グリP「けもみみ!」 (44)


アイドルマスターミリオンライブのSSになります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437175995


@事務所

グリP(以下P)「動物っていいですよね」

小鳥「突然ですね。なにかきっかけでも?」

P「「いや、きっかけってほどでもないんですけど。この前、風花の猫カフェの仕事あったじゃないですか」

小鳥「あぁ、ウチのアイドルの特集記事で『○○とデートしたら!』ってヤツですね。仮想とはいえ、リアルな表情がほしいってことで彼氏役をアイドル達に一任したら、満場一致でプロデューサーさんを指名しましたもんね」

P「仮想彼氏だって言ってるのにほとんどのヤツが俺の名前を呼んじゃってて参りましたよ。ホント、映像じゃなくて助かりました」

小鳥「あの記事を掲載した回の雑誌、反響すごかったんですよ?本当にデートを楽しんでいるみたいだって。仕事だとしてもプロデューサーさんとデートできて、アイドルのみんなも嬉しかったんじゃないですか?」

P「さあ、知らないスタッフとかより普段から一緒にいる俺のほうがやりやすかったってだけじゃないでしょうか」


小鳥「それ本気で言ってます?あの娘たちの気持ちには気付いているんでしょう?」

P「ノーコメントで」

小鳥「まあいいです、あの娘たちを悲しませるようなことはしないでくださいね」

P「当然です」

小鳥「話が脱線しましたね。動物が可愛いって話でしたっけ。なにか飼わないんですか?」


P「今は仕事が忙しいので面倒を見られる自信がありませんね、しかも…」

小鳥「しかも?」

P「ペットが死んじゃったことを想像するだけで泣けます」

小鳥「なるほど」

P 「響か環にでも頼んで動物と戯れさせてもらおうかな…」


小鳥「プロデューサーさん、プロデューサーさん?」

P「はい?」

小鳥「ここに可愛くて、自己管理がしっかりできて、なんならご主人様のお世話まで出来ちゃう愛玩鳥がいますよ?」ピヨピヨ

P「ははっ、妄想は薄い本にぶつけてくださいねー」

小鳥「私には辛辣ピヨオ…」


P「そろそろアイドルたちがレッスンに来る時間ですね。この時間に来る予定なのは…」

ガチャ

星梨花「おはようございます♪プロデューサーさん、小鳥さん♪」

P「おはよう星梨花。なんかいつもより上機嫌だな」

小鳥「おはよう、星梨花ちゃん。あら?今日は帽子を被っているのね、かわいらしくてとっても似合っているわよ♪」

星梨花「ありがとうございます!…実は!プロデューサーさんと小鳥さんに見せたいものがあるんです!」


P「なんだろうな、楽しみだ」

P(なにかお菓子でも作ったんだろうか)

星梨花「それは…ジャーン!」スッ

ピョコン

星梨花「えへへ、ジュニオールみたいな耳が生えちゃいました♪」

P「予想の遥か上空5万フィートじゃねえか」


小鳥「ピヨォッ!?」ブッ

小鳥(くっ…まだよ、小鳥!まだ倒れるときではないわ!しっかりとイヌ耳星梨花をマル秘フォルダに保存するまでは…ッ!!) ポタポタ

星梨花「それだけじゃないんです!」

ピョココン

星梨花「しっぽまで生えてきちゃいました♪」

P「なるほど分からん」


小鳥「ピヨオ!?」バターン

小鳥(我が人生に…一片の悔いなし…ッ) ボタボタボタ

星梨花「わわっ!?小鳥さんどうしたんですか!?」

P「星梨花、ちょっとだけ待っててなー」

~~~小鳥を社長室に出荷中~~~

ピヨォ… ナニゴトカネ、キミィ!?


P「しかし」

星梨花「はい?」ピコピコ

P「可愛い」ナデナデ

星梨花「えへへ、プロデューサーさんに褒められちゃいました!」

P「すごく可愛い」ナデナデ

星梨花「なんか…プロデューサーに撫でられるの、凄い落ち着きます…」

フリフリ

P(しっぽフリフリしとる)


星梨花「プロデューサーさん、お願いがあるんですけどいいですか…?」

P「ん、なんだ?」

星梨花「プロデューサーさんのおひざの上、乗せてほしいです…」

P「今日の星梨花は甘えん坊だな」

星梨花「前ジュニオールのお散歩に付き合ってもらったとき、休憩した公園でジュニオールが、気持ちよさそうにプロデューサーさんのおひざの上で眠っているのを見て…」

P「自分もしてみたくなった?」


星梨花「ダメ…ですか?」

P「そんなことならいつでも大歓迎だ。ほら、おいで」ポンポン

星梨花「えへへ、失礼しますね!」ポスン

P「あっ、これは予想外」

星梨花「あっ、ゴメンなさい!重かった...ですか?」

P「いや、重いどころか軽すぎて心配になるレベルなんだが…」

星梨花「?」フリフリ



P「対面座位ときたか…ッ」


星梨花「対面…?」

P「いや、なんでもない」

星梨花「えへへ、変なプロデューサーさん♪」ギュッ

P「なんだ天使か」ナデナデ

星梨花「わふっ、もっと撫でてください…」トローン

P「こことか?」サスサス

星梨花「わっ、あごの下なんて、ホントに、ジュニオールになった気分です…くぅーん♪」


P (星梨花、目細めてる。ホントにイヌみたいだな、こんなに身体も密着してて…)

P「アカン、なにかに目覚めそうや」

P「なぁ星梨花、そろそろ…」

星梨花「もうちょっと、もうちょっとだけ…」ギュッ


P「・・・・」


P (駄々っ子星梨花、これは流行りますわ)


星梨花「くぅーん…」スンスン

星梨花(ぷろでゅーさーさんの匂い、すごい落ち着く…なんでだろ…)

P「臭くはないと思うけど、いい匂いなんかしないだろ?」

星梨花「わんわん」ブルブル

星梨花(あ、身体が近づいてるから、ぷろでゅーさーさんの心臓の音が聞こえる…ドクンっ、ドクンって)

星梨花(顔近い、あと、もうちょっとで…)スッ

P (あ、やばいやばい顔近いし可愛いしいい匂いするし可愛いし可愛い)


ガチャ

P・星梨花「「 !!!!! 」」

小鳥「ピヨォ…社長室に鼻血を垂れ流しちゃって大変だったピヨ…」

小鳥「って、2人とも顔真っ赤にしてどうしたんです?」

星梨花「…わたし、レッスンに行ってきますっ!!」ダッ

小鳥「星梨花ちゃん!?そのままで行くの!?星梨花ちゃーん!!?」


せりわん編おしまい
プロデューサーの口調をこれって固めるのが思ったより難しい。
もっとワンワンしちゃう星梨花を書きたかったけど、KENZENを目指してるからね、仕方ないね。


P「あの後、星梨花を追いかけて帽子を被せてきた。どんな顔をして会えばいいのか分からなくて、ずっと下を向いてた星梨花を顎クイして上を向かせるのが至高だった」

P「…今夜は捗りそうだ」

P「次もケモ耳生えたアイドル来いっ!」


ガチャ

P「噂をすれば」


風花「うぅ…おはようございまーす…」

P「! いつもより元気がない、普段は被っていない帽子を被っている…もしや!」

P「小鳥さん!」

小鳥「ハイッ!」ガシッ

風花「えっ、えっ!?なんで事務所に来てすぐに羽交い絞めにされてるんですかぁ~!?」

P「大丈夫だ、痛くはしないから」

風花「なにする気ですか!?」

P「先っちょだけ…先っちょだけや風花はん…」ハアハア

風花「息荒げて近寄らないでください!しかもなんで関西弁!?ていうか小鳥さん力つよ!?」グググ


P「いざ行かん!!」

ムニョン

P「あ、やわらか」モミモミ

風花「…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」

小鳥「つばさでうつこうげき!」バシィン

P「こうかはばつぐん!?」ズシャアァ


小鳥「ナニやってんだテメェは!?帽子を取るんじゃねえのかよ!!」

P「い、いや無防備な風花を見たらムラッときちゃいまして…」

小鳥「ムラッときて…じゃねえよ!そんなに胸触りたいならワタシの胸触れや!!」

P「えっ」

小鳥「あっ////」

P「・・・・」

小鳥「・・・・・・」

P「・・・・・」

小鳥「・・・・・・・」


P「…いいんですか?」

小鳥「何度も言わせないで下さいよ…///」

風花「なんでいい雰囲気になってるんですか!?って、私の帽子がない!?」

P「いつから私が帽子を取っていないと錯覚していた?」キリッ

P「というか…」

ピョコン

風花「うぅ…なんでこんなことに…」

P「牛花(ぎゅうか)か…ッ!」

風花「風花ですよ!?」


風花「もぉ~!!!」

P「え?」

小鳥「もー?」

P・小鳥「「 牛だけに? 」」

風花「違いますからね!?」


風花「あっ、さっきプロデューサーさんに胸触られちゃっった…うぅ~、もうお嫁に行けない…」グスン

P「その時は、責任を取って俺がもらうよ」ボソッ

風花「!!!」ピクンッ

小鳥「反応しましたね」

P「えぇ、反応しましたね」

風花「~~~~!もう!いつもいつもそんな口車に乗せられると思ったら大間違いなんですからね!」


P「怒ってるか?」

風花「当然じゃないですか!」

P「でも…」

風花「なんですかっ?」

ブンブン

P「しっぽめっちゃブンブンしてるけど」

小鳥「牛も犬と同じように嬉しかったりするとしっぽを振るみたいですよ」

P「ということは?」

小鳥「プロデューサーさんが責任とるって言ってくれて嬉しかったみたいですね」

風花「うぅ…なんでこんなことに……////」


P「風花はかわいいなぁ!」ギュッ

風花「ひゃっ、もっ、もう!セクハラですよ、プロデューサーさん!!」

P「本気でイヤなら突き飛ばしてくれていいんだぞ」ボソッ

風花「み、耳元でささやかないでくださいよぉ…」

P「可愛いよ、風花…」ボソッ

風花「ぷ、プロデューサーさん…」

P「・・・・」

風花「・・・・」

小鳥(え、なにこの雰囲気)


P「風花、お前にしか頼めないことがあるんだ」

風花「な、なんですか…?」

P「乳しぼり、させてくれないか?」

風花「はい…って、え!?」

風花「なななななにをいってるんですか、プロデューサーさん!!
そんなのイヤに決まってるじゃないですか!?」バッ

P「っと、ゴメン」

P「でも、」グイッ

風花「っあ…」


ギュッ

P「本気なんだよ」

風花「も、もう調子のいいことばかり言って…」

P「風花」スッ

風花(あっ、あご持たれて、上向かされて、顔近い…真剣なプロデューサーさんの顔…)

風花「………………すよ」

P「ん?」

風花「こんなこと、私にしか、しちゃダメなんですからね….!!」カァアアアア

P「いいのか…?」

風花「はい、優しく、してくださいね…」


小鳥「ゴッドバード!!!!!!」ガツゥンッ!

P「ボヘァアッ!!!」ズシャアァァァァ

風花「……!私はなんて恥ずかしいことを…!」プシュウウウウウウ

小鳥「今回はなァ!全年齢対象なんだよ!なに勝手にRの壁を越えようとしてんだ天然ジゴロが!!!」

P「い、いや俺はちゃんと働いてm」

小鳥「だまらっしゃい!ヒモ!ナンパ魔!スケコマシ!アンタがそんなに1人1人と真摯に向き合って!熱心にプロデュースするから!アイドルのみんなも私も!!」

フゥ......
支援だよ

>>2
音無小鳥(2X)Ex
http://i.imgur.com/ppdbNye.png
http://i.imgur.com/g8aE7xk.jpg

>>6
箱崎星梨花(13)Vo
http://i.imgur.com/gtlM5aE.jpg
http://i.imgur.com/L5S3KHQ.jpg

>>21
豊川風花(22)Vi
http://i.imgur.com/o4fwo8b.jpg
http://i.imgur.com/HbuDP6M.jpg


小鳥「そんなアンタを好きになっちゃうんでしょうがぁ!!!」

P「えっ」

小鳥「あっ…////」

風花「またこのパターンですか!!?」

つづかない


これで以上となります。19日の10thライブに芝生席から参戦しますので、その前に投稿できてよかったです。
次回作は美也と朋花で書こうと考えています。では、良いプロデューサーライフを。

>>32さん、画像支援ありがとうございます!


グリP「もしもアイドルが妹だったら」
グリP「もしもアイドルが妹だったら」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436054435/)

ホールケーキだと思った?残念!1カットでした!!
という作品です。よろしかったら、ヒマつぶしにでもどうぞ。

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