男「安価でミュータントと化した動物たちを捕まえて調理する」 (276)

~東アジアのとあるシェルター~

男「資料によると、500年前に第三次世界大戦…というのが起こったらしい」

女「へー…」

男「数年前まで、このシェルターの外の世界を汚染していたのは、その時に撒き散らされた物質だそうだ」

女「マジすか」

男「最近起こったシェルターの破損事件、覚えてるか?」

女「大騒ぎだったねー。シェルター外から有毒ガスが入ってくるって言ってたけど…。実際はそんな事なかったね」

男「ああ。どうやら地下に閉じ籠ってた500年の間に、大気の汚染はなくなってたみたいなんだ」

女「外の世界ってあんなに綺麗だったんだねー…。空ってきれい…」

男「西暦2200年まで…ここは日本っていう国だったんだとさ。豊かな自然に恵まれた国だったそうだ」

女「ユタカナシゼンってなに?」

男「植物が外に自生してたんだって」

女「…信じられない…」

男「というわけで、外に美味い食材を探しに行きたいと思う!」

女「!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435058300

女「あ、危ないよ!そもそもまだ、本当に空気に毒がないかだってわかんないんだし!」アセアセ

男「いーや。もう芋は食い飽きた!」

女「そんなこと言ったって…。芋食べなきゃ他に食べるものなんてないでしょ」

男「それがあるかもしれねえんだよ!外の世界には!」

女「…うーん…」

男「なんか聞きたいことあるか?」

女(…↓1~4ぐらいでなんか聞いてみよう)

女「水は?外に飲める水はあるの?」

男「調べるさ!なに、最近は地下水の汚染レベルも直に飲んで無害なレベルになったんだぜ、大丈夫じゃない?」

女「…そもそも、外になんて…どうやって出るの?」

男「今、調査員を募ってるだろ。俺もそれに入るのさ。強く希望すれば、きっとチャンスはあるさ」

女「…うーん…。難しくない?」

男「記録によれば、芋以外の食べ物から栄養をとってた頃の人類は、平均寿命が60歳とか80歳とかだったらしいぞ!」

女「それほんとに人間!?嘘でしょ!?」

男「それくらい、外の世界の栄養は大事なんだって!」

女「…ごくり…」

女「水は?外に飲める水はあるの?」

男「調べるさ!なに、最近は地下水の汚染レベルも直に飲んで無害なレベルになったんだぜ、大丈夫じゃない?」

女「…そもそも、外になんて…どうやって出るの?」

男「今、調査員を募ってるだろ。俺もそれに入るのさ。強く希望すれば、きっとチャンスはあるさ」

女「…うーん…。難しくない?」

男「記録によれば、芋以外の食べ物から栄養をとってた頃の人類は、平均寿命が60歳とか80歳とかだったらしいぞ!」

女「それほんとに人間!?嘘でしょ!?」

男「それくらい、外の世界の栄養は大事なんだって!」

女「…ごくり…」

女「…昔、外の世界では、女の子はおしゃれな格好して、おいしいお菓子を食べてたんだって」

男「…そうなのか?」

女「素敵だよね」

男「…俺が、いい食材を見っけてきて、美味しいお菓子を作ってやるさ」

女「で、でも!一人じゃ危ないよ!他に一緒に来てくれそうな人はいるの?」

男「…探す!」タタッ

女「!?」

~調査団~

男「まずは俺の話を聞いてくれて感謝します」

調査団主任「…ああ。若い者の話も、たまには聞いてみようと思ってな。ゴホッゴホッ…!」

自治体役員「プッ!クスクス…」

男「…聞いてください。このシェルターで蔓延している胃腸炎…。それは、免疫力が細菌の感染力に負けているから生じるのです」

水脈管理員「ンな事知ってらぁ…」

男「治療には、バイオプラントで合成される超高額なサプリメントが必要…さもなくば、死を選ぶしかありません」

貧民「…」

男「しかし!このサプリメントで得られる栄養素は!400年昔の地上文明人たちは、日常的に摂取していたのです!」

貧民達「…!?」

土木作業員「だ、だから何だ!滅んだ時代の話をしてどうすんだ!俺の家族が戻ってくるとでもいうのかよ!」

男「大気汚染が無くなった今、その食材が…!外の世界で見つかるかもしれない!」

土木作業員「な…!」

ザワザワ… ドヨドヨ…

男「ご存知ですか?地上文明の人々は、100歳まで生きることも珍しくなかった…!我々の寿命の3倍ですよ!」

男「それは何故か!?豊富な食材を摂取し、いろんな栄養をとってたからです!」

男「もっと長生きしたいとは思いませんか!皆さん!」

病人「…ゴホッゴホッ!オイラは…もっと、長生きしてえ…!」

貧民達「俺も!」「私も!」

男「俺に力を貸してください!外の世界には未知の危険があるかもしれない…しかし!それ以上のチャンスがある!」



男「何人か、着いてきてくれることになったぞ!」

女「すごいなあんた」

男「よし…そうと決まれば、早速準備だ!」タタタッ

女「…」

女「…危ないとこ、行かないでね…」

…食糧調査隊、初出発日…

男「…結局、集まったのは、俺含めて3人か…」

男「みんな!自己紹介してくれ!」


※安価で調査隊員を募集します!
※質問も随時受け付けます


テンプレ

名前:男
性別:♂
容姿:黒髪で単発 明細柄のシャツが好き
性格:明るくて前向き 無茶しやすいとこがある
趣味:かつて地上にいた動物のことを勉強すること
特技:料理
短所:向こう見ずなとこ。肺が弱い
備考:器用貧乏

※続きは次回
※もしかしたら登場人物は命を落とすかもしれません

※温かく見守ってあげてください


よく読んだら男含めて3人だったのか

※ついでに、外の生物についても募集しておきます
※400年の間に、過酷な環境下でどう変わったのか…?

※そのうち出てくるかも

テンプレ
名前:人類
種類:霊長類(非ミュータント)
体長:165cm程度
進化前の生物:人類
美味な部位:肝臓
特徴:
・人類。400年前より若干平均身長が縮み、顎が強くなった。
これは地下で硬い芋を食べて暮らしていたため。
・暗いところで目がよくきく。逆に強い光には弱い。
備考:
・かつて世界中で栄華を極めた種族。生き残りはどれくらいいるのか…?

>>20
※余ったら余ったでモブキャラとして出します
※モブキャラは重要。こちらも募集します

※ちなみに、次の探索ステージは平地です

※地形としては平地なのですが、時折半径20m程度のクレーターのような凹みがいくつかあり、それらは小さく浅い湖となっています

※湖の底には、ガラス質の岩石がたくさん沈んでいます

てっきりオプティックブラストをぶっ放す動物が出るかとおもったぜい

※地中深くには岩石質や金属質の構造物がたくさん埋まっています

※南東部側には陸地に入り込んだ海(湾)があり、独特な生態系を為しています

※南側には海岸があります

名前:ハビリスオランウータン(Pongo habilis)
種類:ヒト科オランウータン属
体長:オス140cm程度、メス120cm程度
進化前の生物:ボルネオオランウータン(Pongo pygmaeus)
美味な部位:脳(その他の部分は美味ではないが食べられる)
特徴:
・戦争の影響で一部のオランウータンが突然変異し、その後の環境に適応した結果大きい脳を持ち、直立二足歩行を行い、同種間で言葉を交わす現在の種になった。また、狩猟を木から降りて行うようになり行動範囲が変異前より広くなった。顔は変異前のオランウータンの面影をかなり残す
・知能が400年前より高く指の動きがヒトに近くなり、石や動物の一部を加工して道具を製作できるようになった。用途は小型動物の狩猟、大型動物と遭遇時の護身などである
備考:
・ヒトの祖先でいう猿人に近い生物。美味な部分はあまりないが、彼らが採取する食べ物は美味なものが多い。木の上にある住処の貯蓄が狙い目である

男の才能は何がいいでしょう?
「毒味」なら、毒素に対し強力な耐性ができます

>>29
そういうのも多アリです!
エセ科学的な説明があれば、どんなんでもOKです

酉付け




~緊急仮設ゲート前~

男「さて、調査隊員の二人が来たな!」

老学者「フッフン!小僧、先週の演説、胸に響いたぞ!」

男「お、おお…あんたが老学者さんか。これからよろしくな」スッ

老学者「もう2~3年早くシェルターがブッ壊れてりゃー、ワシの膝はもっと頑丈じゃったんだがのォ!ガハハハ!」

男「ははは…。その頃は、大気の汚染状況はどうだったんですかね」

着物女「遅れてごめんなさーい!」テテテ

着物女「ハァ、ハァ…。私も行きます!」

男「お、おお…美人さんだ」

老学者「お主は?」

着物女「申し遅れました、私は着物女です!芋以外のいろんな食材が料理できると聞いて馳せ参じました!」

男「お、おお…。そうそう、君みたいな人がほしかったんだ俺は!」

着物女「へ?////」

老学者「若いのう…」

男「頼りにしてるぜ!みんな!じゃあ、出発だ!」

着物女&老学者「「オオー!」」

男「何を持っていこうか?」

着物女「いろいろ探してきますね~」ガサゴソ

老学者「役に立つモンがあるかのう?」

持ち物をいくつか見繕いましょう!
↓1~7で探します!

※2200年代の技術の多くは失われています…。それらは記録やデータとしてコンピューター上にありますが、学んだ人はいません

※主なエネルギー源は溶岩やマントルの地熱。あとは地下水の水力など

※石油や石炭もありますが、採掘量が少なく、かなり高価です

※タービンを回す力が強くないので、あまり高度な工業製品は作れません

※芋には地熱エネルギー灯を浴びせて光合成させています

~最低限持っていくものリスト~


・衣類
・芋スナック、水筒
・ノートと鉛筆(ノートは合成紙。地熱エネルギー灯で栽培した雑草のような植物繊維で作られている)

着物女
・衣類
・包丁、食器
・着火剤とランプ

老学者
・衣類
・小型無線端末

・即席!料理セット
・方位磁石
・バールのようなもの(出土品)
・スコップ(大小)
・軽量ワイヤー、クロスボウ
・救急箱
・テント

男「あまりたくさん物を持っていっても、邪魔になるからな。程々でいいや」

着物女「あの、老学者さん…。その鉄の棒、なんですか?」

老学者「おお、こいつか?ワシが昔地下を掘ってた頃に、たまたま遺跡から出土したモンじゃ。釘抜きか何かかのう」

男「…何に使うんですか?」

老学者「フフフ…」ゴゴゴゴゴ

着物女「!?」

男「あと、そっちの道具は?」

老学者「これは…クロスボウじゃ。実物を見たのは初めてかの?」

男「クロスボウ…?」

老学者「このワイヤーの張力を利用して、矢を飛ばす武器じゃ。だいぶローテクじゃが、矢を回収すればなんぼでも使える」

男「あんた…何でそんなもん持ってるんすか?」

老学者「ほっほ、さての!では行くぞ、若人共よ!」

男&着物女「「おー!」」

役人「400年間閉ざされていた、この扉が…開けられる時が来るとは、思いませんでした」

男「ちゃんと開くんだろうな?中で機械が錆びてたりしないか?」

役人「いえ、大丈夫ですよ。電子ロックを開ければ…この通り」ガチャガチャ

男「…」

役人「…」

役人「…!開か、ないッ…!」ガチャガチャガチャガチャ

着物女「ええ!?そ、そんな!?」

老学者「どういうこっちゃ…」

役人「…400年も前の扉なので、砂が詰まったり、錆びたりしてるのかも…」

男「ハアアァ!?」

着物女「ちょ、出れないって事ですか!?」アセアセ

老学者「酸性雨でボロボロになってるのかもしれんの」

男「…老学者さん、釘抜き貸してください」

老学者「お、おお」スッ

男「デリャ!開け!ポンコツ扉め!」ドガァ

役人「ああ!無茶しないで!警報が鳴るから!」アセアセ

~つづく~

…翌日…

~ゲート前~

ザワザワザワ…

若者「まだかよー!いけいけー!」

老人「ヤメロー!開けたら汚染ガスが入ってくる!」

貧民「こんなとこ出てってやる…!」

自警団員「皆さん!危険なので下がってください!扉に近寄らないで!」

男「…なんだこの人だかりは!?」

老学者「フォフォフォ!驚いてるようじゃの!」

男「老学者さん!これは一体!?」

老学者「ワシの古い友人に話をつけての、このクソ扉をブッ壊す算段をつけたんじゃよ!」

男「古い友人…?いったいどうやって、この分厚い鉄のゲートを破壊する気なんですか…?」

↓1 破壊する方法
↓2 老学者の古い友人は何者?(テンプレは>>15)

老兵士「ウッシャッシャッシャ!」 ガッシャガッシャ

老学者「おお、きよったか!」

男「どうやって扉を開けるんだ?」

老兵士「フヒヒ…小僧、こいつが何かわかるか?」つ鉄の塊

男「…?なにかの機械?」

老兵士「こいつには爆薬が詰まっていてなあ!リモコンで火をつければ即ボカンよ!」

野次馬達「!?」

ヒーヒー!

自警団員「皆さん危険です!退避してください!」

老学者「しっかし、仮にもここはシェルターじゃぞ?爆薬に耐えられる設計なんじゃないかのォ?」

老兵士「ウヒャヒャ!こいつはずっとずっと昔の戦争で使われたロストテクノロジーの塊!ワシの秘蔵のコレクションじゃ!」

男「あんたら仲いいな!」

老兵士「それにな、こういうドームは外からの衝撃には強くても、中からの衝撃には弱いもんじゃて」

男「本当ですか?」

自警団員「見物人の避難、完了しました!」

老兵士「ウシシシシシ!…ずっと待っておったんじゃ、このときを…」

老兵士「この老体が朽ち果てる前に、せめて一度…外の世界を拝みたいと…思っとった…」

男「…」

老兵士「思えばワシが遺跡から兵器を拾い集めておったのは、くたばる前にこのシェルターに風穴を開けてやりたかったからかもしれんな…」

老兵士「ではいくぞ!小僧、ワシが拓いた道、心して進んで行けィ!」

老学者「男!耳をふさげーッ!」

男「!?」バッ

老兵士「ファイヤー!」カチッ

チュドドドドオオオオーーーーンッ!!!


↓コンマ判定…
01~30:扉は完全には壊れなかった…
31~60:ちょうどいい感じに扉は吹き飛んだ!
61~90:衝撃が強すぎてシェルターが破損した!?
91~00:コレはちょっと…居住区で爆破していいシロモノじゃなかった…

扉「」ボロッ…

老兵士「ちぃ…!火力が足りんかったかの…」

老学者「…だめか」

男「げほげほっ…!」

老兵士「ちっ…!クソ、もうワシのコレクションに、信管のある爆発物はないわい…」

男「工事用のダイナマイトは持ち出せないのですか?」

自警団員「大工や土木作業員の方達は、かなりの権力を持っています。おそらく、難しいでしょう…」

男「…別の方法を考えないと…」

ドゥン!

男「!?」

老学者「扉から音が…!」

ドゥン! ドゥン!

男「こ、これは!?」

自警団員「ひ、ひいいィィ!」

老兵士「と、扉が!外側から叩かれとるんじゃッ!」

ドンドン! ドゥン!

男「…!」

↓コンマ判定
01~30:なんとか扉は衝撃を持ちこたえた
31~60:音が鳴りやんだ後、扉は役目を果たして崩れていった…
61~90:扉は吹き飛ばされてしまった!
91~00:シェルターの外壁は音を立てて崩れた!

ドンドン! ドンドン!

男「なんだ…外に何がいるんだ!」ガクガク

自警団員「くっ…来るなら来い!わたしの我流格闘技で打ち倒してくれる!」

老兵士「ウシシシシシ…!ワシの機銃の蜂の巣にしてくれるわ…!」ガチャッ

ドンドン…

男「…」

老学者「…ッ」ゴクリ

自警団員「去ったようですね」

男「ほっ…」フゥー

老兵士「なんでぃ、つまんねーの」

扉「」メキメキ…

男「!?」

扉「」ベキッ バターンッ…

男「扉が!壊れた!」

老学者「…この忌々しかった扉も、最後にシェルターとしての役目を果たしたようじゃの…」

ピカーーーーーー!!!

男「うっ!?ま、眩しいッ!」

老兵士「うぎゃああああああ!目が!目がやられる!」

自警団員「うっ…ぐうっ…!」

老学者「おお…おおお…!」ウルウル





男「」

ビュウウウウ…

草木のざわめき「」ガサガサガサ…

老学者「なんと…なんと美しい…」

老兵士「…これが…!これが、外の世界…!」スタスタ

男「なんて…!なんて明るさだ…」

自警団員「…あ、あああ…!」ウルウル

ウオオオオオオオオオオオ!!!

自警団員「!?」

野次馬「外だ!外の世界だあああ!」ドドドド

自警団員「う、うわああ!いっぱい来たぁ!お、押さないでくださーい!」



…一時間後…

着物女「そうだったんですか…大変でしたねー…」ニモツイッパイ

自警団員「とりあえず、このゲートは開いたままにするのは危険です。先程外からこの扉を叩いた何者かが、周辺にいるかもしれません」

男「ああ」

自警団員「あなた方が出発した後、しばらくの間はこのゲートは一般市民は立ち入り禁止とします。扉を修理するまでは…」

老兵士「なに心配すんな!ワシがこのシェルターの奥に立ち入らせはせん」

老学者「へっ、明日にもくたばるとも知れん老いぼれが偉そうに」

老兵士「そいつぁお互い様じゃ!」

老学者&老兵士「「ガハハハハッハ!!」」

男「よし…」

着物女「それじゃあ!」

老学者「行くぞォ!」

↓コンマ判定
01~70:無事に調査へ出発する
71~99:???

↓コンマ判定:
01~30:?????????
31~60:???????????
61~90:?????
91~00:??????

生物1(体長約170cm)「ブドゥヅゥブグ?」ノソノソ…

生物2(約140cm)「ドゥグブブグヅブ」スタスタ

生物3(約120cm)「ユドゥンウンズフブム」ヒョコヒョコ

男「…!?な、…ど、動物だ!」

自警団員「ひ、人…!?では、ないな…!?」

老学者「あれは…猿。猿じゃ!」

老兵士「…ワシらのことを、離れて観察しておるようじゃの…」

『ハビリスオランウータン(>>38)』

ハビリスオランウータン1「ググヅソゥソゥ…」ジーッ

ハビリスオランウータン2「ウルルルツツツ…」ギロッ

ハビリスオランウータン3「ウキー!ウキー!」ピョンピョン

男「…どうする?」

着物女「は、はわわわわ…!こ、怖いです…!」ガクブル

老学者「…小僧、な、なんかしてみろ?」

男「えー?それじゃあ…」

↓2 行動安価

男「…ジ、ジェスチャーで、なんか伝えてみよう」

着物女「え?やっぱりあれ人なんですか?」←アホの子

老学者「猿相手にコミュニケーションなぞ無理そうじゃがの…」

男「」バッバッ

↓なんと伝えるか
↓2どんな動作をしてみるか

男「…」つ芋スナック

ハビリスオランウータン3「フフ?」ピクッ

ハビリスオランウータン2「ドズルルル…」

老学者「警戒しておるな」

老兵士「ワシらが同じ立場ならどうする?」

自警団員「…難しいとこですね…」

着物女「あ、あの、あの人達はなんですか?どこから来たんですか?顔色悪いですけど、なんかの病気?」アセアセ

老学者「昔、本で読んだことがある…あれは、猿という生き物じゃ」

着物女「さ、さる?人じゃないんですか?」

老学者「ワシら人間に近い種族じゃよ」

男「…」つ芋スナック

ハビリスオランウータン1「…」

↓コンマ判定
01~30:猿は去った
31~60:石を投げられた
61~90:警戒しつつ、近寄ってきた
91~00:あっ…


※今回はここまで
※お疲れ様でした


自警団員が>>18の性格とだいぶ違うようだけど
展開に応じて、実際に登場するとき性格が変わる可能性があるという認識でいいのかね

>>94
モブキャラになった場合はそういうことも多いかも
主要キャラはできるだけ設定を活かします

あと、人物テンプレに「才能」を追加します
動物テンプレには「習性」を追加します

(人物テンプレ)
名前:
性別:
才能:
容姿:
性格:
趣味:
特技:
短所:
備考:

(動物テンプレ)
名前:
種類:
体長:
進化前の生物:
美味な部位:
特徴:
習性:
備考:

ハビリスオランウータン1「…ウルズズズ」パシッ

男(芋スティックを取った…)ドキドキ

ハビリスオランウータン1「…」スッ

着物女「あれ?しまっちゃった…。食べないんですか?」

老学者「知らない連中からいきなり手渡されたモノを食う奴がおるか。危なっかしくてしょうがないわい」

ハビリスオランウータン1「ヅルフフ…」スッ

???

男「え、な、なにこれ!?」

老学者「???なんじゃこれは…」

男(変なモノを手渡された…!)

着物女「ど、どうするんですか男さん!」アセアセ

男(どうしようこれ…↓)

男(とりあえず受け取ろう)ソッ

着物女「男さん、芋スティックを一本貰っていいですか?

男「え?ああ、どぞ」スッ

ハビリスオランウータン3「キキ…」クンクン

着物女「ボクちゃん、よーく見ててね」

着物女「かりっ もぐもぐ…」

ハビリスオランウータン3「!キキー!」ピョンピョン

着物女「美味しいよ~♪」サクサク

ハビリスオランウータン3「キーキキー!」ピョンピョン

老学者「チビスケが興味を示しておるな」

ハビリスオランウータン2「ルルヌグ…」サッ

ハビリスオランウータン3「キキー!」ジタバタ

着物女「どうぞ、おかーさんっ♪」つ芋スティック

ハビリスオランウータン2「!…ヌズ…」

ハビリスオランウータン3「キキキー!」ジタバタ

ハビリスオランウータン2「…」スッ

男(おお、受け取った!)

ハビリスオランウータン2「…」カリッ モグモグ…

老学者「おや、かじったぞ」

ハビリスオランウータン2「!…ルルルー♪」スッ

ハビリスオランウータン3「キキー♪」カリッ

着物女「ボクちゃん、美味しいかな?」

ハビリスオランウータン3「キキー!」ピョンッ ギュー

ハビリスオランウータン2「ルググ!?」

ハビリスオランウータン3「キー♪」スリスリ

着物女「あはは…なつかれちゃった」

老学者「おお、やるのう!」

ハビリスオランウータン1「…ヌヌー…」ジトー

男「とりあえず、この猿達は我々に危害を加えるつもりはなさそうだ。調査を続けないか?」

老学者「ふむ…そうだな。彼らのことは分かった分だけ記録しとくか」カキカキ

着物女「うーん、寂しいなぁ。またねーボクちゃん!」ノシ

ハビリスオランウータン3「キキー!」



↓コンマ判定
01~30:?????????
31~60:????????
61~90:????????
91~00:???????



男「しかし、いきなり高度な知能を持った動物に出会ったな。幸先いいぜ」スタスタ

老学者「…むしろ、連中は前からワシらのシェルターを見張っておったのかもしれんの」スタスタ

着物女「…ん?なんかいますよ」ガサッ

???(体長40cm)「プキー!」プルプル

着物女「小さい動物がいますよ!」

老学者「ほう?こいつは…?なかなか栄養豊富そうじゃの…おい、どうする?小僧」

男(…とりあえず…↓してみるかな)

男「…とりあえず、観察しましょう」

着物女「じーっ…」

???「プ…プキー!」タタタッ

老学者「お、逃げていくぞ!後を追ってみるか?」

男(…↓してみるか)

男「追いかけて捕獲しよう!」タタタッ

着物女「お、待ってました!待てー!」タタタッ

???「プキー!」トテトテ

着物女「はぁはぁ、速くて追い付けないです…!」フラフラ

男「くっ、くそぉ…!」

老学者「フッフ、こんな時こそ、ワシの出番じゃな。どれ、このクロスボウとワイヤーの出番じゃな!」ジャキッ

男「おおっ!」


1:???をクロスボウで撃つ!
2:別の行動をとる(内容も指定)

老学者「トェリャ!」ビシュッ

???「プギッ!」 ドサッ

男「や、やった!」

着物女「ひっ!ち、血が…いっぱい出て…はううぅ~」フラフラ…

老学者「よっし!さて、今日はこいつを持って帰るか。大収穫じゃぞい!」

男「それもそうか。腐る前に、持って帰ろう」

01~40:無事に帰路につけた
41~90:老学者「まあこうなるな」
91~00:発見

男「よいしょっと。けっこう軽いですね」ヒョイ

老学者「ムゥ…、よく見ると、こいつは蹄があるのう」

着物女「ひづめ?」

老学者「ああ。蹄のある動物は、偶蹄目っちゅうグループに分けられるらしい」

偶蹄目の動物「」ブラン

着物女「とにかく、外の世界にこんなに生き物がいたなんて!明日はてんてこ舞いになりそうですね」スタスタ

老学者「ヒッヒ!」スタスタ

男「こいつは、持って帰ったら…、よし、捌いてみよう!肉料理だ!」ザッザッ

着物女「に、肉の、りょーりですかぁ…?」

老学者「うーん、ワシら人間が、肉なんて食えるんかのう。消化不良でビョーキにならんか心配じゃわい」スタスタ



ハビリスオランウータン3「キキー!」ピョンッ

着物女「あ!さっきの子だ。やっほー」

ハビリスオランウータン2「ルルル…」ノソッ

男「ふふーん、どうだ。偶蹄類の動物を捕まえたぞ!」ブラン

ハビリスオランウータン1「…!?ラ、ラルルルル!?」

ハビリスオランウータン2「ヒ、ヒーッ!!」スタタタタ…

男「?なんだ、逃げていったぞ」

老学者「わけのわからん奴らじゃのう」

着物女「うー、それにしても、周りにいっぱい草が生えてますね!なん本かカバンに入れて持ち帰っていいですか?」

老学者「勿論じゃ。植物こそ食事の基本!芋以外の野菜が食えたらいいのう」

着物女「えーっと、どれにしようかな…」

老学者「おおそうじゃ、汚染物質がないとも限らん。手袋つけて採るんじゃぞ~」

着物女「は~い」

↓どれを採取する?
1:青青とした、地面から生える葉っぱ
2:木になっている固そうな実
3:白い花の咲く、茎の長い草

着物女「そうですねー、地面に生えてる短い草…はあんまり美味しそうじゃないので、この木に生えてる実をとっていきましょう」モギモギ

老学者「ほう」

男「?植物って、普通根を食べるものじゃないんですか?」

着物女「うーん、今までシェルターで栽培してた芋類はそうなんですけどね。でも、実や葉っぱ、茎が美味しい植物だってあるんですよ♪」

男「えー、でも、これって美味しいにかな…?この実、スゲー固そうなんだけど」

着物女「それを調査するのが私達でしょう!それっ」

???の雄花「」バサァッ

着物女「どわっひゃあ!げほっ!ごほごほっ!」ゲホゲホ

男「なんだ?いっぱい粉を吹いたぞ!」

老学者「おっ、おい、大丈夫か!?」

着物女「へ、へっぶし!ら、らいひょ、へっぶし!」クシュンッ

老学者「こ、こりゃいかんわい。大事になる前にずらかるぞ!その実は…とりあえず袋に詰めていくぞ!」グイグイ

着物女「ぐしゅっ、は、はなみずが、とまらな…っぶし!」

男「退却!退却ー!」スタタタタ…

偶蹄類「」血ボタボタ

~シェルター~

野次馬達「ワーワー!ヒューヒュー!」

男「只今、第一番生態調査隊、帰還しました!」ビシッ

老学者「さーて、水浴びしたら調査するぞい」ワキワキ

着物女「っくし…。うー、鼻がムズムズします」

記者「オオオオオ!調査隊が帰還しました!そ、それで男さん、肩に担いでいる物体は?」

男「偶蹄類の動物の一種だ。外界に住んでいる野生の動物だ!調査解剖が終わったら、肉料理を作ってやるぜ!」

地主「に、肉の…料理?」ピク

役人「オエ…気味が悪いですねぇ」

男「くそー!俺の一番の目的をバカにしやがって!」

記者「して、着物女隊員。そっちのカバンに入ったものは?」

着物女「ずず…。えっと、外界の植物の実です。毒さえなければ、なんとかして食べられるかなーって」

地主「オオー!素晴らしい!」

科学者「毒の鑑定が必要ですが…何とかしましょう」

男「ちくしょーなんだこの反応の差は!」

記者「して、これがその実ですね?」ガシッ

着物女「あっ!うかつに触ると…」

???の雄花「」ボフッ

記者「ゲッホゲッホ!ヘーップシ!」

着物女「あああ、触るのは待ってって言おうとしたのにぃ!」



その夕方…


事件は起こった。


~続く~

~今回はここまで~

…夕方…

~植物学研究所~

着物女「うーん、これは…。実じゃなくて、雄花ですねぇ…」

着物女「叩くとばふばふ出てくる粉は、顕微鏡で見たところ…、花粉のようですね」

着物女「ということは、雌花があるはず…。よーし、次の調査では、そっちを狙いましょう!」

着物女「この雄花ちゃんは…、とりあえず飾っておきましょう」ソッ…

着物女「衝撃を与えないように、そっとケースに入れて…と…」

ボトッ バフゥッ

着物女「ぶふぇーくっし!」

~医務室~

男「ええい!クソ!早く調査室へ帰せ!」 イライラ

老学者「早くせんと、あの動物がくさっちまうわい!クソが!」イライラ

医師「そうはいきません。血液検査の結果が出るまで、あなた方が汚染物質の健康被害を受けている可能性は拭えません」

男「なんともないって!ピンピンしてるって!」



血液検査の結果は?↓コンマ判定
01~60:さすがだ、なんともないぜ
61~90:変なもん吸ってた
91~00:ムム!?これは…

医師「血液検査の結果が出ました。汚染被害はありません」

老学者「わかっとったわい!ヨッシャ!急ぐぞ小僧!」ダッ

男「言われんでも!」タタッ

医師「ああっ!病室を走るなぁ!」



~外界動物調査室~

偶蹄類の動物の解剖死骸「」グチャ

男「ふむ…」

老学者「どうやら、この動物は『イノシシ』の子供に近い種のようじゃの」

男「さて。この死骸を標本にして保存する技術はありません…。つまり!」

男「このイノシシは、美味しく食べることで供養すべきではありませんか!」

老学者「まあ、ものは言い様じゃの…。ワシは毛皮や骨で剥製と骨格標本を作るから、そっちはよこしてくれ」

男「おうよ!…ふむ、まだ内臓も腐ってないな」

老学者「血抜きはしたが、ハラワタは人と同じで足が早いんでないか?もうすぐ腐り始めるぞ」



男「さて、どう料理しようかな…」

イノシシ?の子供の肉「」ドッサリ

イノシシ?の子供のモツ「」グチャ

男「せっかくだし、素材の味を楽しむ!さっと火を通したら直で食うぜ!」

誰か、一緒に食べる仲間を誘おう!↓1~3
※新キャラもあり

男「よっし!せっかくだし、一緒に食う仲間を誘おう!」



~外界動物調査室 別室~

イノシシ?の焼き肉「」ジュウウ~…

医師「こ!これは…!」ヨダレジュルリ

老兵士「く、食いたい…今すぐ食いたい!こんな食べ物は見たことないが、ワシの本能がこれを欲しておるぞ!」

男「あんた、ほんっとに老学者さんに似てますね。あの人より若干テンションが高いかな」

老兵士「なんじゃとォ?ったく、今の若いモンは口のききかたがなっとらんな…軍でそんなクチたたいたら鞭打たれるぞい」

自警団員「ハァハァ…では、そろそろ…」


3人「「「いっただきま~す!!!」」」

※短いですが、今回はここまで

※しかし、この面子はちょっと危ないかもしれない-

老学者「待たんかーい!」ガチャッ

着物女「はぁはぁ、間に合った!」タタッ

老兵士「ウッシャッシャ!お前もきよったか!」

男「お、来てくれたのか二人とも!遅いから来ないのかと思った」

自警団員「声はかけてたんですね…」

老学者「これもまた学問追究じゃわい。というか、隣の部屋からこんな旨そうな匂いがしてきたら黙ってられんわ」

着物女「わ、私も、あなた方が食べれそうだったら、食べてあげてもいいですよ?」ジュルリ グーギュルルー

医師「ちょっと何言ってるか分からないですね」

男「それでは気を取り直して…」

全員「いっただきまーす!」

男「ではいきます!記念すべき一口目!」つフォーク

※男は、厚いイノシシ?肉へフォークを突き刺した

※肉汁が滴り堕ちる焼き肉は、男の口元へと運ばれていく…

着物女(吐いたら即逃げ出しましょう)ドキドキ

医者(応急措置の用意はできてます)バクバク

老兵士(毒でくたばったら墓参りに行ってやるわい)ワクワク

男「あむっ」ガブッ

自警団員「た、食べた!」

男「…!」

老学者「ど、どうじゃ!?無理はするなよ?」

男「ンマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイッ!!!!!!!!!!」

自警団員「!おお…!?」

男「ンー!この濃厚な味わい…!モグモグ…!独特の繊維感!あー最高だ!」

着物女「ほんとに食べた…」

老兵士「ヒッヒ!ここが残り少ない寿命の使い所じゃわい!わしゃ食うゾ!」ガブッ

老学者「お、おお…?どうだ?」

老兵士「…もぐもぐ…」ツツー

着物女「な、泣いてる!?」

老兵士「ああ…!うっく、ひぐっ…ンマイ…ンマイ…!」モグモグ

自警団員「泣きながら食べる程なんですか!?」

老兵士「おい若造!」

自警団員「アッハイ」

老兵士「今すぐこの金で芋焼酎買ってこい!釣りはとっとけ!レッツランじゃ!」

自警団員「せ、せめて一口…」

男「ほい」ヒョイ

自警団員「あむ」モグモグ

自警団員「こ!これは!これは…!ああ、あああああ!!」

着物女「な、なんなんですか皆さん!?」アセアセ

自警団員「ハイイイーー!今すぐ買ってきますー!」ピュー スタタタ…

着物女「ど、どうします!?」

医師「どれ…では私も。このお肉は何ですか?」

男「あ、それは脳ミソです」

医師「脳か…。肝臓はあるかい?」

男「肝臓?変なとこ聞きますね。コレです」

医師「頂こう。む…」モグモグ

着物女「ひ、ひいいい…!な、ないぞう…のーみそ…」フラフラ

医師「」ピタ

医師「」モグモグ

医師「…ごくん。突然だが…味覚の働きとは、何であるか…ご存知ですか?」

着物女「え、えと。食べ物に毒がないか確かめるため、ですよね?お芋の芽とか」

医師「それもありますが。自身にとって必要な…もう一口」パク

医師「モグモグ…。有益な栄養素を含んだ食物を摂取した場合、それを脳への報酬経験として記憶するため、旨みを感じる…と、聞いたことがあります」モグモグ

着物女「ほとんど毎日芋とか豆しか食べたことない私にはピンとこない話なんですが…つまり」

医師「この食物には!!!!外界の動物の肉には!!!身体へ非常に有益な栄養分が大量に含まれている!!!もぐもぐ!!!」ヒョイパクヒョイパク

着物女「要するに美味しいってことですね!?」

男「医師さんさっきから内臓ばっか食べますね!?」

名前:ジャイアントピッグ
種類:哺乳類イノシシ属
体長:2m半~3m
進化前の生物:豚
美味な部位:肩ロース
特徴:
・家畜として飼育されていた豚が400年の歳月を経て野生化・巨大化した。外見はマンモスに近づき、他の肉食動物から身を守るため鋭い牙を持ち気性が荒くなった。
・群れをなし単独行動は基本的にとらない。
備考:

…そのころ…

~仮設外界ゲート前~

見張り番「…」ウトウト

子供1(…やった、見張りのおっさん、寝てるぞ!)ヌキサシサシアシ

子供2(今はゲートが爆薬でぶっこわされた直後だから、ドアの代わりに薄いトタン材が張られてるだけなんだね)コソコソ

子供1(よし、いける!)サッ

見張り番「ん…ゴラァ!ガキ共、何やってる!」

子供1&子供2「「うわあああ!バレたああああ!!」」

見張り番「行かせんぜ!」

子供1「強硬突破するじゃん!」タタッ

子供2「フェイント!」シュッ

見張り番「しまった、抜かれた!」

子供1「やったー!外にいくぞー!」タタッ

トタン扉「ガシャアアアアアアアアンッ!!!」メキメキッ

子供1「!?」ビクッ

子供2「ひっ!?」ドキッ

見張り番「…なんだ…。仮設ドアが、外界から叩かれたぞ…」

子供1「…」

子供2「…何だろう?面白そう!」

子供1「行ってみようぜ!」タタッ

見張り番「危険だ!お前らどいてろ!」ドンッ

子供1「うわっ!」ドテッ

子供2「いってーな!何す…

ジャイアントピッグA「ブゥッヒヒィーーーーーーィィン!!!」ズバドゴォ!!

トタン扉(崩壊)「」バリィ!

見張り番「ぐぎゃばーーーーッ!!!」ドグシャア

子供1&子供2「「!!?」」

子供1「な、なんだ…!?そ、外から…」

ジャイアントピッグA(体長300cm)「ブッヒルルルルルル…」ズシンズシン

ジャイアントピッグB(体長230cm)「プヒー!プヒー!」キョロキョロ

子供2「な、なんか…でかいのが入ってきた…!」

見張り番「ゲボ…お、お前…ら…逃…げ」ガクッ

子供1&子供2「「ひ、ひえええあああああああ!!?」」ピュー スタタタタ…

ジャイアントピッグA「ブルッヒィアアアア!」ズシンズシン…

ジャイアントピッグB「ギャオオオオオオ!!」ズドドドド…



~土木作業員達の部屋~

設計士「我々の住んでいるこのコロニーが、どのような構造をしているか…知っているかな」

新人建築士「ハイ!最も中枢にあるものは、高さ10m、全長30mの巨大移動式巨大要塞…正式名称『>>177』です」

設計士「ウム。上面の半分が地上へ露出しているドーム施設だな。『>>177』は、地上文明最期の遺産だ…」

設計士「400…いや、500年前地上の人類は、この『>>177』を小型ビオトープとし、ごく少数の人類が生存できる環境を遺したのだ」

>>176

土木作業員「そして、この移動要塞から蟻の巣のように拡張されたフラクタル構造の地下コロニーが…我々の住む世界です」

設計士「そうだ。地下コロニーには、今や2000人もの地下人類が住んでいる…。だが、その制御中枢は、依然として地上施設の『>>177』にある」

設計士「つまり、移動要塞である地上施設が機能停止したとき…我々は死に絶えるのだ」

土木作業員「し、しかし。今や地上の大気汚染は消えたそうではありませんか」

設計士「それは希望的観測にすぎん!ひょっとすると大陸から猛毒の雨風が運ばれてくるかもしれんではないか!」

土木作業員「た、たしかに…!」

設計士「地上の安全性調査には、十分な時間と資金をかけねばらない…!」

新人建築士「…現時点では、今までのノウハウ通りに地下生活を続けた方が安全ですね…」

設計士「それにだ…。政治家どもに言わせれば、地上文明が歴史から滅んだ原因は、激しい資本競争だというらしい」

土木作業員「資本競争…?」

設計士「地上文明人どもは、自由に資本競争ができたが故に、奪い合い、殺し合い…、地上の環境を滅茶苦茶にした末に滅んだんだと」

設計士「それならば、『アーク』内部に住む超富裕層、いわば『王』が全権利を支配し管理できるこのコロニーの方が、人類に適した社会なんだそうだ」

土木作業員「じゃあ、地上文明は、このコロニーのように住人の管理が行き届いてなかったって事すか?」

新人建築士「そんなガバガバの社会で、よく2000年も続いたなぁ…」

設計士「いいか、新人。『アーク』の住人には絶対に逆らうな。そして彼らのことは…地上施設アークは、家族の命に代えてでも守れ」

設計士「忘れるな。我々の生活は、全て地上施設アークによって繋がれ、支えられているのだ」

新人建築士「わ、わかりまし…

『緊急放送!!緊急放送!!地上施設アーク内部へ、謎の巨大生物が侵入!破壊活動を行っています!』

設計士&新人建築士&土木作業員「「「!!!???」」」



つづく

>>186
大丈夫ですよ

・このシェルターの地上には500年前日本があった
・『アーク』には、当時各分野で最も優秀な人間が集められた
>>28>>30

このあたりで、なんとなくシェルターの周囲の状況や地形がわかるかもしれませんね…

~地上施設『アーク』内部~

~食糧庫前~

鎮圧隊員1「侵入した生物はどこだ!?」タタタ

鎮圧隊員2「わからん…が、我々鎮圧隊20名のテザーガンがあれば、大丈夫さ」バチチチチッ

鎮圧隊員3「手分けして捜索している、他の班からの連絡はない…な」

鎮圧隊員4「もしも今飛び出してきたら、俺たち5人で相手しなくちゃいけないのか…」

鎮圧隊員5「なーに、テザーガンの電圧は最大に高めてある。どんな猛獣だろうと、一発でしびれて動けなくなるはずさ」

鎮圧隊員ズ「「「「「Hahahahahahaha!」」」」」

ジャイアントピッグA「ブモオオオオォォォアアアアアアアアア!!!!!」ズドゴォッ

鎮圧隊員ズ「「「「「ぎゃあああああああああ!!!!!」」」」」ドグシャア

ジャイアントピッグA「ブギュウウウ!」ドドド…

鎮圧隊員1「」ピクピク

鎮圧隊員2「ゲッホ…ゴホッ…!き、聞こえ、ますか…!応…答…を…」

トランシーバー『こちらアルファ班!デルタ班、一体どうした?』

鎮圧隊員2「ヤツ…が…」

ジャイアントピッグB「ブヒー! ブヒー!」ズドドドドドド

鎮圧隊員2「」プチッ

トランシーバー『デルタ班!応答しろ!デルタ班ーー!!』



~中央司令室~

通信機『こちらガンマ班!ハァハァ、現在、エネルギー供給室前でヤツと交戦中!』

通信機『テイザーガンによる電気ショックを浴びせておりますが、効き目が薄い!』

司令官「クッ…!クソ、テイザーガンが効かないとは…化け物め!」

部隊長「現在、各班は実弾による非殺傷兵器を持ち合わせてはいない…!」

補佐「鎮圧用の催涙ガス弾を持っていくべきでしたなぁ。焦って事態の収束化を望んだあまり、敵の強さを見謝ったか…」

通信機『被害者多数!ヤツは何なんですか!クソ、またやられた!撤退許可を!』

部隊長「本当にテイザーガンの効き目がないのか!?」

通信機『うまくワイヤー針が刺されば、動きは鈍ります…が!ヤツはそれでも突っ込んできます!』

通信機『回避行動をとるには、ワイヤーを引っ込めるか、銃を捨てなくては…!』

補佐「全班を結集し、複数人で同時にテイザーガンを打ち込むとどうだ?」

通信機『効くかもしれません…!』

司令官「…」


作戦…>>195
1:全班をエネルギー供給室前に集める
2:司令室の誰かに、別の非殺傷兵器持たせて向かわせる
3:部隊を撤退させ、いにしえの殺傷兵器をコレクションしている古い友人に討伐を頼む
4:部隊を一時退却させる。そもそも何故ヤツが侵入したのかじっくり考える

※修正

作戦…>>196
1:全班をエネルギー供給室前に集める
2:司令室の誰かに、別の非殺傷兵器持たせて向かわせる
3:部隊を撤退させ、いにしえの殺傷兵器をコレクションしている古い友人に討伐を頼む
4:部隊を一時退却させる。そもそも何故ヤツが侵入したのかじっくり考える
5:その他(安価で内容を指定)

4

司令官「総員、その場から一時退却せよ。戦闘継続は困難だ。目標を監視しつつ間合いをとれ」

通信機『り、了解!ずらかれー!』

司令官「…そも、ヤツらは何故ここへ侵入してきたのでしょう?」

部隊長「いくつか仮説を立ててみますか…」

…数分後…

補佐「議論の結果、尤もらしい理由は…!」


コンマ判定↓
01~30:餌を探しに来たのではないか
31~60:奴らは外部の何者かが我々を抹消するために差し向けた生体兵器である
61~90:調査隊員が持ち帰った動物の親かもしれない
91~00:結論は出なかった。今は眼前の敵を倒すことが先決!

部隊長「司令官!奴らはおそらく、餌を探しに来たものと考えられます!」

司令官「うむ」

補佐「えー…、でも、蹴散らされた隊員が食われたという報告はありませんが…」

部隊長「よく知らんが…、外界の生物が肉を食うとは限らんぞ?植物や石炭を食べるのかもしれん」

補佐「えぇ…石炭?」

部隊長「まあ、そういうことにしよう。つまり…こういう作戦が有効と考えられる」


~目標捕獲作戦~
1:特定のポイント(数ヶ所)に、いい匂いのジャガイモ料理および石炭を置いて見張っておく(担当者はこちらから増員する)

2:目標がジャガイモ料または石炭を食べる(多分)

3:動きを止めている間に、動ける隊員を集めて一斉にテイザーガンを打ち込む!

部隊長「これでどうでしょう!」

補佐「石炭はいらなくね?常識的に考えて食わないでしょ…」

司令官「ふむ…」

↓1~3:この作戦への意見!

隊員1「やつらは動いている生き物しか食べないかもしれません」

隊員1「動物を模したものをつくりそれを動いているように見せ囮に使うのはいかがでしょう?」

司令官「ふむ…それは今すぐに行える対策ではない。別案として考えておこう」

隊員2「もし失敗したら死ぬ作戦では隊員がかわいそうです」

隊員2「えさだけでなくバリケードや防御装備なども用意できないだろうか」

司令官「確かにそうだ…だが、これ以上施設を破壊されてはならん。アークが破壊されたら、被害者は今の比ではない」

司令官「やったとして、せいぜいは奴の行動範囲を狭めるためのバリケードを一時的に作る程度のものだろう」

隊員3「テイザーガンに耐性があるのかも知れません、念のため別の兵器も用意しておいた方がいいのでは」

司令官「…正直、外界に生き物が…動物が生存しているなどという可能性は想像だにしていなかった。調査隊員があの動物を持ち帰るまではな…」

司令官「何せ、500年前…地球の環境は徹底的に破壊され尽くし、人類が生存不可というレベルまで汚染され尽くしたのだ」

司令官「だのに…。」

司令官「あんな猛獣が、地上の環境に適応して生存していたなどと、誰が想像できようか」

部隊長「…」

補佐「…奴らは、汚染された環境下でさえ生存できる生物。電撃程度では倒せないのかもしれない」


どんな兵器の用意を試みますか?↓1~4

部隊長「じゃあ、もっと強力な武器を用意しよう!」

補佐「それはいったい?」

部隊長「まずは…パイルバンカー!」

補佐「く、杭打ち機!?…接近戦ですか。奴に近づいて当てるのは難しいのでは…!」

部隊長「ならば、ロケットランチャー…という兵器が地上にはあったが、そんな物を持っているヤツはいないだろうな」

司令官「私の知り合いは、もう信管のある爆発物のコレクションはない…と言っていたな…」

司令官「催涙ガス弾…、ヤツに効くかどうかは分からんが、いちおう試してみよう」

補佐「し、しかし、避難してない怪我人もいますよ」

司令官「死にはしないだろう。…他にはないか!?」

>>214「ヒヒ…!デンプン粉の粉塵爆発を起こすんですよ」ガチャ

部隊長「お…お前は!?」

>>214新キャラ登場!
テンプレは以下になります

名前:
性別:
才能:
容姿:
性格:
趣味:
特技:
短所:
備考:


今回はここまでです

名前:料理人
性別:♂
才能:食材を見ただけで創作料理のレシピを思いつく
容姿:ポニーテールと口ひげが特徴で脱ぐと凄くムキムキ
性格:陽気だけど料理を粗末にする奴は絶対に許さない
趣味:筋トレ
特技:調理加工
短所:笑った時が怖い
備考:料理道具や調味料は沢山持っている

料理人「どれだけ大きくても、しょせんは生物…。粉塵爆発には耐えられないはずデース」

部隊長「誰だお前…どこから入ってきた!?部外者は立ち入り禁止…

司令官「待て。どういうことだ?話を聞かせてもらおう」

料理人「粉塵爆発というものをご存知デスか?」

司令官「…鉱石や石炭の採掘場で、度々起こる事故…とは聞いている」

料理人「マーベラ~ス!…ワタシの友人が、かつて炭鉱で事故に遭い、仲間を失いました」

司令官「…そうか、あの事件の…。」

料理人「火薬や爆発物がなくとも、粉塵爆発ならば…、可燃物の粉末があるだけで、大きな爆発を起こせます」

部隊長「し、しかし!それで倒せなかったらどうするんだ!」

司令官「…粉塵爆発は、その爆発の威力だけでなく、酸素を空気中から奪うことによる酸欠の被害もある」

司令官「ヤツを密室に閉じ込め、密室内で粉塵爆発を起こせば…、勝算はある!」

補佐「し、しかし。一体どうやって、密室で粉塵爆発を起こすんです?」

司令官「むぅ…」

司令官「最悪の場合、誰か一人がヤツと共に密室内で自爆するしかない…」

補佐「そ、そんな!…他に方法はないんですか!?」

司令官「…彼に相談しよう」ガチャ

部隊長「彼?」

司令官「ああ。私の古くからの友人でな…。地上文明の兵器や戦争にやたら詳しい者がいるのだ」ガチャ

※司令官はインターフォンに手をかけた

※地下コロニーは電波が通じにくいので、有線の通信機が主な電話手段となる

司令官「その者に、相談する」ザザー

司令官「老兵士!老兵士!…応答しろ!」



司令官「くそっ、留守か!」ガチャッ

部隊長「通じなかったのか…」

補佐「どこにいるんでしょう…?」

料理人「何か、火花を起こすものがあれば…」

部隊長「クソォ!テイザーガンさえ通じれば、こんな大事にはならなかったのに!」ドンッ

司令官「火花…?そうか、テイザーガンだ!」

部隊長「え?」

司令官「ワイヤー式ではなく、電源つきの電極針を撃ち込むタイプのテイザーガンがあったはずだ。それを使えば、遠距離から着火できる!」

補佐「な、なるほど。でも、何の粉末をバラ撒くんです?」

料理人「一応イモ粉末は持ってきましたが…、これはライターなどの火ならともかく、スタンガンの火花程度では着火しないかもしれまセン」

司令官「…だめか…」

炭鉱夫「部隊長!頼まれていた石炭を持ってきましたよ!」ガラガラ

部隊長「石炭?私が頼んだ?いつ?」

炭鉱夫「さっき言ってたじゃないですか!『外界から来た動物は、石炭を食べるかもしれない』と」

補佐「いやいや、木炭ならともかく石炭は…」

司令官「…石炭…炭鉱…!これだ!」

採掘家「なんだ…結局石炭は要らねえのか?」

炭鉱夫「さ、採掘家さん…!駄目ですよ、そんな口のきき方…!」

採掘家「けっ、中途半端な命令出しやがって…」

司令官「その石炭、粉末状にできるか?」

採掘家「粉末?なんでさ」

司令官「そいつを、粉塵爆発の火薬に使う。石炭粉末ならば、テイザーガンの火花で確実に着火するはずだ!」

採掘家「粉塵爆発…だと…」フラッ

料理人「!?オー、アナタは採掘家さん!」

部隊長「なに?知り合いか?」

料理人「ハイ、先程お話した…ワタシの友人デス」



ガンッ ガンッ パキャッ パキンッ

炭鉱夫「あああ勿体ない…。黒いダイヤとまで言われる、石炭が砕けていくぅ…」カーンカーン

補佐「しかし…、我々の抱える鎮圧部隊に、粉塵爆発を起こしたことのある人なんているんですか?」

部隊長「む…」

司令官「…確かに、理屈だけ知っていても、実際に粉塵爆発が成功する確率は低いかもな…」

採掘家「…俺がいく」

部隊長「む!?」

採掘家「粉塵爆発なら…過去に経験してる。どうなれば起こり、どうすれば防げるか…経験でわかる」ブルブル

料理人「ふ、震えてマスよ…無理しないで…!」

~地下コロニーゲート 検問前~

採掘家「…あれか…!」

ジャイアントピッグA「ブルァ!ブルアアァ!」ドゴォ ドゴォ

ジャイアントピッグB「ブルアアアァ!」ドゴォ

オートロックドア「」メキ メキィ ボギィ

採掘家「司令部へ伝令。自動ドアを開けてくれ」

トランシーバー『何!それではやつらは地下コロニーへ…!』

採掘家「このゲートの検問は、地下側とアーク側の2つのドアで仕切られた密室になっている。そこへ奴らを閉じ込める」

トランシーバー『わかった…頼んだぞ』

オートロックドア「ドア、開キマス」ガラガラ…

ジャイアントピッグA「ブルッヒヒィン!」ズドドドド

ジャイアントピッグB「プギー!」 ドドドド

トランシーバー『ま、まずいぞ…地下コロニー側のドアは耐久力がこっち側より劣る。やつらの体当たりに耐えられん!』

採掘家「問題ない…おいこっちを向けクソ共!」

採掘家「餌が欲しいんだろ?ホラふかし芋だ」ポイッ

芋「」ゴロゴロ…

ジャイアントピッグA「ブルアアアァ!」ドゴォ

地下コロニー側ドア「」メキィ

ジャイアントピッグB「ドルヒヒィン!」メギョ

地下コロニー側ドア「」ボギィ

採掘家「くっ…こっちを向かねえ。時間はない、やるしかねえ!」スチャ

採掘家「10kgの石炭粉を詰め込んだ袋…!」ガシッ

採掘家「こいつを、ハンマー投げの要領で…投げる!」グルングルン

採掘家「デェヤアアアアア!」ブンッ

袋「」ヒュウウウウ

天井「」ガンッ

石炭粉「」ボフゥッ

採掘家「…そして、テイザーガン…」ジャキ

採掘家(タイミングを間違えれば、俺もおだぶつか…)

採掘家(俺をかばって死んでいった、あいつらへの自慢話にはなるかな)

採掘家(シビアだな…)

1:テイザーガンを撃つ

2:電極針がアーク側ドアの位置を越える

3:アーク側ドアを閉じる(オートロック)

4:電極針が石炭粉に着火し、粉塵爆発

採掘家(もしもドアを閉じるのが早すぎれば、電極針が向こうに届かず…失敗)

採掘家(そして遅すぎたら、爆発に間に合わず…俺は奴らと心中)

採掘家「迷ってる暇はねえ!くらえ!」ジャキッ ドゥン

電極針「」バチバチッ バシュウウウッ

採掘家「今だ!ドアを閉じろ!」

トランシーバー『オートロック!』ポチッ


↓自動ドアのダメージ
01~70:ドアはなんとか閉じた
71~99:体当たりで既に壊れており、閉じなかった…

↓2 ドアを閉じるタイミング
01~20:早すぎて、電極針がドアに当たった
21~85:グッド!
86~99:遅かった…

ドア「」ガシャ!

採掘家「よし、やった…」




ド バ ウ ウ ウ ウ ン ! ! !




採掘家「ッ…!」ガクガクブルブル

採掘家「ゼェ、ゼェ、今の音…衝撃…」プルプル

採掘家「粉塵爆発だ…特大のっ…うぷっ…」ガクガク

トランシーバー『おい、どうなった?』

採掘家「ああ…ナイスタイミングだ。うまく密室で粉塵爆発を食らわせてやったぜ」

トランシーバー『どうする?開けるか?』


1:開ける
2:まだ

トランシーバー『おい、開けていいのか?』

採掘家「まだだ!今は高温の石炭粉が、密室内の酸素を奪ってる最中…」ハァハァ

採掘家「今開ければ、未燃焼の高温の石炭粉が一気に燃焼し、二次爆発を起こす!」

トランシーバー『そ、そうなのか…』

採掘家「それに、今の爆発で仕留めきれなくても、酸欠効果で奴らを仕留められる。熱冷ましも加味して…30分後に開けよう」

トランシーバー『わかった』

トランシーバー『して、30分の間に、そちらに人員や物資を用意して送れるが…何か必要か?』

採掘家「そうだな…」

↓1~4 何を頼む?(モノじゃなくてもOK)

採掘家「水を…一杯くれ」

トランシーバー『わかった。他は?』

採掘家「ヤツの生死確認ができる医師と、確実に止めをさせる奴を寄越せ」

トランシーバー『ああ…殺傷兵器の扱いに長けた兵士がいるんだが、奴は今家を留守にしてるらしい』

採掘家「ちっ…」

トランシーバー『それから、医師?…電話してみる』

採掘家「ああ、頼んだ」



トランシーバー『…医師は今、調査隊の研究室へ出掛けているらしい。そこへ電話をかけるか?』

採掘家「ここへ来るのにかかる時間は?」

トランシーバー『…30分以内には着くと思うが』

採掘家「…」


1:電話をかける
2:今回はいいや

~司令部~

男『はい』

部隊長「こちらアーク鎮圧隊の部隊長だ。そちらに医者はいるか」

男『アーク鎮圧隊…!?な、なんのご用件で』

部隊長「つべこべ言うな!いいから出せ!」

男「…少々お待ちを」


医者『今、お電話代わりました』

部隊長「部隊長だ。急用がある、今すぐ地上施設前の検問まで来られたし」

医者『な、なぜ!』

部隊長「検死をしてもらう。…これは極秘情報だが、ゲート外部から巨大な猛獣が侵入した」

医者『…巨大な、猛獣…!?』

部隊長「というわけで、検死の道具を持って今すぐ来い」

医者『~…えーと、私だけでは、外の世界から来た生物の生体構造は分かりません』

医者『生物学に詳しい者を二人ほど連れていきたいのですが、同行許可を貰えますか?』

部隊長「何者だ?」

医者『男さんと老学者さん。どちらも調査隊メンバーです』


1:秘密が広まるからダメ
2:仕方ない…そいつらならおk

部隊長「むぅ…仕方ない、いいだろう」

医者『わかりました、では手配します』ガチャ

部隊長「…採掘家よ、医者の手配はしたぞ」

採掘家『ああ。で、ヤツに確実に止めを刺せる者は、やはりダメか?』

部隊長「だから留守だ」

採掘家『…そうか、わかった。では、待ってるぞ』

数十分後

~ゲート前、アーク側~


採掘家「おい、まだ来ねえのか!?」

部隊長『おかしい…そろそろ到着している頃なのだが…』ザザー

採掘家「本当に手配したんだろうな!?」



~ゲート前、地下コロニー側~

医者「…誰もいない…。採掘家さんが待ってるって言ってたのに!?」

男「むぅ…」

老学者「どうしたもんかの」

門番「む?ここから先は地上施設アーク、一般人は立ち入り禁止だ」

男「鎮圧隊の部隊長に呼ばれたんです」

老学者「同じく」

医者「同じく」

門番「取り次ぎますのでお待ちを!」ガチャ



~ゲート前、アーク側~

採掘家「くっそ、まだか…」イライラ

部隊長『ア、アー、もしもし。今、地下コロニー側の門番から電話が来た』

部隊長『医者たちは今、地下コロニー側…つまり、お前から見て向こう側にいる』

採掘家「めんどくせぇ!」

部隊長『向こう側とそちら側のドアを両方開ければ、怪獣共をはさんで合流できると思うが…どうする?』

採掘家「仕方ない…開けてくれ」

採掘家(…っと、待てよ)

採掘家(本当に開けていいのか?)


1:両方開けよう
2:こっち側だけ開ける
3:向こう側だけ開ける
4:自由安価

採掘家「一旦俺は下がる。今開けたら、俺まで酸欠でまいっちまう」

採掘家「俺が退いたら、こっち側だけ開けてくれ」

部隊長『わかった』



採掘家「よし、いいぜ。開けろ」

ガラガラッ

採掘家「さて…うっ、焦げ臭いな…」

採掘家「…!」

採掘家「うっ…息が苦しい…クソ、思った以上に酸素が奪われてるっ…」

採掘家「ゼーハーゼーハー…!くっ…え、エアダクトに近づかねえと…ッ」ヨロヨロ

通気孔「」

採掘家「あった!…はぁー、はぁーっ…」ゼェゼェ

…数分後…

採掘家「よし…換気できたな」

採掘家「おい、司令部。向こう側のドアも開けろ」

部隊長『了解』

ガラガラッ



ジャイアントピッグA「」

ジャイアントピッグB「」

老学者「お、おお、こいつは…!?」

医者「この巨大な物体が、外界から侵入してきた猛獣…!」

男「…」

医者「たしか、餌を求めて侵入してきたらしいですね」

男(あの…)ヒソヒソ

老学者(…なんじゃい)ヒソヒソ

男(コイツ…どう見ても、俺らが捕ってきたイノシシの親ですよね…)ヒソヒソ

老学者(つがいじゃのう…。きっと、子供の匂いを辿ってここまで来たんじゃろう)ヒソヒソ

男&老学者「「…」」

男&老学者((このことは、黙っていよう))

採掘家「俺がお前らを呼んだ。検死をしてもらうためだ」

ジャイアントピッグA「」

ジャイアントピッグB「」

医者「こんな怪物の身体構造は分かりませんが…、とにかく呼吸と心拍を確かめます」ピト

男「…」

老学者「…」

医者「…全身にかなりの火傷と打撲はありますが、出血は多くはありません」

医者「厚い皮下脂肪と毛皮が、爆発の衝撃に耐えたのかも」

採掘家「死んでいないのか?」

医者「呼吸と心拍は、弱々しくはありますが…まだ、あります」

医者「とどめを刺すのであれば、難しいですが…、アゴの下から刃物を刺し、頸動脈を損傷させるのが確実です」

採掘家「…わかった」

老学者「にしても、でかい腹じゃのう」ポンポン

ジャイアントピッグB「」ビクッ

老学者「…む?」

男「どうしました?」

老学者「…こやつの腹の中で、何か…動いたぞ」

採掘家「な…」

男「何か…って?」

老学者「こいつが人を食ったという報告は無いらしいから…」

老学者「…赤ん坊が、腹におるのかものォ」

男「…」

採掘家「俺の仕事は、こいつの無力化だ。死体の始末はあんたらに任せる。どうすんだ?」

男「…」

>>260
1:とどめを刺す。研究室へ運ぶ
2:あえて助けてこっそり看病してみる
3:自由安価

男「くらえ!」

ズガァッ

……



男(俺は、巨大イノシシ達にとどめを刺した)

男(それらの死骸を調査したところ…驚くべきことに、イノシシというより豚に近い種だったようだ)

男(俺たちは、この種族にジャイアントピッグと名をつけた)

男(そして…)



~外界動物調査室~

ジャイアントピッグ剥製×2「「」」ズモモン

ジャイアントピッグの肉「」ドチャア

老学者「すごい肉の量じゃの…」

男「これはちょっと、保存しきれませんね…」

老学者「どうするんじゃ?腐る前に食いきれんぞ」

老兵士「アアー、さっき食ったばかりじゃ。今は腹に入らんぞ」

料理人(>>214)「えーと、すみマセン」

男「ん?」

料理人「昔の本で読んだ、塩漬け保存…というのを、試してみたいのデスが」

着物女「な、何ですそれ?」

料理人「肉という食べ物は、塩漬けにすることで、菌の増殖を抑え腐敗を遅らせることができるそうデス」

料理人「さらに、煙でいぶすことで…保存性は増すとか」

老学者「なに?そりゃ本当かァ?」

料理人「分かりマセン…。なにしろ、野菜以外を料理したことなどないもので…しかし」

男「しかし?」

料理人「私はずっと憧れていまシタ!かつて地上文明で食されていたという、高タンパクな動物料理に!!」

男(…どうするかな?)

男(司令部の人達や、鎮圧隊のみなさんは…今忙しくて、ここで焼き肉をつっつくことはできないだろうな…)

男(でも、料理人さんのいう、塩漬けや煙で燻す製法で、本当に保存できれば…)

男(もっといろんな人に、この巨大肉を味わって貰えるかもしれない!)

男「わかった。お願いするよ」

料理人「…グッフッフ、この動物肉…!私が自由にしてよろしいデスか?」

老学者「ああ。こんだけの量、無駄にしたくはないが…ワシらだけでは腐らすことしかできん!頼んだぞ」

料理人「ああワクワクする!楽しみで仕方がない!さあ、採掘家サンも手伝ってくだサイ!」

採掘家「わ、わかった。…その前に、俺も焼き肉…だっけ?食ってみていいか?」

料理人「もちろんデース!」

…翌日…

料理人「どうですか!見てくだサイ!」

ジャイアントピッグのハム「」ドジャアアアアアン

ジャイアントピッグのベーコン「」ドオオオオオン

ジャイアントピッグのソーセージ「」ドギャアアアアアン

男「…え?コレは…何?」

料理人「古い文献に乗っていた保存方法!成功したんデスよォ!」

採掘家「ダメになった部分もあったが、それは燃やして燻すための煙に使った」ゼェゼェ

男「いよっしゃあああああ!!!」

男「さて、これだけ大量の保存肉…」

老学者「ざっと20人前以上あるんじゃないかのォ?」

料理人「長持ちするとはいっても、せいぜい2~3日が限度…それ以上経ったら捨てた方がいいデス」

着物女「それしかもたないんですか?」

料理人「初めて触って分かったのデスが、肉というのはかなりデリケートな食材デス…。」

男「ふむ…」

着物女「でも、それだけあれば、いろんな人に来てもらえそうですね」


大量の保存肉の使い道を考えよう!↓1~5

※今回はここまでです

再安価
↓1~5

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