P「癒し…癒しが欲しい…!!」 (52)

P「はぁ…来る日も来る日も仕事仕事…」カタカタ

P「休みがあるとはいえ、家でも仕事仕事…」カタカタ

P「……」

P「ぐああああああああああああ!!」ガターン

P「やってられっか!!チクショウめ!!!」

P「一人で13人担当だなんて!これだからウチはブラック企業なんだ!!これなら961プロの方がよっぽどホワイトじゃないかぁ!!」

P「あぁ、癒しが欲しいっ!!何でもいい…癒しが…!!」

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?「プロデューサーさ…いや、プロデューサーよ…」ボソボソ

P「なっ!?この声は…まさか…神様!?」

?「そうじゃ…。今、後ろの方から直接話しかけている…!プロデューサーよ、癒しが欲しいのか?」

P「はい!!もうこんな社畜生活は嫌だ!!でも765プロを辞めるのも気が引けるし…」モジモジ

?「ふむ、ならば結婚しかなかろう」

P「!?」

?「何と言ってもここはアイドル事務所。いくらでも選び放題じゃ!!」

P「そ、そうか!噂で聞いたことがあるぞ…。ウチのアイドルはみんな俺のことが好きだとか何だとか…」

P「くっ、このまま社畜を続けるくらいなら、いっちょ噂に賭けてやるぜ!!」

?「うむうむ。しかし、アイドルの他に可愛い事務員も……!!」

P「ありがとうございます!!早速家に帰って考えてきます!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「真剣に考えた結果、雪歩がいいんじゃないかと」

P「陰で旦那を支えてくれそうな感じするし、なんか守ってあげたくなるし」

P「うっしゃ!雪歩に電話するぜ!!!!」ポパピプペ

?「ちょっと待つのじゃ…」ボソボソ

P「神!!どうしたというんですか!?」

?「雪歩ちゃん…彼女はまさに天使そのもの…」

P「でしょう!?俺の嫁は雪歩しか…!!」

?「家族関係…」

P「!!」

?「たくさんのお弟子さんを率いる彼女の父親とうまくやっていけるのかのう?」

P「こ、コミュニケーションには自信がありますから!!」

?「修繕費……」

P「!!」

?「家で穴を掘られた時のことを考えておるのか?」

?「果たして保険は効くのかのう…?」

P「無理だ…!!雪歩保険なるものが無い限りは自宅に…いや、家に住むことすらままならないのか…!!」

?「それならば、両親も割と普通で、アパートを既に用意している事務員さんの方が……!!」

P「くそっ!!天使のゆきぽでもそんな欠点があるとは!!考え直してきます!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「やっぱり、響だよ響」

P「沖縄育ちのはいさい少女、小柄な体に大きなボイン」

P「うおおおおお!!響ぃ!!響ぃぃ!!」ポパピプペ

?「ちょいと待つのじゃ」ボソボソ

P「神!?無駄ですよ!!響のたわわな果実は俺が食うんだ!!俺のゴーヤも食べてもらうんだ!!」

?「響ちゃん…彼女の明るさは回りの者も幸せにしてくれる…」

P「でしょう!?たくさんの子供を産むために毎日はいさーいですよ!!」

?「不憫…」

P「!!」

?「何かと不憫不憫と言われる彼女じゃが…それでも良いのかのう?」

P「そ、それなら俺が不埒な輩から響を守ってあげるまでです!!」

?「動物…」

P「!!」

?「彼女と共に過ごしてきた動物達と一緒に暮らす自信はあるのか?」

?「ワニがいる環境で子供を育てるのは難しいと思うがのう…」

P「くっ!!確かにあの環境で子供を育てるのは厳しい…!!ましてや家族思いの響に動物と別れてくれ、なんて言えるわけが…!!」

?「それならば、子供と主に犬猫に理解がある事務員さんの方が……!!」

P「うわあああ!!響とゴーヤチャンプルー出来ないのかよ!!ちっくしょおおお!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「わかった、俺の女神は伊織しかいない」

P「ツンデレのデレ成分多め、おでこツルツル下もツルツル」

P「いおりん!!いおりん!!」ポパピプペ

?「それで良いのか、プロデューサーよ」ボソボソ

P「神!!俺の選択に間違いはないはずです!!」

?「伊織ちゃん…素直になれない態度と口調は相手を思いやってこそ…」

P「そうです!!いおりんの優しさは俺が一番知ってるんですよ!!」

?「家柄…」

P「!!」

?「一般男性と一大財閥のお嬢様…果たして彼女の家族は許すのかのう?」

P「い、いおりんなら実家を離れてでも俺と一緒になってくれるはずです!!」

?「価値観…」

P「!!」

?「愛も大事じゃが、生活の価値観も大事じゃと思わんか?」

?「プロデューサーよ。おぬしの給料で彼女を海外旅行に連れていってあげることはできるのかのう…」

P「む、無理です!!俺の月々の手取りは13万…!!海外旅行どころか月々の生活で悩んでいるのに…!!」

?「それならば、好きな人と一緒にいるだけで満足してくれる事務員さんの方が……!!」

P「ぐあああああ!!961プロの手取りは27万んんんんんん!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「そうだ、千早だよ。俺の嫁はちーちゃんだよ」

P「何に対しても真面目だし、結婚後も俺たちなら良い関係を築けるだろう」

P「今の俺の気持ちは最高にarcadia!!」ポパピプペ

?「良く考えるのじゃ、プロデューサーよ」ボソボソ

P「神!!俺もそろそろ限界なんです!!千早とインフェルノオオオォォォゥさせてください!!」

?「千早ちゃん…歌に全てを捧げる美少女…」

P「最近は仲良しになって、公私混同で過ごす仲になりました!!これはもう決定でしょう!!」

?「束縛…」

P「!!」

?「彼女は束縛傾向にあるという噂も囁かれているが…それでも良いのか?」

P「お、俺は千早になら束縛されたって構いません!!むしろ興奮します!!」

?「72…」

P「!!」

?「結婚したら夜の生活は必要不可欠じゃ…」

?「おぬしは一生72cmで満足できるのかのう…?」

P「い、一生…!?い、いやっ!!高校生の千早にはまだ可能性が…!!」

?「無からは何も生まれないのじゃよ」ボソッ

P「!?!?!?」

?「それならば、束縛も無く、スタイルにちょっと自信のある事務員さんの方が……!!」

P「うああああああ!!まな板だよ!!かなりまな板だよぉ!!コレぇぇ!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「間違いない。俺の運命の人はあずささんだ」

P「あの包容力、そして誰もが認める素晴らしいダイナマイトボディ」

P「こっいっごっころっ!!ハートマーク!!チュッ!!チュッ!!チュッ!!チュチュッ!!」ポパピプペ

?「プロデューサーよ、冷静になれ」ボソボソ

P「神っっ!?いや、あずささんは女神ですよ!!神にも何かと言われる筋合いは…!!」

?「あずささん…母性の塊のような、ナイスバディ…」

P「最近、パイタッチしても、『もうっ…メッ、ですよ?』で許されるようになったんです!!つまりOKの証!!」

?「天然…」

P「!!」

?「天然中の天然…この業界どころか、日常生活でも悪徳業者に騙されてしまうのではなかろうか?」

P「お、俺が一生、隣に…いれば良いだけのことです!!」

?「方向音痴…」

P「!!」

?「彼女の方向音痴は既に人智を超えている…」

?「彼女が迷子になる度に、迎えに行くのは旦那の使命なのじゃぞ…?」

P「と、都内ならともかく、一度でも海外に行ってしまったら旅費で生活が破綻する…!!」

?「それならば、しっかり者でプロデューサーさんの後を付かず離れずについて行く事務員さんの方が……!!」

P「びええええん!!俺の手取りはじゅうさんまああああああああうあああああん!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「ああ。悟った、貴音だよ貴音」

P「まるで日本の和を極めたような、そしてあの魅力的なヒップ」

P「そーこーになーにーがーあーるーのー、か確かめねばな!!貴音ぇぇぇ!!」ポパピプペ

?「そう早まるでないぞ、プロデューサー」ボソボソ

P「神!!貴音に落ち度はない!!あの魅力的なお尻ちんは俺のものだっ!!」

?「貴音ちゃん…ミステリアスな美少女、いや王女…」

P「皆の前では気丈に振る舞うものの、時折俺だけに見せる涙…!!これは信愛度MAXでしょう!!」

?「とっぷしーくれっと…」

P「!!」

?「夫婦関係に秘密があってはマズイじゃろう…それでも良いのか?」

P「け、結婚したら全てを教えてくれるはず!!今は出身地すら教えてもらえてないけど…!!」

?「エンゲル係数…」

P「!!」

?「彼女と一緒に暮らすのならば…食費が生活費の大半を占めることは目に見えておるじゃろう?」

?「おぬしの給料は食費に消え、エンゲル係数は跳ね上がるじゃろう…」

P「し、しかし!!よくよく考えてみれば生活費は夫婦で出しあうもの!!俺の給料だけで生活するわけではない!!」

?「金銭的余裕があれば、その分食べてしまうのが彼女だと思うがのう…」

P「そ、それじゃあ俺の飯は今よりひんそーに…!?塩よりランクが下のおかずはあるのか…!?」

?「それならば、趣味からスリーサイズまで全部曝露する、平均的食生活の事務員さんの方が……!!」

P「くそっ!!お姫ちんのお尻ちんは捨てがたいが、塩ごはんはもっと勘弁だぁぁぁぁ!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「やよい。やよい。もうそれだけ」

P「ひたむきな明るさ、そして見る者をほんわかさせるあの笑顔」

P「ギターソロカモオオオオオオォォォン!!!」ポパピプペ

?「ま、待つのじゃプロデューサーよ」ボソボソ

P「ギターソロ!?いや、神!!流石の神でもやよいに反対することはできないでしょう!!」

?「やよいちゃん…大家族の長女にして、アイドルと家事を両立する天使…」

P「彼女に落ち度はない!!天使に落ち度という概念は存在しない!!ハイ、ターッチ!!いぇい!!」

?「学費…」

P「!!」

?「彼女のアイドル活動で得た給料は、自分、そして弟や妹の学費に充てている…それでも良いのか?」

P「か、家族のために働くお姉ちゃん…!!それのどこが悪いというんです!!むしろ俺も協力しますよ!!生活費切り詰めてでも!!」

?「お父さん…」

P「!!」

?「彼女のお父さん…職が安定しないとか、一部では無職という噂を聞いたことはあるじゃろう?」

?「果たして、良い義理の家族関係を築くことはできるのかのう…?」

P「お、弟さんや妹さんのことはともかく、いい歳した一家の大黒柱が無職なのは社畜として許せない…!!」

P「でも、家族思いのやよいに強く言うこともできない…!!」

?「それならば、なかなかに安定した職に就いてる事務員さんの方が……!!」

P「くっそ!!やよいは中学生で天使でふくらみかけの胸が最高なのにぃぃぃぃ!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「はるるんだよはるるん。もう春香しかいない」

P「普通に可愛いし、普通に笑顔だし、普通にリボンだし」

P「よっしゃ!!いっちょ、素敵なハピネスもらっちゃうか!!」ポパピプペ

?「あ、ちょっと待って」ボソボソ

P「なっ…!神!?なぜ普通に止めるんですか!?」

?「春香ちゃん…どこにでもいる普通の女の子…THE・普通」

P「普通ゆえにデメリットはない!!もう結婚しかありませんよ!!」

?「お菓子作り…」

P「!!」

?「毎日毎日お菓子や甘いものを作り、それはそれは美味しいものじゃろう…糖尿病待ったなしじゃよ」

P「あ、頭も使う仕事なので糖分も使います!!きっと大丈夫ですよ!!」

P「どんがらがっしゃーん…」

P「!!」

?「若いうちはいいかもしれん…しかし、加齢と共に身体機能は衰え、医療費がかさんでいくじゃろう…」

?「そう…月日は刻々と流れゆく……」

小鳥「無常なんですっっ!!!!」バン

P「うわっ!?小鳥さん、どうかしましたか?」

小鳥「はっ…!思わず…。い、いえいえ、なんでもありません」ソソクサ

?「そっ、それで、プロデューサーよ。それでも彼女を選ぶのか…?」ボソボソ

P「くっ…!!普通だと思っていたのに、とんだ伏兵じゃねぇか!!」

?「それならば、健康的でお菓子以外の料理もまずまず出来る事務員さんの方が……!!」

P「まだだ!!まだアイドルはいるぞぉ!!俺は!!諦めない!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

>>28
間違えました

?「どんがらがっしゃーん…」

P「!!」

?「若いうちはいいかもしれん…しかし、加齢と共に身体機能は衰え、医療費がかさんでいくじゃろう…」

?「そう…月日は刻々と流れゆく……」

小鳥「無常なんですっっ!!!!」バン

P「うわっ!?小鳥さん、どうかしましたか?」

小鳥「はっ…!思わず…。い、いえいえ、なんでもありません」ソソクサ

?「そっ、それで、プロデューサーよ。それでも彼女を選ぶのか…?」ボソボソ

P「くっ…!!普通だと思っていたのに、とんだ伏兵じゃねぇか!!」

?「それならば、健康的でお菓子以外の料理もまずまず出来る事務員さんの方が……!!」

P「まだだ!!まだアイドルはいるぞぉ!!俺は!!諦めない!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「真。俺は真に全てを賭けることにした」

P「健康的な肉体美、溢れる乙女の感情」

P「もっと高めて果てない運動しちゃいますかぁ!!」ポパピプペ

?「運動の前には準備体操が必要じゃぞ」ボソボソ

P「神よ!!俺はぶっかけ…!!いや、ぶっつけ本番にかけてるんだ!!」

?「真ちゃん…乙女に乙女を重ねたボーイッシュ…」

P「高校生ですし、お年頃ですよ!!体力的にも精力的にも有り余ってるでしょうしねぇ!!へへっ!!やーりぃ!!」

?「運動…」

P「!!」

?「彼女はほぼ毎日ランニングをしているそうだか…おぬしにその気力はあるのかのう?」

P「す、好きな人と一緒の趣味なら続くに決まってる!!いや、続けてみせます!!俺、最近ちょっとぽっちゃり気味ですから丁度良いし!!」

?「まっこまっこりーん…」

P「!!」

?「彼女もアイドル活動をしてしばらく経つのじゃろう?」

?「そろそろ方向性をハッキリ伝えるべきじゃなかろうか…?」

P「そ、そんなことをしたら俺がボロボロにされ…!!はっ!?まさか、俺は真を信用していないのか!?」

?「それならば、いつまでたっても乙女路線の事務員さんの方が……!!」

P「ま、まっこまっこりぃぃぃぃん!!まこちんハッスル運動も諦めるしかないのかぁぁぁぁぁ!?」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「美希じゃん。答えは美希だったよ」

P「磨けば光る天性の才能は、結婚しても嫁として良い方向に働くだろう」

P「いますぐなの!!もう待てない!!」ポパピプペ

?「言い訳はらしくないぞ、プロデューサーよ」ボソボソ

P「何ですと!?この俺が言い訳だと!?」

?「美希ちゃん…中学生にしてあのスタイル、そして大きな才能…」

P「ほら見ろ!!ミキミキこそ嫁にふさわしいの!!」

?「睡眠時間…」

P「!!」

?「彼女の睡眠を忘れたのかのう…?時間さえあればすぐ寝てしまう」

P「そ、それがどうしたんですか!!必要な時に俺が起こしてあげればいい話じゃないか!!」

?「家事炊事…」

P「!!」

?「家族たるもの家事も協力して行わねばならない…が、彼女はほぼ寝ておるじゃろう?」

?「それで家庭は成り立つのか…?それどころか楽しい家族計画もままならないじゃろう…」

P「そ、そんな!!営みの最中に『あふぅ。ハニー、おやすみなの…』とか萎えるどころじゃない!!俺の技が未熟だというのか!?!?」

?「それならば、夜にすっごく元気になっちゃう事務員さんの方が……!!」

P「くっそがぁぁぁl!!今夜は徹底的に動画で技を予習してやるぅぅぅぅぅ!!いつか使う日のためにぃぃぃ!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「亜美だ。俺は亜美に無限の可能性を感じた」

P「いや、可能性という意味では真美も同等だ」

P「わずか13歳にしてあのプロポーション、そして年相応の無邪気さ。かわいい」

P「つーことで亜美真美と結婚して子供をつくり!!幸せな家族を目指す!!」ポパピプペ

?「まぁまぁ、今回は色々まずいから待つのじゃ」ボソボソ

P「神よ…!!愛の前に歳も法も関係ない!!」

?「亜美ちゃん…双海姉妹の癒し系、てんち…」

?「真美ちゃん…双海姉妹のかわいい系、てんち…」

P「そう!!ダブルてんち!!てんちを嫁にして何が悪いというんです!!もうとかちくつちますよ!!」

?「双子…」

P「!!」

?「彼女たちは双子…故に、必ずどこかで比べられてしまう…」

P「せ、世間がそうでも…俺は二人を同じくらいに愛することが出来ます!!」

?「コンプレックス…」

P「!!」

?「例え、おぬしがそう思っても、彼女たちはいつか思うじゃろう」

?「『亜美と真美、どっちが兄ちゃんに好かれてるんだろう…?』、と…」

P「そ、それは勿論二人とも…!!…だ、駄目だ!!亜美と真美の気持ちを考えるとそんな安易は発言はできない!!」

?「それならば、二人より一人、すなわち事務員さんの方が……!!」

P「くっそ!!ここにきて割とまともなこと言いやがって!!もう二人をえっちな目で見れないじゃないかぁぁ!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「俺は真理…すなわち律子に辿りついた」

P「今はプロデューサー中心で働き、その才能は竜宮小町として顕著に表れている」

P「はぁぁぁ!!りっちゃん!!いっぱいいっぱい子供つくろうね!!」ポパピプペ

?「待つのじゃ!それは真理では無いぞ」ボソボソ

P「神ぃぃぃ!?プロデューサー同士の結婚なら事務所的にも全く影響しないじゃないですか!!」

?「律子さん…アイドル兼プロデューサー、しかも隠れグラマー…」

P「そうです!!夜のプロデュースも俺におまかせですよ!!魔法もナニもかけまくりです!!」

?「才女…」

P「!!」

?「資格取得を趣味とした、しっかりものの彼女じゃ…結婚しても財布の紐を握られることは必須じゃろう…」

P「か、構うものか!!尻に敷かれたっていいです!!むしろ敷かれたいくらいだ!!」

?「プロデューサー…」

P「!!」

?「彼女はおぬしと同じプロデューサー…夜遅くまで仕事があるのに、夫婦生活は十分に過ごせるじゃろうか…?」

?「忙しさのあまり、擦れ違いにならないといいがのう…」

P「そ、そうか…!!職場恋愛といっても、同職ならではの問題点も…!!ましてやこんなブラック企業では…!!」

?「それならば、事務職に専念しててお尻にも少しは自身のある事務員さんの方が……!!」

P「くっそぉぉぉぉ!!俺の仕事が遅くなるのは小鳥さんがサボってる分カバーしてるだけなのにぃぃぃぃ!!」ガチャ バターン

?「……」

?「ぴよぉ……」グスッ

翌日──

P「輝きの向こう側の正体は…そう、小鳥さんだった」

P「アイドルを見守る姉のごとき優しさ、慈愛、そして完璧な絶対領域」

P「うおおおおおお!!ふとももすりすりしたい!!ふとももすりすりしたい!!」ガタッ

?「とうとうそこに辿りついたか、プロデューサーよ…」ボソボソ

P「神!!では…!!まさか…これこそ…!!」

?「うむ。おぬしが求めていた癒しは…小鳥さんだったのじゃよ…!!」

P「なんと…!!長かった…!!実に長かった…!!俺はこれで癒しを得られるのか…!!」

?「最後のアドバイスじゃ、プロデューサーよ。今すぐにでも小鳥さんに思いを伝えるのじゃ!!」

P「善は急げですね!!」

?「ラッキーアイテムは印鑑じゃよ」

P「わかりました!!行ってきます!!」

?「グッドラックじゃ!!」

P「小鳥さん!!」クルッ

小鳥「うひゃあ!?ど、どどどどうかしましたか!?」ビクッ

P「俺と結婚して下さい!!ひいてはふとももすりすりさせてください!!」

小鳥「は、はいぃ!!喜んで!!ではここに名前を…」スッ

P「了解です!!」サラサラ

小鳥「ここにハンコをですね…」

P「ここですね!!」ペタン

小鳥「ぴよおおおおお!!では役所に行きましょう!!今!!すぐ!!」ガタッ

P「はい!!」


──────
────
──

プロデューサーは当時についてこう語る…


P「いえ、ね。私に神が舞い降りましてね。それに従ってたらいつの間にかこうなってしまったわけでして」

P「宗教とかじゃないんですよ、本当に。直接聞こえたんですけどね。過労で頭がおかしくなっていたのかもしれませんが」

小鳥「プロデューサーさーん、ご飯作ってくださーい」ゴロゴロ

P「毎日がこんな感じですよ。ま、そんなところも可愛いんですけどね。ふとももすりすりできますし」

P「仕事にも慣れましたし、普段通りの生活が出来るって幸せなことだと気付かされましたね」

小鳥「プロデューサーさーんってばー」

P「はいはーい。今は月収もまずまずですし、休みもありますし、社長は結婚祝いをくれますし…」

P「もうね、最高ですよ。961プロは」



END

765プロの労働環境に疑問を投げかけると見せかけたPIYO HAPPY ENDが書きたかっただけです。

たまにはピヨちゃんも報われてもいいと思うの

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