母「んんっ///ふぅっ♪」ぷぅううううぅう (60)

34歳の可愛らしい女性と、その11歳の1人息子は二人で住んでおりました。
お仕事で忙しい彼女のために、息子は家事を手伝っておりました。

その上、彼は将来母を楽させるためにさらに勉強をし、母はそんな息子を誇らしげに思っていました。そんな二人は幸せに過ごしておりました。

ある日、男の子は自宅で殺され、無残な姿に成り果て、11年の短い生涯を閉じてしまったのです。

母親はたいそう悲しみました。最愛の息子がいなくなったことに心を痛めました。
仕事に熱が入らなくなるくらいに、心に大きな打撃を受けたのです。

勝手なものです、実の息子を無残に殺した張本人は母親自身だというのに。
息子は、天国へ行きました。天国の人たちや神様からは、同情されました。産まれてから、愛されるべき母親から毎日のように痛みを与えられ、そのあげく自らの人生の幕を母親によって下ろされる。

「人間界に生まれ変わって、君のやり残したことをやってなさい。」

後悔しないようにな、と神は言いました。

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少年は、母親のことを思い浮かべました。
思い浮かぶのは、母親が自分に対し、叩いたり蹴ったり暴行する姿ばかりでした。
少年は、決意します。母親へ会いに行くことに。神は言います。
幽霊である少年を見える人は、少年に愛を持っている人だけだと、「こちらからこれ以上干渉はできないけど、頑張ってね」なんて言います。
少年はすぐ人間界へ降り立ちました。思い浮かぶのは自分を苛めに苛めた母のことばかりです。
自分の家には自分の遺影があり、たくさんの人が集まっています。
お葬式のようです、知らない人が多いですが、泣いている人もいました。
そして、母親を発見しました。彼女はごく当たり前のように振る舞っており、やはり少年の心は痛みます。

わかっていたことではありますが、母親は、涙をみせたことはありません。

淡々と大勢の人と話をしながら、母は平然としていました。僕が知らないような人たちはおいおい泣いていたというのに。
悲しくなりました、僕が死んだところで母が生きることでたいした影響がなかったのだと、わかっていたはずなのに、希望を持っていた自分が恥ずかしくなり、一気に息苦しくなりました。
いつの間にか周りの人らはいなくなり母は1人になりました、もうこの場にいたくないし、居られる自身もありません、ふらつく足取りで どこかに行って そのまま消えてしまえれば……

「正也……?」

懐かしい僕を呼ぶ声、振り替えると母がいました。この時にいたのは、厳しい母ではなく、少し押すと壊れそうな表情の、母。
「正也なの……?」

僕は幽霊です。神は言いました、「君に愛を持った者だけが君の姿をみることができる」と。

声を発する間もなく正也は顔を柔らかい物に包まれました。「ごめん…正也ぁ…正也ぁ…」と母は僕を抱きしめながら泣きました。すごく暖かい母のぬくもり、思い出します。いつもこのぬくもりに包まれていたのだと、ああ、そうでした。
正也はようやく悟りました。自分は本当は母に愛されていたのだと。厳しい態度は正也のため、愛あっての厳しい態度なのだと。
「おかーさん…」正也はそう言って涙を流し、母のぬくもりに身体を預けました。


天界

「あの子供は、本当に母親から愛されていたからなぁ、愛を知らないまま死に別れるのはちと可哀想だからなぁ」

神はいいことしたみたいな顔で言う。

「また勝手なことを…」と天使はいうがそれを強く咎めない、神は愛という概念が好きだ、だから人間が好きなのだ。
人々に愛を説くことに拘りを持ち、時折こうして力を行使する。

「せめてあの親子の後悔がなくなるまで一緒にさせるつもりだよ、制約はかすけどね」と神は言った。天使ははぁとため息をつくがもうこれ以上言うのも無駄だと悟り、業務へ戻る。

神はそれをみてうんうんとひとしきり頷いたあと「それにしても愛って色々な形があるもんだなぁ」と呟いた。

神は子供を殺害した犯人を知らない。知っているのは天使たち。 天使たちは何も言わず、ニコニコとしていました。

少年はすべてを母に伝えた、条件を果たしたあと自分が消えること、他の人から自分は見えないこと、など全部話した。
母は泣いていたが、僕の話を全く疑わず聞いてくれた。「正也はこんな嘘なんかつかないよ」とのことだ。嬉しくなる、母の優しさ。
葬式独特の臭い匂いが鼻にくる、自分の遺影を目の前でみるのはなんか変な気分だった。母はまだ泣いていた、人がどんどん集まる。


それにしても、僕がやり残したこととは一体何なのかは自分でもわからなかった。母の愛を知れた今、心は晴れやかなはずだ。
普通、幽霊は自らの恨みをはらしにこの世にやってくるらしいが、自分には恨みなんてない。僕は、愛に包まれているんだから。
泣いていた母は言う。「それにしても、本当に良かった正也が生きていてくれて」

「正也が死んだら私生きていけなかったもん」


「正也が死んだら誰が私のオナラ吸ってくれるんだよって話」

すごく穏やかで

「まさか死んじゃうくらい臭かったとは思わなかったけど、今度は私も気をつけるね。」

にこやかな

「でも私のオナラめちゃくちゃ臭いから、また死んじゃうかも。あ、でももう正也は死んでるもんね?なら大丈夫かっアハハハ♪」

優しい笑顔で言いはなった。
そう、僕は母のオナラで死んだのだ。
彼女は超過敏性と致死制弧腸症やその他新種の病気を合わせ持っていた。彼女のオナラは何よりも臭く苦しく毒性を持っていた。
その上、母は超どSだ。毒ガスと化したオナラの臭いを僕に匂わせることに快感を覚えていたのだ。だから母は言う。

「これから葬式だけど、正座って足が痺れて疲れるんだよね、だからお前がいて良かったよ」

母のこれからの言葉を僕はなんとなく予測していたのかもしれない。

「私の、椅子になってくれない?」

僕は頷くしかなかった。

人が集まってきた。無駄に広い部屋でどやどやと色々な人が仰向けの僕を跨いだり踏みつけたりする。
ただ、大多数の人からは僕は空気同然なので透明の僕は踏みつけられても痛みはなかった。 座布団を枕にし、仰向けになる。
母は、前で何か言っていた。坊主さんとも話をしていたが、やがて僕の顔の上を股がり、スカートのしわを二三回撫でたあとゆっくりと腰をおろしてきた。
落ちてくるどでかい尻をまっすぐみつめながらやがて目の前は黒く染まり、むぎゅうっ…と柔らかいものが顔を圧迫した。
周りからは正座に見えるだろうが、僕の顔に尻を乗せていた。いつもの母の尻の感触、柔らかくて温かくて、気持ちよく、苦しかった。

「息がっ…むぐぐぐっ………んぐっ!」

手足が痙攣する。生前よりも全く息ができなく、体重もよりかかっている。

僕は死人だ。母は死人の僕に遠慮することはないと思ったのだろう。
周りには見えない、そして死人の僕はこれ以上死ぬことはない。

「めちゃくちゃ臭いと思うけど、いっぱい私のオナラ嗅いでね?」

ぼそりと呟いた。死刑宣告に近かった。30分ほどオナラを嗅がされた僕は、死を迎えた。地獄のような苦しみだった。

そんな苦しみを今回味わうとなると、想像しただけで恐怖であった。そして、だんだんと思考が薄れていく。
もうかれこれ五分は顔の上に座られている。酸素が頭に回らず、クラクラする。

生きている時と変わりはしない、霊体となった今でも酸素を糧に生きている自分に驚きはしたが、5分呼吸できなくてもこうして生きているということは、本当に自分は人間ではなく、生きているわけではないのだろう。

未知の領域であった。死すら許されない窒息責め、意図せず手足をばたつかせるが母は微動だにしなかった。
おそらく、楽しんでいるのだろう、僕が苦しむさまを。
生きていた時の、窒息より何倍も苦しい、あと何時間耐えるとどれだけの苦痛があるのだろう、想像するだけで恐怖を覚える。
それに僕はおそらく窒息だけが苦痛ではない、これからおそらく、本当の苦痛を味わう。

そう思っていると圧迫が弱まり、潰れていた鼻の前に隙間ができ、呼吸ができる体制が整った。呼吸をすると、本当の苦痛を覚えることになるが、本能的に鼻は酸素を求め、自然に息を吸い出す。
その息を吸うベストのタイミングで、熱を持った毒々しい空気が鼻の中にそっと入り込んだ。

「すぅうううううううううううぅううう……」

タイミングよく息を吸い終わるまでそれは続いた。悪魔の息吹。

「んんっ…ふぅううううっ///」
母は身体を震わせ悶えていた。
母の柔らかいお尻から地獄のガスが生まれだした。酸素を求める僕の脳は反射的にそれらを吸い込んだ。
「うぎっあぎぎぎぎぎぃっ…」

鼻孔をナイフで突き刺したあと、脳内をトゲトゲ暴れ周るようなイメージ 悪臭がグサグサ脳を刺していった。脳内期間が一斉に麻痺する、硫黄を何倍何十倍も濃縮させたような、 手足が一気に震え出す。
僕以外の耐性のない人間が吸うと即死するのではないかと
視力も聴力なども一瞬無くなるくらいの衝撃が僕を揺らす。

見上げると、母は顔を俯かせて、震えていた。周りからみると、僕の死を嘆き泣いているように見えるだろう。

違う、笑っていたのだ。笑いを必死に堪えていたのだ。ふるふると、母は、悦んでいたのだ。臭いオナラを嗅がせることの喜び。

「ごめんね、すっごくくさいでしょう?」

母はとろんとした目で恍惚としていた。

「んっ///ぁんっ///」

ぷすぅううううううううううう

第二の毒ガスが鼻孔を通過する。

「ぎゅうえええいいいいっ」

意図しない声。あまりもの匂いで脳が危険信号をだしたのだ、雄叫びのようで断末魔のような。強烈な臭いだった。
人間から出るような匂いとは信じられないくらいの。身体が勝手に痙攣する、他の人たちの身体を僕の手足が通過していく。
脳内にはびこる母の地獄のオナラの匂い、すべてを塗り潰していくようで「おぎょよよよ」みたいな声を出すも誰も助けてくれない。

母は、僕がオナラで苦しんでいるのをみて、クスクス笑いながら、声をギリギリまで押し殺し

「んっはぁああ///」

すかああああああああああああああ

「ぎゃあああああああああああああああ!!!」

「はぁああっ///気持ち良い♪」

悪魔すら生ぬるい、この世の苦しみを混ぜ合わせたような毒が僕の身体を回っている感触。
おそらく、僕が生きていたならこの時点で死んでいただろう。母は手加減をしていたのかもしれない、だから怖かった。

死人の僕に手加減をする必要はないのだから、母のこれからのオナラは手加減なんてないんだということが。

「君がいるから安心してオナラできるね、ありがとう」ニコ

悪魔のようなオナラで僕を殺した母は、天使のような可愛い笑顔で僕を魅了した。

すぅうううううううううううっ…

「ぎゃあああああああああああああああ!!!」

僕の悲鳴は誰にも聞こえない。僕が暴れ狂うさまをみて、母は笑っていた。

「まだまだいっぱいでるから…頑張って?」

母の残酷な言葉は、坊主のお経にかきけされていく。極楽浄土を願ってくれた皆様は、今僕が地獄の苦しみに陥っているだなんて思ってもいないだろう。

そして僕は、葬式の間にずっと母のお尻の下でオナラ責めを食らっていた。
母のオナラは止むこともなく、ずっと、ずっと、鼻から身体にそそがれて、気が狂うくらいの匂いで何度も何度も僕は殺されていった。

何度も何度も坊主のお経を何度も何度も僕の悲鳴が引き裂いた。

狂い踊る僕の身体を押し潰しながら母は、クスクスと笑っていた。狂気染みた自分の感情を隠すことなく、実の息子の苦しむさまをクスクスと笑っていた。




どれくらいの時間がたっただろうか。

坊さんの意味のないお喋りが聞こえなくなり、顔の上の重みと痛みがなくなり、新鮮な酸素を吸える喜びを感じていた時であった。

自分は何のために産まれてきたのか、なんとなくわかっていった。そして、何のために僕がここに再び蘇ったのかなんて理由をわかっていった。

それは明確ではないが、ほぼ確信をもって言えることだった。

放置された無数の座布団の上に仰向けに寝転んでいた。
毒ガスのダメージがまだ抜けず、身体がまだ動かない、ぼけーっと天井を見上げていた。
思い出すのはさっきの母の重みとお尻の柔らかさと、あの母の、この世のものとは思えない匂いであった。

致死である毒ガスでありながら、実際の死因の原因でありながら、嫌いではなかった。
あれだけの思いをしながらも、母の残骸を自分の一部とできることが嬉しかった。

ああ、僕は思う。

僕は母が好きなのだ。しかもその思いは決して誉められる思いではなく、世間に唾を吐くような思い。。

そんなことを考えていた時、胸にずんっと唐突な衝撃と圧迫感を感じた。

「ぐえええっ……」

目の前をみると柔らかい母のお尻が胸の上に乗っかっていた。

白のホットパンツだからかお尻の感触がほとんど直に感じ取れる、目の前には、健康的でありぷるんとはりのある綺麗な太もも、その魅力に触りたくなる衝動を必死で抑える。

「疲れたから椅子に座ってきゅうけ~い」

ん~っと伸びをしながらおどけたように母は言う。間近に母のお尻があるから心なしがいい匂いがする。

もちろん、苦しい。子供が胸の上に全体重の大人を乗せると苦しくて仕方がない。
愛のある母だからこそ、身体が透けることもなく、母の全体重を受け止めることができる。
僕は母からの愛があるからこそ苦しんでしまう今の身体に、強く感謝した。
生前と違い、愛があるとわかっている今はもう恐怖はなかった。

「重い?」

母はにこにこして僕を見下ろした。「重い…太った?」ときくと母は呆れたように、それでもにこっと微笑み

「女性に太ったって言っちゃ駄目だよ…だからお仕置き。」

といい、

ブビビビッブボビビビビッ!!

と轟音が鳴り響き、強烈な匂いがあっという間に充満した。
僕の鼻は機関が潰れたのか、異臭がトゲのように僕の脳を直接刺していくような感覚がした。

もう、わかってしまったのだ。僕が後悔していたことを、僕がここで為すべきことを。
それは、僕が満足することが必要なのではない。

「お母さん多分、僕がなんで成仏できないかわかったよ」

「え?」

それは簡単なこと。
僕は母の玩具として、母のために生きていたのだが結局力及ばず死んでしまった。
だから、今度こそ僕は母を満足させたかった。おかしいのはわかっていたが、自分が母の役にたっていたあの瞬間が僕にとってたまらなくたまらなく快感であったのだ。
母は喜んで返事した。

母はオナラがそのまま蓄積される体質だ、母は言った。

「毎日は可哀想だから1ヶ月に1日でいいよ。あとは一緒に普通に過ごそう」と言った。

1日だけでも相当臭いのに1ヶ月溜めに溜めたオナラを僕に嗅がせたいのだろう、すごくイキイキした顔をしている。
そんな母の顔をみれて、僕は嬉しかった。それだけで良かったなんて考えていた。



こうして僕は、1ヶ月に1日だけ母の尋常にないオナラを吸いつくすことを約束した。

ここから残酷描写


ふと目が覚める。あの時のことを思い出していた。
僕が成仏できずこの世に甦り、母と約束をしたあの日のことを。
こうしてこの世で生活できるなんて思わなかった、しかもほとんど毎日を平和に過ごせている。母と共に過ごす日々はとても幸せだった、、、と考え直し、母との約束を思い返し、

 はっと気づいて、慌てて起き上がろうとしたその時では、もう遅い。
 目の前にはエプロン姿の母がいて、その下に、桃色のブラジャーとパンティしか着ていなかった。
母は俺の顔の方に尻を向けていた。小柄な母から考えて、どう考えても大きすぎるヒップ。それを包み込むパンティもすっかり伸びきって、割れ目に食い込んでいる。

そんな恐怖の尻を、向ける――


  ふすううぅう………っっ


「んぐっ!? く、ぐうぅぜええぇえええっっ!!!!」

「正也、お寝坊しちゃだめだよ……」

 それが、今日の地獄の始まりを告げる一発だった――

そう、今日は母と約束した月に一度の特別なXDAYであった。

同    AM 07:15

 カチャ、カチャ……

食器と食器が触れあう音。母がサラダを食べている音。母が朝食を食べている音。

 彼女にしてみれば軽めの朝食。だが、ごく一般的に見れば、“軽め”とはほど遠い朝食。

 朝から、食パンを一斤丸ごともってきて、全てトーストにして食べてしまう女など、
世の中に母以外にはいないだろう。しかし、それでも彼女にしてみれば“軽め”。何故なら今日は特別な一日だから。朝食など、さっさと“軽め”に済ませて、たっぷり“遊び”たいから。
 だが俺は、母が可愛らしくも大量のトーストを焼いてバターを塗って食べる、そんな光景を見ることができずにいた。

 何故なら今、俺は――

 ――彼女の尻の下にいるから。

だが彼女は遠慮せずに、とにかく屁を連発する。凶悪なニンニク臭の屁を。
 彼女は遠慮する必要などないのだ。少なくとも、母自身はそう考えている。何故なら俺が、

「1ヶ月に1日だけ、第4日曜日は母の自由にしてもいい」と言ったから。だから今の彼女は、“何をしてもいい”。
だから彼女は好きにやる。“自由に”やる。


すかあぁああぁあああーーーぁあああ………っっ

「ひむううぅううううぅううがあぁあッッ!!!!」

 叫ぶのを我慢することなど、できやしない。俺に許された自由は叫ぶことだけ。やめてくれと、その言葉を口にすることもできない。俺の口は母の尻によって完全に塞がれているのだから。

そして……母が朝食を食べ終えるまえでの15分間で、俺の鼻穴には計26発ものすかしっ屁が注ぎ込まれた。頭がおかしくなりそうだ。

だが、今日という一日はまだ始まったばかり。その事実を、俺は受け入れるしかないのだ。

寝る前になんというものを見てしまったのだ俺は・・・

椅子のように、食事をしながら、尻に敷かれている俺の顔に向けて噴射する。いや、母にとってみれば、それはまさに“当然”の行為。なぜなら今日は俺との約束の、第4日曜日だから……。
 先ほどから連発する屁。
その臭いがもう、鼻穴の中にこびりついてしまっているように感じた。
昨日の夕食。これでもかと言うほどのニンニクづくし。その効果が、ただでさえ臭い母のおならをさらに凶悪化させている。
 それもそのはずだ。母はこの日まで、一ヶ月間、放屁を我慢してきた。
逆に言えば、母の腸内には一ヶ月分のガスが濃縮に濃縮を重ねてため込まれていることになる。普通の人間には考えられないかもしれないが、母にはそれができた。

 ――1ヶ月に1回なら、俺も耐えられるだろう。
 その考えが全ての誤りだった。1ヶ月間ため込まれて熟成されるからこそ、俺はさらなる恐怖を味わうことになってしまった……。

  ぷすうぅううーーーぅうううーぅうう………っっ

「ぐうぐううううぅうううぅうッッ!!!!!」

食後、母は、ソファに座って優雅に読書。
 そして俺は、母の椅子になる。
母が座るのは、人間ソファ。完璧なまでの紐使いによってソファの背もたれに、逆さ向きに括り付けられた男。
頭が、ちょうど座の部分に位置するように。

 俺は椅子。
 今日は一ヶ月に一度、母が自由になる日だから。母が椅子になれと言えば、俺は椅子になる
しかない。そんな日だから。
 そこに下着姿の母が遠慮のかけらもなく腰を下ろしたのは、今から朝食を食べ終えてすぐのこと。
それから1時間半の間、俺は母の読書のための椅子となっている。

……もちろん、ただの椅子ではない。母のガスを吸収するための、クッションとしての椅子。

 母はいつも、休日の午前中は読書に勤しむ。文庫本のページを軽やかにめくるその姿は、ひとつの絵画のように美しい。しかし、今日はただの読書ではない。

いや、彼女にしてみれば、ただの読書なのかもしれない。が、俺の立場になってみると、それは絵画のような美的読書とはほど遠い
ものであった。

  ぶううううぶりぶりーーっっ

「ぎゃあああああああああ」

………
……


「んっ///」

ぷぅううううううううう

「んぐっ!? ぐ、ぐむうぅうぅーーぅうッッ!!!!」

 今のが……、読書開始から79発目。

 一体何発出るのだろうか。
いや、違う。何発でも出るのだ。一ヶ月の貯蓄を経た今の母なら、
無限に放屁することなど、呼吸をするよりも容易い。
 一発一発、大量の放屁と言えども、臭いが薄まることはけしてない。その濃さは、常人の域を逸脱したその濃さはいつまでも薄まらない。一発放ったら、その臭いはなかなか消えない。
いつまでもそこに居座り続ける。そこに続けて次なる一発が放たれる。その繰り返し。俺の体内に、濃いニンニク臭が染みついていく。

 ……ペラっ………

 母がページを捲る。と、同時に、自然な動作で彼女が少しだけ尻を持ち上げる。

 彼女の大きな大きな尻。
ぷにぷにとしたその尻に顔を埋められていたのでは、呼吸もままならない。長時間それを続けていたのでは窒息死してしまう。それでは、母にとっては“つまらない”。
だからこうして15分に一回程度、俺には“息継ぎ”の時間が与えられる。
母の顔面騎乗は、放屁による不潔な湿気でじめじめとしていて、座られているだけでも死ぬほど気持ち悪い

だからこそこの“息継ぎ”は貴重な体力回復の時間になる……と思われたのだが。

「――ぷはぁ!」

「えへへ♪」

ぷうぅうううぅうううう………っっ

「――んんんッ!!!? んがあぁぐっぜええぇえッッ!!!!」

 容赦ない。俺の息継ぎのタイミングを見計らって、とびきり強烈な一発を吹きかける。俺に体力回復の休憩など与えられない。全ては母の思うがまま。俺は身動きもとれないのだから。弄ばれることしかできないのだから。

「ぐ、ぐぜえぇぇえッ、おか、た、たす――」


 どすんっ!!


「――むぷううっ!!!」

  ぷううしゅうううぅうーーーぅうううぅう………っっ

「ふぐうううぅうぅうううッッ!!!!!」

「…………」

 …ペラっ………

 “息継ぎ”、終わり。
 まるで俺などそこにいないかのようにページを捲り、好き放題に放屁を繰り返す母。
 俺の声など聞こえないように。それどころか、読書の邪魔とでもいうようにおならを浴びせることによって俺と自分の間を隔絶しようとする母。
母のの読書タイムはいつまで続くのだろう。
それまで彼女は何回おならを繰り返し、俺は何回“息継ぎ”と称して肺が一杯になるほどの大量のニンニクガスを吸わされるのだろう。

同    AM 11:45

 読書が終わり、母が本を閉じて席を立つ。

「……ぷ、はぁ………」
 ようやくまともに呼吸ができた。……が、周りにただようのは、まともな空気ではない。もはやこの部屋中、母によって「ニンニク臭」の空間に変えられていた。
まともな呼吸をする猶予は、どこにも残されていなかった。

何発の放屁を繰り返しただろう。……忘れた。忘れてしまった。忘れてしまうぐらいの回数だ。

「え、やだ、もうこんな時間?」

そんな声を聞いて、俺も時計の方を見る。ぼんやりする視界。その中で、11時45分の文字を読み取ることができた。

もう4時間以上も彼女は読書を続け、俺は4時間以上もそのクッションになっておならを吸い続けたことになる。

「お昼つくらなきゃ……」

 そう言いながら、母は俺に撒かれた縄を解く。それは俺を解放するためではない。次なる“遊び”へと移るためであった。
「正也、これ、つけて」

母が取り出した、革製のベルトのような、それに鎖がついた仰々しい道具。恐怖だ。
 
だが、「つけて」という母の言葉は、お願いではなく、命令。俺に拒否権はない。おとなしく、
そのベルトの広がった部分を頭の後ろに巻き付ける。

「……う、ぅ………」
 
思わずうめき声が洩れる。それは恐怖による、心の底からの震え。
 俺がその道具を装着したのを確認すると、母はそこから伸びるベルトを自分の腰に巻き付けた。
パチンと金具を止めれば、セッティングは完了。……俺の顔は、立った母の尻の部分に押しつけられ、そのままベルトで固定された。

これは母が立っている状態でも男の顔をあたかも顔面騎乗をしている状態のように尻に押しつける、そんな道具だったのだ。

「ご飯つくらないと」

 そう言って、母はその道具についた鎖を引っ張る。

ジャラ、という音がして俺の頭が母の尻に押しつけられる。鎖は、俺の手綱。母がキッチンに向かうので、俺は中腰で彼女に従う。


  すうぅうっ

「んぐううッ!!!」

母の、ほんの軽い一発。それだけでも、尻に密着したこの状態では身にこたえる。でも逃げることもできない。
俺の顔は、母の尻に埋もれたまま微塵も動かすことがかなわない。

「…正也、立ち止まらないで、……」

「んぐ……」

 従うしかない。従うしかない。今の絶対主は母……従うしかない。

 キッチンまでやってきても、俺の自由はない。彼女が料理を作っている間も、俺は彼女の尻から出るガスを少しも残さず吸い込まなければならない。それは暗黙の了解。今の母ならそんな残酷な行為も、簡単にやってのける。

「今日のお昼は簡単にすませちゃおうね」

ぷしゅうぅうううっっ

「んむぐううっ」

「お昼のあとに、楽しみなことが待ってるから」

「…すぅ……すぅ………」

「そう…、そのまま吸ってね……」

  ぷっしゅうぅう~~ぅうう~~ぅうう………っっ


「ごぶううぅッ!? ……すぅ……すぅ………」

「ちょっとも嗅ぎ残しちゃ…イヤだよ……?」

「…う、ぅう……、ぐ………」

 料理が終わるまで、この調子で母は放屁を続ける。無尽蔵に腸に蓄えられたガスを、彼女は放出しつづける。

食後
AM 13:00

食後すぐに母が持ってきたのは、キャスター付きの、大きな鉄棒のような道具。つり下げられた、手錠。2本の鎖、そこに取り付けられた、革製の座席。
 そう。これはブランコ。もちろんただのブランコではなく、人間ブランコであった。

 カチャ、カチャ……


 手際よく、俺の両腕に手錠をつけて拘束すると、母は俺の頭を革製の座席の上にしっかりと固定する。
もう俺は、抗う気力もない。午前中だけで、何も知らない男であれば発狂して死んでしまっているのではないか、と思える量の屁を体内に注ぎ込まれた。
もう、体が思うように動かないのだ。

最初は息子が死んで壊れた母が知らない男にでも犯されそれを喜ぶ内容だと

するり……

 母がブラジャーのホックを外し、パンティを脱ぎ去る。
 一糸まとわぬ天使

 頬をピンク色に染めた母の姿は、まさに絵画に見られるようなそれだった。

 人間ブランコに固定された俺は、母の姿を斜め下から仰ぎ見る形になる。照明に照らされた愛くるしく、どうしようもなくエロティックな母。……恐怖の存在。

「………」


徐々に母が俺に近づく。それがズームアップして……、
俺の顔面を直撃する。
「むぷうっ!!」
 ぎゅうっと押しつけられる尻肉。息ができないくらいの圧力。

母は地面から足を離し、俺の顔面に全体重をかけているようだった。
 
さらにそのまま、彼女は尻を揺する。まるで本当のブランコで遊ぶように、俺の顔を椅子にした
人間ブランコはゆっくりと揺れた。

 ギシ、ギシ………

 器具がそんな音を立てながら軋む。
母の今の体重はわからないが、いくら小柄とは言え、この爆弾ヒップなのだ、一人の人間の体重を顔面だけに集中されるのは、流石に辛い。

「…ん……ここかな………」

 小さな声で、母が呟いた。それは、母の肛門に俺の顔の出っ張った部分――すなわち鼻が、
今にもめり込まんばかりに密着した合図。

「正也……」

「む、むぐうぅ………」

「…すっごく臭いと思うから、ちゃんと嗅いでね……」

  ぷっっっすううぅうううぅううーーーぶううううぅうぶりぶりゅ………っっっ

 今日だけでも数え切れないほどのおならを嗅がされてきたが、それは間違いなく、今日で一番の屁だった。

「ごむううぅううぅーーーぅううッッ!!!!!」

 俺は必死で訴える。
 臭い。
 臭い。
 臭すぎる。
 一人の人間が、麗しい一人の美女が放つおならとは、到底思えない。

何の化学反応が起きればこんな臭いが発生するのか。

散々“おなら責め”を繰り返された俺だからこそ耐えられたが、並の人間では一瞬で気絶してしまうのではないかというニンニク臭。
常人としての許容範囲を超える猛毒ガスが、俺の鼻穴から体全体へ、一瞬にして広がった。

「…ん……くさい……、だめ、正也……、だめだよちゃんと全部嗅がないと…、洩れちゃってるよ……」

 母の声が、遠くの方から聞こえる。

 つまり母は、そのガスを少しも外に洩らさず吸い込み尽くせとそう言っているのだ。1ミリリットルたりとも、分子1個分たりとも外に洩らさず、鼻で吸い込み尽くせ。そんな残酷な要求を、

世界で一番可愛らしい表情で母は強制しているのだ。

 助けて、やめてくれ、そんなこと無理だ。そう言いたくとも、俺の顔全体は母の尻に埋もれている。どうすることもできない。

「んっまだ出そう……」

ぶぅうううううううううううすかぁあああああああああああああああああぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああぁぁああああああああーっ

「あげええぇええええぃぃいいいいぃいッッ!!!!!」

 長い、長い長い長い、本当にながーい一発だった。

 それは一発を出し終えるまで、優に60秒はかかった。信じられないかもしれないが、母はその熱すぎるすかしっ屁を1分以上も放出し続けていた。おそらく、微笑みながら。

 顔面に加わる、強大な圧力。外界からの空気を一切遮る、もちもちぷにぷにの母の尻。俺に与えられる酸素は、母の腸を通ってやってきた、地獄のニンニク毒ガスだけ。

「……んっ……」

  ぷすううぅうっっ

「…はぁ…う……」

  すううぅうぅううっっ

「……ん…っ………」

  しゅっかぁああぁああっっ

「……んふ…ぅ………っ」

  ぷっすうぅぅぅううーーぅううっっ

「………あ…はぁ……………」

小さく息を漏らしながら、すかしを連発する母。その間も、俺は藻掻き続けることしかできない。
この世のものとは思えないような声が自分の口から漏れる。だが、防音設備が行き届いたこの部屋の外に、俺の悲鳴が漏れることない。

「……ん、……ふふ………」

母が、尻を持ち上げる。俺の顔を圧迫していたものがなくなる。
同時に、光が視界に入る。
そこに見えるのは、顔を真っ赤にして興奮する母の表情。世界中の誰よりも愛おしい母の、宇宙で最大の恐怖とも言える表情だった。

「お、うええぇッ!! ゲホッ!! ゲッホゲホッ!!!」
「…ふふ、正也、お顔真っ赤だよ………」
 
俺のは、恐怖と苦痛と地獄のような悪臭による赤面。
 母のは、ただひたすらの興奮による赤面。
 これが今の、俺と母の間に存在する埋めることは絶対にできない格差。
「…くさいね、正也……。でも私も一ヶ月間ずっとおなら我慢してたんだから……、正也も私の一ヶ月分、ちゃんと嗅いでね……」
 一ヶ月分――。嘘だ。一ヶ月の間も母の腹の中で圧縮されて蓄積したガスは、間違いなく一ヶ月分以上の濃度、量、破壊力に昇華している。

おそらく常人なら30人は息を引き取っていた量のオナラだろう、それを遠慮の欠片もなく、今日一日で全て出し切ろうという母。

「おかあさ、……、も、もう、やめへ……」

「…どうして……?」

超ドデカ尻が徐々に近づく。それがズームアップして……、

俺の顔面を直撃する。
「むぷうっ!!」

ぎゅうっと押しつけられる尻肉。息ができないくらいの圧力。

こうして母はまた俺の上に座って好きなように、自由に放屁する。

自分の尻の後ろに誰がいるだとか、誰かがいたとしてその誰かが何をしているだとか、そんなことは関係ない。

そしておかしくなった母は息子の俺に、肛門を舐める奉仕を強要し、息子の俺が奉仕中だとしても、母には、何も関係ない。彼女はただおならをする。

すううううううううう

ぎゃあああああああああ

 それが、何時間続いただろうか。一時間? いや、もうそろそろ二時間になる。いくら舐めても、
舐めても舐めても舐めても、終わりの見えない奉仕。母はまだ満足しない。もっと気持ち良くなりたい。
俺が舐めれば舐めるほど、そんな母の感情は高まっていく。だからいつまでも終わらない。

「……んぅ………」

 ほとんど無言で、母は尻をずいっと突き出してきた。――まだ舐めろ。そう言っている。
 ただ奉仕するだけの舐め奴隷。ただ嗅ぐだけの嗅ぎ奴隷。……そういう意識が母の中にあるのかどうかは分からない。

だが、既にエクスタシーを何度も達成し、我を失っていると言っても過言でない状況の今の母に、俺の姿は映っていないのだろうか。

 何度も気絶しかけた。そのたびに、放屁でたたき起こされた。

だから俺は、どんなに嫌でも、たった今、地獄のガスが放出されたその穴に、舌を伸ばさなければならない。

 …ぴちゃ…ぺろ……ぴっちゃ……

「…んむ……ふぅ……ん……もっと………」
 母が手にもった鎖を引けば……、その張力は俺の首についた首輪に伝わり、俺の顔は、さらにその尻へと押しつけられる。「もっと」。

その言葉は、もはや俺に向けられたものではない。無意識のうちに母の口から出る言葉。我を忘れた母が、優しくも意地悪に、奴隷を使役する言葉。

 俺のことを忘れ、自分の世界の中で、彼女はさらに鎖を引く。
 
まだ舐めて。もっと気持ち良くさせて。そのメッセージが、鎖を伝わって俺のもとへと届く。

 …ぺろ……ぴちゃ………ぴちゃ…ぴちゃ………

「…んっふ…ぅ……、ん…っくぅ……ぅ…ん……、あふぅ……」

 母の秘められし蕾が、想像もできないような大きさで、ガバッと口を開ける。

しゅううぅぅううっおおぉおおおぉお………

「あがががあああがああぐざざああいぃぃいッッ!!!!」

 強烈な、強烈すぎるニンニクっ屁は、母の肛門付近に位置していた俺の口の中へも入り込む。

おならを飲んでいるという、不思議な感覚。苦痛以外の何者でもないことは間違いない。

  …ぉおしゅぅうぅおぉううぅぉぉぉおーぉおぅぅう………

 すかしっ屁は止まらない。まだ続く。まだまだ続く。出続ける。尻の穴を化け物のように開きながら排出しつづける。
だが、尽きない。その残量はまだまだ尽きない。無限に蓄えられた猛毒ガス。

母はただそれを外に出すだけで良い。それだけで、一人の男を地獄に叩き落とし、さらにいた
ぶり続けることができる。容易に。

「やめひぇええぇええッッ!!! くさいぃぃひぃいいいッッ!!!!
いいぃぃいいひいぃッッ!!!!」

 俺の悲鳴も、届かない。

「…ん…うぅ……んっ」
 彼女は鎖を引いて、自分の意識の外でその地獄の銃口から少しでも離れようとしていた俺の体を
引き戻す。俺の顔は尻に埋まり、鼻が肛門に密着する。
 さらに、ぷっすぅうううぅうーーぅうぉおぉーーぅしゅすうぅぅおーーっっ

 間髪入れず、次の一発が放たれる。体内から空気が抜ける。それだけの現象なのに、それは人を
殺めるだけの力がある。
 鎖は、手綱。放屁は、鞭。

 俺は母の肛門を舐めるという義務を負った馬。
 騎手である母は、無理矢理でも俺を走らせる。
 俺は馬。騎手に指示される通りに、舐めるしかない。

 …ぺろ……ぺろぺろ…ぴちゃ…くちゅ………

「…はぁ…ふ……ぅ…ん……くぅ……」

 俺がこの奉仕を初めてから4回目の絶頂に、もうすぐ母は達するだろう。

 そうしたら、前の3回と同様に、俺は母の“快楽の屁”をご褒美としてもらうことになるのだろう。それがあと何回続くのかは、母にゆだねられている。
母にしか分からない。

同    PM 23:30




今日という一日も、もうすぐ終わる。
地獄のような一日も、もうすぐ終わる。




ぷうすうっすぅぅうううぅうーーぅぅっっっ
「いっぎゃあぁああぁああああぁあッッ!!!!」

もうすぐ全て終わる。

「…んぅ……なめて………」

俺はずっと、奉仕を続けていた。
母の肛門を舐める。
その奉仕を、永遠と永遠と、何時間も続けていた。


「……正也…もっと……なめ…て……んふぅ………」


母も、ある程度の正気を取り戻した。
俺は「奴隷」から「正也」へと戻ることができた。だが。

すっかぁああぁああぁしゅうぅうっっ

「ぐうええええぇぇえええぇええッッ!!!」

扱いは、変わらない。
母もまだ、満足しない。
16回目のエクスタシーを迎えてもなお、母は興奮を求める。
一ヶ月分の興奮。
俺との約束によって、彼女から離れたところで束縛されていた、
興奮。
絶頂。
エクスタシー。
それを母は求める。

俺に屁を嗅がせ、 尻穴を舐めさせ、 興奮する。
ただそれを求める。
俺はそれを与えればよい。
それだけでよい。




すうぅうぅううぅううぅう………っっ
むっしゅぅううっっ すううっっ すおぉぉおおっっ
「へぎいいぃぅぃぃぃい!!!
ぁあああぁあやめてええッッ!!!!」


「……ん……やすんじゃだめだよ……正也ぁ………」

ジャラリ。
鎖が揺れ、俺の頭を尻へと引き込む。
休んじゃだめ。
もっと舐めて。
だから俺は舐め続ける。
舌の筋肉がおかしくなっても。
頭がおかしくなっても。
体が動かなくなっても。
視界がぼやけてきても。
舐める。
いつまでも壊れない嗅覚。
もう嗅覚しか残されていないとしても。
嗅ぐ。
すかしっ屁を。
むせかえるような肥えたニンニク臭のすかしっ屁を。


っかぁぁあぁーーしゅすぅうぅうぅーーぅうっっ

「ぎっやぁあぁぁああぁぁあああッッ!!!!
やめてえッ!!やめてええぇえッッ!!!
おかあさあ゛あ゛あ゛ぃぃぃいいいいッッ!!!!
ぐざいいぃぃあぁあぐざいいぃぃッッ!!!!」

こんな日はたった一日。
一ヶ月に、たった一日の地獄。

30日の幸せ、1日の地獄。それで構成される一ヶ月。
俺を崩壊させるには、24時間は十分な時間。

それでも幸せと言えるのだろうか?

「そう……ちゃんとなめてね……、うん、なめてね………」




むっしゅうぅううぅおぉぉぅぅぅおおおぉっっ

ふぉっふぅぅすすぅーーーぅうううぅう……っっ

「ぎいいぃいいいああぁああッッ!!!!
舐めるッ!! ちゃんと舐めるッ!!
舐めるからあぁああぁああッッ!!!!
だからもうおならだけはぁあッッ!!! おか、おかあざあああッッ!!!!」


幸せ?
幸せじゃないか。
だってそうだろう。
こんなに幸せな家庭はない。

僕は母のために生きたかったのだ、それだけが幸せだ。


すうぅうぅううぅううぅう………っっ
むっしゅぅううっっ すううっっ すおぉぉおおっっ
「へぎいいぃぅぃぃぃい!!!
ぁあああぁあやめてええッッ!!!!」


「……ん……やすんじゃだめじゃない……正也ぁ…………」

すっかああああああああああぁぁぁ

「ぎゃあぁあぁああぁあぁあぁあッッ!!!!
ぐざいよぉおぉおっぉおおッッ!!!!
ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛ゆ゛る゛し゛て゛え゛え゛え゛ざいよぉぉおおぉぉおーーぉおッッ!!!!」

幸せだよな?
そうだ。
幸せだ。
俺は。
幸せだよ。
間違いなく。

どんな地獄があろうとも。
成仏できず幽霊としてこの世に生まれた俺は幸せだったんだ。
もうすぐ、地獄も終わる。
そうすれば、俺はいつもの天国に戻る。
母はいつもの天使に戻る。僕を愛してくれる。
やさしい母。
これ以上はない母。
そんな魅力的な母に戻るんだ。
今だけなんだ。
だから俺は幸せなんだ――

そうだよね? お母さん?

ぷうすっううぅぅうぅしゅぅぅぅすおぉぅうおっっっっ



「…そう……なめて…もっとつよく……なめるのよ……わたしのために…正也ぁ………」


幸せなんだ、俺は。
そうだ。
そうだよ。
そうだよな?

たとえ俺の精神と引き替えになろうとも。
この生活は、幸せなんだ。僕が産まれてきたのは間違いなんかではない。
そのはず。
きっと。

こうして幾度も幾度もXDAYが過ぎていったある日、僕の上で母は死んだ。

俺は助かったと思ってしまった。俺はもう心も何もかもが壊れてしまった、そしていつの間にか俺は霊界へ戻っていった。
母の願いを果たせたかどうかはわからないが、ようやく気が狂う日々から解放された。



霊界はトイレもあるし、美味しそうな料理の匂いもするし、何より過ごしやすそうだ。
それでもここは天国ではないらしい、なんだか嫌な予感がした。

そしてそんな僕の目の前に突如神は現れた、

「サドンデスだよ、正也くん!」

ああ、嫌な予感は的中した。ふと隣を見ると、美しい僕の天使が立っていた。

「また一緒に過ごせるね」

身体中が凍り付き、何も言えないでいた。母は輝くほどの魅力的な可愛い笑顔で僕をみていた。
僕にとって何よりも恐怖の対象である笑顔だ。

逃れられない

ここからは本当の地獄、永遠に続く


ああ



ああ、


終わり。

オナラフェチが増えてくれれば嬉しいです。

登場人物の名前が違ってたりするかもしれませんがご愛敬ということでどうか一つ

一応実際の事件を一部モチーフにしてます

とんでもないものを読んでしまったぜ…

ちんぽにオナラしてほしい


個人的なわがまま言うなら、男の子が最後まで嫌がる
母じゃなくて義母か義姉だったら最高だった

こわい

もうちょいノーマルなオナラプレイのが好き
でもGJ

実際にこんな事件があったのか……屁で死ぬのは絶対に嫌だな……

ググったがんな事件ないんですがね
そんな小説はあるぽいけど

もちべやに酷似してる

この母ちゃん料理なんかしたら屁に引火して爆死すんじゃね?

某サイトの小説のほぼ丸コピじゃねえか

パクリ元のサイト置いておきますねー^^
ttp://kinakomochi.x.fc2.com/novel/batsu_game/22.html
よくここまで見事に盗作して「オナラフェチが増えてくれれば嬉しいです。」なんて言えたもんだな・・・
根性は認めるけど二度と書き込まないでおくれ

お、おつ

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