星空凛「おやじさんと凛」第2期 (132)


前スレ:星空凛「おやじさんと凛」
星空凛「おやじさんと凛」 - SSまとめ速報
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マスコット(ちょっとぼやけているけど……)
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星空凛「おやじさんと凛」第2期 スタートにゃ!




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435916500


*夕焼け前の帰り道


凛「にゃ!?」


*らーめん屋おやじ[の娘]←無駄に達筆な貼り紙


凛「こんなところにおやじさんのライバル屋台が来ているにゃ!」

お姉さん「あら、凛ちゃん?」

凛「美味しそうなラーメンの匂いがするにゃ!」

お姉さん「凛ちゃんは猫さんなの?」クスッ

凛「え? 凛は人間だよ?」

お姉さん「それは良かったわ。凛ちゃんはお客さん?」

凛「おすすめ一つ!」

お姉さん「ふふっ。塩ラーメン一丁! ね」

凛「わくわく」

お姉さん「もちろん減塩だよ……あっ、減塩よ!」キリッ

凛「?」ナンカデジャブ


【お姉さん、なんで凛の名前知ってるの?】



お姉さん「はい、塩ラーメン」

凛「美味しそう! でも、野菜がいっぱいにゃ」

お姉さん「野菜は嫌いだった?」

凛「普通に食べるよ?」

お姉さん「それは良かったわ」

凛「ずずっー。おいっしいにゃー! っておやじさんのラーメンと同じ味だよ!?」

お姉さん「くすっ、だって私、おやじさんの娘だもの」

凛「えーっ!? おやじさんに娘さんが居たにゃ!?」

お姉さん「実はそうなの」

凛「てっきりおやじさんのライバル屋台だと思ったよ!」

お姉さん「今日はおやじさんはお休みなのよ」

凛「だから、お姉さんが代わりなの?」

お姉さん「代わりなの」

凛「そっか、だから凛の名前も知っていたんだね」ナルホド

お姉さん「ふふっ、そうなの。凛ちゃん、のびる前に食べちゃって」

凛「うん!」ズルズル


【おやじさんの娘さんはロングヘアの美人さんにゃ!】



凛「満足にゃ!」

お姉さん「それは良かったわ」

凛「はっ!? また値段を聞いていなかったにゃ!」

お姉さん「私の初めてのお客さんが凛ちゃんなの。100円で良いわ」

凛「え、ほんと?」

お姉さん「うん」

凛「記念なの?」

お姉さん「ふふっ、記念ね」

凛「にゃ!」ハイ100エン

お姉さん「ありがとう」

凛「お姉さんは、普段はアイドルの人?」

お姉さん「あら? どうしてそう思うの?」

凛「だって、お姉さん、すっごくキラキラしているよ?」

お姉さん「何だか照れるにゃわね」テレテレ

凛「可愛い!」

お姉さん「……うーん。少し複雑かも」ホホニテヲアテル

凛「?」


【そう言って、お姉さんは少し困った顔をしたにゃ】



凛「おやじさん、明日は居るの?」

お姉さん「うん。そのはずよ」

凛「分かったにゃ!」

お姉さん「そろそろ日も長くなってきているけど、暗くなる前に帰った方が良いわよ」

凛「うん! 変な人にあったら大声で叫ぶにゃ!」

お姉さん「ふふっ、懐かしいわね」

凛「お姉さんもおやじさんにいつも言われていたの?」

お姉さん「うん、そうなの」

凛「そっか、凛と同じだね。それじゃあ、またね、お姉さん」バイバイ

お姉さん「うん、またね、凛ちゃん」バイバイ


【お姉さんもおやじさんと同じく優しい人なのにゃ!】



*そんな翌日の帰り道
*らーめん屋おやじ


凛「ただいまにゃ!」

おやじ「おう、嬢ちゃん。いらっしゃい!」

凛「いつものにゃ!」

おやじ「はいよ! 塩ラーメン一丁! ……おおっ、そうだ。昨日は突然休んで悪かったな」

凛「? 昨日はおやじさんの娘さんが居たから大丈夫だったよ?」

おやじ「? オレに娘は居ないぞ?」

凛「え? ロングヘアの美人なお姉さんだよ?」

おやじ「……ああ、なるほどな、あの嬢ちゃんか。そう言えば微妙に小銭が増えてたな」

凛「もしかして、おやじさんの娘さんの偽物?」

おやじ「いや、意味が分からんだろ、それは」

凛「おやじさんのラーメンと同じ味がしたよ?」

おやじ「あの嬢ちゃんは一体、何やってんだ……?」

凛「100円だったよ!」

おやじ「そうかい。そりゃ、良かったな」

凛「凛が初めてのお客さんにゃ!」

おやじ「……なぁ、嬢ちゃん?」

凛「なーに?」

おやじ「お前さん、タイムスリップってあると思うか?」


【またおやじさんが難しい話をしようとしているにゃ!】



凛「時をかける少女?」

おやじ「なんで、そんな昔の映画をお前さんは……ってアニメは結構最近なのか」

凛「青春だよね」

おやじ「お前さんには100年早い台詞だな」

凛「えー? 凛だってたまには青春感じるよ?」

おやじ「前はくさい台詞だとか言ってなかったか?」

凛「凛だって成長しているにゃ!」

おやじ「語尾は相変わらずだけどな」

凛「にゃ! それでタイムスリップの話だっけ?」

おやじ「ああ。現実にあると思うか?」

凛「ドラえもんが居ればできそうだけど、普通は無理だと思うよ?」

おやじ「ああ、オレもそう思う」

凛「えー、それなら質問しないでよ」

おやじ「まぁ、そうなんだがな……」

凛「おやじさん、珍しく歯切れが悪いにゃ」

おやじ「昨日居たって言うオレの娘を名乗る嬢ちゃんなんだがな、あれって未来のお前さんなんじゃないのか?」

凛「?」


【おやじさん、熱でもあるの?】



おやじ「いや、変なことを言っている自覚はあるんだが、オレもその嬢ちゃんとこの前会ったんだよ」

凛「ふむふむ」

おやじ「それでだ。その嬢ちゃんが『いつもの』って言うから、『塩ラーメン一丁!』って返したら、意味ありげに笑ったんだよな」

凛「うーん、でもそのやり取り、凛だけとしているわけじゃないよね?」

おやじ「お前さん、変に冷静だな。まぁ、そうなんだがな」

凛「それに凛はあんなに美人さんじゃないよ?」

おやじ「いや、髪伸ばせばお前さんにそっくりだぞ?」

凛「えー、髪伸ばすの面倒だよ?」

おやじ「まぁ、お前さんならそう言うよな。実際、現実的じゃない話ではあるんだが、うーむ……」

凛「それじゃあ、今度あったら聞いてみるよ」

おやじ「おう、そうしてくれ……で良いのか?」

凛「よく分かんない」

おやじ「まぁ、良いか。ほらよ、塩ラーメン!」

凛「いただきます、にゃ!」ズルズルズル


【うん、いつも通り美味しい! とりあえず、難しい話は置いておくにゃ!】



凛「ねぇ、おやじさん」

おやじ「なんだ?」

凛「穂乃果ちゃんがね、生徒会長になったんだ!」

おやじ「ほう、そりゃ良い話だな!」

凛「凄いよね!」

おやじ「ああ、大したもんだ」

凛「それでね、廃校もなくなったんだ!」

おやじ「ほお! そりゃ、めでてぇ!!」

凛「志?が叶ったにゃ!」

おやじ「ほら、チャーシュー食いな」チャポン

凛「わーい」

おやじ「しっかし、お前さんたちは遂にやり遂げたのか。本当に大したもんだ!」

凛「うん。でも、とりあえず来年の募集人数が何とかなっただけで、完全に解決したわけじゃないんだ」

おやじ「それでも立派なもんだ」

凛「うん! だから、もっとスクールアイドルを頑張るにゃ!」

おやじ「おう! 応援してるぜ!」


【おやじさんは自分のことのように喜んでくれたにゃ!】


                 続



いきなりそこに触れるか? という冒頭

第2期もおやじさんはいつも通りです

思ったよりも早い続編となりましたが、お付き合いいただけましたら幸いです


どんどん続いてくれ

>>12~14
ありがとうございます
基本的にはアニメ2期通りに進んでいきます
あと、前スレから誘導しておきました

今回は書き貯めがありますので、もうちょっと続けておきます


*第2回ラブライブ開催決定の帰り道
*らーめん屋おやじ


にこ「──それで、またラブライブが開催されることになったのよ!」

おやじ「ほう。そりゃ、良かったな」

凛「でも、穂乃果ちゃんが出なくても良いんじゃない? って言うんだよ!」

真姫「まぁ、予選でA-RISEと当たるわけだし、分からないわけでもないけどね」

おやじ「あの嬢ちゃんはそんなタマじゃないだろ?」

凛「だよねぇ」

にこ「ニコはもちろん出たいわよ! 明日、穂乃果に勝負をふっかけてやるんだから!」

真姫「ニコちゃんって興奮すると呼び捨てするわよね?」

にこ「どうでも良いでしょ!?」

おやじ「嬢ちゃん、ちっこいよな?」

にこ「それこそ! 本当にどうでも良いでしょ!?」

凛「またニコちゃんが弄られているにゃ」

おやじ「まぁ、冗談は置いておくとして」

にこ「ニコォー!」

おやじ「穂むらの嬢ちゃんも色々考えているんだろうさ」

真姫「そうね。生徒会長になったばかりだものね」

凛「おやじさんは、本当に穂乃果ちゃんはラブライブ参加を諦めると思う?

おやじ「ないな。なんてたって、あの嬢ちゃんはメイドの嬢ちゃんを引き留めたんだ」

凛「あ、そっか!」


【ことりちゃんは留学を諦めてでも、μ'sに残ってくれたんだったにゃ!】



真姫「なるほど、ね」

にこ「それでもニコは一応、絵里ちゃんたちともう一度話し合っておくわ」

おやじ「おう、そうしておけ。あくまでもオレの意見は推測だからな」

凛「安心したら、お腹がすいたにゃ!」

にこ「あんた、ラーメン食べたばかりでしょ!?」

おやじ「とりあえずトマトにしておけ」ホラヨ

凛「ひんやり、にゃ!」

真姫「久しぶりね」トマトサン

にこ「真姫ちゃんはほんとトマトが好きねぇ」

希「A-RISEなんて素人よ!」ドヤッ

凛「あれ? 希ちゃんだぁ!」

希「こんばんは、おやじさん」

おやじ「おう、いらっしゃい!」

にこ「希ちゃん、さっきの台詞は何?」ツメツメ

希「ん? 昔のえりちの真似」スワリ

にこ「……ああ、賢かった頃の絵里ちゃんね」

希「どうして、ああなったんやろ?」トオイメ

真姫「絵里ちゃん……」

おやじ「なんで、お前さんたち、お通夜みたいな雰囲気になってんだ?」


【おやじさん、絵里ちゃんはね、もう賢くないんだ!】



*能力名『雨、やめー!』使用後の帰り道
*らーめん屋おやじ


凛「それでね、穂乃果ちゃんが雨をやませたんだぁ」

おやじ「急に晴れたのは、穂むらの嬢ちゃんの仕業か!?」

穂乃果「えへへ」

海未「流石に偶然ですよね?」

凛「夢がないなぁ、海未ちゃん」

穂乃果「人間その気になれば何だってできる!」

おやじ「良い台詞だな、嬢ちゃん」

海未「ぐ、偶然、ですよね……?」

凛「ラブライブ予選頑張るにゃ!」

おやじ「おう、応援してるぜ!」

海未「あの……私は海未ですよぉ?」ダレカハンノウシテー

穂乃果「特殊能力使ったからお腹がペコペコだよ」

海未「特殊能力扱い!?」

凛「おやじさん、サービスして」

おやじ「仕方がねぇな」

海未「園田海未はボッチである」ボソリ

穂乃果「? 海未ちゃんどうしたの?」

海未「あ、いえ。もしかして、私、皆さんに見えていないのかな、と思いまして」

凛「変な海未ちゃん」

海未「えぇー」ガビーン


【海未ちゃん、いい加減顔芸やめようよ、にゃ!】


               続



第2回ラブライブに燃える凛ちゃんたちでした

海未ちゃんは顔芸枠

次は番外編になりますが、内容はちょっと実験作気味です

誘導ありがとう

今回も楽しみにしてる

>>20~23
どうもです
期待に応えられるか分かりませんが、いつも通りの作風になる予定です



*らーめん屋おやじ番外編(豆知識枠)
*ある日の高坂穂乃果


穂乃果「こんにちはー!」

おやじ「おう、いらっしゃい!」

穂乃果「味噌ラーメンください!」

おやじ「はいよ! 味噌ラーメン一丁!」

穂乃果「……あの、おやじさん?」

おやじ「なんだい?」ザッザッ

穂乃果「私とおやじさんって、前にどこかで会っていますよね?」

おやじ「おう、今更だな」トントントン

穂乃果「やっぱり!」

おやじ「猫の嬢ちゃんに聞いているかもしれないが、オレは薬剤師だったんだよ。それで、嬢ちゃんはそのお客さん」ハイヨ!

穂乃果「ああっ!? お薬のおじさん!?」

おやじ「おう! 嬢ちゃんが風邪の時とかによく会っていたな」

穂乃果「うん! お薬のことを説明してくれたよ!」

おやじ「意外に嬢ちゃんは病気しやすい方だったな」

穂乃果「うぅ……先日は、助言をもらっていたのに、身体を壊してごめんなさいっ!」

おやじ「過ぎた話さ。もう身体は壊すなよ」

穂乃果「はいぃ……」


【久しぶりにむしゃがんだむだよ! 中から凛がおおくりするにゃ!】



穂乃果「おやじさん。病気をし辛くするにはどうすれば良いんでしょう?」

おやじ「健康的な生活を行う、のが一番良いんだが、それが一番難しいんだよな」

穂乃果「良いお薬とかあるんですか?」

おやじ「薬にすぐ頼ろうとするのはあんまり良くねぇな」

穂乃果「ですよねー」

おやじ「ただ、薬も使いどころだ。例えばだ、虚弱な体質の腺病質(せんびょうしつ)の場合、ナルテカルシウムとかを摂ると良かったりする」

穂乃果「サプリメントのカルシウムですか?」

おやじ「いや、立派な医薬品だ」

穂乃果「同じカルシウムですよね?」

おやじ「まぁ、名前はな。医薬品はサプリメントよりも良質のカルシウムが含まれているのと、吸収力が違ったりする」

穂乃果「へぇ、そうなんですか?」

おやじ「ああ。それと、最初のお前さんの質問に戻るが、運動をよく行う場合はアミノ酸を摂るのが健康的で良いだろうな」

穂乃果「梅干しとかレモンとかですか?」

おやじ「ああ、それでも良い。あとは健康食品でアミノ酸がたっぷり含まれているものもあるから、それもありだ」


【凛からのワンポイントアドバイス。スポーツ飲料系の場合は水で薄めると良いよ】



おやじ「なにぶん糖分が多いからな、場合によっては砂糖の摂り過ぎになる場合がある」

穂乃果「? アミノ酸ってどういう効果なんですか?」

おやじ「簡単に言えば疲れにくい身体にしてくれる。乳酸っていう疲労物質を抑制してくれるんだよ」

穂乃果「なるほど! 今度からアミノ酸を摂ってみます!」

おやじ「まぁ、基本的にどれも酸っぱいことが多いから、好き嫌いは別れるかもしれないがな。あと、たまに苦く感じるものもある」

穂乃果「酸っぱいのは大丈夫です。でも、苦いのは苦手かな」

おやじ「嬢ちゃんの歳で苦いのが得意だと逆に変だろうしな。酸っぱいのが大丈夫なら安心だろう」

おやじ「まぁ、もっと詳しいことを言うと必須アミノ酸とかがあるんだが、大概のアミノ酸商品には含まれているからまぁ、大丈夫か」

穂乃果「そう言えば、アイドル活動を始めたばかりの時、足をよくつったりしていたんですけど、こういうのはどうすれば良いんですか?」

おやじ「なんだ今日は薬の勉強会かい?」

穂乃果「えへへ、やっぱりアイドルをやっていると体調は気をつけないといけないなぁ、ってつくづく思い知らされますので」

おやじ「まぁ、良い心がけだ。足をつる場合、こむら返りとも言うんだが、理由は複数あったりする」

おやじ「筋肉の疲労とか水分不足でもなったりするな」

穂乃果「あ、そっか、急に運動をするようになったからなんだ!」


【凛からのワンポイントアドバイス。頻繁に足をつる場合は身体の異常の可能性があるから病院へ!】ケースワン♪



おやじ「あと、多いのがミネラル不足だな」

穂乃果「ミネラル、ですか?」

おやじ「ああ。それこそカルシウムとかマグネシウムとか亜鉛とかだな」

穂乃果「ナルテ?カルシウムって言うのを使うと良いんですか?」

おやじ「まぁ、それも一つの手だ。だが、野菜や魚で摂れるなら摂ってしまった方が良い」

穂乃果「ほうれん草は鉄でしたっけ?」

おやじ「ああ、こういう野菜はミネラルが豊富だから食べると吉だな。意外とミネラルが含まれている医薬品は少ないから健康食品も活躍してくれる」

穂乃果「ちなみに、足をつった時凄く辛いんですが、治す方法ってあるんですか?」

おやじ「うーん、そこの筋肉を伸ばすのが良いんだが、どうしようもない場合は漢方薬だな」

穂乃果「漢方薬なんですか?」

おやじ「ああ。芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)だな。これが一応即効性があるとは言われている」

穂乃果「足をつった時に飲むと良いんですね?」

おやじ「大抵の場合、飲む余裕はないが、一応医薬品での対処だとこいつだな」


【凛も最近足をつったんだけど、辛かったよ! 筋肉を伸ばした後は蒸しタオルとかで温めると良いよ!】



穂乃果「今日だけでなんだか、頭が良くなった気がします!」

おやじ「詳しく話すとキリがないんだが、助言としてはそんなもんだ」

穂乃果「おやじさん、ありがとうございました!」ペコリ

おやじ「まぁ、できるならセルフメディケーションがベストだからな」

穂乃果「せるふめでぃけーしょん、ですか?」

おやじ「自分の体調を自分で管理する、程度の認識で良いぜ」

穂乃果「そうですね。アイドルに必要なことだと思います!」

おやじ「当然だが、素人判断は危険だから、異常がある場合は病院だな」

穂乃果「重々承知しております……」

おやじ「ははっ、嬢ちゃんはそうだな」

穂乃果「セルフメディケーションをして、A-RISEに勝つよ!」

おやじ「身体を壊してたんじゃあ、同じ舞台にも立てないからな」

穂乃果「はい!」


【数日後、パンを食べ過ぎてお腹を壊した穂乃果ちゃんを見かけたんですけど、にゃ?】


               続



疲労回復とこむら返りのお話。疲労にはビタミンB1も良いよ!

保健体育や家庭科の教科書にありそうな会話ですね

おやじさんに対しては、メンバー内で一番他人行儀だったりする穂乃果ちゃん

一応おやじさんの設定を活かすとこんな内容になります。作中で言っていることはそこそこ合っているはず……


*急きょ決まった合宿前夜
*らーめん屋おやじ


にこ「『合宿よ!』って、あんた少し前とキャラ変わってんじゃないの!? って言いたくなったわよ。抑えたけど」

花陽「でも、こんな急なのに別荘を用意できる真姫ちゃんも凄いよね?」

凛「流石真姫ちゃんにゃ! と言いたいところだけど、絵里ちゃん、遠慮がなくなってきているよね? 良いことかもしれないけど」

おやじ「ははっ! あの別嬪さんも中々ぶっ飛んだ娘っ子だったわけだな」

にこ「笑いごとじゃないんですけど!」

おやじ「なあに、変に大人な嬢ちゃんだったんだ。ぶっ飛んでいるくらいがちょうど良いさ」

にこ「そうかしら……?」

凛「この間、ペリメニ美味しいって言いながら、絵里ちゃんは餃子を食べていたよ」

花陽「でも、幸せそうだったよね?」

おやじ「大方、ロシアでも恋しくなったんだろうよ」

にこ「おやじさん、随分絵里ちゃんに優しいわね?」

おやじ「そうか? オレは平等に接してるつもりだがな」

凛「おやじさんは凛に優しいよ?」

花陽「私もおやじさんは優しいと思います」

にこ「え? これってニコだけに優しくないとか、そういう展開?」

おやじ「いやいや、オレはアイドルの嬢ちゃんも愛でているつもりだぜ」

にこ「あら、そう?」テレテレ


【ニコちゃん……多分、おやじさんはからかっているんだよ? 凛は言わないけど】



凛「そんなわけでおやじさん、凛は数日間お休みをいただきます!」

おやじ「いや、ここで働いているみたいな言い方をされてもな……」

凛「お土産あったら、買ってくるよ?」

おやじ「嬢ちゃん、オレに気を使うよりも、ちゃんと合宿の目標を果たしてきな。その土産話の方がずっと楽しみだからよ」

凛「分かったにゃ!」

花陽「おやじさん、やっぱり大人ですね……」

にこ「まぁ、のらりくらりと巧いことかわしているわね」

おやじ「おっ! 本人の前で悪口か?」

にこ「別にそんなんじゃないわよ。ただ、そういう巧みさがニコにもあればってちょっと思っただけ」

おやじ「……まぁ、人生色々あるわな」

にこ「まぁ、そうね……」

凛「たまにニコちゃんが年上に見えることがあるよね?」

にこ「ニコは年上よっ!」

凛「またまた~」ジョウダンバッカリ

にこ「なんなの、この子!? もぉー!」

花陽「凛ちゃん、ニコちゃんは三年生だよ」

凛「そ、そんな!?」ガーン!

にこ「そんなにショックを受けること!?」

おやじ「……なんだ、この山門芝居は?」

花陽「えへへ」


【おやじさん、にこりんぱなの一大事なんだよ?】



おやじ「まぁ、ちょうど良かったな」

凛「にゃ?」

おやじ「オレも明日から一週間程店を休むつもりだったんだよ」

花陽「何かご用事ですか?」

おやじ「ああ、ちょっと入院するんだ」

凛「えぇー!?」

おやじ「騒ぐな嬢ちゃん」

凛「だって、入院だよ!?」

おやじ「オレにとっては日常と変わらんさ」

にこ「ん? おやじさん、どこか悪いの?」

凛「……」

花陽「……」

おやじ「……そうか、良い嬢ちゃんたちだな。言わないでいてくれたのか」

にこ「え……? だ、大丈夫なの!?」

おやじ「ええとな、オレは癌なんだよ」

にこ「……そう、なの、ね」

おやじ「おいおい、アイドルの嬢ちゃんまで暗くなってどうするんだ?」

にこ「ごめんなさい、良い言葉が思いつかない……」


【そっか……やっぱりニコちゃんは年上なんだね……】



おやじ「うーん……」ポリポリ

おやじ「猫の嬢ちゃんたちには話したんだがな、今の医療は進歩しているから割と癌って言っても何とかなるんだよ」

おやじ「それこそ、オレみたいに日常生活に支障がないくらいには、な」

おやじ「ただどうしても身体を維持するために手術が必要になってくる。そのための入院が今回だ」

おやじ「今までも何回もしたし、これからも何回もする。だから、オレにとっては日常に過ぎない。ただ、それだけの話なんだがな」

にこ「そういうもの……?」

おやじ「ああ。それにオレはな、そこの嬢ちゃんたちに、少なくとも嬢ちゃんたちが卒業するまでは死なないと約束したからな」

にこ「へぇ、それって結構大変なことよ?」

おやじ「まぁな。交通事故で死んじまうこともあるからな」

にこ「なるほど……。正直、びっくりしたけど、本人がそう言うんだったら、私は特に何も言わないわ」

おやじ「話が分かる嬢ちゃんだ」

にこ「これでも長女ですからねぇ」

おやじ「そうか、そりゃしっかりするわな」

にこ「おかげさまで」


【でも、凛は心配だよ……おやじさん……】



おやじ「嬢ちゃん。人が入院するのを見るのは初めてか?」

凛「うん……」

おやじ「そうか。そりゃ、心配させてしまうわな」

おやじ「だがな、さっきも言ったようにオレは約束を守る。そのためにも、入院は絶対に必要なことなんだ」

おやじ「だから、無理やりにでも納得してくれや。嬢ちゃんがこの店に来る限りはついてまわる話になるからな」

凛「これからも、入院することがあるの……?」

おやじ「ああ。それは仕方がないことだ」

にこ「……はぁ、おやじさんも馬鹿正直ね。適当に誤魔化せばこの子もこんな顔しなくても済んだでしょうに」

おやじ「誤魔化せる自信があれば、そうするさ。だが、無理だ。オレにはこの嬢ちゃんたちに嘘をつき続ける自信はない」

にこ「不器用ね」

おやじ「自覚してるさ」

にこ「しっかたがないわねー!」

凛「ニコちゃん……?」

にこ「おやじさんが約束を守るって言っているんだから、あんたもそれに応えなさい!」

凛「どういう、こと……?」

にこ「おやじさんに心配そうな顔を見せない! あんた他人を憐れむことができるくらいに偉いの!?」

凛「え……? 凛はそんなつもりは……」

にこ「なら、おやじさんの言葉を信じてあげなさいよ! あんたのそれは同情にしか見えない!」

おやじ「こらこら、嬢ちゃん。そんなに猫の嬢ちゃんをいじめんな」

にこ「あんたのせいでしょ!?」

おやじ「おう、怒られた」

花陽「あはは……」

にこ「花陽を見なさいよ! しっかりしたもんでしょ?」


【そっか、かよちんは何も言わずにいつも通り微笑んでいたんだ……】



花陽「私、ですか!?」ビックリ

にこ「あんたも花陽のブレないところ見習いなさいよね!」

凛「……うん、分かった」

にこ「よし!」

おやじ「一件落着か?」

にこ「何で他人事なのよぉ!?」

おやじ「オレにとってはその程度のことだから、だな」

にこ「だそうよ? 凛」

凛「うん……。凛はおやじさんを心配しない、よ」

おやじ「おう、それで良いさ」

にこ「なんか微妙に間違っている気もするけど、まぁ良いわ」

おやじ「オレはこういう辛気臭いのは嫌いなんだ」

にこ「他人事過ぎるでしょ!?」

花陽「あはは……」

凛「……おやじさんらしいね」

おやじ「おう。オレはオレだな」


【辛気臭い話はこれでお終いだね】



にこ「はぁ、それにしても明日から不安だわ」

おやじ「合宿だろ? ついでに楽しんで来れば良いじゃねぇか?」

にこ「絵里ちゃんはもちろんだけど、海未ちゃんもなんか危ない気がするのよね」

おやじ「ああ、何か分かるな」

にこ「でしょ!?」

花陽「海未ちゃん、真面目だからね」

にこ「いや、あの子絶対、変な方向に突き抜けてくるわよ?」

凛「海未ちゃんなら、ランニング10キロとか言いそう」

にこ「止めて! 何か本当になりそうだから!」

花陽「遠泳?」

にこ「だから、止めてってば!」

おやじ「まぁ、園田の嬢ちゃんを信じてやりな」

にこ「他人事だからそう言っていられるのよ!」

おやじ「おう! まさに他人事だからな!」

にこ「もう、いやー!!」


【この時はまだ凛たちは知らなかった。海未ちゃんは予想を遥かに超えてくることを……】


              続



シリアスブレイカーにこ! こういう時の矢澤先輩は頼りになります

1期に1回は辛気臭い話が入りますが、それ以外は基本的にほのぼのです

それにしても、2期の絵里ちゃんは最初っからぶっ飛んでいますね
(この時はまだ知らなかった。彼女が作中で割と重要な役割をこなすことを……)


*前回のラブライブ!の次回
*らーめん屋おやじ


凛「ファイト一発から、リスさん追いかけて、崖を下り落ちて、丸太を飛び越えて、海にボシャンだったにゃ!」

おやじ「なんだ、そのコメディ? おい、本当に合宿に行ったんだよな?」

にこ「えぇ、間違いないわよ、もう!」

希「ニコっちたちは大変だったようやもんね」

凛「海未ちゃんが『山が呼んでいる』って言って重装備で来た時には、流石の凛も戦慄したにゃ!」

おやじ「登山に行ったのか? 嬢ちゃんたちは?」

にこ「だから、違うわよ!」

希「まぁ、色々ありましたで、ええやん」

にこ「良くないわよ!」

凛「新曲できたから成功だよね?」

希「せやね。それが目的やったんやからね」

おやじ「ははっ。嬢ちゃんたちはただの合宿でも、人の十倍は楽しんでくるなぁ」

にこ「大変だったのよ!」

凛「……まぁ、凛は死にかけたんだどね」フッ

おやじ「おう!? 猫の嬢ちゃんが今まで見たこともないくらい自虐的なんだが……」

希「そんなこともあったね……」


【わりと希ちゃん、海未ちゃんに同調していたよね?】



にこ「園田海未役をやっている園田海未です」キリッ

希「ちょっ、ニコっちいきなりそれは反則やん!?」

凛「穂乃果ちゃん、マイクに頭ぶつけてたよね?」

おやじ「なんだ? コメディの続きか?」

希「はい」

にこ「希ぃ!? 『はい』じゃないわよ!」

凛「A-RISEにも会ったんだよ」

おやじ「なんか、オレが居ない間に、本当に色々あったみたいだな」

希「そうですね。しかも、今度のライブはA-RISEのUTXで行うことになったんです」

おやじ「おっ、アウェーって奴か?」

凛「そうなのかな?」

にこ「……そうよ。それこそ、完全に実力の世界の話になるんだから!」

希「ニコっちは複雑やね」

にこ「それとこれとは話が別よ。全力でいくわ!」

凛「ニコちゃんはA-RISEの大ファンなんだ」

希「いつもお花ありがとって言われとったもんね」

凛「安定のオチ担当にゃ」

にこ「誰がオチよ!?」

おやじ「はははっ!」


【良かった、おやじさん元気そうだ……】



*大成功のライブの翌日
*らーめん屋おやじ


海未「最高のライブでした」

ことり「A-RISEにライバルだって言われちゃったもんね」

おやじ「おう。そりゃ、何よりだ」

穂乃果「今回は体調完璧だったよ!」

海未「それが当たり前です!」

穂乃果「うぅ……」

ことり「よしよし♪」

穂乃果「わーん、ことりちゃん!」ヒシッ

海未「全く、穂乃果は」タメイキ

おやじ「おっ、あんぽんたんの息が合ってきたじゃねぇか?」

海未「誰があんぽんたんですか!?」

穂乃果「あんぽんたん? 何か美味しそう!」

おやじ「な? あんぽんたんで良いじゃねぇか?」

海未「くっ……」

ことり「でも、4位までに入れるかな?」

おやじ「順位で何かあるのか?」

穂乃果「はい。4位まで入ると地区予選突破になるんです」、

おやじ「アイドルも予選とは大変だな」

海未「大丈夫です。皆、一所懸命に頑張りました」

おやじ「果報は寝て待て、ってか?」

海未「その通りです」


【たまには家でご飯を食べている凛だよ。毎日おやじさんのラーメンばかり食べているわけじゃないからね?】



*祝! 予選突破の帰り道
*らーめん屋おやじ


花陽「おやじさん! 地区予選突破しましたぁ!」

おやじ「おう! おめでとさん!」

真姫「おやじさん。まだ冷やし中華ってありますか?」

おやじ「おうよ! トマトサービスしてやるぜ!」

真姫「ありがとうございます」トマト

絵里「ペリメニください!」ハイッ!

おやじ「嬢ちゃん……」マタカ・・・

花陽「絵里ちゃん……」カシコクナイ

真姫「絵里ちゃん……」ムカシハカシコカッタノニ

絵里「?」ハラショー?

おやじ「嬢ちゃんには負けたぜ、作ってやるよペリメニ」

花陽「え!? おやじさん作れるんですかぁ!?」

おやじ「おう。別嬪さんが毎回ペリメニってうるさいからな」

真姫「おやじさん、遂に絵里ちゃんに根負けしたのね……」

絵里「わくわく」

おやじ「ほらよっ!」

真姫「早過ぎない!?」

おやじ「下準備はしてたんだよ」

絵里「ペリメニ……」パクリ

花陽「絵里ちゃん、美味しい?」

絵里「おやじさん」キリッ

おやじ「何だよ?」

絵里「いつものペリメニじゃない~。いつものが良い!」

おやじ「うるせえよ!」


【あっ、おやじさんがキレたにゃ。でも、絵里ちゃん、それはないにゃ】



真姫「ありえないわね」

花陽「ありえません」

絵里「? おやじさん、この料理は何ですか?」

おやじ「それがペリメニだよ!」

絵里「ハラショー!?」

真姫「絵里ちゃんって本当にロシアに行ったことがあるのかしら?」

花陽「ボルシチは食べたことがあるって言っていました」

おやじ「多分、嬢ちゃんの家でも餃子食ってたんじゃねえのか?」

絵里「絵里ちゃんが勝手にペリメニって呼んで?」

花陽「ありそうです」

絵里「? おやじさん、ペリメニください!」

おやじ「いや、オレはな、結構頑張って作ったんだぜ。それを、な」

花陽「おやじさん、絵里ちゃんは少しおかしくなっただけなんです!」

真姫「絵里ちゃんが残しても、私たちが食べます」

おやじ「そうか、優しいな嬢ちゃんたち」ホロリ

絵里「ペリメニ!」

おやじ「うるせえよ! これでも食ってろ!」ギョウザ

絵里「ペリメニッ!!」

おやじ「……はぁ。実物を見るまでお前さんたちが大袈裟に言っていたと思っていたんだが、こりゃ重症だな」

真姫「はい……」

花陽「かなり大変です……」


【絵里ちゃん……】



おやじ「何だって、別嬪さんはこんな残念なことになったんだ?」

真姫「多分、μ'sに入った頃から徐々にですね」

花陽「よく考えたら、穂乃果ちゃんの生徒会長就任あいさつの時の絵里ちゃんの立って拍手も少しおかしかったような気がします」

真姫「皆でゲームセンターに行った辺りで、その片鱗を見せて」

花陽「合宿を提案した時には手遅れになっていたんだと思います」

おやじ「A-RISEなんて素人だって、別嬪さんが言っていたと前に関西弁の嬢ちゃんに教えてもらったな」

絵里「あら? 私、そんなこと言ったかしら?」ペリメニオイシイ

真姫「若年性健忘症?」

おやじ「脳に糖分が供給されていねえのかもしれねぇ」

花陽「はっ!? まさか!?」

絵里「あの……流石に酷くない、かしら?」

花陽「お願いします。一粒だけで良いんです。絵里ちゃんに賢さの種を与えてあげて下さい!」

真姫「よく分からないけど、同意するわ」

絵里「美味しいのかしら? 賢さの種?」

おやじ「だめだ、こりゃ……」


【もう手遅れなんだよ! おやじさん……】



おやじ「はぁ、なんか疲れたな」

花陽「はい、分かります」

真姫「そう言えば、全然話題が変わりますが」

おやじ「ああ、むしろその方が良い」

絵里「?」パクパク

真姫「前に凛ちゃんに聞いたんですけど、タイムスリップした凛ちゃんが現れたって本当ですか?」

花陽「そう言えば、凛ちゃん言ってたね?」

おやじ「ああ。多分、嬢ちゃんで間違いないと思う」

真姫「ですが、タイムスリップなんてSF染みた話、本当にありえるんでしょうか?」

おやじ「世の中不思議だらけだ。可能性なんてどれだけでもあるんじゃねえか?」

真姫「おやじさんにしては非現実的なことを言いますね?」

おやじ「この目でみたんだから、仕方がねえさ」

花陽「でも、凛ちゃんの親戚の人とかの可能性もありませんか?」

おやじ「うーん。それにしては、本人の言動と行動がどうにも猫の嬢ちゃんと被るんだよな……」

絵里「何の話?」

真姫「絵里ちゃんはそのペリメニ食べてなさい!」

花陽「なんでもないんだよ。ペリメニ食べようね?」

おやじ「……タイムスリップの話だ。嬢ちゃんには関係ねぇ、ペリメニ食ってろ」

絵里「ハラショー」ショボン

絵里「でも、タイムスリップなら、亜里沙ができるわね」

真姫・花陽・おやじ「はあっ!?」


【賢くない絵里ちゃんからのとんでもない発言! 次回に続くにゃ!】


               続



この絵里ちゃん、重症だろう……
そんな中急展開を迎えるらーめん屋おやじ
アニメ2期は急速に時間が進んでいくので、長さの調節が難しいですね


真姫「絵里ちゃん……遂にそんな遠いところまでいっちゃったのね……」

花陽「大丈夫です! 花陽は絵里ちゃんの味方だよ……?」

絵里「……ええと、二人とも流石に酷くないかしら?」

おやじ「いや、オレも反応に困っている場面なんだがな」

絵里「亜里沙、私の妹なんですが、あっ、前に一緒に来た子なんですけど、おやじさん知っていますよね? その亜里沙がタイムスリップできるって言っていたんです」

真姫「……内容もだけれど、説明も絵里ちゃんってこんなに下手だったかしら?」

花陽「大丈夫です。私は分かっていますから」

おやじ「……それで嬢ちゃんはその言葉を信じているんだな?」

絵里「はい! 亜里沙の言うことですから」

真姫「姉バカ?」

花陽「アルパカと響きが似ているね」

おやじ「まぁ、オレ自身が非現実的なことを言ってんだ、信じなきゃ始まらんよな」

絵里「それじゃあ、今度亜里沙を連れて来ますね?」

おやじ「おう、頼んだ」

絵里「頼まれました」

真姫「あの、おやじさん、本当に良いんですか?」

おやじ「良いんじゃないか? こういうのも」

花陽「そういうものなんですね」


【何だか話がまとまったようにゃ! ちなみに凛の出番は当分先だよ】



*夕方、ハラショー姉妹がやってきた!
*らーめん屋おやじ


絵里「こんばんは」

亜里沙「こんばんは! タイショウ!」

おやじ「おう! いらっしゃい!」

真姫「……不安なので来ました」

おやじ「悪いな、嬢ちゃん」コソコソ

亜里沙「タイショウ! 私もペリメニが食べたいです!」

絵里「おやじさん、ペリメニ2つお願いします」

おやじ「お、おう!」

おやじ「なぁ、嬢ちゃん。どっちだと思う?」コソコソ

真姫「……餃子だと思いますが、自信はありません」ボソッ

おやじ「とりあえず餃子にしておくか。嬢ちゃんは冷やし中華か?」

真姫「はい」

亜里沙「タイショウ! タイムスリップの話を聞きたいんですか?」

おやじ「おう、いきなりだな」

絵里「ちゃんと説明しておきました」エッヘン

亜里沙「感覚的な話になるんですけど、それでも良いですか?」

おやじ「ああ、とりあえず聞かせてくれ」

亜里沙「分かりました」


【タイムスリップについて亜里沙ちゃんが語り始めるよ!】



亜里沙「まずですね、集中している時はできないんです」

おやじ「ほう? そういうもんか」

亜里沙「はい。ぼーっとしている時にたまにできるんです」

真姫「意図的にはできないのね?」

亜里沙「はい。偶然できたらラッキーかな? という感じです」

亜里沙「それでですね、ぼーっとしている時に自分を2ミリずらすんです」

おやじ「待った。自分を2ミリずらすって何なんだ?」

亜里沙「あっ、これが感覚的な話で、自分の中身、魂的なものですか?それを2ミリずらしておくんです」

真姫「早速、意味が分からないわ」

おやじ「ああ……いや、続けてくれ」

亜里沙「はい。2ミリずらしたら、家の2階から1階へ階段を降りるイメージをするんです」

亜里沙「でも、普段は階段の途中で止まるんです。それでも、すっごいぼーっとしている時に、たまーに1階に行けるんですが、その時に気付くと違う時間に跳んでいます」

絵里「流石亜里沙ね!」フムフム

おやじ「いや、お前さん、意味分かってて言ってんのか?」

亜里沙「この間のテストで最後を×にして間違っていたんですけど、○にできて1点得しました!」

絵里「駄目よ、不正は」

亜里沙「はーい」


【? 誰か今の話、理解できた人いる?】



おやじ「正直、方法が感覚的過ぎてオレには理解できないが、違う時間に跳んでいるって言うのは確かなのかい? 嬢ちゃん」

亜里沙「はい。携帯で時間を確認すると昨日だったり、4年後だったりしました!」

真姫「4年後ってやけに具体的なのね?」

亜里沙「はい! 真姫さんが残してくれたノートを──あっ!? これは言っちゃいけないんだった!?」

真姫「私が残したノート……?」

おやじ「……何だか、その反応を見るとやけに本当っぽい感じがしてくるな」

絵里「流石私の亜里沙!」

亜里沙「でも、跳ぶ時間はランダムだし、居れる時間もちょっとなので、実はあんまり役にたちません」

おやじ「ふーむ」

真姫「ノート……?」

おやじ「なぁ、嬢ちゃん、実は全部気のせいだったって言うことはないか?」

絵里「おやじさん、それは流石に──」

亜里沙「はい、気のせいかもしれません」

絵里「亜里沙!?」

亜里沙「正直、証明する方法はないので、私自身も気のせいかなって思うことがよくあります。雪穂にはきっと夢を見たんだよって言われました」

おやじ「まぁ、そっちの方が現実的か」

真姫「待って! 私が残したノートについて教えてもらえるかしら? 亜里沙ちゃん?」

亜里沙「うっ……。言わないとダメ、ですか?」


【真姫ちゃんの顔がダメって言っているよ!】



亜里沙「うぅ……。真姫さんってμ'sの作曲をしているじゃないですか? 多分、そのノートを私見ちゃっている時に跳んじゃったんです」

真姫「未発表の曲?」

亜里沙「はいぃ……」

真姫「……タイムスリップを証明できる手がかりになりそうだけど、流石にそれは私自身がしたくないわね」

おやじ「タイムパラドックスってやつか?」

真姫「はい。それもありますし、何より自分が未来で作るものを今知りたいとは思いません」

絵里「不正は駄目よ、真姫」

真姫「多分絵里ちゃん、ノリで言っているんでしょうけど、その通りね」

おやじ「なるほど。信じるか信じないかは、それぞれ次第か」

亜里沙「はい。タイムスリップってそれだけ曖昧な概念だと思うんですよ」

真姫(言葉の端々が時間跳躍の影響を受けていそうなのよね、この子……)

おやじ「そうか。貴重な話をありがとな!」

亜里沙「はい、お役に立てましたら嬉しいです!」

おやじ「おう! ペリメニと言う名の餃子を作ったから食べな」

亜里沙「ありがとうございます! タイショウ!」

絵里「わー、ペリメニ!」


【結局、結論は出なかったんだって】



*その日、綺麗な星空の下
*らーめん屋おやじ


??「こんばんは、おやじさん」

おやじ「噂をすれば、嬢ちゃんだよ……」

??「あら? 私の噂をしていたんですか? 嬉しいですね」クスッ

おやじ「はぁ。こっちは頭が痛い話なんだがな」

??「私、何か困らせていますか?」

おやじ「まぁな。……率直に聞くぞ? お前さん、猫の嬢ちゃんだろ?」

??「猫の嬢ちゃん……懐かしいですね……凛ちゃんのことですか?」

おやじ「ああ」

??「ふふっ。それはありません。凛ちゃんは別に居るじゃないですか?」

おやじ「承知の上だよ。猫の嬢ちゃんが将来タイムスリップして、今ここに居るんじゃねえのかと、メルヘンなことを考えちまっている」

??「確かに、おやじさんらしくはないですね。とっても、メルヘンです」

おやじ「ああ、その通りだよ! だがな、嬢ちゃん。さっき懐かしいって言ったよな?」

??「聞き間違いじゃないですか?」

おやじ「白々し過ぎだろ……。じゃあ、嬢ちゃんは誰なんだ?」

??「うーん、難しい質問ですね」

おやじ「いや、名前を聞いているだけだぞ?」

??「おやじさんの娘、で良いんじゃありませんか?」

おやじ「だから、オレに娘はいねえよ」

??「とりあえず、いつものお願いします」

おやじ「マイペースだな、おい!」

??「いつものにゃ!」

おやじ「最早、わざとだろう? まぁ、良い。はいよ! 塩ラーメン一丁!」ヤケクソ


【……】



??「減塩、野菜増しですね?」

おやじ「ああ、そうだよ!」トントン

??「おやじさん。私が例えば、凛ちゃんだとして、そこに何か意味はあるんでしょうか?」

おやじ「ん? オレのもやもやがスッキリする」ザッザッ

??「なるほど、それは意味がありますね。ですが、残念ながら私は凛ちゃんではないので、それは叶いません」

おやじ「はいよ! 塩ラーメン!」

??「わー、いただきます!」ズズッ

??「凛はやっぱりこの味が大好きにゃ!」

おやじ「おい、凛って今言ったぞ?」

??「聞き間違いです」キッパリ

おやじ「いっそ清々しいな!」

??「私は凛ちゃんではなく、タイムスリップもしていない、おやじさんのラーメン好きのお姉さんです」

おやじ「はいはい、そうかよ」

??「……これは、胡蝶の夢なのですから」

おやじ「そう言えば、この前も胡蝶の夢って言っていたな」

??「はい。唯一答えることができるとすれば、それが答えですね」

おやじ「夢か現か曖昧なこと、もしくは人生の儚さ、か」

??「そんなところです」

おやじ「……まぁ、良いさ。オレはそこまで答えに固執していないからな」

??「はい、分かっています」


【とても綺麗な星空の日、でした】


           続



もしかしたらできるかもしれない亜里沙のタイムスリップ講座でした

ついでに、張本人のロングヘアの美人なお姉さんも登場する始末です

さり気なく部長回をスルーしていますが、それはアニメでご視聴いただければ

>>1

結局映画見たんだ
そうじゃなきゃ例のノートことは知らないはず...

>>69
見ていないけど、変なところネタバレくらって……
例のノートの部分だけなので、致命傷は受けていないはず


*2年生組は修学旅行中の帰り道
*らーめん屋おやじ


絵里「おやじさん、おすすめ一ついただけますか?」

おやじ「あいよ! 塩ラーメン一丁! 嬢ちゃん、今日は一人か? 珍しいな」

絵里「はい。たまには一人も良いかなと思いまして」

おやじ「そうかい。まぁ、それも良いだろうな」ザッザッ

絵里「はい」

おやじ「そう言えば、穂むらの嬢ちゃんたちは修学旅行中だったか?」ザクザクザク

絵里「はい。皆楽しんでいるようです」

おやじ「そうか。そりゃ、良かった」

おやじ「はいよ! 塩ラーメン!」

絵里「いただきます」チュルン

おやじ「相変わらず絵になるねぇ、嬢ちゃん」

絵里「そうですか? 私、最近かしこくないって言われていますよ?」

おやじ「……わざとだろ?」

絵里「……バレていますか?」

おやじ「まぁな。おやじの目は誤魔化せんよ」

絵里「ふふっ、参りました」


【あれ? 賢い絵里ちゃんが帰ってきたの!?】



絵里「そうですね……今が一番楽しいんだと思います」

おやじ「肩ひじ張っているのはもったいないもんな」

絵里「はい。生徒会長も穂乃果に譲りましたし、私も青春って言うものを楽しみたいと思ったんです」

おやじ「青春か。嬢ちゃんが言うと説得力があるな」

絵里「そうですか? そうですね……穂乃果みたいに真っ直ぐに駆け抜けたいなぁってある日、突然思いました」

おやじ「穂むらの嬢ちゃんの人徳だな」

絵里「はい。あと、海未のように自分を隠さないで生きるのにも憧れます」

おやじ「園田の嬢ちゃんはもうちょっと隠した方が良いがな」

絵里「この間、がんだむ?を持ってきて、凛に自慢していました」

おやじ「相変わらず、お堅いわりにはフリーダムな嬢ちゃんだ」

絵里「口では色々言いますが、あれが海未の本来の姿なんですね」

おやじ「一般的には子供って言うんだがな」

絵里「良いじゃないですか、子供。私、子供の頃は可愛らしくなかったんですよ?」

おやじ「背伸びし過ぎてか?」

絵里「ほんと、おやじさんは察しが良過ぎますね」クスッ

おやじ「まぁ、いろんな奴と接してきたからな」

絵里「ことりのような明確な目標はないですけど、今と言う時間を楽しめれば、その先も見えるような気がするんです」

おやじ「そうだな……そうかもしれんな」


【ちょっと大人な会話。絵里ちゃんがやっぱり賢く見えるよ!?】



絵里「穂乃果と相談して、2年生組が居ない間のリーダーは凛に務めてもらうことにしたんです」

おやじ「あの嬢ちゃんのことだ、にゃーにゃー言ってなかったか?」

絵里「言ってました」クスッ

おやじ「自分に自信がないのと、女の子って言うのが苦手なんだろうさ」

絵里「そうですね。だからこそ、リーダーであるべきだと思うんです」

おやじ「嬢ちゃんの成長に繋がるし、案外あの嬢ちゃんはリーダーを務められる人財だろうしな」

絵里「私たちの宝ものですもの」

おやじ「大事にされてるな、猫の嬢ちゃんは」

絵里「おやじさんも大事にしているじゃないですか?」

おやじ「オレは皆に平等だぜ?」

絵里「……そう言うことにしておきます。あっ! そう言えば、先日はお役に立てず申し訳ありませんでした」

おやじ「タイムスリップの話か? いや、十分ためになったぜ」

絵里「ですが、おやじさんの言っていた未来の凛の話と亜里沙の話では全く別の話じゃないですか?」

おやじ「ほう。気付いていたのか」

絵里「はい。凛は未来の姿のまま過去に戻って、亜里沙は未来の自分に過去の自分が入り込んでいます」

おやじ「まぁ、その通りだ」


【賢い人の話で凛にはついていけないよう!】



おやじ「それでも、オレは嬢ちゃんの妹さんの話を聞けて良かったと思っている」

絵里「それなら、良いんですけど」

おやじ「ちなみに、あの日の夜に噂の嬢ちゃんと会ったぜ」

絵里「本当ですか!?」

おやじ「ああ。自分は猫の嬢ちゃんじゃないと言っていたが、どこまで本当の話なのか」

絵里「見た目は凛なんですよね?」

おやじ「正確にはあの嬢ちゃんを成長させて髪を伸ばして、度胸をつけた感じだな」

絵里「……まるで、凛の理想像ですね」

おやじ「かもしれねえな」

絵里「亜里沙の話も非現実的ですし、未来の凛の話も非現実的ですが、不思議とそう言うことがあるのではないかと思っていまいます」

おやじ「オレもその口さ」

絵里「夢と言うのは、どんな年齢でも許されるものでありたいですね」

おやじ「それは年寄りの台詞だ」

絵里「ふふっ、私はおばあさんですか?」

おやじ「こんなに若いばあさんは居ないさ」

絵里「そうかもしれません」フフッ

絵里「あっ! ペリメニください!」

おやじ「……どっちだよ?」

絵里「いつもの、です」クスッ

おやじ「はいよ! ペリメニと言う名の餃子な!」

絵里「はい」


【絵里ちゃんは満面の笑顔だったよ】


            続


実はかしこかった絵里ちゃんの話

最近、凛ちゃんが出てきませんが、裏ではしっかり店に通っています

りっぴーメイカー欲しいですね。リッピーリッピー


*ファッションショーライブの後の帰り道
*らーめん屋おやじ


花陽「とっても凛ちゃん、可愛かったんです!!」

おやじ「お、おう」

真姫「まぁ、その凛ちゃんには逃げられちゃったけどね」

希「せっかくの主役だったんやから、祝勝会みたいにパーッと盛り上がっても良かったんやけどね」

おやじ「お前さんたちの祝勝会はこんな屋台でやるもんなのか?」

希「いや、ここはウチらのなんて言うかホーム?やん」

真姫「気が付けば、μ'sでの思い出ってこのお店がいつも出てくのよね」

花陽「私たち常連です!」

おやじ「まいど、世話になってるよ!」

真姫「そう言えば、今日の絵里ちゃん。少しかしこかった気がするわね」

希「せやね」

花陽「久しぶりにキリッとしている絵里ちゃんを見た気がします」

おやじ「おいおい、別嬪さん、あんた酷い言われようだぜ」

希「おやじさん、これはウチらの愛、やで」

おやじ「酔ってんのか?」

希「素ですやん!?」

真姫「いつも絵里ちゃんはああいう感じだと安心できるのに」

花陽「はい、私もそう思います」

おやじ「……まぁ、別嬪さんは別嬪さんだ。多少変でもフォローしてやれば良い」

希「たまに、おやじさんの方がメンバーのプライベート知ってそうやん?」

おやじ「どうだろうな?」


【どうも凛です。今日はビックリだったよ! 今はお家でゆっくりしているんだぁ】



おやじ「にしても、穂むらの嬢ちゃんたちは台風直撃だって? あの嬢ちゃんたちも大変だな?」

花陽「雨やめー! が効かなかったそうです」

おやじ「そうそう天候を操ってもらっても困るからな」

真姫「でも、元気そうではありました」ギュッ

おやじ「そうかい。そりゃ、良かった」

希「ねぇ、おやじさん?」

おやじ「なんだい? 嬢ちゃん」

希「突っ込みはなし?」

おやじ「ああ、可愛いもんじゃねぇか」

真姫「……」ギュッ

花陽「ビックリだよね。まさかそんな大きい景品が獲れるなんて!」

希「状況説明ののんたんです。おやじさんのお店の前にゲーセンに寄ったん。何でか真姫ちゃん、クレーンゲームやってたんやけど、なんと! 景品ゲットしたんやで?」

おやじ「誰に言ってんだよ?」

希「スピリチュアルやね?」

真姫「……何気に、希ちゃんの口癖、このお店で初めてじゃない? 意味は分からないけど」ギュッ

花陽「そう言えばそうだね」ワイノワイノ

希「こうしておやじさんは突っ込みを入れず、ウチらが帰るのを見送りましたとさ」

おやじ「なんだ? そのナレーション?」

希「スピリチュアルやね!」


【ちなみに真姫ちゃんはでっかいゴーレムのぬいぐるみをギュッと抱きしめていたよ!】



*ハロウィンライブの帰り道
*らーめん屋おやじ


穂乃果「私たちはいつも通りで良いんだよ! って結論になりました」

おやじ「そりゃ、そうだろ」

凛「えー! おやじさん、気付いていたんなら教えてよー」

にこ「おかげで恥かいちゃったわよ!」

おやじ「まぁ、ここ数日の右往左往っぷりは大したもんだったな」

穂乃果「絵里ちゃんは思いっきり楽しんでいたよね?」

凛「あと海未ちゃん。一番暴走していたよね?」

にこ「ニコ的には花陽のにっこにっこにーに末恐ろしいものを感じたわ」

凛「かよちん、すっごい上手かったよね?」

穂乃果「ぷぷッ、海未ちゃんの凛ちゃんの物真似も凄かったよ?」

にこ「ああ、あれね……。乗り越えてはいけないラインを越えたと言うか何と言うか」

おやじ「園田の嬢ちゃんはわりといつも振り切れているだろ?」

にこ「あっ、そうね」

凛「そうにゃ」

穂乃果「……まぁ、結局最後のアレはなかったことにしたいよね……」

にこ「ああぉーーーーっ!」

凛「あれは、一時の気の迷いにゃ……」

おやじ「何だ皆して頭を抱えて?」

凛「おやじさん、これは触れてはいけない話なの」キリッ

おやじ「お、おう」


【デーモン的な小暮さんは忘れよう! うん!】



おやじ「それにしても、お前さんたちいつもライブやってるよな?」

穂乃果「ラブライブ予選を突破しなくちゃいけないからね」

にこ「アイドルショップもニコたちのグッズが充実してきたわね」クフフフッ

凛「でも、アレって版権とか大丈夫なの?」

にこ「凛!」

凛「にゃ!?」

にこ「それは触れてはいけないことなの!」

凛「分かったにゃ! 部長!」

おやじ「触れてはいけないことばかりだな、嬢ちゃんたち」

穂乃果「おやじさん、パンが食べたいです!」パン!

おやじ「唐突だな! 穂むらの嬢ちゃん!?」

穂乃果「パンはありませんか?」グイッ

おやじ「店の名前呼んでみな」ホレ

穂乃果「らーめん屋おやじ……の娘?」ハリガミ

おやじ「あっ! あの嬢ちゃん、いつの間に!?」ハガシ

穂乃果「パンありませんか?」

おやじ「うちはラーメン屋だよ! パンはねえだろ!」

穂乃果「帰りにコンビニ寄って帰ろう」フラグ1

おやじ「いや、お前さん。カロリー計算しろよ、年頃の娘なんだからよ」

穂乃果「大丈夫! 毎日運動しているから!」フラグ2

おやじ「ほんとかよ……」


【フラグって回収されるんだよ、穂乃果ちゃん? え? 凛は大丈夫だよ!】フラグ3←変なフラグ立てないでにゃ!


               続



なんで皆そんなに絵里ちゃんに厳しいんだ……まぁ、賢くなく描いていたけど

穂乃果ちゃんはフラグを乱立し、花陽ちゃんは毎日お米を愛しています

何か久しぶりに登場した気がする凛ちゃん


*ランニング中の二人
*らーめん屋おやじ


穂乃果「はぁはぁはぁ……お、おやじさん、味噌ラーメン一つ!」

花陽「チャーシュー丼ください!」

おやじ「ん? いらっしゃい。なんでトレパン(運動服)なんだよ?」

穂乃果「ギクッ!?」

花陽「オロオロオロ」

おやじ「なんて分かりやすい嬢ちゃんたちだ。運動中に食べても身体に悪いだろ? ちょっと待ってろ」

穂乃果「フラグって回収されるんだね……」

花陽「ごはん……」

おやじ「哀愁が漂ってるぞ? ほらよ」ハイッ

穂乃果「お水?」

花陽「うどん?」

穂乃果「うわっ、ぬるい。酸っぱい!」(>*<)スッパ

花陽「美味しい……でも、これうどんじゃないです!」

おやじ「アミノ酸入りのドリンクと豆腐麺だ。冷水は体力を奪うからな、常温にしてある。豆腐麺はタンパク質も取れるし、腹も膨れて美味い」

花陽「ポン酢ですか?」

おやじ「ああ。しょうゆでもいけるが、こっちの方がスッキリする」

穂乃果「何だか元気が出てきたよ!」

おやじ「猫の嬢ちゃんと同じタイプだな。少し腹を休めていけ。急に走ると腹にくるぞ?」

穂乃果・花陽「はーい」


【おやじさんの陰ながらの協力で2人ともダイエットに成功したよ!】



海未「やらかしてしまいました……」

凛「海未ちゃん、元気出して!」

ことり「ことりのせいだよ……」

おやじ「まぁ、失敗しない人間なんて居ないさ」

海未「ですが、多くの人にご迷惑をかけてしまいました」

おやじ「でも、何とか挽回しようとしているんだろ?」

海未「はい……それはもちろんです……」

ことり「ことりがあの時、間違わなければ……」

おやじ「起こってしまったことはしょうがねぇ。失敗を悔やむくらいなら、挽回できるように精一杯頑張る方が良いさ」

凛「凛もいっぱい失敗するよ。だから、ごめんなさいって言って謝るの」

おやじ「流石嬢ちゃん、潔いな。落ち込むのはどうしようもならんだろうが、誠意を見せて、今後の糧にするんだな」

海未「はい……」

ことり「はい……」

凛「二人とも暗いにゃ!」

おやじ「しょうがねぇ嬢ちゃんたちだ。仕方がねぇ、元気の出るもの出してやるよ」

凛「ねばとろラーメンだね!」

おやじ「ああ、こいつを食えば、元気出るよな? 嬢ちゃん」

凛「うん! 頑張ろうって気持ちになるよ!」


【ねばとろラーメンを食べて、2人とも少し元気になったよ!】



*気が付けば、秋も過ぎた頃
*らーめん屋おやじ


希「──そんなわけで、皆で新しい曲を完成させたんです」

絵里「希の夢だったものね」

希「せやね」

おやじ「そうか。そりゃ、良かった」

お姉さん「スノハレか……懐かしいなぁ」

希「!?」

絵里「え!?」

おやじ「……なんだよ嬢ちゃん? 神出鬼没だな?」

絵里「……誰?」

希「凛ちゃん、なの……?」

お姉さん「初めまして、おやじさんの娘です」

おやじ「オレに娘は居ないがな」

絵里「……あなたが未来の凛なのね?」

お姉さん「人違いだよ、絵里ちゃん」ニッコリ

希「!? そういうことなん……?」

お姉さん「あっ! 希ちゃん、今気付いたことは内緒にしてね?」

希「……ウチには言えんもん、そんなことは……」


【……】



おやじ「で、何のようだ嬢ちゃん?」

お姉さん「ん? 希ちゃんの夢は、皆の夢にもなったんだよって伝えたくて」

絵里「そうね……あの歌は皆の夢が重なり合ったからできたのよね」

希「……ウチの宝物、やね」

おやじ「そんな百も承知のことをお前さんはわざわざ伝えに来たってかい?」

お姉さん「分かっていても言葉にしたいことってあるじゃないですか?」

おやじ「まぁ、言葉にしないと分からんもんだ。人間はな」

お姉さん「そんな幸せな時間を私は過ごしていたんだって思ったら、つい顔を出したくなるよね?」

おやじ「その辺の機微はオレには分からんよ。まぁ、お前さんの目的は別だろ?」

お姉さん「ふふっ」

絵里「あの……凛?」

お姉さん「おやじさんの娘です」

絵里「お、おやじさんの娘さん?」

お姉さん「はい、何かな? 絵里ちゃん」

絵里「あなたは私たちに何を伝えたいの?」

お姉さん「予選の日、大雪になるよ」

絵里「え!?」

お姉さん「だから、準備はしておいた方が良いかも」

希「……世話焼きなところ、変わってないやん」


【……】



おやじ「大雪、ね……」

お姉さん「雪かきが必要なレベル」

絵里「それって、本当に大雪じゃない!」

おやじ「お前さん、もう未来から来ていること隠しちゃいないな?」

お姉さん「ちゃうねん、ウチの占いやん?」

希「ウチの真似されとる……」

絵里「全然似てないわね」

お姉さん「酷いよ、絵里ちゃん!」

おやじ「で、お前さんはどうするべきだと思うんだ?」

お姉さん「μ'sは街に愛されているから、皆助けてくれるけど、道具って足りないよね?」

おやじ「なるほど、な」

絵里「もしかして、生徒会の仕事で穂乃果たちが参加できなくなるの!?」

お姉さん「未来のことは分からないにゃ!」

おやじ「今にゃって言ったぞ、この嬢ちゃん」

お姉さん「でも、今からでもできることってあるよね? これはそういうお話」ウインク

おやじ「おわっ!? 片目をつぶってオレに攻撃してきたぞ!?」

お姉さん「ウインクって言うの!」


【??】



おやじ「まぁ、言いたいことは分かった。準備をしておく。これで良いんだな?」

お姉さん「お手数をお掛けします」

おやじ「心にもないことを」

絵里「えっ!? おやじさん、何をするつもりなんですか?」

おやじ「故郷の知り合いから道具を送ってもらう。都会の奴はそういう道具、持ってないだろ?」

お姉さん「おやじさんは秋田の出身だから、大雪は慣れているんだよ」

おやじ「まぁな。馴染みの奴に声をかければ、必要な分のシャベルは揃うだろうよ」

絵里「なんだか、申し訳ありません」

おやじ「いや、大したことじゃないさ。それにこの嬢ちゃんに恩を売っておけば、後で得しそうだしな」

お姉さん「うっ……」

希「でも、今の段階じゃ、大雪のことを言っても信じてもらえないんじゃないんですか?」

おやじ「信じてもらう必要はないさ。ただ道具を送れって言えば、送ってくれる」

お姉さん「流石、人望のおやじさん!」ヨッ

おやじ「調子良いこと言いやがって。まぁ、これで当日の嬢ちゃんたちの不安が一つ消えるんだったら、安いもんだ」

希「……ありがとうございます。おやじさん」

おやじ「なあに、常連にはサービスするもんだろ?」


【いつもおやじさんは優しい。私は、ずっと前からそれを知っている】


                 続



謎の嬢ちゃん、普通に登場の回

希ちゃんはお姉さんの正体に気付いたようですが、それは果たして……?

物語は終盤に向かっていきます

ちなみに豆腐麺は青森県の弘前道の駅で売っています。美味しいよ!

おつ

>>100~106
ありがとうございます
しかし、なんと今回で最終回です
毎日更新はむーりー。プロットがある話は別として、日常回は苦手なので
映画は近くでやってないよぅ
豆腐麺の他にも豆腐かまぼこが売っているけど、こっちは甘い


*ラブライブ地区予選のその後
*らーめん屋おやじ


凛「おやじさん」

おやじ「おう、いらっしゃい! 嬢ちゃん」

凛「凛ね……凛たちね……やったよ、やったんだよ!」

おやじ「そうか……そうかっ!」

おやじ「……おめでとう!! 嬢ちゃん!」

凛「ありがとう!! おやじさん!」グスッ

おやじ「おいおい泣くやつがあるか……まだ、決勝が残ってんだろ?」

凛「……うん……だけど、今だけ……ね……?」

おやじ「そうか……そうだな。なら、好きなだけ、泣け……泣いて良いさ……」

凛「うんっ!」ポロポロポロ


絵里「きっと、凛の始まりはここだったのね……」

真姫「私の始まりもここよ」

花陽「私もです……」

海未「3人がけの小さな屋台ですが」

ことり「私たちにとっては、とっても大きな場所だったよね?」

希「せやね。ここはウチらの家、みたいなところやから」

にこ「ニコはいっつも弄られて大変だったわよ!」

穂乃果「ふふっ。μ'sの記憶はいつだって、このお店と共にある」

??「──これまでも、そして、これからも、ね?」

皆「!?」


【凛はおやじさんに、一番に伝えたかったんだっ!」



絵里「あなたは……未来の凛?」

希「……どうして、ここにおるん?」

真姫「この人が……未来の凛……?」

花陽「きれい……」

にこ「!?」

お姉さん「ちょっと場所を変えましょう? 今はおやじさんと凛ちゃんだけの時間だから」

穂乃果「は、はい。……分かりました」


*近くの公園


お姉さん「まずはラブライブ地区予選突破おめでとう!」

海未「あ、ありがとうございます?」

ことり「見れば見るほど凛ちゃんだよ……!?」

希「ウチらに何か用ですか?」

お姉さん「希ちゃん、そんな怖い顔しないで」

絵里「そうよ、希? どうしたの?」


【……】



希「だって! この人がここにおるってことはっ!」

お姉さん「希ちゃん、安心して。私はお別れを言いに来ただけだから」

絵里「お別れ……?」

お姉さん「そう、お別れ。私はそろそろ夢から覚めないといけないから」

希「!? でも、それやと……!」

お姉さん「胡蝶の夢はいつか覚めないといけないの。でないと、皆先に進めないから」

真姫「……正直、話が見えないわ」

お姉さん「それで良いのよ。でも、希ちゃんだけは理解しているんだろうけど、ね」

希「……」

お姉さん「ここまでは私の物語。だけど、ここからは凛ちゃんの物語」

希「……なぁ、凛ちゃん。凛ちゃんはそれで満足なん?」

お姉さん「満足かな。だって、先に進めた皆を見れたから」

お姉さん「ずっと、ずーっと心残りだった。だから、最期に私はこんな夢を見てしまった」

お姉さん「心残りのまま、かつての夢を叶えて、心残りのまま終えていく。そして、今は夢」

お姉さん「それがやっと終わったの。だから、満足」


【……】



希「凛ちゃんの夢が終わるってことは、ウチらはどうなるん?」

お姉さん「どうもならないよ。時間はずっと進んでいくだけ

希「でも、これは凛ちゃんの夢で、ウチらはその登場人物でしかあらへんやん!」

絵里「え……?」

お姉さん「それは希ちゃんの勘違い。確かに、私の夢だけど、皆は確かに現実として存在している」

希「うそ……? 本当なん!?」

お姉さん「うん。だって、ここまで進んでこれたのは、間違いなく皆の力なんだから」

希「でも、凛ちゃんが過去に干渉したから、今のウチらが居て……」

お姉さん「私は干渉していないよ? ただ、見ていただけ」

絵里「……理解はできていませんが、あなたは大雪のことを伝えてくれました」

お姉さん「ううん。それは大したことじゃないの。μ'sが出来上がった時点で、もうこれは別の物語になっていたんだ」

にこ「……つまり、凛がμ'sに入った時点で、心残りなんてとっくになくなっていたのね?」

お姉さん「……流石、部長。正解です」

にこ「ふんっ! 何が見ていただけよ? ニコの人生に多大な影響を与えたくせに!」

お姉さん「あちゃー、やっぱりかにゃ?」


【……】



にこ「ニコはね、あんたに憧れてアイドルを目指したのよ!? 影響与え過ぎでしょ!?」

お姉さん「たまたまニコ部長の目の前を通り過ぎただけ、のはずだったんだけどなぁ」

にこ「その時点で、ニコの目標とするアイドル像が固まってしまったの!」

お姉さん「そっか、そこから分岐しちゃったかぁ。まぁ、そうだよねー。私自身、部長プロデュースだからなぁ……」

穂乃果「あ、あの……どういうこと?」

にこ「昔、偶然、このキラキラな奴を見て、アイドルみたいって私が勝手に憧れたの!」

お姉さん「まぁ、実際、凛はアイドルだったんだけどね……」

希「そんでもって、凛ちゃんはウチらを夢として認識しているわけやから、ウチらは夢の中の住人でしかあらへんはずなん」

絵里「でも、それは希の勘違いで、実際は亜里沙のタイムスリップと同じようなものだった……で良いのかしら?」

お姉さん「うわぁ、絵里ちゃん賢いねぇ!」

花陽「私はもう何がなにやら……でも、未来の凛ちゃん、とっても素敵です!」

真姫「私は大体把握できたわ。……やっぱり、亜里沙ちゃんの話、本当だったじゃない……」

ことり「私にはちょっと難しい話かな?」

海未「アニメ版ユニコーンの終盤みたいなものですね」ワカリマス

穂乃果「え? 海未ちゃん、何言ってるの?」


【……】



お姉さん「まぁ、そんなわけで、凛は元の世界に帰ります」

にこ「でも、そっちってμ'sがないのよね?」

お姉さん「でも、凛は本物のアイドルだよ? ニコ部長」

にこ「うわぁー! 悔しい!!」

絵里「具体的には理解できていないけれど、元気で?で良いのかしら?」

お姉さん「ありがとう、絵里ちゃん」

真姫「おかげ様で私は後輩にノートを残さないといけなくなったわ」

お姉さん「ごめんね、真姫ちゃん」

ことり「うぅ……、ことり理解できていないよぅ」

お姉さん「ファイトだよ! ことりちゃん」

海未「それは穂乃果の台詞ではありませんか? ですが、未来の凛は羨ましいことをしていますね?」

お姉さん「ガンダムもほどほどにね? 海未ちゃん」

穂乃果「……未来の凛ちゃんには今のμ'sがどう見えていますか?」

お姉さん「……とってもキラキラしていて眩しいくらいだよ! 穂乃果ちゃん」

花陽「あの……凛ちゃん? 昔おやじさんを助けたのも凛ちゃんなの?」

お姉さん「え……? それは知らないよ、かよちん」

希「あちゃー、これは未来の凛ちゃんが帰っても、まだまだ何か起こりそうやね」

お姉さん「うわー、それは楽しそうだね、希ちゃん。でも、とりあえずは──」


お姉さん「それじゃあ、皆、バイバイ」スゥー


【それじゃあね、私】



凛「? おやじさん、今何か言った?」

おやじ「ん? 気のせいじゃねえか?」

凛「そっかな?」


穂乃果「あっさり、消えちゃったよ!?」

希「ほんまや、ウチら普通に存在しとる!?」

花陽「未来の凛ちゃん、きれいだったなぁ……」

ことり「なんだか、未来の凛ちゃんを見ていたら、服飾のやる気が増した気がするよ!」

絵里「ハラショーな出来事だったわ」

海未「やはり、絵里はかしこくない感じがします」

にこ「あの未来のバカ凛、あっさり消えちゃって! もうっ!!」

真姫「今の凛ちゃんに八つ当たりしちゃ駄目よ? ニコちゃん」


【そして、私は、夢から覚める。良い胡蝶の夢だったなぁ──】



;エピローグ
*らーめん屋おやじ


凛「あれ? そう言えば、皆どこに行ったんだろう?」

おやじ「うん? 一緒に来ていたのか?」

凛「うん! さっきまでそこに居たはずなんだけど」キョロキョロ

おやじ「まぁ、なんだ。気を使ってくれたんじゃねえの?」

凛「そっか!」

おやじ「それに、うちの店は狭いしな」

凛「だよねぇ」

おやじ「そうだ……嬢ちゃん」

凛「なに? おやじさん」

おやじ「未来のお前さんにさっき会ったんだよ」

凛「え? まだその話してたの?」

おやじ「メルヘンな話だと思うだろうが、これは現実の話なんだよ」

凛「うーん、あのお姉さんが凛なの……?」

おやじ「それはどうだろうな?」

凛「えっ? 違うの?」

おやじ「まぁ、お前さんの一つの可能性にしか過ぎんだろうな」

凛「また難しい話してる?」

お姉さん「え? 何の話?」

おやじ「うわぁ、また出やがった!?」

凛「あっ、お姉さん!」


【どうしよう……夢から覚めれなかった……他の皆と合わす顔がないよ……!】



凛「お姉さんは凛なの?」

お姉さん「え? 違うよ? おやじさんの娘だよ」ケロッ

おやじ「また人の娘を騙るのかよ!?」

凛「おやじさん、お姉さんは違うって言ってるよ」

おやじ「……嬢ちゃんよぅ。さっき会った時は『それじゃあ、凛は元の世界に帰るね』とか如何にもな台詞言ってたよな?」

お姉さん「何のこと、かな?」ダラダラダラ

花陽「あっ! 未来の凛ちゃん!」ミッケ

希「わっ!? ほんまや!?」カエッタンヤナイノ?

にこ「見つけたわよ!!」ニコー!

お姉さん「あちゃー……」

絵里「カッコいい台詞って諸刃の剣なのよね……」

海未「ガンダムは名言が多いですよ?」

ことり「海未ちゃん、またガンダムの話してる……」

穂乃果「海未ちゃんだからね」

真姫「……これってどう収拾つけるの?」


【そんなわけで、おやじさんと凛の物語はまだまだ続くみたいです】


                   星空凛「おやじさんと凛」第2期 終




星空凛「おやじさんと凛」第2期にお付き合いいただき、誠にありがとうございました

第2期はここで終了となります

ラブライブ決勝は? と思われるかもしれませんが、それは劇場版があればそこで公開となります

未来の凛ちゃんの話はちょっと悲しい話になるのですが、この世界に残ったことで台無し、もとい、希望の残るものとなりました
(かなり細かい設定付けはしていますが、本作でこれ以上語ることはないと思います。ご想像にお任せしますってやつです)

2期の最初は正直方向性を迷っていましたが、合宿辺りで方向転換できて結果的には良かったと思います

おやじさんと凛ちゃんのすこし不思議な話(SF)ですが、もし劇場版がありましたら、またお会いしましょう

それでは


劇場版も待ってるで

>>118~125
おやじ「ありがとな!」

皆、続編あること疑ってないよ!?
ネタがないわけではないのですが、ここで一区切りです
まぁ、未来凛ちゃんがスノハレ知っている理由とか色々伏線は残っているので、
劇場版を見ることができれば(←ここ重要)多分書けるかとは思います
元スレが残っていましたら誘導しますね

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月07日 (火) 15:48:58   ID: L1yYBLCv

ありがとう

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