【サガフロ・モバマス】レッド「菜々姉ちゃん?!」安部菜々「烈人君?!」 (120)


レッド(俺はあの日、ヒーローとしての力を失った)

レッド(今はシュライクに戻って家族と暮らしている。殺されてしまった…父さんの分まで、守ってやらないとな)

藍子「お兄ちゃん、それじゃあ行ってきますっ」

レッド「気をつけてな」

レッド(妹の藍子は、アイドルを目指している。ルックスは十分だろう)

レッド(胸がないのは…まあ、仕方ない)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435555089

世界観はサガフロモバマスごちゃ混ぜ+レッド編エンディング後
藍子はレッドの妹だけど、高森ベース


池袋晶葉「やあ烈人、藍子とは入れ違いだったようだな」

レッド「晶葉ちゃんか、今日はどうしたんだい?」

晶葉「何、ラビットの調整をまた手伝ってもらいたくてな」

レッド(池袋晶葉、10代前半にしてメカ分野の権威に上り詰めた…いわゆる天才だ)

レッド(父さんとは分野が違ったけど、色々気にかけていて…その関係で俺たちとは親しくなった)

レッド(何の因果か、俺と一緒にブラッククロスと戦ったメカのラビットは、彼女が改良を加えたものらしく…)

レッド(…間接的に正体がばれているとも言える)

レッド(何もないってことは、サントアリオも意外と寛容ってことなんだろう)

晶葉「次元衛星砲は少し規模が大きすぎるからな…ビットシステムそのものの強化が望ましいんだが」

レッド「付き添いはいいんだが…あの研究所は夢に出るから、やるなら古墳のモンスターにしてほしいな…」


晶葉「後は…君に見せたいものがある。これが終わったらプロダクションに案内するさ」

レッド「へえ、もしかして新作メカかい?」

レッド(俺達が戦っている間に、シュライクには芸能プロダクションの支部が出来ていた)

レッド(藍子も通っているわけだが、晶葉もそこのアイドルの一員だったりする)

晶葉「へへん、見たら驚くこと間違いなしの自信作だ!…ん?」

レッド「どうした?」

晶葉「予定変更だ。…ブラッククロスの残党が現れたらしい」

レッド「…何?!」


レッド(…現地に着いた時には、既に戦闘は終わっていた)

レッド(ただならぬ空気を纏った銀髪の女が…タイツに身を包んだ戦闘員達を縛り上げている)

晶葉「流石に仕事が早いな、のあ」

のあ「この程度なら…容易いものよ」

晶葉「ちょっと早くなったが、…彼女が私の最新作だ」

レッド「…はあっ?」

のあ「…そう…貴方が小此木烈人…」


レッド(残党の連行はIRPO…と、所属でもあるラビットに任せることにした)

晶葉「のあは私の友であるT260やラビット、他にも様々なメカのデータが集った…いわば結晶だ」

晶葉「…そして、メタルブラックのデータも」

レッド「メタルブラックも…?」

晶葉「メタルアルカイザーの最後の輝き…ラビットも浴びていただろう?」

レッド「…それは、そうだけど」

のあ「…貴方の目は、今…どこを見ているのかしら?」

レッド「…!」

レッド(何故か…核心を突かれた気がした。一般的な事件はあるものの…平和で、充実している生活のはずだったのに)

レッド(決して見ていたのは胸ではない。決して)

T(たかみね)260のノアボディにしようと思ってたらレッド編であの子仲間に出来ないことを思い出したのです
寝ます


晶葉「…さて、ラビットは任務に出してしまったからな。そういえば…藍子の練習を見たことはあったか?」

レッド「…なかった気がするな」

晶葉「気分転換になるかもしれない、見に行くのも悪くないだろう。ついでに中も案内しようじゃないか」

レッド「じゃあ、お言葉に甘えるとしようかな」

のあ「私もカフェに戻るから…そこまでは同行するわ」

レッド(あの格好でやってるとは思えないし…のあはどのタイミングで着替えたんだ?)


のあ「…烈人、貴方とは一度手合わせ願いたいと思っていたのだけど…」

レッド「えっ?」

のあ「貴方の目は、戦いとは異なる…別の高みを求めているようにも見えたわ」

レッド「…」

のあ「それが迷いなのか、悩みなのかは…私にはわからないけれど」

レッド「悩み…か…」

晶葉「人にも、メカにとっても、悩みという仕組みは永遠の課題…」

晶葉「それをメタルブラックと言う形で、あのレベルまで至ったドクタークラインもまた」

晶葉「稀代の天才には違いなかったのだろうな」

レッド(それが間違った形だとしても、理想とは異なった形に変わっていったとしても…)


レッド(近くで見たのは初めてだが…うーん、でかい。これだけ沢山の施設まであって、本当に支部なのか?)

晶葉「驚いたか?ある意味、影響力はトリニティよりあるかもしれないな」

レッド「…パネェな…」

のあ「…カフェはこっちよ。一休みするのも、いいでしょう」

晶葉「この時間ならそこまで混雑もしていないだろうし、ウサミンも怒りはしまい」

レッド(ウサミン…?)


のあ「菜々、戻ったわ」

安部菜々「お疲れ様ですっ。それとお仕事の時間は、店長だっていいましたよね?」

のあ「…ふふ、ごめんなさい、店長」

レッド(…菜々?…いやいや…おかしいだろ。変わらなすぎだろ?!10年ちょっと前だぞ?!)

レッド「菜々って…まさか、菜々姉ちゃん?!」

晶葉「なんだ烈人、ウサミンと知り合いなのか?」

菜々「…烈人?…って、あの…烈人君?!」

レッド・菜々「「えええええっ?!」」

のあ・晶葉「「…?」」

りーなの誕生日なのにロック側のネタに行き詰っている
次は明日…


菜々「ち、ちょーっと烈人君とお話があるんで、いいですか?」

のあ「…着替えてくるわ」

晶葉「…そうか、じゃあ私はあちらに座っているとしよう」


レッド[菜々姉ちゃんがこっちに戻ってきてるなんて聞いてないぞっ、そりゃ故郷に帰るって言ったのは昔だけど…]

菜々[ナナ…いえ、私も、烈人君と会うなんて思ってなかったですよっ]

レッド[…まあ、家燃えちまったからなぁ]

レッド[アセルス姉ちゃんも大概だったが…菜々姉ちゃん、全く変わらないなんて、さ]

菜々[…アセルスちゃんにも、何かあったんですか?]

レッド[あっ、…いや、詳しい事は…ナシで]

菜々[じゃあ、お互い様…ということで、お願いしますね?]

レッド[…わかった]

レッド(どーなってるんだ、全く…)


レッド(菜々姉ちゃんは、アセルス姉ちゃんとも年が近くて…友達だった)

レッド(…昔、菜々姉ちゃんが故郷に帰って、ちょっと経ったころ)

レッド(アセルス姉ちゃんはいきなりいなくなってしまった)

レッド(そして…少し前にキグナスで再会したアセルス姉ちゃんは…髪の毛の色以外は昔のままで)

レッド(菜々姉ちゃんは、髪の毛の色すら変わっていない)

レッド(そろいもそろって、厄介ごとに巻き込まれてるんじゃないだろうな?)


菜々「と・り・あ・え・ずっ。せっかく来てもらったんですから、お茶でも飲んでいってくださいっ」

レッド「…菜々姉ちゃんの奢り?」

菜々「ダメです♪ 烈人君もオトナですからねっ」

レッド「…はいはい」

のあ「…お待たせ」

菜々「のあちゃ~んっ、ネコミミメイド衣装はだめですって言ったでしょうっ?」

のあ「…だめかしら?」

レッド(…のあって、意外と抜けてる…?)

菜々『17』(現在の衣装)
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l/edd3438bd612a333a76edaea0ff73fe7.jpg

のあ(着替えてきた衣装)
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l_noframe/5e07fd98a4bc380a8fa8a54bb0fc8402.jpg


晶葉「ふう…やはりウサミンの入れる紅茶は旨いな…」

菜々「いつもご贔屓にっ。ところで烈人君はどうしてここに?」

レッド「ああ、妹の…藍子の練習を見ようと思って、ついでに見学かな」

菜々「藍子ちゃんって…えっ?」

レッド「ああそうか、こっちじゃ名字変えてるんだったな」

レッド(余計な詮索されるのもなんだということで、妹は小此木とは違う名字…高森藍子で通っている)

レッド(一応それなりには考えたつもりだ。レレレのようになったらたまらんからな…)


レッド「…ちょっとのんびりしすぎたかな。そろそろ行くか」

菜々「あ、少しだけいいですか?」

晶葉「ふっ、仕方ないな。烈人、私は先に向こうの広場で待っている。のあは…このまま業務でいいか」


菜々[烈人君…これ、ウサミン星…ではなくて、私の今の家の住所です。よかったら遊びに来てください]

レッド[…いいのかい?]

菜々[烈人君なら構いませんよ。…変なこと考えてなければですけど。ちょっと位なら相談に乗れると思います]

レッド[あはは…菜々姉ちゃんにはかなわないな]

菜々[ふふっ]


レッド(そんなにわかりやすく顔に出てるのかな…?)


レッド「そういえば何で晶葉ちゃんはウサミンって呼んでるんだい?」

晶葉「彼女はウサミン星からアイドルを目指してやってきた…という設定でな」

晶葉「もちろんウサミンなんてリージョンは確認されていないが…」

晶葉「私のいくつかの技術は彼女の助力によるものもある」

晶葉「…要は『乙女の秘密』だ。色々と察してくれ」

レッド(菜々姉ちゃんも…アイドルを目指しているのか…)


レッド「ん…あれは…」

晶葉「ふー、相変わらずだな…杏、リュート」

双葉杏「ふぁー…いーじゃん、のんびりしたってさ」

リュート「ん~?あれ、晶葉と…レッドじゃないか~。久しぶり~?」

レッド「…なんでリュートがこんな所に?」

晶葉「なんだリュートとも知り合いなのか?彼はうちのスカウトでな、まあこんな風にサボることもあるが…」

晶葉「隣でぐーたらしてるのは…うちのアイドルの1人、双葉杏だ。…リュートとは似たもの同士だな」

レッド(…リュートがスカウト?…合っているような、いないような…)

双葉杏ニート
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l/f6db9a4a1e364bf7da838ed3dce77f97.jpg

レッドと、にーt…リュートのよさげな画像リンクが今一つ見当たらない


杏「ふーん…藍子ちゃんのお兄さん…確かに、似てない」

レッド「髪の色からして違うからなー、よく言われるよ」

レッド「そういえばリュート、サンダーは何してるんだ?」

リュート「サンダーはあっちで他の子達と遊んでるよ~」

ニョワアアアアアアア
ウワアアアアアア

レッド(…広場の向こう側では、女の子?にリュートの弟分…サンダーが文字通り振り回されていた)

レッド(…あいつ、一応モンスターなんだけどな…)

サンダーを振り回せる女の子…一体何者なんだ…
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l_noframe/13d35f865ec01a0b67bd9298ce18fde1.jpg

京はここまで


レッド(杏たちとの話をそこそこに切り上げ、建物の中に入ったのはいいが)

レッド(…藍子はどこでレッスンしてるんだ?…広すぎる)

晶葉「見ての通り、アイドルはかなり個性的なのが多いだろう?…杏はあれでも17歳だ」

レッド「…藍子より一つ年上なんだな」

レッド(17歳…いや、よそう)

晶葉「年少組への世話は焼くほうなんだぞ、一応」

レッド「ふーん…ところで藍子の居場所はわかるのかい?」

晶葉「アイドルは基本的に3つのカテゴリ…キュート・クール・パッションに分かれている」

晶葉「藍子はパッション部門だから、そちらの担当者に聞けばわかるはずだ」


レッド(場所が場所…女の子ばかりなだけに、流石に男1人での見学はアレだったが)

レッド(カテゴリ違いといえども所属アイドル同伴のおかげで許可が取れた。晶葉さまさまだ)

レッド・晶葉「「失礼しまーす…」」

レッド(大体イメージしてた通りで、先生らしき人の指導に合わせてアイドル達が必死に追い縋っている)

レッド(そこには藍子の姿も、あった)

晶葉「どうだい、感想は?」

レッド「随分と激しく動くんだなって。…ほんと、頑張ってるんだなぁ…」

晶葉「歌も踊りも思った以上に体力を使うからな。…私も体力不足を実感したものだよ」

レッド(間近では初めて見る光景なのに…どこか、懐かしく思えた)

レッド(タイミング…周りと呼吸を合わせる感じ…どこかで…?)


レッド(何故だろう。…どこの動きがどうずれているのか…些細なところでもはっきりわかる)

レッド(俺は、何を感じ取っているんだ…?)

晶葉「…どうした?レッスンが終わったようだぞ」

レッド「えっ?…ああ、そうだな」

藍子「…あれ?お兄ちゃん?!晶葉ちゃんもっ?」

レッド(藍子の事を気にすると、どうも時間を忘れやすくなるんだよな…)


本田未央「いやーお兄さん達に完全に隅々まで見られちゃってたねー♪」

藍子「もう、そんな風に言わなくっても…ふふっ」

レッド(未央は気さくな子で、家にもよく遊びにくる程度に藍子と仲がいい)

レッド(ここに通い始めてから会ったにも関わらず…だ)

藍子「それで…どうだったかな、私たち」

レッド「いやー、素人の俺が言ってもなー…」

未央「ほほー…何か気になるところがありそうな?」

晶葉「ほら、烈人も困っているだろう。あまり聞いてやるな」

未央「はいはーい」

本田選手
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l/3a15a87af190354ae89fca368b35b69e.jpg


未央「じゃあ私あっちだからっ。またねー♪」

晶葉「私もだな。じゃあまた」

藍子「気をつけてくださいねー?」

レッド(帰路について…2人と別れ、藍子と2人きりになったところで…問いかけられる)

藍子「お兄ちゃん、今まで見に来ることなんてなかったのに。今日はどうしたの?」

レッド「ん、ただの気分転換さ。晶葉ちゃんに誘われてさ」

藍子「それならいいけど。…たまに、お兄ちゃんって変なことある気がする…。あの時も…」

レッド「あの時?」

藍子「あ、なんでもない」

レッド(…ん?)

藍子(なんとなくだけど、これは…お兄ちゃんに確かめたらいけないことのような…)


レッド(少しだけわかったように思えて…掴めそうで、掴めない。微妙な違和感)

レッド(埒が明かないし、ちょっと先の菜々姉ちゃんの休みの日に…相談ついでに遊びに行くことにした)

レッド(…昔のようにいきなりってわけにもいかないしな)

藍子「お兄ちゃん、おやすみなさい」

レッド「ああ、おやすみ」

レッド(とりあえず、寝るか…)


??「お前はヒーローというものを、どう考えている?」

レッド「…お前は…何故?!」

??「お前は…私の憧れだった。…憧れだけでは、お前に並ぶことはできても…超えることはできなかった」

レッド「…どうして…」

??「だが…最期に私はその先を見ることができた。…お前にも、いずれ…」

??「本当の、輝きの向こう側が見えるようになるはずだ。…さらばだ、私が目指した者よ」

レッド「待て!お前は何を知っている!待ってくれ!」

レッド「メタルアルカイザー!!」

あと3日くらいで終わりの予定です


レッド(…まさかあいつの夢を見るとは。輝きの向こう側って、なんなんだ?)

レッド(ん…?切手のない封筒と手紙…晶葉の手書き?)

晶葉『君には伝えた方がいいだろうと思ってね』

晶葉『例の残党についてだが、事故で死んだらしい。あくまでも表向きの話で十中八九口封じだろうな』

晶葉『気をつけてくれたまえ。警戒はしているが、限界がある』

レッド(バックがあるってことか。…きな臭くなってきたな…)


菜々「あ、烈人君。どうぞっ」

レッド「お邪魔しまーす。この感じ、なんか懐かしいなぁ」

レッド(部屋は整っていて…頑張って掃除した形跡が見て取れる)

レッド(昔の菜々姉ちゃんの家も…ちゃぶ台があったりして、こんな感じの和風混じりだったっけ)

菜々「それにしても…」

レッド「ん?」

菜々「烈人君はよくナナ…私のこと、覚えてましたね?」

レッド「あれだけ姿が一緒なら思い出すって。他の人達にも驚かれたんじゃないの?」

菜々「あ…えっと、私が知ってる人達は他の所に引っ越しちゃったみたいで」

菜々「こっちに戻ってきたのはいいけど知り合いはいなかったんですよね。藍子ちゃんには気づきませんでしたから」

菜々「だからこの前、私の名前を呼んだのが烈人君だってわかった時に、驚いちゃったんですよ」

レッド「なるほどなあ…」

レッド(ない話じゃないけど…無理に聞いてもな)

菜々「ささっ、それよりっ。悩み事をお姉さんにどーんと話しちゃってくださいっ」


レッド「輝きの向こう側…って意味、わかる?」

菜々「…えっ?」

レッド「夢で言われた言葉でさ。関係あるんじゃないかって思ったんだけど」

菜々「輝きの向こう側というのは…私、いえ…ナナ達アイドルが目指す果て無き未来のことなんです」

レッド「アイドルが目指すもの…」

菜々「男性アイドルもいますけど…烈人君はそういうタイプじゃないですからね」

レッド「はは、そりゃそうだ」

菜々「だけど…もしかしたら」

レッド「…まさか本当にアイドルやれって?」

菜々「…考えすぎでしょうかね」


レッド(おかげで、アイドルに関係した何かだってのは分かった気がする)

レッド(…アイドル達の動きを細かく把握できたのも、そのせいなんだろうか?)

レッド(その後はお互い会ってなかった間をかいつまんで…話をした)

レッド(もちろん、復讐の部分は伏せて…数々のリージョンを旅したって事に)

菜々「それだけ沢山のものを見てきたら、ちょっと物足りなく感じるのもわかる気がします、ふふっ」

レッド「菜々姉ちゃんの家は…京をちょっと気楽にした感じなんだよなー」

菜々「烈人くーん?それどういう意味です?」

レッド「別に変な意味じゃないって!」


レッド(晶葉の危機感をよそに、その後しばらくは何もなく…徐々に警戒も緩んでいった)

レッド「そういえば未央ちゃん、ユニット組んだって聞いたけど」

未央「そーそー♪あーちゃんと私ともう1人の子でねっ」

藍子「茜ちゃんって言うんだけど、その子が凄く元気で…」

レッド(何か分かるかもしれないと、俺はあれからアイドル達との関わりを増やしていった)

レッド(…半ばアイドルオタクのようになっているかもしれないが…)

レッド(まだ、後一歩がわからないけど…十分に幸せだと、思う)

レッド「…ん?」

藍子「電話?」

未央「誰だろう?」

レッド「…もしもし、…晶葉ちゃん?」

晶葉『…まずいことになった。今からいう場所へ向かってくれ、君の家からなら近いはずだ』

晶葉『…シュライク各地にモンスターが出現した…!』

レッド「…何?!」

日野茜
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l/3d0085be5f6add9c2d1eb2b484a02fbf.jpg


エミリア(…楓に会いに来たタイミングでこれ。…私も狙われたかしら?)

高垣楓「…エミリアちゃん、大丈夫?」

エミリア「こちとら修羅場くぐってるから、大丈夫よ…楓は下がってて」

楓「私だって京で少し術を嗜んできたので…それなりに…戦えますよ? 清明のような生命波動で…ふふっ」

エミリア「それだけ余裕があるなら、大丈夫そうねっ!」


日野茜「うおおおおっ!!!ボンバーっ!!!」

諸星きらり「みんな、こっちにくるにぃ~っ!にょわーっ!!」

リュート「やっかいだね~、これ。まあ~なんとかなるかな~?」

晶葉「のあ!ここは少々過剰戦力だ。烈人の所へ行ってくれ!」

のあ「…了解したわ。…晶葉も気をつけて」

高垣楓
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l/9daca9b18b0acbe7a315daee7b7a8fed.jpg


菜々(プロダクションに行こうと思ったら…なんですか、これ)

菜々(こんなに大量のモンスターが…)

菜々(…やるしか…ないですね)

菜々「…その時空から不思議な光が 降りてきたのです」

菜々(烈人君…あなたは、私が私であることを思い出させてくれました)

菜々(ナナは、あなたに会うまでの間…ナナだったんです)

菜々(皆の記憶から徐々に存在が抜け落ちていく、ヒロインだったはずなんです。…だけど)

菜々「…ウサミンパワーで!メルヘンチェーンジ!」

菜々「スペースウサミンが、悪い子達にお仕置きしちゃいますよっ!」

菜々(この力で…私はまだ戦える…!)

スペースウサミン(変身後)
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l_noframe/77b6e905cf5dc2c15420c72345efd7b3.jpg

とりあえず一区切り


菜々「ウサミンビーム!!」

菜々(弱い子達はともかくこれはちょっとキツイですね…だけど!)

雷竜「キシャアアアアア…」

赤竜「グオオオオ…」

菜々(だけど、殆どの昔の思い出がなくたって、今と未来があります…!壊させはしません!)

菜々(いずれ忘れられてしまうとしても…私は、ナナは…守りたい…!)

菜々「守ってみせます!ラビットストーム!!」

召喚ウサちゃんズ「ウサアアアアアアアッ!!」


藍子「…行くの?」

レッド「…ああ」

未央「…怪我、しないでね…?」

レッド「すぐ戻るさ、だからちゃんとここで待っていてくれよ?」

レッド(月下美人…またコレを使うときがくるとはな…)



未央「…あーちゃん…」

藍子「大丈夫…お兄ちゃんは、とっても…強いんですから」

未央「あーちゃんは、…凄いね。私は…私は、怖くて…たまんないや…」

藍子「大丈夫…だから」

藍子(私たちをあの時助けてくれた…ちょっと変な、ヒーローさん…)

藍子(私たちの、ヒーローは…きっと…)


菜々「はぁ…はぁ…全力だと1時間どころか数分ですね…」

菜々(でも大分減ってきました…これなら!)

菜々「一気に決めます…!ウサミンギャラクシ…ぐ…うっ…!」

菜々「う…そっ…」

黒竜「GUOOOAAAAAAA!!!!」

菜々(こんな強い子を…見逃していた?そんなはず…)

菜々「あ…へんしん、が……」


のあ「…大規模な戦闘を確認。熱源は…強力な妨害効果があって、識別できないわ」

のあ「晶葉…リミッター解除の許可を」

晶葉『…あれはまだ試作タイプだが…いや、迷っている暇はないな』

のあ「…この状況は一刻を争うわ。…あれは…まさか…っ」

晶葉『…のあ?』

のあ「…いえ。…菜々が、戦闘に【巻き込まれている】」

晶葉『何だって?!くそっ…』

のあ(菜々…!)

のあ「誰かのために祈るということが…今…理解できる…!」


菜々「うっ…あ、もう…いち、ど…」

菜々(あきらめちゃ、だめなのに…力が入らない…)

菜々「もっと…がんばら、ないと…」

黒竜「GAAAAAA!!」

菜々「…あ…」

黒竜「GUUUUUU??!」

レッド「へへっ、月影の太刀の味はどうだデカブツ!」

菜々「…え?烈人君…」

のあ「月夜に足掻きなさい…ムーンスクレイパー!!」

雷竜「ヒギャアアアアアッ!!ア…ガァ…」

赤竜「グオオオオッ!!」

菜々「…のあ、ちゃん…?」


のあ「…間一髪のようね」

菜々「…どうして…」

レッド「勘なのかはわかんないけど。…絶対に急がなきゃいけないと思ってたら、これだよ。…無茶しちゃってさ」

レッド「残りは二体か、一気に終わらせるぞ、のあ!」

のあ「烈人…私についてこれる?」

レッド「当たり前だろう?」

レッド「相手がドラゴンだろうがなんだろうが…」





「ブッ潰してやる!!!」



一眠りしてから再開します


のあ「…猛虎プログラムを起動するわ」

レッド「お先に行くぜ!」

レッド「神速!三段突きいいいいいっ!!」

のあ「タイガアアアアアアッ!!ランペエエエエエエジッ!!」


― 神速ランページ ―


赤竜「ギャアアアアアアッ!!!」

赤竜「」

レッド「…よし!」

菜々「…凄い…」


黒竜「GURUUUUUUAAAA!!」

のあ「その程度で私は…捉えられない…!」

レッド(何故だかはわからない。全身に力が漲ってくる)

レッド(ヒーローとしての力はないけれど、それが何だって言うんだ)

レッド(この感じ…よく覚えている。横に並び立って…力を合わせる)

レッド(のあの動きが、手に取るようにわかる!)

レッド(今の俺は…例えアルカイザーにだって…負ける気がしない!!)

のあ「受け継いできた想い…未来に託す願い…その身に刻んであげるわ」

のあ「…リミッターを解除する…!」

ラビットストームはラピッドストリームの誤植でなく
ちゃんとロマサガ3にあったりします
今日の夜辺りに終わらせたい


のあ「天翔ける願いの流星…果て無き高みを目指し、輝く翼…」


           VーMAX


のあ「私たちは…私に宿る鋼の意志の集いは、その先を往く…!」


         VーMAXIMUM


のあ「…VーMAXIMUM、発動!」

レッド(速い!)

菜々(消えた…?!)

レッド(…この速さすら、すぐ馴染んで…体が覚えていく)

レッド(俺の魂が熱く燃えている…不死鳥のように!)

レッド「とっておきをくれてやるぜ!」


        ― コズミック散水 ―


レッド・のあ「「これで終わりだ!!」」


菜々(…綺麗な、流れ星)

菜々(昔を思い出していました。流れ星に願い事を…したときのこと)

菜々(…正体がばれたらいけないヒーローではなく)

菜々(正体が伝わらないように…周りの記憶を混濁させていく)

菜々(新たなヒーローのプロトタイプに…私がなる前のこと…)

菜々(私は…)


菜々「烈人君…随分と、大きくなったんですね。私じゃとても、かないません」

レッド「菜々姉ちゃん…。傷は…深くないな。…のあ、周りはどうだ?」

のあ「残存勢力はないわ。私もクールダウンが必要だけど…通常稼動に支障はない」

レッド「ふう…」

菜々「ふふっ、それに…何かを見つけたような顔してますよ?」

レッド「そうかな?…まあ、答えっぽいのは…わかったかもしんないな」


のあ『…殲滅は完了したわ。…晶葉の方は?』

晶葉「問題ない、こちらも全滅を確認した。ご苦労だった!」

晶葉(それにしても…あらゆる格闘技に通じた、ごく限られた者だけが使えるとされる)

晶葉(DSC…デンジャラス・スープレックス・コンボ。あれ程恐ろしいものとは)

晶葉「デンジャラスというより…もはやインフェルノだな、あれは…」


エミリア「スーパーモデルとアイドルを舐めるんじゃないわよ、おととい来なさいっ!」

楓「…ふふっ、楽しそうでしたね。…私にも教えてくれません?」

エミリア「えっ?!…いや、ちょっとそれは難しいかしら…ねえ?」


レッド「最初は大切な人達を守れればいいと思ってたけど、それだけじゃなかった」

レッド「俺は大切な人達と共に、歩きたかったんだと思う」

レッド「誰かと一緒に、大きなものを目指す。それが、輝きの向こう側の意味なんじゃないか…ってね」

菜々「…よくわかりました、それじゃあ…」

菜々「そんな烈人君に、おすすめのお仕事があります」

レッド「…え?」





    「アイドルを輝かせるお手伝い、してみませんか?」



もうちょっとだけありますが深夜に
閃きタイプを変化できるエミリアは
DSCを一番整えやすいキャラである(裏解体で見た記憶)


レッド「…ん…っ…」

レッド(…夢か。懐かしい夢だった気がする)

菜々「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」

レッド「ああ、菜々…ちょっとうとうとしてたかも」

菜々「もうっ、頑張ってくれるのはいいですけど、無理はだめですよっ!」

菜々「気分転換に、おでかけしてみたらいかがでしょう?」

レッド「じゃあ、そうさせてもらうかな…っと」


菜々「前みたいに、菜々姉ちゃんって呼んでもいいんですよ? 烈人君?」

レッド「いやだよ、恥ずかしい。…ずっと呼んでたら癖で言いそうになるのが、困るんだよ」

菜々「ふふっ」


のあ「お帰りなさいませ、ご主人様…あら、烈人。こんな所で油を売っていていいの?」

レッド「たまには売らせろっての。大分店長も様になってるじゃないか…方向性がマニアックな気もするけど」

のあ「ねえ烈人。…アイドルというのは、楽しいのかしら?」

レッド「俺はアイドルじゃないからな。だけど皆、楽しいからアイドルをやっていると思うぜ?」

のあ「…そう」

レッド「珍しいな、のあがそんなこと聞くなんて。…まさかアイドルに興味がわいたってのか?」

のあ「…あの子と一緒なら、何か…面白そうじゃない?」

レッド「…みくか…」

のあのターゲットにされそうな前川みく氏
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l/14e6c94e4cc163ffedd84a8ebba62e90.jpg


レッド(適当に外を出歩くのも…いつ以来だろうな?)

レッド「…なんだアレ」

女の子「アタシは悪の口車になんか乗らないっ!好きにはさせないぞっ!」

戦闘員「ねえお嬢ちゃん、お菓子あげるからさ~」

レッド「なんか、どっかでみた光景だな…」

レッド(とりあえず…っ)

レッド「三角蹴りいいいいいっ!!」

戦闘員「グワーッ!!」

女の子「…あれ?」

レッド「君、怪我はないか?」

女の子「…すごいや…」

レッド「…大丈夫かい?」

女の子「まるで…ヒーローみたいだ…」

レッド「…は?」


レッド「…なるほど、光ちゃんはヒーローになりたいのか」

レッド(ヒロインでなく、ヒーローなのか…)

南条光「うんっ!アタシは、皆の役に立ちたいんだっ!」

レッド「ちょっと説教くさくなっちゃうが…」

レッド「ヒーローは…なりたくてなるものじゃない。憧れだけじゃ決して届かない」

レッド「だけどヒーローに近づける方法は…ないわけじゃない」

レッド「皆の役に立てる方法は…ある」

レッド(この子には…底知れぬ輝きが眠っている)

レッド(あいつが最期に見せてくれた輝きを…より眩くするのは、この子なのかもしれない)

光「えっ…?」


レッド「君…アイドルに興味はないか?」

南条光
http://gamedb.squares.net/idolmaster/image_sp/card/l_noframe/c9de774c074706e3b00f4c57bcaf19fb.jpg


「今年は少し、甘めなんだね」

「ふふっ、今回はこの味がいいかなと思いまして」

「変わらないね…君は。いや、変わっているから…なのかな?」

「その辺は乙女の秘密ですよっ。…また、来年も来てくれますか?」

「当たり前じゃないか。君は私の…大切な友達なんだから」

「しっかり準備して、待ってますからね!」

「うん、また来るよ。君の誕生日より、簡単に思い出せるからね…」





「…七月七日、またこの日に会おう」


以上で終了です
当初は光勧誘でオワラセル予定だったんですが
日付がちょうど良かったのでこういう〆にしました
もう一つのスレもそろそろ進めないとなぁ
プロデューサーレッド編はちょっと難しいかもしれない

それでは、ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom