ペトラ「兵長!わたし、気になります!」リヴァイ「またか」(34)

氷菓とはとくに関係のない進撃の巨人
好奇心旺盛なペトラと省エネが信条のリヴァイが数々の事件を推理するかどうかもわからない青春も学園も古典部もないだろうミステリ。

書き溜めてない

所詮、このカプのスレです


ペトラ「兵長!わたし、気になります!」

リヴァイ「またか」

俺の部下、ペトラは気になることがあれば解決するまで突き進む困った奴だ

毎回最後まで付き合わされるのも、仕事のうち
ではないが、、、

リヴァイ「今度は何だ?」

解決してやらないと、任務に支障が出るからな


ペトラ「兵舎の屋根裏に、まっくろくろすけが出たそうです」

リヴァイ「なんだそれは?」

ペトラ「この本によると、ススワタリという妖怪なんですけど」

リヴァイ「妖怪だと?妖怪ウォッチは本当に存在するのか…マジか」

ペトラ「友達になってくれますかね?」

リヴァイ「俺まだウォッチ持ってねえ」

ペトラ「大丈夫ですよ!とりあえず行ってみましょう!」


リヴァイ「ところでそのススワタリってのはどんな妖怪なんだ?」

ペトラ「周りを煤だらけにするのが大好きな丸くて可愛い妖怪だそうです、ほら、この本に書いてあるように」

リヴァイ「えっ」

リヴァイ「煤だらけ?」

ペトラ「ええ。妖怪ですからそりゃあイタズラしますよ」

リヴァイ「鳥肌たった」

ペトラ「屋根裏の掃除、みんなサボってたらしくて、今日の担当のオルオが見に行った時に発見したと」

リヴァイ「掃除をサボってた奴は全員後でお仕置きだが、オルオはどうしたんだ?」

ペトラ「それが、まっくろくろすけが出たことにビックリしすぎて舌を噛んで重症なんです。さっき、お見舞いに行った時にわたしも聞かされたんですが」


リヴァイ「という事は、屋根裏はそのままの状態なのか」

ペトラ「はい!だからまっくろくろすけに会えるチャンス…」

リヴァイ「俺が必ず、全滅させる!!」

ペトラ「兵長!」


リヴァイ「そういうわけで、とりあえず着替えてきた」

ペトラ「箒を持って来ないと怒られそうなので持ってきました!でもお友達になるはずが」

リヴァイ「残念ながら、それは許してやれない」

リヴァイ「巨人の討伐よりも最優先事項だ」

ペトラ「まずは姿を確認してからですよ!わたし、気になります!」

リヴァイ「ああ、確認次第、この二本のハタキを使って…」

ペトラ「じゃあ、扉開けますよ」

ガチャ


もそもそもそもそワキャッ!ワキャッ!もそもそもそ


リヴァイ「いっ嫌っいぎゃあああああ!!!」


ペトラ「わぁ!ほんとにまっくろくろすけ!いっぱいいますよ!可愛いです!ねぇ兵長!…へいちょー?」

リヴァイ「無理無理無理無理」

ペトラ「無駄無駄無駄無駄」

リヴァイ「のってこなくていいから!ちょマジで無理!!ペトラ、お前の討伐補佐が必要だ」

ペトラ「えっ、そんな、兵長に頼りにしてもらえるなんて///」

リヴァイ「今はお前だけが頼りなんだ!とりあえずその箒で奴らの動きを封じてくれ」

ペトラ「了解!あれ?いない…まっくろくろすけ出ておいでー?」

もそもそもそもそ

ペトラ「よし!この箒でうりゃー!」

サッサッサ

|彡サッ


ペトラ「うーん、動きがとても早いです」

リヴァイ「い、いなくなった、のか?」

ペトラ「いなくなっちゃいました。ススワタリは綺麗な所には出ないそうです。なので掃除が済んだらもう出なくなっちゃうのですが、会えたのでこれで今回は我慢します」

リヴァイ「そうだな。掃除が徹底されてなかったことが問題だ」

ペトラ「はい、わかってますよ」

リヴァイ「ではこのまま取り掛かるぞ」

サッサッサ
パタパタパタ

リヴァイ「ん?この棚の埃が…」

もそもそもそワキャッ!もそもそもそもそ

リヴァイ「ひ、ヒィーーーーー!!!!」

バターン!!

ペトラ「どうしました兵長!?なんと、煤だらけになってる!」

リヴァイ「棚の埃を払ったらススワタリが降ってきて」グスっ


ペトラ「泣かないで下さい兵長、あとはわたしがやっておきますから」

リヴァイ「すまない、約束を守れなくて、すまない」グスっ

サッサッサ

そもそも俺はどうしてこんな目に合っているのか

サッサッサ

ふきふきふき

ペトラ「よし!掃除終わりましたよー!どうですか?」

リヴァイ「うン。合格で」

ペトラ「やったー!えへへっ」

付き合わされているのも、その笑顔を見ると思うんだ。悪くない、と


ペトラ「キレイに纏めたつもりのようですが、お洗濯するので服を脱いで下さい」

リヴァイ「なん…だと…」

リヴァイ「唐突なエロ展開!」

ペトラ「その発想、わたし、気になります!が、普通にお風呂入って下さいって意味です。煤だらけですからね?」

リヴァイ「ゲフン。そうだね」

【ススワタリ編 完】

深夜にたてちまったものはしょうがない煽りたまらん


ペトラ「兵長!わたし、気になります!」

リヴァイ「今日はなんだ?」

ペトラ「聞きましたか、あの噂」

リヴァイ「なんの話だ?」

ペトラ「幽霊が出るっていう噂ですよ」

リヴァイ「そそそそんなもんいるわけないだろ」

ペトラ「でも聞いた人が沢山いるんですよ、その声を」

すまん寝ぼけてsage忘れていた俺のミスだ
スレタイだけでも嫌な人いるのに不快にさせて申し訳ない
s速とは自分で住み分けて使ってるだけだし酉で不快だったら回避してくれ
どんな内容かはスレタイで把握されると勝手に思ってたのでわざわざレスする時間とらせてごめん

じゃねえわざわざ開かせて申し訳ないか
どっから見てそうなってしまったかわからないがすまん

前回の寝落ちからの復帰であんま思い出せないけど寝るまで再開------------------------

リヴァイ「声ってなんだ?」

ペトラ「声というか、指笛です。馬を呼ぶときの。真夜中に聞こえてくるそれが、馬を失って戻れず亡くなった兵士の霊だという噂で今もちきりなんですよ」

リヴァイ「何故、霊だという発想になったんだ?」

ペトラ「声の主を見た者は誰もいない、からです」

リヴァイ「隠れてるだけじゃないか?」

ペトラ「でも、気になります」

ペトラ「もし声の主が本当に私達の仲間だったら、、、兵長が、弔ってあげるのが一番幸せなんじゃないかって」

リヴァイ「、、、それで成仏する?いや待てよ、地縛霊ってのはその場に留まるんじゃ」

ペトラ「早速今夜行きましょう!確かめに!」

リヴァイ「きけよ」

ペトラ「こっちです兵長、私もまだ実際に聞いたことはないんですが、噂によると時間もそろそろです」

リヴァイ「怖、いや眠いし帰りたいんだが、仲間の為にならと来てみたが、、、」

しーん

リヴァイ「聞こえないようだが」

ペトラ「兵長、実は嘘なんです」

リヴァイ「は?」

ペトラ「兵長と二人っきりになる口実が欲しくて」

リヴァイ「ペトラ、、、?」

ペトラ「なんて冗談で気を紛らわそうかと。嘘ですよ嘘!えへへ」

リヴァイ「察してたぞ。それ以前にお前にいつもつきあわされてるんだから今更だ」

ペトラ「そう、ですよね、、うっ」

リヴァイ「お前、実は、、ビビってやがるな?」

ペトラ「うわぁぁん!怖いです怖いです!やけに静まり返っててなにか出そうなこの雰囲気!」

リヴァイ「出ないし聞こえもしな、」


ピィーッ


リヴァイ「いっ?」

ピィー

リヴァイ「いぎゃあああああ!!!」

ペトラ「うわぁぁん!むしろその叫びにビビりました!ほんとに!ほんとに聞こえました!!」

リヴァイ「誰もそんなことは言っていない」

ペトラ「いえ、びっくりしましたよ?」

リヴァイ「覚悟があってやってる奴と、なんの覚悟もなく時間を無駄にする奴、ペトラ、悪いが俺は寝不足でな」

ペトラ「ええ、そうでなくても深夜ですし私も眠いです」

リヴァイ「察する、ということはできるか?この案件は気にしなくてもいい類のものだ」

ペトラ「どういうことですか?気になります!」

リヴァイ「さっきは急でビビったもんだが、よく見ろ、あそこの人影を」

ピィ

ピィー

ペトラ「あ、ホントに訓練兵のこが練習してるだけだったんですね」

リヴァイ「ああ、音のする方を落ち着いて見ればわかることだ。どいつもこいつもビビって逃げやがって、だからクソみてえな噂が流れやがる」

ペトラ「どうしますか?察するってことはそっとしておいてあげますか?」

リヴァイ「それはまた別の話だ。面倒くせえから、ぴーぴーうるせぇって一言言ってこい」

ペトラ「うーん。とりあえず話を聞いてあげましょう、どうしてこんな夜中に練習してるのかを」

リヴァイ「そこは察したほうがいいんじゃないだろうか」

ペトラ「おーい」

リヴァイ「あいつ、命令以外は基本無視だよな」

ペトラ「ねえ君!こんな時間にこんな所で何してるの?」

「うっ、うわぁぁああすいませんでしたぁああ!!!!」

ダッシュ

ペトラ「あっ全力で逃げられちゃいました」

リヴァイ「そうだろうな。真夜中にひとりで練習する。それは自分が下手だから恥ずかしいとか、そういう理由があっての事だろう」

ペトラ「なるほど、そうですね、、、でも幽霊じゃなくて人間、でしたね」

リヴァイ「そういう噂を作ったのも人間、か。俺はそんな発想をする奴のほうが気になるな」

ペトラ「あっ!兵長も気になります、ですか?」

リヴァイ「いや、面倒くせえ。寝る」

ペトラ「はい、確かに私も眠気MAXですよ、気になることがあると眠れないんですけど、今日はよく眠れそうです」

リヴァイ「全く、お前がそんなんじゃなけりゃ俺も付き合わされずに済むんだが」

ペトラ「でもついてきてくれますよね?なんだかんだ言って」

リヴァイ「そこはな、気にならなくていいぞ。ただ、俺が本当にくだらないことに時間を無駄にする奴に付き合うほどのお人好しじゃないってことは、」

ペトラ「あ!猫ちゃんがいます可愛いですよ見てください兵長っ!」

リヴァイ「知ってた、途中から聞いてなかったの」

ペトラ「あ、逃げられちゃいました」

リヴァイ「そんな風に向かって行ったら逃げるだろうな、野良猫は」

ペトラ「わたし、気になります!」

リヴァイ「今度は何だ!?もう寝かせてくれ」

ペトラ「うー。帰り道に聞いてくれるだけでいいですから」

リヴァイ「なんだ」

ペトラ「猫はどうしてあんなに可愛らしいんでしょうか」

リヴァイ「はあ」

ペトラ「どこから来て、何のために生きているのでしょう」

リヴァイ「じゃあペトラ、お前はどこから来て何のために生きているんだ?」

ペトラ「そう言われると、うーん」

リヴァイ「こんな話をしてると朝になっちまう。だから猫についてひとつ話をしてやるから納得しろ」

ペトラ「はい!」

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