リン「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」エリウッド「リンディス……?」 (33)

リン「!! ……み、見てたの?」

エリウッド「あ、ああ……つい……」

リン「……そう、バレたら仕方ないわ」

エリウッド(僕はとんでもないものを見てしまったのか……?)

リン「エリウッド……これを見て」

エリウッド「これは……」

リン「エレブ大陸の人達に聞いた……『名前に『りん』が入ってる好きな人物ランキング』よ」

※キャラ崩壊注意


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436098030

エリウッド「このランキングがどうかしたのかい?」

リン「このランキングはベスト3しか発表されてないけど……兎に角見てみて」

エリウッド「あ、ああ……」

エリウッド(普通にリンディスが一位じゃないのか……?)

エリウッド「……ん!?」

リン「……驚いた?」

エリウッド「なんだこれは……リンディスがランキングに入ってないじゃないか!」

リン「そう……一位は渋谷凛、二位は星空凛、三位は遠坂凛よ」

エリウッド「ちょっと待ってくれ、僕はこの三人を全く知らないんだが……」

リン「私もこのランキングを見るまで知らなかったわ……」

エリウッド「この三人は……一体何者なんだ!?」

リン「……驚かないでエリウッド」

エリウッド「……?」

リン「この三人は……全員二次元よ」

エリウッド「なんだって!? 君は二次元に負けたのか!?」

リン「……」

エリウッド「す、すまない……つい失言を……」

エリウッド「つまり君は……一位である渋谷凛の魅力を知るために……」

リン「ええ……モノマネをしてたの」

エリウッド「それで……何か分かったかい?」

リン「……とりあえずエレブ大陸の人達がクールな人が好きっていうのはなんとなく分かったわ」

リン「そして……」

エリウッド「そして……?」

リン「……私、アイドルになるわ!」

エリウッド「!!?」

エリウッド「ちょっと待てリンディス、どういうことだ?」

リン「彼女に勝つには……同じ土俵で戦わなきゃいけないと思うの」

エリウッド「この渋谷凛というキャラはアイドルなのか?」

リン「そうよ。 二次元は動いてくれないでしょ? だから私が動くしかないじゃない」

エリウッド「リンディス……」

リン「一位になってないってことは……キアランの人達に認められてないってことだと思うの……」

リン「だからこれは……一人前の公女になるためでもあるの!!」

エリウッド(納得……していいのか?……というかサカに帰ったんじゃなかったのか)

エリウッド「ということは……君はこれからアイドル活動を始めるのかい?」

リン「ええ……でも一人じゃ駄目なの」

エリウッド(まさか僕もリンディスの手伝いをするのか? 面倒くさいな……)

リン「プロデュースをしてもらうの……」

エリウッド(ああ、やっぱり……)

リン「……ヘクトルに!」

エリウッド「!!?」

エリウッド「リ、リンディス……僕じゃないのか!?」

リン「ええ、違うわ」

エリウッド「ヘクトルが……あいつがプロデュースなんかできると思うか!?」

リン「う、うるさいわね!! できるわよ!」

エリウッド「そうか……そうやって二人で一つのことをやり遂げることで距離が更に縮まると……」

リン「よ、よく分かったわね……」

エリウッド「なら僕は文句は言わないよ……二人で頑張ってくれ」

リン「……エリウッド、あなたもよ」

エリウッド「えっ」

リン「あなたには……私のライバルユニットをプロデュースしてもらうわ!!」

エリウッド「……はい?」

エリウッド「ま、待ってくれリンディス。 ライバル……そしてユニットだと?」

リン「そうよ、アイドル活動をするのは私一人じゃなくてグループでなの」

リン「そしてライバルユニットがいることで競争心が芽生えて意欲も上がるはずよ!」

エリウッド(ああ……なんて面倒くさいことに……)

エリウッド「それでリンディス……ユニットと言っていたが誰と組むのかは決めているのかい?」

リン「それはまだ決めてないわ、ヘクトルに決めてもらうの」

ヘクトル「あー……斧どこかに落ちてねーかなー」

リン「ヘクトル!?」

エリウッド「ちょうどいい……ヘクトル!!」

ヘクトル「あん? なんだよ?」

ヘクトル「あー……要するに俺とエリウッドがアイドルをプロデュースをするってことか?」

リン「そう! 期間は一週間!!」

エリウッド「一位になりたい割には短くないか!?」

リン「そ、そうかもしれないけど……期間が短いからこそ怠けずに済むでしょ? 長いとまだ先だからいいや〜ってなるし……」

リン「それで一週間後にフェレドームに集合して……そこでお互いの力をぶつけ合うのよ!」

リン「それで見てくれたお客さんにどっちが良かったかを投票してもらうのよ!」

エリウッド「そうか……」

リン「それでヘクトル……あなたに誰をメンバーにするか選んで欲しいの」

ヘクトル「つってもなー……俺、アイドルとか全然興味ねーし……」

リン「あ、そうなの」ゴゴゴゴ

ヘクトル「わ、分かった! やってやるぜ!」

エリウッド(リンディスはいつの間にあんな技を……)

ヘクトル「……よし! もう決めたぜ! ついでにエリウッドの分もな!」

リン「本当!?」

エリウッド「おい、なんで僕の分も勝手に決めてるんだ」

ヘクトル「いいからいいから! お前も絶対喜ぶからよ!!」

エリウッド「僕が……?」

リン「教えてヘクトル!」

ヘクトル「ああ、発表するぜ。 まず俺の方は……」

エリウッド「君の方は……?」

ヘクトル「……フロリーナ、ファリナ、セーラの三人で行く!」

エリウッド・リン「……へ?」

ヘクトル「そんでエリウッドの方はリン、ニニアン、フィオーラの三人だ!!」

リン「待ってヘクトル!! なんで? なんで私はエリウッドの方なの?」

ヘクトル「ん? 俺がお前をプロデュースしなきゃいけないなんて決まりあったか?」

エリウッド「そういえば君はヘクトルにプロデュースしてもらいたいって僕にしか言ってなかったな……」ボソッ

リン「そ、そうね……」

ヘクトル「このメンバーだと全員支援関係があるだろ? 支援関係ないやつと比べたらやりやすいしな」

エリウッド「珍しいな……君がそこまで考えているなんて」

ヘクトル「そんで……今日から一週間、そいつらに歌とか踊りとかレッスンさせればいいんだな?」

リン「そうよ」

エリウッド「リンディス、僕が一人前のアイドルにしてやろう」

リン「エリウッド……」

エリウッド「そしてヘクトルに君の可愛さに気づいてもらうと同時に君をプロデュースすれば良かったと後悔させるんだ」ボソッ

リン「ええ」ボソッ

ヘクトル「お前ら、何こそこそ話してんだ?」

リン「な、なんでもないわ! 兎に角一週間後に会いましょう!」

ヘクトル「おう! ……エリウッド、今回の二カ月に一回の対決はこのアイドルプロデュース対決にしようぜ!! じゃあな!」

エリウッド「ああ!」

フェレ城

エリウッド「……よし! みんな集まっているな!」

リン・ニニアン・フィオーラ「はいっ!」

フィオーラ(エリウッド様にプロデュースされるなんて……なんて素敵///)

エリウッド「そういえばまだ君達には彼女を紹介してなかったな」

ニニアン「彼女……?」

エリウッド「今回、千川ちひろ枠で僕のアシスタントをすることになったルイーズさんだ」

ルイーズ「よろしくお願いしますね」

フィオーラ「よ、よろしくお願いします!」

リン「エリウッド、なんであなたが千川ちひろを知っているの?」

エリウッド「ああ、僕もあれから渋谷凛が登場しているアニメについて調べたんだ……折角だからこういうところも再現しようと思ってね」

ルイーズ「でも、私……アシスタントと言っても何をすれば……」

エリウッド「お茶とかついでもらえますか?」

ルイーズ「分かりましたわ」

ニニアン「あの……エリウッド様」

エリウッド「今の僕はプロデューサーだ、プロデューサーと呼んでくれ」

ニニアン「す、すいませんプロデューサー……」

エリウッド「それで……用はなんだい?」

ニニアン「あの……最初は何をすればいいんでしょうか?」

エリウッド「そうだな……まずは君達の実力をみたい」

リン「実力?」

エリウッド「とりあえず君達の踊りと歌をみてそこから個別に指導しよう」

フィオーラ(エリウッド様の期待に応えないと……)

エリウッド「ルイーズさん、BGMを」

ルイーズ「分かりましたわ」プチッ












エリウッド「よし、大体見せてもらったぞ」

リン「どうでしたかプロデューサー? ……私達の踊りと歌は」

エリウッド「……くそっ!」バンッ!

ニニアン「……プロデューサー?」

エリウッド「誰か一人が踊りが下手だったり音痴だったりして熱血教育をする的な展開をやりたかったのに……」

エリウッド「みんな……それなりに上手いじゃないか!!」バンバン!

フィオーラ「お、落ち着いてくださいプロデューサー!! 机をそんなに叩いては壊れます!!」

エリウッド「うるさーい!」バンバンバンバン!

リン(子どもだわ……)

ルイーズ「プロデューサー、こういう時はお茶をお飲みになっては? どうぞ」

エリウッド「……そうだな、いただく」ゴクゴク

ニニアン「落ち着きましたね……」

リン「手懐けてるみたいだわ……」

エリウッド「うーん……悪くはないんだけど……なんか目新しさがないな」

フィオーラ「目新しさ……ですか……」

エリウッド(……そうだ!!)

エリウッド「リンディス……君は確か履いてないんだったね?」

リン「は、はい……」

エリウッド「……それを押していこう!!」

リン「えっ、ええ?」

エリウッド「ニニアンもフィオーラも履かないんだ!! 『履かないアイドル』として売り出していこう!! 斬新だろ!?」

ニニアン「プロデューサー……いくらなんでもそれは……」

フィオーラ「プロデューサー!!」

ニニアン「ほら、フィオーラさんも……」

フィオーラ「折角なので『儚い』とかけてはどうでしょうか!?」

エリウッド「『儚い履かないアイドル』か!! いいな!」

ニニアン「」

リン「……腹をくくるしかないみたいよ、ニニアン」

オスティア城

ヘクトル「みんないるか?」

セーラ「いまーす!」

フロリーナ「わ、私なんかが……アイドルなんかでいいんでしょうか?」

ファリナ「いいに決まってるじゃないフロリーナ!! あんたも私に似て可愛いんだから!!」

セーラ「そーよそーよ! 私達三人がいれば楽勝よ!!」

ヘクトル「えーと……まずは……何すりゃいいんだ?」

セーラ「えーー!? ヘクトル様、やる気あるんですかー?」

ヘクトル「う、うるせえな!! アイドルとかプロデュースとか分かんねえんだよ!

ファリナ「じゃあなんで引き受けたの?」

ヘクトル「リンに脅迫されちまったんだからしょうがねえだろ!!」

フロリーナ「リ、リンディス様が……?」

ヘクトル「ああ、お前も見てみろよ、絶対怯えるぞ!」

ヴァイダ「……なあ、あんた達がアイドルやってるってのは本当かい?」

ヘクトル「ヴァイダ!? なんでここにいるんだよ」

ヴァイダ「……あたしを」

ヘクトル「……ん?」

ヴァイダ「……あたしをアシスタントにしてくれ!」

ヘクトル「は?」

セーラ「なんでアシスタントなんかになりたいのよ?」

ヴァイダ「あたしはね……エレブ大陸の千川ちひろになりたいんだよ!」

ヘクトル・フロリーナ・ファリナ・セーラ「????」

ヴァイダ「あーもう! 分からないやつらだね!! 要するにヒースのためにアシスタントになりたいってことだよ!!」

フロリーナ「ヒースさんのため……?」

ヴァイダ「そうさ、本当はエリウッドのガキの方に行きたかったけど……既に先客がいてね」

ヘクトル「エリウッドの方にもいるのか」

ファリナ「ヴァイダさんがアシスタントになることでヒースさんが何の得になるの?」

ヴァイダ「なるよ!! 天国のヒースが喜んでくれるよ!!」

ファリナ「あ……ごめん……」

ヘクトル「そういやヒースは……堀北真希に殺されたんだったな」

ヴァイダ「ああそうだよ……許さないよあの女!」

回想

ヒース『……ああくそっ!』

ヴァイダ『どうしたんだいヒース』

ヒース『なんで千川ちひろに投票できないんですか!?』

ヴァイダ(知らないよそんなこと)

ヒース『ああ……俺もいつかマジのプロデューサーになりてえなぁ……』

ヴァイダ『は?』

ヒース『ヴァイダ隊長……俺、いつかプロデューサーになってみせます!!』

ヒース『だからその時は……俺だけのちひろさんになってくれませんか?』ズイッ

ヴァイダ『な、何を訳の分からないことを言ってるんだい///』












ヴァイダ「これであたしがアシスタントにこだわる理由が分かっただろ?」

ヘクトル「悪い、全く分かんねえ」

ヘクトル「とりあえずまずは……歌の練習か?」

ファリナ「そうね」

フロリーナ「ひ、人前で歌うのは……恥ずかしいです……」

セーラ「大丈夫よフロリーナ! 可愛い私がカバーしてあげるわ!!」

ファリナ「ねーねーヘクトル様! 私達が勝ったら報酬は倍ね!」

ヘクトル「分かった分かった」

ヴァイダ「……はっ!!」

ヘクトル「うおおっ!? びっくりしたぜ……」

ファリナ「ヴァイダさん、いきなり声をあげてどうしたのよ?」

ヴァイダ「あんた達を観察して気づいたよ!!」

フロリーナ「気づいた……?」

ヴァイダ「あんた達が……モバマスのキャラと似ているってね!!」

セーラ「??」

ヴァイダ「まずはあんた!!」

フロリーナ「は、はい!」

ヴァイダ「あんたはモバマスじゃないけど……男が苦手なところが萩原雪歩に似てるね」

フロリーナ「は、はい……ありがとうございます……?」

ヴァイダ「次にあんた!!」

セーラ「私?」

ヴァイダ「あんたはその自分に自信があるところが輿水幸子に似てる」

セーラ「えっ、その人も自分のこと可愛いって言ってるの?」

ヴァイダ「最後にあんた!!」

ファリナ「私はどういうところが誰にそっくりなの?」

ヴァイダ「お金にがめついところが土屋亜子にそっくりさ!」

ファリナ「へー、同じ考えの人がいるんだ。 その人と組んだら一儲けできそうね」

セーラ「でも二次元の人でしょ」

ヘクトル「ヴァイダ……その似てるってやつがどうかしたのかよ?」

ヴァイダ「コンサート当日は……そいつらになりきるのさ!」

ヘクトル「は?」

ヴァイダ「あんた達が二次元のキャラを演じることによって全国のアイマスP、モバP共から投票をもらうのさ!!」

ファリナ「……なんとなく分かったわ、でもそれっていいの?」

ヴァイダ「どういうことだい?」

ファリナ「私達がやろうとしていることってアニメとか漫画の実写みたいなもんでしょ? なんかそういうのってあんまりいい話を聞かないんだけど……」

ヴァイダ「分かってないね……あたし達がやるのは実写じゃなくてライブだよ? ……サクラ大戦、ラブライブがどうして愛されているか知っているかい?」

セーラ「ごめん、なんの話かさっぱり……」

ヴァイダ「……兎に角! あたしの指示に従えばエリウッドのガキのグループに勝つのは間違いないんだ!! さっさと役作りに励みな!!」

フロリーナ「は、はい!」

ヴァイダ「ヘクトル! お茶!!」

ヘクトル「お、おう!」

ヴァイダ「さてと……これからカツラと衣装を作らなきゃね……忙しくなるよ!!」

ヘクトル(俺がプロデューサーじゃないのか……?)

こうして一週間、彼女達の試練は続いた

エリウッド「はいっ、そこでみんなお股開脚!!」

リン・ニニアン・フィオーラ「はいっ!」バッ

エリウッド「うん! 最高だ!/// 射精すぞ……!!」

エルバート「……うっ!!」ドピュッ

エリウッド「父上ええええええええ!!! また僕に顔射をおおおおおおおおお!!!」

エルバート「エリウッド……何故こんなことをしていると私に言ってくれなかったのだ」

エリウッド「あなたにだけは死んでも言いたくなかった!」

エルバート「いっそ三人とも裸に……」

エリウッド「エクスプロージョン!!」ドゴォン!!

エルバート「ぐわあああああああ!!」

ニニアン(息子の技だわ……)














セーラ「やっぱりわた……ボクは最高に可愛いですね!!」

ヴァイダ「また間違えたね!! ちゃんとボクっ娘に成りきりな!!」

フロリーナ「私の歌を聴けえ〜〜〜〜〜!!///」

ヴァイダ「あんたも酒を飲まなくても恥ずかしがらずに歌えるようにしな!!!」

ファリナ「なんで私もカツラ作らなきゃいけないのよ……」

ヴァイダ「これ以上文句言ったら報酬減らすよ!」

ファリナ「わ、分かったわよ!!」

ヘクトル「斧磨き斧磨きっと……」

ライブ当日、フェレドーム

セイン「どーも!! MCのセインです!!」

セイン「今日は待ちに待った2組のアイドルグループのライブ!!! 精一杯楽しみましょう!!」

セイン「……おっと!! どっちかに投票するのも忘れずに!! それが今回の目的ですからね!」

セイン「果たして勝つのはエリウッド様率いる『エムブレム娘』か!? それともヘクトル様率いる『ペガサスサンブンノニ』か!?」

セイン「まずは『ペガサスサンブンノニ』の登場です!!」

ワーワー!!

観客「知ってるか? 『ペガサスサンブンノニ』は演劇やるんだってよ」

観客「へー、歌と踊りだけだと思ってたぜ」

フロリーナ「は、萩原雪歩ですぅ……425プロに所属してますぅ///」

観客「うおーーーー!」

観客「リアル雪歩だーーーー!」

観客「クオリティたけーーーーー!」

フロリーナ「きょ、今日は……お友達二人とユニットを組むことになったんですぅ///」

ファリナ「まいどまいどーー!」

セーラ「ボクの所為で人気が偏っちゃいますね!!」

観客「うおーーーー!!!」

観客「リアル亜子とリアル幸子だーーーー!」

観客「クオリティたけーーーーー!」












ルイーズ「プロデューサー……凄い声援ですわね」

エリウッド「あ、ああ……」

リン「だ、大丈夫よプロデューサー! 私達にはエロがあるじゃない!!」

エリウッド「そ、そうだな」

セーラ「そういえばちひろさんがボク達に話があるって言ってましたよ」

ファリナ「そりゃ早く行かないとあきませんわ!!」

フロリーナ「い、行きますぅ///」

パッ

観客「暗転したぞ!!」

観客「これってもしかしてちひろさん登場フラグじゃねえか!?」

観客「マジかよ!!」











フィオーラ「向こうは三人じゃ……」

ニニアン「確かにそうですよね……」

エリウッド(待てよ……千川ちひろ……)

エリウッド(……まさか!!!!)

パッ












ヴァイダ「まったく……あの子達、何やっているのかしら」

一同「!!!!????」

観客「おい! なんだあのババア!?」

観客「あんなのちひろさんじゃねえよ!!」

観客「なんてもの見させてんだ!!」

観客「なんでシャニーじゃねえんだよ! あんたもそう思うだろオージェさんよぉ!?」

観客「帰ろうぜ! どうせこの後も大したことねえよ!」

観客「……まあまあだ」















ヴァイダ「……」

セイン「……みんな帰りましたね」

リン「ちょ、ちょっと! 投票はどうするのよ!」

フィオーラ「折角股開きの練習してたのに……」

フロリーナ「お姉ちゃん、そんなのやってたんだ……」

ファリナ「お金は!? 私達が勝ったら倍になるのよ!?」

エリウッド「こんなことになったのも……全部君の所為だ、ヴァイダ!!」

ヴァイダ「はぁ!? あたしの所為かい!?」

エリウッド「そもそも何故アシスタントの君がしゃしゃり出てんだ!!」

ヴァイダ「あたしはちひろになりたかったんだよ! ヒースに喜んでもらいたかったんだよ!!」

エリウッド「くそ……これまでの一週間が……」

リン「本当よ……」

リン(ヘクトルに私の踊ってる姿を見せられなかったわ……)

セーラ「あれ、そういえばヘクトル様は?」

ニニアン「そういえばいませんね……」

リン「嘘!?」

ヴァイダ「あいつならつまんないから帰るって言ったよ」

リン(じゃあ踊っても意味なかったじゃない……)

エリウッド「この勝負は……来週に持ち越しにするかい?」

リン「……もういいわエリウッド、これ以上あなたに迷惑をかける訳にはいかないもの」

エリウッド「リンディス……」

リン「だから迷惑をかけてもいい人に協力してもらうわ」

エリウッド「迷惑をかけてもいい人……?」

別の日

エリウッド「はぁ……はぁ……///」

ニニアン「はぁ……はぁ……///」

エリウッド「いやあ……ここ最近は父上が城にいないから誰も覗きにこない」

ニニアン「おかげでヤりたい放題ですね///」

エリウッド「そうだね……ひと段落ついたし、テレビでもつけるかい?」

ニニアン「はい」

ピッ

アナウンサー『9人組のアイドル、『エムブレミューズ』が遂にデビューです!!』

エリウッド「……エムブレミューズ?」

アナウンサー『それではメンバーの紹介です!!』

リン『ニャーー!!』

エリウッド・ニニアン「!?」

リン『星空リンニャ! フロちんが大好きニャーー!』

フロリーナ『こ、小泉フロリーナです……///』

ニノ『ニッノニッノニーー! 矢澤ニノにのーー!』

イサドラ『巨乳でもないし関西弁も使えないしポニーテールでもない東條イサドラよ』

プリシラ『常時敬語です……園井プリシラです……』

セーラ『西木野セーラよ! ……って誰が棒読みよ!!』

ルセア『ハ、ハラショー……絢瀬ルセアです///』

ウィルソン『チュンチュン!(南ウィルソンだよ!)』

ロウエン『いやーー! 今日もパンが美味い! 高坂ロウエンです!』

エリウッド「一人変態がいるぞ!?」

アナウンサー『ではプロデューサーにインタビューです!』

ニニアン「プロデューサー……?」

アナウンサー『今後、彼女達はどのような方針で売り出して行く予定ですか?』

エルバート『そうですね……どんな番組にも出れるようにしたいですね』

エリウッド・ニニアン「!!?」

アナウンサー『いよいよデビューですが、今はどんなお気持ちですか!?』

エルバート『私はこの時のために生きてきたのだと思います』

アナウンサー『なるほど……では最後に一言!!』

エルバート『実はこの中で一人だけ性的関係を持ちました』

アナウンサー『!!? あ、ありがとうございましたーーー!』












オズイン『えー……ただいま不適切な発言がありましたことをお詫び申し上げます』

マーカス『お詫び申し上げます』











エリウッド「……」

ニニアン「……」

エレノア「エリウッド……」

エリウッド「!! 母上!?」

エレノア「戦う準備は……できてますか?」

ニニアン「お母さま……まさか!?」

エレノア「エリウッド……私にデュランダルを……」

エリウッド「勿論です……母上!!」

エレノア「……さあ、今こそ戦の時!!」

エリウッド「はいっ!……ニニアン、僕達の戦いはまだまだこれからだ!!」

ニニアン「はいっ! エリウッド様!!」

〜終わり〜

烈火の剣SSを色々書きましたが今回で終わりです、ありがとうございました。

因みにリンはこっちでも嘆いでます
エイリーク「兄上……スマブラに参戦するというのは本当ですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424268149/)

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