俺(・・・魔法少女?)QB(あ・・・少年だった・・・)(275)

俺「・・・で、なんでも一つ願い事を叶える代わりに魔女と戦えって?」




qb(女の子みたいな顔をしてたから間違えてしまった・・・)





俺「ふむ・・・一つの願いに対して永遠に続く戦いか・・・等価交換とは言い難いな」






qb(ボクに感情があればこういうんだろうなぁ)





qb「面倒くさいことになった・・・」ボソッ

俺「何でも叶えるっていうのは本当に何でもなのか?」




qb(仕方ない。試しにこの少年を魔法少女にしてみよう)




qb「まぁ、君が思い浮かべられるような願い事なら何でも叶えられると思うよ」




俺「そうか・・・分かった。契約しよう」ドンッ!!




qb(決断が早い・・・!? もしかして少年と契約した方が効率がいいのでは?)

qb「それじゃあ、君の願い事を教えてよっ!」




俺「・・・俺は“最強の魔法少女になりたい”!!」ドンッ





qb「・・・・・・!!?」

俺「俺は毎晩毎晩星に願っていたんだ。“魔法を使いたい”って。小学校の卒業文集に書いたことは黒歴史だけど、それでも・・・本当に魔法を使いたかったんだ」




qb「・・・・・」




俺「だから、魔法少女は俺の願いが叶ったに等しいんだ。それなのにさらに願い事を叶えてくれるqbには感謝のしようもないよ」





qb「・・・・・・・・・」





俺「まぁ、どうせなるなら最強の魔法使いになりたいじゃん? さっ、qb。俺と契約して魔法少女にしておくれよっ!!」






qb(・・・・・・困った叶えられん)ドンッ

俺「どうしたqb。まさか、俺の願い事を叶えられないとでも言うのか?」ギロリ




qb「・・・・・・か、叶えられるよっ!」






俺「あー、そういうことか。最強っていうのが“何を対象”にしているか分からないっていうんだな? 分かった。願いを変えよう。俺の新しい願いは―――――だ」

まどか「うぅ・・・ここ・・・どこ? 暗いし怖いよぉ・・・」


qb「・・・うぅ」


まどか「・・・・・大丈夫!?」


ほむら(鹿目まどか・・・やはり現れるのね)


俺「あららー、qbちゃん苛められてるじゃん」



ほむら・まどか「・・・!?」

俺「一般人と・・・同業者か・・・」


ほむら(こんな奴知らない・・・。“今回だけ”のイレギュラーかしら・・・)


まどか「誰だか知らないけどこの子を助けてっ!」


ほむら「・・・あなたは何も知らない癖に」


俺(ふーむ、どっちの味方をしても俺に得はないか・・・)


俺「・・・それじゃあ俺は」


 異空間から現れる漆黒の武器―――刀。


俺「こっちの味方しよーっと!」

qb「」ズバッ


まど・ほむ「・・・!?」


qb「全く。代替品はあるっていってもエネルギーは使うんだ。そこのところ分かってほしいもの・・・だ・・・ね」


まどか「いやぁああぁぁあ!」


俺「あらら、可愛い女の子泣かせちゃった」


ほむら「・・・あなた、なぜ?」

俺「なぜって、君の味方をした理由?」


ほむら「ええ・・・、第三者からしたら明らかに私が悪者よ。それにあなたが魔法少女なのだとしたら、qbは契約主じゃない」


俺「あー、まぁ簡単にいえば“君のほうがタイプだった”からかな」


ほむら「・・・なっ」カァ///


俺「まぁそれは半分冗談だけどな。“第三者の視点”からすれば“泣きそうな顔”で赤毛の少女の前に立つあんたが悪者には見えなかっただけさ」ニヤリ

俺「えーっと、君、立てる?」


まどか「・・・・一人で立てます」ツン


俺「あらら、怒っちゃったか」


ほむら(ツンツンまどか可愛い///)


俺「まぁいいさ。普通の女の子はこんな世界に踏み込まないほうがいい。・・・なぁ、あんたもそう思うだろ?」


ほむら「私の名前は暁美ほむらよ。・・・そうね。鹿目まどか、あなたはこのことは忘れて平和な日常に戻りなさい」


まどか「・・・・・」

 ―――まどかが去った後。


ほむら(それにしても、この少年。少年ってだけでも異質なのに・・・黒のソウルジェム?それってすでに・・・)ジッ


俺「・・・あぁ、もしかして俺のソウルジェムのことかい?」チャキ


ほむら「ええ、あなたの存在全てがイレギュラーすぎるけど、それはすでに・・・」


俺「魔女化してもおかしくないってことだろ?」


ほむら「・・・!? あなた何故それを!?」


俺「ああ、・・・と、説明したいけど“お客様”がいらしたようだ」


巴マミ「・・・あなたたち」


―――無数に現れる金色の銃。


マミ「私の質問に答えなさい。“qbを殺したのはどっち”?」ドンッ

ほむら「巴マミ・・・心配しなくてもqbはすぐにあなたの前に戻ってくるわ」


マミ「・・・あなたが私の名前を知っている理由は今は聞かないでおくわ。それより、qbを殺したのはどっちなの!?」


俺「・・・俺だ。この漆黒の魔法少女だ」ハーイ


マミ「そう・・・・」チャキ


 ―――無数の銃口が、一点へ集中する。


マミ「ティロ・フィナーレ!」


 ―――金色の雨が降りそそいだ。

俺「・・・・・こんなことに力を使いたくはないけど」チャキ


 ――――漆黒の刀が白に侵食される。


ほむら(ソウルジェムが白く・・・)


俺「うぉおおおおおおお!!」キンキンカキン


マミ「全て・・・弾く・・・ですって」


ほむら(私のように時を止めているわけでもなく彼女の銃撃を全て見切るなんて・・・それなら避けたほうが早いじゃない!)

マミ「くっ、それならばっ」キュイーーン


――――マミの前に召喚される巨大な黄金色の銃。


マミ「威力重視のこれを受けてみなさ―――」


俺「またつまらぬものを・・・なんて」チャキ


 ―――二つに裂かれる黄金色の銃。


ほむら(強い・・・なんてものじゃないわ。この人は一体・・・)


俺「俺としては、そこの黒髪少女よりあんたのほうが美人だから喧嘩したくないんだけどー」


マミ「・・・なっ」////


ほむら「・・・・」カチン

俺「おっと・・・どっちみち喧嘩してる場合じゃないみたいだぜ」


マミ・ほむら「魔女!?」


魔女「キャハハハハハッ」


俺「つっても、時すでにお寿司ってやつだけどな」ザンッ


マミ「・・・瞬殺・・・」ゾッ


ほむら(時を止めて背後に)


俺「させねーよ?」チャキリ

―――止まる時。


ほむら「うっ・・・、予測したかのように刀を背中に向けてる」


――――時は再び動き出す。


ほむら「・・・・・・」キッ


俺「あんたが特異な能力を持ってるのは分かってるんだ。だけど、それは俺相手に使わないほうがいいだろう」


マミ(・・・かっこよすぎ)///ズキューン

ほむら「結局・・・あなたのそのヘンテコなソウルジェムの正体はいったい何なの?」


俺「ああ、これか? これは俺の“覚悟”さ」


ほむら「覚悟?」


マミ(カッコいい台詞があんなに決まってるなんてカッコ良すぎですわ)////

俺「まぁ、そんなことより、俺はあんたらと敵対する気はないから、そろそろ落ち着かないか?」


ほむら「・・・・・・ええいいわ」シュン


マミ「・・・・・」シュン


俺「なーんて、無防備になったところを!!」


――――振り上げる刀。


ほむら・マミ「・・・・・!!?」

眠りの因果が俺を呼んでいる。


ということで寝ます。


需要があれば書きます( ´_ゝ`)/~~

いいぞ、いい厨二だ

支援

使い魔「ギャァアアアア」ブシュー


俺「狙われちゃうことは多いよね」ヤレヤレ


マミ「」ポー


ほむら(本当に強い・・・)


俺「さて、どっかご飯でも食べにいこう?」ニコリ



ほむら(・・・可愛い!!?)/////ズキューン


マミ(は、鼻血出てきた・・・)ハァハァ

俺「やっぱポテトはマドドに限るよなぁ」パクパク


ほむら「何その略し方」ホムホム


マミ(は、初めて来ましたわ。最近の人はマドドって呼ぶのですわね)マミマミ


俺「で、なんだっけ? 上条当麻のフラグ体質についてだっけ?」ヒョイパク


ほむら「彼を不幸と呼ぶなら、世の中の大きなお友達は皆絶望的に不幸よね・・・って違うわ」ヒョイホム


マミ(憧れの集団ファーストフード////)ハァハァ

ほむら「あなたのソウルジェムと色の変わる刀について教えて」


マミ(・・・帰ったらすぐ日記書こう♪)ルンルン♪


ほむら「巴マミ。聞く気がないなら帰ってくれるかしら」キリッ


マミ「い、いやっ、聞く!聞きます!」マミッ


俺「可愛いなぁ」パクパク


ほむら「・・・・」ムッ

俺「俺のこのソウルジェムについて聞きたいんだっけ?」チャリ


ほむら「ええ、漆黒のソウルジェムなんてありえないわ」


俺「どうして?」


ほむら「え?」


俺「どうしてありえないんだ? 黄色赤色青色、いろんな色のソウルジェムがあるんだから、黒色があったっておかしくないだろ?」ニヤニヤ


ほむら(くっ、この人わざと・・・)


マミ(よく分からないけど楽しー♪)マミマミ♪


ほむら「巴マミ、やっぱりあなた帰って」


マミ「」

ほむら「・・・さて、巴マミは帰ったことだし、全部話してもらうわよ」


俺「ああ、その前に一つだけ約束してくれ」


ほむら「・・・内容によるわ」


俺「簡単なことさ。俺の秘密を一つしる度に君の秘密を一つ教えてくれればいいんだ」ドンッ


ほむら(この人・・・。私の力を知っている?)


ほむら「・・・・・いいわ」

俺「それじゃあ、まずは俺から。このソウルジェムのことだっけ」チャキリ


ほむら「ええ、黒のソウルジェムなんて“ありえない”」


俺「それは色が黒に近づいたソウルジェムは“魔女化”するからか?」


ほむら「ええ、そうよ。そしてあなたのソウルジェムは“濁りきっている”」


俺「どうして?」


ほむら「・・・え?」


俺「君の髪だって黒色だけど、濁っているなんて思わない。とても綺麗だ」サラサラ


ほむら「/////」ボッ

俺「まぁ、実際問題俺のソウルジェムは濁っているのだけれど」


ほむら「えっ」


俺「俺は一度も濁りをグリーフシードへ移したことがないんだ」


ほむら「それは・・・どういうことよ」


俺「だってグリーフシードは“元は魔法少女”なんだろ?」ドドン

ほむら「・・・あ、あなた一体どうやってそれを」


俺「qbが全部答えてくれたよ。こんな得体も知れない存在になったんだから、聞けることは全て聞かなきゃならないだろ」


ほむら「・・・qbは嘘をつかない」


俺「ああ、みたいだね」


ほむら「あなたは“真実”に耐えられたの?」


俺「真実って“ソウルジェムが本体”ってこと? 魔法少女が魔女になるってこと?」


ほむら「・・・どちらもよ」

俺「んー、俺みたいなファンタジー好きからしたらさ、肉体を捨てて力を得るなんて設定ありふれてるから何とも思わないし、正義の味方が暗黒面に落ちたら醜い存在になるなんてのもありきたりすぎて別に何とも」


ほむら(・・・男の子って)イライラ


俺「ていうかむしろ魔法使いにしてくれる上に願い事叶えてくれるなんてラッキー♪くらいにしか思わなかったけどな」


ほむら「・・・でも俺「ちょっと待った」


俺「今度は俺の質問の番だぜ」


ほむら「・・・あなたの知らないことを答えられるか自信ないけど、言ってみなさい」

俺「ほむらちゃんってどんな男性が好み?」


ほむら「」

仕事まで寝ます(`・ω・´)シ

登場人物

俺・・・厨二病。漆黒のソウルジェム。

ほむら・・・時間逆行者。ツンデレ。

マミ・・・ぼっち。寂しくないとマミマミする。

qb・・・ドジqb。少年を魔法少女にして上司に怒られる。

まどか・・・すねている。


応援してくれる方ありがとうございます(`・ω・´)シ

ではおやすみなさい。





(`・ω・´)<乙

ほむら「あ・・・あなた・・・な、何を////」カァ


俺「いや、だからほむらちゃんの好みを知りたいんだ」ドン


ほむら「え、えっと・・・答える義務はないわっ!」///プィッ


俺(答える義務はあるでしょ・・・)


俺「まぁ、いいや。じゃあほむらちゃんは俺のことを“今どう思ってる”?」ジィ


ほむら(・・・っ! この人、私を試しているの?)


俺「正直なところを聞かせておくれよ」



ほむら(・・・正直ひとかけらも信用していないって言ってもいいのかしら)


俺「気になるんだっ」ズズィッ


ほむら「・・・わ、私は長い間一人で魔女と戦ってきたわ。だから、簡単に相手を信用したりはしないの。あなたも例外ではないわ」


俺「 σ(゚д゚lll)ガーン」


ほむら「」

俺「い、いや・・・俺としては君を味方したのだし、優しいとかカッコイイとか・・・」ハンベソ


ほむら「・・・そ、そんなの言えないわ」///プィッ


俺「ツンデレ頂きました」ナムナム


ほむら「//////」カァ


俺「じゃあ、次の質問どうぞ?」ニコニコ


ほむら(・・・ああ、なんとなく分かってきた。この人“面倒くさい”んだわ)ホムゥ…

ほむら「それじゃあ、刀について教えてくれるかしら」オチツケワタシ


俺「ああ、それは俺の魔法で編み出した武器さっ!」


ほむら「本当にそれだけなの? 黒から白に変わった時、何か不思議な感じがしたわ」


俺「ホムホムはほんとうにすごいなぁ」ニコニコ


ほむら「ホムホム・・・///」


俺「まぁ、あの刀は“黒”の時は俺の魔力を基に、“白”の時は俺の魂を基に構成されてるんだ」


ほむら「えっ」


俺「ソウルジェムは俺達の魂・・・だったら利用しない手はないだろ?」ニコリ


ほむら(そんな手が・・・魂と言うことにとらわれ過ぎて盲点だったわ)

俺「じゃあ、次は俺の質問な。ほむらちんはいったい何を“背負ってる”んだ?」


ほむら「・・・・」


俺「もし俺に手伝えることが「ちょっと待って」


―――会話を遮るほむらの右手。それは完全な拒絶だった。


ほむら「い・・・今はダメ。でも、その時が来たら必ず説明するわ」


俺「・・・そっか、ならそれまでほむらちんと一緒に魔女退治しよっと」ニコリ


ほむら(///////)ズキューン


ほむら「ななななっ、何を、言っててりゅの!?」///アセアセ


俺「いやぁ、だってほむちゃん可愛いし、それに――――だしね」


ほむら(最後なんて言ったのかしら・・・小声で聞こえなかったわ)


俺「さぁ、ボクと一緒に魔女退治をしておくれよっ」


ほむら「・・・フフッ、qbの真似、似てないわよ」ニコリ


俺(笑った顔可愛い///)カァ


―――こうして、不思議な魔法少女・・・もとい魔法少年の俺君と共同戦線を張ることになった私は、今までにない期待を胸に抱きながら、今日を終えるのでした。



 全く前も視えずに―――。




 第一章『出会い』完。

キリの良いところで仕事言ってきます(`・ω・´)シ
続きは夜中になります。

主人公の能力
≪武器≫
“黒”・・・魔力で生成された刀。鋭い切れ味を誇る。

“白”・・・魂で生成された刀。魂を持って魂を斬る。対魔女専用の武器。魔法少女の魔法で生成した武器も斬ることができる。

“紅”・・・???で生成された刀。見た目・効力はその時によって変化する。


では夜中に会いましょう( ´_ゝ`)/~~

これはいい厨二

マミさんカワイソス

マダー?

支援、これはいい厨二www

はよ

遅くなりました~(`・ω・´)シ

第二章に入る前に、少しだけ主人公のサイドストーリーを展開します。(本編に関係あるかは分かりません)

※このサイドストーリーは主人公の独学による独自の考えなので、影響されないようにしてください(`・ω・´)シ


―――とある日のとある図書館。


俺「・・・・・・」ペラ


qb「・・・・・」


俺「・・・・・」ペラ


qb「・・・・・」


俺「・・・・・」ペラ


qb「心理学者。それが君の正体だったのか」


俺「・・・・・ん? ああ、これはただの趣味」パタリ

qb「感情のないボクには無縁の学問だね」キュップィ


俺「・・・そういえば、qbって血が流れてたけど心臓ってあるの?」


qb「うーん、どうなんだろう。あるといえばあるし、心臓としての役割を果たしているかと問われればイエスとは言えないね」


俺「ふーん、でも、あるんだ・・・心臓」グッ


qb「・・・っ!!? ちょ・・・や、やめてく・・・れないかっ・・・」


俺「あー、ちょっとやりすぎたごめん」グッグッ

qb「ハァッハァッ・・・心臓を・・・ハァッハァッ・・・握るのは止めてくれよ」アセアセ


俺「吊り橋理論って言ってな。恐怖などによって高鳴る鼓動を恋と勘違いしてしまう現象があるんだ」


qb「こ・・・恋? 恋だって?」


俺「あー、いやいや、別にqbが恋をするか試したかったんじゃない。俺に恋されたらたまらないし。俺が言いたいのは、肉体の変化が感情の変化を生むってこと」


qb(・・・絶望が魔女になる条件と間逆・・・)ウゥハァハァ

なんか詠矢みたいな切り口までwww良い厨二っぷりだなwww

俺「つまりさ、qbに感情が無いんじゃなくて、“まだ知らない”だけなんじゃないかなって思うんだよ」


qb「・・・それはないよ。だってボクは」


俺「強大なシステムの端末にすぎないから?」


qb「そう。その通りだ。ボクは意思を持っているように見えるかもしれないが、これは単なるプログラムの羅列に過ぎない。個体によって返答が違うのは君達自身が一つとして同じ状態にないからさ」


俺(・・・このくらいならよく喋るのか)クックッ


qb「それより、暁美ほむらから何か情報を得たのかい?」


俺「あー、聞きたいの?」


qb「彼女はボク達も把握しきれていない魔法少女だ。ボク達の目的に支障がないから放っておくけど、聞いておいて損はなさそうだからね。教えてよ」

俺「その前に・・・これなんだ」ドクッドクッ


qb「それはボクの心臓だね」


俺「どうやら本当にqbに感情は宿らないみたいだね」シュン


qb「だから言っただろう。ボク達は嘘・・・つか・・・な・・・い」バタリ

俺(ふーむ。感情があれば“隙”もできるかと思ったのだけど)ペラリ


俺「・・・・・・パブロフの犬・・・は俺らのことか」パタリ



 ―――魔法少女は本を閉じ、本棚へ戻すと姿を消した。


 ―――世界にとって、“今日この本は誰も触れていない”。



「・・・あら? 昨日整理したばっかりなのに・・・」


 ―――世界は彼らの存在に・・・“気付かない”。

サイドストーリー終わりです(`・ω・´)シャキーン

風呂入って飯食って第二章始めます。

第二章のメインヒロインを>>65辺りまでで多かったキャラにします。
(流れには関係ないので、気軽に選んでください)
1、暁美ほむら(ツンデレ)
2、暁美ほむら(照れデレ)
3、巴マミ(ぼっち)
4、巴マミ(デレデレ)
5、鹿目まどか(ツンツン)
6、それ以外(具体的なキャラ)

ではいってきます(`・ω・´)シ

まどかはツンツンなんだ

あ、光の如く戻ってきちゃった(`・ω・´)シ
じゃあ>>58さんの選んだまどか(ツンツン)をメインに動かしていきます(`・ω・´)シ

俺「・・・俺的にはマミの胸のほマミ「ティロ・フィナーレ!!」

2と4で


第二章「ボクと契約して魔法少女になってよ!」


―――学校。


さやか「へー、それで怒って帰ってきちゃったんだー」


まどか「そうなんだよっ! 動物虐待する女装の変態さんなんて見たくもなかったからね」プンプン


仁美「でも・・・イケメンだったのでしょう?」


まどか「・・・・・・・そ、そんなことないもん!」プィ!


さやか・仁美((・・・やれやれ))

>>60さんの指定で彼女達はキャラ立てします(`・ω・´)シャキーン


さやか「それにしても転校生はやっぱやな奴だったんだなぁ!」ギロリ


まどか「ちょ、ちょっと聞こえちゃうよ」アセアセ


ほむら「・・・・・」ムシリンコ


さやか「まどかっ! 次そんな場面に出くわしたら私が何とかしてやるからなっ!」


まどか「さやかちゃんかっこうぃ~~~」ウルウル


ほむら(・・・そんな場面に出くわして欲しくないのだけれど)ヤレヤレ


―――放課後。


さやか「恭介入るね~」ノックノック


恭介「どうぞ」


さやか「これ、今日もcd借りてきたぜ」ジャーン


恭介「ありがとう! ・・・よかったら一緒に聞く?」


さやか「えっ・・・いいの?」テレ


恭介「ああ、もちろんさっ!」

まどか「・・・さやかちゃんは今頃愛しの彼とラブラブタイムかぁ」


qb「ずいぶん時代遅れな表現をするんだね。鹿目まどか」キュップィ


まどか「あ、あれ? 君は・・・」


qb「ボクの名前はqb! さっそくだけど、


ボクと契約して魔法少女になってよっ!」

まどか「ま・・・魔法少女?」


まどか(そういえば、暁美さんもあの変態さんも魔法少女っぽい恰好してたな・・・)


qb「そう、魔法少女さっ! 世界のために魔法少女になって魔女と戦っておくれよっ!」


まどか「ま、魔女!?」ブルブル


qb「怖がることはないよ、まどか。魔法少女になれば魔法を使えるんだ! まどかなら最強の魔法少女になれるはずさっ!」キラキラ


まどか「最強の・・・魔法少女」


まどか(暁美さんや変態さんを見返すことができる・・・)

qb「それにね。ボクと契約してくれたら、キミの願いを何でも一つ叶えてあげるよ!」キュップィ


まどか「・・・なんでも・・・?」


qb「そうさっ! ボクには分からないけれど、キミ達にはどうしても叶えたい願い事が必ず一つ二つあるんでしょ?」


まどか(・・・私は・・・)


ほむら「・・・そこまでよqb」チャキ

まどか「暁美さん!?」ドキッ


qb「・・・またボクを殺しに来たのか」ヤレヤレ


ほむら「別にあなたがどこで生きようと関係ないわ。まどかを魔法少女へ勧誘しなければそれでいいの」キリッ


まどか(暁美さん・・・私のことまどかって・・・)


ほむら「さぁ、私が引き金を引く前に立ち去りなさい。qb」ギリリ

qb「やれやれ、どうしてそんなにも邪魔したがるかわから―――」


ほむら「あなたの話を聞く気は―――」


まどか「やめてぇえええ!」


ほむら「まどか・・・」


まどか「暁美さん・・・なんでこんなひどいことするの? 私には分からないよ」


ほむら「・・・まどか・・・」

まどか「私、初めてあなたを見た時、友達になれるって思ったのに。なんか怖かったけど絶対心の優しい女の子なんだって、そう思ったのに・・・」


ほむら「・・・・・」プルプル


qb「ボクもまどかと同じいk俺「豚は喋るな」


 ―――――世界が割れる音。


まどか「・・・ひっ」


qb「・・・まったく、君の趣味はボクを殺すことなの・・・か・・な」バタリ


ほむら「・・・俺君」

俺「ほむちん、いつも言ってるだろう? あいつと会話する前に殺せって」ナデナデ


ほむら「わ・・・分かってるわよ///」テレ


ほむら「ただまどかの前で問答無用で殺せる訳ないじゃない・・・」ウルッ


俺「あーごめんごめん。そうだったな」カタウデダキッ


ほむら「/////////」バクハツッ


まどか「」アゼン…

俺「まどかちゃんもこっちおいで」マネキマネキ


まどか「い、嫌ですっ!」ツンッ


俺「あら、嫌われちゃってるね」


ほむら(そりゃ、可愛い生き物目の間で惨殺されれば女の子なら誰だって嫌いになるでしょ)


まどか「あ、あなたはなんであの子を殺すんですか!?」ニラミ


俺「うーん・・・強いて言うなら、世界中の可愛い少女のため?」ニコリ


まどか「か、からかわないでくださいっ!」

ほむら(可愛い少女に自分が当てはまるって思ってるまどか萌え)///


俺「・・・・・あら?」


ほむら「・・・・・魔女の気配」シュイン


まどか「あ、暁美さんが消えた!?」


俺「それじゃあ、俺も行くわ。後、まどかちんも彼女のことほむらって呼んであげて」ニコリ


まどか「・・・あ、あなたに言われたら呼びたくなくなりますっ!」プン


俺「じゃあ、これからも暁美さんって呼んであげてな?」シュイン


まどか「・・・・・もぅ!!」


まどか(あんな人・・・嫌いよ)

マミ「くっ、今夜の魔女は強いわね」


荒地の魔女「ヒエーヒェッヒェッヒェ」


ほむら「巴マミ・・・苦戦してるようね」


マミ「暁美さん・・・ということは!?」キラキラ


俺「あ、マミちゃん」ニコリ


マミ(マイデスティニーキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!)マミマミマミッ↑

俺「なんか・・・黒柳て●こみたいな魔女だな」


ほむら「誰よそれ」


マミ「俺君・・・ごめんなさい。私一人じゃ倒せそうにないの」シュン


俺「あー、いいよいいよ。マミちゃんはか弱いんだから後ろに下がって」ニコニコ


マミ(あー俺君素敵すぎる・・・)ハナヂ


ほむら(巴マミがここまで骨抜きにされるなんて・・・)オソルベシッ

荒地の魔女「フェーッフェッフェ」


ほむら「・・・!? 黒い使い魔がこんなに!?」


俺「ざっと50体はいるな・・・」


マミ「私も援護するわっ」


マミ(チームプレイ楽しー)マミマミ♪


俺「マミちゃん、ありがと」ニコリ


マミ(マミーーーーーーン♪)/////


ほむら「食らいなさい!」バクヤクッ


使い魔「ゲェーーーーー!?」ドガドガドガン


マミ「ティロ・フィナーレ!!」バキュウン


使い魔「ギャァーーーー!」バタリ


俺「断・空・光・牙・けーーーん!」ズバ


使い魔「    」セツダン


ほむら(・・・戦闘に俺君が加わるだけで圧倒的だわ)

荒地の魔女「ファーファッファファファ」ノビルクビ


ほむら「首が!? マミさん!!」


マミ「・・・えっ?」


俺「くっ・・・」


マミ「いやぁああああああ!!」


ほむら「俺君!!!!」

俺「・・・はーい」ミギテフリフリ


荒地の魔女「    」セツダン


俺「・・・間一髪オロナミンg!」ビシッ


マミ「お、俺君の・・・ばかぁ・・・グスン」



ほむら「・・・・ふんっ」グスン


ほむら(・・・なんで涙が・・・)フキフキ


俺「さっ、二人とも、グリーフシードで回復して」

ほむら「・・・・・遠慮しとくわ」


マミ「・・・わ、私も受け取れないわ」


俺「それなら、明後日の方向へ・・・とりゃ!!」ブンッ


ほむ・マミ「」ボウゼン

俺「おー、飛んだなぁー」


ほむら「ちょ、ちょっと俺君何やってんのよ!!!」アセアセ


マミ「そ、そうよ! あれが何か分かってんでしょ!」アセアセ


俺「うん、分かってるよ」トリャ


グリーフシード「」キュウシュウ


ほむら「・・・・だましたのね」プィ


マミ「・・・全く、あなたにはかないませんわ」ニコリ

まどか「うー、変なのに巻き込まれてたら帰るの遅くなっちゃったよー」テクテク


仁美「  」~♪


まどか「仁美ちゃん!? ・・・なんか様子が・・変」


仁美「・・・・あ、まどかちゃん♪ さ、一緒に行こう♪」


まどか「・・・・い、行くってどこに!?」


仁美「もちろん♪




 楽 し い 場 所 に ね ♪」

【ブレイクタイム】

ちょっと五分ほど休憩します(`・ω・´)シ

ちゃんと道筋通りいけてるけど、思いつきのままに書くと脱線が怖いね!

飯・・・家になかったんだorz

 ―――工場。


おっさん「~♪」


まどか(カルピスの原液に牛乳!?)アセアセ


まどか「・・・いや、いくらオススメの飲み方だからって、不味いものは不味いの」


仁美「まどかは何言ってるの~? 白に白なんて素敵だと思わないのぉ?」


まどか「・・・狂ってる・・・狂ってるよ!」バケツイッパイノカルピスバシャーン


工場長「」ボウゼン

仁美「・・・なんで邪魔するの・・・なんでっ」グワァ


まどか「いやぁあああああ!!」ダッ


まどか(ドア! ドア閉めなきゃ!)ガチャリ


まどか「・・・ふぅ・・・」


らんらんららんらんらんらんらららん♪


まどか「こ、ここはどこ!?」

まどか「いや、これ何?」


王蟲「ワシャワシャワシャ」


まどか「いやぁああああああ!」


さやか「まどかぁああああ!!」ザンッ


王蟲「ウォオオオオオオオン」青→赤


まどか「さやかちゃん!? その格好!?」


さやか「あー・・・えっと、まどかは知らないかも知れないけど、これは魔法少女って言って・・・」


まどか「知ってるよ! qbと契約したんでしょ!?」

さやか「qbを知ってるのか!?」


まどか「私も魔法少女にならないかって・・・」


さやか「なったのか!? まどか!!」ガシッ


まどか「い、痛いよさやかちゃん! 私は魔法少女になっていないわ!」


さやか「・・・そっか・・・良かった」ボソリ


まどか「・・・・え?」

さやか「うぉおおおおお!」


王蟲「グモォオオオオオ」ウニョウニョ


さやか「くぅっ!! 強い!?」


まどか「さやかちゃん!!」


俺「あらら・・・また君か」ヤレヤレ


まどか「・・・変態さん!?」ビクッ


俺「」ボウゼン

マミ「あらあら、ずいぶん嫌われてますわね」マミマミ♪


ほむら「当然と言えば当然だけど」ナイシンホッ


俺「むぅ・・・、俺はこんなに愛しているのに」ダキッ


まどか「・・・・・・!!!!!!?」/////


マミ「・・・・・!?」ギリリッ


ほむら(・・・・!? 私も混ざりたい!!)ホムゥ


まどか「放して! 放してよぉ!!」


俺「まだ駄目だ。“あれ”がくる」クィクィ


王蟲(目真っ赤)「ゴォオオオォオオォ」ガシャガシャ


 ―――その時、私は気づきました。


 力強く私を握りしめる彼の身体が、彼の心が、とても、とても震えていたのです。


 それは恐怖からくるものなのか、


 はたまた別の何かなのかは私には分かりません。


 ただ―――変態で、バカで、ぶっきらぼうな彼の心が少しだけ見えた気がしました。

ほむら「俺くん!! まどかぁ!!!」ナミダメ


マミ「ティロ・フィナーレ!!!」


王蟲「グムゥ・・・・・」チンモク


ほむら(どこに・・・どこに行ったの!?)シュンッ


―――別次元。


俺「ててて、大丈夫か? まどか」


まどか「う、うん・・・大丈夫。・・・! って、き、気安く名前で呼ばないでください!」


俺「・・・それより、ここは・・・」キョロキョロ


まどか「それよりって・・・」ハァ


俺「まるで広大な草原・・・だけど・・・あの光は?」


まどか「・・・・・・巨大な・・・人間?」


巨神兵「・・・・・・・」ザンッザンッザンッ

巨神兵「 」グパァ


まどか「口を開けて・・・何を」


俺「まどか!!耳を塞いで口を閉じろ!!」バッ


俺(黒じゃ無理だっ!! だけど白が折れたら・・・)ゾクッ


俺「ええい! どっちみち死ぬなら!!」


 ―――白く輝く刀。


巨神兵「ズォオオオオオオン!」ピカァァアァァアアン!!!

俺「くっ・・・これは・・・きつい!」アセ


まどか(怖くて目が開けれないよぅ~!!)


qb『どうやら“異端者”も万能ではないようだねっ』


まどか「qb!!」


俺「・・・!?」

qb『君達にはテレパシーを使って語りかけている。少年にして魔法少女“俺”。君じゃあそれを受け止めきれない』


俺「・・・・・・」


まどか「・・・そんなっ!!?」


qb『だけど、鹿目まどか。キミなら受け止めるどころか跳ね返せる』キュップィ


まどか(・・・だ、だけど・・・魔法少女になったらこんな怖い目に・・・)ブルブル


俺「・・・・・・くっ」アトズサリ

まどか「・・・どうしていいか分かんないよ!!」


俺「なら黙ってろ!!」


まどか「・・・ひぃ!?」ビクッ


俺「まどか、お前はいつまで現実から目を背けるつもりだ。暁美ほむらの覚悟を、巴マミの熱意を、美樹さやかの祈りと正面から向き合え!!」


まどか「・・・分かんない、分かんないよぉ!!」


qb『まどか。魔法少女になったら全て分かるさっ!』


俺「・・・お前は黙ってろ!!!」

qb『いいや、それは無理な願いだよ。君がここで死のうがボクの個体数に関わるだけだけど、まどかが死ぬことは世界に関わることだ。だから何があってもボクは黙らない』


まどか「どういう・・・こと?」


俺「まど・・・か、聞く・・・な」クッ…


qb『簡単なことさ。鹿目まどか。君が魔法少女になれば、沢山の人たちが魔女から救われるんだ。同時にボク達も救われる。悪いことなんて一つもないんだっ!』


俺(魔女から救えるだけだろうが! 本当は後者のことしか考えてない癖に)シャベレナイッ

まどか(・・・魔法少女になれば、私も・・・この人も助かる・・・)


qb『まどか! 迷ってる時間はなさそうだっ!』


俺「・・・くっそぉおおおおお!!」


qb(・・・・・・ニヤリ)



qb「さぁまどか・・・・・・



 ボクと契約して魔法少女になってよ!!」



第二章 完

時間がきたので寝ます(`・ω・´)シ
メインヒロインがまどかだったために唯一の俺絶体絶命ルートにorz
第三章のメインヒロインは>>120までに多かったキャラで(明日の夜まで書けないので長めの安価で)
1、暁美ほむら(照れデレ)
2、巴マミ(デレデレ)
3、鹿目まどか(ツンツン)
4、鹿目まどか(ツンデレ)
5、鹿目まどか(デレデレ)
6、美樹さやか(男勝り)
7、美樹さやか(以外に恥ずかしがり屋)
8、それ以外(具体的なキャラ)
それでは御機嫌よう(`・ω・´)シ




早乙女先生

荒地の魔女wwwwww

8中沢

8あんこ

8キリカ

8 杏子

3


たっくん

1

時間ができたので、どこまでいけるか第三章(`・ω・´)シ

8、杏子が多かったので、杏子メインでいきます。

俺(予定にないキャラで大丈夫か・・・?)

第三章「終わった世界の隅で」


qb「どうだい佐倉京子。久しぶりに帰ってきた感想は?」


杏子「ん~、別になんも思わねーよ」アメアムアム


杏子「それにしても・・・話が違うんじゃねーの?」ギロリ


qb「キュップィ?」


杏子「ここにいた魔法少女は全員死んだんじゃなかったのかよ」


qb「その通りだ。佐倉杏子。ボクは嘘をつかない」キュップィ


杏子「それじゃあ、あそこで魔女と戦っている奴は一体なんなんだよっ」


qb「・・・あれは」

俺「・・・ハァハァ」


風の谷の魔女「・・・・・」ピカァ!


俺「・・・くっ!」ダッ


qb(・・・そんな、彼とまどかがこの世界から消えたのは二カ月前。ボクにも感知されない場所で二カ月間も戦っていたと?)


杏子「・・・それにしても、男の魔法少女なんてキモチワリー」ペッペ


俺「・・・・・」シンケン


杏子「・・・ちっ、むなくそわりー」シュン

風の谷の魔女「・・・・・」ショクシュ!


俺「・・・ま、まだまだぁ!」


まどか「・・・がんばって!!」


qb「ありえないよ。だってキミ達はあの時、あの場所で、



 死 ん だ じ ゃ な い か 。」

―――二か月前。


 ボクと契約して魔法少女になってよっ!!」


まどか「・・・・・・・・・わ、私は俺「ダメだっ!!!」


まどか「だ、だって・・・ひっく、私が魔法少女にならなきゃ・・・みんな死んじゃうもん」ゴウキュウ


俺「俺が守る!!」ドン!!


まどか「・・・・!?」ビクッ


俺「俺を信じろぉおおおおおおお!」


 白き刀――――紅く染まる。

 紅き刀が光を侵食するように切り裂く。


qb「・・・その力、本当に魔法少女の力なのかい?」キョプ?


俺「あーそうさ。俺は魔法少女以外の何者で・・・もな」フラリ


まどか「変態さん! 大丈夫!!?」


qb(ソウルジェムの力ではなさそうだ。一体・・・?)


俺「・・・あーqbよ。悪いけど死んでくれ」ザンッ


qb「・・・な、んで」バタリ


 qbの身体から溢れ出した血が刀に集まる。


まどか「そ、それって・・・」


俺「ああ、これはqbの力・・・いや、qbを端末にしてる親元の力だ」チャキリ

俺(・・・だけど、魔法少女にとってこの力はかなり有害みたいだな)フラフラ


まどか「・・・なんで、なんでそんなにまでして戦うの?」


俺「・・・? 言ってる意味がよく分からない」


まどか「あなたみたいな人ならもっと楽に生きられるじゃない!!」


俺「・・・・」


まどか「なんで!? なんでわざわざ苦しい思いするの!? わかんない、わかんないよぉ!」


俺「・・・・・・・・・qbもいないし、言っても大丈夫か」


まどか「・・・え?」


俺「俺の妹は魔法少女だったんだ」

まどか「だった・・・って」


俺「ああ恐らく想像してる通りだ。悪いけど、ゆっくり世間話してる暇はないようだ」チャキリ


巨神兵「グォォオオォオォ」ドシドシ


俺(紅の刀をこれ以上使ったらまずいな・・・)シュン


俺「魔法少女俺、目標を駆逐する!!」ドンッ!!

―――現在。


qb「そうか・・・あの男が生きているということは、あの時に情報の吸い上げができなかったのはあの男の力か」キュップィ


qb(だとすれば、非常に危険な存在かもしれないな)キュプゥ…


俺「・・・はぁはぁはぁ。あ、qbちゃん」ニンマリ


qb「    」ゾクリ


qb(な、なんだ今の背中を駆け巡る悪寒は? 分からない分からないよっ)アセアセ

杏子「そこの変態魔法少女!! 杏子ちゃんが加勢するぜっ!」ヤリッ


風の谷の魔女「・・・・・?」クルリ


俺「・・・・おっ、新キャラ? ならqb狩りは止めておこう」チャキリ


qb「・・・・・ほっ」キュップィ…


まどか「ほむらちゃん達は・・・?」キョロキョロ


qb「暁美ほむらと巴マミかい。




 死んだよ」キュッピィ

まどか「し、死んだって・・・」ボウゼン


qb「正確にいえば、暁美ほむらがマミの身体とソウルジェムを持って、どこかへ消えたと言ったほうが正しいかな。だけど少なくともこの星に彼女たちの生命エネルギーは感じない」


俺「・・・・・」グッ


杏子「おい変態さんよぉ! 一人じゃけっこうしんどいんだけど!!」ヤリッヤリッ


俺「ああ、すまん! 美人を放っておくなんて俺らしくない!!」ペコリン


杏子「よせやぃ! 照れるぜこのやろー!」(´∀`*)バシッ


まどか「・・・・・」ムッ


qb(・・・どこかにいるのか? 暁美ほむら・・・)

杏子「ふーん、あんたの武器は刀なんだな」キョウミシンシン


俺「ん? ああ、そういえば刀だな」ボー


杏子(なんだよ、ちったぁやるかと思ったら、ただの木偶の坊じゃねーかっ!)


俺(もう駄目だ・・・魔力も魂も消えそう・・・)


qb「どうやら、“俺”はもうダメみたいだね」キュップィ


まどか「・・・・えっ?」


qb「ソウルジェムは彼の生命力そのものなんだっ。それが今にも尽きそうだねっ」キュピィ


俺「・・・・若干嬉しそうだなqb」ゼェゼェ


qb「嬉しい? ボクに感情なんて・・・」


qb(なんだか心臓がいつもより高鳴っている・・・これは?)

まどか「qb!! 俺君を助けてよ!!」ハンナキ


qb「ボクにはどうすることもできないよっ! でも鹿目まどか、キミなら!!」


杏子「・・・・・やーめた」


俺「・・・・・?」ゼーゼー


杏子「別にお前らがどうなろうと杏子ちゃんの知ったことじゃないし」


まどか「・・・そんな」


qb「・・・まぁ、合理的な判断だね。君一人じゃあの風の谷の魔女は倒せない」キュプッ


杏子「うるせーよ。でもまぁ、杏子ちゃんは魔女が誰を襲おうと関係ないしな」ニシシ


まどか「ひどい・・・」

俺「・・・・ひ、ひどくなんかない」


まどか「・・・え!?」


杏子「・・・・・・」


俺「女の子は・・・自分勝手なほうが・・・可愛い」フラフラフラ


まどか「・・・・・」


杏子「・・・・・・ぷっ、あははははっ」バタバタ

杏子「お前おもしれーなっ! 生きてたら次は助けてやるからなっ!」シュタッ


まどか「・・・・本当に去るなんて」


風の谷の魔女「ウィイイィイイン」グパァ


俺「・・・おいおい、お前もそれ使うんかい」


風の谷の魔女「グパァ」ピカァ!!!

ほむら「やれやれね」ファサ


まどか「ほむらちゃん!!」キラキラ


俺「・・・・・・」バタリ


ほむら(あなたがこんなになるまでまどかのことを・・・)


ほむら「・・・・・・・りがと」


ほむら「自分の業、受けてみなさい!!」イレカエッ

風の谷の魔女「グモォオオォォォ」ダメージ


qb「やれやれ。今回もまどかを魔法少女にできなかった」キュップィ


まどか「俺君! 俺君!!!」ユサユサ


俺「・・・・・・」チンモク


ほむら「・・・落ち着きなさいまどか」


ほむら(なにこれどうしよう俺君が死んだら私の生きている意味もなくなるそんなのやだこわいこわいこわいよ助けてよ俺君って俺君のほうが助けてほしいんだった。とにかくおかーさんでいいから助けてよっ)アセアセアセ

まどか「と、とにかくっ、人工呼吸だよ!!」テイアンッ


ほむら「そ、そうね! こう言う時には人工呼吸よね!」


杏子「ほーい」チュッ


まどか「」


ほむら「」

杏子「・・・んっ、ちょ、ちょっと、はげっ・・・はげしいよっ!」モダエ


まどか「・・・・・・え」


ほむら「・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ


杏子「そ、そんなっ、舌は反則だろっ!」


まどか「」ボーゼン


ほむら「」ブキジュンビ

俺「・・・ぷはっ。・・・ん? ここは?」ボー


杏子「・・・・・・/////」


俺「あれ? さっきの美少女」


杏子「・・・・・とれよな」


俺「・・・・ん?」


杏子「責任とれよなって言ってんだよ!!!」ビシッ


まどか「」ガクゼン


ほむら「」ショウジュンアワセ

ほむら「・・・・・な、なんにせよ良かったわ」ビキビキ


俺「あ、ああ。倦怠感はぬぐえないけど、ひとまず動くことはできそうだ」


まどか「・・・・ほっ」


杏子「あんたの名前は?」


俺「・・・え、俺・・・だけど」


杏子「あたいの名前は佐倉杏子ってんだ! 覚えとけよ!!!」/////


ほむら(顔を真っ赤にして逃げてった・・・)イカリシントウ


俺「・・・・・・ふむ。佐倉杏子ちゃんか・・・」

俺「・・・ところで、マミちゃんは?」


ほむら「・・・・・・・・」


まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃんが生きてるってことは、あの人も生きてるんだよね?」ネッ


ほむら「・・・・・・・」フルフル


 ――――黒髪の少女の手に握られた金色の破片の集まり。


ほむら「私が・・・時を止めているから魔女化は防げているけど、間違いなく彼女は死んだわ」


まどか「そんな・・・えっぐ、そんなのって・・ひっく、ないよぉ」ナミダ


杏子「マミって巴マミか? あいつくたばったのか!?」


ほむら「え、ええ。彼女は残念だけ俺「いや、死んでねーよ!!」


 ―――少年の悲痛な叫びは渇いた空に響き、染み渡ることなく霧散した。

【ブレイクタイム】


休憩終わったので、いったん続きやめます!(`・ω・´)シ



紅の刀・・・qbの親元の力。qbを刀で切って強制接続することができる。


応援してくださる方、ありがとうございます!!(`・ω・´)シ


では、第三章の続きは(できたら)夜中に書きます!!


ご意見ご感想お待ちしてます(´∀`*)

>ご意見ご感想お待ちしてます

・改行多すぎ。行間ひとつ空けるだけでいいだろ
・途中に挟む作者独り言要らない
・顔文字キモイ

構わん続けろください

まどマギ見たことないのに書いてるとかはさすがにない……よな?

杏子は流石に杏子ちゃんとかは言わないだろ…
アニメでも見てないではじめました とか言ったらな…

杏子「・・・はぁ、それにしてもなんであんなことしたんだろー」ハズカシ

杏子「・・・ん? こんなところにビンがある・・・」

杏子「ごくり。これはっ青酸カリっ!」

杏子「」バタリ

qb「本当に人間は理解できないよ」キュップィ


いやぁ、今期から録画できるようになってアニメ見まくってたら、もうどれがどれだか・・・orz

とりあえず杏子どうしよ・・・

指摘のあった行間と顔文字は気をつけます。

>>130の続き。

ほむら「俺君・・・」

俺「ほむちん。時の流れを戻すんだ」

ほむら「・・・えっ」

俺「あ、いや、その前に・・・」

まどか「・・・・」グゥ~

俺「まどかちゃんにご飯を食わせてやってくれ」

まどか「」/////

―――ファーストフード店。

ほむら「全く、魔法で生成した食料を与えるなんて無茶苦茶よ」ホムッ

俺「いやぁ、あっはっは、それって俺の排泄物みたいなもんなのかなぁ」

まどか「ちょ、ちょっと!!? それって本当!?」

ほむら「まどか、心配しなくても彼の存在自体が排泄物みたいなものよ」キッ

俺「・・・うっ、まださっきのこと気にしてるのかよ」

まどか(やっぱりほむらちゃん、俺君のことが・・・)モヤモヤ

ほむら「それで、マミさんのことどうするつもりなの?」

俺「・・・んー、特に考えてない」ドヤッ

ほむら「ちょっと!! マミさんが魔女化しても良いっていうの!!」バンッ

まどか「ほむらちゃん、声大きいよ」アセアセ

ほむら「・・・・・」ムスッ

俺(やれやれ、説明するの面倒くさいなぁ)

俺「ほむちんはqbのことを敵視してるみたいだけど、それが逆効果になってるぞ」

ほむら「・・・・どういうことよ」ムスゥ

俺「qb、インキュベーダーだっけ。あいつは確かに嘘つかない。だけど、情報操作はしてる」

ほむら「そんなこと分かってるわよ!」

まどか(うぅ・・・帰りたいよぅ)ハンナキ

俺「まどかちゃん、ごめんな。もう少し食べながら我慢してくれよ」ナデナデ

まどか「・・・・・・う、うん」///

ほむら「・・・・・」ムカッ

俺「例えば、そう例えばの話だけど。俺はまだここで何も食べていない。そしてそれをほむちんは知らないとする」

ほむら「・・・」

俺「俺はこの状態で“お腹がすいたー!”って喋ったらほむちんはどう思う?」

ほむら「好きなもの買えばいいじゃない」ツン

俺「ああ、その通りだ。でも・・・」スッ

まどか「あ、私のバーベキューソース」

俺「口の周りにこれをつけて・・・、ぽんぽんを叩きながら・・・」

俺「あー、お腹すいたなぁ!」

ほむら「・・・・・」

俺「どうだ? 本当にお腹がすいてるようにみえるか?」

ほむら「・・・見えないわ」

俺「俺は口の周りしか変化がなかったから嘘を言っていない。だけど、ほむらちんはその状況の変化で解釈を変えた」

ほむら「・・・それがqbのやり口・・・」

俺「以前、まどかちゃんにまどかちゃんが魔法少女になれば魔女から皆を救えるとあいつは言った」

まどか「う、うん。あの時はちょっと迷っちゃった」

俺「だけど、魔法少女が魔女になるのにまどかちゃんを魔法少女にするってことは矛盾まではいかないけど、少しおかしくないか?」

まどか「・・・原因を作ってるのもqb?」

俺「そうだ。あいつは人間の情と良心となにより偽善を利用して、何かを・・・魔法少女候補の人間にとって確実にプラスではないことをやっている」

ほむら「だから私はあいつが・・・」

俺「だからあいつを憎んだって仕方ない。あいつはあくまで端末なんだから」ポンポン

ほむら「・・・・・」ホムゥ

俺「あいつらは魔法少女と魔女を戦わせようとしているけど、本来救える方法はあるはずなんだ」

ほむら「・・・! そんなのがあればとっくにやってるわよ!!」

俺「確実に一つある。・・・魔法少女の願いだ」

ほむら「・・・!? そ、それはそうだけど。それじゃあ・・・」

俺「魔女候補生を生むだけで本末転倒ってか?」

ほむら「・・・・」コクリ

俺「だが、魔女は魔法少女、もしくは人間に戻ることができる。人間に戻ったらまた魔法少女になって魔女を人間に戻す願いをすればいい」

ほむら「・・・・」

俺「だけど、なぜ誰もそれをしないのか」

まどか「・・・あ、できないんだ」

ほむら「・・・まどか?」

まどか「qbが誘ってくる時って、魔法少女を何もしらない最初以外は、毎回ピンチの時だった」

俺「そう、あいつは嘘をつかない。だが状況は利用する。手を差し伸べるのは自分の利益になる時だけだ」

ほむら「・・・そんな」

俺「嘘をつかないからって、相手が本質を捉えなければ嘘をつかれたと一緒のことだ」

ほむら「・・・・・」ホム…

まどか「ほむらちゃん・・・」

俺「落ち込んでるところ悪いけど、本題に戻らせてもらう」

ほむら「・・・ええ。今は巴マミのこと考えなくちゃ」

俺「単刀直入にいう」

ほむら「・・・」ゴクリ

まどか「・・・」ゴクリ

俺「巴マミが魔女になった時点で、死んでもらおう」

まどか「そんなっ! そんなの酷いよ!」

ほむら「・・・・・嘘よ」

俺「嘘じゃない。巴マミは死んじゃいないが、手遅れだ」

ほむら「私が言ってるのはそういうことじゃない!!」ダッ!!

まどか「ほむらちゃん・・・」

俺「辛いよな・・・ほむほむ・・・」

ほむら(嘘よっ、嘘よっ、嘘よっ!!)

ほむら「俺君は誰かを見捨てたりはしない!」

ほむら「俺君はそんなこと言わない!!」

ほむら「きゃっ」コケッ

ほむら「・・・・・・ぅ、ぅううう・・・」

「あらら、見てはいけないものを見てしまったぜーーー」

ほむら「・・・・誰?」

杏子「万能な優等生が自分だけに見せた弱さってかー?」ニヤニヤ

ほむら「・・・・・」キッ

杏子「おおこわ。その顔、魔女みたいだぜ」

ほむら「・・・喧嘩売っているの?」

杏子「あたしが? ばっかじゃねーの。なんでそんなめんどくさいことしないといけねーんだ」ケタケタ

ほむら「・・・・・なら放っておいてちょうだい」プィッ

杏子「別に最初からかまってねーよ。あたしの目当てはそこのブスだ」クィ

さやか「・・・・・」

ほむら「・・・美樹さやか・・・?」

ほむら(・・・この場面は、まどかが彼女のソウルジェムを投げたあの夜・・・)アセ

さやか「邪魔スンなよ転校生」ニラミ

杏子「不細工がキレて魔女以下の顔になってらー」ケタケタケタ

さやか「・・・・黙れよっ!」

杏子「あんだぁ? 他人のために戦う正義の味方が自分の容姿を気にしてたのか?」

さやか「うるさいっ!! お前の言葉なんか聞きたくない!!」ジャキッ

杏子「あははっ! 他人のために生きてるお前が他人を拒絶するなんて、何のために生きてるんだよ」

ほむら(・・・まずいわね)

まどか「ほむらちゃー・・・さやかちゃん!?」

さやか「まどか!?」

ほむら(・・・いよいよまずいわね)ホムゥ

杏子「ちょうどギャラリーも増えたことだし、あんたをボッコボコにしてぶっ殺してやるよ」ヤリッ!!

さやか「やってみろぉおおおおお!!」

まどか「さやかちゃん駄目ぇえええ!」ソウルジェムポィ!!

さやか「まどか!? 何す――――」バタリ

ほむら「・・・・くっ」シュン

杏子「・・・おいおい、どうしたんだよ。急に倒れて・・・」グイ

さやか「」チンモク

杏子「・・・・・死んでる!?」

qb「やぁ、みんなそろって何をしてるんだぃ?」キュップィ!

まどか「qb!?」ビクッ

杏子「おいqb!! これはいったいどういうことなんだよっ!」

さやか「」ブラーン

qb「どういうことって、美樹さやかはたった今まどかに投げられてあっちに行ったじゃないか」コウソクドウロ

まどか「・・・あ、魔法少女ってソウルジェムが本体なんだった・・・」ツイ…

杏子「・・・そ、それはいったいどういうことだってんだよ!」

qb「何を取り乱しているか分からないけど、キミ達が魔女と戦えるのは肉体から魂が離れたからじゃないか」キュlッピィ

杏子「・・・それじゃあ、あたし達はただのゾンビじゃないか!!」

qb「それに何の不都合あるんだい? ボクには理解できないよ」

俺「そうかな?」グッ

qb「やれやれ、ボクより神出鬼没だね」

qb(なんだろう・・・なんかここにいたくない)

俺「どうした? 何を怯えてるんだ?」ニヤニヤ

qb「怯える? ボクに感情がないことはキミが一番知っているじゃないかっ」アセアセ

杏子「・・・こんなqb初めてみたぜ」

俺「そう、お前には感情はない。感情があるのは・・・本体のほうだ」

qb「・・・キュップィ!?」

俺「本体・・・つっても、“それ”がいるのかは分からない。だが、お前らインキュベーダーは少なくとも、俺という“個”に対して恐れを抱いているのさ」

qb「・・・・・」

俺「俺と会うたびに身体操作されていることには薄々感づいていたはずだ。人間が感情の起伏を持つ場面では必ずそれに見合った身体の変化を促していたからな」

まどか「・・・・」ポカーン

俺「そして、同時に俺と相対した時には、その個体の持つ情報を刀に吸収されたため、死因を“理解”できなかった。俺を理解できなかったんじゃない。qb自身を理解できなかったんだ」

qb「・・・個を持たないボク達がキミと出会う時だけ“個を持たされて”しまう。それを種族全体で恐れたっていうんだね」

俺「さあね」ニヤニヤ

qb「・・・・・なんか胸のあたりがムカムカするよ」

俺「それも今俺が操作しているのかもしれないな」

qb「・・・・・」

ほむら「・・・・はぁはぁはぁ」シュン

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「これを・・・はぁ、美樹さやかに」ソウルジェムッ

まどか「う、うん!!」タタタッ

杏子「・・・・・会話についていけねぇ」

さやか「・・・・ん、あれ?」ココハドコダ

まどか「さやかちゃん!!」ダキッ

qb「・・・キミは一体何がしたいんだ」キュプィ…

俺「んー、そうだなぁ。とりあえず・・・バイバイ」ザンッ

qb「・・・・・嫌だ・・・嫌だよこれ!! やめ・・・て」グタリ

ほむら「・・・!? qbが感情を!?」

俺「そうだ。そして、それを利用すればもしかしたらマミを救えるかもな」ニヤリ

ほむら「・・・本当・・・なの?」

俺「ああ、俺はqbと違って嘘をつくけど、ほむちんを傷つけるようなことは絶対にしない。絶対にだ」

ほむら「・・・・////」

杏子「おらー! 変態野郎!! あたしの責任をとりやがれ!!」

俺「・・・・・・ん?



 もちろん責任とるにきまってるだろ」

杏子「・・・・・////」


第三章「終わった世界の隅で」完

【ブレイクタイム】
いや、杏子ちゃんの件は全面的に私が悪いですごめんなさい。
一瞬諦めることも頭をよぎったけど、せっかくの初投稿なので最後まで行きたいです。
次か、次の次で終わらせるので、どうか読んでくれる方はお付き合いのほどをよろしくお願いします。
ちなみに、次の章のメインヒロインは・・・
1、まどか
2、ほむら
3、さやか
4、マミ
5、杏子
6、それ以外【名指し】

>>165辺りまでで多いキャラにします。

ほむほむをほむほむして幸せになろうぜ

ほむほむで

ほむほむ一択

>>th3vggggです。
夜更新します。
選ばれたメインヒロインを全力で出します。ほかのキャラ涙目になります。
現在ほむほむ一択ですが、その場合ホムラ無双になります。
もしよかったらバトルメインか恋愛メインかも選んでください。

キャラ選択安価残り6人分
ルート選択>>170まで。

※ルートはどちらを選んでもキャラに合わせたエンドになります。

現状主人公まとめ。
【主人公】
名前:俺
職業:心理学者?(自称趣味)。
  :漆黒のソウルジェム。
武器:三種類の刀。黒・白・紅
備考:魔法少女になった妹がいる。
   助べえ?
   女性っぽい顔立ち。
   厨二病(わざと?)

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ただいまです。

ほむほむ、バトルメインでいきます。

その前に、少しだけ過去の話いきます。

――――数年前。

qb「ボクと契約して魔法少女になってよ!!」

少女「魔法少女?」

qb「そうさっ、魔法少女になって魔女と戦ってくれるなら何でも願い事を一つ聞くよ!」

少女「・・・!?」

少女「・・・私の願いは・・・お兄ちゃん」

qb「お兄ちゃん?」

―――さらにその数年前。

少年「・・・・・・・」ボー

医者「・・・・・・・」

親「・・・ど、どうでしょうか?」

少年「・・・・・・」ボー

医者「・・・・・・」フルフル

少女「・・・・・お兄ちゃん」

――――再び数年前。

少女「・・・お兄ちゃんの希望を奪ったのは私。だから・・・」

qb「・・・・・だから?」キュップィ?



少女「魔法少女になるから、お兄ちゃんが絶望しない一生をあげて!!」



qb「契約成立だねっ」キュップィ!!

―――一年前。

俺「・・・二人とも・・・事故で死んだ?」

妹「・・・わ、わた、私のせせせ、せいで」プルプル

俺「落ち着けっ! 俺がついてる!!」

妹「う、うん、わた、私がお兄ちゃんを、をまも、守る」ブルブルブル

俺(なんだこれ? 景色が歪んでる?)

妹「お、おに、お兄ちゃ、ちゃちゃ、に、にげ・・・」グパァ

俺「・・・・・え、妹?」ボウゼン

 パンパンパンッ

 ――――銃声が三発。

黒髪の魔法少女「・・・・・・」

俺(・・・・・なんだこれ? 夢か?)

黒髪の魔法少女「・・・・・・」フィッ

俺「・・・・・あ、あはは、なんでこんな時にも涙が出ないんだろう」アハハハハ

――――数ヶ月前。

俺「・・・・問題はどうやってqbと接触するか・・・か」フム…

俺(妹が残した日記には、魔法少女のことやqbのことが書いていた。何人かの魔法少女にも接触することができた)

俺「・・・だが、qbに見つからなければどうしようもないじゃないかっ!」ドンッ

俺(・・・口には出せないが俺の顔は整っているほうだ。長い病院生活で線も細い)

俺(後必要な条件は・・・思春期・・・か)

俺「思春期の頃なんて記憶ねーよ」ハハハ

俺(とりあえず最近の漫画や小説から知識を得よう)チュウニビョウッ

――――三か月前。

俺(・・・条件は揃えた。後はqbに見つかるだけ・・・)

俺(幸運なことに、多くの魔法少女が知らない魔女の秘密を知れた。・・・死にかけたけど)

俺(もし、条件がその通りで妹の願いが日記に書いてあった通りなら、俺が魔女化することはないだろう)

俺「・・・だが、何を持って復讐とするんだ?」ウーン

俺(俺は絶望しない。だから復讐心もそれほど強くない)

俺「思う前に動けってやつだな」ダッ

俺(この街で不自然な事故や事件が多発している。もし魔女が関わっているなら、そこにqbはいるはずだ)テクテクテク

qb「・・・・・・」

俺(とりあえずこの街の魔法少女から話をきこうか。いや、夜に動きまくって事件に出くわしてみるか?)ブツブツ

qb「・・・キミ。そこのキミ」

俺「ブツブツブツ…」

qb「ちょっと! 話を聞いてよっ!!」トビノリッ

俺「・・・・・!!!?」

俺(え、ええ!? こんな単純に会えるものなのか?)ドキドキ

qb「ボクの声が聞こえるんだね!」キュッピィ

俺「・・・・・・」コクコク

qb「そうかだったら、


 ボクと契約して魔法少女になってよっ!」

俺「・・・・・」コクリ

qb「決断が速くて助かるよ。それじゃあ、さっそく・・・」キュップィ!!

俺「と、その前に」チョイマテ

俺(こいつテレパシー使うんだったな・・・。読まれる前に知らないふりしなきゃ)

qb「その声・・・」


俺(…魔法少女?)qb(…あ…少年だった…)

俺「・・・で、なんでも一つ願い事を叶える代わりに魔女と戦えって?」




qb(女の子みたいな顔をしてたから間違えてしまった・・・)

俺「ふむ・・・一つの願いに対して永遠に続く戦いか・・・等価交換とは言い難いな」

俺(厨二病を装え。気づかれるな・・・)ドキドキ

qb(ボクに感情があればこういうんだろうなぁ)

qb「面倒くさいことになった・・・」ボソッ

俺「何でも叶えるっていうのは本当に何でもなのか?」

qb(仕方ない。試しにこの少年を魔法少女にしてみよう)

qb「まぁ、君が思い浮かべられるような願い事なら何でも叶えられると思うよ」

俺「そうか・・・分かった。契約しよう」ドンッ!!

qb(決断が早い・・・!? もしかして少年と契約した方が効率がいいのでは?)
俺「俺は毎晩毎晩星に願っていたんだ。“魔法を使いたい”って。小学校の卒業文集に書いたことは黒歴史だけど、それでも・・・本当に魔法を使いたかったんだ」

俺(・・・本当はお前に会いたかったんだけどな)

qb「・・・・・」

俺「だから、魔法少女は俺の願いが叶ったに等しいんだ。それなのにさらに願い事を叶えてくれるqbには感謝のしようもないよ」

qb「・・・・・・・・・」

俺「まぁ、どうせなるなら最強の魔法使いになりたいじゃん? さっ、qb。俺と契約して魔法少女にしておくれよっ!!」

qb(・・・・・・困った叶えられん)ドンッ

俺「どうしたqb。まさか、俺の願い事を叶えられないとでも言うのか?」ギロリ

qb「・・・・・・か、叶えられるよっ!」

俺「あー、そういうことか。最強っていうのが“何を対象”にしているか分からないっていうんだな? 分かった。願いを変えよう。



俺の新しい願いは“俺の存在をお前が何一つ理解できないこと”だ」ドドンッ



qb「・・・・・なんだって?」キュプィ?

俺「難しい話じゃないだろう? すぐにやってくれよ」サァッ

qb「やれやれ、そんなこと願わなくても最初からボクにはキミが理解不能だよ」ヤレヤレ

俺(それは把握している上で理解したくないという“拒絶”だ)ニラミ

qb「とにかく契約成立だっ! さ、これで今日からキミも




 魔法少女だっ!!」キュップィ!

俺「・・・・・あー、そうかい?」カタナチャキリ

―――――現在。

俺(夢・・・いや、記憶の整理か)

俺(qbを同じ舞台まで引き下ろすことはできた。後はいかにして復讐を果たすか、だ)

ほむら「う、うーん・・・」ホムゥ~

俺「・・・あ、まだ寝てろよ」ポンポン

ほむら「・・・・うん////」

俺(マミちゃんを助けるために次のqbが来るまでファーストフード店で待ってたのだけど・・・)

ほむら「くぅ・・・くぅ・・・」スヤスヤ

俺(机の上に涎垂らしながら居眠りするほむほむマジ天使!!!)カンドウ!

ほむら「・・・まどかぁ・・・俺くんぅ・・・私も・・・入る」

俺「・・・・・どんな寝言だよ」ヤレヤレ

『ボクに会ってどうする気なんだ?』

俺「・・・・・・!」

qb『構えなくてもこれは離れた場所からのテレパシーさ。ボクとしてもこれ以上減らされたらたまらないからね』ヤレヤレ

俺「びびってるならそう言えよ。意思を持たない家畜が」

qb『すごんだってダメさ。キミのやり口は痛感してるんだ』キュップィ

俺「あらら、じゃあ、こんなのはどうかな?」


――――とある公園。

杏子「よっ、qb」

qb「・・・・きょ、杏子? なぜここが?」

杏子「俺君にはqbの行動パターンなんてお見通しって訳だ」

qb「くっ、くそぉおおおおお!」シュン

―――携帯電話。

俺「そうかアンコ。そのまま次はb点へ移動してくれ」

杏子「あいよ」

―――ファーストフード店。

俺「ほむほむ、起きられるか?」ユサユサ

ほむら「うーん・・・もう少し」ホムゥ…

俺(・・・よくみると疲弊しきってる。・・・本当に大変だったんだろうな)

俺「・・・」チュッ

ほむら「・・・・んっ」チュッ

俺「おはよう」ニコリ

ほむら「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ほむら「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ほむら「///////////////!?」カァァァアアアアア

俺「ほむちん。qbが見つかった。行くぞ」

ほむら「ちょちょちょちょっとま、待ちなさいよっ!!」ホムッ//////

俺「・・・・・ん?」

ほむら「ちょっとそこに座りなさい」

俺「・・・・・・ふむ」ストン

ほむら「・・・・・・」チュッ

俺「・・・・・・ん? ・・・・・・んん!?」カァァアア/////

ほむら「今さらあなたへの気持ち隠したりしないわっ!」ホムラッ!!!

俺「・・・・・・かなわねーな」ボリボリ

俺(これも妹の“願い”のおかげかな)テレテレ///

ほむら「さっ、行くわよ!」

俺「ああ、決着の時だっ!!」



 第四章『最期の戦い』~初めての感情~

第四章行く前に睡眠とって仕事行ってきます。

ちなみに、恋愛ルートだと題名とサブタイトルが逆になります。

寝ます!!!


待ってる

おつ

ただいまです。
今からいきます!

>>187の続き。

――――郊外。

qb「なんだこれなんだこれなんだこれ」ハァハァハァ

qb「ボク達“全て”に何かが“伝染”してる」キュップィィ…

qb「怖いよ嫌だよむかつくよ」

少女「あ、ウサギ・・・・?」

qb「・・・ボクが・・・見えるの?」

少女「喋った!?」ドキッ

qb「・・・・・・」ニマァ

qb「・・・ボクと契約して“楽しいこと”しないかい?」キュップィィイィ

杏子「おらおらおらー!」ヤリヤリヤリッ

qb(ハァッハァッ…し、死ぬことがこんなに怖いことだったなんて)キュッピィ

杏子「なんだよ、これじゃあ、あたしがいじめっ子みたいじゃないか」ヤリヤリ

qb「い、いじめられてるよっ!」キュップィ!

杏子「・・・! ・・・へぇ、なんかお前変わったなぁ」ニヤリニヤリ

qb「・・・・・ひっ」

杏子「お前のせいであたしはゾンビみたいな身体になっちまったんだろ?」ウリャウリャ

qb「ひぃっ!? ち、違うよ! “ボク”はまだ誰も魔法少女にしていない!!」キュップィイイ

杏子「・・・・・!?」

俺『qbが他のqbと区別した喋り方したら、いったん攻撃をやめて話を聞いてやってくれ』

杏子「おいqb・・・その話本当か?」

qb「・・・・!? ほ、本当だよっ!」

qb(生きるためだ、他の奴を蹴落としてでも、嘘をついてでも!!)キュピィ

杏子「・・・・・・杏子様がお前の話を聞いてやろうじゃねぇか」ニタァ

俺「問題は地球上にいるあの“個体”以外のqbだ」

ほむら「どういうこと?」

俺「おそらく、“全てのqbが感情を持ってしまった”。感情のある生き物は自分の生のためならなんだってする」

ほむら「嘘もつくし・・・利用もする・・・」ホム

俺「そうなったら、魔法少女の素質のある少女はどんどん騙され、魔女化させられていく。その前に決着をつけなくちゃ…」アセアセ

ほむら「・・・どうやら、その心配は的中しているようね」クロカミファサ

魔法少女「・・・・・・・」

qb「あ、あいつらだよっ、あいつらがボク達の・・・“裏切り者”だっ」

俺「・・・・・・へぇ、面白いくらい“うまくいったんだな”」ニヤリ

魔法少女「・・・裏切り者」ユラリ

俺「あちゃぁ・・・あんなに可愛いのに魔女みたいな顔して・・・」

ほむら「・・・・」ゴスッ

俺「痛い!?」

ほむら「言うことは?」ゴゴゴゴゴ

俺「ほむら様が一番可愛いです」ハハァ

ほむら「ありがとう」ホムホム♪

魔法少女「・・・黙りなさいよっ! 裏切り者!!」

 ―――魔法少女の周囲に現れる無数の矢。

qb「この子には魔法少女としてより強い存在になるように願ってもらったんだ」キュップィ

ほむら「・・・・そんなのって」ギリッ

俺「・・・で?」

 ―――黒き魔法少女の右手には白い刀。左手には紅い銃。

qb「なんだよその銃。聞いてないぞ・・・」ギリッ

俺「切り札は最後に使うもんだろ」トントン

魔法少女「喰らえェエエエエエ!!!」ハッシャ

 それぞれが意思を持ってるかのごとく。流星の矢は裏切り者へ向かって発射された。

俺「・・・・・・」スッ

ほむら「・・・・ほむ」シュン

俺(自分でほむって言った!? 可愛すぎ///)スッスッ

魔法少女「あははははは! 避けたって無駄さ!! 私の矢は対象をホーミングする!!」

魔法少女「はははっ! その刀はただの飾りかよ!!」オラオラ

俺「・・・・・・ふーむ。そう言われるとさすがにカチンとくるな」グッ

qb(・・・囲んだっ! これで奴は死ぬ・・・・・!?)


 ―――――。音もなく、ただ一瞬の光が走った。


俺「またつまらぬものを・・・って前にやったか」チンッ


魔法少女「・・・全ての矢を・・・斬った?」ガクッ

qb「・・・・」ガタガタブルブル

俺「名づけて“円環の断絶”」ドヤッ

ほむら(・・・私が時を止めて撃ち落としただけじゃない・・・)ホムゥ

魔法少女「qb! どうしたらいいの!?」

 魔法少女の悲痛な叫びが響く。

qb「・・・・・・さいな」

魔法少女「・・・え?」

qb「うるさいなって言ってんだよ雑魚」

俺「・・・・・・」

ほむら「・・・・・」オドロキッ

qb「あーあ、お前みたいな弱くて不細工。魔法少女なんかにするんじゃなかったぁ!」キュップィ

魔法少女「・・・何よそれ・・・私はあなたのために・・・」プルプル

qb「あーうざいうざい。これだったら君の自称親友のあの子に頼むんだったなぁ」

魔法少女「・・・!? ひどい・・・」ゼツボウッ

qb(こうやって魔女化させればよかったのか・・・)ニマァ

俺「あーあ! 異星人には彼女の可愛さが理解できないとわねー」ザンネンッ

魔法少女「・・・・?」マ

俺「優しさも兼ね備えてるし、お嫁さんにしたいランキング超絶急上昇だわ~」

魔法少女「・・・・・・」マジョ

俺「何よりインキュベーダー・・・


 誰かと比べたりすんなよ」ニラミ

魔法少女「・・・・!?」マシ

qb「うるさいうるさい! こいつは今から魔女になってボクの役に立ってもらうんだっ!」

俺「いいや! この子は今から俺と真夜中のデートに繰り出すんだもねぇ!」

魔法少女「・・・・・・・・クスッ」マ

ほむら「・・・・・・・」ゴゴゴゴゴ

俺「・・・さぁっ、俺の手をとって!!」

魔法少女「・・・・・うん」

qb(魔女化が始まってたのに治まったなんて!!?)キュップィ!?

俺「今日は大変だったね。・・・ゆっくりおやすみ」スッ

魔法少女「・・・・・あ」バタリ

qb「・・・・・・・ぐっ」ダッ

ほむら「逃げようとしても無駄よqb」チャキリ

qb「・・・くそっ」

杏子「おーい、連れてきたぜ~」ニコヤカッ

俺「最高のタイミングだなアンコ」ナデナデ

杏子「えへへ~♪ あたしはお前の嫁だからなっ」テレッ

ほむら「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

qb杏側「キミは・・・」qbホム側「・・・・・」

俺「さぁて、始めますかぁ」ニマァ

俺「お前の名前はキューで、お前の名前はべぇだ」

キュー「杏子。話が違うじゃないか。助けてくれるって言ったのに」キュップィ…

杏子「んー、あたしに言われてもなぁ」

べぇ「・・・・・・」ダンマリ

俺「あらら、キューちゃんのほうが可愛いなぁ」バンッ

 ―――右手の銃から放たれた紅き弾丸は、べぇの尻尾を吹き飛ばした。

べぇ「ぎゃぁ!!」ベチャ

キュー「・・・・ひっ!?」

俺「お前ら・・・魔法少女が人間の理(ことわり)から外れてることくらい分かってんだろ?」スゴミッ

べぇ「・・・はぁはぁ、な、何言ってるかわから

キュー「わか、分かります!!」キュップィ

俺「はははっ、キューちゃんは良い子だねぇ」ザンッ

べぇ「グギャァ!!」

 血しぶきと共に吹き飛ぶ前足。

キュー「俺さんの言うことが分からないからそうなるんだよっ」キュッピィ

杏子(・・・キューの奴、必死にご機嫌伺ってら)

俺「ほむら、杏子、べぇの身体を元に戻してやれ」

ほむら「分かったわ」ホムッ

杏子「任せとけ」ニヤリッ

キュー(俺の奴、い、いつの間に二人を支配してたんだっ)ガクガクブルブル

べぇ「・・・・・ゼェゼェ」

俺「身体が回復しても体力は戻らなかったようだな」ニヤニヤ

ほむら(ここまでは俺君の計画通り・・・)ホムゥ

杏子(本当にあのqbがバカみたいに怯えてる・・・俺ってすげぇなぁ)カンシン

俺「どうだ? “身体”なんて器だろ? 全く平気だよな」ザンッ

べぇ「ウビャァアア!」ベチャベチャ

キュー(怖い・・・今すぐ逃げたい・・・)

べぇ「お、お願いします・・・ゼェゼェ・・・ゆる・・・ゆるして・・・」キュプゥ

俺「・・・は? 許す? 最初から別にお前に固執してないけど」ドガッ

べぇ「ぎゃんっ」ドシャ

俺「俺達は人間じゃないんだ。お前らの物差しで測るなよ」ガッガッ

べぇ「やめっ、やっ・・・」モウロウ…

キュー(お、俺を肯定したら、助かるのかな・・・)

キュー「お、俺君・・・ボクにできることあるかな? なんでもするよっ!」キュップィ

ほむら・杏子
「・・・・・・・・!?」キタッ!?

俺「・・・ああ、そうだなぁ・・・勝手に話しかけてくんなや」ザンッ

キュー「ぁああぁあああぁあぁああ!!!」ブシューーーー

キュー「ご、ごめんなさいごめんさいごめんなさい」ドゲザ

俺「・・・ん? 分かればいいんだ」ニコリ

キュー「・・・あ、ありがとう!!」パァッ

べぇ「・・・・・・ゼェゼェ」

俺「・・・そうだなぁ。キューちゃん。一つ頼みごとしてもいいかなぁ?」

キュー「・・・!? な、何でも言ってよ!!」

俺「・・・ ありがとっ! お前最高だなっ」ダキツキッ

キュー「・・・!? ・・・・うん!!」テレッ///

ほむら(身体操作されてるとも知らずに・・・)ホム

俺「じゃあさ。俺にとってキューちゃんくらい大事な友達のソウルジェムが粉々なんだけどどうにかならないかな?」

キュー「・・・・・・・あ、巴マミのことだねっ! 分かったよ!!」

俺「おおっ! さすが俺の親友! 言わなくても通じる関係っていいなっ」ニコッ

キュー「うん!!」キュップィ

俺「・・・でも、誰かがまた魔法少女になるなんて嫌なんだけど・・・」シュン…

キュー「大丈夫!! 効率の問題ってだけで、他の生物を使っても何とかなるよっ」キュップィ!

俺「そうなのか!?」パァッ

キュー「うん! 幸いここは郊外だし、その辺の生き物使ってやってみるよっ!!」キュピィ!

俺「最高だなお前!」ナデナデ

キュー「じゃあ、ちょっと行ってくるね♪」ニコニコ

俺「ああ、マミのソウルジェムをほむらちんが持ってるから連れて行ってくれ」

キュー「ああ! さ、行こうほむら!」ルンルン♪

ほむら「え、ええ」

杏子(何こいつキモチワリ―)ゲェ

―――数時間前。

俺「―――という訳で、自我の目覚めたqb二匹を使って、“催眠”をかける」

ほむら「・・・そんな簡単に行くかしら」

杏子「あたしも信じらんねー」

俺「大丈夫だ。あいつらは今、生まれてきたと言っても過言じゃない。それなのに無駄に知識だけは豊富なんだ。理性のない赤ちゃんに武器の使い方を教えたら簡単にぶっ放すのと一緒だ」

杏子「あんたって結構怖い奴だったんだなぁ」

ほむら(けっこう好きなタイプかも・・・)ホムホム///

俺「褒め言葉として受け取っておくよ。で、“教育”の終わったqbはできる限り“自分で考えて行動させる”」

ほむら「・・・?」ホム?

俺「それが、切り札になるんだ」ニヤリ

ほむら(ただ、“監視”は怠らない・・・。俺君って本当に何者なのかしら・・・)

キュー「あ、いた! たぬきさん! ボクと契約して魔法たぬきになってよっ」

たぬき「・・・・きゅっ?」ポンポコ

ほむら「・・・・・ぷっ」ホムム///

キュー「頼むよ! “親友のためなんだっ!!”」キュッピィ!!

べぇ「・・・・・・」グッタリ

俺「さて、杏子ちん。も一回回復お願い。次は少しだけ体力も回復して」

杏子「ああ、分かった」ヤリヤリッ

べぇ「・・・・・・・・・そういうことか」キュップィ

俺「・・・?」

べぇ「・・・キミ達の行動は徒労に終わるだろうね」

杏子「なんでだよ」ニラミ

べぇ「たった今、ボク達の―――

俺「お前達の親元があいつを“切り捨てた”んだろ?」

べぇ「・・・・・!?」オドロキ

俺「そんなこと最初から分かってたことだ」ニヤリ

べぇ「キミは一体・・・」

俺「ワルプルギスの夜」

べぇ「・・・・・!?」

杏子「・・・・・・それって」




俺「お前ら・・・俺の妹をおもちゃにしやがって」




 絶 対 に ゆ る さ ね ぇ 。

第四章前半終了です。
後半は安価通りもっとバトルします。
このスレ?が終わったら次どんな話書こうかな。

今日はこの辺で寝ます。
明日仕事したら次の日休みなので、一気に終わらせにかかります。

では( ´_ゝ`)/~~

おつ

おつ

続きが楽しみ

マドマギ見たことがまったくないのに凄く引き込まれた…
面白いです
つ④

いったんただいま( ´_ゝ`)/~~
一時間強しか休憩残ってないので、次回のお知らせでも。
これが終わったら、
1、勇者「今仲間にできるのは…ローラ?」ローラ「んー、オッケー☆」
2、辺境の魔法使い「・・・なんだこの無機物な物体は」
3、上条当麻「実際彼女にするならやっぱ黒子だよなぁ~」

マドマギが終わるまでで多かった話書きます。
では、夜のために睡眠とりますzzz

3でよろしくです

2

じゃあ1



ただいまです( ´_ゝ`)/~~

それでは、いけるとこまでいっきにいきます。

――――数時間前。

ほむら「・・・・以上が私の願いとそれのためにとってきた行動よ」ホムッ

俺「時間の逆行。もはや何でもありだな魔法少女」ウーン

ほむら「私はまどかを守るために戦うの。そして、ワルプルギスの夜をまどかの魔法少女化抜きで倒して見せるわ」グッ

俺「・・・・・・ん?」

ほむら「・・・・・何よ」

俺「“まどかとの願いをやり直し、彼女を守れる自分にして”・・・一言一句間違いはないか?」

ほむら「そ、そんなの完璧に覚えてるわけないじゃないっ」///

俺「・・・・・・んーむ」

ほむら「なによ・・・」

俺「魔法少女の願いってのは、本当に“契約”であって“希望を叶えてくれる”訳じゃないんだよな」

ほむら「そうね。美樹さやかなんかは自分の願いによって自滅してるし」

俺「つまり算数の問題ってことだ」

ほむら「・・・・?」ホムゥ

俺「例えば、人間同士のお願い事って言うのは、必ずしも言葉通りに叶えるってことはない」

ほむら「どういうこと?」ホムッ?

俺「デートしてってお願いされた時、お願いされた側が受けた時に普段通りの適当な格好で行くかな?」

ほむら「・・・相手にもよるけど、相手に喜ばれるような格好をするわね」ホムゥ

俺「そうなん? 期待しとこう♪」

ほむら「可愛くなくても、わ、笑わないでね//////」カァァ

俺(あれ?何この可愛いなまもの///)

ほむら「・・・お願いはあくまで言葉の実現じゃない・・・」

俺「そう、それがqbの契約との違いだ」

俺「そして、ほむらちんの願い、


“まどかとの出会いをやり直して、彼女を守れる自分にして”

これを図にあらわすと」スラスラ

1(まどかの絵)と出会う。
2(まどかの絵)を守る(ほむらの絵)。
3(まどかの絵)幸せな人生を守り続ける(ほむらの絵)。

俺「これが理想図だ」

ほむら(私の絵可愛い///)ホムホム♪

俺「今までの流れから破たんする条件は、

1、まどかが魔法少女になったら最強の魔法少女になるため守る必要がなくなる。

これは条件次第ではほむらが彼女を守る盾になれば通る条件かもしれないが、今のところ通ってないところをみると、やはり彼女を魔法少女にしたらダメなのだろう」

ほむら(ほむらって呼ばれちゃった・・・)キャァ

俺「・・・・・? 次、

2、まどかが幸せな人生を送れない。

これに関しては実にシビアで、ほむらから見て彼女が幸せなのか、まどか自身が幸せだと思うのが条件なのかいまいち分からない。だが、とにかく今までうまくいっていないのなら、恐らくほむらから見てまどかが幸せに見えるかどうかなのだろう」

俺「最後に、

3、まどかが幸せに暮らせる世界になったらほむらが必要ではなくなる。

これの厄介なところは十中八九、この条件はほむらの主観で決まるということだ」

ほむら「それのどこが厄介なの・・・?」

俺「考えても見ろ。思春期の女の子が同性の同級生を守るって図が日本でありうるか?」

ほむら「・・・・・・思い浮かばないわね」

俺「そう、そこなんだ。ほむらにとってどんな形であれ、彼女を守る形があれば良かったんだ。だが、今言った通り君にそれはない。つまり、平和になってもほむらの願いはかなわず最初の願いである“まどかとの出会いをやり直してしまうんだ”」

ほむら「・・・それって」ブルブル

俺「・・・簡単に言ったら、無限ループ。ゲームなんかで言ったら完全に“バグシナリオ”だな」

ほむら「・・・・・・」プルプル

俺「もしうまくいったとしても、例えばまどかがひょんなことで怪我をしたとか、家族が亡くなったとか、下手したら誰かに振られたとかで、リセットがかかるかもしれない」

ほむら「・・・・・」プルプルプル

俺「そんな綱渡りみたいな人生を歩むなんてふかの・・・ほむら」

ほむら「・・・・・」ポロリ

俺(女の子泣かせちまったぁあああああああ)ガーン

俺「あ、あの、えっとな。たしかに難しいかもしれないけど、きっと必ず道はあるはずだ」オロオロ

ほむら「・・・・・・ぷっ」ホムッ

俺「・・・?」

ほむら「・・・・・あはははははっ、ち、違うのっ」

俺「えーっと、ほむらさん?」

ほむら「涙が出てきたのはそういうことじゃないわ。想像してみたの、このまま何もかもがうまくいって、ワルプルギスの夜も倒せて、みんな無事に明日を迎えたとして、もし私が願いのせいで過去へ戻ってしまったら・・・


“もう二度とあなたに会えないかと思うと、・・・そんなの死んでも嫌だったの”」テレテレ…

俺(・・・抱 き し め た い )ワキワキ

俺「・・・と、とにかくっ、マミを復活させて、なおかつほむちんを過去に戻らせないためには・・・」

ほむら「・・・ためには?」

俺「qbを共食いさせる必要がある」

ほむら「・・・・・・・・え?」ホムッ?

俺「・・・俺には妹がいた」

ほむら「・・・ええ、その話は聞いたわ。妹さんがあなたに絶望のない人生を送ってほしいって願いで魔法少女になったから、あなたは魔女にならない」

ほむら(・・・ちょっと妬けちゃう・・・)ホムム…

俺「妹は二人“いたんだ”」

ほむら「・・・・・・・・え?」マサカ…

俺「ああ、そのまさかだ。


 もう一人の妹も俺のために魔法少女になった」

俺「下の妹の願いはこうだ。“兄が皆の懸け橋になるような人になってほしい”。・・・その頃俺は闘病生活で友達もいなかったし、それを嘆いていた。全く・・・兄思いの妹を二人も持って兄ちゃんは幸せだよ」トオイメ

ほむら「・・・・・・私だって」

俺「んあ?」

ほむら「・・・・私だって、もう一度魔法少女になれるならあなたのために願うわよ」/////プィッ

俺「・・・・ほむちん、いっそ抱きしめていいか?」

ほむら「・・・・・・・・・・・・・・・・・・だめ」ホムッ//////

俺(顔真っ赤にして悩むほむちん可愛すぎる///)

ほむら「で、それとqbを共食いさせることと何の関係があるの?」

俺「アレルギー症状ってさ、友達との絶交に似てるんだ」

ほむら(この人どんだけ色々知ってるのかしら)ヤレヤレ

俺「ある日突然、今まで普通に受け入れていた物質を抗体が攻撃し始めるんだ。その反応がアレルギー症状として現れるってわけ」

ほむら「つまり?」

俺「一匹のqbをアレルギー物質としてqbの親元に認識させる」

ほむら「そんなことしたらすぐに殺されるんじゃない?」

俺「・・・いいや、そのタイミングで―――“紅”の力を使う。アレルギーqbと全体qbの懸け橋になってやるんだ」

ほむら「なんか壮大な話に聞こえるけど、結局どうなるの?」

俺「後は本番のお楽しみ♪ それよりそのために――――」

――――現在。

べぇ「ワルプルギスの夜の正体を知っているなんて、キミは本当に何者なんだい?」

杏子「正体ってどういうことだよ」イライラ

俺「ワルプルギス・・・あれは、魔法少女の穢れを吸ったグリーフシードの集合体だ」

杏子「・・・・・!?」

qb「・・・・・へぇ、本当に知ってたんだ」ニヤリ

俺「考えれば分かることさ。定期的に現れ、“災害”を引き起こし、最悪をもたらすもの。普通の魔女からかけ離れているのは、それが魔女ではなく“魔女の残骸”だからだ」

qb「そうさ。その通りだよ! あれは多くの魔法少女候補を生みだし、多くの魔法少女を魔女にする最高のシステムさっ」キュップィ!

俺「感情をもったとたん、自尊心を持ちやがって、まるで“人間”みたいだな」

杏子「・・・なんだよ。お前らって結局本当にあたしらを弄んでたのかよ・・・」プルプル

qb「それは違うよきょ俺「気にするな杏子」ダキッ

杏子「・・・・・・ふぁ?」オドロキッ

俺「あいつらは俺達と違う。だから良かったじゃねぇか。“人間”で」ニコリ

杏子「・・・あ、アタシはまだ・・・人間なのかなぁ?」ナミダメ

俺「・・・・・ああ」ニコッ

qb「やれやれ、今のボクにはキミ達の慣れ合いが何となく理解できてしまうよ」ヤレヤレ

キュー「・・・俺君! ごめん! 力がなくなってマミを戻せそうにないよっ」アセアセ

俺「そっか・・・、キューなら大丈夫だと信じてたんだけどな」クッ

ほむら(しらじらしい)ジト

杏子(しらじらしい)ジト

べぇ(しらじらしい)キュプ

キュー(俺君の期待に答えられなかった↓↓)ガーン

俺「でも、いいさ。他の方法がある」ニコリ

俺「さて、今から起きることは、インキュベーダーにとって凄まじく恐ろしく悲しく辛く痛くそれでいて“気持ちいいこと”だ」ニマァ

べぇ「・・・・・」ゾクリ

俺「・・・覚悟しとけよ」ヌタァ


 ――――俺の右手から現れる紅の糸。


俺「これは二つの存在を無理やりつなげてしまう“架け橋”だ。これをつなげられたら、どんな存在も“同化”してしまう」

べぇ「・・・・・・まさか!!」

俺「そう、そのまさかさっ!」ブンッ

 べぇに絡みつく糸。それ自身が意思を持っているかのように捕えて放さない。

俺「キュー! お前が“qb”に戻る時間だっ!!」ブンッ

キュー「うんっ! 分かったよ!!」キュップィ

 二対のqb。

 ゆっくりと重なりあっていく。

俺(恐らく、重なりが解けた瞬間に・・・)チャキッ

 しだいに重なりは解け、二対のqbは元の位置に戻った。

俺(・・・・・今っ)ザンッ

べぇ「・・・・・・」グタリ

キュー「・・・・・あれ? なんだこの力・・・」

 キューはほむらの元に駆け寄ると背中を向けた。

ほむら「・・・・・何?」

キュー「マミのソウルジェムを入れてよっ!!」キュピィ

俺・杏・ほむ「・・・・・!!?」

ほむら「・・・・・」マヨウ…

俺「キューを信じるんだっ!!」

ほむら「ええい、分かったわよっ」ナゲッ

キュー「これだぁーーーー!!」キュウウウウプィイイ!!!

 キューの周囲に広がる黄金色の光。

マミ「・・・・・・・」ハダカッ

俺「・・・ふあーーーーーー!! 疲れたぁああああ!!!!」バタリッ

ほむら(・・・ふふっ、あれだけ“演技”すれば疲れるわよね)ホムホム

キュー「・・・ボクにこんな力があったなんて」オドロキッ

杏子「・・・いや、あたしらのほうが驚きだから」アゼン

ほむら「その力があれば他の人たちも・・・」

俺「・・・いいや、それは無理だ」ザンッ

キュー「・・・・・・な、なんで・・・」バタリ

ほむら「・・・・・」

杏子「・・・・・」

ほむら「・・・こ、殺さなくても・・・」

杏子「そうだぜ! こいつを利用すればもっと!!」

俺「いや、マミを助けてすぐにキューは力を失っていた。さっきのは簡単に言えばただの“不意打ち”だ。だけど、キューが使った力はあまりに強大で本体はすぐに俺達の位置を特定してしまった。同時にキューの力は“リセット”かけられていた」

ほむら「い、位置を特定されたって・・・!?」バッ

杏子「あ、ありゃあ!?」バッ

俺「やれやれ・・・“最悪の災厄来たれり”・・・か」キッ




 ――――災厄が頭上より舞い降りた。


第四章『最後の戦い』~初めての感情~ 完

つい長々と書いてしまったので、第五章に分けました。

バトルパートは第五章です。

こういう書き方(ss?)は初めてなので、分かりにくいところや、キャラに萌えられないところがあると思います。それでも最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

ちなみに最終章のタイトルは、

最終章『最期の戦い』~俺物語~

あ、四章のタイトル間違ってますね。

正しくは、第四章『最期の戦い』~初めての感情~ 完


それでは、明日終わらせられるようにゆっくり睡眠とります。

おやすみなさい( ´_ゝ`)/~~



おもろいな
支援

支援④④④

ただいまです( ´_ゝ`)/~~

最悪の夏風邪。。。

いけるとこまでいきます。



最終章『最期の戦い』~俺物語~

 舞い降りた“災厄”は、

 最大で

 最悪で

 最強だった。


俺「ほむらちん!!」ヨケロッ

ほむら「言われなくてもっ」シュンッ

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハ」シュババババババ

杏子「・・・こんなに使い魔が・・・」アゼン

マミ「・・・・・・はっ、私は一体・・・」ハダカッ

使い魔「解せぬ」シュン

俺「なっ!?」クッ

 今までの使い魔とは違う。誰もがそう感じた。

俺「・・・クソッ」カキン!

 男・・・それも侍を彷彿とさせる立ち振る舞いに挙動が一歩遅れる。

侍「夜明けぜよ」シュバッ

 放たれた一閃は、俺の刀と交差し甲高い音が鳴り響いた。

俺「うおぉおおお!」ギィイン!

俺(魔力のほとんどを肉体強化にして互角かよ・・・)アセリ…

侍「ヒミコサマー」シュンッ

俺「・・・なっ!? まだスピードが上がるのか!?」クゥッ

ほむら「・・・厄介な敵ね」ファサァ

 ほむらの眼前には巨大なウニのような使い魔がふよふよと浮かんでは落下し浮かんでは落下を繰り返していた。

ほむら(あの針が攻撃兼防御を兼ね備えているなら、私の時を止める力は無意味なようね)アセリ

qb「くくくっ、ボク“ら”が本気出せばこんなもんさ」キュップィ

 少し離れた高台から見下すようにqbは笑った。

qb2「どうだろう鹿目まどか。お前が魔女になるなら“許してやってもいい”」

まどか「・・・・・・・・」ボーゼン

 無数に並ぶqbの真ん中で、まどかは意思のない瞳で災厄を見下ろしていた。



qb∞「「「さぁ! ボクにひれ伏して魔女になっておくれよっ!!!」」」

俺(紅の力を使うか? ・・・いや、あれは“最後”に使うべきだ)チンッ

 俺は刀を収めると、侍を正面から向かえた。

俺「こいよお侍さん。“現代人の強さ見せてやるぜ”」ニヤリ

 右手には黒。左手には白の――――拳銃。

 過去と未来と異世界と、世界中のオタク達が空想した戦いが、今始まる。

俺「うらうらうらぁああ!」バンバンッバンッ

侍「当たらなければどうということはないっ」シャァッ

俺(軌道が読まれている?)アセリ

俺「・・・・なんてな」ニヤリ


 ――――パァン!


 後方から鳴り響く黄金色の音。

マミ「全く・・・あなたと言う人はこんな時に私に頼るなんて・・・」ハァ

俺「頼ったんじゃない・・・“信じていたんだ”」キリリッ

マミ「まぁ・・・///」ポッ

 作者の裏切り。ザワザワ…期待させた描写のフルカット。ザワザワ…

 圧 倒 的 裏 切 り 。 ザワザワ…

qb1「・・・ちぃっ」

まどか「・・・・・・あなた達・・・仲間を・・・信じてる?」ポケー

qb2「仲間? 仲間なんていない! “全員がボクだっ”!!」キュップィ!!

まどか「・・・違うよ・・・あなた達は全員違う・・・」ボー

qb3(無意識で何を・・・?)

まどか「・・・あなたは気弱」ヨビサシ

qb6「・・・え?」

まどか「・・・あなたは負けず嫌い」ユビサシ

qb7「そんなことっ・・・!! ・・・ない」

まどか「あなたは優しいしあなたは怒りっぽいしあなたは寂しがり


 ・・・・みんな違うよ?」クビカシゲ

qb∞「「「ああぁぁあぁああぁぁあ!! だ ま れ よ っ! !」」」グワッ

まどか「・・・・いいよ、“受け止めたげる”」リョウテヒロゲ

ほむら「・・・・・・くっ」バンバンッ

 大量の重火器を持ってしても、ウニの使い魔には無意味だった。

ウニ「・・・・・・・」グラグラ

ほむら「・・・・・なら」ポポィ

 ほむらは銃を捨て、ウニに向かって正面からぶつかる。

ほむら「うおぉおおおおぉぉおお!」フリカブリッ

 放たれる拳。

ウニ「・・・・・・」ズバンッ

 漆黒の針によって貫かれる拳。

ほむら「痛くない!」ガンッブシュッガンッブシュッ

ウニ「・・・・・」フヨフヨ

ほむら「こんなの、あんた達に比べれば屁でもない!!」ガシュッ!!

 ワルプルギスの夜を哀しい瞳で見つめながら、ほむらの拳はウニの甲羅を貫いた。

qb17「・・・なぜ? どうして勝てないんだ? 他の奴がしゃしゃり出た訳でもない。相性は最悪。それなのに・・・どうして」

まどか「・・・ぜぇぜぇ・・・分かるよ」ボロッ

qb19「まどか・・・!? 意識が・・・!?」

まどか「・・・人はね。確かに苦手なものには向き合いたくないし、嫌いな人には近づきたくない」フラフラ

 先ほどまでとは正反対に、身体は今にも倒れそうなほどに傷つきながら、qb達を捉える瞳は真っすぐ迷いない。

まどか「でもね」

 気弱で、短気で、凹みやすく、心変わりしやすく、すぐに諦め、それでいて・・・他人のことばかり気にかける。

まどか「・・・一歩踏み出さなきゃ、何もわからないんだからぁああああ!!」ソウルジェムッ

 どこにでもいた少女は“もういない”。

qb178「な、なんでまどかが魔法少女になってるんだよぉおおお!!」

qb666「・・・・・・・・」

 最強の魔法少女は優しい光と共に、無数の迷い子の上へ降り立った。

ほむら「・・・・・・!? まどか!!?」

 ほむらの脳裏によぎろうとする“悪夢”。

俺「・・・・・・静かに」ギュッ

ほむら「ふぇ、ふぇぇええ!?」ホムッ

俺「チュッ…まどかは自身の意思で魔法少女になった。チュッチュッ…そんな彼女を“守ってやれる”のは“仲間”だけだろハムッ」ギュギュッ

ほむら「・・・んっ、やっ」カァアア///

俺(頼む、頼むよ! 俺からほむらまで奪わないでくれ!!)ギュゥ~~~!

まどか『・・・何してるのかな?』ジトー

 二人の眼前に現れるまどか。その瞳は冷たく厳しい。

俺・ほむら「」

俺「・・・い、いや、これはっ、ほむらちんの願いから守るためにっ!」アセアセ

まどか『・・・・・・・ぷっ、ほんとは分かってるよ!」ニコリ

ほむら「・・・まどか?」

まどか「qbから聞いたの。私を守るためにほむらちゃんは魔法少女になったって」ナミダメ

ほむら「・・・・・・」カァアア

俺(・・・あ、俺に見せたことない顔)・・・ムッ

まどか『それに、さやかちゃんも杏子ちゃんも他人のためにお願いをした。マミさんも自分を“助ける”ためにお願いをした。みんなみんな、“誰かのためになりたい”って願ってる』

俺(・・・俺は復讐のため・・・)

まどか『ううん、俺君。あなたは本当は妹さん達を助けるためなんだよね?』

俺「・・・・・!?」ビクッ

まどか『私ね。ずっと思ってたの。皆が皆他人のために生きれば幸せな世界になるんじゃないかって。だから自分のことばかり考える人が嫌いだった。・・・・でも、違った』ニコリ

 最強の魔法少女はゆっくりと両手を広げた。全てを包み込む優しい笑顔だった。

まどか『自分のために全力を尽くせる人が、そんな人が他人に優しくできるの』ニコッ

俺「・・・・・っ」ホロリ

俺(俺は・・・俺はっ! 妹のためと言いながら、妹達の“願い”を無視して戦い続けた!)ボロボロ

俺「許して・・・許してくれ!」ゴウキュウ

ほむら「大丈夫! 大丈夫だからっ!」ギュウッ

まどか『・・・ほんと、お似合いの二人だよ』プゥ

俺・ほむら「・・・////」カァアアア

ほむら「・・・俺君。あなたが自身の人生を偽物だと言うのなら、私はその全てを奪ったげる」ホムホム

俺「・・・ほむら」ギュッ

ワルプルギスの夜「」ナミダメッ

俺・ほむら(・・・・・忘れてた!!)

まどか『俺君、ほむらちゃんっ! 私ね、お願いしたのっ!』

 最強の魔法少女の前に現れる一冊の本。

まどか『“魔法少女が記憶を残したままもう一度お願いできるタイミングに戻して”って!!』

 『自分物語』と書かれたそれはまどかの落書きでいっぱいだった。

俺「・・・俺の物語」

 魔法少女になった少年の目の前には『俺物語』が。

ほむら「・・・・・」ホムッ

 一人の少女を守り続けた魔法少女の前には『焔物語』が。

マミ「・・・・これは」マミッ

 孤独な戦いを、孤独な正義を貫き通した魔法少女の前には“孤独物語”が。

マミ「」

まどか『みんな、みんな、自分のためにもう一度願ったんだよっ!!』ニコリッ


 ワルプルギスの夜が輝かしい光に包まれる。

元魔女「・・・あれ、ここは・・・?」

元魔女2「・・・私、あの時・・・」

元魔女3「・・・・・ふぇ、ふぇえええん」ゴウキュウ

妹1「兄ちゃん!? 兄ちゃんはいるのかっ!!」

妹2「落ち着いて! 私達の兄は絶対に生きてる!!」

俺「・・・奇跡だ」

ほむら「・・・・ええ、本当に」ギュッ

 昔、星の数ほどの絶望がそこにあった。

 今、星の数ほどの希望がそこにある。

まどか「さぁ、今度はキミ達の番だよ」

 最強の魔法少女は開く―――『宙物語(ソラモノガタリ)』を。

qb∞「「「・・・・・・・」」」パアアァアア

まどか「次に出会う時まで・・・良い夢を見てね」ニコリ

 かつて、少女の願いを叶えた存在がいた。

 その存在は少女の言葉をそのまま叶えた。“心”を理解できなかったからだ。

 その存在は心を持った。哀しみと絶望に溢れた。

 その存在は優しさに触れた。――――そして、気づいた。

 その存在は今、小さな願いを胸に抱き、ゆっくりと瞳を閉じた。

qb(・・・・・・どうか、次に目が覚める時は・・・にんげ・・・)スゥ


 災厄の夜が・・・過ぎ去った。

――――3カ月後。

妹1「兄ちゃーん。彼女が迎えに来てるぞ―」ムスッ

妹2「早く言って死ねばいいよ」ブスッ

俺「ちょっ、どんだけ手厳しいんだよ」ガーン

妹達「「私達のことも愛してくれないからよっ」」ズズイッ

俺「愛してるよ!!!」グワッ

妹1「兄ちゃん・・・キモチワリ―」

妹2「さっさと目の前から消えてくれないかなぁ」

俺「これエピローグだよ!! 感動じゃなくて哀しみの涙が止まらないぃいい!!」ゴウキュウ!

???「・・・・・・・いつまで待たせるのかしら」

俺「・・・ああ、ごめんっ! 待たせた!!」

彼女「私は別にいいのよ。あなたがいくら近親☆相姦で捕まっても、牢屋まで持っていく覚悟はあるもの」ファサァ

俺「ボクを犯罪者呼ばわりするなっ!! それにお前の近親○姦はつのだ☆ひろみたいになんだか軽い!!」

彼女「・・・まぁ、芸能人を憶測で罵倒するなんて、あなたはどこの議員さんかしら」

俺「おめぇに言われる筋合いはネェ!」コウモトッ

妹1「・・・くっそー、悔しいけどお似合いだぜ・・・」ガクッ

妹2「・・・私はあきらめない私はあきらめない私はあきらめない」ブツブツブツ

俺(振り向いちゃだめだ振り向いちゃだめだ振り向いちゃだめだ・・・)

俺「さぁ行こう!! 明るい未来へ!!!」

彼女「まるで最終回みたいな言い方ね。しかも33流の」ハァ

俺「それもはや赤子以下のレベルだからっ!! しかも最終回だからっ!!」ガーン

彼女「・・・最終回ならちゃんとそれなりの終わり方しなさいよ」

俺「・・・ボクにできるのはこの程度だよ」フンッ

彼女「そうかしら?」チュッ

俺「・・・・・・/////」ボッ

彼女「あらあら、まるで腐った林檎のようにどす黒い赤になっちゃって、シンデレラにでもあげようかしら!」

俺「彼氏に対してそこまで言うか!! それにお前は魔女じゃない!! ボクの・・・


 最 高 の 彼 女 だ っ ! !」ドーンッ


おわり。

乙、厨二部分が良かった


エピローグ。

???『おやおやお前様。そっちの世界ではハッピーエンドになったのかえ?


そ れ は 至 極 残 念 じ ゃ』

???「うるさいっ!! 僕だってたまには幸せすぎてウルトラハッピー↑になりたいんだぃ!!」ムキー

???『分かっておるとは思うが、こっちの世界ではそうは行かんぞ』

???「ああ、分かってる。


 僕は死ぬまでお前と共に生きるんだ」



ハッピーエンド。。。?

終わった―!( ´_ゝ`)/~~

熱上がった―!!

初めての投稿で不快な思いをさせた方はごめんなさい。

実は最後の部分、もっと隠した感じにしようと思ったのだけれど、妹二人のせいでおっぴろげ状態にorz

実はクロスオーバーだったのですが、そういうのって先に言わんとダメだったのかな?

※次のレスでネタばれ注意。

※このレスネタばれ

俺と原作主人公の相違点。

・怪異と出会ってない。
・元病弱。(俺の原作の過去を知らないorz)
・やる時“しっかりと主人公”する。

俺と原作主人公の共通点。

・元厨二病(こっちの俺は演技?)
・色んな女の子を愛でる。
・基本バカにされる。

 あと、最後のツンギレさんはほむらちゃんです。
 ただ、ほむらという名前がdqnネームだとマミさんに言われ、


 “ ひ た ぎ ”に改名します。


 もしよかったら、俺=ありゃりゃぎさんでもう一度読み返してください。

それでは、短い(のかな?)間でしたがご愛読ありがとうございました。

次は、勇者とローラの話で会いましょう( ´_ゝ`)/~~

以下もやし根性のth3vggggを優しく褒めるスレ。



ローラ「次は私と遊びたい?んー、やだぁ☆ うそオッケー♪」


お疲れさまでしたm( __ __ )m

なるほど、ssでほむらがキャラ崩壊してひたぎ化してるといつのを逆手に取ったのか

クロスオーバーを勘違いしてないか

まずアニメちゃんと見てからやれよ。
キャラも設定も無視しまくりじゃねえか。



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