騎士ガンダム「問おう、あなたが私のマスターですか?」(105)

アーチャー「私は妖精ジムスナイパーカスタム」

凛(これ絶対、聖杯戦争負けたわ…)




前にここで書きましたが、展開ミスって落としたのでまた書きます。

編入試験の関係でちびちびしかかけませんが完走はしたいと思います

セイバー「弱いものいじめは、許さん!!」

ランサー「ぐあっ!」

シロウ(なんだこいつ、よろいが動いてるぞ…)

セイバー「サーヴァントセイバーのクラスで参上しました。問おう、あなたが私のマスターか?」

シロウ(マスター?ってか、なんだこの動くよろいは?)

セイバー「これより、私はあなたの剣として忠誠を誓います。さぁご命令を…む?」ズカズカ

シロウ「あっ、どこいくんだよ!

ランサー「ふんっ!」

セイバー「はぁっ!」

ランサー(なんなんだこいつ!? こんな、英霊いるのかよ?)

セイバー「どこをみている?」

ランサー「くっ」

ランサー(外見に動揺していたぜ…。こいつなかなかやるぞ!? しかたない…ゲイボ…!?)

アーチャー「わたしは妖精ジムスナイパーカスタム!! 加勢します!」

ランサー「ちっ!またなんか着やがった。ここは退くか…」シュバ

セイバー「逃げられたか…」

セイバー「加勢、ありがとうございます。私は騎士ガンダムと申します。セイバーのクラスではせ参じました」

アーチャー「ガンダム!?あの勇者ガンダムですか?」

シロウ「おーい」

アーチャ「ん?」

シロウ「(またなんか増えてるよ…)はぁはぁ…なぁお前ら一体何なんだ!?」

セイバー「申し遅れました。私は騎士ガンダムと申します」

シロウ「シロウだ」

セイバー「私は名前と聖杯戦争の基本的な知識しか覚えていないのです」

シロウ「名前と…聖杯戦争? なんだそれ?」

凛「それは私が説明するわ」

凛「アーチャー!またあなた自分の真名しゃべったでしょ!」

アーチャー「す、すまない…」

シロウ「お前は…遠坂!?」

凛「こんばんは…衛宮くん」ニコ

凛「あなたはゲームに巻き込まれたのよ。聖杯戦争っていう7人のマスターの殺し合いにね」

シロウ「殺し合い!?」

凛「そう、聖杯戦争についての概要は…そうね、監督役の教会にきいて頂戴」

シロウ「その教会ってのはなんなんだ?」

凛「私たちに協力するなら案内してあげるわ。あなただって、よくわからないまま殺し合いに巻き込まれたくないでしょう?」

シロウ「…とりあえずのその教会の話を聞いて、考えてもいいか?」

凛「別にかまわないわ。どうせ避けようのないものだもの。ところで…」

凛「あなたは一体なんなの?」

セイバー「む?これは失礼。あなたにはまだ私の名を告げていませんでしたね」

セイバー「私の名は騎士ガンダム。残念ながら…名前と聖杯戦争の基本的な知識しかほかに覚えていないのです」

凛「ガンダム?」

シロウ「なにか知っていないか?」

アーチャー「星降るとき、大いなる地の裂け目より、神の板もちて勇者現る。その名はガンダム」

シロウ「そういえば、こいつが召還されたとき、星?がふってきたな…」

ガンダム「ということは、私は勇者…なのですか?」

凛「それは、わからないわ。あんたなにか知ってる?」

アーチャー「え?あ、ああ彼は私と同じms族ですね(急に出番きてびびったわ)」

シロウ・凛「ms族?」

アーチャー「私の世界で私や騎士ガンダム殿のようなよろいのみで存在している種族です」

凛「あなたはこの世界の英雄ではないの?」

アーチャー「私はスダドアカ・ワールドからやってきた弓使いです」

凛「ま、まあいいわ。とりあえず教会のところへ行きましょうか」

シロウ「あ、ああ頼む」

~教会~
凛「7人目のマスターをつれてきたわよ。一応魔術師だけど…中身はてんで素人だから見ていられなくて…」

言峰「ふむ…。君の名はなんというのかな?」

シロウ「…衛宮士朗」

言峰「衛宮…士朗…?フッ…」

言峰「君はセイバーのクラスのマスターで間違いないか?」

凛「ああ、彼は聖杯戦争の知識がないからその点の説明をしてもらえないかしら?」

言峰「ふっ…これは重症だな。よかろう…聖杯戦争とは…」

~説明終了~
言峰「…というのが、聖杯戦争の歴史…概要だ…さて、」

言峰「改めて聞こう。衛宮士朗…、選ばれしマスターとして、戦う意思があるか?」

シロウ「…戦う。あの10年前の火事の原因が聖杯戦争っていうなら、あんなできごと二度も起こさせるわけには行かない」

言峰「…喜べ少年。君の願いはようやくかなう」

シロウ「……」

言峰「明確な悪がいなければ…君の望みはかなわない」

言峰「たとえそれが君とって容認しえぬものでも、正義には対立すべき悪が必要だ」

シロウ「……」

言峰「君にとって、最も崇高な願いと最も醜悪な望みは同じ意味を持っている。なに、取り繕う必要はない…」

言峰「君の葛藤は人間としてとても正しい」

シロウ「…ふん」

言峰「よかろう…衛宮士朗をマスターとして歓迎する。登録は完了する」

凛「終わったようね。さぁ、早く帰りましょう」

シロウ「…あぁ」

シロウ「待たせたな」

セイバー「登録は完了しましたか?」

凛「ええ。義理は果たしたわ。協力の方は約束どおりしてもらうわよ」

シロウ「ああ、こっちとしても教えてもらいたいこととかあるしな」

凛「決まりね。最後の二人になったら敵同士になるってことで異論はないわね」

シロウ「ああ…遠坂って案外いいやつなんだな」

凛「…おだてたってなにもでないわよ?」

???「フフ…」

セイバー「…笑い声?」

イリヤ「こんばんは、お兄ちゃん…こうして会うのは二度目だね」

凛「やばっ、あいつ桁違いだ…」

シロウ「え?」

イリヤ「はじめまして凛。私はイリヤ。イリヤスフィール=フォン・アインツベルン」

凛「アインツベルン…!」

イリヤ「これ以上の挨拶はいいよね。どうせいいよね?やっちゃえ、バーサーカー!!」

バーサーカー「■■■■ーッ!!」ヒュー

セイバー「あのでかいのも…わたしと同じms族だな」ヒョィ

セイバー「ふん…」シュタタ

アーチャー「私は妖精ジムスナイパーカスタム!加勢します!」

イリヤ「なに!?」

アーチャー「かくごぉーー!!!」ビュンビュン

バーサーカー「……」カキンカキン

アーチャー「……」

バーサーカー「■■■ーー!!」バシュ

アーチャー「ごふぅ…!」メメタァ

凛「アーチャー!!」

シロウ「森の妖精ジムスナイパーカスタム!!」

凛「はっ…! 森の妖精ジムスナイパーカスタム!!」

アーチャー「なんの…これしき」ググ

凛「もういいわ、後方支援に徹しなさい!」

アーチャー「面目ない…」

セイバー「よくも森の妖精ジムスナイパーカスタムを…」

バーサーカー「■■■ーーーッ!」バシュ

セイバー「ぐふっ」

シロウ「セイバー!」

イリヤ「勝てるわけないじゃない。わたしのバーサーカーわね、スダドアカ・ワールドの伝説の巨人なんだから」

アーチャー「伝説の巨人だと…!?まさか!!」

凛「アーty…、森の妖精ジムスナイパーカスタム、なにかしってるの?」あ

アーチャー「混乱のとき、天使の手のひらより雫落ち、悪魔の光宿る」

アーチャー「暗黒の光地の底を照らし土に眠る巨人よみがえる」

シロウ「土に眠る?」

アーチャー「目覚めてはいけないのだ巨人は。目覚めれば災いが起こる」

アーチャー「かつて、戦がおきたとき、心得違いをしたものが戦いに勝つために巨人をよみがえらせた」

アーチャー「しかし、巨人がもたらしたものは滅亡だった。敵味方ともに巨人によって、滅ぼされ後にはなにも残らなかった」

イリヤ「そうよ…そこにいるサイコ・ゴーレムっていう魔物。あなたたち程度では使役できない最強の魔物なんだから」

セイバー「そんなものが…」

イリヤ「そろそろ終わりにしてあげるわ。バーサーカー終わりにしちゃって」

バーサーカ「■■■■ーーーッ!!!!」ヒュン

セイバー「ここまでか…」

シロウ「くそ…セイバー!! ひぎぃ!」ゴッスン

セイバー「士朗殿…!!」

イリヤ「な、なによ…これ、こんなのつまんない!バーサーカー帰るわよ」

バーサーカー「■■…」シュウウウ

イリヤ「凛、次にあったら殺すから」スタスタ

凛「……」

アーチャン「凛、士朗殿の手当てを!!」

凛「はっ…!あ、あんたなにやってんのよ!もう助けるなんてできないっていうのにぃー!!」

シロウ「……」

………
……


シロウ「…ん」

シロウ「ここは…俺の部屋?」

シロウ「夕べは…どうしたんだっけ?記憶が混乱してるな…」

凛「あら、おきたのね?」

シロウ「遠坂?なんでここに…昨日はたしか…」

凛「待った…まずはここまで運んであげたお礼が先でしょ?」ニコ

シロウ「運んで…?あ、そういえば…!!俺あの化物に…。あれ、俺なんでいきているんだ…」

凛「あの後、勝手に回復し始めたのよ。まったく、サーヴァントを守るマスターなんて前代未聞よ」

凛「あなたが死んだら、セイバーだって死んでしまうのよ?」

シロウ「……」

凛「衛宮くん、これからどうするつもり?」

シロウ「俺は…聖杯なんて興味ない。ただ10年前のような事件が回避できれば…」

凛「あんた…それ聞いたらセイバーおこるわよ?」

シロウ「え?」

凛「サーヴァントだって、無償で従ってくれるわけじゃないのよ?彼らが聖杯のために戦うのは、サーヴァントである自身もその恩恵を与えられるためよ。それぞれがかなえたい願望があるの」

凛「ま、あのセイバーは欲がなさそうだけど…」

シロウ「だからって殺し合いは…!」

凛「このままほうっておけば、罪のない人たちが殺されるのよ?」

シロウ「どういうことだ?」

凛「サーヴァントの燃料は魔力よ。魔力があればあるほど生前持っていた力を遺憾なく発揮できるわ」

シロウ「?なにがいいたい…」

凛「サーヴァントは霊体よ…魂を食べてしまえば魔力は回復できる。つまり…魔力を補給するためにサーヴァントを人間に襲わせるマスターもいるのよ?」

凛「で…どうするの?他のマスターが何をしようと傍観してるわけ?」

シロウ「そうなったら…とめるだけだ…」

凛「あきれた…自分からマスターを倒さないけど、他のマスターが悪事を働いたら倒すんだ?」

凛「自分が矛盾しているってことわかる?」

シロウ「都合がいいのはわかってる…でもそれ以外の方針は思いつかない…」

凛「ふーん。ひとつだけ問題点があるけど…いっていいかしら?」

シロウ「なんだよ?」

凛「夕べのマスター、また私たちのこと殺しに来るわよ」

シロウ「……」

凛「じゃあ私は帰るから…」

シロウ「そうか…ありがとな」

凛「あと、あまり私のことを人間扱いしないほうが…楽かも」

シロウ「え?」

凛「じゃ」

シロウ「…あ」

シロウ「はぁ…とりあえずセイバーを探すか」



シロウ「屋敷はあらかた探したあとは、道場だけか…」ガラガラ

セイバー「……」

シロウ(いた)

セイバー「ん?おお、士朗殿目が覚めましたか」

シロウ「あ、ああ…おかげさまで」

セイバー「昨晩は申し訳ありませんでした。主の騎士が主に守られるとは…立つ瀬がありません」

シロウ「いや、いいんだ…このとおりからだも回復したし…」

セイバー「それを聞いて安心しました。ですが、私は主の剣。今後あのような無茶はしないでいただきたい」

シロウ「わかったよ…」

シロウ「……」

セイバー「ん?どうしたのです?士朗殿?」

シロウ「なぁ、セイバー。お前が聖杯を使ってかなえたい望みってなんなんだ?」

セイバー「聖杯…ですか。どんな願いでもかなえることのできる奇跡の願望器」

セイバー「実のところ…、私にはまだ願いがありません。私には記憶がありませんので」

シロウ「あ、ああそうだったな。悪い、へんなこと聞いてしまって」

セイバー「いえ、かまいません。ただ、これからの戦いでそれを見出せればな…と思っています」

シロウ「そうか…」

セイバー「ええ」ニコ

シロウ「なぁセイバー、人を襲って魔力を得ようとするマスターもいるそうだが…」

セイバー「騎士として、剣をもたぬものをあやめてしまうのは騎士の道をはずしてしまう。士朗殿はそんなことしないと思うが」

シロウ「そんなことするわけないだろ!?」

セイバー「そうですね…。無礼なことをいって申し訳ありませんでした」

シロウ「いやいんだ…」グゥー

セイバー「ふふ…さきに食事をしましょうか」

シロウ「あ、ああそうだな。そういえばおまえものは食べられるのか?」

セイバー「ええ。おかしなことを聞きますね?」

シロウ(どうやって食うんだろう

シロウ(さすがに藤ねえや桜に見せられないので…別室に食事をもってくことに)

シロウ「セイバー、食事だぞ」コト

セイバー「これはかたじけない。ありがとうございます」

シロウ「いいって、しばらく同居することになるんだし…」ジィー

セイバー「世話になります。ではいただきます…」モグモグ

シロウ「……」ジィー

セイバー「……」モグモグ

シロウ「……」ジィー

セイバー「ごくん。こほん…士朗殿。じっと見られては食べににくいのですが…」

シロウ「あ、ああ、すまん。な、なぁセイバー、ms族ってどうやって飯を食っているんだ?」

セイバー「ん?なにかいいましたか?」

シロウ「いやどうやって飯を…セイバー「なにか…いいましたか?」

シロウ「…なんでもない」

シロウ「じゃあ、俺は学校行ってくるから」

セイバー「では、私も…」

シロウ「え!?ついてくるのか?」

セイバー「サーヴァントとして、主のそばを離れるわけには…」

シロウ「いや、いいよ…。俺の魔翌力が弱いせいで、セイバーは霊体化できないみたいだし」

シロウ(それに…ms族とか見られたら大変だろ…)

シロウ「それに、学校には大勢人が居る。心配ないから、家で待っててくれないか?」

セイバー「…士朗殿がそうおっしゃるなら私は従います。ですが、約束をしてください」

シロウ「約束?」

セイバー「危険を感じたら、必ず私を呼んでください。士朗殿が私をよんでくれれば、私に伝わります。間に合わない場合は令呪を使用してください」

シロウ「ああ、わかった。約束する」

学校

シロウ「…ん?」

シロウ「ぐっ…」

シロウ(なんだこれ?甘ったるい感じだ…)

わかめ「よう、衛宮。急がないと遅刻しちまうぜ?」

シロウ「あ、ああ大丈夫だ。ちょっと立ちくらみがしただけだ」

わかめ「心配させんなよな…。今にも死にそうな顔してるぜ」

わかめ「…ふふ」

放課後

シロウ「結界?」

凛「そう、この学校にもう一人マスターがいて、結界を張り巡らされているの」

シロウ「あの時の甘ったるい感じはコレだったのか…」

凛「どうやらサーヴァントの魔力を補給しようとしているみたい」

凛「発動させれば、うちの生徒と教師全員が生贄になる」

シロウ「なんだって!?」

凛「でも、結界はまだ不完全のようだし、間違っても発動させることなんてさせわしないわ」

シロウ「いますぐにでも、そのマスターを探し出してやめさせないと!」

女生徒「きゃああああああ!!!」

シロウ「いまのは…悲鳴!?」ダッ

凛「ちょっ、衛宮くん!」ダッ

女生徒「……うぅ」

シロウ「ほっ…。よかった気を失ってるだけだ」

凛「そんなわけないでしょ!?生命力が抜き取られて、かなり衰弱しているみたいね。ちょっとどいてくれるかしら?」

シロウ「あ、ああ」

凛「これぐらいならなんとか助けられる」

凛「verheilt.ich bin verheilt...」

シロウ(どんどん顔色がよくなってる。よかった、助かるみたいだ…)

シロウ「…ん?」

シロウ(あぶない!)

凛「え?」

シロウ「ぐぁ…」グシャ

凛「攻撃!?」

シロウ「くっ、その子は任せた!」

凛「えっ、ちょっと衛宮くん!」

シロウ(どこだ…)

わかめ「ふふふ…」

シロウ「どこだ!」

ヒュン!

シロウ「ぐわぁ!くっ…」

ライダー「…」

わかめ「ははは…!本当に一人でやってくるとはね」

シロウ「慎二?」

ライダー「あなたの…サーヴァントは?呼ばないんですか?」

シロウを木に吊り上げる

シロウ「ぐ…うわあぁっぁ!!!」

わかめ「衛宮はとろいからな。呼び方を忘れたんだろ」

シロウ「まさか…この学校に結界を張ったのは…!!」

わかめ「そう、僕さ。その気になれば一瞬でこの学校の生徒を殺せる」


シロウ「やめろ!!」

わかめ「あ?おまえが僕に指示?うざいんだよ」

シロウ「ぐ…」

わかめ「衛宮、死ねよ…」

ライダー「…」ヒュン

シロウ「くそ…」

バシンバシン

ライダー「!?攻撃が打ち落とされた?」


慎二「くっ…」ダッ

凛「大丈夫!?衛宮くん!」

慎二「退くぞ…!ライダー」

シロウ「助かった。ありがとう」

凛「もしかして、結界を張ったのって…」

シロウ「ああ、慎二のやつだ…!」ギリ

???

キャスター「ふ…」

ヒュン

スケルトンドーガs「ドーガドガドガ…」

シロウ「!?なんだ?」

凛「これは…慎二の魔力じゃないわ。べつのマスターかサーヴァントが召還したものよ!」

スケルトンドーガs「ドーガ!」ダッ

凛「くるわよ!」

スケルトンドーガ「ドーガドガドガ!ドーガ!」

凛「これだけの相手をするのは骨が折れるわね」

シロウ「こうなったら…!」

シロウ(こい!セイバー!)

セイバー「弱いものいじめは、許さん!!」

シロウ「セイバー!ここは頼んだ!」ダッ

セイバー「承った!」

セイバー「はぁっ!」ブン

スケルトンドーガ「ドガ!?」グシャア

セイバー「ふん!」

スケルトンドーガ「ドーガ!」グシャア

二人「はぁはぁ」ダッダッダ

スケルトンドーガ「ドーガドガドガドガ」ワラワラ

シロウ「こんなところにも…!!」

凛「どいて、一気に行くわ」

凛「灰は灰に…塵は塵に…ハァッ!」

スケルトンドーガs「ドガァァ!!」メメタァ

凛「さぁ、結界の起点にいくわよ!」

シロウ「わかった!」

一方そのころ

セイバー「これで…最後…!…なに?」ブン

キャスター「フフ…」ズバ

セイバー「いまのは…わたしと同じ、ガンダム?」

結界

シロウ「ここだな!」

凛「慎二!いますぐ結界をとめなさい!」

慎二「くそ!ライダー!!」

シロウ「!!」

ライダー「ちっ…よけたか」

凛「サーヴァントが出てきたら、こちらもサーヴァントで応戦するしかないわね…」

凛(アーチャー!!)

わかめ「?てっきり、サーヴァントでも呼ぶとおもったけど」

ライダー「……」ヒュン

凛「!!」

シロウ「あぶない!」

ライダー「この場所では攻撃しづらいわね」

凛「くっ、なんでアーチャこないのよ…」

凛(はっ!そうか…!!)

凛「森の妖精!ジムスナイパーカスタム!きなさい!」

アーチャー「わたしは妖精(ry」

アーチャー「かくごぉー!!!」ヒュンヒュン

ライダー「なんだこいつ!?」

慎二「うわぁ!どこの英霊だ!!」gkbr

アーチャー「どうやら私の力に恐れているようだ…」

ライダー「見たことのないやつ…。深入りしすぎると危険ね」

セイバー「士朗殿ー!!」

シロウ「セイバー!無事だったか!」

セイバー「うむ。この方たちが敵ですか?」

シロウ「ああ!」

わかめ「ま、また、きやがった!!うわぁぁぁ!!くるなぁぁぁ!!!」

凛「なんか異常に怯えてるわね…」

ライダー「このままでは…」

ライダー(だが…)ニヤリ

凛「!いけない、ライダーは宝具を使う気よ!!」

シロウ「え?」

セイバー「いけない!伏せて!!」
キィィィン!!

一同「ぐあああぁ!!」

・・・・
・・・
・・


セイバー「くっ…皆さん!無事ですか!?」

凛「ええ…」ボロ

シロウ「な…んとかな」ボロ

アーチャー「……」ボロボロ

凛「いけない、森の妖精ジムスナイパーカスタムがのびてるわ…なんて情けない」

シロウ「そう言うな。森の妖精ジムスナイパーカスタムはストーリーの説明役なんだ。戦闘力に期待しちゃいけない…」

セイバー「どうやら、ライダーとそのマスターはこの場を離脱したようですね」

そのころ

新都

わかめ「くそ!衛宮め…!!」

「なんだ…あれ?」

「なんか荒れてるな…」

わかめ「なにジロジロ見てんだよ!」ゲシ

ゴミ箱「ちょっ、八つ当たりかっこ悪い!」

わかめ「うおおおおおおおお!!!」

凛「結界はまだとかれてないわ…。早く慎二を探さないと…」

シロウ「そう…だな」グラリ

セイバー「士朗殿?」

凛「衛宮くん?」

シロウ「…」バタン

セイバ「士朗殿!」

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----
---
シロウ「…ここは」

凛「あら、気がついた?目が覚めたら、言うことがあるんじゃないの?」

シロウ「遠坂?いたのか…」

凛「居たのかじゃないわよ!ずっと看病していたのにあんまりじゃない?」

シロウ「すまない…また世話になっちまったな…」

凛「ま、まあ別にいいけど…」

シロウ「はっ!そうだ遠坂、学校は?」

凛「…まだ結界は残ってる。一応、あの女子生徒は大丈夫だけど」

シロウ「そうか…。はやいとこ慎二を止めないと…」

凛「そうね…。結界が完成するのも時間の問題だし。そうなったら、二人がかりでも太刀打ちできないかも」

シロウ「そういえば俺の傷は遠坂が手当てしてくれたのか?」

凛「違うわ。また勝手に治ったの。バーサーカのときと一緒。回復力なら超がつくほどすごいけど、あなたには覚えがないのよね」

シロウ「あるわけないだろ?俺だってわけがわからないんだ」

凛「ともかくセイバーに感謝しなさいね。理屈は分からないけど…そうなったのはセイバーのおかげなんだから」

セイバー「士朗殿の調子は?」

シロウ「ああ、セイバー。おかげさまで回復した」

セイバー「それはよかった」

凛「そう、うかうかしてられないわよ。まだ結界がとかれていない」

セイバー「そのようですね…。早いところ、ライダーを見つけなければ…」

シロウ「ああ…もう回復もしたし、急ごう」

凛「とはいえ、セイバーを新都へ連れて行くことはできないわね」

シロウ「すまない…俺が霊体化させるほどの魔力があったら」

凛「気にしないで。私と一緒に慎二の行方を探しましょう。場所が見つかったらセイバーを連れて行けばいいわ」

凛「結界の件もあるし。早いほうがいいわ」

凛「森の妖精ジムスナイパーカスタム!」

アーチャー「……」

凛「なによ、まだいじけてるの?」

アーチャー「そ、そういうわけでは…」

凛「なら慎二を探すの手伝いなさい」

アーチャー「ライダーのマスターですか?それなら、もう場所は知っていますよ」

凛・シロウ「え!?」

アーチャー「新都にあるとあるビルにいると聞いたことがあります」

凛「な、なんで知ってるのよ」

アーチャー「私のスキルに”物知り”があるのをご存知なかったのですか?」

凛「いま知ったわよ…」

シロウ「そういえば…サイコゴーレムも知っていたしな」

セイバー「侮れませんね」

シロウ「もうすぐ夜だし、人目もつかないだろうから暗がりに隠れてセイバーをつれてそこに向かう」

凛「わかったわ。あと、悪いけど、慎二探索隊には参加できないわ」

シロウ「学校の危機だぞ!?」

凛「私は私でやることがあるから。いい結果を期待してるわ」

夜、某ビル

シロウ「ここが、森の妖精ジムスナイパーカスタムが言っていた場所か…」

セイバー「そのようですね」

セイバー「!?士朗殿」

ガキィン

シロウ「なんだ!」

セイバー「攻撃!?あそこか!」



ライダー「フフ…」



セイバー「追います!士朗殿はそこに!」ヒュン

シロウ「セイバー!!」

シロウ「ライダーは屋上を目指しているのか…!なら、マスターである慎二は!!」ダッ

ビル側面

セイバー「ライダー!!」タタタ

ライダー「ふん…!」ヒュン

セイバー「くっ」ガキィン

ライダー「高いところは苦手のようですね、セイバー!」ヒュン

セイバー「ふっ」シュッ

ライダー「自慢の剣も…ここでは形無しでしょ?」ブン

セイバー「ぐああぁぁぁぁ!!」ヒュー

セイバー「くっ…!」スチャ

ライダー「けど、安心なさい…もうすぐ楽にしてあげるから」シュン

セイバー「屋上へ!?逃がすか!」シュタタタ

エレベータ

ゴォォォォ

シロウ「もうすぐ…屋上!」

ガタン

シロウ「!!」

シロウ「くそ!なんで屋上まで続いてないんだよ!」ダッ





イリヤ「ふふ…」

セイバー「ここが、屋上!」シュタ

ピカァァァァ

セイバー「!!」

天馬「モルッサー」

ライダー「ふふふ…」

セイバー「魔法に匹敵する神秘…!幻種か!」

天馬「ナデナデシテー」ビュン

セイバー「くっ…!」

ライダー「よけましたか」

天馬「モルッサー」ヒヒーン

セイバー「ぐああああ!!」ドガァ

ライダー「おどろきました。見かけによらず頑丈ですね、あなたは」

セイバー「ハァハァ…。神代のものを持ち出すとは…なかなか業が深いようですね!ライダー!」

ライダー「せいぜい恨みなさい!あなたでは私の子にすら触れられないのだから!!」

天馬「ブルスコ…ファー」ヒヒーン

セイバー「くっ…このままでは」フッ

セイバー(この場に士朗殿はいない…。ライダーが無防備になる瞬間を待つ。守りに徹してしのぎきる!)

バン!

シロウ「セイバー!」ハァハァ

セイバー「士朗殿!?なぜここへ!」

わかめ「はーはっはっはっは!!」

シロウ「慎二!?どこだ」

わかめ「これが僕とお前の力の差だ!」

シロウ「どこにいる!」キョロキョロ

わかめ「おまえとおまえのよくわからんサーヴァントもこれで終わりだ!」

わかめ「なに、知らない仲じゃない。苦しまないよう、一瞬で殺してやるよ!」

わかめ「やれ、ライダー!まずはそこのよくわからない怖いさまようよろいみたいなやつからだ!」

わかめ「手足一本残すなよ?」

天馬「ブルスコブルスコ…モルスァ!!!」ヒヒーン

シロウ「セイバー!!」

セイバー(くっ!こうなったら宝具を!!)キィーン!!

ピカァァァァ!!!

シロウ「なんだこの光は…」

セイバー(私自身も記憶をなくしているから…どんな宝具か分からない…だが、ここで死ぬより!)

ライダー「なに…?」

石版「おいすー」フヨフヨ

セイバー「石…版?」

ライダー「どうやら、余興はここまでのようですねセイバー」

ライダー「私の宝具は強力ゆえ、どうしても人目につく…」

ライダー「けれど、ここなら覗き見される恐れはないの…」ピカァァ

セイバー「それが貴様の宝具か。ライダー」

ライダー「この子は戦いに向いていない…。やさしすぎるから、こんなものでも使わないと、その気になってくれないの」

ライダー「はっ!!」バシン

天馬「なでなでしてー!!!!」ヒヒーン

ライダー「消えなさい!セイバー」キュイーン

セイバー「一か八か…。この宝具に頼るしかないようですね」

石版「」

セイバー「呪文がかいてある…よめるぞ」



セイバー「オーノホ…ティムサコ…タラーキィィィ!!!!!」



シロウ「石版が…、セイバーの中に!?」

ボゥ!

シロウ「剣が炎に包まれて…盾も変わった?」

セイバー「力があふれてくる。私はこの力の使い方を知っている…」

セイバー「うぉぉぉぉ!!!!」キュイーン!!

シロウ「今度は剣からでた光が空に向かって!?」

スバーーン!!

シロウ「うわ稲妻がセイバーに!」

セイバー「うわぁぁぁぁ!!!」

シロウ「セイバーのよろいが変わった!」

セイバー「これが…三種の…神器?」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm14777754

上空

天馬「ヒヒーン!!!」ゴォ!!!

ライダー「ベルレフォーン!!!」



セイバー「悪よ滅びろぉぉぉ!!!!!!!」

ライダー「う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」パァァ

セイバー「や、やった…」

シロウ「やったか!」

わかめ「あああ、燃える!令呪が燃えちまう…!」メラメラ

シロウ「慎二!!」

わかめ「ひ、あ…うわぁぁ」ダッ

シロウ「待て!」

セイバー「くっ」バタン

シロウ「セイバー!!」

シロウ(衰弱してる。さっきの装備はそんなにも負担を?)

シロウ「しっかりしろセイバー!!」

セイバー「ハァハァ…」

シロウ「セイバー!!!」

???「騎士ガンダムよ…」

中空に紋章が浮かぶ

シロウ「おまえは!?」

???「我の名はジークジオン」

???「愚かな…われらに逆らうとは…」

???「騎士ガンダムよ…正しい心だけでは勝つことはできぬぞ?ふはははは!」

???「お前の未来には氏が待っている…。われに従わぬものは滅びるがいい!」

セイバー「うう…おまえは」

シロウ「セイバー大丈夫なのか?」

???「おまえらはライダーのマスターを倒したが、やつが作った結界はまだ壊れていない…」


シロウ「なんだと!?」

???「我の従者が結界を乗っ取ったのだ!ふははは!」

???「結界の範囲は学校にだけでとどまらぬ」

セイバー「どういう…ことだ?」

???「結界は冬木市全域にまで広がりつつあるのだ…」

???「結界が完成したとき、我の肉体はこの世界に受肉する」

???「せいぜい指をくわえているのだな!はーはっはっは!」シュウウウ

セイバー(一体何者なのだ…ジークジオン…。だが、どんなものであれ、正しい心を否定するというなら、私は戦う!)

衛宮邸

シロウ「セイバーの様子はどうだ?」

凛「あの様子じゃ、しばらく目を覚まさないでしょうね」

シロウ「そうか…。遠坂がいてくれてよかった」

凛「私はなにもしてないわ…。それより、なにがあったか説明してくれる?」

シロウ「ライダーを倒した…。セイバーが宝具を使ってライダーを倒した後、倒れたんだ」

凛「宝具ね…。それがなんなのか追求はしないけど」

凛「このままじゃ、セイバーが危ない」

シロウ「!?なんだって?

凛「見たところ、セイバーの魔力はその宝具の使用で枯渇しているわ」

シロウ「なんとか魔力を補給できないのか?」

凛「前にも言ったけど、セイバーを人に襲わせる…」

シロウ「そんなのセイバーは望んじゃいない!」

凛「でしょうね。このままいけば、セイバーは普段どおりにまでは回復するでしょうけれど…ライダーを倒したほう具は使えないわ」

シロウ「なら…それでいいじゃないか」

凛「宝具なしで聖杯戦争を乗り切れるほどこの戦いは甘くないわ」

シロウ「……」

シロウ「なぁ、遠坂」

凛「なに?」

シロウ「悪いニュースがひとつあるんだが、いいか?」

凛「セイバーに続いて、これ以上まだなにかあるの?正直あまり聞きたくないわよ」

シロウ「それが、学校に張られた結界はまだ壊されちゃ居ない」

凛「!?なんですって」

シロウ「ライダーを倒したとき、変なやつが現れたんだ。そいつがライダーの結界を乗っ取ったって」

凛「うそでしょ!?仮にもあの結界はライダーの宝具のひとつのようなものよ!それを乗っ取ったですって!?」

シロウ「お、おちつけって!」

凛「…はぁ、そうね。おそらくだけど、そいつきっとキャスターのサーヴァントよ」

シロウ「サーヴァント!?」

凛「とはいっても、キャスターですら他人のそれも神代クラスの英霊が作った結界を書き換えることは難しいのに…それを乗っ取るとなると、そのキャスターの力は下手したらバーサーカーのタッグより上かもしれない」

シロウ「そんなやつが…。そいつは、じぶんのことをジークジオンと名乗っていた」

凛「ジーク…ジオン…。聞いたことのない名前ね。でも真名をさらすなんて、なめられたものね」

シロウ「森の妖精ジムスナイパーカスタムならなにかしっているんじゃ?」

凛「聞いてみるわ」

凛「森の妖精ジムスナイパーカスタム!」

アーチャ「お呼びですか?」シュタ

凛「ジークジオンって名前、あなたの世界で聞き覚えないかしら?」

アーチャー「ジークジオン…!」

凛「知っているのね!?」

アーチャー「闇の皇帝ジークジオン…その名をこの地できくことになるとは…」

シロウ「そいつがこの冬木市に現れようとしているんだ」

アーチャー「やつは危険です!出現してしまえば、この地は焦土と化してしまう!」

凛「それだけは避けないとね」

シロウ「ともかく、セイバーが動けない限りはこちらも動きようがない」

シロウ「セイバーの様子をみてくる」

凛「ええ」

------
寝室

セイバー「……」スゥスゥ

シロウ「セイバー…。すまないな魔力が供給できないばっかりに」

シロウ「…それにしても、ジークジオン」

シロウ「やつだけはこの地に受肉させるわけにはいかない。また10年前を繰り返すわけには!」

シロウ「…早く元気になってくれよ…。セイバー」

シロウ「…」ウトウト

シロウ「…」スゥスゥ

-----
----
---

真悪参「はぁ…はぁ」

<ハグギンノタテヲウバッタウラギリモノハコッチカ!

真悪参「ちっ!」

<ハヤクオエー!

真悪参(この白銀の盾さえあれば!)

バリッ!ピカァ

真悪参(なんだ?稲妻が!)

ドッシャーン!!

真悪参「ぐああああああ!!!」

-----

光の玉が時空を裂いて、上っていく

○「」

騎士(善)の心と

●「」

竜(悪)に分かれて


-----
----
---
シロウ「ん…。いけね、眠っちまったのか」

セイバー「スゥスゥ…」

シロウ「いまのは…夢?セイバーに似たやつがでてきたけど」

シロウ「なんだ…夢をみてから妙に体が熱い…」

セイバー「…」

シロウ「人に襲わせないでもしないと、セイバーは…」

シロウ「でも、学校でみたような犠牲者を増やしたくない」

公園

シロウ(ほかのマスターを倒して、聖杯戦争を終わらせるためには、セイバーを回復させなきゃいけない)

シロウ(令呪を使えば…人を襲わせて、魔力を補給することはできる。けど、俺もセイバーもそんなこと毛頭にない)

シロウ(いや…そんなことなしで、俺は単純にセイバーに消えてほしくない)

シロウ(俺は、騎士としてのあいつの正義をみていていつの間にかあいつに惹かれていた)

シロウ(いつか親父が言っていた、すべての人を助けることはできないという考え)

シロウ(あれが親父が全うしてきた正義の上で見出した結論なら、セイバーなら自分の正義にどんな解答を見出すのか)

シロウ(最後まであいつをみていたい…)

イリヤ「居ないと思ったら…」

シロウ「!?イリヤ」

イリヤ「浮かない顔してるけど、なにかあったの?」

シロウ「悪いけど、いまお前と話してるほど余裕がない」

イリヤ「セイバーが消えかかってるんでしょ?」

シロウ「!」

イリヤ「シロウがそんなことだから、ライダーのマスターにも逃げられるんだよ?」

イリヤ「負けたやつなんて殺しちゃえばいいのに!」

シロウ「おまえ、まさかあの場に居たのか…!」

イリヤ「ええ、居たわ。さすがにビルの中だと様子を見ることしかできなかったけど」

シロウ「イリヤ…おま」

シロウ(なんだ…体が動かない…!)

イリヤ「もう金縛りになったんだ。シロウったら、守りも何もないもの」


シロウ「いり…や」

イリヤ「動こうとしても無駄よ…私ね今日はお話をしにきたわけじゃないの」

シロウ「殺す…気か」

イリヤ「どうせセイバーももうすぐ消えちゃうし…なら早いほうがいいよね」ニコ

シロウ「く…そ」ガク

アインツベルン城

シロウ「ん…ここは」

イリヤ「あ、おきたんだ。もう声くらいは出せるでしょ?」

シロウ「…ああ、自分が捕まっていることを理解できるぐらいにははっきりしてる」ムス

イリヤ「なによ、不満でもあるの?捕まえた敵は普通なら地下牢いきよ」

イリヤ「ここは樹海のなかのお城よ。誰も助けに来ないし、邪魔なんてされないわ」

シロウ「なんで俺をここにつれてきた? おれをころすつもりならあの公園でも良かっただろ」

イリヤ「?なんで? わたしはシロウをころすつもりなんてないよ。他のマスターならころすけど、シロウはころさないもん」

イリヤ「ねぇ、シロウ。私のサーヴァントにならない?そしたらころさなくてもいいもん」

シロウ「なんだと?」

衛宮邸

セイバー「…ん」

セイバー「ここは…そうか、わたしは宝具の力の負荷で倒れて…」

セイバー「士朗殿は、いずこへ…」キョロキョロ

セイバー「魔翌力もこの屋敷に感じられない。とても遠くに居る…」

セイバー「一体どうすれば…む」


凛「」


セイバー「あれは、凛殿…。凛殿!」

凛「ん? あら、セイバー目が覚めたのね?」

セイバー「ええ。おかげさまで…それで、士朗殿が」

凛「シロウがどうしたの?」

セイバー「わずかに士朗殿の魔力を感じますが、とても遠くに感じます。おそらく敵の手中かと…」

セイバー「申し訳ないが、今の私では主を守ることができない。どうか力添え…できないだろうか?」

アーチャー「ふむ、おそらく相手はあのアインツベルンの娘。いくのなら、急がねばなるまい」

凛「バーサーカータッグが相手!? セイバーいくらなんでもそんな体では無謀よ!」

セイバー「戦えます…。士朗殿をほうっておくわけには行かない」

凛「…わかったわ。私もついていく」

セイバー「凛…!! 感謝痛みいります」


凛「でも、ここから相手の根城まで行くのに時間かかるわよ。セイバーもこんな状態だから」

セイバー「それなら、ご心配なく…」キュイーンガシャン

アーチャー「へ…!」

アーチャー・凛「変形した!?」

セイバー「私の霊装のひとつ、ケンタウロス。これは普段の自分のもうひとつの姿でもあるので、魔翌力の消費をせずに音の速度で彼奴の根城までいけます」

凛「あなたには、なにかできないの?」

アーチャ「さすがに変形は…」

凛「とはいっても…。あの巨人をどうやって攻略するのかしら」

アーチャー「…。妖精たちの伝説の中に、光の弓と矢の話があります…。」

凛「光の、弓と矢…?」

アーチャー「はい、巨人を倒すことができる、弓矢の話です。でも話だけで、わたしはその弓矢を見たことがありません…」

凛「だめじゃないの…」

アインツベルン城

イリヤ「ね?シロウ、私のサーヴァントになりなさい」

シロウ「むちゃくちゃだ」

イリヤ「だって、セイバーが消えたら、戦う手段がないでしょ? マスターでいてもしょうがないじゃない」

シロウ「違う、セイバーはまだ消えちゃ居ない!」

イリヤ「ふーん、でもあんな状態ならすぐにやられちゃうよ?」

イリヤ「シロウはここにいればいいの。わたしがずっと守ってあげるから」

シロウ「はなれろ、イリヤ。どんなに揺さぶっても、俺は…」

イリヤ「もう、シロウは分かってないな。シロウはいま籠の中の小鳥なんだから」

イリヤ「あんまり私を怒らせるようなことしちゃだめ」

イリヤ「それに、十年も待ったんだもの。こんなに簡単にころしちゃつまんないもん」

シロウ「……」

イリヤ「もう一度きくわ。シロウ、わたしのサーヴァントになりなさい」

シロウ「…イリヤ、お前の言うことはきけない。俺にはセイバーがいる。だから俺はマスターとして戦うだけだ!」

イリヤ「そう、あなたまで裏切るの…。今まで見逃してきたけど、もうおしまい。そこで待ってなさい」

シロウ「待て、イリヤ! 一体何をする気なんだ!」

イリヤ「セイバーをころすの。そうすれば、シロウは少しは後悔するでしょ?」

シロウ「なんだって!? やめろ、セイバーと遠坂は関係ない!」

イリヤ「そう…、けど二人はころすわ。その次はシロウ…あなたの番よ!」

イリヤ「わたしのものにならないのなら、シロウなんていらないもの」

シロウ「おまえが俺をころすのは勝手だが…、二人をころす理由なんて!」

イリヤ「マスターを生かしておけないわ。それが聖杯戦争でしょ?」

シロウ「ばか!人を簡単にころすだなんていっちゃいけない」

イリヤ「あら、残念ね。わたしもう他のマスターころしちゃってるんだよ?」

シロウ「なに!?」

イリヤ「昨日の話だけど、予想外といえば予想外だったかな」

イリヤ「ライダーのマスター。お兄ちゃんがころすと思っていたのに」

シロウ「おまえ、慎二をやったのか!?」

イリヤ「ふふ、お兄ちゃんてば甘いよ。ほんとは横取りって好きじゃないんだけど。お兄ちゃんがころさないから」

イリヤ「ふふふ、それじゃあいってくるわ。せいぜい逃げるどりょくでもしてなさい!」バタン

シロウ「イリヤ!まて!イリヤ!!」

シロウ「くそっ!早くとめないと、セイバーたちが…!!」ジタバタ

シロウ「まだイリヤの魔眼の影響が残っているのか…思うように体が!」

シロウ「なら…少し荒っぽいが、魔翌力で洗い流す!トレースオン!」キィィン

シロウ「…!?」ゴフッ

シロウ「体に負荷が…。でもじっとしていられない…!一刻も早く脱出しないと。よしっ」キュイン

???

キャスター「…くくく、呪術師メッサーラよ。いくが良い…」

メッサーラ「はっ、闇の皇帝ジークジオン様に栄光を!!」ヒュン

アインツベルン城

セイバー「ふぅ…ようやくつきましたね…」パカラ

凛「ありがとう、セイバー。…アインツベルン城、ここにシロウが?」

セイバー「ええ…。士朗殿の魔力を感じます」

凛「ここまで来たら後戻りはできないわ。覚悟はいいかしら?」

アーチャー「相手はスダドアカワールドに音の聞かせた伝説の巨人。一筋縄ではいきません」

セイバー「承知しています。何があっても、関係ありません…。サーヴァントとして、騎士として主を守るのは当然」

凛「待って、森の妖精ジムスナイパーカスタムとセイバーは気配を消して…」

セイバー・アーチャ「了解…」

セイバー「!!待ってください!何か様子がおかしい」

凛「なに?」


セイバー「この魔力の気配は…!以前、学校で感じたものです!」

凛「なんですって!?」

アーチャー「また以前の魔物ですか?」

セイバー「ええ…少し、様子を見てみましょう」

凛「わかったわ…。!?みて…あそこ」

イリヤ「」

凛「隠れて…」ボソ

セイバー・アーチャー「」ササッ

イリヤ「…」スタスタ

イリヤ「!?…なにか魔力の気配を感じるわ…」

???「…」フシュウウ

ヤクトドラゴン「グォォォ!!!」

イリヤ「…!!」

イリヤ「なによ、これ…。こんな禍々しくて、邪悪な魔翌力みたことない…!」

イリヤ「バーサーカー!!来なさい!」

バーサーカー「■■■ーァッ!!」

イリヤ「やっちゃえ!バーサーカー」

バーサーカー「■■■■ッ!!!」ブン

ヤクトドラゴン「グァァァァッ!!!」ドスン

イリヤ「ふ、ふん!なによ見掛け倒しじゃない…!」

???「…」フシュウウ

ジャイアントジオング「ごぉぉぉ!!」

イリヤ「ひっ…!ま、また!? バーサーカー!蹴散らしなさい!!」

バーサーカー「■■■■ッ!!!」

ジャイアントジオング「がぁぁぁ!!」バタン

???「…」フシュウ

ヒドラザク「ザークザクザク!」

イリヤ「また!? けど無尽蔵に沸いてくるわけじゃ…。もう一回よバーサーカー!!11」

バーサーカー「■■■■ッ!!!」ブン

ヒドラザク「ザクーッ」バタン

???「…ふふふ、さすがにやりますね」

イリヤ「誰!?」

メッサーラ「私は呪術師メッサーラ。我が主の命により、あなたはここでしんでもらいます。いでよ…泥の巨人よ」

マッドゴーレム「マッドォォォ!!!」

イリヤ「な…!?巨人!?」

メッサーラ「さぁ、マッドゴーレムよいくが良い!!」

マッドゴーレム「マッド!!!」

イリヤ「くっ、バーサーカーいきなさい!」

バーサーカー「■■■ッ!!!」

セイバー「な…!巨人が…」アーチャー「…二人!?」

凛「厄介なことになったわね。あれほど巨大な魔物を召還できるスキルがあるなんて…。でも、あの二体がつぶしあってくれれば好都合だわ」

セイバー「バーサーカーのマスターがもう一体の巨人に気を取られている間に士朗殿の救出に参りましょう!!」

凛「そうね…今のうちに。いくわよ!森の妖精ジムスナイパーカスタム!!」

アーチャー「了解です!」

バーサーカー「■■■ーーーーッッ!!!」ブン

マッドゴーレム「マッドォォォオオ!!」ブン

バーサーカー「■■■ーー!」グラリ

マッドゴーレム「マッドォ!!」グラリ

イリヤ「バーサーカー!くっ…」

メッサーラ「ふふ…さすがは伝説の巨人。やりますね、ですが…これしきのことで倒れるマッドゴーレムではありませんよ!」

マッドゴーレム「マッドォ!!」スタ

イリヤ「くっ…!くびりころしなさい!バーサーカー!!」

バーサーカー「■■■ーーーーッッ!!!」スタ

城内

シロウ「ふっ、くっ…! もう少し…、抜けた!!」

シロウ「よし…早くセイバーたちに知らせないと…」ガチャ

足音「スタタタタ」

シロウ「!?誰かくる? 糞!こんなときに見回りかよ…!」

セイバー「ん…? 士朗殿!!」

シロウ「セイバー!!」

セイバー「無事だったんですね」

シロウ「どうしてここに!」

セイバー「それはこっちのせりふです」

凛「思ったよりも元気そうね。これなら、私たちが出向くこともなかったかしら」

アーチャー「まぁまぁ…。士朗殿も無事で何よりです」

シロウ「遠坂まで…!」

セイバー「私が頼んだのです。士朗殿がイリヤスフィール嬢に拉致されたので」

凛「まっ、協力関係にあるわけだしね。さ、イリヤスフィールが戻ってくる前に早く!」

シロウ「ああ!」

セイバー「ええ…!…ん!?くっ」

シロウ「セイバー!大丈夫か?」

凛「さすがにやみあがりにきつかったかしら…」

アーチャー「この調子だと…バーサーカーにせよ、あの正体不明の敵せよ衝突はさけたいですね」

シロウ「なにかあったのか?」

凛「以前、学校を襲った敵がまた現れたのよ」

シロウ「前に遠坂がいってたキャスターか」

凛「ええ…。私たちが突入する前にバーサーカータッグと衝突したわ」

凛「バーサーカータッグが優勢だったけど、キャスター陣がバーサーカーと同じ巨人を召還したの」

シロウ「なんだって!?」

凛「そろそろ決着のつくころかしら…」

シロウ「イリヤが危ない…!」ダッ

凛「ちょっ!シロウ!?」ダッ

アーチャー「一人では危険です!」ダッ

セイバー「ふぅ…やれやれ、おちおち休んでいられませんね」ダッ

バーサーカー「■■■ーッ」ブン

マッドゴーレム「マッドォォォォオオオ!!!」バターン

イリヤ「やったわ!」

メッサーラ「ふふ…余所見はいけませんよ」

イリヤ「え…?」

メッサーラ「ふんっ!」キュイン

イリヤ「きゃあ!」

メッサーラ「これが、伝説の巨人を操る水晶玉…」

イリヤ「そ、それは…か、返しなさい!!」

メッサーラ「うっとおしい!」ブン

イリヤ「ぐっ…」バタン

メッサーラ「サーヴァントといえど、伝説の巨人は強力すぎる…。こんなものがなければ、まともに服従してはくれない」


メッサーラ「逆に言えば…、これを奪えば伝説の巨人を使役できるのだ!フハハハハハ!!」

イリヤ「そ、そんな…」

メッサーラ「さぁ、伝説の巨人よ!我が手中になれ…!!」

バーサーカー「■■■!!」

メッサーラ「手始めにそこのマスターをころすのだ!」

バーサーカー「■■■■ーッ!!」ガシィ

イリヤ「ぐっがは!!!」グギギ

セイバー「その子を放せ!」ザシュ

バーサーカー「■■■ッ!!」パッ

イリヤ「ぐっ」ドタ

シロウ「大丈夫か!イリヤ!」

凛「もう、お人好しなんだから…」

メッサーラ「む?なにやつ!」

セイバー「私の名は騎士ガンダム!正義の名の下に悪を滅ぼす!覚悟ぉぉ!!」シュン

メッサーラ「ふん、うっとおしい蝿だ。ムービ・ルフィラ!!」ビビビ

セイバー「効かぬ!」キィン

メッサーラ「なに!?ええい、巨人よ…やってしまえ!」

バーサーカー「■■■■ーッ!!」ブン

セイバー「くっ」ヒラリ

メッサーラ「ちっよけたか…。だが、いつまでもつかな? ムービ・ルフィラ!!!」ビビビ

セイバー「多勢に無勢とは卑怯な…」

メッサーラ「いってろ!勝てばよいのだ!」ビビビ

バーサーカー「■■■■ーッ!!」バシィ

セイバー「ぐあぁあああ!!!」ガキィ

シロウ「セイバー!!」

凛「まずいわね。セイバーの魔力は残り少ないし…」

アーチャー「一時撤退を!!」

凛「そうね…。セイバー!いったん退くわよ!」

セイバー「く、くそ…やむをえない!」

メッサーラ「おっと…。そう簡単に逃すと思うのか?」

バーサーカー「■■■■!」

凛「くっ…!!」ギリ

アーチャー「凛殿…」

凛「なに?」

アーチャー「ここは私に任せてセイバー殿を…」

凛「あなた一人で!?無茶よ!」

アーチャー「いまやらねば、全滅してしまいます!」

凛「でも…」




アーチャー「凛殿!ここから先は、戦士の役目だ!!」

凛「森の妖精ジムスナイパーカスタム…」

凛「…わかったわ。でも、必ず戻ってくること。約束よ!!」

アーチャー「御意!!」

凛「シロウ!セイバーを担いで逃げるわよ!私はイリヤスフィールを」ダッ

シロウ「わかった!セイバー肩を貸すぞ」

セイバー「面目ない…」

凛(ジムスナイパーカスタム…)

メッサーラ「ふふ…一人で大丈夫なのか?」

アーチャー「貴様らなど、とるに値しない!」

メッサーラ「あれだけの啖呵を切っといて、がっかりさせるなよ?いけ、巨人よ!」

バーサーカー「■■■ーッッ!!」ブン

アーチャー「ギガサーベ!!」キィィン

バーサーカー「■■!?」

メッサーラ「なに!?真空で剣を作り出しただと!?」

アーチャー「はぁ!!」ヒュン

メッサーラ「くっ…ムービ・ルフィラ!!」

アーチャー「甘い!ギガパーム!!」ボォォォオ!!

メッサーラ「ぐあああ!!く…くそがぁぁ!!!」

アーチャー「この妖精ジムスナイパーカスタム、我がマスター遠坂凛の命より、ここから先は一歩も通さん!」

メッサーラ「やってしまえ!巨人よ!!」

バーサーカー「■■■ーッッ!!」ブン

アーチャー「くっ…」ヒラリ

メッサーラ「ふ、ふはははは!!そうだ、こちらには伝説の巨人がいる。万が一にお前が勝てる要素など微塵ともありはせんわ!!」

メッサーラ「しねぇ!ムービ・ルフィラ!!」

アーチャー「遅い!」ビュン

メッサーラ「ぐ…かはっ!」

アーチャー「おまえ…、正規のサーヴァントではないな?」

メッサーラ「な、なにを言っている!?わたしは正真正銘のサーヴァントだ!」

アーチャー「正規のサーヴァントなれば、英霊として召還されるにたる逸話、能力がその時代、世界に轟かせるほどの力の持ち主…」

アーチャー「しかし、私とお前の力の差は歴然!!自己の強大な魔翌力とマスターの供給を受けてこの地に下りたならば私と対等の力を持っているはず」

アーチャー「バーサーカならまだしも貴様では私の相手にはならぬ…」

メッサーラ「ほざけ!魔王サタンガンダム様に泥を塗るわけにはいかぬ!」

アーチャー「魔王…ガンダム!?」

メッサーラ「隙を見せたな!いけぇ巨人よ!」

バーサーカー「■■■ーッッ!!」ブン

メッサーラ「くらえ、ムービ・ルフィラ!!」ビビビ

アーチャー「しまった…!!ぐぁああ!!」メメタァ

メッサーラ「ふふふ…形勢逆転だな!」

アーチャー「く…くそ」

メッサーラ「とどめだ!やれ、巨人よ!!」

バーサーカー「■■■ーッッ!!」

アーチャー「フゥ…凛殿にかっこつけたからにはコレは使いたくなかったが…いかしかたない」

アーチャー「はぁっ!!」チュミミン

メッサーラ「な、なんだ!?やつの体からまばゆい光が!!」

バーサーカー「■■■ーッ!」

パァァァァ

???「私たちはラクロアの守護天使」

???「ラクロア騎士団アル」

???「盟友、森の妖精ジムスナイパーカスタムきっての願いより」

???「この地に舞い降りた」

アムロ「騎士アムロ!」

ネモ「武闘家ネモアル!」

ガンタンク「僧侶ガンタンク!」

ガンキャノン「戦士ガンキャノン…」

一同「われらラクロア騎士団が相手だ!!」

メッサーラ「く、くそ…」

ネモ「妖精ジムスナイパーカスタム、大丈夫アルか?」

アーチャー「ああ…なんとか」

ガンタンク「巨人か…この世界のものは厄介なものを目覚めさせてしまったようだな」

アーチャー「やつが持っている水晶玉が巨人を操っている!水晶玉を取り返すんだ」

アムロ「水晶玉…あれか!」

バーサーカー「■■■ーッ!」

ガンキャノン「巨人が邪魔で下手に動けん…」

アムロ「私に任せてください!」

ネモ「いけるアルか!?」

アムロ「うぉぉおおお!!」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ブン

アムロ「ぐぁっ!」

アーチャー「気をつけろ!巨人は一筋縄に行かない」

アムロ「不覚です…」

ガンタンク「水晶玉を取り返せさえすればいいのだ。陣形をとって一気に行くぞ」

ガンキャノン「応っ!」

メッサーラ「ふん、所詮烏合の衆よ!いくら力あるものといえこの伝説の巨人にかなうものか!」

メッサーラ「やれ、巨人よ!!」

バーサーカー「■■■■■ーーーッ!!」

アムロ「いくぞ、みんな!」

一同「「「「応ッ!」」」」

メッサーラ「させぬわ、ムービルフィラ!!」

アムロ「くっ」

ネモ「敵は巨人だけじゃないアル!気をつけるアル!!」

ガンタンク「やつは私と騎士アムロで回ったほうがよさそうだ…」

アーチャー「では私たちは巨人を!武闘家ネモ、戦士ガンキャノン!!」

ネモ「任せるアル!」

ガンキャノン「俺たちが気を引いてるうちにやるんだ!」

アムロ「わかりました。行きましょう、僧侶ガンタンク」

ガンタンク「うむ」

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