幸子「また年上に可愛がってもらいます」【安価】 (226)

幸子「年上に可愛がってもらいます」【安価】
幸子「年上に可愛がってもらいます」【安価】 - SSまとめ速報
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の19歳以降になります。前作読んでもなくても問題ないはずです。

幸子「なんとなく始めた前回の企画ですが、なかなか良い結果でした」

幸子「凛さんの目からハイライトが消えてましたが、まあ、些細な問題でしょう」

幸子「ボクは、どの方とも過ごしても楽しかったですし、相手方にも楽しんでもらえたみたいようでしたし」

小梅「そう、だね……。私も、珠美さんにお姉さん……してもらって……肝試し……楽しかった」

幸子「というわけで、今日は前回に引き続き19歳以降の方に可愛がってもらいましょう」

小梅「わー……」

幸子「最初は、19歳の>>3です」

以下3択で
①宮本フレデリカ
②鷺沢文香
③イヴ・サンタクロース

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3

~事務所屋上~

幸子「イヴさん……サンタクロース、らしいですが本当なんでしょうか」

幸子「まあ、趣味が『煙突探し』なんて人はサンタさんくらいしか思いつきませんが」

ガチャ

イヴ「あ、幸子ちゃん。おはようございますぅ~」

幸子「おはようございます。突然ですが、ボクを可愛がってください」

イブ「はい~?」

幸子「今ですね、年上の方にボクを可愛がってもらう、という企画を行ってまして」

幸子「今回は、19歳の方ということで、イヴさんを訪ねました」

イヴ「ああ、そういうことですかぁ~」

幸子「カワイイボクは、サンタクロースにも負けず劣らず夢と希望を与えますよ!」

幸子「イヴさんは、そんなボクを可愛がる権利をプレゼントされたのです!」

イヴ「わぁ、それってラッキーですぅ。ねえ、ブリッツェン」

ブリッツェン「ブモ(せやろか)」

幸子「というわけで、ボクを可愛がってもいいですよ!」

イヴ「そうですねぇ~。サンタアイドルとして、プレゼントされたからにはお返ししないといけませんねぇ」

幸子「痛いこと以外なら、どんなことでも構いませんよ!」

イヴ「ん~、じゃあ>>10なんてどうでしょ~」

一緒に路上生活

幸子「……キャンプってことですよね? そうですよね?」

イヴ「キャンプですかぁ、こずえちゃん達が行ってましたねぇ~」

幸子「いやあの、肯定か否定かして欲しいんですが。出来れば肯定して欲しいんですけど」

イヴ「え~、そのままの意味ですよぉ」

幸子「嫌ですよ!? 路上生活するアイドルなんて、社会的に痛いじゃないですか!」

幸子「いつからイヴさんは悪い子専門のサンタになったんですか!」

イヴ「私は、いい子のためのサンタクロースですよぉ?」

幸子「だったらなお悪いですよ! どこの国に路上生活をプレゼントされて喜ぶ子どもがいたんですか!」

イヴ「昔、暗い屏の中よりも、路上生活の方がいいって子どもがいて……」

幸子「やめてください! 急に真面目っぽい顔しないでください!」

イヴ「半分冗談ですってばぁ~。大体、今は寮で暮らしてますから~」

幸子「残り半分は一体……?」

イヴ「私がどうしてアイドルになったかは、知ってますかぁ?」

幸子「えっと……プレゼントと服を盗まれて困っている所をプロデューサーさんが……」

イヴ「はい、プロデューサーさんがプレゼント代を稼ぐためのお仕事をくれたのです」

幸子「……改めて聞くと、警察案件だったような気がします」

イヴ「サンタがプレゼントを盗まれた、なんて信じてもらえませんしねぇ。だから、プロデューサーさんが信じてくれて嬉しかったです~」

イヴ「話を戻しますと、凍えそうな中で、私はぬくもりの大切さを知ったのです」

幸子「ぬくもり、ですか?」

イヴ「はい、小さな命のぬくもり」

ブリッツェン「ブモ」

イヴ「人を思う、優しさのぬくもり」

幸子(プロデューサーさん……?)

イヴ「そして、意外と温かいダンボールのぬくもり……」

幸子「知らずに済むなら、知りたくないぬくもりですねそれ……」

イヴ「その3つのぬくもりを、幸子ちゃんにも知ってもらいたくて……」

幸子「えっ、小さな命と優しさのぬくもりはダンボールと同格なんですか」

イヴ「そういうわけで、一緒に路上生活を体験――」

幸子「しませんよ! その話聞いただけで十分ですよ!」

イヴ「実際に体験してわかることも多いですよ~」

幸子「わからなくていいことばっかりですよそれは!」

イヴ「まぁまぁ、ダンボールどうぞですよぉ」

幸子「それは魔法の言葉じゃないですから!」

ブリッツェン「ブモ(やれやれだぜ)」

幸子「妥協案として、1時間だけという条件で体験しました……」

幸子「知ってますか、固いコンクリートの床でも、ダンボールを敷けば楽になるんですよ!」

幸子「……ボクは、可愛がられるためにイヴさんを訪ねたんですよね?」

幸子「……次に期待しましょう。20歳の>>25さんなら、きっと……」

①クラリス
②荒木比奈
③姫川友紀

みすってた。>>20でお願いします

2

~事務所~

幸子「……おはようございます、比奈さん」

比奈「おはようっス。……何か疲れてないっスか?」

幸子「ちょっとダンボールのぬくもりを知ったりしてて……」

比奈「なんスかそれ……?」

幸子「何だったんでしょう……。ボクにもよくわかりません」

幸子「ところで、比奈さんは20歳ですよね」

比奈「ん? そうっスけど。あんまりそう見られないんっスよね。それがどうしたんスか?」

幸子「20歳のお姉さんとして、ボクを可愛がってください」

比奈「あー、例の企画っスか」

幸子「あれ、知ってるんですか?」

比奈「奈緒ちゃんが言ってたッス。『めんどくさいことに巻き込まれ無くてよかった』なんて言ってましたけど」

比奈「その後、『凛よりも私の方がお姉さんだってのに』なんて呟いてて。いやー、可愛いっスねぇ」

幸子「ボクもそれに負けずカワイイですよ!」フフーン

比奈「まあ、幸子ちゃんもツンデレっちゃツンデレでスかねぇ」

比奈「けど、私よりもっとお姉さんな人いまスよ? わざわざ私のとこ来なくても」

幸子「ボクの可愛さだけでなく、年上の可愛さを引き出すというのも企画趣旨なんです」

幸子「実際に姉妹の方がお姉さんらしいのは当然です。そうじゃない方が、ボクに対してどうするのか? それが見たいんですよ」

幸子「なので、実際に姉妹だったりする方は候補から外しています」

幸子「この企画により、ボクの可愛さを年上が引き出し、ボクは年上の可愛さを引き出す。完璧ですね」ドヤァ

比奈「モッツァレラチーズとトマトのサラダみたいっスねぇ。そういうことなら、お姉さんしてみまスかね」

比奈「漫画だったら、こういう時は……>>28でスか?」

しゃーねーな、加速してやんよー

コスプレだ

比奈「よし、コスプレっス」

幸子「こ、コスプレですか?」

比奈「ウッス。さっき幸子ちゃんは、お互いの可愛さを引き出すための企画って言ってたっスよね?」

比奈「コスプレも同じで、コスプレイヤー自身が可愛いと思わせるのは勿論、そのキャラクターも可愛いと思ってもらってこそなんでス」

比奈「でスから、ある意味で幸子ちゃんの企画を形にスるってことでスね」

幸子「おお……。路上生活体験とは比べ物にならない安心感です……」

比奈「……ホントに何してたんスか?」

幸子「けど、衣装とかはあるんですか?」

比奈「んー、衣装室とか倉庫を漁れば、それっぽくは出来るんじゃないっすか?」

比奈「とりあえず、行ってから考えるっス」

――――――――――

~衣装室~

比奈「っぽい……どころか、そのものズバリな奴も多いっスね」

幸子「ライブとかでは着たことないですけど、誰が着てるんでしょうか?」

比奈「コスプレが趣味な人……あっ」

幸子「どうしました?」

比奈「いえ、なんでもないっス。余計なことを言うと消されるのは、創作のお約束でスから」」

幸子「……?」

比奈「あっ、これちょうど良さそうっスね。身長も同じくらいで、髪の色も似てるし」

幸子「……制服、ですか? それにしては、脇の所が開き過ぎな気もしますが」

比奈「まぁ、ファンタジーの制服でスからね。とりあえず、着てみたらどうでス?」

幸子「わかりました。まあ、着る前から似合うのはわかってるんですけどね!」ドヤァ

比奈「私も、それくらい言えるようになりたいッスねぇ」

―――――――――――

幸子「着ましたよ! どうですか、カワイイですね!」

比奈「そこまで言い切れるんスか。けど、実際カワイイッスね」

幸子「フフーン! ボクなら当然ですよ!」

比奈「いや……しかし……」

幸子「台詞集まで付いてるなんて親切ですね。『優勝を実行します』……どんな言い方なんでしょう」

比奈「これは……」

幸子「けど、魔法少女でもボクはカワイイですね! 今度プロデューサーさんに企画してもらいましょうか!」

比奈「んむむ……」

幸子「どうしたんですか比奈さん。カワイイボクを前にしてうなってばかりで。もっと見て下さいよ」クルクル

比奈「あー……そのでスね」

幸子「なんです? ボクが可愛すぎるあまりに言葉が出ないですか。フフーン、さすがボク!」

比奈「パンツ……見えてまス」

幸子「……ふぇ!?」

比奈「丈が短い服でスから、ちょっと動くだけで見えちゃってまス……」

幸子「なななな! それを早く言ってくださいよ!」

比奈「いや、あんまりにもドヤってるんで、言うタイミングが掴めなかったっス」カシャカシャ

幸子「ちょっ! なんで写真撮ってるんですか!」

比奈「照れ顔の幸子ちゃんってレアなんでつい……。あ、これ次の企画の資料にどうっスか?」

幸子「駄目に決まってるじゃないですか! も、もうやめてくださいって!」

比奈「お、その表情いいっスねー。スカートの裾を抑える姿勢と相まってカワイイっスよー」

幸子「フ、フフーン! 当然ですね! ボクはピンチの時でもカワイイ!」

幸子「……って誤魔化されませんからね! 写真はやめてくださいってばー!」

――――――――

比奈「いやー、皆が幸子ちゃんをイジりたがる理由がわかった気がしまス」

幸子「……うう」

比奈「幸子ちゃんの可愛さは間違いなく引き出されてたっスよ。誰に聞いてもカワイイって言われまスね」

幸子「なら、よく……はないですけど、いいです。それと比奈さん」

比奈「わかってるっスよ。写真は消しまスから」

幸子「お願いします……う~、思い出すだけで恥ずかしいです……」

比奈「(下着が見えてない奴は、プロデューサーに送っときまスけどね。私だけには勿体無いっス)

今日はここまで。続きは明日やります

幸子「そう言えば、比奈さんはコスプレしてませんよね?」

比奈「あー、私は普段からアイドルのコスプレしてるようなものっスから」

幸子「じゃあ、アイドルの格好なら構いませんね」スッ

比奈「ええ……? これって、幸子ちゃんの私服じゃないっスか。サイズが合わない……」

幸子「ぴったりですよ、ほら」

比奈「ちひろさん……なんでアイドルの私服まで用意してあるんスか……」ブツブツ

幸子「いいから着てくださいよ。ボクだけじゃ不公平ですよ!」

比奈「うー、わかったッス。腹決めまス」

――――――――――

比奈「ど、どうっスかね?」

幸子「いいじゃないですか。ちゃんと服の可愛さを引き出してカワイイですよ! さすがボクの服!」

比奈「白のワンピースと帽子……。まるでヒロインっス」

幸子「んー、眼鏡は外したほうが」

??「それを外すなんてとんでもない! 大体眼鏡を外すと可愛いというのは、似合った眼鏡をつけていないからです! 眼鏡に罪はないんですよ!」

幸子「……そのままでもカワイイですよね」

幸子「では、ボクになりきってみてください。はい、台詞をどうぞ!」

比奈「い、いきなりっスね。え、えーと……ぷ、プロデューサーさんだったら私の横にいても、いいっスよ」

幸子「……こ、これは」

比奈「疲れたんじゃないスか? 私の隣で休んでもいいんスよ?」

幸子「……あ、あの」

比奈「……幸子ちゃんって、結構積極的っスね」

幸子「わー! 言わないでくださいよ! 自覚したら余計恥ずかしくなるじゃないですか!」

幸子「うう……思わぬ所でダメージを負いました。自爆は菜々さんの特技なのに……」

幸子「けど、コスプレするボクも、ボクのコスプレする比奈さんも可愛かったので良しとしましょう」

幸子「次は……21歳の>>43さんへ行きましょう」

①持田亜里沙
②大和亜季
③仙崎恵磨

2

~衣装室から事務所へ~

幸子「亜季さん……妹をスカウトしていい、なんて言ってましたがお姉さんなんでしょうか」

幸子「プロデューサーさんは、そういうネタだって言ってましたが……実際にはどうなんでしょう」

ガチャ

亜季「む、幸子殿。お疲れ様であります」ゴッキュゴッキュ

幸子「お疲れ様です、亜季さん。休憩中ですか?」

亜季「その通りであります。レッスンが終わったら、すぐにこれを飲む! それが体を作る秘訣であります!」

亜季「小さい幸子殿も可愛らしいですが、もっと鍛えた方がいいですな。これを飲むとか」つプロテイン

幸子「ボクは、その路線はちょっと……」

亜季「ふむ、それは残念であります」










亜季「おお、そう言えば幸子殿。なかなか面白そうな企画をやっているらしいですな」

亜季「私の元に来たのは、そのためですかな?」

幸子「ええ、そうです。話が伝わってるなら早いですね。ボクを可愛がってください!」

亜季「任せるであります! では、>>50でありますな!」

ここはあえて普通に並んで座って幸子カワイイカワイイしてあげよう

亜季「あの歌を歌いつつ走り込み!」

??「ああ、あのCM懐かしいですよね……ってプロデューサーさんが言ってました! キャハっ!」

亜季「と、思いましたが」ポンポン

幸子「……? 隣に座るんですか?」

亜季「うむ、それで良しであります」

幸子「それで何を……わっ」

亜季「ふふふ……」ナデリナデリ

幸子「あ、亜季さん?」

亜季「む、撫でられるのは嫌いでありますか?」

幸子「い、いえ、嫌じゃないですが……。もっとこう、スゴイものが来るかと思って」

亜季「例えば?」

幸子「一空挺団地獄の富士山麓百キロサバイバル行軍訓練体験参加とか……」

亜季「それも面白そうでありますな。今度プロデューサー殿に持ち込んで――」

幸子「いいですいいです! 平和が一番ですから!」

亜季「冗談であります。今は普通に幸子殿を愛でるだけでありますよ」グシグシ

亜季「幸子殿は髪も綺麗でカワイイですなー」

幸子「と、当然ですよボクなんですから……」

亜季「ほらほら、いつもみたいにもっとドヤるでありますよ。しかし、照れる幸子殿もカワイイですな」

幸子「て、照れてませんし……」

亜季「ほほう、ならばこれはどうでありますか」ヒョィ

幸子「ひ、膝の上に……」

亜季「サバゲのフル装備より軽いでありますな。おお、ちょうど良い所に顎がのりますな」ギュッ

亜季「あったかいですなー。これなら野戦でも暖に困らないであります」

幸子「か、カワイイボクは湯たんぽにもなりますからね!」

亜季「おお、いつもの幸子殿でありますな」

幸子「フフーン! ボクがイジられてばかりだと思ったら大間違い――」

亜季「ふっ」

幸子「ひゃあああ! み、耳に息を吹きかけないでください!」

亜季「ホントに可愛いですなー」

幸子「そ、それはボクですから当然――」

亜季「こしょこしょ」

幸子「ひゃ、ひっ、わ、脇をくすぐらないでください!」

――――――――

亜季「いやー、満喫したであります」

幸子「そ、それは良かったです……」ゼイゼイ

幸子「で、ですが……もう少しやさしく……」

亜季「はっはっは、そいつは無理な相談でありますな」

幸子「爽やかに言い切りますか……」

幸子「と、ともかく……ありがとうございました……」

亜季「また可愛がられたかったら来るでありますよ」

幸子「は、はひ……」

幸子「結構激しかったですが、普通に可愛がってもらえました。こういうのでいいんですよ、こういうので」

幸子「……サバイバル体験の方がおいしかったかも、なんて考える自分が哀しいです」

幸子「いや、ボクはアイドル……芸人じゃないんです……。22歳の>>60さんで再確認しましょう」

①相原雪乃
②松本沙理奈
③真鍋いつき

1

幸子「亜季さんによると、雪乃さんはレッスン中だそうです」

幸子「そろそろ終わる時間なので、今行けばちょうどいいはずですが……っと、いました」

雪乃「あら、ごきげんよう幸子ちゃん。今日はオフ?」

幸子「ええ。ですが、ちょっとした企画を行っていまして」

雪乃「なにかしら、私に出来ること?」

幸子「簡単ですよ、ボクを可愛がるだけでいいんです」

雪乃「それだけ?」

幸子「それだけでもボクは絵になるので大丈夫です! さあ、どうぞ可愛がってください!」

雪乃「では……>>64なんてどうかしら?」

風呂

幸子「お風呂ですか?」

雪乃「ええ、私も汗をかいてますし、このままでは風邪をひいてしまいますから」

雪乃「そのついでと言ってはなんですが、幸子ちゃんの髪を洗ってあげますわ」

幸子「……」

雪乃「嫌なら、別のことでも構いませんが……」

幸子「……いえ、いいんです。そうです、そういうのでいいんですよ。ボクはアイドルなんですから!」

幸子「バラドルどころか芸人枠みたいな扱いをされて、自分がわからなくなることもありましたが……」

幸子「ボクが!ボク達が!アイドルです!」

雪乃「ええっと、いいってことかしら」

幸子「はい、お願いします!」

~浴室~

幸子「……まあ、知ってましたけど」

雪乃「~~♪」

幸子「……大きい」

雪乃「何か言いました?」

幸子「いえ、なんでもないです……」

幸子「まだ……まだ慌てるような時間じゃないです……」ブツブツ

雪乃「じゃあ、洗いますね」

雪乃「かゆいところがあったら、言ってくださいね」ワシャワシャ

幸子「ん……大丈夫です……」

雪乃「自分以外の髪を洗うなんて初めてだから、緊張しますね」

雪乃「本当にお姉さんになった気分ですわ」クスッ

幸子「ボクみたいにカワイイ妹がいるなんて幸せものですね!」

雪乃「ふふっ、そうですね。つい甘やかし過ぎるんじゃないかしら」

幸子「ああ、気持ちいいです……」

雪乃「流しますよー。目をつむっててください」

幸子「ん……」

幸子(ああ……いいですね……これこそが年下の特権っていうものですよ)

幸子(このまま何事も無く、ゆったりとした時間が過ぎていくんです……」

雪乃「じゃあ、私が髪を洗ってる間に、幸子ちゃんは湯船に……きゃっ」

幸子「どうしました?」

雪乃「お風呂のお湯の設定、失敗したみたいですごく熱くなってますわ。これじゃ入れませんね……」

幸子「……あれ、嫌な予感が」

雪乃「水で薄めながら入りましょうか。ごめんなさい、幸子ちゃん」

幸子「いえ、全然問題無いですよ! だから、絶対に押さないでくださいよ! 絶対ですよ!」

雪乃「……何をそこまで警戒してるんですの?」

幸子「い、いえ……こういう状況になると、見えざる神の手が働いてボクを芸人にしようとするんです……」

雪乃「考え過ぎですわ。私はそんなことしませんし、何だったら浴槽から離れればいいのです」

幸子「で、ですよね! そんなことあるわけないですよね!」アトズサリー

石鹸「そんなことがないと、いつから錯覚していた?」

幸子「えっ」

雪乃「あっ」

フギャー!

裕子「むっ、なんだか愉快な叫び声がしますね、プロデューサーさん」

裕子「あっ、もう一回だけ付き合ってください! 出来るはずなんです! サイキック念動力!」

裕子「こう……私が念じればこのスプーンも動く……はず……はず」

裕子「えっ、そもそもサイキックと念動力で被ってる? あ、敢えてです! 重ねることでパワーが増すんですよ!」

幸子「……なぜ、神様はボクを芸人にしようとするのでしょう」

幸子「そして、『ふーん、悪くないかな』とか思い始めた自分がちょっと嫌です……」

幸子「……あまり考えるのはやめましょう。次は23歳の>>77さんです」

①柳清良
②東郷あい
③水木聖來

3

幸子「聖來さんは

~公園~

幸子「聖來さんはここにいるらしいですが……」

ワンワン!

幸子「あの犬は確か……」

聖來「おっ、幸子ちゃんじゃん。こんな所で会うのは珍しいね」

幸子「おはようございます。犬の散歩ですか?」

聖來「そっ、ついでにダンスもやってたところ。風が気持ち良いんだよね」

聖來「幸子ちゃんは、どうしたの?」

幸子「年上の方にボクを可愛がってもらう、という企画を行ってまして。23歳の方ということで聖來を探してたんです」

聖來「へえ、面白そうだね。任せてよ、可愛がるのはわんこで慣れてるから!」

ワン!

幸子「頼もしいのか微妙な台詞ですね……」

聖來「そんな心配しなくても大丈夫だって。>>85なんていいんじゃない?」

ちょっと眠くてミスが出始めたので、安価だけして続きは明日に…

一緒に銭湯

幸子「すいません、お風呂は入ったばかりなので、出来れば他のことをお願いします」

聖來「そっかぁ。じゃあ、>>94は?」

風呂加速

わんことフリスビー

>>94下の>>95ということで進めていきます

聖來「じゃあ、うちのわんことフリスビーで遊んでみる?」

幸子「いいですね、カワイイボクのフリスビーを受け取れるなんてラッキーですよ!」

聖來「かもねー。ほら、こうやって投げれば」シュッ

ワンワン!

聖來「ちゃんと咥えて戻ってくるんだから。いい子でしょ?」ナデナデ

ワン!

幸子「へえ、これは面白そうですね」

聖來「じゃあ、行くわよー。はい、幸子ちゃん走って!」シュッ

幸子「ふふん、カワイイボクに任せてください!」ダッ


幸子「はっ……はっ……」

幸子「も、もう少し……とぉ!」

バシィ!

幸子「と、取りましたよー!」ダダッ

聖來「おー、すごいすごい。まさか本当に取れるとは思わなかったわ」ナデナデ

幸子「フフーン! まあ、ボクにかかれば当然ですよ!」

幸子「……って! なんでボクが犬扱いなんですか!」

聖來「いやぁ、幸子ちゃんって犬っぽいよね、って思ってたからつい」

幸子「はぁ!? ボクのどこが犬っぽいんですか!」

聖來「飼い主いないと寂しがるところかなー」

幸子「ボクはプロデューサーさんがいなくても寂しくないですから!」

聖來「えー、プロデューサーさんが仕事に付いていけない時とか寂しそうだったよ?」

聖來「で、結局付いていけることになった時とか、絶対尻尾振ってたもん」

幸子「それはプロデューサーさんが、ボクがいないと寂しがるだろうと心配してですね!」

聖來「ふーん。わんこも、私が寂しそうにしてると寄ってきて慰めてくれるんだよね」

ワン!

聖來「やっぱり犬だと思うんだけどなー」

幸子「だ、だから違いますって……」

クゥ~ン

幸子「わっ、な、何ですか急に擦りついてきて」

聖來「仲間だと思われたんじゃない?」

幸子「うー……。犬系アイドルは凛さんだけで十分ですよ……」

聖來「いいじゃない。犬はカワイイ、幸子ちゃんはカワイイ。両方って持ってる幸子ちゃんは、さらにカワイイってことで」

ワン!

聖來「ほら、わんこも遊んで欲しいみたいだし」

幸子「……まあ、仲間かは置いといて。遊ぶのは賛成です」

幸子「じゃあ、行きますよ!」シュッ

ワンワン!

聖來(だけど、犬かは置いとくとしても、飼い主と聞いて真っ先にプロデューサーさんが出てくる辺りカワイイなぁ)

幸子「犬扱いされたりしましたが、犬と遊ぶのはなかなか楽しかったです」

幸子「別れ際、聖來さんの目が優しかったのですが……何だったんでしょう」

幸子「次は24歳の方……二人しかいないんですよね。>>108さんにしましょうか」

①高峯のあ
②ヘレン
③現実は非情である

3

幸子「……何かおかしい選択肢が混ざったような」

のあ「……例えどんな結果であろうと、それが世界の選択」

ヘレン「そう、この結果も世界が望んだもの! 世界が私達を求めている!」

幸子「!?」

幸子「い、いったいどこから……?」

のあ「………………ぴょん」スッ

幸子「えっ、月? じょ、冗談ですよね……?」

ヘレン「のあ……貴方は世界を超えて宇宙レベルの逸材だったのね。ふっ、私も世界という器を満たし、やがては宇宙を手にしましょう」

のあ「……世界とは自己認識。自己が認識し続ける限り広がり続ける器を……貴方は満たすことが出来る?」

ヘレン「ヘーイ!」

幸子「会話が成り立たない……」

のあ「……貴方が望むまいと、世界は私達を望んだ。ただそれだけ……」

ヘレン「そして、それに選ばれた貴方も世界レベル。世界レベルの可愛がりを見せてあげるわ」

幸子「え、ええ……お二人がですか……」

のあ「……そう。安心しなさい……普段、みくをどうイジるかに回されている思考の8割……それを全て注ぎ込む」

幸子「まったく安心できないんですがそれは」

ヘレン「世界の望みは私の望み……即ち……>>117よ!」

世界の臭い料理フルコース

幸子「……………さて、次は25歳の」

のあ「………………………………にゃん」ガシッ

ヘレン「知らなかったの? 世界レベルからは逃げられない!」

幸子「い、いやー! 離してください! 完全に芸人の仕事じゃないですか!」

のあ「心配はいらない……ここでは迷惑になるから……特設会場を用意する」

幸子「そんな心配一切してませんよ!」

ヘレン「さあ、行くわよ! 新たな世界へと!」

幸子「そこは絶対地獄ですよ!」

~特設会場~

幸子「って、ただカメラ置いてある小部屋じゃないですか……」

ヘレン「侮らないで。この部屋は、この企画のために改造されたものよ。エマージェンシーに備えて、世界レベルの換気装置が完備されているわ」

幸子「……くさやくらいで済むんじゃないか、という淡い希望が打ち砕かれました」

のあ「……幸子、これに着替えて」

幸子「ジャージ……?」

ヘレン「ふっ、服に匂いが付かないようにという気遣い……世界レベルね」

幸子「まったく嬉しくないのは何故でしょう……」キガエキガエ

ヘレン「さあ、世界レベルの臭い食べ物! エントリーNo.1は!」

のあ「………………………………にゃん」スッ

幸子「缶詰……?」

ヘレン「エピキュアーチーズ……強い酸味と独特のコクを持つチーズよ。匂いはどんなチーズよりも凄まじい……」

幸子「ひぇ……」

のあ「……キビヤックの方が、相応しかったかしら」

幸子「それ出されたら泣いて土下座しますよ」マガオ

ヘレン「続いてNO.2……」パチン

のあ「………………………………にゃん」スッ

幸子「……お刺身、ですか?」ノゾキコミー

幸子「……! 目、目がぁあああ! 鼻がああああ!」

ヘレン「ホンオフェ……ガンギエイの刺し身を発酵させたものよ……。アンモニア臭と、それが粘膜に触れることで溶解熱が発生する……要は虫さされ薬を内側に塗りたくった気分になれるわ」

ヘレン「世界レベルの私も……泣けてくるわ……」

のあ「……流す涙は、須らく美しい」

幸子「のあさんは……どうして平然としてるんですか……」

ヘレン「そしてラスト……まさしくワールドワイドの臭い……」パチン

のあ「………………………………にゃん」スッ

幸子「こ、これはまさか……!」

ヘレン「そう……シュールストレミング……世界レベルの頂点に立つもの……」

ヘレン「あまりに発酵が進むと、液状化してしまうこともあるけれど、これは心配要らないわ」

幸子「そんな心配は欠片もしてませんよ……」

ヘレン「さて……この今にも破裂せんとばかりに膨らんだ缶……さすがの私も怯んでしまうわね……」

幸子「や、やめときましょうよ……さすがにこれはマズイですって……」

のあ「……箱は、開けてみなければ……希望が残っているのかわからない」スッ

幸子「の、のあさん……? 一体何を……?」

のあ「味もまた……同じ……」カンキリカマエー

幸子「ちょっ! マズイってそういう意味じゃないですから!」

ヘレン「のあ……! その躊躇いなく引鉄を引く勇気……まさしく世界レベル……!」

のあ「10……9……8……」

幸子「だ、駄目ですよ! そんなことしたら、この部屋が汚染されてしまいます!」

のあ「…………にゃあ。我慢できない」ヒュン

幸子「あっ」

ヘレン「ヘーイ!」



~~しばらくお待ち下さい~~

幸子「アニメとかであるじゃないですか。薄いガラスを叩き割って押すボタン」

幸子「勢い良く割って怪我しないのか、と考えたこともありましたが、わかったんです」

幸子「アレを押すときは、そんなことを考えることも出来ないくらいに切羽詰まってるんです」

幸子「ボクは何が言いたいのか……ええ、そうですね。過ちは、繰り返してはならないってことです」

幸子「……さっきのことはもう忘れましょう。臭いも世界レベルの浄化装置で消えたんです」

幸子「切り替えて次に行きましょう……」

楓「次は25歳の……>>133さんで」

①高垣楓
②楓さん
③25歳児

楓「はい、楓さんです。不正は一切ありません」

幸子「あの……まったく選択の余地がなかったんですが」

幸子「というか、自分で25歳児を認めていくんですか」

楓「いいんです、本当はそうじゃないってところを見せればいいんですから」

楓「それに、幸子ちゃんのお姉さんは楓さんという風潮、一理あると思います」

幸子「そんな風潮ありましたっけ……」

楓「凛ちゃんがクンカーというくらいには」

幸子「本人が気にしてるんだからやめてあげましょうよ」

楓「いいじゃないですか、一緒に初詣に行った仲ですよ? 私だってカワイイ幸子ちゃんを可愛がりたいです」

幸子「そ、そう言われると悪い気はしませんね」

楓「私が幸子ちゃんをハグすれば、『はあ、グッド』の歓声間違いなしですね……ふふっ」

幸子「黙ってれば綺麗なお姉さんなんですけどね……」

楓「いいんです、これからお姉さんっていうところを見せるんですから」

楓「そうですね……>>144です」

今日は眠いので安価だけで…。続きは明日にします

色気の出し方

楓「大人らしく……色気の出し方を教えてあげましょう」

幸子「……まとも、なのか微妙なところですね」

楓「まあ、幸子ちゃんには必要ないかもしれませんが」

幸子「ボクはカワイイですがセクシーでもありますからね!」

楓「そうですね」ピラッ

幸子「なんですか、自分のスカートを持ち上げて?」

楓「いえ、Rの幸子ちゃんは脚がセクシーだったことを思い出して。確かこんなポーズを……」

幸子「ちょ! そ、そこまで上げてませんでしたよ!?」

楓「ですが、14歳の幸子ちゃんでは『背伸びしててカワイイ』の方が先に来てしまいます」

楓「19歳の美波ちゃんと、26歳の美優さんを見てください。寝てるだけでエロいですよ」

幸子「その方たちは特別なような……。というか、アイドルがエロいとか言わないほうが」

楓「私も負けませんけどね。こうやって物憂げな表情で空を見れば……」トオイメー

幸子「黙ってれば、ドキッとするのは認めますけど」

楓「ちなみに、夜は味噌ラーメンか醤油ラーメンにするか考えてました」

幸子「本当に、黙ってれば神秘的なのに……」

楓「むっ、まだ私を侮っていますね。では、ここに友紀ちゃんが置いていったビールがあります」

楓「これをこうして」プシュッ

楓「こうです」ゴクゴク

楓「ぷはぁ」

楓「……ふぅ、少し……酔ってしまいました……」ハダケハダケ

幸子「楓さんにとってビールは水ですよね?」

楓「そんなこと……ないですよ?」

幸子「わっ、いきなり抱きつかないでくださいよ」

楓「幸子ちゃんは……私の事、嫌いですか?」

幸子「ええ? なんですか急に」

楓「嫌い、ですか?」

幸子「別に嫌いじゃ……」

楓「じゃあ、好きなんですね?」

幸子「……まあ、そうなると思います」

楓「……ふふっ」ニコッ

幸子「うっ……」

幸子(こういう顔は大人の女性ですね……。普段を知っていてもドキッとします……)

楓「私も……好きですよ。人見知りだった私に、よく話しかけてくれましたね」ピトッ

幸子「む、胸元にしなだれかかって……」

楓「そういう他人を気遣える所……好きですよ」

幸子「え……あ……」

幸子(楓さんの方が背が高いから、上目遣いされるなんて初めてです……」

楓「そんなに固くならなくてもいいんですよ?」

幸子「み、耳元で囁かないでください……」

幸子(な、何だか普通にドキドキしてきました……!)

楓「幸子ちゃん……動悸がどうきどうきしてます……」

幸子「……色っぽい目で駄洒落言ったら台無しですよ」

楓「それは残念ですね」ケロッ

幸子「やっぱり全然酔ってないじゃないですか……」

楓「あれくらいじゃ酔いませんよ。それはともかく、幸子ちゃんは私が色っぽいと認めましたね」

幸子「よ、余計なこと言わないって条件付きでですよ!」

楓「色っぽいと認めたくないカラー、そんな風に言うんですね……ふふっ」

幸子「………この人は」

幸子「教えてあげる、と言いながら何を教えてくれたんでしょう」

幸子「……さっきのこと、今度プロデューサーさんに試して」

幸子「な、ないですね! 楓さんの言うことを真に受けてられません!」

幸子「つ、次は26歳の>>156さんです!」

① 三船美優
②和久井留美
③佐藤心

1

幸子「んー……確かに」

美優「……んっ……すぅ」

幸子「ソファーで眠ってるだけなのに、妙に色っぽい……」

幸子「それで『が、がおー……』なんて言っちゃう可愛さ……」

幸子「ボクも負けていられませんね!」

美優「……あっ、ふぇ? 幸子ちゃん?」

幸子「あ、起きましたか。早速ですが可愛がってください」

美優「え……? ど、どういうわけなの?」

幸子「『ボクがカワイイ』以外に理由はいりません!」

美優「プロデューサーさんの企画……なの?」

幸子「そんな感じです! さあ、どうぞ可愛がってください!」

美優「急に言われても……いえ、期待に応えるのがアイドルでした……」

美優「では、>>163を……」

幸子「……美優さん、寝ぼけてませんか?」

美優「寝ぼけてねーですよ」ポケー

幸子「駄目なやつじゃないですか」

美優「ふふ……夢みたいに綺麗で泣けちゃいますね……」

幸子「いい歌だと思いますけど、今と全く関係ないですよね?」

美優「……とりあえず、着替えましょう?」

幸子「まあ、ボクは別に構いませんが……」

~着替え終わり~

美優「……………なぜ、私はあんなことを」カアァ

幸子「……そうなりますよね。このきぐるみ、大人が着るようなものじゃないですし」

幸子(そのミスマッチ感すらも可愛らしいのはさすがでしょうか……。ボクほどじゃないという確固たる自信はありますが)

美優「うう……で、ですが今の私は昔と違うんです。お腹が出ているような衣装と比べれば……」

美優「が、がおー!」

幸子「カンガルーは、がおーって言わないような……」

美優「で、ではドラム缶を握りつぶせば……」

幸子「それはたぶん例外ですって」

美優「カンガルーの気持ちになるんです……ええと、カンガルーはお腹に子どもを抱いていました」

美優「ということは!」ダキッ

幸子「っと、わっ。み、美優さん大丈夫ですか?」ダカレー

美優「こ、これくらい……」プルプル

幸子「仁奈ちゃんならともかく、ボクはさすがに重いですよ。無理せず座りましょう」

美優「す、すいません……そうさせてもらいます……」

幸子「……図らず、亜季さんの時と同じ姿勢になってしまいました」

美優「ふぅ……。確かに、こっちのほうがカンガルーらしいかも……」

幸子「やってもらってなんですが……美優さんも大変ですよね」

美優「……?」

幸子「志乃さんや礼子さんに飲みに連れて行かれたり、プロデューサーさんに露出多い衣装ばかり着せられたり」

美優「そうですね……。けど、それが楽しいんです」

美優「モノクロだった世界に、色を付けてくれたのはプロデューサーさんと皆さんですから」

美優「その皆さんと一緒にお仕事をして……こうやって遊んだり……どれも大切な時間です」

美優「プロデューサーさんも……もう少し衣装は考えて欲しい、ですけど……」

美優「幸子ちゃんも……そうでしょう?」

幸子「……はい」

美優「だから、こうしていられて嬉しいです」ナデナデ

幸子「……んっ」

美優「……ふわぁ……少し、お昼寝しましょうか」

幸子「…………………はい」

美優「………おやすみ、なさい」


??「ふふ……」

?「ふふふのふ……」

~少し経過~

カシャカシャ

美優「……んっ」

留美「あ、起きた」

楓「起きましたね」

美優「……!? な、何を!? しゃ、写真撮ってました!?」

楓「わくわくさん、今日は何を作るの?」

留美「そうね、今日は美優がキュートに移籍できるような写真集を作りましょう」

美優「ななな何を!?」

楓「例え属性が変わっても……私達は友達ですから……」

留美「けど、寂しくなるわね……」

美優「変わる前提で話を進めないでくださいー!」


幸子「…………zzz」

幸子「……美優さんはいいお姉さんでした」

幸子「ですが、起きた時妙に疲れてましたが何があったんでしょう」

幸子「……よくわかりませんが、親近感を覚えました」

幸子「次は27歳……>>175さんへ」

①兵藤レナ
②篠原礼
③せっかくだからふたりとも

幸子「レナさん……元ディーラーらしいですけど、カジノってどんな所なんでしょう」

レナ「あら、気になる?」

幸子「おや、レナさん。いらっしゃったんですか」

レナ「何だか面白そうなことやってるみたいだからね。私も参加させてくれる?」

幸子「おお、乗り気ですね」

レナ「これでもキュート最年長だもの。楓さんや美優さんには負けられないわ」

レナ「そうね……>>181なんていいかしら」

(おかし・ケーキ)賭けトランプ

幸子「フフーン! カワイイボクはトランプでも負けませんよ!」

レナ「本場の元ディーラーに対してすごい自信ね。その自信がいつまで保つかしら?」

幸子「幸子は『幸運の子』ですから! ボクには幸運がついてますよ!」

レナ「勝負は運だけじゃ勝てないのよ。それを教えてあげるわ」

レナ「勝負はポーカーで、掛け金代わりのお菓子はそれぞれ6つ。ゲームに参加するためには一つ、掛け金は一つから。つまり、ゲームを続けるには最低2つ必要ってことね」

幸子「オーケー、構いません。お菓子を賭けましょう!」

レナ「グッド!」

レナ「それじゃあ、カードを配るわよ」シュッシュッ

幸子「ふーん、まあ、悪く無いですね」チラッ

レナ「凛ちゃんの真似、ハマってるの?」チラッ

レナ(この時点でストレートか。悪く無いわね)

レナ(幸子ちゃんは――)

幸子「フフーン!」

レナ(……何故かしら。スリーカードって顔してる気がする)

幸子「カワイイボクのスリーカードに勝てますか?」

レナ(言っちゃった!?)

レナ(いや待て待て。ブラフの可能性も……)

レナ「幸子ちゃん、嘘はつく方?」

幸子「ボクは正直に生きてますよ!」

レナ(……得意には見えないし、やっぱり本当かしら)

レナ「ここは様子見で、一つ賭けましょう。カードはこのままでいいわ」

幸子「受けましょう。ボクもそのままでいいです」

レナ「では……オープン!」

レナ「4・5・6・7・8のストレート!」

幸子「10のスリーカードです!」

レナ「残念、私の勝ち……って、10・10・10・Q・Q? フルハウスじゃない」

幸子「あれ、そうなんですか?」

レナ「……幸子ちゃん、ポーカーのルール知ってる?」

幸子「同じ数字のカードを揃えて役を作るんですよね?」

レナ「間違ってないけど……とにかく、私の負けね」

レナ(まさか役をよくわかっていないとは……。深読みし過ぎたわね)

幸子「これで8対4ですね」

レナ「2戦目、行きましょうか」シュッシュッ

幸子「フフーン! 次もボクも勝ちますよ……むっ」

レナ(これは悪い手を引いたわね……。ブタって顔をしてるわ)

レナ(私は……10のフォアカード。幸子ちゃんがブタと勘違いしそうな役はフラッシュくらいよね)

レナ「私は二つ賭ける。カードはそのままでいいわ。幸子ちゃんは降りる?」

幸子「お、降りませんよ! 勝負です! カードは5枚交換です!」

レナ(本当にブタのようね……)シュッシュッ

幸子「ッ!」

レナ「……? では、オープン!」

レナ「10のフォアカード!」

幸子「Aのフォアカードです!」

レナ「うぇ!? ま、まさかさっきの交換で!?」

幸子「フフーン! ボクには幸運がついてるって言いましたよね!……ボクの勝ちなんですか?」

レナ「ええ、同じ役ならAの方が強いから。これで11対1……続けるのは」

幸子「いえ……まだです……最後の一つまで毟らせて頂きます……!」

レナ「でも、私はもう賭けるものがないわ」

幸子「では、ボクの一つを渡しましょう」

レナ「情けをかけるの? 後悔しないといいけど」

幸子「フフーン! そんなわけないじゃないですか! ロイヤルストレートフラッシュが来たりしない限り負けませんよ!」」

???「茄子じゃなくて茄子ですよ~」
???「でしてー」

幸子「あ、今度はボクにカード配らせてください。やってみたいです」

レナ「ええ、どうぞ」

幸子「1枚、2枚、3枚……っと」シュッシュッ

レナ「それじゃあ、最後のしょう、ぶ……」

幸子「ボクはこのままでいいですよ。二つ賭けて勝負しますか?」

レナ「私もこのままでいいわ……」

幸子「では、勝負です! 2・3・4・5・6のストレートです!」

レナ「えっと、スペードの10・J・Q・K・A……」

幸子「えっ」

レナ「いわゆる……ロイヤルストレートフラッシュね……」

幸子「」

幸子「……その勝負以降、流れが完全に離れてしまいボロ負けしました」

幸子「……おかしいです。ボクには幸運がついてると初詣の時証明されたはず」

幸子「まったく、【自称・幸運】なんてつけたプロデューサーさんサイドにも問題がありますね」

幸子「まあ、遊びで良かったと思いましょう。次は28歳……>>195さんですね」

①川島瑞樹
②片桐早苗
③せっかくだし両方

早苗「私を選ぶなんて幸子ちゃんわかってるじゃなーい!」バシバシ

幸子「ちょっ、どこにいたんですか! 背中叩かないでください!」

早苗「そんなことどうでもいいじゃない! ほら、幸子ちゃんを可愛がる企画なんでしょ!」

幸子「そ、そうですけど。ひょっとして酔ってますか?」

早苗「そんなわけないでしょ。まだ早いわよ」

幸子「酔わずにそのノリなんですか……」

早苗「それがお姉さん! さあ、>>199してあげる!」

居酒屋で奢る

早苗「よっしゃ! お姉さんが居酒屋で奢ってあげるわ!」

幸子「まだ早いと言った次の瞬間には居酒屋行きを宣言した!?」

早苗「いいじゃない、晩御飯もまだでしょ?」

幸子「それはそうですけど……ボクはお酒飲めませんよ?」

早苗「大丈夫! 私は飲めるから!」

幸子「ボクにはまったく関係ないんですが」

早苗「いいからいいから! ほら、行くわよ!」

幸子「わ、わかったから引っ張らないでくださいー!」

~居酒屋~

早苗「焼き鳥のコースと生ビールをピッチャーで! あとウーロン茶一つ! えっ、私は28歳よ。ほら、免許書。ねっ?」

幸子(早苗さんも、見た目は未成年なんですけど……)

早苗「いやー10歳近くも若く見られて困っちゃうわー! ほんと困っちゃうわー!」

幸子(中身は楓さんと同等以上におっさんですよね……)

早苗「幸子ちゃんは最近どうなの? 困ってることはない?」

幸子「今まさに困ってるんですが……」

早苗「またまたー」

幸子「……ないです」

早苗「そっ、なら良かった。友達とも仲良くしてるみたいだし」

幸子「皆さんには良くしてもらってますよ。今日も…………色々ありましたし」

早苗「出会いは大事にした方がいいわよー。せっかく皆と出会えて、しかも上手くいってるんだから」

早苗「私もこの年齢で警察やめてアイドルするなんて思わなかったわ。いやー、そう思うと奇跡的な出会いよね」

幸子「プロデューサーさんですか?」

早苗「そうそう。私服の時ならまだしも、制服着てる私に『アイドルになりませんか?』だからね。ほんとびっくりしたわよ」

幸子「プロデューサーさんは無茶な企画を立てますからね。ボクなんてスカイダイビングをしたんですよ」

早苗「けど、無理な企画は立てないのよね。だから、私がアイドルになれるって信じてスカウトしてくれたんでしょうね」

幸子「見る目はありますよ。このボクをスカウトしたんですからね!」ドヤァ

早苗「あはは、そうねえ。本当にそう思うわ」

早苗「警察も悪くなかったけど、アイドルの方が楽しいし、その目に感謝しないとね」

早苗「こうしてカワイイ娘と一緒に食事も出来てるわけだし」

幸子「フフーン! ボクの可愛さにも感謝してくださいね!」

オマチドウサマー

早苗「おっ、飲み物が来たわね。それじゃあ乾杯!」

幸子「乾杯です!」

~ちょっと経過~

早苗「ぐへへ……幸子ちゃん、もうちょっと大胆な格好してもいいんじゃない?」

幸子「ちょっ!? ふ、服の中に手を突っ込まないでください!」

早苗「これは危険物がないかの取り調べよ……。あー、幸子ちゃんあったかい」

幸子「さ、酒臭い……! あんまりくっつかないでくださいよぉ!」

早苗「えー、お姉さんと交流しましょうよー」

幸子「ボクはもっと落ち着いた交流のほうがいいんですよー!」

幸子「はぁ、はぁ……早苗さんは美優さん達に引き取ってもらいました……」

幸子「お酒が飲めるようになっても、ああはならないようにしましょう……」

幸子「次は、29,30歳はいないので31歳です。これで最後ですね……>>210さんです」

①高橋礼子
②柊志乃
③両方とか

1

~事務所~

礼子「あら、幸子ちゃんお疲れ様。大変だったみたいね」

幸子「はは……一応ボクから言い出したことなので……」

礼子「偉いわね。さて、最後は私ということでいいのかしら?」

幸子「美優さん達から聞いてるんですか?」

礼子「ええ。私を選んでくれて光栄だわ。めいいっぱいサービスしないと……>>213なんていいわね」

大人なドレスで飾り立てる

幸子「大人なドレス……」

礼子「カワイイのもいいけれど、いつかは貴方も大人になるのよ。それを先取りね」

幸子「いいですね! いいじゃないですか! 大人なボク!」

礼子「その自信、とっても素敵よ」

幸子「フフーン! そんなボクに相応しいドレスをお願いしますね!」

礼子「ふふっ、任せなさい」

~着替え終わり~

幸子「こ、これはなかなか大胆な……ちょ、ちょっと胸元が開き過ぎじゃないですか?」

幸子「布地も薄くて透け気味ですし……」

礼子「ふふ……わざと見せてるのよ。せっかくの魅力を隠していたら勿体無いでしょ?」

礼子「その綺麗な脚も、見せつけないと勿体無いわよ?」

幸子「き、綺麗な脚……」ガクブル

礼子「……? どうして震えてるのかしら」

幸子「つ、つい最近に嫌な思い出がありまして……」

礼子「ふぅん?」

幸子「そ、それはともかく。似合ってますか?」

礼子「そうね……正直に言うなら、まだまだ未熟。重ねた年齢が足りない」

幸子「そ、それはどうしようもないです」

礼子「その通り。けれど、背伸びをすることは出来る。そして、届かずとも届こうとするその姿は、可愛らしいと私は思う」

幸子「ええと、つまり……」

礼子「貴方はカワイイ。それを忘れなければ、そのドレスに相応しいわ」

幸子「ふ、フフーン! ボクがカワイイのは当然ですね!」

礼子「そう、貴方はそれでいいの」

ガチャ

幸子「あっ、プロデューサーさんお疲れ様です! フフーン、大人なボクを見られるなんて幸せものですね!」

幸子「……似合ってる? 当たり前のことを言わないでください!」ドヤァ

礼子「さて、相応しい服を着たのなら、後は相応しい人と場所……」

礼子「その意味はわかるわよね、プロデューサーくん?」

幸子「……えっ、ご飯に連れて行ってくれるんですか! フフン、わかってますねプロデューサーさんは! 早苗さんに絡まれたせいで、殆ど食べれませんでしたから!」

幸子「ほら、早く行きましょうプロデューサーさん! 優しいボクが手を繋いであげますよ!」

礼子「しっかりエスコートしてあげてね、プロデューサーくん」

幸子「礼子さん、ありがとうございました!」

幸子「プロデューサーさんも、ボクをいっぱい可愛がってくださいね!」

おわり

31歳まで成し遂げたぜ。
安価してくれた方、読んでくれた方ありがとうございました。

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