シノア「ば、バニーシノアちゃんです……///」 (56)



ミカエラ「……オネショタ?」
ミカエラ「……オネショタ?」 - SSまとめ速報
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シノアコスプレシリーズ

シノア「セーラー服です♪」
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士方「よし、それで優のところに行け」

シノア「で、出来るわけないじゃないですか!?」

三葉「ほぉ、賭けに負けたのはシノアなのに約束を反故にするのか?」

与一「約束を破るのはよくないよね!」

シノア「なんでこんな時に一致団結してるんですか」

士方「ん?なんの話しかさっぱりだな」

三葉「私たちは正々堂々勝っただけだ」

シノア「一人をよって集って嵌めるのに正々堂々もありませんよ」

三葉「卑怯汚いは敗者の戯言だ!ふはははは」

士方「こいつ、いつもやられてるからここぞという感じに仕返ししてるな」ボソッ

与一「あ、あははは……」

三葉「そこ!うるさいぞ!」


士方「行かないなら呼ぶぞ」

シノア「それは困ります!」

三葉「だいたい、私たちにそんな格好を晒してるんだから今更だろ」

シノア「恥ずかしさの度合いが違うんです!優さんに見られると思うと……その……///」

士方「はぁ、出た出た。おーい、ノロケだしたぞ」

シノア「な!?///」

三葉「……チッ」

与一「優くんモテモテだねぇ」

士方「なんであいつはこうも……」

三葉「……優のバカ」ゴスッゴスッ

与一「三葉さん!?壁が壊れちゃうよ!」



シノア(なんでこんなことに……)
……………………………………………

士方「今度は俺の勝ちだな」パサッ

三葉「……はぁ、読み負けるとは」

与一「次は負けないからね!」

シノア「おや、皆さんお揃いで」

士方「よぉ」

与一「おはようシノアさん」

シノア「何をしているんですか?」

三葉「トランプで大富豪」

士方「だから大貧民だって言ってんだろ!?」

三葉「いーや!大富豪だ!そもそも貧民という名自体が恥ずかしいだろ。何を誇ってるんだ」

士方「あ?金持ちには分かんねーだろうよ」

三葉「はぁ!?喧嘩売ってるのか!?」



与一「そこは間を取って人生ゲームで決まったじゃん!」

シノア「それは別物ですよね!?」

士方「くそ、“大貧民”で決着をつけるぞ!」

三葉「いいだろう!“大富豪”で勝負だ!」

与一「……さっきからこんな感じだよ」

シノア「お疲れ様です」

与一「ちなみに戦績は君月くんが8勝で三葉さんが7勝。僕は12勝かな」

シノア「与一さんが一番強いじゃないですか」

与一「だって二人とも勝手に自滅してるだけなんたもの」ニコッ

シノア(ブラック与一さんですね)

士方「おい与一、やらねぇのか?」

与一「あ、待ってよー」


…………………………………

シノア「……」ソワソワ

与一「はい、あがり♪」

士方「お前どんだけ勝ってるんだよ……」

三葉「くそ!君月を倒そうとする度に与一にやられてるぞ!」

士方「なら俺を狙うのやめろよ」

三葉「断る。お前こそ私を狙うのをやめたらどうだ?」

士方「あ?狙ってねーし!勘違いすんなよ」

シノア「……♪」ソワソワ

与一「し、シノアさんもやる?」

シノア「え?いいんですか?」

士方「こっち見すぎだ」

与一「うん。そんなにじーっとみられて」
シノア「そんなに誘われたら入るしかないですねぇ♪」

三葉「よし与一。シノア抜きで続けるぞ」

シノア「嘘です嘘です!入れてください!」


士方「んで、お前は何を賭けるんだよ」

シノア「賭け、ですか?」

三葉「何か駆けた方が面白いだろ」

シノア「生憎持ってるのはお金くらいですね」

士方「金はダメだ。つまらない」

シノア「それなら今私が履いている靴下を……」

士方「いらねぇよ!優にでも渡しておけ!」

三葉「シノアも罰ゲームでいいだろ」

シノア「罰ゲーム……」

与一「一番ドベの人が罰ゲームをやってるんだよ」

士方「ちなみに与一は3回しかやってねーからな」



シノア「ならちょうど良いものがありますよ♪」

与一「……嫌な予感が」

シノア「じゃじゃーん!バニーちゃんでーす♪」

士方・三葉・与一「」

シノア「ビリの人はこれを着て記念写真を撮りましょう!」

士方「何故そんなものを持ってる」

シノア「たまたまです」

三葉「それを着せるために探してたろ」

シノア「いいえ、気のせいです」

与一「優くんには?」

シノア「このあと着せに行きます」

士方・三葉・与一(優(くん)………)



シノア「いやー、楽しみですね?」

士方「……」チラッ

三葉・与一「……」コクン

シノア「あ、私がカットしていいですか?」

士方「変なことしなきゃな」

シノア「そんなことしませんよ」

与一「ならお願いするね」

シノア「はーい♪」シャッシャッ

三葉「……」

シノア「はい、配るのは与一さんに任せますね」

与一「え?僕?」

シノア「イカサマの無いようにですよ」

与一「疑ってないから平気だよ?」

シノア「いいんですよ」

与一「うん、わかったよ」



与一「……っと、はい。好きなの選んで」

士方「んじゃ適当に貰うぞ」

シノア「なら私はこれで」

三葉「なら私はこれだな」

与一「余り物には福があるってね」

士方「最初はシノアからでいいぞ」

シノア「分かりました!」

三葉「……ふむ」

シノア(……これは皆さんには悪いですけど私の勝ちですね♪2が3枚に1が2枚。おまけに絵札も6枚)

シノア「私は6を出して終わります」

与一「次は僕だね」

シノア「フフフ、誰がバニーちゃんを着るのか楽しみですねー?」

与一「8切り。からの革命」

シノア「……へ?」

士方「革命かー、これは返せねぇなー」

三葉「うわー、これは大変だー」

シノア「」



士方(よくやった与一!これで勝率はかなりあがったぞ!)

三葉(ここで革命となるとシノアはだいぶ不利なはず……)

与一(この勝負……)

士方・三葉・与一(勝てる!!)

シノア「はぁ!?なんですかそれ!ズルいですよ!」

士方「ちゃんとルールに則ってるからズルくねーだろ」

シノア「……絶対に負けません!」

__________________________

士方「よし、あがりだな」

三葉「……くっ」

与一「やったね君月くん!」

士方「あぁ、これで俺と与一のバニーは回避されたな」

シノア「……フフフ、ですが私とみっちゃんはそれぞれ後2枚。そして君月さんが抜けて次は私の番!これは勝ちですね」



シノア「では改めまして、ハートの3です♪」

三葉「な!?」

シノア「私の勝ちですねみっちゃん♪さぁ、バニーを着ましょうか」

三葉「…なぁシノア」

シノア「なんですか?」

三葉「これが終わったら優のところに行くんだろ?」

シノア「えぇ、行きますよ」

三葉「絶対だな?」

シノア「もちろんお約束しますよ。一人じゃ恥ずかしいですよね?よかったですね。優さんとペアルックですよ♪」

三葉「そうだな、ペアルックだな」

シノア「覚悟は決まりましたか」

三葉「あぁ!ただし、それはシノアと優だけどな!」
バンッ

【Joker】

シノア「……へ?」

三葉「これより強いのは出せないな?なら9を出して私の勝ちだ」

シノア「」

三葉「さぁ、覚悟は決まったか?」ニヤリ



……………………回想終了……………………

シノア「私としたことが……不覚です」

三葉「ほら、さっさと優とペアルックで写真を撮ってこい」

シノア「無理ですよ!写真なんて撮ったら残るじゃないですかー!」

士方「……ならなんで写真を撮るって言ったんだよ」

シノア「それはもちろん、後でばらまくためです」

与一「うん、なら写真を撮っても問題ないね」ニッコリ

士方「優を呼ぶか」

シノア「ダメです!」

与一「なら僕が代わろうか?」

シノア「本当ですか!?」

士方「おい、与一!!」

三葉「それはダメだろ!?」

与一「まぁまぁ、僕に任せてよ」ボソッ



シノア「いやー、やっぱり与一さんはいい人ですねぇ……そこの隠れ巨乳と陰険つり眼鏡とは大違いです♪」

三葉「ぶっ飛ばすぞお前」

与一「その代わりにさ、お願いがあるんだけど……」

シノア「なんですか?ドンとおっしゃって下さい」

与一「優くんは僕が貰うからシノアさんは諦めてね」ニッコリ

シノア「」
士方「」
三葉「」

与一「嬉しいなぁ!これでシノアさんから優くんを寝取れるんだからさ♪」

シノア「そ、そんなのダメに決まってるじゃないですか!!」

与一「でもでもー、バニーの格好していけば優くんをコロッと堕とせる気がするもん」

シノア・三葉「なっ!?」

士方「お前は反応するなよ」ビシッ

三葉「……すまん。つい反射的にな」



与一「きっと優くんも僕なら受け入れてくれるよ♪炊事洗濯家事その他、なんでも出来るしね」

シノア「くぅ……」

与一「そういうことだからバニーの服、貸して」ニッコリ

シノア「……ダメです」

与一「え?なんで?」

シノア「……私が、今から優さんの所に行くからです!!」ダッ

与一「あははは、いってらっしゃーい」フリフリ

三葉「おい、こいつ鬼じゃないよな?」

士方「安心しろ。いつもの与一だ」

与一「あれ?二人ともどうしたの?」

三葉「いや、お前の迫真の演技に圧倒されただけだ」

士方「焚き付けるためによくやったな」

与一「え?演技じゃなくて本音だよ?」

士方・三葉「……」


_________________________

シノア『優さん、起きてますか?』ドンドンドン!

優一郎「……んだよ。はいはい、今出るから騒ぐな」

ガチャン

シノア「おはようございま…ってなんで上半身裸なんですか!?」

優一郎「トレーニングして汗かいたからだよ」

シノア「女の子にそんな鍛えられた立派な身体を見せつけるなんて、優さんはとんだ変態ですね」

優一郎「バニーの格好してるやつに言われたくねーよ」

シノア「えっ?…………あっ!!?///」

優一郎「その格好でここまで来たならお前も相当な変態だろ」

シノア「………うぅ///」ジワッ

優一郎「おい、泣くなよ!?誤解されるだろ!?」

シノア「優さんが私のこと変態だって……」グス



優一郎「いや、事実だろ」

シノア「うわー、優さんが私のことを嫌いだって言いましたー」ボロボロ

優一郎「言ってねーだろ!?」

シノア「それじゃ、変態の私でも優さんは好きですか?」グスングスン

優一郎「……いや、あれだ。変態だろうとなんだろうとシノアはシノアだろ」

シノア「……好きですか?」ウルウル

優一郎「……す、好きだよ///」プイ

シノア「///」ボッ

優一郎「な、仲間としてだからな!?勘違いするなよ!」

シノア「えへへ///」

優一郎「聞いてんのか?」

シノア「聞いてますよー♪」

優一郎「嘘つけよ。……ほら」
ファサ
シノア「……これは?」

優一郎「俺のジャージだよ。そんな格好で風邪引いたら笑えないだろ」

シノア「えへへ、ありがとうございます///」



優一郎「んで?なんでそんな格好してるんだよ」

シノア「気になっちゃいます?」

優一郎「聞くだけ聞いてやる」

シノア「なら優さんもバニーちゃんを着てください」

優一郎「意味がわからねぇよ!?」

シノア「着れば分かります」

優一郎「なら一生分からないままでいいわ」

シノア「優さんのいけず……」

優一郎「追い出すぞ」

シノア「可愛い子ウサギちゃんを放ったりしたら狼さんに襲われたあげく寂しくて死んじゃいますよ?」

優一郎「どこにいるんだ?その子ウサギは」

シノア「シノアウサギだピョン♪」

優一郎「……」

シノア「優さんに構って欲しいピョン♪」ピョコピョコ

優一郎「おい、そこの床」

ツルン
ゴチン

シノア「いったぁ……」

優一郎「滑りやすいから気を付けろよ」

シノア「言うのが遅いです!」


______________________

優一郎「ほら、氷」

シノア「ありがとうございます……」

優一郎「つまりは罰ゲームを仕掛けたら仕返しされたんだな」

シノア「簡潔にいえばその通りです」

優一郎「……んで、俺にも着せようと」

シノア「優さんとペアルックがしたかったので」

優一郎「おかしいだろ!?お前どんだけ俺に女装させる気だよ!」

シノア「女装じゃありませんよ。コスプレです」

優一郎「なお悪いわ!」


シノア「でも私も一緒に着てるじゃないですか」

優一郎「お前一人で終わらせろよ。なんでこっちを巻き込むんだ……」

シノア「優さんと……遊びたいから?」

優一郎「疑問符つけるな。それに遊ぶならトランプとかでいいだろ」

シノア「トランプはトラウマで……」

優一郎「ついさっきの話だろ」

シノア「あははは、バレちゃいましたー♪」

優一郎「正直に答えろ。じゃないとお前とは二度と口をきかない」

シノア「そんな横暴です!」

優一郎「なら言え」

シノア「……」

優一郎「……」

シノア「……最初はただコスプレさせてるのが面白かっただけです」

優一郎「おい」

シノア「でも、今は違います!」

優一郎「……」

シノア「優さんと同じ格好をしてるのが私は嬉しいんです♪優さんと心から繋がっているようで」ニッコリ

優一郎「……シノア」

シノア「だから一緒にバニーちゃんをやりましょう!」

優一郎「余韻台無しだな!」



シノア「しませんか?」

優一郎「しねぇよ」

シノア「どうしても?」

優一郎「着ねぇよ 」

シノア「こうなったら無理矢理……」

優一郎「やめろ!」

シノア「どうして来てくれないんですか」

優一郎「どうして着せようとするんだよ」

シノア「優さんが好きだからです」

優一郎「意味がわからねぇよ!」

シノア「つまり」

優さんが好き

どんな優さんでも好き

バニーの優さんでも?

確かめてみよう!

シノア「という感じに」

優一郎「馬鹿かお前は」

シノア「優さんよりはマシです」



シノア「二人で仲良くしましょうよー」

優一郎「メリットがねぇだろ」

シノア「可愛いシノアちゃんの柔肌が見放題です」

優一郎「帰れ」

シノア「は!?……まさかこの服の下が気になるんですか?」

優一郎「いや、そうじゃねぇよ」

シノア「童貞の癖にがっつくと嫌われますよ」

優一郎「おい、一発殴らせろ」

シノア「えっ!?い、一発やらせろ!?///……それは、まだ早いというか……///」

優一郎「……」ヒョイ

シノア「あ、あれ?急にお姫さま抱っこだなんて///」
ガチャ
優一郎「……ふんっ」ポイッ

シノア「うわぁっ!」ゴロン

優一郎「……お疲れ」

……ガチャン

シノア「どうしましょう。外に投げ出されました……。そのうえ鍵まで……」



________________________

シノア「ということで追い出されました」

三葉「当たり前だこのバカ!」

士方「何しに行ったんだよ」

与一「やっぱり僕が行こうか?」

シノア「それはダメです!」

三葉「おい、私たちも行くぞ」

シノア「皆さんもバニーを着てですか?」

士方「着るか!」

三葉「お前がちゃんと写真を撮るか確認する必要があるからな。有り体にいえば監視だ」

シノア「信用ないですね」

三葉「写真を撮るための“協力”はしてやる」

シノア「なるほど」

与一「僕はバニー着ても良いよ?」

シノア「すいません与一さん。あとは優さんの分しかないので」

与一「そうなんだ……」


士方「さっさと写真を撮って終わらせようぜ」

シノア「この際、撮るのをやめませんか?」

士方・三葉「はぁ?」

シノア「いえ、なんでもないです……」

与一「なら早く優くんの部屋に行こうよ」

士方「そうだな」

三葉「お土産とかいるか?」

士方「どこに行くつもりだよ。あのバカの所に行くだけだぞ」

三葉「いや、その…友人の家に遊びに行くことが無くてよくわかんないんだ……」

士方「……俺もねぇから安心しろ」

三葉「遊びにいく友達がいないお前と一緒にするなバカめ」

士方「てめぇ!ぶっ殺すぞ!?」

与一「どうどう」

士方「俺は馬じゃねぇよ!」



シノア「ならこのバニーをお土産として包みましょう」

士方「そしてめでたく優の部屋に出禁だな」

シノア「な!?」

士方「んでもって、そろそろあいつに愛想を尽かされるんだろう」

シノア「」ウルウル

与一「君月くん!言い過ぎだって!」

士方「……あ、わりぃ。イライラしててつい……」

シノア「……」ダッ

士方「おいっ!」

三葉「……女を泣かせるだなんて見損なったぞ」

士方「元をたどればお前が喧嘩売ってきたせいだけどな」

三葉「そんなつもりはない!」

士方「俺だってねぇよ!」

与一「そんなことより探そうよ!」



__________________________

グレン「おい」

シノア「……」

グレン「おい、聞こえてんだろシノア!」

シノア「……なんですか中佐」

グレン「仕事中だから出ていけ」

シノア「邪魔はしません」

グレン「既に邪魔だ」

シノア「……ここに居させて下さい」グス

グレン「なんなんだよ……」ハァ

シノア「別になんでもありませんよ」

グレン「なんでもねー奴はそんな顔しねーよ」

シノア「どうしたんですか中佐。異様にやさしいですね。気持ち悪いですよ」

グレン「これでもお前らの上司だからな。いやでも部下の把握は必要なんだよ」

シノア「そうですか……」



グレン「お前のその変な格好絡みか」

シノア「変じゃありませんよ。由緒正しきバニーガールです」

グレン「ここじゃ正しくねーよ。また俺が美十にグチグチ言われるだろうが」

シノア「大変ですね」

グレン「……お前らなら上手く行くと思ったんだがな」

シノア「いってますよ」

グレン「いってねぇだろうが!!」

シノア「!?」ビクン

グレン「シノア、お前は分かってるよな?戦場ではいつ誰が死ぬか分からない。だからチームは命を預けられる奴で固めるってな!」

シノア「わ、わかってますよ……」

グレン「ならこんな下らない喧嘩するようなチームで命を預けられるのかよ」

シノア「それは……」

グレン「……シノア隊は解散だな」

シノア「そんな!?」

グレン「各人員は他の班に振り分ける」



グレン「この書類にサインしろ」パサッ

シノア「……これは」

グレン「解任書類だ。この書類にサインした時点でお前は隊長を解任。シノア隊は解散だ」

シノア「そんな!」

グレン「さっさとしろ。俺は忙しい」

シノア「……っ」

グレン「書いたら出ていけ。振り分けっていう新しい仕事がはいるからな」

_____________________________

与一「ね、ねぇ……これって大変なことになってない?」

三葉「なってるな。十中八九」

士方「……」

与一「どどどどうしよう」



三葉「止めに入るぞ」

与一「うん!」

「……ちょっと待って」

三葉「なんだ!」

深夜「はーい♪どうもー」

三葉「し、深夜少将!?」

士方「なぜここに?」

深夜「まぁちょっとね♪」

与一「何故入るのを止めたんですか?」

深夜「だって、このまま解散になった方が君たちにとって都合が良いんじゃないの?」

士方「そんなことは!」

深夜「はーい、中に聞こえちゃうから静かにね」

士方「……っ!」

深夜「こうなった原因ってのも、君たちの不仲だったからじゃないのかなぁ」

三葉「それは……」

深夜「僕、それなりに偉い立場だから色々お話が入ってくるんだよね~。例えば、誰かさん達が食堂で喧嘩したりとかさ?」

士方「いや、その……」

深夜「そんな君たちが争う機会が減るんだから願ったり叶ったりじゃないか!ねぇ、違うのかい?」

三葉「……」

与一「……で、でも!」




深夜「いい加減分かれよ。お前達のせいで仲間を危険に晒す可能性があることを」ギロッ

三葉「……うぅ」

深夜「さぁ、分かったら辞令が下るまで自室で待ってなよ」

優一郎「ちょっと待ったァァァァァァ!!!」

士方・三葉・与一「優(くん)!!」

優一郎「……悪い、待たせたな」With バニー

士方・三葉・与一「」

深夜「……ぷっ」

優一郎「通してもらう」

深夜「ダメって言ったら?」

優一郎「あんたをぶっ飛ばして通る」

三葉「何を言ってるんだお前は!?」

深夜「あははは、ぶっ飛ばされるのは嫌だなぁ。分かった。通りなよ」


ガチャン

グレン「取り込み中だ。出直せ」

優一郎「知るか」

グレン「出ていけ」

優一郎「断る」

シノア「出てください優さん」

優一郎「……」スタスタ

ビリッ

シノア「な、何してるんです…か……優さん!?」

優一郎「なんだよ」With バニー

シノア「なんで着てるんですか!?」With バニー

優一郎「お前が落としたのを時雨さんが拾ってくれたんだよ。ご丁寧に俺の名前を見つけてな」

グレン「……帰れといったのご聞こえなかったのか?」

優一郎「聞こえてるよ」

グレン「軍法会議で除隊にするぞ」

優一郎「好きにしろよ。ただ、シノアの隊は解散させないけどな」

グレン「決定事項だ」



優一郎「俺たちに解散する理由がない」

グレン「お互いに争ってばかりで軍の風紀を乱す。それだけで十分な理由になる」

優一郎「別に争っているわけじゃねぇよ」

グレン「ならなんだ」

優一郎「なんていうか……俺たちなりのコミュニケーションだよ」

グレン「……」

優一郎「グレンは言ったよな。俺たちは家族だって」

グレン「……」

優一郎「家族なら相手に遠慮しないで言いたいこと、考えてることを素直にぶつけたって良いじゃねぇかよ!」

グレン「……」

優一郎「言いたいことも言わないで溜め込んでる奴なんて信用出来ない!だけど、君月や三葉はちゃんとぶつかってくる。だから俺は信用できる」

グレン「……」

優一郎「このコスプレだってシノアなりのコミュニケーションなんだろ?」

シノア「いえ、違いますけど」

優一郎「……」

グレン「……バカか」

シノア「あー、でもそんな気もしますねー」

優一郎「!つまり、争っているようにみえるけど、俺たちは理解しあおうとしてるだけなんだよ!」



グレン「それで?」

優一郎「喧嘩するのもなるべく減らす!だから!」

バッ

優一郎「解散だけは止めてくれ!やっと信頼出来るようになってきたんだ!」

シノア「優さん……バニーで土下座なんて……」

グレン「……ダメだ」

ガチャン
深夜「もう良いでしょグレン」

グレン「おい、入るな」

深夜「ほら、三人も入ってきなよ」

士方「……」

三葉「……」

与一「……」

深夜「安心していいよ。これ、全部茶番だから♪」

優一郎「はぁ!?」

深夜「あ、苦情が来てるのは本当だよ?」

士方「うぐっ」

深夜「これで君たちが何を考えてるのかが分かったよ。シノア隊は……解散しませーん♪」



グレン「勝手に決めるな深夜」

深夜「えー?だって僕の方が偉いしー?」

グレン「……はぁ」

深夜「だいたいこれやろうと考えたのグレンじゃん♪」

グレン「……んなわけあるかよ」

優一郎「グレン」

グレン「なんだよ」

優一郎「……ありがとうな」

グレン「……クソガキが」

優一郎「んだと!?このバカグレン!」

グレン「きーきー喧しいんだよ。猿かてめぇは」

優一郎「ぶっ飛ばす!」

グレン「無理に決まってるだろバカ」

深夜「……これもコミュニケーション、なのかい?」

与一「たぶんそうですね」

シノア「きっとそうですね」

士方「いい話風に終わらせようとしてるけど、シノアは写真だからな」



深夜「ん?何の話し?」

三葉「えーっと、さっきトランプでシノアが優とバニーで写真を撮るっていう罰ゲームをすることになりました」

深夜「へぇ!面白そうだね!……あっ、グレン!内線借りるね」

グレン「好きにしろ!」

カチャ

深夜「あ、僕だけど少しいいかい?そこにある棚の上から3段目の荷物を全部グレンの執務室まで持ってきて。ダッシュね」

シノア「それって……」

深夜「うん♪そういうこと」

士方「嫌な予感が……」ゾワッ

三葉「そ、そうだな」ゾワッ


コンコン
ガチャ

兵士「はぁ、はぁ……お持ちしました。深夜様……」

深夜「いやー、ごめんね!助かったよ」

与一「その荷物って?」

深夜「ん?これ?……君たちの分のバニーだよ」ニッコリ



士方「なんでそんなものを持ってるんですか!?」

深夜「えー?部下で遊ぶためだよ」

三葉「わ、私は用事が……」

深夜「さっきの優一郎は格好よかったよねー。仲間のためにバニーを着て単騎突撃だなんてさぁ」

与一「……うっ」

深夜「これが僕からの罰、かな?これをきてみんなで写真を撮ろうか」ニッコリ

士方・三葉・与一「」

シノア「流石は深夜さんですね♪」

深夜「でしょー♪」

士方「絶対に着ないとダメですか?」

深夜「うん、ダメ。それこそ、本当に除隊&解散かなぁ?」



________________________

士方「なんで俺まで!」

三葉「命令だ、諦めろ。……胸元が少しキツいな」

シノア「みっちゃんの無駄乳のせいですね」

与一「僕は胸元がゆるゆるだよぉ」

優一郎「ぴったりだと困るだろ」

与一「そういう優くんは?」

優一郎「詰め物してるから心配ない」

与一(慣れてるなぁ……)

深夜「プフフ……と、撮るよ」

シノア「お願いします♪」

士方「ちっ……もっと詰めろ」

与一「うわぁ!あんまり押さないでぇ!」

三葉「優!頭が邪魔だ!」

優一郎「ずれろよ!」


シノア「ねぇ優さん」

優一郎「なんだよ」

シノア「いつも付き合わせてすみません」

優一郎「突然どうした?」

シノア「私なりのコミュニケーションですよ。さっきもですけど、ありがとうございます」

優一郎「気にするな。俺たちは仲間であり家族なんだからよ」

シノア「あはは、やっぱり優さんはやさしいですね」ニッコリ

深夜「はい、3…2」

シノア「そんな所に惚れたんですかね」ボソッ

優一郎「なんか言ったか?」

深夜「…1、はい、ポーズ」

チュ

カシャッ

深夜「撮れたよ♪それじゃ、これは広報に使わせて貰うからね~♪」

グレン「さっさと帰れ」

深夜「あははは、その服は記念にあげるよ♪」

グレン「帰れ!」
ガチャン


優一郎「」

士方「」

三葉「なっ……なっ!///」

与一「」

シノア「えへへへ///」

優一郎「シノア、お前!……///」

シノア「仲良くしましょうね、優さん」ニッコリ



…………………二週間後……………………

ミカエラ「なんだよ……これは!!」

クルル「どうしたミカ」

ミカエラ「この人間が!優ちゃんのほっぺに!キスしてるんだよ!くそっ!殺してやる!!」

クルル「なんだ、また人間の端末で調べごとか……。接吻くらいでいちいち目くじらを立てるな」

ミカエラ「たかが接吻の一つや二つだと思うかも知れないけど、これは優ちゃんの唯一無二の頬童貞だぞ!?」

クルル「落ち着け」ゴスッ

ミカエラ「ぐはっ」バタン

クルル「そんなにキスが欲しいならくれてやる」ズルズル



クルル「身体の隅々にまで、た~っぷりとな♪」ニヤリ


終わりのセラフ



駆け足気味でした。

まだまだセラフで描きたいネタはあるので、ぼちぼちやって行きます。

それではHTML化依頼を出してきます。

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