提督「清霜はもういないんだ!!」 (67)

そう長くはない(予定)
ささっと書いていきます

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提督「う…うぅ……っ、清霜…清霜ぉ……ッ!」


朝霜「司令…元気出せって…」


提督「…すまない、朝霜…どうしても…清霜の事が忘れられなくてな……」


朝霜「……言うなよ…あれは…事故なんだよ……」

提督「いいや…俺が悪いんだ……全部…全部俺が…っ!俺が清霜から目を離さなければあんな事にはならなかったんだ……!!
う……うぐぅ…っ、清霜ぉ……っ!!」


朝霜「やめろよ!!誰もあんな事になるなんて思ってなかった!!誰も…誰も悪くねぇんだ!!」


提督「それでも…それでももう……!清霜はもういないんだ……ッ!!」

朝霜「司令!そんなんじゃ清霜も浮かばれねぇよ!!」


提督「でも…でもなぁ朝霜…!そう簡単に割り切れる事じゃないだろ!?」


朝霜「……馬鹿野郎ッッ!!」


パシィン……ッッ!!


提督「………ぁ…っ」

朝霜「…っ、すまねぇ司令、ついぶっちまった……」


提督「………いや…ごめん…お前の気も知らずに…」


朝霜「……解ってくれたかよ……辛いのは、司令だけじゃねぇんだぜ…」


提督「……すまない…」


朝霜「……いいって事さ」

提督「……なぁ朝霜…清霜は…可愛かったよな……」


朝霜「ああ、あいつはみんなから愛されてたよ…」


提督「…人が仕事してる横でも落ち着きが無くてな…放って置けなくなっちまうんだよな…」


朝霜「…司令には…特に懐いてたからな……」

清霜『ねぇ司令官?なに?何してんの?ねぇ何してんの?なになになに?ねぇ?』


提督『見ての通り仕事だ仕事、邪魔するなって』


清霜『ぶーっ、邪魔とか言ってぇーっ!もう司令官なんか知ーらないっ!』<ぷいっ


提督『…まぁそんなに膨れるなよ、もう少しで片付くから終わったら飯食いに行こうぜ』


清霜『ホントに!?私洋食!洋食洋食、絶対洋食が良い!』(ぱぁっ!


提督『はいはい解った解った、大人しくそこで待ってろ』


清霜『はーい♪清霜良い子にしてまーす♪』

朝霜「あいつ…部屋にいる時もあんな感じでさ……鬱陶しかったけど……あの声を聴くと安心できたな…」

清霜『ねぇ朝霜遊ぼうよぉーっ、私今退屈なのぉーっ、ねぇねぇねぇってばぁーっ!」


朝霜『あたい今疲れてんだ、また今度にしてくれよ…』


清霜『朝霜いつもそう言って遊んでくれないじゃーん!遊んで遊んで遊んでよーっ!』


朝霜『なんだよ清霜しつけーな!やめろって!霞とでも遊んでりゃいいだろ!?』


清霜『霞ちゃん今遠征行ってていないんだよーっ!』


朝霜『どのみちあたいは霞の代わりかよ!!』


清霜『違うもん!朝霜と遊びたいんだもん!』

朝霜「それでさ…結局『ちょっとだけな』って付き合っちまうんだよな…」


提督「……霞か…あいつと凄く仲よかったよな……」

提督『清霜ー、お昼いなかったみたいだけどどうしたんだ?』


清霜『ああ司令官、朝食べ過ぎてちょっとお昼ご飯入らなくて……』


提督『大丈夫か?夕食まで保つか?』


清霜『じゃじゃーん!霞ちゃんがおにぎりくれました!お腹が空いたらこれ食べるから大丈夫!』


提督『…霞にあんまり心配かけるなよ?』


清霜『はーい♪』

朝霜「あいつさ……戦艦、好きだったよな……」


提督「ああ、事ある毎に戦艦になりたい、戦艦になりたいって言ってたっけな…」


朝霜「戦艦の姉さん達にいつもちょこちょこ着いてってさ……」

清霜『……………』(じーっ


長門『どうした?私の顔に何か着いているか清霜?』


清霜『えっ!?ううん、なんでもないです!!』


長門『あんなにじっと見ていて何もない事はないだろう?別に怒っている訳ではないから言ってみろ』


清霜『あ…あぅ……その…長門さんかっこいいな…って…////』


長門『ほう、嬉しいことを言ってくれるじゃないか』

清霜『あ……あのっ!』


長門『ん?どうした?』


清霜『腹筋!触らせてもらっても良いですか!?』


長門『?別に構わんが…』(すっ


清霜『じゃあ失礼しまーす……うわぁー…凄いなぁ引き締まってるのにしなやかで柔らかい…いいなぁ…』(ぺたぺた


長門『ふはっ、中々くすぐったいな…そんなに面白いか?』


清霜『はい!私の憧れですから!どうやったらそんな身体になれるんですか!?』


長門『こんな女らしくない身体に憧れるとは変わり者だな』


清霜『少しでも戦艦に近付きたいんです!』


長門『そうか…目標を持つのは良い事だ
ならば日々のトレーニングを気を抜かず、欠かさず行う事だ、そうすれば自ずと結果は着いてくるモノだからな、頑張れよ清霜』(なでなで


清霜『はい!清霜頑張ります!』

提督「あいつさ…人懐っこくて警戒心が薄いんだよな……」


朝霜「解るよ、それでハラハラしちまうけど…それがまた可愛くてな……」

提督『ん?何飲んでんだ清霜?』


清霜『あっ、司令官!これねぇ、間宮さんから試しに作ったから飲んでみてって渡されたココナッツジュースだよ!』


提督『へぇ、美味そうだな』


清霜『とっても美味しいよ!』


提督『そいつは良かったなぁ』

清霜『……………』


提督『ん?どうした清霜?』


清霜『はいこれ、私の飲みかけで悪いけど、しれぇーかぁーんに、あげるっ!』(ずいっ


提督『え?いいよ悪いって、お前が貰った物だろ?』


清霜『良いの良いの!こんなに美味しいもの独り占めしてたら勿体無いもん!』(ぺかーっ!


提督『清霜…お前良い子だなぁ……』(なでなで


清霜『ひゃあっ!もう急に撫でないでよびっくりするじゃん!』

朝霜「ははは…その光景が目に浮かぶな……」


提督「…清霜は…あのままずっとここに居てくれるって…信じてたのに……」


朝霜「変わらないものなんかねぇよ…あたい達だっていずれ大人になって行くんだ…」

金剛『話ッテなんですカー清霜?』


清霜『あの…どうやったら金剛さんみたいな素敵な女性になれますか!?』


金剛『ワーオ!私が素敵なレディだってェ?嬉しいコト言ってくれる子デース!』(わしゃわしゃ!


清霜『だって金剛さんとっても綺麗だし…その……振る舞いも優雅っていうかその…憧れるなぁーって…』


金剛『モー!褒めても紅茶しか出ないデスヨー!////』(テレテレ


コトッ(紅茶を置く音


清霜『ホントに出てきた!?』

金剛『魅力的な女性になるにはやっぱり恋をする事デース!』


清霜『恋……ですか?』


金剛『YES!愛しい人により綺麗な自分を見て欲しい…そういう想いが形になって女は磨き上げられて行くのデス!』


清霜『うー…でも急に誰かに恋するなんて……』

金剛『別に今すぐ恋を始めろなんて言ってる訳じゃないデース!
いつか出会う素敵な相手の為に、今できる事から始めて置くことが大切ネ!』


清霜『今できる事…?』


金剛『まずは早寝早起きなんてどうデスカー?夜更かしは美容の天敵デスヨー?』


清霜『うん解った!私頑張って金剛さんみたいな大人の女になるよ!』


金剛『清霜ならなれますヨ、fightネー!』


清霜『おーっ!』

朝霜「清霜は…大人の女になるんだって頑張ってたよ……」


提督「……もう…それが叶う事はないんだよな………」


朝霜「何言ってんだ…っ、やめろよ司令…っ!」

提督「これも…もう使う事はないんだろうな……」


朝霜「…それは……?」


提督「工廠にあったんだ…予備の…清霜の連装砲だよ…」


朝霜「……連装砲っていや知ってるか?清霜さ、大和姉さんの連装砲持たせてもらって…必死に持ち上げようとしてるのが可愛くてさ……」

清霜『ぬぐぐぐ…っ!重いぃー、ダメだぁーっ!』


大和『ふふふっ、清霜ちゃんにはまだ早いですよ』(ひょいっ


清霜『あーいいなぁ大和姉様、その46cm三連装砲そんなに軽々に持てて』


大和『私だって軽々と持ってる訳じゃないんですよ?これでも流石に結構重いと思ってるんです』


清霜『いいなぁ…私も戦艦になってそれ撃ってみたいぃーっ』

大和『これは私や武蔵だって艤装があるからなんとかなっているくらいの装備なので……戦艦になったってそう簡単に扱えるものではありませんよ?』


清霜『じゃあつまりそれが使えたら一人前の戦艦って事で良いんだよねっ!?ねぇねぇねぇ!?』


大和『…うーん、そうなの……かな?』


清霜『じゃあ私頑張るよ!いつかそれを使いこなして大和姉さんをビックリさせてあげる!』


大和『うふふふ、楽しみにしていますよ♪』

提督「ははは…清霜らしいな……」


朝霜「だろ?あははは…っ」


提督「しかし…武蔵か……武蔵の奴、清霜を特に可愛がってたよな…」


朝霜「ああ、清霜も食堂で武蔵さんを見つける度にわざわざ側まで寄って行ってたっけか……」

清霜『ふわぁ…凄いなぁ武蔵さん、そんなに食べるんだ…』


武蔵『なんだこれくらいまだまだだぞ?第一清霜、お前は戦艦になるんだろ?これくらい軽く平らげてしまえなくてどうする』


清霜『でも私そんなにいっぱい食べられないよぉーっ!』

武蔵『いいか清霜、食事というのは強い身体を作る基礎中の基礎だ、ここを疎かにしては戦艦など夢のまた夢でしかないぞ?
それとも戦艦になるのは諦めるか?』


清霜『な…なるもん!絶対になれるもん!』


武蔵『そうかそうか!ならこれも食え!これとこれとこれもだ!気にするな私の奢りだ!』


清霜『ありがとうございます!立派な戦艦になる為に今はたくさん食べられるようになるよ!』

朝霜「無理して食べなくてもいいのに…そう思いながらもさ、必死なあいつを見るとつい応援したくなっちまうんだよな…」


提督「ああ…でももう、あの光景は見られないんだな…」


朝霜「ああ…少し……残念、かな…」

提督「清霜……っ、清霜……っ!なんであんな事に……っ!」


朝霜「言っても仕方ねぇんだ!!もう諦めろ!現実を見るんだ司令……っ!!」


提督「嫌だ…嫌だ嫌だ……っ!!俺は…俺はこんなの絶対に認めないぞ…!!」


朝霜「いい加減にしろよ!!馬鹿な事言ってんじゃねぇよ…あんたがそんなんで良いわけねぇだろ!?」


提督「だからって…だからってなぁ……っ!!」

【艦隊帰投】


清霜「作戦は完了…バッチリ、バッチリよっ!」(CV:玄◯哲章)

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提督「あんな超弩級駆逐艦が清霜だなんて認めてたまるかってんだよぉ!!!!」


朝霜「あたいだって認めたくねぇよ!!でもアレが清霜なんだよぉッッ!!!!」

霞(普通)「あたしもいるわ」<ひょこっ


提督「ああすまんお帰り霞、清霜がデカすぎて見えなかった」


霞「……確かに大きくなったわよね、今は身長いくつあるの?」


清霜「うーん…230cm超えたあたりからもう測ってないから解んないや!」(重低音ボイス)


提督(最低でも230あんのか……)

清霜「みんなのアドバイス通りにたくさん食べて、トレーニングして、早寝早起き!健康な生活を心掛けてたらぐんぐん伸びちゃって!」(渋い声)


提督「くそっ!!余計なアドバイスのせいで…!!」


霞「成長期だったのかもね」


提督「成長期にも限度があるだろ!!骨格完全に変わってんじゃねーか!!」


朝霜「目とか口元に微妙に面影残ってるのが嫌だわ!!マジでなんの嫌がらせだよ!!」


提督「あいつもうウチの艦隊よりエクスペンダブルズに混ざってた方が自然だろ!!」

提督「しかもなんでその巨体で未だに駆逐艦の艤装背負ってんだよ!!オモチャにしか見えねぇわ!!」


朝霜「連装砲なんかもう指に引っ掛けるのに丁度良くなってんじゃねぇか!!素直にもっと大きい艤装貰えよ!!」


清霜「でも私駆逐艦だし……」


提督&朝霜「「お前みたいな駆逐艦がいるかッッッ!!!!」」<くあっ!!!!

清霜「あ、そこの冷蔵庫に私の牛乳とプロテイン入ってる?取ってくれない霞ちゃん」


霞「あんたいちいち屈まないと取れないもんね……はいこれでいい?」


清霜「ありがとう霞ちゃん!霞ちゃんはやっぱり優しいなぁ!」


清霜「ごきゅ…ごきゅ…ごきゅ……」


提督「……………」

清霜「ぷはぁ美味しい!ん?どうしたの司令官?」


提督「…いやぁ美味そうに飲むなぁと思って」


清霜「……あっ!そっか司令官も喉が乾いてたんだねっ!はいこれ、私の飲みかけで悪いけど、しれぇーかーんに、あげるっ!」(野太い声)(ぺかーっ!


提督「あ…あぁ…ありがとう…(要らねぇ…)」(E:プロテインと牛乳


清霜「えへへへ……///」(重低音)


朝霜「仕草が以前のままなのが気持ち悪ィな」


提督(今後駆逐艦はプロテイン禁止にしよう)

金剛「ワーオ提督ゥーっ!コレスッゴイデェース!清霜の腕に私がぶら下がってもビクともしないネー!」<ぶらりーん!


清霜「あはははっ、金剛さん軽いんだもん!」


金剛「モー、お世辞が上手デース!」(きゃっきゃっ


提督「世辞じゃねぇよ!!本当に平気なんだよそいつ!!」

長門「うん、これも毎日欠かさずトレーニングした結果だな!」


武蔵「今回の出撃でレ級の攻撃を6回分全部受けてもほぼ無傷だったしな!」


提督「筋肉の要塞じゃねーか!!」


長門「もう既に肉体面に関しては我々より圧倒的に上だろう」


武蔵「はっはっは、違いない!」


清霜「レ級って戦艦だしもう少し強いと思ってたんですけどね!あははっ!」

清霜「大和姉様、この46cm三連装砲貸してくれてありがとう!もう返すねっ!」


大和「ふふふ、夢が叶って良かったね清霜ちゃん」


清霜「うん!やっとこれが撃てたよ!」


提督「え?駆逐艦の艤装にそれは積めない筈だけど…」


大和「清霜ちゃん凄いんですよ!私達も艤装につけてやっと反動に耐えている46cm三連装砲を片手で撃っちゃうんです!」


清霜「どぉ?清霜かっこいい!?強い!?」


提督「素手!?片手で!?強いわ!!最強だよ!!」


清霜「へへへ……っ!///」(地鳴りのような声)

清霜「でも無理矢理撃ったから…別に戦艦になれたわけじゃ無いんだよね…戦艦は遠いなぁ……」(しょぼーん…


朝霜「もう戦艦でいいだろお前!!むしろ追い越してるだろ!!!」


提督「俺が許すから超大和級名乗れよ!!文句言える奴いないから!!」

武蔵「しかし腹が減ったな、飯にしようじゃないか」


長門「私も付き合おう、食券が余ってるから使っておかないとな」


清霜「私もご一緒して良いですか!?もうお腹ペコペコで……」


武蔵「ああ構わないとも!」


長門「清霜も来るなら食券が足りるか心配だなぁ、武蔵や大和の三倍は食うからな、はっはっはっはっは」


清霜「腹八分目くらいに抑えておきますよっ!」(にこっ

武蔵「いやいや清霜はまだ育ち盛りだ、遠慮せず腹一杯食え」


長門「武蔵の言う通りだ、なんなら私達の分も分けてやろう」


清霜「ありがとうございます!」


長門「なぁに可愛い後輩の為だ気にするな!」


清霜「ゴチになります!!」


「「「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」」」


提督「もう食わさなくていいだろ!!お前ら清霜をそれ以上育ててどうしたいんだ!?」

武蔵「それじゃあ我々はもう行くぞ」


清霜「またね司令官!」


バタン(ドアを閉める音


提督「………………」

提督「…………なぁ朝霜、霞」


朝霜「………なんだい?」


霞「何よ?」


提督「清霜を元に戻す方法ないかな」


霞「……いいんじゃない?本人は幸せそうだし」


朝霜「心広すぎんだろ霞…」


提督「ヤダー!!あんなの清霜じゃないいいぃいぃいい!!!!」


いい加減に終われ。

ぶっちゃけ>>32が描きたかっただけです、なんでこんなもの描こうと思ったのかは自分でもよく解らない

おまけでこれも置いていく

それではお目汚し失礼しました

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月21日 (日) 03:29:03   ID: CnI_kRW1

この>>1は有能

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