父「運とは螺旋状で、不平等なんだ」男「はあ」 (19)

父「おやぁ、なんだか凄い痛い人を見る様な顔だな、マイソン」

男「父親が行き成り厨二くさいことを言ったら誰だってこんな顔するさ」

父「まあ見ていろ。例えばあそことあそこに財布があるな」

男「ああ」

父「マイソン、あれのどちらかを取ってみろ」

男「お、おう……」トコトコ サッ トコトコ

父「今、幸福か?」

男「中身があったらそう思ったろうよ」

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父「そうだね。つまり螺旋状というのはこういうことだ。/の螺旋の次には必ず\の螺旋が訪れる。仮に/を幸運とすれば\は不運だ」

男「『お、財布落ちてるうれぴー!』が『んだよねえじゃねえかコンチクショウ』になるのが螺旋なのか?」

父「そうなんだ。じゃあ、次はミーが行こうではないか」トコトコ サッ

強面の人「おいお前ちょっとこっちにこい」ガッ

父「あ、はい。マイソン、ウェイトゼアー」ズルズル

男「…………」

数分後

父「ただいま」

男「随分と汚れて帰ってきたな。主に黒々とした染みが」

父「ヤのつく人だったんだ」

男「屋さん? モンキー?」

父「屋さん。ケジメとらされるとこだった」

男「それはヤンキーモンキーなんじゃ……」

父「夏だからね、仕方ないんだよ、ああいう人が増えるのも」

男「どきゅんどきゅんしちゃう人も増えるわけだな」

父「マイソンはどきんどきんする相手は居るのかい」

男「あいにく受験生にそんな暇はない」

父「LOW人だもんね、仕方ないね」

男「何か間違ってない感じがして凄いむかついた」

友「そんなキャラの濃い親子を見せて俺にどうしろと」

父「ああ友君、いたんだ」

友「どきゅんどきゅんの辺りからずっといた!」

男「決闘者乙」

友「うるせえLOW人」

父「そうだよKOW人」

男「DA☆MA☆RE」

ミスした
父「そうだよKOW人」→父「そうだよLOW人」
なんだよ牛人ってミノタウロスか


友「今年はいけそうか」

男「知らん」

友「LOW人何年目だったっけか」

男「2年目だ、まだ。あといい加減LOW人やめろ」

友「やめてたまるか」

父「昔から仲いいよねユー達」

友「おじさんもな」

男「……モナー」

友「は?」

男「なんでもない」

友「ああそうそう」

男「アーソン? ホーッホーッホーッ」

友「無理やり止めれ。お前文化祭か夏祭りのどっちかこれるか?」

男「どこよそれ」

友「文化祭はいつものとこ。夏祭りもいつものとこ」

男「いつものじゃねえか」

友「当たり前だのクラッカーとでも言ってやろうか」

父「友、当たり前だのクラッカーとはどんな効果だ? 何時発動する?」

男「あんた知って無きゃ駄目だろ。あとデュエル脳乙」

友「は? お前アストラルしらねえのか」

父「知ったか乙」

男「え?」

友「去年は行ってなかったろ」

男「1浪目だからな」

友「今年こそこいよ」

男「3浪はしたくないんだ」

友「1浪目で来なかった癖して2浪した馬鹿は誰だ」

父「僕だ!」

友「父! お前だったのか!」

男「わけがわからないよ」

友「とにかく出来たら来いよ、どっちかさ」

男「行けたらな」

父「行けたらと言って行ったやつは全体の4割に満たないという」

友「マジか男最低だな」

男「3浪するかしないかの瀬戸際に何を言うかこのパーは」

友「俺はグーだ!」

父「私はチョキだ」

男「黙れノーテンキども」

友「女さんも来てほしいといってる」

男「ビッチに何を言われようが俺は動かん」

友「ビッチじゃねえよちょっと男性経験が豊富なだけだろ」

男「うるせえ処女以外みんな女は屑に決まってんだろうが!!」

友「処女厨ガチ切れワロチ」

父「マイソン、ワイフを侮辱したことは許せんが、それ以上に周りを見るといい」

コソコソ…イヤーネー…ウホッ

男「……うんごめん」

男「これも螺旋且つ不平等たる運の所為か?」

父「え? 何行ってるのこの子怖い」

友「男……その年で中二病は無いわ……」

男「は? おい、ちょっと待て! ネタを振っといて捨てるとかないだろおい!」

父「ネタってなんですか? 友君この子怖いからさっさと逃げましょ」ソソクサ

友「そうですね奥様」ソソクサ

男「お、おい置いてくな! 一人にするな!! 俺を無視するなおいいいいいい!!!」ダダダダ




女「こっそり」

女友「ついてきてた」

母「私達」

女友「しかし知らなかったわ、男は結構寂しがりやだったのね」

女「多分処女厨なのもその所為と考えられる。アレは処女を好いてるのじゃなくて処女を束縛して自分以外見ないようにしたいだけ」

女友「男版ヤンデレって何処層に需要あるの」

女「私とか」

母「私とか」

女友「女は良いとしておばさんもですか」

母「イイじゃない男の子のヤンデレ……はぁぁぁ(うっとり」

女友「やヴぁい。眼がイッてる」

女「男君の貞操のピンチ!」

女友「あんたに言われたくないだろうね」

女友「しかし男の家のキャラは濃いのね」

女「男君は弄られ系寂しがりや、お父様は中二入ってるちょっと危ない人、お母様は何か眼がいってる」

女友「碌な人がいないわね」

女「男君にご兄弟とか居ましたっけ」

母「ああ姉ちゃんと兄くんね……兄くんはそうでもないけど、姉ちゃんはちょっと変なのよね」

女友「変……だと」

女「変なご家族の中に存在する最も変な存在……必見の価値有りと見るか……」

女友「よし、行くわよビッチ!」ダッ

女「オウケイ! 後で首絞めさせろ!」ダッ

母「青春ねえ(うっとり」ダッ

牛はcowだし、発音はどちらかというとソンじゃなくてサンだ

男の家前

友「父!」

父「友……お前は早く行け……ここは俺が……」

男「おいこら! きいてんのか二人とも! おい、返事ぐらい」

友「だが……それではお前が!」

父「いいんだ……どうせ俺はもう……がはっ」

男「うわ汚ぇえ! もう良いだろ茶番は! さっさと会話しろ! ちゃんと目とm」

友「父……だが……」

父「良いから早くッ……いけぇぇえええええ!!」

男「おいぃ……ホント無視やめてくれよお……俺死ぬよぉ……相手にされないとほんとs」

友「くっ……うおおおお!!」ゲンカンバーンッ

父「友……生きていて……くれ……」

男「返事をしろ返事をしろ返事をしろ返事をしろ返事をしろ返事をしろ」ブツブツ



女友「何か凄いことになってた」

女「きゅぴーん! 今なら男君も」

女友「や め ろ」

>>14 ごめん素で間違えてた

女友「どうせ飽きたら直ぐポイなんだからやめろDTハンター」

女「黙れ今時期ヴァージンを残してるほうがいき遅れと判断されるぜガール?」

女友「むっかつくわアンタ!」

母「父くーん」テトテト

父「あ、母ちゃーん」トテトテ

男「はは母さんとは返事するんだな俺は無視するのに……するのに……ぐすっ」

女「大丈夫? 男君」

男「@」

女友「あ、バグった」

母「何してたの?」

父「王道路線ごっこ」

男「アイエエエエエ! ビッチ!? ビッチナンデ!?」

女友「ビッチリアリティショック……これが噂の」

友「女さん! 女さんが何故此処に……つけたのか? 自力で尾行を!?」

父「(無言の腹パン)彼女は女さんではない」ガッ

女友「何? 女ならば女さんではないのか!?」

男「ゴボー! ゴボボーッ!」

母「あぁ^~心がぴょんぴょんするのよぉ^~」

女「わけがわからないよ」

男の家

女友「一時はどうなるかと思ったわ」

女「うん。一気に神の悪戯が襲い掛かったものだから」

友「暇をもてあました」

女「神々の」

父「遊び」

友・女・父「「「イエーイ」」」ガシッ

男「うーん……うーん……」

母「…………ふふ」

女友「眼が! 眼がメガオソロシ! 今作ったこの名言!」

女「メガオソロシwwww」

女「それで、男君のお姉様とお兄様は何時お見えに?」←女友にフルボッコにされた

母「兄君はお仕事だし、姉ちゃんは部活だし……でももうそろそろ帰ってきてもいいとおもうんだけど……」ナデナデ

男「うーん……うーん……」モッコリ

女友「何変なところ摩ってるんですか」

女「そうです。私にもさせてくだ」

女友「ザケルガァ!(物理」ドガッ

女「ぎゃあああ!(物理」ドギャアアアアアン

男「うーん……うーん……」

母「……ふふ」

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