野良猫「安価で安住の地を求めるぜぃ」(50)

野良猫「ついさっきダンボールハウス行きになったぜぃ」

野良猫「まぁ、もともと可愛げのない猫にゃんだったから、しゃーないや」

野良猫「取りあえず、腹減ったぜぇ」

野良猫「>>3で飯を食おうかな」

あぐらで座ってる人の足の上

野良猫「あぐらーあぐらー」

野良猫「胡坐かぁ…。公園にでも行けば、いるかな?」

野良猫「れっつ」ゴー

ー公園ー

野良猫「なー」

子供「あぁ、猫さんだぁ」

子供2「うっひょぉ可愛い♪」

野良猫「顔を売って餌をgetするのです」ニィー

母「こぉら、二人とも!菌がいるから、触っちゃだめッ」

子供「えぇー」

子供2「ひっでー」

野良猫「お?やんのかおら?え?」

母「もう、行くわよッ」

子供達「あーん、ばいばい…」

野良猫「ふんだ」

野良猫(俺、そんなばっちいかなぁ…)シューン

野良猫「ベンチ付近に行ってみようっと」

てこてこ

野良猫「!?あ、あれはっ!」

男「んがーーー」zzz

男「んむ…」アグラーン

野良猫「なんと見事な胡坐!感服いたす!」

野良猫「いざ!いざいざいざぁぁぁぁ!」ダダダッ

ピョーンッ

ドカッ!

男「んがぁ!?」

野良猫「ふっへへwww」

男「???な、なんだ???」

野良猫「うにゃー」

男「む…」

男「ね、猫だ」

野良猫「見りゃ分かるだろぼけなすー」ニー

野良猫「おっすォラ野良猫」フリフリ

男「何だテメーはぁ?人の熟睡妨害しおってぇ」

野良猫「うっせーかす。いいから飯ッ飯ッ」

男「なに?たかり?かつあげ?俺のから揚げ君を狙ってんだな?」

野良猫「いえっすww」ネコパーンチ

男「やめい!」カッ

野良猫「uryyyyyyyyyyyyyyyyy」チューン

男「ぎゃぁぁぁぁ俺のから揚げ君がぁぁぁ」

野良猫「get!」

男「ぼぅるぅああああああ猫っぉっぉっぉ」

野良猫「メシウマwww」ガツガツ

男「あーあーあーあーあー」

野良猫「はぐはぐ」

男「俺の…おやつが…」ガクリ

野良猫「なんかちょっと悪い事したかにゃ?お詫びに>>13させてやっか」

波紋の呼吸法

猫「おい人間」パンティ

男「からあげ…」

猫「おい、お詫びに波紋呼吸法を教えてやろう」

男「…」ボンヤーリ

猫「座ったままジャンプできるようになるぞ」

男「…」

猫「若さ保てるぞ」

男「…」

猫「かえる殴ったらメメタァって音がするようになるぞ」

男「…」

男「猫…」

野良猫「呼吸法教えるからー。早くそこに座れー」

男「…ま、また買えばいっか」

野良猫「む?」

男「からあげくん、うまかった?」

野良猫「いやだから、波紋…」

男「そーかそーか、美味しかったか」ナデナデ

野良猫「だから呼吸…」

男「よく見たらお前、可愛いなぁ」モフモフ

野良猫「」

野良猫「お…おお」

男「よーっしよしよし」

野良猫「ふにゃー」ゴロリン

男「きゃわわwww」

野良猫「くっそー気持ち良いなで方しおって」

男「わはは」ポフンポフン

野良猫「はぁん」

男「蕩けおるwwwwww」

男「…っと、もうこんな時間か」スクッ

野良猫「ん?おい、手を休めるな」

男「じゃーな」スタスタ

野良猫「え?え?」

男「ばいばーい」

野良猫「行っちゃった…」

野良猫「…」

野良猫「寂しくなんかねぇぞ」ニィー

野良猫「さ、そろそろ今日の宿を探さないとな」

野良猫「>>21を今日の宿としようかな」

男の家

野良猫「男の家かぁ」

野良猫「よし、行ってみよう。あいつお人よしそうだから、なんとかなるだろ」

野良猫「れっつ」

ー男家ー

母「おとこーご飯できたわよー」

男「ぅいーす」

カリカリ カリカリ

男「」

男「な、何だこの音…」

ガリッ

男「ひぃぃぃぃ!」

ーそのころ窓の外ー

野良猫「ぅおーーー開けろーー」ガリガリ


男「し、心霊現象じゃぁぁぁぁ」ガタガタ

野良猫「ひぃ、ひぃ…」ゼェゼェ

野良猫「むぅぅ、応答がない」

野良猫「あのチキンめがぁ…」

野良猫「ちっくしょーーー」ニィー

???「お困りのようね…」

野良猫「む?お前はまさか、>>28!」

三木のり平

野良猫「お前は、三木のり平ッ!」

三木「ぱぁーっといきましょう」

野良猫「むむ、ご飯ですよの人に似てるお前が、一体何の用だ?」

三木「いや、ご飯ですよの人は関係ないけど」

野良猫「俺は今忙しいんだー。帰れー」

三木「そんな邪険にしちゃ嫌だよ猫ちゃん」ヒョイ

野良猫「うにゃにゃっ!?」

三木「ほほほ、高い高いwww」

野良猫「は、放せ」ジタバタ

三木「ほほwwwそうはいきませんww」

野良猫「猫ぱんてぃするぞ!」ウガー

三木「ほほww時にお前さん、この家に入りたいのかい?」

野良猫「むむ、そうだが」

三木「この三木が手伝ってあげましょうww」

野良猫「まじか!」

三木「ええ、男に二言はないww」

野良猫「まじか!お前、良い奴!じじーだけど!」

三木「ほほww」

三木「とりあえず、ピンポンしちゃいましょう」ポチ

ぴんぽーん

男「ん…はぁーい」

三木「来た来たww」

男「はーい」

三木「こんばんはwww」

男「ぅおっ!三木のり平だ!!」

三木「お名前を覚えていただいて光栄ですw」

男「すっげぇぇぇぇ」ガタガタ

三木「時に少年、このにゃんこに見覚えは?」

野良猫「うっす」

男「」

男「おおおおお前、公園の…」

野良猫「泊まらせろー」

三木「ここらへんうろちょろしてたから、お宅の猫かなーって」

男「いや、ちが」

野良猫「…」

野良猫「にぃ」シューン

男「」

男「お、お前そんなに耳伏せたって俺は同情しねぇぞまじだかんなまじ」

三木「落ち着けいw」

野良猫「ニィー…」

男「ぐっ」

野良猫「ニィ…」ウルウル

男「ぐっはっ」

男「ぬー可愛い…」

三木「入れてあげたらどうです?」

男「いやでも…」

母「おとこー誰なのー?」

男「うをっ!」

母「宅配便ー?」

男「ままままずいっ」

ガシッ

野良猫「む!?」

野良猫「に、にぎゃっ…」

男「ななななんでもないよ、お母さん」

母「あらそう?」

野良猫「むーむー」バタバタ

男「あ、あははそうだよ。どうぞくつろいでてね」

母「はいはい」テクテク

男「……ふぃーーー…」

野良猫「てやんでぃ、何しやがんでぃ」

男「だって、母さんにバレたらお前、放り出されるぞ」

野良猫「ふーん…」

三木「なぁんだ、少年は猫ちゃんを守ってあげたいんですね」

男「え?そ、そういう訳じゃ」

三木「いやぁご立派ご立派!!じゃあ、心優しき少年よ、猫ちゃんを頼む」

男「いやちょ、待っt…」

三木「さらば!!」

バタン

男「ええええぇぇぇぇ」

野良猫「いいじゃまいか」

男「そ、そんなぁー。どうせなら、猫耳・猫言葉少女の方が良かったのに…」

野良猫「悪かったなーただの猫で」

男「はぁ…ま、捨てるのも可愛そうだから、泊めてやる」

野良猫「ぃやっほう!」ニィー

男「取りあえず、母さんの目に着かないように慎重に行こう」

野良猫「いえっさー」

ーリビングー

母「あははは…」

tv「わーわーきゃーきゃー」

男「…」ドックンドックン

野良猫in男の服「…」

母「ん?あ、男ー」

男「な、なに?」

母「パーカーのおなか、ボコってなってるよ?」

男「えええええええぇぇ?そぉぉかなぁぁぁ??」

母「うん。めっちゃボコってなってる」

男「(ご、ごまかせっ)そ、それは>>42だからだよ」

今夜が満月

男「こ、今夜が…満月だか、ら…だよ?」

母「…」

男「…」

母「オッスおら悟空!」

男「そ、そうだよ///」

母「ふふん。漫画ばっかり読んでないで、勉強しなさい」

男「御意…」

ー男の部屋ー

男「はぁ、なんとか誤魔化せた」

野良猫「ふぃーベッドだベッドだー」バフン

男「ぼるぁ!ベッドに乗るな!」

野良猫「うっせー否リア充ー」

男「あぁん!?何が否リア…」

野良猫「図星だろー」

男「…ぐぬぬ」

野良猫「めしー」

男「人に何か頼む時は、もっと丁寧な言い方があるだろうが」

野良猫「…ぐぬぬ」

男「フヒッww」

野良猫「…飯が欲しいんすけど」

男「もっと丁寧に」

野良猫「…ぐぬっ…」

男「ほらほら、早くしろ」

野良猫「…ご飯ください」

男「えぇ?どうしよっかなwww」

野良猫「ああぁぁご飯ください、ご飯ください、恵んでくださいぃー!」

男「wwww」

野良猫「うぐー」

男「はいはい、持ってくるよ」

野良猫「早くしろ、ぼけー」

男「は?」

野良猫「あ、いや…。お早くお願いします」

男「りょうwwかいww」

野良猫「ちっくしょー」

バタン

ー五分後ー

野良猫「にゃぐにゃぐ」

野良猫「はぐはぐ」

野良猫「はふはふ」

男「……美味そうに食うなあ」

野良猫「かつぶしご飯うめぇうめぇ」

男「へいへい、それは良かったねーっと」

野良猫「まぐまぐ」

男「…」

男「ところでさ、ちょっと質問なんだけど」

野良猫「何?」

男「何でお前、喋れんの?」

野良猫「」ブッホッ

野良猫「ええぇっ」

男「いや、こっちがえぇぇだよ」

野良猫「じ、じゃあ逆に聞くけどなー」

野良猫「何でお前、俺の声が聞こえんの?」

男「えっ」

野良猫「えっ」

男「ちょっと待って…えっ?」

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