【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?6スレ目?】 (1000)


 6スレ目
 1人めの主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人めの主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人めの主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人めの主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人めの主人公エルは善人が苦しみながら生きて死ぬ世界を直面して育ち、生きるための悪行を重ね続ける…

 どんな結末も安価とコンマ次第!
 愉快犯罪に手を染めるゲスプレーもよし、見知らぬ幼女を引き連れる聖人プレーもよし!
 どうにかこうにか悪堕ちすまいとがんばるもよし、自由きままに振る舞ってもよし!
 いっそのこと、積極的に悪人プレーをしたっていいかも知れない!



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エル「…?」

トレバー「……ないんです…か…?」

エル「ボートへ乗れ」パシッ

トレバー「は、い…」

エル「全力で、漕ぐ」

 シュババッ

トレバー「っ…!?」

<いたぞー!

<船へ矢をぶちこみまくれ! 生かしてコキュウトスを出すわけにはいかんぞ!

 ギィィッ
 バシャアッ

 ザバアッ

トレバー「っ…波、がっ…!」ガシッ

エル「っ…!」

 シュバババッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ボートごと、魔法で攻撃を受けた。大怪我を負いながら荒れ狂う海に飲まれていった
 4~6 何本か矢が刺さったけど、コキュウトスからは逃れられた
 7~9 無事にコキュウトスを逃れられた


 ――海――

 プカプカ…

エル「…」グッタリ

トレバー「…」ゼィゼィ

エル「…このままだと…腹が、背中になる…」

トレバー「お腹が…すいた…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 絶賛! 漂☆流☆中! ヤバいよヤバいよ…
 4~6 小さな漁船が近づいてくる。漁船→魚がいる→魚が食える?
 7~9 貨物船の航路のそばだったらしい。…貨物船、ね…金の臭いがしますね


<おおーい…あんたらぁ、こんなとこでどうしたんだぁ?

エル(漁船…?)

トレバー「っ…」バッ

エル(何で…俺に隠れ――裸だからか…)

*「どうしたんだぁ、あんたら?」

エル(魚…魚が、ある…)

*「もしかして、漂流か? そらいけねえな、今――」


 【安価下1】
 1 海に突き落として、そのまま沈める
 2 とりあえず必殺・片手首締めをしてから魚をむさぼり食おう
 3 その他、どうしてやろう?


エル「ふっ…!」

 ガッ

*「な、何だ、おめ――がっ…ぁ…」

 ギュッ

*「」

エル「ふぅ…」ポイッ

 バシャンッ…

エル「魚…」ゴソゴソ

エル「いた…」

 ガブッ
 ムシャムシャ

トレバー「…っ…」ゴクリ

トレバー「…」ガブッ

トレバー「げほっ…ごほっ…鱗…げほっ…」

 ムシャムシャ
 ムシャムシャ…

 ・
 ・
 ・

エル「ふぅ…」

トレバー「…鱗が…口の中、に…」ペッペッ


 【安価下1】
 1 陸を目指して漕ぐ
 2 休む…脱獄して、ボートを漕いで、漂流して、空腹をどうにかして、ようやく休める…
 3 その他、どうしよ?


エル「ふぅ…」グデッ

エル「…」ボ-ッ

トレバー「…」ペッペッ

エル「…」チラッ

 ガボボボボッ
 ペッ

 ガボボボボッ
 ペッ

エル(海水で…うがい…?)

トレバー「はぁ…はぁ…」

 ガボボボッ
 ペッ


 【安価下1】
 1 トレバーと何か喋る
 2 トレバーに喋りかけられた
 3 まあいいや、寝る


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
       水牢
 所持金:5万G
 所持品:十字架のネックレス

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡



トレバー「…あ、あの…」

エル「…」チラッ

トレバー「………僕…トレバー、って言います…」

トレバー「…名前…教えてもらっても…いいですか…?」

エル「…エルだ」

トレバー「エル…さん…」

トレバー「……その、首のネックレス…十字架ですよね…?」

エル「…それがどうした?」

トレバー「…何だか…似合わないな、って…」

トレバー「十字架をつけて…平気で、人を殺せるなんて…」

エル「【安価下1】」

 1 これをつけてれば、油断するバカがたまにいる…。だから持ってる
 2 こんなのに、何の力もない。人間を救う女神なんてものは存在しない
 3 その他、自由台詞


エル「こんなのに、何の力もない。人間を救う女神なんてものは存在しない」

トレバー「じゃあ…」

エル「これをつけてれば、油断するバカがたまにいる…。だから持ってる」フンッ

トレバー「…」

エル「救えるなら、救ってみろ…。これまで、女神なんかに救われた試しは一度もない」

エル「これを身につけて女神のことを考えるだけで、女神の信者になるんなら俺だって救われていいはずだ…」

エル「……救われてないから…いるはずもないけど」

トレバー「女神様は…います…」

エル「……いない」

トレバー「いますよ…。いるけど、女神様は無力なだけなんです…」

トレバー「だから…女神様は1番、罪深いんです…。信じた人間を見殺しにする…残酷なんです…」

エル「…」

トレバー「そんなのを、この地上の人間の多くは信じてる…」

トレバー「だから…皆、残酷な人間なんです…」

トレバー「いるって言って…そう信じて…耐えろって命令をする…」

トレバー「耐えて、耐えて…そうして、苦しむばかりで、それを試練と言って、信じた人間を苦しめる…」

トレバー「女神様は…人間を苦しめるためだけに、存在してるから…いるんです…」

エル「…それは…女神なのか…?」

トレバー「女神様と呼ばないのであれば…淫売女とか…サディストなんて呼び方だって、いいかも知れませんね…」ヘラヘラ

トレバー「僕は…もう、今は…女神様のことなんて、嫌いです…」

エル「…」

トレバー「エルさん…僕のこと、どうして助けてくれたんですか…?」

エル「【安価下1】」

 1 分からない…自分でも
 2 助けた覚えはない
 3 その他、自由台詞


エル「助けた覚えはない」

トレバー「…でも…連れてきて、くれました…」

エル「お前は助かったのか? あの監獄に入れられたのは、俺のせいだ」

トレバー「…」

エル「…来いと言っただけだ」

トレバー「…でも…それで、僕は助かりました…」

エル「…」

トレバー「助けてもらえたんです…エルさんに」

トレバー「十字架を首から下げた…女神の背教者に…」

トレバー「……だから…ありがとうございます…」

エル「……助けてなんかいない…。二度と、礼なんか言うな」



―――――

 今夜はここまでです
 ありがとうございました


王子「皆の王子様と!」

レイド「今だけは王子のレイドの」

王子「はいストップ」

レイド「…どうした?」

王子「何? 何なの? その、俺の、レイドって…。何? いらないよ? 女の子じゃないのに、いらないよ?」

レイド「そう言うな」ポンポン

王子「俺をそういう目で見るのと、そういう接触行為をするのをやめるか」

王子「今すぐこのスレから永遠に追放されるか、どっちがいい?」

レイド「……後者だ」

王子「オーケー、じゃあよろしくね」

レイド(クソッ、何のために俺はここに登場しているんだ…!?)

王子(そういうの筒抜けだからやめてください)

レイド(こいつ、脳内に直接…!? …………ん? つまり…?)

王子(俺をオカズにピンクの妄想をしないでください。気持ち悪いです。放逐しますよ)

レイド「…」シュン

王子「じゃあ始めるからね?」

 前スレ >>988

王子「えーと…レイドはどういう経緯で小児性愛、もしくはペドフィリアになったのかな? 悲しい過去がある感じ?」

王子「だそうです」

レイド「俺は小児性愛者でも、ペドフィリアでもない」

王子「建前はね? で?」

レイド「建前じゃない。俺はかわいいものが好きなだけだ。小さなコは愛らしい。表情から声から仕草から、何から何まで愛らしい」

レイド「無垢な瞳にきらりと光る未来の明かりを見つめるのが好きだ。毛髪と産毛くらいしか体毛がなく、すべすべの肌は美しい」

レイド「だから決して、小児性愛者でも、ペドフィリアでもない」

王子「嘘こけ」

レイド「もっと」

王子「でー? いつからなの? 理由は? 悲しい過去があるの?」ホジホジ

レイド「…その鼻くそを俺に――」

王子「極大・火球魔法」

 シュゴォォォォォォォォォォッ

レイド「」プスプス

王子「で?」

レイド「……特にドラマチックな理由はない。が…癒しの一環で猫や犬を眺めていた内に何でもかんでも可愛く感じるようになっていった」

王子「……ま、そういうことにしておいてあげる」

レイド「癒しを求めた理由は――」

王子「はいはいはい、騎士様だもんねー。正義感が強かったりする人ほど、やってらんない環境だからそういう息抜き欲しいよねー」

王子「星まで持ってる騎士はそれだけハードで、立ち回りもうまくやってるから余計にストレスだもんねー。癒しねー、はいはい」

レイド(あしらわれるのも、それはそれで…)

王子「えーと…次回更新か、このスレの>>40までは俺とアシスタントのレイドへの質問は受けつけまーす」

王子「もちろん、質問がないまま次回更新になったら、今回はこの一件の質問への回答だけで終わりです!」

レイド「主に俺と王子を絡めさせるものを期待」

王子「そういうこと言わないでください、気持ち悪いです。……はい、じゃあ、そんなわけで、質問待ってまーす! またね!」

1000円=1000ゴールドみたいな相場?そういうの説明されてたっけ
あと王子とベテルギウスってどっちが強い?

ヨダカ編の途中でピースにめっちゃ睨まれてたのが気になってるんだけど
彼は一体何をしてたの?

王子の見た目って人間の同年齢と同じくらいなんでしたっけ。
ヨダカの方が実は年上なのか…。見た目はあれだけど。

ヨダカって見た目の年齢は成長するんでしょうか。
一生そのままだとレイド的には捗りそう(何が


 >>21

レイド「ゴールドと、日本円の為替相場は?」

王子「決めてません。………ざっくりだと…そうだなあ…。いや…うーん…決めてません」

王子「これ考え出すとね、色々と大変なことになっちゃうから…」

レイド「大変なことになってもかまわない」

王子「かまいます。はい、次」

レイド「同じく、>>21からだ。ベテルギウスと王子は、どちらが強いか」

王子「俺」

レイド「即答するのか」

王子「10スレもかけて成長した俺が、そう簡単に弱体化できますか、ってことです!!」

レイド「実際は?」

王子「ガチな部分になるとコンマ次第ではあるけど、俺優勢には変わりないかな。闇の衣はこっちのスレの仕様だとまず破れないだろうし」

王子「まあ、俺はこのスレの神様的な? いや、王様的な? いや、王子様、みたいな?」キラリン

王子「そういう立ち位置だからね。まあ登場しないから実際に戦うことはないんだけど」

レイド「番外編では?」

王子「…………………番外編なら、登場してもいいかも?」

 >>22

レイド「ヨダカ編でピースに睨まれていた理由だそうだ」

王子「ピースは凄腕の傭兵だから、すぐにヨダカが魔族だって気づいたんだね」

王子「でもって、ピースは今もスピカの護衛をしてるから、学院で人間観察してたヨダカのことも見つけてて、何だあの魔族は、って警戒してたの」

王子「だからヨダカが何かしたとかしないじゃなくて、単に観察をしてたにすぎないよ。でも見た目で過小評価はしてたね」

レイド「過小評価したばかりに、堂々と睨みつけていたのか…。浅はかだな」

王子「睨んでた理由は、単に警戒をしてたから、です。人知れず、こっそりとくせ者を始末するのも傭兵の仕事なのかも?」

 >>23

王子「俺はそうねー…見た目は…まあ、うーん…実年齢よりかは下に確実に見られちゃうねー」

レイド「…」グッ

王子「サムズアップしないでいいから。見た目は俺のがちょい年上? 実年齢はまあ…ではあるけど、中身だって俺の方が上っぽくない?」

王子「ほら、俺はちゃんと他人をおもんばかるやさしさがあるしさ? ヨダカと比べればねー」

レイド「どっちも可だ」

王子「そういう意味でかは問いつめませんので、レイドさんは発言を慎んでね。で、ヨダカの外見の推移だけど…」

レイド「詳しく!!」

王子「……うーん、ぶっちゃけちゃんと決まってない…って感じかなぁー? あからさまに少年な見た目なレベルの童顔&低身長の理由とか?」

王子「ちゃんと決まってないし、決めてないから、コンマ次第でどうにでもー…って。成長が極めて遅すぎるのかー、とか」

レイド「最高だな」

王子「むしろ、肉体的な成長はあれで打ち止めなんじゃないかー、とか」

レイド「たぎってきた」

王子「ある日突然、年齢相応のお兄様に成長しちゃうのかもー、とか」

レイド「萎えた…」ガックリ

王子「まあ…あれだ。何年か時間が経過して、ヨダカの再登場時にコンマ判定が挟まって変わらないのか、変わってるのか決まるよ」

レイド「変わるな、変わるな、変わるな、変わるな、変わるな、変わるな、変わるな、変わるな、変わるな、変わるな…」ブツブツブツ

王子「…何でアシスタントが男で、しかもレイドなんだ…。俺が普段女の子にやってるセクハラって…される側はこんな気分なのかな…?」

レイド「…………いやでも、俺ノーマルだし、女の子達もノーマルだし…。同性に迫られるって…うん、違うね、うん…うん!」


王子「本日の更新予定時刻は16時から17時の間くらいです」

王子「それまでに質問ないなら…Q&Aは終了だよ!」

レイド「…チッ」

王子「舌打ちしないでください」

レイド(もっと王子との絡みを…この機会を逃したら…)

王子「…」

レイド「…くっ…」

王子「そんな悔しそうにしなくても、きっともう来ないよ」ニッコリ

レイド「そ、そんなことはないはずだ…」

王子「やっぱりアシスタントは女の子がいいよね。何で男なの、ってところだよね」

王子「あ、別に質問内容はレイドがうほってなるような内容じゃなくても大丈夫だからね!」

王子「それじゃあ、次回更新時か、質問の回答時にまた!」

レイド(来い…質問来い、俺と王子の仲を深めるような質問…何か…!)

王子(そんな質問ありません)

レイド(また脳内に直接…!)


王子「age忘れをお詫び申し上げます」

レイド「謝意があるのなら――」

王子「ぶつよ?」

レイド「…」シュン

王子「……ったく…」

レイドは暗夜王国の事どう思っとるんだ?
後シリウスが羨ましいと思う?

レイドは今まで出てきたキャラの中で誰が一番ストライクゾーン?


王子(来ちゃった…)

レイド(まだ王子と絡んでいられるっ…!)グッ

 >>27

王子「えーと、レイドは暗夜王国のことをどう思ってるの? って」

レイド「難しい質問だ。確かに国として、汚いことや、筆舌に尽くし難い悪行をしている点は認めている」

レイド「それでも俺の祖国であり、大国として何万もの民が暮らしている。俺は騎士として、無辜の民の守り手となると決めている」

レイド「国の在り方を変えるのはあまりにも難しい。個人ではどうしてもできないことだが、それに苦しむ人々に手を差し伸べることはできる」

レイド「深い闇の蔓延している状態だからこそ、騎士として救うべき人間も多く存在しているはずだ」

レイド「残念ながらその全てを一度に救済してやることはできない。しかし、手の届くところから俺はこの国を良くしていきたいと思っている」

レイド「そのためには無闇に楯突くことはできない。黒いところを見逃してしまうこともあるが、手の及ぶ範囲なら…そう考えている」

王子「うわ、マジメ…。でもこんなヘンタイだけどレイドも一つ星の騎士だし、立派な志くらいはあるか…」

レイド「見直したか?」キリッ

王子「人間性というか、性癖の部分があるから手放しに株価上げないけどね」

レイド「…」シュン

王子「それに、立派なことを語ってるけど…下心とかあるんじゃないの?」ジト

レイド「っ…べ、べべ…別にそんな、ことは…ないっ」キリッ

王子「あるんだね」

レイド「ない。助けた夫婦の幼い子を愛でてメンタルケアと言い張ったり、スラムの少年少女に慕われてもみくちゃにされたいとか思っていない」

王子「本音をどうもありがとうございました。あと、シリウスが羨ましい?」

レイド「羨まし――くは、べ、別にないし…」

王子「羨ましいんだ…?」

レイド「そ、そんなことはない…。自分にだけべったりくっついて無口なりに甘えてくるリリちゃんとか、活発で元気な猟師の少年とか…」

レイド「そういうのの世話をしながら諸国漫遊をする暮らしに憧れていたりなんかしない。リリちゃんの体を洗ったりとか羨ましくない」

王子「うわぁー…」

レイド「羨ましくないと行っているのにどん引く理由が俺には皆目検討がつかない」

 >>28

王子「…今度は、登場人物の中でレイドは誰が1番ストライクゾーンか、って」

レイド「ストライクゾーン…か…。個人的に愛らしさというのは、仕草などの行動によってもっともよく表れると思っている」

レイド「リリは素晴らしいが、自発的な行動がほとんどないためにそういう意味でアピール不足の感がある。しかし、時折発する言葉は…」

王子「講評はいいから、結論! はい、3行で」

レイド「ヨダカだ。まずその見た目がいい。生意気すぎる態度と、そこからのギャップで自分に都合さえ良ければ全て良し、とばかりにいきなり背中に飛び乗ってきたりして甘えてくるところが素晴らしい。飴を差し出せば黙って当然のように口へ放り込むが、その時の口の小ささや、飴をなめてご機嫌の表情など、感情表現も分かりやすくて可愛らしい。極めつけはヨダカと絡みを持つ眷属の幼い竜や、モニカといった存在――」

王子「3行だから終わりー」

レイド「まだまだ魅力は…!」

王子「さて、まだくるのかな?」

レイド「だが、今、俺が1番夢中なのは王子――」

王子「極大・雷撃魔法」

 バチバチバチィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

レイド「」プスプス

王子「あるなら待ってるよー!」

太陽の名を冠したヨダカの眷属は成長したらどうなるんですかねえ……


 >>30

王子「最後の質問です!」

レイド「チッ」

王子「読んでください」

レイド「たいようのなをかんしたヨダカのけんぞくはせいちょうしたらどうなるんですかねえ」

王子「やる気出して」

レイド「…任せろ」

王子「…まあいいや」

王子「竜だからね。【00】偶数のいい出会いっていうのは、この幼い竜のサンか、俺との出会いだったわけだよ」

レイド「チッ」

王子「まあでも、状況が状況だったから救済措置的に深魔の穴っていうのぶっ込んじゃったから、コンマ判定での登場になったんだけど」

王子「竜だから強いよ!」

レイド「竜は強いな」

王子「潜在的な能力値もさることながら、知能もとっても高くてお利口!!」

王子「しかも竜っていうのは魔物ではあるけど、ちょっと一線を画する存在なんだよ」

レイド「魔物は瘴気に影響された生物の総称」

王子「そう、その通り。アシスタントっぽいことするじゃん」

王子「魔物は本来、瘴気っていうのにおかされた…っていうのもあれだけど、影響された動植物なんだよね。人間も魔物化するし」

王子「でも竜っていうのは、存在が生まれた時点で竜だったのね。瘴気に影響されようがなく、竜として生まれてきたんだよ」

王子「竜は環境に適応して色々な進化を遂げるんだけど、ヨダカはシャニと一緒だから人間との生活になるね」

王子「そうなると、どう進化するかがけっこう分からなくて、どんな成長を遂げるかはさっぱり未定です」

王子「もしかしたら普通の竜よりかは弱くなりかねない…かも。だけど、それでも充分に強いっちゃ強いからね」

レイド「具体的には?」

王子「……完全に成長を遂げた段階なら、強さのランク表があったじゃない? あれで、Aは確定、Sにも食い込める可能性大アリって感じ」

レイド「強いな…」

王子「強いよ!」

王子「あとは、未知数です、色々と!!」

王子「あと魔族に隷属する魔物っていうのは、主の魔物からの影響をよく受けるから、風属性になるのかも」

王子「ヨダカの悪いとこに影響受けたら自分勝手でわがままにもなりかねない…。今のサンはめっちゃお利口さんでかわいいのに…」

レイド「どちらも捨て難い…」

王子「大人の竜にじゃれられたら常人は死ぬけどね!」

レイド「」

王子「そんなわけで! 皆の王子様と!」

レイド「決して小児性愛者やペドフィリアではなく、あくまで可愛いものマニアだけど周囲には隠しているからここでしかそう自称しないレイドの」

王子「Q&Aコーナーでした!! て言うか、長いよ、自称が」

レイド「俺はヘンタイではない」

王子「ヘンタイがヘンタイです、って開き直ってるのは恐ろしいもんね」

レイド「…」

王子「またねー! 本編が始まるよ!」


 ――暗夜王国・人気のない浜辺――

 ザザ--ン

エル「陸についた…」トッ

トレバー「…揺れない…」

エル「…」キョロキョロ

トレバー「これから…どうするんですか…?」


 【安価下1】
 1 別に何も考えてない
 2 宛てもなく旅をするだけ
 3 その他、何かある?


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
       水牢
 所持金:5万G
 所持品:十字架のネックレス

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡



エル「何も考えてない」

トレバー「何も…?」

エル「…何かをするような目的なんてない」

トレバー「…あ、あの…もし、良かったら…」

トレバー「お願いがあるんです…。聞いてくれませんか…?」

エル「……お願い?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トレバー「復讐したい人間が…いるんです」
 4~6 トレバー「家族がどうなったか、知りたくて…一緒に探してくれませんか…?」
 7~9 トレバー「強く、なりたいんです…教えてください…」


トレバー「復讐したい人間が…いるんです」

エル「…」

トレバー「僕を苦役につかせて…家族とも引き離されて…」

トレバー「だから…エルさんに、協力してほしいんです…。お願いします…」

エル「…」


 【安価下1】
 1 いいよ
 2 復讐は何も…ってとりあえずお決まりの文句を言ってみる
 3 その他、どうするよ?


エル「いいだろう」

トレバー「っ…ありがとうございます」

エル「…そいつは、何者だ?」

トレバー「名は【安価下1】と言います」

トレバー「僕の、叔父にあたる人間です」


 【安価下1】
 トレバーの復讐したい男とは!?

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 現・暗夜王国騎士団長
 4~6 現・暗夜王国近衛騎士
 7~9 現・暗夜王国王室付き魔法使い


王子「申し訳ないけど、【安価】と【コンマ判定】はセットなもんで…トレバーの復讐相手のお名前を書いてください」

王子「あと5分くらい経って、誰も取らないようだったら、ID:7ohlip4i0さんが取っちゃってもおkなので…。ごめんなさい」


エル「しゅーめーかーれびー…?」

エル(長い…)

トレバー「暗夜王国の、現・王国騎士団長です」

エル「騎士団長…。騎士の、1番偉いヤツか」

トレバー「…はい」

エル「強いのか?」

トレバー「実力で騎士団長になりました…」

エル「…だったら、そのしゅーれび…ん…?」

トレバー「シューメーカーレビー、です」

エル「…シューなんとかのところへ行けば、お前は自分で殺せるのか?」

トレバー「ムリです…今の僕は、あまりにも…弱過ぎます…」

トレバー「だから…力を貸してください…。あの男を殺せるように、鍛えてほしいです」

エル「…いいだろう。だが…俺も今は武器さえ持ってない」

エル「それと誰かを鍛えたこともない。…文句は言うな」

トレバー「はい…お願いします…」


 【安価下1】
 1 海岸沿いに小さい漁村が見える。まずはそこにいくか
 2 とにかくどこかの町に行かなきゃ


 ――暗夜王国・小さな漁村――

エル「これで身なりはいい…」バサッ

トレバー「いつか…お金は返します」

エル「…」

トレバー「こんなに小さな村でも、武器屋があればいいんですけど…」

エル「行くぞ」


 【安価下1】
 所持金:6万9800G
 1 ありふれた短剣:500G
 2 錆びている短剣:100G
 3 古びた短剣:200G

 A:エル
 B:トレバー

 ※エルと、トレバーがそれぞれ扱う武器を選択してください
  「A:1 B:2」と書かれれば、エルがありふれた短剣を装備、トレバーが錆びている短剣を装備、ということになります
  ABの表記がなければ同じものを買う、ということになります


 ごめんなさい、何かを勘違いしてた…
 所持金は5万Gだったね。衣服を買って4万9800Gになって、そこからさらに武器の買い物で減りました

―――――

 所持金:4万9800G→4万9500G

エル「これでも使え」

トレバー「古い…」ボロッ

トレバー「…エルさんは?」

エル「…」サビッ

トレバー「………大丈夫なんですか…?」

エル「適当に持ち替える」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 漁村が何かざわめいていた。なになに…コキュウトスから脱獄者が出たから、逮捕に貢献した者には3万Gを与えるだと(白目
 4~6 コキュウトス収監時にされた極悪犯罪者の烙印が額にあってね? とりあえず前髪で隠してるけど、これがあると堂々としてらんない
 7~9 今のとこはまだ、脱獄のことも知れ渡っていなさそう


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
       水牢
 所持金:4万9500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 錆びた短剣

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡



トレバー「…まだ、脱獄のことは周知されていないようですね」

エル「…」

トレバー「でも、時間の問題なのかも知れません」

エル「何が時間の問題だ?」

トレバー「……指名手配されて、こんなに堂々と歩けなくなるまで…ですけど…」

エル「…?」

トレバー(もしかして、エルさんって…?)

エル「どうだっていい」

トレバー「どうだって…ですか…?」

エル「逃げるのは性に合わない」

トレバー「…だ、だとしても、行き先とか…。すぐ、シューメーカーレビーのところへいくわけにも…行きませんし」

トレバー「この辺りに留まっていても…すぐに追手がきたりするかも知れません…」

エル「…行き先なんかない」

トレバー「…あ、あの、じゃあ…果ての町へ行きませんか…?」

エル「果ての町…?」

トレバー「暗夜王国の辺境の地で、そこから先は開拓もされてないところです」

トレバー「世捨て人や、犯罪者がそこに寄り集まってる…とかで。詳しい場所は分からないですけど、東の方だって聞きました」


 【安価下1】
 1 じゃあ、果ての町っていうのを目指すか
 2 やだ


エル「分かった…。じゃあそこを目指す」

トレバー「はいっ」

エル「すぐに行くぞ」

エル「ここに長くいない方がいいんだろ?」

トレバー「はい」

 ザッ…


 【安価下1】
 道中…
 1 コミュ
 2 トレバーにてほどき
 3 その他、何かしたいことあれば書いてちょ


 ――暗夜王国・街道――

エル「適当にかかってこい」スッ

トレバー「適当…って…でも、これ、古いけど斬れるものですけど…?」

エル「お前なんかが俺に刃を当てられるはずがない」

トレバー「…分かりました」


 【直下 コンマ判定】(トレバーくんはかなりの貴族:+1)
 1~3 さっぱり才能はないっぽい
 4~6 かじる程度の剣術は学んでいたらしい
 7~9 筋はそれなり。まあでもエルからすりゃ全然弱い

 【下2 コンマ判定】
 1~3 軽くトレバーの攻撃を受けただけで、ぽっきり錆びた短剣が折れた
 4~6 軽くトレバーの攻撃を受けただけで、錆びた短剣にダメージが…
 7~9 ものすごく耐久性に不安があるけど、使えなくはない程度に錆びた短剣でした
  0  RPG的な錆びた武器でした


トレバー「やあっ…!」

 ブンッ
 キンッ

トレバー「っとと…!」

 バタッ

トレバー「…」

エル「才能なんかなさそうだな」

トレバー「……知ってます…」ボソ

エル「…」チラッ

エル(この短剣…すぐ換えるつもりだったが、想像以上に脆い…。その内壊れるな…)

エル(安かったからいいか)

トレバー「才能なんかなくても…ものになりますか…?」

エル「…才能があるやつしか、武器を握れないことはない」

トレバー「……はい。お願いします」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 てほどき中に錆びた短剣は成仏しました
 4~6 折れないように気をつかいながら相手してやった
 7~9 素手で充分だったから錆びた短剣は温存しといた。どうせすぐ壊れるから
  0  エルはとっても頭が弱いから、トレバーも学ぶのはすごく苦労しそうです


トレバー「やあっ!」

 ブンッ
 キィィンッ
 ポトッ

トレバー「あ」

エル「む…」

トレバー「………す、すみません…」

エル「……今日はこれで終わりだ」ポイッ


 【安価下1】
 1 牧畜の村についた
 2 森の村についた
 3 湿原に小屋があったから、そこで休むことにした


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢
 所持金:4万9500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡



 ――暗夜王国・湿原・小屋――

トレバー「…こんなところに、小屋…」

エル「…」

 ガチャッ
 スタスタ

エル「人はいない」

トレバー(…でも、生活感はある…)

トレバー(誰かここに住んでるんじゃ…?)


 【直下 コンマ判定】
 新キャラくるか!?
 1~3 病気の女がひとりで暮らしてて、帰ってきたから鉢会わせた
 4~6 新キャラこないよ
 7~9 盗賊王の血縁者を自称するやつが暮らしてた


 【安価下1】
 盗賊王の血縁者を自称する人のお名前+性別おなしゃす

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 小悪党
 4~6 世捨て人気取り
 7~9 虎の威を借る…?


エル「…」ゴソゴソ

トレバー(民家に押し入ったら、最初に物色…)ゴソゴソ

エル「しけているな…」

トレバー「……そう、ですね…」

 ガチャッ

トラズ「あれ…?」


 【安価下1】
 1 必殺・片手首締め
 2 とりあえず腕の2、3本折ってやれば抵抗しないだろ
 3 殴り飛ばしてからドアを閉めた


エル「っ――」バッ

 ガシィッ

トラズ「がっ…!」

 ギュゥゥゥッ

トラズ「ぐ、のっ…!」

 小屋の主に素早く襲いかかったエルは、片手でその首を絞めた。
 だがトラズは首を絞めにかかる手を外そうとはせず、エルの腕を支えに両足を上げて素早く蹴りつけた。

 ドゴッ

エル「っ…!」

トラズ「けほっ…ごほっ…この野郎…! やんのか、てめえ…」

 距離を取ったトラズがエルを睨みながら両拳を構える。


 【安価下1】
 1 素手だけど本気で殺しにかかったる
 2 トレバーの古びた短剣を借りて殺しにかかったる
 3 その他、どうしてやる?


エル「金目のものを出せ。それなら見逃してやる」

トラズ「人様の家に押し入って、何だその態度は…?」

トラズ「大体、この盗賊王の――」

エル「出さないなら、この場で殺す」

トラズ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さあ、やりあいたまえ!
 4~6 んなもんねーよ! って啖呵きられた
 7~9 面倒臭がられた


トラズ「けっ…めんどくさ…」

トラズ「こそ泥かと思えばタチの悪い強盗か。ほらよ」ポイッ

エル「…」パシ

トラズ「んなもんで良けりゃくれてやるから、とっとと失せろ」

トレバー(金目のものが…これ…?)

エル(酒瓶…)

トラズ「何もねえんだよ、そもそも。強盗なら押し入るとこくらい目星つけろ、アホが」


 【安価下1】
 1 酒瓶でトラズの頭をぶっ叩いた。アホって言ったな、お前
 2 盛大に家具だの何だのをぶっ壊して荒らしてから出ていく
 3 じゃあこの家をもらうからお前は出ていけ
 4 その他、どうしよ?


エル「だったら…」キュポンッ

 グビグビ…

エル「ぷはっ…この小屋をもらう。出ていけ」

トラズ「調子に乗るんじゃねえ」ガッ

エル「その手を放せ」ギロッ

トラズ「だいたい、てめえ――ん…? おい、お前、その胸元の烙印――」

 ガッ
 ドゴォォッ

トラズ「痛っ――」

 ゲシッ

エル「出ていけ。次に何か言えば、殺すぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 避けられなかった戦い
 4~6 1発やり返されたと思ったら逃げられてた。あんにゃろ
 7~9 出てった。プライドないのか、あいつ


トラズ「殺す…? ハッ、血の気が多いな、お前はっ…!」

 ガシッ

 トラズが自分を踏みつけているエルの右足を掴んだ。
 押さえた手と反対側から拳を叩き込み、そのまま足を捻ってくじかせる。

エル「っ――」

 ドサァッ

トラズ「どーせすぐ出てくんだろ? ちっとくらいいたっていいぜ?」

トラズ「でも調子に乗るんじゃねえ、脱獄者が!」

 タタタッ

エル(あいつ…っ…足が…)

 ググッ

トレバー「だ…大丈夫ですか…?」

エル「…大丈夫だ」



 【安価下1】
 1 保存されてた干し肉とチーズで一献やって寝た
 2 トレバーとコミュる
 3 その他、何かしたい?


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢
 所持金:4万9500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡
 トラズ:自称・盗賊王の…?
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長



エル「…」モグモグ

エル「…」ゴクッ

エル「ふぅ…」

トレバー「…静かですね、ここ」

エル「…ああ」


 ↓1~3 トレバーとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおkよ


エル「お前は何で、強制労働をさせられた?」

トレバー「…それは…」

エル「…」グビッ

 ゴクゴク

トレバー「…シューメーカーレビーが…叔父が、父様をおとしいれたんです…」

トレバー「父は騎士じゃなかったけれど…国王陛下にも顔が利いていて、権力を持っていました…」

トレバー「理由は分かりません…でも、叔父は父に濡れ衣を着せました」

トレバー「それで…母様も、僕も、一緒に罪を被らされて…」

エル「…お前は偉い人間だったのか?」

トレバー「家柄だけなら…。でも、今はもうそんなの関係なくなりましたから…」

トレバー「どこまで逃げたって…この体に刻まれた、鞭打ちの痕や…コキュウトスで押された、胸の烙印がある限り、もう…」

エル「だから、シューなんとかに復讐か」

トレバー「…はい」

エル「だが、お前は剣術の才能はさっぱりだ」

トレバー「知っています…。稽古は受けていましたけど…さっぱりでした…」

エル「…魔法は?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔力もほとんどない…
 4~6 人並みより、劣る…
 7~9 人並み…ふつー…


トレバー「魔力が人並み以下で…」

トレバー「使えるのは低級の火属性魔法程度です」

エル「…弱いな」

トレバー「……はい…」

エル「じゃあ、何か特技のようなものはないのか?」

トレバー「特技…ですか…? 強いて言えば…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トレバー「……勉強ができる…くらいで…」
 4~6 トレバー「馬術…とか…? でも、馬に乗れる人なんていっぱいいますし…」
 7~9 トレバー「…じ、自慢じゃないんですけど…記憶力だけは、ある方です。大体、見て覚えるものはすぐにできます」


トレバー「馬術…とか…? でも、馬に乗れる人なんていっぱいいますし…」

エル「…特技と言えるほどでもないな」

トレバー「…はい…。あと、勉強はしてきたので…頭も、そこそこ…」

エル「…」

トレバー「大した人間じゃ…ないんです、僕なんか…。何もないし…」

エル「そうだな」

トレバー「…剣、振ってきます」

トレバー「……やれることからやらないと、いつかがいつ来るかなんて、分からないんで…」

 スタスタ
 バタム…

エル「…」

エル「何もない…か…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 早朝から騎士が押しかけてきやがった(白目 トラズの仕業か!
 4~6 トラズが何のつもりか、同行を申し出てきた
 7~9 一晩だけ泊まって小屋を後にした


 ドドドッ…

エル「っ…ん…?」ムクッ

トレバー「Zzz」

エル「何の、音だ…?」スッ

エル「っ…騎士…? 1、2、3…5人も…?」

エル「あの男か…」

 ゲシッ

トレバー「っ…な、何ですか…?」

エル「起きろ、騎士に囲まれている」


 【安価下1】
 1 全員、殺るしかないな…
 2 騎士が乗ってきた馬でも奪って逃げるか…?
 3 その他、どうしよ?


エル「5人なら、やれないことはない…」

トレバー「でも…武器もないのに…」

エル「武器なら、あいつらが持っている」

トレバー「奪って使うんですか…?」

エル「別に奪わなくても殺すことはできる。でも、その方が安全だ」

トレバー「…ぼ、僕はどうすれば…」

エル「好きにしていろ…」

エル「…近づいてきたところで、やる」


 【直下 コンマ判定】(人数差の不利:-2)
 1~3 想定以上に苦戦
 4~6 地味に苦戦
 7~9 天性の肉体派の実力よ


―――――

 すまぬが、ちと休憩をば…
 早けりゃ10分くらいでメシ食ってきますので

 ありがとうござんした


トラズ「おい、報酬はどうなんだよ?」

騎士E「捕まったら支払うからそれまで待て」

トラズ「頼むぞ…?」

騎士A「突撃するぞ…」ヒソ

騎士B「ああ」ヒソ

騎士A「いち、にの、さ――」

 ドゴォォォッ

騎士B「ぐおっ…!?」

騎士A「が、は――」ジタバタ

エル「死んでおけ…!」ググッ

 ドサァッ

エル「やっぱり、お前か…!」ギロッ

トラズ「起きてやがったのかよ…」

騎士B「こいつ…!」

 騎士Bが携えていた剣を大上段に振りかぶる。
 絞め殺した騎士Aの握っていた剣をもぎ取ると、素早くエルはそれを振るった。

 ギィィィンッ

騎士C「中・烈風魔法…!」

 ビュォォォォォッ
 ズバズバァァッ

騎士B「もらったぁ…!」

エル「この程度で、図に乗るな…!」

騎士B「何っ――」

 ズバァァァァッ

 物体を切り刻む激しい烈風。
 その中に囚われたエルに騎士Bが斬りかかったが、エルはそれに対応するばかりか、素早く一撃で騎士Bの首を切りつける。

騎士D「こいつっ…!」


 【安価下1】
 1 包囲されないように立ち回りながら応戦だぜ
 2 近づいてくるヤツからぶった斬る
 3 その他、どうしよ?


騎士D「B、下がれっ…!」ガシッ

エル「他人を気にする余裕が、あるのか!?」

 負傷した騎士Bをエルから遠ざけようと、騎士Dが駆け寄って腕を掴む。
 だが、大きく一歩踏み込んだエルは騎士Dの――防御が薄い――脇の下から激しく切り上げる。

 ズバァァァッ

騎士C「これでどうだっ、風刃!」

 ヒュバァァッ

 鋭い風の刃が発生してエルに迫る。
 だが、目に見えないそれをエルは反射的に出した剣で防ぎきった。
 甲高い金属音とともに、僅かに押し返されただけで済ませると、踏ん張った足を蹴り出して騎士Cに駆け寄る。

騎士E「コキュウトス脱獄は運だけじゃないか…! 下がっていろ、C!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 騎士E「極大・雷撃魔法!!」
 4~6 騎士E「大・雷撃魔法!」
 7~9 騎士E「俺が相手をする!」


騎士E「俺が相手をする!」

エル「かかってこい――」チャキッ

騎士E「雷鐘!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォッ

 騎士Eが魔法を放つと、眩い光とともに凄まじい轟音が鳴り響いた。
 至近距離で雷光に目を焼かれてエルが動きを止めると、騎士Eが渾身の力で剣を振り下ろす。

 ズバァァッ

エル「っ――!?」

騎士E「しょせんはただの悪党! この程度だ…!」

エル「これしき、でっ…!」

騎士E「監獄にいた方が、余命はあったはずだな!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ケガは大きいけど、ちゃんとやれた
 4~6 こんなのかすり傷だぜぇっ!
 7~9 不意を突かれて騎士Eがやられた


 ギャリィィッ
 ズバァァッ

 閃いた騎士Eの剣が、エルの脇腹を切り裂いた。
 下腹部を貫こうとして繰り出された一撃だったが、その前にエルが剣を振り上げて軌道を僅かに逸らしていた。

 両者の肩がぶつかり合い、エルはその感触で位置を確かめながら強引に剣を振り下ろす。
 柄尻が騎士Eの頭を強打し、さらにそのまま振り下ろして顔の右半分、首筋を刃が深々と切り裂いていく。

騎士E「ぐっ――」

エル「ずぁぁっ!」

 ドゴォォォォォッ

 よろめいて顔から血を吹いた騎士Eの胸をエルが蹴りつけ、取り戻した視力で位置を確かめるとトドメの一撃を振るう。

 ズドォォォォッ

騎士E「っ…」ドサッ

騎士C「こいつ…!」

エル「残り、ひとり…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 騎士は全員倒した。でもトラズがエルの負傷をいいことにやる気満々になってる…
 4~6 気づいたらトラズはいなくなってた
 7~9 騎士Cが背後からトラズに殺された


騎士C「風縛っ!」

 ビュォォォォォォッ

エル「っ…!」

騎士C「おい、通報者! お前が――」

 ズブッ…

騎士C「な…にをする…?」ゴボォッ

トラズ「ったく…偉そうにしやがって、こんにゃろうが」

トラズ「俺はてめえらから、ただ金をもらうだけのつもりだったのに指図するんじゃねえ、よっ!」

 ザシュゥゥゥッ

騎士C「っ…ぁ…」

 ドサァッ

トラズ「…はぁーぁ…」ポリポリ

エル「…」チャキッ

トラズ「お前らもう出てくんだろ? さっさと出てけ、こんちくしょうが…」

トレバー「エルさん…大丈夫ですか…?」


 【安価下1】
 1 さっさと行く
 2 出てけとは何だ、この小屋は俺のもんだ
 3 その他、どうしてやる?


エル「ふざけるな」

トラズ「ああ?」

エル「この小屋は俺のものだ。お前に出ていけと言われる筋合いはない」

トラズ「はあ?」

トレバー「っ…」チャキッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 んじゃあ殺すぞ、って襲いかかってきた
 4~6 笑われた
 7~9 気に入られた


トラズ「盗人猛々しいってのはお前のことだな…」

エル(………何のことだ…?)

エル「…ああ、そうだ」

トラズ「はあ?」

トレバー(やっぱりエルさんって…)

トラズ「だったら…遠慮なく、この場でぶっ殺してやるよぉっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トレバーが余計なことして斬られて、しかも邪魔になって攻撃受けちゃった
 4~6 トレバーが余計なことするから斬られてやんの。その隙に攻撃しちゃうけど
 7~9 トレバーがものすごぉーく危うげなことをしでかしたけど、お陰で取らずにとりあえず一撃叩き込んだ


トラズ「この死に損ないがっ…!」ダンッ

 トラズが騎士の剣を手にして飛び出す。
 身構えたエルの前に、庇うような形でトレバーが躍り出た。

トレバー「っ――このぉっ…!」

トラズ「邪魔すんじゃねえぞ、ガキが!」

 ギャリィィッ

 トレバーが突き出した短剣を、トラズは巻き上げた。
 両手から短剣が弾き飛ばされて無防備になった小さな体に、容赦なく剣が振られる。

 ズバァァァッ

トレバー「が、がああっ…!」

トラズ「出しゃばるんじゃね――」

 ヒュォォォッ

 倒れ込んだトレバーの陰から、エルが剣を繰り出す。
 不意を突かれた形でトラズが上半身を思いきりのけぞらせたが、突き出されたエルの剣がさらに閃く。

 ズバァッ

トラズ「こんの、野郎…!」


 【直下 コンマ判定】(身体能力:+2)(負傷:-2)
 1~3 重☆傷
 4~6 痛み分け
 7~9 殺ったったよ~


エル(浅い――!)

トラズ「死にかけ野郎が、いきがるからだよぉっ!」タンッ

 ドゴォォッ

 トラズが後ろ回し蹴りをエルに叩き込み、頭を揺らす。
 よろめいたエルが一歩、二歩と後ろに下がったところへ、研ぎすまされたトラズの一撃が炸裂する。

トラズ「その首で豪遊させてもらうぞっ…!」

 ズバァァァァァァッ

 肩から腰までが、深々と切り裂かれる。
 倒れまいと後ろに出した足は地面をうまく踏めず、そのまま仰向けに倒れ込んだ。

トラズ「さあ、終いだ――」チャキッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 DEAD END
 4~6 ギリチョン、先に殺せた
 7~9 トレバーに助けられたね


トラズ「潔く死んでおけっ!」

 両手で握った剣を、トラズが思いきり突き落とした。
 無造作にエルは片腕で刃を払いのけ、骨までを切り裂かれる。だが、切っ先は緩い地面に突き刺さった。

エル「死ぬのは、お前だ!!」

 ズドォォォッ

 逆手に握ったエルの剣が、トラズの側頭部に突き刺さる。
 反対側から刃と脳漿と血が一緒に溢れ出し、絶命したトラズが重力に引かれてエルに倒れ込んだ。

エル「はぁっ…はぁっ…」グッ

 ドサァッ…

トラズ「」

エル「っ…」

トレバー「ぇ…エル…さん…良かった…」ハァハァ

エル「……傷、は…?」

トレバー「エルさん…ほどじゃ…」

エル「……黙って…寝ろ…。俺も、寝る…」

 ドサァッ…


 【直下 コンマ判定】(身体能力:+2)
 1~3 なーんか、体が不調。変なばい菌でも入ったかの?
 4~6 体力は戻っても傷まではねー。でも、それをおして小屋を後にしたよ
 7~9 回復力も人間離れしちゃってるエルさん。さすが肉体派


 おおーう…
 完全完璧完膚無きまでに油断してたぜ…

 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 キャラメイク時の内緒の判定の効果が今ここで! 肉体派にますます磨きがかかりそう…。しかも【00】覚醒だから威力も…
 奇数 目が覚めて気がついた。おかしいぞ、利き手の右手が動かないぞ? あっ、トラズの最後の攻撃をムリに防いだ時…?
 ※0は偶数扱いやで~


エル「っふぅ…ふぅ…」

トレバー「…っ…ぅ…」

エル(痛みが…引かない…。薬も、いい食いものもなければ…当たり前か…)

エル(……ガキも…似たようなもの…)

エル(痛みを紛らわせる…には…)

 ポゥゥゥ…

エル「!?」

トレバー「……何の…光ですか…? 気持ちが…いい…」

エル(何だ…? 水でも出して…それで紛らわせるはず…だったのに…)


 【安価下1】
 1 治癒術(【00】覚醒による通常のより高威力)を習得! 自分にも他人にも使えます
 2 自分から溢れる治癒の光で、めちゃんこすごい自分の治癒効果。近くで光を浴びたのも、エルほどじゃないにしろ地味に傷が癒える
 ※どっちがいいか選んでネ!


エル(癒しの術…)

 ポゥゥゥゥ…

トレバー「痛みが…なくなっ、た…」

エル(………俺まで…か…)

トレバー「………でも…古傷は…消えないか…」

エル「…休む理由は、なくなった…。すぐに行くぞ」

トレバー「はい…」


 【安価下1】
 到着したのは…
 1 森の町
 2 酒造の町
 3 火山最寄りの村


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢 高位治癒術
 所持金:4万9500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 騎士団の剣

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長



 ――暗夜王国・酒造の町――」

トレバー「っ…臭い…」

エル「…」クンクン

エル「…酒の臭いだ…」クンクンクン

トレバー「…ここで造られる酒は、高級酒みたいですけど…こんなに村中、臭ってるなんて…」


 【安価下1】
 1 1泊くらいして、ついでに酒も飲んでこう
 2 武器屋でも覗いて、ちゃんとした武器でも買おうかなあ
 3 酒を飲んでから村の外で野宿して後にしよう
 4 その他、どうしよ?


*「らっしゃい…」グビグビ

トレバー(酒を飲みながら商売…? 何なんだ、ここ…)

エル「…」キョロキョロ

トレバー「あんまり…顔見られないようにしないと、もしもがありますから…」ヒソ

エル「もしも?」

トレバー「また、騎士が来たりしたら…」ヒソ

エル「だったらまた皆殺しだ」


 【安価下1】
 所持金:4万9500G
 1 ありふれた短剣:500G
   ありふれているふつーの短剣
 2 良質な短剣:2000G
   どこかの工房で大量生産されつつも、質は保たれている短剣
 3 黒鋼の短剣:3000G
   珍しい黒い鋼のような材質の短剣。単なる黒い鋼ではないらしい
 4 炎の短剣:1万1500G
   魔力を炎に変換して刃に纏わせることができる
 5 安物の短剣:200G
   安かろう悪かろうを地でいく逸品

 A 騎士の剣を下取りにする
   ※500G安くなります。500G以下の場合は差額がもらえます

 ※トレバーにも買い与えたければ「エル:1 トレバー:2」のように分かるように書いてくだされ


 所持金:4万9500G→4万7500G

エル「…これでいいか」チャキッ

トレバー「…」

*「まいど、どうも~…。あ、お客さん、ここに来たんならお酒も飲んでった方がいいよ?」

*「はいこれ、一口分しか入ってないけど、おいしいから試しに飲んでみて」つ試供品の酒瓶

エル「…ふんっ」パシッ

 キュポンッ
 ゴクゴク…
 ポイッ

エル「行くぞ」

トレバー「…はい」

*「…態度悪い客だなぁ…」


 【直下 コンマ判定】(酔っ払い接客:+2)
 1~3 指名手配の脱獄犯だってバレちゃった☆
 4~6 どっかで見たことあるような…? って思われた
 7~9 別になーんも怪しまれなかった


トレバー「……お酒…おいしいんですか…?」

エル「別に…。でも、飲めば飲むだけ、頭が冴える…気がする」

トレバー「普通、酔っ払って頭が動かなくなるんじゃ…?」

エル「…」


 【安価下1】
 1 じゃあ飲んで確かめろよ
 2 さっさと行く
 3 宿で一泊するか
 4 その他、どうしよ?


エル「…」キョロキョロ

トレバー「…どうしたんですか?」

エル「…バレたらいけないなら、バレないように変装した方がいい」

トレバー「そう、ですね…」

トレバー「……あそこの、万屋でも入ってみますか?」

エル「…行くだけ、行くか…」


 【安価下1】
 何を使って、どう変装しよっか?
 1 帽子:300G
   深く被れば顔は隠れそう
 2 貴族風装束:2万2000G
   ばっちり着こなせばどこからどう見ても貴族?
 3 その他、どんな仮そ…じゃなくて、どんな変装したいか、書いてごらん。値段つけるから、安価で買うか買わないか決定だよ
 4 やっぱいーらない


 ミスった、ごめんなさい
 改めて、下1です

 【安価下1】
 所持金:4万7500G
 何を使って、どう変装しよっか?
 1 帽子:300G
   深く被れば顔は隠れそう
 2 貴族風装束:2万2000G
   ばっちり着こなせばどこからどう見ても貴族?
 3 その他、どんな仮そ…じゃなくて、どんな変装したいか、書いてごらん。値段つけるから、安価で買うか買わないか決定だよ
 4 やっぱいーらない

 ※値段は単価なので、同じのを揃える場合、お値段は2倍です
  別々のものを身につけたければ「エル:1 トレバー:2」みたいに書いてくだされ


 所持金:4万7500G→3500G

エル「…」

トレバー「…に、似合いますね?」

エル「………動きづらい」

トレバー「僕は…何となく、落ち着きます…。すごい安物ですから、これじゃ貧乏貴族ですね…」

エル(ひとつ2万2000で、安物…?)

トレバー「でも、この感じだと…エルさんと僕は…どういう、関係に見られるんでしょう…?」

エル「【安価下1】」

 1 …兄弟か…?
 2 興味ない
 3 その他、自由台詞


エル「…兄弟か…?」

トレバー「兄弟…」

エル「…どうした?」

トレバー「……あ、い、いえ…あの…じゃあ、エルさんのこと…兄様って、呼んでも…いいですか…?」

エル「…………虫酸がはしる」

トレバー「……すみません…」

エル「…様なんか、つけるな」

トレバー「え…?」

エル「行くぞ」

トレバー「…あ、待ってください、エルさ――に…にいさ…えーと…兄さん?」

エル「っ…」ブルッ

トレバー「兄…ちゃん…?」

エル「……」

トレバー「……あにき…?」

エル「…それか…?」

トレバー「…兄貴…ですか…?」

エル「………好きにしろ」

トレバー「…………はい、兄様」

エル「…」

トレバー「…ダメですか…? 好きに、したんですけど…」

エル「……別に…」


 【安価下1】
 変装したぜ
 1 酒を飲んで宿で寝る。そんな人並みの生活
 2 さっさと出ていく
 3 その他、どうしよ?


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢 高位治癒術
 所持金:4万9500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 騎士団の剣 良質な短剣 貴族風衣装

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長


個人情報の所、所持金3500では


トレバー「出ていくんじゃないんですか…?」

エル「金がなくなった…。このままだと困る」

トレバー「…金策ですね」

エル(きんさく…?)

エル「…………そうだ、きんさくだ」

トレバー「……確か…旅人は、職業斡旋をしてもらうとかして路銀を調達するそうですけど…」

エル「この格好でか?」

トレバー「…怪しまれますね…。でも、元の服に着替えても、手配書がありそうなところですし…」

エル「…どこかに押し入る、か…」

トレバー「………でも、不用心なところには大したものもないんじゃないでしょうか…?」

エル「…」


 【安価下1】
 1 顔バレ覚悟で、酒場で職探し
   A 貴族風衣装のまま
   B 元の服で
 2 安定の民家への強盗
   A 不用心な貧乏そうな家
   B 通りに面してるふつーの民家
   C 町で1番大きな屋敷
 3 金稼ぎは諦めるか…


 >>145 そうでした。ご指摘感謝です。ありがとうございます

―――――

 ――暗夜王国・酒造の町・酒場――

 カランッ…

エル「…」スタスタ

トレバー(っ…臭い…。酒と、タバコと…体臭…)

エル(……この格好だと、注目は浴びるな…。変に勘づかれなければいいけど…)

エル「……仕事の依頼は…こんなものか…」

トレバー「……このボードに張られてるのが…仕事ですね…」←鼻つまんでる


 【安価下1】
 1 コキュウトス脱獄者2人組の捕縛:報酬5万G
   20台前半の男と、10歳程度の少年の2人組を殺さず騎士に突き出せば5万。死んでいれば3万
 2 大樹の伐採:報酬5000G
   直径5メートルほどの大樹を5本切り倒すだけ。ただし、この大樹は硬い
 3 魔物討伐:2000G
   近くの森に潜む岩石魔物30体の討伐
 4 やめよう


エル「…5万ゴールド」ペリッ

トレバー「ま、待ってください、それ…僕達のことですよ…?」ヒソ

エル「…」

トレバー「……もしかして…報酬だけ見て、選ぼうとしました…?」


 【安価下1】
 1 適当にでっち上げて突き出せばいいだろ。そんだけで5万だし
 2 べ、べべべべっ、別に、き、気づいてなかったわけじゃなななないしっ。ただちゃんとトレバーがそういうあれを考えてるかどうかのあれだし、って


 バッ

エル「そんなの分かってる」

トレバー「…じゃあ、どういうつもりで…」

エル「似たようなのを2人捕まえて、突き出せばいい。それだけで5万だ」

トレバー「……見つかります…か…?」

エル「…どこにでもいる」

トレバー「…………あと…そっちに、手配書の似顔絵が…」

エル「…」チラッ

トレバー「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 めっちゃめちゃ、似てる似顔絵やな…。ま、まあどうにかなるだろ…する…しろ
 4~6 …特徴をとらえてるけど…べ、別に…別に…って
 7~9 ………下手くそじゃん、いけるいける


エル「…………これがあれば見つけるのが楽になるからもらっておく」←棒

 ベリィッ

トレバー「…」

 グシャグシャ

エル「行くぞ」

トレバー「……はい」


 【直下 コンマ判定】(貴族風衣装で注目:-1)(激似手配書:-2)(酔っ払いども:+2)
 1~3 たむろしてた、その日暮らしの連中に気づかれた…
 4~6 めちゃくちゃじろじろ見られた
 7~9 酔っ払いどもばっかだからよゆー


 ガタガタッ
 チャキッ
 スラァンッ

エル「…」

トレバー「…っ」

店主「お、お客さん達…どうされたんで…?」

剣士「5万の首だよなあ? なあっ!?」ジロジロ

不良僧侶「何で先にツバつけようとしてんだ、おっさん。横取りすんなよ」

盗賊「ガキとセットじゃねえとダメなんだよなあ…?」

トレバー(……囲まれた…)

店主「み、店の中で荒事はっ…!」


 【安価下1】
 1 店内で大立ち回りやでぇー
 2 逃げる
 3 とぼける
 4 どうしよ?


エル「…寄れ」

トレバー「はい…」スッ

 ヒョイッ

トレバー「えっ…!?」

エル「逃げるぞ」

不良僧侶「待てよ、脱獄者ぁっ!」

剣士「遠さね――ひでぶっ!?」

 ガシャアアアンッ
 ダダダッ

トレバー「っ…速いっ…!」


 【直下 コンマ判定】(逃げ足:+3)
 1~3 しかし、回り込まれてしまった
 4~6 背後から魔法を受けて吹っ飛ばされた
 7~9 足の速さは特に自信がある肉体派です


エル「振り切った…」

 ドスッ

トレバー「痛っ…」

エル「……行くぞ」

 スタスタ

トレバー「あ、はい、兄様…!」トトトッ

エル(変なところに行くと逆にこのカッコは目立つのか…)


 【安価下1】
 道中
 1 酒場でこっそりトレバーが酒瓶をくすねてきてた。それで一献
 2 コミュ
 3 さっさと寝ましょ…硬い地面の上だけど



エル「…焼けたぞ」つ焼き干し肉

トレバー「ありがとうございます…」

 モグモグ

エル「…」モグモグ

トレバー「………あの…昼に、酒場でこれ、持ってきたんですけど…」スッ

エル「…よくやった」

 キュポンッ
 グビグビ

エル「っふう…」

トレバー「…」ジッ

エル「……ほら」スッ

トレバー「………ありがとうございます…」

トレバー「……よし…」

 ゴクッ

トレバー「~っ…喉が…よく…げほっ…こんなの、平気で…」

エル「馴れた…」

トレバー「どれくらいで…馴れるんですか…?」

エル「……5回も飲めば平気になる」

トレバー「……5回…」

 ゴクッ
 ゴクッ
 ゴクッ
 ゴクッ
 ゴクッ

トレバー「~~っ…っ…げふっ…げほっ…はぁ…」

エル「………一度に5回じゃない。別々の日に5回だ。返せ」

 パシッ

トレバー「げほっ…それ、早く…頭が、何か…」

エル「【安価下1】」

 1 お前にまだ酒は早い。さっさとガキは寝ろ
 2 …(無言
 3 ふふっ…ははははっ…。バカだな、お前
 4 その他、自由台詞


エル「…」

トレバー「これが…酒に酔ってるってこと…ですか…?」

エル「…」

トレバー「……兄様…?」

エル「何だ?」

トレバー「いえ…」

エル「…」

トレバー「………あの、兄様は…今まで、何をして過ごしてきたんですか…?」

トレバー「どこで、何をして…今の兄様がいるんですか…?」


 【安価下1】
 1 酒の肴に語る
 2 適当なことを言っておく
 3 喋らない
 4 話題を変える
   ※どんな話題にするかも併記してね! なければズラしますね


エル「別に、大したことはしていない…」

エル「どこかで生まれて、どこへ行ったかも忘れるほど歩いて…今はここにいる」

トレバー「…何も、思わないんですか…?」

トレバー「周りの人を見て…あいつらは…住む家がある…って」

トレバー「へらへら笑って、暮らしてる…とか」

エル「…そんなの俺には関係ない」

エル「どうだっていいことだ」

トレバー「…」

エル「他人なんか、知ったことじゃない」

トレバー「…どうでもいいから…何でもできるんですか…? 殺したり、奪ったり、傷つけたり…」

エル「…そうなる」

トレバー「そう、なんですか…」

エル「…」

トレバー「………頭が、何だかふらふらします…。おやすみなさい…」ゴロン

エル「…ああ」

エル(どうでもいいから…何でもできる…か)


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢 高位治癒術
 所持金:3500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 騎士団の剣 良質な短剣 貴族風衣装

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長


―――――

 今夜はここまでです
 ありがとうございました



王子「グッドイーブニン、皆の王子様です」

王子「>>1000ねー、どうしよっか」

王子「絶対誰かが取れる保証はないし、内容によっては保証されないけど>>1000措置ほしいですか?」

王子「それとも、このスレの>>1000を目指してく?」

大丈夫大丈夫00よりいでし治癒術があるし
そういえば治癒術ってどのへんまで回復できるんだろうか
傷は勿論、病気とかはどうなるんだろうかな? 身体欠損とかも気になる


王子「別にいらない、って感じだね」

王子「それならそれでいいんだ」

 >>182

王子「どの辺までかぁー」

王子「病気にはききませーん」

王子「欠損はすぐなら治るかも。傷口が塞がったらその時点で諦めてくだされ、って感じです」

王子「指の2、3本は余裕。斬られた腕をくっつけるのも、できます」

王子「でも即死はムリです。即死じゃなきゃ、ワンチャン…? でも絶対大丈夫とは言い切れなかったり…」

王子「そんな具合です」

王子「ふつーの治癒術だったら、欠損まではむずいです。ほんとはふつーの治癒術だったけど、【00】だったからすごいのになりました」

王子「さて、じゃあそろそろ…再開しましょうか?」

王子「してもいい?」

おk
じゃあ、顔の皮を剥いで誰かの顔に似せるかはできる? 難しいかな、整形手術的な感じで


>>185

王子「んー…? あー…」

王子「顔の皮を剥ぐ時点で、めちゃめちゃ難しいかと思われます」

王子「……としか言いようが…」

王子「できるか、できないかなら…0出せばいけるんじゃないかな、って感じ?」

王子「じゃあ、本編再開しますね。安価を取って、ちょっと待っててね!」


 【安価下1】
 1 火山麓の村に到着
 2 風鳴の村に到着
 3 めちゃんこ広大な森の中


 ――暗夜王国・風鳴の村――

 ヒュォォォォ…

トレバー「風の音が…」

エル「変な音だな…」

トレバー「……谷に穴が空いてるから、そこを通った風が音を出してるんです…多分」

エル「…穴を通った風が音を出す…?」

トレバー「笛と同じです」

エル「笛…」

トレバー「………音楽とか…さっぱり、ですか…?」

エル「…どうでもいい」


 【安価下1】
 1 宿で寝たいよぅ…
 2 さて、20台前半くらいの男と、10歳くらいのガキを探すか…
 3 万屋でも覗こう
 4 その他、どうしよ?


 ――暗夜王国・風鳴の村・宿屋――

 ガチャ…

*「いらっしゃいま…」

エル「っ」ピクッ

トレバー「一泊お願いします」

*「き…貴族様が…何でこんなところに…」

トレバー「下等民が知ることじゃありません」

*「っ…す、すみませんでした、た、ただいま…」

エル「…」

トレバー「…」チラッ

エル「…何だ?」

トレバー「……こういうのは…任せてください…」

エル「…ああ」


 所持金:3500G→2500G


 【安価下1】
 1 寝る。ただひたすらに、ものすごぉーく久々のちゃんとした寝床で寝る
 2 ちょっと村の中を見て回る
 3 身代わりにして騎士に引き渡す、手頃そうな2人を見つけよう
 4 コミュ
 5 その他、自由行動


トレバー「こんな…安物のベッドでも…」ボフッ

トレバー「………こういう身になる…と…Zzz…」

エル「…」

エル「…ガキだな」

エル「少し…見て回るか…」


 【安価下1】
 1 音楽家が多いなあ。エルにはさっぱりだけど
 2 随分と古そうな村だなあ。にしても笛と同じ谷ってどういうことなんだ…?
 3 あちこちで楽器を売ってる…何となく眺めた


エル「…」

 スタスタ

エル「岩に穴が空いてる…」

エル(あの穴に風が通って、音が鳴る…?)

エル(…?)

 ヒュォォォォ…

エル「…?」

エル「まあいい…」

 スタスタ

エル(穴の中に家まであるのか…)

エル(…田舎でも、あそこまでのはなかなか見たことがない…)

エル(変な村だ…)


 【直下 コンマ判定】(指名手配:-2)(貴族風衣装:+2)
 1~3 駐留騎士に声をかけられたの巻き
 4~6 立入禁止になってる先に何かあったから入ってみた
 7~9 貴族の格好をしてたから、客引きに遭った


看板『この先、立入禁止』

エル「…」ズボッ

看板『あーれぇー…』

 ポイッ

エル「…」

 スタスタ

エル(何かある…。何だ、あれは…?)

 スタスタ

エル「……石の、舞台…?」

エル「…」キョロキョロ

エル「……これだけか」


 【安価下1】
 1 石舞台の上に立つ
 2 ちぇっ、つまんねーの
 3 誰か来た…?
   A 知らん顔
   B かくれる
   C その他、どうする?


エル「…?」スッ

エル(誰か来た…)

エル(入っちゃいけない場所に…誰が…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 駐留騎士の巡回だった。看板引っこ抜いてたからすごく怪しんでる模様
 4~6 何だ、ただの流浪の音楽家…ん? 背格好も年齢も似てるかも…
 7~9 憂いを帯びた表情の女


サリー「…足跡はあるな」スッ

エル(騎士か…)

サリー「………足跡の先は…舞台の陰、か」

サリー「…」スラァンッ

エル(…面倒だな…)

サリー「そこに誰かいるのなら、早く出てこい」

サリー「ここは立入禁止だぞ」

エル「…」

サリー「出てこないなら、少し手荒なことをする。いいのか?」


 【安価下1】
 1 ………にゃ、にゃぁーにゃー
 2 近づいてきたとこを、やるか
 3 その他、どうしよ?


エル(あのガキのマネでもしてみるか…確か…)

 スッ…

サリー「…貴族か、これは失礼――」

エル「かとーみんが喋りかけるな」

サリー「…」

エル「…」

 スタスタ

サリー「待て」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 サリー「どこの貴族か、失礼ながら存じていない。顔をよく見せてもらえるだろうか?」
 4~6 サリー「ここは立入禁止になっている場所だ。貴族だろうと、一般の民だろうが、関係はない。ここは貴殿の領地ではない。驕るな」
 7~9 サリー「貴族がここへ来るなんて、わたしは聞いていない」


サリー「ここは立入禁止になっている場所だ。貴族だろうと、一般の民だろうが、関係はない。ここは貴殿の領地ではない。驕るな」

エル「…」スタスタ

サリー「…まったく…」

エル(どうにかなった…)

 スタスタ

エル(どこにでも騎士がいて面倒だな…。こんな辺鄙な場所にまでいるとは…)


 【安価下1】
 1 宿に戻ろう
 2 露店を何となく眺めて回った
 3 その他、何かしたいことあるのん?


 バタムッ…

エル「…はぁ」

 ヌギッ
 ドサドサッ

エル「こんな格好…肩が凝る…」

エル「…」チラッ

トレバー「Zzz」

エル「まだ寝てるのか…」


 【安価下1】
 1 まだ夕方にもなってないけど、寝ちゃうか
 2 まだ時間的に早いけど、酒を持ってこさせてまったり飲んでよう
 3 その他、自由行動


<貴族様、お、お持ちいたしました…

エル「そこへ置いておけ。さっさと戻れ」

<は、はい、では失礼いたします…

エル「…」

エル「…」

エル「よし…」

 ガチャッ
 バタムッ

エル「……しけた酒だな」

 キュポンッ
 ゴクゴク…

エル「…ふぅ…」

トレバー「ん…ぅ…」モゾ

トレバー「………ぅ…?」

 ガバッ

トレバー「す、すみません…僕…」

エル「…寝てろ、うるさい」

トレバー「……すみません…」グシグシ

トレバー「…お酒…ですか…?」

エル「…」グビグビ

トレバー(……グラスまであるのに、瓶に直接口づけ…)


 【安価下1】
 1 貴族=金持ち、の理論で取り入ろうとして村の音楽家達が押しかけてきた…
 2 トレバーに外出しませんかってお誘いを受けたから、しぶしぶ、また貴族装束を着て出かけた
 3 トレバーとコミュ
 4 ものすごぉぉぉーく、久しぶりに平穏でのんびりした時間を満喫した
 5 その他、自由行動


トレバー「…」トトトッ

トレバー「…わぁ…」

エル「…何を見てる…?」

トレバー「いっぱい、笛があるんです。ここの名産なんですよ、笛って」

トレバー「…どんな音が鳴るんだろう…」

エル「…」

エル(……2000ゴールド…)


 【安価下1】
 1 知るか
 2 楽器好きなん?て
 3 2000G払う


 所持金:2500G→500G

エル「…ほら」チャリンッ

トレバー「っ…兄様…?」

商人「はい、毎度! どれでも、おひとつ2000ゴールドですよ、お坊ちゃん」

トレバー「……いいんですか…?」

エル「さっさと選べ」

トレバー「…は、はい…」

トレバー「……じゃ、じゃあ、これ…」

商人「毎度どうも!」

エル「…何だそれは?」

トレバー「オカリナです」

エル「…おかりな…?」

トレバー「これも、笛なんです。上手に鳴ればいいんですけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 音楽的な才能もないのか、このコ…
 4~6 エルにはさっぱりだけどオカリナをちゃんと吹けたとレバーくんでした
 7~9 おい、待て、吹くのはいいけど上手すぎてひとだかりが…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 トレバーくんの即興演奏がすごすぎた。金とれるんじゃね? って思った。貴族のカッコしてたらできないけど…
 奇数 あんまりにも酷い演奏すぎて悪目立ちした。何もないといいね…(震え声
 ※0は偶数扱いなんよ


オカリナ『おーれはジャイアーンがーきだいしょぉ~』

 ボエエエエエ

エル「っ…」ゾワッ

商人「ひえっ…!」

トレバー「……あれ…?」

 ザワザワ

エル「…行くぞ…」パシッ

トレバー「は、はい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ものすごぉぉぉーく、噂になってるよ。風鳴の村始まって以来の、ひどすぎる笛の音事件が…
 4~6 宿に戻ってきたけど、トレバーくんはすごく落ち込んでた。音楽は大好きだけど、演奏ができなさすぎてやるせないんだって
 7~9 自分の演奏の猛烈すぎる下手さは無自覚らしく、買ってもらったオカリナをすごく嬉しそうにしてるトレバーくん


トレバー「…」ゴシゴシ ←オカリナを磨いてる

エル「…」グビグビ

トレバー「…」ニコニコ ←オカリナを眺めてる

エル(下手なのは…自分で分からないものなのか…)


 【安価下1】
 1 いやー、今日はゆっくりできたね。寝よう寝よう
 2 金がないなあ…。身代わりの男とガキを見繕って、騎士に突き出して金をもらうか
 3 トレバーとコミュ
 4 その他、どうしよ?



 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢 高位治癒術
 所持金:500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 騎士団の剣 良質な短剣 貴族風衣装

 ――知人――
 トレバー:10歳少年 目と心は死亡
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長



エル「…」バサッ

トレバー「……どこか行くんですか…? それに、そのカッコ…」

エル「コキュウトス脱獄者を捕まえる」

トレバー「……それって…」

エル「金がない」

トレバー「…はい」

トレバー「………ここには流れの音楽家がたくさんいますから…その人達がいいかも知れません」

エル「…何でだ?」

トレバー「根無し草なら…消えたって気づかれないです」

エル「…分かった。来い」

トレバー「……はい」


 【直下 コンマ判定】(正義感故に左遷させられた騎士:-2)
 1~3 背格好の似てた音楽家をぶちのめして、顔を変形させてるところを巡回中の駐留騎士に見つかっちまった…
 4~6 とりあえずガキをさらったところで、巡回中の駐留騎士に見つかっちまった…
 7~9 誰にも見つからず、なんとなぁーく似てるんじゃね? くらいの男とガキの拉致に成功した


 ドゴッ
 グシャッ

音楽家「ぎゃっ、ごっ…ぁ…た、助け…」

エル「黙ってろ」

 ドゴォッ

音楽家「ぁ…は…ふ…」

トレバー「…」

エル「…どうだ?」

トレバー「………まだ…顔の原型が残ってて…難しいんじゃ…」

音楽家「や…やめ――」

 グシャァッ

エル「……まだか?」

トレバー「…はい」

 ザッ

サリー「おい! そこの者、何をしている!?」

エル「っ…」

トレバー「しまった…」

音楽家「か…ぁ…」


 【安価下1】
 1 騎士なんか邪魔なだけだ、始末する
 2 トレバーが裾を引っ張ってる。何さ?
 3 その他、どうしよ?


サリー「何をしていると聞いている!」ツカツカ

エル「っ…何だ?」ヒソ

トレバー「急いで、その人の顔を治してください…。あとは、僕に…」

エル「…」

 パァァァァァッ

音楽家「ぇ…ぁ…?」

サリー「……何をしていた?」

トレバー「…こちらの方が、足を滑らせたのか、あそこから落ちて、大怪我を負っていたんです」

トレバー「兄様が治癒術で介抱していました…」

音楽家「ち、違――」

 チャキッ

音楽家(せ…背中に、何か当たってる…。このコが…何か、当ててる…。何だ…け、剣…?)ブルッ

トレバー「……大丈夫ですか?」ニコニコ

音楽家「ぁ…あ、ああ…」

サリー「……そう、なのか?」

エル「……そうだ…」

トレバー「一応、傷は癒えても内部の損傷があるかも知れませんから、僕らでこの方は責任を持って介抱をいたします」

トレバー「騎士様…巡回、ご苦労さまです」ニッコリ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 サリー「…本当に、そうなのか…?」
 4~6 サリー「そうか…。疑って申し訳なかった。だが、こちらで彼は保護を…ん? 昼に確か…」
 7~9 サリー「そうだったのか…。どうもありがとう」


サリー「…本当に、そうなのか…?」

トレバー(…疑われてる…)

サリー(この少年の目…何だ、この感じ…)

サリー(どこかで、見覚えがある…ような…)

サリー(いや、ある…。モニカと、同じ…暗く淀んだ――)

エル「…」スッ

音楽家「っ…」

サリー「詳しく事情を聞きたい。すまないが、ご足労を願えるだろうか?」


 【安価下1】
 1 やっぱり殺っちまった方が早い!
 2 ごまかせよ、トレバー
 3 その他、どうする?


エル「…」チラッ

トレバー「いえ…まだ、動かすのは彼の体に負担がかかりますから…」

サリー「なら、ここで話を聞かせてもらう」

サリー「お2人はどちらから?」

トレバー「…っ」

サリー「立派な飾り羽根のついた帽子に見えますが、どこの職人があつらえたものだ?」

トレバー「王都デーモンの…今年で80になる職人が作ったものです」

サリー「従者も引き連れずに、こんな辺境まで何を…?」

トレバー「この村の楽器に僕がとても興味を持っていたんです。お恥ずかしい話…僕らは大した家柄でもないので…」

サリー「では、そちらの音楽家に尋ねよう。一体どうして、あんなところから落ちた?」

音楽家「そ、れは…」

 ググッ

音楽家「っ…あ、え、ええと…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 サリー「コキュウトスの脱獄者、か――」エル「!」
 4~6 サリー「やはり嘘か!!」
 7~9 エル「黙れ、騎士風情が!」


 ファッ!!!!!!????
 【0.00】…だと…?

 ……………すまん、ちょっと考えさせておくれやす…
 ついでにご飯食べてくるから…20時に戻れるようにがんばります…

 うん…
 一旦、ここまでで…
 ありがとうございました

 ……どうしてやろうかなあ…


 さあ、どうなる…
 偶数が出ればいつかの>>1000達成
 奇数が出ればトレバーくん…

 【0.00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 モニカ「――偽善者、発見しちゃった♪」サリー「!?」モニカ「瘴気で村ごと、死んじゃえ」
 奇数 エル「しょせん、ガキはガキか――」トレバー「?」
 ※0は偶数扱いなんやでぇ~


エル「しょせん、ガキはガキか――」

トレバー「?」

 シャッ
 ズブゥゥゥッ

トレバー「っ――ぁ…ぇ…兄、さ…ま…?」

サリー「貴様…!」

音楽家「ひぃぃぃっ…!」バッ

 エルの短剣が、トレバーの背中から、腹部までを刺し貫く。
 目を大きくして、信じられないとばかりにトレバーはゆっくりとエルの顔を見る。

トレバー「な…ん、で…? 僕…どうし、て…」

エル「邪魔だ」

 大粒の涙を流し、理由を問うたトレバーの小さな体をエルが蹴り飛ばした。
 サリーにぶつかり、とっさに抱えようとした彼女へ向かってエルは短剣を繰り出す。

 シュバァァッ

サリー「っ――!?」

 ギィィィンッ

 篭手で短剣を防いだサリーが腰の剣に手をかける。
 しかし、音楽家を脅すためにずっと握っていたトレバーの短剣が彼女の足へ突き刺さった。

サリー「あぐっ…お前――!?」

トレバー「にっ…兄様…すぐ…行くか、ら…待って…置いて…行か…な…で…」

 息絶え絶えにトレバーがうめく。
 だが、すでにエルは闇の中へ姿を消していた――。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トレバーは死亡しました…
 4~6 かろうじて一命を取り留めたトレバーくん。いつかどこかで誰かと出会うときがこわいっすね…
 7~9 かろうじて一命を取り留めたトレバーくん。その胸中は…再登場があれば分かる?


エル「――ここまで来れば、大丈夫か…」

エル「あんなガキでも、肉の盾にはなったか」

エル「…金食い虫だったが、まあいい…多少の役には立った」

 スタスタ

エル「…」

エル「…」

エル「……酷く…暗いな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エルなりの、ひとつの答え
 4~6 さみしさはない。だけど、ひとりで過ごす夜はどうしようもなく暗くて嫌だった
 7~9 死は救いなのだろうか、という疑問
  0  そう言えば、あんなに誰かに懐かれたのは初めてだったかも知れない…


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢 高位治癒術
 所持金:500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 騎士団の剣 良質な短剣 貴族風衣装

 ――知人――
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長
 サリー:風鳴の村駐留騎士



 パチパチ…

エル「…火が点いて、良かった…」

エル「…」

トレバー『…どうでもいいから…何でもできるんですか…? 殺したり、奪ったり、傷つけたり…』

エル「どうでもいいから、何でもできる…か」

エル「…どうでもいいから、殺せる」

エル「…どうでもいいから、奪える」

エル「…どうでもいいから、傷つける」

エル「…」

エル「どうでも良かったから、俺はあいつを殺して…逃げた?」

エル「…」

エル「【多数決】」

 【多数決】↓1~5までの最多獲得選択肢を採用
 1 違う。…あれが、あいつの俺への役立ち方だった。あれがあいつの、最後の役目だったから殺した
 2 ………どうでも良かったら…何で、こんなに、いなくなってから、あんなガキのことを考える…?


エル「………どうでも良かったら…何で、こんなに、いなくなってから、あんなガキのことを考える…?」

エル「何で…」ワシャッ

エル「……っ…はははっ…」ゴシッ

エル「こんなの…もう枯れてると思ってたのに…」

エル「…」

エル「だが…世界なんて、こんなもんだ…」

エル「利用して殺して…利用されて殺される…」

エル「…」ゴソゴソ

 ポトッ

エル「……手配書の…似顔絵…」グシャッ

エル「…………あいつは…こんな顔、だったのか…」

エル「今さら…こんなにしっかり見るくらいなら…」

エル「…」


 【多数決】↓1~5
 1 やっぱり、こんな世界はダメだ。居心地が悪すぎる…
 2 やっぱり、色々と間違ってたのかなあ。頭が悪いから、いつも後から気づく…


エル「…こんな、世界…ダメだ」

エル「ただ生きることだって、できやしない…」

エル「金持ちに生まれても…貧乏人のところへ生まれても、こうして死んでいく…」

エル「居心地が悪すぎる…」

エル「間違ってる…」

エル「…」

エル「だったらいっそ…」ギュッ

エル「この間違ってる世界は、間違ったまま…壊してやる…」

エル「【安価下1】」

 1 シューメーカーレビー…だったか…。王国騎士団長…手始めに、こいつからやってやる
 2 果ての町――。あそこなら…同じヤツもいるのか…?
 3 目につくものは…全部…。俺が、俺の手で、壊してやる


エル「目につくものは…全部…。俺が、俺の手で、壊してやる」

エル「人間も、町も、全て」

エル「なくなった方がいい…」

エル「間違ったお前らが、今の俺を作り出したんだから…」

エル「俺に壊されたって文句なんか言わせない…!」



 【安価下1】
 1 夜明けを待って、風鳴の町から
 2 適当に歩いて、見かけた人間は誰でもおかまいなしに。町を見つけたら、町ごとぶっころ
 3 その他、どうやろうか


 ――個人情報――
 名前:エル 武器:短剣 職業:脱獄者 属性:水
 習得魔法:大~小・濁流/凍結 中~小・氷柱
        水牢 高位治癒術
 所持金:500G
 所持品:十字架のネックレス 紫のローブ 騎士団の剣 良質な短剣 貴族風衣装

 ――知人――
 シューメーカーレビー:トレバーの叔父 暗夜王国騎士団長
 サリー:風鳴の村駐留騎士



エル「…」

 ガラガラ…

エル「……商人の馬車、か…」

エル「…」

 スッ

商人「おっとと…どうどう」グイッ

エル「…」

商人「ど、どうかされたんで…?」

エル「1人か?」

商人「ええ…あたしとこの馬くらいのもんで」

エル「だったら都合がいい」チャキッ

エル「死ね」

 ヒュバッ
 ズバァァァッ

エル「…」

商人「」

エル「…」

 シュボッ
 ポイッ

 パチ…
 パチパチ
 シュボォォォォ…

エル「…ろくな食いものがないな」


 【安価下1】
 1 目指したわけでもないのに、果ての町に到着しちゃった。もちろん、全員、血祭りさ
 2 ぶらぶらぶら、宛てもなく歩いてたもんだから、また風鳴の町に戻ってきちゃった。もちろん、全員、殺すよね
 3 ふらふら歩き続けてたら、王都まで来ちゃった
   A 騎士団長…だっけ。殺そう
   B とりあえず、放火と殺しをしまくろう


 ――暗夜王国・王都デーモン――

エル「……また、ここか」

エル「…騎士団長…シューなんとか…」

エル「…」

エル「今回は…こいつを殺してからだな…」ザッ


 【直下 コンマ判定】(指名手配:-2)(騎士団本部:-3)
 1~3 早速、顔バレした。騎士を倒しながらシューメーカーレビーのところへ向かおう
 4~6 騎士団本部へ殴り込み。シューメーカーレビーがいるところまで、突っ切ろう
 7~9 運良く、偉そうにして歩く、すごく偉そうな騎士を見つけた。シューメーカーレビーってあいつか?


騎士A「止まれ、そこの男!」

騎士B「お前…コキュウトス脱獄者だな?」チャキッ

騎士C「おい、応援を呼んでこい」ヒソ

ハレー「は、はいっ…!」タタタッ

エル「…」チャキッ

騎士A「今度は強制労働でも、コキュウトスでもない」

騎士B「あの世逝きだ、悪党がっ!」

 ダンッ

エル「かかってこい」


 【安価下1】
 1 ひとりずつ確実にぶっころだよ
 2 とりあえず、できるだけ残虐にひとりぶっ殺して、王都で暮らしてる人間どもを怖がらせる
 3 その他、どうしてやる?


騎士A「正義の膝元で、図に乗るなぁっ…!」

 騎士Aが剣を引き抜いて斬りかかる。
 短剣で剣を真横から叩いて軌道を逸らすと、エルは剣を持っている騎士Aの腕を背負うようにして地面に叩きつけた。

 ドゴォォォッ

騎士A「っ…!」

エル「じゃあ、俺も正義だ」

 グシャアッ

 騎士Aの首に短剣を突き立て、一思いに引き裂く。
 刃が骨にひっかかり、断面が引き潰された。繋がった繊維を力ずくでひきちぎり、生首を野次馬に投げる。

騎士B「っ…こいつ…」

 グシュッ
 ブチ ブチィィッ

 もぎとった鎧の下の腹に短剣を突き立て、抉り、臓物を引きずり出す。
 濃厚な血の臭いが充満する。血の池が頭を失った騎士Aから広がっていき、包囲していた騎士達もその凶行に硬直していた。

エル「…」

 ブシュッ
 グチャアッ…

エル「人間の開きだ…。こんなのでも、飢えた人間なら食う」

エル「今から下町にでも持っていってやれ。…………お前らみたいなのあ、平気でできるだろ?」

騎士B「この、キチガイが…! 風縛!」

 ビュォォォォォォッ

騎士C「1秒でも、お前なんかは長生きさせん…!」

 ズドォォォォッ

 騎士Bがエルの動きを止め、騎士Cが剣を突き立てた。
 脇腹を剣が貫通し、そのまま横凪ぎに振るって切り払った。

エル「だったら殺してみろ。さあ、早く!」

 パァァァァァッ

エル「でなきゃ、お前が死ぬだけだ!」

 エルの傷口が、淡い光に包まれると即座に塞がった。
 目を見張った騎士Cの頭が飛び、胴体は踏み倒される。

騎士B「な、んだこいつ――!?」

 ズドォォォッ

騎士B「っ…」

エル「お前には関係ない」

 青ざめた騎士Bの喉に短剣が突き込まれる。
 そのまま刃が縦にまっすぐ切り裂き、騎士Bの股下から血塗れの短剣が飛び出した。

エル「かかってくるなら、かかって来い。…全員、俺が殺してやる」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 二つ星のヒヒイロのおっさんが出てきたよ
 4~6 騎士団本部まで到着。エルの通った後には血の道ができてます
 7~9 止まらないエルの凶行にとうとう、騎士団長が顔を出したよ! チャンス


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

エル「騎士団長を出せ」チャキッ

騎士E「とうとう…ここまでっ…」

騎士F「絶対に通すな…! たった1人にここまでやられるなんて、騎士団の権威が失墜するぞ!」

エル「どかないなら、死んでいけ!」

騎士E「大・雷撃魔法!」

 バチバチバチィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

エル「うおぉぉぉぉおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――っ!!」

 凄まじい雷光がエルに落ちる。
 瞬時に肉が焼け、脳天から爪先までが雷撃に打ちのめされる。

 だが、止まらなかった。
 高位治癒術によって破壊された肉体は即座に再生され、雷光を飛び出すと魔法を放った騎士Eの胸を一突きする。

 ズドォォォォォッ

 鎧を紙のように貫き、心臓を穿つ。
 死体を仲間にぶつけて、その死体ごと奥の騎士Fまで叩き斬る。

 ズバァァァァァァァッ

 ぞろぞろと騎士は出てくるが、誰もが恐怖していた。
 何十もの魔法を受け、何百もの傷をつくり、それでも止まらぬ、たったひとりの男。

 口に出す者はいない。
 だが、誰もがエルの姿に畏怖していた。

 御伽噺に出てくる、邪悪と悲哀の剣士を彷彿としていた。
 悲しみが人間を魔物に変えて、邪悪の化身となって暴れ回る――魔剣士だ、と。

エル「次は、どいつだ…!?」


 【安価下1】
 1 魔力は全部、回復に使って肉体ひとつで突き進むよ
 2 あまりにも数が多くて嫌になってきたから、とうとう魔法まで解禁して派手に大暴れだよ
 3 その他、どうやって騎士団本部を攻略しようか


 ドゴォォォォォォォッ

 騎士団の扉が、投げつけられたひとりの騎士の死体によってこじ開けられる。
 素早く駆け込んだエルが、今まさに出ていこうとしていた騎士の顔面へ拳を叩き込んだ。

エル(何度か来たが、牢屋以外に行ったことはない…)

エル(騎士団長というのがいるのはどこだ…!?)

 ザザザッ

騎士G「目と関節を狙え! 一気に吹き飛ばせ!」

 通路の先に、弓と構えた騎士達が現れる。
 横に並んだ騎士達が3人、矢を引き絞っていた。

騎士G「放てぇぇええええ――――――――――――――っ!!」

 シュドドドッ

 号令とともに、矢が放たれる。
 魔力を上乗せされた特別な騎士団の矢だ。

 ズドォォォォッ
 ズドォォォォッ
 ズドォォォォッ

 最初の矢はエルの額に突き刺さった。
 次の矢はエルの右膝へ、最後の矢は左肩に炸裂して、骨を砕いて肉を吹き飛ばす。

騎士G「やったか…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 回復中にさらに連続で攻撃を受ける
 4~6 瞬時に回復。シューメーカーレビーに辿り着くまで魔力残ってるといいな
 7~9 回復するまでもなく、そのまま突き進んで射手の3人と号令出してた騎士と、4人まとめてぶっころ


 パァァァァァァッ

エル「――どけ」

 ブンッ
 ズドォォォォッ

 淡い光が、エルの傷口を瞬時に癒す。
 投擲された短剣が騎士Gの顔面をお返しとばかりに吹き飛ばした。
 矢を番えようとした騎士達だったが、その前にエルは騎士から奪い取った剣でまとめて切り伏せる。

 ズバァァァァァァッ

エル「上か…?」

 ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 騎士団本部に丁度いた、星を持ってる騎士が立ちはだかった! 二つ星のヒヒイロと、一つ星のレイドさんです(白目
 4~6 騎士団長直属の三つ星の騎士が立ちはだかった! この先にいるんだってさ
 7~9 とうとう、シューメーカーレビーとご対面やで!


 バンッ

エル「…」チャキッ

三つ星「…たったひとりで、よくここまで来たものだ」

三つ星「何人殺した?」

エル「そこをどけ」

三つ星「報告では、すでに46人。騎士団本部に在籍する騎士の半数に近い」

三つ星「団長閣下への拝謁を求めるにしては、礼儀がなさすぎるな」

エル「どかないのなら、殺すまでだ…!」


 【直下 コンマ判定】(身体能力:+2)(三つ星:-3)
 1~3 超つえー…
 4~6 ふつーに強い
 7~9 互角?
  0  エルが超つえー…


三つ星「どの程度か、見極めてやろう!」

 ギャリィィィッ

 エルと三つ星の剣が激突した。
 素早く身を引いた三つ星にエルは追撃をしかけるが、それは見越されていた。

 ズバァァァッ

エル「っ…!?」

 瞬時に身体がすれ違っていた。
 その刹那で胴切りにされ、視界からも三つ星が消える。

三つ星「最近の騎士は、軟弱で困るな」

 ガッ
 ズドォォォォォッ

エル「…」ムクッ

 後頭部をしたたかに蹴りつけられて、エルが床を転がった。
 傷口を治癒術を治しながら立ち上がると、三つ星が目を細める。

三つ星「治癒術か…」ボソ

エル(強い…)


 【安価下1】
 1 肉を斬らせて骨を断って肉を治す
 2 骨ごと斬らせて、命を絶つ
 3 その他、どうしよ?


エル(でも…俺にやれることは、ただ壊すだけだ…)

三つ星(魔力切れを狙うか…治癒できないほどの大ダメージを一度に与えるか…)

三つ星(タフそうな男だな…)

エル「お前の先に騎士団長がいるんなら、お前を殺して進むだけだ」

三つ星「閣下のところにお前が辿り着くことはない…!」ダンッ

三つ星「極大・火球魔法!」

 三つ星から飛び出し、エルはそれを迎え撃つ。
 騎士の剣によって威力の増幅された巨大な火球が5つ、三つ星とともに降り注いできた。

 カッ
 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ

 瞬時に周囲が乾燥し、凄まじい炎に飲み込まれた。
 容赦なく炎はエルの全身を焼き、その中から研ぎすまされた三つ星の剣が繰り出される。

 ズバァァァァァッ

エル「っ――」

三つ星「首をはねれば、回復もできまい!」

 エルの右腕が、縦に引き裂かれる。
 ぶらりと足れた腕が三つ星の剣に絡め取られて引きちぎれた。
 腕がなくなって防御能力が極端に落ちた右側から、首をはねようと刃が迫る。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔力が尽きて、腕は治らねえな
 4~6 腕を治したら魔力がもう残り少ない
 7~9 ふんぞり返りすぎて弱くなってたんじゃねえの、こいつ


エル(かかった――)

 真横に振られた剣。
 体をのけぞらせて、エルはその回避を試みる。

 ヒュォォォッ
 スパッ

三つ星「首の皮、1枚――」

 ズドォォォォォォォッ

 勝利を確信していた三つ星の顎から頭のてっぺんまでを、短剣が貫く。
 それを引き抜くこともせず、治癒術をかけながら燃え盛る炎の中を歩いてエルは上階へ続く階段に足をかけた。

 カツンッ…

エル「腕は…ダメ、か…」

 パァァァ…

エル「………魔力がもう…」

エル「チッ…だが、あとひとり」

エル「…今は、あとひとりだけでいい…」

 カツン
 カツン
 カツン

 ギィィィ…

エル「…騎士団長というのは、お前か?」

 ズボォッ
 ドサッ

三つ星「」

(シューメーカーレビー→)レビー「…」クルッ

レビー「…………何をしにきた?」

エル「【安価下1】」

 1 言う必要はない
 2 …トレバーの代わりに、お前を殺しにきた
 3 その他、自由台詞


エル「言う必要はない」チャキッ

レビー「それなら、黙したままに死ぬがいい」

レビー「コキュウトスの脱獄者よ」スラァンッ

エル「…」

レビー「…」

 ジリ…

 互いの獲物を構えたまま、2人はじっと睨み合っていた。
 エルはもう魔力もなく、自慢の肉体も傷ついている。対するレビーは油断も、慢心もなく、静かにエルを観察する。

 余裕がないのはエルだったが、急いても楽に殺せる相手とは思っていなかった。
 ただ剣を向けられているだけで、全身が粟立つような強烈な殺気が伝わってくる。


 【安価下1】
 1 勝敗は、ただ一度の交錯で決まる
 2 臆したところで何も変わらない。いつものように攻撃して、いつものようにぶち殺す!
 3 その他、どう戦おう?


エル(俺なら…先に行動されても、後から動ける…)

エル(そこで一気に仕留める…)

エル(…何をしてこようが、その一撃でこいつを殺す…)

 ジリ…

レビー「…」グッ

エル(来る――)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔法、だとぅ!?
 4~6 飛ぶ斬撃、だとぅ!?
 7~9 万全の状態なら見切れそうなものだけど、傷の有無と体力はまた別物だし…


 もしかしてこの0って、いつも最終盤に出てくる…あの…?

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 シューメーカーレビーを殺したのは、もしかしたら…
 奇数 誰が、1対1でじきじきに相手をするって? 卑しい生まれの悪党なんかと剣を交えるはずもないだろ? って…
 ※0は偶数扱いやで~


レビー「はぁぁっ…!」

 ヒュバァァッ
 ギャリィッ

レビー「その程度か!?」

 シューメーカーレビーの突きをとっさにエルが捌く。
 だが、弾ききれずに刃はエルの左肩へ突き刺さった。

 ズドォォッ

レビー「反応が遅い! 素人同然の動きだ! その程度で、このわたしに、剣を向けるのか!」

 鋭い攻撃が次々と放たれる。
 片腕でそれらを捌くのは、ムリがあった。

 カウンターを狙うどころではない。
 ただ攻撃を逸らすことに専念しないと、即座に首が飛ぶ。そう思わせる威圧感があった。

レビー「舐められたものだ! 極大・爆裂魔法!」

 ドゴォォッ

 シューメーカーレビーの拳がエルを殴り飛ばした。
 その先の空間が歪み、溢れ出した黄金の爆発がエルを激しく吹き飛ばす。

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

エル「っ…ふぅっ…ふぅっ…」

レビー「諦めれば楽になるものを」チャキッ

エル「諦めてきた…。金持ちになることを、また親の顔を見ることを、女神の愛が本当にあるのかを…」

エル「諦めて、諦め続けて…良い人間であることも、他人への興味も、何かとの関わりも、何もかもを諦めてきた…」ググッ

エル「だから俺は…俺に何もかもを諦めろと言い聞かせ続けてきた、この世界で生きることも諦める」

エル「最初の一歩はお前だ。………俺に諦めさせてきたんだ、今度はお前ら全員が全てを諦めて死ね」

レビー「意味が分からんな。来い、引導を渡してやる」

エル「…………もう、お前の攻撃は見切った!」ダンッ

 エルが、満身創痍の身で駆け出した。
 一歩踏み出す度に全身の傷口から血がこぼれていく。

 自壊しながら進んでくるエルにシューメーカーレビーは哀れみの眼差しを向けて構える。
 僅かな時間でエルを切り刻んできた、騎士団長としての誇りと、半世紀以上に渡る鍛錬によって得た剣の技量だ。

レビー「妄言は死んでからにすることだな!」

 敗北の知らぬ、シューメーカーレビー。
 決闘の場で対峙した相手のことごとくは死に絶えた。破られるはずのない、秘奥の剣術。

 ヒュバァァァッ
 ギャリィィィィッ

 火花が散る。初撃を受けられることは想定内だった。
 ここからの切り返しが、真骨頂となる。誰も右に出さぬ、洗練された動き――そのはずだった。

エル「見切ったと言った!」

 ズバァァァァァァァッ

レビー「っ――何、だと…!?」

エル「ヘタクソなトレバーが、その動きの弱点をまざまざと俺に見せつけてきた」

レビー「トレ、バー…あの、ボンクラが…!?」

エル「だからもう、お前の攻撃は俺に届かない」

 才能のない少年が、必死になって振り回していた剣の型はあまりにも稚拙だった。
 だがその完成形は嬉々としてシューメーカーレビーが披露し、エルは体で受けながら理解をした。

 エルが短剣をシューメーカーレビーの心臓へ深々と突き刺す。
 そのまま二本の足で床を蹴り、壁にまでシューメーカーレビーを叩きつけた。

 凄まじい破壊音とともに壁は破られる。地上数十メートルの高さから、心臓を穿たれた騎士団長は落ちていった――。


エル「っ…ふぅ…ふぅ…」

 王都デーモンが一望できた。
 眼下では絶命して、大地に堕ちたシューメーカーレビーの周囲を騎士達が取り囲んで騒然としている。

エル「…」

エル「…これでいい…」

エル「あとは…この町を――」

 ストォォォッ

エル「っ…」

 痛みを感じたのは、胸から突き出た矢をはっきり見た時だった。

騎士H「団長を…よくも、貴様ぁっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 エル、死亡エンド
 7~9 王都デーモンに現れた魔剣士の行方は、誰も知らない


エル「っ――」

 ズブゥゥゥッ

騎士H「こ、のぉ…!」

エル(もう…魔力も…体力、も…)ヨロッ

エル(やっぱり…あんなガキに関わったばかりに、こうして死ぬのか…)


トレバー『助けてもらえたんです…エルさんに』

トレバー『十字架を首から下げた…女神の背教者に…』

トレバー『……だから…ありがとうございます…』


エル(人助けは…身を滅ぼす…)

エル(親も人を助けて死んだ…神父は俺や、孤児を拾い集めて貧乏だった…)

エル(そして俺も…あんなガキを助けて…こだわって、騎士団長なんかを殺して…無様に死んでいく…)

エル(でも…)

エル「ふっ…はははっ…」

エル「悪くは…ない…」ニヤッ

エル(これはこれで…最悪じゃない)

エル(こんなに晴れて…青い空を眺めながら死ねるんなら…こんなに明るい場所で死ねるなら、きっと、良かっ…た――)

 ドサァァッ…


                                           BAD END ――――― 魔剣士は笑って死ぬ



王子「コンティニューは、ないです」

王子「コンマ悪過ぎだよ…こんなにコンマ神から嫌われてるの、初めてだよ…」

王子「主人公勢の中じゃ、今んとこ最強だよ…」

王子「物理最強で自己再生持ちとか、チートすぎだよ…」

王子「唯一の弱点は魔力切れだけど普通の人よりかはあるから、それだけ死ににくいし…」

王子「まあでも…こんなのも、たまにはあり…なのかな?」

王子「トレバーくんが死んじゃった時点で、はらはらしてたけど…もののみごとに…って感じだったね」

王子「今夜はもうね、いい時間だからここまでです」

王子「皆さん、どうもありがとうございました」


王子「あれなのかな?」

王子「悪人コース入るとバッドエンドにどうしてもなっちゃうのかな?」

王子「…モニカもエルもコンマ悪過ぎだったし…」

王子「殺伐としすぎた、濃厚なエル編が終わったけど…キャラメーク、参りましょうか!?」

王子「メイクをメークって言うと、何かこう…オシャレっぽくなるよね!」


王子「じゃあ、キャラメーク、いくよ!」

王子「テンプレを、どーん!」

 名前:テンプ・レート
 性別:男
 年齢:15
 種族:魔族
 容姿:品の良さそうな温室育ち系男子
 性格:ヘタレで純真でお調子者
 職業:王子
 家柄:00/国どころか世界を丸まる1つ治めてしまっているクラスの血筋に連なる
 境遇:9/大切に育てられた
 悪癖:調子にのると余計なことをしでかす
 特技:センス○
 属性:火
 武器:双剣
 身体:6/並より少し上
 頭脳:6/並より少し上
 精神:4/打たれ弱い
 魔力:7/多い方
 夢(行動指針):嫁探し

王子「まあ、いつも通りだね」

王子「6回目だし、順番通りにいかないことも、重々承知だと思います!」

王子「それじゃあ、シンキングターイム!!」

王子「最初はお名前と性別をとるからね!」


王子「じゃあ、行くよ?」

王子「いい? いくよ?」

王子「多分、決め打ちの人がいるだろうから…いきなりひっかけで、下2で、いくよ?」

王子「さあ! がんばって!!」


 【安価下2】
 名前と性別


王子「おおおう…やっぱりいた…」

王子「まあでも、基本的には下1で進行してくからね!

王子「そんなわけで、またまた男主人公です!!」


 名前:ライド
 性別:男


王子「じゃあ、年齢をいこうか!」

王子「上限は22だよ!!」


 【安価下1】
 ライドの年齢は?


王子「最年少きた!?」

王子「…うーん…この世界は基本的にやさしくないから、色々と心配ですなあ…」

王子「ま…まあ、でもね、悪い人間ばっかりじゃないし」

王子「あと、下限だけど…13が、限界ギリギリかなあ…?」

王子「年齢が高い方がスペックを安定して発揮できるけど、年齢が低いとスペックが高くてもフルに発揮するのがむずいんだよ」

王子「次回からは下限にも注意書きを添えるね」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:ー
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:ー
 境遇:ー
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:ー
 身体:ー
 頭脳:ー
 精神:ー
 魔力:ー
 夢(行動指針):ー
 背景:


王子「えーと、種族はまだ人間です。次は魔族選択ありにします」

王子「じゃあ…家柄と、境遇の判定をやろうかな」

王子「判定お願いしまーす」


 【直下 コンマ判定】
 家柄

 【下2 コンマ判定】
 境遇


王子「ファアアッ!??」

王子「ど、どういうことなんだ…?」

王子「家柄が1で…境遇が…00って…一体、どういう…?」

王子「…」

王子「どうしよ?」テヘッ

王子「………奴隷…は、決定!」

王子「多分ねー…奴隷として生まれたんだけど、何かがあって、境遇【00】に相応しいことになったんだろうね…何だろう…?」

王子「……さ、どっちがいい?」


 【安価下1】
 1 何かの希少性が発見されて…祭り上げられた系
 2 奴隷として買われたけど、奴隷扱いじゃなくて我が子のように大切にされてる系


王子「祭り上げられた系かぁー…」

王子「茨の道ですね…」ブルブル

王子「まあいいや! じゃあ、その希少性について!」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 聖痕。特別な使命を持って生まれてきた者。具体的には…勇者的な?
 奇数 聖眼。その眼は虹の輝きを持ち、人間を惑わせる。ゆえに畏怖され、祟り神として祀られる…
 ※0は偶数扱いやで


王子「社で軟禁生活決定です」

王子「……やれやれだぜ…やさしくない世界には…」

王子「ものすごぉーく不思議な輝きの色をした瞳を持ってて、綺麗なんだけど怖いくらい綺麗で、怖がられてる…と」

王子「なもんで、祟りを恐れて丁重に、丁寧に、隔離されて祀られてる…という…」

王子「重い…」

王子「…うん…重い」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:ー
 身体:ー
 頭脳:ー
 精神:ー
 魔力:ー
 夢(行動指針):ー
 背景:


王子「先に、容姿いっちゃいましょう」

王子「聖眼っていう、特別な目は決定事項なので、プラスαになります」


 【安価下1】
 ライドの容姿


王子「何この謎の赤髪推し…」

王子「貴族服は…ごめんなさい…。祀られてる身だから、そういうカッコになっちゃいます。ごめんなさい」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:ー
 身体:ー
 頭脳:ー
 精神:ー
 魔力:ー
 夢(行動指針):ー
 背景:


王子「うーんと…背景、行こうか…?」

王子「いや…いる?」

王子「いらないんなら、背景は祀られて過ごしたよー、ってだけ」

王子「いるんなら、祀られてたところに、さらに何かあって、現在はこうだよーってなるけども」


 【安価下1】
 1 いるよ!
 2 いらん、進めたまえ


王子「さてさて、じゃあライドくんは祀られてて、さらにどうなっちゃうのか…」

王子「背景はね、前回に引き続いて、キーワード3つからこねくり回して決定されます」

王子「曲解、誤解、直球…さまざまにね、俺が勝手に受け取るから、キーワードをぶん投げちゃってください」

王子「一言くらいでおさめてね、できるだけ!」

王子「ではでは! いくよ!?」


 【安価下1~3】
 背景決定キーワード


王子「怪しげな教団…いやそれ、怪しげじゃなくて、怪しい教団でしょ?」

王子「で、守護者…? ふむ…」

王子「さらには…許嫁…? 祀られてる身で…しかも、生まれも奴隷なのに、許嫁…って…?」

王子「……………ふむむ…」

王子「………オーケー、こうなったよ」

 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた

王子「…こんな具合です」

王子「祀られてた間に、社に近づいちゃいけませんよ、って言いつけを受けてた里の女の子と遊んで、幼さゆえの結婚の約束をしました」

王子「でもその日の夜、初めてのお友達との交流で浮かれていたら謎の教団が現れてライドを守護者だと呼んで拉致しました」

王子「…オーケー?」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:ー
 身体:ー
 頭脳:ー
 精神:ー
 魔力:ー
 夢(行動指針):ー
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「じゃあ、この背景を踏まえて…行動指針です! 下2でいくよ!!」


 【安価下2】
 1 里に帰る
 2 外に連れ出されたことをきっかけに、自由を渇望する
 3 その他、どんな?


王子「いいねいいね、王道だね」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:ー
 身体:ー
 頭脳:ー
 精神:ー
 魔力:ー
 夢(行動指針):少女との再開
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「さーて…じゃあ、職業なんだけど…年齢が年齢だし、境遇が境遇だから、無職ってことにします。まあ、子どもの無職は罪じゃないはず」

王子「で、武器いこうか」

王子「魔法使いタイプでいきたいなら、杖! みたいなのとか、何かこう…注意書きみたいのとか添えてください」


 【安価下1】
 ライドの武器



王子「命を刈り取る形をしてるだろ?」

王子「…」

王子「さーてと、まあ、鎌って言ってもね? 色々とあるじゃないですか」

王子「……なもんで、選んでね」


 【安価下1】
 1 大鎌。武器としての見栄えがあります
 2 普通に鎌。社の周りを誰も掃除してくれなかったので、自分で草刈りとかしてた健気さが滲み出るかも
 3 その他、他に鎌の種類ってあっただろうか…?


王子「……主人公の武器が鎌って、斬新ですね」

王子「でもって、ライドくんがいいコっぽい感じがする…」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:鎌
 身体:ー
 頭脳:ー
 精神:ー
 魔力:ー
 夢(行動指針):少女との再開
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「じゃあ、各種能力値の判定になるけど…武器が鎌だから、身体能力値に補正です」

王子「がんばっていってみよー!!」


 【直下 コンマ判定】(最低値:4)
 身体能力

 【下2 コンマ判定】
 頭脳

 【下3 コンマ判定】
 精神

 【下4 コンマ判定】
 魔力



王子「近接武器選んでて良かったね、体力は大事だから」

王子「でもって、頭が良くて、魔力が過去最高…こりゃ祀られるだけあったのかも?」

王子「精神も安定だし! いい具合じゃない?」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:ー
 武器:鎌
 身体:4/並よりやや劣る
 頭脳:8/かなり冴える
 精神:5/普通
 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
 夢(行動指針):少女との再開
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「えーと…じゃあ、属性決めようか」

 【安価下1】
 火 水 風 雷 土



王子「6人目にして、全属性コンプリート!」

王子「言われてみれば? ってなってくれるかどうか分かんないけどね、強キャラって火属性の割合が多いんだよ?」

王子「サリーに、ヒヒイロに、ピースに、スバルに…」

王子「単純に破壊力があるからね。火は力の象徴なのだ」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:ー
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:火
 武器:鎌
 身体:4/並よりやや劣る
 頭脳:8/かなり冴える
 精神:5/普通
 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
 夢(行動指針):少女との再開
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「さて、次は…性格いってみよう」

王子「良くも悪くも、性格で善人寄りか、悪人寄りか、はっきりするからね」

王子「ざっくり書いてね!」


 【安価下1】
 ライドの性格は?


凄い良い子!安価なら下


王子「あー、なるへそなるへそ、了解!」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:純粋 マイペース 年相応
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:ー
 属性:火
 武器:鎌
 身体:4/並よりやや劣る
 頭脳:8/かなり冴える
 精神:5/普通
 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
 夢(行動指針):少女との再開
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「…家柄と境遇さえ、あれならほのぼのできそうだったなあ…」

王子「巻き込まれて殺伐の可能性は他界んだけど…」

王子「じゃあ、次は、特技にしよっか。下2でいくよ!」


 【安価下2】
 1 おそうじ
 2 おさいほう
 3 その他、自由



王子「れ、錬金術士!? ………それは土属性です」

王子「モニカちゃんがね、ちょろっと齧ったようなことはしてます」

王子「なので、ズラして…特技はおそうじです! ………ええコやでぇ」

王子「きっと、お社のお掃除を誰もしてくれないから、自分でやってたんだろうね…」ホロリ


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:純粋 マイペース 年相応
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:ー
 特技:掃除
 属性:火
 武器:鎌
 身体:4/並よりやや劣る
 頭脳:8/かなり冴える
 精神:5/普通
 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
 夢(行動指針):少女との再開
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「じゃあ最後に、悪癖でーす!」

王子「どんな悪癖があるのかな!?」


 【安価下1】
 1 何でも鵜呑みにして疑うことを知らない
 2 好奇心が旺盛な上にマイペースなので、興味を持ち始めると他のことに気が回らない
 3 その他、自由


熟睡すると昨日していた事を忘れやすい

(これ先読みしないと安価取れない


王子「あ、ズラしてとか言ってたけど、下2だからふつーにお掃除でしたね。ごめんね」

王子「でもって、悪癖は忘れっぽい、になりました! 気が抜けて寝ちゃうと前の日のこととか、ぽろっと忘れちゃう」

王子「…子どもか!」

王子「そうです、子どもです」キリッ

王子「でもって、誤字指摘ありがとうございます。直しました」


 名前:ライド
 性別:男
 年齢:13
 種族:人間
 容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
 性格:純粋 マイペース 年相応
 職業:ー
 家柄:1/奴隷が生んだ子ども
 境遇:00/聖眼によって祀られる
 悪癖:忘れっぽい
 特技:掃除
 属性:火
 武器:鎌
 身体:4/並よりやや劣る
 頭脳:8/かなり冴える
 精神:5/普通
 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
 夢(行動指針):少女との再会
 背景:聖眼によって未開の里に祀られたが、謎の教団に守護者であるという理由で拉致されてしまう
     里にいたころ、言いつけを破って社まで遊びに来ていた少女とはいつか結婚しようと約束をしていた


王子「えーと…あとは、決めることとかあったっけ?」

王子「…どう?」


錬金術士が土属性以外はダメなら他に属性別の職業てあるんですか?

許嫁の名前は話の中でいいのかな

最初から使える魔法とか?
9ですしボーナス欲しいです


 >>447

王子「錬金術っていうのは土属性の魔法でできることだから、魔法使いか、土属性の人じゃないとダメなんだね」

王子「で、じゃあ属性ごとの職業があるのかー、ってなると、特に考えられてはないんだけど…」

王子「属性が関係するってことは、魔法を使ったお仕事になるのね。だから、基本的に魔法使い、っていうのがそれらを包括します」

王子「こんな感じでいいですか?」

 >>449

王子「あー、習得してる魔法ね…」

王子「頭もいいし、魔力値がすごく高いから…火属性の魔法は基本的に何でも…かな?」

王子「で…そうね、魔力値ボーナス…。じゃあ、5つの属性には属さない、すごい魔法が使えることにしよう、よし! 今決めた」

王子「その名も、爆裂魔法! 言っちゃえばイオ系。熟練した魔法使いとか、魔力が多い人じゃないと扱えない魔法です」

 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂

王子「火属性は補助的な用法がないんだよね…。でも、炎だから燃え広がったりして、広範囲攻撃できるし、破壊に適した強い属性です」

王子「だから、使える魔法が少なくても許してちょんまげ」

 >>448

王子「そうねー…」

王子「じゃあ、これだけ決めて本編いこうか」


 【安価下1】
 結婚をゆびきりでお約束した女の子のお名前


王子「ルビーちゃん」

王子「彼女と出会えるといいね。でもやさしくない世界だし、どうなることやら…」

王子「さて、じゃあ6人目の主人公ライドのお話、始まるぜ!!」

王子「準備はいいか、紳士淑女諸君!!」

王子「良かったら、1発目の判定をお願いね! さあ、ライドくんの素のラックはどんなものか!?」


 【直下 コンマ判定】(怪しい教団:+2)
 1~3 教団の儀式中です
 4~6 教団に連れてこられた…監視の目はない…かも?
 7~9 怪しい教団だったから運良く、国が攻撃してきてます。逃げるなら今
     7 暗夜王国です
     8 バイス王国です
     9 新登場の国です


 ――?・教団総本山・狭いけど豪奢な部屋――

*「…」グイッ

ライド「っ…」ドサッ

 バタムッ
 ガチャンッ

ライド「…」

ライド「………どこなんだろう…ここ…?」

ライド「………ふわふわだ…」ポスッ ←クッションを抱き上げた

ライド「…」キョロキョロ

ライド「窓がない…。ドアは…」

 ガチャガチャ

ライド「…開かない…」

ライド「……水がある…。飲んでもいいのかな…?」

 トポトポトポ
 ゴクッ

ライド「…冷たくておいしい…」ゴクゴク

ライド「…うーん…どうしよ…?」


 【安価下1】
 1 カギがかかってる、唯一の出入り口のドアをノックする
 2 物陰に潜んで、誰かが入ってきた時に隙をついて逃げる
 3 その他、どうしよ?


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:ー
 所持品:ー

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


ライド「…」

ライド「…」

 コンコン

ライド「…」ピトッ ←ドアに耳を当てた

ライド「…」

<はい

ライド「ここから、出してください」

<なりません

ライド「…」

ライド(ダメなんだ…)

 コンコン

<はい

ライド「【安価下1】」

 1 ドアから離れてください
 2 じゃあ、ドアのカギを開けてください
 3 その他、自由台詞


ライド「ドアから離れてください」

ライド「小・爆裂魔法」

 カッ
 ドゴォォォォッ

ライド「開いたっ♪」

*「っ…」ヨロッ

ライド「あ…」


 【安価下1】
 1 ごめんなさい、巻き込まれた? 大丈夫? 今、手当てしてあげるね?
 2 ごめんなさい、巻き込まれた? でもごめんね、ここにいたくないから…ごめんね、またね
 3 その他、どうしよ?


ライド「ご、ごめんなさい、大丈夫?」

ライド「ぶつかって、血が出ちゃってる…。あ、ほらお部屋入って。まずは水で…」グイグイ

*「っ…平気ですので…部屋に…」ググッ

ライド「でも…」

*「…」ジロッ

ライド「…」


 【安価下1】
 1 平気なら、じゃあ…行くね?
 2 やっぱりダメ! ケガしたらすぐに手当しないと、化膿しちゃうかも知れないんだよ?
 3 その他、どうしよ?


ライド「…でもダメ。入ってください」ガシッ

 ズルズル

ライド「おも、い…」

*「っ…」バシッ

ライド「ひゃっ…!」ドテッ

*「そこにいるだけでいいんです。あなたはそこでじっとしていてください」

ライド「あ、で、でも、化膿しちゃったら…」

*「…」ガシッ ←壊れたドアを持ち上げた

 ガコンッ ←ドアをはめ込んだ

ライド「…」シュン

ライド(意外と元気そうだったから…気にしないで行っちゃえば良かったかも…)


 【安価下1】
 1 うーん…小火を起こせば、ここにいろとは言われないかも?
 2 寝ちゃう
 3 その他、どうしよ?


ライド「うーん…」

ライド(…そうだ、寝たふりしたら、見張りの人もどこかいっちゃうかも)

ライド(よーし、寝たふりしようっと)

 ポフッ

ライド「んー…ふかふかだ…」スリスリ

ライド「ふぁ…何か…いい寝心地…」ウツラウツラ

ライド(って、ダメダメ、寝たふり、寝たふり…ほんとに寝ちゃったらダメ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 寝ちゃった☆テヘペロッ
     1 目が覚めたら…あれれ…? 何か儀式的な…こと…何で、台座に寝かされてるのかな…?
     2 熟睡ちゃった。よく眠れたー
     3 物音で目が覚めた。しまった…あ、でも寝てたから、今起きたことには気づかれてない…? 作戦成功?
 4~6 待てども待てども、何も起きない…だと…?
 7~9 寝たふりしたら人が入ってきた。この隙に逃げる!


ライド「ふわぁぁぁ…」

ライド「………よく眠れた…」ボケッ

ライド「お水…」

 トプトプトプ…
 ゴクッ

ライド「ふぅ…」

ライド「…あれ?」

ライド「ここどこ…?」

ライド「……………………あっ」

ライド(やっちゃった…)シュン

ライド(今…何時なんだろう? 時間が分からない…)


 【安価下1】
 1 ドアをノックする
   ※採用された場合、コンマが5~0だと…
 2 退屈だなあ…
 3 その他、どうしよ?


ライド「…」

 コンコン

ライド「…」

ライド「…」

ライド「…あれ?」

 コンコン

ライド「誰かいますかー?」

ライド「…」

ライド「………誰もいない…?」

 ガチャ…
 バタ--ン

ライド「…あ、ドア、直ってなかった…」

ライド「…」スッ

 キョロキョロ

ライド「………誰もいないや…」


 【安価下1】
 1 ……よし、逃げよう
 2 ドアが壊れたままじゃかわいそうだ。直してあげなきゃ
 3 その他、どうする!?


ライド「今の内に…あっ…でも…」チラッ

ドア『壊れたまんまやで~かわいそやろ?』

ライド「…」

ライド「直してあげた方が、いいのかな…? 僕が壊しちゃったし…」

ライド「…うん」グッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ドアなんか直してる間にまた見張りが…(白目
 4~6 あ、でも工具がない…。どこかにあるかな? 探しに行こうっと
 7~9 直して逃げた

0こいー


ライド「よしっ、できた」

ドア『ありがとな、ぼく』

ライド「よーし、この隙に…」

*「部屋にお戻りください」

ライド「」

*「部屋にお戻りください」

ライド「……はい…」シュンッ

 バタムッ
 ガチャンッ

ライド「…」

 ボフッ

ライド(僕のばかばかばかばかばかーっ!)バタバタバタ

ライド(折角チャンスだったのに…ドアなんか直したから戻ってきちゃった…)

ライド(今度こそ…次こそっ、ちゃんと出ていこう!)グッ


 【安価下1】
 1 小火
 2 ノックからの、ドアから離れてねー
 3 その他、どう脱出しよう?


ライド「よーし…」

ライド「…………ちょっとだけにしよ…」

ライド「あんまり燃え広がらないように…」

ライド「小・劫火魔法」

 シュボォッ
 モクモクモク…

ライド「火事です、火事!」

ライド「開けて、助けて!」

 バンバンバン

ドア『叩かないでくれや』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 水魔法で鎮火された…
 4~6 今度は別の部屋に閉じ込められちゃったよ!!
 7~9 よーし、ばたばたしてる! 今の内に逃げるぞー!


 グイッ
 ドサッ

*「ここにいてください」

 バタムッ

ライド「…ええー…?」

ライド「何でこうなるの…?」

ライド「…むぅぅ…」

ライド「…」キョロキョロ


 【安価下1】
 1 あ、窓がある。ここから出れるかな?
 2 土の壁…かあ…。ここを掘って、出られないかなあ?
 3 出してよー、ってお願いしてみる
 4 その他、どうしよ?


ライド「…」

 コンコン

<はい

ライド「ここから出してください…」

<なりません

ライド「お願い」

<なりません

ライド「…」


 【安価下1】
 1 心を鬼にして…ドアから離れてね!
 2 泣き落としを試みる
 3 いいもん、っていじけて壁を掘る
 4 窓から脱出してやるもん!
 5 その他、どうしよ?


ライド「おーねーがーいーっ!」

ライド「出してよぅ…グスッ…」

ライド「ここから出して…くれなきゃ…ヒック…グス…」

ライド「ここから出してくれなきゃ…えーと…」

ライド「わ、災いが降りかかるもん!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やさしくない世界ゆえに、泣き落としなんか通用しない
 4~6 さんざん泣きわめいたり、怒ったりしてみたけど、疲れただけだった…
 7~9 めっちゃくちゃ、畏れられてる。ジュースとかお菓子とかが出てきた。おいしかった。……あれ? 違う…


<…

ライド「ねーえー、お願いだから出してよぅ…!」

ライド「お願いお願いお願いお願いお願いおーねーがーいー!」バタバタ

ライド「グスッ…出して…出してってばぁ…」

ライド「ねえって!」

ライド「ここから出してよぉ!」

 ・
 ・
 ・

ライド「はぁ…はぁ…」

ライド「……つかれた…」


 【安価下1】
 1 強攻策だ、もう
 2 窓から出るもん
 3 壁掘るもん


ライド(こうなったら…この壁を掘って出てやる…)

ライド(掘るもの…何か…)キョロキョロ

ライド「………手でいいや」

 ザッザッ

ライド「あ、爪の間に…いいや」

 ザッザッ

ライド「この壁掘って、出てやる…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 素手じゃ限界があった
 4~6 いい感じに掘ってたけど気づかれて、元の部屋に戻された…徒労…
 7~9 出れた。………ものすげえ山の中だ…


 ザッザッ…

ライド(いい感じかも…これなら…)

*「元の部屋にお戻り下さい」

ライド「!?」

*「こちらへ」ムンズッ

 ズルズル

ライド「あうあうあう…」

 ズルズル…

 ・
 ・
 ・

 バタム
 ガチャンッ

ドア『よう僕、また会うたな』

ライド「…はぁ…」

ライド「………どうしよ…? 社から出れたと思ったら…今度はここ…?」


 【安価下1】
 1 考えてもしょうがないから寝た
 2 その時、何やら外が騒がしくなったッ!!
 3 小・爆裂魔法!!


ライド「はあ…」

ライド「もういいや…」

ライド「寝ちゃおう…朝になったら…外に出れますように…」

ライド「Zzz…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 早く脱出しないから…
 4~6 ガタガタ揺れてる…あれ、ここどこだ…? 何で、ぐるぐる巻きに縛られてるんだ…?
 7~9 ほんとに朝になったら外に放り出されてた…。あれ…? あれあれ…? ここどこ?

ループ物でも良いじゃない!(ループ起こした本人


 ――?・?・荷馬車の中――

 ガタッ
 ガタゴト…

ライド「…?」

ライド「ムグッ…?」

ライド(あれ…? ここ、どこ…?)

ライド「…」グイグイ

ライド(何で…縛られてるの…?)

 パサッ

奴隷商人「…目が覚めたか」

ライド「…?」キョトン

奴隷商人「何だ…この目…? 高値がつきそうだな…」ニヤッ

ライド「?」モゴモゴ

奴隷商人「今日は大量だ…。薄気味悪い狂信者の中に、こんな上物がいたなんてな…ひゃははっ」

奴隷商人「暴れて縄の傷なんか作るんじゃねえぞ」

 パサッ

ライド(……………もしかして僕…売られかけ…?)

ライド(…………………おーまいがっ)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おーまいがっ
 4~6 オークションが白熱しています!! 現在、ライドくんの売却額は80万ゴールド(白目
 7~9 オークションが白熱してたけど、人身売買を嗅ぎつけてきた人らが検挙にきた! やった!
     7 暗夜王国の騎士達です
     8 バイス王国の王国兵士です
     9 新登場国の兵士みたいです


 ――バイス王国・薄暮の町・薄暗い会場――

*「現在60万ゴールド、60万ゴールド!!」

<65万だ!

*「はい、65万! 競売の品は世にも珍しい、虹色の瞳を持つ少年! 65万ゴールド!」

<70万!

<だったら80万出そう!

*「おっとぉ、80万! 80万ゴールドが出ました、さあ、他は!?」

ライド(おーまいが…)

*「80万ゴールドで決定か!? さあ、さあさあ、他にはいませんか!?」

 ドゴォォォォォォォォンッ

<王国軍だ、全員、その場を動くな! 逮捕する!

*「こりゃヤバい…!」ダッ

 ザワッ

王国兵士「逃げれば殺す!」

 ズバァァッ

ライド「っ…」

<うぎゃあああーっ!

<か、金をやるから見逃せ、頼む…!

<動くな、死ぬだけだぞ!!

ライド「…」フイッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 奴隷商人がライドを連れて、逃げ出す! えー…?
 4~6 助かった…。でも、ひとりぼっちだ
 7~9 王国軍に保護されちゃった。ラッキー


 パサッ

王国兵士「大丈夫だったかい?」

ライド「はい。ありがとうございます」ペコリ

王国兵士「…じゃあ、達者で」

 スタスタ

ライド「…」

ライド「……」キョロキョロ

ライド「…ここ、どこだろう…?」


 【安価下1】
 1 そう言えば、本で読んだぞ。知らない土地にひとりきりで放り出された物語の主人公は確か…
   A かわいい女の子と出会うんだ
   B 道端で眠って、飢えと寒さに耐えるんだ…っけ…?
   C お金を稼いで逞しく暮らすんだ
 2 町の人に、これまでライドが暮らしてた里が知らないか聞いて回る
 3 その他、どうしよ?


ライド「…そう言えば…お話だと」

ライド「知らない場所に放り出された主人公は…道端で眠って、飢えと寒さに耐える…んだっけ?」

ライド「…道端で…?」チラッ

道端『ここは寒いでぇ? かったいでぇ?』

ライド「…」ペタンッ

道端『どや…地面から寒気がぞぞぞっと上がってくるやろ?』

ライド「…」ブルッ

ライド「……読むのとやるのじゃ、大違いだ…」

ライド「………こんなところで、眠れる人なんているのかなあ…?」


 【安価下1】
 1 一晩泊めてくださいって、道往く人にお願いしてみる
 2 がんばって、道端で眠ろう…。住めば都、なんて言葉もあるし
 3 その他、どうしよ?


ライド「すみません…あの、一晩、泊めてもらえませんか…?」

主婦「…ごめんなさいね」

ライド「あっ…」

 キョロキョロ

ライド「…すみません、一晩――」

オカマ「あらやだ、かわいい…食べちゃいたいくらい…」ジュルリッ

ライド「なっ…何でもないです、食べないでーっ!」タタタッ

ライド「…町って…怖い…」

ライド「うぅ…」

ライド「でも…どこか…うーん…」


 【安価下1】
 1 すごく綺麗な身なりの女の人にお願い
 2 宿屋さん…
 3 店仕舞いしようとしてた道具屋さん


ライド「あ、あの…」

道具屋「ん? もう店仕舞いだよ?」

ライド「一晩…泊めてもらえませんか…?」

道具屋「うちは宿屋じゃないんだ。泊まりたいなら、ほら、向かいの…」

ライド「お金、持ってなくて…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダメだってさ…
 4~6 宿屋さんに話をつけてくれた。お手伝いするのを条件に、一晩だけ客室じゃないけど泊めてくれるらしい
 7~9 やさしくない世界にも、多少のやさしさはあるのだ


道具屋「…ううん…じゃあ、宿屋にちょっと話してあげるから来なさい。ダメでもしょげて店の前に座り込んだりしないようにな」

ライド「はいっ」

 ――で

宿屋「じゃあ…一晩は泊めてあげるけど、その分働いてもらおう」

道具屋「そりゃ良かった。じゃあこれで」

宿屋「はいよ」

ライド「ありがとうございました」ペコッ

道具屋「ん、じゃあね」ヒラヒラ

宿屋「早速だけど、夕食の時間だから支度を手伝ってくれるかい」

ライド「はい。何でもやります」ニコッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 すごく疲れた…。でも、屋根も壁もあるところで寝られた
 4~6 お客さんに話しかけられた
 7~9 よく働いたから、誉められた。ついでにちょびっとだけお金までもらえた。やった!


宿屋「ご苦労さん」

ライド「はいっ」ニコニコ

宿屋「よく働いてくれたから大助かりだ。少ないけど、お給料だ」

ライド「いいんですか…?」

宿屋「ああ、もちろん」

ライド「ありがとうございますっ」ニパァッ

ライド「えへへ…お金だ…」


 【安価下1】
 そして翌日…
 1 里に帰ろう! ルビーがきっと待ってる!
   A 場所が分からないから、里を知ってる人がいないか話しかけよう
   B とりあえず歩き出せば大丈夫だよね? 道はどこまでも繋がってるって言うし!
 2 朝早くから起きて、宿屋さんのお手伝い。特に言いつけられてはなかったけど
 3 その他、どうしよ?


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:50G
 所持品:ー

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女

掃除を生かす稼ぎ方…靴磨き?(粉ミカン
安価なら下


 ――バイス王国・街道――

ライド「あっるっこー♪ あっるっこー♪ わたーしはーげーんきー♪」

ライド「あーるくの、だいすきー♪」

ライド「どーんどーんゆーこーうー♪」

ライド「…」

ライド「里って…どっちなんだろ…?」

ライド「…まあいっか」

ライド「ふっふふふーん、ふっふっふふーん♪」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 お腹が減った! 水もない! 旅をなめてた…
 4~6 行商人と出くわした!
 7~9 ものすごぉぉぉーく、いちゃいちゃしてるバカップルと遭遇した


ライド「~♪」

 スタスタ

行商人「はぁ…もうすこし…ん?」

 バッタリ

ライド「…あ、こんにちは」ペコッ

行商人「どうも…」ペコッ

ライド「~♪」

 スタスタ

行商人「ちょっと、ぼく?」

ライド「はい?」クルッ

行商人「……ひとり?」

ライド「はい」

行商人「……その、かっこで?」

ライド「はい…。そうですけど…?」

行商人「…今なら安くしておくよ? ろくな装備もなしじゃ、もしもがあったら大変だ。何か買っていったらどうだい?」

ライド「おじさんは…商人さんですか?」

行商人「ああ、そうさ。さ、見てった、見てった」


 【安価下1】
 1 農作業用鎌:50G
   振り回して人を傷つけてはいけません
 2 保存食:50G
   3食分です
 3 その他、欲しいものがあれば
   ※50Gで足りそうなものにグレードダウンするか、ない、となります
 4 買わない


ライド「…この瓶は何ですか?」

行商人「ああ、薬草をすり潰したものだよ。そのまま飲んでもいいし、水に溶いて飲んでもいい」

行商人「傷の治りを早めてくれるお薬にはなる」

ライド「これ、いくらですか?」

行商人「1つ50ゴールドだよ」

ライド「…じゃあ、これひとつください」

行商人「はい、まいど」

ライド「じゃあこれで」

行商人(えっ、それだけっ…?)


 【安価下1】
 1 お腹がすいた(真顔
 2 魔物が現れた(武器がない
 3 ものすごく怖い顔のおじさんが、道をとおせんぼしてる…(震え声


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:0G
 所持品:傷薬

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


ライド「あの…」

おじさん「…」ギロッ

ライド「通してください…」

おじさん「ダメだ」ギロッ

ライド「…お願いします」

おじさん「ダメだ」ギロッ

ライド「…」グスッ

おじさん「…泣いてもダメだ」ギロッ

ライド「…」スッ

 バッ

ライド「じゃあこっちから…」スッ

 ババッ

おじさん「…」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 どうして通っちゃいけないの?
 2 おじさんの前に座り込む。通っていいことになるまで、こうして待つ
 3 その他、どうしよ?


ライド「…」

おじさん「…」

ライド「…」ペタンッ

おじさん「おい」

ライド「はい?」キョトン

おじさん「何で座った?」

ライド「通っていいことになるまで、待とうと思って…」

おじさん「ずっとダメだ」

ライド「…ずっと、っていつまでですか?」

おじさん「ずっとはずっとだ」

ライド「…」

おじさん「通りたければ500ゴールドを払え」

ライド「お金ないです…」

おじさん「じゃあずっと通れないな」


 【安価下1】
 1 でも座り込んで待つ。根比べだ
 2 引き返して迂回しよう
 3 その他、どうしよ?


ライド「…」スクッ

 パンパン

おじさん「諦めたか」

ライド「さようなら、おじさん」ペコリ

おじさん「お、おう…」

 スタスタ

おじさん「…?」

 スタスタ

ライド(迂回しようっと…。森の中を突っ切れるかな…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 森の中は魔物がうじゃうじゃだ!
 4~6 森の中に入ったら、木のうろが洞窟になってた。………入ってみようっと
 7~9 迂回できた。やった! 遠くにおじさんの背中が見える。効率悪いことしてるなあ


 ガササッ

魔物A「ガルルルル…」

魔物B「ガァアアウッ!」バッ

ライド「う、わっ…!?」ドサッ

魔物C「ガァウッ!」

ライド「こっちも…あう…囲まれた…」


 【安価下1】
 1 中・火球魔法
 2 大・爆裂魔法
 3 その他、どうしよ?


魔物A「ガルルル…」

魔物B「ガルルル」

魔物C「ガァウッ!」

 ジリッ…

ライド「っ…」

魔物A「ガァアアアアウッ!!」バッ

ライド「大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ふぅー…って思ったら、またまた出てきた…
 4~6 魔物がビビって来なくなった
 7~9 魔法の爆音を聞きつけて人がやってきた。新キャラか、新キャラなのか!?
     A 森の中で魔物に囲まれてわたわたしてた人
     B 狩人
     C 森の中で大繁殖中の魔物退治を依頼で引き受けていた戦士さん


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 魔物をやっつけてたけど、あぶなっかしくやってたら颯爽と女の人が助けてくれた
 奇数 あれ…魔法の効かない魔物が出てきた…
 ※0は偶数扱いなんやで~

ヤバい(確信


ライド「ふぅ…どうにかなった…」

 バサァッ
 ドゴォォンッ…

ライド「木が…え、えっ…? お、おっきい…」

魔物「コケェェッ!」

ライド「…トリだ…」

魔物「コケッ」ギロッ

ライド「…あれが鳥頭…」ボソ

魔物「コケッコォォォォォ――――――――――ッ!」バサァッ

ライド「大・火球魔法!」

 シュボォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

 木々を薙ぎ倒して現れた、巨大なトリ型の魔物にライドが大きな炎の塊を3つぶつけた。
 火球は魔物に直撃すると周囲の木々を燃やしながら周囲を炎の海へと変じていく。

魔物「コケェエエエエ――――――ー―――――ッ!」ドドドッ

ライド「嘘っ…効かないの…!?」

 炎の中から、魔物が突進してくる。
 慌ててライドが飛び退いたが、素早く魔物は反転して、人間を丸ごとついばめてしまえるような巨大な嘴で突つき始める。

魔物「コケッ、コココココッ!!」

 ズドドドドドドドッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あかん…これあかん…
 4~6 爆裂魔法で自分を吹っ飛ばして免れた
 7~9 股下に滑り込んでどうにかことなきは得たけど…どうしよ?


ライド「が、あがっ、ががっ…!?」

 鋭い嘴が、小刻みにライドの身体を突つき回す。
 地面を転がった拍子に嘴からは逃れたが、ほんの数度でライドは全身に酷い痛みを感じていた。

魔物「コケッ…!?」キョロキョロ

ライド「っ…が…ぅ…」

魔物「コケッコォッ!!」クルッ

ライド「次に…あれやられたら…痛っ…」ズキッ

魔物「コケッコッコォォォオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――ッ!!」

ライド「っ…!?」


 【安価下1】
 1 木の陰へ隠れる
 2 軽めの爆裂魔法で自分を吹っ飛ばして逃亡をはかる
 3 その他、どうしよ?


ライド「くっ…!」ダッ

魔物「コケェエエエエ――――――――――ッ!」

 起き上がったライドが、背を向けて魔物から離れる。
 猛突進してきた魔物が嘴を激しく繰り出すが、その前にライドは木の陰へと身を潜めた。

 ドゴォォォッ
 ドゴゴゴゴゴゴッ

 ミシミシィッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 木なんか余裕で折られて、しかも下敷きになっちゃった…こりゃ死ぬね…
 4~6 削られた木が魔物の方に倒れた。さすがトリ頭…バカだ
 7~9 助けろよ、誰か!! 新キャラ来いよ!! ひとりじゃ進めづらいんだよ、お話が!!


 バサァァッ

ライド「えっ――?」

 ドサァァァッ

ライド「あがっ…ぐ…ぅ…」

魔物「コケッ…」ズシッ

ライド「痛っ…木が…足に…っ…外れないっ…!」グッ

魔物「コケッコォォォオオオオオオオオ――――――――――――――――――ッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 良いコにも厳しいコンマ神…でっどえーん
 7~9 だーかーらー、だーれーかー、助けろ!!


 グシュゥゥッ…

ライド「っ――」

魔物「コケッ…」ムシャッ

ライド「ぁ…や、め…ぎゃっ…が…」

 ズリュッ

魔物「コッコッコッ…」

 ズリュッ
 ズチュッ
 グチュッ…

ライド「」

魔物「コケッ」


                             ―――――― DEAD END


王子「…うーん…コンマが悪かった」

王子「あと、あれです。良いコとしてね、良いことをするのは全然かまいません」

王子「でも、良いことばっかりじゃお話が進まないこともあるからね…」

王子「うん」

王子「さ、気を取り直してリトライしよう!」


 【安価下1】
 1 >>562
 2 >>564
 3 >>569


ライド「が、あがっ、ががっ…!?」

 鋭い嘴が、小刻みにライドの身体を突つき回す。
 地面を転がった拍子に嘴からは逃れたが、ほんの数度でライドは全身に酷い痛みを感じていた。

魔物「コケッ…!?」キョロキョロ

ライド「っ…が…ぅ…」

魔物「コケッコォッ!!」クルッ

ライド「次に…あれやられたら…痛っ…」ズキッ

魔物「コケッコッコォォォオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――ッ!!」

ライド「っ…!?」


 【安価下1】
 1 木の陰へ隠れる
 2 軽めの爆裂魔法で自分を吹っ飛ばして逃亡をはかる
 3 その他、どうしよ?


ライド「中・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォッ

魔物「コケッ!?」

ライド(これでっ…!)ドサァッ

ライド「痛い…けど…離れられた…今の内…!」タタッ

ライド(ここら辺は根っこが多いから、砂煙があんまり上がらなかった…)

ライド(でも…すでに火は放ってるし、炎と黒煙で、多少の目くらましにはなる…といいな…)

魔物「コケェェェッ!!」

ライド「痛っ…ああっ、もう…痛いよっ…」

ライド「がふっ…あれ…けっこう…ダメな傷なのかな…?」ベトッ

ライド「………考えないように、しよ…」

ライド「とにかく、今は逃げなきゃっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、回り込まれてしまった(白目
 4~6 あかん…何か目の前が、ふらふらーってして…逃げられたと思ったのになぁ…
 7~9 どうにか逃げ切った…でも全身痛いし、まともについばまれて、骨とか折れてそう…痛いよぅ…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 甲冑の(暗夜王国のそれとは違う)騎士が助けてくれた
 奇数 逃げ切って、人に出会えた! ほっとしたのも束の間、目を見られて…えっ…? ただでさえボロボロなのに、精神的にも傷ついた
 ※0は偶数扱いです


 ――バイス王国・田舎の村――

ライド「っはぁ…はぁ…村…? 人が…いる…」

村人「っ…大丈夫か、どうした、坊主?」

ライド「森で…魔物、に…」

村人「そりゃ、大変な…っ」

ライド「…あの…すみませんが…」

村人「でっ…出てけっ!」

ライド「……ぇ…?」

村人「気味の悪い目…で、出ていけっ! ここから出てけっ…!」

村人「こっちへ来るな…!」

ライド「そん…な…」

村人「で、出ていかねえと、こうだぞっ!」パシッ

 ヒュンッ
 ゴッ

ライド「痛っ…!? 石…?」

村人「出ていけっ!」

 ザワザワ…

ライド「っ…」グッ

 ヨロッ
 タタタッ


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:0G
 所持品:傷薬

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


―――――

 今夜はここまでです
 どうもありがとうございました


王子「ライドくん、今のとこ悪いことなんて小火を起こした程度なのに…可哀想だね」

王子「まあでもコンマ神が基本的には悪いはず! え、何で俺が出てきたかって?」

王子「戦闘の時のちょっとしたアドバイスをするためだよ!」

王子「ご存知の通り、魔法というものがあります」

王子「魔法は魔力が尽きない限りは使えます。が、魔力が切れちゃったり、魔法が効かない相手とかも出てきます」

王子「そういう時は武器を使って戦いましょう、というアドバイスです。当然だろって? ………だって、武器買ってくれなかったんだもん…」

王子「近接武器だけでも身体能力高ければ充分に凌げます」

王子「魔法が効かない相手じゃなかったり、魔力が十全にあれば魔法だけでも戦うことができます」

王子「でも、折角のファンタジーな世界だよ! 剣と魔法で戦う、これぞロマンじゃない! …まあ、武器は剣に限定しないけど」

王子「とにかく、武器と魔法、このコンビネーションが大事なわけです。エルみたいにパワー極振りだとその限りじゃないけど…」

王子「エルは結局、治癒魔法しか、魔法は使わずに終わっちゃったしね…ははは…」

王子「そんなわけでね、早く武器を持とう! 手に入れよう! できるだけ、手に入れやすくはなってるから!」

王子「それと…安価の選択肢でのアドバイスもちょろっと」

王子「頭脳値が高いと良い選択肢が多く揃えられます。頭が悪いと、エルみたいにあまり良い選択肢が登場してきません」

王子「だけど、表示される選択肢はキャラ固有の考え方とかにも影響を受けてて、必ずしも最善のみが表示されるわけじゃないんです」

王子「ライドはとってもいいコだけど、だからこそ、ムダなことを…っていう選択肢も出てます。実際、何度か選ばれてます」

王子「ダメとは言わないんだけど…まあ、うん…何? 折角のチャンスを棒に振っちゃったり…さ?」

王子「そういうこともあるからね、うん…。根はとっても良いコだから、ちょっと過激な選択肢でもアフターケアとか勝手にしたりするし…」

王子「うん、あんまり品行方正でいすぎると、やさしくない世界だから良くないことにもなりかねないよ、って」

王子「…これくらい、かな?」

王子「うん、多分、こんな感じ…のはず」

王子「ちなみに、エル編は割とすぐに終わっちゃったけど、作中の経過時間はけっこう使ってるよ」

王子「強制労働所を出るまでで大体、3ヶ月…コキュウトス脱出までにさらに1ヶ月くらい、風鳴の村までで半年弱…?」

王子「そっからさらに王都までで…まあ、3、4ヶ月…。合計で、えーと…1年くらい? 大体ね」

王子「スピカが優秀だったなら、そろそろ学院を卒業してたりしてもいいくらいの頃合いになってます」

王子「なので、そろそろ出てきてないキャラは何かしらの進展があったかも知れません。シリウスの封印道具探しも運が良ければ終わってるはず」

王子「こんな具合だから、元主人公キャラとの出会いも楽しみだね」

王子「さてさて、ライド編はどんな風に進んでくのか、今から俺も楽しみです」

王子「以上、皆の王子様でした! また次の更新の時もよろしくね! おやすみなさい!」


王子「さてさて!」

王子「今のとこ、ほとんどいいことなしの良いコちゃんのライドくん!」

王子「本日はどうなるんでしょうね…」ブルブル

王子「がんばっていきましょう」


 【安価下1】
 1 傷薬使用
 2 使わない


 ――バイス王国・街道――

ライド「粉…飲みにくそう…」

ライド「でも…」

 サラサラッ
 ングッ…

ライド「っ…げほっ…」

ライド「うぅぅ…」

 ゴクンッ

ライド「っ……はぁぁぁ…」

ライド「苦かった…」

ライド「痛っ…体中…もう…ボロボロ…」

 グッタリ

ライド「…」

ライド「……動けない…」


 【安価下1】
 1 でも、歩かなきゃどこにもつかない…
 2 ちょっと休憩…


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:0G
 所持品:ー

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


ライド「…でも…」グッ

ライド「歩かなきゃ…どこにも行けない…」

ライド「大勢が僕のこと嫌いでも…ちょっとくらい、親切な人はいる…」

ライド「きっと、会えるんだ…」

ライド「…そしたら…助けてもらえる…」

 ヨロヨロ

ライド「……でも…」

ライド「………途中で倒れたら…どうなるのかなぁ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして行き倒れた
     1 でっどえーん
     2 ゴリゴリと何かが削られていくぅーっ
     3 地獄に仏。やさしくない世界にやさしいひと
 4~6 冷たい雨に打たれながら、また小さな村に辿り着いた…
 7~9 もうダメぇー…ってとこで、旅人に助けてもらえた


ライド「…変なこと考えたら…寒気が…」ゾクッ

ライド「あっ…」

 バタッ

ライド「はぁ…はぁ…」

ライド「…魔物…いるのかな…?」

ライド「………こんなとこで、倒れてたら…食べられちゃう…」

ライド「でも…もう、動けない…」

ライド「…折角…お外に、出られたのに…なぁ…」



                                 行き倒れ ――――― DEAD END



王子「コンマ神がここまで鬼畜だなんて…」

王子「さ、リトライいくよ!」


 【安価下1】
 1 >>597
 2 >>599


 ――バイス王国・街道――

ライド「粉…飲みにくそう…」

ライド「でも…」

 サラサラッ
 ングッ…

ライド「っ…げほっ…」

ライド「うぅぅ…」

 ゴクンッ

ライド「っ……はぁぁぁ…」

ライド「苦かった…」

ライド「痛っ…体中…もう…ボロボロ…」

 グッタリ

ライド「…」

ライド「……動けない…」


 【安価下1】
 1 でも、歩かなきゃどこにもつかない…
 2 ちょっと休憩…


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:0G
 所持品:ー

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


ライド「ちょっと、だけ…休憩…」

ライド「はぁ…」

ライド「…」

ライド「…痛い…」

ライド「……休んで、治ったらいいなあ…」


 【直下 コンマ判定】(傷薬:+1)
 1~3 ちょびっとだけ楽になった
 4~6 傷は痛むけど、体力はそれなりに回復した
 7~9 問題なく歩けるくらいに回復した




ライド「ふぅ…」

ライド「…ちょっと休んだら、ちょっと楽になったかも…」

 ズキッ

ライド「っ…まあでも…あのままよりは、マシだったかな…?」

ライド「よしっ…歩かなきゃ」

ライド「ルビー…待っててくれるかな…?」

 ・
 ・
 ・

ライド「…立て札…?」

看板『右:闘技城都市』

看板『左:城塞都市』

ライド「……うーん…」


 【安価下1】
 1 右にいこう
 2 左にいこう




ライド「闘技城都市…って…何なんだろう…?」

ライド「こっちにしようっと」

 トトトッ

ライド「~♪」

ライド「…?」

ライド「…………闘技城都市…」

ライド「闘技…戦う…お城…?」

ライド「……物騒なところなのかな…?」

ライド「…」

ライド「まあいっか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とか思ってたら、物騒な人らに囲まれた…他人の迷惑を顧みずに、腕鳴らしと称して通行人を襲うチンピラ
 4~6 闘技城都市…の前に、青花の町についた。青いお花の咲くキレイな町です
 7~9 あっ、魔物に囲まれてる人がいる!


 ――バイス王国・青花の町――

ライド「…綺麗なお花…」

ライド「…早速――」


村人『気味の悪い目…で、出ていけっ! ここから出てけっ…!』


ライド「…でも…どうしよう…?」


 【安価下1】
 1 …うすーく、うすーく目を開けて、目の色を見られないようにしながら…
 2 でもお金もないし…花畑だけ、さらっと眺めるくらいにしておこう…
 3 その他、どうしよう?


 ――バイス王国・青花の町・花畑――

ライド「うわぁ…」

ライド「すごい…向こうの方まで、ずっとお花が咲いてる…」

ライド「…」

ライド「…すごい…」

ライド「……すごい…けど…」

ライド「…………すごいって言葉しか出てこない…」orz


 【直下 コンマ判定】
 1~3 人目を気にして、そそくさと早めに切り上げた
 4~6 花畑の中から手が出てきて、足を掴まれた。ひええええっ!?
 7~9 感激してたら町の人に声をかけられた


ライド「語彙がない…」ズ-ン

*「見かけない顔だねえ」

ライド「!?」ドキッ

ライド「ど…どう、も…」

*「うんうん…この時季、この花畑を見に人がやってくることもあるからねえ…」

*「良かったら、これ…どうぞ」つサンドイッチ

ライド「い…いいんですか…?」

*「どうぞ」ニコニコ

ライド「……ありがとうございます」

*「ごゆっくり…」ノソノソ

ライド「…」ゴクリ

ライド「……おいしそう…」ジュルリ

ライド「いただきまーす」

 パクッ

ライド「♪」

ライド「久しぶりの…ちゃんとしたご飯…」

ライド「…おいしい…」ジ-ン

ライド「でも…すぐ食べきっちゃった…。余計にお腹が…」

 グゥゥゥ…

ライド「…///」


 【安価下1】
 1 ちょ、ちょっとだけ、町の中も見ようかな…?
 2 サイドイッチをくれた人が草刈りしてた。手伝ってあげた
 3 さて、もう行こうっと


 キョロキョロ
 スタスタ

ライド(人がいっぱいだ…)

ライド(…町に住んでる人以外にも、よそから人が来てる…?)

ライド(色んな格好の人がいる…)

ライド(面白いなあ…)


 【安価下1】
 1 何だかすごく、おいしそうな香りがした。ふらふらと惹かれていった
 2 お金さえあればなあ…。そうだ、お金を稼げばいいんだ!
   A 靴磨き
   B 酒場でお仕事させてってお願い
   C その他、何かあれば
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:0G
 所持品:ー

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


 ――バイス王国・青花の町・酒場――

店主「お手伝い?」

ライド「お願いします…」ワシワシ ←前髪で目を隠そうして手櫛中

店主「…うーん…でもなあ…」

ライド「何でもしますから」

店主「まあいいか…。あんまり金払いは良くないぞ」

ライド「はいっ!」ニコッ


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁×10Gゲット!

 【下2 コンマ判定】
 1~3 めちゃんこ疲れた…
 4~6 疲れたぁ…
 7~9 客の会話が聞こえてきた


 所持金:0G→940G

ライド「葡萄酒お待たせしました」

傭兵A「ん、ああ」

傭兵B「そうそう、それでな?」

ライド「ごゆっくりどうぞー」

傭兵B「西の滅びた町が、夜になると誰もいないはずなのにすすり泣く声が聞こえてくるんだと」

傭兵A「誰もいないのに誰が聞いたんだ?」

傭兵B「そりゃ知らねえけど、そういう噂だ」

傭兵A「嘘臭い話だな」

ライド(西の…滅びた町…? 夜になると、すすり泣く声…?)

ライド(誰か、困って泣いてるのかな…?)

店主「あそこのテーブル、拭いてきて」

ライド「はぁい」

店主「あと、店の裏が雑草伸び放題で汚いから、刈っておいて。鎌もあるから」

ライド「はい」

店主「よろしくー」

 ・
 ・
 ・

店主「ご苦労さん、じゃあこれ、給料ね」

ライド「ありがとうございます」ペコッ

ライド「あ、これ鎌…」

店主「あー、ぼろぼろだ…。いらないな、もう…」

ライド「…いらないなら…もらってもいいですか…?」

店主「いいけど…?」

ライド「ありがとうございますっ」ペコッ


 【安価下1】
 1 西の廃墟の町へ行ってみよう
 2 お買い物する?
 3 そう言えば冒険者は、こういうところで仕事を斡旋してもらうらしい…。何かできるのあるかな? 覗いてみる
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:巨大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:940G
 所持品:ボロボロの農作業用鎌

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


 ――バイス王国・青花の町・万屋――

*「いらっしゃい」

ライド「うわぁ…」キョロキョロ

ライド(色々置いてある…)

ライド(これ、何だろう…?)

ライド(あっちは…?)

 ウロウロ
 チョロチョロ

*(おのぼりさん…?)


 【安価下1】
 所持金:940G
 1 新品の鎌:100G
   新品だから草もよく刈れます
 2 鋭利な鎌:500G
   武器としても使えそうなくらい鋭利な刃の鎌です
 3 カラーコンタクト:1000G
   これを使えば瞳の色が変えられる…?
 4 押し花の栞:50G
   青い花を使った押し花の栞。お土産用
 5 その他、何か欲しいものがあれば

 A ボロボロの農作業用鎌を売る
   ※60G分値引きされます
 B うーらない
 ※特にアルファベットの併記がなかった場合、売らないものとして扱います

習得魔法が巨大~小・火球になってますけど極大じゃないんですか?


 >>633 指摘感謝です。直します

―――――

 所持金:940G→500G

ライド「…これ、ください」

*「はい、まいど」

ライド「あと…これ、下取り…できますか…?」ゴクリ ←初めての交渉

*「んー…まあいいよ。代金は、これね」

ライド「ありがとうございます」ペコッ


 【安価下1】
 1 西の廃墟の町へ
 2 住んでた里について聞き込み
 3 さっさと次へ行こう
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:500G
 所持品:鋭利な鎌

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女


ライド「…」キョロキョロ

ライド「あの、すみません…」

町人「ん?」

ライド「えっと…あの…ええと…」

町人「?」

ライド「……里を、探してるんです…」

町人「里…?」

ライド「森の中にあって、滝が近くにあって…ええと…」

町人「悪いけど、知らないな」スタスタ

ライド「あう…」

ライド「…僕もよく…知らないとこだからなぁ…」

ライド「…で、でも…知ってる人がいるかも知れないし、めげないぞっ」グッ


 【直下 コンマ判定】
 1~6 だれひとり…知らなかった…
 7~9 何か、やたら食いついてきた人がいた


ライド「あの、すみません…」

?「何か?」

ライド「あの…里を探してるんです…」

?「里?」

ライド「森の中にあって、近くに滝があって…」

ライド「えーと…あとは…た…祟り神…っていうのが、いて、祀られてた…ところで…」

?「祟り神?」

ライド「…は、はい…」

?「…ふっ…」

ライド「…?」

?「ふっ、ふふふふっ…ふふっ…」クスクス

ライド(…な、何かおかしいこと…言ったかな…?)

?「興味が湧いた。もう少し、詳しいことを教えてほしい」

?「ああ、そうだ。【安価下1】というんだ」


 【安価下1】
 何か変な人っぽい人のお名前+性別おなしゃす


アルクトス「森の中で、滝があり、祟り神…か」

アルクトス「恐らくは未開拓の地だろうな」

ライド「未、開拓…?」

アルクトス「まだ国が調査さえしていない、辺境のド田舎だ」

アルクトス「そこまで行くのが困難であったり、よそ者への抵抗が強かったりして、手つかずのままになっている場所だ」

ライド「…」

アルクトス「…と、なれば…そこは…ふっ…ふふふふっ…」

ライド「…何が…おかしいんですか?」

アルクトス「未知! ああ、何て素晴らしい響きだろうか!!」バッ

アルクトス「それは新たな知識が眠るもの! 新たな出会いが、インスピレーションが湧き出る神秘の泉!!」

ライド「…」←唖然としてる

アルクトス「それに祟り神だって? そんなのがいるなら、是非ともこの目で拝んでみたいものだ!」

アルクトス「なかなかにそそる…ふふっ…そこを探している、ということは、行きたいのかね?」

ライド「は、はい…」

アルクトス「わたしも聞いたことはないが、どうだろうか?」

アルクトス「その、謎の里について、わたしも興味を抱いた。ともにその地を目指してはみないかね?」

ライド「【安価下1】」

 1 …はい
 2 でも…僕といると…良くないことが、起きたり…
 3 その他、自由台詞


ライド「でも…僕といると…良くないことが、起きたり…」

アルクトス「良くないこと? 何だね、それは!?」ズイッ

ライド「っ…ぇ、えっと…や…疫病神…って…」

アルクトス「疫病神? 疫病神か! はっはっはっ、面白いじゃないか!!」

アルクトス「むしろ興が乗った!!」

ライド「っ…」

アルクトス「この世のあらゆる艱難辛苦をこの身で体験するのも、また一興…」

アルクトス「どんな厄災に見舞われようとも、このわたしの知的探究心の前に足止めは不可能というものだ! それを証明してあげよう!」

ライド「…」←唖然としてる

アルクトス「さあ、秘境にある謎の里へ、そしてそこに祀られる祟り神とやらへ会いに行こうじゃないか!!」

ライド(祟り神は…目の前にいるけど…)


 【直下 コンマ判定】(興奮してるアルクトスさん:+2)
 1~3 アルクトス「うん? そう言えば…キミの瞳――」ライド「っ…!?」バッ
 4~6 アルクトス「それとも嫌かね? このわたしが同行するというのは」
 7~9 アルクトス「待っていろ、未知よ、神秘よ!! 我が眼にその真相を焼きつけてくれよう! はっはっはっ!!」


アルクトス「それとも嫌かね? このわたしが同行するというのは」

アルクトス「どうしても嫌だと言われてしまえば、わたしはわたしで独自に目指すのみだが…」

ライド「い、嫌ってことはないですけど…」

アルクトス「では決定か? 決定だな!? そうであろう!? そうだとも、なあ、友よ!?」

ライド「【安価下1】」

 1 や、やっぱり…嫌です…
 2 友…? 友達…ですか?
 3 は、はい…
 4 その他、自由台詞


ライド「友…? 友達…ですか?」

アルクトス「当たり前だろう、一度でも親しく話をしてしまえばそれは友人だ」

アルクトス「何だ、友達のひとりもいなかったのか? ならば喜びたまえ!」

アルクトス「このわたしが、キミの最初の友達だ! ふはははははっ!!」

ライド「…」

ライド「……はいっ」ニカッ

アルクトス「いい笑顔だ、では、いざゆかん!」

ライド「はい!」

アルクトス「おっと…その前に」

ライド「何ですか…?」

アルクトス「親しい間柄だ、敬意を払ってくれるのはけっこう、しかぁーし!!」

アルクトス「敬語を必ずしも使わなければならない、ということはない。いいかな?」

ライド「…うんっ」

アルクトス「よし!」

ライド「うん!」

アルクトス「ああ、もうひとつ」

ライド「っ…今度は…何…?」

アルクトス「キミの名は?」

ライド「あっ…。ライドです」

アルクトス「うむ! では今度こそ、行くぞ、ライド!!」

ライド「うんっ!」

アルクトス「あ、まだあった」

ライド「今度は何っ!?」


 アルクトスが仲間になりました ▽


 【安価下1】
 1 廃墟の町の噂を喋ったら、アルクトスが猛烈な勢いでそこへ向かい始めた…。寄り道だよ…ね…?
 2 聞き込みには人が多い方がいい、ってことで闘技城都市へしゅっぱぁーつ!
 3 路銀がないから、お金を稼ぎましょう。ってなった


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:500G
 所持品:鋭利な鎌

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:声が大きい 変な人


アルクトス「早速、出発と行きたいが、いかんせん、わたしは金欠だ」

ライド「…僕、500ゴールドだけ…」

アルクトス「2人合わせて、800ゴールドだな。これは大変な事態だ」

ライド「300ゴールドしか…持ってないの…?」

アルクトス「細かいことは気にしない方がいい! この件について考えたところで、新たな発見はない! はっはっはっ!」

ライド「…」

アルクトス「さて、そういうわけで、金を稼がねばならん」

ライド「さっき…酒場でお手伝いさせてもらいました」

アルクトス「ふむ、酒場へ行って、何か依頼を受けてもいいかも知れんな」

アルクトス「よし、そうしよう! 行くぞ! 思い立ったらすぐに行動だ! はーっはははっ!」

ライド(うるさい…)


 【安価下1】
 1 盗賊退治:3000G
   最近、よく追いはぎをする盗賊どもの動きが活発になっている。30人くらいいるけど倒してきてちょうだい
 2 魔物退治:5000G
   ちょっと離れた森の中に、でっかくて魔法が効かないトリ型の魔物がいて暴れてるから倒してきてちょうだい
 3 闘技城までの護衛:3000~1万G
   闘技城まで行きたいから護衛をお願いします。1戦闘1000G追加で、最低でも3000G払うけど上限は1万Gでお願いします


盗賊頭「いいもんだなあ…」

腰巾着「親分の腕がありゃ、王国軍だろうが敵じゃありませんぜ!」

腰巾着「この調子で、どんどん略奪して、どんどん宝を集めやしょう!!」

盗賊頭「がはははっ、それも悪かねえ! お前ら、がんがん飲めぇっ!」

<うぇえええ――――――――――い

 ワイワイ

ライド(あんなにたくさん…悪い人…?)←隠れてる

アルクトス「なるほど…典型的な、井の中の蛙集団か」←堂々と立ってる

ライド「…え? あれ?」

アルクトス「聞けぇい、盗賊ども!!」

 ザワッ

盗賊頭「てめえ、何者だ!?」

腰巾着「この方をどなたと心得ている!? 正義の味方気取りなら、おとといきやがれ!」

アルクトス「我が名はアルクトス! 3000ゴールドというはした金で、貴様らを退治しろと請け負った者だ!」

親分「お、俺らがたったの3000ゴールドだと!?」

アルクトス「その程度で浮かれて、昼間から酒宴とは呑気な集団だな!」

アルクトス「さあ、このわたしが成敗をしてやるぞ。覚悟を決めろ!」

ライド「ノリノリだ…」


 【安価下1】
 1 とりあえず、中・爆裂魔法で様子見
 2 いっちゃえ! 極大・劫火魔法!
 3 アルクトスを眺めてる


盗賊頭「上等だ、てめえら、やっちまえぇっ!」

アルクトス「かかってくるがいい!」

ライド「中・爆裂魔法」

 カッ
 ドッゴォォォォォッ

<うぎゃあああっ!

<もうひとりいたぞぉー!

腰巾着「ちぃっ、2人も…!」

ライド「わ、こっち来た…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どうしても、ちょっと人を傷つけるのは気が引けちゃって…
 4~6 適当に魔法を乱発してたら寄ってこなくなった。ちょろい?
 7~9 魔法を乱発してたら、アルクトスが颯爽と盗賊頭をやっつけてた。あれ、もう終わり?


盗賊A「ガキこら、死に晒せぇえええええっ!」

ライド「っ…!」ダッ

盗賊B「どーこ行くんだよぉっ!? あああーんっ!?」ザッ

ライド「ぅ…あ…」

<とうっ、せいっ! ふははははっ! 我が剣捌き、見切れまい!?

<あーっはははははっ!

ライド「こ、来ないで…!」

盗賊A「来ないでぇぇ~…?」

盗賊B「んなこと言われて、行かねえ盗賊がいるかよ、ゴラァッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うぎゃー
 4~6 とっさに極大・劫火魔法使っちゃった。一瞬で殲滅しちゃった…(震え
 7~9 凌ぐ…凌ぎはするけど、何かこう…積極的に傷つけるのも…あれだし、あうあうあう…ってなってたら


ライド「こっ、来ないでよぉっ…! 極大・劫火魔法!」

 カッ
 シュゴォォォォォォォォォッ

盗賊A「うぎゃああああああ!」

盗賊B「あ、ああああっ、焼け、熱、熱、あああ、あああああああっ…!」

ライド「っ…」ビクッ

 ライドの放った劫火魔法が、周囲一体を紅蓮に染め上げた。
 大地が燃え上がり、盗賊達がたちまち灼熱の炎に飲み込まれて悲鳴を上げる。

 肉の焦げた臭いが鼻に届き、ライドは身をすくませて尻餅をつく。
 もうもうと黒い煙が天高くへと上っていく。悲鳴さえもおさまると、炎は自然に消え去り、炭となった人間だったものがごろごろ転がっていた。

ライド「ぁ…ぇ…?」

アルクトス「――凄まじい威力だな」

アルクトス「その年で、これほど強力な魔法を放つとは…」

ライド「っ…あ、アルクトス…」

アルクトス「何で怯えている?」

ライド「ぇ…?」

アルクトス「すごい活躍じゃないか。お陰で楽に済んだ」

アルクトス「あわよくば、こいつらの溜め込んだ宝でもちょっとだけもらってやろうかと思っていたが、それまで燃えたな!」

アルクトス「だが、3000ゴールドはちゃんと手に入るんだ、良しとしよう!」

アルクトス「さあ、報酬を受け取ったら出発しよう! ライド、行くぞ! はっはっはっ!!」

ライド「う、うん…」

ライド「……僕のせいで、また…人が…」シュン


 所持金:500G→2000G
    (アルクトスと折半で1500G入手)


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2000G
 所持品:鋭利な鎌

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:声が大きい 変な人



―――――

 ちょいと休憩を…
 ありがとうございました


 ――バイス王国・街道――

アルクトス「ここで主人公、ひらりと身を転じて台詞!」

 バッ

ライド「そ、そこまでだっ!」

アルクトス「違う違う違ぁあああああ―――――――――――――う!!」

アルクトス「何なんだ、何なんだ、ライド! キミはダイコン役者か、そうじゃないだろう!?」

アルクトス「ここに至るまで、主人公は一体、何をしてきた? どんな思いで辿り着いた?」

アルクトス「それが分かればおのずと、そんな演技はしなくなるはずだ、さあ、もう1度!」

ライド「……これ…何…?」

アルクトス「演技指導だが?」

ライド「…演技…指導…?」

アルクトス「そうさ、このわたしが書いた脚本だ! いい話だろう? うん? 感想を聞かせたまえ、はっはっはっ!!」

ライド「…どうして、この主人公はパンを食べると右足だけが膨れ上がったすごいキックができるんですか…?」

アルクトス「そんな些細なことに疑問を持ってもナンセンスだ! 気にするべき事柄ではないぞ! ふははははっ!」

ライド「…どうして僕が?」

アルクトス「そこにキミがいた、それ以下でも以上でもない」

ライド「やめます」

アルクトス「何ぃっ!? ここにきて降板とはどういうことだ!? ガッデェエエエエ―――――――――――ム!!」


 【安価下1】
 愉快な夜です…
 1 寝ます、おやすみ
 2 アルクトスとコミュ
 3 その他、やりたいことあるのん?


アルクトス「まあいい」

アルクトス「…よっこいしょ、っと…」

アルクトス「…こうして、焚き火を挟んで向き合っていると…」

ライド「?」

アルクトス「何かこう、語らいのようなものをしたくなるな。そうではないか?」

ライド「……そう、かな?」

アルクトス「このわたしに、何でも話題を振ってみたまえ」


 ↓1~3 アルクトスとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおk


ライド「アルクトスは今まで、何をやってたの?」

アルクトス「色々だ!」

ライド「色々?」

アルクトス「人生を謳歌し、時に泣き、それ以上に笑い、喜怒哀楽の全てに触れる!」

アルクトス「楽しい、悲しい、ただそれだけの言葉では言い表せぬほど多くの体験を通じ、ありとあらゆる未知を探る!」

アルクトス「それこそが我が人生の設計図であり、道である!」

ライド「………脚本書いたり?」

アルクトス「それはほんの一端にすぎない。音楽も奏でよう、絵も描こう、戦いもすれば、酔って喧嘩して打ち負かされる」

アルクトス「自由気ままに旅をしては、そういったことを繰り返し続けてきたのだ」

ライド「旅人?」

アルクトス「有り体な言葉で言ってしまえばそうなる。――が、しかし! 人間は誰もが旅人である!」

アルクトス「そして、自意識ある存在は全て、自らの眼を通じてひとつの物語を綴る、主人公でもあるのだ!」

アルクトス「そういった意味でわたしは常に、己自身を高等遊民と称しているッ!!」

ライド「こーとー…ゆーみん…」

アルクトス「まあキミの理解はまだ追いつくまい。人生経験の差というものさ、ふははっ!」

ライド「あ、あとね、アルクトス。僕…ルビーと会いたいんだ」

アルクトス「誰だね? わたしの知り合いにはいないが」

ライド「あ、そっか…。えっと…僕が暮らしてた里の女の子でね、1回だけ一緒に遊んだの。それで、いつか結婚しよう、って…えへへへ」

アルクトス「何て純粋な…」ブワッ

アルクトス「そうか…そうか、我が友よ! 彼女がどこへいるかなど、顔さえ知らぬわたしには皆目検討もつかないが!」

アルクトス「多分、恐らく、きっと、それなりの可能性において、我らが求める未知の里にその少女もいよう」

アルクトス「必ず、ともに辿り着こう」

ライド「うん。………ん…でも、ね?」

アルクトス「どうした?」

ライド「…怖かったんだ…。人を殺しちゃったこと、が…。でも…ああするしかできなかった」

ライド「一体、どうしたら良かったんだろう…って…」

アルクトス「盗賊どものことか? あんなのを気にしては、いちいち無意味に心を傷つけるだけだ。気にしないことが1番良い」

アルクトス「例えば、今わたしが腰を下ろしている、この地面。誰もがこいつを踏みつけるが、可哀想と思うことはあるまい」

アルクトス「このように、どうしようもなく踏みつけるものだってある。あの盗賊どもも、そういったものだったと割り切るのだな」

ライド「…地面は、痛いって悲鳴をあげないよ」

アルクトス「だったら邪魔な羽虫を追い払って、羽虫がいちいち悲鳴を上げていたらやめるのかね?」

アルクトス「トリを捌く時、激しく抵抗して泣きわめくが、それで捌くのをやめる者だってそうそういないぞ」

ライド「動物や虫じゃなくて、あの人達は…同じ、人だもん」

アルクトス「いいや。人じゃない」

ライド「でもっ…」

アルクトス「人間とは、人と人の間に二本の足でどんと立ち、社会において正しいコミュニティーをとるからこそ人間だ」

アルクトス「あんなディスコミュニケーション集団を人間だなどと言っていたら、どうにもならん」

アルクトス「それでも心が痛むのであるならば、その痛みを緩和するような措置を取るほかはない」

ライド「…どうやって?」

アルクトス「簡単だ。強くなればいい。同じステージ上だからこそ、食い合いが起きるのだ。ならば圧倒的な強者として上に立てば簡単に平服する」

アルクトス「極大級の魔法を使うまでもなく、弱い魔法で充分な恐怖を与え、畏怖せしめれば獣であっても尻尾を巻いて逃げるのだよ」


 ――バイス王国・闘技城都市――

アルクトス「ふっふっふっ…ふふっ…ふはははははっ!!」

アルクトス「わたしがついに、ここへ来たぞ、闘技城都市よ!!」

 ザワザワ…

ライド(ものすごく…注目されてる…)

アルクトス「さあ、闘技城200年にも及ぶ、この歴史! 紐解かせてもらう! はーっはっはっはっ!!」

ライド「あ、アルクトス…?」

アルクトス「早速、わたしは調べものをしてくる。ライド、適当に時間を潰していたまえ! はーっはははっ!」タタタッ

ライド「…行っちゃった…」

ライド「…どうしよう…?」


 【安価下1】
 1 おかいもの?
 2 散策する
 3 ききこみ
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:2000G
 所持品:鋭利な鎌

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民


ライド「わあ…ここも、いっぱい、色んなものある…」

ライド「でも、よく分かんないのも…」

ライド「へえ…ふぅーん…」キョロキョロ

 ウロチョロ


 【安価下1】
 所持金:2000G
 1 バトルシックル:1000G
   戦闘用に改良された2つセットの鎌
 2 カラーコンタクト:1000G
   瞳の色を変えられるはず
   ※カラーは「黒」「茶」「赤」「青」「碧」から選べます。併記してね。併記がない場合は「茶」
 3 厚手のコート:700G
   毛皮をあしらったあったかそうなコート
 4 その他、欲しいものあれば併記
 5 買わない


 所持金:2000G→1300G

ライド「これ…もふもふだ」

ライド「…もふもふ」

ライド「…もこもこだし…」

ライド「えへへ…ふわふわぁ~♪」

*「…」

ライド「///」

ライド(お店の人…忘れてた…)

ライド「こっ…これ、ください…」

*「まいど」


 【安価下1】
 1 町を散策
 2 ききこみ
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:1300G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民


 トコトコ

ライド「…」キョロキョロ

ライド「今までで、1番人が多いかも…」

ライド「こんなにいっぱい人がいるなんて…お祭り…?」

ライド「…」

ライド「お祭りって…楽しいんだろうなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ところがどっこい、闘技城都市で通年開催されてるのは、喧嘩祭りです。巻き込まれた(白目
 4~6 野外会場で今日も元気に試合が行われてる。興味津々で見てたら…
 7~9 雑踏慣れしてないライドは通行人とぶつかった。そしたら、すごく叱られた


<うおおおおおおっ!

<そこだ、やっちまえ、そこ、そこ、ああああああっ、おいっ! 5000ゴールド賭けたんだぞ!!

<いいぞ、いいぞ、その意気だ!

ライド「何だろ?」ヒョコッ

ライド「わあ…戦ってる…」

<ズバァッ

<スパンッ

ライド「すごい…」

<カッ

<ドゴォォォォォォンッ

<勝負あった!!

<うわああああ、破産だぁああああああっ!!

<よっしゃあっ!!

ライド「…すごい、盛り上がってる…こういう、お祭り…?」←違います

<さあ、さあ、次は特別企画!

<戦いとは、譲れない思想同士の対立である!

<この度対立するのは、己が強い、というプライドではなく!

<ずばぁああありっ!! 犬と猫、どっちの方が愛らしいかだぁあああああっ!!

<愛犬家の我こそは、という同士達よ! 愛猫家の我こそは、という同士達よ!!

<即席チームバトルロワイヤルを開始するぞ! 最後まで立っていた戦士の方が、犬へ、猫への思い入れが強いという証明だ!!

<こぞって参加せよぉおおおおおお―――――――――――――――っ!!

ライド「犬と…猫…?」

ライド「【安価下1】」ボソッ

 1 犬の方がかわいいなあ…
 2 猫の方が好きだなあ…


ライド「犬の方がかわいいなあ…」ボソッ

 ガッ

ライド「痛っ…!?」

 グリグリグリ…

ライド「え、えっ…?」

少女「ね・こっ!!」ギロッ

ライド「え…えっ…?」

少女「猫よ、猫!!」

ライド「い、犬の方が…僕は…」

少女「猫の方がかわいいに決まってるでしょ、あんたバカぁっ!?」グリグリ

ライド「い、痛い、痛い痛い…」

少女「ステージに出なさい、猫の方がかわいいって証明したげるわよ!」ガシッ

ライド「え、ええっ…? あう、あうあうあー…」ズルズル

 ポイッ
 ドサッ

実況『さあさあさあ、両雄、並び立てぇっ!!』

実況『ステージから逃げ出せば一生、臆病者の烙印が押されるぞ!!』

実況『己が信ずる、かわいさを証明するためにッ!! 最後のひとりになるまで戦うのだ! スタァアアアアアア――――――――トッ!!』

 カンカンカ------ン

少女「いくわよっ…!」ダンッ

ライド「ええええええっ!?」


 【安価下1】
 猫派少女が襲いかかってきた! しかし、逃げ出して臆病者の烙印が押されるのは嫌だ!!
 1 鎌で応戦
 2 小・爆裂魔法で近づかせない
 3 小・火球魔法で牽制
 4 その他、どうしよ?


少女「でりゃあああっ!」

 ブゥンッ

ライド「ひえっ…!?」

 ギンッ

少女「鎌!? 変な武器を…使って!」

 ガチャッ

少女「え、あれっ、鎌に、引っかかって…!?」

ライド「やった、引っ掛けられた!」

 グイッ
 ブンッ

少女「ちょ、待っ…!」

ライド「え、待つ…?」ピタッ

 ポトッ
 ドテッ

少女「痛てて…」

ライド「…だ、大丈夫…?」

少女「ハッ――ちょ、ちょっと!?」バッ

ライド「何?」

少女「み…見た…?」

ライド「見た…って…?」

ライド「【安価下1】」

 1 かわいい、ねこの下着のこと…?
 2 スカートの中…? もこもこパンツなんだね、女の子って
 3 その他、自由台詞


ライド「…あっ、う、ううん!」

ライド「見てないよ! かわいい、ねこの下着なんて見てないよ!」

少女「…見てんじゃない…」ブチッ

ライド「え、あっ…ええっ!? み、見てない見てない…」

少女「じゃあ何で分かんのよ!? もう怒ったんだからね!」ジャキッ

ライド「え、え、え…? だ、だって仕方ない…」

少女「やっぱり見たーっ!」

ライド「理不尽だ…」ウルッ

少女「泣いたって、ムダなんだから、このぉーっ!」バッ

 ヒュォォォッ

ライド「あ、風が…」

少女「ひゃっ…!?///」バッ

ライド「ちょ、待って、ぶつか――」

 ガツンッ

ライド「きゅぅぅ~…」バタッ

少女「痛ったた…あれ、えっ…?」

少女「………ちょ、ちょっと、起きなさいよ! まだ、何もしてないじゃない!」

少女「こーらぁーっ!!」


 【安価下1】
 猫派で、下着までねこちゃんな少女のお名前+年齢おなしゃす
 ※少女に該当する年齢でお願いね。下限は13にしとくね。年上で全然ええんやで?

猫好きって設定だからやまねこ座の星にしようとしたらまた年齢書き忘れ
これってキャラの名前の時に名前だけじゃなく
◯◯ 年齢 性別みたいな感じで書いとけば大丈夫ですかね?


ライド「ぅ…?」パチッ

ライド「…あれ…? 僕…そう言えば、ねこのおパンツ――」

 ガツッ

ライド「痛いっ…!?」

アルエレナ「わ す れ て」

ライド「…は、はい」

アルエレナ「…ほんとに忘れた?」

ライド「が、がんばる…」

アルエレナ「…そう、じゃあいいわ」

ライド「…えっと…介抱してくれたの…?」

アルエレナ「だったら何よ?」ツンッ

ライド「ありがとう」ニコッ

アルエレナ「ば、バッカじゃないの!? お礼言われる筋合いないでしょ!?」

アルエレナ「そもそもあたしが無理やり引きずり上げたのにお礼言うなんて、頭おかしいんじゃない!?」

ライド「え…あ、う、うん…」

アルエレナ「…まあいいわ。あたしはアルエレナ。あなたは?」

ライド「僕は、ライド…」

アルエレナ「そっ、じゃあね、お話があるの」

ライド「…お話…?」

アルエレナ「犬と猫なら、猫のがかわいいわよね? ねっ?」ズイッ

ライド「【安価下1】」

 1 …う、うん…
 2 猫…そんなに好きなんだ…。パンツにしちゃうくらいだもんね…
 3 その他、自由台詞


ライド「猫…そんなに好きなんだ…。パンツにしちゃうくらいだもんね…」

 ガスッ

ライド「~~っ…はにゃ…鼻、がぁ…」

アルエレナ「忘れてって言ったでしょ。バカなの?」ギロッ

ライド「ごめんなさい…」フルフル

アルエレナ「分かってないでしょ…?」

ライド「…何を…?」

アルエレナ「あああああ、もうっ!!」

アルエレナ「やっぱり分かってない、絶対絶対、ぜぇ―――――ったい、分かってないぃぃっ!」ワシャワシャワシャ

ライド「頭かゆいの? 洗った方がいいよ?」

アルエレナ「ああん?」ギロッ

ライド「ひっ…」

アルエレナ「…………ふんっ、まあいいわよ、いちいち目くじら立てるくらい子どもないし」

ライド「……いくつ?」

アルエレナ「…14」

ライド「………僕と1個違い?」

アルエレナ「尋ねられたってあんたの年齢なんか知らないわよ」

ライド「あ、そっか」

アルエレナ(何こいつ…こっちのペースが乱される…)

アルエレナ「もういいわよ、あんたなんか。ほら、捕まえて悪かったわね、さっさと行けば?」シッシッ

ライド「【安価下1】」

 1 ねえねえ、あのねこちゃんのパンツ、かわいかったからもう1回見せて?
 2 あ、うん…えーと…………ここ、どこ?
 3 ねえねえ、アルエレナってここで何をしてる人なの? この町の人?
 4 その他、自由台詞


ライド「あ、うん…えーと……………ここ、どこ?」

アルエレナ「救護室」

ライド「…きゅーご、室…」

アルエレナ「……て言うか、あんた、旅してるの? 宿とかは?」

ライド「泊まるところ? 決まってないよ?」

アルエレナ「…今日、ここに来たとか?」

ライド「うん」

アルエレナ「…え」

ライド「?」

アルエレナ(もしかして、あたしが引き止めちゃったりしたから、色々とこいつのスケジュールが…?)

アルエレナ(あれ、あれっ? ちょっと、これじゃあたしが悪者みたいな…)

ライド(アルクトス…どこにいるんだろう…? どこにいればまた会えるのかも分からないし…)

アルエレナ「………と、泊まるところがないんなら?」

ライド「?」

アルエレナ「何の宛てもなくって、すごく困ってるって言うんなら、の話よ?」

アルエレナ「と、泊めてあげてもいいけど…べ、別にそんなことないわよね?」

ライド「【安価下1】」

 1 泊めてくれるの!? ありがとう、アルエレナ!
 2 …何か嫌そうだから、大丈夫。ありがとうね
 3 その他、自由台詞


ライド「泊めてくれるの!? ありがとう、アルエレナ!」ギュッ

アルエレナ「ちょ、そんな急に手なんか握んないでよね!」バッ

ライド「あ、ごめん。えへへ」ニコッ

アルエレナ「うっ…ま、まあ…分かればいいのよ、分かれば」

アルエレナ「じゃ、じゃあ、ついてらっしゃい」

ライド「うん」

ライド(ちょっと怖いけど、すごくいい人だ…)ホクホク

アルエレナ(こいつ、警戒心ってのがないのかしら…? わ、悪くはない…けど…やっぱり調子が崩される…)


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:1300G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳


―――――

 今夜はここまでです
 ありがとうございました

 やっと、ほのぼのできそうだ、やったー!!!!!


 >>699

王子「うーん…」

王子「難しいなあ、どうしようかな…」

王子「でも…やっぱり、安価で募集していることについてのみ、書いてもらいたいです」

王子「余分に書かれちゃっても、何か奇妙な混乱をきたしそうで…主に>>1が。ごめんね」

王子「だから、書き忘れに気をつけてもらいたいです。ご理解を願います。ごめんね?」


王子「やるよ」

王子「新キャラのアルエレナとライドくんはどんな関係を築くのか、大事だね!」

王子「鬼畜コンマ神には屈せずにがんばろう!」

王子「…いきなりコンマ判定なんだけどね」


 【直下 コンマ判定】
 アルエレナに泊めてもらえることになった!
 1~3 老舗と言えば聞こえはいい、超おんぼろ宿屋の娘さんでした
 4~6 闘技城に留まって修行をする戦士達用の安い宿泊施設があるようで、アルエレナとそこで一晩です
 7~9 わあ、お金持ちだ、高級ホテルだ


 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

アルエレナ「パパ、このコ、泊めてあげて」

パパ「またか…やれやれ…」

アルエレナ「やれやれって何よ、もうっ」プイッ

ライド「よろしくお願いします」ペコリ

パパ「部屋は…ここで、いいかな。アルエレナ、案内してあげて」

アルエレナ「パパの仕事でしょ?」

パパ「いいから」

アルエレナ「もうっ…こっちよ、来なさい」

 スタスタ

アルエレナ「この部屋ね」

ライド「うん、ありがと――」ガチャッ

汚部屋『やあ』

ライド「…え」

アルエレナ「何これっ!? ちょっt、パパ、ちゃんと掃除してるの!?」ドスドス

<あれ、してなかった?

<こんなだからお客さんも来ないんでしょ!?

ライド「…うわあ…」

ライド「【安価下1】」

 1 お掃除のしがいがありそう…
 2 ここで寝て…変な病気、ならない…?
 3 …ロビーで待ってたらいいのかな…?


ライド「ここで寝て…変な病気、ならない…?」

アルエレナ「なるはずないでしょ!」

ライド「うわっ…!?」

アルエレナ「ほら、どいて、掃除するから。ったく、何でわたしがこんなこと…」ブツブツ

 ザッザッ
 フキフキ

ライド「…」


 【安価下1】
 1 手伝う
 2 待ってる


ライド「…」スッ

 ジャブッ
 ギュゥゥッ

アルエレナ「?」クルッ

アルエレナ「何、してるの?」

ライド「雑巾しぼってる。これでいいかな」バッ

ライド「よーし、がんばるぞー!」


 【直下 コンマ判定】(特技:+3)
 1~3 ー
 4~6 ぴっかぴかだよ!
 7~9 パパさんにお気に入り認定された。お婿にきていいよ、って


 キラリ---------ン
 ピカピカピカ…

パパ「おおおおっ!!」

アルエレナ「何で客室だけじゃなくて、宿全体まで…」

ライド「ふぅぅ…疲れた」

パパ「キミ!」バッ

ライド「は、はいっ…?」

 ギュッ

パパ「どうだい、うちの宿屋、継がない? アルエレナはちょっと…いや、少し…あー、かなり…面倒臭いコだけど、根はやさしいんだ」

パパ「そこにキミのこのお掃除パワーが加わればきっとうまくやっていけるよ!」

ライド「え、えっ?」

 スコ-----ン

パパ「痛いっ!?」

アルエレナ「パパ、何言ってんの?」ギロッ

パパ「は、ははは…目もいつのころからか、怖くなっちゃったけど、根はやさしいから――」

アルエレナ「ライドは客なのに掃除させるとか、自分が不甲斐ないと思わないの!?」

アルエレナ「パパっていつもそう、お仕事は何だって適当でお客さんがこなくてカツカツなのにへらへらしてて!」

アルエレナ「大体ね、パパは…」

パパ「ははは…」

ライド(仲良しだ…)

アルエレナ「早くご飯の支度をしてぇー!」

パパ「はいはい、今すぐ、ははは」


 【安価下1】
 1 そう言えばアルクトス…
   A まあいいや、ふらっと戻ってくるよね。ねよねよ
   B そろそろ探しに行った方がいいのかなあ?
 2 アルエレナとコミュ
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:1300G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市のボロ宿屋の娘 14歳


アルエレナ「はあ…」

ライド「ご馳走さま」

アルエレナ「はいどうも…」

ライド「…どうかしたの?」

アルエレナ「…べっつにぃぃ…?」ムスッ

ライド「疲れてる…?」

アルエレナ「…まあね…」


 ↓1~3 アルエレナとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおkです

アルクトスって人見なかった?にぎやかな人なんだけど

アルクトス迎えに行かなきゃ 忘れてた……

闘技城について
自分でも出られるのかとか


ライド「お父さんのこと嫌いなの?」

アルエレナ「嫌いじゃないわよ」

ライド「…そうなの?」

アルエレナ「でも…ダメダメのポンコツなんだもん…」

アルエレナ「ママが死んじゃってから、パパが宿屋の仕事をちゃんとやるようになったけど…ちゃんとできてないし…」

アルエレナ「お客さんなんか、月に1回来ればいいくらい…」

アルエレナ「お客がこないからってお掃除もしないし、のんきに1日中座ってるだけ…。余計に客がこないし…」

アルエレナ「たまにお客さんが来ても、掃除とかしないから部屋は汚くてすぐ帰っちゃうし、リピーターなんかゼロ」

アルエレナ「あーあ…」

ライド「た、大変なんだね…」

アルエレナ「まあでも、あたしにかかればどうってことないんだけどね」

ライド「どういうこと?」

アルエレナ「こんなでも稼業だし、潰すわけにはいかないからあたしが闘技城でファイトマネーゲットして養ってあげてるの」

アルエレナ「ふふん、すごいでしょう?」

ライド「へえ…」


 【安価下1】
 >>725って、コミュ内容? ひとりごと的な?
 1 せやで
 2 >>727いけや
 ※>>724もちゃんとやるから安心してね


ライド「闘技城…って、何なの?」

アルエレナ「…知らないの?」

ライド「うん」

アルエレナ「この街のど真ん中にある、でっかいお城のこと」

アルエレナ「あの中はアリーナになってて、たくさんの人が戦うのを見るの」

アルエレナ「戦士達のメッカになってて、毎日、何かの試合が行われてるの」

ライド「へえ…」

アルエレナ「で、アリーナ以外にも色んな会場が街の中に点在してて、そこでも野試合がたくさん行われてるの」

アルエレナ「あんたを巻き込んだのもそれ。4年に1度だけ、グランドゲームっていうすごい規模のがあるんだけど、2年後ね」

ライド「そういうのって、僕も出られるの?」

アルエレナ「出たじゃない、野試合。あれは賞金とかのない試合だったけど、参加費を集めてのバトルロイヤルとかもあるのよ」

アルエレナ「勝ったら参加費を総取り、ってね」

ライド「へえ…」

アルエレナ「ていうか、そんなことも知らずにここへ来たの?」

アルエレナ「観光に来た人が巻き込まれて大怪我するとかよくあるんだからね?」

ライド「巻き込んだ人に言われても…」

アルエレナ「あっ、あれは不可抗力でしょ!! それにちゃんと、ケガしたって無償で傷を治してくれる治癒術師がいるからいいのよ!」

ライド「ふうん…」

ライド「…………あ、そう言えばアルクトスって人、見なかった? 賑やかな人なんだけど…」

アルエレナ「知らないわよ」

ライド「…そっか…」

アルエレナ「つれ?」

ライド「うん。…ぴゅーってすぐにどっか行っちゃって…」

アルエレナ「人探しは大変よ、ここだと。人が多いから」

ライド「…そうだよね…。でも、アルクトスの方から戻ってきてくれるのかなあ?」

アルエレナ「知らないわよ、そんなの」

パパ「ライドくーん、おやすみ前にフルーツ食べる? 腐りかけてるんだけど、これくらいが1番おいしいから――」

アルエレナ「パパってば! そういうのは自分で食べてって言ってるでしょ!」

ライド「ふわぁぁ…そろそろ、寝ようっと…。おやすみなさーい…」


 【安価下1】
 翌日…どうしよ?
 1 引き続き、闘技城都市を散策
 2 ききこみ
 3 アルクトス探し
 4 アルエレナについてっちゃう
 5 その他、自由


 ――バイス王国・闘技城都市――

 スタスタ

ライド「…」キョロキョロ

ライド「賑やかだから、すぐ見つかると思ったけど…」

<いけぇ、そこだそこだそこだ、ぶっ飛ばせぇっ!

<あーい、安いよ、安いよ、今ならこの盾を2割引!

<ふっ…わたしとしたことが、迷子とは…

<ぎゃーっははははっ、そこのぱふぱふ屋はぼったくりだぜっ!?

ライド「賑やかすぎて、さっぱり見つからない…」

ライド「どこまで行っちゃったんだろう…?」


 【安価下1】
 1 闘技城の中にでもいるかな? 行ってみよう
 2 何だか、やたらと盛り上がってるところがある。覗いてみよう
 3 その他、どんなところ行ってみよう?


ライド「んー…」

<おおおっ

ライド「…?」

ライド「何だろう、あそこ…すごい人だかり…」

ライド「覗いてみよっと」トトトッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 高笑いしながらアルクトスがぼろっぼろに負けてる。何してるんだ、このひと
 4~6 ものすげーレベルの高い戦いをしてた
     4 タッグマッチらしい。えーと、剣を携えた魔法使いの少女と、見慣れない美しい剣を持った少年
     5 なになに、前回のグランドゲームの覇者!? ほえええ…
     6 なにしてるんですかアルクトスさん
 7~9 アルクトスが大道芸してる…何してるのこのひとってほんとに


アルクトス「さあさあ、お次はここにある、100ゴールドで売られていた剣!」

アルクトス「これがなんと1、2、3、4、5、6、7、8、9…10本!!」

アルクトス「これをただジャグリングするだけでは何も面白みがない、ガッデムっ!!」

 ヒュンヒュンヒュン

ライド(何してるの、この人…)

アルクトス「だからこうしてジャグリングをしながら、さらにわたしは飛び跳ねよう、しかし!」

アルクトス「ただジャグリングをして飛び跳ねるだけじゃ面白くない、そこでぇっ!」ピョンピョンッ

アルクトス「目隠しをして、1回ジャンプするごとに空中で一回転しようじゃないか!」

 ヒュンヒュンヒュン
 ピョンッ クルンッ スタッ

アルクトス「だけどこんなのつまらない、地味だ!!」

アルクトス「そこで、どこの誰でもかまわない――このわたしに斬りかかってきてくれたまえ!」

アルクトス「それをかいくぐりながら、わたしはこの芸を続行しようじゃないか! ははははははっ!!」

髭面聴衆「面白えじゃねえか…じゃあ俺がやってやらぁっ!」

<きゃあああああっ!

 ヒョイッ

髭面聴衆「なっ…!?」

アルクトス「はっはっはっ! その程度か、闘技城の猛者よ! ふはははははっ!」

髭面聴衆「こんにゃろうがぁああああっ!』

 スカッ
 スカッ
 ヒョイッ

 ヒュンヒュンヒュン
 ピョンッ クルンッ スタッ

アルクトス「はーっはっはっはっ!!」

<おおおーっ!

 パチパチパチ

ライド「すごいけど…何してるんだ、この人…?」ゴクリ


 【安価下1】
 1 見ないふりをした…
 2 芸が終わってから何してたの、って
 3 その他、どうしよ?


アルクトス「ははははっ、儲けた儲けた」

ライド「アルクトス…何してたの?」

アルクトス「おお、ライド! 見ていたのか、どうだ、わたしの芸はすごかっただろう!? ふははははっ!!」

ライド「すごかったけど…」

アルクトス「みろ、こんなに儲けた。1000ゴールドはありそうだ」

ライド「もういいの?」

アルクトス「闘技城の調査か? ああ、それならまだまだだ」

ライド「…じゃあ、どうして?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルクトス「はっはっはっ、わたしとしたことが闘技城でものを壊して損害賠償をするはめになってしまったのだ! これも一興!」
 4~6 アルクトス「VIPルームに入ってみたいのだが、そこを使うだけでも多額の金が必要だそうでな!」
 7~9 アルクトス「理由なんてものはない、ただやってみたかったからやってみただけだ! それ以上の答えはないぞ、わっはっはっ!!」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 アルクトス「グランドゲームのかつての覇者が大道芸! どんな反響があるかとふと思い立ったからやってみたまでだ! ははははっ!」
 奇数 アルクトス「今日中に50万ゴールドを稼がないと、どうやらわたしは奴隷にされてしまうらしい! はっはっはっ、愉快痛快だな!」
 ※0は偶数扱いです


アルクトス「今日中に50万ゴールドを稼がないと、どうやらわたしは奴隷にされてしまうらしい! はっはっはっ、愉快痛快だな!」

ライド「」

アルクトス「ん、どうした? 奇妙な顔をして」

ライド「どっ…奴隷って…どうして?」

アルクトス「うっかり闘技城にあったモニュメントを壊してしまったから、金を借りて弁償をしたのだよ」

アルクトス「そうしたら金貸しが、今日中に払わないと奴隷にするぞと言い出してな。はっはっはっ、わたし自身が担保となったわけだ!」

ライド「なっ…何で笑ってられるの…!?」

アルクトス「なに、世の中というのは一難去っては一興あり、一興去っては一難ありという具合にできているのだ」

アルクトス「楽しいばかりでは飽きがきてしまうからな! だから金を稼いでいたというわけだ」

アルクトス「一文無しでは試合にも出られないから、元手をこうして稼いでいたんだ」

アルクトス「しかし、ライドとここで出会えたのは暁光、ともに荒稼ぎしようじゃないか!」

アルクトス「危険であればあるほどに手にする賞金の額も増える! スリルを得て、金まで手に入れる、最高だな!!」

ライド「…」

アルクトス「そんなわけで、早速行くぞ!」

ライド「ど、どこに?」


 【安価下1】
 1 金網デスマッチ:賞金10万ゴールド
   四方を囲う金網は雷魔法でバチバチします。極小空間で殺し合え!
   ※試合が終わるまでは敗北者も出られないため、命を落とす危険性があるので誓約書にサインをしてもらいます
 2 魔物1000匹斬り:賞金15万ゴールド
   逃げ場のない空間に1000匹の魔物が次々と放たれるので生き残りましょう!
   ※魔物に食い殺される危険性があるので、誓約書にサインをしてもらいます
 3 超高所デスマッチ:賞金8万ゴールド
   地上200メートルの塔のてっぺんで戦って、敵を落とせ!
   ※落下の衝撃で死ぬ危険性があるので、誓約書にサインをしてもらいます


 ――バイス王国・闘技城都市・高額試合区域――

 ガシャンッ
 バチバチィィィッ

ライド「」

アルクトス「がんばりたまえ」グッ

ライド「何で、アルクトスは金網の外なの!?」

アルクトス「はっはっはっ、わたしはわたしで、別の試合で稼ぐ。その方が効率がいいからな」

ライド「で、でもっ…」

アルクトス「最後のひとりにならないと賞金は発生しない。がんばって勝ち残りたまえ! ではな! はーっはっはっはっ!!」スタスタ

ライド「…」

対戦者A「…」ギロォッ

ライド「ひっ…」

対戦者B「…きひっ、きひひひっ」

ライド「ひぃっ…」

対戦者C「カタカタカタカタカタ」

ライド「ひぃぃぃっ…」

実況『それでは行くぞ、金網デスマッチ、スタァアアアアアア―――――――――――――――トッ!!」

 カンカンカ------ン


 【安価下1】
 1 逃げ回る
 2 極大・爆裂魔法でぶっ飛ばす
 3 その他、どうしよ?


対戦者A「ゴラァアアアアアッ!」バッ

対戦者B「いーっひひひひ…あーっひゃひゃひゃっ!!」

対戦者C「カタカタカタ」

ライド「きょ…極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

実況『おおっとぉぉぉっ!? いきなりの極大魔法が炸裂ぅーっ!!』

 ガシャンッ
 バチバチバチィィィッ

実況『爆裂魔法で吹き飛ばされて、金網の電流にやられていくぅっ!!』

対戦者C「カタカタカタ」ヒュバァッ

実況『おっと、しかし、素早くCが身を翻していた! 謎の少年に迫る、どうなるぅぅっ!?』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あばばばばばばば
 4~6 こわいこわいこわい
 7~9 もう一発☆


ライド「こ、怖いっ、来ないでぇっ! ――極大・爆裂魔法!!」

実況『ま、またぶっ放したぁあああああ―――――――――――――――――っ!!』

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

ライド「はぁ…はぁ…」

対戦者B「ひゃひゃひゃひゃ…!」

ライド「うわあああっ!?」

実況『しかーし、ここの連中は手慣れているぞ、新顔少年、一体どうするぅー!?』

ライド「極大・火球魔法!」

 シュゴォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォッ

実況『またもや、極大ぃぃぃっ!! この少年、魔力無尽蔵かっ!?』

ライド「………魔法、やり続ければいいのかな…?」ボソ

対戦者達(((あかん)))

ライド「…」チラッ

対戦者達『…』ビクッ

ライド「えへっ…極大・爆裂魔法!

実況『やはり無尽蔵だったぁーっ!!!』

 ・
 ・
 ・

ライド「か、勝てた…」

実況『勝者は、ルーキーくぅうううううんっ!!』

<うおおおおおおおっ!!

 トトトッ

アルクトス「ライド、見事だったな」

ライド「アルクトスっ!」

アルクトス「さ、この調子でいこうか」ニコッ

ライド「え」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルクトスの無茶ぶり試合組が続いて、疲労困憊だけどどうにか返済できた…(白目
 4~6 魔力も体力も気力もすっからかんになるまで次から次へと試合に出たおかげで返済できた
 7~9 どうにか返済できた…と思ったら、余分に稼いでたらしい。え、なにそれなにそれ? お金を握らされて黙らされた


 ――バイス王国・闘技城都市・戦士達の酒場――

ライド「…」フシュ-

アルクトス「ライド、すごい顔だな。まるで抜け殻だ」

アルクトス「はははっ、人間、極限まで疲れるとこうなるのか、なるほどなるほど」

ライド「も…もう…ダメ…」

アルクトス「だがお陰で完済だ。人間、その気になれば1日で50万ゴールドくらい稼げるものらしいな」

アルクトス「これは実に興味深いデータになった。さあ、疲れを吹き飛ばすべく、今夜は飲んで食べて、大いに騒ごうじゃないか!」

アルクトス「はーっはっはっはっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 荒稼ぎしたおかげで、知名度が上がったらしくて闘技城の猛者から試合をしようと申し込まれた(白目
 4~6 荒稼ぎの噂が立ったせいか、アルエレナが駆けつけてきた
 7~9 稼ぎから返済分を除いたお金をアルクトスから受け取った
     7 5000ゴールドのみ…
     8 あれだけやって、1万ゴールドかぁ…
     9 3万ゴールド…だと…!?


猛者A「おおい、そこのあんちゃんと坊主よう…」

 ゾロゾロ

猛者B「てめえら今日、荒稼ぎしたらしいじゃねえか」

アルクトス「ん? 何だね、このわたしに感服して弟子にでもしてほしいのか?」

アルクトス「だが残念だな、わたしは弟子を取る主義ではないのだ。話くらいは聞いてやるから、座りたまえ、はっはっはっ!!」

猛者A「ざっけんじゃねえ、表へ出な!」

猛者B「野試合だ、俺らに勝ったら2000ゴールドくれてやるから戦いやがれ!」

ライド「も、もう…体力、限界…」フルフル

アルクトス「そういうことらしい」

猛者A「だったらここで、試合開始だぁーっ!!」

 ガッシャアアアアンッ

ライド「」


 【安価下1】
 1 逃げ回る
 2 極大魔法…どころか、小魔法も使えないくらい魔力がない…から鎌で応戦だ…
 3 その他、どうしよ?


アルクトス「ははははっ、良かろう! このわたしの剣――」

 ギュッ

ライド「に…逃げよ?」

アルクトス「うん?」

ライド「逃げようよぉぉ~…」

アルクトス「…仕方ない、また今度だ、諸君!! ここの会計は彼らが払うぞ、店員!」

アルクトス「ではさらば、はーっはっはっはっ!!」ダダダッ

猛者A「てめえ、待てやぁっ!」

猛者B「誰が払うかこらぁっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 チィッ、逃げ切れなかったか!!
 4~6 逃げ切った
 7~9 ???「夜の野試合なんて、マナー違反よ」


猛者A「待てやぁっ! 土壁魔法!」

 ズドォォォォォッ

ライド「うわっ…!?」

アルクトス「逃げ道を塞がれたか…」

 ザッ

猛者A「へっへっへっ…」

猛者B「さあ、勝負といこうぜぇ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おつかれだったもん、負けるよそりゃ…
 4~6 何故か勝負内容が…
     4 大食い対決になって負けた
     5 ポーカーになって勝てた
     6 腕相撲になってアルクトスがやっつけてくれた
 7~9 アルクトスがひとりでふたりともやっつけちゃった


 バクバクバクッ

ライド「っぷ…も…だ、め…」バタッ

アルクトス「ばいぼっ!?」ボトボト

猛者A「ングッ…これで俺らの方が有利だな…!」

猛者B「何でこんな勝負をしてるんだ…?」

 バクバクバク

アルクトス「っ…く、無念…」バタッ

猛者A「っしゃああああああっ!!」

猛者B「勝ったぜこんちくしょうがぁああああっ!」

<わーわー

猛者A「感情はてめえらもちだ!」

猛者B「調子に乗るんじゃねえぞ、この野郎ども!」

ライド「っ…お腹がいっぱいで…苦しい…」

アルクトス「見た目通りの…大食漢だった、か…」

ライド「アルクトスのせいで…」

アルクトス「仕方がなかろう」

ライド「あ、ほっぺにカスついてる」

アルクトス「む」ゴシゴシ

ライド「あ、広がった…カスじゃなかっ――ぷっ…変な顔」クスクス

アルクトス「はははっ、そういうこともあるさ!」

ライド「あはははっ」

アルクトス「はーっははははっ!」

店員「お会計、1100ゴールドです」

アルクトス「わたしは一文無しでな。ライド、払ってくれ」

ライド「」

アルクトス「なあに、1日で50万ゴールドを稼げたんだ、このくらいは何てことはないさ! はっはっはっはっ!!」

ライド「うぅぅ…」


 所持金:1300G→200G


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:200G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳


―――――

 本日は早いですが、ここまでです
 ありがとうございました


 今日はなしになりそうです
 また今度、お願いいたします~


 ごめんなさい、ちょっち忙しくて…
 日曜日には更新したいです、ということで


王子「しばらくお待たせしてごめんね」

王子「そんなわけで、しばらくぶりにやるよ!」

王子「準備はオーケー!?」


 【直下 コンマ判定】(パパのお気に入りのライド:+2)
 1~3 有り金全部でアルエレナの宿に泊まったんやで~
 4~6 有り金の半分で泊めてもらえたんやで~
 7~9 パパさんの好意でタダで泊めてもらえたよー


王子「でもって、いつもage忘れてごめんね」

王子「これは判定に数えないから、判定しちゃってください」


 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

パパ「いいよいいよ、いくらでもいてくれていいから、何なら住み着いてうちのアルエレナとね――」

 ガスッ

アルエレナ「パパったら何言ってんの!」

パパ「ははは」

アルクトス「では、お言葉に存分に甘えさせてもらおう。ありがとう」

ライド「ありがとうございます」

パパ「そうだ、ライドくん、アルエレナと同じ部屋で眠る?」

ライド「何でですか…?」

アルエレナ「パパーっ!///」ゲシゲシゲシ

パパ「痛い痛い、アルエレナ、痛い…」

アルクトス「ほほう…かなりこれは、愉快そうな香りがするぞ」ニヤリ

ライド「…?」


 【安価下1】
 1 コミュ
   ※アルクトスorアルエレナから選んで併記して
 2 さっさと休む
 3 その他、何かしたいことあれば併記


アルクトス「よしっ…」

 ドサドサッ

ライド「…その本、何?」

アルクトス「この闘技城都市についての文献だ。借りてきた」

アルクトス「どれどれ…」ペラッ

ライド「ふうん…」


 ↓1~3 アルクトスとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおkです

西の廃墟の噂について
連取扱いだったり、もう廃墟に行けなかったりするなら安価下


 >>776
 時限イベントだったんで、もう失効でござんす、申し訳ない
 追加で何かあればぶっ込んでおいてくれれば1番早くとってくれた人のを採用してコミュに追加しておきますんで~
 あと、コミュする!って安価をとってから、その内容をとるのは連取りにはなりませんので~


アルクトス「ほう…ふむふむ…」

ライド「…」

アルクトス「むっ…むむ…なるほどなるほど…」ペラッ

ライド「アルクトスはどうして、大道芸を覚えたの?」

アルクトス「うん? 気になるのか?」

アルクトス「はっはっはっ、まあ仕方ないかも知れんな。このわたしのスター性というのは隠しきれぬものだ、はっはっはっ!」

ライド「どうして?」


 【直下 コンマ判定】
 1~9 大した理由はないって
  0   この人、意外と闇が深いんじゃ…ってなった



アルクトス「面白いからだ。それ意外に何かあると、思ったのかね?」キリッ

ライド「…ない、かな?」

アルクトス「ふっ、そうか。はっはっはっ!」

ライド「じゃあ、アルクトスって魔法は使えるの?」

アルクトス「魔法か」

ライド「いつも剣だし、どうなの?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり
 4~6 軽く?
 7~9 魔法もすごかったひと
  0   むしろ、魔法の方がすごい勢いの人



アルクトス「魔法か? あれを使ってしまうとスリルというのが減少するからな」

アルクトス「だからあまり使わないだけで、ライドと同じくらいには使えると思うぞ」

ライド「えっ」

アルクトス「はっはっはっ、わたしの凄さを思い知ったか!」

アルクトス「これが年の功というものなのだ、ふははははっ!」

ライド「アルクトスすごい…」

アルクトス「もっともっと誉めたまえ、悪い気はさっぱりしない!」

ライド「うん! アルクトスかっこいい!」

アルクトス「もっともっと!」

ライド「アルクトス大人!」

アルクトス「もう一声!」

ライド「アルクトス…ええと、ええと…やさしい!」

アルクトス「ふははははははっ! そうだ、それでいい、はっはっはっ!」

ライド「あと声大きい」

アルクトス「これは性分だ、それに意見を押し通す時は声量も大事なのでな!」

アルクトス「っと、すっかり手が止まってしまっていた…。さて、文献を調べねば…」

ライド「僕もやっていい?」

アルクトス「もちろんだ。頼むとしよう」

ライド「うんっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 それから5日くらいつきあわされた…(白目
 4~6 文献調査と実地調査と、5日くらい振り回された…(白目
 7~9 色んなことを教えてもらった


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ライド「あれ…? ねえアルクトス、これ…。ここ、スペルミスが多いんだけど、間違ってるとこ抜き出したら…」
 奇数 アルクトス「ほう、この闘技城の地下には何かが眠っているようだな」ライド「何か…って?」アルクトス「スリルの塊だ」
 ※0は偶数扱いなのよ


ライド「あれ…? ねえ、アルクトス、これ…。ここ、スペルミスが多いんだけど、間違ってるとこ抜き出したら…」

アルクトス「むっ?」

ライド「これと…これと、これと…」

アルクトス「おお?」

ライド「できたっ」

アルクトス「これは…! 暗号か!」

ライド「でも、意味が…」

アルクトス「『戦士を見守る大勇士、頂への階に背を向ける』」

アルクトス「『破魔の爪は汝の手中にて魔を切り払うだろう』」

ライド「…?」

アルクトス「ほう…ほうほう…ほうほうほう…」ニヤニヤ

ライド「どういうこと?」

アルクトス「つまり、この暗号に従えば、そこには宝物があるということだ!」

アルクトス「ふははははっ! さあ、実地調査へ行くぞ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、何もないよ…?
 4~6 闘技城内の衛兵に止められた(涙目
 7~9 お宝、ゲットだぜぃ!
  0  え、何この展開?


衛兵「何をしてるんですか?」ジャキッ

ライド「」

アルクトス「調査だ。今から、この彫像を――」

衛兵「あなた昨日、それ言って壊したでしょ、これ」

アルクトス「………そう言えばそうだったな。はっはっはっ!」

衛兵「…」ジロ

ライド「え…?」

アルクトス「まあ、そういうことだ」ポンッ

衛兵「お引き取りを」


 【安価下1】
 1 しかし、アルクトスは聞く耳を持たなかった!?
 2 アルクトスを引っ張って帰ったよ
 3 その他、どうしよ?


アルクトス「ふっ…このわたしを止めようだなどと、笑止千ば――」

 グッ

ライド「待って待って、アルクトス」

アルクトス「どうした、何をする?」

衛兵「…」ジロッ

ライド「ちょ、ちょっとこっち…」

 ズルズル

アルクトス「何だね?」

ライド「暗号のこと、あの人に教えてあげたりすれば…見せてもらえたりしないかな…?」

アルクトス「ふむ…。確かにすでに発見されていたのであればいいかもしれん」

アルクトス「だが、まだ未発見であったのであれば! 恐らくは城主のものとして我々が観賞したり、手に入れることはできないだろう」

アルクトス「わたしとしてはそんなことはしたくない。どうせならば手に入れて、徹底的に調べ尽くそうとさえ考えているのだからな」

アルクトス「だから却下だ!」

ライド「ええー…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 衛兵に追い返された。ちっ
 4~6 アルクトス暴走…この人、ほんとにもう…
 7~9 とりあえず、この場は引きずって帰った


アルクトス「さあ、こうとなれば突撃を仕掛けて――」

ライド「ダメっ!」ガシッ

アルクトス「放せ、ライド、わたしは…!」

ライド「ダメったらダメぇーっ!」

 ・
 ・
 ・

 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

ライド「はあ…はあ…」

アルクトス「まったく、折角、いい具合に昂揚していたというのに」プリプリ

ライド「悪いことしちゃいけないんだよ、アルクトス。知らないの?」

アルクトス「悪いことのはずがあるか! 知的好奇心を満たさねば人間は生きていけんのだ!」

ライド「もう、屁理屈ばっかり…」

アルクトス「屁理屈ではない、これは世の真理、定めである!」

アルクトス「いいか、そもそも人間というものの生まれというものはだな…」ペチャクチャ

ライド「あうう…」


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:200G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳



―――――

 すみませんが、今日はここまでっす
 ありがとうございました


 ――バイス王国・闘技城都市・ボロ宿屋――

アルクトス「さあ! 今日こそはお宝を手に入れるぞ!」

アルクトス「ライド、出発だ!」

ライド「何か考えた…? また、直接やろうとしても止められちゃうよ?」

アルクトス「ふはははっ! 問題はない、邪魔されるなら突破するまでだ!」

アルクトス「何事も障害というのは厳しければ厳しいほど、打破した時のカタルシスとなるからな! はっはっはっ!」

ライド「【安価下1】」

 1 ちゃんと考えようよ…
 2 僕今日は里の聞き込み行ってくるから…
 2 その他、自由台詞


ライド「昨日みたいに行ったら、今度は力ずくになっちゃうかもだよ?」

アルクトス「問題ない」キリッ

ライド「あるの」

ライド「僕は里のこと、知らないか聞いてくるから…ちゃんと考えてから動いてね?」

アルクトス「ふははっ、任せておくがいい!」

ライド「…言ったからね?」

アルクトス「ああ、忠告は聞いた! はっはっはっ!」

ライド「不安だ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 里について知ってる人はやっぱいない…
 4~6 ちょろっとした情報
 7~9 そういうのが知りたいなら…
     7、8 専門家に聞いたら?って
       9 情報屋でも探したら?って


*「知らないなあ」

ライド「そうですか…」シュン

ライド「ありがとうございまし――」

*「ああでも」

ライド「はい…?」

*「そういうのは専門家に聞いた方がいいんじゃない?」

ライド「専門家…? どこにいますか?」

*「いや、知りはしないけど…王立学術院にでも行けば誰か知ってたりするんじゃない?」

ライド「おーりつ…がくじゅついん…」

*「湖畔の都にあるんだよ」

ライド「湖畔の都…。ありがとうございます」ペコッ

*「どういたしまして」

 スタスタ

ライド「湖畔の都の、おーりつがくじゅついん…」

ライド「そこに行けば知ってる人がいるかも…?」

ライド「よしっ…これで、ルビーに…」

ライド「あ、そう言えばアルクトス…大丈夫かなあ…?」


 【安価下1】
 1 様子を見にいこう
 2 …宿に戻ろう、うん。お、大人だし、きっと…って信じて
 3 その他、どうしよう?


ライド「ただいまです…」

 カラン

パパ「おかえり、ライドくん!」グッ

ライド「ただいま」ニッコリ

パパ「それでな、アルエレナとのことなんだけど…」

ライド「え?」

パパ「一丁、ここはガツンとね、嫁宣言とかしてもらっていいんだよ、おじさんは」

パパ「ちょっと乱暴なところはあるけど、中身はちょろい娘だから、ね、ね?」

ライド「あうあう…」

パパ「それとも、アルエレナは…うちの娘は、かわいくないかい?」ブワッ

ライド「あああ、な、泣かないで…」

パパ「じゃあっ」

 スコ----ン

パパ「ぐふっ…!」バタッ

アルエレナ「パパ?」ジロッ

パパ「は、早いな、帰りが…おかえり…」

アルエレナ「全くもう…。気にしないでいいからね、パパのことは」

ライド「あ、う、うん…」

ライド「【安価下1】」

 1 アルエレナはかわいいけど、先約があるから…ごめんね?
 2 じゃあ僕、お部屋に戻るね
 3 その他、自由台詞


パパ「そんなことを言わずにぃ…」

アルエレナ「ふんっ!」

 ズドッ

パパ「ぐえっ…」バタッ

ライド「あ、あの、あのね?」

アルエレナ「何よ?」

ライド「アルエレナもかわいいし、やさしいんだけど、あの、僕にはルビーっていう、婚約者がいるから、あの、ね…」

アルエレナ「は、はあっ!?///」

ライド「だから、あの、ええっとね…ごめんなさい、って言うか…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルエレナ「か、勘違いしないでよねっ! あたしは別にあんたのことなんてどうとも思ってないんだからっ!」
 4~6 アルエレナ「ぱ、パパが勝手に言ってるだけなんだから、あん、あんたが謝る必要なんかないじゃない!」
 7~9 アルエレナ「か、勘違いしないでよねっ! あたしは別にあんたのことなんてどうとも思ってないんだからねっ!?///」


アルエレナ「ぱ、パパが勝手に言ってるだけなんだから、あん、あんたが謝る必要なんかないじゃない!」

パパ「…」ニヤニヤニヤ

ライド「そ、そう…?」

アルエレナ「そうよ! あとパパ、ニヤニヤしない、でぇっ!」

 ダッ
 ゲシィィッ
 ドゴォォォンッ

ライド「ど…ドロップキック…! すごい…!」

パパ「う…腕を上げたな、娘…よ…」ガクッ

アルエレナ「ま、全くもう…」

ライド「じゃ、じゃあ僕、お部屋戻るか…」

 ガシッ

ライド「…ら…?」

アルエレナ「こ…婚約者って、何よ?」

ライド「え?」

アルエレナ「い、いいから話しなさい」

ライド「…」

ライド「【安価下1】」

 1 えーと…でも、アルエレナには関係がないって…感じの口調だった気がしたよ
 2 聞いてくれるっ?
 3 その他、自由台詞


ライド「聞いてくれるっ?」パァァァッ

アルエレナ「え? え、ええ…」

ライド「ルビーはね、あの…えっと…」

ライド「かわいくってね、かわいくて…えっと…」

ライド「やさしくて、あと…」

ライド「……一緒に遊んだのね。それで、手とか繋いで、あったかくてね、一緒に虫取りとかしたの」

ライド「えへへへ…」

アルエレナ「はあ?」

ライド「?」

アルエレナ「…そんだけ? もっとこう…」

ライド「あ…う、うん…。それ、だけ…」シュン

アルエレナ「ちょっ、お、落ち込むことないでしょ!」

アルエレナ「それがどうして、婚約になるのかとか、あるじゃない!」

ライド「んー…? 一緒に遊んで、楽しかったから…?」キョトン

アルエレナ「子どもか!」

ライド「そうだけど…?」

アルエレナ「そうじゃなくてっ! ああもうっ、その程度、誰だって覚えのひとつやふたつあるわよ!」

パパ「アルエレナは小さいころ、パパと結婚してくれるって言ってくれて――ひでぶっ!?」バタッ

アルエレナ「パパは黙ってて」

アルエレナ「と、ともかく、そんな約束、ただの、こどものおままごとの延長よ。相手だって本気にしてないんじゃないの?」

ライド「【安価下1】」

 1 …(ショックで何も言えない
 2 そ、そんなことないよっ!
 3 その他、自由台詞


ライド「」

アルエレナ「あ、あれ?」

ライド「」

アルエレナ「ちょっと?」フリフリ

ライド「」

アルエレナ「ちょっと!」ペシッ

ライド「ハッ…え、え…?」

アルエレナ「な、何で急に黙っちゃうのよ…?」

ライド「だ…だって…あの約束、本気じゃ…なかった、って…アルエレナが…グスッ…ヒック…」ポロポロ

ライド「うわぁああああああん」

アルエレナ「え、ええっ!? な、泣くことないでしょ!?」

パパ「男は純真なんだ」キリッ

アルエレナ「だ、だって、そんな…ねえ、泣かないでいいじゃない!」

アルエレナ「そんなの誰でもやってることなんだし…」

ライド「うわぁぁぁぁぁん…」

アルエレナ「ああもうっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルエレナ「しーらないっ!」タタタッ
 4~6 アルエレナ「男ならしゃんとしなさい!」
 7~9 アルエレナ「わ、わたしが悪かったわよ、絶対そうってわけじゃないから、泣き止みなさいよ! ほら、よしよし」ナデナデ


アルエレナ「しーらないっ!」タタタッ

ライド「うわぁぁぁぁん…」

パパ「うんうん、男は泣いて強くなるもんだ…」

 ・
 ・
 ・

ライド「グスッ…」

ライド「のどいたい…」

ライド「…ルビー…約束なんか、なしにしちゃうのかな…?」グスッ

ライド「…」

ライド「うぅ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルクトスが衛兵に引きずられてきた。え、なに、強制退去…? 何したの、アルクトス!
 4~6 ちょっと、里に帰ろうっていう気持ちが弱まった…。だって、ルビーに会うのが何だか怖くなっちゃったんだもん…
 7~9 アルエレナがきた


<コンコン

ライド「…?」

 ガチャッ

アルエレナ「…」

ライド「アルエレナ…」グスッ

アルエレナ「…わ、悪かったわね」

ライド「……ううん…。僕…世間知らずって、分かってるから…」

アルエレナ「…な、何かあんたがずっとそんな涙目でいると、わたしが悪いみたい――いや悪いのかもだけど…」ゴニョゴニョ

アルエレナ「とにかくっ!」

ライド「…?」

アルエレナ「ご、ごめんなさい…」

ライド「……うん」

アルエレナ「それと…そんなに、そのコのことが好きなの?」

ライド「【安価下1】」

 1 …だって、初めてだったんだもん…
 2 うん…
 3 その他、自由台詞


ライド「…だって、初めてだったんだもん…」

アルエレナ「は、初めてっ!?」

アルエレナ「な、ななっ…何、が…?///」ドキドキ

ライド「誰かと遊んだのも…おしゃべりしたのも…」

ライド「手を握ったのも、一緒に虫を探したのも、一緒にご飯を食べたのも…」

アルエレナ「…あんた、それ…」

ライド「【安価下1】」

 1 僕は…祟り神って、ずっと言われて、閉じ込められてたから
 2 キスもしたし…
 3 その他、自由台詞やで~


ライド「僕は…祟り神って、ずっと言われて、閉じ込められてたから」

アルエレナ「…」

ライド「…里の皆が怖がって…ご飯も、服もくれたけど、それだけで…」

ライド「でも、ルビーは…初めて、社のドアを開けてくれたの」

ライド「それで…」

アルエレナ「……祟り、神…って、何で…?」

ライド「…目が、変だから」

アルエレナ「目…? それだけ、で…?」

ライド「…」

アルエレナ「……そう…」

ライド「…」

アルエレナ「で、でも…約束が反故にされたって、本当に好きならまた約束すればいいじゃない」

ライド「…また…?」

アルエレナ「パパなんか、ママに10回もプロポーズして、やっとって言ってたし…」

アルエレナ「だからそんなに落ち込むことなんかない…でしょ?」

ライド「…うん」

アルエレナ「そっ、そういうことだから! じゃあ、これでっ!」

ライド「あっ、ねえ、アルエレナ」

アルエレナ「な、何よ?」

ライド「【安価下1】」

 1 ありがとう
 2 …あ、あのね? でも僕、アルエレナのことも、ルビーの次くらいに好きだからね?
 3 その他、自由台詞やで~


ライド「…あ、あのね? でも僕、アルエレナのことも、ルビーの次くらいに好きだからね?」

アルエレナ「は、はぁあああっ!?///」

アルエレナ「ば、ばばっ、バカなこと、言わないでよっ!///」

アルエレナ「大体、そ、そんな、とってつけたような、し、しかも2番目とか全然嬉しくないって言うか――」

アルエレナ「そ、そもそもあたしはあんたなんか、別に好きでも嫌いでもないんだからねっ!?///」

ライド「どうしたの、顔真っ赤…」

アルエレナ「何でもないわよぉっ!」

 バタムッ

アルエレナ(何なのよ、もうっ!)

アルエレナ(だ、大体、あいつの好きとか、全然、きっと友達の延長みたいな好きだろうし…)

アルエレナ(~~~~っ…ああもうっ!)

アルエレナ(どうしてこんな、ドキドキしちゃってんの、あたし! ないないない、あんなの、ないっ!)グッ

 コソッ

パパ「…」ニヤニヤ

アルエレナ「ニヤつかないでぇーっ!」

 タタタッ
 ダンッ
 ゲッシィィィィッ

パパ「ぐはああっ…!」バタッ

アルエレナ「ふんっ…///」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルクトスがアホだから、闘技城都市から出てってねーって(白目
 4~6 お宝を手に入れるための秘策をアルクトスが考えついたらしい
 7~9 お宝はあったらしい! でも、しばらく前に発見されてて、半裸のマッチョ男性が持ってっちゃったんだって…


アルクトス「とんだ無駄足だった…」ゲッソリ

アルクトス「宝はあった…確かに、隠されていたらしい」

アルクトス「だが、すでに別の者が持ち去っていたとのことだ…やれやれ」

ライド「ごくろうさま」

アルクトス「うむ。…そっちはどうだった?」

ライド「専門家に聞いたらどう、って言われたの。湖畔の都の、おーりつがくじゅついん、ってところに行けば? って言われた」

アルクトス「ほう、王立学術院か」

ライド「何なの?」

アルクトス「王立学術院というのは、バイス王国が誇る学術機関でな」

アルクトス「そこでは数多くの研究者が専門分野の研究をしつつ、その知識を学徒に教えているのだ」

アルクトス「確かにあそこならば地理に詳しい者がいて、ライドのいたという里について知っている者もいるかも知れん」

ライド「ほんと?」

アルクトス「確証はないが、恐らくはな。よし、では次はそこへ行くとしよう」

ライド「うんっ!」

パパ「夕飯ですよー」

アルクトス「ほう、これはまた…今日も、豆のスープと豆の煮物と…豆ずくしだな」

パパ「お金がないから仕方がない」

アルクトス「もっともだ!」

アルクトス・パパ「「はっはっはっ!」」

アルエレナ「パパは一緒に笑わないのっ!」ゲシィッ

パパ「ぐはっ…!」

アルエレナ「ったくもう…」

ライド「【安価下1】」

 1 アルエレナ、色々ありがとうね。僕ら、明日には湖畔の都に行くから
 2 …ねえ、アルエレナ、パパさん。泊めてもらったから…何か、お返しにできることとかない?
 3 その他、自由台詞


ライド「…ねえ、アルエレナ、パパさん。泊めてもらったから…何か、お返しにできることとかない?」

アルエレナ「え?」

アルクトス「明日にでも、ここを発とうと思っていてな。世話になった。礼を言う」

パパ「だったら、アルエレナを嫁に――」

アルエレナ「パパ、そろそろ言わなくても分かるよね?」ギュッ

パパ「…」

ライド「何か、ある?」

アルエレナ「べ、別に…そんなの…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パパ「また元気な顔をいつか見せてくれればいいのさ」ライド「でも…」アルクトス「では、そういうことで受け取ろう」
 4~6 アルエレナ「……じゃ、じゃあ、出発をちょっと遅らせてもらってもいいなら…ちょっと、いい?」ライド「うん! 何?」
 7~9 アルエレナ「…明日までに、考えとく…」ライド「え?」アルクトス「間に合わなくなりそうだが」アルエレナ「いいの!」


アルエレナ「…明日までに、考えとく…」

ライド「え?」

アルクトス「間に合わなくなりそうだが」

アルエレナ「いいの!」

パパ「もしくは、アルエレナを嫁に――」

 ゲシッ

パパ「ごめん、ごめんね、アルエレナ」

 グリグリ

アルエレナ「分かってないくせに…。冷める前にご飯食べるのよ?」スタスタ

ライド「明日…出発前にできること…?」

アルクトス「明日の楽しみがまたひとつ増えたな! はっはっはっ!」


 【安価下1】
 1 また旅歩きしなきゃだから、早めに休んだ
 2 お水飲みにロビーまできたら、アルエレナとパパさんが何か話してるのを聞いちゃった
 3 何となく眠れなくて外に出たらパパさんがいたよ


アルクトス「むにゃ…わたしは…世界一の…鼻高王…ふふ…」ムニャムニャ

ライド「んぅ…」モゾモゾ

ライド「…寝れない…」

ライド「…」チラッ

アルクトス「おお…姫よ…そなたの…足は…らでぃっしゅ…」

ライド「…」

 ガチャ…
 バタムッ

 スタスタ

 ガチャッ

ライド「…風が吹いてる…」

パパ「おや、ライドくん」

ライド「っ…パパ…さん」

パパ「どうしたのかな?」

ライド「何となく…眠れなくって」

パパ「そうかそうか、そういうこともある。こっちへ来て座るかい?」ポンポン

ライド「はい…」

パパ「…アルエレナはね、わたしには過ぎた娘なんだよ」

ライド「すぎた…娘…?」

パパ「あの娘はね、口じゃあわたしがしょうもないぐうたらだから、なんて言って毎日、戦ってファイトマネーを稼いでるけど…」

パパ「本当はこの街から飛び出していきたいんじゃないかって思ってるんだ。だが、そう言ったってあの娘はわたしを気にして行かないだろう」

パパ「ライドくん、アルエレナは好きかな?」

ライド「うん。やさしいし、かわいいもん」

パパ「それは良かった。…もし、キミが良ければなんだけど、おじさんからのお願いをしてもいいかな?」

ライド「何?」

パパ「あの娘を連れてってくれないかい?」

ライド「え…?」

パパ「なあに、こんな小さな宿屋、客が入らなくたって営業しなけりゃ潰れはしない」

ライド(それって、実質、つぶれてるんじゃ…)

パパ「おじさんがね、アルエレナのママと出会ったのは旅をしていた時だった。そういう出会いを…あの娘にもしてほしいんだ」

パパ「辛いことも、危険なこともある。だけど…それ以上に楽しいことや、嬉しいことだってある」

パパ「きっとアルエレナはそういうものを夢見ているし、おじさんもたくさん体験してほしいと思ってるんだ」

パパ「だから…ちょっと素直じゃないところもあるけれど、あの娘を連れていってくれないかな?」

ライド「【安価下1】」

 1 ……うん
 2 でも…アルエレナの気持ちは…?
 3 やです



ライド「でも…アルエレナの気持ちは…?」

パパ「おじさんが言ったって聞かないよ…。やさしいんだ、あの娘は。だから、ライドくんにお願いをしてる」

ライド「…」

パパ「もっとも、おじさんが頼りないからって、おじさんが縛ってるようなものなんだけどねえ…」

パパ「ただ…もしも、アルエレナが迷ってるようだったら、引っ張っていってほしいと思ってるんだ」

ライド「引っ張る…?」

パパ「分かるかなあ…? 分かってくれるといいんだけど」ポン

ライド「…」

 ナデナデ

パパ「よろしくね、ライドくん。そろそろ、眠くなるんじゃないかな?」

パパ「寝つけなくても、横になるだけで違うからそうしてごらん。おやすみ」

ライド「はい…。おやすみなさい」

 バタム…

ライド「ふわぁぁぁ…」

 スタスタ…

 ・
 ・
 ・

 ――翌朝

アルクトス「忘れ物はないな?」

ライド「うん。パパさん、お世話になりました」ペコッ

パパ「また、いつでもおいで。宿はこの通りだから」

アルクトス「ははは、では機会があればまた立ち寄らせてもらおう」

ライド「アルエレナは…?」

パパ「今朝から、姿が見えないんだ。…ライドくんとの別れが惜しくて顔を出したくないのかもしれないなあ」

ライド「…そう…」シュン

アルクトス「…だが、待っていては日が暮れてしまいかねない。名残惜しいが、行くとしよう」

ライド「うん」

パパ「気をつけて」

ライド「ありがとうございました」

アルクトス「では、達者で」

 ザッ…

ライド「……アルエレナ…どうしたんだろう…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 街の出口にいたよ! 見送りだって
 4~6 街の出口にいたよ! 宿のお返しの件だって
 7~9 うーん、アルエレナと行き会えないまま出てきちゃった…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 アルエレナ「……行った…? よし、行った、行った…。パパったら、勝手なこと言うんだから…」
 奇数 アルクトス「おっ、朝早くから元気に野試合をしているな。どれ、少し見物しよう」ライド「見物って…あれ? アルエレナ…?」
 ※0は偶数扱いやで~


アルクトス「おっ、朝早くから元気に野試合をしているな。どれ、少し見物しよう」

ライド「見物って…あれ? アルエレナ…?」

アルクトス「ん? 姿を見ないと思ったら…確かに」

ライド「でも…」

<やっちまえーっ!

<ぶっ、殺、せ! ぶっ、殺、せ!

アルクトス「どうやら、かなり苦戦しているようだな」

 ギィィィンッ

剣士「口先だけかよ、小娘ぇっ!」

 剣士が振るった剣。それをアルエレナは左腕につけている盾で受けた。
 しかし、すかさず足元を蹴り払われてしまい、アルエレナの体勢が崩れる。

アルエレナ「しまっ――」

剣士「10万ゴールド、ちゃんとあるんだろうなァ!?」

 よろけたアルエレナに剣が向けられる。
 しゃにむに、アルエレナが握った剣を振るったが剣士は僅かに身を引いて避ける。

ライド「アルエレナっ…!」

剣士「10万、もらったァ!」

 空を切ったアルエレナの剣。
 彼女を守るものは何もなかった。剣士がニヤついた笑みで、剣を彼女に突き立てる――。


 【多数決】最多3票獲得選択肢を採用
 1 割り込んでアルエレナを助ける
 2 何もしない


剣士「治癒術師に、綺麗に治してもらうよう頼むんだなァ!」

ライド「中・火球魔法ッ!」

 シュボォォォッ

 アルエレナと剣士を取り囲む群衆の中から、3発の火球が放たれた。
 繰り出された剣へ1発が当たり、その軌道を逸らす。2発目が持ち手を焼き、3発目が剣士に直撃して吹き飛ばした。

 ザワッ

ライド「アルエレナっ…!」

アルエレナ「あ、あんた――」

剣士「熱っち…おい、ガキ、何しやがる…?」

 どよめくギャラリー。1対1というルールがあった以上、第三者の介入は戦士達の戦いを侮辱する行為。
 何より、互いが10万ゴールドを賭け、勝った方が総取りというこの戦いが成り立たなくなる。

ライド「っ…」

アルエレナ「な、何してんのよ! 自分が何したか、分かってんの!?」

剣士「負けそうになったからって、知り合いのガキを投入して無効にするって腹か? ああっ!?」

アルエレナ「違うっ!」

剣士「俺にはそうとしか見えねえんだよ!」

ライド「あ…アルエレナは、悪くないです。僕が、ひとりで…!」

剣士「だが邪魔をした。この街で、やっちゃならねえことをてめえはしたんだ。どう落とし前つけんだ? ああ?」チャキッ

アルエレナ「あたしの負けでいいわよ、10万持ってきなさい…」

剣士「はあ!? ふざけんじゃねえ、そんなでこの俺の戦いが穢された償いになると思ってやがんのか!?」

<そうだそうだー!

<ふざけんなー!

ライド「あ、う…」

アルクトス「――ふははははっ! ならば、こうしようじゃないか!」シュタッ

剣士「誰だ、てめ――」

アルクトス「3倍だ。ライドが戦い、負けたら30万ゴールドを支払う。それでこの非礼を詫びるというのは?」

アルクトス「見ての通り、ライドは体も小さい。だが魔法だけで昨日はわたしとともに50万ゴールドを荒稼ぎした猛者でもある」

剣士「ああん…?」

アルクトス「キミが負けても支払うのは当初の10万ゴールドのみ。1対1で、今度は誰も乱入をしない。この条件でどうだ?」

剣士「…いいだろう、やってやんよ」

ライド「あ、アルクトス…そんなこと言っても、お金…」

アルクトス「してはならないことをした。その対価だ、仕方あるまい」

アルクトス「だが、こんなリスクを負った戦いは、そうそうないぞ? 楽しむといい、ふはははははっ!」

アルエレナ「ば、バカにしないで! あたしの戦いなのに…こんなの! ライド、あんた、今すぐ行きなさいよ!」

アルエレナ「大体、あんたがあたしを助ける理由なんかないはずだったでしょ!? 何で割り込んできたのよ!」

ライド「【安価下1】」

 1 だって僕、アルエレナのこと…ルビーの次に好きだし…傷つくところなんて、見たくなかったから
 2 何でって…何でだろ?
 3 その他、自由台詞


ライド「だって僕、アルエレナのこと…ルビーの次に好きだし…傷つくところなんて、見たくなかったから」

アルエレナ「は、はあっ!?///」

剣士「何だっていいんだよ、きっちり30万ゴールド用意しとけ。邪魔だ、小娘」チャキ

アルエレナ「待ちなさ――きゃっ」

アルクトス「済まないが、これ以上はわたしでもフォローしきれんのでな。大人しくしていたまえ」ガシッ

アルエレナ「放してよっ! ライドなんかが、あいつに勝てるはずないじゃない!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルエレナ「これ、魔法禁止ルールでもあるのに!」ライド「」アルクトス「ほほう? 絶望的だな」
 4~6 アルエレナ「あの剣士、闘技城都市でも指折りの戦士なのに!」ライド「え…」
 7~9 アルエレナ「あんな、チビで足が短くて世間知らずで草食動物みたいな面したライドじゃ、逆立ちしたって…!」


アルエレナ「あの剣士、闘技城都市でも指折りの戦士なのに!」

ライド「え…」

剣士「行くぞ、ガキぃっ!」ダンッ

 剣士が大きく一歩、踏み込んで剣を振るう。
 とっさにライドが鎌を抜こうとしたが、その手を蹴り上げられた。

 ズバァァァァッ

 同時に剣がライドの肩から腰までを切り裂く。
 肩から体当たりを食らって吹き飛ばされると、剣士が大きく、手にした剣を振りかぶった。

剣士「30万ゴールドぉっ…!」

 ブゥゥゥンッ
 ズドォォォォッ

 思いきり放たれた剣が飛ぶ。
 ライドの脇腹に剣が刺さり、前屈みになった。

 ここまで、ほんの数秒――。
 容赦のない猛攻にギャラリーは大歓声を上げていた。

剣士「終わりにして、やんよぉっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 もちろん、大負け。瞬殺で完敗ですわ
 4~6 根性見せようぜ
 7~9 男なら、好きな女の子の前で負けるわけにはいかないよ


アルエレナ「ライドっ…!」

 ガッ

アルクトス「まだ、ライドの目は死んではいないぞ?」

 ヨロッ

ライド「――極大・劫火魔法!」

 シュゴォォォォォォォォッ

 腰に刺さった剣を押さえたまま、ライドが極大魔法を放つ。
 凄まじい火炎がライドの眼前に広がり、剣士もその中へと飲まれた。

剣士「チィッ…中・濁流魔法!」

 剣士が濁流魔法で水を発生させて鎮火にかかる。
 だが、その盛る炎の勢いをほんの僅かに遅延させるのみだ。

剣士(火が邪魔で見えねえし、これじゃっ…!)

ライド「っ…ふっ…ふぅっ…」


 【安価下1】
 1 極大魔法のオンパレードで攻め立てる
 2 わざと接近させたとこで超至近距離で極大・爆裂魔法を叩き込めば…!
 3 その他、どうしよ?


ライド「痛い、熱い、痛いっ…」

ライド「――でも…」グッ

剣士「いたっ…! そこかぁっ…!」ダッ

ライド「負けられ、ないっ…!」

ライド「極大・火球魔法! 極大・劫火魔法! 極大・爆裂魔法!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おーう…
 4~6 耐えた…だと?
 7~9 勝ったよ
  0  ん?


剣士「な、にぃっ…!?」

 ライドが向かってきた剣士に極大魔法をぶつけていく。
 周囲が紅蓮に染め上げられる。炎の熱気がギャラリーを遠ざけた。

剣士「このくらい…!」

 シュゴォォォォォォォォッ

 それでも尚、剣士は止まらなかった。
 炎の中へ閉じ込められようが、巨大な火球が3発も降り注ごうと。

剣士「30万だと思えば、屁のカッパってな――」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

 だが、極大・爆裂魔法は剣士に直撃をした。
 空間が捩じ曲げられたかのように縮小し、そこから黄金の爆発が溢れ出す。

 剣士の眼前で爆裂魔法は炸裂し、彼を盛大に吹き飛ばした。

剣士「チィッ、さすがにちったあやる――」

 ダンッ

 予想外だったのは、ライドの行動だった。
 極大魔法を3発。魔力が多い、と言われる者であってもそれだけやれば一時的に疲弊するのが常だ。

 しかし、ライドは走っていた。
 脇腹に剣が刺さったまま、そこから血を溢れさせながら歯を食いしばって、血を蹴っていた。

ライド「うぐぐ、があああああああっ!」

 両手で持った鎌を、振り下ろす。
 剣士の肩を抉り、そのまま胸までを切り拓いた。

ライド「トドメっ――極大・火球魔法!」

 よろけた剣士に手の平を向け、ライドが魔法を放つ。
 巨大な火球が3発、続けざまに飛び出して剣士を吹き飛ばした。

 ドッゴォォォォォォォォンッ

剣士「」

ライド「はぁっ…勝て、たぁ――」

 ドサッ…


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました

お疲れ様ー
0奇数抜けば結構安定しはじめてますね、
そして魔法強すぎ(今更


 >>874

王子「魔法が強いって?」

王子「極大、ってのはすごぉーく、強いんだもん」

王子「だけどやっぱり、魔法だけに胡座をかいちゃ危ないかもだからね」

王子「気をつけてね」

王子「30分ころを目安に再開するつもりでーす」

王子「今日もどうぞよろしくお願いします」


 ――バイス王国・闘技城都市・救護室――

ライド「ぅ…」パチッ

アルエレナ「…起きた?」ジトッ

ライド「……あれ…僕…」

アルエレナ「相手を倒してからぶっ倒れたの」

ライド「え? あ、ああ…そっか…」グッ

アルエレナ「体はもう平気?」

ライド「んー…うん、大丈夫」

アルエレナ「そう、じゃあ良かった。歯、食いしばってね?」ギュッ

ライド「え?」

 ズゴォォォッ

ライド「っ…っ!? な、何…?」フルフル

アルエレナ「邪魔したから」

ライド「だ、だって…あれは……ごめんなさい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アルエレナ「じゃ」ライド「あっ…」
 4~6 アルエレナ「…それと、無茶なことしたから、その罰ね」
 7~9 アルエレナ「………ありがと」ボソッ


アルエレナ「………ありがと」ボソッ

ライド「え…? お、怒ってない…?」

アルエレナ「…怒ってるけど、それとこれとは別っていうか…?」プイッ

ライド「そうなの…? どういたしまして…」

アルエレナ「うん…」

ライド「…」

アルエレナ「…」

ライド「…えっと…」

アルエレナ「昨日の、あれ!」

ライド「あ、うん」

アルエレナ「あれ、あの…お返ししてくれるってやつ」

アルエレナ「色々、考えたんだけどね…。あたし、ちょ、丁度旅に出ようと思ってたの」

アルエレナ「さっきのファイトマネーで10万ゴールドもゲットできたし、コツコツ貯めたお金と合わせて、パパに届くようにしたの」

アルエレナ「だ、だからね…? つ、ついでに? あんた、あんなじゃ危なっかしくてたまらないから、つ、ついてってあげてもいいわよ?」

ライド「ほんとっ?」

アルエレナ「も、もちろんっ」

ライド「【安価下1】」

 1 あれ? でもそれ、お返しになる?
 2 やった! じゃあこれからもアルエレナと一緒だね!
 3 その他、自由台詞


ライド「やった! じゃあこれからもアルエレナと一緒だね!」

アルエレナ「う、うん…///」

ライド「…どうかしたの、顔赤いよ…?」

アルエレナ「な、何でもないわよっ! それよりほら、もういいなら早く行きましょ。どこ行くの?」

ライド「湖畔の都だよ」

アルエレナ「地味に遠いじゃない。うだうだしてる時間なんかないわよ、出発!」

ライド「あ、待って、アルエレナ…!」

アルエレナ「アルクトスがまたふらっとどっか行っちゃう前に行くわよ」

 ガチャッ

アルエレナ「て、もういない…」

ライド「えっ…」


 アルエレナが仲間になりました ▽


 【安価下1】
 ふらっと消えたアルクトスが、金がないからって依頼を受けてたよ
 1 荷馬車の護衛:3000~1万G
   1戦闘につき最低賃金に1000G上乗せだけど、上限は1万Gで、湖畔の都までだって
 2 おつかい:2000G
   湖畔の都の王立学術院・魔法学部に小包を持っていってほしいんだってさ。報酬は後払い
 3 魔物討伐:4000G
   道中に魔物が異常繁殖しているところがあるから、そこを綺麗に掃討してって。報酬は湖畔の都で受け取れます


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:200G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳


<ふはははっ! 任せたまえ!

ライド「この声…あっち?」トトトッ

アルエレナ「いた!」

アルクトス「おお、丁度いいところに来たな」

ライド「何してたの?」

アルクトス「金がないからな、依頼を受けていた。最大で1万ゴールドも得られるぞ」

アルエレナ「1万…?」

ライド「あ、そうだ。アルエレナとね、一緒に旅することになったの。いいよね?」

アルクトス「歓迎しよう。多く寄り集まるほどに愉快ことも増えるだろうからな! はっはっはっ!」

アルエレナ「どんな依頼受けたのよ?」

アルクトス「荷馬車の護衛だ。依頼主はこちらだ」


 【安価下1】
 新キャラだよ!
 依頼主のお名前+性別おなしゃーす


 漢と書かれても「男性」でしかないんですがね、すみませんね

―――――

ロドリゲス「どうぞよろしくお願いします」ペコリ

ライド「こっ、こちらこそ…」ペコリ

アルエレナ(何か貧弱そう…)

アルクトス「さあ、出発しよう。ロドリゲス、準備を」

ロドリゲス「ええ。すぐに」

ライド「最低3000ゴールド…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 戦闘は起きないけど天気が悪くて大変…
 4~6 馬車に乗せてもらったり、荷を引く馬に乗せてもらったりと、地味に楽しんでます
 7~9 しょっぱい魔物がそこそこ出てくる。意外とうはうは?


 ゴトゴト

ライド「おおっ…思ったより、揺れる…」

馬A「ヒヒン」

ライド「それに何か、乗ってるだけで疲れるかも…」

馬A「ヒヒン」

ライド「毛がすべすべなんだね」ナデナデ

馬A「ヒヒン」

アルエレナ「…楽しい?」

ライド「うんっ」

アルクトス「馬車にこうして乗せてもらえるとは、楽ができていいな」

ロドリゲス「魔物とかが出たらお願いしますね」

アルクトス「任せたまえ」


 【安価下1】
 そんな感じで、平和でのどかな旅の模様…
 1 コミュ
   ※相手も併記
 2 そういえば…里のこと知ってるかな? ロドリゲスに聞いてみよう
 3 その他、したいことあったりするなら併記


アルクトス「Zzz…」

アルエレナ「任せたまえとか言って寝てるし…」

ライド「あ…そうだ」クルッ

ライド「ロドリゲスさん、あのね、ちょっと訊きたいことあるんだけどいい?」

ロドリゲス「何ですか?」

ライド「僕…僕がね、暮らしてた里を探してるんだけど、何か知らないかなって」

ロドリゲス「里…?」

ライド「森の中にあって、近くに大きな滝がある…んだけど」

ロドリゲス「それだけだと、何とも分かりませんね」

ロドリゲス「…植物の特徴なんていうのは?」

ライド「植物?」

ロドリゲス「ものによっては特定の気候でしか生育できないものもありますから、場所の特定に繋がるかと」

ライド「そっか…。でも…うーん、黄色いお花とか…あとは…ぐわーってなってたりして…」

アルエレナ「何よ、それ。分かるはずないじゃない」

ロドリゲス「じゃあ、ちょっとここに描いてみてくれるかい?」

ライド「うん。えーとね…」

 サラサラ…


 【直下 コンマ判定】
 ライドの絵心とは…
 1<9 数値が大きいほどお上手
  0  は天才か、しょーこおねーさん


ライド「こんな感じ…?」

ロドリゲス「どれどれ…」

アルエレナ「…い、意外と上手じゃない…」

ライド「ほんと? いっぱい地面に描いてたからかな? えへへへ」

アルエレナ(それって…)

ロドリゲス「うーん…特にこれといった感じは…」

ライド「そっか…」シュン

ロドリゲス「悪いね、ライドくん」

ライド「ううん。ねえ、この紙もらって、お絵描きしててもいい?」

ロドリゲス「ああ、いいよ」

ライド「やった! ありがとう」

ライド「~♪」

アルエレナ(……ひとりあそび…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つよーい魔物が出たぞー! アルクトスがぐうすか寝てて起きない(白目
 4~6 平穏無事どころか、特に戦いも起こらずに湖畔の都へ着いちゃった
 7~9 何度か戦って湖畔の都に着いたよ~
     7 報酬は7000G
     8 報酬は8000G
     9 報酬は9000G


 ――バイス王国・湖畔の都――

 所持金:200G→3700G
 (アルクトスと折半)

ロドリゲス「ありがとうございました、助かりました」

アルクトス「感謝されるほどのことではない。我々は雇用関係にあったのだ」

アルクトス「報酬を受ける身としては働かせてもらったに過ぎないのでな」

アルエレナ「あんた寝てたじゃない!」

アルクトス「ははははっ!」

ライド「アルエレナも手伝ってくれなかったのに…」

アルエレナ「だってあたしはちゃんとお金持ってるし」

ロドリゲス「しばらく、ここに滞在して商いをしていますので、何かあれば立ち寄ってみてください。それでは」ペコリ


 【安価下1】
 1 早速、王立学術院に行って専門家を探そう!
 2 その前に観光だよー!
 3 なに、自由行動したい?
   A じゃあひとりで王立学術院に行ってくるー
   B じゃあひとりで観光してみよーっと
   C ひとりでその他自由行動
 4 その他自由行動


 あ、ごめん
 所持金は4700Gでした

 これは安価に数えぬので、どうぞ~


 あ、間違ってなかった…
 あれ? ごめんね、ごめんなさい…3700Gで合ってた、ね? ごめん…


 ――バイス王国・湖畔の都・王立学術院――

ライド「うわあ…」

アルエレナ「な、何か頭の良さそうなのがいっぱいいるわね…」

アルクトス「ここはバイス王国の叡智が結集されている場所だ」

アルクトス「ふふっ…ふははははっ! 実に楽しみだ! ここにある知識を全て吸収するのにどれだけの時間がかかるのか!」

アルクトス「はーっはっはっはっ!」

 ヒソヒソ
 ザワザワ

アルエレナ「注目浴びるからやめなさいよ…」

ライド「ええっと…専門家さんに会わないといけないから…」


 【安価下1】
 1 とりあえず中に入って、受付みたいな人に尋ねてみよう
 2 よく分からないから学生の人に尋ねてみよう
 3 あっ、アルクトスがダッシュでどこかに向かった!
   A と、止めなきゃ!
   B ……放っておこう…


ライド「ええっと…」キョロキョロ

アルエレナ「どうしたの?」

ライド「誰に声かけたら、教えてくれそうかなって…」

アルエレナ「そうねえ…」キョロキョロ

<つーかーれーたーよー

<おつかれ、スピカ。午後はゆっくりできるんだろ?

<まあね

ライド「…あの人にしよっと」トトトッ

アルエレナ「えー…? 何か、奇抜な服装なのに…」

ライド「あの、すみません」

スピカ「うん? …なあに? どうかしたの?」

ライド「あの…僕が住んでた里を探してて、そういうのに詳しい人がいないかなってここまで来たんです」

ライド「専門家さん…? がいたり、しますか…?」

スピカ「住んでた里…」


 【直下 コンマ判定】(お人好し:+3)
 1~3 それっぽい研究をしてるだろうな、っていう教授の名前を教えてもらえたよ
 4~6 研究室まで連れてってくれた
 7~9 魔法でその場所を特定してあげよう、って自信満々に言われた


スピカ「じゃあ、わたしが魔法でその場所を探してあげる」

ライド「ほんとうっ?」

セーブル「大丈夫か…?」

スピカ「大丈夫、大丈夫。あ…でも、ちょっと準備がいるんだ。すぐじゃなくてもいいかな?」

ライド「うん」

スピカ「じゃあ、日暮れくらいに湖の畔に小屋があるから、そこでいい?」

ライド「うん。ありがとうございます」ペコッ

セーブル「なあスピカ? そこ、俺の家…」

スピカ「しっかり準備しておくからね。セーブル、手伝ってね。ほら、行こ」

セーブル「はいはい…」

アルエレナ「……いい人っぽかった」

ライド「うんっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、アルクトスがいつの間にか消えてた
 4~6 夕方まで観光しよっかーってことに
     4 あれ、アルクトスがいない…? まあいっか
     56 アルクトスもおるよ
 7~9 アルクトスが何をどうやったのか、本当は立入禁止の図書館に入れるようにしてくれた。何したんだろ、この人…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 暇になったからロドリゲスのとこに行った。サクラして、って言われた。何かプレゼントするからって
 奇数 聖眼に興味を示す、不穏な影…
 ※0は偶数扱いやで~


ロドリゲス「うーん…」

アルクトス「――どうしたのだね?」スッ

ロドリゲス「うわっ…!? ああ、皆さん…お揃いで…」

アルクトス「少々、暇をもてあましてな。商売はどうだ?」

ロドリゲス「それが、あんまり…。そうだっ、皆さん、ちょっとサクラしてもらえませんか?」

アルエレナ「サクラ…?」

ライド「何ですか…?」

アルクトス「ほう、そこまでか」

ロドリゲス「面目ないです…。とにかく、商品をいちいち手にして、驚いてみてください」

ロドリゲス「そうすればここの人が興味を持って人が入ってくれると思うので。何かさし上げますから」

アルクトス「引き受けようではないか」

アルエレナ「それって、やらせじゃ…」

ライド「…でも、何か面白そうなのいっぱいある…。ねえねえ、これは何ですか?」

ロドリゲス「ああ、それはね、世にも珍しい若返りの薬」

アルクトス「若返りの薬だと!?」

アルエレナ「そんなのあるの!?」

ライド「僕はいらない…」

ロドリゲス「…の材料って言われるものだよ」ボソ

アルエレナ「うさんくささが一気に上がったわね…」

アルクトス「むむむっ…なるほど、かなり興味深い…。若返りか、一体どういうメカニズムで…」

アルクトス「いや、これがその薬になるのなら成分を分析していけば…? ふっ、ふははははっ! 愉快だ、至極愉快だぞ、これは!」

アルクトス「はーっはっはっはっ!」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 サクラ作戦は失敗…もらえるものも大したことない
 4~6 サクラ作戦はそれなり…? それなりのものももらえる
 7~9 サクラ作戦が大成功。いいものもらえるかも?
  0  すごいのにしてあげよう


 ワイワイ
 ザワザワ

ロドリゲス「ありがとうございます、どうも、はい~」

ロドリゲス「お買い上げは以上で? はあい、どうも~」

ライド「いつの間にか、すごくなってた」

アルエレナ「盛況ね」

アルクトス「ロドリゲス、これは何だ!?」

ライド「もうサクラやるの、いいんじゃ…?」

アルエレナ「あれはサクラとかじゃなくて、素でしょ?」


 【安価下1】
 タダでもらえるよ!
 1 濁流宝珠
   宝珠に魔力を込めることで、注ぎ入れた魔力に応じて小~極大の濁流魔法が使えます
 2 リフレクションマント
   魔力を込めることである程度の攻撃(物理・魔法不問)を反射できます
 3 仕込み杖
   見た目はオシャレな杖だけど、いざという時は引き抜いて細身の剣になります。ロマン武器
 4 その他、どんな感じが欲しいのか書いてごらん。ないものはないけどね


ロドリゲス「どうもありがとうございます。お陰様で、大好評でした」

アルクトス「これは!?」

ロドリゲス「ちょ、ちょっと待っててください…」

アルエレナ「どんだけ好奇心の塊なのよ、あいつ…」

ロドリゲス「ささやかなお礼ですが、この中からお好きなものをどうぞ」

ライド「いいの?」

ロドリゲス「ええ」

ライド「……じゃあ、これ」

ロドリゲス「どうもありがとうございました」


 【直下 コンマ判定】
 約束の時間だから、スピカのところへ向かったよ!
 1~3 自信満々だったのに…
 4~6 なんとなく方角が判明したよ
 7~9 探してた里の場所が判明! スピカが成長してたよ、やったね


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:3700G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人


 ――バイス王国・湖畔の都・畔の小屋――

スピカ「むむむっ…」

アルクトス「ほう、地利魔法…。しかも、かなり大掛かりなものと見た」

ライド「わくわく」

アルエレナ「本当に分かるのかしら…?」

スピカ「む、むむむっ…!」

セーブル(あれ、このスピカの顔…失敗してる時の…?)

スピカ「むむっ、むむむぅぅ~っ…!」プルプル

ライド「……………何か起きてる?」

アルエレナ「さあ?」

アルクトス「いや、きっとここからなのだろう」

スピカ「………むむっ!」

ライド「何かきた?」

アルエレナ「分かんない」

アルクトス「さあ、何が起きるんだ…! どのようにして位置が分かるのだ!?」

スピカ「…………………………………………………………………ごめんなさい、失敗しちゃった…」フルフル

セーブル(やっぱりか…)

ライド「えっ…」

スピカ「何でだろ…補助道具の配置間違った…? あれえ…? 合ってるはずなんだけど…」

 ゴソゴソ
 ガチャンッ

セーブル「うわ、何か落ちたぞ?」

スピカ「あ、ごめん、セーブル。戻しといて。…これかな…? それとも、こっち…?」

 ゴソゴソ

アルエレナ「時間のムダ…」

アルクトス「失敗か…。これでは何も観測できていないから、面白みに欠くな」

スピカ「た、たまたまだっただけのはずだから! あの、ほら…ねっ? 大丈夫、大丈夫だからもうちょっと待ってて、ね…?」アタフタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 夜遅くまで失敗が続いた…
 4~8 結局、普通の地利魔法でなんとなぁーくの方角だけ教わった…
   9 何度か失敗が続いて、ようやくちゃんと発動した



<ふははははっ! いいぞ、いい景観だ!

<この湖がまるごと、夜空を映し出す鏡のようになるとは! ふはははははっ!

アルエレナ「…」ウトウト ←眠い

ライド「…」ジワァ ←失敗続きで涙目

スピカ「こ、今度こそっ…!」

セーブル「…」

 シ------ン…

スピカ「あ…あれ…れ…?」

ライド「…ありがとうございました…」プルプル

スピカ「えっ、あ、あの…あのね、偶然で…だから、あの…」

セーブル「本当に偶然なのか?」

スピカ「間違ってないもん。こんなに間違うはずがないんだよ…。何かおかしいんだよなあ…」

セーブル「何がだ?」

スピカ「……それは、ちょっと…分かんないけど」

ライド「一生懸命やってくれて…ありがとうございました」ペコリ

スピカ「あ、ま、待って。あの…がんばるから、このお姉ちゃんに任せておいて」

スピカ「今日は遅いから…あれだけど…ねっ?」


 【安価下1】
 1 もうだいじょぶです…専門家さん探すから
 2 じゃあ待つ


ライド「うん…」

スピカ「良かった…。あ、じゃあもう、休まなきゃ」

スピカ「セーブル…お願いがあるんだけど…」

セーブル「ここに泊めてやれって? 分かってるって、そんくらい」ポン

スピカ「うん、ありがと」

セーブル「でもそれ片づけないとな」

スピカ「……うん…」

セーブル「…外の木にハンモック用意してくる」

スピカ「ありがと」

ライド「【安価下1】」

 1 …泊まってもいいの?
 2 2人は…おつきあいしてるの?
 3 その他、自由台詞


ライド「…泊まってもいいの?」

スピカ「もちろん。わたしが上手くできなくて、こんな夜更けまで待たせちゃってるしね…あはは…」

ライド「でも、僕のお願いなのに…」

スピカ「困った時はお互いさまだよ」

ライド「…うん」

スピカ「ハンモックと、ここと…どっちがいい?」

<ほう、ハンモックか! ふはははっ、たまにはこういうのも良い! これはわたしが使わせてもらおう!

<はーっはっはっはっ!

スピカ「…片づけるから、待っててね」

ライド「ありがとうございます」

スピカ「いいのいいの」

スピカ(でも…どうしてこんなに失敗するんだろう…?)

スピカ(何回確認しても、間違ってないはずだったんだけどなあ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 その後も原因不明の(とスピカが言い張る)失敗が続きまくって、数日経った
 4~6 何やらどんどん大事になって、スピカが色んな文献を調べながらどうにか調べようとしてくれてる
 7~9 スピカは切り札を使った! 学院講師のゼノビアが現れた!!


 ――数日後

スピカ「おかしい…」

スピカ「絶対にこれ、おかしい…」

セーブル「何百回目の失敗?」

スピカ「数えてないけど…絶対、おかしいよ…」

スピカ「試しに同じやり方で別のものの場所を探したら、パッて出てきたのに…」

セーブル「…そもそも、そんな里がないとか?」

スピカ「…え?」

ライド「えっ…?」

セーブル「え…? だって、そうじゃねえの?」

スピカ「じゃあ…どこにいたの?」

ライド「…さ、さあ…?」

セーブル「…そっか、そうなっちゃうのか。じゃあ、ありはするんだよな?」

ライド「じゃないと、困る…」

セーブル「スピカ、何か考えられねえの?」

スピカ「うーん…可能性としては、何かの魔法的な措置で、地利魔法にも引っかからないようにしているとか…?」

スピカ「でも、本気出してこんだけ道具揃えてやってるのに引っかからないんじゃ、相当だよ…」

 ゴッチャリ…

スピカ「これだけ揃えるのに100万ゴールドくらい使っちゃってるし…」ボソッ

ライド「え…」

セーブル「また、金かけたな…」

スピカ「んんー…でも、ライドの里、探してあげたいし…」


 【安価下1】
 1 いっぱい探してくれてありがとう、ってお礼を言う。これでスピカに頼るのはおしまい
 2 スピカとセーブルはあれこれ言いながら考えてくれてるから、大人しく見守ってる
 3 その他、どうしたもんかね?


セーブル「でも、このやり方じゃあダメなんだろ? 他の方法とかは?」

スピカ「これが1番精度があるし…」

ライド「あの…」

スピカ「どうかした?」

ライド「…どうもありがとうございました」ペコッ

ライド「いっぱい、がんばってくれて、ありがとう。でも、これ以上は悪いから、もう大丈夫」

スピカ「悪いってことないよ?」

セーブル「そうそう、好きでやってることだしな」

ライド「ううん…。2人とも全然、学校行かないし…お休みしてるんでしょ?」

スピカ「それは…」

セーブル「俺は別にあそこの人間じゃないんだけどな…」ボソ

ライド「だから、もう大丈夫。ありがとう」

スピカ「うん…」

セーブル「ほんとにいいのか?」

ライド「うん」

セーブル「そっか」


 【直下 コンマ判定】
 そして、当初の目的通り、専門家のところへ…
 1~3 不在…だと…!? 研究のために放浪しまくってていないらしい…むなしくなった…
 4~6 知らないってさ…とほほ…
 7~9 それっぽそうなところを教えてくれたけど…いっぱいありすぎぃっ! ひとつずつ歩いていったら、どれだけかかるんだろ…?


 ――バイス王国・湖畔の都・王立学術院――

ライド「…あうう…」

アルエレナ「完全な無駄足だったわね…」

アルクトス「いや、ここへ来るまでにロドリゲスから報酬も得て、サクラのお礼までもらえたのだ。これもまた一興だろう」

ライド「でも、手がかりなし…」

アルエレナ「地道に歩き回って探すしかないのかしら…?」

アルクトス「ふはははっ! 胸が躍るな! 故郷へと舞い戻らんために幾年もの歳月を費やす…」

アルクトス「そしてきたるべき日に、将来を誓い合った者と再会して結ばれる! 古典的だが何とロマンチックな冒険か! ふはははっ!」

アルエレナ「楽観的…」

ライド「僕…帰れるのかなあ…?」

アルエレナ「…やるって決めてなきゃ、何もできないわよ」

アルクトス「ああ、全くもって彼女の言う通りだ。何事も、まずは自信を持たねばならん」

アルエレナ「…とりあえず、今夜はどっかに泊まる?」


 【安価下1】
 1 そうしよう
 2 いや、時間が惜しいからすぐに出発しよう


 ――バイス王国・湖畔の都・宿屋――

ライド「ルビー…」

ライド「…もう…会えないのかな…?」

ライド「…」

ライド「……会いたいなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さみしがりながらその夜は寝ました
 4~6 アルクトスが開拓されていない土地を地図上に記してくれた。いっぱいあるけど、ここを虱潰しに探すしかない…かな?
 7~9 翌朝。さあ、出発だ! って時に…?


 ――個人情報――
 名前:ライド 武器:鎌 職業:ー 属性:火
 習得魔法:極大~小・火球/劫火/爆裂
 所持金:3700G
 所持品:鋭利な鎌 厚手のコート リフレクションマント

 ――知人――
 ルビー:婚約者の少女
 アルクトス:自称・高等遊民
 アルエレナ:闘技城都市の少女 14歳
 ロドリゲス:行商人
 スピカ:王立学術院の学生 お人好し
 セーブル:スピカと友達? お人好し


アルクトス「気分はどうだ?」

ライド「うん、元気だよ」

アルクトス「それはいい」

アルエレナ(…目え腫らして何言ってんだか…)

ライド「行こ」

アルクトス「そうだな」

 ザッザッ…

ライド「あれ?」

アルエレナ「何でこんな時間に、あんた達いるの?」

スピカ「おはよ」

セーブル「いや…何かさ、やっぱり、気になっちゃってな」


 【多数決】↓5までの最多獲得票を採用
 1 ライドが故郷にたどり着くまで、乗りかかった船でセーブルがついていきたいってさ
 2 すんげえ、ぼんやりとだけど、方角だけどうにかこうにか苦心しながら割り出したからって教えに来てくれたよ


セーブル「だからさ、ライドが故郷に帰るまでついてきたいなー、って」

アルエレナ「はあ? そんな義理ないじゃない」

スピカ「義理はないんだけど…」

セーブル「何か、な?」

アルクトス「ふははははっ! 度を超したお人好しだな」

ライド「でも…」

セーブル「でもも、だっても禁止」

セーブル「俺のわがままだと思ってさ。連れてってくれよ。な?」

セーブル「これでも俺、料理にはちょっと自信あるんだぜ?」フフン

スピカ「…自信だけだよね…」ボソッ

セーブル「剣の腕にも自信あるしな」チャキッ

ライド「いいの…?」

セーブル「おう」

ライド「【安価下1】」

 1 でも、スピカと離ればなれで寂しくならない?
 2 …じゃあ…ありがとう…?
 3 その他、自由台詞

そういやチームヨダカはバイス王国にいるのかな?ハレーレイドは暗夜か?


ライド「でも、スピカと離ればなれで寂しくならない?」

セーブル「え゛」

スピカ「ちょっとは寂しいけど、なんとなーくでずっといてくれたもんね?」

スピカ「セーブルはセーブルで、ちゃんと目標もあるんだし。ねっ?」

セーブル「……そ、そそそ、そそう、そう、そうそうそう…」

アルエレナ「露骨に動揺してない?」

セーブル「し、してないぞっ!?」

アルクトス「ふははははっ! 旅は道連れだ、大人数の方が楽しかろう!」

ライド「そうなの? てっきり、2人ともおつきあ――」

 ガバッ

セーブル「ら、ライドは何を言ってるんだ? んん? なーにを言ってるんだぁ~?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 セーブル…数年、スピカのそばにいて、なーんにもなかったのね…
 4~6 ヘタレなセーブル
 7~9 て言うか、スピカが鈍感すぎてひどいパティーン?


セーブル「じゃ、じゃあスピカ、い、行ってくるな!」

スピカ「うん。あ…でも、わたし、もうすぐ卒業だし、もしかしたら今生のお別れ…?」

セーブル「え」

スピカ「……でも、きっとまた会えるよね」

スピカ「今までそばにいてくれて、ありがとうね。お互い、がんばろうね」

セーブル「あ、お、おうっ! サイキョーの剣士になってくるから、俺の勇名が届く日を楽しみにな!」

スピカ「またね、セーブル。それに皆も」

ライド「ぷはっ…」←ずっとセーブルに口をふさがれてた

アルクトス「ふっ…ふっふっふ、そういうことか、なるほどなるほど…」ニヤニヤ

アルエレナ「あたしもなんとなーく、分かっちゃったかも」

セーブル「さ、さあ、しゅっぱーつ! またな、スピカ!」

スピカ「うん。元気でね、セーブル」フリフリ

 ・
 ・
 ・

アルクトス「くふっ…ふっ…ふふっ、はっはっはっはっ!」

アルエレナ「それで、何もなかったとか、逆にすごいんじゃないの!? あはははっ!」

セーブル「う、うるさいな、仕方ないだろ!?」

ライド「片思いだったんだ…」

セーブル「スピカの頭ん中は魔法と人助けのことだけでいっぱいいっぱいで、俺の割り込む余地なかったんだよ!」

ライド「大変なんだね」

セーブル「いや、同情しなくてもいいぞ…?」


 【安価下1】
 道中…
 1 コミュる
   ※3人の中から選んで併記してね
 2 あてもなく歩くわけにもいかないってことで、作戦かーいぎ!
 3 その他、何かしたいことあるん?


 スタスタ…

ライド「ところで…どこに向かってるの?」

アルクトス「それは風のみが知ることだ」フッ

アルエレナ「そんなのダメよ! 漫然と歩いてたら、いつになっても到着できないでしょ?」

アルクトス「いや、こういうのは巡り合わせだ。急ごうとも、のんびり行こうとも、求めたものは手に入ろう」

セーブル「そう言えばスピカが言ってたんだけどな?」

ライド「?」

セーブル「あんだけやって失敗し続けたのは絶対に何かの妨害が働いてるんだと」

セーブル「だから、そんなことをしてるくらいなら、その里は人に見つかりたくないんじゃないかってさ」

アルクトス「人に見つかりたくない…か」

アルエレナ「そうだったの?」

ライド「…ううん、僕、そういうのは知らないから…」

アルクトス「と、なれば…やはり、未開拓の地が有望なのだろうな」

アルクトス「それでいてライドが言うように植物が生い茂り、滝がある…のならばある程度の高地になるのかも知れん」

セーブル「俺、大陸全土の地図持ってきたぜ」

アルクトス「大陸の地図!? どうやって入手した!?」ガバッ

セーブル「スピカって、超金持ちだから。持たされた」バサッ

セーブル「んで…バイス王国内で…高地で、未開拓だと…」

アルエレナ「どうなのよ? ひとりでじっと見てないで言いなさい」

セーブル「………俺、地図読めないんだ」

アルクトス「どれ、ではわたしが…ふむ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 3箇所もあった…
 4~6 2箇所か…
 7~9 あれ? 1箇所しかなくね?


アルクトス「…条件に合致するのは、ここと、ここと、ここ。3箇所だな」

ライド「どれも離れてる…」

アルエレナ「ちなみに今、どこらへんなのよ?」

アルクトス「湖畔の都のそばだから…ここだろうな」

セーブル「…どこも遠いな」

ライド「うん…」

アルクトス「王国を縦横無尽に歩き回ることに変わりはないようだな! ふははははっ!」

アルエレナ「笑ってる場合じゃないでしょ!」

ライド「でも…ここのどこかに…」

セーブル「よし、じゃあ片っ端から行くしかねえな! 運が良けりゃ、1発で到着だ!」

ライド「うんっ」

セーブル「よっしゃ! ライド、あそこまで競争だ! おりゃああああああっ!」ダダダッ

ライド「え、ま、待って…!」タタタッ

<よっしゃ、俺の勝ちー!

<大人げない…

アルエレナ「アホね、あいつ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 よくある農村に立ち寄った。そして、トラブル発生ですよ、トラブル!
 4~6 物流の街についたよ
 7~9 高地に行くなら相応の装備もいるんじゃない?って発想でバイス王国の首都へ来た


 ――バイス王国・物流の街――

 ワイワイ

ライド「わあ…」

セーブル「おお…すげえ人だな」

アルエレナ「こんなの闘技城都市に比べたら大したことないわよ」

セーブル「それもそうか」

アルエレナ「えっ」←優越感に浸ろうとしてた

セーブル「あそこはもっと賑やかだしな~」

アルクトス「ふふっ…ふふふふ…いいぞ、愉快そうなものが次から次へと…」

アルクトス「ふははははっ! 待っていろ、わたしの知らぬ未知の道具達よ!」ダダダッ

アルエレナ「またあいつは…」

セーブル「1番年上のくせにきょーちょーせーがないやつだな」


 【安価下1】
 1 アルクトスを追いかけよう…一応
 2 先に宿だけとって、観光しよう
 3 自由行動しようよ、って
   ※何かやりたいことあれば併記
 4 その他、自由行動


セーブル「よし、観光だなっ!」

ライド「うん!」

アルエレナ「元気ね、あんた達…」

セーブル「わくわくするだろ?」

ライド「うんうん」

アルエレナ「…ま、まあ、あんた達だけじゃ心配だからついてってあげるけどね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 人が大勢いれば、自然と悪い人間も紛れ込んでるわけで…
 4~6 色んな交易品を見て回った。楽しい
 7~9 占いだって、占い! 3人でそれぞれ、やってもらった


占い師「あいや、待たれよ…そこの若者達よ…」

ライド「?」ピタッ

セーブル「俺らか?」

アルエレナ(何かうさんくさい…)

占い師「おお…これは、これはこれは…むむむ…」

セーブル「な、何だその水晶? 何か見えてるのか?」

占い師「この先はひとり、100ゴールドですじゃ」キッパリ

アルエレナ「うわあ…」

セーブル「よーし、じゃあ俺から!」

占い師「何について知りたいかね?」

セーブル「………れ、恋愛的な…」

占い師「うむ…」

占い師「では占ってしんぜよう…」

占い師「はぁぁぁ~…」

占い師「よだんもゆじなうときてくーごすのも」ブツブツ

セーブル「お、おおっ…?」

占い師「好いている女がおるのう…?」チラッ

セーブル「お、おうっ! で、でっ?」

占い師「【安価下1】」


 【安価下1】
 何か適当にセーブルに占いの結果を言ってあげて。丸投げでーす
 例:その内会えるじゃろ。終わり などなど、こんなてきとー具合でいいんで…


占い師「まあがんばれば実るじゃろ」

アルエレナ「てきとー…」

セーブル「が、がんばるって具体的には…?」

占い師「………そうじゃのう…。むっ…むむむむっ…」

セーブル「おおっ!?」

占い師「…ここから先は100ゴールド――」

アルエレナ「詐欺じゃないの、これ…?」

セーブル「と、とにかくがんばればいいんだな、サンキュー!」

アルエレナ「しかもいいんだ、それで…」

占い師「ぐちぐちとうるさい娘じゃのう…」

占い師「占いのぷぁわーをおんしに教えてやろう…」

アルエレナ「……じゃあ、何か適当に占ってみてよ。当たったら信じてあげるわよ?」

占い師「…恋をしておるな?」

アルエレナ「は、はあっ!?/// そ、そそそ、そんなことあるはずないでしょ!?///」

占い師「それを成就させるためには…ぬっ…ぬぬぬぬぬっ…」

占い師「ほほう…ほうほう…」

占い師「【安価下1】」


 【安価下1】
 アルエレナへの占い結果おなしゃーす


占い師「こまめなアピールと、さり気ない気配りが大事じゃ」

セーブル(あれ、俺より具体的じゃね…?)

アルエレナ「だ、だからそんな、い、いないって言ってるのにアピールとか、気配りなんてっ…!」

占い師「そう…しかもお主…現在、2番目のようじゃのう…」

アルエレナ「」

占い師「逆転のチャンスはゼロではない…精進するのじゃ」

アルエレナ「ぎゃ、ぎゃぎゃ、逆転も何もないわよっ!」

セーブル「ライドも占ってもらったらどうだ?」

ライド「うらない…って、何?」キョトン

セーブル「占いってのはな――」

アルエレナ「相談とか、悩みごとのアドバイスをもらうようなもんよ」

セーブル「あれ、お前…」

アルエレナ「な、何よっ!?」

ライド「アドバイス…へえっ、面白そう! ありがと、アルエレナ!」ニコッ

占い師「よし、じゃあ最後はお主じゃな…ふむ、ふむむむ…」

占い師「どうやらお主は…最近、体の具合がすぐれないようじゃの?」

ライド「え…? そうなの?」

占い師「……ああこれは、先のことじゃのう…。むむむ…なるほど…親と離ればなれで寂しい、と…」

ライド「ううん…別に…お父さんとお母さんのことは…」

占い師「……あれじゃ」

ライド「?」

占い師「ずばり、好いた女がおるのう?」

ライド「うんっ、婚約してるの」

占い師「」

ライド「…?」

アルエレナ(天然占い殺し…?)

占い師「…そ、その目!」

ライド「っ」ビクッ

占い師「その目はお主に様々な苦難を与えるであろう…」

占い師「生半可なものではない。じゃがそれは決して、悪しき瞳ではない…」

占い師「肝要なものは、いつだってひとつじゃ。これを心の支えにすればよろしい」

ライド「何?」

占い師「【安価下1】」


 【安価下1】
 何か胡散臭い占い師がおくる、ライドへのアドバイスとは!?


占い師「思い想ってやまぬ者じゃ」

ライド「おもいおもってやまぬもの…?」

アルエレナ「…それって…」

占い師「みなまで言っては占いのぷゎあーが落ちる…ここまでじゃ」

占い師「300ゴールド」スッ

セーブル「おう」チャリンッ

占い師「じゃあの」

 ゴソゴソ
 ギュッ

占い師「…」チラッ

ライド「さよなら?」

占い師「うむ」タタタッ

アルエレナ「そっこうで畳んで、逃げるみたいに行ったけど…」

セーブル「売れっ子すぎてひとところにいれないとか?」

<占いと称してでまかせを吹き込む詐欺行為が瀕発しているのでご注意をー

アルエレナ「…」

セーブル「ひどいやつもいるもんなんだな」

ライド「大切な人…ってことかな…? うーん…」

ライド「てことは…ルビー…?」

アルエレナ(ひどいのはあんたらの頭ん中よ…)


 【安価下1】
 1 ひととおり、観光はしたから宿に戻ろうか
 2 まだ見たいところがあるもん! ※目的のものを併記してね
 3 その他、自由行動


 安価把握
 次スレへ参りまする~
 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?7スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436277200/)

 こっちはまたもや、王子へのQ&Aですぅー
 アシスタントが欲しい場合は以下の中から選んで、この下で取って決定してくだされ~

 モニカ サリー マリリー リリ ヒヒイロ スピカ セーブル ヨダカ レイド エル アルクトス アルエレナ



王子「皆の王子様と!」

アルエレナ「何で、あたしなの?」

王子「ちょっと、そこは普通に…」

アルエレナ「はあ?」

王子「はあ、って…」

アルエレナ「ギャラ出るの?」

王子「えっ…」

アルエレナ「ギャラ」

王子「………こ…これくらいで、どう…?」コソッ

アルエレナ「…こうでしょ?」パチパチ

王子「こんなに!?」

アルエレナ「おつかされさまー」

王子「待って待って、払う、払うからっ!」ガシッ

王子「じゃあ…最初からね?」

王子「ごほん…あーあー…」

王子「皆の王子様と!」

アルエレナ「アルエレナの!」

王子・アルエレナ「「Q&Aコーナー!」」

王子「>>1000までね、素朴な疑問から、ここどうなってんだよ、っていう鋭いご指摘までね、俺と助手のアルエレナで答えてくコーナーだよ!」

王子「助手が女の子で、俺のテンションば爆上がりだよ! わっほい!」ピョンピョン

王子「アルエレナかわいいよ、アルエレナ!」

アルエレナ「やめて、別に嬉しくないから」

王子「えー? 何でー?」

アルエレナ「初対面の男にかわいいとか言われても気持ち悪いだけだから」

王子「」

アルエレナ「質問なんかないんなら、ガンガン、>>1000だったら~とか、埋め~とかしてもいいわよ?」

アルエレナ「いいんでしょ、王子?」

王子「はい…」

王子「でもでも、折角ね、アルエレナが助手でこうして、いじられる場に出てきたんだか――ぐふぉうっ!?」ドサッ

アルエレナ「パパよりいいサンドバッグになりそう」グッ

王子「ひえええ…質問、おたより…アルエレナについてのいじりがいがある質問、待ってまぁーす…」

>>952と、アルエレナは具体的にどれくらい強いのか知りたいぜ

選択肢を選んでもその後のコンマ判定で良い悪いの結果が決まるんだったらどんな選択しても一緒じゃない?
選択肢の良し悪しによって後のコンマに+-とかわかりやすいものがあるといいかも


王子「きたきたきた――――――――――っ!! きたよ、きたよ、アルエレナ!」

アルエレナ「はいはい…」

 >>983

アルエレナ「先に>>952からね。チームヨダカはバイス王国にいるのかと、ハレーとレイドは暗夜王国なの? って」

王子「そうだね。本編中で一緒になったからって、その後もずっと一緒とは限らないからね。基本的には属してるところへ戻ってくよ」

王子「ヨダカはシャニと離れられないから、シャニと一緒にバイス王国のどこかにいるだろうし」

王子「ハレーもレイドも暗夜王国の騎士だから、基本的には暗夜王国にいるってことだね」

アルエレナ「基本的にはって?」

王子「んー、まあ…例えばシリウスはトレジャーハンターで、一箇所に腰を据えないであちこち行ってるからどこにいるか不明とか」

王子「あと、ハレーとレイドは騎士だから任務によっては暗夜王国にいなかったり、任務ってかこつけてヨダカのとこにいる可能性もあるかも?」

アルエレナ「ふーん…そういう感じなんだ」

王子「で、えーと…アルエレナが具体的にどれくらい強いか、だってさ!」

アルエレナ「具体的に…?」

王子「オーソドックスに武器は剣だよね。闘技城都市でそれなりに稼いでたみたいだから、モブよりは全然強いね」

王子「でも、あの剣士との感じだと、ちょっと強くなると厳しいって具合かな? ライドは倒しちゃったし」

アルエレナ「あ、あれはライドが邪魔してきたからでしょ! あそこから華麗に反撃してやっつけるとこだったんだから!」

王子「えー? ほんとに?」

アルエレナ「0から偶数が出ればそうなるもん!」

王子「確率低いなあ…。強キャラじゃあなさげだね。せいぜい、Bクラスかな?」

アルエレナ「ふんっ」プイッ

 >>984-985

アルエレナ「システムの方みたい。あたし、パース」

王子「うーん、そうだねえ…。例えば戦闘とかだとさ、コンマ判定1発で終わり、ってことにはならないんだよ」

王子「選択肢を選んで、そこからコンマ判定をして、優勢か、劣勢かになるのね? で、選択肢の結果と、その戦いの状況次第での流れ、かな?」

王子「そういうのをコンマで決定していってるんだよ。魔法で攻撃、って選んで、敵が魔法に耐性を持ってたら無効でしょ?」

王子「でも描写されてなかったりした弱点だったり…っていう場合もあるんだよ。弱点だったら基本3パターンの判定でも痛烈になるし」

王子「むしろ耐性持ちだったりしてたら、コンマ判定の3パターン全部がしょっぱかったり、あるいはデッドエンドに一歩近づいたりするの」

王子「だから、安価によってコンマの内容も変化してるってことで、まあ…選ばれなかったのがどうなるかは分かんないから言い訳がましいけど」

王子「うん…まあ、一緒じゃあないんだよ。それとね、+とか-をつけた方が分かりやすいのかもだけど、補正ってインフラが怖くて…」

王子「あんまり、そういう補正はつかないようにコンマ表で差異をつけようとがんばっては…いるんです」

アルエレナ「へー」

王子「疑ってる?」

アルエレナ「別に?」

王子「あと、0で偶数と奇数の内容が釣り合ってない…ってことだけど、別に釣り合わせるつもりなんかハナっからないんだからね!」

アルエレナ「気持ちわるい。略して、キモい」

王子「…」シュン

王子「だぁーってさ? 予期せぬタイミングで0がくると、どうしようってなるんだよ。3パターンで最高と最悪出してるのにさ?」

王子「なのに、0でそれ以上、以下を考えなくちゃいけないんだもん。いっつも、いっつも、偶数どうしようかな、って悩むもん」

王子「むしろ、奇数の方がパッて思い浮かぶし。何なら、0が出たら固定良くないことでもいいんじゃないかってレベルで…」

王子「しないけどさ? まあ…うん、0よりも、7~9の方がいいかもって場合はあるかも知れないです。でも、ここはそういうスレです!」

アルエレナ「開き直らないで」

王子「はい…。イコウキヲツケマス。…以上です、おやすみなさい!」

常識的に考えてスピカは卒業したら国に帰るよな
会いたければ会えるだろうし今生の別れでもないからセーブル頑張れ

アルエレナのスタイルでも聞いとこうか


 >>987

王子「そうだね。スピカはもうしばらくしたら自分の国に帰るね」

アルエレナ「じゃあ余裕で会えるのね。つまんない」

王子「いや!」

アルエレナ「何よ?」

王子「セーブルは奥手だからね、やることをやればヴァーゴ王国まで、スピカに会いに行きはすると思うよ」

王子「だけど、いざ王宮まで辿り着いた時にね、何ていう口実で会えばいいんだろう…って勝手に悩み始めて、最悪、そのまま帰るよ」

アルエレナ「えー…」

王子「でもって勝手に、そうだ、勇名を馳せればスピカの方から何かあるかも知れない! って思って、ひたすら修行に明け暮れて…」

王子「そして、気づいた時にはヴァーゴ王国の女王が結婚、なんてことにもなりかねないよね」

アルエレナ「奥手って言うか、ヘタレ…」

王子「まあ、そういうのもあり得る、ってだけの可能性だから。でもやさしくない世界だし、何かあったりはあるかもね」

アルエレナ「でも会おうと思えば会えるのよね?」

王子「セーブルはね、何かこう、精神的なところが超合金レベルに頑丈だから、勝手に克己心を発揮したりするからね…」

王子「スピカに会いたいのは弱いからだ~、なんてことも…」

アルエレナ「うわあ…」

 >>988

王子「ほほう、アルエレナのスタイルだって、スタイル! これだよね、こういうの! こういうのがいいよね! ねっ!?」

アルエレナ「テンション上げるのやめてくれない?」

王子「さて、じゃあ3サイズを発表してもらおうかな? 14歳のアルエレナちゃんのバストは!?」

アルエレナ「い、言うわけないでしょ!?」

王子「えー? これもほら、お仕事だよ、お仕事! ほらほら、ね、カップ数でもいいよ? でなきゃ、俺が見抜くよ?」

アルエレナ「み、見抜くってね、あんた――」

王子「上から…74・53・81と見た!!!!」

アルエレナ「なっ…!?///」

王子「ほほう、ほうほうほう…へええ~?」ニタニタ

アルエレナ「な、なななな、何、何をで、でま、でまかせ言ってるのかあたし全然分かんないだけどっ…」

王子「声がうわずってますなあ?」

王子「まあ、でもさ? ライドはきっと、外見よりも内面重視派のはずだよ」ニッコリ

アルエレナ「でぇええええええ――――――――――――い!」

 ズゴォォォォッ

王子「ぐはああっ…!?」ドサァッ

アルエレナ「そ、それ以上、わ、訳の分かんないこと言ったらもっと助走つけるわよっ!?」

王子「望む、ところ…」グッ

アルエレナ「っ…!? な、何でそこまで…!?」

王子「ドロップキックの時、スカートがね、ぶわあって…でへへへ」

アルエレナ「よっしゃ、グーでいくから歯あ食いしばって」グッ

王子「やだよぉ――――――――っ!」

 ゴスゥッ

アルエレナ「ふんっ」パンパン

王子「」プシュ-

72でなくて良かった

結局西の廃墟は謎のままかい


 >>990

王子「ほんとに良かったよね、72じゃなくて」

アルエレナ「何でそんなに72を目の敵にするの?」

王子「くっ…ていちいちされちゃ可哀想だから」

アルエレナ「…?」

王子「だけど、何でか助手で来てくれる女の子にまだ巨乳ちゃんが来てないんだよなあ…」

王子「あーあ、マリリーとか来てくれたらいいのになあ…。およよよ、ダメですよぅ、とか言いながらやんわりストップかけてくるけど…」

王子「俺はそれをかいくぐって、ラッキースケベを装って、ぐへへへ…」

アルエレナ「サイテー」

王子「あ、でも俺、ちっぱいでも全然オーケーだか――ぐへえっ…!?」

アルエレナ「これから育つのにそんなフォローしなくていいから」

王子「フォローだって分かってるなら、グーパンチしなくても…」フルフル



 >>991

王子「ふざけてたらきてた!」

アルエレナ「西の廃墟だって」

王子「そうだね、謎のまんまだね。あれは時限イベントだったから、もう出てきませーん」

王子「それにあれって同行者がいなかったから出てたイベントでね、何かしらがあって、新キャラが出るよ、っていうあれだったんだけど」

アルエレナ「どんな感じだったの? 中身が気になるんだから教えてよ」

王子「中身なんて、行き当たりばったりで安価とコンマでしか決まらないからね、真相は可能性の渦に飲まれて消えたのさ」フッ

アルエレナ「意味分かんないカッコつけてやめてくれない?」

王子「…はーい…」

アルエレナ「また出てきたりしないの?」

王子「状況次第? パーティーが4人を超えると新しい仲間キャラの追加イベントは発生しないから」

王子「でも色んなことが起きた方がいいよね、って考えで同じようなことはあまりしない方針だから…西の廃墟イベントはおしまい」

王子「ごめんなさいだけど、諦めてね」

アレクトスってどの位の強さなん?


 >>994

アルエレナ「アルクトスの強さだって」

王子「ちゃんとした描写されてないけど、かなり強い方じゃないかな? 剣がメインで、魔法もライドと同じくらいらしいから」

王子「てなわけで、久しぶりに強さのランク表をお願い!」

アルエレナ「はいはい…これね」

 戦闘能力
 SS 王子
 S ベテルギウス ララ
 A ヒヒイロ ベス スバル ゲンジ セーブル エル アルクトス シューメーカーレビー
 B モニカ サリー シリウス ピース パルミラ スピカ ザニア ヨダカ シャニ レイド ゼノビア ライド アルエレナ
 C ポラリス ハレー
 D デネブ トレバー

王子「アルクトスは、Aランクだね!」

アルエレナ「1番上…」

王子「他にもね、ちらほらと変わってるんだよ! セーブルもAランク入ったし、ピースがBランクに落ちちゃったり」

王子「モニカとスピカもCだったのがBになったし! ライドは本当はCくらいなんだけど、魔法のみでBランクに入ってるね」

王子「同じランク内でも実際には実力の差とかがあるけど、まあ、なんとなーくだと思ってね」

王子「あと、描写されてなかったり、成長後が登場していなかったりで、ランクが変動してないって場合もあるからね!」

アルエレナ「ふーん」

王子「残りレス数が少ないから、残りは次レスで答えるね!」

王子「>>1000だったらピースが、またAランクに返り咲く!!」

1000ならルビーの容姿決定

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