ヤザン提督「女が戦場にいるなんてなぁ気に入らねぇんだよ!」 (44)

電「今日は待ちに待った新しい司令官さんが配属される日です」

望月「えーもう来るのかー」

響「どうした、嫌なのか」

望月「せっかく前のドズル提督がいなくなって、ゆっくり羽根を伸ばせるかと思ったのに」

菊月「望月、もう3ヶ月目だ。十分伸ばしたじゃないか」

長月「そうだぞ。むしろ体が鈍ってしまうくらいだ」

望月「長月は積極的に自己演習してたじゃん」

長月「演習は演習だ。実務とは違う」

望月「まぁ長月はドズル提督の現場主義な方針が合ってたからな。あたしは大変だったよ」

響「私は好きだったぞ。よく頭をなでてくれた」

電「私も良い人だったと思います。執務にまじめでした」

望月「・・・まぁ、あたしもああいうのは嫌いじゃなかったよ」

電「新しい司令官さんはどんな人ですかね」



コンコン


電「来たです!」


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「入るぞ」

電「はい!御入室どうぞ司令官!」

ギィ・・・

ヤザン「・・・ふぅん」

一同「・・・(ヤンキー?)」

ヤザン「・・・本日よりこの鎮守府を指揮する、ヤザン・ゲーブルだ」

電「第一艦隊旗艦 電です。同鎮守府艦娘を代表しましてご挨拶申し上げます」

一同「よろしくお願いいたします」

ヤザン「おう、よろしく。まぁそんな堅く気構えなさんな。これからは一緒に戦う仲間程度と思ってくれ」

電「ありがとうございます」

ヤザン「じゃこれで着任式は終わりだ。解散」

電「司令官さん、一応この鎮守府について改めて説明させていただいてもよろしいでしょうか」

ヤザン「おう、助かる」

その後、各艦種の寮へ挨拶にまわり施設内も一通り見学したヤザンと電。

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ヤザン「なるほど。基本的に艦娘たちはそれぞれの艦種の寮にいるんだな」

電「はい、大体こんな形でよろしいですか?」

ヤザン「助かるぜ。資料で読むだけなのと実際に周ってみるんじゃやっぱ違うしな」

ヤザン「しかしほんとに娘ばっかりだな。艦娘がいるなら艦男があるべきだとおもうぜ」

電「男性の場合、刀剣男子やミスティアージュ(※DMM参考)といった形で活躍してるです」

ヤザン「そうだった。野郎はイケメン枠でやってるんだったな。行けるなら俺もそっちに行きたかったぜ全く」

電「(でも、私としては司令官さんの顔はたくましくて素敵なのです)」

ヤザン「・・・どうした電、顔が赤いぞ。無理してるのか」

電「!・・・いえ、日焼けです・・・」

でも戦闘になると周りが見えなくなるくらい熱中しちゃうあたりがすごいキャラ立ってるよね

そして鎮守府の執務活動に取り組み、1週間が経った。
庶務はもちろん遠征や出撃も問題なく成功し、
提督としての重責にも慣れてきたヤザンだったが・・・

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ヤザン「しっかし暇だなぁ」

電「司令官さん、目の前の書類を片付けてから言うです」

ヤザン「そうじゃない、電。俺が暇というのはな」

ヤザン「なんかこう、俺はやっぱ現場タイプの人間だからな」

ヤザン「ずっと書類整理ばかりやってると、体が疼くんだよなぁ」

電「ここも大事な現場なのです、司令官さん」

ヤザン「それとな」

ヤザン「戦場で戦ってるのは可憐な女性達、守られてるのは本来女性を守る立場の男性と来たもんだ」

ヤザン「提督という立場でありながらも、よく考えてみると俺みたいな野郎からしたら屈辱的構図だぜ」

電「(・・・確かに今までの司令官さんの経歴を考えると、この仕事は退屈かもしれないです)」

電「(士官学校で好成績をあげ、補佐官時代に成果を挙げつつも)」

電「(日頃の素行や思想傾向の問題で昇格は愚か褒章も無く常に戦場送り)」

電「(艦娘の登場からはさらにその活躍の場も減って、しぶしぶ総本部戦略室に居た)」

電「(というのが司令官さんの主な経緯でしたっけ)」

電「(なんとかお力になりたいのですが・・・)」

ヤザン「はぁ~・・・退屈だぜぇ・・・」


ドンドン、ガチャ

天龍「おう提督!!元気か!?」

電「天龍さん?」

ヤザン「天龍か?珍しいなここに来るなんて」

天龍「まぁな、オレもこの部屋に入ったのはたぶん半年振りじゃないかな」

電「そうですね、天龍さんは滅多に来ないのです」

ヤザン「ところでどうした天龍。昨夜やったゲームの続きでもするか?」

天龍「ああ!?そんなのはヤメだ!提督はチートしか使わないからズルいったらねーぜ!」

電「そういえば昨夜食堂でゲーム大会やってたです。電が来たときには天龍さんが泣いてたです・・・」

ヤザン「なに言ってるんだ、俺はズルなんかしてねえぞ。近くで龍田がちゃんとチェックしてたじゃねーか」

ヤザン「『あらぁ提督すごいわねぇ、指の速さが見えないわぁ』ってな」

天龍「おいそれはチェックできて無ぇじゃねーか。・・・ってそうそう、そのゲームなんだがな」

天龍「提督が以前オレや霞らと昼飯食ってた時に『俺も前線で戦いてー』って言ってたじゃん?」

ヤザン「あぁ、言ったな」

天龍「そこでだ、そのゲームに出てきた兵装について明石に相談してみたんだ」

天龍「そしたらあいつノリノリでさぁ!今夜にも提督と話がしたいってよ!」

ヤザン「おいおい何勝手に話を進めてるんだ。・・・だがソイツは面白ぇな!さすが天龍」

天龍「提督はオレと同じ匂いがするからな、オレってば感がいいだろ?」

電「(うう、天龍さんに先を越されてしまったのです・・・)」

電「(でも、これなら司令官さんも日頃の鬱憤を晴らすことができるのです!)」

電「(・・・ところで何のゲームの兵装なんでしょう・・・)」

とりあえずいったん休憩です。
今から洗濯物を干して食器を洗ってかみさんのワイシャツをアイロンして就職活動します。

ちょっとヤザンを復習してきます。
本日はココまで。

こんにちは。>>1です。
今日続き書こうかと思ったんですが、
転職活動先の書類審査が通ったことと、
筆記試験&小論文という課題を出してきたことがあって、傾向と対策の分析にてんやわんやです。
お待ちいただいてる方には大変恐縮なのですが、
続きの投稿はまた明日に試みたいと思います。
どうかよろしくお願いします。

電「てんやわんやなのです!」

>>1です。
今夜続き投稿するのです。

─────工廠

ヤザン「・・・というわけでだな、ちょっとこれらを参考に」

ヤザン「現場で戦えるような兵装を作れねーかな」

明石「ガングリフォンにアーマードコア、ANUBISにBLASSTY、カスタムロボ、MGS、その他諸々・・・」

天龍「提督の決断、信長の野望、エースコンバット、これは・・・R-TYPE?」

ヤザン「シューティングゲームの傑作シリーズだな。他にも斑鳩や怒首領蜂なんかもある」

天龍「こりゃ敵わないわけだ・・・」

明石「なんといいますか、もうちょっと『コレ!』といったものを絞れませんかね・・・」

ヤザン「なにいってるんだ、この中から一つを作れっていうんじゃない」

ヤザン「これら全部を凌駕するものを作るのがお前の使命だ」

明石「とにかくSFチックなロボットみたいな感じということはわかりましたが」

明石「しかしこれだけゲームソフトがあると、全部を網羅するので1週間以上は掛かりますよ」

ヤザン「ああ、かまわん。資料はよく熟読すべし、だ」

明石「(前の提督の時もそうだったけど)」

明石「(なんでこうもありえないものを要求するのかしら)」

ヤザン「じゃ、任せたぞ明石」

明石「・・・はい(まぁ、やりがいはありそうね)」

こんにちは。>>1です。放置ですみません。
さっきハワイ旅行から帰ってきました。
ミズーリやばいっすね。
またちょっと続き考えて投稿させてください。

電「マカダミアナッツチョコあるのです!」

雷「なにこのバスタオル、おっきい~!」

天龍「お!なんだこれ、ハワイの木で作ったブーメランか!?」

明石・夕張・秋津洲「「「実に興味深い」」」

長門「KONOKI NANNOKI・・・だと?そのまんまの名前じゃないか!?」

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