ!!?
  0  全部 or 上記3つから選択可


ジェシカ「何だ、これっ…!?」

ジェシカ「クソッ、一体、どうしろってつもりだ…! この魔法基盤のせいか、そうなのか!?」

 カ----ン
 カ----ン
 カ----ン

ジェシカ「何でこうも…形状が、変わる…!?」

ジェシカ「どんなビックリだ、クソめっ…!!」


 【安価下1】
 ハンマーの他に、2つ、任意で形状を変化させられるものになりました。何と何がいいか、2つ併記して選んでネ
 A 大剣
 B 大槍
 C 大盾
 D その他、大・何や?

 ※「AとB」とか「A C」とか、そんな風に表記してね

AC


ジェシカ「…」

ジェシカ「…できてしまった」

ジェシカ「………何でこいつは…」

 ギュィンッ
 ガシャンッ

ジェシカ「大鎚のはずなのに、大剣になったり…」

 ギュインッ
 ガシャンッ

ジェシカ「大盾になったり…」

 ギュインッ
 ガシャンッ

ジェシカ「元に戻ったりするんだ…?」

ジェシカ「…どういう理屈なのか、さっぱり分からない…!」ガバッ ←頭をかかえた


 ジェシカは 紅蓮鎚剣盾(グレンツイケンジュン) を手に入れました ▽


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しっかし、ぽんこつどもはやってこない
 4~6 パラサがひょこっと顔を出した
 7~9 やっとぽんこつどもがきた


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万1000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鎚剣盾
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド
 パラサ:優男 19歳


 判定把握です
 本日はここまでになります

 ありがとうございました
 姐御の新武器、(多分)めっちゃ強いよ!


攻撃が来たら盾状態に
攻撃の時も斬られたり叩かれたりして相手からしたらわけわかめ状態だな

盾でタックルすることだって可能だ

ビームや再生も捨てがたかったが多分一番応用が利くよね


王子「姐御編はね、すごく安定してる。それは認めよう」

王子「大概の【0】奇数も乗り越えられる感じだってあるしね」

王子「だけどさあ…はっきりした山も谷も盛り上がりもカタルシスもオチもこの状態じゃ見えないんだよねえ…」

王子「知り合ったキャラもね、基本的に一度登場して、何だかんだで絡んで、1回バイバイしたらまた出ることってそうないからね?」

王子「何が言いたいかって言うとだよ、折角、サリーとトレバーくん出したのにもう姐御編じゃ絡んでこないよ!! 基本的に」

王子「エルはコンマ次第だけどね、魔剣士活動がんばってて、姐御がそういうとこにふらっと行っちゃったらまた出るだろうけど」

王子「つまりね、俺が何を伝えたいか、分かってもらえるかなあ?」

王子「安全策もいいけど、波乱に飛び込まないとお話がつまらない…」

王子「……………いやね、うん、>>1が悪いのもあるんだよ、うん」

王子「あとコンマ神も悪いね、うん」

王子「だけどさ? こう…さ? ね、あるじゃん? ねっ?」

王子「うん」

王子「さて、それじゃあ再開だよ!」



 【安価下1】
 1 次に行こう
   A 適当にふらりと
   B その他、目的地あれば併記
 2 商売じゃい! 作っては売らせる、そして儲ける!
 3 その他、自由行動


王子「age忘れてごめんなさい…」

王子「お詫び申し上げます」

王子「尚、安価はこれを数えないのでそういう感じでお願いします」

1A
行商人たるもの旅せねば

B 二人を連れてカフェに おはなししようか


 ――暗夜王国・水の都市――

ジェシカ「あんた達ねえ、どこをほっつき歩いてたんだい」

ラジエ「そこら中ふらふらしてたっすよ!」

ミーシャ「ラジエにいろいろ買わせた!」フンス

ジェシカ「…」

ジェシカ「はぁ…まあいいわ、次、行くよ」

ラジエ「え、もうっすか!?」

ジェシカ「もうじゃない」


 【安価下1】
 所持金:15万1000G
 1 売物担いで旅歩きじゃい
   A 1万G(良質の武器×5)
   B 2万G(良質の武器×11)
 2 街道を適当にいく
 3 道じゃないところをあえて進んでく

2

ここ離れたらパラサともお別れじゃね?
安価なら下

やっぱりトレバーサリーの時にエルのこと喋っときゃもっと関われたか…


 ――暗夜王国・街道――

ラジエ「姐御、次の目的地はどんな感じなんすか?」

ジェシカ「決めてないよ」

ミーシャ「なんできめねーの?」

ジェシカ「別にどこだっていいからに決まってるだろうが」

ミーシャ「なるほど」

ラジエ「納得するのかよ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 海沿いに進んでいったら小さな漁村についた。直後、村が封鎖された…だと…?
 4~6 山の奥深くの方へと何となく入って行ったら、山間の村についた。やたら霧があるなあ、と思ってたら…湯煙? …温泉?
 7~9 ぷらぷら歩いてたらキャラバンとでくわした


王子「さっきから、ほんとごめんなさい」

王子「なんでこう…あ、これは判定されないからね!」

トレバーサリー再会


 ――暗夜王国・湯煙の村――

ラジエ「何かすげーとこっすね」

ミーシャ「もくもく…雲ん中!?」

ジェシカ「この高さに雲がかかるはずねーよ」

ミーシャ「は?」

ジェシカ「ああ?」

ラジエ「…」クンクン

ジェシカ「…鼻なんか鳴らしてどうしたんだい?」

ラジエ「………変な臭いが…」

ジェシカ「変な臭い?」クンクン

ミーシャ「…」スンスン

ジェシカ「…確かに」

*「旅の方かい? そんなら、温泉に入ってくといいよ」

ジェシカ「温泉…だと」

ラジエ「お、温泉…」ゴクリ

ミーシャ「おんせん?」


 【安価下1】
 1 早速浴びるぜ
 2 よし、ここにしばらく滞在しよう。たっぷり温泉を満喫してやんぜぇ!!
 3 その他、どうしよ?

1


ジェシカ「よっしゃ、早速浴びるか」

ラジエ「姐御、俺がおとも――」

 ドゴォォォォォッ

ラジエ「」プシュ-

ミーシャ「おんせんって何だよ?」

ジェシカ「ついてきな」

ラジエ「おっす!!!!」

ジェシカ「てめーはそこで這いつくばってろ」

ラジエ「」


 【安価下1】
 1 いい湯やでぇ…
 2 覗きの気配…なにやつ!?
 3 折角の温泉だから筋肉確認。よし、筋肉異常なし

3からの2
無理なら2


 カポ------ン

ミーシャ「ただのでっかい風呂じゃん。あづいし…」

ジェシカ「はっ、ガキにはやっぱこの良さは分かんないってことか」ムキッ

ミーシャ「は?」

ジェシカ「んー…やっぱり胸筋が、脂肪が邪魔でなあ…」ムニュムニュ

ミーシャ「…」

ジェシカ「腹直筋は申し分ないはずだけど…」ペタペタ

ジェシカ「なんて邪魔な脂肪だ…この腹直筋を見下ろせないなんて…!」ボインボイン

ミーシャ「…メロン…」ボソッ

ジェシカ「っ…!?」バッ

ミーシャ「あああっ、な、ななっ…な、何もいってねーしっ!」バシャッ

ジェシカ「誰だい、乙女の入浴を覗く不届きものは!!」

<にゃ…にゃ~ん…

ジェシカ「何だ、猫か――」


 【安価下1】
 1 なんてなると思ったか、ボケがぁっ!!
   A 堂々と全裸のままつい立てをぶち破って制裁
   B バスタオルを巻いてから、変形盾で身を隠しつつタックルでぶっ飛ばす
   C その他、どうするんや?
 2 ほんとに猫だと思い込む姐御

1B


<ホッ…

ジェシカ「…」マキマキ

ミーシャ「何し――」

ジェシカ「…」シ-

ミーシャ「…?」

ジェシカ「…」

 ジャキッ
 ガシャンッ

ジェシカ「そうか、猫かー、猫くらいいるだろうなあ…」

ジェシカ「……………なんて騙されるアホが、どこにいるんだ、このボケがぁああああ――――――――――――――――っ!!」

 ドドドッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 覗き魔は…
 1~3 なにぃ、盾タックルを受け止められただと!? しかも、盾のせいでこっちからも向こうが見えないっ…! 逃げられた!!
 4~6 冴えないおっさんだった。どうしてやろうかと思ったら…あれ、こいつの顔見たことあるぞ? 確か、二つ星の騎士の…
 7~9 おいラジエ、おい、てめえ、調子乗ってんじゃねえぞ? ああ?

だれだろ


ラジエ「」

ジェシカ「てんめえ…這いつくばってろって言ったくせに」ガシッ

ラジエ「ぅ…い、一体…何が――」パチッ

ジェシカ「歯ぁ、食いしばれ」グッ

ラジエ「あ、姐御っ…!? って、これは、あれっすよ、違うんす、あの、あれ、あれがああなってあの…!」

ラジエ(やべえ、おっぱい超でけー! マジでけー!! バスタオル巻いてても谷間が、谷間がっ!!)

 グググッ

ラジエ「って、あれ…姐御、筋肉、めっちゃでこぼこして――」

ジェシカ「食いしばれっつっただろうが」

 ドッゴォォォォォォォォッ

ラジエ「」チ----ン

ミーシャ「あ、ラジエ死んだ?」トコトコ

 ツンツン

ジェシカ「ハッ、これで死ねばせいせいするね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 はっ、また視線!? でもどこに…! クソ、覗き魔はまだいたというのか!!
 4~6 はっ、まだ視線!? そこかぁっ!!
 7~9 女風呂を覗いた末路としてラジエは放置され、多発していたという覗きが減ったそうです

てい


ジェシカ「さて、ゆっくり風呂に――」ピクッ

ジェシカ「まだ、視線が…!」キョロキョロ

ジェシカ「………ちぃっ、気配を消しやがった…」

ジェシカ「あたしのこの美しい筋肉を覗き見しようだなんて輩がいるとは…」

ミーシャ(うつくしぃ~…?)

 ガッ
 グググッ

ミーシャ「いたいたいいたいいたい、まだ何も言ってないぃぃ~!!」

ジェシカ「まだってことは何か言おうとしたんだろ? ええ?」

ミーシャ「いーだーいーっ!!」バタバタ


 【安価下1】
 1 覗き魔がいるのにゆっくりなんてしてらんねえ、上がるぜ
 2 そんなに覗きたいなら見せてやる、これが姐御の筋肉だ!!!!
 3 その他、どうしてやろう?

1

2


ジェシカ「ちっ、気分が悪い…」

ミーシャ「あぢぃ…」

ジェシカ「のぼせる前に上がんな」スタスタ

ミーシャ「そっちもあがんの?」

ジェシカ「ハッ、どこのどいつか知らねえが、覗き魔がいるんじゃ湯にもつかれねえよ」

ミーシャ「のぞかれてたの?」

ジェシカ「今さら恥じらったって、遅えよ」

ミーシャ「は? 何も減らないし」

ジェシカ「…あんた、そういうとこだけは…いや、ダメな方向だけど…」


 【安価下1】
 1 覗き魔撲殺キャンペーン実施
 2 おいラジエ、ありゃどういうことだ? ええ? って尋問
 3 その他、自由行動


ジェシカ「さて、覗き魔撲殺キャンペーンを実施するか」グッ

ラジエ「あ、あ、あね…姐御…なんで俺…こんな、ぐるぐる巻き…」ガタガタガタガタ

ジェシカ「まずは見せしめだ」

ラジエ「」

ミーシャ「みせ…しめ…へーてん、ガラガラ…?」

ジェシカ「覗き魔がどういう末路をたどるのか、きっちり分からせてやらねえとなあ…」バキバキ

ラジエ「ち、ちが、違うんす、違うんすよぉ、姐御っ!!」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 問答無用
 2 言うだけ言いな、遺言になりかねねえからな
 3 その他、自由台詞

2


ジェシカ「言うだけ言いな、遺言になりかねねえからな」

ラジエ「だ、だからっ、ほんとに違うんす!!」

ラジエ「俺はただ姐御を覗き魔から守ろうとしてっ…!」

ジェシカ「…で、覗き魔になったと?」

ラジエ「見てねえっすよ、誓って、ほんと、ガチで見てねえっす!!」

ミーシャ「なんでそんな見たがんの?」

ジェシカ「知るか」

ラジエ「ロマンっすよ、覗きは」キリッ

ジェシカ「よーし、撲殺決定」

ラジエ「って、一般論!!!! 一・般・論ッ!!!!!」

ラジエ「お、おおおお、俺は、ほ、ほほっ、ほんとに、あれっすよ、あれ…見てねえっすよ!!?」


 【安価下1】
 1 見苦しい言い逃れだな、うん
 2 試すか…ほんとに覗いてたのか、覗いてなかったのか
   ※コンマが1~5で…
 3 その他、どうする?

1


ラジエ「あ、姐御…俺を信じ――ぶへらぁっ…!?」

 ドゴォォォォォッ

ジェシカ「ぽんこつ、あんたもやってやんな」

ミーシャ「ん」

 ゲシゲシッ

ラジエ「いだいいだいいだいっ!」

ジェシカ「てめーなんざ、こうだ、こうしてやらぁっ!」

 ドゴッ
 ガスッ
 ゴッ
 ガッ
 ググググッ
 ・
 ・
 ・

ラジエ「」チ----ン

ミーシャ「ふぅー、汗かいた」

ジェシカ「さて…もうひとりの覗き魔はどうしてるんだか…」



 【安価下1】
 1 あやしいヤツを探しにいく
 2 女風呂の覗けそうな場所を探す
 3 その他、どうやって謎の覗き魔を探そう?

2


ジェシカ「…」

 ガサッ

ジェシカ「確か、この辺り…ん?」

ジェシカ「あったあった、あそこが女湯だな…」

ジェシカ「となると…この周辺で、向こうに見つからなさそうな場所は…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちぃっ、誰かがいたような痕跡はあるけど絞り込めるような証拠はねえ
 4~6 覗き魔に繋がりそうな証拠を発見
     4 …繋がりそうっていうか、これ…確定なんじゃ…? 王国騎士の星…これを落とすって…
     5 タバコの吸殻…
     6 酒瓶…?
 7~9 怪しいヤツがいる!!
     7 中肉中背のおっさんだ! 待てや!!
     8 背も高くて肩幅もがっしりしてる若い男だ! 待てや!!
     9 いかにもなモブのヘンタイ覗き魔でしたとさ。捕まえたら村の婦人会(おばさんばかり)に感謝された

御用だ御用だ


 ガササッ

ジェシカ「っ――おい、お前!」

???「!?」ダッ

ジェシカ「あれが覗き魔か…!!」

ジェシカ「待ちやがれっ…!」

 ダダダッ


 【安価下1】
 1 土壁魔法で覗き魔の前方を塞ぐ
 2 めすごr…姐御ダーッシュ!!
 3 その他、どうしよ?

1


ジェシカ「中・土壁魔法!!」

 ズドォォォォッ

???「くっ…!」

ジェシカ「足を止めたな、それが運の尽きだ!」ガシッ

ジェシカ「覗き魔、撲殺っ!!」

 ブォォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こいつ、やりよる…!
 4~6 ???「撲さ――それは撲殺ではないはずだ!?」ジェシカ「どうでもいんだよ!」
 7~9 お星様になりました…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 (???→)レイド「待てっ、ジェシカ…!」ジェシカ「っ…あ…兄貴…?」
 奇数 (???→)エル「チッ――」
 ※0は偶数扱いやで~

ANIKI?


レイド「待てっ、ジェシカ…!」

ジェシカ「っ…あ…兄貴…?」

レイド「…」ソソソ ←地味に距離とってる

ジェシカ「…」パチパチ ←まばたき中

レイド「…よし、そのまま動くな…」ソソソ

レイド「…」チラッ ←退路確認

レイド「さらばだ」ダッ


 【安価下1】
 1 でも容赦なくいった
 2 見逃した…ちょっと頭がフリーズ中

2

キャラの出合いを見逃していくプレイング…


 ガササッ…

ジェシカ「…」

ジェシカ「……」

ジェシカ「………はっ、逃げられた」

ジェシカ「…」

ジェシカ「…」

ジェシカ「だが…」

ジェシカ「これは一体…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 ……………そうか、目的はあたしではなく、ぽんこつの方…
 2 …………………いや、あのバカのことは何も考えない方が脳の負担がかからずに済むな…何も見なかったことにしよう
 3 その他、自由台詞

待てやゴラァ!


ジェシカ「待てやゴラァ!!」ダッ

レイド「何っ…!?」

ジェシカ「どこの誰だろうが、覗き魔はぁ…!」

レイド「待て、そんな言葉遣いだからメスゴリラだの、メスイノシシだの、と、メスをつけられながら野蛮なイメージがお前には――」

ジェシカ「誰がメスゴリラじゃああああああ―――――――――――――――――――っ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 チィッ、ギリギリ逃げられた…
 4~6 大鎚でぶっ飛ばした
 7~9 鉄拳制裁してふん縛った

変態とメスゴリラ兄妹

やったれメスアネゴリラ


 ブンッ
 ドゴォォォォォッ

レイド「ぐはっ…!?」

ジェシカ「おい兄貴ぃ…」バキバキ

レイド「っ…ま、待て…話せば分かる…あのころの、かわいかったお前はどこへ消え――」

ジェシカ「ヘンタイも大概にしやがれぇっ!」

 ドゴッ
 バキッ
 グシャッ
 ゴスッ
 ・
 ・
 ・

レイド「…誤解だ」ボロッ ←顔が腫れてて縛られてる

ジェシカ「黙れ覗き魔。騎士のくせに何してやがった」

レイド「俺は常に民のためを想っている」

ジェシカ「…」ジト

レイド「…」

ジェシカ「…実際は?」

レイド「本当のことだ」

ジェシカ「おいぽんこつ」

ミーシャ「んー?」

レイド「!!」

ジェシカ「こいつに油かけて火ぃつけてみろ」

レイド「待てっ、いくら子ども相手でもそれは――!」

ジェシカ「本性出しやがったなあ? 変わってねえんだなあ?」バキバキ

ジェシカ「このヘンタイが」

レイド「…」ダラダラ

レイド「…せめて、そのコを使って俺に何かさせるのならば、握り拳などがいいだろう」

ジェシカ「じゃああたしの握り拳やるよ」

 ゴスッ
 バキッ

レイド「違っ…そうじゃなっ…!」

ミーシャ「うわあ…」


 【安価下1】
 1 レイドの有り金全部と、金目になりそうなもん全部奪った。略奪じゃない、これは兄妹同士の貸し借りの問題だから罪じゃない
 2 で、こんなとこで何してんの? って
 3 その他、どうしてやろう、このヘンタイを

2


ジェシカ「有り金と金品出せ」

レイド「…………そこの荷物だ」

ジェシカ「これか…」

 ガサガサ

ミーシャ「何ある?」

ジェシカ「んー…」

レイド「…」ダラダラダラ


 【安価下1】
 1 不要品(と姐御が見なしたもの)は容赦なくレイドの前で焼き払ってやった
 2 おい、この下着は何だ? なんで、女児用と男児用があるんだ?
 3 おい、この大量の甘味はなんだ?
 4 おい、この蝋で封されたのはなんだ?
 5 おい、なんでこんなちょっとしか金もってねえんだ?
 6 おい、どうして子ども用の衣服がこんなに詰まってんだ?

イベント起きそうだから4


 ゴソゴソ
 バッ

ジェシカ「……あ?」

ミーシャ「…ふく?」

レイド「…」ダラダラダラ

ジェシカ「…これも…こっちも、これまで…」

 ゴソゴソ

ミーシャ「なんでこんにつまってんの…」

 ドッチャリ

レイド「…」ダラダラダラ

ジェシカ「…言い逃れは?」ギロッ

レイド「…凍える子どもとでくわした時のためだ」キリッ

ジェシカ「…」

レイド「…」

ミーシャ「ふーん…あ、これ着れそう」

レイド「違う!!」

ミーシャ「っ!?」

レイド「そっちじゃない、その右奥の下に埋もれてる…」

ミーシャ「…こっち?」ピラッ

レイド「その方がキミには似合う」キリッ

ジェシカ「…」←どん引いてる


 【安価下1】
 1 全部焼き払った
 2 全部売り払って金に換えた
 3 その他、このヘンタイ、どうしよう…?

2から何でこんなとこにいるんだ

他にも探りを入れて弱みを握ろう


 所持金:15万7000G

*「まいどっ」

ジェシカ(大量にあったとは言え…6000ゴールド、だと…? どんだけ良いものを…)

レイド「お…俺の、コレクショ――慈善事業活動用グッズが…」ブルブル

ジェシカ「何が慈善事業だ…」ペッ

ミーシャ「コレクションって言おうとした」

ジェシカ「ヘンタイだ、関わるとロクな目に遭わねえぞ」

レイド「そんなことはない」キリッ

ジェシカ「んで?」ガシッ ←片手でレイドの両頬掴んだ

ジェシカ「なーんで、こんなとこにいやがる? ああ?」ギュムムム

レイド「ほへほほほふほひっはんへ…」

ジェシカ「これも公務の一環~?」

ミーシャ(わかんの…?)

ジェシカ「どんな?」パッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 レイド「魔剣士捜索だ」
 4~6 レイド「治安維持だ」
 7~9 レイド「…………………休養、だ」ジェシカ「ダウト」


レイド「……………………休養、だ」

ジェシカ「ダウト」

レイド「」

ジェシカ「それがどうして公務になんだ? ああ?」

レイド「…………体を休めることも、騎士として――」

ジェシカ「そういう名目だろ?」

レイド「…………………………そんな、ことは…」

レイド「ない」キリッ

ジェシカ「溜めてもムダに決まってんだろ」

 ゲシッ

レイド「…休養だ」

ジェシカ「このヘンタイ…」

ミーシャ「てか誰、これ?」

レイド「暗夜王国騎士団所属の――」

ジェシカ「ヘンタイだ」

レイド「違う」

ミーシャ「ヘンタイか」

レイド「違うっ!!」

ジェシカ「ったく、こんなとこで出くわすとか…」

ミーシャ「知り合い?」

ジェシカ「…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 ちげーよ…
 2 …………………んなわけねーだろ、こんな兄貴知るか
 3 その他、自由台詞

2


ジェシカ「…………………んなわけねーだろ、こんな兄貴知るか」

レイド「兄貴ではなく、お兄ちゃんと――」

ジェシカ「ああ?」ギロッ

ミーシャ「…?」←バカ

レイド「…そっちこそ、何をしてる?」←縛られてるまんま

ジェシカ「別にどうもねーよ」

レイド「そうか」

ジェシカ「…んで、あんたを騎士に突き出したらあたしはどんだけ報奨金もらえんだい?」

レイド「」

ジェシカ「それとも…突き出す前に何かもらえたりすんのか?」

レイド「………俺は無罪だ」

ジェシカ「黙れ存在悪」

レイド「…」

ジェシカ「んで、どうすんだよ? 先払いか、後払いか」

レイド「…何を言ってるか、兄さんさっぱり分からな――」

 ドゴォォォッ

レイド「ぐ、ふっ…」

ジェシカ「で?」ギロッ

レイド「お…落ち着け…俺の荷物を見たなら…金などないと知ってる…はずだ…」

ジェシカ「んじゃ、騎士団に突き出して…」

レイド「だが俺は一つ星だ、これ以上の騎士団の権威失墜は誰も望むところではない。揉み消される」

レイド「これは俺の意思とは関係のないところで働く現象だ、つまり、お前にも俺にも徳はない。だから解放した方がいい」

レイド「誰も幸せにならないことだ。違うか?」

ジェシカ「覗き魔が消えるんだぜ、不幸になんのはてめえだけだろ?」

レイド「」

ジェシカ「おい、まだ何か口答えすんのか?」

レイド「…分かった…叶えられる範囲で、何でも言うことを聞いてやる…。金はない、それはあらかじめ断っておこう」


 【安価下1】
 1 じゃあ、要求してやんよ! ※要求内容も併記
 2 興醒め。解放する。釘は差すけどね

1戦闘から家事までなんでもする雑用係


ジェシカ「…だったら、そうだな」

レイド「…」

ジェシカ「下僕」

レイド「な…」

ジェシカ「あたしについてこい、でもって面倒事は全部片づけろ」

レイド「それはムリだ、今は休養という名目でここまで来ているが、仕事はすぐに…」

ジェシカ「何でもするんじゃねえのか?」

レイド「…」

ジェシカ「あー、でも、そーいやそうか、てめえは口先野郎だもんな?」

レイド「…ジェシカ」

ジェシカ「騎士になって家を放り出して、そのまま知らねえ間に没落させて? てめーがいりゃ、どうなってたか分かんねえしなー」

レイド「…」

ジェシカ「領地や領民なんぞよか、結局、てめーはてめーの承認欲求満たしたかっただけだろ?」

ジェシカ「てめーさえ良けりゃ、他がどうなろーがかまわねえんだもんなあ? まー、ムリだな、そりゃ」

レイド「…………っ…分かった、同行はしよう」

レイド「だが抱えている仕事も俺にはある、常に行動をともにすることはできない」

ジェシカ「…ふんっ」

ミーシャ「…どっか行くの?」

ジェシカ「風呂だ。その下僕と、まだ伸びてる向こうのアホは2日くらい野ざらしで断食してもらおーぜ」

ミーシャ「のざらし…だんじき?」

レイド「」

ジェシカ「2日もすりゃ、木の枝みたいに枯れてて見物だ」

ミーシャ「おおっ…」

レイド「待てっ、2日は長いっ!!」

ジェシカ「ついてこい、ぽんこつ」

ミーシャ「んー」トトトッ

レイド「…………………………ああ…いつの間にこんな…ぐれたんだ、ジェシカ…」

レイド「………昔は、それなりにかわいかったものを…」



―――――

 本日はここまでっす
 ありがとうございました

ライドはレイドの守備範囲内かな…ならば同行中に嗅ぎ付けるかも


 ――暗夜王国・湯煙の村――

ジェシカ「そろそろ、飢えてガッサガサに枯れてるはず…」

ミーシャ「かれる…? 人間なのに?」

ジェシカ「枯れてたら火でもつけて焼却処分しちまうか…」

ミーシャ「しょーきゃくしょぶん…何かいい響き…」

 スタスタ

ラジエ「み…ず…」

ジェシカ「おーおー、枯れてやがんな」

ミーシャ「ほんとだ、かれてる!!」

ジェシカ「で…あのヘンタイは――」チラッ

レイド「いい加減、腹が減って死にそうだぞ」

ミーシャ「かれてねー! すげー!」

レイド「これしきでへこたれる俺ではない」


 【安価下1】
 1 んじゃ、レイドだけ3日野ざらし追加で
 2 いいから来やがれ、出発だ
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万7000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鎚剣盾
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド
 パラサ:優男 19歳
 レイド:暗夜王国一つ星騎士 兄

説教垂れてから2


 ガッ
 グググッ

レイド「痛いが…」

ジェシカ「反省してんのか、こら」

レイド「俺は何もやましいことなどしていない」

ジェシカ「女湯覗いて、よく言えるな? ええ?」グググッ

レイド「勘違いしてもらっては困る。俺は女湯を覗いていたのではない」

ジェシカ「ハッ、どの口が言いやがる」

レイド「男湯の方にだって、いつ愛らしい少年が来ても良いようにと準備を――」

 ドゴォォォッ

ジェシカ「口で言って分かんねえんなら、こうしねえとな」

 グリグリグリ

レイド「痛いじゃないか」

ジェシカ「そういうのを世間一般、覗き魔っつーんだよ、分かってんのか?」

レイド「違うな。覗き魔ではなく、健やかな成長見守り隊だ」

ジェシカ「反社会勢力を勝手に作るんじゃねえ」

レイド「勝手に、ではない。王国騎士団の認可サークルだ。参加者は俺のみだが」

ジェシカ「口の減らねえ…」

レイド「口が減らないというのは語弊を招くぞ、まるで口答えしてるようだ」

ジェシカ「してんだろうが、逃げたのがその証拠だろ? ああ?」

レイド「ああ、いきなりゴリラが現れたかと思って焦っ――」

 ゲシィィッ
 ガンッ
 ドゴォッ
 ガスガスッ

レイド「」プシュ-

ジェシカ「行くぞ」


 【安価下1】
 1 暗夜王国の辺境の町についちゃった
 2 道中コミュ
   ※相手も併記やで~
 3 その他、自由目的地。こういうところがいい、とか、こういう名産があるとこ、とかそんな具合に書いてもらっても

3日ほど歩いた先にある漁村


 ――暗夜王国・とある漁村――

ジェシカ「ぽつぽつと、ちっせー漁村があるなあ…」

レイド「ここは素潜り漁が盛んで――」

ジェシカ「どーでもいんだよ、んなの」

ラジエ「腹減ったっすよ、腹…。メシ食いましょ」

ミーシャ「はまやき、食いたい!」

レイド「任せ――」

 ガシッ

ジェシカ「甘やかすんじゃねえ」

レイド「いたいけな少女が食いたいと言ったものを用意して、何が悪い!?」

ジェシカ「教育に悪い」

レイド「…」シュン

ミーシャ「死ね」

ジェシカ「ああ?」ガシッ

ミーシャ「いだいいだいいだいいーだーいーっ!!」バタバタ


 【安価下1】
 1 散策
 2 コミュ
   ※相手も併記
 3 腹ごしらえ
 4 その他、自由行動

3 じゃあ素潜りで海の幸取って食おうぜ!


ラジエ「姐御~、メシ食いたいっすよー。ミーシャなんかどーでもいいから、メシにしましょ、メシ」

ミーシャ「どーでもいーって、何だよ、どーでもいーって!!」

ラジエ「いんだよ、ちんちくりん」

ミーシャ「ちんちくりんじゃねーし!!」

ジェシカ「だったら、てめーらで素潜りでもしてこい」

レイド「ふっ…準備は完璧だ」キリッ

ミーシャ「早っ!?」

ラジエ「マジヘンタイの鑑っすね」

レイド「ヘンタイではない」

ジェシカ「30分以内に用意しろ」

レイド「」

ジェシカ「てめーらもだぞ?」

ラジエ「え」

ミーシャ「えー?」

ジェシカ「行け」ギロッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 地元漁師に無許可の漁でこっぴどく叱られた3人を尻目に姐御はふつーに金払って飲み食いしました
 4~6 貝料理づくし
 7~9 浜でBBQ。もちろん準備は全てレイド

はい

0で海底財宝とか遺跡的な


 パカッ

ミーシャ「蓋あいた! 貝の蓋、ぱかって、ぱかってなった!!」

ジェシカ「ツバ飛ばさねえで食え」

ラジエ「にしても…見事に貝のオンパレードっすね、うまいっすけど」モグモグ

レイド「第二陣が焼けるぞ、そろそろ」

ジェシカ「ただ焼くだけじゃ飽きるな…」モグモグ

ミーシャ「あっつ、これ熱くて食えねーよ!」

ラジエ「るっせーなー…もう…」

レイド「そういう時は息をふきかけて冷ませ。俺がやってやるか?」

ミーシャ「やれ」

レイド「…」フゥフゥ

レイド「食え」

ミーシャ「ん」モグモグ


 【安価下1】
 1 コミュ
   ※相手も併記なんだよ
 2 散策
 3 その他、自由行動

兄コミュ


レイド「腹は膨れたか?」

ジェシカ「…まあまあな」

レイド「そうか」

ジェシカ「…休暇ってのはいつまでなんだよ?」

レイド「何かが俺の前で起きるまでだ。それにしても、髪が伸びたな。伸ばしているなら、少しは結わえるなり…」

ジェシカ「うるせー」

レイド「…やれやれ」


 ↓1~3 レイドとのコミュ内容
 ※なきゃあ「なし」でよござんすよ~

魔剣士について

会わない間、元気にやってたか
面白かったことでもあれば教えろ

できそこない嫡男と堅物騎士の話


レイド「家が…ああなってから、もう何年になるか」

ジェシカ「知るかよ、忘れたね、あたしは。そっちは何してたんだい?」

レイド「お前が知る通りだ。…家のことを放り出して騎士団の門戸を叩き、騎士として動き続けてきた」

ジェシカ「…変わらねえとこ見るに、元気だったのは変わりねえようだな」

レイド「無論だ」

ジェシカ「何かあったか? てめえがふらふらしてる間に起きた、おもしろおかしいこととか」

レイド「…色々とあったが、詳細を語るほどにお前から鉄拳で制裁をされかねないからな。控えておこ――」

 ドゴォォォッ

レイド「ぐふっ…何をする…!?」

ジェシカ「こういうことをされるようなことしてきたんだろ? ええ?」

レイド「……しまった」

ジェシカ「ったく、このクズが」

レイド「そっちはどうだ? お前が誰かとともに行動をしているなんて、少し意外だったんだ」

ジェシカ「別に大したことは――いや…そうだな」

レイド「?」

ジェシカ「…同じ騎士なら、知ってるか? バイスとの山間の国境にある関所にいた女騎士が、目が死んでるガキを連れてあたしんとこに来た」

レイド「……サリー、か」

ジェシカ「名前なんざ知らねえよ。けど堅物だ。それが、元公爵家のできそこない嫡男と一緒にあたしの前に出てきやがった」

ジェシカ「一体、騎士は何をしてやがんだ? コキュウトスの脱獄者と騎士が、何で一緒にいる? しかも、魔剣士を追ってたみてえだぞ」

レイド「…ふむ、サリーが脱獄者の少年と魔剣士を追う…か」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 把握してなかったようです
 4~6 ちょろっとだけ、思い当たる節があるらしい
 7~9 一つ星ってすごい

すごいとこをみせてよ


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 むしろ、レイドがその件で秘密裏に動いてたらしい。オフレコなはずのことを次から次へとぺちゃくちゃと…
 奇数 その魔剣士が現れた(白目
 ※0は偶数扱いなんやで~


レイド「彼女はいわゆる、左遷騎士というやつでな、辺境の地にことあるごとに異動させられ続けてきた」

レイド「もっとも彼女自身が無能であるとか、問題行動の多い人物というわけではなく、運が悪かった…としか言えない事情だ」

レイド「ある少女を護送中、彼女が少しばかり自由にさせすぎて結果的に自殺をさせてしまったことが発端だった」

レイド「それ以前から何かと騎士団内で暗黙の了解が取れていたことに噛みついたりということがあったが、それがきっかけになってしまった」

レイド「それで風鳴の村、そして辺境関所…と左遷されていっていたのだ」

ジェシカ「堅物すぎだな」

レイド「正しくありすぎたのだ。だが、その彼女に再びスポットが当たったのは魔剣士がコキュウトスを脱獄した後のことだった」

レイド「その時の彼女は風鳴の村の駐在騎士で、逃亡を続けていた魔剣士を発見して捕縛しようとした」

レイド「だが…魔剣士は連れていた少年を…公爵家の嫡男だった少年を殺害して、その隙に逃げた…と言われていた」

ジェシカ「…言われていた?」

レイド「実際に会ったのだろう? 少年は生きていた。だが、それをサリーは隠蔽し、少年を匿って回復させていたのだ」

レイド「本来ならば再びコキュウトスに少年は送られるはずだったが、他でもない、規則に厳しい彼女がそれを破っていた。誰もが騙されていた」

ジェシカ「てことは、もうそりゃ明るみに出てんのか?」

レイド「いや、公には伝えられていない。騎士団内でもごく一握りの者しか、この事実は知らない」

レイド「魔剣士が単身で前騎士団長シューメーカーレビーを殺害し、その経過で騎士団は多くの犠牲を出した」

レイド「その事件から半年ほどが経って、魔剣士が身につけていた十字架のネックレスと、魔剣士が使っていたナイフが盗難に遭った」

レイド「目撃者の証言から、盗人は嫡男の少年――トレバーだろうと推測されたが、彼はすでに公的に死んでいる。では幽霊かと議論は紛糾した」

レイド「いまだに盗難品は発見をされていないが、騎士団から盗まれたとあってはメンツが立たない。そこで、俺に回収命令が下されている」

レイド「俺はその任務の最中で、偶然に辺境の関所に行き、目を疑った」

レイド「関所はサリーしかいないはずなのに、11、2歳ほどの少年の痕跡があった」

レイド「そこでサリーを問いつめ、事態が発覚したのだ。彼女がトレバー少年を匿っていたのだ、と」

レイド「他の者ならばサリーはもう、永久追放だったろうが…彼女の言い分に俺は納得をし、俺の全ての権力を使ってことをおさめた」

レイド「トレバー少年に盗品をどうしたかと尋ねたが、彼も何者かに盗まれたと言っていた。その真偽は分からんが、俺は信じた」

ジェシカ「甘えんだよ」

レイド「もっともだ。だから俺から条件を出したのだ、見逃す代わりに盗品を見つけてほしい、と。サリーにも同行するように言った」

ジェシカ「…んで、あたしんとこに出てきたってか?」

レイド「何故お前のところを訪ねたかは分からんが、そんなことがあってから、鉱山の町での事件だ」

レイド「魔剣士がよみがえったのならば…これは由々しき事態だ。手当たり次第に村や町で虐殺を繰り返した凶悪な人間だからな」

レイド「騎士がどれだけ束になって挑んだところで、蹴散らされるということもはっきりしてしまっている」

レイド「盗品と、蘇った魔剣士には何かの関係があった…と見るのが正しいだろう。だから、魔剣士を追っているのかも知れん」

ジェシカ「…何となくは分かった」

レイド「だが…盗品探しは、恐らく…トレバー少年にとってついでのようなものだろう」

ジェシカ「ついで?」

レイド「…彼と会ったのなら、目を見たな? あの暗くよどんだ、死んだ目だ」

ジェシカ「…ああ」

レイド「あの瞳は唯一…魔剣士のことについて触れる時のみ、僅かな光を取り戻す。よほど、魔剣士に心を許していたのだろう」

レイド「同時に強い執着をしている。俺は盗品探しと、魔剣士捜索、並びに討伐を任務として請け負っている。他にもたくさん抱えているがな」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 …そうかい、あたしにゃ関係ないけどな
 2 となると…やっぱ、あいつが魔剣士を蘇らせた張本人…か…?
 3 その他、自由台詞

十字架と短剣……そうか、そういうことか……

よし潰す


ジェシカ「となると…やっぱ、あいつが魔剣士を蘇らせた張本人…か…?」

レイド「何か知っているのか?」

ジェシカ「…魔剣士ってのが大暴れする何日か前に、あたしんとこに特注品を依頼する変なガキが来たんだよ」

ジェシカ「血塗れの十字架のネックレスを溶かして混ぜ込んで、それでナイフを作ってくれってな」

レイド「もしや、それは…」

ジェシカ「十中八九、その盗品ってやつだろうな」

レイド「…それで、どうした?」

ジェシカ「作ってやったさ。これまで数えらんないほど作ったけど、かなりのデキだった」

ジェシカ「けどできあがった翌朝に作り上げたナイフは消えてた」

ジェシカ「依頼者のガキが来ると、そうなるのも想定内、みたいな具合でそれならそれでいいみたいなスタンスで、金を出そうとしてきた」

ジェシカ「それをつっぱねて、憂さ晴らしにメシ食ってたら魔剣士騒動だ。しかも、魔剣士はあたしが作って、その朝に紛失したナイフを持ってた」

レイド「…なるほど、何か噛んでいそう…というか、確実に何かがあるな」

ジェシカ「でもって、そこに女騎士とできそこない嫡男だ。何も教えてやらなかったけどな」

レイド「やれやれ…」

ジェシカ「…ところで、あたしはその魔剣士ってのを目で見て、ぼろくそにしてやられた程度にしか知らねえんだけど何なんだ?」

レイド「知らないのか?」

ジェシカ「興味がなかったんだよ」

レイド「…俺は見たことがないが、本名はエル、という男だ。どこで生まれ育ったかも知られていない」

レイド「王都では幾度となく恐喝などで金を脅し取っていたような男だ」

レイド「高位治癒術の使い手らしく、それで自身の体を即時再生することで騎士団本部に乗り込んで、大勢の犠牲者を出した」

ジェシカ「あの再生が、治癒術…? どんなレベルだ…」

レイド「見ての通りだろうな。俺は見たことがないが」

ジェシカ「…バケモンだな」

レイド「魔剣士というのは…元々は、悪鬼のような存在ではなかったのだがな」

ジェシカ「ああ?」

レイド「古い女神の伝承にある、魔を斬る剣士のことだ。魔の剣士ではないのだ」

レイド「…女神に唯一、殺人という穢れを許された、魔を担う戦士だ。……時代を経るにつれ、恐ろしい存在と認識されるようになったが」

ジェシカ「興味ねえな、そんなん…」

レイド「善性でありながら、悪性を担うことになった者…。あの魔剣士にも…何かああなった理由があったのだろうか…」

ジェシカ「興味ねえって言ってんだろ」

レイド「…そうか」

レイド「で…ジェシカよ」

ジェシカ「ああ?」

レイド「ここまで話を聞いたんだ、もちろん、俺に協力のひとつやふたつはしてくれるんだろうな?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 するはずねえだろ、調子に乗んな、下僕の分際で
 2 勝手にてめえがぺらぺら話しただけだ。あたしには関係ねー
 3 その他、自由台詞

協力はしないよ

ただ鍛冶屋の誇りとしてあの短剣は返してもらってゴリラはぶちのめす


ジェシカ「するはずねえだろ、調子に乗んな、下僕の分際で」

レイド「」

ジェシカ「食休みもしたし…さっさと片づけろ」

レイド「……どうしてお前はそうなった…」

ジェシカ「胸に手ぇ当てて考えな」

 ムニュッ

レイド「…やはり、こんな胸、お前らしく――」

 ドゴォォォォォッ

ジェシカ「てめえの胸にだ、この野郎」

レイド「ぐっ…すぐに手を出すのは良くない…ぞ…」

ジェシカ「そっくりそのまま言い返してやんよ」


 【安価下1】
 1 漁村で一泊
 2 特にめぼしいこともないし、泊まるまでもなく出発するかね
 3 その他、自由行動

1

1


 ――暗夜王国・とある漁村・宿屋の一室――

ジェシカ「…」キュポン

 ゴクッ…

ジェシカ「…静かだねえ…」

レイド「田舎なんてこんなもんだ」

ジェシカ「………………で、何であたしと同じ部屋なんだ」

レイド「兄妹だ、問題なかろう」

ジェシカ「…廊下で寝やがれ」

レイド「案ずるな、かわいい妹ではあっても、俺が愛する容姿にお前は該当しないから荒い息遣いは一切しない」

ジェシカ「たりめーだろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 レイド「ところでジェシカ、さっき、魔剣士とやりあって負けた…ようなことを言っていたな?」ジェシカ「…それが何だい?」
 4~6 レイド「昔のお前はかわいかったのにな…」
 7~9 レイド「そういうわけで、俺は隣室へ行ってくる」ジェシカ「ぽんこつどもの部屋だぞ?」レイド「ミーシャには教育が必要だからな」キリッ

どれ


レイド「ところでジェシカ、さっき、魔剣士とやりあって負けた…ようなことを言っていたな?」

ジェシカ「…それが何だい?」

レイド「再びどこかで魔剣士と巡り会ってしまったら、また…戦うつもりか?」

ジェシカ「状況次第だねえ」

ジェシカ「もっとも…あいつはあたしのナイフをどういう形であれ、勝手に使ってんだ。放っておけなくはなりそうだ」

レイド「そうか…。なら、表に出ろ」

ジェシカ「ああ?」

レイド「お前に死なれては、寂しい」

レイド「滅多に顔を合わせることもなくなってしまったが、それでも知らぬところで死なれてはな…」

ジェシカ「それが表に出るのとどう関係するんだよ?」

レイド「鍛えてやる」

ジェシカ「…てめえが、あたしを鍛える?」

レイド「王国騎士団序列第8位の俺が、手ずから鍛えてやると言っているんだ。ありがたく、教えを請え」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 上等だ、逆にそのたるんだ性根を叩き直してやるよ
 2 バカ言うんじゃないよ、教えを請うことなんて一切ないね。…特にてめえからは
 3 その他、自由台詞

1


ジェシカ「上等だ、逆にそのたるんだ性根を叩き直してやるよ」

レイド「たるんでなどいないぞ」

ジェシカ「どうだか。表に出な」

レイド「それは俺がすでに言った」

ジェシカ「さっさとしろ」

 ・
 ・
 ・

ジェシカ「骨の2、3本叩き折ったら勝ちでいいのかい?」

レイド「それに至ったら、そうするか。だが、寸止めで完璧に仕留めた…ということになりそうであれば可能な限りは寸止めとする」

ジェシカ「甘いんだよ、そういうとこが」

レイド「好き好んで妹をあざだらけにしたい兄貴など、そうはいないぞ」

ジェシカ「あたしは好き好んで、クソ以下の兄貴を叩きのめすけどな」

レイド「…まあいい、どうせムリだ」

ジェシカ「やってみねえと、そりゃ分からねえよ――!」



 【安価下1】
 1 大鎚で猛攻を仕掛ける
 2 出方をうかがって応戦
 3 その他、どうしよ?

2


 ダンッ

レイド「兄より優れた妹などいまい」スラァンッ

ジェシカ「驕んなよ、クソ野郎!」

 両者が同時に跳び出し、互いの獲物を繰り出した。
 ジェシカの大鎚の柄をレイドは剣で打ち払って脇へ逸らしたが、互いの肩がぶつかり合って動きが止まる。

レイド「離れれば取り回しの効く俺が有利だな?」

ジェシカ「じゃあそうしてみやがれ」

レイド「貫禄というものを見せてやる――」

 ズザァァッ
 ヒュォォォッ

 レイドが身を引き、素早く剣を繰り出した。
 しかしジェシカも身を引くと大鎚を引き寄せ、大盾に変形させる。

 ガギィィィンッ

レイド「ほう――」

ジェシカ「何が貫禄だよ、調子に乗るなって言ってんだろうが!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、レイドつおい
 4~6 互角?
 7~9 押せ押せ

それっ

0よく出るな


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 優勢っぽく戦ってる内に、ふと気づいた。これ、レイドにコントロールされて知らん内に鍛えられてる。殺す気でやってんのに…
 奇数 レイドもAランク入り…かな、こりゃ。つえー。姐御でも肉薄しても押し切れない一線が確実に存在してる
 ※0は偶数扱いやでー

さて

レイド優秀すぎやな

どっちでも悪くない0だった


 ガギィィィンッ

ジェシカ「おら、どうした?」ググッ

レイド「じゃあ、こうするまでだな」スッ

ジェシカ「ぬるぬるちんたらやってんじゃねえよ!」

 ヒュォォォッ
 ヒュバッ

ジェシカ「掠めただけか…!」

レイド「なかなか、といったところか…」

 ザッ…

ジェシカ(向こうは防戦一方…騎士ってのはやっぱ、防戦主体か…? 攻めきれねえ…)

ジェシカ(だがこの勢いなら――この、勢い…? ずっと、あたしは攻め続けて、向こうは何かしかけてきたか…?)

ジェシカ(仕掛けてきても…まるで、あたしの対応を探るようなところで防戦に回って…)

レイド「どうした?」チャキッ

ジェシカ(まさか、こいつ…これを勝負じゃなくて…)

レイド「来ないのなら、こっちから行くぞ!」


 【安価下1】
 1 だったら、本気を出させるように全力でぶつかってくしかねえかな?
 2 興醒めした。やめやめ
 3 その他、どうしよ?


 ジャキッ
 ガシャンッ

ジェシカ「そういう腹づもりなら、てめえの本気を引きずり出させてもらうぜっ!」

 飛び出したレイドに向けた獲物を、大剣へと変形させる。
 横薙ぎに大きく大剣を振るうが寸でのところでレイドは飛び退く。
 一回転し、そのままジェシカは大剣を大鎚にさらに変形をさせて手を緩め、柄を長く持ち直した。

 グォォォォンッ
 ギィィィィンッ

 直撃の瞬間に大鎚が伸びてきて、レイドは目を大きくした。
 剣で大鎚を受けたが質量と遠心力によって吹き飛ばされかけたが、両足を踏ん張って止まった。

レイド「やはり、一撃の破壊力は優秀だな――」

ジェシカ「スカしてんじゃねえっ! ――中・土槍魔法!」

 ズドドドドッ

 地面から無数の土の棘が猛烈な勢いで突き出てきた。
 だが棘の先端部を掴むとレイドは突き出るのを利用して飛び上がった。

レイド「いい位置だ。――中・氷柱魔法」

 ズドドドドドドォォォッ

 上空から無数の氷柱がジェシカに降りそそいでくる。

ジェシカ「チィッ――!」


 【安価下1】
 1 大盾ガード
 2 大剣にして防ぐ
 3 ガードを捨てて攻撃にかかる
 4 その他、どうしよ?

シールドチャージ


 ガガガッ

ジェシカ(数が多いっ…! 防げても、これじゃ野郎の位置が――)

 ズザァァッ
 ダンッ

ジェシカ「!?」

レイド「魔法を使われたのなら陽動か本命か、きっちり見分けなければな?」

 ヒュォォォッ
 ガァンッ

 盾で塞がれた視界。それを利用してレイドが死角から現れ、剣を振るってきた。
 とっさにジェシカが盾を振るってレイドの攻撃を防ぎにかかる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、魔法の直撃を受けた
 4~6 レイドの方が速かった。大きい武器だから、隙がね
 7~9 間に合ってレイドをぶっ飛ばした!


ジェシカ「ぶっ飛べ…!」

 ドゴォォォォッ

レイド「何っ――!?」

 ズザァァッ

レイド「これは少々、想定外――」

 ダンッ

ジェシカ「でもって、ブッ潰れちまえ」

 吹き飛ばされたレイドが受け身を取り、起き上がる。
 その時にはすでに、ジェシカは大鎚を大きく振り上げてレイドに迫っていた。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 負けたー
 4~6 引き分け…?
 7~9 勝ちでいいよ、って


 ズォォォォッ

レイド「決着を急いたな、ジェシカ」

 ヒュオッ
 キィィィィンッ
 ズドォォォッ…

 自分に振り下ろされていた大鎚にレイドが剣を突き出した。
 レイドの両足が地面にめり込むが、同時にジェシカの手から大鎚が弾き出される。

レイド「――これで、もう俺の勝ちだ」スッ

ジェシカ「なっ…てめえ…!」

 剣をジェシカに向け、レイドが宣言をする。

レイド「ジェシカの武器を壊しては悪いと思っていたが、頑丈で良かった」

レイド「…やはり、俺がそばにいないと危ういようだな」

ジェシカ「っ…」

レイド「そう睨まなくてもいい。…だが、やはりお前も女だから、もう少し昔のようにしとやかさというものを――」


 【安価下1】
 1 隙あり、正拳突き!!!
 2 ツバ吐いて宿の部屋に戻る
 3 その他、どうしよ?

素直に降参しとこう

1


ジェシカ「っ…あたしの負けだ」ケッ

レイド「!?」ギョッ

ジェシカ「何だ、その反応」

レイド「……ひ、昼の貝か!? あたったのか!? お前がそんなに素直に…!」

 ゲシッ

ジェシカ「死ね」

レイド「良かった…健康なようだ」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 もうあたしは寝る
 2 お前くらいの実力の騎士は…今の騎士団にゃどんだけいるんだ?
 3 その他、自由台詞

2


ジェシカ「お前くらいの実力の騎士は…今の騎士団にゃどんだけいるんだ?」

レイド「…そうだな、公に俺よりも強い…とされているのは7人だ」

レイド「俺は序列8位だから、上から8番目の武勲の持ち主となっている」

ジェシカ「…序列?」

レイド「前騎士団長の死後に取り決められた制度で、騎士の実力や、功績をランキングしているのだ」

レイド「騎士団本部に属している者に限定されて、現在は50名ほどいるが、単なる戦闘能力のみでランキングされているわけではないからな」

レイド「指標のようなものだ。一般の民にもこれは公開されるから、下手なことをして泥を塗るな…という本末転倒な戒めにもなってる」

ジェシカ「で、覗き魔かよ…意味ねえな」

レイド「覗き魔ではない」

ジェシカ「にしても…兄貴が8位ってことは…それなりのがあと何人かはいるのか」

レイド「キャリアがあれば功績も増えるから、確実に俺よりも強いとされているわけではないが…まあ手練揃いではあるだろうな」

レイド「…特に3位のあの人は…」ボソッ

ジェシカ「3位?」

レイド「…俺の大先輩にあたるヒヒイロという騎士なんだが、飄々としてるのに過去の功績で3位なんていう位置にいる」

レイド「腕が立たないわけではないが…あの人が本気で戦ってるところを見たことがある者なんて、そうそういないのだろうな…」

レイド「というか、功績を上げまくっていたころの実力と、今の実力が噛み合っているかも危うい…」

ジェシカ「………騎士ってのは不良揃いかよ」

レイド「俺のどこが不良だ」

ジェシカ「全て」

レイド「…」シュン

ジェシカ「………堅物女騎士は、お前の見立てじゃ何位くらいに相当するんだ?」

レイド「彼女は本部の騎士ではないから序列はつけられていないが…そうだな…実力のみなら、俺より少し下ほど…か?」

レイド「せいぜい、10位に入るか、入らぬか…だろうか。ジェシカもそれくらいだろうな」

ジェシカ「…そうかよ」

レイド「魔剣士は…前騎士団長を殺害した。騎士の序列に実力をあてはめれば、1位圏内だろう。それだけ強い相手だ」

ジェシカ「何でここで魔剣士なんてのが出てくる?」

レイド「…関わらないでほしい、という兄心だ」

ジェシカ「ハッ、んなもん状況次第だ、知るかよ。そもそも、8位が1位相当のヤツの討伐を任務で請け負ってるのはどういうことだ」

レイド「仕方なかろう…。上の連中ほど、年が年だ。別件に忙しかったり、明らかに実力が衰えていたり、のらりくらりと逃げたり…」

レイド「そうして俺のところまで鉢が回ってきてしまったのだ」

ジェシカ「で、てめえは下に回さなかった…」

レイド「騎士としての挟持がある。――騎士として身命を捧げて、市民を守る。それが、俺の誓いだ」

ジェシカ「………口先だけは立派だな…」ザッ


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万7000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鎚剣盾
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド
 パラサ:優男 19歳
 レイド:暗夜王国一つ星騎士 兄


 本日はここまでです
 ありがとうございました

乙 騎士団戦力不足くさいなこれ


エルがなかなかやばいやつだと再確認
コンマ運が無かったらこれだけやばいことできるんだな

乙 これでなんとか話が進みそう


 HIHIIRO ―― 疑惑の騎士

ヒヒイロ「おっ、ハレーじゃないの」

ハレー「ヒヒイロさん、おはようございます! ハレー、夜間巡回明けです」ビシッ

ヒヒイロ「おつかれちゃん、じゃあこれから…帰るとこ?」

ハレー「いやあ…お日様を拝みながらの帰宅なんて、変な気分ですね。晴れやかなような、そうでないような…」

ヒヒイロ「分かる分かる、分かるよー、おじさん、その気持ち」

ハレー「ほんとですか!?」

ヒヒイロ「そういう時はね、いい方法がある。気分爽快になっちゃうんだよ、どうどう、気にならない?」

ハレー「ぜひ!!」

ヒヒイロ「よーし、じゃあおじさんについてきなさい!」

 ――で

ヒヒイロ「いーとこなんだよ、ここ。夕方に開いて、閉店が翌日の昼前だから夜勤明けにゃもう最高。はい、かんぱーい」

ハレー「えーっと…ヒヒイロさん、今、公務時間中…」

ヒヒイロ「酒場は喧嘩が多いから、巡回をしてるんだ。分かるかね?」

ハレー「…………なるほど、そういう理由をつければ堂々とサボタージュが――むぐっ…」

ヒヒイロ「声がおっきいよー…。これだから若者は…」

ハレー「むぐぐっ…ぷはっ…」

ヒヒイロ「ささ、おっさんのおごりよ、飲み食いしちゃいな」

ハレー「やったー!」

<ガシャアアンッ

酔どれ「やんのか、てめえ!」

荒くれ「上等だ!」

ハレー「おおっ…喧嘩ですよ、喧嘩!」

ヒヒイロ「酔どれに500ゴールド!」

ハレー「何で賭けに参加してるんですか!?」

ヒヒイロ「若者に遠慮させることなくおごるためにはね、こうやってせせこましく稼がなきゃならんのよ…」

ハレー「止める立場じゃないんですか!?」

ヒヒイロ「じゃあハレー、行ってこい」

ハレー「えええええっ!?」

ヒヒイロ「ほれほれ、先輩命令よー? 2つ星よ? 序列3位よ?」

ハレー「ええええー…」

 ――で

ハレー「止まりましたぁ…」ボロッ

ヒヒイロ「よっわいねー、ハレー」

ハレー「うぐぐ…どうせ、序列47位ですよ…」

ヒヒイロ「いいのいいの、下手に偉くならない方が安全な位置にいれるから。ほんと、これおじさんのアドバイス」

ハレー「ヒヒイロさん…ほんとに、そんなにすごいことしたんですか…?」

ヒヒイロ「んー? 疑っちゃうのー? あーあ、おじさん、悲しい…。こんなに心優しく後輩想いのヤツいないのになー。こりゃー、割り勘かな」

ハレー「お金ないです!!」

ヒヒイロ「うんうん、騎士が踏み倒すなんてできないしねえ。じゃ、ハレーもおじさんと同じだけ飲みましょう。あ、おにーちゃん、麦酒追加ねー」

ハレー(こういうのを繰り返しながら、ちゃんと序列3位にいるあたり…やっぱりすごい人なのかなあ…?)

 2つ星騎士のおっさんは大物のような、そうでないような、謎の立ち位置で騎士達には知られています。
 だけど自由奔放で不真面目なところはよく知られているので、やっぱり大物なんだろうなあ、と思われています。おっさんはすごい!…のか?


 LILI ―― ジェシカ訪問中

リリ「…」ジィッ

<今、保管してるのはザッとこのくらいなんだ

<ほう…ひとつずつ、見せてもらおうか

デネブ「ん? リリ…何してんだ?」

リリ「…」ジィッ

デネブ「…?」チラッ

<肥やしにしかならないものを一緒にするな

<農民には途方もない宝だぞ

デネブ「……………何だ、あの筋肉女…?」

リリ「…」ジィッ

デネブ「…もしかして…シリウスの監視…?」

リリ「…」コクッ

デネブ「………確かにシリウスって、筋肉が異常に好きだし…女の好みも…?」ボソ

リリ「…」ギュッ

デネブ「って…な、何で俺の服…」タジッ

リリ「…」ジィッ

デネブ「そ…そんなに見つめられても…何だよ…?」

リリ「…」ジィィィッ

デネブ「…………シリウスなら…リリにぞっこんだから大丈夫だろ」ポンポン

リリ「!」パァッ

デネブ(リリかわいい…何でシリウスなんだよ…俺のが年とか近い…はずなのに)

リリ「…」クイクイ

デネブ「…何?」

リリ「…」ジィッ

デネブ(…………見つめられても分からないんだけど…。いや…読み取れ、何年リリと一緒だと…この表情から察するに…)

デネブ「………………あの女を追い払え…とか?」

リリ「…」ブンブン

デネブ「…………じゃあ……シリウスの気を惹く方法? まさか――」

リリ「…」コクコク

デネブ「………………………………………………あー、そう…」

デネブ「…押してダメなら…引いてみる…とか?」

リリ「?」

デネブ「リリからのアタックをやめて、わざと素っ気なくしてシリウスに心配させて、それで意識させる作戦。別のヤツに夢中になったふりとか…」

リリ「!」コクコク

デネブ「…でも、誰に夢中になるんだよ?」

リリ「…」←首かしげ

デネブ「…お、俺…とか…?」

リリ「!」ギュゥッ

デネブ(何だろう、この虚しさ…)

 尚、シリウスは家にいる間はアリアにぞっこんで、リリちゃんは不貞腐れました。
 不貞腐れてデネブにひっついて押してダメなら引いてみる作戦を実行し続けましたが、シリウスはさっぱり気づきませんでした。

 デネブは嬉しいような嬉しくないような、ビミョーな気持ちでリリちゃんにつきあったそうでした。


 MONICA ―― 黒幕

パルミラ「ベテル、ちょっといいかし――」

モニカ「フシャアアッ」

ベテル「……どうどう」ナデナデ

パルミラ「いい加減、あたしが来る度に威嚇するのやめなさい」

モニカ「ふんっ」

ベテル「モニカ…パルミラとも仲良くしてあげて」

モニカ「やだ…」

パルミラ「ふんっ…いいわよ、あたしもあんたみたいな小動物みたいの、好きじゃないから」

ベテル「…で、パルミラ、どうかした?」

パルミラ「例の件なんだけど…」

ベテル「ああ、それなら……」

 ペチャクチャ

モニカ(つまんない…)ムスッ

モニカ(ヨダカも最近見つかんないし…)

モニカ(バイスの戦争にさっさと暗夜王国も巻き込んじゃえばいいのに、ベテルは動かないし…)

ベテル「モニカ」

モニカ「…ん?」

ベテル「ちょっと、パルミラと出かけてくるから留守をよろしくね?」

モニカ「わたしがベテルといく」

ベテル「じゃあ、モニカは大きなトリ型の魔物を使役して、上空から俯瞰できる?」

モニカ「……ベテルなら、自分でできるでしょ」

ベテル「いいコで留守番してるんだよ」ナデ

パルミラ「じゃあね、子猫ちゃん?」

モニカ「フシャアアッ」

ベテル「威嚇しない。じゃあ、行ってくるからね」

 バタム…

モニカ「パルミラめ…。あんなヤツ、さっさと死んじゃえばいいのに…」

 ――で

モニカ「おかえり、ベテルっ!」

ベテル「ただいま。…お土産だよ」ガサッ

モニカ「あ、クッキー。いただきまーす…アムッ…。おいしい…。さくってしてるのに、しっとりしてる…」モグモグ

ベテル「良かった。…それ、パルミラが作ったんだけど」

モニカ「」

ベテル「仲良くするんだよ? 今度、彼女がきたら、クッキーのお礼も――」

モニカ「おいしくないっ!! さくってしてるのにしっとりしててどっちつかずで全然おいしくないし、ただ甘いだけだし、全然だし」

ベテル「…あと、これもパルミラから。…何が入ってるか分かんないけど…モニカに、って。開けるだけ開けてみなよ」ガサッ

モニカ「………ベテルが言うから開けるだけ…」ガサッ

胸パッド『ハロー、ひんぬーガール。おいらをつければ夢のFだぜ?』

モニカ「キィィィィィッ!!」

ベテル(うーん…パルミラからって偽って渡して良かった…。例え偽乳でも揺れる方がいいんだけどなあ…。あの鍛治師は胸は良かったなあ)

 実はベテルギウスが2人の仲を悪くしてたり、してなかったり?
 悪の首領(?)は巨乳大好きなようで、地味にモニカちゃんの逆鱗を撫でていたりします。


王子「そろそろ、はーじまーるよ?」

王子「オーライ? オーケー?」

王子「始めるけど…んー…ジェシカ編が漫然としすぎてるからねえ…」

王子「そろそろ、どんなルートに進むのかを固定したいんだけども」

王子「…多数決いっちゃって、いいかな?」

王子「選択肢は…今から考えます。それとも、ダメ?」


王子「返事がない、読者がいないようだ」

王子「…」

王子「…じゃ、コンマで」

王子「別にこれは、偶数でも奇数でも…ってことはない…だろうと思われます」

王子「偶数の方がハードっぽい感じだけど…まあ、しゃあないよね!」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 魔剣士を追え
 奇数 過去の清算
 ※0は偶数扱いでーす


 ――暗夜王国・とある漁村――

ミーシャ「骨やだ…」モグモグ

ラジエ「骨なんか喉にささってなんぼ――痛ッ…小骨が…」

レイド「魚というのは食べ方がある。それさえ押さえてしまえば、このように綺麗に食べられる」ピカリ-ン

ミーシャ「おー、めんどくさっ」

レイド「」

ジェシカ「さっさと食え」バサッ

レイド「食事中に新聞など読むな」

ジェシカ「黙れ」

ジェシカ「……ん?」ガサッ

新聞『丘陵の町で再びの暴動が生じ、暴徒と化した領民の鎮圧のために騎士の派遣が決定された』

新聞『丘陵の町は5年前にも暴動が起きており、領主が土地を追われて新領主が治めてきていた』

新聞『付近の採掘場では紺碧水晶が多く採れ、丘陵の町の名産品になっているが近年の需要の高まりにより…』

ジェシカ「…」

レイド「…どうした?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 紺碧水晶は需要が高まってんのか?
 2 丘陵の町で暴動だと…
 3 その他、自由台詞


ジェシカ「紺碧水晶は需要が高まってんのか?」

レイド「紺碧水晶? ……ああ、確かに輸出の量が多くなっていてな」

ジェシカ「輸出…戦争か」

ミーシャ「こんぺきすいしょー…?」

ラジエ「すげー青い水晶」

レイド「見た目はラジエの言う通りだが、魔鉱石の一種だ」

レイド「純度にもよるが、魔力貯蔵量が通常のものより優れていて、多くの魔法道具の核に用いられている」

レイド「騎士団で騎士に支給されている武具にはめられている魔鉱石も、紺碧水晶が主流になっている」

レイド「…輸出先は侵略国家が多いが、騎士団も人員不足によって貴族以外からも募集をして迎え入れているから高騰しているという背景もある」

レイド「騎士団と商人が多くの紺碧水晶を買い取っているため、他の者の手に行き渡らなくなってもいるらしい」

ジェシカ「んで…これか」バサッ

レイド「…丘陵の町で、暴動…? ………おだやかな記事じゃないな」

ジェシカ「今さらで関係ねーがな」

レイド「……この新領主だが」

ジェシカ「んだよ?」

レイド「…父上をはめた男だな」

ジェシカ「ああ?」

レイド「……なるほど…こうなっていたのか」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 騎士様は善良な領民を武力でおさえつけてしまいにするつもりか?
 2 …胸くそ悪いな…
 3 ………丘陵の町に行くぞ、さっさと食いきれ
 4 その他、自由台詞

3 


ジェシカ「………丘陵の町に行くぞ、さっさと食いきれ」

ラジエ「姐御が他人の心配なんて珍しいっすね」

ジェシカ「ああ?」ギロッ

ラジエ「っ…な、な、何すか…?」

ジェシカ「心配なんかしてねえよ、さっさと食いな」

ミーシャ「骨多いから時間かかる…」

レイド「そうじゃない、こうして…」

ミーシャ「うるさい」

レイド「…」

ジェシカ「…」ガサッ

ジェシカ(5年ぶり…か…)

レイド「…あれは、お前が悪かったわけではないぞ」

ジェシカ「何のことだか分かんねえな」

レイド「…」


 【直下 コンマ判定】
 そして丘陵の町へ到着したけど…
 1~3 酷い状況ですな
 4~6 ピリッピリしてるぜ
 7~9 騎士が目を光らせてるからか、表面上は平穏に見える

ヒサンサの村


 ――暗夜王国・丘陵の町――

ジェシカ「…これは」←一応顔隠してる

ミーシャ「ぼろぼろ」

ラジエ「バリケードかたされてねーっすね」

レイド「昨夜にでもまた暴動があったか…? 負傷者は間違いなく出ているな」←一応変装してる

<領主は出ていけー!

<紺碧水晶を守れー!

レイド「昼はデモで、夜は暴動…か」

ジェシカ「奪い取っておいて、この様相とは笑えるものがある」


 【安価下1】
 1 領主を煽りにでも行くかな
 2 町の様子を見て回る
 3 その他、自由行動


ジェシカ「…」スタスタ

ミーシャ「怪我人いっぱい」

ラジエ「騎士の方も、なーんか怖い目えしてんなあ」

レイド「…」

ジェシカ「………あそこの、パン屋」

レイド「もう、なくなってしまったようだな」

ジェシカ「…丸パン」

レイド「ああ、あれはうまかった」

ミーシャ「?」

ラジエ「何の話すか…?」

ジェシカ(商店が軒並み、潰れているな…)

ジェシカ(だが…この活気のなさ…これほどになっているとは)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 住人が恨み言をぶつぶつ言ってるのを聞いたよ
 4~6 レイドが帰ってくればいいのになあ、ってぶつくさ言ってる人がいた
 7~9 前の領主の方が良かった、ってぶつくさ言い合ってた
  0  バレた

昔の友達


住人A「あの新領主、一体どういう理由で来やがったんだ…」

住人B「まったくだ。前の領主様だったら、こんなことにはならなかったってのに」

ジェシカ「…」ピクッ

レイド「…」チラッ

住人A「でも、前の領主だって結局はてめえの懐を肥やそうとしたんだぜ?」

住人B「結果的にはそうだったかも知れねえがよ、それでも…それまでは最高の領主だった」

住人A「……まあ、な」

住人B「…俺達で追い出しておきながら、自業自得かも知れねえが…今の領主に比べりゃあ…」

住人A「せめて、レイド様か、ジェシカ様が…」

住人B「そうだな…。レイド様は噂じゃ、偉い騎士様なんだろ? 戻ってきてくれりゃあ頼れる」

ジェシカ「…」ザッ

レイド「…いいのか?」

ジェシカ「何がだい?」

レイド「…いや」

ジェシカ「そっちこそ、いいのか? 頼れる、ってよ」

レイド「俺は…領主の器じゃない。だが、ジェシカ、お前は…」

ジェシカ「やめな」


 【安価下1】
 1 旅人を装って、レイドが戻ってきたらどうなんの、って
 2 旅人を装って、青年会の寄り合い所に行ってみる
 3 その他、自由行動


ジェシカ「…そうだ」クルッ

レイド「どうした?」

 スタスタ

ジェシカ「ちょいといいかい?」

住人A「ん?」

住人B「旅人か? 何だ?」

ジェシカ「ちらっと聞いたんだけど、そのレイド…ってのは何なんだい?」

住人A「以前の領主様のとこの長男で、そりゃもう神童なんて言われたほどの人だ」

住人B「だがまだ小さかった内に騎士団に入っちゃって、長いこと戻ってきちゃいないんだがなあ」

ジェシカ「そいつが戻ってきたら、どうなるんだい?」

住人A「元々の領主様の子だ、レイド様が治めた方がずっとうまくいくに決まってる」

住人B「それに噂じゃ、偉い騎士様になってるってことだ。あのクソ領主を吊るし上げて、レイド様が新領主になってくれりゃあ町は安泰だ」

ジェシカ「ふうん…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 そうやって、あんたらは誰かに頼って、誰かのせいにして、おんぶにだっこで暮らしてくのか…
 2 …そこにいるよ
 3 …でもここの前の領主は追い出されたんだろ? 戻ってくるなんて思えんのかい?
 4 その他、自由台詞

3


ジェシカ「…でもここの前の領主は追い出されたんだろ? 戻ってくるなんて思えんのかい?」

住人A「それは…」

住人B「……だ、だが、レイド様なら…!」

住人A「ああ、そうだ! 騎士団に手紙でも書いてやれば、すっ飛んできてくれるんじゃねえか?」

ジェシカ「…調子が良すぎやしないのかい?」

ジェシカ「あたしはここで何が起きたのかも、どういう経緯で前の領主ってのが追い出されたかも知らないけど、あんたらの都合だけじゃないか」

住人A「それがどうした、ここで生まれ育ったんだ。俺たちを見捨てておけねえってのは人情じゃねえのか」

住人B「そ、そうだな、そうだそうだ。全くもって、その通りだ」

ジェシカ「人情ってのはつけこむもんじゃなくて、てめえの方から差し出すもんじゃねえのかい?」

ジェシカ「そんなだから、前の領主ってのもてめえらを見捨てたに違いねえな…」

住人A「何だと、てめえ!」

 ガッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 変装がバレた
 4~6 無視した
 7~9 うん?

それ


 バサァッ

ジェシカ「…」

住人A「っ…その、赤髪…」

住人B「えっ…」

ジェシカ「………ハッ、気になってみたから来てみりゃあこれだ」

ジェシカ「あたしらを追い出した時と言ってることが真逆になってんのに、その中身はちっとも変わっちゃねえ」

ジェシカ「てめえがかわいいから無理難題を言って、それができねえと言えば人情が云々…」

ジェシカ「挙句にいらねえとのたまって、次の領主で問題が起きりゃあ前の方が良かっただあ?」

ジェシカ「そうやっててめえらが騒ぎ立てるだけのバカだから、こっちだって愛想尽かしたんだよ」

住人A「何だとっ…!」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 せいぜい、騎士様に楯突いてぶっ殺されねえようにしろよ。とっ捕まったら奴隷にされて戦争に投入されかねねえぞ
 2 てめえらがそうやって、いつまでもてめえのことしか考えねえようなら、どうせ、こんなちっぽけな町は終わるんだよ
 3 その他、自由台詞


ジェシカ「てめえらがそうやって、いつまでもてめえのことしか考えねえようなら、どうせ、こんなちっぽけな町は終わるんだよ」

住人A「言わせておけばぁ――」

 ガシッ

レイド「…連れがすまないことを言ったな」

住人A「っ…放せ!」

レイド「行くぞ」

 ガシッ

ジェシカ「…」


 【安価下1】
 1 レイドの変装をあばく
 2 黙ってついてくぜ
 3 その他、自由行動

誰も居ないようなので


レイド「…どういうつもりだ?」

ジェシカ「…思ったことを言ったまでさ」

レイド「彼らに罪はない」

レイド「俺達は貴族に生まれ、その特権を持った。代わりに、それを持たぬ者を導く使命を得ていたのだ」

ジェシカ「肩を持つんだな」

レイド「上に立つ者の責任だ。平民である彼らにいたずらな不安を与えたのは、こちらの落ち度になる」

ジェシカ「バカ言うんじゃねえよ」

レイド「ジェシカ」

ジェシカ「物事を利口に考えられる頭さえありゃあ、てめえらで勝手にやれんだろ」

ジェシカ「それができねえから、上に誰かが立ってるだけじゃねえか。なのに、そこに文句を垂れる」

ジェシカ「あれじゃエサを催促する家畜も同然だ」

レイド「…」

ジェシカ「あたしが間違ったこと言ってんのか? ええ?」

レイド「…口が悪いぞ、表現を変えろ」

ジェシカ「じゃあ本質的には賛同してるわけだ」

レイド「そうは言っていない」

ジェシカ「そう言う風にしか取れねえんだよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おっ? 現領主が出てきた…?
 4~6 怒れる領民の一部が再び領主邸への抗議という名目の暴動を開始した。騎士との衝突が再び…
 7~9 さて、これからどうしたもんか

1


レイド「…ジェシカ、お前は本当はどうしたいんだ?」

ジェシカ「知るかよ」

レイド「頭のいいお前なら、何か見据えているものはあるはずだ。違うのか?」

ジェシカ「買い被りだ」

レイド「だが――」

<領主は出ていけー!!

ジェシカ「……まだ昼なのにな」

レイド「あの人数…ケガしてまでか」

<そこで止まれ、止まらなければ武力をもって鎮圧する!!

<騎士は誰の味方だ!?

<いいから領主を引きずり出せぇっ!!

ジェシカ「…」

レイド「っ…バカなことを…!」ダッ


 【安価下1】
 1 成り行きを見守る
 2 現領主とちょっくら話でもしたかったとこだ、丁度いい
   A 前領主の娘として名乗って、堂々と領主邸に向かう
   B 騎士を蹴散らして領主邸(以前住んでた屋敷)に乗り込む
 3 その他、自由行動

とりあえずは1かなぁ


 ガシッ

ジェシカ「黙って見てろ」

レイド「放すんだ」

ジェシカ「どうやって止めんだよ? てめえは騎士にも面が割れてるし、ここの領民にだって知られてんだぞ?」

レイド「っ…」

ジェシカ「顔隠してるからには何かは考えてんだろ? それがおじゃんでいいのか?」

レイド「…」

<うぎゃあああっ!

<何で騎士が俺達に剣を向けんだよぉっ!!

<止まれぇっ!

<領主を下ろせ、進めぇーっ!

ジェシカ「…」グッ

レイド「…っ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 領主が出てきたと思ったら、領主の雇ってる傭兵が領民を…
 4~6 屋敷から傭兵が出てきて領民を黙らせにかかったけど、レイドが飛び出した
 7~9 屋敷から傭兵が出てきて領民を黙らせにかかったけど、レイドより早く姐御が飛び出たよ


領主「まったく、何の騒ぎだね…?」

騎士A「これは、領主殿…」

傭兵「…またか」

<領主は出ていけ!!

<邪魔だ、騎士どもっ! どけっ…!

領主「やれやれ…これだから、田舎というのは野蛮で…。キミ、やりたまえ」

傭兵「…」スラァンッ

騎士A「領主殿、何を…」

領主「キミらが…騎士が役立たずだから、個人的に雇っているんだよ。掃除のプロフェッショナルをね」

傭兵「…」ダンッ

 傭兵が駆け出し、騎士達のバリケードを一足で飛び越えた。
 中空で身をよじりながら、傭兵が爆裂魔法を放ち、黄金の爆発が領主邸前の広場を吹き飛ばす。

 ドッゴォォォォォォォォォォッ

レイド「っ…!?」

ジェシカ「あいつ…」

 スタッ

領主「ああ…貴重な労働力だ、殺しはするなよ」

傭兵「分かってる…!」

<に、逃げろぉっ!

<おい、待てっ、ダチが今の魔法でっ――ぐああああっ!

レイド「あいつ――!」


 【安価下1】
 1 レイドを放す
 2 むしろ姐御がいく
 3 自業自得だ…
 4 その他、どうする?

二人で行く


 パッ…

レイド「もう、見てはいられんっ…!」

ジェシカ「そうかよ――」

 レイドを留めていた手を放し、ジェシカは腰に提げた獲物に手を添えた。
 放たれた矢のようにレイドは飛び出し、人混みを掻き分けながら傭兵に剣を抜き放つ。

 ギィィィィンッ

傭兵「あん?」

レイド「そこまでにしろ」

傭兵「領主に言いな、俺はただ雇われてるだけなんだ、よぉっ!」

 ブォォォンッ
 ギャリィィィッ

 傭兵が切り結んだレイドを弾き飛ばす。
 素早い身のこなしでレイドは引き下がったが、傭兵は剣を奥の領民に向けていた。

傭兵「――極大・爆裂魔法」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「中・土壁魔法!!」

 ズドォォォォォォォッ
 ドゴォォォォォォォォンッ

 爆裂魔法を土壁魔法で防ぐが、極大の威力は防ぎきれなかった。
 大盾を構えながらジェシカは爆発の発信地に躍り出て、その爆発を受け止めた。

 ズザァァァッ

ジェシカ「チィッ…」

傭兵「次から次へと…」

 ザワッ…

<おい、あれ…レイド様じゃ?

<それに…ジェシカ様…?

領主「…どこの誰かと思えば、これはこれは前領主のところの」

騎士A「レイド…」

レイド「…皆、無用な血を流すことはない。このようなことはするな」

 ザワザワ


 【安価下1】
 領主(♂)のお名前

 【安価下2】
 傭兵(♂)のお名前


 【安価下1の採用安価でコンマ判定】
 1~3 しかし、領主は傭兵と騎士に暴徒であるジェシカとレイドを消せと命令してきた
 4~6 領主と話をしよーか、って持ってこうとしたけど無碍にされたよ
 7~9 レイドが騎士として事態の介入に乗り出し、ジェシカも巻き込まれたよ

デリンズ

レア


レア「…どうすんですか、領主さんよ」

デリンズ「…」

レイド「この異様な領民からの不審感は、事態を解決せねばずっと続く。ひいては国内の争乱の種となり、さらに状況が悪化しかねない」

レイド「デリンズ殿、事情を聴かせてもらう」

デリンズ「その必要はない。…おい、騎士ども」

騎士A「っ…何でしょう…?」

デリンズ「さっさとそこの暴徒どもを追い返せ。耳障りなんだ」

騎士A「しかし、レイドは――」

デリンズ「わたしの知ったことではない。貴様らがそのような態度を続けるなら、雇った私兵でやらせてもらうが?」

騎士A「っ…レイド、すまないが…」

レイド「………皆、今日は退け」

ジェシカ「…」

レイド「だが、デリンズ殿、――」

 バタムッ…

レア「さっさと行け、でなきゃ…続きをしてやってもいいんだぜ?」チャキッ


 【安価下1】
 1 領民に囲まれて、どうにかしてよー、って懇願されちゃったの巻き
 2 そうなる前にジェシカはさっと離れて身を隠した。レイドは置き去りで
 3 その他、自由行動

2


<レイド様ですよね?

<やっぱり俺達を見捨ててなかったんだ!

レイド「いや、待て…落ち着いてくれ」

ジェシカ「…」スッ

ジェシカ(勝手にもまれてな…)

<うちの子を抱いてください

レイド「ははは、かわいいではないか」ナデナデ

<じゃあこのまま、寄り合い所に

レイド「待て、それは違う。待て、おい、待て――」

<れーどさま…って、なに?

<えらい人だよ、ほれ、挨拶しとけ

レイド「キミのような者の味方だ」キリッ



 【安価下1】
 そうしてレイドは連行(?)されていった
 1 さて、領民は丸投げしといて…領主とどう決着をつけてやろうか
 2 とりあえずミーシャ達と町の中にこっそり潜伏しつつ、どうなるか様子をうかがおう
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジェシカ 武器:大槌 職業:鍛治師 属性:土
 習得魔法:中~小・土槍/土壁
 所持金:15万7000G
 所持品:鋼の大槌 紅蓮鎚剣盾
 売物:ー

 ――知人――
 ミーシャ:荷物持ち かわいくないガキ
 サリー:女騎士 魔剣士を追ってる?
 ラジエ:舎弟
 エル:魔剣士
 トレバー:目の死んだ少年 魔剣士を追ってる?
 シリウス:トレジャーハンター マッスルフレンド
 パラサ:優男 19歳
 レイド:暗夜王国一つ星騎士 兄
 デリンズ:丘陵の町領主
 レア:デリンズの雇った傭兵

1


ジェシカ「…さて…」

ラジエ「姐御、やっと見つけたっすよ!」

ミーシャ「まいご!」

ジェシカ「てめーらが勝手にはぐれてたんだろが…」

ラジエ「つーか、この町、何か物騒っすね」

ジェシカ「…そうだな…」

ラジエ「どしたんすか?」

ジェシカ「…どうしたもんかと思ってね…」

ミーシャ「何を?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 あの領主を
   A どうやって引きずり下ろすか…ってとこ
   B どうすればあたしの気が晴れるか…ってとこだね
 2 根本的な問題の解決…だけど、そもそも何が原因か、はっきりさせとかねえとなって
 3 その他、自由台詞



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「やっほー」

王子「また出てきやがったな…なんて思ってない…よね? 今日はせこせこと、こんなものを作ってみました」

王子「題して、各主人公、色々派閥~! どんどんぱふぱふ~!」

王子「7人、これまでに主人公が出てきててね、この7人を色んな派閥に分けて色々と見てみようという企画だよ」

王子「グレーゾーンなしで、どっちか…ってなったら、こっち! って分けられてるよ。基準はそれぞれのキャラの価値観だよ」

王子「まあ…今後次第ではこれも変化していく…かも知れないけどね?」


 善人:シリウス スピカ ライド
 悪人:モニカ ヨダカ エル ジェシカ
 王子評:姐御は…まだグレーだけど自分の価値観を通すためには厭わないから、悪人にカテゴライズだよ

 犬派:シリウス スピカ ヨダカ ライド
 猫派:モニカ エル ジェシカ
 ライド評:でもアルエレナの猫ちゃんパンツはかわいかったです

 珈琲派:モニカ シリウス エル
 紅茶派:スピカ ヨダカ ライド ジェシカ
 スピカ評:コーヒー、苦いから…

 行列を待てる派:シリウス ライド
 行列を諦める派:モニカ スピカ ヨダカ エル ジェシカ
 ジェシカ評:まどろっこしくて待つなんてしたくないね

 寝起き○派:シリウス ライド ジェシカ
 寝起き×派:モニカ スピカ エル ライド
 シリウス評:トレジャーハンターの朝は早い

 貯蓄派:シリウス ヨダカ
 散財派:モニカ スピカ ヨダカ エル ジェシカ
 ヨダカ評:俺は現実主義者なんだよ。何かあったら困るだろ

 欲求忠実派:モニカ スピカ ヨダカ エル ライド ジェシカ
 欲求我慢派:シリウス
 モニカ評:我慢してる方がどうかしてるんじゃないの?

 アウトドア派:シリウス ライド ジェシカ
 インドア派:モニカ スピカ ヨダカ エル
 エル評:野ざらしはもうごめんだ…

 甘党:モニカ スピカ ヨダカ ライド
 辛党:シリウス エル ジェシカ
 ヨダカ評:甘いのは正義

 筋肉派:シリウス ヨダカ エル ジェシカ
 は?:モニカ スピカ ライド
 ライド評:筋肉あるのはかっこいいけど、ムキムキはちょっと怖いです

 人間は外見派:モニカ ヨダカ エル ジェシカ
 いやいや内面:シリウス スピカ ライド
 ジェシカ評:不細工は死ね

 常識派:モニカ シリウス スピカ ジェシカ
 なにそれ?:ヨダカ エル ライド
 モニカ評:常識の裏をかくのは面白いけど、知ってなきゃできないもん

 質より量:エル ライド
 量より質:モニカ シリウス スピカ ヨダカ ジェシカ
 シリウス評:マズいものを腹いっぱいより、うまいものを食べた方がいいのは明白だ

 人間好き派:シリウス スピカ ライド
 好きじゃない派:モニカ ヨダカ エル ジェシカ
 スピカ評:色々と嫌になることがあっても、それも含めて人間って…そういうものだと思うな

 容姿に自信あり:モニカ シリウス ヨダカ ジェシカ
 あんまり派:スピカ エル ライド
 ヨダカ評:俺みたいに超かわいくて美しくてかっけえヤツはそういない! は? ナルシストじゃねえし、事実だし

 夜更かし派:モニカ スピカ ヨダカ ジェシカ
 早寝派:シリウス エル ライド
 エル評:夜は暗いから早く寝るにこしたことはない。別に怖いわけじゃない。……怖くは、ない。勘違いするな


王子「こんな具合です。ライドくんのしょっぱなのあれはちょっとあれだけど、彼は常識に疎いから仕方ないね!」

王子「モニカとシリウスが何だかあんまり相容れてないよね。…まあ、主義というか、信条的な部分が決定的に違ってる2人だけど」

王子「さて、次はどんな表を作ろうかな、調査リクエストある? 絶対に公開は約束できないけどね。以上、皆の王子様でした!」

おつです


王子「ホンジツハ コウシン シナイコトヲ フカク オワビ モウシアゲマス」

王子「ごめんなさい」

王子「また明日!」


 ――暗夜王国・丘陵の町・宿屋の一室――

レイド「ひどい目に遭った…」

ジェシカ「んで?」

レイド「…何だ?」

ジェシカ「のこのこと、何であたしんとこに戻ってきてんだよ」

レイド「ジェシカこそ、何故まだここに残る?」

ジェシカ「…」

レイド「何かするつもりなのだろう? 俺はそのつもりで来たんだがな」

ジェシカ「だからさっさと言えっつってんだろ」

レイド「色々と話を聞いて、この町が抱えている問題を整理してみた」

レイド「端を発しているのは紺碧水晶の価格高騰だ。デリンズは採掘される紺碧水晶の優先売却を商人と約束したらしい」

ジェシカ「優先売却?」

レイド「採掘された紺碧水晶の8割を優先的に売るから、その分、色をつけろということだな」

レイド「残り2割は騎士団に流れる、前々からの取り決めになっている。これによって、紺碧水晶はよそに流出しなくなった」

レイド「ここまでは別にいい。紺碧水晶という資源をどうするかは領主の権限にも含まれている」

レイド「だが、問題はここからだ。鉱夫が言うには紺碧水晶の採掘量が徐々に減ってきているらしい」

ジェシカ「…ここで枯渇か」

レイド「ああ。…父上も憂慮していた問題がここで表面化してきた」

レイド「このまま採掘を続ければ近い将来、紺碧水晶は採掘され尽くしてしまう。領民の生活も成り立たなくなるだろう」

ジェシカ「なのに…デリンズだったか? 野郎は採掘を続けさせている…」

レイド「鉱夫がボイコットをしたら、よそから人を雇って採掘作業をさせ始めたとも言うんだ。しかも、領民を採掘場に立ち入らせなくなった」

ジェシカ「仕事が奪われて、資源まで搾り取られて…そりゃあ不満は高まるもんだねえ」

レイド「鉱夫を事実上の解雇したことで、デリンズは採掘される紺碧水晶の利権を全て一心に集めることとなった。莫大な売却金とともにな」

ジェシカ「…それで、出て行けか」

レイド「その暴動の結果は、言わずもがな…といったところだ」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 そんで、偉い騎士様のてめえはどうするつもりだ?
 2 紺碧水晶の採掘権を取り戻すか…デリンズに放棄させるしかねえな
 3 その他、自由台詞


ジェシカ「そんで、偉い騎士様のてめえはどうするつもりだ?」

レイド「…そうだな」

レイド「ここではデリンズの権力が強すぎて騎士団でも介入が難しい」

ジェシカ「何のための騎士だか…」

レイド「それに介入するとして、紺碧水晶の独占を辞めろとは言えまい。正当な領主の権限に含まれている」

ジェシカ「…領主ってのはどうすりゃ交替されるんだ?」

レイド「国王陛下が罷免権を持っている。だが、紺碧水晶での莫大な利益で王室にも顔を利かせているらしいから現実的ではないな」

レイド「罷免でないとするならば…不慮の事故、か」

ジェシカ「…」

レイド「もっとも…俺はそれが事故だろうが、事件だろうが、徹底的に洗う腹づもりはあるがな?」

ジェシカ「…そりゃ、言葉通りの意味かい?」

レイド「そうだ」

ジェシカ「…他に方法はねえのか?」

レイド「…紺碧水晶の価値がなくなれば…だが、これは領民にまで多大な影響が及ぶ」

ジェシカ「枯渇したら、野郎はどうするんだろうな?」

レイド「これだけ反感を買いながら、旨味もなくなればさっさと引っ込みそうなものだ」

ジェシカ「…そりゃそうか」

レイド「…正直なところ、何も解決策は浮かんでいない」

ジェシカ「…確かに」

ジェシカ「…」

レイド「…」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 …紺碧水晶の採掘ができなくなっても、あいつはどっか行きそうなもんだな
 2 領主の持ってる採掘権を…取り上げられるってのはどうだ?
 3 その他、自由台詞

1


ジェシカ「…紺碧水晶の採掘ができなくなっても、あいつはどっか行きそうなもんだな」

レイド「…それはそうだろうが、とは言え、明日や明後日に採掘されなくなるということでもない」

ジェシカ「だが野郎は雇った鉱夫に丸投げしてんだろ?」

レイド「…恐らくな」

ジェシカ「じゃあやりようはあるな」

レイド「どうするつもりだ?」


 【安価下1】
 1 こっそり採掘場に忍び込んで、妨害だ
 2 超硬い岩盤につきあたって採掘ができなくなるとか…いいんじゃね?
 3 その他、妙案求む

1
採掘用具とか壊していこう


 ――暗夜王国・丘陵の領地・紺碧水晶採掘場――

 カチャカチャ…

ジェシカ「さっさとしろ」

ラジエ「もうちょいっすよ、急かさないでいいじゃないすか…」

 カチャカチャ

ミーシャ「ふわぁぁぁ…何でこんな夜に…」ムニャ

 カチャンッ

ラジエ「よっし、開いたっすよ、姐御!」

ジェシカ「こんな厳重にロックかけて…あの野郎、めんどくせえことを」

 スタスタ

ミーシャ「何すんの…こんなとこで」

ラジエ「そっすよ、いきなりカギ開けしろとか、何なんすか? 何するんすか?」


 【安価下1】
 1 とりあえず、つるはしを全部ダメにするか。自然に壊れたように見せて
 2 そうだ。違うカギに付け替えちまえば入れなくなるんじゃね?
 3 その他、どう妨害しちゃおうか?


ジェシカ「お、あったあった」

ラジエ「…つるはし?」

ミーシャ「何これ、武器? かっけー」

ジェシカ「いいか、あたしがやるようにして、ここにあるの全部をダメにするぞ。よく見てろ」

ラジエ「え? ちょっ、姐御、そんなことしていいんすか? いいんすか!?」

ジェシカ「いいんだよ、あたしが許す」

ラジエ「おっす!!」

ミーシャ「…どうやんの?」

ジェシカ「…まず、ここをこう叩いて…力入れろよ、お前ら」

ジェシカ「んでもって…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 仕事を奪った鉱夫から作業道具を安く買い叩きやがった…
 4~6 バカどもに手伝わせたのが裏目に出た…。翌日、つるはしの一部だけがダメになった程度で、採掘作業は続行された
 7~9 ばっちり、作業は中断された。…でも、こんなんその場凌ぎでしかないっぽいなあ

さて


ジェシカ「…」ジィッ ←双眼鏡使ってる

ラジエ「どーすか?」

ミーシャ「Zzz」

ジェシカ「…………お前ら、ちゃんとやったか? 全然、何の障害にもなってねえぞ」

ラジエ「マジっすか!? それきっとミーシャのせいっすよ!」

ジェシカ「…てめえもだろうが、てめえも」

 グリグリグリ

ラジエ「いだいいだいいだい、いだいっす!!」バタバタ

ジェシカ「ちぃっ…これじゃ妨害になりゃしねえ…」

ラジエ「頭が…割れるぅ…」

ジェシカ「それにちまちましてて性に合わねえな…」

ジェシカ「となると…どうしたもんか…」


 【安価下1】
 1 そうだ、どうせ雇われてるだけの鉱夫だ。あいつらが辞めちまえば…
   A おいラジエ、連中のメシに腹下すようなもん混ぜてこい
   B …そう言えば騎士団って人員不足なんだったよな、身分に関係なかったんだよな。…あの鉱夫どもに騎士団の勧誘してこい、ってレイドに
   C 鉱夫として紛れ込んで、色々と意欲を削ぐ作戦をしていこう
   D その他、妙案求む
 2 やっぱ超硬い岩盤作戦だな。岩盤にしか見えない超硬いもんを作りゃあいいんだろ、腕のみせどころだぜ
 3 その他、妙案求む

1B


レイド「――騎士団の、勧誘?」

ジェシカ「あの鉱夫どもが辞めちまえばいいんだ、早い話」

ジェシカ「汗まみれ、泥まみれで、どうせやっすい賃金で働かされてんだから騎士団に入っちまえば解決だろ」

レイド「…確かに鉱夫は体力もありそうだしな」

ジェシカ「だから全員、勧誘して根こそぎ持ってっちまえ」

レイド「しかし、騎士は体力だけで務まるようなものでは…」

ジェシカ「いいから、やるだけやれ。できねえのか? 1つ星ってのはそんなもんか?」

レイド「…やれやれ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 騎士団の入団審査は厳しかった…。鉱夫の大多数はそれに合格できなかったようです
 4~6 んー、まあ2割は審査に合格したけど、まだまだ数は多いからなあ…
 7~9 ごっそりと半数が鉱夫を辞めた。意外と効果あったかも?


レイド「当面は見習いではあるが、30人は確保できた」

ジェシカ「大体、半分…か。意外といけちまったな」

レイド「…だが、すぐにデリンズは鉱夫を補充するに決まってるぞ」

レイド「そう何度も同じ地で騎士団の募集などはできん」

ジェシカ「…だったら、今の内に畳みかけるまでだ」

レイド「危ない橋は渡るな」

ジェシカ「ふざけんじゃないよ、危ない橋ぃ? んなもん、あたしからすりゃ危なくもねえよ」

レイド「…危ないのはお前か」ボソ

ジェシカ「黙れヘンタイ騎士」


 【安価下1】
 1 さらに、鉱夫を減らす作戦だぜ
   A おいラジエ、連中のメシに腹下すようなもん混ぜてこい
   B 鉱夫として紛れ込んで、色々と意欲を削ぐ作戦をしていこう
   C その他、妙案求む
 2 ここで超硬い岩盤作戦だな。岩盤にしか見えない超硬いもんを作りゃあいいんだろ、腕のみせどころだぜ
 3 その他、妙案求む

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 妨害に勘づいたデリンズがレアをジェシカに差し向けた
 4~6 デリンズが妨害に勘づいて、圧力をかけてきやがった。ちらちら目障りなことしてると、夜ごとに領民がどうにかなるかもよ?って
 7~9 勘づかれてない模様

2


 所持金:15万7000G→14万G

ミーシャ「買えた」

ジェシカ「…この量で1万7000ゴールド…か。まあ、良くやったとだけ言っておいてやるよ」

 ポンポン

ミーシャ「もっと誉めろ」

 ガッ

ミーシャ「ごめんなさい」

 パッ

ラジエ「どうするんすか、こんな大量の…石ころ?」

ジェシカ「石ころじゃない。並の衝撃じゃビクともしない超硬い鉱石さ」

ラジエ「だとしても、どうするんすか?」

ジェシカ「こいつが岩盤になって、採掘の直接的な障壁になるのさ」

ジェシカ「…そう見せるのが、ちと難しそうだがね。ともかく、こいつを岩盤に見立てて設置すりゃあ採掘ができなくなる」

ラジエ「おおっ、姐御さすがっす!!」

ジェシカ「あとは…炉だな。とは言え、こんな街中でやっちゃあバレかねない…。とりあえずそれ、運びな」

ラジエ「えっ…これ、重そうなんすけど…」

ミーシャ「ラジエやれ」

ジェシカ「あんたもだよ。さっさとしな」

 ザッ…

レア「………何を企んでるんだ?」

ジェシカ「っ…てめえ…」

レア「まあ俺はどうでもいい。…が、雇い主は目障りなようだ」

ジェシカ「………あたしが何かしたって言いがかりつけてんのかい?」

レア「さあな。…だが、領主殿はこれ以上、何か問題ごとが起きるようなら、新たな事業にも手を出そうだとか言っていた」

ジェシカ「はあ?」

レア「よく売れるらしい、人間は」

ジェシカ「…」

レア「特にこんな田舎で、いるのかいないかも管理されていないようなところじゃ、失踪事件なんてよくあることだ…とか」

ジェシカ「そりゃ、どういう意味だい?」

レア「…こういう世間話でもしてこいと、言われただけだ。他意があるかなんて俺に尋ねたってムダだ。じゃあな」

 ザッ…

ラジエ「…………つまり…どういうことすか?」

ジェシカ「…」


 【安価下1】
 1 とりあえず、岩盤を作ってからだな
 2 レイドに報告しとく。しょっぴけるんならしょっぴいとけよ、って
 3 その他、どうしよう?


王子「今日は人が少ないねえ」

王子「…なかなか安価こないと色々ともてあましちゃうから、今日はここまでで!」

王子「あ、安価は引き続き、この下でお願いねー! それじゃあこれで」

王子「ありがとうございましたー」

乙 食事してたら見過ごしてたわ
1でレイドにこんな話されたわ~と話してはおく 現場押さえれるようになと

しまった、用があって来れなかったら終わってた
明日も多分来れないし、その間に00奇数とか来ないといいな…姉御は安心感を保ってほしい


王子「申し訳ないけど、本日、更新なしです」

王子「お祭りの時期だもんね」

王子「そういうわけで、また明日!」

王子「どうぞよろしくお願いします」

乙把握


 ――暗夜王国・丘陵の領地・はずれの簡易工房――

ジェシカ「ふぅ…」

レイド「…随分と、火が入ると熱くな――」

 ブンッ
 ガィィィィィンッ
 ドサッ

レイド「っ…なにを…す…」

ジェシカ「禁句だ」

レイド「何が…」ググッ

ジェシカ「んで、町の様子は?」

レイド「俺が間に割って入ったから、暴動は起きないようになってはいる…」

レイド「だが、不満は日に日に高まってばかりだ。抑えが効かなくなりそうでもある」

ジェシカ「…そうかい」

ジェシカ「野郎は?」

レイド「特に何も動きはない…。お前に脅しをかけてきたからと警戒を強めてはいたが、今のところは素振りがない」

ジェシカ「ま、あたしは今は、準備中で手出しはしてねえからな…」

レイド「その岩盤もどきで妨害をするとして、それでどうなる…? すぐにデリンズがここを離れるとは思えんぞ」

ジェシカ「何かの尻尾でも出してくれりゃあいいんだけどな…。次の手え考えるだけだ。違うかい?」

レイド「…そうか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ジェシカ「今夜にでもこいつを設置する。てめえは町ん中でも警戒しときな」
 4~6 レイド「父上のことは耳にこそしているが…てっきり、お前はここをどうでも良いかと思っていた」
 7~9 レイド「ジェシカ、もしもデリンズが去った後のことだが…考えているのか?」


ジェシカ「今夜にでもこいつを設置する。てめえは町ん中でも警戒しときな」

レイド「…ああ」

ジェシカ「んじゃとっとと行け」

レイド「…気をつけろよ」

 ザッ

ジェシカ「言われるまでもないさ…」

 トトトッ

ミーシャ「はらへった」

ジェシカ「………あいつでも追っかけてたらふく食ってこい」

 ダッ

<おい、はらへったー!

<良かろう、完璧な栄養で、完璧にうまいものをたらふく食わせてやる

ジェシカ「…ったく」

 スッ

ラジエ「姐御ー」

ジェシカ「ん?」

ラジエ「これ…この岩盤もどきって、このままじゃふつーに見抜かれません?」

ジェシカ「…薄暗けりゃあ、どうとでもなるんじゃねえのかい?」

ラジエ「いやいや…めっちゃくちゃ岩盤でも、すぐ諦めやしねえっすよ」

ジェシカ「…それもそうだねえ…」


 【安価下1】
 1 じゃあ岩盤っぽく見えるように塗るか
 2 じゃあそれっぽく見えるようにお前がやっとけ
 3 でもそんなの関係ねー。このままいく
 4 その他、どうにかする?

1


ジェシカ「…絵の具、買ってきな」

ラジエ「おっす」

 ダダダッ

ジェシカ「…うまくいくといいが…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 姐御の彩色センスは悪かった!
 4~6 岩盤って何なんだ…ってひたすら悩み始めた
 7~9 ANEGO

美的


ジェシカ「…」ジィッ

 ペタペタペタ

ラジエ「…姐御」

ジェシカ「黙んな」

ラジエ「…」

 ペタペタペタ

ラジエ(ひたすら、パレットで絵の具を混ぜてるけど…姐御、さっぱり筆が進んでねえ…)

ジェシカ(岩盤…岩盤って、何だ…?)

ジェシカ(どんな色だ…。いや、薄暗いからそういう光の具合でも色は変わる…)

ジェシカ(もっと暗い感じ…いや、あえて、緑を取り入れ…もっとグレー寄りか…?)

ジェシカ(…んん…? 岩盤…岩盤…岩盤って何だ…!?)

 バキッ

ラジエ(あ、筆折れた!)


 【安価下1】
 1 諦めた
 2 ラジエ、お前やれ
 3 ええい、塗ってればそれっぽくなるだろう!!

1


ジェシカ「やってられっかぁっ!」

ジェシカ「このままでいく、もう知るか」

ラジエ「あーあ…」

ジェシカ「また忍び込むぞ、分かったら夜まで休んでろ!」プンプン

 スタスタ

ラジエ「意外と姐御って…できないことには…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 忍び込もうとしたけど、採掘場に傭兵が配置されてた
 4~6 岩盤もどきを設置完了した。これで明日から採掘ははかどらねえぜ
 7~9 おや? 岩盤もどきの様子が…


 ――暗夜王国・丘陵の領地・採掘場――

ジェシカ「この辺でいい。岩盤もどき出しな」

ラジエ「おっす…!」

 バサァッ

ジェシカ「ん?」

ミーシャ「おー、本物っぽい」コンコン

ジェシカ(…暗いからか…? 何か、本当にそれっぽく見えるような…?)

ラジエ「姐御、俺がばっちり色塗って、本物っぽくしときやしたぜ」グッ


 【安価下1】
 1 余計なことすんな、バカ
 2 じゃあ誉めといてやる
 3 いいから設置しろ

1


 ゲシッ

ラジエ「痛っ…何すか!?」

ジェシカ「余計なことすんな」ペッ

ラジエ「ええええっ!? 良かれと思って、俺は…!」

ジェシカ「口答えすんのか? ああ?」

ラジエ「っ…すんません…」

ジェシカ「いいからさっさと取りつけろ」

ラジエ「ちぇっ…折角、気合い入れたってのに…」ブツブツ

ミーシャ「だってケチだもん、あれ」ヒソ

 ガシッ
 グググッ

ジェシカ「なーんか言ったか、ぽんこつ」

ミーシャ「いだいいだいいだいいだい、いーだーいーっ!」バタバタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ん? 見回り? やべえ、誰か来やがった…!
 4~6 設置して外に出たら町の方が…明るい…?
 7~9 無事に設置完了した


ラジエ「ついたっす」

ジェシカ「んじゃ、さっさと出るぞ」

ミーシャ「やっと終わったー」

ラジエ「ミーシャは何もしてねえだろが」

ミーシャ「は? ちゃんと端っこ持ったりとかしたし」

ラジエ「そんだけだろが、このちんちくりんが」

ミーシャ「ラジエだってちんちくりんだろ!」

ラジエ「どこの話だよ、こんにゃろう!!」

ジェシカ「黙って歩け」

 ゲシゲシッ

ジェシカ「ったく…」

 スタスタ

ジェシカ(確か、ここの角を曲がった方が出口に…)

 カッ…

ジェシカ「!?」ピタッ

 バッ

ミーシャ「もがっ…」

ジェシカ「静かにしろ…」

ラジエ「ど、どうかしたんすか…?」

ジェシカ「誰かいやがる…。今、一瞬、向こうに明かりが見えた…」

ラジエ「えっ…じゃあ、バレてるんじゃないすか?」

ジェシカ「どこにいるかはバレてないにしろ、ここに誰かが…あたしらだけど、忍び込んでるのはバレてるっぽいな…こりゃ」


 【安価下1】
 1 見つかったり、鉢合わせないように慎重に脱出をはかろう
 2 …いっそ、ぶちのめすか
 3 その他、どうしよ?

全力ダッシュで脱出、鉢合わせてしまったらぶちのめす


ジェシカ「…走って一気に離脱するよ」

ラジエ「お、おっす」

ミーシャ「えー…?」

ジェシカ「お前はどうせ遅いから、あたしが担いでやんよ」ガッ

ミーシャ「おおっ…」

ラジエ「出くわしたら、どうするんすか?」

ジェシカ「ぶちのめす」

ラジエ「…おっす」

ミーシャ「そうなったらあたしは?」

ジェシカ「てめえの身はてめえで守れ。放り出す」

ミーシャ「」

ジェシカ「行くぞ…!」ダンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 すーぐ見つかって追っかけられて、振り切ろうとして出口まで走ったけど、そこにもいた。前後で挟まれちゃった
 4~6 すぐ鉢合わせちゃったぜ
 7~9 坑道では鉢合わせなかったけど外にいやがったの巻き
  0  うまくいったぜ

サンドイッチ


ジェシカ「よし、出口…!」

ラジエ「うっひょう、ばっちりっすね!」

 ザッ

ミーシャ「あー、揺れた…」

ジェシカ「んじゃ、とっととおさらば――」

 ヒュバッ
 トスッ…

ジェシカ「……あ?」

ラジエ「………矢…?」

ミーシャ「地面に刺さった…」

傭兵A「出てきやがったぜ」

傭兵B「退屈な時間はしまいだ…」

傭兵C「ぶっ殺したって、おかしたっていいんだろ?」

ジェシカ「…中にもいりゃあ、表にも…か」

ラジエ「…え…」

ミーシャ「…1、2、3、4、5、6、7…」

ジェシカ「ちっ、しゃあないな。ぶちのめしてやるから、死にてえヤツからかかってきな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちぃっ、矢の魔法だのまで使ってきてめんどくさい
 4~6 それなりに手慣れてやがるな
 7~9 姐御を仕留めるんならあと3倍は最低でも必要だぜ


 シュバァッ
 ギィンッ

 放たれた矢をジェシカは大剣で防いだ。
 駆け込んできた傭兵に、思いきり大剣を振るうが剣で防がれ、そのまま後ろへ跳ばれる。

ジェシカ「ちぃっ…!」

 入れ違いに、さらに矢が放たれる。
 地面を転がりながらジェシカはそれを回避していくが、執拗に矢は放たれて追い立てられていく。

傭兵A「死にたがりはどっちだよぉ…!」

 ズォォォォッ
 ギィンッ

 一瞬だけ矢の雨がやみ、傭兵がジェシカを切り上げてきた。
 大鎚の柄でそれを受け、土槍魔法で足元からさらに攻撃をやり返したがそれも避けられてしまう。

ジェシカ(意外と連携がこなれてるか…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 対して、ミーシャとラジエはひたすらにげまどってる…。うん、あれは使い物にならなそうだ
 4~6 多少(?)強引に連携を崩しにかかってみた!
 7~9 姐御編初の、多対多戦闘か!? ラジエの実力や、いかに…?

いよっ

姉御


 ヒュバッ
 ギンッ

ラジエ「っとと、姐御、だいじょぶっすか!?」チャキッ

ジェシカ「…ここに出しゃばってきたってことは、分かってんだろうな?」

ラジエ「何がすか?」

ジェシカ「実戦は死ぬことだってあるんだよ」

ラジエ「…姐御だけを死なせるなんてできねえっすよ」

ジェシカ「いいだろう…。だったら、てめえを見殺しにしてでもあたしが勝ってやる」

ラジエ「そ、そこは一緒にとか言うところじゃ…」

ジェシカ「ああ?」

ラジエ「すんませんっ!」


 【安価下1】
 1 じゃ、射手に特攻してこい。以上
 2 じゃ、お前は陽動な。かき乱せ。以上
 3 その他、自由作戦

2


ジェシカ「じゃあお前は陽動だ。かき乱せ」

ラジエ「へ?」

ジェシカ「そら、次がくるぞ!」

 シュババッ

 再び矢の雨が降り注ぎ始めた。
 ジェシカはラジエを蹴り飛ばすようにして動きだし、二手に別れながら矢の雨を防いで走り回る。

ラジエ「ちょ、何すか、こういうことなんすか!? 陽動って、何すか!? どうすりゃいいんすか!?」

ジェシカ「知るか、てめえで考えな!」

 矢の雨をかいくぐって迫ってきた傭兵と切り結び、大剣で思いきり弾き飛ばした。
 その隙を狙った別の傭兵が迫ってきたが、逃げ惑っていたラジエがそこへ思いきりタックルをして突き飛ばす。

ジェシカ「やればできるじゃないか」

ラジエ「これでいいんすか!? こんな具合なんすか!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あ、ミーシャが人質にされた
 4~6 あ、ラジエが膝に矢を受けた
 7~9 いい具合にかき乱されてくれたから、さくっと射手をやっといた。後はもう…

嫌な予感がする


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ぎゃーぎゃーと騒ぎながらも、ちゃっかり敵を減らしてくラジエ。意外と使えるじゃん。勝ちはもろうた
 奇数 傭兵ごと巻き込んだ、極大・爆裂魔法が放たれた。姐御以外は全部ぶっ飛ばされた…レア登場
 ※0は偶数扱いやで~

ぐーすー


ジェシカ(矢がまばらになり始めたな――)

ジェシカ(あたしとバカ、どっちを狙うかで迷いが生じてる…。この隙に…!)

レア「――極大・爆裂魔法」

ジェシカ「!?」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 黄金の爆発が夜闇を吹き飛ばした。
 凄まじい振動とともに爆発は粉塵を盛大に巻き上げ、岩が崩れて落ちてくる。

ジェシカ「っ…」

 とっさに大盾で身を守り、耐えきったジェシカが顔を上げる。
 倒れて血塗れになった傭兵達がまず目についた。粉塵のせいでミーシャもラジエも見つからない。

レア「…ケチなんだぜ、あの雇い主様は」

ジェシカ「てめえ…」

レア「この傭兵どもに金を払うつもりなんかなかったから、何かあれば俺が最後にまとめて始末する手筈だった…」

レア「俺には前金はずんでるからいいんだけどな」

レア「……大人しく死ぬか? それとも、いい汗かいて死んどくか?」


 【安価下1】
 1 ミーシャとラジエの確認が先だ
 2 そっくりそのまま台詞をお返ししてやる
 3 その他、どうしよ?

1


ジェシカ「…」チラチラ

ジェシカ(粉塵が…あのバカどもはどうなってる…?)

レア「…んだよ、つれねえな」

レア「じゃ、さくっと死んどけっ!」ダンッ

 レアが剣を抜いて駆け出してくる。
 大剣を振るって切り結んだが、軽くいなされてさらに懐まで踏み込まれた。
 大鎚に変形させながら慣性で一回転してやるが、巻き込まれる前にレアは飛び退いてしまう。

ジェシカ「邪魔すんじゃねえ」

レア「死んどきゃいいんだよ、楯突くんじゃねえ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 レア「てめえの連れみてえによぉ?」
 4~6 レア「そこに転がってる、てめえの連れが死ぬのと同じタイミング狙って殺してやっから」
 7~9 レア「仲間の死に損ないも、後で送ってやっから寂しがるこたぁねえんだぜ?」

零零


レア「そこに転がってる、てめえの連れが死ぬのと同じタイミング狙って殺してやっから」

ジェシカ「!」

ジェシカ「…っ」

ジェシカ(虫の息か…放っときゃあ死ぬな、あの様子は…)

ジェシカ(長引かせられねえな…)

レア「――なーに、考えごとしてんだよ?」

 ダンッ

ジェシカ「!?」

 レアが迫っていた。
 振り切られたレアの剣が身を引いたジェシカの頬を掠めて赤い一本の線を作る。


 【安価下1】
 1 ダメージを受ける覚悟で、とにかく攻め立てて速攻でぶち殺す
 2 こういう時こそクールにいくもんだぜ
 3 その他、どうしよ?

1


レア「どうしたんだよ、メスゴリラ」

ジェシカ「誰がメスゴリラだっ…!」

 ガシャンッ
 ドゴォォォッ

 大鎚から大盾に変形させて、それで思いきりジェシカはレアを叩きつけた。
 腰の下ほどから思いきり突き上げるようにぶつけて弾き飛ばし、飛び上がって今度は大剣にして振り下ろす。

レア「雷鐘!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォンッ

 よろけながらレアが魔法を放つ。
 凄まじい稲光と轟音が炸裂し、振り下ろした大剣は地面に思いきりぶつかった。

ジェシカ「っぐ…!」

レア「手こずらせんじゃねえよっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぐおおっ…
 4~6 やられながらやり返した
 7~9 やられた以上にやり返せた


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 レイドのファインプレー?
 奇数 やべっ…て、なったら死に物狂いでラジエがレアに飛びついて動きを止めた。でも…さらば舎弟
 ※0は偶数扱いやで~

さて

良かった良かった


 ズォォォォッ
 ギィィィィンッ

 閃光によって視力を一時的に奪われた、無防備なジェシカにレアの剣が迫る。
 だが、それはジェシカにぶつかる前ににょきりと地面から生えた氷の壁によって阻まれた。

レイド「そこまでだ、傭兵――」

レア「ああ…?」

ジェシカ「その、声…」パチパチ

レイド「ここは部外者による立入禁止区域になっている」

レイド「それにここは採掘場。許可を得ぬ爆裂魔法による爆破行為も違法であり、まして時間外労働は届け出がなければ罰則対象となる」

レア「…ふざけたこと抜かしてんじゃねえ。騎士だか何だか知らねえが、俺は雇い主様に言われたことだけを――」

レイド「そうか。お前の雇い主のデリンズが、では元凶ということだな?」

レイド「だったら、作業を即座にやめて雇い主のところに――」

レア「これが採掘に見えんのか?」

レイド「…じゃあ、何だと言う?」

レア「てめえの身で、分からせてやるよ…!」ダンッ

レイド「なるほど、よく分かった。これが採掘ではなく、私闘や、代理決闘のようなものであるならば…領主だろうが介入は可能となる」

レイド「丘陵の領主デリンズからは、一時的に領主権限を取り上げることとしよう」

レア「その前に、てめえが死ねぇっ…!」


 【安価下1】
 1 完全にジェシカからは注意がそれてるから、背後からどーんと
 2 レイドなら勝手に相手して倒すだろ? レアのことは、放っとくよ
 3 その他、どうする?

逃げ道をふさぐ


ジェシカ「おい、あたしを忘れんじゃねえ――」

 ブォォォォンッ

レア「っ――!?」

 大鎚が、振り返ったレアの胸元に直撃した。
 胸骨を折りながら、その奥の心臓まで圧迫し、レアの体を思いきり吹き飛ばす。

 ドッゴォォォォォォォンッ

ジェシカ「…傭兵風情が…」ペッ

レイド「…とにかく、これでデリンズに踏み込む理由ができた」

レイド「ミーシャ達を町医者に診せなければなるまい。俺がミーシャを運ぶから――」

ジェシカ「あたしがぽんこつ運ぶから、てめーは野郎を運べ」

レイド「…」

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・丘陵の町――

レイド「――ケガはひどいが、しばらくすれば回復はするだろうということだ」

ジェシカ「そうかい」

レイド「領民の不審、傭兵を用いた犯罪行為などを徹底的に糾弾していけば、デリンズはもう、ここの領主ではいられなくなる」

レイド「これで、一件落着…ということになるだろう」


 【多数決】↓1~5 の最多各得票を採用
 1 丘陵の領地について、今後の相談があるってレイドが…
 2 後のことはレイドに丸投げして、ひとりで姐御は夜が明ける前に出ていったよ

1

1


ジェシカ「そうかい、そりゃ良かったね」

ジェシカ「あたしにゃもう関係がない。いいようにやればいいさ…」

レイド「待て」

ジェシカ「何だい?」

レイド「今後の、この町についてだ」

ジェシカ「あたしには関係ないだろ?」

レイド「あるから言っている」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 あたしはただの鍛治師だ。関係ないだろ?
 2 …言うだけ言いな
 3 その他、自由台詞

2

2


ジェシカ「…言うだけ言いな」

レイド「デリンズを更迭する。それは約束をしよう」

ジェシカ「んで?」

レイド「その後の、ここの領主についてだ」

ジェシカ「…あたしに、そんなことが関係あるってか?」

レイド「俺は、お前を推薦しようと考えている」

ジェシカ「やめときな」

レイド「適任者はお前しかいない」

ジェシカ「やめろっつってんだ」

レイド「…何故、拒む」

ジェシカ「政なんかにゃ興味はねえ。大体、あたしは追い出された身だ。それなのに戻ってくるなんておかしな話じゃないか」

ジェシカ「追い出されて当然のことまでしておいたんだぜ?」

レイド「だが、それらのことは全て…父上が背負っている。領民はお前のことまでは知るまい」

ジェシカ「あたしはあのタヌキジジイに賛同したんだ」

ジェシカ「領民なんかがどうなろうが、領主であるこっちが参っちまったらしょうがねえ。だから、搾り取ってやりゃあいいってな」

ジェシカ「その結果が、あれだった。なのに今さら、知らねえからってのこのこ戻ってきて、返り咲く? んな都合のいいことあってたまるか」

レイド「それだけか?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 まだまだ挙げたっていいんだぜ?
 2 そもそも領主なんてガラじゃねえんだよ。こんな身なりの領主様が、どこの土地にいる? ええ?
 3 てめえが領主になった方が万倍マシになるだろうよ、あたしはやだね
 4 その他、自由台詞

3


ジェシカ「そもそも領主なんてガラじゃねえんだよ。こんな身なりの領主様が、どこの土地にいる? ええ?」

レイド「身なりなどすぐに変えられる」

ジェシカ「そういうことじゃねえだろうが」

レイド「権威は衣の上より着るものだ」

レイド「お前が何故、鍛治師をしているのかなんて俺は知らない。それまでのことを捨てての、心機一転だったのかも知れないな」

レイド「だが、お前は再びここまで、自分の足で歩いてきた」

レイド「怒りを買うような言葉で領民を叱咤して、無言で領民を守り、領民の暴動が起きぬようにと策を考え実行してきた」

レイド「興味も愛着もなければ、そこまではしまい」

ジェシカ「…」

レイド「この情勢だ。紺碧水晶はこれからも重要な資源として見られ、丘陵の町は金の沸く泉のように認識されるだろう」

レイド「だからこそ、お前のようなリーダーがこの町には必要になってくる。曲げず、曲がらず、押し通す強さを持った者が」

ジェシカ「ふざけんじゃないよ。あたしは――」

レイド「過去のことなどは、どうだっていい」

ジェシカ「いいわけがあるか」

レイド「…お前がそれを言うか」

ジェシカ「ああ?」

レイド「…そうか、過去のことはどうでも良くないのか。ならば、罪滅ぼしをしろ」

レイド「お前の中に眠っている、その罪悪感が原動力になってくれるだろう。…今でこそとんがっているが、お前は本来、やさしい」

レイド「人一倍キツいことを言うことだって、自分自身の都合ではない」

レイド「責任感を強く持っているから、それを他人にも求めて、人間を正そうとする意志を持っている」

レイド「どんななりをしていようとも、お前は貴族だ。生まれながらに他人を導く存在だ」

レイド「だから…ここの領主になってくれ」

ジェシカ「…」


 【安価下1】
 1 渋々、了承…
 2 だが断る


ジェシカ「……ちっ」

レイド「…了承してくれるんだな?」

ジェシカ「でもあたしは、自分から動いたりはしねえぞ」

ジェシカ「お膳立てが済んで、あたしが領主になるのが確定した瞬間までは知るか」

レイド「意固地だな」

ジェシカ「あと、領主になってやるのは過去がどうこうじゃねえ」

レイド「…では、何だ?」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 …ここが、あたしの生まれ育った町だからだ
 2 あの採掘場は紺碧水晶以外もしこたまとれんだよ。素材にゃ困らなくなるからな
 3 その他、自由台詞


ジェシカ「…ここが、あたしの生まれ育った町だからだ」

レイド「…そうか」

レイド「ならば、未来は安泰だな」

 ・
 ・
 ・

 ――数ヶ月後

ジェシカ「…」

ミーシャ「………だれ?」

ラジエ「……あ…あね…ご…?」

ジェシカ「おい、何だ、その顔?」

ラジエ「だ、だって姐御…何すか、そのかっこ!?」

ミーシャ「きれー…」

ジェシカ「これじゃあたしの筋肉が完璧に隠れやがるからな…」ボイン

ラジエ「…鼻血が…」タラ-

ミーシャ「おひめ…さま…?」

ジェシカ「アホ抜かせ。ただの地方領主だよ。堅苦しいったらありゃしないカッコだけどね…」

ラジエ「姐御…俺、一生ついてくっす!」

ジェシカ「いらねえ…」ボソ

ミーシャ「………あたしもそういうかっこしたい!!!」

ジェシカ「…てめえは勉強でもしとけ。そしたら着せてやる」

ミーシャ「マジ?」

ラジエ「姐御、何すか、何なんすか、このミーシャと俺の扱いの違い」

ジェシカ「るっせえな…。就任の挨拶だの何だのがあんだから、てめえらはあたしの邪魔をすんな」

ラジエ「あ、そうだ。姐御に手紙とか、届いてたっすよ」つ手紙

 ガサッ…

手紙『領主就任おめでとう。俺は任務で行けないが、お前の立派な姿が脳裏に浮かぶようだ』

手紙『問題が起きればすぐに騎士団本部へ連絡をしてくれ。すぐに駆けつけられる保証はできないが、善処する』

手紙『短いが、これで。俺達の故郷を頼む。  ――愛しのお兄様より♡』

 ビリビリ
 バッ

ミーシャ「破いて捨てた!!」

ジェシカ「鳥肌もんだったな…」

ジェシカ「さて…そろそろ時間か」

ラジエ「おっす、いっぱい集まってるっすよ」

ジェシカ「…ついといで、未来ってもんをてめえらにも見せてやんよ」ニヤッ


                                        ジェシカ編 ―――――― GOOD END



王子「姐御が安定しすぎて…何か、うん」

王子「でも、エル編、ライド編とバッドが続いてたし…これはこれで?」

王子「やっぱ精神値って大事かも知れない」

王子「あとねー、失敗しちゃったのはやっぱ、行動指針が何かするぞ、って系じゃないと動きづらいってことだったね」

王子「うん、ここは次回以降、うまくいくように考えようと思います」

王子「ともあれ、グッドエンド、達成! やったね! ありがとうございました!」


何となくこの路線に入ったところから結末は予想できてた
やっぱり目的がはっきりしてないってのは難しいよね、行商人は難しいということだ

まあよかったよかった。


王子「あーあーあー、連絡です、連絡です」

王子「時間的に余裕があるし? キャラメーク行っちゃってもいいだろうか、どうだろうか、でもビミョーかなあ、という具合です」

王子「何か、ありますか?」

王子「キャラメークしたいよー、とか」

王子「何か番外編ぶっこまないのー、とか」

王子「どう?」

番外編:ジェシカ領主篇

今日キャラ作って明日からやろう

番外みたいな


 >>605

王子「領主編かー…」

王子「でも、領主のお仕事って…基本…地味め…」

王子「本編の如く…おっと、いやいや、何でもないよ? えーと…うん、やまなし、おちなし…になりかねない」

王子「そんな危険な橋を渡りたいですか? ……ある意味、安全? ではあるかもだけど…」

王子「それに、やることが分からない…という大きな問題が」

王子「かと言って風呂敷広げると長引きかねないし…うーん…ですねえ」

 >>606

王子「それもありっちゃ、ありだね」

王子「時間的に18時台って最近は人が少ない傾向もあるし…」

 >>607

王子「お、番外の声がまたひとつ」

王子「何をやるのかが問題なんだけどね…」

王子「ほら、ヨダカは今、生死不明の行方不明中だから、モニカとのお菓子大作戦もレパートリーに入らないし」

王子「どんな番外をやるかなんだね」

王子「…よし、まあ、とりあえず、ここまででもらったものを考えながら選択肢を考えるよ」

王子「他に意見とかはある? あれば、ぶっこんどいてね」

領主様のお仕事~鍛冶編~
何気に暇があれば鍛冶してそうな人だし

バッドエンド主人公たちのバッド以外のIFルートとかも見てみたい


 >>609

王子「ふむ…。まあ、確かに姐御は暇さえあれば…やるね」

王子「だけど、鍛冶ってさ、ほら。素材はこれを使う、結果、コンマでこうなった…みたいな? それで終わっちゃうんだよね…」

王子「だからこう…ね? うん」

 >>610

王子「Ifルートかー…」

王子「…でも、それって色んなさ、こう…安価とか、コンマの選択肢で進んだ物語の結果だから、どうしてもね…」

王子「それにさ、エルまで蘇生されちゃって、本編以外でのどんな結末が待ち受けてるか…ってのが本編で描かれる可能性があるから」

王子「本編ではバッドで終わったけど…っていう逆転チャンスもあるから、安易に想定されてたグッドエンドはちょっとやりたくないかなって」

王子「わがままでごめんね」

王子「さて、そんなわけで、こんな感じに考えてみました! どーん!」

 1 キャラメーク
   平和度:ー
 2 番外編・姐御の領主生活
   平和度:★★★☆☆
 3 番外編・苦労少年デネブ
   平和度:★★★★★
 4 番外編・魔剣士を追え
   平和度:★☆☆☆☆

王子「★は多いほど、ほのぼの路線です」

王子「それをね、5段階で評価してみました。ぱっと思いついたのは、こんな具合です」

王子「…質問とか、別の案とか、ある?」


ドキッ☆女主人公だらけの海水浴‼
~ポロリ(意味深)もあるよ~


 >>612

王子「一部の娘が暴走して、一部の姐御が血気盛んになって殺し合いになりそうな未来が…」

王子「ぽろりじゃなくて、ぽっくりがありそうな気が…」

王子「あと本編で交流のない人同士って、会わせづらいからさー…めんご?」

王子「他にあります? ないなら…安価で、上の選択肢から選んでもらおうことになるよ?」

王子「どう?」

ファンタジー世界立あれこれ学園
登場人物を教師とか生徒とかにして青春を謳歌させよう


 >>614

王子「あー…はいはいはい」

王子「なるほどね、そこまでこう…パラレル感が出てれば、ありっちゃありかも…?」

王子「…問題児が多そうですけど…」

王子「うん、これ面白そうかも。選択肢に追加!」


 1 キャラメーク
   平和度:ー
 2 番外編・姐御の領主生活
   平和度:★★★☆☆
 3 番外編・苦労少年デネブ
   平和度:★★★★★
 4 番外編・魔剣士を追え
   平和度:★☆☆☆☆
 5 番外編・ファンタジー学園
   平和度:★★★★★

王子「こんな具合」

王子「そろそろ、いきますか、決定しちゃおうか」

王子「割と時間食ってるし。3分後? で、おk? うん、それくらいに安価とるよー! 考えてねー!」


王子「じゃあいくよー」

王子「さて、どれになるかなー?」


 【安価下1】
 1 キャラメーク
   平和度:ー
 2 番外編・姐御の領主生活
   平和度:★★★☆☆
 3 番外編・苦労少年デネブ
   平和度:★★★★★
 4 番外編・魔剣士を追え
   平和度:★☆☆☆☆
 5 番外編・ファンタジー学園
   平和度:★★★★★


王子「オーライ、ベイベー」

王子「じゃ、操作キャラ…? を選択しようか」

王子「主人公勢と、そのパーティーにいた人限定で、誰でもおk、ってことで!」

王子「その選択された人によって、クラスとか勝手にこっちで決めるよ」

王子「じゃ、いってみよう」


 【安価下1】
 プレーキャラ選択
 歴代主人公 or そのパーティーにいたひと から1名

スピカ

レイド


王子「おお、唯一と言ってもいいかも知れないくらい、性格的にはまともなとこがきた」

王子「スピカはー…そうね、じゃあ、高等部1年A組ってことで」

王子「同じクラスのコは…あっ、このクラス、すごいかも知れない」


 高等部1年A組在籍者 担任:【コンマ判定】
 スピカ セーブル ハレー ベテルギウス


王子「…う、うーん…年齢的にはこんなとこだけど…」

王子「…ちょっとあれだから、あれだね。お前、何歳だよ、ってのもぶちこんどこう。改訂版、どん」


 高等部1年A組在籍者 担任:【コンマ判定】
 スピカ セーブル ハレー ベテルギウス ザニア ララ ベス サリー


王子「あかん、何か…あかんのがどさっと増えた気がする…」

王子「ま、いっか。ギャグ空間ですから」

王子「あ、基本的には本編初登場時の年齢、姿形…っていうことで! オーライ?」

王子「じゃ、担任の先生を…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 超絶ぐうたらやる気なしの事なかれ主義、丸投げという名の自主性を重んじるヒヒイロ先生
 4~6 超絶うざくて授業時間は300パーセントオーバーするというアルクトス先生
 7~9 自分の研究とかが大事すぎて滅多に学校にこない不登校のゼノビア先生
  0  皆の王子様な先生


王子「このクラス…あかん…」

王子「学級崩壊間違いなしやでぇ…」

王子「じゃ、始める……前に!」

王子「漫然とやっててもね、あれだから何かこう、クリア条件を決めておこう。何がいいか、選んでネ」

王子「ゲームオーバーの条件は…そうだなあ…。ま、てきとーに考えておきます」


 【安価下1】
 1 不良を更生するのだ!!
 2 学園生活を謳歌する! ………べく、ふつーの学校に少しでも近づけましょう
 3 その他、何か、いい具合に。いい具合じゃないかな、って判断したらずらします

1


 きーんこーんかーんこーん…

アルクトス「――で、あるからして、わたしは悟ったのだ!」

アルクトス「ああ、この世にもしも、全知全能の神という存在がいるのであれば、そいつは――」

 ガタタッ

スピカ(学級委員長)「きりーつ、れーい、ありがとうございましたー」

セーブル・ザニア・ハレー・サリー「「「「ましたー」」」」

アルクトス「それからだ、わたしはこの世界を放浪しては…」

スピカ「ふぅ…今日も1日、平和だったなあ…」

ザニア「クラスの半数近くが出席してない状況だけど」

セーブル「あいつらは仕方ねーだろ」

サリー「先生、質問があります」スッ

アルクトス「後にしたまえ! いいか、わたしは今、この多大なる経験を諸君に…」

ハレー「部活だー、がーんばるぞー!」ダダダッ

スピカ「あ、ハレー、廊下は走っちゃダメ…あー…行っちゃった…」


 【安価下1】
 スピカの入ってる部は…
 1 魔法研究部(顧問:ゼノビア)
 2 帰宅部
 3 その他、何かてけとーに書いてみて


スピカ「じゃ、部活行くから!」

セーブル「おう、じゃな!」

ザニア「校門で待ってるから」

スピカ「先に帰ってもいいのに」

ザニア「姉上に何かあったらいけないから」

セーブル(…やっぱりザニアは障害だな…)

セーブル「よし、ザニア、俺と一緒に剣術部へいこう」

ザニア「はい?」

セーブル「よし、しゅっぱーつ! じゃな、スピカ!」

ザニア「え、ちょっ、セーブルさん…ちょっとっ!?」ズルズル

スピカ「うんうん、やっぱり友達と仲良くやった方がいいよね」

 ・
 ・
 ・

 ――魔法研究部

スピカ「こんにちはー」

ベス「うらぁっ、極大・劫火魔法!!」

スピカ「え、ちょっ…!?」

 シュゴォォォォォォォッ

スピカ「…」←アフロヘッド

ベス「俺の勝ちだな、あー、すっきりした! じゃーな!」

スピカ「…」


 【安価下1】
 1 ゼノビアせんせは?
 2 他の部員とおしゃべりなんだぜ?
 3 その他、何するんだぜ?

1


スピカ「ベスくんって、ほんと…」

ゼノビア「性根が歪みすぎなのよねえ…」

スピカ「っ…先生、いたなら止めてください!」

ゼノビア「それどころじゃないから」カチャカチャ

スピカ「えー…?」

ゼノビア「ほら、あんたも適当に部活しなさいよ」

スピカ「適当にって…」

ゼノビア「100文字以内に収まる答えを出せる質問くらいなら答えてあげるわよ」

スピカ「えー…?」


 【安価下1】
 1 今日も中等部1年生のライドくんと一緒です
 2 ゼノビア先生、学校がこんな状況じゃ勉強も部活も堪能できません!
 3 その他、自由行動


 【魔法研究部】
 顧問:ゼノビア
 部員:スピカ ベス ライド

1

1


 ガララッ

ライド「こんにちは!」

スピカ「あ、ライドくん」

ライド「先輩、僕、昨日、合成魔法がちょっとだけできたんです!」パァァァッ

スピカ(このコ、わたしより全然できる…)シュン

ライド「?」キョトン

ライド「ベス先輩は?」

スピカ「…この頭見て?」

ライド「…はい」←察した

ゼノビア「いいからあんたら、部活するならしなさいよ。しないんなら、何か邪魔だから帰りなさい」

スピカ「教師にあるまじき発言が…」


 【安価下1】
 1 ライドくんが相談を持ちかけてきた…
   A 同じクラスのアルエレナちゃんのはいてたパンツをかわいいね、って誉められたらすごく怒られた。何がいけないの?って
   B 同じクラスのデネブくんが魚臭くってちょっと迷惑なんだけど直接言ったらかわいそうだからどうしよう、って
 2 現在ライドくんと一緒になって研究中の魔法は…
   A 人の性格を変えてしまう魔法です
   B 惚れ薬ならぬ、惚れ魔法です
   C その他、どんなトラブルが起きそうな魔法?

2A


ライド「…これが、こうなって…」

スピカ「ううん、こうだよ」

ライド「あ、そっか」

スピカ「それで…えーと…」

ライド「………こんな、風に?」

スピカ「あ、いいねそれ――」

 ボンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 た、大変だ! 穏やかな人間は凶暴に、凶暴な人間は穏やかになってしまう魔法になっちゃって、ライドくんがそれを受けちゃった!
 4~6 た、大変だ! 人の持ってる欲求をとっても増大させて、しかもそれに忠実に従ってしまう魔法になっちゃって、ライドくんが以下略
 7~9 人の性格を変える魔法のはずが…普段は口にしない本音しか喋れなくなってしまう魔法になっちゃって、2人して受けちゃった!!

o


スピカ「うわっ…あれ、暴発!?」

スピカ「ライドくん、大丈夫?」

ライド「っ…別に何も変わった感じは…しません」

スピカ「はあ…良かった」

ライド「でも失敗したのはスピカ先輩のせいだと思います」

スピカ「」

ライド「あ、あれっ…? おっちょこちょいなところも方向音痴なところも言ったら悪いからって言わないつもりだったのに言っちゃった!」

スピカ「ら…ライド…くん…?」

ライド「えっ、あっ…あの、違――本音です、全て!!」

スピカ「」ガ-----ン

ライド「えええっ!? あ、お、落ち込まないでください、どうしたらいいか分からなくて僕が困るから!」

スピカ「そう…だよね…」

ライド「言うつもりじゃないのに…何で…!?」

ゼノビア「――いや、今の魔法の暴発でしょ」

スピカ「え」

ライド「全然何も教えてくれないのにこういう時だけ被害を被らないようにさっと防壁魔法を張るゼノビア先生が言うってことは…」

ライド「かなりヤバいやつに違いないです…」

スピカ「ライドくんが…毒舌に…」

ゼノビア「…本音しか喋れなくなる…ってとこかしら? でも、それでこの程度なら別にいいんじゃない?」

スピカ「良くないですよ! ライドくんですよ!? あの、草食動物より温厚なライドくんがこんなにぐさぐさ言うんですよ!?」

ライド「これでも男の子なんだけど…傷つく…」

スピカ「あ、ご、ごめん…」

ライド「でもどうせ僕なんてそういう感じに見られてるってうすうす気づいてたし、謝られてもどうすればいいか分からないし…」

スピカ「やりづらい…」

ゼノビア「こういうのは大体、都合よく、24時間くらいで終わるわよ」

スピカ「都合よくって…!」

ライド「解除とかしてくれないなんて知ってました…」


 【安価下1】
 1 い、一緒にこれを解除する方法を探そう!
 2 こうなったら、スピカも自分でこの暴発を受けて、お互いさまでいこう!
 3 いや…あえて、本音をぶつけ合える関係を築ければこの学校の不良達もちょっとはマシになるんじゃ…?

2
コンマ4では


王子「おーのー、やっちゃった…4だった…うん、4だった…。この症状は7~9だった…」

王子「…ごめんなさい…」

王子「えっと…」

 【安価下1】
 1 このままで…いこか?
 2 じゃ、じゃあ、この症状に、今から4~6の欲求忠実も付け足す方針で?

 ※どっちを選んでも、スピカもライドくんと同じ症状をあえて、受けます

2


スピカ「じゃ、じゃあ…責任をとるよ!」

ライド「責任ってどんなことをすれば…?」

スピカ「えいっ」

 ボフッ

ライド「何してるの!? 何でスピカ先輩まで!? そういう問題じゃないと思います!」

スピカ「わたし…あんまり頭良くないから、こういう方法しか…さ」

ライド「この人、頭おかしい…」

スピカ「そこまで言わなくてもいいよ、ライドくんでも傷つくよ!!」

ゼノビア「ああもう、うるっさいわね。外でやってなさい!」

 ガララッ
 ポイポイッ
 バァンッ

スピカ「放り出された…」

ライド「ゼノビア先生…厳しい…」

 ドクンッ

スピカ「っ…」

ライド「っ…!?」

 ドクンッ

スピカ「…な、何だろう…この、感じ…?」

ライド「…わ、分かんないけど…何だか…」


 【安価下1】
 スピカの欲求とは…!?
 1 皆で仲良く学校生活を送りたいよー!
 2 すごい魔法使いになりたいんだよー!
 3 その他、どんな?

 【採用安価のコンマ判定】
 そして、ライドくんの欲求とは…
 1~3 お家に帰るとひとりぼっちで寂しいから、永遠に昼間だけ繰り返されればいいのにー!って
 4~6 家族がほしいよー!って
 7~9 学校で生活したいよー!って

2


スピカ「も…もっともっと、魔法で色々できるようになって、すごい魔法使いになりたい!!」

ライド「家族が…ほしい…」グスッ

スピカ「えっ」

ライド「ひとりぼっち…寂しい…」タタタッ

スピカ「ら…ライドくん――いやでも、わたしは…もっともっと、すごい魔法使いにならなきゃ!」


 【安価下1】
 1 手始めに、ものすんごい、と噂の魔法をこっそり習得しようと試みる。ただし、閲覧禁止の本に載ってます
 2 すごい魔法使い=すごい功績を残す=学内一のワルを魔法で更生させる。よし、これだ
 3 そうだ、魔法であのライドくんの叫びを叶えてあげられれば…! それってすごい魔法使いじゃあるまいか!?

1


 安価、把握
 いい時間なので今夜はここまでです

 ありがとうございました

 あと、コンマ判定の結果間違ってごめんなさい

今更言うのもなんだけど、最後の方はちょっと違うなぁ…って気がした俺の中でだけど
姉御の性格からして領地なんて放っておいて旅に出るEND期待してたわ。まあ、もう安価で決まっちゃった事だけど


王子「番外編でのあらすじ!」

王子「不良と優等生が混在する、危険極まりないような平穏…と誰かが謳うファンタジー学園」

王子「高等部1年A組のスピカはそんな学園でも平穏に暮らしています」

王子「しかし、魔法研究部で部活中、研究だった魔法が暴発してしまった!」

王子「その結果、欲求が増大してそれに忠実になった上、本音しか口にできなくなってしまう妙ちきりんな魔法にかかってしまいました」

王子「何故か被害者はライドくんだけだったのに、謎理論で責任を取るべく、スピカは自分で自分にこの魔法をかけてまで」

王子「スピカは『すごい魔法使いなりたい』という欲求を叶えるべく、禁じられた魔法を習得することに…」

王子「自称・情報通の生徒か先生かも不明の情報屋さんはこう言っています」

情報屋『魔法研究部の暴走っていつものことだから仕方ないね』

王子「さて、この学園生活はどうなってしまうのか」

王子「ついでに不良は更生されてしまうのか!?」

王子「いってみよー!」


 【安価下1】
 閲覧禁止の書架に並ぶ、魔導書からスピカが選んだのは…
 1 時間を逆流させることで過去に戻してしまう魔法
 2 善性の人間は悪性に、悪性の人間は善性に変えてしまう思想変換魔法
 3 隕石とか降らせちゃう魔法


王子「age忘れを深くお詫び申し上げます」

王子「これは安価に数えないので、この下でおなしゃす」


スピカ「あった…」

スピカ「これを使えば、きっと、世界は平和に…」ゴクリ

スピカ「そしてわたしはとってもすごい魔法使いに…!」

 バラララッ

スピカ「ふんふん…」

スピカ「ふんふんふん…」

スピカ「なるほど、なるほど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベテル「――ねえ、ここは僕のテリトリーなんだけど」
 4~6 マリリー「およよ…? もし、ここは生徒は立入禁止の場所ですよ…?」
 7~9 シャニ「そこに誰かいるのか?」


マリリー「およよ…? もし、ここは生徒は立入禁止の場所ですよ…?」

スピカ「!?」ビクッ

スピカ「ほ、保健室の先生で、かつ、学園で1番ちょろいとか噂で、噂じゃ中等部のモニカちゃんが非行に走るのを止められなかったとか、シリウス先生にホの字だとかって噂のマリリー先生っ…!?」

マリリー「およよっ!?」

スピカ「ど、どうしよう…マリリー先生でもお説教モードに入ったら長引くとか聞くしすごく逃げたい…」

マリリー「す…スピカさん…? わたしのことはともかく、何を見ていらっしゃったのですか…?」

スピカ「閲覧禁止の本を読んでたなんて言ったらどうなるか――ハッ!!?」

マリリー「およよ…閲覧禁止の本なんて読んではいけません!」

スピカ「くっ、こうなったら――」


 【安価下1】
 1 マリリー先生を悪性の人間にしてしまえば、見逃してもらえるはず! 食らえ、思想転換魔法!!
 2 逃げる!
 3 ザニア召喚の笛!!
 4 その他、どうしよう?

1


スピカ「思想転換魔法!!」

 パァァァッ

マリリー「およよっ…!? こ、この光は…!?」

スピカ「これでマリリー先生が悪性になっちゃえば、きっと…!」


 【直下 コンマ判定】(信仰心:-3)
 1~3 マリリー「およよ…? な、何かされたのでしょうか…?」キョトン スピカ「……え」
 4~6 マリリー「ああ…何だか、とっても悪いことをしたい気分…いえ、いけません…。これも女神様の試練…こういう時こそ心を律して…」
 7~9 マリリー「ヒャッハァー! 不良生徒は消毒だぁー!!」スピカ「」

消毒ダー


マリリー「およよ…? な、何かされたのでしょうか…?」キョトン

スピカ「……え」

マリリー「スピカさん、あなたはこんな悪戯をするコじゃなかったはずです」

マリリー「一体どうしてこんなことをしてしまったんですか? 先生、誰にも言いませんから、話してください」

スピカ「っ…こ、これが信仰心…!? ま、魔法が効かないなんて…!」

マリリー「およ…?」

スピカ「うわーん、先生なんか大っ嫌いだぁーっ!」ダダダッ

マリリー「およよっ!? す、スピカさんっ…!? ま、待ってくださ――あいたっ!?」ドサッ ←転んだ

 ・
 ・
 ・

スピカ「ぐぬぬぬぬ…あ、あれはマリリー先生が本編の設定引っ張ってきてたからであって、本当はちゃんと効くはず…」

スピカ「き、きっと、そのはず…! だから、これを典型的な不良生徒にかけていけばきっと!」

スピカ「そもそもマリリー先生を反転させても意味ないし、うん!」


 【安価下1】
 と、そんな折りに通りかかった不良生徒が…! よし、この人で実験だ!
 1 学内一のワル・ベテルギウスくん
 2 授業をサボタージュしては小等部の教室を覗きに行っている、筋金入りのワル(意味深)のレイドくん
 3 噂によると他校の不良100人との喧嘩で全員叩きのめしたとか噂のエルくんと、家庭環境で小等部なのにグレ始めてるとレバーくん

2


レイド「ふふふ…今日の体育は至福だったな…」

スピカ「あっ!」

レイド「ん?」

スピカ「3年生の不良四天王の一角、覗き魔レイド先輩!」

レイド「誤解だ。俺は健全な少年少女の毛も生えていない肌や、あどけない表情を自主的に見守りに行っているに過ぎない」

スピカ「それでいて生徒会という権力を使って、いいようにしまくってる職権乱用者!!」

レイド「誤解だ」

スピカ「そんなワルは、成敗…!」

レイド「…俺は、ワルなのか…?」

スピカ「思想変換魔法!」

 パァァァァッ

レイド「ぐおおおっ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 レイド「ふっ…ふふふ…はっはっはっ! 清々しい気分だ! 今から、ヨダカをprprしにいってやるぞ、はーっはっはっはっ!!」
 4~6 レイド「な、何だこの感情は…お、俺はかわいいものが好きなだけ…い、いや、違う…俺は、俺は――むしろ小動物を虐め倒したい!!」
 7~9 レイド「っ…お…俺は、今まで、一体何をしていたんだ…?」


レイド「ふっ…ふふふ…はっはっはっ! 清々しい気分だ! 今から、ヨダカをprprしにいってやるぞ、はーっはっはっはっ!!」

スピカ「あれ?」

レイド「待っていろ、ヨダカぁぁああああ――――――――――っ!」ダダダッ

<その脇からprprしてやるぞぉおおお―――――――――――っ!

スピカ「…おかしい…悪は滅びた! 完! ってなるはずだったのに…!」

スピカ「どうしてこんなにうまくいかないの…?」

スピカ「もしかして…わたしが、未熟だから…効きが甘い…とか…?」

スピカ「…そ、そんなことないって言いたいけどすごく思い当たることが多すぎて否定しきれない…!」クッ

スピカ「い、いや、もしかしたらレイド先輩が生徒会に入ってるくらいだから、根はいい人で、だから想定と違って悪人になっちゃったかもだし!」

スピカ「…でもあのヘンタイっぽさは間違いなくワルじゃ…」

スピカ「ああもうっ、意味分かんないっ!!」


 【安価下1】
 1 効果を試すために、会う人に片っ端から思想変換魔法をかけてみた
 2 こ、こうなったら…学園で1番すごい魔法使いに勝てばいいんだ!(コンマ判定でその人が誰か判明します)
 3 おや? 何やら中等部の方が騒がしい…あ、ライドくん放っといたままだったっけ? …何かしてるのかな?

3


<うわああああああああ―――――――――――――――っ!

スピカ「!?」

スピカ「な…何、今の叫び声…!?」

スピカ「中等部の方…ライドくん…?」

スピカ「…何だろう、ライドくんも暴走してるんだとしたら大変なことになりそうな気がしないでもないような…!」

 タタタッ

スピカ「い、一体、ライドくんはどんなことをしてるんだ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 暴走中のライドくんは家族欲しさに、惚れ魔法を編み出してそこら中にかけまくってた
 4~6 暴走中のライドくんが男も女も構わず、認識摺り替え魔法を編み出して、自分を中心に虚構の家族関係を構築してた。闇が深い
 7~9 ライドくんが片っ端から、女の子に結婚してください、ってプロポーズしまくって、物騒なことになってたの巻き

はあっ


スピカ「あ、ライドくんがいたっ…!」

ライド「あ、スピカ先輩っ…!」タタタッ

スピカ「え?」

ライド「け…結婚してください!」

スピカ「…………ファッ!!?」

アルエレナ「何で、何でそうなのよ、ねえ、ちょっと!?」ゲシゲシゲシ

フランソワ「あ、あのでも、わたしなんて…あの、それに、ヨダカくんとか…ゴニョゴニョ…」モジモジ

スバル「わたしはほら、あのー…さ? こう、剣に生きてるって言うか…? そういうとこがあるから…」

ミーシャ「結婚したらうまいの食べ放題!?」ワクワク

ハレー「も、もう、年上をからかうもんじゃないですよぅ、えへへへへ…」

スピカ「あ、この人達…皆、すでにライドくんの毒牙に…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライド「…魅了魔法」ボソッ スピカ「っ!?/// や、やだ…何で、急にライドくんがこんな…こんなにこう…かわいくっ…!?」キュンッ
 4~6 ザニア「姉上と…結婚…?」ヌゥッ
 7~9 シャニ「これは一体、どういう騒ぎなんだ!?」スピカ「あっ、生徒会長で堅物なのにハメを外そうとしてやりすぎていつも叱られるシャニ先輩!!」

しゃに


シャニ「これは一体、どういう騒ぎなんだ!?」

スピカ「あっ、生徒会長で堅物なのにハメを外そうとしてはやりすぎていつも叱られるシャニ先輩!」

シャニ「おい」

ライド「せ、先輩!」

シャニ「ん?」

ライド「………義理の弟にしてください!」

シャニ「は?」

スピカ「かくかくしかじかです!」

シャニ「また魔法研究部の暴発か!!?」

スピカ「ひえっ…で、でも事故です! わざとじゃないから許してください!」

シャニ「許さん!」

モニカ「ちょぉーっと待ったぁーっ!!」

シャニ「誰だ!?」

 バッ

スピカ「あ、非行に走ってベテルギウスくん率いる、不良最大勢力に入っちゃったモニカちゃん!」

モニカ「このまま学園が混沌と化した方が面白いの。だから、それを邪魔するんなら敵対する」

シャニ「何だと…?」

モニカ「大体、こんな――」

ライド「…も、モニカちゃん」

モニカ「……何?」

ライド「…………結婚してください」ペコリ

モニカ「えっ…」

スピカ「空気読まないでぶっ込んだ!!」

モニカ「ば、バカ言わないでよ! 何であんたみたいなちんちくりんにプロポーズされなきゃいけないの!?」

モニカ「大体、わたしはそんなの興味ないし…」

スピカ「あれ、何かまんざらじゃなさそう。さすが、ちょろいことで有名なメンタル不安定非行少女」

モニカ「誰がメンタル不安定非行少女なのよ!!」


 【安価下1】
 1 そうだ、こういう人にこそ、思想転換魔法!
 2 その時、レイドに追いかけ回されてるヨダカが駆け込んできた!!
 3 シャニが事態の収拾をはかるため、生徒会メンバーを招集した!


ヨダカ「こっち来るなぁあああああああああああああ――――――――――――――――――――――――っ!!」

シャニ「ん? ヨダカ? おい、一体、どうし――」

 ガシッ

ヨダカ「あいつっ! あいつのこと追い払え、早く、早くしろよぉっ!!」←涙目

シャニ「あいつって――」

レイド「はぁああああああああああっ!!!」ドドドドッ

シャニ「れ、レイド…?」

レイド「こ、これはっ…!? ヨダカのみならず、フランソワ、ミーシャ、ライド…まで…!?」

スピカ「あっ、さっきので暴走しちゃったレイド先輩」

シャニ「おい」

レイド「まとめて、prprしてやる、はーっはっはっはっ!!」

レイド「極大・氷牢魔法っ!!」

 ガッキィィィィィィィンッ

シャニ「な、何ぃっ!? 氷の檻に、ヤツの好みだけまとめられただと!?」

モニカ「何でわたしは入らないの!?」

レイド「可愛げが足りん」

モニカ「きぃぃぃっ!!」

ヨダカ「誰でもいいから、あいつをぶっ殺せ、助けろよぉぉっ!!」

ライド「れ…レイド先輩!」

レイド「お、おおう…せ、先輩…何と言ういい響き…ふふふ…ではまず、ライドから…!」

ライド「お兄ちゃんって、呼んでもいいですか!?」

 ズキュゥゥゥゥゥゥンッ

レイド「ぐっはぁぁっ…!?」バタッ

スピカ「すごく幸せそうな顔で気絶した!! ライドくんすごい!?」

シャニ「何なんだ、あいつ…。ともあれ、このままでは何かが危ない気がする…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 シャニが生徒会を招集した! モニカも学園のワルグループを招集した! 全面抗争勃発!?
 4~6 シャニが生徒会を招集して、スピカとライドを大人しくさせろと命令を下した!
 7~9 マリリー先生がようやくスピカに追いついてきた! でもライドくんのプロポーズ攻撃でマリリー先生はおよよパニックだ!


マリリー「スピカさんっ!」

スピカ「え? あっ、撒いたはずのマリリー先生!」

ライド「せ、先生っ!」

マリリー「およ…? な、何ですか?」

ライド「結婚してください」

マリリー「お、およよよっ!? あ、あの、ライドくん、あの、わたくしは確かに独身ではありますが、そのう…」

マリリー「そ、そう、生徒と教師でそういう関係というのはですね、あの…」

アルエレナ「だから何でそうやって女の人全員に言うの、ライドのバカ、バカバカバカー!」

スピカ「やった、マリリー先生の注意が逸れた!!」

シャニ「このままでは混乱が広がる一方だな…」

シャニ「となれば――混乱の元凶である、魔法研究部2名を大人しくさせれば…」

スピカ「えっ、何でそうなるの!?」

シャニ「わざと言ってないよな!?」

ヨダカ「つか、うるせんだけど」

シャニ「何でお前は自分の危機が去った瞬間にそうやって関係ないという態度を取る!? そういうことだから、お前は――」


 【安価下1】
 1 よし、逃げよう
 2 こうなったら、シャニにも思想変換魔法をかけて免れよう!
 3 その他、どうしよう?

2


スピカ「ていっ」

 パァァァッ

シャニ「ぐっ…これは――!?」

スピカ「見逃して?」

シャニ「っ……………は?」

スピカ「え?」

シャニ「見逃す? 何で俺が見逃さなきゃならない。それで見返りがあるのか?」

スピカ「あれ、成功…したはず…だよね…? なのに、何で…」

ヨダカ「おい、何でお前、そんならしくないこと言ってんだ?」

シャニ「お前みたいのを見逃して、俺の評価を下げるより、取っ捕まえて評価を上げておいた方が何かと融通が効くようになるな」ニタリ

スピカ「あ、そっか…この人、根っからのいい人だから、根っからの悪人になっちゃって、逆に意地悪に…」

ヨダカ(めんどくさそうだからとんずらしとこっと…)

シャニ「そういうわけで、このバカ騒ぎの落とし前をつけさせてもらうぞ! 俺の内申点のために!!」

スピカ「おーう、やっちゃった!? とうとう、ここでやっちゃった、どうしよ…!?」


 【安価下1】
 1 逃げよう
 2 いや、すごい魔法使いならこういう事態だって、魔法でちょちょいのちょいと解決を…!
 3 その他、どうしよう?

2


ヨダカ「じゃなっ!」フワッ

シャニ「覚悟しろ、スピカ…!」

スピカ「こうなったら…やるしかないっ!」

シャニ「でぇえええええ――――――――――いっ!」ダッ

スピカ「うわっ、ガチだこの人!?」

 スカッ

スピカ「運良く避けれた…!」

シャニ「――と、思ったか? 中・土槍魔法!」

 ズドォォォォッ

スピカ「何をぅ、中・濁流魔法!」

 ザッバァァァッ

シャニ「くっ…!」

スピカ「魔法ならどうにかできる…! よし、近接戦に持ち込まれさえしなきゃ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 シャニ「よし、近接戦だな」スピカ「しまった!!」
 4~6 スピカ「あ、そうだ。もう1回、思想変換魔法をかけちゃえば…」
 7~9 シャニ「覚悟しろ、反省文と、1週間トイレ掃除の罰をくれてやる…!」ザニア「――姉上に、手を出すなぁっ!」



シャニ「よし、近接戦だな」

スピカ「しまった!!」

シャニ「はぁああああああっ!」

スピカ「え、ええと、ええと…土・強壮魔法!」

 ギュィィィィンッ
 ダダダッ

シャニ「何っ…!?」

スピカ「こ、このまま逃げ切ったように見せかけて不意打ちをしちゃえばきっと…!」

シャニ「不意打ちをすると言っておいて成功すると思うな!」

スピカ「あああああああもうっ、もうっ、もうっ、何でこう、本音しか喋れなく…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そしてスピカは成敗され、反省文+トイレ掃除1週間の罰を与えられました…。ゲームオーバー
 4~6 学園の混乱を望むモニカが味方をしてくれた!
 7~9 ザニアとセーブルが駆けつけてくれた! と思ったら、生徒会メンバーも現れて、ベテルギウス勢力も現れて三つ巴のクライマックス?

カオス


シャニ「とったぁああああああ――――――――――――――っ!」

スピカ「うぎゃーっ!」

 パァァァンッ

シャニ「!?」バッ

スピカ「な、何っ…!?」

モニカ「だーかーら、このままがいいの、って言ってるでしょ」チャキッ

スピカ「ひ、非行に走ってるモニカちゃんが味方してきた…!?」

シャニ「ふんっ、ならば日頃から授業のサボタージュや、校内の風紀を乱すお前らもまとめて更生させてやる」

シャニ「俺の評価はこれでうなぎ上りだっ!!」

モニカ「やれるもんならやってみれば?」

スピカ「な、何だか心強いかも知れない…。胸は薄めのモニカちゃんだけど」

モニカ「何でそこでその話が出てくるの!? ホルスタイン!!」

スピカ「えー、わたしは普通な方だと思うけどなあ…」

シャニ「チャンス…!」

 ギィィィンッ

モニカ「何がチャンスなの?」グググッ

シャニ「ふっ…ちゃんとやれば全科目成績優秀というのは本当のようだな?」

スピカ「おおっ、これが運動値と頭脳値がともに9の実力…!」


 【安価下1】
 1 よし、モニカちゃんと協力して、この極悪非道の生徒会長をやっつけてやる!
 2 あれ? でも非行少女のモニカちゃんに味方されてるスピカって…これ、逆に悪いコなんじゃ…?
 3 その他、自由行動

2


モニカ「何が生徒会長よ、ただふんぞり返ってるだけの置物なくせして!」

シャニ「置物じゃない!!」

モニカ「だって、何もできてないじゃん!」

シャニ「お前らの暴走のしすぎで手が回らなくなっているだけだ!!」

スピカ「………あれ? モニカちゃんが味方ってことは…モニカちゃんからの味方認定…わたし、悪いコ…?」

スピカ「…………そんなのダメだ!! 心強いとか思っちゃった自分が恥ずかしいっ!!」

 ズガガガガッ
 パァァァァンッ
 ガキィィィンッ
 ドゴォッ
 ズザァァッ

スピカ「何かすごいアクション繰り広げてるけど、ダメだダメだ…このままじゃ、何かもうダメだ!!」


 【安価下1】
 1 よし、じゃあモニカちゃんに思想転換魔法を!
 2 ええい、こうなったら2人で激闘してるところをまとめてやっつけちゃえ! そうすればすごい魔法使いのはず!!
 3 その他、どうしよう?

1


スピカ「ええい、こうなったら――思想変換魔法!」

 パァァァァッ

モニカ「え、何――きゃああっ!?」

シャニ「!?」

スピカ「ふっ…これでまたひとり、悪を減らした…」←悪人2人作ったひと

モニカ「っ…何…わたし…今まで…」

モニカ「…………ごめんなさい、反省文とトイレ掃除します…」シュン

シャニ「何…だと…!?」

スピカ「や、やった…! ようやく、本来のもくろみがうまくいった!!」

スピカ「この調子でワルを更生させ続ければ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベテル「――解除」ポンッ モニカ「っ…あれ?」ベテル「…茶番はそろそろ、終わりにしようか」
 4~6 シャニ「…で、他に言い残すことは?」チャキッ スピカ「…あれ?」
 7~9 シャニ「その魔法の有用性は理解してやろう」スピカ「じゃあ、無罪放免!?」シャニ「だからそれを、俺のために使え」スピカ「」

茶番

うりゃ


ベテル「――解除」ポンッ

モニカ「っ…あれ?」

ベテル「…茶番はそろそろ、終わりにしようか」

スピカ「あ! 学園一のワルで、巨乳派で巨乳グラビア誌を持ち込んではあちこちにばら撒いたり、ワル達をとりまとめてるベテルギウスくん!」

シャニ「貴様っ…!」

ベテル「思想転換魔法なんて面白いものを見つけたみたいだね。だけど、そんなのをモニカにはかけないでほしかったな」

ベテル「解除したけど」

スピカ「はっ…そう言えばベテルギウスくんは、退学処分になった生徒をどういう方法かで復学させたりする謎の能力持ち…!」

スピカ「それでいて学園で1番強くって、学園で1番の巨乳好きで、学園で1番のカリスマの持ち主…!」

シャニ「いい機会だ、ここで貴様を更生させてやる」

ベテル「やる気なら受けて立ってあげるよ、堅物会長。そして、この学園の全生徒をろくでなしにする…」

モニカ「ベテルが自分で前線に出てくるなんて…!」


 【安価下1】
 1 ……………うーん、よし、逃げとこう
 2 そんなベテルギウスくんに思想変換魔法
 3 さあ、三つ巴の最終戦だ! ファンタジー学園の明日はどうなる!?


シャニ「行くぞ…!」

ベテル「…おいで」

スピカ「思想変換魔法、えいやっ」

 パァァァッ

ベテル「反射増幅魔法」

 ピカァァァッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベテルギウスの反射増幅魔法で、思想変換魔法が学園全域に広がった! そして、ファンタジー学園は学園崩壊した…ゲームオーバー
 4~6 スピカが悪性になった!! 悪いことをしたくてたまらなくなった!!
 7~9 しかし、偶然、再度のプロポーズをしようとしていたライドくんのリフレクションマントが反射増幅魔法で反射された思想変換魔法をさらに反射して…?


 カッ
 シュゴォォォォォォッ

スピカ「きゃっ…そ、そんな――!?」

ベテル「これで、この学園の全員が善性と悪性を入れ換えられた」

ベテル「元々の悪性生徒だけを僕が解除してやれば…この学園の全ワル化計画は完了する」

スピカ「いっぱい迷惑かけてやるー!!」

シャニ「っ…俺は、一体――」

ベテル「会長は、かかったままでいいよ」ポンッ

シャニ「はっ…貴様ぁっ!」

モニカ「うっ…わたし、今まで、どんな悪いことを…」

ベテル「モニカも、また解除だね」ポンッ

モニカ「あ、あれっ…?」

ベテル「さあ、行こうか、モニカ。元に戻す必要のある生徒はごく限られてる…。これで学園の支配者は、この僕だ」



                                            番外編・ファンタジー学園 ――――― 学園崩壊END



王子「うーん…はっちゃけ具合が足りなかったかなあ…」

王子「あと、ベテルくんがチートすぎたから、やっぱ登場させなかった方が良かったかなあ…?」

王子「三つ巴がやりたかったけどできなかったし…まあ仕方ないか」

王子「でも、たまにはバカ空間やると楽しかったです」

王子「スピカがちょっと壊れすぎてたけど、しゃあないね、ああいう空間だったから」

王子「うん」

王子「まあ…うん、これはこれ、ってことで?」

王子「じゃ、キャラメーク…やろうか? それとも、今日はおしまいにしとく?」

10時か…うーん微妙明日でもいいんじゃない

寧ろベテルが学園長みたいな感じでもいけたかも

キャラメーク行っとく?

キャラメークやりますか~


王子「ふむ、明日でもいいんじゃないか、が1票」

王子「いっとこうか? が2票…」

王子「ちゃちゃっと、やろっか? で、開始は明日…ってことで!」

 名前:
 性別:
 年齢:
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:

王子「はい、これを決めてきまーす!」

王子「じゃ、最初はいつものごとく、名前と性別ね。シンキングターイム!」


王子「じゃ、いこっか」

王子「早いかな?」

王子「まあいいや!」

王子「名前と、性別ね!」

王子「両方併記じゃないとNGだよ!」

王子「レッツゴー!」


 【安価下1】
 名前+性別

インガ 男

ホクト 男


王子「おーほー?」

王子「てか、早い!!」

王子「まあいいや」

 名前:インガ
 性別:男
 年齢:
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:

王子「次は、年齢だよ!」

王子「上限は22、下限は13だよ!」


 【安価下1】
 インガの年齢は!?

19


王子「あいよ、19歳!」

王子「あ、今回は魔族も選択可能だよ!」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃ、種族選択だよ!」

王子「いってみよー!」


 【安価下1】
 1 人間
 2 魔人族(魔力に自信あり)
 3 有角族(体力に自信あり)
 4 有翼族(飛べる)

3

4

1


王子「おっ、有角族が選ばれましたね」

王子「魔族の中でも割とメジャーな種族で、角があります」

王子「ちょこんと髪の毛に埋もれる程度です。で、身体能力が高いです」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃ、次は容姿ね!」

王子「服装だとか、そういうところをざっくりと、簡潔にね!」


 【安価下1】
 インガの容姿は?

中肉中背の平凡な見た目だが笑顔は素敵

ダークブルーのスーツとシルクハットをかぶっている
目は紫で髪は白


王子「ふむ…」

王子「平々凡々な見た目…だけど笑顔だけはステキ、と」

王子「ふつーが売りになるのか、見た目はふつーなのに…というやつになるのか、見物ですな」

 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:

王子「じゃ、性格いってみよー!」

王子「どんなかな? どんなかな!?」

王子「ざっくり、お願いね!」


 【安価下1】
 インガの性格とは!?

無邪気


王子「お、おおう…無邪気、か」

王子「…19で無邪気ってのもどうかと思うけど…んー…まあ、今んとこ、害はなさげ?」

王子「笑顔の素敵な無邪気…」

王子「ちょっと、キャラが弱いというか、まだ掴みがたいから…追加しちゃいます」


 【安価下1】
 1 超のんびり屋
 2 悪意なく、毒を吐いちゃう
 3 その他、どんなの追加したい?

怠惰で楽したがる


王子「おけ、無邪気な怠け者…と」

王子「………な、何だこれ…? ちょっと、わけが分からなくなってきそうな…無邪気って、何だっけ…?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃ、職業いこっか」

王子「あ、魔族だけど舞台は人間のとこだから、それにあてはめる感じでよろしくね!」


 【安価下1】
 インガの職業は!?

盗賊

狩人/魔物使い


王子「盗賊ね、おk!」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃ、武器いこうか!」

王子「何かな、何かな?」


 【安価下1】
 インガの獲物は?

ソードブレイカー

鉤爪

両手剣


王子「ソードブレイカーって、あれか」

王子「あの、うん、何となく把握した」

王子「突き重視かな?」

王子「じゃあ、つーぎーはー…判定?」

王子「いってみよーか?」

王子「職業と、種族と、武器で、最低値は以下の通りです」


 【直下 コンマ判定】(最低値:7)
 身体

 【下2 コンマ判定】(最低値:4)
 頭脳

 【下3 コンマ判定】
 精神

 【下4 コンマ判定】
 魔力


最高

おバカなのか

力のあるメンタル弱いあほの子だ


王子「身体9、頭脳は補正で4、精神が3、魔力が7!」

王子「うん、まあ、そこそこ?」

王子「いや、身体と魔力で、なかなか…?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:9
 頭脳:4
 精神:3
 魔力:7
 夢(行動指針):
 背景:


王子「さて、じゃあ、次は、家柄と境遇いっちゃおうか!」


 【直下 コンマ判定】
 家柄

 【下2 コンマ判定】
 境遇


王子「家柄6の、境遇5…」

王子「ま、特筆するようなことはないかな?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6
 境遇:5
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:9
 頭脳:4
 精神:3
 魔力:7
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、次は属性いこっか?」


 【安価下1】
 火 水 風 雷 土


王子「お、火がきたね」

王子「いいんじゃないですか?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6
 境遇:5
 特技:
 悪癖:
 属性:火
 武器:ソードブレーカー
 身体:9
 頭脳:4
 精神:3
 魔力:7
 夢(行動指針):
 背景:


王子「んじゃ、特技いこっか」


 【安価下1】
 インガの特技は?

誰とでも友だちになれる

死にマネ


王子「フレンドリーっすなあ」

王子「いいんじゃないですか?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6
 境遇:5
 特技:友達作り○
 悪癖:
 属性:火
 武器:ソードブレーカー
 身体:9
 頭脳:4
 精神:3
 魔力:7
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、悪癖いこっか」


 【安価下1】
 インガの悪癖は!?

赤面症

ケチ


王子「赤面症…あがりやすい、って感じかな?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6
 境遇:5
 特技:友達作り○
 悪癖:赤面症
 属性:火
 武器:ソードブレーカー
 身体:9
 頭脳:4
 精神:3
 魔力:7
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃ、背景いこっか」

王子「キーワードをもとにこねくり回して決定するよ!」


 【安価下1~3】
 背景のキーワードを一口で!

竜の守る宝

自分なりの正義

反騎士道

盗賊王の隠し子

混ぜるの難しそう


王子「竜の守る宝」

王子「自分なりの正義」

王子「反騎士道…」

王子「むずいなあ」

王子「えーと、じゃあじゃあじゃあじゃあじゃーあー…」

王子「………ごめん」

王子「一身上の都合で、タイムリミットです」

王子「…うん、明日までに考えとくよ」

王子「だから、明日、この背景をもとに、行動指針決定、ってことでいい?」

王子「良くしてください…」

王子「なもんで、ありがとうございました。皆さん、おつかれさまです」

乙ですー

乙乙

乙です

乙なのねん

ソードブレイカーってあの櫛みたいなやつだよな
基本的には短剣と一緒なのかな


王子「行くぜよ!」

王子「昨日の続きから! 背景は、こねくり回した結果、こうなりました!」


 とある宝を代々守護する一族に生まれ、それを守護することこそが一族の誇りとされてきた
 だが宝の守護のために命を落とすことに疑問を抱き、別の形での誇り、魔族としての正義を求める
 高潔さや、誇りのために死ぬことはただの愚行であるという考えから騎士道のようなものは忌み嫌う


王子「…まあ、あれだよ」

王子「こねくり回してる最中で、特定のワードが抜けたり、曲解や、誤解などが生じたり?」

王子「そういうのはね、ご愛嬌ってことで。オーケー?」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6/宝物の守護者の一族
 境遇:5/ふつー
 特技:友達作り○
 悪癖:赤面症
 属性:火
 武器:ソードブレーカー
 身体:9/超優良
 頭脳:4/並よりバカ
 精神:3/やわい
 魔力:7/並より多い
 夢(行動指針):
 背景:とある宝を代々守護する一族に生まれ、それを守護することこそが一族の誇りとされてきた
    だが宝の守護のために命を落とすことに疑問を抱き、別の形での誇り、魔族としての正義を求める
    高潔さや、誇りのために死ぬことはただの愚行であるという考えから騎士道のようなものは忌み嫌う


王子「あれだね、あのー…宝物の守護者だったけど、そのために生きて死ぬのってどうなのよ、と」

王子「それがね、インガの一族としては誇りだったけど、彼はそれに対して多大なる疑問を抱いちゃったんだよ」

王子「で、誇りだの何だののために生きるなんてのはクソ食らえ、騎士道的なものなんか認めませんよ、という具合」

王子「さあ、これを踏まえた上で、夢・行動指針の決定にいきますよ」


 【安価下1】
 夢・行動指針
 1 何かを守って死ぬよりも、何かを手に入れて死ぬ方がステキだ(盗賊感浪漫派)
 2 盗賊王に、俺はなる!!
 3 その他、どんなや?


王子「ふむふむ、盗賊らしい感じでございますね」

王子「オーライ、テンプレはこれで全部埋まったぜ」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6/宝物の守護者の一族
 境遇:5/ふつー
 特技:友達作り○
 悪癖:赤面症
 属性:火
 武器:ソードブレーカー
 身体:9/超優良
 頭脳:4/並よりバカ
 精神:3/やわい
 魔力:7/並より多い
 夢(行動指針):盗賊として生きて死ぬ
 背景:とある宝を代々守護する一族に生まれ、それを守護することこそが一族の誇りとされてきた
    だが宝の守護のために命を落とすことに疑問を抱き、別の形での誇り、魔族としての正義を求める
    高潔さや、誇りのために死ぬことはただの愚行であるという考えから騎士道のようなものは忌み嫌う


王子「さて、えーと…あれだ。>>748

王子「ソードブレーカーって、あれよね?」

王子「あの、峰のところがデコボコになってて、それで相手の獲物を絡めて叩き折りましょう…的な?」

王子「この獲物のサイズ、どうする? まあ、魔族だし? 長物でもいいかなー、とか思ったんだけど」


 【安価下1】
 1 まあ、短剣サイズでええんとちゃう?
 2 じゃあ、こう…でっかめでええんとちゃう?
 3 いっそのこと、2本とか持とうぜ?
 4 その他、どんな具合?

3


王子「おおう、そうきたか。オーライ、ベイベー」

王子「んじゃ、こうだね」


 名前:インガ
 性別:男
 年齢:19
 種族:魔族/有角族
 容姿:ふつー 素敵な笑顔の持ち主
 性格:無邪気かつ怠け者
 職業:盗賊
 家柄:6/宝物の守護者の一族
 境遇:5/ふつー
 特技:友達作り○
 悪癖:赤面症
 属性:火
 武器:ソードブレーカー×2
 身体:9/超優良
 頭脳:4/並よりバカ
 精神:3/やわい
 魔力:7/並より多い
 夢(行動指針):盗賊として生きて死ぬ
 背景:とある宝を代々守護する一族に生まれ、それを守護することこそが一族の誇りとされてきた
    だが宝の守護のために命を落とすことに疑問を抱き、別の形での誇り、魔族としての正義を求める
    高潔さや、誇りのために死ぬことはただの愚行であるという考えから騎士道のようなものは忌み嫌う


王子「えー、と…」

王子「何か、他に質問とか、決めることとかあったっけ? どうですかー?」


さあ行こう!


王子「あ、そうだ」

王子「インガは魔族だから、地上に来た理由とか、そういうの、一応決めておこっか」

王子「これ、意外と大事…かな? どうかな…?」


 【安価下1】
 1 地上侵攻軍の一員として来たけどふらっと抜けていった
 2 ヨダカパティーンで何かの偶然でぶっ飛ばされてきた

1


王子「オーケー、じゃあそれでいこう」

王子「要するに魔族軍だったってことだね。ヨダカは元・職業兵士だったけど…インガの場合は志願兵かな?」

王子「とりあえず出てくかー、なノリでついて来て、ぬーけた、って具合だったんだろうね」

王子「さて…無邪気な怠け者…果たして、どんな具合なのか、俺にはまださっぱり想像がついてないけど…まあ、やってみよう」

王子「最初の方とか、キャラ固まってないのはデフォだからあんまり気にしないでね?」

王子「今回ほど困惑してる性格のキャラ、扱ってきたことなかったから!」

王子「そいじゃ、レッツゴー!」


 【安価下1】
 インガ編スタートの地は…
 1 旧バイス王国
   A 陥落された城塞都市
   B 陥落された湖畔の都
   C 陥落してない闘技城都市
 2 暗夜王国
   A 首都デーモン
   B 湿地のダンジョン
   C 水の都
 3 侵略国家
   ※これを選択する場合、「○○国」って併記おなしゃす。王国じゃなくてもええんよ

1C


 ――旧バイス王国・闘技城都市――

インガ「ほへー…」ポカン

 ワイワイ
 ガヤガヤ

インガ「…」キョロキョロ

インガ「…」

インガ「人間がうじゃうじゃしてる…」

 ドンッ

荒くれ「邪魔だ、ぼけっと突っ立ってんじゃねえ」


 【安価下1】
 1 人間如きが、あんだってぇ?
 2 人間如きが…めんどいからいいや…
 3 そーりーそーりー
 4 その他、反応

1


 ガシィッ

荒くれ「あん? ――っ!?」ビクッ

インガ「人間如きが、邪魔だあ?」グググッ

 グシャアッ

荒くれ「あぎゃあああっ…!? か、肩…肩がぁっ…!」

インガ「…おい」

荒くれ「ひ、ひいっ…」ドサッ

 ザワッ…

インガ「…」

荒くれ「っ…」ビクビク

インガ「【安価下1】」

 1 命を捨てるか、身につけてるもの全部差し出すか、選ばせてやる
 2 …やっぱいいや、めんどいし…ばいばーい
 3 その他、自由台詞


インガ「…やっぱいいや、めんどいし…ばいばーい」スタスタ

荒くれ「…へ…?」

 スタスタ

荒くれ「…………たす…かった…?」

 スタスタ

インガ「にしても人が多い…」

インガ「多いけど…占領地に見たヤワそうなのより、ちょっとゴツめの多いなあ…」

インガ「…何でだ…?」←闘技城都市だから

インガ「…んー…」

インガ「…考えるのだるいし、いいや…」

インガ「歩くのもだるくなってきた…動く椅子とかないのかなあ…?」

インガ「人間だし、それくらいのものは用意してても良さそうなのになあ…」

インガ「あー、だるい…だるい…だるすぎる…」


 【安価下1】
 1 あんまりにもだるいから、勝手に飲食店のテラス席で休憩を始めた
 2 人の流れに逆らわずにだらだらと歩き続けていった
 3 その他、自由行動

2


インガ「…ん?」

インガ「何だここ…? 変なとこだな。人間の城…?」

インガ「……まあいいや」

 スタスタ

<うおおおおおおお―――――――――――っ!

<そこだ、やっちまえ、やれ、やれ、やれぇええええええ―――――――――――――――っ!

インガ「…何の声だろ…?」

 スタスタ

実況『勝負あったぁああああああああああ―――――――――――――――――――――――っ!』

 カンカンカ------ン

インガ「…見せ物…戦い…?」

インガ「ふーん…」


 【安価下1】
 1 魔族の血が騒いできた。参加してみっか
 2 どこに行ってもめんどくさそうなことを好む輩はいるもんだなあ
 3 あれ? 何で魔族があんなとこにいるんだ?

2


インガ「………ん? 今、立ってるあれって…魔族…?」

*「あんちゃん、知らないのかい?」

インガ「…何を?」

*「今、この闘技城都市は岐路に立ってんだよ…」

*「人間と、連中とで、戦い合って勝った方がこの都市を手に入れるっつー」

インガ「…ああ…好きそうだしなあ、そういうの…。見てる分には楽しそうでいいじゃん」

*「見てる分にはぁ~? 何を暢気なこと…!」

*「ここで勝たなきゃ、もう、この国は完璧におしまいになっちまう…」

*「独立都市国家として成立するか、連中の猛威に飲み込まれて終わっちまうかの瀬戸際なんだぞ!」

インガ「…で、どっち勝ってるの?」

*「…今んとこ、こっちの勝率は4割くれえだな…」

インガ「善戦してるじゃん」

*「あんた、一体、どっちの味方してんだ!?」

インガ「…別に、どっちも味方してるつもりないけど」

インガ「じゃーねー」スタスタ


 【安価下1】
 1 腹が減ったな。何か食おう
 2 町の中を見て回る
 3 その他、自由行動


 スタスタ

インガ「…」グゥゥ

インガ「……腹減った…」

インガ「食いもの、食いもの…」

インガ「そこら辺にいっぱいあるな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔族は欲しいものは力ずくで奪い取ります。無銭強盗飲食のインガさん
 4~6 腹の虫を鳴かせてたら人間に声をかけられた。腹いっぱい食わしてやろうか、って
 7~9 抜けてきた時にたんまりくすねておいた、人間の通貨をインガは持ち合わせてます

へーい

抜け目ないな


 所持金:6000G

インガ「あむっ…」モグモグ

インガ「んん…んんっ、なるほど…」

インガ「エグ味がさっぱりないけどこれはこれで…」

インガ「それに何か、青とか黒が彩りに少ない…まあ、でも、食えるっちゃ食えるな」モグモグ

インガ「でも、これだけ色々あればムカデの溶岩がけとか…あってもいいと思うんだけどなあ…」キョロキョロ

インガ「仕方ないかあ…」

インガ「地上だし」

 モグモグ
 ゴクンッ

インガ「よし…腹ごしらえ、完了」

インガ「これからどうすっかなあ…」


 【安価下1】
 1 とりあえず、金稼ぎかなあ…
   A インガの職業起因スキル発動
   B その他、自由方法で
 2 地上のダンジョンがどんなもんか、気になるんだけどなあ
 3 理想としてはパトロンをゲットして、そこで悠々自適に楽して暮らせれば…
 4 その他、自由行動


インガ「やっぱダンジョンとか潜りたいけど…どこにあるかもさっぱりだしなあ」

インガ「んー…どうしたもんか、さてさてさて…」

インガ「…」

インガ「…」

インガ「…」

インガ「………さっぱり何もいいことが思い浮かばない…」

インガ「はー…頭良くなりたい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 宛てもなく闘技城都市を後にして出ていった
 4~6 噂を耳にした
 7~9 新キャラこいや

オバカ


インガ「…」

インガ「ま、しょうがないし」

インガ「とりあえずどっか行くか…」

インガ「めんどくさいけど、何かしら見つかるもんだと信じて…」

インガ「…見つかるよなあ…?」


 【安価下1】
 1 少女が何者かに追われてぶつかってきた!
   ※要・少女の年齢の併記(少女に該当する年齢で)
 2 冒険者ですか、って人間の少年が声をかけてきた
   ※要・少年の年齢の併記(少年に該当する年齢で)
 3 おにーさん、おひま? って女性が声をかけてきた
 4 いいお仕事あるんだけどやってみない? って男が声をかけてきた

1グレイス 12

あ、これ年齢だけ?

4


王子「お名前は改めて安価取るから、選択肢と年齢のみ、とらせてもらいます」

―――――

 タタタッ

少女「はぁっ…はぁっ…」クルッ

 ドンッ

インガ「んっ…?」

 ドサッ

少女「はっ…はっ…ご、ごめんなさ――」

<そっちへ逃げたぞ!

<回り込んで挟み撃ちにしろ!

少女「っ――!」

インガ「…ん…?」

 ゾロッ…
 ゾロゾロ…

少女「や…こ、来ないでください…」

?兵A「こっちに来い…」

?兵B「早くしろ…!」ジリ

少女「っ…」

インガ「…あれか、修羅場か」ポンッ

少女「………あのっ」グイッ

インガ「あ?」

少女「た…助けてください」ウルッ

インガ「…」

インガ「【安価下1】」

 1 やだぴょーん
 2 いーよ、その代わり…たんまり見返りを要求するから
 3 その他、自由台詞


インガ「やだぴょーん」

少女「」

?兵A「捕まえろ!」

 ダダッ

インガ「ばいび――」

 ドンッ

インガ「…」


 【安価下1】
 1 ?兵にぶつかられたのがムカついたからぶちのめしたったよ
 2 まあいっか


少女「や、やだ、助け――」

インガ「おい、ぶつかっといて何もなしかよ?」

 ガッ
 ドゴォォォォッ

?兵A「ぐおっ…!?」ズザァッ

?兵B「貴様っ…!」チャキッ

インガ「ああ? 何その態度、なめてんの?」

インガ「めんどくさいから関わんないでおこうと思ったのにさ…バッカじゃないんですかぁー?」

?兵B「どこぞの馬の骨の分際でぇっ…!」

 ヒュバッ
 ギィィィンッ
 ガィンッ

?兵B「なっ…俺の剣が――」

インガ「下等な人間風情が誰に向かって馬の骨だ」

 ズバァァァァッ

?兵B「か、はっ――」ドサッ

少女「っ…!?」ビクゥッ

インガ「…何見てんの?」

少女「ぁ…あ、あなた…ま…まぞ…く…?」

インガ「…何故バレた…?」ボソ

少女「つ…角…」

インガ「……おっと、いけね、思わず飛び出てた」グッグッ

少女(手で押し込んでる…!?)

インガ「【安価下1】」

 1 …じゃ、ばいびー
 2 そーだ、結果的に助けてやったんだから何かよこせ
 3 で、何お前?
 4 その他、自由台詞

3


インガ「で、何お前?」

少女「へっ…?」

インガ「…」

少女「あの…な、何故わたしのことを…知ろうと…?」

インガ「お前は俺のことを魔族だって知ったから」

インガ「自分だけものを手に入れといて、何も出さないなんて頭おかしいんじゃないの?」

少女「お、おかしい…のでしょうか…?」

インガ「おかしい」

少女「そう…そうですか…。ええと…わたしは…」

少女「………えっと…」

インガ「何?」

少女「そうだ、じゃあ、お名前をお教えしますね? 【安価下1】と申します」


 【安価下1】
 このおにゃのこのお名前

カルカリナ

マイ


インガ「カルカリナ…」

カルカリナ「はい」

インガ「…呼びづらい名前…」

カルカリナ「ど、どうしてそんな、引かれるんですかっ?」

インガ「呼びづらいもん…呼びづらいでしょ、それ」

カルカリナ「うう…で、では呼びやすいようにお呼びになってけっこうです…」

インガ「リナ、決定」

(カルカリナ→)リナ「…まあ、とっても呼びやすそうになりました」

インガ「もっと誉め讃えろ」

リナ「それに、こうして略称にしておいたバレにくいかも…」ボソ

インガ「おい」

リナ「あ、はい、とっても素晴らしいですね」ニコッ

インガ「それでいい」フンス-

リナ「……って、ま…魔族…なのでしたよね…?」ヒキッ

インガ「うん」

リナ「…あの…何も…されないのですか…?」

インガ「【安価下1】」

 1 何かされたいの?
 2 どうして?
 3 その他、自由台詞

1


インガ「何かされたいの?」

リナ「い、いえっ…そういうわけでは…」

インガ「じゃあいいじゃん」

リナ「そ…そう、ですね…」

インガ「んじゃ」

リナ「あ…あっ、そうだ。されたいですっ!」

インガ「えっ…やだ、めんどい」

リナ「そんなぁっ!?」

インガ「だってそうじゃん」

リナ「そ…そんなこと言われましても…」

インガ「何されたいの?」

リナ「えっと…ゆ、誘拐?」

インガ「…誘拐?」

リナ「…どこでもいいですから、ここから離れた遠くまで誘拐されたいです、ハイ!」

インガ「…誘拐か…」


 【安価下1】
 1 …盗賊っぽくていいかも ←バカ
 2 やっぱめんどいからやだー ←怠け者
 3 物好きすぎてどん引きしてみた

3


インガ「………引くわぁ…」

リナ「あんまりですっ」

インガ「だっていないじゃん、誘拐されたいです…なんて」

リナ「そ…それはそうなんですが…」

リナ「どうしても、早くこの地を離れたい事情がございまして…」

リナ「誘拐というのはその…何かされる…という言葉のニュアンスに引っ掛けたわたしなりの願望でして…」

リナ「別に本心からさらわれたいのではなくて、とにかく遠くに行きたいだけなんです…」

インガ「【安価下1】」

 1 ふーん、がんばれ。ばいびー
 2 じゃあ首とか括れば? あの世って、きっと遠いよ?
 3 どこでもいいならついてくれば?
 4 その他、自由台詞


インガ「じゃあ首とか括れば? あの世って、きっと遠いよ?」

リナ「い、生きて遠くに行きたいんですっ」

インガ「わがままだなあ」

リナ「わがままじゃないと思いますが…」

インガ「ちょっとだけ、うえってなるだけじゃん」

リナ「そんな簡単に言っても、死は死です…」

インガ「死ぬのに重いも軽いもないのに」

リナ「どうしてあなたはそんなに、ああいえばこういうなんですか?」

インガ「それってそっちじゃないの?」

リナ「わたしはまっとうなことを申しています」

インガ「誘拐されたいのに?」

リナ「で、ですからそれはニュアンスと言いましょうか、その…!」

インガ「【安価下1】」

 1 はいはい、ばいばい、さよなら一昨日またね
 2 だいたいさー、誘拐なんてそんなめんどくさそうなことをこの俺がすると思ってるの? 誘拐していいことあるの?
 3 その他、自由台詞

1


インガ「はいはい、ばいばい、さよなら一昨日またね」

リナ「お、お待ちになってくださいっ…!」

インガ「なに…? しつこいなあ…」

リナ「ゆ、誘拐じゃなくてもいいんです、せめてあの…どこかへ行かれるのでしたら、わたしもご同行をさせてください」

インガ「だから、どーして俺がそんなめんどくさそーなことをさあ…」

リナ「お願いでございます」

インガ「…」

リナ「お、お礼が欲しいのであれば…」

インガ「あんの?」

リナ「え…えと…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リナ「……………い、いずれ、必ず…お返しいたしますから…」
 4~6 リナ「…わ、わたしの…体…とか…?」インガ「つるぺたの分際で何言ってんの?」リナ「」
 7~9 リナ「しょ…少々、取りにいくのは難儀ではありますが、あなたにお渡しできるだけの財産はあります…。ですから…」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 リナ「あ、あなたの身の回りの煩雑なお世話など、させていただきますっ…!」インガ「…ほう」
 奇数 リナ「…………えっと…」インガ「…ないんだ?」リナ「ふぇっ…あ、あの、いえ、その…ええと…ええとですね…あの、あうあう…」
 ※0は偶数扱いやで

はあっ


リナ「…………えっと…」

インガ「…ないんだ?」

リナ「ふぇっ…あ、あの、いえ、その…ええと…ええとですね…あの、あうあう…」

インガ「…」

リナ「………………………ないです…」シュン

インガ「…」

リナ「お、お願いいたします…。あなたの腕前、まことにお見事でしたし…」

リナ「それに…誰を頼っていいかも分からぬまま…見知らぬ地にして逃亡を続けるというのもわたしだけでは心細く…」

リナ「つい先刻、出会ったばかりの薄汚れた小娘の戯れ言ですが…そう、あなた様はまるで気高き騎士様のようにわたくしをお守りくださり…」

リナ「…その…不躾ではありますが、頼れるのは、あなただと…わたしの中での確信めいたものがございまして…」

インガ「騎士様…ねえ…」

リナ「…?」


 【安価下1】
 この訳ありそうな少女を…
 1 連れていこうじゃないか
 2 連れてかねーよ、本当にばいびー。再び合うことはないだろう…



インガ「人間の言う騎士なんてのがどんなのかは知らないけど…」

インガ「俺は何かを守って死ぬとか…そういう高潔さ? すっごぉーく好きじゃないから次に似たようなこと言ったら頭ぐしゃーってやるよ」

リナ「…あ、頭、ぐしゃー…?」

インガ「…そういうことだから」

リナ「あれっ…? つ、次にということは…」

インガ「しつこいんだもん…めんどいから好きにすればいいよ…」スタスタ

リナ「は、はいっ…! あの、あなた様のお名前はなんと言うのでしょう?」

インガ「…カルカリナ」

リナ「ご冗談はよしてください…」

インガ「インガ」

リナ「インガ様ですね」

インガ「違うヨ」

リナ「じゃあ何なのですかっ…!?」


 【安価下1】
 そして闘技城都市を出ていった…
 1 ダンジョンって知らない? って聞いてみる
 2 道中コミュ
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:インガ 職業:盗賊 属性:火
 習得魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
 装備:ソードブレイカー×2 魔族軍支給鎧
 所持金:6000G
 所持品:魔族軍支給携帯食料×2食分

 ――知人――
 リナ:本名カルカリナ 12歳

1

1


 ――旧バイス王国・街道――

インガ「ねえ」

リナ「はい?」

インガ「ダンジョン、知らない?」

リナ「ダンジョン…ですか?」

インガ「知ってるの、知らないの?」

リナ「ええと…存在はもちろん、知っております。あちこちに点在する、洞窟や、古びた遺跡の総称ですね」

インガ「場所」

リナ「ダンジョンの場所…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リナ「申し訳ありませんが…具体的に、どこにあるかまでは…」
 4~6 リナ「有名なところなら…」
 7~9 リナ「ええと…確か、お父様の粗類にそのようなことが…な、何となくなら、場所も把握しておりますけれど」

破ぁ!


リナ「有名なところなら…」

インガ「有名って?」

リナ「調査や冒険者も出入りも多く、目新しいものはもうないだろうと言われているような…」

インガ「…意味なさげ…」

リナ「も、申し訳ありません」

インガ「んー…」


 【安価下1】
 1 まあでも、行くだけ行こうかなあ
 2 やっぱ適当に歩いて見つけるしかないかなあ

2


インガ「あーあ、使えないなあ…」

リナ「申し訳ありません…」

インガ「40歩離れて?」

リナ「お酷くはありませんか!?」

インガ「ジョークだって、ジョーク。本当は100歩でも足りない…」

リナ「インガ様は意地悪でございますね…」

インガ「悪気はさっぱりないつもりだけど」

リナ「ではタチの悪いお方です」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 占領作戦実行中の魔族軍に捕捉されたよ
 4~6 特に何事も起きぬまま、平坦な道を歩く。退屈
 7~9 魔族軍に占領されてる小さい村に辿り着いたお

とうっ


 スタスタ

インガ「…暇」

リナ「そ…そうですか…?」

インガ「……何へばってんの?」

リナ「あ、歩き馴れていなくて…すみません…」

インガ「人間って不便だなあ…」

リナ「魔族…というのは、皆さん、インガ様のような方なのですか…? その、角があって…?」

インガ「んなはずないじゃん」

リナ「…そう、ですか」

インガ「俺は…割と異端な方…?」

リナ「変わり者なのですね。何となく、そんな気はしていました…」

インガ「何それ、どういうこと?」

リナ「い、いえ…深い意味は…」

インガ「むっ…」ジトッ

リナ「何でしょう…?」

インガ「……………まあいいや、頭使うの疲れるし…」ハァ


 【安価下1】
 1 そうだ、ついてきてる身分なんだから食事の支度とか色々よろしく
 2 コミュ
 3 その他、自由行動


インガ「今日はここまでー」

リナ「はぁ…歩き通しというのは、これほど大変なのですね…」

インガ「じゃ、あとやっといて」

リナ「はい…?」

インガ「メシとか」

リナ「……わ、わたしが、ですか…?」

インガ「だって俺が自分でやるとかめんどいじゃん」

インガ「そっちは俺についてきてんだからそれくらいするのが普通じゃん?」

リナ「…わ、分かりました。お任せください」


 【直下 コンマ判定】
 リナのお料理は…
 1~3 インガ「っ…こ、このエグ味と苦味の絶妙なハーモニー…」リナ「うぅぅ…」インガ「いけるっ」リナ「へっ…?」
 4~6 インガ「こ、この、何の味もない感じ…」リナ「お、お体に良いかと思いまして…」インガ「…………体にいいならいいや」
 7~9 インガ「ふーん…」モグモグ リナ「あ、あの…お口に合いませんでしたか…?」インガ「…何か、人間っぽーい感じ…? いけなくない」

どうだ


インガ「こ、この、何の味もない感じ…」

リナ「お、お体に良いかと思いまして…」

インガ「…………体にいいならいいや」

リナ「えっ…?」

インガ「ん?」

リナ「い、いえっ、どんどん、お召し上がりになってください」

インガ「おかわり」

リナ「はい♪」

インガ「うまくはないけどね…」

リナ「あうっ…」


 【安価下1】
 1 侵略国家に占領されてる外洋の港町へ到着
 2 魔族軍に占領されてる城塞都市に到着
 3 焼き払われた廃村に到着

おっと連取だった、安価下で


 ――旧バイス王国・廃村――

インガ「…おお、人間の村のくせにいい味出してる…」

リナ「ひどい…」

インガ「ん?」

リナ「…ここに暮らしてた人は…皆さん、亡くなられたのでしょうか…?」

インガ「さあ?」

リナ「…」

インガ「…何でそんな顔してんの?」

リナ「……悲しいです…。この村で、平和に暮らしていた人がいたはずなのに、その誰もが消えてしまっています…」

リナ「戦争さえなければ…と」

インガ「…ふーん」


 【安価下1】
 1 かろうじて屋根が半分くらい残ってたボロボロの廃屋で寝るよ
 2 リナが石を積んだ墓を作ってるのを眺めて夜を過ごす
 3 コミュ

2


リナ「…」コトッ

リナ「…」コトッ

インガ「…」ジィッ

インガ「…何してんの…?」

リナ「…お墓を作っています」

インガ「作るといいことあんの?」

リナ「いえ…分かりません…」

インガ「じゃあ、何でそんなことすんの?」

リナ「…」

インガ「…」

リナ「……分かりませんけど…こうすることで、亡くなられた方が少しでも、救われればと願うのです」

リナ「そうして…自己満足で、わたしが救われたような心地になることを…求めているのかも知れません…」

インガ「…ふーん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 村の中に奇妙なものが入ってきた…
     1 ああ、グールの大群だな、あれ…
     2 ああ、ただのグールか
     3 飢えたオオカミ型の魔物か
 4~6 夜遅くまでリナはせっせとお墓を作ってました
 7~9 夜を過ごしていたら、廃村に人が訪れた


リナ「Zzz…」

インガ「ふわぁぁ…ん…?」

インガ「…あれ? 寝てる?」ツンツン

リナ「ムニャ…Zzz…」

インガ「…墓、ねえ…」チラッ

インガ「意味ないって知っててやるなんて、ムダなことをするなあ」

インガ「…」

インガ「でも意外と…これくらいなら、大した手間じゃなさそうだし…」

 コトッ
 コトッ

インガ「あ、乗った」

インガ「いくつ乗るかな…?」

 コトッ
 コトッ
 グラッ…

インガ「っ…」ピタッ

 グラグラ…

インガ「…ふぅ」

 コトッ
 バタッ

インガ「おーまいがっ…」

インガ「やーめた…」



 ――個人情報――
 名前:インガ 職業:盗賊 属性:火
 習得魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
 装備:ソードブレイカー×2 魔族軍支給鎧
 所持金:6000G
 所持品:魔族軍支給携帯食料×2食分

 ――知人――
 リナ:本名カルカリナ 12歳



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました
 おつかれさまでした


王子「果たして、無邪気な怠け者というのは、こういうのを言うのだろうか…?」

王子「絶対にどこかこう、外れてる気がするけどまあいってみよう!」

王子「…いいよね?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 昼過ぎになって起き出したら表が騒がしい。なんだなんだと見物してみたら、リナが何か捕まりかけてた。ほう?
 4~6 昼過ぎくらいに起き出して出発だ、ってなったんだけど、どうやら街道を侵略国家が封鎖してる模様。ふむ?
 7~9 だらだらうだうだと放浪するように歩いてたら、ダンジョンらしき入口をみっけた。ひゃっはぁー!
     7 割と目立つ洞窟
     8 木のウロから続く洞窟
     9 古い遺跡の地下へ続く入口だたった

おりゃあああ!!!!

無邪気な怠け者っていうと元気なニートのイメージだった


 ――旧バイス王国・街道――

インガ「――すぐに行き止まりってことはなさげだな…」

リナ「こ、この中へ入るのですか…?」

インガ「うん」

リナ「…な、何故…?」

インガ「盗賊だから」

リナ「…はあ…」

インガ「お宝あったら嬉しいじゃん?」

リナ「…お宝、ですか…」

インガ「足手まといなの分かってるから来ても来なくてもいーよー」スタスタ

リナ「あ、ちょっ、インガ様、お待ちになってください…!」タタタッ


 【安価下1】
 1 てきとーに歩き回るよ
 2 鼻を利かせていこうぜ
 3 その他、どうダンジョン探索?


 クンクン

インガ「…うん」

リナ「あの…先ほどから、鼻を鳴らして…何をされているのですか…?」

インガ「お宝の匂いを嗅いでる」

リナ「そんなことができるんですか?」

インガ「…」

リナ「…? インガ様…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 インガ「やればできるらしいけど、お宝ってどんな匂いか知ってる?」リナ「それって、できていないのでは…?」
 4~6 インガ「調子悪いのかな…? なんか、むみむしゅー?」リナ「無味無臭…」
 7~9 インガ「……ほのかに、漂ってるような、漂ってないような…残り香だったらやだなー…」


インガ「……ほのかに、漂ってるような、漂ってないような…残り香だったらやだなー…」

リナ「残り香ですか?」

インガ「目立つ入口だったし…宝がない可能性高いだろうし」

リナ「ああ…なるほど…。確かに、多くの人が出入りしていて不思議ではありませんものね…」

インガ「あー…何かめんどくなってきた…」

リナ「インガ様、ここまで来てやる気を失わないでください!」

インガ「えー? てかリナにそんなこと言われる筋合いなくない? ねえ、なくない?」

リナ「あります」

インガ「あるの?」

リナ「あります」コクコク

インガ「…んじゃ、まあ…もうちょっとだけね…」スタスタ

リナ(インガ様、少しはご自分の頭でお考えになられては…ああいえいえ、まあ、結果オーライのはずです!)



 【直下 コンマ判定】
 1~3 最奥部まで辿り着いて、空っぽの宝箱を確認した。やれやれだぜ…
 4~6 最奥部に辿り着いた。同時に人の気配がした。誰かいるっぽいです
 7~9 ちゃっちい宝石を握り締めた白骨死体があった。匂いの元はこれっぽい

やれやれ

6


 カツカツカツ…

リナ「インガ様、向こうに明かりが…」

インガ「…」クンクン

インガ「…宝もあっちかな…?」

リナ「どなたか、いらっしゃるのでしょうか…?」

インガ「さあ?」

リナ「はっ…も、もしやこれは、ダンジョンの最奥部でのライバルとの出会いというやつでは…!?」

インガ「ライバルって互いに噛みついてくんじゃないの…? 俺、そーゆーめんどいの好きじゃないしなあ」

リナ「インガ様はロマンを知らないのですか…?」

インガ「リナより知ってるしー」

リナ「本当ですか…?」

インガ「ま、宝さえ手に入りゃ、あとは誰がいようがどーでも――」

 ヒュオンッ
 ズバァァァッ

インガ「――っ…」ヨロッ

 ドサァッ

リナ「いっ…い、インガ様っ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 顔を隠した人間。身のこなしからは、かなりやりそう
 4~6 鬼気迫る人間。かなりやりそうだけど、手負いの満身創痍
 7~9 操られてる人間っぽい。これは魔族の手口ですな


?「フシュ-…フシュ-…」

リナ「インガ様、インガ様っ…!」

インガ「あー、痛ってー…」ムクッ

?「…!?」

リナ「い、インガ様…ご無事…ですか…?」

インガ「あーあー…ざっくりやられちゃった…。べとべとじゃん…」

インガ「けどこれくらいならさっさと治るだろーし…」

?「…」チャキッ

インガ「【安価下1】」

 1 俺様に向かって、不意打ちなんてよくやるじゃんか。身を持って後悔させてやるよ
 2 ……うわ、めんどくさそう…。リナ、パス
 3 怪我人だろうが病人だろうが、叩き潰してやるから覚悟しろよ
 4 その他、自由台詞

1


インガ「俺様に向かって、不意打ちなんてよくやるじゃんか。身を持って後悔させてやるよ」チャキッ

リナ「い、インガ様…しかし、相手は…」

インガ「邪魔」

リナ「あ、の…」

インガ「どかないと、どかすよ?」チャキッ

リナ「っ…は、はい…」

?「…死ぬわけには…いかない…!」ダンッ


 【安価下1】
 ?のお名前+性別おなしゃす

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 独特だな、強い。…ケガさえしてなかったら、って感じ?
 4~6 どうも正面切っての戦いは得意じゃなさげ?
 7~9 拍子抜けだぜ、ヒャッハー! ってとこで、勝手に倒れられた

レギオン 男


 ダンッ
 ギィィィンッ

 レギオンが踏み出し、獲物のナイフを振るった。
 それをインガは左手の剣で受けて絡め取るが、レギオンが片腕を振るうと袖の下から何かが飛び出す。

 ヒュバッ
 ズドドドッ

インガ「んっ――?」

レギオン「もらった――!」

 ズダァンッ

 強い踏み込み。
 レギオンから放たれた針のようなものはインガの胸元に5本ほど刺さっている。
 僅かに硬直したインガの動きに勝利を確信したレギオンは、その首を刈るようにナイフを振るう。

インガ「何これ?」

 ブォンッ
 ドゴォォォォッ

 無造作にインガは片腕でレギオンの顔面を打ち払った。
 壁にぶつかって崩れ落ちた彼に、さらにインガは襲いかかっていく。

レギオン「っ…まだ、このくらいでっ…!」

 ヒュバババッ

インガ「投げ矢――暗器? 器用だな」

 ガギギギギンッ

 レギオンの放った投げ矢を、インガは2本の剣で撃ち落とした。
 迫り、切り上げる一撃の刹那、――レギオンの瞳が閉じられてしまう。

 ピタッ

リナ「……………い…インガ、様…?」

インガ「…こいつ、こんなで寝れる…? 俺でもしないのに…」ツンツン

リナ「あ、あの…気力を使い果たし…い、いえ、もしかしたら、し、死亡されてしまったのでは…!?」

インガ「何でリナが青ざめんの?」

リナ「だ、だって…人が目の前で死にかけてしまっているんですよ!?」

インガ「だから何?」

リナ「助けたいと思うのは当然のことです!」

インガ「………あ、そう…?」


 【安価下1】
 1 じゃあ好きにすれば?
 2 まあでも、ちゃんとトドメ刺せばいいってことだよね、それは。死にかけじゃなくて、死ぬんだし?
 3 その他、自由反応


リナ「今、手当てを…」

インガ「どいて」

リナ「はい?」

インガ「ん?」

リナ「あの…何をされるので? もしや、医療の心得が…!?」

インガ「いや、トドメ刺すだけ」

リナ「なっ…そんな…」

インガ「だってこいつは、俺のこと不意打ちで殺そうとしたんだし?」

インガ「そうなるのが当然でしょ?」

リナ「し…しかし、何か理由があったのかも知れません。あの、お願いです、どうか…この方をお見逃しください」

インガ「えー…?」


 【安価下1】
 1 しゃあないなー、じゃあめんどくさいし、そうしてやるよ
 2 じゃあそいつが何かやらかしたら自分で処理してよ。あと俺に牙剥いたら今度はもんどーむよーでぶっころね
 3 その他、自由反応

2


リナ「お願いでございます…」

インガ「…はいはい、分かったって、もう…」

インガ「何かめんどくさくなってきちゃったし…お好きにどーぞ」

リナ「…あ、ありがとうございます」

インガ「でもどーすんの、それ?」

リナ「ケガもそうですが、ひどく衰弱されてる様子ですし…やることはいっぱいです」

インガ「…がんば」

 ガシッ

インガ「………なに?」

リナ「あの…お手伝いを、していただけませんか…?」

インガ「やだ」

リナ「そこを何とか…」グググ

インガ「やーだ」グイッ

リナ「あうっ…」パッ

インガ「…」

リナ「…」ジィッ


 【安価下1】
 1 じゃ、宝探ししてくるからー
 2 …………もー、しかたないなー…
 3 その他、自由行動


インガ「…」

リナ「…」ジィッ

インガ「じゃ、宝探ししてくるから」

リナ「うぅぅ…」

インガ「どーこかなー…っと」クンクン


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちゃっちい宝石のはめこまれたぼろぼろシガレットケースを見つけた
 4~6 古い金貨1枚を見つけた…しょぼい…
 7~9 あれ、レギオンから匂ってる…?

くっさ


インガ「…ん?」クンクン

 クンクン
 クンクン

リナ「…あ、あの…?」

インガ「…それから、匂ってる…」

リナ「この方から…ですか?」

インガ「…何か隠し持ってるのか」

 ゴソゴソ

リナ「だ、ダメです、ちゃんと許可を得ないとっ…!」

インガ「命と宝、どっちが大事かこいつに聞いてみた?」

リナ「へ? い、いえ…そんなこと――」

インガ「ふつーは、命って言うんじゃないの? てことで、もーらい」

 バッ

インガ「…何だこれ? 小さい、宝箱…?」

インガ「…ふんっ」グググッ

インガ「…………開かない…だと…?」

リナ「勝手に持ってくのは泥棒さんです、インガ様」

インガ「盗賊だもん」

リナ「のヮの」

インガ「…でも、開かなきゃ意味ないしなー…」

リナ「そうです、ですからちゃんと返して…」


 【安価下1】
 1 そうか、恩を着せてこいつをもらっちまえばいいんだ
 2 なるほど、こいつを奪うぞと脅したてて言うこと聞かせて下僕にすればいいんだ(魔族感
 3 その他、どうしよ?


インガ「…こいつの中身を拝むには…この人間が何かしないとむずいっぽいかな…?」

インガ「てことは…」

リナ「インガ様…何か、よからぬことをお考えにはなっておられませんか?」

インガ「………うん、こいつのこと絶対死なせないで」

リナ「その意図は…?」

インガ「恩を着せる」

リナ「…そのようなことだろうと思いました…」

リナ「けれど…とにかく助けるのは賛成です。…あの、わたしでは難しいので、お力をお貸しください」

インガ「えー?」

リナ「…恩を着せるつもりはあるのですか…?」

インガ「あるけど、それとはこれとは労力の差っていうか…」

リナ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 目を覚ましたレギオンですが、ひどい興奮状態なようです
 4~6 目を覚ましたレギオンはリナの用意していた食事をむさぼるようにがつがつと食べ始めました
 7~9 目を覚ましたレギオンはダウナー系のようです


 ――旧バイス王国・街道付近――

 コトコトコト…

インガ「はらへったーはーらへったーはーやーくーめーしー」ドンドン

リナ「お行儀悪くしないでください…」グルグル

リナ「もうすぐできますから…味見もちゃんと…」ズズッ

リナ「うっ………何で…おいしくできないのでしょう…? いえ、ここから、味を整えるというやつで…」パッパッ

レギオン「ぅ…」

リナ「…あ、起きましたか? お体はどうですか?」

レギオン「…?」ググッ

リナ「あの…良ければ、これを召し上がってください」つスープ

レギオン「…!」バッ

 ゴクゴクッ

リナ「…あ、熱くないのでしょうか…?」

インガ「めーしー…」

リナ「ちょっとはお待ちになってください!」

インガ「はーやーくー」

レギオン「ングッ…ゲホッ…ゴホゴホッ…」

リナ「あ、だ、大丈夫ですか…?」サスサス

レギオン「…からい…」

リナ「へ…? …………………あ、この赤い粉って、辛いやつ…だったのですね…」

レギオン「っ…ぷ…おええええっ…」

リナ「そ、そんなに吐くほどでございますかっ…!?」

インガ「めーしー」

リナ「もう、インガ様はご自分で勝手に召し上がってください!」


 【安価下1】
 1 さて、恩を着せにかかるか
 2 リナがレギオンに話を聞いているのを、インガは聞いている
 3 自由内容でレギオンに質疑応答


インガ「ズズズ…この何とも言えない臭みの中でひりつく辛さ…意外と…ズズズ…」チラッ

リナ「あの…もしよろしければ、あそこで何をしていらっしゃったのか…お聞きしても…?」

レギオン「…何故…助けた…?」

リナ「当然のことです。ボロボロで、今にも命の危機にさらされている方を見捨てるなんてできません」

レギオン「……甘いな…」

リナ「…ですが…」

レギオン「…」

リナ「…」

レギオン「……俺は…ある人物に仕えていた」

リナ「…はい…?」

レギオン「だが、首都が瘴気に呑まれ、国が魔族と人間の双方に侵略されていく中で、主を失った…」

レギオン「…守りきることが、俺にはできなかった」

リナ「…」

レギオン「だが、主より…最後の頼みをたまわった。託された宝を、ある人物に渡してほしいと」

レギオン「……だからそのためだけに俺は旅をしていたが、そこら中が魔族だらけで、人間がいても侵略してきた連中ばかりだ」

レギオン「戦いに継ぐ戦いで次第に疲弊し、そこの洞窟の中で休もうとしていた」

リナ「どれほど、あの中に…?」

レギオン「…覚えていないし、分からない。1日中暗いところにいては昼夜などはすぐ知れなくなる…」

レギオン「だが…いつ、何がやってくるとも知れないという緊張で、体を休めるどころではなく…気を張り続けて、だが出ていく体力さえ失っていた」

レギオン「そんな折りに、お前らがきた…」

リナ「………それで…」

レギオン「敵以外がくるなんて、誰が考える…?」

リナ「…」


 【安価下1】
 1 よし、じゃあ恩を着せにかかろう
 2 実は開かない小箱はインガがしっかり持ってるんだけど…黙っとこうかな、何となく
 3 まだ会話を眺める


インガ「お前を助けてやったのは、この俺だ」

レギオン「…」チラッ

インガ「言うことないのか?」

リナ「インガ様っ…」

インガ「黙ってろ」

リナ「…」

レギオン「………礼は言う、ありがとう…」

インガ「うんうん」

レギオン「…」

インガ「だけど…そんだけ?」

レギオン「それ以上、何を望む…?」

インガ「口だけじゃない礼」

レギオン「生憎と、渡せるものなど持ち合わせていない」

インガ「ほんとに?」

レギオン「…何が言いたい?」


 【安価下1】
 1 命と、宝と、どっちが大事か言えや
 2 小箱をくれるとか、そういう感謝のしるしがあってもいいんじゃないのー?って
 3 その他、どうする!?

1


インガ「命か、宝か」

インガ「残したいもん選べ」チャキッ

リナ「い、インガ様っ…!」

インガ「タダの言葉だけで見逃してもらえるなんて思うな」

レギオン「…どちらも譲れん」

インガ「そんな選択肢はない」

レギオン「…」

インガ「…」

リナ「インガ様…武器をお納めください…お願いです」

インガ「どっち? 命が惜しいなら、宝は俺に。宝が惜しいなら、ここで殺す」

レギオン「どちらにせよ…お前は宝の方を持っていきたい様子だな…」

インガ「命に何の価値があるの? 命なんか、そこにあるだけで色々なくなってくようなもんだよ」

レギオン「なるほど…それも正しかろう」

レギオン「…だが俺は生きて主の最後の頼みを叶える。それまでは死ねぬし、宝もやることはできない」

インガ「…んじゃ、死んでもらうから」

リナ「っ…」

レギオン「待て」

インガ「…命乞い?」

レギオン「………命も、宝も、やれん」

レギオン「だが…見逃さぬと言うのなら、タダで漏れる口だけの礼以上を望むのであれば」

レギオン「俺の使命を果たした後の命なら、くれてやる」

インガ「…ふーん…?」

レギオン「それでどうだ…?」

インガ「【安価下1】」

 1 却下
 2 具体的にそれって、どういうメリットあるわけ?
 3 その他、自由台詞


インガ「具体的にそれって、どういうメリットあるわけ?」

レギオン「お前が死ねと言うのなら死のう」

レギオン「お前が無理難題を言おうが、それを叶えるためにありとあらゆる手を尽くそう」

レギオン「使命を果たすまでの道中で、この約束を反古にして俺が消えることを危惧するなら、同行はしてもらおうがその間も仕える」

レギオン「何だって、してやる。ただし、この使命を果たすまでは死んでもやらんし、宝も渡さん」

インガ「…ふうん」

リナ「そ、そんな…まるで、奴隷のような…」

レギオン「奴隷として扱ったっていい。だが、俺の本分は奴隷のように唯々諾々と作業に従事するものではない」

レギオン「川を渡るための船を造れと言うなら、造る」

レギオン「食事の支度をしろと言うのなら、一流シェフと競うほどの料理を出そう」

インガ「マジで?」

レギオン「…本当だ」

インガ「…割とありかも…」

リナ「…」


 【安価下1】
 レギオンの処遇、最終決定!
 1 よし、じゃあその条件でいこう
 2 だが断る、処刑だ

1


インガ「…うーん」

レギオン「…」

リナ「…うぅぅ…」

インガ「…じゃ、それでいこう」

リナ「…!」

インガ「でも俺、けっこーものぐさだからよろちくび」

レギオン「……ああ…」

インガ「んじゃ、寝る…」ゴロン

リナ「ふぅ…良かったです…」

レギオン「…何で、他人の俺をそこまで気にかける…?」

リナ「…他人でも、そうじゃなくても、困ってる人や、苦しんでる人を放っておけるはずないです」

レギオン「…そうか」

リナ「あと、あの…あなたのお名前は…? わたしは、カルカリ…リナ」

レギオン「…かるかりりな…?」

リナ「リナ、です」

レギオン「…俺は、レギオンだ」

リナ「レギオン様ですね、よろしくお願いします」ペコリ

レギオン「……育ちがいいんだな」

リナ「なっ…そ、そそそそ、そそ、そんな、そん、そんなことございませんっ…!!」

レギオン「…どうしてそこまで動揺する…?」

リナ「動揺なんてしていませんっ!!」

レギオン「……そ、そうか…」


 【安価下1】
 1 レギオンの目的地へとりあえず向かって、道中でダンジョンあったら積極的にもぐってくスタンス
 2 ぶらぶらしながら行くんだぜー
 3 おいレギオン、ダンジョンの場所知らん?


 ――個人情報――
 名前:インガ 職業:盗賊 属性:火
 習得魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
 装備:ソードブレイカー×2 魔族軍支給鎧
 所持金:6000G
 所持品:魔族軍支給携帯食料×2食分

 ――知人――
 リナ:本名カルカリナ 12歳
 レギオン:元執事 暗器使い

2


インガ「雨だなあ…」

リナ「そうですね…」

レギオン「…この時期の雨は冷えるな」

インガ「じゃあ熱くすればいいんじゃね?」

レギオン「魔法では瞬間的な温度の上昇しか望めないが?」

インガ「…やめとく」

リナ「寒い…ですね」

 ピトッ

インガ「…」チラッ

レギオン「…何故、俺の方による?」

リナ「インガ様は邪魔とか言われてしまいそうだったので…」

インガ「言う」

レギオン「…」


 【安価下1】
 1 魔族に占領されてる城塞都市へ
 2 おうおう、気づいたらもう海沿いだぜ。ここは侵略国家に占領されてんだぜ


王子「ようやくだぜ…」

王子「じゃ、魔族と結託してバイス王国に侵略してきた国のお名前とるよー」

 【安価下1】
 何て名前の国?
 ※~「王」国じゃなくても、ええんやで?

ガマーベ王国


 ――旧バイス王国・ガマーベ王国領・港町――

ガマーベ兵A「止まれっ」

ガマーベ兵B「検問中だ」

リナ「っ…」コソッ

レギオン「…」

インガ「…けんもん?」

ガマーベ兵A「バイス王国の王族、並びに軍高官などは処刑をする」

ガマーベ兵A「匿ってはいないだろうな?」

インガ「【安価下1】」

 1 知らね
 2 …人間如きが、俺にどーゆー口の利き方してるわけ?
 3 その他、自由台詞


インガ「…人間如きが、俺にどーゆー口の利き方してるわけ?」

ガマーベ兵A「なっ…」

ガマーベ兵B「もしや…ま、魔族…」

インガ「…そうだけど?」ジロッ

ガマーベ兵A「……わ、分かった…通行を許可する…」

ガマーベ兵B「だ、だが…後ろの者は…人間…か…? ならば――」

インガ「めんどくさいんだけど、そーゆーの」

ガマーベ兵A「うっ…ど、どうぞ…」

インガ「…ん」

 スタスタ

リナ「…」コソコソ

レギオン「…」

 ・
 ・
 ・

レギオン「王族…軍高官は処刑…か」

リナ「……………そう…らしいですね…」

インガ「おー、地上の海って青いんだな…。まぶしいし、キラキラしてる…」

リナ「…」

レギオン「…なるほど…」

インガ「…にしても…どうすっかなー」

レギオン「……何をだ?」

インガ「ふらふら歩いててきたけど…これから、どっち方面行くかとか」

レギオン「…どうせなら、船にでも乗るか?」

リナ「さ、賛成です。わたしも、早くこの地から離れたい事情がありまして…」

インガ「船…」


 【安価下1】
 1 よし、じゃあ適当に乗るか
 2 それって金かかんの?
 3 ……船って何か退屈そうだから却下

2


インガ「それって金とるの?」

レギオン「当たり前だな」

レギオン「密航すればタダだろうが…」

リナ「そ、そんなこと…いえ、でも、それも人の知恵のような…」

レギオン「…」

インガ「金とんのかよ…」


 【安価下1】
 1 手持ちで足りるんなら乗っちゃえ
 2 そうだ、レギオン、お前、船賃稼いでこい
 3 密航かな…
 4 その他、どうしよう?


インガ「ま、いくらかによるか」

レギオン「そうだろうな」

リナ「できれば、人の目につかない倉庫とか、そういういかにもお金はかからないような感じで…」

インガ「何言ってんの?」

リナ「へっ? あ、ああいえ、あの、その、ですね…ええと…しゃ、シャイなんです、わたし」

インガ「下手な嘘を…」

リナ「あうう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 足りなかった
 4~6 船倉の隅なら手持ちの金全部で乗せてくれるって
 7~9 全額で足りた

ia


水夫「6000ゴールドしかねえ?」

インガ「乗せて」

水夫「……ひとりにつき、タルひとつのスペースでいいんならそれで倉庫にでも乗せてやるよ」

インガ「じゃ、それで」

レギオン「…」←額をおさえた

リナ「…」グッ ←ちっちゃくガッツポーズ

水夫「物好きな連中だな…」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 そして、ガマーベ王国の海上都市についてしまった
 奇数 そして、ガマーベ王国のとある港町についてしまった
 ※0は偶数扱いだけど、別に偶数も奇数も良い悪いはないと思われます



 ――ガマーベ王国・とある港町――

インガ「おー、こっちは何か賑やかっぽい」キョロキョロ

リナ「」

レギオン「ここが…ガマーベか…」

インガ「じゃ、しゅっぱ――」

 ガシッ

リナ「お願いです、インガ様…この国じゃないとこに行きましょ…? ね…?」フルフル

インガ「やだ」

リナ「」

レギオン「…船賃もないしな」

リナ「あうう…」ガックリ


 【安価下1】
 1 じゃ、レギオン、金稼いでこい
   A その間、散策してるから
   B ぶつぶつ言ってるリナをその間にからかってるから
 2 とりあえず、散策してみよう
 3 その他、自由行動


インガ「んー…」キョロキョロ

<さっさと歩け、奴隷の分際で主人に手を焼かせるな!

<すみません、すみません…

インガ「…ほうほう?」

<景気が良くっていいねえ、奥さん

<あら、じゃそれもうちょっとまけとくれよ

<いやいや、旦那さんの稼ぎにあっしは期待してるわけでさあ

インガ「…ふむふむ?」

<ガマーベばんざーい!

<かぁーっ、酒がうめえなあっ!

インガ「ほほーう…?」

レギオン「…」

リナ「…どうして…戦争をしているのに、あんなに…」

レギオン「この国は攻め込まれていない。それに…何かしらの大義を掲げているから罪の意識もない」

レギオン「戦争の実態を知らぬまま、与えられる恩恵に酔っているだけだ」

インガ「楽しそうでいいとこだなー」

リナ「…はぁ…」

インガ「ん?」

リナ「何でも…ありません…」


 【安価下1】
 1 金だよ、金!!
   A 皆で手分けして稼ぐ系?
   B レギオンに稼がせてくる系
   C いっそ、冒険者らしく依頼をこなして稼ぐ系
 2 割とあったかめの気候だし、町ん中で野ざらしで寝よか。らくしょー、らくしょー
 3 その他、自由行動

r

3だった

1c

1B

必死の3連投

寝ぼけて打ってしまいました。
すみません。


王子「まあ…間に合えば、おkってことで? でも、お互いにあんまり間違えないよう気をつけましょうね、ってことで」

―――――

 カランッ

インガ「どれ?」

レギオン「大概、こういう…ところに…あのボードだな」

リナ「このボードに貼られてる紙に、書かれている内容をこなせばよろしいんですか?」

レギオン「ああ。ものによっては先払いなどもあるし、運が悪ければケチをつけられて踏み倒されることもごくまれにある」

インガ「ふーん…」

インガ「どーれーにーしーよーうーかーなー?」


 【安価下1】
 1 適当に選んだ(コンマ判定になります)
 2 パーティーの警護:日当4000G×2日
 3 凶暴な魔物退治:3000G
 4 貝殻探し:800G

3


インガ「…貝殻探し…? これにしよ、楽そう」ペリッ

リナ「何だか、楽しそうですね」

レギオン「…貝殻…探し…?」

インガ「えーと…光る貝殻があればいい…らくしょー」

リナ「光る貝殻なんてあるんですね。綺麗そうです」

レギオン「……嫌な予感がする…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 貝殻がある、って言われてる砂浜がやたらに広かった。しかも、光る貝殻なんてさっぱり見つからない
 4~6 ものすっげえ時間がかかった。でもインガは途中で飽きて2人に任せて眠りこけてたから楽だった
 7~9 3時間くらい砂浜を歩き回って、ようやく見つけられた

ん?貝殻探しじゃなくね?

王子は速攻でフラグ回収した!


王子「…ソーリー。ほら、俺、フラグコレクターというスキルを持ってたからさ? ねっ? ほんと、ごめんなさい」

王子「これは、うん、やり直しますね。はい。ほんと、すみませんでした」

―――――

インガ「これ」ペリッ

レギオン「魔物退治…」

リナ「だ、大丈夫なんでしょうか…?」

インガ「よゆーよゆー」

リナ「…そ、そうですよね、3000ゴールドぽっちなら…」

レギオン「…ぽっち…?」

リナ「え…?」

インガ「ん?」

レギオン「……いや…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ワシの頭に獅子の体にヘビの尻尾を持った魔物さんです。火も吹きます
 4~6 体長5メートルはあろうかというクマさんみたいな魔物です。腕ぶーんで木とかよゆーで薙ぎ倒せます
 7~9 でっかいトカゲみたいな魔物さんです。とっても鱗が硬いです

はあっ


 ――近くの森――

インガ「でてこい、魔物ー」

レギオン「…」

リナ「な、何だか…魔物さんに悪いような気も…」

レギオン「自然なんてそんなものだ」

リナ「…そうでしょうか…」

インガ「おーい、出てこーい」

 ガサァッ…
 バキバキィィッ…

インガ「お、出てき――でっか」

魔物「グルルル…」

レギオン「リナ、巻き込まれないように下がっていろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 レギオンは正面切っての戦いはそんなに得意じゃないっぽいです
 4~6 インガ+レギオンでよゆーでしたの巻き
 7~9 リナは守られるだけの少女じゃなかった…! ま、よゆーさ

初戦闘時のコンマって結構後に響くよね


魔物「ガァアアアアウッ!」

レギオン「動きを止める」

インガ「ん」

レギオン「大・雷撃魔法!」

 バチバチィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

魔物「ガアアアアアッ…!」

 ダンッ

インガ「よく止まってるぅ~」

 ズゥゥゥンッ

魔物「ガァアアッ…!」

 ブンッ
 サッ

インガ「おっとっと、のろすぎんだろ、それはっ!」

 シュバァァッ
 ブチブチィィッ

インガ「トドメぇっ…!」

レギオン「後押しだ」ヒュバッ

 ズドォォォッ
 ズドドドドッ

魔物「ガッ…」ドサァッ

インガ「弱っちかったなー…」

レギオン「そうだな…」

リナ「あの…お2人がとっても強いのでは…?」

インガ「てか、お前、それ、投げ矢って…マジでそんなん武器にするやついるんだ」

レギオン「威力は低いが、矢には猛毒が塗られている。まともに刺されば大概のヤツはすぐに昇天する」

インガ「マジで?」

レギオン「……魔族には効かないようだったがな…」

インガ「そう言えば刺されてた気がする」


 【安価下1】
 1 町に戻って宿で寝るよ
 2 じゃあ、金ももらったとこでとりあえずしゅっぱーつ
 3 どうやらレギオンは、この国にいる人間に用があるそうです


 ――個人情報――
 名前:インガ 職業:盗賊 属性:火
 習得魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
 装備:ソードブレイカー×2 魔族軍支給鎧
 所持金:3000G
 所持品:魔族軍支給携帯食料×2食分

 ――知人――
 リナ:本名カルカリナ 12歳
 レギオン:元執事 暗器使い

3

3


レギオン「路銀が手に入ってそうそうだが…いいだろうか?」

インガ「ん?」

リナ「どうされました?」

レギオン「…俺が会わなければならない人物が、この国にいる」

リナ「それって…亡くなられた方の…」

レギオン「そうだ。だから…その人物の捜索を優先してもらいたい」

レギオン「それ以外の行動を縛ろうとは言わないが、いいだろうか?」

インガ「考えんのめんどいし、それでいーよ」

レギオン「…すまない」

リナ「それで…この国の、どちらに…?」

レギオン「……それは、はっきりしていない。だが、随分と昔にこちらへ移住をしてきたそうだ」

レギオン「手がかりはその程度なんだ」

インガ「めんどくさっ…」

レギオン「情報収集などは、俺で独自にやる。だから、時間をたまによこしてほしい」

インガ「好きにすれば」

レギオン「すまない」

リナ「元々…バイス王国…」

レギオン「…そういうわけだから、一晩、俺に時間をくれ」


 【安価下1】
 1 んじゃ、いってら。宿に泊まるから
 2 じゃあ一晩、こっちはこっちで楽しむかー
   A ひとりでふらっと散策
   B リナを連れて酒場へ
 3 その他、自由

3武器屋にいく


 ――ガマーベ王国・港町・武具屋――

*「らっしゃい」

インガ「んー」

リナ「…色々ありますね」キョロキョロ

インガ「…んー…まあ、大して珍しそうなのはないか…」

インガ「てか、全体的にちっちゃめ…?」

リナ「それは…インガ様が魔族さんだから相対的にそう見えるのでは…?」

インガ「おー、なるへそ」ワシワシ

リナ「あうあうあう…」グルグル


 【安価下1】
 で、何買いにきたのん?
 1 インガの武器やで?
   ※どんなん欲しいかも併記してやで~
 2 リナに自衛させんのよ、そらあ
 3 その他、何どす?


インガ「で?」

リナ「はい?」

インガ「どれ?」

リナ「…何が、ですか?」

インガ「使うやつ」

リナ「…インガ様が?」

インガ「リナが」

リナ「………わ、わたしが使うのですかっ!?」

インガ「だって俺あるし」

リナ「そ、それはそうですが…」

インガ「何もできないの? マジ? 本物の役立たず?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リナは返す言葉もないそうです
 4~6 ちょっと手習いをした程度で剣を扱えるそうです
 7~9 そんなことないもん! ってさ
     7 曰く、やってできなかったことはないです、とのこと。つまり経験はなしと
     8 武器は持ったことないけど、魔法とかはかじってたそうです
     9 やろうと思えばやれます、って。じゃあやれよ、ってことになったよ


リナ「…」

インガ「うわ…引くわー…」

リナ「引かないでくださいっ!」

インガ「ふつーさー、物心ついた時には刃物握ってない? それで親刺しちゃったとか、ほほえましいエピソードじゃん」

リナ「どんな普通ですか、それは!?」

インガ「違うの?」

リナ「魔族じゃありませんから」

インガ「ふーん…」


 【安価下1】
 1 初心者セット:1000G
   剣・盾・胸当て・篭手が揃ってこの価格のお得品
 2 安物の剣:200G
   安かろう悪かろう
 3 普通の剣:500G
   没個性という信頼の製品?
 4 その他、どんな武器与えちゃう?
   ※ものによって、こっちで金額を決めるよ

1


 所持金:3000G→2000G

*「まいどどうもー」

リナ「おもいぃぃ…」

インガ「それくらい持って歩けないと身につけらんないじゃん…」

リナ「で…でも、これ、とっても…重いです…」

インガ「えー?」

 ヒョイッ

インガ「…軽いじゃん」

リナ「インガ様と一緒にしないでください…」

インガ「一緒にされて光栄になれよ」

リナ「それはものの次第によるところです」


 【安価下1】
 1 とりあえず身につけさせてからかって遊んだ
 2 とりあえず身につけさせて鍛えるという名目で軽くいじめて楽しんだ
 3 じゃ、あとはがんば。ってことにした

1


リナ「ぐぐぐ…」ズシッ

インガ「おー、立派立派。スライムにもカブト?」

リナ「……馬子にも衣装…みたいな用法でしょうか…?」

インガ「ていっ」

 ゲシッ

リナ「きゃっ…」バタッ

リナ「あれ…お、起きれない…」バタバタ

インガ「…ていてい」

リナ「きゃっ…ちょ、インガ様っ…やめてくださいぃっ!」

インガ「仕方ないなー…ほら、手え貸してあげるから」

 スッ
 ギュッ

リナ「ありがとうございま――」

 パッ
 グラッ

リナ「あ、わわっ…」ヨロロッ

リナ「っと…」グッ

リナ「ふぅ…どうにか踏みとどまれまし――」

インガ「とうっ」

 バタッ

リナ「もぉぉぉぉっ! イーンーガーさーまーっ!」

インガ「はっはっはっ、かわいいやつめ」

リナ「どんなかわいがりかたですか!」バタバタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 結局、リナはフル装備せず、剣と篭手だけつけることにしたらしい
 4~6 意外と根性はあったけど遊びすぎてぐったりさせちゃった
 7~9 インガはただ遊んでるだけだったけど、リナにはいいトレーニングになったようです


リナ「ぜぇ…ぜぇ…」グッタリ

インガ「もうおしまい?」ツンツン

リナ「…つつかないでください~…」

インガ「…ま、粘った方か」フニフニ

リナ「ほっへいひんははひへえ…」

インガ「いいじゃんいいじゃん」フニフニ

 バッ

リナ「っ…ど、どこ触ってるんですか!?」

インガ「二の腕だけど? 起きれんじゃん」

リナ「も、もうっ…」

インガ「んじゃ…そろそろ宿でも行くかー」

リナ「あの…これ、外してはもらえませんか…?」


 【安価下1】
 1 めんどいから担ぎ上げた。宿で自分で脱いでね、って
 2 めんどいから自分でどーにかして、ってすたこら先にいったよ
 3 しかたないなー、ってやってあげた

3


インガ「えー?」

リナ「うぅぅ…じゃあいいですよぅ、インガ様にそういう期待はもう――」

インガ「仕方ないなあ」

 ゴソゴソ

リナ「えっ…い、インガ様…?」

インガ「何、いいの?」

リナ「……い、いえっ…ちょっと意外で…。ありがとうございます…」

インガ「んー、じゃあそのままねー」

インガ「………金具めんどいな…ていっ」

 ガッ
 パラッ

リナ「ほっ…とれ――」

 パサァッ
 ポトポトッ

インガ「わー、つるぺたー」

リナ「」←パンツオンリー

リナ「み、見ないでくださいーっ!///」

インガ「きれーだしいーじゃん」

リナ「乙女の肌は旦那様にしか見せてはいけないんですぅーっ!///」アタフタ

インガ「【安価下1】」

 1 じゃあ嫁にしてあげよーか?
 2 変なの
 3 早くしてくれる? 外してあげたんだから。おいてくよ?

1


インガ「じゃあ嫁にしてあげよーか?」

リナ「ふぇっ…!?/// そ、そそそ、そ、そん、そんなことは、あの、その…あ、い、いえ、インガ様が嫌だとかではなくてですね、あの、順序というか、その、恋愛をしてからそういう台詞は出てくるものと思っていまして、だからあの…」

インガ「俺の嫁になって一生、俺に尽くして」

リナ「…都合のいい手足が欲しいだけじゃないですかっ!」

インガ「バレた?」

リナ「もうっ、もうもう、インガ様ったら、もう!」ポカポカ

インガ「ま、リナじゃ何もできないし…そういうとこ望めないしなあ…」

リナ「」

インガ「てか行くよ?」

リナ「もぉぉぉっ…インガ様にはついていけません…」

インガ「ばいびー」スタスタ

リナ「そういう意味じゃないですぅーっ!」タタタッ



 【直下 コンマ判定】
 1~6 一方、レギオンは大した手がかりを得られなかったそうです
 7~9 移民なら首都方面にいるんじゃないか、という情報を得てきたそうです


 ――個人情報――
 名前:インガ 職業:盗賊 属性:火
 習得魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
 装備:ソードブレイカー×2 魔族軍支給鎧
 所持金:2000G
 所持品:魔族軍支給携帯食料×2食分

 ――知人――
 リナ:本名カルカリナ 12歳
 レギオン:元執事 暗器使い



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました

乙!
リナちゃん反応かわいい


 FANTASY ACADEMY ―― 生徒会予算会議

シャニ「これより、会議を行う」←生徒会長

ハレー「はいっ!」←庶務

レイド「…議題は?」←副会長

ザニア「各部活動の予算案です」←書記

ミーシャ「Zzz」←会計

シャニ「寝るな、そこ」

レイド「いいや、寝かせてやるべきだ。寝るコは育つ」

ザニア「育ってしまっていいんですか?」

レイド「っ…そ、そこに気づくとは…盲点だった…。だが、この無防備すぎる寝顔…くぅっ…!」ハァハァ

ハレー「予算案って、去年通りじゃダメなんですかー?」

シャニ「ダメだ!! この、でたらめな予算配分表を見ろ! 円グラフにしたものだ!」バンッ

レイド「………魔法研究部に全体の47パーセント…?」チラッ

ザニア「…1つの部を除いて、全て平等に分配されているように思えます」キリッ

シャニ「どうして魔法研究部にだけ、これほど予算が配分される? 大した実績など何もないというのに」

ザニア「では、他に予算を増額させるべき部があると?」

レイド「…なるほど、対立の図は認識した」

ハレー「要するにザニアくんの、シスコン発揮で予算がおかしくなってるのを会長は是正しようと」

シャニ「魔法研究部に予算を与えた結果…その損害をまとめたものだ、刮目しろ!」バンッ

レイド「…研究中魔法の暴発事故による被害額一覧…か。1期で15件…週1ペースではないな」

シャニ「これほどのことをしておいて、優遇される理由はない」

ザニア「では、会長はどの部に予算を再配分して増額されるおつもりで?」

シャニ「そうだな…。やはり、マジメにコツコツと活動を続けている…製菓部…とか」

ザニア「ダウト!!」

シャニ「何っ…!?」

ザニア「製菓部は在籍部員、小等部ヨダカ、フランソワ、中等部モニカの3名からなる部活動ですが、彼らはマジメにコツコツなんてしていません」

シャニ「何故そう言い切れる?」

ザニア「先週の金曜日…ホイップクリームの惨劇事件を忘れたのですか? 先々週のラズベリーパイ投げ事件の大混乱も!」

シャニ「ぐっ…ぬぬ…」

ハレー「あ、そっか。会長ってヨダカくんに何か握られてたりするんだっけ? だからヨダカくんの、ご機嫌取りに…」

ザニア「会長たる者が、そのような私利私欲で職権乱用をしても良いとお考えですか?」

シャニ「貴様…俺がこうすることを読んでいたな…?」

レイド「いっそのこと、全部活動を平等の予算にしたらどうだ。それなら減額される魔法研究部からしか抗議は来ないだろう」

ザニア「………分かりました、それでボクア引き下がります。…会長もよろしいですか?」

シャニ(何だ…? 何故あっさりと引き下がる…? いや、良いことだが…何か、引っかかる…)

シャニ「…………まあ、いいだろう…それで」

 ――で

ザニア「そういうわけですから、姉上、それにライドくん。こちらと、こちらの部活に入部届けを出してください。在籍者0名、ゴースト部活です」

ザニア「そうすれば合計、3つ分の部活の予算を姉上達で自由にお使いいただけます。それに伴って、部室も3部屋分繋げられます」ニコッ

ザニア(会長は墓穴を掘った…。魔法研究部の予算にばかり気を取られていたせいで、部員0名で実質機能していない部活を見落としていた…)

ザニア(これで姉上の部活動は守られる。僕の勝ちですよ、会長――)

 策士ザニアくんは、今日も大好きなお姉ちゃんのために学園で暗躍をしています。
 ファンタジー学園は爆破されても、生徒・職員ともに全てがワルになろうとも1日経てば元通りの騒がしくも平和な日常に戻ります。


王子「あれだ」

王子「無邪気ってさ、こう…何? 悪いこととか考えてませんよ、そういう騙りとか、作為的なものはないですよ…的なニュアンス?」

王子「含んでる…と思うの。うん。だからそういう、無邪気なんだよ、インガってきっと」

王子「うん」

王子「そんなわけで、レッツらごーごー」

王子「あと、やっと侵略国家こと、ガマーベ王国に来たから…ライドくんにもワンチャン会えるかもだよ」

王子「まあ、変わり果ててなきゃあいいけど…」


 【安価下1】
 1 港町を出発
 2 その前にコミュる
   ※相手も併記

2 リナ


レギオン「大した情報は手に入れられなかった…」

インガ「ふーん」ホジホジ

リナ「人探しって、大変なんですね…」

インガ「じゃ、メシ」

レギオン「……支度をしてくる…」スタスタ

リナ「インガ様って、何か…横暴なのですね…」

インガ「えー? んなことねーし」

リナ「そうですか?」


 ↓1~3 リナとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でもええんやで~

リナって何ができるの?

そういやお前を追いかけてたアレはなんなん

どんぐらいの期間くっついてくるつもりなん?


インガ「大体さー?」

リナ「はい?」

インガ「好き勝手言うけど、そーゆーお前は何ができるわけ?」

リナ「」グサッ

インガ「メシもあれだし、体力ないし、ちんちくりんのつるぺただし…」

リナ「」グサグサグサッ

インガ「ねーえー?」

リナ「わ、わたしにだって得意なことくらいは、ありますっ!」

インガ「何?」

リナ「そうですね…えーと…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リナ「……壁のしみを数えていると飽きません」インガ「…マジで?」
 4~6 リナ「…お作法や、マナーには自信があります」インガ「それってどこで必要になんの?」
 7~9 リナ「うーんと…お、お勉強とか」インガ「地味」リナ「あうう…」
  0  安価で自由にきめようか?


リナ「うーんと…お、お勉強とか」

インガ「地味」

リナ「あうう…」

リナ「そんな、ばっさりと言われなくてもいいじゃないですか…」

インガ「だってそんなんできてどーなんの?」

リナ「しっかり者なんです」

インガ「どこが?」

リナ「ど…どこと仰られても…」

インガ「あとさー、いつまでくっついてくんの?」

リナ「えっ」

インガ「ずっとじゃないでしょ?」

リナ「…そう、ですけど…」

インガ「金かかるんだもん、連れが多いと」

リナ「お、お金の都合ですか…?」

インガ「あと役立たずだし」

リナ「」グサッ

インガ「いつまで?」

リナ「うぅ…と、とりあえず、どこか落ち着ける場所さえあれば…と考えています」

リナ「ですが、なかなか、そういうところも見つからないでしょうし…その、見つかりたくない方もいまして…」

インガ「それって、リナを追っかけてたようなの?」

リナ「はい」

インガ「あれ、何?」

リナ「ええと…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 まだ教えられないよ! リナとの信頼関係がまだ足りないってさ!
 7~9 教えてくれたよ!


リナ「が…ガマーベ王国の、兵士さん…です」

インガ「…何でそれがリナを追っかけてたの?」

リナ「……そ、それはそのう…」

インガ「?」

リナ「……な、内緒です、まだ」

インガ「どして?」

リナ「インガ様はぽろっとそういうことをいいそうだからです」

インガ「ふーん?」

リナ「……ごめんなさい…」

インガ「別にいーけど」

インガ「何で追われてんの?」

リナ「だから、それは仰れません…」

インガ「あ、そっか」

リナ「……も、もうちょっと…その、インガ様がしっかりしている方だったなら…」ブツブツ


 【直下 コンマ判定】
 そんなこんなで、コミュを終えて町を出たよ
 1 首都方面へ
 2 適当に歩くのだ
 3 その他、自由方針


 ――個人情報――
 名前:インガ 職業:盗賊 属性:火
 習得魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
 装備:ソードブレイカー×2 魔族軍支給鎧
 所持金:2000G
 所持品:魔族軍支給携帯食料×2食分

 ――知人――
 リナ:本名カルカリナ 12歳
 レギオン:元執事 暗器使い

海へ移行


 ――ガマーベ王国・海岸沿いの道――

インガ「うーみ、うーみ…うーみぞーい、どーこまーでつーづくー♪」

リナ「何ですか、その歌は?」

インガ「俺の作詞センスに酔いしれろ」

レギオン「語呂も何もあったものではないな…」

リナ「と言うか、海岸線沿いに行くのですね。何か理由とかあるのでしょうか?」

インガ「別に何も?」

レギオン「…だろうな…」

リナ「インガ様の行動に理由は考えない方がよろしいのですね…」

リナ「それにしても、海というのはとても広いのですね。この海がバイス王国とも繋がっているなんて…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 海から魔物が出てきた!!
 4~6 お? 海におっきい船が突き刺さってる…?
 7~9 海岸沿いの洞窟発見

 ※安価は「海へ行こう」という風に捉えましたが、港町にいて、海のすぐそこにいたのでこういう形にしますた


インガ「何あれ?」

リナ「海に…お船が突き刺さって…いえ…立ってる…という感じでしょうか?」

レギオン「難破でもして、舳先が真上に向いたまま安定してしまったんだな」

インガ「ナンパ? …へい、ちんちくりんガール、俺と一緒に渚で追いかけっこでもするかい?」

リナ「……?」

インガ「…………分かれよ…」

レギオン「…」

リナ「え、す、すみません…?」


 【安価下1】
 1 泳いで難破船探索にいこう。ほんの、2、300メートルくらいだし余裕、余裕
 2 レギオン、イカダでも船でも作れ。それで難破船に乗りつけるぞ
 3 その他、自由行動

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2


 トンテントンテン

レギオン「…」

 トカトントン
 トカトントン

インガ「どんどんどうでも良くなってくる音がする…」

リナ「何ですか、それは?」

インガ「それで勉強してるとかね…」

リナ「…?」

レギオン「できたぞ」

インガ「何それ?」

レギオン「イカダだが」

インガ「…もっとすごいの期待してたのに」

レギオン「何でもいい…と言っていたのでな。あそこまでは保つ」

リナ「そうですよ、それにこんな短時間でさっと作ってしまったんですからすごいです!」

インガ「ま、いっか。じゃ、しゅっぱーつ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物の巣になっちゃってますねえ
 4~6 なかなかに気味の悪い空間ですねえ
 7~9 ほほう、宝の香りがしますよ

はっ


 ――ガマーベ王国・難破船――

 クンクン
 クンクン

インガ「匂う…」

リナ「お宝さんの匂いですか?」

レギオン「生臭さと潮の香りしか、俺には分からんが」

インガ「とーしろーの分際で意見するなし」

レギオン「…そうか」

インガ「さてさて…お宝探しスタートだぜ」


 【安価下1】
 1 宝はどこだー!? 宝箱とかどこだー!?
 2 隅々まで探していくんだぜ!
 3 手分けすっか。3人バラバラな

1


 ギィィィッ

リナ「な、何だか…不気味ですね…」

レギオン「と言うか…船がほぼ直立しているせいで、まともに移動するのも難しいな」

インガ「おったから、おったから、おったからー♪」

リナ「インガ様は変わりませんね…」

レギオン「…そうだな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物の襲撃! ほほーう、アンデッド魔物と水棲魔物が住み着いてやがんのか
 4~6 あれ? 何か今、半透明な人間がいたような…あれ?
 7~9 航海日誌のようなものを見つけた

no

ほい


 ポワ…

インガ「…ん?」

?「…」

インガ「…」グシグシ

インガ「…あれ?」

リナ「どうかしましたか、インガ様?」

インガ「……何かいたような…」

レギオン「何だ?」

インガ「足がなくって半透明のもやみたいな人影」

リナ「」

レギオン「…………気のせい…じゃないのか…?」

インガ「…気のせいか。じゃ、どんどん行こう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、リナとレギオンも続けざまに目撃し、引き返そうって求めてきた
 4~6 リナが悲鳴をあげた。見たらしい。ぶるってる、ぶるってる
 7~9 ちらほらとインガは見かけたけど興味がなさすぎてスルーしまくってる


 ポワァ…

?「…」ジィッ

インガ「お、こっち通れる」スルッ

?「!」スゥゥ

リナ「い、インガ様…早いです…」

レギオン「…何だか、温度が下がってきたような感じがするな」

インガ「そう?」

リナ「……言われてみると、何だか涼しいと言うか…奇妙な冷え…のような」

インガ「これだから人間は…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ポルターガイストが起き始めた
 4~6 ポルターガイストが起きたけど大きめの波でもぶつかってるんだろうな、と済ませられた
 7~9 とうとう、蓋がしっかりしまった宝箱を発見した! 同時に謎の人影が3人の前に現れた!!
     7 リナとレギオンは絶句した
     8 しかし、インガもレギオンも動じなかった!
     9 そして怖がってよ、って謎の人影に叱られた


インガ「えーと…こっち…は行けない」

レギオン「やはり、進むのは骨が折れるな」

 ガタッ

リナ「きゃっ…」

 ガタガタガタッ

リナ「え、え、えっ…?」ピトッ

インガ「何、邪魔なんだけど」

リナ「だ、だ、だって…いきなり、ものが揺れて…」

 ガタガタガタッ

レギオン「…高波でもぶつかったか」

インガ「海だしなー」

リナ「え…そ、そういうもの…ですか…?」

 ガッタンガッタンッ

インガ「外荒れてんのか? めんどくさそーだなー」

レギオン「早めに済ませるか」

リナ「……え、ええっ…!?」

インガ「ほら、邪魔」

リナ「こ、これ、あの…あの、えっと、ぽ、ポルター…」

 ガタガタッ
 ガッタンッ

リナ「ひっ…」

レギオン「立て付けが悪いのか? まったく…ボロい船だな」

インガ「難破船じゃん」

レギオン「確かに…文句をつけられるものでもなかったか」

 ガタッ…
 ガッタン…

リナ「……お、収まった…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 収まったかと思いきや、ものすっげえ振動が始まった
 4~6 怒り狂った何かが襲いかかってきた
 7~9 宝箱の前で謎の人影が姿を現した

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きづいてあげてよおばけさんに


 ズズズ…

リナ「…? な、何か…足元の方から、揺れが…」

レギオン「地震…か…?」

インガ「海なのに?」

 ドドドドドドドッ
 グラァンッ
 ガタガタガタァッ

リナ「きゃっ…い、インガ様っ…!」ガシッ

インガ「お、おおおっ…?」

レギオン「デカいぞ…!」

リナ「や、やややっ、やっぱりこれ、た、祟り…祟りですよぅっ!!」ギュゥゥッ



 【安価下1】
 1 そこで足がないのに地団駄踏んでるやつのせいか!
   A お前うざいから静かにしろ! って
   B 俺様に向かって何だその態度はボケがぁっ! って魔法ぶっぱした
   C その他、どう反応してやる?
 2 このままじゃ難破船が崩れかねない…
   A 全速力で宝を回収して逃れるか
   B 退避だ、退避! さっさと出よう!
 3 その他、自由行動

1A

1A


インガ「おいお前っ!」ビシッ

?「!?」ビクッ

 ピタァッ

リナ「へ…? あ…ゆ、揺れが…でも…」

レギオン「…?」

インガ「足ないのに地団駄踏むな、それのせいで揺れてるみたいだろうが!!」

リナ「………あ…あの…インガ様…どなたに…?」

インガ「…そこにいるじゃん」

?「…」フリフリ

レギオン「………何も、見えないが…」

インガ「え、いるじゃん。ほら、そこ」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 オバケは我に返り、再びポルターガイストを始めた
 4~6 リナは気絶した
 7~9 オバケはしゅんとした



?「…」ハッ

リナ「い…いません…見えませんけれども…」

レギオン「…ああ」

?「…」ドンドン

 グラグラァッ
 ドドドドドドドドッ

インガ「あ、またっ…!」

リナ「い、インガ様、何かしたんですか、その方にっ…!?」

インガ「別に…通り抜けたり?」

レギオン「…頭が痛くなってきた…」

 ドドドドドドドドドッ

インガ「ああもう…やめろって言ったのに…! めんどくさいヤツだな」


 【安価下1】
 1 殴るよ
 2 魔法だよ
 3 その他、どうしよ?

> >>1>>3>>5>>7>>9>>11>>13>>15>>17>>19>>21 .┌───────────┐a.jp hb.jp c.jp
> >>2>>4>>6>>8>>10>>12>>14>>16>>18>>20>>22 │ 2ch新名所「orzタワー」 .│d.jp he.jp https://■■■■■
> >>2>>3>>5>>7>>11>>13>>17>>19>>23>>29>>31.├───────────┘a.jp ttps:// ttps://■■■■■
> >>1>>2>>4>>8>>16>>32>>64>>128>>256>>512 \●  目指せ容量落ち!!https:// ttps:// ttps:// ttps://
> >>1>>4>>9>>16>>25>>36>>49>>64>>81>>100   ■) b.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
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王子「安価、把握!」

王子「で、次スレに行きまーす! 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?9スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438861933/)」

王子「こっちはね、恒例のQ&Aだよ! 今回のアシは誰かな?」

王子「アシをつけてくれるなら、【この下】に以下の中から選んでぶっこんでね!」

 モニカ サリー マリリー リリ ヒヒイロ スピカ セーブル ヨダカ レイド エル アルクトス アルエレナ ジェシカ ミーシャ リナ


ジェシカ


王子「皆の王子様と!」

ジェシカ「あたしの」

王子「Q&Aコーナ――って、ここは一緒に言うところ!!」

ジェシカ「ああ?」

王子「何でもないです」

ジェシカ「で、何をすりゃいいんだ?」

王子「寄せられた質問に回答します!」

ジェシカ「来なかったら?」

王子「待ちぼうけます」

ジェシカ「…暇そうだな」

王子「ぐだぐだと姐御と一緒に雑談して埋めるのも、ありっちゃありかも!!」キラキラ

ジェシカ「めんどくさそうだな、お前」

王子「いやー、だって、初めてのおっぱいがおっきいアシスタントさんなんだもん。でへへへ…」

ジェシカ「こんな脂肪の塊をありがたがるのか…?」ムニムニ

王子「お…おおふ…絶景…」

ジェシカ「…それよりもあたしの筋肉をだな」ムキッ

王子「俺だって、筋肉くらいっ!」ムキッ

ジェシカ「…ほう?」

王子「ふっ…」

 ムキッ
 ムキムキッ

ジェシカ「…」

王子「…………っ…負けたっ…!」orz

ジェシカ「お前の敗因はひとつ…見せるための筋肉ではなかったことだ」

王子「くっ…脱ぐとすごい系マッチョじゃ勝てなかった…」

王子「でも…姐御かっけえ!!」

ジェシカ「…何でこう、バカばっかりがあたしの周りには集まるんだ…?」

王子「類友?」

ジェシカ「ぶっ飛ばすぞ」

王子「姐御にされるんなら本望です。できれば、おっぱいミサイルとかで――」

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォッ
 ヒュ---------------ン…

 キランッ

ジェシカ「…よく飛んだな」

王子「ほんとだよ」

ジェシカ「!? い、いつの間に…!?」

王子「俺だからね。早く質問くるといいね」

姉御はイケメン好きだけど主要キャラだと好みの顔はどうなんよ

姉御はシャツとタンクトップだったらどっちを着るんだろう

姉御は何を食べたらそんなに胸が大きくなるのですか(武器商人 Mさん)


王子「おっ、質問きたよ!!」

 >>980

王子「姐御は面食いだけど、主要キャラだと好みの顔はどうなんよ? どうなんよ? とりあえず…主人公勢の男+俺から?」

ジェシカ「顔か…まず、論外はヨダカ、ライド」

王子「ヨダカは厳密には…」

ジェシカ「外見の話だろ」

王子「姐御がぶれねえ。シリウスは?」

ジェシカ「筋肉は認めてやらないでもないねえ」

王子「ほほう?」

ジェシカ「だが、あれは芯があるようでなさげだから却下」

王子「…外見の話じゃ」

ジェシカ「顔に出るだろ、そういうの」

王子「…そ、そうなのかなあ…? えーと、じゃあエルは?」

ジェシカ「レベルは高いな」

王子「おおっ、好感触?」

ジェシカ「筋肉も申し分ない」

王子「そこ、大事なんだね…。ヨダカも筋肉はついてるよ?」

ジェシカ「ガキに興味なんかねえ」

王子「さいでっか…。で、エルは?」

ジェシカ「…ありっちゃあり。だけど陰気な面だからそこまで別に…」

王子「意外と辛辣…? じゃ、万を辞して、この俺は!?」

ジェシカ「ない」

王子「」

ジェシカ「ない」

王子「2回言わなくてもいいのにっ!!」

ジェシカ「あたしが男なら、パーフェクトだったのにな」

王子「そこに落ちますか…。じゃ、次でーす」

 >>981

王子「姐御は、シャツとタンクトップ、どっちを着る!?」

ジェシカ「別にどっちも」

王子「…つまんねー」

ジェシカ「何を求めてる?」

王子「タンクトップでむっきむきの筋肉を見せつけてくるタイプで、揺れがもう、ぼいんぼいんなるとかさ?」

王子「意外とシャツでぴっちりしちゃって、もう、ボタンがはち切れんばかりだとかさ…むふふふ…」

王子「ふんぬぅ、ってやった途端にボタンがパチーンって弾け飛んじゃって、たわわな果実が…ぐへへへ――」

 ブゥゥンッ
 ドッゴォォォォォォォッ

王子「」ピュ-----

ジェシカ「懲りろ」

王子「…あ、頭から…血が…」

ジェシカ「潰す勢いでやったのに…ギャグ空間というものはまったく…」

王子「良かった…俺、俺、ギャグがこなせるキャラでほんとに良かった…!」

ちょっと真面目にガマーベの情報聞いとこうか


 >>982

王子「えーと…次です」

ジェシカ「何だ?」

王子「姐御は何を食べたらそんなに胸が大きくなりましたか…ということです。武器商人のMちゃんから」

ジェシカ「武器商人か…それなら、あたしとも関係がちょっとはありそうだねえ…」

王子「多分、敵意剥き出しだろうけどね」

ジェシカ「何故だ?」

王子「まあまあ、秘訣は?」

ジェシカ「…ふむ」

ジェシカ「……」

王子「…おーい、姐御ー?」

ジェシカ「…………いや、むしろあたしはこんなもの膨らむなという一念で食生活を考えていたからな」

王子「なんと…」

ジェシカ「これがあるせいで、あたしの胸筋が…! くそ、貧乳というのは何と羨ましいものか」

王子「Mちゃーん、そういうことらし――」

<パァァァァンッ

王子「」ドサッ

ジェシカ「ん?」

王子「持つ者の余裕に嫉妬されて、八つ当たりされました」

ジェシカ「分けてやりたいくらいなんだがな」

王子「じゃあ俺が、手から吸引するように…だから揉ませ――」

 ドッゴォォォォォッ

王子「ぼ…ボディー…もろ…」ググッ

ジェシカ「にしても、あたしに関する質問ばかりだな…。いつもこうか?」

王子「う、うん…大体…こんな傾向…あと姐御のボディー…なかなか、効く…」

ジェシカ「鍛え方が足りないだけだろ、そりゃあ」

 >>984

ジェシカ「ガマーベの情報を知りたいらしい」

王子「オーライ! そういうの待ってたんだよ! じゃあ姐御、フリップを」

ジェシカ「これだな」パタンッ

 ガマーベ王国
 ・元々は小国が寄り集まっていたが、ガマーベ王国が周辺国家を侵略・統合をして巨大化していった
 ・国土は旧バイス王国>暗夜王国>ガマーベ王国だったが、旧バイス王国の侵略によって、現在は暗夜王国と同等ほど
 ・貴族は軍に属さなければならず、戦果に応じて領地などが配分をされる
 ・貴族以外の軍属の人間は領地こそ得られないが、戦果に応じて給金が分配される
 ・侵略の大義名分は「未開の蛮族に文明を与えるため」で、他国を完全に見下している
 ・軍の規模は旧バイス王国>ガマーベ王国>暗夜王国だったが、完全にガマーベの一強状態に

ジェシカ「……なかなか…ってとこだなあ…。一筋縄じゃいかなそうな感じが」

王子「まあ、肝心なのは…魔族とどうやって手を結んじゃったか…ってとこだよね」

ジェシカ「どうやったんだ?」

王子「それはまだ内緒。で、暗夜王国が見劣りしてる感じだけど、軍の規模っていうのは騎士団に該当してるよ」

王子「騎士団はね、ぼろっぼろで立て直し中なのと、元々の人数が少なくて少数精鋭を貫こうとしてたから…って感じ」

王子「もっと突っ込んだことが知りたいなら、さらに追加して質問してくれておkだよ!」

魔族の種類を増やしてほしい

ついでに各国の魔族にどれだけ友好かを

1スレ目と4スレ目の>>1000が今だに回収されない件


 >>986

ジェシカ「魔族の種類を増やしてほしい…とのことだ」

王子「……うん、どういう、意味でだろうね。主人公選択時かな?」

王子「だとしたらねー…んー…」

ジェシカ「増やせばいいだろ、エルフだの何だの、適当に」

王子「いやね、外見ってさ、文章でしかあれだからあんまり意味ないかなー、というところがあるんだよ」

王子「で、そうなるとね、外見以外の差異ってのはあんまりなくなっちゃって、どれ選んでも同じじゃーん、とか…なりかねないかな、って」

王子「あと、なに? 単純に種類がたくさん思い浮かばないかな、って」

ジェシカ「考えろ、そこは」

王子「んー…はい…」

王子「あ、でもねでもね、前に…竜人? みたいのはいますかー? みたいの、あったと思うの」

王子「そういうのをだよ、選べるようにしてもね、設定上多分、強すぎちゃうんだよ。加えて、特別すぎちゃうんだよ」

王子「だから、あんまりなあ…っていうもろもろの事情があってさあ」

ジェシカ「特別だから主人公じゃないのか?」

王子「………ハイ」

ジェシカ「ゴー」

王子「いやいやいやいや、それは…こう…うん…考えさせてください…」

王子「あと、増やすって言っても…どんなのがお望みかな? っていう部分もあったりなかったり」

ジェシカ「それが実現可能範囲内だったら応じるのか?」

王子「それもありっちゃ、あり…かな? って具合」

王子「そんな感じです」

姉御!今までの女主人公の中で部下にしたい女はどれですか

姉御はランクで言うとA? それともB?


 >>987

ジェシカ「各国の、魔族に…どれだけ友好…か?」

王子「うん? 各国が、魔族に対してどれだけ友好的な態度を持っているか…ってことかな?」

王子「そういう解釈で答えるね?」

ジェシカ「どうなんだ?」

王子「ぶっちゃけ、魔族と友好的なところはありません。悪者なんだよ、認識としては」

王子「悪いことをしたのは、魔族に操られていたからなんだ、って言い訳が裁判でまかり通っちゃうくらい」

ジェシカ「なるほど」

王子「ガマーベ王国だってそうだよ。魔族とタイミングを謀って侵攻をしたけど、友好的な約束じゃないよ」

王子「互いが互いを利用する魂胆なのは確定です。まあ…それが、どこまで続くかは分からないし、半永久的に…ってなれば、まあ…ってかもだけど」

王子「だから、友好的じゃありません」

 >>988

ジェシカ「回収されていないそうだ」

王子「いや、あの、忘れてるわけじゃないんだよ…」

王子「カニと、モニカとサリーの再会でしょ? カニは…うん、悪いけど、ムリだよ」

ジェシカ「>>1000だぞ」

王子「でっかいカニなんか連れて歩くこともできないし、邪魔だしさあ、ムリなの。あれはあれ、ここはここなの!」

ジェシカ「4スレ目の方は」

王子「だって、再会したら、ガチファイト勃発だよ? それに発生条件はモニカかサリーと一緒にいて、かつ、そこが戦場」

王子「そうなると、2人の内のどっちか…一緒にいなかった方が現れて、モニカが牙を剥く…と」

王子「大体、そういう流れ。この条件がクリアーされないとぶっ込めないんだよ」

ジェシカ「>>1000だぞ?」

王子「…じゃ、何、どっちかと一緒にいたらいきなり、どっちかが現れて勃発の方がいい? それはそれで困るでしょ…?」

ジェシカ「面倒なものだな」

 >>990

王子「はい、そういうわけで、姐御! 今までの女主人公で、部下にしたいのは誰ですか!?」

ジェシカ「いない」

王子「えー?」

ジェシカ「あたしはひとりで充分なんだよ…。べたべた馴れ合うのだって必要だなんて思わないね」

王子「強いて挙げるなら! 誰かひとりを、絶対、部下にしなきゃいけないなら!!」

ジェシカ「……そしたら…モニカ」

王子「おーう…仲良くやれそうにねえぜ、姐御ぉ…」

ジェシカ「能力は買ってやらないこともない。スピカはお人好しがすぎて腹が立ちそうになる」

王子「なるへそ…ま、モニカちゃんはモニカちゃんで、多分、牙剥かれまくりだけど…」

ジェシカ「んなもん、あたしが調教してやりゃいいだけさ。それに、選べって言われるならってことだろ? そもそもいらねえんだよ」

王子「…………でも、モニカと姐御って…お胸の確執さえなければ相性は良さそう」

ジェシカ「そうかい?」

王子「どっちも、割とばっさり物事を考えるし、属性も一緒だから考え方も根底でちらほら噛み合いそうだし」

王子「容赦のなさったら群を抜く2人だし、頭も悪くないから頭脳プレーもできるし、肉体派でもあるし…あれ、これいいコンビだ」

ジェシカ「あたしの見る目は確かなんだよ」

王子「お胸の問題さえなければね」

ジェシカ「それはあたしの責任じゃない」

元主人公を仲間に~ってできる?
あと主人公が完全人外、半分人外はあり?(犬とか竜とかラミア的な)


 >>991

王子「姐御の強さのランクか…。じゃ、最新版をいってみよー!」

ジェシカ「フリップ…これか」パタッ

 戦闘能力
 SS 王子
 S ベテルギウス ララ
 A ヒヒイロ ベス スバル ゲンジ セーブル エル アルクトス シューメーカーレビー レイド (↑)
 B+ サリー シリウス ピース ヨダカ シャニ パルミラ ゼノビア ジェシカ インガ(New) レギオン(New)
 B モニカ スピカ ザニア ライド アルエレナ  デネブ(↑)
 C ポラリス ハレー ラジエ(New)
 D トレバー ミーシャ(↑)
 E リナ(New)

王子「Bが多すぎたから、その中で、上位と下位を分けてみたよ」

王子「で、前回の分から変動したのは矢印で表示。新規もそれと分かるようにしたよ」

王子「ていうか、姐御は前回、表示されてた…はず。まあ、変動せずにBの結果だけど」

ジェシカ「B+の方が上…という認識でいいんだな?」

王子「もち」

ジェシカ「それぞれ、どの程度なのか、ざっくりでも欲しいな」

王子「んーと…じゃ、フリップ追加してください」

 パタッ

 SS 比べるのもおこがましい的な? あーはん?
 S  ラスボス級の強さ。真っ正面から倒すには総力戦必須。それでも犠牲者は免れないかも知れません
 A  強キャラ。このランク同士が戦うと被害が甚大になるのは必須
 B+ Aほどじゃないにしろ、強キャラ。ただのBと比べれば差がありそうな強さ
 B  モブ相手なら勝ちは確定くらいの強さ。ただし、数の暴力にはどうしようもなかったりするかも
 C  モブよりちょいと強い程度。モブに囲まれちゃうと敗色が濃くなる
 D  かじってる程度。強くない。むしろ、武器を持ってる中では弱い方
 E  そもそも戦闘はしない。巻き込まれたらまず負ける

ジェシカ「……分かるような、分からないような」

王子「あーはん?」

ジェシカ「ムカつくな」

王子「まあぶっちゃけ? 俺は出ないからこその、この立ち位置でもあるんだけどねー」

 >>993

ジェシカ「元主人公を仲間にすることは可能かどうか…。それと、主人公が完全…もしくは半分人外はありか、なしか…だそうだ」

王子「じゃあ前者から。主人公勢を仲間にすることは、可能っちゃ可能です。でもコンマに恵まれて、安価も間違えないのが条件です」

王子「まあでも、性格によっては…割とたやすいのもいるんだけどね。シリウスとか、スピカは仲間にして同行させるのは容易な方」

ジェシカ「主人公の方は?」

王子「んー…人型を保てないとダメです。犬とか、竜とか、なしです。ラミア…って、あの、下半身がヘビみたいな?」

王子「ああいうのはねー…んー…ギリアウト! ただし、人型に変身なり、何なりできるのであればセーフ! てな具合」

王子「どうしても、人間と関わらなきゃいけない必要性はあるし、魔族って人間には忌避されるところでもあるからバレちゃダメなんだよ、基本」

王子「ロールする上でバラしてくのは別にいいけど、まあ…うまくいく場合と、あっちゃー…ってなる場合もあるから気をつけてね」

ジェシカ「あたしを仲間にすることもできるのか?」

王子「姐御は領主って立場だから、フットワーク重いけどねー。でも、一旦、外に出ちゃえば…ってなパターンはあるかも?」

ジェシカ「あり得るな」

王子「そういう具合です」

ファンタジー学園の呪文でジェシカが反転したらどうなるのよさ

そういや姉御は学園でどんな立ち位置?

1000ならモニカが旅に同行


 >>995

ジェシカ「ファンタジー学園に登場した、あの魔法であたしが反転したら…?」

王子「あー…確かに姐御って、善とも悪ともなんとなーく判別がつかなそうだし?」

ジェシカ「そうかい?」

王子「姐御的にはどう?」

ジェシカ「…別にどっちでもいいだろ、興味がないよ、あたしゃ」

王子「じゃあ、実際にかけてみよー!」

ジェシカ「は?」

王子「思想変換魔法!」パァァァッ

ジェシカ「っ――」

王子「姐御…気分はどうですかい?」

ジェシカ「…」

王子「………あれ? 姐御?」

 ガッ
 グググッ

王子「いだだだだだっ…! あ、アイアンクローはダメ、割れる、割れるからぁっ…!」バタバタ

ジェシカ「あたしを姐御なんて呼ぶんなら、経緯ってもんを払ったらどうだい? ええ?」

王子「ごめんなさい、姐御、ほんとごめんなさい、ごめんなさいっ!」

ジェシカ「ごめんで済めば騎士なんざいらねえんだよっ!」

 ブンッ
 ドゴォォォォッ

王子「ぐはっ…あ、姐御…これは…何かに目覚めそ――」

 ゲシィィィッ

ジェシカ「王子」

王子「は…はひ…」

ジェシカ「焼きそばパン、2分10秒内で買ってきな」

王子「はい、喜んでぇっ…!」ダダダッ

王子「――と、茶番はここまで、解除っ!」

ジェシカ「ぐぅっ……………ハッ…あたしは、一体…」

王子「危なかった…。危うく、パシられる喜びに目覚めるところだった…。顔面を踏みにじられながら見上げた時のおっぱいったら…もう…」

 >>996

ジェシカ「次は…あたしの、あの学園での立ち位置」

王子「フリップです、どーん!」

ジェシカ「おい、いつの間に…」

 【姐御】ジェシカ【3年1組】
 ・得意科目は社会と体育と技術。苦手科目は数学
 ・学園勢力としては無所属だが、ミーシャとラジエが舎弟となっており、彼女を引き込もうとする勢力はあったが叩きのめされて諦められた
 ・尚、ワルの一大勢力であるベテルチームからは一目置かれているとかいないとか

王子「最上級生だね。でも色々なとこに一目置かれてるらしい…って噂が流れてるね」

王子「授業中に居眠りかまして、先生に指名されて問題解けって不意打ちでされても、さらっと解いちゃうタイプだよ」

ジェシカ「あんまり絡んでいかねえ立ち位置だな」

王子「そのとーり!」

王子「さて…そんなわけで、残りが少ないのでQ&Aコーナーはここまででーす! 姐御、ありがとうございました」

ジェシカ「じゃあな」ザッ

王子「姐御、かっけえ! と、そういうわけで、終わりですよ! また今度会いませう! さて、ここの>>1000はどうなるかな!?」

1000ならヨダカとインガが幼馴染(二人は忘れている)

1000 なら聖眼の秘密が明らかに

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