モバP「絶対142'sになんて負けたりしない!」 (56)

モバP「雨ばっかだな」輝子「だな」

の続きです、でも読まなくても大丈夫です

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P「輝子と付き合ってるのが小梅と幸子にバレた」

P「思い切りブチュウとされてるのを見られたら最早どうしようもない」

P「だが意外なことに外には情報が出なかった」

P「小梅も幸子も言いふらす様な真似はしなかったのだ」

P「気づかってくれたのか、俺がお縄に付くのを不憫と思ってくれたのか、少なくとも社会的な抹殺は避けられた」

P「ひとまず一安心」

P「…しかし違った、本当に大変なのはここからだった」

………
……


仕事後


P「今日も頑張ったなお疲れ様」

幸子「…お疲れ様です」

P「む、随分元気無いな、大丈夫か?」

幸子「…へーきです」

P「ならもっとシャッキリしたらどうだ?」

幸子「…ボクはいつも通りですよ?」

P「(どう見てもふて腐れてる)」

P「本当にちゃんと聞いてるのか?お仕事終わった後だからと言ってそれでハイ終わりじゃないぞ」

幸子「…………………」

P「どんな時だって上手くいかなければ当然反省しないといけない、次に向けて駄目な部分を修正して生かしていく」

P「上手くいったとしてもやっぱり反省が必要だ、むしろそういう時こそ見落としがあるし思い上がってもいけない、常に謙虚にいてこそ成長と言う物は」

幸子「はいはい解ってますってば、そんなに長々説明しなくてもいいです」

P「だったらなんだよ…ふて腐れてないで理由を言ってくれ」

幸子「…解りませんか?」

P「エスパーじゃないんでな」

幸子「ふん、しょうがないですね察しの悪いPさんのために特別に説明してあげます」

P「そりゃ助かる」


幸子「お仕事を頑張ったボクにたいしてやるべき事を忘れてませんか?」

P「ううん?お疲れさまとは言ったと思うが」

幸子「そんなのは当たり前です、もっと労ってと言ってるんですよ」

P「…労え?後でご飯でも食べに行くか?」

幸子「それはそれで後でお願いします、でもそうじゃなくて、もっと気持ちや行動で…です、はい」
スッ

P「(両手を広げて突き出して…これは)」

幸子「こ、ここまでやれば解りますよね、さ、早くボクを」

P「うむ勿論だ、よっと」
ヒョイ

幸子「わわっ!?」

P「ほーれたかいたかーい」
ブラブラ

幸子「……は?」

P「ん?どうした?不満か?よしもっと高くしてやろう」
ブーラブラ

幸子「ふふ…これは楽しいですね…さすがプロデューサーさんですよ…ふふふふ…」

P「おーうそりゃ何よりだ」

幸子「うふふふふふ…てえええいいっ!!!」
ベシッ

P「あいたっ!?」

幸子「ふ!ざ!け!な!い!で!下さいっ!!」

P「全く手が塞がってる所を狙うとは卑怯な」

幸子「子ども扱いする方が悪いんです!それと下ろして下さい!」

P「やれやれ」

幸子「あーもー頭が痛くなってきます!」

P「そりゃこっちの台詞だあいててて…本気でどついたな酷い奴め」

幸子「Pさんがアホな事するのがいけないんです!」

P「じゃあ何すればいいんだ?肩車か?おんぶか?馬にでもなればいいのか?」

幸子「何でどれも子供をあやす遊びなんですか!?からかってますよね間違いなく!」

P「お前は十分子供だっての」

幸子「ボクは十二分にレディーです!年齢もそうですし背も………カワイイ身長です、うん」

P「(背丈には突っ込まないでおいてやろう)

P「年少組には結構人気あるんだけどなー」

幸子「やっぱり子供扱いじゃないですか!…ってまあいいです、これ追及してもキリ無いですから」

P「うむ、じゃそろそろ帰るという事で」

幸子「…いけません、ちゃんとしてくれるまで帰しません」

P「何を?」

幸子「…アレです」

P「アレでは解らぬ、さっきも言ったが俺はエスパーじゃ無いからなー」

幸子「この間、輝子さんとしてたみたいな事です」

P「………その話どうしてもしないと駄目か?」

幸子「駄目です」

P「無視して帰っていい?」

幸子「泣きますよ?」

P「……………」

P「真面目になるのは仕事だけにしたいんだけどな」

幸子「ボクは何時だって真面目です」

P「………………」

幸子「……………………」

P「……………………」

幸子「……………………」

P「はあ、そうだな、避けては通れないか」

幸子「…っ!」

P「…いい機会だからここでしっかり言っておく、俺は輝子と」

幸子「そ、そこまでです!」

P「…ん?」

P「何だよ、どうしてそこで止める」

幸子「そんな事ボクは聞いてません」

P「んんん?」

幸子「ボクが言ってるのは…褒めて労って下さいという事だけです」

P「…ん?」

幸子「だから輝子さんの事は聞いてません」

P「まあそりゃそうだが、だけど」

幸子「だ、だから、何も言わずPさんはボクを甘やかせばいいんです!」

P「…ふむ」

幸子「解りましたか?もうここまで言わないとダメなんですかダメダメですね本当にPさんは!」

P「……………」

幸子「ほら、ちゃんとしっかりたっぷり労って下さいね!」

P「……………」

幸子「とりあえずそこに座ってください、その上にボクが乗りますからしっかり優しく抱きしめて」

P「…幸子」

幸子「な、何ですか、グズグズしてる何て男らしくありませんよ!」

P「それは出来ないって解るだろ?俺と輝子がどういう関係か解ってるならさ」

幸子「………………」

P「俺は輝子と」

幸子「だからそれはいいんです言わなくても、解ってますから」

P「…ならこっちも言わせる様な真似しないでくれ、お前も無理したって辛いだけで」

幸子「でもまあボクは心が広いですからね」

P「うん?」

幸子「浮気は男の甲斐性とも言いますから許してあげますよ!」

P「…えぇ?」

幸子「カワイイボクは心も広いですからこれくらいはまあ許容してあげます、輝子さんはボクの友達ですし大切な仲間ですから!」

P「カワイイ関係ない…って違う違う、そうじゃないだろ、幸子、自分で何言ってるか解ってるのか?」

幸子「不服ですか?」

P「不服というか…ああもう、はぐらかすのはいい加減止めてくれ、はっきり言うぞ俺はお前にそういう真似は出来ない」

幸子「……そ、そんなの嘘です」

P「察しも付くがな、お前がどう思ってくれてもどうにもならないんだ」

幸子「………………そうです、か」

P「ごめん、だけどお前がそこまで思ってて…」

幸子「なら、しょうがありません…あの時の事皆にバラします」

P「…何?」

幸子「ふ、ふふーんだ!そうですよ、こう言えばPさんはボクに絶対逆らえません!」

P「…………………」

幸子「今のPさんの立場何てボクの気分一つなのを忘れないでほしいですね!」

P「…そうだな」

P「弱みを握られてるものな、言われたら俺は勿論輝子も大変だ」

幸子「ふふっ解ってるじゃないですか、やっとPさんも自分の立場が解ったみたいですね」

P「悔しいでも逆らえないびくんびくん」

幸子「びくんびくん?」

P「気にするな…で、だ、それで満足か?」

幸子「…え?」

P「それで満足なのかと聞いてる」

幸子「…それは、でも」

P「相手の弱みを突いて無理やり言う事訊かせて、それで満足か?」

幸子「な、何ですか!逆ギレですか!」

P「そうじゃない、俺の事何てどうでもいい言いたければ言え自業自得だから」

幸子「で、でも困りますよね!そんな事になったら!」

P「うむ凄く困る…けどそんな事より今は幸子お前の事の方が大事だ」

幸子「っ…」

P「幸子、お前は人を弱みで追い詰めるような奴だったのか?悲しくなるから止めてくれ」

幸子「…………………」

P「俺が悪いのは当然だ、かといって弱みを突いて無理やりなどゲスイぞゲスイ、愛が無いぜ」

幸子「……………………」

P「もうどうしようもないんだ、ごめん、お前がどう思ってるのかは幾ら俺でももう察しは付いてるんだ、だから」

幸子「…付いてません」

P「ん?」

幸子「付いてる訳無いです、解ってる訳無いです、ボクがどう思ってたかなんて」

P「そりゃお前は俺を」

幸子「ボクがどれだけPさんが好きだった何てPさんに何か解る訳がないんです!!!!」

P「………!」

幸子「だってこうでもしないと…もう!もうどうすればいいんですか!!」

幸子「ボクだってこんな事言いたくないですよ!でもこうでもしないと方法がないじゃないですか!」

幸子「こんな事して満足な訳ありません、でも、でも…諦められないんです!」

幸子「輝子さんの事だってショックでした…けど、そんな事で気持ちは変わりません」

幸子「だから必死にアピールしたのに…あんなに言ったのに!」

幸子「はぐらかされてからかわれて遊ばれて!!」

幸子「ボクだけじゃなくても言いと言っても駄目で!それで駄目なら脅しだってボクはします!!」

P「…幸子、お前そこまで」

幸子「それでも…それでも無理って言うんですか?そん、なにボクの事が嫌いで…っく…嫌なんですか!!」
ポロポロ

P「ま、待て嫌いな訳無いだろ、俺はお前だって大切だ!」

幸子「こんなに言、っても…な、何もしてくれないのに…信じ、られません…!」

P「聞いてくれ!始め真面目に取り合わなくてすまなかった、でも大切に思ってるのは本当で」

幸子「………っ」
ダッ!

P「っっっとっとと!?」
ボスッ

幸子「……………………」

P「あ、危ないな、何て勢いで突っ込んでくる、俺が避けたらどうするつもりだった」

幸子「……………………」
ギュウウウウ

P「…痛い」

幸子「……………………」
ギュウウウウ

P「…痛いってば」

幸子「…知りません、嫌なら引きはがしてください」

P「こんな状態の奴を離せる訳あるか」

幸子「ふふーん…です、ボクにはしてくれない何て嘘じゃないですか」

P「…ああ、最低だな全く結局突き放せないんだから」

幸子「結局口だけです、カワイイボクにこうされて嫌な訳無いんです…無いに決まって、ます」

P「……………」

幸子「嫌…なんですか?」

P「嫌な訳無いだろうが、さっきも言ったろ大切に思ってるって」

幸子「…なら、いいです」

P「でもな、それでも」

幸子「もう何も言わないで下さい」

P「……………………」

幸子「今くらい…せめて、お願いします…ボクだけを」

P「……………………」
ナデナデ

幸子「あ……………ふふーん…♪」

少し休憩します、次は小梅編です、今度はここまで重くならないと思います…たぶん

一旦乙
もっと重くなってもいいのよ?
こういう話は軽くしようとか無理に考えない方がいい
情念の赴くまま書いてくれ

>>21
ありがとうございます、気が楽になります

再開します

別の日


P「(結局有耶無耶のままになってしまった、あんな事までして最低だ俺って)」

P「(付き合ってると言えばそれだけで済むと思ってたのが甘かった)」

P「(突き放して事実を付けておしまい…そんなことで解ってくれる状況をとうに幸子は通り越していた)」

P「(どうしたら?どうすればいいんだ?)」

小梅「…どうしたの?」

P「んんん、ちょっとな」

小梅「…Pさん、疲れた顔してる…だ、大丈夫?調子悪いの?」

P「すまんな心配かけて」

小梅「ううん平気…でも、辛いなら言ってね?無理しなくていいから、ね?」

P「(いい子や)」

P「そう言って貰えるだけで回復するさ、ありがとな小梅」

小梅「えへへ…」

P「かわいい、さ、そういう事で始めるか」

小梅「…うん…映画鑑賞会の始まり始まり…」

P「当然ホラー映画のな」

小梅「ふふっ」

P「(そう今日は小梅に付き合っての映画だ、と言っても珍しくないしもうホラーも慣れたものだ…ただ)」

P「二人ってのは久しぶりだな」

小梅「…だね…ちょっと懐かしい、かも」

P「始めの頃は俺だけだったけど今じゃ付き合ってくれる人もたくさん増えたからな」

小梅「…一人で見てた頃が…ずっと昔みたい…」

P「はは、それは大げさじゃないか?」

小梅「そ、そんな事無いよ…本当に嘘みたいだよ」

P「…………」

小梅「こうして、誰かと一緒に…楽しめる…何て、私…想像も出来なかった…」

P「そうか…」

小梅「…うん」

小梅「…一人の時も楽しかったけど、やっぱり…誰と一緒の方がいい、かな」

P「誰かと共有できるってのはいいよな」

小梅「うん…うん、私もそう思う…楽しみ…倍になる感じ」

P「うむうむ、正に楽しさや幸せってのは分かち合う物だよな、winwinの関係てやつだ…ただソレがホラー映画だと中々分かり合えないのが難しいけどな」

小梅「…ふふっ」

P「それじゃ始めよか、最も俺もホラーが得意になった訳じゃないから気合い入れないと」

小梅「あ…でも待って」

P「どうした?」

小梅「今日二人っきり…だよね?」

P「あ、ああそれがどうした?」

小梅「…皆いたら、恥ずかしいから…やらないけど」

P「おう」

小梅「…もうちょっと傍に……………駄目?」

P「あーその…だ」

小梅「……………………」
ジリジリ

P「匍匐前進で近寄るなよ」

小梅「ゾンビっぽい…うふふ」

P「(ちなみに今の状況はTVがセッティングしてある部屋に前進してる小梅と胡坐して座ってる俺、ドンドン距離を詰められてる最中)」

P「ま、待て時に落ちつけ」

小梅「このままPさん襲うのも…い、いいかも…ふふふふふ」

P「だからストップストップ!」

小梅「…むー…ど、どうしても駄目?」

P「あ、ああ、今俺はそういうのにデリケートなんだよ、悪いけどそういうのは」

小梅「それって…輝子ちゃんの事?」

P「…えっ?」

小梅「…それなら、知ってる」

P「そ、そうなのか、なら解るだろ?あまりくっつきすぎるのはさ、もう良くないんだ」

小梅「……そうかな?」

P「え…いやそういう物なんだよ、だって」

小梅「…………私は、そうは思わない…や…今までみたいに仲良くしたいなって思う、Pさんとも輝子ちゃんとも」

P「…………」

小梅「…私…み、皆好きだから…その……えっと…え、ええっと……」

P「…………うん」

小梅「駄目だー…上手く言えないや……で、でも…一緒に、映画見てるだけでもいいから…ま、前みたいにPさんにして欲しい…です」

P「…解った」

P「…解った」

小梅「…え?」

P「そうだな、俺が気にしすぎてだけだったな」

P「(そうだな、甘え盛りだよな小梅は)

P「(幸子の件で警戒してたけど、小梅は単純に俺と遊んでただけだ、慕ってくれているだけ)」

P「(俺の考えこそ無粋なんだ、この小梅の純粋っぷりに何を考えていたのやら」

小梅「い、いいの?」

P「はっはっは悪い訳あるかほれ俺の胸に飛び込むがいい」

小梅「ふ…ふふ…じゃ、遠慮なく…がー」
ガバァ

P「ぐはぁー」

小梅「えへへー」

P「ああゾンビに捕えられてしまった、もう終わりだー」

小梅「ふふ…ここまで、近づかれたらもうおしまい…だね」

P「だな、こうなったら俺もゾンビになるしかないなー」

小梅「ふふ…ふふふふ」

P「…うん?どうした終わりか?じゃ次こそ映画の時間に」



ガリッ



P「いてっ………え?」

小梅「…………」

P「え?」

小梅「……………」

P「え?え?え?」

小梅「……………」

P「…お、おいおい、本当にゾンビになっちゃったか?」

小梅「……………」

P「ハハハハハ、ほら、小梅が噛んだ場所血がちょっと滲んでるぜ、ハハ、ハハハハハ」

小梅「……………」

P「いやちょっと役に入りすぎただけだよね小梅はうんそれだけだよな」

小梅「一度…や、やってみたかったの」

P「そそそ、そうか、まあ俺はこんなの痛く無いし全然気にもしないから」

小梅「やっぱり、好きな人に…自分の痕が………あるのって、いい…」

P「」

後少しなんですが時間が危ないのでここまでで、明日終わらせます

再開します

小梅「…うふ…ふふふ」

P「こここ小梅ちょっとプロデューサー頭が追い付かない」

小梅「…Pさんはそうじゃない?」

P「え?…えーとあんまりそういうの考えた事無いかなあ」

小梅「…………」

P「き、傷は何時かは治るだろ?それに痛い目合わせるのも嫌だなあ俺は」

小梅「…………ふーん」

P「(目が怖い)」

P「(癒しの時間が何でこんな事になってるのさ)」

小梅「自分の物…」

P「え?」

小梅「そういう証拠…かな?…痕見てると…征服感………みたいな…ふふ」

P「ええぇ…?まるで意味が解らんぞ」

小梅「Pさんもやってみたら…?」

P「いやいやいや何言ってんだ」

小梅「…やってみたら…た、楽しさ解る、かも」

P「け、結構だってば!第一誰にやれと、輝子…は勿論他の誰だって」

小梅「…私ならいいよ……………えへ」

P「(誰か助けて)」

小梅「首輪や…ピアスとか…Pさんにも、つけてみたいな…きっと似合う…うん」

P「俺には派手かなーははは」

小梅「私とお揃い…お揃いね…嗚呼幸せ…」

P「あなたの白いシャツも?」

小梅「あーざやかな…スカーレット……」

P「…染めないでくれよ?」

小梅「……………………」

P「返事してくれ!」

小梅「ふふ」

P「な、なあ小梅…どういうつもりなんだ?」

小梅「…………え?」

P「もういっぱいいっぱいだ、さっきは気にしないと言ったが…これは駄目だ」

小梅「…何で?」

P「何でって、そりゃこういう事は良くないだろ?」

小梅「…あ、うん、そうだね、ちゃんと齧る前に言わないと駄目だったね…ごめんなさい」

P「そこじゃない」

小梅「?」

P「キョトンとするなよ可愛いから…そうじゃなくてだ、こういう行為をする事だ、そーいうのは好き合ってる相手じゃないと」

小梅「…え?Pさん…小梅が…嫌いだったの?え?…嘘…嘘……」

P「いや好きだから、ハイライトを戻せ、だけどその好きはライクとラブと言うか」

小梅「…好きなんだよね?」

P「あ、はい」

小梅「なら…いいと…思う」

P「え?」

小梅「Pさん…わ、私の事が好きで…私もPさんが好き…ふふ……」

P「だが俺は輝子と」

小梅「ううん大丈夫だよ、Pさんが誰かと付き合うとか私は気にしないから…ね?」

P「前言撤回だけど少しは気にして欲しいかなって」

小梅「やだ、どうなっても…今までみたいにする…します」

P「今日のアレは今までの付き合いを飛び越えてると思うんだが」

小梅「…それは輝子ちゃんだけはずるいもん…だから私も…ちょ、ちょっと大胆になるのも…しょうがないよね…えへへ」

P「えぇ…」

P「(こうなったら力づくで引きはがすか?だが幸子の時を思い出すと余り強引にするとそれも怖い様な)」

小梅「こうして映画見たりして一緒で、私のプロデューサーで。私と一緒にいてくれるなら…それでいいの」

P「え、あ、おう、そ、そりゃもちろんだ、俺はプロデューサーとして決して離れないから、でもそれはプロデューサーであって」

小梅「うん、だから何があっても…ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずーっと離れないでね?…ね?絶対だからね?」

P「(ああ駄目だ逆らったら駄目なアレだ)」

小梅「それじゃ映画見よっか…ふふ」

P「お、おーう…あ、そ、そうだバンドエイドとか無いかな?傷が目立つから」

小梅「…目立たないと駄目」

P「アッハイ」

小梅「…Pさんは傷は治るって言うけど、治るまでは残るんだから…それに」

小梅「治っても、残るような傷だって…ある、よ?」

P「」

小梅「ふふ……うふ、ふふふふふ…」

後日談



P「重い」

P「重すぎる」

P「好かれてるとは思ったがこれほどとか想像できるか、それも断っても断れない様な状態とか」

P「なあ…どうしたらいいと思う?輝子からも解決策を頼みたい」

輝子「フハハハハ!!だったら3人まとめて頂いちまいな!!!ハーレムは男の夢じゃあねえかァァ!!」

P「おらっ」
ゴス

輝子「あうんっ」

P「真面目な話だぞ」

輝子「…いい突っ込みだP…どつくのって親しくないとできないよな…Pの愛を感じる…フフ」

P「そんなの許されるかっての」

輝子「…んーそうかな?」

P「ん?」

輝子「何処かの馬の骨にPが浮気してたら問答無用に苗床にしちゃうけどさ…小梅ちゃんと幸子ちゃんだからなー…」

P「…二人だったらいいのか?」

輝子「というより…想像してた結果だから…かな」

P「んんん?」

輝子「皆Pの事大好きだったから…あの時見せつけたら、こんな事になるかなーって思ってた」

P「…成る程」

輝子「…モテモテ…フヒ」

P「だな、ったく嬉しくて涙が出てくる」

輝子「なあ深く考えなくていいと思うんだ…Pは皆好きだよね?」

P「そりゃな」

輝子「で、皆もPが好き、それでいいんじゃないか…?」

P「…輝子はそれでいいのか?」

輝子「ちょっとモヤモヤするけど…小梅ちゃんと幸子ちゃんならいい」

輝子「…それにPがソレで意固地になって皆バラバラになるのはもっと嫌…かな」

P「…優しい奴だなお前は」

輝子「皆トモダチだからな…」

P「しかし本当にいいのかねこんなの俺に都合が良すぎる」

輝子「都合がいいと駄目なのか?」

P「え…?」

輝子「だから意固地なんだってば…私は良いし小梅ちゃんも大丈夫…後は幸子ちゃんを無理やりにでも落せば…な?」

P「夢のハーレムの完成…?フヒ、ヒヒヒ…………っは!俺はいったい何を!?」

輝子「ククク…スケベめ」

P「(駄目だ駄目だ心の奥底に押し込んでいた欲望が顔を…!)」

P「(輝子という楔があったから保てていたがまさかの輝子からの提案)」

P「(このままでは俺は俺でいられなくなって…ああああ)あああああ!!」

輝子「フヒ、良い顔だP」

P「ぁぁ…ァ……ァ……」

輝子「(きっと私が焚き付けなくても小梅ちゃんと幸子ちゃんは抑えられなかった)」

輝子「(そうなったら泥沼のドロドロで粘菌な争いが起きる…)」

輝子「(なら…こうして私が先導してPを導けばいい、それなら主導権は私に…なる!)」

輝子「フフ…ヤンキー…いや悪女だな私は…自分が怖い…」

P「輝子…俺は俺は一体どうすれば…?」

輝子「いいさPの好きにすれば…」

P「だ、だが」

輝子「ただこれだけ覚えててくれ…私が一番に付き合ってた…つまり私が…せ、正妻だから…フヒ…一番好きと言ってくれたら」


バーン


幸子「そこまでです!」

小梅「…だよ」

輝子「なん…だと…?いったいいつからそこに…」

幸子「いつだっていいでしょう…それよりもうボクも吹っ切れました…」

幸子「お二人がそういう気持ちでしたら…ボクだけ意地張っててもしょうがないですしね………が!」

小梅「抜け駆けは…だめ」

輝子「く…フ、フフッ……そうか、そうでないとな…それでこそ私のトモダチだ───」

幸子「ふふーん!覚悟して下さいね?輝子さんのその油断をついてボクこそがPさんの───」

小梅「…Pさんがダウンしてる今のうちに…この首輪付けちゃお…ふふ…────」
ガチャガチャ

P「ふ、もうなるようになれだ………142'sには勝てなかったよ…」


おしまい

読んでくれた方ありがとうございました
3人に勝てる訳無いだろ!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月28日 (水) 19:27:02   ID: B5bvfd8G

馬鹿野郎かてよお前

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