男(あー、高校生活うぜぇ・・・)(206)

男「・・・・・・」zzz

クラスメイト「また寝てるよ」ヒソヒソ

クラスメイト「来てる意味あるのかな」ヒソヒソ

クラスメイト「あーあ、またゴリラ(教師)イライラしてんじゃん」ヒソヒソ

クラスメイト「寝るなら来なきゃ良いのに」ヒソヒソ

―――放課後。

男「あー、・・・よく寝た」ファァ…

男「あれ? もう授業終わってる?」キョロキョロ

男(うわぁ、放課後ってことは急がなきゃ・・・)ガタッ

委員長「やっと起きたのね」ツン

男「えっと・・・誰だっけ?」

委員長「・・・っ、言うと思ったわよ。私は委員長。このクラスの代表よ」ギロリ

男「あ、そう。それじゃあ委員長さん、また明日」ガタッ

委員長「ちょっと待ちなさい」ガシッ

男「・・・・・・」ギロ

委員長「・・・・!?」ビクッ

男「“じゃあね、委員長”」ニコリ

委員長「・・・怖かった・・・」ポロリ

男「まずこのssにて注意していただきたいことが」

1、>>1はss初心者。「いくらなんでもこれはないわ」とか「キモ過ぎる」
とか思った人はブラウザの戻るを押してください。
2、メタ発言があります。ご容赦ください。
3、更新が遅くなります。

男「まあこんぐらいか。あとは…まぁキャラの設定としては>>1の知り合いなどが使われている。
  ちなみに主人公の設定はほとんど作者だ。」

男「次から口調かわる」

男「じゃぁ温かい目で見てやってください。はじまりはじまりー」

男(やばいやばいやばいやばい)ダダダッ

男「走りながら、“練る”しかないじゃないか!」

男(くそっ、なんで俺ばっかり・・・)グッ

――――河原。

男「はぁはぁはぁ・・・間に合った」ホッ

どす黒い球「・・・・・」ゴォンゴォンゴォン

男「こいつのせいで、俺は人生を無駄に・・・」グッ

男(いや、これは自分で選んだことだ。いまさらぐちぐち言うなよ俺・・・)

男「いつまで続ければいいのやら」ペタ

子供「お母さん、あの人何してるのー?」

母親「さぁねぇ、演劇の練習とかじゃない?」

男(うるせーな。お前らには見えないんだよ)ブゥン

男(俺の中にある“何か”を、黒い球にぶち込むのが俺の使命。・・・使命なのかどうか分からないけど、これをやらなければきっと世界はやばいことになる)

男「うーむ、今日で何カ月やってんだ?」

カップル「・・・・・」ギャハハハハッ

男(殺意が湧いてくるな・・・)ギロリ

カップル「・・・ひっ」ビクッ

男「いけね、目つき悪くしてたら姉ちゃんにどやされる」ニコニコ

―――帰り道。

男「・・・はぁ、眠たいな・・・」トボトボ

男(“あれ”のせいで一日のうち14時間くらい睡眠とるようになったもんな・・・)ハァ

男「まぁいいや、帰って飯食ってすぐ寝よう」

―――翌日。

男「・・・・・・」zzz

クラスメイト「また寝てるよ」ヒソヒソ

クラスメイト「マジ邪魔者」ヒソヒソ

クラスメイト「うぜー」ギャハハ

ギャル「ねぇねぇ知ってる? あいつさ、毎日南町の河原で右手前に突き出して立ちつくしてるらしいよ」ギャハハ

不良「なんだよそれ!」ギャハハ

ビッチ「今流行りの厨二病って奴じゃね!?」ギャハハ

男「・・・・・ん」ムクッ

三人「「「・・・・っ!」」」ビクッ

男「・・・・・・」ジーッ

不良「な、なんだよ・・・」ビクビク

ギャル「不良君は喧嘩、め、めっちゃ強いんだぞ」オドオド

男「・・・・・」ガタッ

ビッチ「ひぃっ!」ビクッ

男「・・・・・」スタスタスタ

不良「・・・・ふぅ~、なんだよ、あいつ俺にビビってんじゃん」ギャハハ

ギャル「ほんとだねー! 笑えるー!!」

クラスメイト達((本当に笑えます))

委員長「・・・・・」

―――男子トイレ前。

委員長「ちょっと男君!」マテ

男「・・・ん? ああ、委員長、おはよう」ニコリ

委員長(顔怖いのに笑うと少し可愛い・・・///)

委員長「って、違う、どうして怒らないの?」

男「怒る?」ハテ

委員長「さっき、三人が男君の悪口言ってたじゃない」

男「いや、寝てたから全く聞いてない」

委員長「呆れた。あなたなんのために学校来てるの?」ハァ

男「いやほんと、何のためだろうな」ウン

委員長「制服代や食事代、教科書代は親が出してくれてるんでしょう!? 申し訳ないと思わないの!!」

男「思うなぁ・・・」シミジミ

委員長(・・・くっ、のれんに腕押しね)

委員長「それならいっそ学校にこないほうが良いんじゃない?」ツン

委員長(言いすぎたかしら・・・)チラッ

男「・・・・・・」ウルッ

委員長(な、涙目だぁあああ!!)ギャァァァ

男「・・・トイレ」グスッ

ふむ

―――トイレ個室。

男(親に申し訳ないとか酷い・・・)グスッ

男(俺だって分かってるし・・・。でも仕方ないじゃないか)

男(部活だってしたいし、漫画読みたいし、ゲームしたいし)

男「まぁ、どれも授業とは関係ないけど」

男(あー、委員長俺のこと嫌いなんだろうなぁ)

男「別に何とも思ってないけど、嫌われると凹むわぁ」ハァ

男「・・・考えてたらまた眠たくなってきた」

―――教室。

男「・・・次の授業はなんだっけ・・・」カクッカクッ

男(眠いけど、我慢すれば嫌われないかもしれない)カクッ

クラスメイト(めちゃくちゃ首がカクカクしてるっ!!)

不良「キッモー」ギャハハ

男「・・・・・・?」ボーッ

不良「・・・・っ!」ギロリ

ギャル「にらみ返す不良君かっこいい!」

委員長(たぶん、睨んでるつもりはないんだろうな・・・)

男(誰か俺のこと喋ったような・・・違うよう・・・な)ファァ…

―――生物の授業。

生物教師(通称ハゲザル)「遺伝子には優性遺伝子と劣性遺伝子があって・・・」クドクド

男(あー・・・だめだ・・・この人のxが踊りだしてる・・・)カクッ

不良「先生!! 男君がカクカクしてて授業に集中できませ―ん!」ハーイ

ギャル「ぷぷぷっ」

ビッチ「・・・・」ビクビク

ハゲザル「男君? 授業に集中できるかな?」

男「えっと、先生の髪が劣勢な話でしたっけ?」ボーッ

ハゲザル「ムキーッ! 初めて聞いた口がそれかぁ!」ウキー

クラスメイト「ははははは!」ドッ

委員長「・・・ぷっ」

不良「・・・・・」ムッ

―――放課後。

男(結局あの後寝てしまった・・・)ガーン

男「もう授業にもついていけないしなぁ・・・」トボトボ

男(“これ”を極めても食が見つかる訳でなし・・・)ブゥン


―――河原。

黒い球「・・・・・」ブーーーーーン

男「うわぁ・・・今日も一段と大きいな」

男(今日は余裕があるから、今から“練ろう”)

不良「ぶははっ、ほんとにいたぜ!!」ギャハハ

ビッチ「ね、ねぇ帰ろうよう」

ギャル「ビッチはほんと気弱だよな! 好きな男の前では積極的なのに」

ビッチ「そんなことないよー」

男(あーいるいる。他人が理解できない行動するとバカにして精神を保つ奴・・・)

不良「河原に座って空気をこねはじめたぞ!」ギャハハ

男「あー、気が散る・・・」ハァ

男(ただでさえ疲れるのに・・・)シンケンッ

ビッチ「ね、ねぇ・・・」

ギャル「んー? なに?」

ビッチ「なんか、真剣だし、邪魔しないほうがいいんじゃない?」

ギャル「お前だって、一緒になってバカにしてたじゃねーか!!」ドンッ

ビッチ「キャッ!」

男「・・・・・」チラッ

不良「あー、なんか飽きてきた」

ギャル「あたしもー、もう帰ろう」

不良「ビッチ後は頼むわ」

ビッチ「え?」

ギャル「明日報告楽しみにしてるから、“絶対”報告しろよ」ギロッ

ビッチ「・・・・」

男「・・・・こんなもんかな」

黒い球「・・・・・」ブーーーーン

男「よっと・・・」ペタ

黒い球「・・・・・」ブーーーー・・・

男(生命力をまるごと持ってかれる気分だ・・・)クッ

ビッチ(なんか必死だなぁ・・・)

委員長「何やってるのかしら・・・」

ビッチ「委員長ちゃん・・・」

委員長「あれ? まだその名前で呼んでくれるんだ」ニコリッ

ビッチ「・・・・・・」シュン

男「うわぁ・・・今日は一段と食いつきがいいなぁ」ウゥ…

委員長「いい加減、軽い女のフリするのやめたら?」

ビッチ「・・・だって、苛められるもん・・・」

委員長「その内、本当に犯されちゃうよ?」

ビッチ「・・・・・っ」ビクッ

委員長(・・・もしかして本当に?)

黒い球「・・・・・・」シュン

男(やっと消えた・・・)フラフラ

委員長「男君!?」ダッ

男「あ、ああ、委員長も見てたのか? “変に見えるだろ”?」

委員長「・・・見える、ね」ジッ

男(うわ、人と目を合わせるの苦手なんだよな)プィ

委員長「私はたまたま帰り道にビッチちゃんと男君がいたから寄ってみただけだよ」ニコリ

男(さらに姉ちゃん以外の女の人苦手なんだよな・・・)カァ

委員長(顔怖いのにやっぱり可愛い・・・)

ビッチ「何を喋ってるんだろ」ハァ

男「もう・・・ダメだ」フラフラ

委員長(あんだけ寝ておいてまだ寝ようとするなんて病気なのかしら・・・)シンケン

男「“変人の親不孝者”はもう帰っていいかな?」ボーッ

委員長「・・・・・・・ご、ごめ」

男「ああ、謝らなくていいよ。“どうでもいいから”」ポケー

委員長(・・・・・っ)ムカッ

男(本当に・・・全部・・・“どうでもいい”)

委員長「心配して損した!! ビッチちゃん帰ろう!!」ズカズカズカ

ビッチ「え、あ、うん・・・」トボトボ

男「・・・また明日」ボーッ

―――翌日。

男(あー、昨日の疲れすごい・・・)トボトボ

別クラスの生徒「あの人が・・・」ヒソヒソ

別クラスの生徒「うわぁ・・・やばそー」ヒソヒソ

男(傷だらけでこれ以上傷つかねーよ)グスン

―――授業中。

男「・・・・」zzz

委員長(結局寝るのか)

不良「・・・ちっ、おもんねーな」

ギャル「おもんなかったから、後でジュース奢りな」ギャハハ

ビッチ「・・・・・」

短髪「なぁなぁ委員長」

委員長「んー? 宿題でも忘れた?」

短髪「違うよっ! 最近、男君に絡んでるけど怖くないの?」

委員長「あー、そうだねー。怖いというよりは・・・可愛い?」

短髪「え?」キョトン

委員長「あー、いやいや、こっちの話。男君のこと気になるの?」

短髪「い、いや、変わった人だなぁって」

委員長「短髪ちゃんはスポーツばっかしてると思ったけど・・・いやはやどうして」

短髪「そ、そんな訳あるかぁ!!」////

男(たまたま起きてたり・・・)グスン

――――食堂。

男(なんか疲れすぎて寝れん。腹も減ったし・・・)ボーッ

巨乳「あれ? 男君が起きてるなんて珍しい」

男(どちらさまでしたと聞くとまた怒られるから・・・)

男「あ、ああ、たまたまね・・・」

巨乳「ふーん、じゃあ一緒に食べる?」

男「あー、キミさえよければ俺は別に」

男(どうでもいいよ)ココロノコエ

巨乳「そっか、おーい、短髪ちゃーん、委員長さーん!」コッチコッチ

委員長「おや?」

短髪「げっ」

男(げってなんだ・・・げって・・・)グスン

委員長「うわ、男君カロリー高い」

男「そう?」

巨乳「トンカツにから揚げにカレーは確かに胃が大変そうね」

短髪「そう?」

委員長「短髪ちゃんもほぼ同じメニューね」

男「あ、それじゃあ、もしかして締めはこれだったりする?」

巨乳「・・・・・特大プリンって、胃袋どうなってるの」ウッ

短髪「男君~」ウルウル

委員長「短髪ちゃんが初めての理解者を見つけたような顔してるわ」

男「ふー、食った食った」ポンポン

委員長「ぺろりと平らげたわね」

巨乳「どこでそんなエネルギー消費してるのかしら」

委員長「私もそれ思った」アハハ

短髪「男君、プリン残ってるよ」キラキラ

委員長「なんだか同志を見つけて輝いてるわね短髪ちゃん」

男「うまうま」パクパク

短髪「おー、良い食べっぷりだねぇ」ニコニコ

巨乳「なんだか面白い光景ね」

委員長「少し前の私を殴ってやりたいわ」

委員長(男君は本当は“普通の高校生”なんだ。きっと“事情”があるに違いない・・・)

男「ほいっ」ハンブンプリン

短髪「えっ?」

男「だって、これで締めなきゃまた食いたくなるだろ?」

短髪「男君~」ウルウル

巨乳「あら・・・これは“落ちた”わね」

委員長「・・・・・・むっ」

短髪「い、いた、いただき・・・いただきぃ!!」パクッ

短髪(男君のプリン・・・)

短髪「うっまぁ~」キラキラキラ

巨乳「ほんと、短髪ちゃんって可愛いのにキャラで損してるわよね」ハァ

男(・・・・・・・あれ?)ゴシゴシ

男「・・・・うわぁ、マジで。・・・“今”?」ボソボソ

委員長「男君?」

巨乳「どうしたのかしら」

短髪「うまうま」パクパク

男「委員長、一生のお願いがあるんだけど」

委員長「・・・!? な、何かな?」ドキドキ

巨乳「おやおや?」キョウミシンシン

短髪「・・・・・」キキミミ

男「これ、片付けといてくれないかな?」

委員長「・・・・べ、別にいいけど・・・」

男「すまんっ、この埋め合わせは必ずするからっ!!」ダッ

男(くそっ、“野良”は困るっつーの)シンケン

巨乳(時折見せる表情が気になりますわね・・・)

委員長「絶対埋め合わせさせるんだからっ!」プンプン

―――屋上。

不良「ぷはー、タバコうましっ!」

ギャル「ぎゃははっ! 不良マジで不良!!」

不良「だしょだしょ!!」ギャハハ

ビッチ「・・・・・・・」

不良「なんだよビッチ。元気ないじゃん」ギュッ

ビッチ「・・・っ!」ドンッ

不良「痛っ! 何すんだよ!」

ギャル「お前、何調子乗ってんだよっ!」ガッ

ビッチ「キャッ!」

不良「まじで調子乗ってっと、やっちゃうぞ? 処女ちゃん」ニコリ

ビッチ(ば、ばれてる・・・)ガクガク

ギャル「ぎゃははっ! こいつ隠せてると思ってたのにいきなり暴露されてやんの」ギャハハ

男「・・・・・」バンッ

不良・ギャル「ひぃっ!!!」ビクッ

ビッチ「・・・男・・・君?」

男(げっ、人に“寄生”してる・・・)ハァ

不良の肩にいる黒い球「・・・・・」ビクンビクン

不良「お前、ビビりのくせに何調子乗ってんだよっ!」

ギャル「不良やっちゃえ!!」

ビッチ「・・・や、やめ・・・」

男「あー、誰だか知らんが、すまん」ガスッ

男(エネルギーをもっと練らなきゃ・・・)ゴスッゴスッ

不良「ちょ、な、なに・・・すん・・・の」ボコボコ

男「痛いだろうけど、我慢しろよ」ヒザゲリッ

不良「げぇええ!」

ギャル「・・・せ、先生!!!」ダッ

黒い球「・・・・・・」ピクピク

男(もう少しだな・・・)

不良「な、あんでもしますふぁら、ゆるしてくだはい」ボロボロ

男(辛いんだな・・・すまん我慢してくれ)ボスッ

不良「ぐぇえぇ!」

ビッチ「男君・・・や、やめ・・・やめてぇええ!!」

男「あれ・・・キミは・・・と、そんな場合じゃなかった」キッ

男「もう終わりだから、我慢しろよ」ブゥン

男(エネルギー最大展開!!)ブォン!!

男「くらぇえぇぇえぇぇぇ!!!」ガンッ!!!!!

黒い球「・・・・・」ヒュゥウウウウウウウン

男「・・・ふぅ」

不良「」ボロゾウキン

ビッチ「・・・・」ガクガクブルブル

ギャル「先生! こっちです!!」

ゴリラ「男!! 何やってるんだ!」

男「・・・・・・・・・・っ!」

男(し ま っ た ! ! !)ガーン

―――生活指導室。

ゴリラ「お前が“意外”に正義感が強くて、あいつの行為が許せなかったのは分かった」

男「だから、あいつが危険だったんですって!!」

ゴリラ「そうだ。タバコは危険だ。だが、暴力はもっと危険だ」キリリッ

男「拳(にエネルギーを乗せる方法)しか思いつかなかったんだ!!」

ゴリラ「若い頃はつい拳に頼りがちだ。だがな、人間には言葉があるんだ。分かるか?」

男「言葉じゃ分かんないんですって!(黒い球には)」

ゴリラ「その時は大人を頼れ。人は誰かを頼って良いんだ」ニコリ

男「・・・・っ、この分からずや!!」

ゴリラ「大人になったら分かるさ」フッ

男「失礼します」ガラガラ

ビッチ「・・・お、男君」オドオド

男「キミは・・・?」

ビッチ「どうしてあんなことを?」

男(眠い上に同じ説明なんてめんどくさい・・・)

男「あー、えーっと・・・眠かったから?」

ビッチ「・・・男君がそんな人だとは思わなかった!」タタタッ

男「・・・そんな人じゃないように思われてたのか」ポリポリ…

今日はここまで。お休み。



中々に気持ち悪い逸材だな
>>3がやばい

個人的にはなんか好きだわ

>>37ほんとに>>3は誰なんだ

登場人物に喋らすのはマジでやめた方がいい
あと主人公の設定が作者ってどういうことだよ

>>40ほんとだよ。俺何年留年してる設定だよちきしょう。

よく見れば>>3って>>1じゃないな

―――教室。

男(“野良”はエネルギーを送り込むことより、引きはがすことに疲れる・・・)ハァ

クラスメイト「」ザワザワ

男(あちゃー、やっちまったなぁ)ポリポリ

ギャル「ひ、人殺し!」

男「俺が・・・?」ギロリ

ギャル「ひぃ!!」ガクガク

クラスメイト「」ザワザワザワ

男(ヤバい空気だな。それなのに眠くなってきたし・・・)ファァ

熱血漢「男・・・、俺もう我慢の限界だ」

男「・・・何が?」

熱血漢「高校っていえば、みんなで協力してつらくても楽しむものだろ!お前のせいで、みんな不快になってんだよ!」

結構面白いな ④

>>3はssスレによく貼られるコピペ
だろ
深夜じゃ見かけないがvipだと貼られる事がある

男「つまりどうしろと?」ギロ

熱血漢「もっと…熱くなれよぉおおおおお!!!」ウォォォォ

クラスメイト達((いや、違うだろ。修造かよ))オィ

優等生「いや、その前に不良君や僕たちに謝罪するべきだ」キリッ

クラスメイト「さすが優等生、いうことがまともだっ」

男「俺が・・・なんで?」キョトン

優等生「何でって、不良君は君のせいで全治数週間の怪我を負ったんだ。当然だろ」

男「あー、・・・・・・・・・・・まぁいいや、何でお前に謝らなきゃ駄目なんだよ」ギロ

優等生「そ、それは、僕たちの中に暴力を振るう人間がいるってだけで迷惑だからだよ」キッ

優等生(こえー!! 漏れそう!! でも僕かっこいい!!)

これは底辺学校に進学した男が悪い
とリアル路線の意見

男「じゃあ、何一つ理由も知らないお前がクラスメイトの前でクラスメイトを言いあげてることは許されるのかよ」ギロリ

優等生「・・・ひっ、ぼ、暴力はどんな理由があったとしても悪だ!!」

巨乳「男君の言ってることももっともですわね」ファサ

短髪「男同士なんて拳で語るもんだろ!」ニコッ

優等生「お、女は引っ込んでろよっ!」イラッ

男(あー、高校生活うぜぇ・・・)

男「彼女らに当たるなよ。今は俺がお前と話してるんだ」ギロ

熱血漢「女子生徒に優しくするなんて、熱いところあるじゃないかっ!!」ウルウル

クラスメイト達((熱血漢マジ黙れ))

男(眠いし・・・もう謝ろうかな・・・)フラフラ

委員長「男君・・・何一つ理由を知らないって言ってたけど、やっぱり理由があるのね?」ニコニコ

男(うわ、これ絶対めんどくさい展開だよ・・・)ヤダヤダ

短髪「きっと、男君は不良を悪の道から救おうとしたんだぜ」ニコッ

男(まぁ確かに、あの球に寄生されたら、自殺願望やら破壊願望やらあんまりよくないことにはなるけどな・・・)

巨乳「いずれにせよ、私たちは直接被害を受けた訳じゃないのですし、男君が謝る必要はないのじゃないかしら」ファサッ

優等生「・・・・・・ふ、ふんっ」

優等生(お前ら全員、デスノート(自作)に名前を書いてやるっ)

優等生将来一番だめになるタイプだな

続きはまだか?

面白いね

帰宅。続きいきます。

男「あー、もう(寝ても)いいかな?」ファァ

優等生「ば、バカにしやがって・・・」ムムムッ

委員長「優等生君、それより次の数学の授業のここだけど・・・」

優等生「えっ、なになにっ♪ 数学が得意な僕に任せてよっ」ルンルン

クラスメイト達((次の授業は現代文だけどな))

男「はぁ・・・やっと寝れる・・・」ヨッコイセ

短髪「お~と~こっ」ガシッ

男「」

短髪「あたし、男のこと誤解してたわ。ほんとごめんっ」ギュッ

男(・・・・・・えっと、誰?)ボケー

短髪「これからは“友達”として仲良くしてね」ニコッ

男「あー、えーっと、うん。そうだね」ニコッ

巨乳「・・・・・・」イイナァ

委員長「・・・・・・」

優等生「委員長さん、ちゃんと聞いてよ。これは一般の人なら遠回りのプロセスじゃないと解けないから15分はかかるんだけどね、僕はあえてここを・・・」クドクド

委員長(あー、失敗したなぁ・・・)ハァ

ギャル「・・・私空気?」キョトン

俺の友達にクラスじゃ内気だけど教室一歩出るとこの男みたいになる奴がいる。

これは優等生じゃなくて馬鹿
勉強できたとしても馬鹿

―――授業中。

優等生(僕の株急上昇かなぁ。やべ、アドレス聞かれたらどうしよ)ルンルン♪

男「・・・・・」zzz

優等生(それにしてもこいつ何なんだよ・・・本当に同い年かよ)ジーッ

優等生「あー↑」ルンルン♪

ギャル「・・・うっざ」

短髪(男友達できてなんか楽しい!)

巨乳(“私だけの男君が”・・・・)ムゥ

委員長(うーむ、これで男君が授業中も起きるようになってくれれば、クラスがもっと盛り上がるかな?)

―――体育。

男「・・・・・」ボーッ

短髪「おとこー! 一緒にキャッチボールしようぜぇ!」ニコニコ

男「・・・え? ああ、うん、いいよ」

優等生「あ、あ、委員長? 相手がいなかったら―――

委員長「巨乳ちゃん一緒にやろー」

巨乳「もちろんいいわよ」ファサッ

優等生「」

熱血漢「イケメンはほんと運動得意だよなぁ」パシッヒュッ

イケメン「そう? まぁ、動くの好きだしね」パシッヒュッ

短髪「男いくぞー」グルグル

男(なんだっけ・・・ああ、キャッチボールだ・・・)ボーッ

短髪「ほりゃっ」ゴウッ

巨乳「短髪ちゃんの球、速っ!」ビクッ

委員長「これ男君やばいんじゃ・・・」

男(これはボール。暑苦しい奴が投げてるのが黒い球・・・)パシッポーイ

クラスメイト「・・・すごっ」

クラスメイト「今のはちょっとカッコ良かったかも・・・」

短髪「もっと速いの投げてくれよ男ー」パシッヒュッ

男(あれはボール、あっちが黒い球・・・黒い・・・黒い・・・球っ!!?)

男「嘘だろ!!? あいたっ!」ガンッ

クラスメイト達((ええぇえ!?))

体育教師「ほら優等生! これをとってみろ!!」アハハ

優等生「恥ずかしがらなくてもいいのに・・・」ブツブツ

短髪「男、大丈夫!?」オロオロ

委員長「男君、意識ある!?」アワテッ

巨乳「・・・・・」ジーッ

男子生徒((何あれうらやましい・・・))

男(あれやばい・・・“独立”してるじゃねぇか)ジッ

巨乳(イケメン君のこと・・・見てる?)ハッ

男(・・・あ、いや、よく見たらただの“汚れた球”じゃねぇか)ホッ

委員長(イケメン君を見ながらホッとして笑顔見せた・・・)ハッ

短髪(汚れたボールが許せないなんて、男はほんとかっこいいなぁ)///

優等生(キャッチボール苦手なのか・・・そうかそうか・・・・・っ!)ガバッ

優等生「うわぁ! 間違えた!!!」ゴゥ!

クラスメイト「男君危ない!!」

委員長「危ない!」バッ

短髪「任せろっ」ガバッ

男(これはボール、これはボール)スッパシッ

クラスメイト(短髪を抱きかかえながら、あんな剛速球をキャッチするだと!?)

男「あー、ねむた」ポィ

優等生「」

クラスメイト達((また優等生かよ・・・))ハァ

―――放課後。

男「疲れた・・・」トボトボ

男(なんで帰り道が違うのに一緒に帰るんだよ・・・。しかも断ったら涙目になるし三人とも・・・)ハァ

男「今日もあるんだろうなぁ・・・」

黒い箱「・・・・・・・」グーーーーーーーン

男「・・・え?」

男(なんだあれなんだあれ・・・)オロオロ

男「と、とにかく、早く練らなくちゃ」

黒い箱「・・・・・・・」

男「くっそ・・・疲れる・・・」フラフラ

男(駄目だ・・・目の前が真っ暗になってきた・・・)ウゥ…

男「練ることに集中練ることに集中練ることに集中・・・」ブツブツ

男「練ることに集中練ることに集中練ることに集中・・・」ゴロゴロ

少年「お姉ちゃん、あの人河原でごろごろしてるよー」

お姉ちゃん「楽しそうでいいねー」ニコッ

ビッチ(見てはならないものを見てしまった)オドロキッ

委員長「さすが睡眠王ね」バサバサ

巨乳「普通の人間にはない睡眠への愛が見えるわ」ファサファサ

短髪「一緒にごろごろしたいぜっ」バサバサ

委・巨「「ダメっ!! そしてあんたになびく髪はない!!」」

短髪「・・・・っ」ガーン

少女「あのお姉ちゃん達何してるのー?」

お前ら「ふひひっ、きっと研究生でござる」フシュフシュ

もうむり仮眠。更新は深夜。

>>65
面白いぜ 楽しみに待っている

なんなの?gantzなの?

ただただいまいま。続き。

お帰り


男「・・・・・・あぅ・・・んしょ・・・」ペタ

男(ふりしぼれ・・・触れ・・・)ンー

黒い箱「・・・・・」グゥゥゥン

男「・・・・しょっと」ペタ

男(・・・・・・!!!? なんだこれ!?)

男「・・・・・・あ、あぁぁあぁぁあぁ!!!」ジタバタ

委員長「男君!?」ダッ

巨乳「発作みたいね」ファサッ

短髪「お~と~こ~!!!」ダダダッ

男「がぁ! ぐっ・・・ぅぅ、がぁ!!」ドタンバタン!

委員長(どうする・・・これは救急車呼ぶべき?)

短髪「落ち着け男!!」ガバッ

巨・委「「・・・っ!?」」

短髪(・・・・・・・・・・!!!?)ゾクリッ

短髪「い、いやぁぁぁぁぁああ!!」バッ

男「・・・・・・・ん?」

男(急に楽になった・・・)

委員長「短髪ちゃん!!」ユサユサ

短髪「・・・・」ビクビクッ

巨乳「これは不可解ね・・・」フム

男(キャッチボールした子の身体にどす黒いものが蠢いてる・・・)ゾクッ

男「これは・・・やれるのか?」クッ


短髪「くぅ・・・お、おとこ・・・大丈夫?」ハァハァ

男「な、何言ってんだよ! 自分の心配しろ!!」

委員長(男君が・・・泣いてる?)

男(俺は本当に世界を“守ってる”のか? ただこれを成長させてただけじゃないのか?)ウゥ…

巨乳「とにかく、これはかなり危険ね。今すぐ救急車を呼ぶわ」スマホ

男(それが正解なのか? これは医者に治せるものなのか? 分からない・・・)ポロポロ

男「わかんねーよ・・・ちきしょう」ガクッ

短髪「はぁはぁ・・・おとこぉ。心配すんなよ」ニコッ

男「・・・・・・・」

短髪「男は・・・はぁはぁ・・・一人でこんなん抱えてたんだな・・・はぁはぁ」

男「俺はいいんだ。慣れてる」

短髪「ははっごほっごほっ、こんなんに慣れてる時点で男は辛かったんだよ」ニコ

男「・・・・・つらかった?」

短髪「そそ、だからもう大丈夫・・・辛いのはね、二人で分ければ半分こなんだよ」ニコッ

男「意味分かんねーよ。ほんとわかんねーよ」グスッ

黒い箱「・・・・・」バクリ

短髪「あっ・・・」

男「あ、あ、ああああああああ!!!」ガリッガリッ

男「返せ、返せよ! “短髪”をかえせよぉおおおおお!!」バリバリバリ

委員長(うそ・・・短髪ちゃんが急に消えて、男君の爪がはがれていく・・・)ゾクリ

巨乳「・・・・・・」

スマホ『どうされましたー? もしもしー!?』

男(持っていくなら・・・)

男「俺の持っていけよぉおおおおおおおおお!!!」バッ

黒い箱「・・・・・・」シュン

男「消え・・・た」ガクッ

――――半月後。教室。

男「・・・・・」zzz

クラスメイト「また寝てるよ男君」

クラスメイト「短髪ちゃんがいなくなってからしばらく“人が変わったように起きてた”のに」

ギャル「ねぇねぇ、そういえばさぁ、短髪が消えたのってあいつのせいらしいよ」

不良「・・・・・ちっ」ギロリ

元・優等生(以下dqn)「おめーらうるせーんだよっ!」ガンッ

熱血漢「dqn! お前のほうがうるさいぞっ!」

クラスメイト「なんか最近クラス荒れてるよね」

クラスメイト「あ? 何自分他人事のように言ってんの?」

委員長(・・・なんなのこれ)

巨乳「・・・・・・」

委員長(あの日、短髪ちゃんが消えて、男君が倒れた。それ以来私達のクラスは本当に変わってしまった)

巨乳(私と委員長ちゃんはクラスメイトの“輪”から外れているようだった)

委員長(男君はしばらくの間、学校で寝ることはなかった。しかし、常に拒絶の意思を示していて、私は話しかけることすらできず、巨乳ちゃんにいたっては五月蠅いと突き飛ばされた)

委・巨((まるでこの世界が何かに“呪われた”ようだ))

ビッチ「きゃはは、dqn! 今日ホテル行こう! ホテル!」

dqn「おめー、毎日毎日やってたらさすがに飽きるんだよ!!」ワシヅカミッ

ビッチ「教室でやるなんて変態すぎんだよ!!」ガッ

dqn「ってーな! ホテルで覚えとけよ」

熱血漢「・・・・」モンモン

―――放課後。

男(あの日以来。俺は河原に行くことを止めた)スタスタ

男(すると、狂ったかのように街に黒い“何か”が蠢き始めた)スタスタ

街の不良「ぎゃはははっ! 金出せよおらっ!」ブゥーーーーン

男(黒い球から発していた音が俺から“静寂”を奪った)

子供「うぜーんだよっ!」グーーーーーン

母親「や、やめて」ブゥン

男(だが、それでも俺は何もしなかった。いや“できなかった”)

男「あれってどうやるんだっけ・・・」ワキワキ

短髪「・・・・・・・」

男(あの日以来、土色をした死人のような短髪が遠くからこちらを見ている)

男(だが、不思議と怖くはなかった。むしろ“安心”していた)

短髪「・・・・・」

男(黒い球が何なのか分からない。だが、ひとつだけ分かること・・・それは)

男「世界はもう終わったということ・・・」




第一部 完

なんか急展開で完全においてかれた

>>78 締め方下手くそなもんで。第二部はゆっくり始めるつもりだったし。

面白いな 二部期待してる ④

こんな優等生でもヤれる相手がいるってだけで羨ましい

第二部頑張れ

おつかれさまーたいむ。続き。

イケメン(以下青年)「・・・・・・」チャキッ

青年(・・・あー、大変だなぁほんと)

黒い人「ぐーーーーーん」

青年「ちなみにこれモデルガンね」パンッ

黒い人「ぐっ、ぐっ、ぐーーーん」スタッスタッ

青年「やっぱ効かないよなぁ」ポィ

青年(なんなんだよこいつら・・・“影がそのまま人になったような姿”で襲いかかってきて)

黒い人「ぐーーーーん」ペタッペタッ

青年「触れるのは怖いし・・・」ウーン

青年「ここは逃げるが正解!!」ダッ

青年(こいつらが現れ始めたのは、短髪が行方不明になってからだ。同時に、男君の様子が変わったのも気になる)ダダダッ

黒い人「ブーーーーーーーーン」ペタッペタッ

青年(短髪の行方を知っているかどうか、男君に問い詰めようと肩を掴んだ瞬間、“これ”が見えるようになった・・・)ダダダッ

黒い人「あうーーーーーーーー」

青年(こいつらは俺らの住んでいる四方区にしかいない。特に南町のこいつらの数はゴキブリ並みだ)ダダダッ

黒い人「・・・・・・・グン」ダッ

青年(ありがちなゾンビの類だと思っていると、こいつらの中には走れる奴がいる)

青年「・・・・・・はぁ・・・」タタタ…ピタッ

黒い人「ぐんぐんぐんっ!」シュタタタタッ

青年(靴の上からなら大丈夫・・・靴の上からなら・・・)グッ…バッ

黒い人「ぐんぐんぐーーーーーん!! がうっ」バキッ

青年(蹴った感触はゴムの塊。見た目以上に軽く、簡単に吹き飛んでいく)ダダダッ

青年「ほんと、説明してもらわなきゃな。男君・・・」ダダダダダッ

―――学校。

青年「はぁはぁはぁ・・・やっと着いた」

dqn「おっ、青年じゃねぇか! 私服で何やってんだよバカか」ギャハハ

青年「いや、まぁ今日は授業の気分じゃないから」ニコッ

青年(こんなとこで授業なんか受けられるか)

ビッチ「青年君、学校サボるなら私とホテル行くー?」

青年「いやぁ、俺成人するまで童貞って決めてるし」ハハハ

青年(ビッチ・・・、臆病で自分を大きく見せてビッチの振りしてた弱い女の子。・・・それがまさか本当に)

ビッチ「あははっ! 青年君は相変わらず面白いね!」

dqn「さっさと、体育倉庫行くぞ!」

ビッチ「はぁーい」

青年(全てがおかしい・・・・)

―――教室。

青年「おはよー♪」ニコッ

委員長「青年君おは・・・私服?」ジトッ

青年「あ、ああ、ちょっと今日は学校休むんだ」ニコリ

青年(委員長・・・彼女はあまり変わってないような気がする)

委員長(そういえば青年君はあまり変わってないような気がする)

巨乳「学校休むのに何でこんなところいるのかしら」ファサッ

青年「ああ、ちょっと会いたい人が・・・」

青年(そういえば巨乳さんは前から少し変だったけど、変わってはない気がする・・・)

男「・・・・・・・」zzz

青年「男君・・・」

クラスメイト達((やっぱり二人は・・・!!))

青年「男君、起きてくれるかい」ユサユサ

男「・・・・・・めてくれ・・・助けな・・・」ウワゴト

青年(この苦悶の表情はなんだ? やはり、“キミ”がこの事態の関係者なのか?)ユサユサユサ

男「・・・・あ・・・・」ボーッ

青年「おはよう、男君」ニコリ

男(確か・・・同じクラスの)

青年「ちょっと、屋上に行かないかい?」

クラスメイト達(絶 対 や る 気 だ)

アッー

―――屋上。

青年「単刀直入に聞くよ。“キミが原因”なのかい?」ジッ

男「!? ・・・お前」

青年「ああ、キミに触れてからあれが見えるようになったんだ」

男「・・・・・それは悪いことをしたな」ギリッ

青年(その怒りは“誰”に向いてるんだ・・・)

男「あれの説明を俺に聞いても無駄だぞ。俺には“何も分からない”」

青年(その表情は本当に分かっていないようだな・・・)

青年「それなら、一緒に―――」

男「うるさい。俺は“あいつらには関わらない”」ギロリ

青年「理由を教えてくれ」

男「・・・・・お前らが、世界を守っていた俺を“拒絶”していたんじゃないか」ギリッ

青年「・・・・・・・」

青年(そういう・・・ことか)

―――授業中。

委員長「やっぱり出ることにしたんだ?」ニコッ

青年「ああ、私服でも良いって先生に許可もらったし」ニコリ

青年(そのおかげで童貞を奪われそうになったがな)

英語教師(48歳♀)(青年君の私服・・・カッコイイ)ポッ

男「・・・・」zzz

クラスメイト達「「ぎゃっははは!」」ガヤガヤ

英語教師「・・・・・」ポーッ

青年(これは最早クラス崩壊だよな・・・だが、誰一人それを認識してなければ社会はそれに気付かない・・・)

青年「男君もとっくに壊れていたのに、誰も気づかなかったのか・・・」ボソリ

巨乳「・・・・」ピクッ

不良「あーーーーーもう、お前らうぜーんだよ!!!」ガタッ

クラスメイト達((・・・・!!?))ビクッ

不良「なんなんだよお前らっ! 頭おかしいんじゃねーのか!?」

クラスメイト「何言ってんのアイツ・・・」

クラスメイト「お前の頭がおかしいよ」ギャハハ

青年(狂った世界でまともなのが、正常の世界でずれていた不良・・・)

男「・・・・・」zzz

dqn「ぎゃはっ、お前男に殴られて頭狂ったんじゃね!」

ビッチ「うけるーーー! 私あいつに処女奪われそうになったー」ギャハハ

青年「・・・・・・殴られて?」

青年(そうか、男君は彼を“守った”のか)フム

不良「うるせー、ぶっとばすぞ!」

dqn「あ? やってみろよ」ガタッ

ギャル「ぎゃはは、やれやれー」

ビッチ「お前は喋んなクズ」ガッ

ギャル「つっ・・・・・」ギロ

青年(dqnの身体から黒いものが!?)ガタッ

男「・・・・・・」チラッ

不良「おめーなんかボコボコにしてやるよ!!」ガッ

dqn「いたっ! うぜーなこら!」ブゥン

不良「おっそ! よえーくせにでしゃばんなっ!」バキッバキッ

青年(黒いのにとりつかれても、身体能力は上がらない・・・)スッ

青年「お前ら・・・」

男「・・・・・・」ガタッ

dqn「・・・・っ!」ビクッ

青年(男君に恐怖を抱いている・・・?)

男「・・・・・・・dqnだっけ?」

dqn「なななっ、なんだよ」ビクビク

青年(不良君みたいに殴って治すのか?)ジーッ

男「“なんで机とか椅子使わないの”?」

クラスメイト達((・・・・!?))ゾクリッ

dqn「へ、へへへ・・・」イスッ

不良「・・・そんなのでビビるかよ」スッ

男「ふぁぁ・・・昼飯か」トボトボ

dqn「うぉらぁああ!」ブゥン

不良「喰らうかよ!」サッバキッ

dqn「くっ・・・、こうなったら」カチカチ

委員長「刃物は駄目!!」バッ

dqn「うるせーよ!!」ブゥン

青年「危ない!!」ガタッ

青年(まにあえ!)アシッ

dqn「いたっ・・・何すんだよ青年」ギロ

巨乳「振り下ろしたカッターナイフを足で止めるなんて器用ですわね」ファサ

青年「クラスメイトじゃないかっ! なぁ熱血漢!!」

熱血漢「・・・・・・触りたい」

青年「え?」

熱血漢「俺もビッチの胸触りたいよーーーー」ガタッ

ビッチ「ぎゃはは! 金よこせ!!」

青年「・・・・・・」プチッ


男が壊れていくところが面白い

青年(喧嘩のためには使わないって決めてたけど)ドカッバキッ

dqn「ぐえっ」バタリ

ビッチ「きゃっ!」バテリ

青年(“制圧”させていただきます。師匠!!)ドガッガゴッ

熱血漢「痛い! けど嫌じゃない!」バタリ

クラスメイト達「「うわぁああ」」バタバタ

英語教師「・・・・青年君かっこいいわぁ」ホレボレ

青年(これだけ暴れても教師は何も言わない・・・)フゥ

不良「な、なんで俺にはこねーんだよ」

青年「・・・ああ、キミは“まとも”だからね」ニコッ

委員長「青年君・・・」

青年「ごめん委員長。キミの目標だった“楽しいクラス”は作れそうにない」

巨乳「あなたのせいではないわ」ファサ

dqn「・・・・・・・---ん」ヌメェ

青年(dqnから“黒い人”が!?)カマエッ

黒い人「ぐーーーーん」ペタペタッ

青年「委員長! 巨乳! あ、それに不良! 逃げるぞ」ダッ

不良「な、何から!?」ダッ

巨乳「御意」ダッ

委員長「dqn君・・・」

dqn「」

黒い人「ぐーーーーーーん」ペタッペタッ



―――食堂。

男「うまうま」ガツガツ

男(年寄りは“黒い球”の影響を受けにくくてよかった)ホッ

食堂のおばちゃん「おのこしは許すからいっぱいお食べ!!」

男「それにしても・・・」

生徒「あはは・・・もらい!」

生徒「おめぇ! 誰だよ! 何勝手に食ってんだよ!」バキッ

生徒「うめー、砂うめー」

生徒「・・・・・」バキッ

生徒「このっこのっ」パンッパンッ

生徒「あっあっあっ」パンパンパン

男「良い具合に狂ってるな」ハハッ

男(なんとなく分かった。黒い球は恐らく・・・)

青年「男君! 分かったんだ! あれの正体は人間の“欲望”だっ!!」

男「」

委員長「はぁはぁはぁ・・・ど、どうなってるの」

生徒「うへへへ、お前らまだ処女だな」

巨乳「男君で予約されてるから処女じゃないわ」ファサ

男「・・・キャンセルするわ」

青年「彼のように、欲望に負けると黒いオーラが現れる」

男「・・・で?」

青年「黒いオーラはその人の欲望を食いつくし、最終的に“生きる気力”みたいなのを奪ったら・・・」

男「“影”になる・・・と」

青年「あ、ああ」

イスッ

男「で、それが分かって何の意味があんの?」

青年「い、意味?」

男「人間なんて欲望の塊だろ? ということはこの世は終わりじゃねーの?」モグモグ

青年「そ、それは・・・」

委員長「それは違うわ男君!」

男「・・・・・」

巨乳「そうね。あなたに限って“それは違う”わね」ファサ

青年「どういうこと?」

委員長「そのままの意味よ。男君は“自分の欲望を捨てて私達を守り続けてくれた”」

巨乳「同時に、今も私達を守ってくれている」

青年「もしかしてキミが学校に来てる理由って」

男「・・・・うっせーな。学費払ってるからだよ」

委員長「ほんと、素直じゃないんだから」フフッ

巨乳「まぁ、言ってみたら本当にそうだっただけなんだけどね」ファサ

男「」カァ///

なにこのハーレム
けしからん④

>>104 僕はコッシー、ナイスな椅子だよ ココッココッコココココッシー

めんどくさかったんだよ。ぶつぞ」ツクエッ

青年「・・・俺にも手伝わせてくれ」

男「あ? 何をだよ。さっきの話はちげーよ」

青年「いや、それはキミ一人で大丈夫だろう。それより、キミの衣服に付いた汚れ・・・。本当は倒してるんだろ?」

委員長「汚れてる?」

巨乳「アイロンのかかったキレイな学生服ね」ウン

男(姉ちゃんが毎日アイロンしてくれてるよ! 絶対言わないけどな!!)

男「勝手にやれよ。“人殺し”」フンッ

青年「・・・! ということは黒い人は・・・“元に戻る”のか?」

男「知るか。殺し方は教えてやる」ギロ

生徒「ひひっ、巨乳なのに処女、巨乳なのに処女」ハァハァ

巨乳「まだいたのね。気持ち悪い」

男「まず、どこか身体の一部にエネルギーみたいなのを集める」

生徒「い、いた、いただきまーす!」ガバッ

男「そして、それを対象にぶつける」ガツッ

生徒「・・・・・あひん!!」ガクッ

男「これで影は死ぬ」

巨乳「・・・・・・」ホッ

青年「だが、影になっていないものは・・・死なない」

男「・・・・ちっ」ガタッ

男「だが間違えるなよ。影なら完全に殺せるが、人についた黒い球は“引きはがさない限り再び現れる”」スタスタスタ

青年「・・・・・・男君」

委員長「待って! 男君!」ダッ

巨乳「ツンデレダーリン待って!」ダッ

青年「エネルギーを集めて・・・」ブゥン

生徒「おらおらおらっ!」パンパンパンッ

青年「打つ!」バシッ

生徒「ぐえっ」

男「・・・・・覚えるの早すぎるだろ」チラッ

青年(これで皆を・・・救える!)パァッ

―――教室の前。

青年「・・・・・絶対に救う」

青年(一緒のクラスになって半年間。男君も含めてみんな俺の大切なクラスメイトだ。何より、委員長が目指していた“楽しいクラス”を絶対に作って見せる!!)

青年「って、委員長のことが好きみたいだな」ハハハッ

青年(よしっ、行くぞ)ガラッ

―――教室内。

黒い人1「ぐーーーーーん」

黒い人2「ぶぇぶぇぶぇ」

黒い人3「ぐえぇええげぇぇぇぐぇえぇええ」

黒い人その他大勢「「ヴぁぇぇぇぇ」」

青年「・・・・・・」ピシャッ

―――教室の前。

青年「・・・・・・はぁはぁはぁっ!」ドキドキドキ

青年(なんだよあれ! 全員“黒い人”になってるじゃないかっ!)

青年「連鎖するのか・・・」

青年(問題はそこじゃない。男君は黒い人から皆を元に戻す方法は知らないと言っていた)

青年「くっ、俺じゃあ無理なのか・・・」

青年(いっそ、“殺してしまう”か?)

青年「何を言っているんだ。黒い人は“クラスメイト”だっ」キッ

青年「考えろ。考えるんだ」

青年「人は欲望を抱いて黒いオーラが出る。欲望が生きる気力を奪うと“黒い人”になる・・・」

青年「逆に言えば、黒い人には必ず“生きる気力”がある・・・!」ハッ

青年(人が生きる気力を失えば死にたいと思う。黒い人も活きる気力を失えば、それを“捨てたくなる”のでは?)

青年「・・・いや、危険だ。黒い人が“自殺願望”を抱きでもすれば何をするか・・・」

短髪「あーーーー、青年君だぁ!!」ヨッ

青年「え?」

短髪「やっ」ニコリ

風呂入ってくる。

ゆっくり浸かって来いよ

何という生殺し感

はよ!

ぬうぉぉぉぉ

続きを! 早く続きを!


……あ、でもお風呂はゆっくり入れよ

はやぶろはやぐそ芸のうち。続き

青年(どういうことだ? 今まで行方不明だった短髪が急に現れた・・・)

短髪「やだなぁ、人をお化け見るような目で」アハハ

青年「短髪、キミはずっと“日本”にいたのか?」

青年(突拍子もないけど、どこかの機関に囚われていたとかあるかもしれない・・・)

短髪「あたし日本語しか喋れないよー。ずっとこの町にいたよ」エヘ

青年(訳が分からない・・・。そして彼女には“黒いもの”は見られない・・・)

青年「言い方を変えよう・・・、キミは“この世界”にいたのか?」ジッ

短髪「あー・・・それは・・・どうかな?」アハハ

頼むぞ!!!!

短髪「うん、そうだよ。あたしは“違う世界”にいた。・・・たぶんね」

青年(まぁ、俺がいきなり違う世界にいったとしても、それが違う世界なのかは分からないだろう・・・)

青年「その・・・キミがいた世界には“黒い人”っていたかい?」

短髪「・・・? ううん、黒い人って何? コナン君の敵?」

青年「それは黒服。じゃあ、“人間”はいた?」

短髪「あー“最初は”全然いなかったかな」

青年「増えたの?」

短髪「うん、今日はなんと“クラスの人たち”が現れた」ユビサシ

青年「えっ、・・・あ、そういうことなのか?」ウーン…

イケメン青年がァ!!!(叫)

―――青年の思考。

・男は世界を“何か”から守っていた。

・男は黒い何かを“黒い球”や“影”と呼ぶ。

・黒い人やオーラは、意思疎通もできず、俺を見るなり襲いかかってくる。

・短髪は“違う世界”にいた。

・短髪のいた世界に“黒い人”はいなかった。

・短髪のいた世界に“人間”が増えた。

・今日はクラスメイトを短髪が見えるようになった。

青年(そして、クラスメイトは皆・・・“黒い人”になった)

青年「ベルセルクだ・・・」

短髪「え?」

青年「あ、いや、最近読んだ漫画なんだけど」

短髪「青年って漫画読むんだな。意外だ」ニコッ

青年「うん、面白いからね。・・・で、その漫画は時系列でいったら現在過去現在の順で話が進行するんだけど、説明しやすく順番を変えて話すね」

短髪「うん、よく分からなかったらごめんね」アハハ

青年「主人公達は最初中世ヨーロッパのような異世界で傭兵をやるんだ。そこにはまぁ、科学技術が発達していない分オカルトはあるにせよ、魔法やモンスターのようなファンタジー要素はないんだ」

短髪「へー、歴史ものなのか?」

青年「いや、言い方が悪かったね。“本当は魔法もあるし、モンスターもいたんだ”」

短髪「どういうこと?」



青年「一般の人々がそれを魔法と認識していないんだ。“ない”ものはあっても“ない”。いないものはいない。だからファンタジー要素は“ない”」

短髪「なるほど。あたしもミスターマリックを見るまでは“手力”なんてないと思ってたもんな」

青年「それはくりたますみね。字は分からないけど」

青年「で、ある時、その認識は一気に“崩壊”する。いや、新しい認識が“創造”されたというのかな」

短髪「イケメンが難しいこと言ってると漫画の主人公みたいだぞ」ヤイヤイ

青年「いやいや、もしこの世界に主人公がいるなら俺じゃなくてきっと“男君”だよ」

青年「で、そっからは世界が一気に“反転”するんだ。なかったものが“あるし”、・・・面白いのが、無いとすら思ってなかったもの。考えたことなかったものまで“あるんだ”」

短髪「???」

そういや映画あるんだよな

青年「・・・つまり、・・・・え、ということは俺は?」

青年(俺も・・・“そっちの世界”に!?)ガラッ

―――教室内。

黒い人「ぐーーーーーーん」

青年(・・・いる。俺がそっちに行った訳ではない。でも、短髪は黒い人をクラスメイトと認識している・・・)

青年「短髪・・・“あれ”がクラスメイトか?」

短髪「・・・青年君。クラスメイトをあれって言っちゃだめだよ」メッ

青年「・・・・・・ごめん」

青年(考えろ。見落としはないか・・・)

青年「そういえば、男君はそっちの世界にいたの?」

短髪「男君は・・・あー、ちょっとそれ思い出させないで泣いちゃう」ウルウル

青年「どういうこと? 会えないから?」

>>128 ステマじゃないですよ。



短髪「・・・うぅ、青年君ちょっとデリカシーなくなったんじゃない」グスッ

青年「大切なことなんだ・・・」

短髪(やっぱり青年君は男君のこと・・・)

短髪「えっとね・・・男君にはずっと・・・・無視されてたんだ」グズッ

青年「“見えてた”ってこと?」

短髪「うん・・・。ちょっと長くなるけどいい?」

青年「ああ、でも場所を変えていいかな?」

黒い人「ぐぐぐぐぐんぐぐんぐんぐん」

青年(クラスメイトは確定したけどまだ怖い・・・)

―――ファーストフード店。

店員「いらっしゃいませー」ダラダラダラ

委員長「ファン太を飲みながら接客してる・・・」

男「ちっ」ブゥン

男「こっちは腹減ってんだよ」ガンッ

店員「・・・!? あ、え? い、いらっしゃいませ! 店内でお召し上がりですか!?」

巨乳「店内って・・・」

客「あうー」

客「どけばばぁ!」

客「ひひひっ、ぱんつぱんつ!」

委員長「お持ち帰りにしましょ」アハハ

男「先に厨房の“ゴミ”も掃除してくる」スタスタスタ

―――河原。

男(ちっ、もう二度と来るかと思っていたのに)

黒い箱「・・・・・・」グルグルグル

委員長「で、もう話してくれるよね?」ニコッ

巨乳「放さないと抱きつく」ムニュ

男「ちっ、わーったよ」イライラ

黒い箱「・・・・」グルグルグル

男「俺は昔から黒い靄・・・霧のようなものが見えた」

委員長「もやくらい分かるわよ」

男「・・・すまん。それは、別に危害を加える訳でも、いやそれ以前に生命活動すらしてないような感じだった」

巨乳「だって霧なのでしょう?」ファサッ

男「そうだが、俺はどうしてかあれが怖かった。お化けに対して抱く恐怖でも、殺される恐怖でもない。・・・なんというかなあれは」

委員長「“壊される恐怖”?」

男「そう、それだ。俺にはあれが時限爆弾のように見えた。しかも、世界の存在そのものが危険になるような物に」

委員長「だから対処した?」

男「まぁな。俺だってまだ生きていたい。あの頃は普通の少年で学校も普通に行っていたし授業も受けてた」

巨乳「それが今や・・・」ウゥ

男(泣きたい・・・)

男「で、まずはそれに手を突っ込んでみた。・・・一週間手が動かなくなった」

委員長「え?」オドロキ

巨乳「それは夜に困るわね」シンケン

男「その時はまだ子供だ。今もだけど・・・」カァ///

委員長(ほんと、可愛い・・・)///

男「とにかく、俺は動かなくなった手を動かすために色んな事をした。病院にも行ったし、針治療や民間療法を試した。が、どれも駄目だった」

巨乳「たまりにたまったわけね」ファサッ

男「殴るぞ」

巨乳「初めてがそれはきついわね」シレッ

男「・・・・・」

委員長「それで、どうやって動くようになったの?」

男「ああ、願い事だ」

巨乳「流れ星に?」

男「それでもいいし、なんだっていい。要は“強く願うこと”」

委員長「病は気からね」

男「その時に俺はある種の生命エネルギーの扱い方を覚えた」

巨乳「そういう厨二病好きよ」

男「・・・・」ガンッ

巨乳「初めては痛い・・・」

委員長(いいなぁ。男君とスキンシップとれて・・・)

男「今のはただの物理的なパンチだ。だが」ブゥン

男「これは生命エネルギーを乗せたパンチだ」パシッ

委員長(さっきより優しい?)

巨乳「あぁあああん!!」ビクビクッ

委員長「巨乳がとうとう痴女の本性を現した!」

男「違う。全身に俺の生命エネルギーが駆け巡ったんだ。本来なら一人分でも溢れるようなものがな」

巨乳「・・・はぁはぁ・・・はげしいっ」カァ///

委員長「あ、あのね男君」モジモジ

男「ん?」

委員長「私にも“入れて”」

男「」

男「バカか」バシッ

委員長「やんっ。言い方が悪かっただけじゃない。生命エネルギーを注いでって言ってるの。男君の“熱くて””すごい”エネルギーを・・・」カァ///

男「・・・・・はぁ」ブゥン

委員長「・・・」ドキドキ

巨乳「・・・・・何あれ」キョトン

委員長「・・・?」

男「・・・」パシッ

委員長「あんっ! 気持ちいい!!!」ビクビクッ

男(なんか色んな意味で俺は終わった・・・)ガックシ

黒い球「・・・・・・・」グルグルグル

黒い人「ぐーーーーーーん」ツカツカツカ

委員長「なに・・・これ」アゼン

巨乳「・・・これが、男君の世界・・・」

男「お前ら、これでもう“自分の身は守れる”だろ」スクッ

委員長「待ってよ! まだ話の続きが!」

男「あ? 後はお前らと毎日顔合わせてた時の話だよ。その時聞かなかったくせにでしゃばんな」クルッ

委員長「・・・・・・」グスッ

巨乳「・・・・待ちなさい坊や」ファサッ

男「何だよ」ギロリ

巨乳「あなた、“そんな言い訳して”楽しいかしら?」フンッ

男「・・・・なんだと?」

巨乳「だってそうじゃない。私達に責任を押し付けてるけど、ずっと、ずーっと、“寝てた”のはどこの誰かしら!」

男「それは・・・」

巨乳「見てきた・・・。ずっと見てきたんだから」ウルッ

男(・・・涙?)

巨乳「私は“幼稚園のころ”からずっと、あなたのことだけ見続けてきたんだからっ!!!」

男「・・・・!!!?」

委員長「なん・・・だと!?」オドロキッ

男「もしかして・・・・・・幼馴染ちゃん?」

巨乳(以下幼)「ぐすっ。だって・・・だって・・・男君が一人で抱え込むから私も一人で頑張るしかなかったんだからぁ」ポロポロ

男「お、幼ちゃん落ち着いて・・・」アワテアワテ

委員長(男君がおろおろしてる!!)オドロキッ

幼「ぐすっ、聞いたわよ! 本当は何度も何度もどうしたのって! でもいつも返してきた言葉が・・・」

男(お前には分からないよ。右腕が疼く。世界の終わりなんて見たくないだろ。とかですよね。死にたいです)クロレキシッ

幼「そんなのただの厨二病だと思うじゃない!! でも、男君は誰にも頼ることなく、弱気を吐くことなく、何かを続けた。私はそれもずっと見てきた。私だけの男君を!!」

委員長(まずすぎる。これは勝てん・・・)ボーゼン

男(俺が・・・悪かったのか?)

男「分かった。分かったから泣きやんでくれ」

幼「・・・・うん」グズ…

委員長「ところで、つかぬことを聞きますが・・・」

男「ん?」

委員長「後ろに迫っているそれは・・・何ですか?」

黒い人「ぐーーーーーーん」

男「は や く い え !!」ブゥン

幼「その必要はないわ」ブゥン

幼「はっ!!」ペタッ

黒い人「・・・・・・・・グンッ」パァンッ

男(才能の塊か、お前は!)

幼「・・・委員長、今まで黙っててごめん」ファサ

委員長「う、ううん・・・いいの」ニコッ

男「まぁ、なんにせよ。自分の身は自分で守れるみたいだし、俺はこれで・・・」

幼・委「「待ちなさい」」ガシッ

男(ですよねーーー)

青年「男くーーーーん!!」ブンブン

男「あ、青年! どうした!」

青年「・・・? いきなりキャラ変わってるね。もしかして運命の出会いでもあったのかな?」ニコッ

男(イケメンで勘鋭いなんてどんなハイスペックだこのやろう)グッ

青年「分かった! 分かったんだよ!!」

男「何がだよ」ポリポリ

青年「“世界の救い方”がさ!!」

委員長「へー、さすが青年!」

幼「頼りになるわね」

青年「いや、全部男君のおかげさ」ニコッ

男(こいつなんかむかつく)イラッ

幼・委(やっぱり二人は・・・)モエッ

男「簡単に言え。三行だ」

青年「えっと、


足りないのは

傷つく勇気と

仲間の絆



なんだっ!」

男「余計分かるか!」バシッ

青年「あうっ!」

もう限界。寝る。名前コロコロ変わってごめん。

青年、軽く残念なイケメンになって帰ってきたな



支援

>>4まで読んだけど、腹よじれるほど笑った
>>3の、主人公の設定は作者ってのが最高なのに、「走りながら練るしかないじゃないか!」ってwwww
あかん、面白すぎて読み進めらんない

>>148
>>3はただのコピペだぞ…しかも>>1じゃない奴の煽り目的のだし

あげ



コピペを>>1だと勘違いしている奴多すぎだろ
どう読んだって脈絡無さ過ぎて明らか>>1じゃないのが分かるだろうに

ただいま。続き。>>148は俺が走りながらウンコ練ることに文句あるのか。便秘なんだよこっちは!!

>>3は私ではありませぬ。

15分たった

男「もういいや、てかどうでもいいし」クルッ

青年「いいのかい? キミは“大切な人”を待たせているはずだ」

男「喧嘩売ってんの・・・え?」キョトン

短髪「・・・・・やほっ」

男(しゃべ・・・った?)

青年「その反応、やっぱりキミは分かっていなかったんだね」

男「な、何をだよ・・・」

青年「短髪を孤独にしたまま放っておいたことだよ!!!」ガッ

男「・・・ぐっ!」

三人「「「男君!!」」」

青年(あちゃー・・・やっぱそうなるよねー)ガックシ

男「このやろっ!!!」ブゥン

青年「いや、そんな動きで勝てるのは不良君くらいだよ」ガスッ

男「・・・・・・・」

委員長「男君! 口から血が!!」

幼「委員長、今は近づいちゃだめよ」ガシッ

短髪「そうだぜ。委員長のくせに冷静になれよ」

幼・短「「あれは“ただのじゃれあい”だ・よ」」

委員長(あれ・・・なんか私・・・脇役)ホロリ

青年「確かに男君の身体能力は普通じゃない。だけど、同じ条件なら絶対に僕は負けないよ」ニコッ

男「・・・・・・ちっ」ペッ

男(あー、そうだよ! 俺は黒い球に触ってただけで喧嘩なんてしたことねーからな!! 不良の時もエネルギーの操作でスピードアップしただけだしな)

青年「悪いけど、男君みたいな“暗い男”は嫌いなんだ」ニコッ

男「俺だってお前みたいな“分かった風な口を聞く男”は嫌いだよ」ヘッ

青年「それなら、やることは一つだね」

男「だったらやることは一つだな」



二人「「くたばるまで殴り続ける!!!」」ダッ

青年「はっ!!」シュッ

男「ちっ」

青年「いいね。鋭い避けだ」ガシッ

男「しまっ・・・」

青年「掴んじゃえば、後は殴るだけだ」ニコッ

男「・・・・お互いにな」ガスッ

青年「軽いよ」ボクッ

男「・・・くそが!!」バキッ

青年「本当にむかつくね!」ガスッ

男「ああ、その通りだっ!!」ドガッ

男(腹の底からこいつに対する憎しみが煮えくりかえってるのに、この高揚感はなんなんだ・・・)バキッ

青年(圧倒的に僕が有利なのに、男君が見せる余裕はなんなんだ・・・)ボカッ

男「・・・悪い、俺は楽しいわ」ニヤ

青年「それはけっこう!」ブゥン

青年(避けられた?)

男「少し脳に負荷かけてしまった・・・」タラリ

青年(鼻血が出るほどの負荷は少しとは言わないよ)

男「だが、これで終わりだ!!!」シュボッ

青年「そうだね、終わろう」スッ

幼「決め台詞の乗ったパンチがあっさり避けられたわね」ファサ

委員長「ええ、あれは恥ずかしいわね」エエ

短髪「もう、クールを気取れないな」ウン

男「」

青年「まぁ、キミの青春に付き合ってあげるのもクラスメイトの役目なんだけど、そんな暇はないことぐらいキミは分かっているはずだ」

男「だから俺は・・・」

青年「キミは今の殴り合いが楽しかったんだよね? 何故だかわかるかい?」ギロリ

男「・・・・・・・ストレスが発散できるからだよ」プィ

青年「何を迷ってるんだキミらしくない。その通りだよ。俺との殴り合いでキミはストレスを発散できたんだ。それは俺らが“対等”だったから、“クラスメイト”で“仲間”だったからだっ!」

男「・・・・・・っ」カァ////

短髪「男はどれだけ可愛いんだ」

男「そうだとして・・・だからなんなんだよ」プィ

青年「分からないかな・・・。クラスメイトが黒い人にされたんだよ!!」

男「・・・・・・」

青年「助ける力があって、助けられる人がいて、助ける方法を俺が知っているのに・・・



なんで他人事のように冷静でいるんだよ男!!!!!」



男「・・・っ」

委員長(やばい、少し青年になびいた・・・)キュン

男「・・・・・・るんだよ」

青年「え?」

男「どうやったら“助けられる”んだよ!!」カァ///

幼・短((可愛すぎる!!))キュン!

委員長(あー、気づいちゃった。私の男君への気持ちは“できの悪い息子”に抱く母の気持ちだ・・・)タブン

青年「ああ、ついてきてくれ!!」

委員長(私は・・・青年君が好きだ・・・たぶん)カァ///

男「・・・待ってくれ!」

青年「急がないと手遅れになるかもしれない・・・」

男「頼む・・・俺は“決別”しないと・・・進めない」

青年「・・・・・・分かったよ」

男「すぐ終わらせる!!」ダッ

黒い箱「・・・・・」グーーーン

短髪「あれって、あたしを飲み込んだ・・・」

青年「恐らくあれは、“悪意の種”だ」

委員長「悪意のタネ?」

幼「ずいぶん詩人なのね」ファサ

青年「いや、そのまんまの意味だ。あれは・・・いやこの町は“この世に存在する悪意の溜まり場”なんだ」

男「・・・・・」スタスタ

悪意の種「・・・・・」グーーーーーン

男「俺は・・・お前が怖かった。だから、排除しようとした」

青年「悪意は小さな虫から人間まで何にでも存在する。それらは何となくどこかに消えるものだと思っていた。“誰もがそう思っていた”」

委員長「だけど・・・違う?」

男「俺は、お前のことを拒絶するばかりで見ようとしなかった」

悪意の種「・・・・」グーーーーン

青年「ああ、地球の歴史上で一人が憎しみを溢れるほど抱え込んで死んだ。一人は悲しみを。一人は苦しみを。それが一人が二人となり、二人が三人四人・・・何千何万と“黒い気持ちが土に還った時”それは起きたんだ」

幼「悪意が、黒い塊が“独立して”生まれた」

男「お前は悩みや憎しみ、苦しみを一人で抱えて、もやもやそしてぐるぐる、時には押し殺してぐーんと泣き、“誰かにすがろうと近づいた”」

青年「黒い人は悪意の種に引き出された“その人の痛み”だ。dqnは理解してもらえない苦しみ。ビッチは他人の…何より自分の弱さ。ギャルは誰とも共感できない虚しさ。一人一人の小さな痛みが、悪意の種によって何十倍にも膨れ、人の形を成した」

悪意の種「・・・・・・」グルグルグルグル

短髪「私はそんな“痛みの世界にいた”そこは“太陽を見て眩しいから目を閉じた”ような薄暗い視界の、澱んだ重たい世界だった」

男「俺は知りたい。お前の悩みを、苦しみを。そして“解き放ちたい”」

短髪「その世界に現れた人は、生きることを優先し、他人を拒絶し、一人になろうとし、でも寂しくて哀しくて・・・。光を追いかけるの」

悪意の種「・・・・・・・」

委員長「・・・・止まった」

青年「・・・だけど、“世界中の悪意”なんて一人でどうにかできるものじゃない」ニマァ

幼「今・・・なんて?」

男「・・・・教えろ。お前の苦しみを」スッ…

悪意の種「・・・・・・・・・・」グパァ

短髪「・・・・黒い花が、開いた」ボーッ

青年「ははははははっ!!! 始まった!!!」

幼「あなた・・・だましたのね」

委員長「え・・・」

――――悪意の種、内部。

男「ぐぅ・・・・・」

悪意の塊『なぁ、本当に“知る”のか?」

男「な、にを?」

悪意の塊『決まってんだろ。“俺をさ”」

男「・・・・ああ、それが俺の“役目”だからな」

悪意の塊『誤解してるぜ。俺は世界の敵でもなければ何かに悩んでる訳でもない。苦しくも辛くも痛くもかゆくも、哀しくもない』

男「どういう・・・くっ、ことだ?」

悪意の塊『この世界・・・お前には苦しいだろ? だが、俺には心地いい』

男「・・・?」

悪意の塊『お前らにとって酸素は毒だがエネルギーだ。それも爆発的な。俺にとっては“これ”がそうってことさ』

男「・・・じゃ、あ」

悪意の塊『お前は誤解してるかもしれないが、生物が悪意と呼ぶ感情の大半は“進化に必要な感情”だ。そして、俺は何もそれの塊って訳じゃない。それを栄養・・・というかエネルギーにしている“存在”の塊だ』

男「お前は・・・辛くないのか?」

悪意の塊『そう言ってるだろ? だけど、存在ってのは“増えよう”とする。そのせいでお前の街はお前らにとって住みにくくなってるだろうな』

男「ああ、そうだな」

男(生命エネルギーで膜を張らないと息もできん・・・)

悪意の塊『まぁ、それは運が悪かったと思って諦めてくれ』

男「俺たちに影になれと?」

悪意の塊『ああ、違う違う。“この町を捨ててくれたらいい”』

男「だが、お前らは増えていくのだろう?」

悪意の塊『それはないだろう。森林、海藻が死滅した世界で人が生きられないように、“お前らが死滅した世界”で俺らは生きられない』

男「理にかなってるな」フム

悪意の塊『まぁ、本来ならお前から悪意だけ引き抜いて殺してしまうのだけど、たまには俺たちにとっての“毒”、優しさのような前向きの気持ちに触れるのも楽しかったし、生かしておいてやるよ』

男「お前らは・・・本当にこの町を侵し尽くす気か?」

悪意の塊『この町じゃない。“東日本全土”だ』

男「なん・・・だと?」

悪意の塊『正確に言えば、地球をこの町中心に割った東半分だけどな』

男「・・・・・・・」

悪意の塊『じゃあな。楽しかったぜ』


―――河原。

男「・・・はぁはぁはぁ」

三人「「「男君!!!」」」

青年「さて・・・どうしたものか。“師匠”教えて下さいよ」

――――数年後。

男(結局、俺達は誰も救えぬまま、時だけが過ぎていった)

西日本兵「“男さん”東日本軍が進行を開始しました」

男「ああ、分かっている」

男(西日本にいた人間は、狂ったように統率された動きで東日本に侵攻を始めた)

男「・・・分かっている」ギリッ

東日本兵捕虜「ひゃはははっ! 魔王様ばんざーい!!」

男「・・・・・」ブゥン

捕虜「お前らなんかこなご・・・・・ぐげっ」バチッ

男「悪意を増やすためか」ギリッ

――――東日本都心部。

青年「・・・はぁはぁはぁ・・・」

東日本兵「いたぞ!!」ダダダッ

青年「くっそー。“いつになったらがんばるんだよ”男・・・」

青年(悪意の種が壊せないのは分かっていた。黒い人が治せないのは予想外だったが、あの町以外の人間が“こんなのになる”のは予想できた)

青年「だからわざと悪者ぶってあいつらをこっちから遠ざけて・・・」

青年(はぁ・・・委員長絶対俺のこと好きだったよなぁ)

東日本兵「うて、うてぇええ!」ババババッ

青年「くっそー、いつか絶対可愛い彼女見つける・・・」シュンッ

東日本兵「なっ!?」

青年(ここでこいつを“目覚めさせ”ても他の奴に殺されるだけだ)クッ…

青年「逃げるしかないか・・・」ハァ

青年「早く来いよ“英雄”。“勇者”は一人で戦ってるぜ・・・」



―――沖縄。

幼(世界が“正常”に壊れていくと、世界の頂点“ぶって”いた人間は何もできない)

幼女「だぁ・・・」トテトテ

幼(あの後、私と短髪は男君に言われるがまま西日本に逃げた。委員長は途中でどこかへ消えた。青年は・・・あの“哀しい瞳”を私は知っている)

幼「あれは世界を守り続けた“男君”と同じ瞳。誰にも理解されることを望まない“拒絶”の塊」

幼女「だぁ?」

幼(私は男君との“絆”を生み、短髪は男君と“共に人生を歩む”)

幼「この子が高校生になった時、世界はきっと輝きに・・・」


 遠くで鳥が一羽、東の空へと羽ばたいた。



第二部 完

最後駄文並べまくってすまん。風呂入って寝る。

この時間に風呂ってお前どういう生活してんだよwww

>>174 基本仕事は夜。今日はこっち優先してしまった。反省。

把握した
良いからゆっくり風呂入って休め

乙支援

厨二の茶番劇を見てる感じだな
展開が急過ぎだし風呂敷は広げ過ぎでついていけない

ちょろっと続き。

―――春、学校。

男「・・・・・・」zzz

イケメン「ありゃー、また寝てるよこの人」

熱血漢「部活をしてる訳でもないのにけしからんっ!」

委員長「男君って不思議だよねー」

巨乳「そうね」ファサ

短髪「あー、何部入ろうかなぁ」ボーッ

ギャル「なぁ、お前もそう思うだろ!?」ギャハハ

美少女「・・・・・・う、うん」

不良(こいつかわいいなぁ・・・)

優等生(うーん、このクラスでは僕が一番頭よさそうだな)

―――授業中。

男「・・・・・・・・・!?」ガバッ

クラスメイト「「・・・!?」」ビクッ

男(・・・・・・・・・)ドキドキドキドキ

巨乳「男君顔色悪いわよ。大丈夫?」

男「お、幼馴染・・・どうしてここに・・・」キョロキョロ

巨乳「え・・・」

男(これは“西日本兵”からの攻撃か!?)キッ

男「出てこい!! “悪意の塊”!!」

男(幻覚なら脳の回転をエネルギーで制御すれば・・・)ブゥン

クラスメイト((男がおかしくなった・・・))

巨乳「・・・・・っ」ドキドキ

巨乳(男君が・・・男君が・・・“私を知っていた”!!)カァァァ////

委員長「巨乳ちゃん? 顔赤いよ?」

巨乳「委員長ちゃんっ!!」ガバッ

委員長「へっ? どうしたの!?」

巨乳「私もう死んでもいい!!」

男「・・・・!?」

男「幼馴染! お前は俺が守る! だから死ぬなんていうな!!」

女子生徒達「・・・・・・///」キュン

不良「・・・・・ちっ」

教師「お、男君、授業中だから静かに・・・」

男「静かに!? あんたらは何も分かっていない! 今教えていることがこいつのためにどうなるか! こいつのためにどれほど役に立つのか! あんたらは俺達のことなんて何も見ちゃいない!!」ギロッ

教師「・・・・・・っ」カァ///

不良「うっせーな! だったら来なければいいなじぇねーか!」チッ

男「ああ、そうだな! 俺だってここにいることに混乱している! だが、目の前に大切な仲間、・・・かつて守れなかったクラスメイトがいるなら、当然守るだろ!! お前だってそうだ不良!!」

不良「・・・なんで俺の名前を・・・」カァ///

男「短髪、委員長、青年、ビッチ、dqn他の奴らも、俺が本当は守りたかった“大切な人”だっ!!」

クラスメイト(・・・・・・やだ、この気持ち・・・///)カァ

白い球「・・・・・・」ブゥン

男「・・・・えっ?」キョトン

白い球「・・・・・・」カチャカチャ

男「・・・・球から箱に?」

巨乳「男君?」

男「ちょっと静かにしてくれ」スッ

委員長(男君の右腕が・・・白く光って?)

男(これは・・・安心して触れる・・・)ペタ

白い箱「・・・・・」カパッ

男「ああ、“連れて行ってくれ”」

白い箱「・・・・・」カプッ

――――白い箱内部。

???『初めまして・・・だね。男君』

男「あんたは・・・黒い球じゃなさそうだな」

前向きの塊『そうだね。あれとは真逆の・・・そう前向きの塊とでも名乗っておこうか』

男「あいつらとは真逆・・・敵なのか?」

前向きの塊『いいや、僕らはあくまでキミら人間の前向きな気持ちをエネルギーにして生きている存在。彼らとは住む世界が違う』

男「その説明を自分なりに解釈してみたんだが、どうにもしっくりこないんだが」

前向きの塊『そうだね。僕でよければ説明しよう』

男「ああ、頼む」

前向きの塊『僕らはキミらと“別次元の存在”なんだ。終わり』

男「なんだよそれ!!」

前向きの塊『だから、ファンタジーやsfみたいな不思議な話じゃない。あくまで“現実的”な、物質的な話なんだ』

男「わけわかんねーよ」

前向きの塊『キミは今の説明で分からないと言う。だが、僕らは全員その説明で“分かる”』

男「ああ、そうだろうな。“人間とあんたら”を一緒にするな」ギロリ

前向きの塊『だから、そういうことさ』

男「喧嘩売ってんのかてめぇ!!」

前向きの塊『もっと言えば、僕らも悪意の塊は目視できないし触れないし、理解できない』

男「・・・・・」

前向きの塊『悪意の塊も僕らを認識できないし、人間を認識できない。・・・いやできなかったか』

男「じゃあ、なんで俺には見えるんだよ」

前向きの塊『人が増えすぎたからさ』

男「人が?」

前向きの塊『ああ、人は他の生物の何億倍も僕らのエネルギーを生産するからね』

男「気体が液体か固体に変わって見えるようになったってことか?」

前向きの塊『・・・・・・まぁそれでいいんじゃない?』

男「てめぇ、バカにしてるだろ」

前向きの塊『まぁ、とにかく、とにかくさ』

前向きの塊『キミは僕らか、あいつらか、それとも別の何かの力か分からないけど、“過去”かもしくは別の世界にいるんだ』

男「・・・っ、じゃあ、“現実のあいつら”は!?」

前向きの塊『それを決定するのが、“これからのキミの行動”さ』

男「どうすればいいんだよ」

前向きの塊『ははは、今まで自分の気持ち一本でやってきたキミが今さら僕みたいな得体のしれない存在にそれを聞くのかい?』

男「・・・・どこが前向きの塊だよ。あいつらのほうがずいぶん優しかったぞ」ギロリ

前向きの塊『そりゃそうさ。あいつらは優しさを知らず、僕らは痛みを知らない。ようは“憧れてる”のさ』パァ

男「ちっ、ぜってー、お前らの思い通りにはならねーからなっ!!」

前向きの塊『そうだね。そうなることを願うよ』ハハハ


―――教室。

男「・・・・・・・ちっ」ガタッ

―――休憩中。

クラスメイト1「ねぇねぇ男君!」

クラスメイト2「男君って!!」

クラスメイト3「そういえば男君は」

巨乳「・・・ずいぶん人気になったものね」ファサ

イケメン「うらやましいなぁ」ニコニコ

美少女「・・・・・・」

短髪「腹減ったなぁ」グゥ…

男「お前ら・・・助けてくれ」ハァハァ

委員長「男君が」

巨乳「私達を」

イケメン「頼った!?」

短髪「パン買ってこよう」スタスタスタ

―――昼休み。

男「あー、腹減った。みんな飯食おうぜ」ニコッ

クラスメイト達「「はいっ、喜んでっ!!」」ガタッ

男「いや・・・まぁ、会議みたく椅子並べよか」

優等生「男君! 僕はキミを誤解していたよっ! すまない!」

男「ああ、別にかまわないよ」

優等生(今人気急上昇の男君の近くにいれば、必然的に僕の魅力にみんな気づくはず!!)ニヤリ

短髪「あー、人気取りうざす」ゲシッ

優等生「いやんっ!」バタリ

クラスメイト((短髪△))

―――体育。

男「行くぞイケメン!」ヒュッ

イケメン「おっけー」パシッ

短髪「うずうず」

委員長「うずうずしてないで混ざりなさいよ」

短髪(体育なら混じっても違和感ないかな・・・)ヨシッ

短髪「二人とも私もまぜてー!」

男「硬球は男子だけだぞ」

イケメン「悪いけど、危ないからね」ニコリ

短髪「」

委員長「ぷぷっ、短髪可愛い!」

巨乳「あなた、何気にひどかったのね」

―――放課後。

男「よしっ、部活動してないやつ。一緒に遊ぼうぜ!!」

クラスメイト達「え、えええええ!?」

委員長「男君が」

巨乳「放課後の遊びを」

イケメン「誘ってくるだと!?」

男「さっきもやったぞそれ」

男(これが正解か分からないけど・・・、俺はこの世界を徹底的に楽しむ!!)

―――カラオケ店。

男「・・・・・・・分からん」ズーン

短髪「あははー、男は普段歌なんて聞かないもんな~」

巨乳(いつになったら二人きりになれるのか・・・)

イケメン「ねぇ、委員長hy歌おうよ」

委員長「えっ、イケメン君hy好きなの?」

イケメン「んー、そうだね。まぁ、誘ったのは委員長がhyのファンだったからだけどね」ニコリ

委員長「イケメン君・・・」キュン

ギャル「リア充氏ね」

美少女(akb歌いたいけど・・・絶対いじられるよね・・・)ウゥ…

不良(あー、たばこすいてー)

―――ゲームセンター。

巨乳(きた・・・男君と二人で話ができるチャンス)ドキドキ

巨乳「お、男君・・・」

男「おーい、短髪ー。お前の好きなパリーキャムキャムのやつあるぞー」

短髪「だから、きゃりーぱみゅぱみゅだって」アハハ

巨乳「スルーされた・・・」ガーン

男「・・・? 幼馴染? あ、これか・・・」チャリン

男「幼馴染、早くこっちこいよ」ガシャン

巨乳「・・・?」

男「ほい、イエス・ノー枕」ホィ

巨乳「ちょちょちょ、ちょっとななな、何渡してんのよこれ!」カァァァァ/////

男「ん? だって俺からの誘っても恥ずかしがって寝るじゃん」

巨乳「//////」ボンッ

イケメン「あ、委員長、もしよかったら俺とプリクラ撮らない?」

委員長「あー、イケメン君なんか言い方軽いー」アハハ

イケメン「・・・は、初めては委員長と撮りたいなって・・・」カァ////

委員長「わお、恥ずか死ねる」/////

不良「・・・・なんだよ?」

番長「お前・・・わしの友達に何しとんじゃ」ギロリ

子分「ば、番長~」ウルウル

不良「ああ? 言いがかりにもほどがあるだろ」ギロリ

子分(ししっ、こいつ金はなさそうだけどいちびってるからな)ウシシ

番長「お前がなんと言おうと、わしはお前を

男「はい、そこまでー」ストーップ

番長「・・・なんじゃお前は?」

男「こいつの友達だよ」

不良「・・・・・・ちっ、余計な御世話だっての」

男(弱いくせに)ボソリ

不良「ああ!?」ガタッ

男「とにかく、俺の友達がやってないって言ってんだからやってないんだ。今回は黙って引き下がってくれ」ギロ

番長(・・・っ、こいつわしが怯むくらいの気迫を・・・)

美少女「・・・わ、私聞いてました・・・」ビクビク

男「・・・ん? 何を?」

美少女「そ、そこの人が自動販売機の横であなたをだまして不良君からお金を巻き上げようって言ってました」ガタガタ

子分「」

番長「ちょっと来いごらぁああ!!」ガシッ

不良「・・・・・・あ、ありがとな」カァ///

美少女「・・・・うん」ニコッ

―――河原。

男(楽しい。なんて楽しいんだ・・・)テクテク

クラスメイト達「「がやがや」」テクテク

男「今なら分かるな」ボソリ

男(俺は決めつけていたんだ。“誰も俺を助けないし”“誰も助けることができない”って)

黒い球「・・・・・」グーン

男(あれは、どこにでもあるんだ。ただ普通の人には見えなくて、“俺には見えた”だけの話)

男「それを世界の危機だと決めつけて、勝手に暴走して、クラスメイトを“狂わせて”・・・」

巨乳「・・・イエス・・・ノー・・・イエス・・・ノー」ニコニコ

クラスメイト達((お嬢様の巨乳が下品な枕を笑顔で抱いてる・・・))

男「でも・・・やっぱり心配だな」

男(“現実”の世界では今もなお世界が東西に分かれて戦争をしている。それは人類が生きるためではなく、ただただ“悪意”に刺激されただけで・・・)

短髪「あー、その件なら心配ないよ」ボソッ

男「え?」

短髪「私とあれだけ“向こうでの話”しておいてまだ気付かない?」

男「あ・・・え・・・え?」モシヤ…

短髪「そうだよ。私も“向こうの世界”から来たんだよ」ニコリ

男「た、短髪ぅ!!」ギュッ

クラスメイト達((混ざりたい・・・・))カァ///

短髪「ちなみに、ここにいるみんな・・・というかこの世界中のみんな、向こうの世界から来てるよ」ニコリ

男「そ・・・そうなのか?」キョロキョロ

短髪「あ、みんな記憶はないんだ。私達はあの箱に喰われたせいで“少しおかしくなっちゃった”みたい」テヘ

男「・・・・ほんとごめん」

短髪「ああ、いいのいいの。男が向こうでした数々の愚行、おもに女性関係のみだらな性生活は私だけの秘密にしておいてあげるから」ニヤリ

男「」

短髪「まぁ、なんにせよ・・・




おかえり。男」ニコリ




おしまい。

終わりです。伝えたいことが伝わらないのはもどかしいですね。最後まで読んでくれた人はありがとうございました。


お疲れ

青年の師匠ってなんだったんだ?

>>202 男の姉です。忘れてた。

なるほど



畳むの下手なら風呂敷広げんなよ
意味不明だわ

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