P「小便王P」 (13)

律子「ふー。そろそろ暑くなってくる季節ね。おはようございまーす」

P「律子ぉーーーーー!!!!」ジョババババ

律子「なに爽やかな朝をしょんべんで汚してるんですか!」ドゴォ

P「げっほぉ、ごめんなさい!」

律子「謝るヒマがあったら拭いてくださいよ」

P「これはしょんべんじゃない!これは…えーと、ビールだ!」

律子「今度から飲み会はそのビールを飲んでくださいね」

P「はい、拭きます」ゴシゴシ

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P「って、こんなことしてる場合じゃなかった!大変なんだ、律子!」

律子「なんですか。また小鳥さんにホモ妄想でも聞かされたんですか」

P「や、やめろよ。あの人、俺と社長がデキてるって話をしてくるから怖いんだよ」

律子「あの人の妄想は必要以上に聞いちゃダメです」

P「この前は、冬馬との関係を執拗に聞いてきたんだよ…もう恐ろしすぎる…」

律子「そんなことより、大変な事ってなんですか」

P「自分から逸らしておいて!? 実は、我が765プロに出演のオファーが来たんだ!」

律子「なんですってぇ!?」

律子「プロデューサー殿が行く先々で漏らすから、全然仕事の回ってこないこの765プロに仕事が!?」

P「お、俺が仕事のこない原因みたいじゃないか!」

律子「原因の9割はそうですよ。クビにしない社長の頭を疑います」

P「それ以上言うな、泣くぞ。社長が」

律子「で、出演依頼って?」

P「律子は割とさらっと話を戻すよな…。心霊番組のオファーなんだ、これが」

律子「ああ、いいじゃないですか。これから暑くなる時期ですし、需要はあるんじゃないですか?」

P「律子、正気か?」

律子「まあ、この事務所は怖がりが多いですけど、いい機会でしょう」

P「お前、現場には俺もついていかなくちゃいけないんだぞ?」

律子「そりゃ、プロデューサーですからね」

P「泣くぜ?」

律子「誇ったような顔で言わないでください」

P「漏らすぜ?」

律子「漏らしたら[ピーーー]」

P「ピー音入るようなこと言うなよ!」

律子「いい歳したオッサンが漏らすからですよ」

P「お、お前、俺はまだアラサーにもなってないぞ!」

律子「19歳から見たら、23歳から上はみんなオッサンです」

P「メガネ光らせながら言うなよ…正論に聞こえるだろ」

律子「メガネの半分は正しさでできてますからね」

P「マジか、メガネすげー!」

律子「せっかく掴んだチャンスなんですから、死んでも仕事取ってきてください」

P「テレビ局の偉いオッサンの前でしょんべん漏らしたらどうなるんだ? いや漏らさないけど」

律子「そりゃあ……」

P「[ピーーー]気だ!」

律子「いやいや、生きていることを後悔するくらいですよ」

P「生きていることを後悔するようなことをする気か!」

律子「とにかく、プロデューサーが憑りつかれようとどうでもいいんです!」

P「さらっと憑りつかれるとか言いよった!」

律子「この、765プロのアイドルが輝けるか、輝けないかは、あなたの腕にかかっているんですよ!」

P「」ズガーン

P「お、俺に、そんな重要な使命があったなんて…」

P「よぉーし!俺がんばるよ!早速仕事受けてくる!」

律子「がんばってください」

律子「あ、ホンモノだったら困るんで、下見には行ってくださいね」

P「」ジョバババババ

律子「だから事務所で漏らすなって言ってるでしょうが!」

P「だって律子が恐ろしいこと言うから!」

P「下見ってお前、どう控えめに考えても心霊スポットってやつだろ!」

律子「今度のロケ地を見てもらうだけですよ」

P「やだぁー!絶対にいやだぁー!」

律子「プロデューサー、聞いてください」

P「なんだよ!もう口車には乗らないぞ!」

律子「プロデューサーは、顔はそんなに悪くないし、その漏らし癖さえ直せばなんとかなるかもしれませんよ!」

P「……マジで?」

律子「マジです」

P「しょうがないな。この、漢の中の漢である俺が下見に行ってやろうじゃないか」

律子(チョロい…)

黒いラブレター読み返してて衝動的にスレ立てしたけど飽きてきた

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