女騎士「くっ殺せ…なんて言わないんだから!」 女オーク「めんどいわね!」ゴツンッ (40)

女騎士「うぅ、拳骨なんて子供の頃以来です」 タンコブ

女オーク「まったくもう、一人でこんな岩山なんかに来るからよ!見つけたのが優しいコで良かったわね」

女オーク「あと『くっ殺せ!』はわざわざ乗っかる必要ないと思うわよ」

女騎士「ちょっと後悔してます、ごめんなさい」

女オーク「ここ、一般オークの集落なんだから、人間捕まえて殺すとかありえないわよ」

女騎士「崖の下で気絶してる人間を助けてくれる方々に悪意があるなんて微塵も思いません!」

女騎士「本当にありがとうございました」

女騎士「でも、流行りに乗っかってみたかったんです、ごめんなさい」

女オーク「気持ちはわかるけど、それはいっちゃダメ」

女騎士「あ、はい」

女騎士「ところでこの広場って女性しか姿が見えませんけど、男女別々に暮らしてるとかですか?」 キョロキョロ

女オーク「男どもなら畑で仕事中よ、大猪がでて畑が荒らされて困っててね、罠を仕掛けてるのよ」

女騎士「お手伝いします!」

女オーク「案内するわ」



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畑。。。

女騎士「うわぁ、芋が掘り起こされてどれもこれもちょっとずつかじられてる」

女オーク「それは子猪のかじった跡よ」

女オーク「成体なら土ごと丸のみするの、ほら、あのへんよ」

女騎士「うわ、クレーターが出来てる」


男オーク「女ちゃん、騎士さん大丈夫だったんだね」 汗キラキラ

女オーク「ええ、かすり傷程度よ、頑丈で何よりだわ」

女騎士「うわーお、好青年じゃないですか!彼氏?」

女騎士「あ、皆さんにはご迷惑をお掛けしました、申し訳ありません」

男オーク「いえいえ、ご無事で何より」

女オーク「ふ、ふんっ ただの幼馴染みよ」

男オーク「聞いてよ騎士さん、僕ね、何度も求婚してるんだよ?でもいつもあんな感じでさ」

女騎士「あらまー」

女オーク「やめてよちょっと!! それで罠の具合は!?」

男オーク「あはは、もうすぐ終わるところだよ、無事な畑にネットをかけてるところだ」

男オーク「堀と絡まり罠と、巨大すのこで脚をひっかけてはまるようにした足止めかな」

女騎士「じゃあ私犬か狼の毛をあつめてきます」

男オーク「え、何に使うの?」

女騎士「猿避けです、この山って猿系モンスターもいますから」

男オーク「へー、すごいねえ」

すいません、体弱々な書き手で…
また喘息で倒れかけました
罠については、このあとの布石のつもりなので、スルーしてほしいです
擬人化はしてないです、普通のオークよりは痩せてる程度に想像していただければ、と思います

皆様ありがとうございます、それではいきます



女騎士「おまたせー」  ゾロゾロ

白狼「アォウン」

オークたち「「……!?」」

女騎士「相談したら、この辺りの見回り組がついでに様子見に来てくれるって」

女騎士「彼女は今日来てた見回り組のリーダーさんです」

白狼「クゥン」 スリスリ

女騎士「わかってるよー、時々ブラッシングでしょ、忘れてないよ!」

男オーク「え、ええっと…騎士さん?」

女オーク「もしかして魔獣と話せるの?!」

女騎士「あ、はい」

女騎士「モンスターはちょっとうまくいかないんですけど、魔獣とならほぼ会話できます」

女オーク「変なコだなーとは思ってたけど…やっぱり変なコだわ」

男オーク「女ちゃん…そんな思いっきり言わなくても…」

女騎士「いやー、人間と話すより魔者とか魔獣とかのほうがたくさん話してると思いますよ やっぱり魔者さんから見ても変ですか」

オークたち「「変です」」

女オーク「だいたい、普通は私たちもモンスター扱いよ?」

女騎士「大陸言語で話ができるのは魔者さんですよー、魔物じゃなくて魔者」

女騎士「雰囲気とか念話での会話の場合は魔獣さんのケースが多いですね」

女オーク「ごめん、そういう問題じゃないのよ…」

男オーク「なんといったらいいのか…」

騎士団長「おぉーうい、生きてたか女騎士」

女騎士「あ、団長!すみませんご心配おかけしまべどらっ」 ゴンッ!

騎士分隊長「こんの…っ大馬鹿!あんなところで足踏み外すとかあり得ないだろう!あと悲鳴くらい上げろや!気がつかなかっただろう!」

女騎士「ぬぉぉぉ…本日拳骨二発目… ごめんなさい…」

騎士団長「まあまあ、元気そうでよかったな」

女騎士「はい、皆さんのおかげで本当に何事もありませんでした」

騎士団長「うちのがご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでしたな」

女オーク「あ、い、いえいえっ 当然のことをしたまでです!」

騎士団長「オークの集落かー、懐かしいなぁ」

男オーク「え、おこしになったことが?」

騎士団長「ああ、まだ新米の頃にね 実は俺もオークさんたちに助けられたクチでなー、こいつと同じで崖から落ちたんだ」

女騎士「団長がですか!?」

騎士団長「俺だってどんくさかった時代があるんだよ…」 フフフ…

騎士分隊長「団長、そろそろ撤収しましょう 皆も心配しています」

騎士団長「そうだな、すぐ会えたのは幸運だった… 本当にありがとう、またいつかお会いしよう」

女騎士「オークさん、本当にありがとうございました!今度は遊びに来るね!」

女騎士「白狼さん、よろしくお願いいたします」

女オーク「また崖から落っこちても、今度は助けないからねっ」 フンッ

男オーク「ふふ、気を付けてねって意味だよ さようならー!」

女騎士「またねー、さよならー!」





騎士分隊長「(…余計なことしやがって…豚どもが…)」 ボソボソ

女騎士「?」

女騎士「みんなー、ごめんよぉぉ」

騎士たち「「女騎士ぃぃいいい!!」」

騎士1「おまえなーーー、めちゃくちゃ心配したんだぞ!」

騎士2「もう、あなたいっつもそうよね!ピンチでも声出さないわよね!後ろ見たら居ないんだもの、私が悲鳴あげちゃったわよ!」


       わいわいぎゃいぎゃい


騎士3「団長ー、こっちの報告書は…」

騎士団長「ほいほい、えーと…」


女騎士「うぅー…まだ頭痛いよぉ」

騎士1「うわ、スゲー膨らんでるぞ、漫画みたいなたんこぶになりそうだな!」 ゲラゲラ

女騎士「勘弁してよぉ、騎士2ちゃん、なんこう塗るの手伝ってー」

騎士2「はいなー」

騎士4「あれ?分隊長、どこいったんだろう?」 キョロキョロ

騎士1「えー、もう日暮れちまうぞ、おーい新入り、その辺探してき  うぇっ!?」

                           騎士5「た、大変だぁぁーーー!」

騎士5「せ、先輩方っ大変です!! 1番隊が森に火を!」

騎士たち「「!?」」



  わぁぁぁああああ……

モブオーク「急げ!子供とジジババ担いでやれよ!」

オーク嬢「急ぎなさいおばあちゃんっ!!消火はもう無理よ!」

婆オーク「じ、じいさんの遺影がぁぁ」

細オーク「ぶっはぁぁ!持ってきたぞバアちゃん!」



男オーク「女ちゃん、先に逃げてくれ!太オークがガレキに挟まって出れないらしいんだ!助けてくる!」

女オーク「男…!」

男オーク「心配すんなぁ、必ず追い付く!先に行け!」

女オーク「……っ 男、死んだら許さないんだからね…!グスッ…」 ダダダッ




太オーク「ふう、ふう…すまん男…残ってもらっちまって」 鍬装備

男オーク「心配いらねえ、この岩山の貴重な森を燃やす不届きものに容赦なんかしねぇぜ」 斧装備

魔オーク「……殲滅しましょう」 ロッド装備

男オーク「…よっしゃ、追っ払うぞ人間め!!」


1番隊分隊長「ほら、燃やせ燃やせ、もっとだ! 豚どもをあぶり出せ!」

        わぁぁーーーーーっ



騎士分隊長「ははっえげつないなあオイ…」

騎士分隊長「…あいつを殺すためだけに、豚の集落を森を燃やそうなんてどうすっかなと思ったが」

1番隊分隊長「おい8番、あの化け物もどきはまだ来ねえのか?」

騎士分隊長「ああ、これだけはでにやってればそろそろ来るさ」



オークたち「「う、お、お、お、おおおおおおお!!」」

1番隊分隊長「カカカ、先に豚が来たぜ」

太オーク「ふぅぅーーーっ豚じゃねえぞぉ!」

魔オーク「…いいだろう、喧嘩は買うぞ」

1番隊分隊長「くはははっ焼き豚にしてやんぜ!」


男オーク「(…なんだ…?なにかを待ってる…?)」

女騎士「くぉらぁああああああ!!」 ズドドドド

8番隊騎士たち「「だああああああ!!!」」 ズドドドド

1番隊分隊長「おお、きたじゃねえか」

騎士分隊長「女騎士…」

男オーク「あんたら!」

女騎士「加勢するよ、オークさん!」

騎士1「いくぞおめーら!」

8番隊騎士「「よっしゃぁああああ!」」

騎士5「ままま待ってください先輩方ぁっ」


騎士2「ほらあんたたち、急ぎなさい!魔法消火班!!」

消火班「「アイアイサーッ!」」

騎士2「ったく、まさかこんなに恨まれてるなんてね…逃げきりなさいよ、女騎士!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かけつける少し前…。。。


騎士1「な、なんで1番隊がそんなことを!?」

騎士2「この岩山にしかない貴重な植物もあるのよ!消火班用意!あとそのバカどもをぶっ飛ばすわよ!」

女騎士「え、分隊長がいない?! んもう、こんなときに…!」


騎士団長「とうとうやりやがったか…単細胞どもめ」

女騎士「団長?!」

騎士団長「1番隊…というより1番隊分隊長自身の狙いは、俺と女騎士だ」

騎士団長「あいつは魔獣が一等嫌いだからな」

騎士団長「普通なぁ、団長とかになると1番隊につくのがほとんどでさ」

騎士団長「末の8番隊に入ってる団長なんかいなかったはずだ、今やほぼほぼ1番隊分隊長がリーダー格だからなぁ」

騎士団長「で、俺と女騎士が嫌われてる理由は、普通じゃねえからだ」

騎士団長「《魔獣との会話能力》 ごくまれに生まれる異端者だからってわけだ」


女騎士「……普通じゃないと、殺されるんですか?」

騎士2「そんなのひどいじゃないですか!!」

騎士団長「エリート集団だからな、1番隊は特に」

騎士1「団長が昔、崖から落ちたっていう話は…まさか…!」

騎士団長「…殺されかけた、そんだけさ 左目一個で済んだのが不思議なもんだ」


女騎士「…そうですか、じゃあ、オークさんたちを助けにいきましょう」

騎士1「お、おうっ」

騎士団長「女騎士、お前さんは囮役に徹しとけ、騎士5、2番隊から7番隊呼んできてくれ」

騎士5「は、はひ!!」

女騎士「はいっ」

騎士団長「1番隊の連中も魔獣も魔者も悪だと思ってるような連中が多い、ぶん殴って気絶させて、あとで説明することにしとこう」

騎士団長「ったく、本当に馬鹿が…焦ってぼろ出して、取り返しつかない方法選びやがって… なんで俺だけを狙わねえんだよ…」



女騎士「……私が普通じゃないのは、わかってたけど…殺したいほど憎まれてるなんて…寂しいなぁ…」


ありがとうございます



時間軸戻って、火事現場。。。


女騎士「どぉぉぉぉぉおおりゃぁぁぁあああ!!」

     ドカバキベシズドンッ

「う、うぁぁああ!!」
「ぐはぁっ」
「ごぁっ!?」

男オーク「おいおいおいっ!!とんでもねえな、あいつ!」

魔オーク「…ずいぶんと派手な立ち回りだな」

太オーク「ぜえ、ぜえ…」

男オーク「他の連中も滅茶苦茶強いぞ!黒い制服のやつら全員、倒しちまうんじゃね?!すっげぇ!!」
                  (※1番隊のこと)



騎士分隊長「君たち、怪我の治療をさせてくれ」

太オーク「お、赤い制服ってこたぁ女騎士さんのお仲間だな? 助かるぜ…流石にもうヘトヘトだ」

魔オーク「いえ、このくらい薬草と魔法でーー」

男オーク「だ、駄目だ!そいつに近づいちゃ……  !?」 ブシュゥゥゥッ


騎士分隊長「よし、とりあえずあと二匹」 ブンッ


騎士たち「「分隊長ぉぉぉおおおおおお!!」」

騎士1「団長の予想通りだぜ、やっぱりこいつもあっち側だったな!」

騎士3「間に合った!」

男オーク「あ、あれ…何ともない?」 ドロンコ

オーク形の泥「」

魔オーク「土魔法の身代わりだな、詠唱聞こえなかったけど」

女騎士「1番隊分隊長、8番隊分隊長…」

騎士分隊長「………」

1番隊分隊長「ちっ、しくじったか」

女騎士「狙いは私でしょ?もっと広いところに出ましょう、ここじゃ森が壊れる」

女騎士「せっかく消火が終わったのに、斬撃で滅茶苦茶にするのは私の趣味じゃないので」 ビキビキ

1番隊分隊長「そう簡単に従うわけがあるか!」


女騎士「あっそ みんな、やっちゃえ!」

騎士たち「「でぇぇええいっ!!」」

分隊長「「!?」」

1番隊分隊長「あ、網ぃ?!」

騎士分隊長「切れないな…」 ギリギリ

1番隊分隊長「なんで冷静なんだお前は!」

騎士1「いけいけいけーーーっ 畑に放り込めーーー!」

女騎士「白狼さん、あと宜しく!」

白狼「ぐるるるぉぉぉぉん!!」

猪一家「「ぷぎぎぃぃぃぃぃいいいいい!!」」

分隊長「「!?」」

女騎士「あ、やべっ 猪一家と戦闘中だわ」

騎士1「いや、かまうな!投げ込め!ついでにお仕置きされてこい、分隊長ども!!」

騎士たち「「それーーーっ!!」」

1番隊分隊長「ぎゃぁぁぁぁーーーーー!!?」

騎士分隊長「…ふふ、ようやく終われる…」








網から放り投げられた二人は、畑のまわりに掘られた大きな溝に落っこちただけでした
まあ、ちょっと考えたらわかる話なのですけど…
大男の分隊長たちを、騎士複数人とはいえ細身の8番隊騎士が、ぶん投げられるわけないのでした



騎士団長「おうおう、ドードードー」

ウリボウ「プギープギー」

瓜坊「ピギピギ!」

母猪「ブブフー」

女騎士「ぉおー団長最高です!猪がおとなしくなった!」

白狼「バウッ」 ヘトヘト

女騎士「本当にありがとう、白狼さん」

白狼「フンフン」 ブラッシング中

女騎士「さて、1番隊分隊長、そろそろ落ち着いていただけました?」

1番隊分隊長「だから!殺せといっているんだ!こんな生き恥さらすくらいなら!」

女騎士「ダメですねえ、7番隊分隊長がくるまで眠っててもらいましょう」

騎士3「あいよ、睡眠魔法*テュールスリーパー」 ポンポン

1番隊分隊長「ぐごぉぉぉ」  zzZZ


騎士分隊長「……俺はいいのか?」

女騎士「お話しできそうなら、そのままでいいですよ?」

騎士分隊長「ふー、なめられたもんだな 殺そうとしたんだぞ?」

女騎士「なんか訳ありっぽいなぁ、と思ったんですけど?」

騎士分隊長「……」

女騎士「騎士分隊長って、お嫁さんと坊っちゃんがいましたよね…もしかして、人質にとられてたりします?」

騎士分隊長「!?」

騎士1「あ、当たりなんだ?! うっわ、1番隊分隊長超ダセぇ!!」

騎士2「人質をとるのって一番の愚策よねえ、分かりやすい悪役だわぁ」

女騎士「はあ、7番隊が到着しだい、分隊長の家族を救出に向かおう」

騎士たち「「了解!」」

騎士分隊長「……ほ、本当に…すまない…」

女騎士「やっちゃったことについては、罪を償うしかないですよー」

女騎士「とりあえず、森の再生にかかりっきりになると思いますけどね オークさんたちとしてはどうです?」

男オーク「森を元通りにして、焼けて壊れちまった家とかもきっちり直してもらうのは当然だよな」

魔オーク「無くなってしまったものを全部取り戻すのは厳しいだろうが、出来る限り元通りにしてもらいたいものだ」

太オーク「死者が出てなくてよかったよー…あとは人間の法律に任せるしかねえよな」

女騎士「…だ、そうですよ」

騎士分隊長「う、うぅ…すまない、本当にすまない……っ」




それから数日後。。。


男オーク「おーい、差し入れだぜー」

大工オークたち「「おーっ!」」

男オーク「村長の家ももう完成間近だな」

魔オーク「住居はひとまず安心できそうだ」

女オーク「私たちの新居は?」

男オーク「う」

女オーク「ねーえ、結婚してくれるんでしょ?勢いで言った訳じゃないでしょうねえ?」 頬グリグリ

男オーク「す、すいませんすいません」


。。。。。。。。。。。

(事件当日のこと。)

男オーク「女ちゃん!結婚してくれ!」

女オーク「はあ!?」

男オーク「真剣なんだよ!重々思い知った、死んでからじゃ遅いんだよ!愛してる!」

女オーク「え、え、えええええ!!?」



。。。。。。。。。。。


女オーク「言ったわよね?ねぇ?」

男オーク「はい、言いました」

男オーク「(いやいやいやいや、まさかここまでデレるとは思ってなかった、性格変わりすぎじゃん、可愛いけど!)」






女騎士「……以上で報告は終了です」

???『……………』

女騎士「はい?……ええ、はい、分隊長お二人についてはそちらに全部お任せします」

???『……?……………』

女騎士「私と団長ですか?これまでどおり、変わり者扱いで結構ですよ」

女騎士「また、不協和音が見つかり次第ご連絡ください、いつでも目立つ行動いたします」

女騎士「囮役は得意ですから」

???『… ご苦労だった』

女騎士「あれ、珍しいですね 編声魔法が切れちゃってますよ、先代?」

先代『…お礼くらいは、な』

先代『また連絡する、それまでは普通通りに訓練や業務にあたるように』

女騎士「はい、それまでは」

先代『ああ、またな』




女騎士「よし、報告おわりっと」

騎士団長「やれやれ… 弾かれもの同士、こそこそ暗躍するのも骨がおれるな」

女騎士「団長、私は先代も団長も尊敬してますよ?」

騎士団長「そんな柄じゃ無いんだがなぁ」 頭ボリボリ

女騎士「それに普通の人間じゃ見れない景色をたくさん見せてもらいました」

女騎士「魔者や魔獣と接する機会なんて、私たちみたいな異端者じゃないとできないですもんね」

騎士団長「…それはお前さんが彼らを好きになりたいと願ったからこそだろう?」

騎士団長「誰もが彼らと関わりたいと思う訳じゃない」

女騎士「それでも、拾ってくれた団長と先代に感謝してます、ありがとうござ」
                                ドンガラガッシャーーーンッ!
女騎士「何事?!」

男オーク「女騎士さん!!手伝ってくれーーー!」

女オーク「大変よ!巨大マッドワームが畑を荒らしてるの!追っ払うの手伝って!」

女騎士「わかった、すぐいく!」



騎士団長「……なんでワープゲートから飛び出してくるたびに、床が壊れるんだろうなぁ…」

床のワープゲート「プシューーー…ガコンッ」





おわり



すみません、いろいろ思うところがあるのですが…
これ以上膨らませられませんでした
ご指摘、うまく修正できなくてすみません
乙コメありがとうございました
体調はなかなか戻ってくれません
ちょっとやつれてきています、苦しいです

本当にありがとうございました

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