ここ数年間で俺はとても刺激的な人生を送ってきた。自分がコールドスリープされてから150年後の2201年に目覚めるとは思ってもいなかった。目覚めてからの俺はなかなか新しい環境に馴染めなかったが今では沢山の仲間がいる。そして最愛の人、ハルカも。

目が覚めてしばらくしてからはハルカが居ない悲しみに明け暮れていた。だけど最初ミスキラーとしてハルカが現れた時、俺はびっくりしたもんだ。ハルカと瓜二つの容姿だったからな。だけどブラックシャドーとの戦いのうちにミスキラーが洗脳されたハルカだと知った時、俺はヤツが許せなかった。ただでさえ許せなかったのに。まあでも倒したから結果オーライだな

ゾーダから聞いた話によるとハルカは俺の仇を討つために銀行強盗をしようとしたゾーダに接触した結果、ゾーダの共犯とみなされて冷凍刑になったんだそうだ。この話を聞いた時嬉しさ反面俺も罪な男だなと思ったな。でもハルカへの俺の想いが本物だったようにハルカの俺への想いも本物だった。その結果、150年後に再会できたんだ。俺は全てが終わった後、改めてハルカにプロポーズをした。そして彼女は了解してくれた。150年の時を越えて俺達はようやく結ばれた。ブラックシャドーに感謝するとしたらハルカを解凍してくれたことだけだな。

高機動小隊にも感謝の気持ちでいっぱいだ。解凍してくれたことは勿論だけど特訓してくれたことにも感謝してる。ジャックは最初糞みたいな男だったがお互いを認め合ってからはとてもいいライバルだった。ルーシーもとてもいいメカニックだった。ハルカという想い人がいる以上ルーシーの好意に応えることはできなかったけどあいつはきっといい女性になる。この他にもジョディとかクラッシュにも感謝の気持ちでいっぱいだ。高機動小隊の奴らとは今でも連絡を取り合うほど仲がいいしな。一つ疑問があるとしたら本部長はどうやってあの地位を手にいれたんだろう。不思議だ。

最大の感謝をするべき相手はやっぱりキャプテンファルコンだ。あの人のおかげで俺はとても強くなれた。沢山のことを俺は教えてもらった。感謝してもしきれないくらいだ。一つ後悔があるとすればキャプテンファルコンとの別れだ。ブラックシャドーとの最後の戦いでキャプテンファルコンは己の身を犠牲にしながらもブラックシャドーを葬った。最後にキャプテンファルコンから俺が新しいファルコンだと指名してくれた。俺はちゃんとキャプテンファルコンの意思を継ぐために高機動小隊を辞めた。最後の戦いで一緒に居た隊員たちはみんな納得してくれた

高機動小隊を辞めてからは俺はハルカと一緒にキャプテンファルコンの正体、バート・レミングが経営していたファルコンハウスも継いだ。相変わらずカレーは人気だ。バートさんはレースの日は店を閉めてたみたいだけど今はその必要がないからお客さんがいっぱいきてくれる。今はレースの日は俺がキャプテンファルコンとしてレースに出てハルカが店番か、ハルカがミスキラー名義でレースに出て俺が店番を交互にしている。なんだかんだハルカもレースが好きみたいだ。

今日はハルカとのレースでの直接対決の日だ。今日ばかりは店を閉めないといけないな。昔みたいに敵同士でのレースじゃない。俺らが夫婦として楽しんでレースが出来るんだ。これほど嬉しいことはない。他のレーサーたちも居るけど俺とハルカが一位と二位を独占するからあまり意味はない。いずれハルカが新しい命を宿したら直接対決は出来なくなるからこそ今やりたいと提案して正解だったな。

ハルカ「リュウ~？準備まだ出来てないの？」


リュウ「ごめん！今いくよ！」タッタッタッ


ハルカ「また日記書いてたの？中身は見せてくれないの？」


リュウ「今日帰ったら見せるよ。」


ハルカ「約束よ？」

パタン

終わりです。駄文失礼しました。F-ZERO新作が出ることを願います。