絵里「のぞみ、のぞみ」 (55)


希「なに、えりち?」

絵里「100円ショップよ! 見ていきましょう!」アレ

希「ええけど」

絵里「このお皿、100円よ!」ムハー

希「まぁ、100円ショップやからね」

絵里「のぞみ、のぞみ。どう、似合う?」ハナメガネ

希「ぶはっ!? えりち、それはあかん!」

絵里「ぐるぐるメガネよ!」チャクヨウ

希「えりち、アイドルとしてその格好はあかんよ」

絵里「えー」プクー

希「代わりにこのたぬきのぬいぐるみを持っておき、ね?」

絵里「かわいい。希みたい」

希「どういう意味なん!?」

絵里「はらしょー」><

希「ハラショーで誤魔化そうとしてもそうはいかんよ?」

絵里「のんたぬ買って、エリチカお家にかえるー」ピュー

希「あっ、えりち。待ちー!」



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絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん、えりち?」

絵里「駄菓子屋よ! 入ってみましょう!」

希「まぁ、ええけど」

絵里「うんまい棒、10円よ! 味もいっぱい選べるわ!」

希「えりち、それうまい棒や。決してうんまい棒やない!」

絵里「? のぞみ、のぞみ。この絵のついた丸い紙はなに?」

希「メンコやね。1枚を地面において、もう1枚を地面に叩きつけるんや」

絵里「ぼ、暴力的な遊びなのね……」

希「ちゃうよ。その風圧で地面に置いてあるメンコが裏返ったら、自分のものになるん」

絵里「恐喝!? それはいけないわ!」

希「……えりちに昔の遊びを教えるのは難しいかもしれんね」

絵里「のぞみ、のぞみ。コーラだって! 薬みたいな袋に入っているのに不思議ね」

希「ああ、粉末ジュースやね。水で溶かしてジュースにするんよ」

絵里「えっ!? 20円でコーラが飲めるの!? ハラショー!」

希「うーん、コーラとは書いてあるんやけど、これはコーラと言って良い代物なんやろか」

絵里「のぞみ、のぞみ。閃いたわ! 水に溶かさないで口の中に入れるの! そうすれば水なしでも飲めるのよ!」

希「子供の頃、そういう子おったよね」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんや、えりち?」

絵里「文房具屋よ! 行ってみましょう!」

希「まぁ、ええけど」

絵里「まとまる君だって! 消しカスがまとまるのよ!」

希「小学校の頃使ってたね」

絵里「ぽめら? なんだか、小さいパソコンみたいね」

希「最近の文房具屋はハイテクやね」参考URL→ttp://www.kingjim.co.jp/pomera/

絵里「のぞみ、のぞみ。この筆箱凄いわ!」

希「ギミック筆箱やね。ボタンを押すと、ルーペが出てきたり、鉛筆が立ち上がったりするん。鉛筆削りとかもついてるで。ちなみにウチは世代やないで」

絵里「? スーパーボールよ! おおっきいわ!」

希「前回の駄菓子屋でも売っていたやん。おっ、ドラゴンボールのスーパーボールやん!」

絵里「ハンコって持っていた方が良いのかしら」

希「それはシャチハタやね。インクが内臓されているから、押すだけで簡単に押印できるんよ」

絵里「ラミネートフィルムの在庫ってまだ大丈夫だったかしら?」

希「ストックはあったはずやよ。……どうしても文房具屋やと、生徒会の備品が気になるもんやね」

絵里「そうね。これも一つの職業病かしら?」

希「かもしれへんね」




絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん? えりち」

絵里「コンビニよ! 入りましょう!」

希「いや、コンビニなんてどこにでも──なんやて!? ノーソンやと!?」

絵里「ローソンの姉妹店かしら?」

希「あれ? ウチらどこに入り込んでしまったんやろ?」*某県にノーソンは存在します

絵里「野菜が多いわね」

希「普通の商店やね」

絵里「アイスを買おうかしら」

希「ガリガリ君にする?」

絵里「いいえ! このゴールドあずきバーにするわ!」

希「えりちはリッチやね」

絵里「ゴールドと言うくらいだし、普通のあずきバーの10倍は硬いはずよ!」

希「金って案外柔らかいんよ」

絵里「ちなみにあずきの缶詰と水があれば、あずきバーっぽいものは作れるのよ!」ドヤッ

希「なんでえりち、そんなにあずきバーに熱心なん?」

絵里「そこにあずきバーがあるからよ!」

希「そこに山があるからみたいに言われても、なぁ」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「はい、ウチは希です」

絵里「ゲームセンターがあるわ! 行ってみましょう!」

希「2期の時、行ったやん。まぁ、ええけど」

絵里「噂ではハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみって言うものがあるらしいのよ」

希「残念ながら、このゲームセンターにはないようやね。お店の名前からして」*セガプライズがないお店です

絵里「しょぼん」

希「ん? あそこにおるんは海未ちゃんやね」

絵里「あら、本当ね。海未ー」

海未「おや? 絵里に希ですか?」

絵里「珍しい場所で会うわね」

海未「そうですね」

希「海未ちゃんは何で遊んでたん?」

海未「これです」→アイ○ルマスター・アーケード版

希「あかん、あかんよ! 海未ちゃん」

海未「? 確かに稼働はすでに終えていますが、懐かしくなってつい来てしまうのです」ウフフ

絵里「故郷のロシアみたいなものね」アハハ

希「……2人が幸せそうなら、それでええよ。年齢的なこととか同業他社とか別に気にせんし」

絵里・海未「?」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「ウチ、のんたん」

絵里「古本屋よ! 行ってみましょう!」

希「ええよ」

絵里「あら? あれは花陽じゃない?」

希「ほんまや。花陽ちゃん、奇遇やね?」

花陽「!? ……あ、希ちゃんに絵里ちゃん」ホッ

希「ごめんな、驚かしてしもうたみたいで」

花陽「いいえ、大丈夫です」

絵里「花陽は何か探しに来たの?」

花陽「はい。ゴルゴ13を最近集めているんです」

希「……随分渋い趣味やね」

絵里「サバイバルも面白いわよね」

花陽「はい、分かります!」

希「なんで、えりちがその話題についていけとるん!?」

花陽「絵里ちゃんたちも何か探しものですか?」

絵里「ボンボン版のロックマンXシリーズがないかなぁって思って」

希「あれ? えりちって故郷はロシアやよね?」

花陽「あっちにX2の1巻が確かありました」

絵里「ほんと?」ハラショー

希「……2人とも盛り上がっとるし、ウチはネウロでも読んでよ」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なあに、絵里ちゃん?」*穂乃果の声真似

絵里「あそこに家電屋さんがあるわ! 行きましょう!」

希「……ウチのボケに突っ込みはないんでしょうか?」

絵里「ハラショー! マッサージチェアがあるわ!」

希「まぁ、家電屋やからね」

絵里「生き返るわー」ブーン

希「早速くつろいどるし!」

絵里「ああー」ブーン

希「えりちがマッサージチェアの魔力に飲み込まれたんよ」

凛「あれー? 希ちゃんだー」

希「凛ちゃん? 珍しいところで会うね?」

凛「うん! 単3電池を買いに来たの。希ちゃんは?」

希「えりちの付き添い」

凛「あっ! マッサージチェアと一体化しているけど絵里ちゃんだ!」

希「そうなん。えりちはマッサージチェアの魔力に飲まれたんよ」

凛「そうなんだ。それじゃあ、凛は帰るね」バイバイ

希「あ、うん」バイバイ

希「……やけに素っ気ない気がするんやけど、凛ちゃんだしな」

絵里「ああー」ブーン

希「……ウチも帰ろっかな」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん、えりち?」

絵里「ラジ館よ! 行ってみましょう!」

希「まぁ、秋葉やし、ラジ館も復活したし、やからね」

絵里「ハラショー! オミアゲ、イッパイネ」

希「何で、片言になったん? ねぇ、何でなん?」

絵里「希はアゾン、ボークスどっちに行く?」

希「何でウチがドール趣味なこと前提なん?」

絵里「私はまんだらけに行くから、希とはここでお別れね」

希「それならなんで! ラジ館行こうって言ったん!? 意味分からへんよ!」

絵里「ファイズのベルト安くなってないかしら」

希「えりちはいつもマイペースやね!」

にこ「あら? そこでコントを繰り広げているのは、絵里ちゃんと希ちゃんね」

希「ニコっち! このえりち、どうにかしてぇ!」

にこ「お、おう。ねぇ、絵里ちゃん、何があったのよ?」

絵里「? ニコだったら、ファイズフォンとデルタフォンどっちにする?」

にこ「ファイズフォンね。アクセルとかブラスターで拡張できるし」

絵里「やっぱり? でも、オーガドライバーもあったから悩むところよね」

にこ「そうね。とりあえずまんだらけ行く?」

絵里「ええ、行くわ」

希「なんで! ニコっちがえりち側になっとるん!?」バンバン



真姫「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん、えりち──じゃない!?」

真姫「模型店があるわ! 行きましょう!」

希「え? なんで真姫ちゃんなん!? 何でえりちの口調真似とるん!?」

真姫「……ここだけの話。絵里ちゃんとじゃんけんしたのよ。負けたのよ。罰ゲームで絵里ちゃんの物真似をしているのよ」

希「えりちもそうやけど、真姫ちゃんも何しとるん!?」

真姫「とりあえずそういうことだから、私は絵里ちゃんとして扱って」

希「納得はできへんけど、まぁええよ」

真姫「のぞみ、のぞみ。アドバンスド・ヘイズルがあるわ!」

希「ウチ、ガンダムよく分からんのよ」

真姫「カッコいいわね。買って、亜里沙に自慢しようかしら」

希「真姫ちゃん、役に入り込み過ぎやで……」

絵里「あら? 絵里ちゃんに希ちゃんじゃない?」

希「うわっ、元凶が現れおった!? しかも、それ真姫ちゃんの物真似なん!? じゃんけんで勝ったのに!?」

真姫「あら、真姫じゃない? どうしたの?」

絵里「ファイズのプラモデルを買いに来たのよ」

希「……えりち、ファイズ好き過ぎやん」

真姫「それよりも、ヘイズル改にしない?」

絵里「イミワカンナイ」

真姫「ハラショー」

希「……ウチ、疲れた。帰る」

絵里「イミワカンナイ」

真姫「ハラショー」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「……」チラッ

希「なんなん? えりち?」ホッ

絵里「再びやってきました、この駄菓子屋!!」

希「そのテンション、なんやねん!?」

絵里「のぞみ、のぞみ。すっぱいレモンにご用心だって! 買ってみましょう!」

希「ウチ、知っとるよ。こういう時、酸っぱいガムに当たるのはえりちなんよ」

絵里「え?」ガー

希「何で3個一気に食べとるん?」

絵里「だって、1個酸っぱいんでしょ? それなら3個食べたら中和されるじゃない?」

希「いや、分かるけど! 分かるんやけど、普通は違うやん!」

絵里「仕方がないわね。このラーメンじじいをあげるから、ね?」

希「嫌やよ! それ辛いやつやん! あと、何でえりちが妥協したみたいになっとるん!?」

絵里「のぞみ、のぞみ。このアンティークな箱は何?」

希「……ああ。10円玉を転がすゲームやね」

絵里「どうやって遊ぶの?」

希「上の入れ口に10円玉を入れて、左右にあるレバーで当たりまで持っていくんよ」

絵里「当たりに入るとどうなるの?」

希「10円玉がもらえるよ」

絵里「ハラショー! 当たりに入れ続ければ永遠に遊べるわね!」

希「ああ、うん、そうやね」



ネタ切れ

ネタができたら、また続けます


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なに、えりち?」

絵里「スーパーがあるわ! 行きましょう!」ワクワク

希「なんで、スーパーでそんなにテンション上がっとるのか分からんけど、ええよ」

絵里「わーい」

希「入ってすぐ、お菓子売り場とはえりちは子供やな」クスッ

絵里「ええと……これと、これと──」

希(なんやここ!? ウチの知ってるお菓子売り場と違う! 玩具売り場やん!?)

絵里「のぞみ、のぞみ。アサキンのフルコーンも買った方が良いかしら?」

希「ウチ、その言葉の意味分からんよ。って高っ!? これ2千円超えとるやん!?」

絵里「? 販売価格は2400円だから、値引きされているのよ」

希「うそっ!? 本当はもっと高いん!?」

絵里「とりあえず、フルコーンも買って……ハラショー! 66アクションのクウガが3体あるわ! 買いね!」

希「なぁ、えりち。ここって玩具売り場なん?」

絵里「え? 食玩売り場よ」

希「こんなに高いのに?」

絵里「うふふ、のぞみったら。アサキンのネオジオングなんて9990円するのよ」

希「それ、もう食玩とちゃう……」

絵里「ガムが3個も入っているのよ!」ドヤッ



希「えりち、えりち」

絵里「なあに、のぞみ?」

希「そこに穂むらがあるやろ?」

絵里「あるわね」

希「寄ってかん?」

絵里「良いわね」

希「こんにちはー」

絵里「ズドラーストヴィチェ」

希「え? えりち、なにその流暢だけど、意味の分からない言葉は?」

穂乃果「あ、希ちゃん、絵里ちゃん。ずどらーすとヴぃちぇー」

希「え、穂乃果ちゃんは分かるん!?」

穂乃果「ロシア語でこんにちはだよ」

絵里「流石穂乃果ね!」

穂乃果「絵里ちゃんに教わったからね」フンス

希「何故、えりちはそんな無駄知識を穂乃果ちゃんに教えてしまったんやろか……」

絵里「むっ! 無駄知識じゃないわよ! のぞみのばか!」

穂乃果「まぁまぁ、絵里ちゃん。希ちゃんはヴィオーチンドーブルイなんだから」

絵里「まぁ、仕方がないわね」ムゥ

希「? 穂乃果ちゃん、どういう意味?」

穂乃果「あなたは優しい人です、だよ」

希「///」プシュー


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん、えりち?」

絵里「ここにほむまんがあるでしょ?」

希「あるんね」

絵里「それで、穂乃果にお金を渡すでしょ」

穂乃果「まいどあり♪」

絵里「そうすると、このほむまんがもらえるでしょ?」

希「せやね」

絵里「それでこのほむまんを半分にして、はい、のぞみ」ハイ

希「? もらってええの?」

絵里「当たり前じゃない」クス

希「ありがと。えりち」ドウモ

絵里「なんだか、こうして食べていると幸せになれるわよね?」モグモグ

希「せやね」モグモグ

穂乃果「あ、お客様。店内でのご飲食はお控えください」

絵里「……」

希「……」

穂乃果「家の中で食べよ」コッチ

絵里・希「お邪魔しまーす」


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なに、えりち?」

絵里「ことりが居るわ」

ことり「こんにちは。絵里ちゃん、希ちゃん」

希「こんにちは、ことりちゃん」

絵里「ことりもほむまん食べに来たの?」

ことり「ええと、なんとなく寄っただけだよ」エヘヘ

希「流石幼馴染やね」

絵里「ことり、スーファミやりましょ」

ことり「いいよー」

希「え? スーファミ? ここにあるん?」

ことり「これだよー」ヨイショヨイショ

絵里「何にしようかしら? マリカも良いけど、新桃太郎伝説も捨てがたいわ」

希「年代物やね? 穂乃果ちゃんの私物なん?」

ことり「穂乃果ちゃんのお父さんのものだって、前に穂乃果ちゃん言ってたよ」

希「なるほどなー。ってえりち、勝手に始めとる!?」

絵里「ことり、希望の都に着いたところだから、福笑いでもやりましょうか?」

ことり「うん! 希望の都楽しいよね」

希(あかん。話についていかれへん。ええと、カセットは新桃太郎伝説……?)



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん、えりち?」

絵里「どう、私のこの腕前は!」ドヤッ

希「……桃太郎の目と口が逆についとるよ」

絵里「あれー?」

ことり「絵里ちゃん、どんまい」

絵里「のぞみもやってみて」

希「まぁ、ええけど。……意外と難しい、ねん」

絵里「関係ないけど、このゲーム貧乏神って言うキャラを仲間にできるねん」

希「……絶対ウチの言葉から連想したんやろ?」

ことり「あはは……」

絵里「よし、それじゃあ、微笑みの村に行ってみましょう!」

ことり「あ、鬼の笛を使って、レベル上げかな?」

絵里「銀次さんにはお世話になりました」テッテテーレテッテッテ

希「なんやこの画面。アホって書いとる……」

絵里「大黒天様出ないわね……」

希「えっ!? なんで戦闘画面なのに計算の問題が出るん?」

ことり「この辺、ユーモアだよね」

絵里「大黒天様出ない」(TヘT o)


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「はい? 希はウチですが」

絵里「ペリメニ食べたい!」

希「いや、ウチ、その料理知らんよ」

絵里「日本の水餃子みたいなロシア料理よ」

希「うーん、流石にロシア料理の店は知らんなぁ」

絵里「ラーメン屋で出してくれないかしら?」

希「いやいや、えりち。ラーメン屋に求め過ぎやで、それは」

絵里「常連になると出してくれる気がするの!」

希「え? 意味分からんよ」

絵里「仕方がないわ。クレープでも食べて帰りましょう」

希「ペリメニは!? なんで全然関係ないものが出てきたん!?」

絵里「そう言う時ってないかしら? ペリメニを食べられなくて、泣く泣くクレープを食べるような、そんな時が」

希「ない!」ダンゲン

絵里「最近、希が冷たいわ」

希「いや、ウチ結構ノリを合わせているんよ!?」

絵里「そんな……それじゃあ、赤の他人みたいで寂しいわ」

希「面倒くさいな、この子」

絵里「とりあえず、ペリメニ食べて帰りましょう!」

希「だから、無理やって! あと、クレープどこに行ったん!?」



続く(かも)

面白かった。続き待ってる。
水差すようで悪いが、穂むらの店内は喫食スペースの描写が漫画にはある。あと、穂むらのモデルとなった竹むらも店内で食べられる。

ペリメニが食べられるラーメン屋…
つい最近そんな話を読んだような…

>>21
そうかい。そりゃ、よかった

>>20
やっぱり飲食できましたか。漫画も途中までしか読んでなかったのでそこまで確認できなかったです。
まぁ、今回はレジの前で食べていた2人を穂乃果が自然な形で家に上げたと思ってもらえれば。

>>21
よくある、よくある

>>22
おやじさん、何やっているんですか?


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんやの、えりち?」

絵里「私ってかしこいと思わない?」

希「思わない」

絵里「そうよね──えっ!? 思わない!?」

希「なぁ、えりち。現実見よ」

絵里「だ、だって成績良いし。元生徒会長よ?」

希「かしこさと成績は必ずしも繋がらんよ。勉強ができるってだけかもしれんし」

絵里「そ、それじゃあ、元生徒会長なのは?」

希「人望やない?」

絵里「えへへ」テレテレテレテレ

希「つまり、えりちはかしこくないってことや」

絵里「何でよ!?」

希「いや、逆にえりちがかしこいエピソードってある?」

絵里「えー、例えば……ないわ!?」

希「せやろ?」

絵里「そ、そんなばなな……」

希「古過ぎる上に、すべっとるよ」

絵里「ばななだけにね!」ドヤッ

希「あかん。この子、本当にかしこくないわ」



絵里「のぞみ、のぞみ」

絵里「なんなん、えりち?」

絵里「ラーメン屋さんよ! 行きましょう!」

絵里「まぁ、ええけど」

絵里「こんにちは、ラーメンください!」フラリ

店主「何味だい?」

絵里「しょうゆ」

店主「はいよ! 醤油ラーメン一丁!」

絵里「のぞみは何にする? え? わたしと同じ?」

店主(この嬢ちゃん、ヤバイな)トントントン

絵里「しょうゆもう一つください」

店主「一つ目を食ったらな。はいよ、醤油ラーメン!」

絵里「わーい」モグモグ

絵里「おいしいでーす」

店主「そりゃ、良かった」

絵里「のぞみは? おいしい? ふふっ、良かったわ」

店主「お前さんには何が見えているんだよ?」

絵里「のぞみです」

店主「……そうかい。深くは触れねえぞ」

希「あっ!? えりち、こんなところにおったん!?」

絵里「あっ! のぞみ! あれ、ここにももう一人のぞみが居るのよね?」

希「もう! こんな高熱で外を出歩いて! とっとと家に帰るよ!」

絵里「私はかしこいから!」

店主「まぁ、なんだ、嬢ちゃんも大変だな?」

希「……これでもウチの親友ですから」

店主「そうか。元気な時にまた来な。サービスしてやるよ」

希「ありがとうございます」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんや、えりち?」

絵里「プリンが食べたいわ!」

希「なんでこの子、風邪なのに食欲旺盛なん?」

絵里「ぷりん、ぷりん、ザッハトルテ!」

希「なんで、ザッハトルテになったん!?」

絵里「え? ザッハトルテが突然食べたくなる時ってない? あっ、オペラが食べたいわ!」

希「……甘いものが食べたいんね?」

絵里「流石のぞみね!」キリッ

希「りんご、むいてあげるから。それ食べなあ」

絵里「りんごも良いわよね。あっ、アップルパイ食べたい」

希「はいはい」

絵里「のぞみはりんごをむくのが上手いのね?」

希「こんなん、普通やん。はい、りんご」

絵里「うさぎさん!」シャク

絵里「おいしい!」

希「はいはい、良かったね。これ食べたら寝るんよ?」

絵里「うん!」



絵里「のぞみ、のぞみ」キリッ

希「なんなん、えりち?」

絵里「のぞみはリリホワで上手くやれてる?」キリッ

希「それこそなんなん? 唐突に」

絵里「いえ、ねぇ? BiBiの私といつも一緒に居るからユニットとして大丈夫かと思って」キリッ

希「……えりち、いちいち顔をキリッとさせんでもええよ。あと、えりちにブーメランで同じことを返すわ」

絵里「そんなわけで、今日はリリホワの2人をお呼びしました!」キリッ

海未「呼ばれて飛び出て園田海未です」

凛「凛です」

希「え? リリホワで何かあるの?」

絵里「呼んでみただけです!」キリッ

海未「まぁ、語りましょうか」

凛「そっか。それじゃあ、凛帰るね」

希「あの……凛ちゃん? 何か最近そっけなくない?」

凛「えー、そんなことないよ。それじゃあ、凛帰るね」

希「いやいや、前は一言ごとに帰るとか言わんかったやん?」

海未「まぁまぁ、希。凛も悪気はないのです」

希「いや、悪気とかそういう話なん?」

凛「ねぇ、絵里ちゃん。凛の三原さんの真似、上手い?」

絵里「ええ、どんな時でもバイトに行こうとする彼の演技とても良く出ているわ」

凛「わーい」

海未「ちなみに三原とは仮面ライダー555に出てくる弱いデルタの人です。絵里が凛に布教していました」

希「またえりちの仕業か!?」

絵里「それも絢瀬絵里って奴の仕業なんだ!」ドヤッ



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんやねん!? えりち!」

絵里「リリホワの中にBiBiが一人居ますが、居心地が悪いです」

希「えりちが引き起こしたことやん!」

凛「そっか、凛帰るね」

希「凛ちゃんも帰る帰る言わんと!」

海未「あー、穂乃果ですか? 私です私。え? 詐欺ではありませんよ。あはは、うふふ」

希「海未ちゃんは人前で電話するのやめようや」

海未「いつ千○からメールが来るか分かりませんので」

希「稼働は終わっとんの! それ以前に電話と関係あらへん!」

海未「いやー、流石希の突っ込みは違いますね」

凛「やっぱり希ちゃんはリリホワに欠かせないよね? それじゃあ、凛帰るね」バイバイ

希「あっ……ほんまに凛ちゃん帰ったやん……」

絵里「新生リリホワの誕生ね!」

海未「なるほど! 私、希、絵里のリリホワですね!」

希「なんでナイスアイデアっぽい感じなん!? 凛ちゃんを仲間外れにしないでよ!」

海未「はっ!? 絵里、ここに真姫が居ればソルゲ組が完成してしまいます!」

絵里「それはまずいわ! ソルゲ組の集いは来週の月曜日に行う予定ですもの!」

希(ウチ突っ込みしなければ、この話終わるかな?)

海未「あっ、真姫ですか? 今、絵里の家に居るのですが、来ませんか? えっ? 用事がある? そうですか、それでは絵里の家に集合です」ガチャ

希「真姫ちゃん、用事があるんやろ!? なんで強制みたいに電話しとんの!?」

絵里「まぁまぁ、のぞみ。ペリメニよ♪」

希「意味分からん!」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん!? えりち!?」

絵里「真姫が来たわよ」

真姫「私、星のカービィスーパーデラックスを100%にするために忙しいのよ!?」

希「この子、本当は暇やろ!?」

海未「よくぞ来ました真姫。これでソルゲ組が揃いましたね」

希「それじゃあ、ウチ帰るね」

絵里「では、これよりソルゲ組第321回定例会議を始めます。議題はのぞみです」

希「321回!? そんなにやっとんの!? あと、ウチが議題ってなんでやねん!?」

海未「希。実際は26回くらいです。何回かはその場のノリで決めています」

真姫「希ちゃんね……とりあえず胸が大きいわね」

希「真姫ちゃん!?」ガビーン

海未「あと、似非関西弁を使いますね」

希「似非言わんと!」

絵里「意外と良い匂いがするわ」

海未「ほぅ」

真姫「なるほどね」

希「2人共! どこに感心しておるねん!?」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「……なんなん、えりち?」

絵里「昨日のソルゲ組の集いは楽しかったわよね?」

希「……ウチを獲物にして、3人で好き勝手に話してただけやん!」

にこ「何の話?」タッタッタッ

絵里「おや、にこではないですか」

希「え? なんでいきなり海未ちゃんの真似しとるん?」

にこ「べ、別にニコはぼっちだから駆けつけてきたわけじゃないんだから!」

希「ニコっち何言っとるん?」

絵里「ニコ、これから100円ショップ行かない?」

にこ「えっ!? 100円でなんでも買い放題のあの100円ショップ!?」

希「なんでニコっちそんなに食いつき良いんよ!?」

絵里「ふっ、ニコ甘いわね。正確には108円よ!(2015年現在)」

にこ「し、知っているわよ! そんなこと(え、マジで?)」

希「……なんか最近、皆キャラが振り切れておらん?」

絵里「えっ!? ホラー的なテイストの方が良いの?」

希「何でホラーよ!?」

にこ「これはニコが1年生の時の話です」

希「ニコっちも怪談を始めんと!」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「……ウチ、もう疲れたんよ」

絵里「そんなわけで来ました! 100円ショップ!」

にこ「いえー♪」ドンドンパフパフ

希「分からん。2人のテンションがよく分からん」

にこ「アイドル部の部室って窓があるじゃないですか。ある日、気が付くと血の手形がついていたんです」

希「止めて! ニコっち前回の怪談を引っ張らんといて! ……ちなみにそれマジ話?」

にこ「マジよ。それはともかく100円ショップね!」

希「やめてー! 部室に一人で入れんやん!」

にこ「ねぇ、絵里ちゃん。これ300円よ!」

絵里「え? 100円ショップでしょ。そんなそんな……本当だわ!?」

希「いや、あのね、100円ショップでも200円とか300円のものも普通にあるから」

にこ「危ないところだったわ。うっかりこれをレジまで持っていくと、200円足りなくなるわね」

絵里「いえ、ニコ。正確には216円よ!(2015年現在)」

希(皆、ストレスでもたまっとるんかな? そういうウチはストレスマッハです)

にこ「ニコはこれを買うことにするわ!」

絵里「ボールペン10本セット!? やるわね、ニコ。私はこれよ!」

にこ「!? ドライバーセットね! これで100円なんて流石ね!」

希(ちなみに、どちらも100円ショップで買うとわりと痛い目にあうんよ)



続く(と思う)

徐々に暴走を始めるメンバーたちを希は止めることができるのか!?

……そんな話だったっけ?


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんやの? えりち」

絵里「私とのぞみでラジオをやりましょう!」

希「え? 中の人はもうやっとるよ?」

絵里「? それではのぞえりラジオスタートです♪」

希(中の人と同じやん!?)

絵里「こんにちは、絢瀬絵里役絢瀬絵里です♪」

希「え? ウチもやらなあかん感じ?」

絵里「もう、のぞみ。ラジオはもう始まっているのよ!」

希「えー。……希パワーたっぷり注入! はい、ぷしゅー」

絵里「?」

希「……いただきました、は?」

絵里「? のぞみが分からないわ……」ハァ

希「え、これウチが悪いの?」

絵里「それでは東條希役東條希と絢瀬絵里役絢瀬絵里でした。バイバイ~」

希「もう終わったん!?」

にこ「にこりんぱなもよろしくね(ハート)」ニッコニッコニー

希「ニコっち!? いつの間におったん!?」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなん、えりち?」

絵里「私キュアブラックね。のぞみはキュアホワイト」

希「プリキュア? しかも初代?」

絵里「地球の平和はこのキュアブラックが守ってみせる! くたばれゾンダー!」

希「え? プリキュアってこんな感じだったっけ? あと思いっきりゾンダー言っとるね」

絵里「こうなったら、最後の手段よ!」

希「何が起きて、どうなったらその展開になるん?」

絵里「のぞみ! 合わせて!」

希「はいはい」

絵里「いっくわよー! ぷりきゅあ~やつざきこうりん!」」

希「八つ裂き光輪!? なんでもプリキュアつければ許されるわけやないんやで!?」

絵里「今日も敵を真っ二つ♪ ブイ!」v

希(おかしいな、ウチの知っているプリキュアとちゃう……)

海未「……」ニヤニヤニヤ

希「海未ちゃん!?」

海未「あ、どうぞ気になさらず、続けてください」プッ

絵里「うわーん! 海未に見られた恥ずかしいー!」ピュー

希「……えりち、羞恥心あったんや……」

海未「携帯に録画しましたけど、見ます?」エリカワイイ

希「見る」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんやの、えりち?」

絵里「トラップカード発動! 聖なるバリアミラーフォース!

希「それじゃあ、ウチはスターライト・ロードを使うで」

絵里「えぇー!? スターダスト・ドラゴンが増えるー!」

花陽「こんにちはー。あれ? 遊戯王ですか?」

絵里「そうなのよ! のぞみがスターダスト・ドラゴンを増殖させて困っているのよ!」

花陽「……あの、スターダスト・ドラゴンがすでに居る時点でミラーフォースは厳しかったんじゃないでしょうか?」

希「せやね。えりち、他に伏せカードもないし、特殊能力持ったモンスターもいないしで、ないない尽くしやん」

絵里「うぅ……。遊戯だったら、これでも勝っているのよ!」

花陽「原作の遊戯さんのデッキはかなり使いづらいですからね」

希「それじゃあ、今召喚したスターダスト・ドラゴンも攻撃して。はい、えりちのライフはゼロや!」

絵里「はうっ!? 私のラーが召喚できてさえいれば……」

希「それラーちゃう、ヲーや」

花陽「ラーは原作と大分違う能力になっちゃいましたからね。オベリスクはまだ使いやすいんですけど」

絵里「のぞみ! もう一回勝負よ!」

希「嫌や。ウチもう疲れた。花陽ちゃんにお願いして」

絵里「花陽! 勝負よ!」

花陽「シャドールしか持ってきてないけど、良いのかな?」

絵里「シャアだか何だか分からないけど、私が勝つわ」キリッ

希(いや、花陽ちゃんガチデッキだから無理やろ)



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「はいはい、えりち」

絵里「たまには女の子らしい話題でも話さない?」

希「……まぁ、いつも仮面ライダーとか遊戯王やからね」

絵里「のぞみはヘアカラー何使ってる?」

希「ちょっ!? 危ない話題をふらんで!」

絵里「私はプリティアのハイブリーチよ!」

希「え? その髪、染めてたん?」

絵里「あはは、そんなわけないでしょ?」イヤネ

希「ぶん殴っても良い?」

絵里「え、駄目よ! 希は何で染めてるの?」

希「えりちは染めてないって言ったやん!」

絵里「でも、常識的に考えて紫って髪色はヘアカラーが必要よ?」

希「なに、さらっと禁忌に触れてんの!?」

絵里「あ、分かった。白髪染めね。ちょうど紫あるものね?」

希「殴りたい、その笑顔」

凛「凛だよ」ヒョコ

希「あ、凛ちゃん! そこのアホを殴ってもええよ」

凛「絵里ちゃん、悪いことしたの?」

絵里「してないわ。ただ希の使っているヘアカラーを聞いていただけ」

凛「そうなんだ。ちなみに凛は使ってないよ」

絵里「あはは、分かっているわよ」イヤネ

希(はぁっ!? 意味分からん!? ウチが使っているように見えて、凛ちゃんはスルー? ありえへん! ……とは流石に言えんよ)トホホ



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんなんっ!? えりち!」

絵里「いやね、カルシウムが足りてないのかしら?」

凛「凛は牛乳も飲むよ?」

絵里「流石凛ね」キリッ

絵里「ところで、のぞみ。女の子っぽい話題を話しましょう!」

希「一瞬前ですら散々やったのに、まだ続けるんかっ!」

凛「女の子っぽい話題?」

絵里「凛は何かないかしら?」

凛「恋の話とか?」

絵里「ハラショー! 良いわね!」

希「あの……凛ちゃんさん? 女の子らしいとは思うのですが、随分サラッと言いましたね?」

凛「それなら、ぬいぐるみの話でもする?」

希「女の子や!」

絵里「うちには大きなテディーベアがあるわよ」

凛「そうなんだ? 凛の家にはハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみシリーズがあるよ!」

絵里「希の家には日本人形が飾ってあるわね」

希「ないよ!?」

絵里「え? でも、この間遊びに行った時、枕元で真っ白な日本人形が歩いていたじゃない?」

希「止めて! ウチ寝られなくなるやん!? ……もちろん、冗談やよね?」

絵里「え?」

希「え?」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「……」ガクガクガクガク

絵里「あら? のぞみから反応がないわ」

凛「女の子っぽい話続ける?」

絵里「そうね……ここは反対に男の子っぽい話題にしましょう!」

凛「男の子っぽい話題かぁ。この間玩具売り場で見たんだけどね、ガガンガンって言うロボットが売っていたよ」

絵里「知ってるわ! ガンダムのレバーみたいなので動かして、レーザーで撃つやつよね!」

凛「ちょっと凛、欲しくなったよ」

絵里「良いわよね、ロボット。でも、ガガンガンは左右旋回しかできないらしいから、前進後進ができるようになるまで私は待つわ!」

凛「うーん、わざとその機能はつけていない気もするけどね」

絵里「そっか。あくまで子供の玩具ですものね。バトルスキッパーがそうだったわ」

凛「バトルスキッパーは知らないけど、わざと不便にさせている玩具ってあるよね」

絵里「そうね、知育玩具の面はあるのかもしれないわね」

希「ちょっ! ウチを放置してどこまで話し続ける気なん!?」

凛「希ちゃんもロボットの話参加する?」

希「あ、いや、ウチはさっきの日本人形が気になって、気になって……」ガクガク

凛「んー、もう遅いと思うよ?」

希「え……?」

凛「だって、希ちゃんの後ろにさっきから、日本人形さん居るもん」

希「」バタン

絵里「のぞみー!?」

凛「希ちゃんをいじめちゃ駄目だよ?」

??(はい)



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「な、なんなん、えりちちち!?」ガクガクガクガク

絵里「もう私寝るわね」

希「そ、それはあかんよ! 女子高生なんだから夜はお話に明け暮れんといかんよ!」

絵里「えー。いきなりのぞみの家に泊まることになったから、私眠いのよ」

希「あんまり関係あらへんやん!」

海未「どうも、園田海未です」ババーン

希「ひぃっ!?」

絵里「あ、その辺に海未が居たから、連れてきたのよ」

希「海未ちゃんって、その辺に居るもんなん!?」

海未「私を見かけたら、30人は居ると思ってください」

希「憎いアイツやないんから!?」

絵里「海未は最近はまっていることとかある?」

海未「そうですね……百物語でしょうか?」

希「やーめーてー」ルー

穂乃果「こんばんは! 高坂穂乃果です!」ジャーン

希「ひぃっ!?」

海未「私が電話で呼びました」

希「あっ、穂乃果ちゃん……」ホッ

穂乃果「ほむまん持ってきたよ! 皆で食べよ」

海未「この時間に食べると太りますよ?」

希「太るのもええやん! ほらほら、皆で食べて語り明かそう! な!」

絵里「この時、のぞみはまだ知らなかった。その言葉があの惨劇の始まりだったとは」

希「やーめーてー!」



希「えりち、えりち」ユサユサ

絵里「……えっ!? もう朝?」

希「ちゃうよ……。えりち、寝ないでよぅ」ルー

海未「点呼! いち!」

穂乃果「にー!」

絵里「さん!」

希「よ、よん……?」

??「ごー!」

海未「ふむ、全員居ますね。それじゃあ、寝ますか」

希「待って! 待ってー! 今、もう一人居た。絶対もう一人居た!」

海未「ふむふむ。私、ほのか、絵里、希、日本人形。ほらっ? ちゃんと5人居るじゃないですか?」

希「最後! 最後絶対おかしかった!!」

穂乃果「希ちゃん。大丈夫だよ」

希「おいしいから大丈夫だよ? そんなん気休めに決まっとるやん!」

穂乃果「まぁまぁ。この日本人形さんは座敷童だから、害はないよ」

??「どうも座敷童です。私が居れば儲かります。居なくなると、貧しくなります」

希「あかん、遂に怪異が話始めたよ……」

絵里「なるほど! 居なくなると、希は貧しくなるんですね?」

??「はい。だから、なるべく一緒に居ます」

希「ありがた迷惑! ウチ怖いの嫌やの!」

??「それじゃあ、絵里さんに憑きます」

絵里「ハラショー! なくしていたと思っていたプラチナリングがパジャマのポケットに入っていたわ!」

ガシャン ゴトン

希「突然窓割れたー!? 壁時計が落ちたー!?」

??「戻りますね」

絵里「と思ったら、ただの糸クズだったわ」

希「え? 窓が元に戻った! 時計も重力に逆らって戻った!?」

穂乃果「結局、座敷童さんは希ちゃんの家に居ついたそうです」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「おー、えりちー」フラッ

絵里「元気ないわね?」

希「ふふふっ、もう怪異に慣れてきたんよ、ウチ」フフフッ

絵里「座敷童さん居ないと、希のお家潰れちゃうものね」

希「そうなの!」ルー

ことり「こんにちはー、南ことりです♪」ニョキッ

希「2年生組は特殊な訓練でも積んどるの……?」

絵里「こんにちは、ことり。そろそろ練習を始めるわよ」

ことり「はーい」

希「全然練習をやっていた形跡がないのに、今更練習が始まるん?」

絵里「え? 裏では海未に厳しくしごかれていたわよ?」

希「それなら、それでええよ。ウチはもう疲れた」

ことり「希ちゃんが最近疲れていると聞いていたので、特製ハーブティーを入れてあげるね」

希「……この子女神や」ジーン

ことり「どうぞ」

希「どうも」

希「どれどれ。……うん、この香り、このあじぃーブハッ!」ペッ

ことり「隠し味にチーズケーキを入れてみました♪」

希「あかん、この子もまた普通やなかった……」



絵里「のぞみ、のぞみ」

希「ウチはのんたん。普通の子」

絵里「そろそろ夏休みよね?」

希「いや、それはおかしい。時間軸的に最低でも2期の中盤やん?」

絵里「ふふっ、変な希」

希「変なんはえりち! そう言えば、ウチらでまともなのって……」

希「えりち、アウト。ニコっち、何か変。穂乃果ちゃん、普通に見えて普通じゃない。ことりちゃん、ヤバイ」

希「園田さん、ある意味いつも通り。凛ちゃん、そっけない。真姫ちゃん、最近出番ない」

希「花陽ちゃん、うん! 普通!」

希「ウチの希望は花陽ちゃんだけや!」

絵里「ねぇ、花陽。部室に炊飯器を持ち込むのは止めた方が良いわよ。しかも、9個」

希「花陽ちゃんも駄目だったか!」クソッ

花陽「皆の分、用意してみました」

絵里「流石花陽ね」

花陽「えへへ」

希「ごはんが関わらなければ、天使なんやけどな」



ノリノリで書いていたらホラー展開になっていました(消しました)

ノリノリで書いていたら絵里が人外になっていました(消しました)

そう言うのを抜かすと上記みたいな展開になります(なんで座敷童なんて出ているのだろう?)

このぐたぐたな話も次回で終わる予定です


絵里「のぞみ、のぞみ」

希「なんやの? えりち」

絵里「もう卒業式ね……」

希「えっ!? 大事なイベントがことごとく飛ばされとるやん!」

にこ「時間が経つのは、早いものね」

希「物理的に早くない?」

ことり「絵里ちゃん、希ちゃん、ニコちゃん……」グスッ

絵里「もう、泣かないって約束したじゃない」ポンポン

希「ウチそのイベント知らない」

真姫「べ、別に寂しくなんかないんだからね……」

希「あ、真姫ちゃん、お久しぶり?」

花陽「絵里ちゃん……ぐすっ……」

絵里「もう、花陽もなの?」シカタガナイワネ

希「なんかえりちが普通に見える……」

海未「どうも、園田海未です」

絵里「海未ちゃんはブレへんね」

凛「凛だよー!」

希「リリホワ組は全員普通やね?」

穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、ニコちゃん! 卒業おめでとう!」ウルウル

希「あ、どうも」

絵里「ほのかぁーっ!」ヒシッ

にこ「ぼのがぁーーっ!!」ダキッ

希「……どうしよう、ウチ、そんな空気になれへん……」



絵里「のぞみ……、のぞみっ!」

希「あ、はい」

絵里「大学に行っても一緒よ!」ウルウル

希「ウチ、どこの大学に行くん?」

海未「東大ですが?」

希「マジなん!? え、東大?」

真姫「私も勉強の手伝いしたのよ」プイ

希「そんなイベントも記憶にないのん」

にこ「私は芸能プロダクションの養成スクールに行くわ!」

希「あ、ニコっちらしい」

ことり「わたしは留学して服飾を頑張ります」

希「え?」

凛「凛はアイドルにスカウトされたから、アイドル活動するよ!」

にこ「凛に先を越された……」

希「その辺のエピソード見たかったわ……」

花陽「私も農業系アイドルとしてデビューします!」

希「TOKIO?」

真姫「私も留学するわ。立派な医師になってみせるわよ」

海未「私は国体の選手に選ばれたので、合宿に行きます」

希「……穂乃果ちゃんは?」

絵里「のぞみ! その話はしないって約束したじゃない!」

希「え? なんていうかごめんなさい?」

穂乃果「良いんだ……。穂乃果は一人でも頑張るから!」

穂乃果「皆、行ってらっしゃい!」ウルウル

皆「行ってきます!」ウルウル

希「これ、穂乃果ちゃん以外卒業なん?」



絵里「希、希?」ユサユサ

希「あれ? えりち?」

絵里「どうしたの? 居眠り?」クスッ

希「あれー? ここ部室やん」

絵里「随分気持ちよさそうに眠っていたけど、夢でも見ていたの?」

希「んー、穂乃果ちゃん以外全員が卒業する夢見てた」

絵里「どういう状況よ、それ?」クスクス

希「なんか、えりち。大人っぽい?」

絵里「いつも通りでしょう?」モウ

希「はっ!? 座敷童はどうなったん!?」

絵里「ざしきわらし? それも夢?」

希「……夢なん? 良かった、わ……」

絵里「もう、変な希。……あ、そうそう、今日は練習も休みだから、どこか行かない?」

希「また100円ショップ?」

絵里「あら? 私、行ったことないわ」

希「へ……?」

絵里「良いわね、100円ショップ。行きましょうか?」

希「えー!? そっから夢なん!?」


絵里「希、希」ユサユサ

希「なに、えりち?」

絵里「100円ショップよ! 見ていきましょう!」

希「……ええよ」クスッ


            終


終わりです

一切計画なく書き始めるとこれです

どうにもシリアスな話を書いているとこんな風に反動が来やすいですね

次は結末まで決まっているお話で出会えましたら

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