ある少年の日常(13)

続くまで続ける

朝。今日もいつも通りお弁当を作ります。もちろん2人分(エヘヘ
お父さんにはないの?って聞かれたけど………ないの!だってこれは私と彼の分だから(キャー
お弁当が出来たら身嗜みを整えて、いつもの時間に家を出る
きっと彼はまだ寝てるよね。ねぼすけだもん
高校に入ってご両親が長期出張とかで絶賛一人暮らし中。だから私がいないと駄目なのよ、うん(フンス
合い鍵だって預かってるしね(フフン
小声で「おじゃましまーす」って言いながら彼の部屋へ。そっとドアを開けると……やっぱりまだ寝てた(ハァ
朝一番の彼の寝顔を見るのがひそかな楽しみなのはトップシークレットです(ナイショ
ちょっと怒ったフリをしながら彼の布団をはがす。春先とはいえ、朝はまだ肌寒いからこれはこたえるよね
ちょっと不機嫌そうに目をしばしばさせる彼に、遅刻するよー!とか朝だよー!とか言いながら準備を促す
彼が着替えてる間に朝ご飯の準備。私もまだ食べてないからこれも2人分(エヘ
朝ご飯を食べながら、いつまでも起こしに来なくてもー、とかまだ時間に余裕ある、とかぶつぶつ文句を言ってくる。いつもの朝の風景(モグモグ
ご飯を食べて、食器を洗って…。さっきからずっと気になってた彼の寝癖を、ちょっと背伸びしながら直す。うん。これでいつもの格好良い彼になった(マンゾク
まぁ、あんまり格好良くなりすぎてモテても困るんだけど…。困るんだけど!
そんなこんなでいつもの朝の行事をこなしながら、いつもの時間に2人で彼の家を出るの

今日も一日良い事があるといいな

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom