杏「アサリの柚子胡椒蒸し 杏の甘煮を添えて」 (38)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ


本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第125回」
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第125回」 - SSまとめ速報
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外伝
杏「あんこずのだらだらふわぁず 第4回」
杏「あんこずのだらだらふわぁず 第4回」 - SSまとめ速報
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―事務所―

杏「あぁー……」

杏「こうやって冷房がガンガンに効いてるとこでだらだらしてると」

杏「夏だなぁって感じがするなぁ…」

杏「……いや、全然嬉しくないけど…」

杏「寝てる間に夏が終わればいいのに…」

柚「おはよーございまーすっ!」ガチャ

杏「おー、柚ー、おはー」

柚「杏サンおはよー!すっごいだらだらしてるっ」

杏「夏だからねぇー」

柚「夏じゃなくてもだらだらしてるような…?」

杏「気にしない気にしない」

柚「ところで杏サン、夏と言えばっ」

杏「え…暑い?」

柚「暑いと言えばっ」

杏「…夏?」

柚「夏と言えばっ」

杏「暑い」

柚「暑いと言えば……って、無限ループしてるっ」

杏「他にないもんー」

柚「暑い以外でもう1回!」

杏「えー」

柚「はい、夏と言えばっ」

杏「うーん…カキ氷?」

柚「あ、カキ氷おいしいよね!」

杏「夏の数少ない楽しみだよね」

柚「えーっ、他にも楽しいことたくさんあるよー?」

杏「そうかー?」

柚「ほら、海とか、プールとか!水着とか!」

杏(なるほど、そこに話を持っていきたかったのか…)

杏「水着と言えば、新しいお仕事、随分楽しんでたみたいだねぇ」

柚「えっへへー!楽しかったよー!」

柚「シャボン玉で遊んだり、プールで泳いだりぷかぷか浮かんだり!」

杏「それだけ聞くと本当に遊んでるようにしか聞こえないね…」

柚「ちゃんとお仕事もしたからダイジョーブ!」

杏「ほー?」

柚「柚の水着写真集、楽しみにしててね!」

杏「え、杏も?」

柚「もっちろーん!」

杏「お、おう…まぁ、見せてもらおうかな」

柚「うん!」

七海「あら~?何のお話をしてるのれすか~?」

柚「七海チャンだ!」

杏「やほー。ちょっと、この前の柚のお仕事の話をね」

七海「そうれしたか~!柚さん、クラゲさんみたいにぷかぷか浮いてて楽しそうれした~♪」

柚「でしょでしょ!アタシもクラゲの気分で浮いてたんだ!」

杏(何か凄い意気投合してるぞ…)

七海「七海も、今年こそは泳げるようになりたいれす~」

柚「あれっ、七海ちゃん泳げないんだっ」

七海「そうなんれすよ~」

杏「意外だよねー。魚とか釣りとか好きっていうから、泳ぎも得意なものかと」

七海「よく言われます~」

柚「じゃあじゃあ、プールに練習しにいこっ!アタシも練習に付き合うよっ」

七海「いいんれすか~?」

柚「もちろん!アタシもまたプールに泳ぎに行きたいしっ」

七海「わー!ありがとうございます~♪七海、頑張るのれす!」

杏「頑張っといでー」

柚「杏サンも一緒に行くんだよ~っ」

杏「へ?」

柚「3人でプールに行くの♪」

杏「いやいやいや、何で杏も!?」

柚「だって、この状況で杏サンは誘わないってありえないよ~!」

七海「れすね~」

杏「いや、別に杏の事は気にせずに…」

柚「ダメー!杏さんも来るのっ」

七海「来るのれすよ~!」

杏「えー…やだよー、面倒臭いよー」

柚「シクシク…杏サンは柚達と遊びたくないんだって…」

七海「悲しいのれす…」

杏「ちょっ」

柚「柚達と遊ぶより、涼しいお部屋でだらだらしてる方が良いんだって…」

七海「杏さんにとって、七海達はクーラー以下なのれすね…」

杏「そ、そこまで言ってなーい!わかったわかった、行くから!」

柚「やったー!」

七海「わーい♪」

杏「ぐぬぬぬ…どうしてこうなった…」

柚「じゃ、今度3人の時間が合う時にプールに行くぞー!」

七海「おーっ♪」

杏「はぁ…」

―数日後―

柚「プールだー!」

http://i.imgur.com/SGaTXE5.jpg

七海「プールれす~!」

http://i.imgur.com/4l3vfBt.jpg

杏「本当に来てしまった…」

http://i.imgur.com/6m6qU2k.jpg

柚「よーし、早速…」

七海「泳ぎの練習れすね!」

柚「準備運動をしよー!」

七海「なるほろ!準備運動は大事れす!」

柚「うん、それじゃ、準備運動開始ー!1、2、3、4!」

七海「いち、に、さん、しー♪」

杏「…まぁ、確かに足が攣って溺れたりするのはイヤだし…」

杏「1…2…3…4…」

柚「よし、準備運動終わり!」

七海「これでバッチリれすね!」

柚「みんな、浮き輪の準備はオッケー?」

七海「はーい!」

杏「あるよー。まぁ、杏は浮き輪っていうかボートだけど」

柚「よーしっ、それじゃ入るぞー!うひゃー、冷たっ!」

七海「気持ちいいれすーっ!」

杏「よいしょ…っと」

柚「杏サン、早速ボートで寝てる!」

杏「あー、楽ちんだー」

七海「七海も浮き輪でぷかぷかするのれす!」

柚「じゃあアタシも!」

杏「ふー…この浮いてる感じが気持ちいいね」

柚「だよねっ」

七海「クラゲさんになった気分れす~」

柚「泳ぐ練習する前に、少しこのままのんびりしてよっかー」

七海「賛成れす~」

杏「杏はずっとこのままでいいよー…」

杏・柚・七海「あー……」

―――――

杏「ふぅー……」

柚「ふはー……」

七海「ほぇ~……」

グー

杏「…何か、今音しなかった?」

柚「えへへ、アタシのお腹の音ー」

七海「そういえば、ちょっとお腹空いてきましたね~」

杏「んー…今何時?」

柚「えーっと、時計時計…あった、12時半だね!」

杏「1時間も浮いてたのか…」

七海「このままだと本当にクラゲさんになってしまいそうれすね~」

柚「じゃ、ちょっとお昼ご飯にして、お腹が落ち着くまで休んでから、泳ぐ練習しよっか!」

七海「は~い♪」

杏(杏は2人の練習風景を眺めながらまた浮いてようっと…)

柚「何食べよっかー!」

杏「フードコートがあるんだっけ」

七海「お魚さんが食べられるお店はありますか~?」

柚「うーん、どうだったかなー?」

杏「フードコートで魚料理ってあんまり見かけない気がするなぁ」

柚「あ、イカ焼きなら売ってるよ!」

七海「イカ焼き!いいれすね~♪」

柚「アタシはタコ焼きにしようかなっ」

杏「うーん…杏はどうしよ…焼きそばでいいかな」

柚「じゃ、買ったらまた集合ねっ」

七海「分かりました~っ」

杏「迷子になるんじゃないぞー」

七海「えへへ、大丈夫れすよ~♪」

―――――

柚・七海「いただきまーす!」

杏「いただきまーす」

柚「もぐもぐ……おいしーっ!」

七海「れす~!」

杏「こういうとこのご飯とか、お祭りの屋台のご飯って、なんか美味しく感じるよねぇ」

柚「わかるかもっ」

七海「きっと、みんなでわいわいしながら食べるから美味しいんれすよ~♪」

杏「そういうもんなのかねー…もぐもぐ」

柚「七海チャン、たこ焼き1個とイカ焼き一口、交換しよっ」

七海「いいれすよ~♪」

杏「じゃあ、杏も紅しょうが1本ずつあげるから、たこ焼き1個とイカ焼き一口交換して」

柚「えー!紅しょうがっ!」

七海「紅しょうがより焼きそばがいいれす~っ」

杏「冗談冗談」

―1時間後―

柚「よーしっ、ご飯も食べたし、休憩してお腹も落ち着いたし」

柚「今度こそ泳ぎの練習だーっ」

七海「コーチ、よろしくお願いします!」

柚「うむ!」

杏「頑張れー。杏は見てるから」

柚「杏サンも七海チャンの練習につきあってよ~!」

杏「えー」

七海「そういえば、杏さんは泳げるんれすか~?」

杏「ご想像にお任せしよう」

柚「…杏サンが泳いでるところ、想像できないかも…」

杏「でしょー。ほらほら、杏は2人を見守っておくから、練習頑張れー」

七海「は~い!」

柚「よーし、まずはプールに潜ってみよう!」

七海「分かりました~っ」

七海「………」ブクブク

柚「………」ブクブク

七海「………ぷはーっ!」

柚「ぷはっ…どーお?潜るの大丈夫そう?」

七海「はいっ!大丈夫れすっ」

柚「よーし、じゃあ、次は浮いてみよう!」

七海「おお~っ」

柚「じゃあ、ちょっと見ててねーっ。とうっ」

七海「丸くなってぷかぷか浮いてます!」

杏「だるま浮きって言うんだっけ」

七海「だるま浮きれすか~。メダイの別名に、ダルマって名前があるんれすよ!」

杏「へ、へー…流石、詳しいね」

七海「えへへ~♪」

柚「ぷはっ!こんな感じで、まずは浮けるようになってみよう!」

七海「分かりました~!」

七海「七海、いきます~!」

柚「頑張れー!」

七海「すぅー……んっ!」

杏「おー、浮いてる浮いてる」

柚「七海ちゃん出来てるー!」

七海「…………………ぷは~っ!」

七海「ふぅ…ふぅ…どうれしたか~?」

杏「よかったんじゃないかなー?」

柚「ちゃんと浮けてたよ!」

七海「えへへ~、よかったれす~♪」

柚「こんな感じで、まずは浮く事に慣れていこう!」

七海「は~い!」

―――――

柚「よーし、次は蹴伸びをしてみよう!」

七海「蹴伸び…壁を蹴って、びゅ~んって進むんれすね!」

柚「うん、蹴伸びで進んだら、その後は立って大丈夫だからね!」

七海「分かりました~!」

柚「じゃあ、いってみよー!」

七海「はい~!すぅー………んっ!」

柚「お、上手上手…すっごい進んで…って、あっ!杏サーン!」

杏「んー…?なんだー?って、おわー!?」

七海「わっぷ!?」

杏「ぎゃー!?」

柚「七海チャンが杏サンのボートに激突したー!」

杏「な、何事だー!?」

七海「ぷはっ…何かにぶつかっちゃいました~…って、あれ~、杏さん~?」

杏「転覆するかと思った…」

七海「あ、凄いれす!七海、蹴伸びでこんなに進んでます~!」

柚「確かに、すっごい進んでるけど、途中から斜めになってたね!」

杏「どうやったら、あの位置からスタートして杏のボートに激突するんだ…」

七海「おかしいれすね~…まっすぐ進んだつもりだったのれすけろ~」

―――――

柚「よーし、じゃあ、次はバタ足で進んでみよう!」

七海「ごくり…!」

柚「アタシが手を持って支えるから、ゆっくり進んでみよう!」

七海「ぜ、絶対手を離さないでくらさいね!絶対れすよ~!」

柚「だいじょーぶだよ!離したりしないからっ」

七海「そ、それじゃあ…やってみます…!」

柚「足をしっかり伸ばしてね!それで、バタ足バタ足~!」

七海「はい~…!バタ足…バタ足…!」

柚「良い調子だよ!そのままそのまま!」

七海「あっぷ…あっぷ…!」

杏「頑張れー」

柚「そのまま、顔を水につけて、離してってやってみよう!」

七海「はいっ!すぅっ…んむっ!………ぷはっ!」

柚「その調子その調子!」

杏「この短時間で結構変わるもんだねぇ」

柚「七海ちゃん、一生懸命頑張ってるから!」

杏「だねぇ」

―――――

杏「ん、もうこんな時間かー」

柚「わー、早いっ」

七海「もうそろそろ帰らないとれすね~」

柚「よし、じゃあ七海ちゃん、最後にテスト!」

柚「1人でどれぐらい泳げるようになったか、試してみよう!」

七海「1人で…!分かりました、やってみます~!」

杏「泳げるようになってたりして~」

柚「だといいね!」

七海「ちょっとイメージトレーニングを~」

七海「えーと、壁を蹴って…足をしっかり伸ばして…」

七海「大丈夫れす~っ。やってみますっ」

柚「七海チャンがんばー!」

杏「頑張れー」

七海「いきます~!すぅ……んむっ…!」

杏「お、いった…」

七海「がぼごぼがぼごぼ」

柚「七海チャーン!?」

杏「ありゃー…」

柚「七海チャン大丈夫ー?」

七海「大丈夫れす~。七海、沈没船になってしまいました~」

柚(タイタニック?)

杏(レディ=クリサニア号?)

七海「う~ん、七海、まだまだれすね~」

柚「でも、最初よりすっごく良くなってたよ!」

七海「はい~!次こそは泳げるようになるのれす!」

柚「うん、まだまだ夏は始まったばっかりだもんね!」

杏「んじゃ、そろそろ帰るか~」

柚・七海「はーい!」

柚「えへへ、今日はとっても楽しかったね♪」

七海「はい~!」

杏「うん、浮いてるの気持ちよかったし、よかったかなー」

柚「次は海に行こ!海!」

七海「海~!行きたいれす~!」

柚「ビーチバレーとかもやろ!」

七海「やります~!」

杏「杏は海でもずっと浮いてていいかな…」

柚「海でずっと浮いてたら、いつの間にか沖の方まで流されちゃってるかも…?」

杏「そ、それは困る…」

七海「その時は、お魚さんが助けてくれるのれす!」

杏「え~、そんなまさか~」

柚「でも、そういうのいいよねっ。お魚と一緒に海を泳いだりとかーっ」

杏「あー、なんかファンタジー的な」

七海「いつか、お魚さんと一緒に泳いでみたいのれす~」

七海「その為にも、七海は絶対に泳げるようになるのれす!」

柚「がんばろーね!」

七海「はい~!」

杏「頑張れー」

―次の日―

杏「う~ん…昨日の疲れが残って動けない…」

小梅「そ、そんなに沢山泳いだの…?」

七海「杏さん、ずっとボートでぷかぷか浮いてただけれすよ~?」

輝子「そ、それで疲れが残るのか…?」

幸子「残る残らない以前に、それで疲れるのがおかしいですよね!?」

柚「ぷにぷに……この杏サンのほっぺは嘘をついてる柔らかさだっ」

杏「なんだそれー。いやまぁ、確かに嘘なんだけど」

小梅「う、嘘だったんだ…」

幸子「またレッスンをサボろうと、適当な事を言ったんですね!」

輝子「い…いつものだった…フヒヒ」


おしり

ギャラクシーエンジェル風のタイトル


見てくれた人ありがとう

>>7
>柚「ダメー!杏さんも来るのっ」

ここだけサンじゃない気がする

>>32
本当だ…ご指摘ありがとうございます~

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