「わたしメリーさん」  遊矢「はぁ?」 (49)

遊矢「え?メリーさん?」



プツッ  ツーツー

遊矢「間違い電話か?」





プルルル

遊矢「またかかってきた。間違い電話だって伝えなきゃな。」ガチャ

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遊矢「もしもし?あの…」

メリー「わたしメリーさん。いま川原に居るの」

遊矢「あのっ!もしかして間違い電話じゃ…」




プツッ ツーツー…

遊矢「きられちゃった…。でも、一応伝えたし大丈夫だろう」





プルルル

遊矢「ありゃ、もう一回かかってきちゃった。全く、面倒だなぁ」ガチャ

遊矢「あの!多分間違い電話だと思うんですけれど!俺、メリーって人、知らないし…」

メリー「わたしメリーさん。今あなたの家の前に居るの」




プツッ ツーツー

遊矢「もう!なんなんだよ!この人全然話聞いてくれないし!」

遊矢「っていうか、今家の前にいるって…。これ俺の家じゃない…よな?」






プルルル

遊矢「ようし…今度こそ…」ガチャ

遊矢「あの!さっきからかけてるところ、違いますよ!俺は榊遊矢って名前で…」

メリー「わたしメリーさん。今あなたの家の居間に居るの」



プツッ ツーツー









ガタン!

遊矢「」ビクッ

遊矢「そういえば、メリーって人の言ってる場所が変わってきているような…」ガチャ

遊矢「もしm…」










メリー「わたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの…」クスクス

クスクス…



遊矢(い、いま…後ろから笑い声が…)

遊矢(ど、どうせ俺の考えすぎなだけだ!後ろを振り返ったらどうせ誰もいないさ!)

遊矢(よし、1、2、3で振り返ろう。1、2の…)




遊矢「さん!」クルッ






シーン…

遊矢「は、はは。当たり前だよな。いるわけないよな。ハハハ」

「こっちよ。クスクス」

遊矢「えっ!?」クルッ

遊矢「う、うわああああああああああああああああああ!!」








遊矢編終わり

ユート「はぁ…。今日も疲れた。そろそろ寝るか」




プルルルプルルル

ユート「ん?電話?隼からか?」ガチャ

ユート「もしもし」

メリー「わたしメリーさん。今広場にいるの」

ユート「メリー?誰だお前は。間違い電話じゃないのか?」

プツッツーツー



ユート「切れてしまったか…。だが、メリーなんて知り合いにいないぞ…」





プルルル

ユート「おや、さっきと同じ番号だな。どうやら間違い電話に気づいていないようだ」ガチャ

ユート「もしもs…」

メリー「わたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」

プツッツーツー



ユート「まさか、な。恐らく本当の電話相手の家の前だろう」






プルルルプルルル

トリップ付けられてない事に今気づき絶望



ユート「また電話か。相手は…また同じ奴か。いい加減電話番号を確認したらどうなんだ…」ガチャ

ユート「おい…。電話番号を確認しt…」

メリー「わたしメリーさん。今あなたの家にいるわ。」クスクス





ガタン!

ユート「誰だ!」


プツッツーツー

ユート「こいつ…まさか俺の家にいるとでもいうのか!?」

ユート「…確かリビングから聞こえてきたな」

ユート「確認…しに行った方がよさそうだな」スクッ





プルルル

ユート「…そういえばさっきから言っている場所が俺に近くなってきていないか?」

ユート「この電話に出るべきか…」

プルルル…プルルル…

ガチャ

ユート「なっ!?勝手に電話が!?」




メリー「わたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの」

ユート(いつの間に後ろに!?いや…はったりに決まっている。気配すらしなかったんだ…)




メリー「わたしメリーさん。あなたを呪いに来たの」クスクス

ユート「!!」クルッ

ユート「う、うわあああああああああああああああああああ!!」





ユート編終了

ユーゴ「ふぅー。やっぱしバイクは最高だな!」

ユーゴ「もう一回リンでも誘って走ってこようかなぁー」





プルルルプルルル

ユーゴ「ん?電話か。誰からだ?…知らない番号だな。いいや、出なくて」

プルルルプルルル

……ガチャ

メリー「わたしメリーさん。今公園にいるの」




プツッツーツー

ユーゴ「ああ?なんで勝手に声が?こんなシステムあったっけかなぁ。壊れたか?」

ユーゴ「つーか。やっぱし間違い電話かよ。俺メリーさんなんて知らねぇぞ」

プルルルプルルル

ユーゴ「あぁ!?また同じ番号かよ!ったく、文句言ってやる」ガチャ

ユーゴ「おい!間違い電話だぞ!掛けてる所の番号ぐらい確認しろ!」

メリー「わたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」

プツッツーツー



ユーゴ「おいおい、話ぐらい聞けっての。いいや、リンでも誘って走ってくるか!」ドタドタ

プルルルプルルル

ユーゴ「D・ホイールは…おし!調子OK!さーていくぜ!」キュイイイイイン

プルルルプルル…ガチャ

メリー「わたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」

ユーゴ「待ってろよー、リン!」ブロロロロ

メリー「………。わたしメリーさん。今あなたn」

ユーゴ「あーもーさっきっからうっとおしいぞ!間違い電話だから!それじゃ!」プツッ




ツーツー

メリー「…次、いこうかしら」






アホの子編終了

こっから電話の声の鍵括弧は変えます。あとこっから(さっきもだけど)若干ギャグ要素含みます




ユーリ「全く、セレナは手がかかるなぁ。今日も疲れた」

ユーリ「さすがに限界だよ。もう寝よう」




プルルルプルルル

ユーリ「…今から寝ようと思っていたのに」ガチャ

ユーリ「もしもし?」

メリー『わたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの』

ユーリ「メリーさん…?悪いけど君、かけてるところ間違えてない?」

プツッツーツー

ユーリ「ありゃりゃ、切られちゃった。おせっかいさんだなぁ、この人は」

バァン!!

セレナ「ユーリ!いるか?」

ユーリ「いるよ。なに?これから寝ようと思ってたんだけど」

セレナ「実は私の融合魔法カードが見当たらないんだ。探すのを手伝ってくれないか」

ユーリ「今から寝るって言ったよね?」

セレナ「あれは私の大切なカードなんだ。手伝ってくれ」

ユーリ「はいはい。手のかかる姫様だこと」




プルルルプルルル

ユーリ(ん?さっきと同じ番号?間違い電話って気づいてくれなかったのか)

ガチャ

セレナ「もしもし」

ユーリ「…なんで君が勝手にでてるの?」

セレナ「?電話が鳴っているんだ。誰がでても構わないだろう?」

ユーリ「いや、大分構うと思うけど」

メリー『わたしメリーさん。今あなたの部屋の前にいるの』

セレナ「なに?部屋の前だと?」スタスタ

ガチャ

セレナ「…いないじゃないか」

ユーリ「ちょっと、どうしたの?」

セレナ「電話主がお前の部屋にいると言っていた。だから出迎えようと…」

ユーリ「あー、実はそれ間違い電話なんだ。そのこと、相手は分かってないみたいでさ」

セレナ「なるほど。状況は把握した。おい!メリーさんといったか。間違い電話だそうだぞ」

プツッツーツー

セレナ「切れてしまったぞ。話を聞かん奴だ」

ユーリ(君もだけどね…)





プルルルプルルル

ユーリ「電話は僕が出るから」

セレナ「わかった」


ガチャ

ユーリ「もしもし。さっきから君、かけてるところ間違えてるよ」






メリー「『わたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの』」

ユーリ「は?」クルッ

シーン

ユーリ「…よく考えたら当たり前か。誰もいるはずがない」

ユーリ(…ん?何か違和感が…)

ユーリ「そうだ、セレナがいない。セレナ?どこいったの?」

メリー「わたしメリーさん。あなたを呪いに来たの」

ユーリ「!!き、君は…誰だ?」

メリー「わたしメリーさん。あなたを呪いに来たの」

ユーリ「なるほどね。間違い電話じゃなかったわけだ。で、セレナをどこに追いやったのかな?」

メリー「セレナ?知らないわ。クスクス」

ユーリ「ふーん、シラを切るつもり?ま、それなら無理やりにでも聞きだすけど」ガシャ シュピーン

ユーリ「デュエルで勝負だ。僕が勝ったら正直に言ってもらうよ」

メリー「デュエル?そんなのわたししないわ。わたしはあなたを呪いに来たんだもの」

ユーリ「…勝負を拒否するんだ。じゃ、一方的に行かせてもらうよ」




メリー(この人は何をいってるのかしら)

ユーリ「融合召喚!現れろ!」




メリー(よくわからないけど、メンドウそうだから別の人を呪いに行きましょう)

ユーリ「バトルd…あれ?彼女がいない。逃げたか…。でもセレナの場所が分からないままだな」

セレナ「私がどうした?」ニョキ

ユーリ「…なんでベットの下にいるの?」

セレナ「お前のベットの下にカードの気配がしたんでな。探してみたら融合があった」

ユーリ「カードの気配?…まぁ用は済んだね。さ、部屋に帰って早く寝な」

セレナ「ああ。じゃあな。迷惑をかけた」バタン

ユーリ「…結局彼女はなんだったんだろう?メリーさん、ねぇ…」





デュエル脳編終了


メリー「おかしいわ。ここの人たちはどうして驚いてくれないのかしら」

メリー「シチュエーションも完璧。前フリも完璧なはずなのに」

メリー「みんなデュエルデュエルって言って…」

メリー「むしろここの人たちは何が怖いのかしら」

メリー「ちょっと調べてみましょう」





メリー「なになに?誰もが絶望する呪文?」

メリー「えーっと…さもさもきゃっとべるんべるん?なにこれ」

メリー「他には…ぷとれのばいんふぃにてぃ、もんけっそくかげきかげむしゃ…」

メリ「いっぱいあるわね。でもこれを聞いて怖がる人なんて…。でも試してみる価値はあるわよね」










メリー「ダメステイイッスカ?」

YP「やめろおおおおおおおお!!」



メリー「だめね。そもそも私は人を呪いに来たのよ。目的を見失うところだったわ」


メリーさん修行編終了

書き溜めここまでなので投下終わり。数日後書き溜めたらまた投下します

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