怪人「貴様ら…配色間違ってるだろ!!」 (29)

「うわあああ!!」「きゃあああ!!」

怪人「ふはは!脆弱な人間共よ!貴様らが地上を統べるなどおこがましい!」

怪人「文明共々、我輩が葬ってくれるわ!!」

「そうはさせん!!」

怪人「貴様ら何者だ!?」

「燃える正義の求職者、齊藤…!!」

「本名名乗るな。見ての通り、ご当地ヒーローの赤と青だよ」

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怪人「ご当地ヒーローとやら、まさかたった二人で我輩を止めに来たのか?」

赤「不本意ながらな…」

青「この世界の平和を守るのは俺たちだー!!」

怪人「弱い犬ほど良く吠えるわ。やれるものならやってみよ」

赤「言われるまでもない」

青「くらえ!フレイム、ウィーップ!!」

怪人「うお!ブルーが炎の技だと!?」

青「避けるなー!」

怪人「黙れ!当てたければ…」

付近に横転していたスイフトを掴む

怪人「こいつに当てろ!!」

ブルーへと放る

青「受けて立…!!」

赤「下がってろ」

青「邪魔を…!!」

赤「一文字斬岩剣」

怪人「馬鹿な!車両を両断するなど…!」

青「余所見をするな!!」

怪人「な…!?いつの間に…!」

赤「海戦斬空剣」

怪人「ぐあああ!!」

怪人(ご当地ヒーローごときがここまでやるとは、抜かったわ。斯くなる上は…)

怪人「ふっ、勝負は預けておこう」

青「逃げるな!!」

怪人「次は万全の備えを持って相手をしてや…」

「次なんざねえっすよ」

赤「お、あいつらやっと来たか」

青「遅いぞ!グリーン、イエロー、ホワイト!!」

黄「いや悪い悪い。この二人拾ってたら遅くなっちゃって」

緑「さーせん」

怪人(くそ!囲まれたか。だが大柄なイエローは鈍足が定石。すり抜ければ脱出は容易よ!)

青「おい!逃げ出したぞ!」

怪人「さらばだ、ウドの大木よ!」

黄「あ、そういうこと言う?」

怪人「なっ…!?」

黄「とりあえず向こう戻れ!っと」

怪人「ぐふっ!」

怪人(我輩についてくるどころか、軽々追い越しただと!?)

緑「相変わらず速いっすね」

黄「『風より軽くADSLより速い』が信条だからね」

赤「とっとと仕留めて帰りたい」

青「気合いだー!」

怪人(こ奴等、まともにやりあっては命がいくつあっても足りぬわ)

黄「毎度思うけどよく喉潰れないね君」

怪人(しかもイエローがいる限り撤退もままならん!)

緑「真似できないっす、マジで」

白「しなくていい」

怪人(人質を取って切り抜けるか。しかし付近に一般人は見当たらない。と、なれば…)

青「お前ら!さっきの今で敵から目を離すなー!!」

怪人(グリーンかホワイトだな)

怪人(戦隊のグリーンはスピードか特殊な戦法を持っているもの。今回は後者だろう)

赤「全くだ。今度は逃がすなよ」

怪人(ならば狙うは非力な紅一点…!)

青「ホワイト!」

緑「敵、先輩の方行ったっす」

怪人「もらった!!」

白「…ば~か」

怪人「ぐお!?」

突如、地面が爆ぜる

爆風で宙に投げ出され、暫し別れた地と再会する

怪人「ぐはあ!」

怪人「うぐ、何故爆発が…」

白「んなことも分かんねえのかよ、脳味噌入ってんのか~?」

緑「本当えげつないっすね」

怪人「貴様が仕掛けたのか…?」

白「そうだよ。戦場で何もせず棒立ちしてるとでも?」

青「だが地雷はやめろ!正々堂々戦え!」

白「やなこった。人外相手に火器なしでやれる訳ねえだろ」

黄「普通はそうだよね」

白「それに、吹っ飛んでる時の間抜面拝めるのがいいんじゃねえか」

怪人「くそ、性悪女め、どこがホワイトだ…腹の内まで真っ黒ではないか!!」

白「戦隊のホワイトは虫も殺せないイイ子ちゃんだとでも?古いんだよ。昭和かっつーの」

緑「先輩確かギリ昭和生まれっすよね?」

白「うるせえ、ぶっ殺すぞてめえ!」

怪人(存外いい年だったのか)

白「大体、見学の分際でうるせえんだよ」

怪人「見学だと?」

緑「研修中なんで」

黄「もう実践入っていいと思うけどな」

緑「まだむずいっす」

青「気合いだー!気合いが足りんぞ!!」

怪人「貴様ら…配色間違ってるだろ!!」

白「うちらの知ったことかよ」

赤「いつまで遊んでるんだ。動けない内に止めを刺すぞ」

青「おうよ!」

赤「無限の斬剣」

青「フレイム・ウィーップ!!」

緑「様子を見る」

黄「ウィニング・ナックル」

白「458ウィンチェスター・マグナム」

怪人「」

怪人は肉片となった!!

黄「そういや口上忘れてたね」

白「事後にやってどうすんだよ」

赤「無駄以外の何物でもない」

青「グリーンの研修も兼ねて、一通りやるぞ!!」

緑「別にいいっすよ」

青「気合いだー!!」

白「重火器担当、イレイズホワイト」

黄「音速の中年、イレイズイエロー!」

緑「永遠の若葉マーク、イレイズグリーン」

青「気合いだー!この世界の平和を守るのは俺たちだー!イレイズブルー!!」

赤「名ばかりリーダー、イレイズレッド」

白「闇から闇へと悪をもみ消す」

赤「殲滅部隊」

青「イレイザー!!」

怪人たちから町を守るため、生活のため、そしてストレス解消のため!

戦えイレイザー!!

後任が見つかるその日まで!!!

能事畢れり

感想、疑問、>>1死ね等あればご自由にどうぞ

金、銀なんかの追加戦士はどんな感じですかね?

ゴレンジャイの存在感はでかいな

合体ロボの各自の位置等の設定について詳しくお願いします

司令官や博士ポジはどうなってんですか?

>>18
追加戦士はなしの方向で

>>19
まさか立てて2分足らずでレスが来るとは…

>>20
ロボもなしで
怪人が巨大化したら普通に自衛隊にバトンタッチする予定

>>21
防衛省のお偉いさん辺り
一応政府機関所属の舞台という位置づけで考えていたので

がばがば設定で申し訳ない

怪人が強くないとゴレンジャイは成り立たんのやな

基本的に1対5で怪人が不利だからな
そりゃあ強い

スレタイからゴレンジャイしか感じなかった

ぽんこつロボとか妖精さん等マスコットキャラが必要

ホワイトさん(27)か……

>>23
>>25
接戦苦戦中心だったろだうか
赤一色の印象しか

>>24
グリーンを除けばそれぞれ単独でも負けないだけに特に目につく結果に…

>>26
ロボより生身の方が強かったり戦えないのに前線出てくるマスコットがいたり
確かにその方がバランス取れたかも知れない

>>27
ヒロイン張るには難しい年齢

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