【安価】芳乃「そなたー、わたくしに頼み事はありませんかー?」 (37)

依田芳乃(16)
http://i.imgur.com/Z2wNe1l.jpg

  \HAPPY BIRTHDAY!/

芳乃「そなたの優しき想いが伝わってくるのでしてー」

芳乃「日々の常々を共に過ごし、導いてくれるそなたにも歓びの祝福をー」

芳乃「そなたの慧眼により、アイドルという天職になれたこと、感謝しましてー。そなたの助言もまた、尊きものー」

芳乃「誠なる心には、さらなる誠をもって応えるのでしてー」

芳乃「そなたー、わたくしに頼み事はありませんかー?ねーねー?」

芳乃「ねーねーそなたー?」


P「……頼み事か、それじゃあ――」

>>3

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肩叩きをたのむ

芳乃「ほー……肩たたきでしてー?」

P「うん。最近肩がこっちゃってなぁ」

芳乃「そなたはわたくしたちのために日夜勤めてくださりますゆえー、疲労がたまるのも摂理でしてー」

P「ははは……動いてる間は楽しくて仕方いんだけどな、落ち着いて一息ついたとたん重くなってくるんだよ」

芳乃「それではわたくしがそなたの望みを叶えましょー」

P「うん、頼むよ」

芳乃「~♪」

芳乃「父さまお肩をたたきましょー♪」

P「ははは、父さまか……芳乃みたいないい子を持ってご両親も幸せだろうなぁ」

芳乃「わたくしはとと様もかか様も大好きでしてー」

P「ご挨拶に伺った時はちょっと驚いたけども」

芳乃「何か不思議なことでもー?」

P「いやぁ、思った以上に普通で」

芳乃「ほー……?」

P(しかし……)

芳乃「とんとんとーん……そなたー、心地はいかがー?」

P「うん?ああ、ちょうどいいよ。ありがとう」

芳乃「それはよきかなー。わたくしもますますはりきりますゆえー」

P(……けっこう、弱いなぁ。そこも可愛らしいけれど)

芳乃「んしょ……んー……!」

P(あ、これはなかなか……)

芳乃「んんーっ……!」

P「おぉぅっ……」

芳乃「そなたー……相当お疲れがたまっているようでしてー……」

P「そんなに、かなぁ……」

芳乃「そんなに、でしてー」

芳乃「これはわたくしも気合いを入れる必要がありましてー……!」

P「ありがたいけど……大丈夫か?」

芳乃「問題ありませんくてー。これはわたくしの恩返しゆえー」

P「恩返し、か。でも誕生日に……」

芳乃「そなたからの祝詞は深く染み入りましたのでー。常日頃の感謝を返させることも、わたくしへの『ぷれぜんと』と思ってくださればー」

P「そうか……?」

芳乃「ええー、そうですともー」

P「……いや、しかしそれだけじゃちょっと気が済まない」

芳乃「なにゆえー?」

P「やっぱり芳乃が主役じゃなかったら、な。どうだろう、誕生日プレゼントはもう渡したけれど……他に欲しいものはないか?」

芳乃「ほしいものー……ですがー……」

P「なぁに、遠慮はいらないさ! 芳乃のおかげで明日からも一層元気に働けるしな!」

芳乃「……それではー、ひとつだけー」

P「うんうん」

芳乃「――>>10がほしいのでしてー」

口付け

芳乃「くちづけがほしいのでしてー」

P「ははは、お安い御用だ……って、えっ?」

芳乃「くちづけがほしいのでしてー……?」

P「くちづけ?」

芳乃「くちづけですがー」

P「……君にくぎづけ?」

芳乃「そなたがわたくしを見てくださるのはー、とても喜ばしいのですがー」

P「あぁ、幻の淡水魚クチのヅケが……」

芳乃「そなたー?」

P「はい」

芳乃「くちづけではわかりませぬかー……?」

P「いや、うん……芳乃、急にどうしたんだ……?」

芳乃「……いけませんか?」

P「……あー……うん……ほ、他に欲しいものとかは……?」

芳乃「……むー」

P「ほ、他のものならなんでもいいから、な?」

芳乃「……ではいくつか候補をあげましょー」

P「う、うんうん」

芳乃「口吸い、接吻、キス、どれでもよろしいのですがー」

P「全部同じじゃないか!」

芳乃「むー……そなたは嘘はつかないと思っていましたがー」

P「いや、だが……キスだぞ?」

芳乃「ええー、その意味は承知していましてー」

P「……あー、ファンの人たちが、だな」

芳乃「そなたー。わたくしの気持ちに応えられない理由は、それでしてー?」

P「……そう、だな。アイドルに手は出さない」

芳乃「ではわたくしがアイドルではなくもっと昇華されればよろしいのでしょうかー」

P「うん?」

芳乃「かの西欧の主神はすさまじき性豪であったともいわれておりますしー」

P「いやいや、そのりくつはおかしい」

芳乃「そなたが教えてくれたことなのでしてー。アイドルとは讃えられる偶像であるとー」

P「う、うん。だからって神様っていうのはなんかこう……な?」

芳乃「……いけませぬかー」

P「いけませんなー……」

芳乃「ぬー……」

P「だから、ほら……諦めよう。な?」

芳乃「……そなたはわたくしが嫌いなのでしてー?」

P「そんなことはないが……」

芳乃「ならば、なにゆえー?」

P「それは……えーっと……」

P「そ、そう!>>16だからだ!」

P「キスしたら結婚しなきゃいけないからだ!」

芳乃「ほー……」

P「な、困るだろう? 活動もできなくなるしな!」

芳乃「そなたー?」

P「う、うん」

芳乃「……確かにそれは少々こまりましてー」

P「そうだろう? な、いったいどうしたんだ芳乃」

芳乃「いえー……そなたと口づけを行えば、やや子をもうけることもできるかと思いましてー……」

P「なるほどー……うん?」

芳乃「?」

P「ややこ?」

芳乃「やや子ですがー」

P「……お子様?」

芳乃「そなたのわたくしの、でしてー」

P「……何故?」

芳乃「くちづけを行えばー……」

P「うん」

芳乃「コウノトリがやってきましてー」

P「うんうん」

芳乃「わたくしとそなたの子なればー、良き子であるのは間違いなくー」

P「うーん……」

P「芳乃、いくつか質問してもいいかな?」

芳乃「もちろんかまいませぬがー」

P「……まず、プレゼントに欲しかったのは?」

芳乃「そなたのくちづけでしてー」

P「するとどうなると思ってた?」

芳乃「そなたとわたくしの間に子ができましてー」

P「……でも結婚は困ると?」

芳乃「正式に結ばれるのであればー、隠すことは致しがたくー。わたくしとしてはよろこばしいのですがー……」

P「……隠すって誰にだ?」

芳乃「それは当然ー……>>21でしてー」





芳乃「わたくしは

「まぁボクにはかなわないんですけどね」

>>20
最下行ミスです




芳乃「それは当然ー」

??「まぁ、ボクにはかなわないんですけどね!」

P「!?」

芳乃「……きましたかー」

幸子「そう、ボクです!
ttp://i.imgur.com/H2cDkBb.jpg


幸子「フフーン、何やらたくらんでいたようですが、ここまでですよ!」

芳乃「むー……!」

P「いや、いやいや……どうしたんだ幸子……」

幸子「芳乃さんのたくらんでいたことは丸っとズバっと全部フフーンとお見通しですっ!」

P「……たくらみっていうのはなんなんだ?」

幸子「いいですか、プロデューサーさん。芳乃さんは15歳です」

P「そうだな……」

幸子「そしてアイドルです。なので、まだ結婚ができません!」

P「なるほど」

幸子「だったら子供がいれば既成事実になる、そういうことです!」

P「……なるほど?」

幸子「だけどバレてしまえば、結婚できない年なのに結婚したって捕まっちゃうんです! フフーン、どうです。完璧でしょう?」

芳乃「むむーっ……なかなかの鋭さでしてー」

幸子「フフーン、ボクだって子供の作り方ぐらい知ってるんですよ?」

芳乃「むむー……!」

芳乃「そなたー……そういったわけなのでー……」

幸子「芳乃さんは結婚できない、子供をつくるには結婚が必要だった。つまり……詰みです!」

芳乃「ううー……」

P「……いや、芳乃は今日で16歳じゃないか?」

幸子「あっ」

芳乃「あっ」

P「……あっ」

芳乃「……ねーねーそなたー? くちづけをしてほしいのですがー?」

P「あー、いや……」

幸子「ちょ、ちょっと待ってください! ボクだって14歳ですよ!」

芳乃「結婚をできる年ではありませんくてー」

幸子「ぐぬぬ……!」

P(……墓穴を掘ったかもしれない)

芳乃「ねーねーそなたー?」

P「は、はは……あーそうだ、仕事に戻らないとなー」

幸子「そうですよ! ね、プロデューサーさんっ!」

芳乃「……そなたはわたくしのことがお嫌いなのでしてー……?」

P「いや、そんなことはないが……」

幸子「プロデューサーさんっ!」

P「な、幸子もこう言ってるし……」

芳乃「むぅー……」

P「さ、そろそろ時間だ。仕事にいこう! 迎えもぼちぼち来るし……」

芳乃「……そこまでいうのならばいたしかたありませぬー」

P「わ、わかってくれたか……?」

芳乃「それならわたくしにも考えがありましてー」

P「考えだって?」

芳乃「>32をするのでしてー!」

芳乃「デートでしてー!」

P「で、デート?」

幸子「そんな!ズルいですよ!」

芳乃「そもそもはそなたがわたくしの望みを叶えるとおっしゃったのでしてー」

P「うっ」

芳乃「しかし望みは一度断られ二度断られ、ならばとせめて願うことも許されぬとー……」

P「ううっ」

芳乃「……それならば、わたくしはあきらめましょー」

P「わ、わかった!デートだな!いこう!今度の休み、なっ、それでいいか?」

芳乃「うれしきかなー」

幸子「むぅぅ……きょ、今日のところはここらへんで勘弁してあげます! 誕生日ですものね、仕方ないですね! フフーンだ!」

― 後日 ―


芳乃「そなたー、おはようございますー」

P「……おはよう、芳乃。ずいぶん早いんじゃないか?」

芳乃「そなたをお待たせしてはならないとー、これも淑女の嗜みとばば様より躾けられておりますゆえー」

P「そうか……ごめんな、待たせちゃって」

芳乃「問題ありませぬー」

P「いきたいところとか、あるか?」

芳乃「そなたとならばいずこへもー」

P「……うーん。それじゃあ、>>36へとかどうかな」

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