ギルガメッシュ「綺礼! 宝物庫から>>3が出て来たぞ!!」 (26)

綺礼「>>3が? まさかな」

ギル「この通りだ。見よ、これが王の>>3というものだ!」

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フルフェイスヘルメット

綺礼「これが最古の『フルフェイスヘルメット』か。現代のバイク用のものとは似ても似つかない」

ギル「そうであろう。これは戦兜としての趣きが強い」

綺礼「ほう。で、あるならなぜお前はこれを纏って戦場に出ようとしないのだ」

ギル「顔を隠して戦をするなど凡俗のすることよ。我の威容のどこを隠す必要がある?」

綺礼「それもそうだ。ところでこのヘルメット、ただ丈夫であるだけということはあるまい?」

ギル「無論。>>8の作用が備わっている」

被せた相手を洗脳、操れる

ギル「このヘルメットを被せた相手を洗脳し操ることができる」

綺礼「お前の宝物でありながらお前が身につけるものではないというのか」

ギル「なに、宝物としてそうふさわしからぬ代物でもあるまい。いかな大逆の徒であれこのヘルメットの前には忠実な僕と化すのだからな」

綺礼「面白い。使い方次第でどんな道化も作り出せるという訳だ」

ギル「しかし難点はある。被せた者の顔が隠れてしまう故、あまり普段通りに振舞わせることはできなかろう」

綺礼「ならばこそ、>>12>>16などさせてみれば良かろう」

アイリ

切嗣にビンタして振る

綺礼「衛宮切嗣の配偶者アイリスフィールにそれを被せ、衛宮を引っ叩かせ別れを告げさせれば面白かろう」

ギル「覆面の美人に頬を張られて鉄面皮を崩す衛宮切嗣か…俄然興味が湧いてきた」

綺礼「そう言うと思って…ここにアイリスフィールを用意してある」

アイリ「〜っ!!?」

ギル「なるほどな。どれ、始めるとするか」

アイリ「っっ〜っ!!」

舞弥「ではそのように手配します。ええ」

切嗣「ああ。助かる。それから…」

切嗣「誰だ!?」

フルフェイスヘルメットアイリ「…」

舞弥「周辺はクリアしたばかりですが…」

切嗣「誰であれ、ここに意図的に侵入してくるからには敵らしいが…」

アイリ「そんな…切嗣の馬鹿! 薄情者!!」(ビンタ音)

切嗣「!?」

アイリ「愛想が尽きました。私のことなんてその程度だったの? 実家に帰らせていただきます」

切嗣「えっ!?」

舞弥「誰なんですか彼女は…」

切嗣「侵入者かと思ったらあんなことを言いに来ただけ…? 一体…」

切嗣「アイリ? アイリだったのかい?」

舞弥「マダムがあのようないたずらを? すでに逃げてしまわれたようですが…」

切嗣「アイリーーー!!?? そんなつもりは、そんな……」

舞弥「アインツベルン家に帰られたのですね」

切嗣「ヴアァァーーーァーーー俺は、俺は…」

綺礼「普段から『肯定してくれる』相手に失望されるとこうも脆いものか、衛宮切嗣」

ギル「意外なものが見られた。しかしあのヘルメットにはやや不適格な演出だったかもしれぬな?」

綺礼「あれがなければ『自分の妻を侵入者と誤認する衛宮切嗣』を演出することはできなかっただろう? あれを用いたからこそ衛宮切嗣が自身の失意を抱いたのではないか」

ギル「成る程。やはりお前の愉悦への嗅覚は中々のものだ」

つかれたのでねます
おつかれさまでした

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