ハイエナ「この肉腐ってる」(52)

ハイエナ「なんてことでしょう」

ハイエナ「腐ってる肉しか食べれないなんて不幸!」

ハイエナ「新鮮な肉が食えないのは不公平!」

俺様「あ、やべ、新鮮な肉落としちまった!」ボトッ

俺様「落ちたら食えねえもんなー、んでももったいねー」

俺様「うまい具合に処理できたいもんかね?」チラッチラッ

俺様「やっべ、このままじゃ腐っちまうな・・・」

ピカーン

俺様「そうだな、何か冷やすものがあればいいな」

俺様「冷やすもの冷やすもの・・・」

俺様「やべぇ、冷蔵庫とタワシしかねぇや」

ハイエナ「もしかしてこれは暗に私に食べろと言う事でしょうか?」

ハイエナ「例えるとするならばダチョウ倶楽部の『押すなよ!押すなよ!』でしょうか?」

ハイエナ「つまり暗黙の了解と言う事なのでしょうか?」

俺様「うまい具合に発電機を錬金できたぜ」ボーン

俺様「冷蔵庫を発電機に・・・セット!」

ガチコーン ビビビ ガッシャーン

俺様「あとは草影にあった天然水で肉を洗浄・・・っと」ジャババ

俺様「肉は冷蔵庫にぶち込んで」ドッカーン☆

俺様「ついでにビールもぶち込んで」ガッシャーン☆

俺様「タワシを枕に寝る・・・完璧だな」

俺様(・・・ん、まずいな、これじゃあいつ肉食えねえじゃん)

俺様「仕方ない、よっと・・・」カキカキ

俺様「魔法陣の完成!」

俺様「ど真ん中にさっきの肉をセット!」

俺様「これで指定された奴以外は肉を食えない!」

俺様「さっすがだな、俺様!疲れたから今度こそタワシを枕に寝るぞ!」バタリ

俺様「ぐごごご」zzz

ハイエナ「…………」

ハイエナ「人間は寝てしまいました」

ハイエナ「そして地面には新鮮なお肉が…」

ハイエナ「…………」

スタスタ…

ハイエナ「赤い色も鮮やかなお肉です、茶色くなっているお肉とは見た目から違います」

クンカクンカ

ハイエナ「匂いも新鮮です」

ハイエナ「ですがこれを食べてしまって良いのでしょうか?」

ハイエナ「お肉は前足をちょっと伸ばせば届く位置にあります」

ハイエナ「その気になればすぐにでも食べられます」

ハイエナ「ですが野生に生きる者としてそれでいいのでしょうか?」

ハイエナ「…………」

ハイエナ「或いはあの人間の罠かもしれません…」

ハイエナ「…………」

ハイエナ「でもお肉は美味しそうです」グ~キュルル

ハイエナ「!、はしたない音を立ててしまいました///」

俺様「・・・・・・」チラッ

俺様(・・・警戒してやがるのかあいつは)

俺様(うろちょろしてるから食いたそうではあるな・・・)

俺様(・・・式神)ビッ

ボンッ

偽ハイエナ「グルルル・・・」ザッザッ

俺様(早くしねぇと食われちまうぞ・・・?)

ハイエナ「はっ!ライバルが現れました!」

ハイエナ「しかも涎ダラダラで卑しさ120%です!」

ハイエナ「この場合野生での掟は只一つ…」

ハイエナ「早い者勝ち!」

バッ!

モシャモシャモシャ…

ハイエナ「美味しい…」ジーン

ハイエナ「群からはぐれて数日…新鮮なお肉は久しぶりです」ホロリ

モシャモシャモシャ…

ハイエナ「うーんグラッチェ♪これが噂に聞く黒毛和牛でしょうか…」

ハイエナ「!?こ、これは?」

ハイエナ「体が…熱いです…」

ハイエナ「やはり…罠…」バタリ

ハイエナ「苦しい…自分の体ではないみたいです…」ハァハァ

ハイエナ「!…ま、前足が…変な形です!…毛も無くなってしまいました!」

ハイエナ「後ろ足も!…まるで人間の様です…」

ペタペタ

ハイエナ「なんと言う事なのでしょうか!顔の形も変わってしまいました!」ガーン

俺様(おうおう、旨そうに肉食って・・・)チラッチラッ

俺様(いい眺めだな、こりゃ)ニコニコ

俺様(・・・ん、なんか苦しんでんぞ・・・?)

俺様(や、やべぇ、お節介焼いちまったばかりに・・・!)

俺様(よく見たらこれ和牛じゃなくてバハムートの肩ロースだったは)

俺様(・・・っていうかなんで)

俺様(人になってんのー?)

ハイエナ「…ハァ…ハァ…」ムクリ

ピコピコピコ…

ハイエナ「なんとか耳は無事だった様です…でも頭の毛が随分伸びてしまいました」クルリ

ハイエナ「!」フリフリフリ

ハイエナ「尻尾が!尻尾がありません!」

ハイエナ「…尻尾が無いなんて私はダメなハイエナになってしまいました…」ポロポロ

ハイエナ「しかも胸に肉の塊が付いています…」

グィーッ

ハイエナ「取れません、しかも痛いです…」ウルウル

俺様(ぐ、ぐふっ・・・なんつースタイル・・・)

俺様(っと、見とれてる場合じゃねえ・・・!)

俺様(見た感じ・・・髪生えて胸でてって・・・あいつ雌だったのか)

俺様(おいおい、何おっぱい引っ張ってんの・・・?混乱してるのか?)

偽ハイエナ「・・・どうします?ご主人」

俺様「・・・はっ、そうだな」ボソッ

俺様「今から俺様がお前の姿をあいつみたいに変えるから」ボソボソ

俺様「うまーいことフォローしてやってくれ・・・頼む」ボソボソ

偽ハイエナ「・・・かしこまりました」ザッザッ

俺様(・・・さて、式神次第か)

ハイエナ「うにゅー!もにゅー!ふにゅー!」

モミュムニュ モミュムニュ

ハイエナ「ハァ…ハァ…取れません…それに何だか変な気分になってきました…」

ガサッ

ハイエナ「! な、何でしょう?ま、まさかライオン…」

偽エナ「よう…」

ハイエナ「に、人間です!撃たれてしまいます!」ワタワタ

偽エナ「落ち着け」

ハイエナ「撃たないで~撃たないで~」ビクビク

偽エナ「撃ったりせん、落ち着けと言っているだろう」グイッ

ハイエナ「つ、捕まりました!こうなったら…」

ガブッ!

偽エナ「イダァァァァァァ!」

ハイエナ「はにゅ!はにゅ!はにゅ(骨も砕けよですぅぅぅぅぅぅ!)」

偽エナ「だから違う!違うってぇぇぇぇ!!」ジタバタ

ハイエナ「はにゅ~~~(人間めぇ~!人間めぇ~!)」

偽エナ「に、匂い嗅げ!匂い!」

ハイエナ「?…??(匂い?)」

フンフンフン…

ハイエナ「こ、これは…」

偽エナ「わかったか?」

ハイエナ「反吐が出そうな匂いですぅぅぅ」オエー

偽エナ「コ、コイツ…」

ハイエナ「人間じゃありません…でもやっぱり反吐が出そうですぅ~」

偽エナ「やっと気づいたか…(ご主人…俺泣いてもいいっすか…泣いてもいいっすか…)」チラッ

俺様(なんだ、トラブってやがるな・・・)

俺様(様子見るしかできないってのが残念なとこだが)

俺様(ありゃ人間怖がってやがる・・・)

俺様(その辺にハイエナの毛が落ちてて運が良かったぜ・・・臭いは似てるだろ)

俺様(式神がなんとかしてくれるまでに俺の方でも・・・)

俺様(ん・・・式神がこっちみてやがる・・・)

俺様(なんで涙目なんだ?まさか失敗か・・・?)

俺様(失敗要素は・・・やはり俺の技術不足か・・・)

俺様(・・・いやだが、何としてでも式神を同族だと・・・)

俺様(・・・はっ!)

俺様(姿を偽ハイエナモードに戻してやればいいじゃん)

俺様(言葉は喋れるように・・・っと、えいっ☆)バッ

俺様(・・・ところで・・・同族と思わせたところで、どうしましょ)

俺様(式神に、俺のことをハイエナに信用させれればなんとかできそうだが・・・)

ボフン!

ハイエナ「ひゃあっ!」

偽エナ「これなら分かるだろ…」グスン

ハイエナ「不細工なハイエナ」

偽エナ「お前噛み殺すぞゴラァァァァッ!」

ハイエナ「ひゃあぁぁぁぁ!」ニゲッ

コケッ!

ハイエナ「痛っ! あ、あれ…?上手く走れない…」

偽エナ「まだ新しい体に馴れてない様だな…」

ハイエナ「はうぅぅぅ…」

偽エナ「とにかくこのままでは他の連中の餌になるぞ、それが嫌なら俺に付いて来い」

ハイエナ「私まだ発情期じゃないですけど」ビクビク

偽エナ「そんなつもりじゃない!とにかく付いて来い」

ハイエナ「どこへ行くんですか?」

偽エナ「主人の所だ」

ハイエナ「主人?アナタまさか人間に飼われているんですか!?」ケイカイッ

偽エナ「飼われていると言うよりは一種の契約だな」

ハイエナ「契約?壺買わされちゃうんですか私」

偽エナ「どこからそんな知識を…壺など売らんからとりあえず来い」

ハイエナ「お肉出ます?」

偽エナ「ん…まぁ肉ぐらいなら出るだろ」

ハイエナ「じゃ行きます♪」

偽エナ「さすがハイエナ、食欲が優先だな」

ハイエナ「だってさっきの変なお肉だけでは足りないんです」

偽エナ「まぁいい…では行くぞ」

トテトテトテトテ…

偽エナ「・・・これがご主人だ」

俺様「ぐごごご」zzz

ハイエナ『・・・こ、この方、お肉落としていろいろして寝ちゃった人です!』

偽エナ「そ、そうなのか?」

偽エナ「何にせよ起こさないとな・・・ご主人!」パシパシ

俺様「んー、どうしたんだ?(ち、ちけぇ!)」

偽エナ「実はこれこれしかじか・・・(知ってると思うけど)」

俺様「かくかくうまうま・・・(知ってるけど)」

俺様「うーん、スマン!」

俺様「あれはほんのお節介だったんだ・・・」

俺様「俺様、ああいう姿見ると黙ってられなくてさ・・・」

俺様「お前を苦しめるためにやったわけじゃ・・・なかったんだが・・・」

>>3だけど、もう一人の方すまん、眠い・・・

対話みたいな感じでいこうと思ったけど、そのまま続けてくれてもかまわんです

ハイエナ「」ボイ~ン

俺様「まぁとにかく…」

ハイエナ「」プリ~ン

俺様「つまり…」

ハイエナ「」ムチ~ン

俺様「…………」

俺様(だ、駄目だ!目のやり場が…これはけしからん!)

ハイエナ「つまり…何でしょうか?」ズィッ

俺様「え!い、いやその(ち、近い!近いよ!)」

ハイエナ「! アナタも人間ではないのですか!?」

俺様「?な、なんで?」

ハイエナ「だって尻尾が前に盛り上がってます」ユビサシッ

モッコリ…

俺様「うわぉ!(し、しまった!反応してしまったぁ!)」

偽エナ「ご主人…若いな」フッ

ハイエナ「後ろへ戻して差し上げますです」ワキワキ

俺様「いっ!いや、いいから!大丈夫だから!」

ハイエナ「でもそのままにしていると尻尾が変形してしまいますよ?」

俺様「大丈夫!ホント大丈夫だから!」

偽エナ「プッ!…クククッ…♪」


>>28 気にするな俺ももう寝る

ハイエナ「わ、私の尻尾は無くなったですから、尻尾を粗末にするのは許せないですよ!」

俺様「粗末?いや、確かに粗末なモンだが・・・その手はなんだ?」

ハイエナ「後ろに戻して差し上げますっ!そこのアナタ!」

ボゥンッ

偽エナ「ククッ、失礼しますよ、ご主人」ガッシ

俺様「な?!式神っ、使役されてながら人型に化けた上羽交い締め・・・くせぇ!」オエエ

偽エナ「クッ・・・ご主人が完璧に作りすぎたんですよ、臭い以外は!」

ハイエナ「失礼します!」ズルッ

俺様「オェッ、こ、こら!」ボッキーン

ハイエナ「な、なんでしょう、これ・・・雄の尻尾はこんな形してるんでしょうか・・・?」マジマジ

俺様「こいつ俺様が元ハイエナだとか思ってんの?!」ギンギン

ハイエナ「付いてる位置も違います、ま、まさかコレは…」

俺様「うん…そう」

ハイエナ「ひゃあぁぁぁぁ!」バシイッ!

俺様・チ〇コ「ふぐぅっ!」

ハイエナ「な、なんで大きくしてるんですか!発情期なんですか!?」

俺様「ぅ…くぅ…いや、これは不可抗力と言うか…」

ハイエナ「発情期じゃない相手にこんな物見せつけるなんて非常識ですっ!」

俺様「いや見せつけたと言うか無理矢理見られたと言うか…」

ハイエナ「それにアピールもしないで交尾を迫るなんてルール違反です!」

俺様「ア、アピール?」

ハイエナ「一人前の雄なら獲物を捕ってみせるとか…」

俺様「いや元々交尾を迫ってる訳じゃ…」

ハイエナ「強さもアピールしなくちゃダメです、例えば…」チラッ

偽エナ「ん?」

ハイエナ「その方と戦って勝つとかですっ!」

俺様「なんでそうなるの!?」

俺様「・・・しかし、やろうと思えば簡単な話だ」

偽エナ「えっ・・・ご主人?」

俺様「って違う!別にヤりたいわけじゃないからな!」

俺様「戦うにしてもだ、フルチンじゃ格好つかねーよ!」

俺様「いいから俺のズボンを返すんだ!風に吹かれると変な感じがする!」

ハイエナ「はいたら戦っていただけるんですか?」

俺様「いただけるんですかって・・・」チラッ

偽エナ「・・・ご主人」

俺様「うう倒して認められようにも・・・なんとなく良心が疼く・・・」

俺様(無理矢理だが、話を反らしてみるか・・・?)

俺様「戦う戦わない云々は、俺様としては物騒な話だと思うわけだ」

俺様「人間になってしまったからには、もう少し人間らしい考えができなきゃならない」

ハイエナ「そ、そうなんでしょうか・・・?」

偽エナ(ご主人、フルチンで説教してもかっこついてません・・・)

俺様「・・・?ちょっとまてよ?」

俺様「そういえばお前、元に戻りたいとかはないのか?」

ハイエナ「元に?私は私ですよ?」

俺様「じゃなくてハイエナの姿にだよ」

ハイエナ「ん~どっちでもいいです」

俺様「どっちでもって…」

ハイエナ「走るのはちょっと遅くなっちゃいましたけど代わりに手も使える様になりましたし」ワキワキ

ハイエナ「背が高くなって遠くも良く見えますよ♪」

俺様「あ、そ…まぁ本人がいいならこれでいいのかなぁ…」

偽エナ「と言うか元に戻せるのですかご主人?」

俺様「ん~俺が直接術をかけた訳じゃないから絶対に戻せるかと言われるとアレだけど…」

偽エナ「何よりもっと重要な事があると思いますが…」

俺様「なんだ?」

偽エナ「ハイエナの方は素っ裸…ご主人は下半身丸出し…」

偽エナ「端から見るとか~な~りヤバい光景だと思いますが…」

俺様「おいおい、何言ってるんだ?広い草原だぞここは」

俺様「端から見てるのはお前だけだろうが」

偽エナ「さっきズボン欲しがってたじゃないですか!」

俺様「ん、それもそうだな・・・あれ、ズボンはどこだ?」キョロキョロ

ハイエナ「ここにおいてましたけど?」

俺様「無いじゃん」

ハイエナ「置いてました!」

俺様「いつ持ってかれたんだ・・・どうすんべ」

俺様「クククク・・・」

俺様「アーッハッハッハッハ!」

偽エナ「?!」

ハイエナ「?!」ビクッ

俺様「そうだ、俺様には便利な『錬金術』があるぞ!」

俺様「これさえ使えば、原料次第では蒲焼きさん太郎から、果てはt〇ngaまで、なんだって出せるぜ!」

俺様「材料、回りの雑草共!何でもいいから服を錬金だっっ!」ブウォンッ

偽エナ「…………」

ハイエナ「…………」

俺様「…」フンス

偽エナ「バニーガールにご主人は…」

俺様「…フフンどうだ」フンス

偽エナ「いくらなんでも股間に白鳥パンツはないでしょうが…『志村けん』ですかアンタは!」

俺様「な、し、しまった!」

偽エナ「端から見てたら完璧に変態プレイの真っ最中ですよ!」

俺様「焦ってイメージの構成に失敗したか…」

偽エナ「失敗って言うかご主人の願望が表面化したんじゃないですか?」

俺様「そ、そんな事はない!」

偽エナ「そうこう言ってる間に車が来ましたよ、どうもサファリツアーの観光客の様です」

俺様「ど、ど、どうしよう…」

偽エナ「とりあえず俺はハイエナに戻らせてもらいます」

ボフン

俺様「あっ!ずるいぞ」

ハイエナ「変な格好です~」フリフリ

ブロロロロ・・・

子供「! 何かいるよ、ママ!」

ママ「あら・・・お犬さんみたいねぇ」

偽エナ「・・・」スタスタ

職員「いえいえ、あれはハイエナといって」

白鳥?「・・・」ガサ・・・ガサ・・・

ウサギ?「ニャンニャン♪」

職員「 」

子供「鳥さんだ!」

ママ「草に隠れてよく見えないわねぇ・・・」

職員「すみません止めてください、様子がおかしいです」

老職員「『すみません飛ばしてください』じゃと?・・・ふむ、昔のあの感覚じゃな」

職員「えっ」

老職員「へやっ」グイッ

ギャギャギャ ブルオオォオォォォ・・・

ブルオオォオォォォ・・・

偽エナ「・・・行きましたよ」

俺様「ぐはっ!!・・・ブリッジの姿勢を維持するのはしんどすぎる・・・」バタリ

ハイエナ「うまくやり過ごせたみたいです!」

俺様「お前が鳴き声を間違えた時は冷や汗が出たぞ!」

ハイエナ「だって、ウサギの鳴き声なんて知らないですもん・・・」

俺様「じゃあさっきの『ニャンニャン♪』はなんだ?」

偽エナ「気持ち悪い」ブルッ

俺様「うるっさい!」

ハイエナ「自然と出たんですもん・・・」

俺様「まったく・・・まぁいい、早く逃れないと次が来てしまう・・・」

ハイエナ「それがいいです、いつまでも見通しのいい場所に居るのは危険です」キョロキョロ キョロキョロ

俺様「そうビクビクするなよ」

偽エナ「それは無理だご主人、ハイエナは警戒心が強い、堂々と言う言葉などとは無縁な動物だよ」

俺様「お前はなんか偉そうだけど…」

偽エナ「俺は所詮偽物だからな、ハイエナの本能より本来の性格が勝っている」

俺様「ふーん…まぁとにかく移動しよう」

俺様「と、その前に…」

ボフン

俺様「よし!アーミーパンツなら万能だろう♪」

偽エナ「あっちは変えないのか?」

ハイエナ「」キョロキョロ

俺様「もう少し見ていたい」

偽エナ「…呆れたご主人だ」ハァ…

俺様「それじゃ魔法陣を書いてと…」カキカキ

俺様「よしみんな集まれ、ひとまず日本の俺の家へ飛ぶからな」

ワヤワヤワヤ…

俺様「そりゃ!」

バビョ~~~~ン

<俺様のお家>

ブウンッ

俺様「潰されてたまるかっ!」バッ

メイド「・・・!」

ガラッシャン!

ドサドサッ

ハイエナ「イタタ・・・ここ何処でしょう?」キョロキョロ

偽エナ「・・・ご主人の家だ」

ハイエナ「あの人の・・・?」

俺様「 」

メイド「・・・・・・」

偽エナ「あららま・・・」

メイド「・・・ドちら様デしょう」

ハイエナ「・・・!人間ですっ!」サッ

偽エナ「大丈夫だ、あれは式神だからな」

ハイエナ「しきがみ・・・?」

偽エナ「あー・・・まぁ、ご主人の言うことだけ動くようなヤツだ」

偽エナ「かく言う俺も式神だ」

ハイエナ「アナタは勝手に動いてますよ?」

偽エナ「・・・ご主人はその辺適当だからな、甘いんだよ」

偽エナ「ご主人らしいと言えばご主人らしいな」


メイド「ゴ主人様、ゴ主人様、あの方は式神デはゴザいません?雇われたのデすか?」ユッサユッサ

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