このみ「4次会をはじめるわ!」 (19)

1
P「このみさん!明日も仕事でしょう!?」

このみ「こんなの飲んだうちにも入らないわ!」

P「ふらっふらじゃあないですか!モバPさん潰したのもあんたでしょ!?」

楓「だぁいじょうぶ、彼はこう見えてタフガイミル貝」

P「楓さんのボケにも切れがないじゃないですか!」

モバP「島村さん…あっ…」

P「どんな夢見てんだ!?」

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2
P「このみさん!ライブがうまくいったからと言って調子に降りすぎですよ!」
このみ「いいじゃない!仕事の後の酒は格別だけど、ライブの後のお酒はもっと格別なの特上なの!」
このみ「だいたいぷろでぅーさーは素面じゃないの!もっと飲みなさいっての」
P「舌回らないですね!あんた俺が飲めないのわかってて言ってんでしょ!」
このみ「というかねえ!あたしは前からあんたに言いたいことがあんのよね!」
楓「言いたいことがあるのよね村でんじろー!うふふふ」
P「楓さん今日キレがありませんね!」

3
このみ「ぷろでぅーさー!あんたのプロデゥースにはセクシーさが足りないのよ!!」

P「はぁ、何を言い出してるんだ?」

このみ「いい!?セクシーっていうのはね、ただ年を重ねるだけじゃあダメなのよ!雰囲気、色気、気持ちが大事なの!ただエロいってセクシーだなんて言えないわ!」

P「このみさん、なんとかデラックスっぽいですよ…」

このみ「三つの気が重要なわけ!でもあんたにそれはじゃない!」

P「は、はあ…?」

このみ「むしろあたしをもてあそんでるような企画しか持ってこないじゃない!セクシーにほど遠いわ!」

P「た、たとえば…?

このみ「ふつうアイドルが酒場放浪記なんてやらないわよ!!!!」

4
このみ「楓さんなんて温泉巡りよ!至極まっとうじゃない!風呂に入る時のタオルがすごくセクシーじゃない!?」

P「わかるわ」

楓「最近銭湯には言ってませんとう~うふふ」

このみ「しかもたまに温泉で日本酒飲んでるじゃない!?」

P「このみさんが飲んだら溺れそうだから禁止ね」

このみ「ふざけんな!」

5
P「でもほら、このみさんは前に楓さんのコーナーにゲストで呼ばれたじゃない?」

このみ「あれはすごくよかったわ…でもほかの事務所と一緒に仕事しちゃうと待遇の違いに驚くのよね…」

P「善処します…ウチから派生した事務所なんだけどなあ、今じゃアイドル数も向こうのほうが多いしなあ」

このみ「じゃあウチもスカウトしてアイドル増やせばいいじゃない!」

P「お金がないんだよ!一番最初の劇場はテントだったんだぞ!?」

楓「テントに泊まってんと~うふふ」

このみ「…なつかしいわねえ」

P「遠い眼をするのやめような、そんなに前のことじゃないんだから」

6
このみ「わたし他にもあんたに言いたいことがあるの」

P「なんですか、酒場放浪記はもう人気のBSチャンネルですからやめませんよ」

このみ「誰もやめたいなんて言ってないわよ!」

P「なんだかんだ気に入ってんですね!?」

このみ「でもね!飲み会に行くとかならずお勧めの店を聞かれるのよ!」

P「それがどうしたんですか」

このみ「場所なんて覚えてるはずないじゃない!ロケに行く時は必ず社用の車だから自分ではいかないし、酔ってるから味も覚えてないし!」

P「あっちゃー…しかもこのみさんなら「おねぇさんにまかせなさ~い」とか言って知ったかぶりするんでしょう」

このみ「そうなのよ!」

楓「うふふ~」

7
P「う~ん、このみさんの悪い癖ですよ、大人ぶって背伸びしちゃうのは」

P「このみさんそのままでも十分魅力的なんですから」

このみ「それじゃあ満足できないの!!」

P「そういわれてもなあ~、ん、杏奈からメールだ…はやくねろ、っと」

このみ「なんで杏奈ちゃんからメールが届くわけ?今3時よ?」

P「う~ん、あいつのことだから夜更かししてゲームしていたんじゃないのかな」

このみ「ふぎーっ、特に理由もなくメールができちゃう若さの杏奈ちゃんがうらやましい!」

P「まあなあ、俺達くらい思春期通り越しちゃうと用がなけりゃメールしちゃいけないみたいな雰囲気ありますよねえ」

このみ「でもぷろでぅーさーもいろんな女の子にかまってもらえてデレデレしすぎじゃないの?デレマスじゃないのよ!」

楓「デレマスに出れます~なんて、うふふ」

P「メタ発言止めましょうね?というかデレデレなんてしてないですよ」

このみ「それはあなたの主観じゃない!いまはあたしだけのプロデューサーなんだからデレデレすんじゃないわ!」

P「うんそう…って違うな?おれはいま掛け持ちしているから別にこのみだけのPってわけじゃないな」

このみ「うるさいうるさい!…ひっく」

8
このみ「ひっく…ひっく」

P「うわ、しゃっくりしすぎ……怖いですよ」

このみ「ひっく…うわああえええあああん」

P「え!?このみさん泣いてるの!?」

このみ「もっとセクシーになりたいううううえええええ」

P「あ、ちょ、こ…このみさんは十分セクシーですよ」

このみ「私みたいなひんそーでひんにゅーでちんちくりんがセクシーなわけないじゃない!」

P「穴は掘らないでくださいね!?」

このみ「もっとセクシーになればぷろでぅーさーが振り向いてくれるかもしれないじゃない!」

P「ん…いやもうしっかりと見ているというかなんというか」

このみ「声が小さい!!」

P「いや、このみさんのプロデュース頑張らなくちゃって言ったんです。ずっとプロデュースさせてくださいね」

このみ「やだ!!」

P「なんで!?今イイ雰囲気でしたよね!?」

このみ「そういうのは素面の時に言えバーロー!」

9
P「楓さんがしゃべらないと思ったら寝てるじゃないですか…もう四時だし」

このみ「4次会もこんな時間になっちゃったのね…よかったわ今日がオフの日で…」

P「うわオフなんですね…俺、杏奈のプロデュースがあるのであと4時間したら出社ですよ…」

このみ「それはつらいわね、がんばって」

P「超他人事ですね!」


P「タクシー呼んで、と。すみません、モバPさん起きて…モバPさんはどこまで?」

モバP「ううんむ…事務所に…連れてってください…」

P「……がんばれ」

このみ「超他人事じゃない!」

P「このみさんの境遇がわかった」

10
モバP「ほら…楓さん帰りますよ…」

楓「4次会はもう4時かい~、また次回なんて、うふふ」

モバP「Pさん、このみさんありがとうございました。また、誘ってください」

P「その時はお手柔らかに、ね」

モバP「お互い様、ですね」


モバP「ああ…頭痛が痛いし千川の恐怖が怖い…」

楓「そうだわ、この店写真撮っておきましょう。美味しかったし~」

モバP「わ、写真ブレブレじゃないですか」

11
P「さて、このみさん帰りましょう、二人になりましたし」

このみ「ねぇぷろでぅーさー、あたしのアイドル活動、ちゃんと成功させてくれてありがとう」

P「お、おう?どうしたんだ急に」

このみ「だからね、これは感謝の気持ち」

P「なに急に顔近付けてえっえっ」

このみ「ほっぺならキスしてもいいでしょ?」

P「わっわっ、プロデューサーとアイドルがとかだめだってうわああ酒臭いからもっとだめだ!!!」

このみ「んふふ、だめって言われるとやりたくなるわよね…」

P「あれ?いつもよりセクシーですね?」

このみ「うっそー!?やだやっとわたしのセクシーに気づいたぁ??」

P「からかってたのかよ!?」

12
P「あ、タクシーさん事務所までお願いします…」

運ちゃん「あいよ」

P(災難だった…というかこのみさん、ストレス発散できたかな?ライブまでずっと緊張していたみたいだし、お酒で発散できたらいい
なって思っていたんだけど)

P(でも夜通し飲むとは思わなかった…)

このみ「すぅ…」

P(まぁ、リラックスしているみたいだし大丈夫かな…ゆっくりお休み)

P「事務所で寝かせておけばいいかな」


P「料金は…と。ありがとうございました」

運ちゃん「あいよ」

P「早朝出勤とか、小鳥さんに何を言われるか分かんないな…」

P「仮眠室に行こう」

13
このみ「ん…ここは?」

杏奈「あっ、このみさん…起きた…」

百合子「あっ、お、おはようございますっ!」

このみ「おはよぅ…声のボリューム下げて、頭に響く…」

このみ「あれ、プロデューサーは?」

杏奈「プロデューサー…は…もう出勤…してる」

P「お~い杏奈、そろそろ準備しろ~」

杏奈「…はい」

このみ「…プロデューサー、大丈夫?」

P「や、あんまり大丈夫じゃないな…朝から小鳥さんに怒られたし」

このみ「あはは…じゃあがんばってね」

P「昨日と同じ他人事だなぁ」

このみ「ん~?うわ、昨日のことぜんぜん覚えてない…あたしなんか言ってたっけ…」

P「セクシーになりたい、とか言ってた」

このみ「はぁ?由々しき事態ね?今日は頭が痛いから詳しくは聞かないであげるけど」

P「そう?昨日のこのみさんはセクシーでしたよ?」

このみ「え?なに、なんか意味深だわ!?プロデューサー、私にセクハラしてないでしょうね!?」

P「してないですよ」

このみ「即答しないでよ!私にセクシーな魅力がないみたいじゃない!」

P「じゃあしたっていえばいいんですか!?」

このみ「ぐぬぬ…それはそれでムカつくからだめ!」

P「理不尽!」

14
このみ「まったく、朝から叫んで頭痛がもっとひどくなったわ」

P「それは俺の所為じゃないですし…このみさんが叫ぶから杏奈ビビってるじゃないですか」

このみ「それは私の所為じゃないわよ!!」

このみ「まったく、プロデューサーといると調子狂うわ…ん、楓さんからメール」

楓『このみちゃん、おはよう。私、早々につぶれちゃったから記憶があまりないのだけれど、このみちゃんがプロデューサーに抱きつ
いてた写真がとれたから送るわね』

このみ「……これは……いい弱みだわ…ちょっとプロデューサー!?」

P「なんですか? ってヤバい写真じゃないですか!?」

このみ「うふふ、またお酒おごってもらわないといけないかな?」

おわり

読んでいただきありがとうございます。
初SSで、アイドルマスターミリオンライブの馬場このみさんを主人公にしたSSを書いてみました。
今思えばスレタイに【アイマス】とつけるべきだったと後悔してます。

しばらく放置してからhtml化依頼出してきます。また次回読んでいただく機会があったらよろしくお願いします。

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