はよ

～　デデデ城　～

デデデ「うーむ……カービィをぎゃふんと言わせる方法として……」

デデデ「わしは思うゾイ。生体兵器を正面からぶつけるのをやめて、もっとアコギな手を使うのはどうゾイ？」

エスカルゴン「今さらでゲスなー。幽霊屋敷もダメだったし恐竜パークもダメだったでゲしょーが」

エスカルゴン「陛下の退行した頭で考えるだけムダムダ、今日も早いとこ魔獣でもダウンロードすれば？」

デデデ「カスタマーが『支払いのトド氷』とかいって売ってくれんゾイ」

エスカルゴン「は？」

デデデ「トドは確かにアシカ科ながらも北極には住んどらんゾイ。言ってる意味が分からなかったゾイ？」

エスカルゴン「……このオヤジの頭はどーなってんだ……？」

アニメなら、そこで
デデデ「ブワッハッハッハッハ！そんなに褒めると照れるゾイ！」ｺﾞﾂﾝｺﾞﾂﾝ
エスカルゴン「いた！ちょ、ほめてな、痛ぇっつてるだろ、このクソ唇！！」
とかやりそう

ｳｨｰﾝ…

カスタマー『おや、これはデデデ陛下にエスカルゴン閣下』

カスタマー『つきましてはデデデ陛下……お支払いの期限の方が迫ってきておりますが』

デデデ「カネなら後で払うゾイ！　今日は貴様の手を借りずにカービィを倒す方法を考えとるゾイ、邪魔するでない！」

カスタマー『おやおや、しかし今払っていただかないと999,999,999,999デデンのローンにトイチの利子がオマケとなりますが』

デデデ「何？　オマケ？　どぅわははははははは、借金してオマケがもらえるとは貴様も商売上手ゾイ！」

エスカルゴン「え、ちょ、何言ってるでゲスか！　利子ってのは単に借金が倍々でかさんでいくだけでゲス！」

エスカルゴン「もう私だって満足にお給料もらってないでゲスのに……この悪徳金融業者！　守銭奴！　ケチ！　アホ！　ボケ！　ナス！」

カスタマー『オホホホホホホホ。すべてはデデデ陛下の無計画ローンゆえあしからず』

カスタマー『……ま、しかしながら』

カスタマー『陛下に自己破産でもされようものなら不利益を被るのは私ですので、ここはひとつ無料にて陛下のお手伝いを』

カスタマー『陛下は先ほど生体兵器でないものを、と仰っていましたので……こんなものをご用意させて頂きました』

ｳｨｰﾝ　ｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞ

カスタマー『ただいまお送り致しましたのは、某界で著名な某氏の作り上げた薬でございます』

エスカルゴン「なーんかウッサンクサイでゲスな」

カスタマー『その薬を服薬した者は“感覚のみ”が超人的に研ぎ澄まされます』

カスタマー『しかしながら肉体の方は超人的にはなりません』

エスカルゴン「……？」

エスカルゴン「……あー、はいはいなるほどなるほど」

デデデ「な、何ゾイ……ワシにもわかるよう説明するゾイ！」

寝る
不定期更新

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