ちひろ「プロデューサーさんを00円から売りますよ」アイドル「買った!」 (35)


ちひろ「オークション形式ですけど」

モバマスSS

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ちひろ「安いよ安いよー!」

ちひろ「何と無料、ただからのスタート。はい、そちらのもふもふちゃん500円!」

「1か月のお小遣いでごぜーます」

ちひろ「ああでも残念。1,000円、1,000円出ました!」

「これ以上はむーりぃー」

ちひろ「はい出ました4万円。さすがアラフォー、お金持ち!」

「菜々は17歳です!」

モバP「んんんん!!」ジタバタ

ちひろ「活き良いよ。活き!」


ちひろ「煮て良し。やってよし!嗅いで良し! でも叩きはアウト!」

ちひろ「5万、6万、どんどん上昇して」

社長「な、なにをやっているんだい?」

ちひろ「ああ社長。プロデューサーさんってば、ドリンクのお代踏み倒そうとしたので。6万9千円! でました、ロックですね!!」

「ロックなアイドルは数字にもこだわるんです!」

社長「代金回集かい? まあほどほどに頼むよ」

ちひろ「はい♪ さあさあ、落札者には1週間着たシャツ、下着、靴下、フルセット!!」

ちひろ「出ました大台。10万円! けど残念! すぐに12万円、高値更新です!」

「はした金じゃ落とせないのね、わかるわ」

ちひろ「他にいない? いませんかー?」

「22万だにゃ! にゃんにゃん!!」

ちひろ「ああっと、猫耳アイドル、一気に蹴散らすか―!?」

凛「50万」

ちひろ「え?」


ちひろ「え?」

凛「足りない? なら100万。一括で」

ちひろ「ああーー! 来た―!! さすが第3回シンデレラガールズ!!

凛「ていうか、皆そんな金額で買えると思うとか甘すぎじゃない? あ、決まりならフルセットジップ○ックに入れて持って帰りたいんだけど」

ちひろ「ここで大台も大台、100万円!! そろそろ決まるか? 決まってしまうのか―!?」

幸子「ふ、ふん! ならカワイイボクは500万です!」

ちひろ「払えるのか中学生!!」

幸子「当然です! 体で稼いだこのお金でプロデューサーさんを買って、あの恐怖を体験してもらうんです!」

ちひろ「ああっと! 意外と目的が腹黒かった―!!」

幸子(ほ、本当は一緒にバンジーやスカイダイビングで吊り橋効果を狙います。フフーン♪)

ちひろ「たった1ヵ月プロデューサーさん独占権に500万、500万! いないか、もういないかー!?」


ちひろ「落札者はまさかの中学「1,000万」」

ちひろ「聞き間違いか、聞き間違いか―!?」

留美「1,000万で勝負よ」

ちひろ「来た―! 震え、震えが止まりません! どうだ、どうだ―!?」

留美「この1ヵ月で勝負を決める。この婚姻届にかけて」

ちひろ「さあ大台に乗ってきた所で新ルール!」

ちひろ「次から入札する場合、1番目の方は落札決定です。しかし! 2位の人にはイタズラ入札防止のため、入札額の半額を終了時に強制的に支払ってもらいますよー!!」

ちひろ「ああ、聞こえる、聞こえます。阿鼻叫喚の声!」

ちひろ「ならばもうこれで決まりか、決まりなのかー!」


ちひろ「そこの世界レベルアイドル、入札か、入札なのか―!?」

「ふ、ふん! こんなの世界レベルの私には」

ちひろ「声が震えている。説得力がなーい!」

「ば、馬鹿にしないでちょうだい。この程度。いいわ! 1200万よ!」

ちひろ「上げ方がみみっちい! みみっちいぞー!」

「う、うるさいわ!」

ちひろ「さあもうないか、もうないか? こうなれば2位の和久井留美さんには入札額の半額、500万が!」

愛梨「えーっと、じゃあ2000万円で」

ちひろ「ああー! 強い、初代シンデレラガールズは伊達じゃない!」

ちひろ「決まり、決まりか―!?」

愛梨「待ってて下さいね。やっぱり私はPさんがいなきゃ、ダメみたいです!」

ちひろ「愛らしいこの子で決まり、なのかー!」

「う、嘘よね、嘘よね!」

ちひろ「そこの世界レベル大慌て! うるさいですよ―!」

お嬢様ズ(((まだ私が動く時ではない)))

お嬢様で1番の資産家って誰なんだろ?
家出してるライラさんの実家も相当なもんだろうし?


「フハハハ! 悪しき心に染まりしプリンセスどもを打ち滅ぼすために、今こそ盟友を金色の鎖から解き放ちいざ行かん! アルカディアへ! 2,500万!」

ちひろ「この背中がむず痒くなるのは、第2回覇者!」

蘭子「今、魔界の頂点へ!」

ちひろ「ああああ! 神崎蘭子ちゃん、神崎蘭子ちゃん! これで愛梨ちゃんは都落ち、無念、無念です!」

蘭子「これ以上の魔力を持つ者は」

ちひろ「これ以上は流石に収入の問題で限界か―!? しかしこう総選挙は者が揃い踏みだと、ああっと、凛ちゃん凛ちゃん、壁を殴らないでください! 修繕費が」

周子「高いけど……プロデューサーさんといられるなら、賞金も合わせて出せる限界金額3000万で」

ちひろ「やはりきたかひゃっほー「5000万です…うふ」」

ちひろ「な、何ぃ!?」

周子「い、1カ月だよ?」

まゆ「まゆの全財産、これでも足りないなら血でもなんでも……うふふ」

ちひろ「怖い、ここまで来ると怖い! たった1ヶ月に5000万! 考えられません。ああっと、周子ちゃん顔がみるみるクールカラーへ!」

まゆ「半端な覚悟でこないでくださいね…うふ♪」

ちひろ「これはもう、他事務所ならともかく家にお金持ちは」

ありす「ば、馬鹿げています!」

まゆ「Pさんにはした金つける貴女達の方が…まゆ信じられません」

>>12 周子「高いけど……プロデューサーさんといられるなら、賞金も合わせて出せる限界金額3000万で」 ×

   周子「高いけど……Pさんといられるなら、賞金も合わせて出せる限界金額3000万でどう?」 ○



ちひろ「さあ制限時間もそろそろ。更に一人入札一回制限もあり、まゆちゃんで決まりか―!?」

ちひろ「はいそこの3人組。3人で入札は禁止ですよ―」

ちひろ「さっきから見ているだけだけど、杏ちゃんはどう?」

杏「印税生活したいのに、無駄遣いはパ~ス~」グデー

輝子「ろ、6千万。ふ、ふひっ」

『!?』

輝子「ごめん、まゆさん」

ちひろ「あ、あのね、輝子ちゃんの年収じゃ」

輝子「新種のキノコが当たって…これ、契約金で頂いた…。もうCMも出演決まって、フフフ、ヒヒ」

ちひろ「ひーふーみー……たしかにあるわね」

まゆ「貯金した方が良いんじゃないんですかぁ…輝子ちゃん。うふふ」

輝子「キノコと親友さえいれば良い…フフ」

まゆ「んむぅ……」

ちひろ「はいまゆちゃん、爪かまない」

ちひろ「じゃあこれにて閉廷!! へいてーい!」

ちひろ(プロデューサーさんが踏み倒した額10万円。輝子ちゃんの6000万に、まゆちゃんの2500万。合わせた額から差し引いてもうふふふふ)

ちひろ「プロデューサーさん 6千万円で輝子ちゃんが落札でーす!」

輝子「フヒ……勝った」


ちひろ「はーい♪ こちら付属のフルセットでーす」

まゆ「うふふ、まゆにそのフルセット…300万で譲ってもらえませんかぁ?」

凛「輝子、それだけでも売って! 500万出すから」

輝子「だ、だめ。これで友達(キノコ)作る…から」

凛「くっ」

ちひろ「まゆちゃん、2500万」

まゆ「くっ…これでいいですか」

ちひろ「確かに」

輝子「親友、い、行くぞ。1か月、よろしくな…」

モバP「正直輝子で助かったよ……」

まゆ「本来ならまゆが…」

モバP「じゃあちひろさん、お務め果たしてきます」

ちひろ「行ってらっしゃーい」




社長「どうかね? 競売の方は」

ちひろ「ええ、もうがっぽが、売れましたよ」

社長「へー、それでいくらくらいだね? 20万程度かな?」


社長「プロデューサー君と星さんが仲良く手をつないで歩いている所を見ると、彼女が落札したようだが」

ちひろ「……です」

社長「? 聞こえんよ」

ちひろ「6000万です」

社長「ろ、6千万!? 正気かい!?」

まゆ「それに2番手だったまゆの2500万合わさって、8,500万です……うふ」

社長「……ちひろ君、君の商才は確かに認めている」


ちひろ「えへへ、どうも」

社長「しかしいたいけな少女たちに何たるアコギな。プロデューサー君を1週間程度独占させるからって」

凛「社長、1週間じゃなくて1ヵ月です」

社長「そんなに休まれたら家はどうなるんだ!」

ちひろ「そ、それはその」

社長「1週間の休暇は働きづめの彼にはちょうど良い休暇だ。もちろん、彼女達、まゆ君にもお金は返金しなさい」

ちひろ「そ、それだけは」

社長「いいね」

ちひろ「はい……というわけで、返すわ。まゆちゃん」

まゆ「でも社長…Pさんを1ヵ月6000万で買った輝子ちゃんが」

社長「心配するな。そうだな、1% 60万はちひろ君、君が貰いなさい」

>>11
俺の中では

櫻井(≒水瀬)>西園寺>佐城≧黒川≧涼宮≧水本≒相原≒小早川≒水野≧塩見・藤原他>島村等

ライラさんの実家は櫻井~黒川の範囲内でどこか


社長「そして佐久間君。君も1%、25万を出しなさい」

まゆ「は、はい」

社長「これでプロデューサー君にスーツでも買ってやれ。きっと喜ぶ。そうだな、この日を開けておこう」

まゆ「でも……」

社長「次点で何も文句を言わず支払ったそうじゃないか。そのご褒美だよ」

まゆ「……はい♪」

社長「ただし、もう2度とこのようにお金を粗末に扱うんじゃない」

まゆ「それには同意……しかねます」

社長「それとちひろ君は渡した40万円を今後の彼のドリンク代に当てること」

ちひろ「酷い!」

社長「おや、それでも利は出ると思うがね」

ちひろ「なんでもありません」

社長「残りの残金は星さんに返金すること。いいね」

ちひろ「……はい」ガクッ

社長「二人には私から事の顛末を伝えておく。星君には1ヵ月から1週間に短くなって申し訳ないことをしたがね」

まゆ(1週間なら……)

凛(また開く可能性がある)

留美(1週間でも時期を調節すれば……出来る!)

社長(まったく、最近の若い子の金使いはよくわからんよ。あんな男のどこが)

ちひろ(……社長から怒られたけど、もう2度と禁止とは言われていないわ)

ちひろ(この次こそ稼ぐ!!)

アイドル(手に入れる!!)


星家

輝子「どうだ、美味いか?」

P「ああ、美味いよ」

輝子「ほっ」

輝子「食べるために作るのはかわいそうだけど……みんな血肉となって私の中に入っていく」

P「友の分まで強く慣れるな」

輝子「い、イエス! フレンド、イズマイパワー」

P「にしてもすみません、急にお邪魔しちゃって。輝子のお母さん」

輝子「食べ終わったら…ふ、風呂に行こう」

P「そ、それはまずいだろ」

輝子「だ、大丈夫。と、トモダチとお風呂、入ってみたかったから」

P「水着は着ろよ。それが条件だ」

輝子「よ、よし、決まり」

P「にしてもこのキノコ美味いな。輝子が作ったんだって?」

輝子「フヒ。愛情たっぷり、友情たっぷりだからな……たっぷり食べていいぞ。フヒ」

P「ありがたく頂くよ」

輝子「そ、そうだ。どうせなら食べさせてあげる。……く、口を開けて」

P「あ、あー」

輝子「あー…」

輝子(お泊まり会、た、楽しい…)

P(久々にこんな休暇も良いか)

P「1週間お世話になります」ペコリ

輝子「お、お世話します」ペコリ


競売終了後事務所にて



凛「社長って女のくせに何で私たちの気持ちが分からないのかな」

まゆ「さあ、どうせ女捨ててるとかじゃないですかぁ?」

凛「凛は良いじゃん。デートの約束貰えて。私なんて何も無しだよ」

まゆ「でもPさんをバカにされました……許せません」

凛「あ、それは言えてるかも」

留美「にしてもP君も怒らないのよね。Mなのかしら」

ちひろ「確かに、あんまり労っている様子ないのよね。むしろ私の方が皆やプロデューサーさんのことを」

まゆ「社長って、Pさんにもぶっきらぼうな口調ばっかりですし……」

凛「あーあ、競売またやりたいのに」

ちひろ「ねー。みんな喜んでたのに」

まゆ「正直返金は嬉しいですが、まゆとしては次回にまた口を出されるのが……」

留美「あの年で独身、ああはなりたくないわね」


競売終了後事務所にて



凛「社長って女のくせに何で私たちの気持ちが分からないのかな」

まゆ「さあ、どうせ女捨ててるとかじゃないですかぁ?」

凛「凛は良いじゃん。デートの約束貰えて。私なんて何も無しだよ」

まゆ「でもPさんをバカにされました……許せません」

凛「あ、それは言えてるかも」

留美「にしてもP君も怒らないのよね。Mなのかしら」

ちひろ「確かに、あんまり労っている様子ないのよね。むしろ私の方が皆やプロデューサーさんのことを」

まゆ「社長って、Pさんにもぶっきらぼうな口調ばっかりですし……」

凛「あーあ、競売またやりたいのに」

ちひろ「ねー。みんな喜んでたのに」

まゆ「正直返金は嬉しいですが、まゆとしては次回にまた口を出されるのが……」

留美「あの年で独身、ああはなりたくないわね」

社長「好き勝手言ってくれるじゃないか」

ちひろ「しゃ、社長……」

社長「だいたい私の甥を競売にかけたことを許しただけでも、心は広いと思うがね」

ちひろ「お、甥!?」

凛「ってことは」


まゆ「社長ってPさんと……」

社長「無論、想像通りだ。ちなみに今でも彼の御両親とも仲がよくてね。定期的に連絡や食事会を」

留美「もうしわけありません」ド

凛「もう2度と」ゲ

まゆ「こんな口はききません!」ザ

ちひろ「だからなにと」ッ

「「「「義父様と義母様にだけは」」」」

社長「さあて、どうしようか……」

「「「「お許しぉお!」」」」

社長「じゃあ反省文10枚。あと佐久間君にはあの約束は無し。代わりに塩見君にでも行ってもらおう」

まゆ「そ、そんな」

ちひろ「わ、私にはないですよね? へへっ」

社長「ボーナス半減」

ちひろ「ぐふっ」

社長「今回はあいつが悪いから強くは言わないが、次は無いからな」

社長「返事!」

「「「「は、はい!」」」」

社長「よろしい」


終わりです。

凛「まゆは良いじゃん。デートの約束貰えて。私なんて何も無しだよ」

が正しいです。

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