友「男と幼馴染をくっつける」(38)

友「ダメだあいつは」

友「ちぃーっとばかし顔がイイから女共が群がるのに」

友「それを拒否できない」

友「なら俺が一肌脱いでやろう」

友「え?なに独り言言ってるんだ?」

友「ハハッ、ケニー。冗談よせよ」

友「え?スティーブだった?」

友「悪い悪いケビン」

イヤアノ…

イイデショ?

友「さぁ行こうか」

男「いやあの…」

女「いいでしょ?」

幼「」オロオロ

女「こんなさ、見た目だけかわいくてドジな娘なんかより」

女「私と一緒に帰ろうよ、絶対楽しいよ」

男「でも…」

友「女ぁぁぁ!!」

友「そんなピッコロみたいな真似やめろよ」

女「誰がナメック星人よ!」

友「そんなに帰りたいなら俺と帰ろうぜ」

女「私は男くんがいいの」

友「そんなに帰りたいなら俺と帰ろうぜ」

女「…」

友「」クイクイ

男「…!」ギュッ

幼「あうっ」

男「じ、じゃあまた!」タタタタ

幼「ぁ、さ、さよなら!」タタタタ

女「あ、ちょっと!」

友「諦めろよスポポビッチ」

女「ムキムキじゃないし!」

友「さぁ帰ろう」ギュッ

女「」ブォン!ドカッ

友「ウヒョー」ビターン

女「死ね!二回死ね!」タタタタ

友「二回死んでも…ナメック星なら生き返れるぜ……」ガクッ

10分後

友「いかん、いつ次の敵が現れるかわからん」

友「追いかけなくては」タタタタ

坂道の帰り道

男「…あのさ」

幼「う、うん」

男「明日も…こうして帰れる?」

幼「も、もちろん!」

男「…ありがと…」

幼「えへへ…」

ギャル「ちょーっと待った――」

友「はいよぉ!」ガシッヒュー

男「…何か…見えた?」

幼「ほんの一瞬…友くんとギャルさんが……」

男「…見えたよね」

裏道では

友「あ、はい…いえそんな…」

ギャル「マジふざけんなし」

友「ふざけたわけでは……はい」

ギャル「あーもうウザイ、仲間呼ぶから逃げんなよ」

友「僕も下の方に二つの仲間と1つの親玉がいます」

ギャル「くだらねー下ネタいれんな!」



男「じゃあまたね」

幼「うん、また明日」

2時間後

友「」ボロッ

ギャル「次邪魔したら明日は来ないからな」

友「じゃあ来世に期待します」

ギャル「」イラッ

友「やめてそこは痛いっ…アッー!」

翌日

友「男、このチケットを譲渡する」

男「なにこれ」

友「見たら8割がカップルになるとジンクスの映画だ」

男「それを俺に……」

友「幼馴染と行ってこい」

男「ありが――」

委員長「あっ、それ!」

委員長「まさか私といくために用意してくれたの――」

友「ハイサァイ!」ガバッシュダダダダ

委員長「えっ?ちょ…」ヒュー

男「…ありがとう」

体育館裏

友「おいおいケビン、ここに連れてきて何のようだ?」

委員長「死体隠すのにちょうどイイと思って」

友「オーケー、まずはそのバットを降ろそう」

友「そう…イイ子だ…話を聞こう」

委員長「」ブォン

友「うわっと!」

友「落ち着けコナー、争いは憎しみしか生まない」

友「肉じゃが溢したら肉染みになるけどな、ハハッ」

ガツン

友「フィンランド!」バタン

教室

男「今度の週末さ、これに行かない?」

幼「あ、その映画……」

男「あ…もう見ちゃった?」

幼「ううん、私も友くんから貰ったの」

男「そ、そう……」

幼「…」

女「男くん!この映画見に行こっ」

男「えっ?…いやその……」

幼「そ、それ……はその」

女「このチケットね、1枚6000円するんだよ」

男「え…」

幼「高っ…」

男「そんな高価なのを…」

女「こんな奴おいて私といこ?ね?」

男「あいや……その…」

幼「…」

ガララ

友「おもっくそ殴りよって……ん?」

友「あ…」

タタタタ

女「いいでしょ?」

友「いい加減諦めろや庭にアマリリス飼ってる女ぁぁぁ!」

女「誰がミギワさんよ!」

友「おめぇは金持ちに媚売っとれや」

女「あんな横リーゼントいないし!」

友「そんな行きたいなら俺といこう」

女「誰があんたなんかと」

友「こっちだって願い下げだ」

女「じゃあ何で誘ったの!?」

男「幼馴染…こっち……」

幼「う、うん……」

友「このクリスチーネ剛田!」

女「誰がじゃい子よ!」

屋上

男「…ダメだな俺」

幼「え?」

男「いつもあいつに助けられてばかりでさ……迷惑かけっぱなし…」

幼「……だったら…勇気だそ…」

幼「私も……頑張るから」

男「…」

ガチャ

友「男!幼馴染!」

男「友…ごめん」

友「なに謝ってんだ」

友「それより、映画行ってる間なるべく助けてやるがどうしようもないときは…」

男「…大丈夫、俺が一人で何とかする」

友「……わかった」

幼「友くん…ありがとう」

友「いいのいいの」

友「そんなことよりスティーブ」

男「俺は外人じゃない」

友「悪い悪い、コナー」

男「誰がターミネーター主人公だ」

頑張れ友!
お前こそこのssの主人公だ!

友「もしも、俺が死んだら…娘は頼んだ」

男「あぁ…命に変えても立派な花嫁にしてやる」

友「おいジョン、お前にはやらないぞ」

男「ハハッ、エリックに言われたら手は出せないな」

友「当たり前だ」

「ハハハハッ」

幼「洋物見すぎだよ……」

そして週末

友「ヤバイ、バッチリ過ぎる変装だ」

エ?ハイドガイル!?

デモマッテ、セガタカイヨ

ジャアダレ?

モデル?

友「さぁここからが本番だ、成功を祈るぜ」

友「アーメン…」




友「まぁ俺仏教なんだけどね」

噴水広場

男「お待たせ!」

幼「ううん、私もいまきたの」

男「うん……えと、可愛い……よ」

幼「///」




友「そう、イイつかみだ」

ken「おいhyde、何してるんだ、ニューヨークライブは来週だぞ?」

友「んぁ?」

ken「ん!?……あ、すいません…」スタコラ

友「何だ今のノッポ」

友「まぁいいや」

男「でね…」

幼「うん」




友「バス移動か…」

友「アリだな」

友「…同じのに乗ったらバレるな、一本ずらそう」

キキッブゥーン

友「よし、次は……12分後か」

友「ジュースのもう」

キャァァァ

友「ん?」

友「!?幼女がっ!」

キキーッ

友「はいよぉ!」クルッガシッシュダダダダ

「バカヤロー!気を付けろぉ!」

友「あぁ?」

幼女「あうあ…ふぇぇん!」

モデル「あ、あ…ありがとうございます!」

友「いえ、お怪我はないですかね」

モデル「はい……多分ビックリしちゃったんだと」

友「よかった」

モデル「あの…よろしければお礼がしたいのですが…」

友「いいですいいです」

友「失礼します」ペコッ

モデル「あっ、私!明日もここにいますから!」

タタタタ

モデル「…聞こえたかな」

幼女「おねーちゃん…怖かったぁ…」

モデル「よしよし、大丈夫よ」

そして映画館

男「これは…」

幼「すごい……///」

……

男「…激しかったね」

幼「うん…」

女「あっ!」

委員長「あっ!」

ギャル「あっ!」

男「うわぉ…」

幼「わぁ…」

ダダダダダ

ドシッ

幼「きゃっ!」ペタン

男「幼馴染!」

女「何でこんなのと一緒にいるの?私と遊ぼうよ」

ギャル「私が第一発見者だから私が先だし」

委員長「殺人現場じゃないし」

委員長「でも私の方が早かったわ」

幼「うぅ……」


友「あっ、しまった……」

友「…何とか助けれるが……ここは…」



三人「誰と一緒に遊ぶ!?」

男「うっ……」

幼「痛いよぉ……」

男「こんなとき友がいたら……」ボソッ

男「…」フルフル

男「こんなときこそ俺が……!」

三人「誰!?」


友「…頑張れ」

男「…俺は、コイツ」

男「幼馴染と遊ぶ」

三人「何で!?」

男「……好きだから」

男「昔から好きだったから!」

幼「男…!」

男「だから…だから君達とは無理だ」

女「…勝手にすれば」スタスタ

ギャル「マジつまんね」スタスタ

委員長「……私は待ってるから」スタスタ



友「よぉ言った……」

男「……」

幼「…私もだよ」

男「……わかってた」

幼「…だよね、私もわかってた」

男「…付き合ってくれる?」

幼「当たり前だよ、よろしくね」




友「えんだあああああ!」

そして翌日

男「ありがとな」

友「いいのいいの」

幼「ホント感謝だよ」

友「いいのいいの」

男「俺もお前を手伝うよ」

友「…ありがとな、トミー」

男「いいってことさボブ」

友「じゃあ俺用事があるからさ、あとはよろしくやっとけ」タタタタ

男「…」

幼「…」

チュッ

噴水広場

友「」キョロキョロ

モデル「来てくれたんですね」

友「まぁ…はい」

モデル「ふふ、行きましょうか」

友「俺イイ店調べときましたよ」

モデル「…何かデートみたいですね」

友「…お礼と聞いたんですけど張り切っちゃって…」

モデル「お礼だけじゃないですよ♪」

友「…!」


果たしてトムは新たな恋に進めるのか…
それはまた別のお話

友「俺は友だ」


終わり

ありがとうございましたっ!

男が純粋にただイラつくだけのクソ野郎だったけど友が良い味出してて良かった


乙(^ω^)

友よ…お前は友の鏡だ!

乙!やっぱスティーブはすげえや!

乙!友△



女とギャルが一番ムカついた、でも友はイケメン
乙乙

乙でした

乙!

次はオーシャンズ要素も頼むぜ。

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