海未「ハイレズ音源?」 (41)

海未「アマゾンで高級ヘッドホンとヘッドホンアンプを買いました」ニコニコ


海未「早速セッティングして……あっ、着用する前に一度お風呂に入って体を清めましょう」トタトタ

海未「ヘッドホンと一緒に新しいシャンプーも届きましたし、試してみましょう」



数十分後


海未「さっぱりしました!」

海未「……おや?」

海未「新着のメールが来ていますね」カチカチ

海未「何でしょう……ハイレズ音源?」



件名:当選おめでとうございます。

 園田海未さん。
 はじめまして、ハイレズ音源配信サイト【nishikino-onkyo】です。
 あなたは抽選によって、ハイレズ音源トライアルキャンペーンに当選されました。
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 別次元の音楽体験を是非。
 ★★★あなたにオススメのハイレズ音源は
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海未「いかにも怪しいメールですね……」

海未「しかしそういえば以前……」


 絵里『ハイレズ音源いいわよね!ことり知ってるの!?』
 ことり『知ってる知ってる!すごいよね!』
 にこ『そ、そうなのよね!すごいすごい!』


海未「と部活中に会話していたような気がします」

海未「そんなにすごいものなんでしょうか……ハイレズ音源……」ゴクリ



海未「……せっかく奮発してヘッドホンを新調したのですし、やはり音源も良いものを選びましょうか」



海未「ふむ……私のオススメの楽曲は『Mermaid festa vol.2 ~Passionate~』ですか」

海未「穂乃果と凛のデュエットソングですね!」

海未「この初夏の季節に甘酸っぱくも爽やかな恋を歌った元気な曲ですね……なるほど、なかなかいいオススメかもしれません!」



海未「しかも無料でお試しとあらば、お言葉に甘えてダウンロードさせていただきましょう……」カチカチ

海未「ふむふむ……192kHz/24bit……よく分かりませんが、とにかく高音質なようですね」


海未「えっ!? たったの1曲で300メガバイトですか!?」

海未「そんなに大容量な音楽データが詰まっている、ということでしょうか……なおさら楽しみになってきました」

海未「しかしそこまで大きいとダウンロードにも時間がかかりそうですね……宿題でもしながら時間を潰しましょう」

数十分後

ピコンッ


海未「あっ、終わったみたいですね!」

海未「で、では、ドライバーユニットに電源を入れて……」カチッ

海未「ヘッドホンの端子を差し込み……」カチッ

海未「…再s」


リーン...リーン...


海未「――!」

海未「窓を閉めるのを忘れていました……危ない危ない」スッ

海未「風鈴の音に妨げられてはいけませんしね」


海未「……では気を取り直して」

海未「再生!」ポチッ




タンランランランッタンッ...
>甘いフルーツダンス♪
   タンタンタンタン...     急いでよね~っ♪< 
                  ジャンッラララララン...


海未「――!!」ゾクッ


海未「」ドサッ

――――――――――
―――――――
――――


海未「ん……」


ザァー...
 ザァー...


海未(波の音……?)

海未(カモメの鳴き声も聞こえます……ここは一体……)パチッ



海未「んんっ!?」

海未「視界が真っ暗です!!」




「みちゃーっ!……が……れっ!」

  「うみちゃ……右……!もっと右……!」


海未「――!」

海未「この声は……」



穂乃果「海未ちゃん! どうしたのー!? もっと右だよ!」

凛「ほらほら海未ちゃん!行くにゃ~!!」


海未「穂乃果! 凛!」

期待

海未「どうしてあなた達がここにいるんですか!?」

凛「何言ってるにゃー! スイカはもっと右にゃ!」

海未「す、スイカ?」


海未(はっ……)

海未(やっと意識がはっきりしてきました)

海未(手に棒、そして目隠し、そしてこの潮の香り……やはり私は今海にいるようですね……)

海未(しかもスイカ割り……?)


海未「で、ですが確かに先ほどまで私は部屋で……」


穂乃果「海未ちゃん何ぼーっとしてるの! ほらほら早く~!」


海未「えっ、ええ……?」


穂乃果「頑張れーっ!!」


海未「とっ、とりあえずスイカを割らねば……」ノソノソ


凛「あっ、海未ちゃん! スイカ超えちゃった! スイカ後ろだよ!」


海未(いやしかし本当にどうして私はこんな場所にいるんでしょうか……)


穂乃果「ちょっ、ちょちょちょっ……! 海未ちゃんどうしてこっちに来るの!?」


海未(うーむ……)ムニュッ

海未(えっ、なんですかこの感触)


穂乃果「あっ……う、海未ちゃん……?」///


海未「えっ? あ、ごめんなさいちょっと考え事を……」モニュモニュ


穂乃果「ぃ、ぃやぁ、ち、ちがくて……その……海未ちゃんの手、手がね……?」///


海未「え?」

海未「――――!?!!?!?」///

海未「あっ、すっ、すすすすすみません!!!!」バッ


穂乃果「い、いやぁ……えへへ……」///


海未「事故ですよ!? 事故ですからね!?」フニュッ

海未「えっ、ふ、ふにゅ……?」


凛「にゃ……」///


海未「え、あ、あの……もしや……」


凛「ぅ……そ、それはスイカじゃないにゃあああああああああ!!!!」///


海未「ひぃぃぃ、申し訳ありません!!!!」


―――――――
――――


海未「本当に申し訳ありませんでした!」

穂乃果「いや……しょうがないよ、目隠ししてたもんね!」

凛「もう! 海未ちゃんは本当にエッチだにゃ!」

海未「は、はぁ!? な、何を言っているのですか凛は!」


穂乃果「あははっ、とりあえず目隠し外してあげるね!」スルスル


海未「……眩しっ」


凛「あははっ、海未ちゃん顔真っ赤だよ?」

海未「だっ、誰のせいだと思ってるんですか!?」///


海未(って、二人とも水着……しかもビキニ……!)///

海未「って私もじゃないですか!!」


穂乃果・凛「!?」


穂乃果「どっ、どうしたの!?」

海未「えっ、あ……いえ、なんでもないです……」///

穂乃果「ふふっ、もう……海未ちゃんさっきから変だよ?」

凛「そうにゃそうにゃ!」

海未「す、すみません……ですがいきなりこんな場所に来て混乱するなという方が無理ですよ」


穂乃果「えっ? 最初から三人一緒だったじゃん!」

海未「え……そ、そうなのですか?」

凛「えぇ……海未ちゃんついにおかしくなっちゃったのかにゃ?」

海未「ち、違いますよ……いや、本当におかしくなったのかも……」


穂乃果「えへへっ、まあいいじゃん海未ちゃん!」

凛「そうにゃっ! せっかく海に来たんだから楽しいことして遊ぼうよ!」

海未「……そうですね」


海未「はい! しましょう、楽しいこと!」


穂乃果「それじゃあまずはねぇ~……


直下2レス目のコンマが
00~25 あっ、日焼け止め塗ってあげるよ!
26~46 一緒に泳ご!
47~67 スイカ食べよう!
68~88 日焼け止め塗ってほしいなぁ……。
89~99 パラソルに入って休憩しよ……?

穂乃果「日焼け止め塗ってあげるよ!」

海未「えっ!? じっ、自分でできます!」

穂乃果「いいからいいから! いつもお世話になってるお礼として!」

海未「なんですかその理由は……」


―――――――
――――


海未「結局流されてしまいました……」

穂乃果「ふふーっ♪ それじゃあうつ伏せになって?」

海未「はい……」クルッ


穂乃果「よいしょっと……」

海未「えっ、どうして上に乗ったんですか?」

穂乃果「え? そのほうが塗りやすいし……」


海未(なんだか密着されると、いくら幼馴染でも変な感じですね……)

海未(特に肌と肌が触れてしまうのが……うう)


穂乃果「それじゃあ海未ちゃん、行くよ……?」

海未「はっ、はい……!」


穂乃果「……」ヌラァッ

海未「ぁふっ……」


凛「海未ちゃん変な声出したにゃ」

海未「なっ、ちょっ、ちょっと冷たくて驚いただけですっ!」///

穂乃果「んしょっ、んしょっ……」スリスリ

凛「あっ……凛も手伝うもんね!」スリスリ

穂乃果「えへへ、それじゃあ一緒にやろ?」


海未「う……く、くすぐったい……」

穂乃果「ああっ、もう! 体くねくねさせない! 塗りづらいでしょ?」

海未「仕方ないじゃないですかぁ、くすぐったいのですから!」


凛「……」ツンツン


海未「!?」ビクッ

穂乃果「えっ!?」


凛「あっははははははっ!!」

海未「り、凛っ!! 何他人の胸をつついてるんですか!?」///

凛「さっきのお返し!」

海未「あれは事故だったと言ったじゃないですか!」///

穂乃果「わっ、わっ!? 海未ちゃん暴れないの!」

海未「あっ、ごめんなさい! ……もう」

凛「ふふーん!」

穂乃果「むう……」

海未「あっ、終わりましたか?」

穂乃果「いや……」

海未「ならどうしたのです?」


穂乃果「……」ペタリ


凛「にゃっ!?」///


海未「……!?」///

海未「えっ、なっ、な……! 何してるんですか!?」///


穂乃果「海未ちゃんに抱きついてるの」///


海未「そんなの見れば分かります!!」///


穂乃果「そんなこと言ったって海未ちゃん見れないじゃん。穂乃果が上からのしかかってるんだから」///

海未「そ、そうですが……」///


海未「ってそうじゃないんです! どうして急に抱きついたりするんですか!」

穂乃果「……だって凛ちゃんばっかりずるいなぁって思ったから」

凛「にゃっ!? 凛から見たら穂乃果ちゃんの方がだいぶずるいと思うけど……!」

穂乃果「へへ~ん、海未ちゃん独り占めだもんね~♪」

凛「あっ、ダメにゃダメにゃっ!! 凛も抱きつくにゃ!!」ギュッギュッ


海未「ぬふっ……!!」

海未「お、重いし熱いです……!!」///

―――――――
――――

海未「はぁっ……はぁっ……色んな意味で大変でした……」


穂乃果「えへへっ! ドキドキした?」

海未「なっ……からかっているのですか!?」

凛「凛のは凛のは!?」

海未「えっ……と、というかどうして二人ともそんなことを聞きたがるのですか」///

海未「そ、そりゃあちょっとはドキドキしましたけど……」///


穂乃果「ほんとっ!?」


穂乃果・凛「「イエーイっ!」」パンッ


海未「……」

海未「お二人がもう私にはよく分かりません……」


――
 01.Mermaid festa vol.2 ~Passionate~  1:59 / 5:25
――


海未「ただでさえ日差しが強くて熱いのに、二人のせいでさらに汗をかいてしまいました……」

凛「大丈夫大丈夫! 後でお風呂に入ればいいんだし!」

海未「まあそうですけど……」

凛「えへへっ、それじゃあ次は凛の番だよね!海未ちゃん!


直下1レスのコンマが
00~30 泳いで一緒に汗を流すにゃ!
31~66 お腹空いちゃったからお昼にしようよ!
67~98 凛とババ抜き勝負にゃ!
99 あれ……これは何にゃ?

凛「凛とババ抜き勝負にゃ!」

海未「え゛っ゛……」

海未「ババ抜きですか……?」

穂乃果「目の前に海があるのに、ババ抜きなの!?」

凛「まあまあ、凛の話を聞くにゃ?」

穂乃果「う、うん……」


凛「ババ抜きと言っても単純に遊ぶだけじゃつまらないにゃ……そこで!」

海未「そこで?」

凛「負けた人は勝った人の命令をなんでも聞くっていうルールを加えるにゃ!」

海未「ええっ!?」

穂乃果「なんと……」


海未「わ、私は辞退したいのですが……」

凛「え? なんで?」

海未「い、いえ……だってせっかく海に来たのですよ? 海らしいことをするべきではないでしょうか……?」


凛「ふ~ん、海未ちゃん、負けるのが怖いんだ~?」

海未「なっ、違いますよ!」

凛「いやぁ、どうかにゃ~? 凛に負けて好き勝手に命令されるのが怖いんでしょ! いくら弱いからって負け戦には参加しないのかにゃ?」

海未「……くっ、いいでしょう。分かりましたよ! やればいいんでしょう! やると決まれば全力で勝ちに行きますよ!」


凛(ちょろいにゃ)


海未「凛、私に負けても知りませんからね?」

凛「望むところにゃ!」


海未「……というかどうして私がババ抜きに強くないことを知っているのですか」

穂乃果「あ、穂乃果が喋っちゃった」

海未「穂乃果……」

一旦中断して21時頃に再開します。

このスレは
からの再開です。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月20日 (日) 06:31:31   ID: cii7CZyr

最後まで書いて欲しかった

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