ｶﾘ……ｶﾘ……

柩「千足さん耳垢いっぱいですね」ｺﾘｺﾘ

千足「桐ヶ谷が…んっ……掃除するなと言ったんじゃないか……ん」

柩「奥の方をｺﾘｺﾘすると千足さんﾋﾟｸﾋﾟｸしてかわいい」

千足「///」

千足「１ヶ月も掃除を禁じられて……最近は授業にも支障が出てたんだぞ……っふ」

ｶﾘｶﾘ……

柩「千足さんは一番近くにいる僕の声だけを聞いていればいいんですよ」ｸﾞｯ

千足「んっ」

柩「あ、ごめんなさい千足さん」

千足「いいんだ……それより今、何と言ったんだ？よく聞こえなくて……」

柩「……」ｽｯ

千足(き、桐ヶ谷の顔が耳元に)

柩「千足さんは僕の声だけを聞いていればいいんですよ」ﾎﾞｿ

千足「～っ！？///」ﾄﾞｷｯ

千足(桐ヶ谷の吐息が直に耳に……///)

柩「ふふっ」

千足「ふぅ……」

柩「千足さん気持ちいいですか？ふふっ顔が緩んでますよ」

千足「う……だらしない顔を見せてしまってすまない」

柩「いいんですよ、もっとだらしない顔を見せてください……僕にだけ」ﾎﾞｿ

千足「んはぁっ///」ﾌﾞﾙｯ

千足(ま、また耳元に……！)

柩「千足さんかわいい……」

柩「ちょっと見えづらいですね……顔を近づけますね」ｽｽ

ｶﾘｶﾘ…ｽｩｰｯ…ｶﾘｶﾘ…ﾊｧｰｯ……

千足(き、桐ヶ谷の息遣いが耳元で聞こえてｿﾞｸｿﾞｸする……)

柩(千足さんきもちよさそう……ふふ)

千足「……」ﾄﾛﾝ

柩(眠りそうですね、このまま千足さんの寝顔を見るのもいいのですが……)

柩(少しいたずらしちゃいましょうか)

柩「ｽｩｰ……フゥーッ」

千足「んんっ！？」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ

柩「千足さん、起きちゃいましたか？」ｸｽｯ

千足「びっくりしたよ」

柩「くすぐったかったですか？」

千足「あぁ、とっても……」

柩「また千足さんが油断したときにやりますね」

千足「そ、それは……」

柩「冗談ですよ」

千足「なんだ、冗談か……」

柩「フゥーッ」

千足「んあぁっ！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ

柩「面白い……」ｸｽｯ

千足「こ、こら桐ヶ谷……」

柩「ごめんなさい千足さん、じゃあ耳かきに戻りますね」

ｶﾘ……

柩「ふぅ、ここの耳は仕上げです」

柩「ボンボンでこしょこしょしますね」

ﾌﾜ……ﾓﾌ……

千足(んっ……何だかもどかしい感触だ……)

ﾜｻ……

千足「はぁ……あふ……んっ……」

柩「千足さん、これ好きなんですか？」

ﾓﾌﾓﾌ……

千足「ど、どうやら……そうみたいだ……はふ……」

柩(顔がとっても緩んでる……)

柩「きもちよさそうで嬉しいです」