一夏「鈴をふもふもしようと思う」 弾『はい?』(92)


前スレ→ 一夏「ところで鈴、毛ぇ生えたか?」 鈴「ぶふぉっ!」
一夏「ところで鈴、毛ぇ生えたか?」 鈴「ぶふぉっ!」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/internet/14562/storage/1330962167.html)

どなたか存じませんが、まとめて下すってありがとうございます。
ちょいと思いつきで続きを書きます。


一夏の個室


弾『まず、おちつけ。どした?』

一夏「……マズイことになったんだ」

弾『なにが?』

一夏「鈴が、な……」

弾『鈴?鈴がどーした?』

一夏「……………………」フゥ

弾『なんだよ?鈴に玉でも蹴り潰されたか?』

一夏「スゥー……ハアァー」

一夏「鈴が……パイパンだったことが判明した」

弾『……………………』

一夏「……………………」

弾『……………なんだと?』


弾『ま、待て、一夏』

弾『それは事実か……?』

一夏「ああ……、見事な一本スジだった……」

弾『なんと――!!』

弾『い、いや、待て、あいつだって、あれ?誕生日いつだ?しかし、早生まれでも十五……』

一夏「ああ、だが、剃り痕なしのスベスベまんじゅう蟹だった」

弾『見たのか!?』

弾『い、いや、!まさか!?鈴と、いたしちまった……ってことか?』

一夏「え?……何が?――イヤ、イヤイヤイヤ、それは違う」

弾『……………………』

一夏「……いや、マジで」

弾『……だが、見たのか?』

一夏「ああ、ちょっとした事故があってな」

弾『おお……、羨ましいヤローだなコノヤロー』

一夏「眼福ってやつだな」


弾『しかし…………』

一夏「ああ………………」

弾『あの鈴が、か……』

一夏「ああ、あの鈴が、だよ?」

弾『じゃあ、俺らとツルんでた中学時代も?』

一夏「ああ」

弾『学際とか、体育際とか修学旅行の時もか?』

一夏「ああ」

弾『転校するときの送別会の時も……って、ことか?』

一夏「ああ、そうなる」

弾『ヤヴぁくね?』

一夏「ああ、ヤヴぁいね」

支援!

やヴぁい

いけ! 俺が許す


弾『たしかに昔からツルっツルな肌をしてる印象だったが――』

一夏「いまも制服を改造して肩出してるノースリーブみたいなカッコしてるんだ」

弾『ほう』

一夏「真っ白いワキでなぁ」

弾『腕とかのムダ毛もないヤツだったしなぁ』

一夏「胸もなかったけどなw」

弾『無かったなぁ。初めて会った時は男子と見紛うごとくペッタンコだった』

一夏「ああ、ほかの女子の乳をガン見しただけで蹴られたっけなぁ」

弾『覚えてるか?鈴が初めてブラをつけてきた日のこと』

一夏「もちろんだ。スポーツブラ専門だった鈴の背中にブラのラインを発見したのは衝撃的
   だった」

弾『おまえ、バシバシ背中叩きまくってなw』

一夏「いやいや、娘の成長を見る思いだったよ。感動した」

弾『感動でw片手でホック外すとかw』


一夏「千冬姉ぇので構造は熟知してたからなぁ」

弾『あれは正しく外道の振る舞いだったわw』

一夏「怒ったなぁww」

弾『当たり前だなww』

一夏「まさか半泣きになるとは」

弾『いや、結局おまえが付け直してやってる姿はシュールだったよww』

一夏「自分で付けれなくて、あそこまで怒るとは思いもしませんで」

弾『まあ、制服の上からじゃそんなもんじゃね?』

一夏「そのあと、タコ殴りにあったからなぁ」ハッハッハッハッ

弾『そうかぁ、あの鈴がなぁ』

一夏「ああ」

弾『萌えるな……』

一夏「ああ、ちょー萌えだな」


弾『ウチの妹……』

一夏「ん?蘭か?」

弾『いつもショートパンツとか、脚出してるじゃん?』

一夏「ああ、そんな印象はあるな」

弾『同居してるだけに、たまに股間部分を隠してる布地が見えたりするんです?』

一夏「ふむ」

弾『そうすると、たまに黒々としたものが透けて見えたり?』

一夏「ふぅむ」

弾『あまつさえハミ毛が見えたりとか?』

一夏「ジーザス……」

弾『いや、まあ、それが普通なんだよ?』

一夏「たしかになぁ。千冬姉ぇももっさりだ」

弾『アイツも数年前は、そうじゃなかったんだがなぁ』

一夏「現実ってやつは当たり前のように現実的だな」



弾『しかし、実在するとは聞いてはいたが、まさか俺たちの知り合いがそうだとは』

一夏「いや、実はラウラもそうなんだ」

弾『は?ラウラって?』

一夏「前に話さなかったか?ほら、ドイツの代表候補生のだな……」

弾『って、なんで知ってんだよ?』

一夏「アイツは勝手に人のベッドに全裸で侵入してくるんだ」

弾『なんだそりゃ!?』

一夏「自称によると俺のダンナらしい」

弾『は?』

一夏「よくわからんのだが、誰かに入れ知恵されてるらしくてな」

弾『そのコもパイパンなのかよ!?』

一夏「ああ、だがヨーロッパの人間なのに同い年とは思えないほど幼い印象だからなー。
   鈴より小さいから、まだこれからなのかもしれん。ちょっと出生にワケありだし」



弾『ベッドに侵入って、夜中にか?』

一夏「いや、明け方なのかな?たまに目が覚めたらいるんだ」

弾『それで?』

一夏「いや、勝手に添い寝してるだけだ」

弾『いい生活してやがるなこのヤロー』

一夏「いや、それがじっくり観察する間もなく誰かしらが乱入してくるんで、一悶着
  あるだけなんだけどな」

弾『漫画の主人公みてぇなやつだなホントによぉ』

一夏「いやいや、それはともかく鈴だよ」

弾『おお、鈴な。やべーな、次会ったら顔見ただけで起つかもw』

一夏「俺はこの胸のトキメキに現在進行形で息子が元気だ」

弾『俺と話しながらおっ起てんなw』



一夏「箒が爆乳になってたのも驚愕だったが、鈴には逆方向に驚愕だよ」

弾『ほーき?……ああ、もう一人の古い知り合いか?』

一夏「そうだ。もー幼馴染みとの再会っていうヤツの破壊力に翻弄されてるよ?」

弾『まあ、ニブいおまえが翻弄されてるんなら、いいことなんだろうけどな』

一夏「何が?」

弾『こっちの話』

弾『で?イマイチどういった状況だったんだがしらねーけど、どーすんの?』

一夏「そこだ!」

弾『どこだ?』

一夏「見てしまった以上、責任は取らねばならんと思う」

弾『何の?』

一夏「さあ?」

弾『あのな……』



一夏「とりあえずセカンド幼馴染みとして、リアクションはしてやらなければならない
  んじゃないかと思うんだ」

弾『へー。具体的には?』

一夏「とりあえず、鈴をふもふもして、めーいっぱい可愛がろうと思う」

弾『ふもふも?』

一夏「ふーも、ふもふも」

弾『なんか知らねーけど、いんじゃね?』

一夏「だよな」

弾『行き着くトコまでいっちまえばいいと思うよ?』

一夏「どこまで?」



弾『具体的には熱海とか?』

一夏「熱海か!?」

弾『登別でも』

一夏「登別?」

弾『地獄かもな』

一夏「あ?」

弾『まあ、可愛がるんだろ?いいんじゃね?』

一夏「だよな」

弾『ま、がんばれ』

一夏「おう!」

弾(ま、鈴の望むようには……いかねぇーんだろうなぁ。やっぱ)

むむ

勝手な独自設定が入ります。



翌日・昼休み

セシリア「一夏さん、食堂ご一緒いたしませんか?」

一夏「ああ、いいぜ」

箒「私も」

シャル「あ、ボクもー」

ラウラ「今日も鈴が弁当を用意してるのではないか?」

シャル「あははは、今日はどうかなー?」

一夏「そういえば今日は鈴を見てないな」

セシリア「まあ、昨日の今日ですと……」

シャル「今朝、食堂で見たけど一夏が来る前に戻っちゃったよ」

一夏「そうなのか?」

箒「まあ、教室に寄ってやればいいだろう」テクテク



鈴「あ…………」バッタリ

一夏「よう、鈴。メシ行こうぜ」

鈴「あ、アタシ、ちょっと用が――///」

一夏(あー、これは逃げるな)ズイ

一夏「腹へったなー。早くいかないと席取れないから行こうぜ」ムンズ

鈴「へ?――あ、ちょ、ちょっと、襟ひっぱんな――ああぁぁ」ピョンピョン

箒「なんだアレは?」

セシリア「さあ?」

シャル「一夏なりに気を使ってるんじゃないのかな?」

ラウラ「?」



食堂

一夏「いやぁ~、ここの食堂のラーメンもなかなか馬鹿にできないよな?鈴」

鈴「そ、そぉーね……」

鈴(ダ、ダメ。一夏と目を合わせらんない////)

セシリア「なにやら、痛々しく感じるのはわたくしだけでしょうか?」ヒソヒソ

箒「たしかにな……」ヒソヒソ

シャル「まぁ、昨日の今日だしね」ヒソヒソ

ラウラ「なんの話だ?」ヒソヒソ

シャル「昨日説明したじゃない」ヒソヒソ

ラウラ「ああ、あれか」ヒソヒソ

箒「まったく反省しとらんのだな」ヒソヒソ

ラウラ「股グラの一つや二つ、なんの問題もないと思うのだが」ヒソヒソ

セシリア「状況というものがありますわ」ヒソヒソ



シャル「でも、鈴もそこまでに気にすることかなぁ?」ヒソヒソ

箒「真昼間の屋外では仕方なかろう」ヒソヒソ

セシリア「たしかに」ヒソヒソ

シャル「でも、他の男子っていうならともかく、鈴だって一夏に絶対見られたくないって
    ワケじゃ……」ヒソヒソ

箒「風呂に全裸で乗り込むおまえがいうと猥談にしかならんからやめろ」ヒソヒソ

セシリア「ですが、心の準備というものが普通はいりますわ」ヒソヒソ

鈴(聞こえてるし……////)

一夏「いやぁ、さすが999の食堂車メニューにも採用されるだけあって、ラーメンライス
   は偉大だなぁ」ハッハッハッハッ

一夏「ところで……」

箒「ん?」

一夏「今日は週に二度ある織斑君大浴場入浴デーなんだが……」

シャル「あ、そうだよね」



一夏「いつもは一年生・二年生・三年生と、女生徒の皆さんの残り湯を細々と頂いていたわけ
   ですが……」

箒「な、なにか、いやらしい言い方だな」

セシリア「ですが、殿方に対する処遇としては何か申し訳ない気分にもなりますわね」

ラウラ「しかし、あの広い風呂を一人で独占できるのだからいいではないか」

一夏「ええ、そうなんです?最後の最後に1時間ばかり、わたくしめのための入浴時間を取って
   頂いておるわけでして……」

シャル「ああ、男子の時間って少し短いんだったよね。毎日じゃないし、後はシャワーを使って
    済ませろって感じで」

セシリア「さすが、一時期とはいえ男子生徒でいらっしゃった人はよくご存知ですわね」

シャル「あははは」

箒「まあ、多少不公平感はあるが、女子も各学年ごとに90分だからな」

鈴「けっこう混み合うわよね」

セシリア「ですわねぇ」

一夏「で、実は今日、明日と二年生がご不在とのことでしてね」



箒「ああ、メーカーでの研修がどうとか……」

シャル「そういえば、そうだね」

一夏「本来本日は、一年・三年・二年の順の後に織斑タイムという順番の日だったんですが……」

ラウラ「ふむ、二年生が全員いないんだったな」

鈴「ふーん」

一夏「先程、山田先生から『いつも慌しい時間しかあげられてないですから、二年生の入浴時間か
   ら入れるようにしておきますから、たまにはゆっくりお風呂に入っていいですよ』と言われ
   まして」

セシリア「まあ、それはいいことじゃありませんか」

一夏「あまり大きな声では言えないんですが、閉めるのはいつも通りの時間なんで、女子の時間の
   90分と合わせて二時間半。好きな時間にどーぞ……とのことでして」

ラウラ「何!?150分も独占できるのか?」

一夏「ラウラさん、声が大きいです」

ラウラ「む、スマン」



鈴「へ、へぇ、よかったじゃない」

シャル「えー、それは羨ましいよ」

セシリア「そうですわねぇ」

一夏「ええ、そうなんです?とてもありがたいお話だったので、ボク一人で堪能するのも悪いなぁ~
   って気持ちもありましてね」

ラウラ「む!わかったぞ嫁よ!それは混浴のお誘いだな!」

一夏「ラウラさん、声が大きいです」

箒「な、そ、そんなふしだらな……なのはマズイのではないか?」

シャル「あ!一夏、ボク背中流してあげるよ」

セシリア「わ、わたくしもお背中をお流ししますわ!」

鈴「え?え?ちょ……」

箒「む、わ、わたしも!……いや、しかしマズいのでは」

シャル「え?水着着れば問題ないんじゃないかな」



箒「あ、それもそうだな」

一夏「当たり前ですね」

箒「//////」

セシリア「ですが、先生に見つかると……」

一夏「先生は、俺の入浴時間前に残ってる女子を脱衣所からも追い出して、誰もいなくなったのを
   確認していなくなるんで、俺の入浴時間が終わるまでは戻っては来ないです。当たり前ですけど」

シャル「なら、ねぇ?」

ラウラ「うむ。なんら問題ないな」

セシリア「ですわね」

一夏「いえ、別にやましい気持ちはないんですよ?たまには皆もゆっくり湯船につかりたいんじゃ
   ないかなぁ~と思ったんで、一応今日の出来事をお伝えしてみただけなんです」

ラウラ「あの広さを6人で独占できるのだな?」

シャル「ちょっといいかもー」

セシリア「特別な時間になりますわ」

ラウラ「浮き輪は?浮き輪は持ち込み可能か?」



箒「さすがにそれはマズイだろ」

シャル「でも泳げるよぉ」

ラウラ「おお!」

セシリア「いつも混み合いますから、ほとんど部屋のシャワーで済ます方が多いのですが、
     ゆっくりとお湯を楽しめるというのは素敵ですわ」

ラウラ「学校指定の水着がいいのか?」

シャル「海に行ったときの水着でもいいんじゃない?」

鈴(な、なんかトントン拍子に話が……)

一夏「鈴も来るだろ?」キラーン

鈴「うっ……」

鈴(こ、ここで出遅れるワケには……)



鈴「も、もちろんアタシも行くわよ」

一夏「よし、では皆さん。水着着用または持参の上、そうだな……9時10分以降に集合ってことで
   どうだ?俺は9時ちょうどくらいに行って、先生を見送ってから先に入ってるからさ」

箒「わかった(イベントだな)」

シャル「うん(脱ぐか)」

セシリア「ハイですわ(一夏さんとスキンシップのチャンスですわ)」

ラウラ「了解した(泳ぐぞ)」

鈴「う、うん(千冬さんに見つかったらどーすんのかしら……)」

一夏(第一段階は成功……)

支援



いいねいいね

支援


21時・大浴場前

一夏「あ、山田先生」

山田「あ、織斑君こんばんわ。もう、誰もいないから大丈夫ですよ」

一夏「いやぁ、いつも面倒かけてスイマセン。今日は山田先生が残業なんですね?」

山田「はい。もう帰りますけどね。次に織斑君が入浴するとなると、生徒が浮ついちゃって
   出て行かせるのが大変ですよ」

一夏「そういうもんですか?」

山田「特に、2・3年生は興味深々ではしゃいじゃいますからね」

一夏「ははは、何ででしょうね?」

山田「いつもの時間までには空けておいて下さい。最後に誰か寮監の先生が閉めにくるはず
   ですから」

一夏「千冬姉ぇもまだ残ってるんですか?」

山田「書類に埋もれてましたね」

一夏「ちゃんと家に帰れてるのかなぁ?」

山田「まあ、それなりにはってトコですね。じゃ、今日のところはごゆっくり」ペコリ

一夏「ありがとうございます。お疲れ様でした」ペコリ



脱衣所

一夏(さて、最後に閉めにくる先生が誰になるかは運しだいか?)テクテク

一夏(普段は最後までいる方が珍しいから、滅多に会わないからなぁ)シュイン

一夏(千冬姉ぇに話がどれだけ通じてるかもわからないが、千冬姉ぇでも閉める時間より早いウチ
   に様子を見にくることもあるまいが……)テクテク

一夏(ま、千冬姉ぇに乱入されてもドヤされるだけで、問題はないんだが……)ヌギ

一夏「騒ぎすぎて一騒動起きちまうと面倒かな――」ヌギ

一夏(鈴に二人っきりでも話せる程度には気力を回復してもらわんとならんからなぁ)ヌギ

一夏「ま、なんとかなるだろ」

ラウラ「たのもう!」ドバーン

シャル「ラウラ、せめてノックくらいしようよ」

セシリア「きゃ(一夏さんが半裸ですわ)」

一夏「おう。みんな早いな」



ラウラ「うむ。山田先生の撤収を確認したので大至急で来たのだが、……もう着替え終わって
    しまったのか?」

一夏「おう。下に海パンはいてきたからな」

ラウラ「む、やはりそうきたか」

シャル(残念)

セシリア(残念ですわ)

一夏「なんだラウラ?俺のフルヌードでも期待してたのか?」

箒「まったく、デバガメのようなまねを」

鈴「そういうアンタだって、本気で止めてなかったじゃない」

箒「む、止める間もなかっただけだ」

ラウラ「いや、シャルロットが着替えてる最中かもと言うものでな」

シャル「えへへ、違うんだよ?一夏。だから少し時間を置こうよってつもりで言ったんだよ?」

セシリア「そのわりには、ずいぶんワクワクしたような雰囲気だった気がしますわ」

箒「そういうお前も全力疾走だったではないか」



一夏「ははは、なんかよくわからんが、皆も水着は着てきたか?」

ラウラ「うむ、抜かりはない」ヌギ

セシリア「ルームメイトに気づかれないよう多少気を払いましたけど(※着用済み)」

鈴「アンタ達は同室だからメンドーがなくていいわね(※水着持参)」

シャル「ああ、鈴達はそうもいかないもんねぇ(※着用済み)」

箒「水着をポケットに入れて持ち歩くというのも妙な気分だ(※水着持参)」

セシリア「わたくし、バスルームで着替えてきたんですけど」

鈴「あ、その手があったか」

箒「逆に、替えの下着を持ち歩くのに抵抗もあってな。下着だけ替えてきたのだ」

セシリア「あ……」ヌギ

シャル「あれ……?」ヌギ

ラウラ「?」



セシリア「下着を忘れてましたわ!」

シャル「あはははは」

箒「プールの日に、水着を着てきて下着を忘れる小学生か?お前達は?」

ラウラ「風呂からあがったら寝るだけだから、いいではないか?」

セシリア「いえ、普段の湯上りはそれでかまわないんですが……」

シャル「だねぇ。部屋に戻るまでがアレかな?一夏と一緒だし。まあ、いいんだけど」

一夏「俺は気にしないぞ?のぞかないしな」

鈴「逆にわざとやってんじゃないでしょうね?(ノーブラでプルンプルンさせながら歩く気?)」

箒「む」

シャル「いやぁ、タオルとかも備え付けのがあるし、手ぶらでいいかなと思っちゃって」

ラウラ「身軽であるのは、撤退戦時の基本原則だ」

箒「やはり、この面子で風呂というのが何やら猥雑な空気が……」

シャル「まあ、温水プールと同じじゃない?」

箒「まあ、それはそうだが」



ラウラ「嫁よ!さっそく泳ぐぞ!競争だ」

一夏「おう。でも、あんまり騒いじゃダメだぞ?」

シャル「じゃ、先に行ってるね」

セシリア「お先ですわ」

箒「うむ。すぐに行く」

鈴「んじゃ、着替えるか」ヌギ

箒「急ぐぞ、鈴。あの連中だけで一夏と放置しておいたら何をするかわからん」ヌギ

鈴「……そ、それもそうね」



大浴場

かぽーん

ラウラ「はーっはっはっはっは!」バッシャバッシャ

一夏「おのれラウラ!バタフライだとおぅ!?」

シャル「早いねー」

セシリア「おほほほほ」

鈴「しかしまあ、この人数であたらめて見ると……」

箒「たしかに広いな」

シャル「泳ぎたくなるのも無理ないよね」

セシリア「ですわねー」

箒「しかし、お前達、本来は風呂嫌いなんじゃないのか?」

シャル「はい?」

セシリア「?」



箒「特にフランス人は風呂嫌いだと聞いていたが……」

シャル「えー、ヒドイな、それぇ、昔の話でしょー」

セシリア「屋内は空調が効いてますからそれほどではありませんけど、日本は湿度が高いですから
    汗を流すのは怠れませんわ」

シャル「だよねー。地中海近辺でも日本ほどムシムシしてないよ」

鈴「そんなモンなの?」

セシリア「ブリテン島は特に乾燥してますし……。あまり汗をかくような日常じゃありませんもの」

箒「ふーん」

シャル「こっちだと油断すると、すぐ汗疹とかできちゃうよね?」

セシリア「ブラなんかもバンドの部分がすぐに汗ばんでしまいますから、制汗剤が必須ですわ」

シャル「胸の下とかカユくなっちゃうよねー」ナデナデ

セシリア「ですわねー」

箒「ああ、それは同じだな」

鈴(この牛乳どもめ……)



ラウラ「勝った!」

一夏「負けだぁ」

一夏「ふぇ~い、やれやれ」バシャバシャ

一夏「お、こっちはくつろいでるな」

シャル「お疲れ様ぁ」

セシリア「ナイスガッツでしたわ、一夏さん」

一夏「おお、なんだか見慣れた風呂も水着の女子が並んでいると別世界みたいだな」

シャル「プライベートプールみたいだね」

一夏「鈴とシャルがそこに腰掛けてて、セシリアと箒が肩までつかってる構図がプールっぽいと
   言うか、温泉ぽいとというか」

セシリア「でしたら一夏さん、こちらへどうぞ」

一夏「ん?俺を真ん中に置いてどうするんだ?」イソイソ



セシリア「プールサイドでは、レディと会話を楽しむものですわ」

箒「ふん。これでは女をはべらせてるどこぞの小金持ちみたいだな」

シャル「あはは、お酒でもあったらお酌してあげたい絵だよね」

鈴「小金持ちというより、大店あたりのドラ息子のボンボンってとこじゃない?」

一夏「貧乏なのには自信があるがなぁ」

ラウラ「む、嫁よ。娘共をはべらせて何をしている」カキカキ

一夏「ラウラは犬かきも上手いな」

シャル「あはは、かわいーよね」

ラウラ「日本にきてtvで知った泳ぎ方だが、スピードこそでないが意外と理に適った泳ぎ方なのだ。
    というか、嫁よ。さっそく乳に囲まれてご満悦か?」

一夏「はい?」

ラウラ「そこは小さいのを両手に置いておいてどうする?」

鈴「ぶっ!」

シャル「はい?」



ラウラ「ここは乳だけは立派な箒とセシリアを両脇に置いてだな、足元の両袖に鈴とシャルロットを
    置くのだ」

セシリア「ちょっと……」

箒「な、なにを言っとるんだお前は?」

ラウラ「うん?今日は嫁のハーレムごっこの日なのではないのか?」

一夏「はい?」

ラウラ「クラリッサが言っていたのだ。嫁に女だらけの混浴大会に誘われたと言ったら、『織斑氏は
    花びら大回転がお望みなのです!』と」

セシリア「はなびら?」

鈴「だ、大回転?」

一夏「いや、違うって!てか、クラリッサさんってホントにドイツ人なのか?」

箒「よく知らんが、ひどく淫靡な響きな気が……」

シャル「お望みなの?」ピトッ

一夏「いやいやいやいや」



シャル「そーだ、一夏?そろそろ背中流してあげるよ」

セシリア「お待ちなさいシャルロットさん!一夏さんのお背中はわたくしがお流して差し上げますわ」

箒「む、ならば私は髪を洗ってやろう」

ラウラ「わたしは全身洗ってやるぞ?」

鈴「え、えーと……」

セシリア「横からチャチャ入れないで頂けます?」

ラウラ「私は嫁の夫なのだから、当然のことだ」

一夏「待て待て、別に背中くらい自分で洗えるぞ?それにいつもみたいな騒ぎは困るぞ」

セシリア「それはいけませんわ一夏さん。せっかくの機会なんですから、ぜひお手伝いさせてくださ
     いまし」

シャル「そーだよー」

一夏「しかしだなぁ。ああ、ちょうど6人いるんだし、二人づつに分ければいいんじゃないか?」

セシリア「で、ですが、それでは――」

一夏「まあ、せっかくの機会だし、親睦をはかるってことでいいじゃないか」

シャル「えー、ボクが最初に言ったのにぃ」



箒「なんだ、じゃんけんでもするのか?」

セシリア「じゃんけんは苦手ですわ」

一夏「ここはわかりやすく裏おもてにするか」

鈴「あ……」

箒「裏おもて?グッパじゃなくてか?よく知らんな」

ラウラ「じゃんけんは覚えたが、それはどっちも知らん」

一夏「裏おもてってのはだな、“うーらーおーもー“て!””の掛け声で、手のひらか手の甲を
   出すだけだ」

シャル「ふ~ん」

セシリア「それだけでしたら簡単ですけれど……」

一夏「それで、二人づつのペアを作ろうぜ?最初に三人づつになったり、ペアが成立しない場合は
   ノーカンってことにすれば三組つくれる」

セシリア「ですが女同士のペアになりましてもぉ……」ブー

シャル「だよねー」ブー



一夏「まあ、今日は俺も心安らかに湯上りを迎えたいって心境なんでな。それを汲んでくれよ」

セシリア「一夏さんがそうおっしゃるなら」

箒「まあ、やむを得んな」

ラウラ「ふむ」

シャル「ちぇ~」

一夏「じゃあやるか、“うーらーおーもー“て!””だからな?」

箒・ラウラ「うむ」

シャル「うん」

セシリア「わかりましたわ」

鈴「…………」コク

一夏「いくぞ?“うーらぁーおーもー“て!””」



セシリア「きぃ~納得いきませんわ!」

箒「まったくもって同感だ。何故、わたしがお前なんかと」

セシリア「それはこちらのセリフですわ!」

ラウラ「わたしはシャルロットとか」

シャル「うぅ~……、まあ、仕方ないよね」ショボーン

一夏「というわけで、俺と鈴だな」

鈴「う、うん」

一夏「ま、時間も押してるんで、それぞれテキトーに背中の流しっこでもしてくつろいでくれ」

鈴「よかったの?」

一夏「なにが?」

鈴「なら、いいんだけど」

くじフィギュア当ててやっとコイツの名前覚えた
モッピーセシリアシャルラウラは覚えてたけど

不憫なときこそ輝く鈴ちゃんかわいい
このssでは幸せにおなり



一夏「さて、そいじゃ鈴に背中を流して頂こうかな」

鈴「う、うん」

一夏「ここでいいだろ?このタオル使ってくれ」

鈴「う、うん」

鈴「な、なんか、6人並んで背中の流しっこって、絵づらがマヌケね」

セシリア「お嫌でしたらいつでも替わって差し上げましてよ?」

鈴「べ、べつにそんなんじゃないわよ」ボディーソープトリーノ

セシリア「納得いきませんわー!」

箒「騒ぐな!ばか者」

鈴(こ、こうして間近で見ると一夏の背中、意外に大きいわね……)アワダテーノ

一夏「テキトーでいいからな?」

鈴「ま、まあ、ほどほどにはテキトーにやってあげるわよ。じゃ、じゃあ」

一夏「うん。頼む」


鈴(ぅわ……直に触ると筋肉が意外に……なんか、身体熱いし……)ワシャワシャ

鈴(身長も伸びてるし……、昔と全然違う……)ワシャワシャ

鈴(傷痕とかも色々増えてるし、逞しくなったってゆーか)ワシャワシャ

鈴(昔、おんぶしてもらったこともあったっけ……)ワシャワシャ

鈴(裏おもて……昔の順番通りだったな……)ワシャワシャ

セシリア「なにか、鈴さんの目が心ココに在らず的な目に見えるんですが」ボソッ

箒「うむ」ボソッ

一夏「鈴の指先、ちょっとひんやりしてるなぁ」

鈴「へ?そ、そぉ?」

一夏「昔っから手の温度がちょっと低い感じあったよなぁ」

鈴「そ、そだっけ?うん、そーかも。気持ち冷え症かもしんない」

鈴(の、せいか、一夏の背中がすごく熱く感じる……///)

一夏「ん、もういいぞ?」

鈴「そ、そお?んじゃ、石鹸流すわね」


一夏「ん、サンキュ。よし、鈴、交代だ」

鈴「へ?ア、アタシはいいわよ」

一夏「まあ、遠慮するなって。こっち座れよ」グイ

鈴「あ」

一夏「ま、簡単にな」

鈴「う、うん……////」

一夏「相変わらず鈴は細っこい肩してんなー」ワシャワシャワシャ

一夏「いくぞー」

ぴと

鈴「ぅひっ!」

鈴「……そ、そおぉ?(い、一夏の指が……)」

鈴(腰というか、わき腹に左手の指先が……)

一夏(さて、水着着用とはいえ素肌の背中を直に触れるありそうでなかなか無いこのチャンス……)

一夏(アメリカさんの原爆実験のおかげでビキニという名前がついたとか違うとか知らんが、なんに
   しても背中を覆い隠す布はなく紐1本。ビキニを発明したデザイナーさんありがとう)



一夏(しかし、……オイオイ、この小さな背中はどうしたことだ!?)

一夏(腰周りなんか、両手でつかめそうなくらいに細いんじゃないか?)

一夏(箒やセシリアのように、ぼん!きゅ!ぼん!というメリハリはないが、座ってでさえタルむ
   ような贅肉さえ皆無なだけでなく『サバ折りで折れます』と言わんばかりの華奢具合!)

一夏(そして……、石鹸の泡ですべりがいいといってもコレは……)サワサワ

鈴「ん……」

一夏(なにコレ!?このほのかにプニっとした肌のやわらかさと、最高にスベリのいい手触り!)サワサワ

一夏(だが、このやわらかさはムダな脂肪のそれではない……)ナデナデ

鈴「んん……っ(せ、背中に軽く触れる指先がなんか)///」

一夏(指先を押し返す確かな弾力がありながら、指先にピトっと吸い付くようなこの感触……)

一夏(そう!例えるならば、赤ちゃんのほっぺ、……いや!思わず頬ずりしたくなるという赤ちゃん
   のお尻に勝るとも劣らない!)サワサワー

鈴「ぅひっ!」

鈴「い、一夏!左手くすぐったい!」



一夏「ん?おお、スマンスマン。なんとなく押さえながらじゃないと洗いづらくてな」

一夏「鈴は昔っからくすぐったがりだなー」

鈴「そ、そんなことないわよ///」

一夏「そうか?昔は背中ツツくだけで、ビクってしてたじゃないか?」

鈴「あ、あれは……」

一夏「よし、ならついでに背中のマッサージをしてやろう」

鈴「へ?」

一夏「お客さん、健康的な背骨してますねー」ツィィー

鈴「ぁふっ///」

鈴「ちょ!」

一夏「まあまあ、まずは首からなー」ギュ

鈴「あぅ」



一夏「まず、首の筋をだな」

鈴(ひ、左手がノド元というか胸元に///)

一夏「こう付け根からぐぃ~っと」グィー

鈴「ん、んんっ……」

一夏「んで、ぐりぐりぃ~っと」

鈴「んんっ」

一夏「んで、肩」ギュー

鈴「い、イタ」

一夏「肩はこるほど肉ないなー」

一夏「よしよし、鈴、そこに両手ついててくれ」

鈴「へ?こ、こう?(な、なんで、マッサージに?)」

一夏「押すからちょっと手で踏ん張っててくれよ」

鈴「は?……はい」



一夏「親指で背骨まわりを……」グリグリ

鈴「ん、んっ」

一夏「鈴は真っ直ぐな背骨してんなー」ツー

鈴「ふ、んっ(わ、わき腹は///)」

ラウラ「なにやら鈴の声がにぎやかなんだが?」

シャル「…………チッ」

一夏「鈴の腰は細いなー。俺の太ももと大差ないんじゃないか?」

鈴「ふっ……そ、そんなワケな、んっ、ないじゃん(あ、泡でスベるからって、そんな風に腰を絞る
  みたいにされたら……///)」

鈴(て、てか、なんでアタシ、一夏にこんなにイジられてるの///?)

一夏(ヤベー……、触ってるだけで楽しいぞコレ)

一夏「で、骨盤まわりな」グイ

鈴「ちょ、ちょっ、そこは」



一夏「ん?」

鈴「お、お尻……///」

一夏「ここは腰だぞ?」ガシ

鈴「い、いや、でも//////」

一夏「腰は人体の中央にあるから大事な部分なんだぞー」モミモミ

鈴「んっ……ふっ///」

一夏「特に骨盤は、腰を支える重要な場所だからなー」ムニムニ

鈴(こ、腰……。腰なんだけど、やっぱお尻を揉まれてるような気分に……///)

一夏「鈴は骨盤も小さいなー。安産型の箒と違って、帝王切開になるかもわからんぞー」

鈴「んっ、そ、そんな先のことは知らないわよ」

箒(暗に、わたしの尻はデカいと言われているのだろうか……?)

セシリア(出産時の心配までなさるなんて、一夏さんは殿方の鏡ですわ)

シャル(……地味に猥談?)

ラウラ「てーおーせっかい?」

まだかなー

まだー?

保守感謝です

一夏「よし、しゅーりょー」ワキを両手でチョン

鈴「ひゃん!」

一夏「ほら、やっぱりくすぐったがりじゃないか」

鈴「い、いきなりやられたら誰でも――」

一夏「はははは、んじゃ流すぞー」シャワー

鈴「ちょ、――(背中とはいえ、イジりすぎ……)」

一夏(マズイマズイ、この場でおっ起てるわけにはいかんからな)

一夏「さて、残り時間も1時間ないし、サウナでもお湯でもほどほど楽しんでもらって30分く
   らいで女性陣は先に着替えてもらうかな。俺は10分もあれば身支度できるから」

セシリア「一夏さん、お背中以外の部分もお流しいたしますわ」

シャル「一夏ぁー。ボク、髪洗ってあげるー」

一夏「はっはっはっ、午後の実技のあとシャワー浴びたから別にいいぞー」

ラウラ「ふむ。ならば嫁よ、サウナでガマン比べだ」ダッ!

一夏「おう、いいぜ」テクテク

セシリア「くぅ……」

シャル「あれー……」


箒「……(出遅れたが、いずれにせよ不発か)」

シャル「なんか、うまくあしらわれてる感じ?」

セシリア「さのばびっちですわ」

箒「まあお前達も、少しは節操を持てということだな」

シャル「節度はわきまえてるつもりだよー」

セシリア「なんだか鈴さんとラウラさんだけが優遇されてる気がしますわ」

鈴「べ、べつにそんなことないわよ」

シャル「んー、……共通点は?」

箒「背が低い」

セシリア「貧乳」

鈴「うっさいわね!」

箒「……生えてないコンビ」

セシリア「……特出し公開コンビですわね」

鈴「……ア、アンタたちねぇ」


シャル「全裸ならボクも見られたんだけど?」

箒「股間もか?」

シャル「んー、そこか……、やっぱそこが肝心かなぁ」

セシリア「そんな!?」

シャル「そりゃ一夏も男の子だし」

箒「う~む、私も幼少期には全裸は見られているのだが……」

シャル「そこまで昔だとねー」

箒「ダメか?」

シャル「オカズにならないよね?」

セシリア「お下品ですわ!」

シャル「あるいは幼馴染み効果とか?」

箒「むー、第二次成長期ごろと合致するセカンドの利点だというのか」

鈴「待ちなさいよ。こないだのアレはただの事故でしょ?」


セシリア「卑怯ですわ!鈴さん!」

鈴「はい?」

シャル「ラウラは、地味にキスもしてるしね」

箒「むぅ」

セシリア「納得いきませんわ」

鈴「た、たしかに……」

シャル「対策が必要かなー」

箒(剃るか……。いや、しかし……)

シャル(明日からノーパンで……。ノーパン健康法っていうのが昔あったみたいだし)

セシリア(くっ……、フランス女がなにやらエゲつないことを企んでる気がしますわ)

鈴(あ、あれ?地味にリードしてる?)


シャル「あははは、困ったねー(うん。それで一夏の前で開脚で転ぶっと)」

箒「う~む(いや、剣道の練習でサラシを巻かない方が……)」

セシリア「サウナは苦手ですけど二人っきりにさせておくわけにもいきませんわ」テクテク

シャル「あ、だね」

鈴「そーね(う~ん。キスかぁ……)」

箒(二人っきりになるには、やはり道場くらいか……)

セシリア(二人きりになるには、やはりこの方達が邪魔……)

シャル(どうやって二人っきりになれる時間を作るかだよねぇ……)

鈴(でも、二人っきりになるチャンスっていってもねぇ……)

        / ̄ ̄ ̄\
        /        \

     /   ─   ─  ヽ
      |   (●)  (●)  |
     \   (__人__) __,/
     /   ` ⌒´   \

   _/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_________ヽ..  \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

         ____
        /⌒   ー \
       / (●)  (●) \  +

     / :::::⌒(__人__)⌒:::::ヽ
      |     |r┬-|    |  +
.      \_   `ー'´   _,/
      /            \     +
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |  トン
   _(,,)  早く続きを    (,,)_
  /  |  お願いします  |  \
/    |_________|   \


まだかなー

はやくしてくれ。寒い

日が開きましてごめんなさい。

ちょいと投下。

その夜・シャルとラウラの個室

シャル「うぅ~ん……」

シャル(パンツを履かない……たしかにそれは自由だよね)

シャル(スカートも短いし、階段とかちょっとした高さの差があれば中まで見える)

シャル「でも、一夏に引かれたらそこまでだよねぇ……」

ラウラ「む、シャルロット、そんなにパンツを並べて何をにらめっこしているのだ?」

シャル「ん?うん、最近少しサイズが合わなくなってきたかなーって」

ラウラ「そうなのか?ふむ、尻がデカくなったか?」

シャル「違うよ。少し背も伸びただけ」

ラウラ「ふーむ……、しかし、こうして見るとシャルロットのパンツはなんと言うか扇情的だな」

シャル「そぉ?」

ラウラ「コレなど、尻の肉が丸出しではないか」

シャル「tバックだからね」

ラウラ「尻の肉が揺れて動きづらくはないのか?」

シャル「そこまでおデブじゃないよー。失礼だなぁ」


ラウラ「これはサイドで紐で結わえるタイプか?」

シャル「うん」

ラウラ「だが、紐がほどけたら落ちてしまうのではないか?」

シャル「まあ、その危険はあるけど、普通は両方ほどけたりは……」ピーン!

シャル(コレだ!)

シャル(一夏と話をしてるときにパンツがハラリと落ちる!)

シャル(一夏「シャル、何か落としたぞ?あれ?」)

シャル(あわててしゃがんで拾う私!しゃがんだままパンツを握りしめ「見た?」と上目遣い!)

シャル(でもパンツを気にしすぎて下が見えてることには気づいてない!)

シャル(ここで、一夏が鼻血ぶー!)

シャル(完璧!)



ラウラ「ふーむ、やはり女子たるもの、このくらい下着にも注意を払わんといかんのか」

シャル「え?なに?」

ラウラ「いや、最近は私もお前に選んでもらったりしているから、軍で支給された下着よりはマシ
    になっていると思ってはいたのだが、もっと見習わなくてはならんと思ってな」

シャル「んー?ボクの下着なんて普通だよ。セシリアなんかお嬢様だからスゴいよ?」

ラウラ「そうなのか?ふむ、言われてみればそうだったかもしれん」

シャル(くっくっくっくっ……勝機が見えたよ)

翌朝

ラウラ「よし、朝食だ!」

シャル「一夏の部屋に寄っていこうか?」

ラウラ「うむ!」

シャル(ふっふっふっふっ……右の紐は結ばず、左側の紐を辛うじて交差させているだけの状態で
    維持。服の上から軽く引っ張るだけでハラリと落ちる紐パン!ボクって策士!)

ラウラ「む!嫁!箒!おはよう!」

一夏「おう。ラウラ、シャル、おはよう」

箒「おはよう」

シャル「おはよー」

一夏「あとは鈴とセシリア……、ああ、セシリアも来た」

セシリア「おはようございます一夏さん。皆さん」

一夏「おう」

箒「おはよう」

シャル「おはよー」

ラウラ「うむ」テクテク


セシリア「あら?ラウラさん、どうかしま……」

ラウラ「とう!」バサッ!

セシリア「きゃあ!」

一夏「は?」

箒「んぁ?」

シャル「ぶっ!」

セシリア「ラ!ラウラさん!何をしてるんですか!?」

ラウラ「見学だ!」

セシリア「はぁ!?い、いいからスカートの中から出て下さいまし!」

ラウラ「シャルロットがセシリアのパンツはスゴいと言っていたのだ」

セシリア「パ!?」

ラウラ「なので、後学のために見ておこうと思ったのだ」

セシリア「おバカじゃありませんのぉー!?」ジタバタ


ラウラ「う~む……」

ラウラ「暗くて見えーん!!」バンザーイ!

セシリア「ぅひ~~ぃ!!!!!」

一夏「ぶっ!」

箒「ぶっ!」

シャル「オ-マイブッタ……」

ラウラ「おお……!」

一夏「おお……!!」ズイ

箒「お前は見るな」グイ

一夏「痛っ」

ラウラ「ゴージャスだ!」

セシリア「ラウラさん!スカートをお放しなさぁーい!!」グイグイ

ラウラ「ええ~い、ケチケチするな。いいではないか」

セシリア「よくありますかあぁー!!」


ラウラ「シャルロット!パンツもガーターベルトもスケスケフリフリだ!」

シャル「……う、うん、スケスケだね。てか、あの……」

セシリア「ふっ!」シュ!

ラウラ「フン」ガシ!

箒「おお、セシリアの膝を片手で止めた!?」

一夏「あの、箒さん?首が痛いんでアイアンクロー放してくれません?」

ラウラ「う~む、たかがパンツにここまで意匠を凝らしてあるとは……やはりお高いのか?」

セシリア「知りませんわ!手をお放しなさぁぁーい!」

ラウラ「手?どっちの?」

セシリア「両方に決まってますわ!!」ジタバタ

ラウラ「それは難しいな。右手のスカートか、左手の膝か……人間、二つの事は同時にはできん」

セシリア「ど、どういう馬鹿力でそんな理屈を言うんですの?貴方は!?」

ラウラ「ふふん、鍛え方が違うのだ」


セシリア「ま、まずは右手をお放しなさい!」

ラウラ「右だな?」パッ

ラウラ「ふんス」グイ

セシリア「あぅ」ドテ

シャル「あ……」

箒「おお、左の掌底だけでセシリアを転がすとは」

一夏「おお~い、箒さぁ~ん」

ラウラ「おお!尻の割れ目が半分スケスケで丸出しではないか!?」

セシリア「は!?どうしてわたくし倒れてますの!?降りなさぁ~い!!」

鈴「ちょっと」ドゲシ

ラウラ「あうち」ポテ

鈴「朝っぱらから何やってんのよアンタ達?」

ラウラ「おう、鈴、おはよう。いきなり背中を蹴るとはヒドいではないか」

鈴「アンタがお尻丸出しのセシリアの背中で踏ん反りかえってるからでしょーが」

セシリア「た、助かりましたわ、鈴さん」ゼーゼー


鈴「アンタも何やってんのよ?」

セシリア「こっちが聞きたいですわ!シャルロットさん!」

シャル「はいぃ!?」

セシリア「どーいう事か説明して頂きますわよ」

シャル「ボ、ボクぅ?ボクは関係ないよ?」

ラウラ「セシリア、部分展開した右手でアイアンクローは少し痛いぞ?」ブラーン

セシリア「お黙りなさい!一夏さんの前でこのような無体な仕打ちを受ける覚えはありませんわ!」

シャル「い、一夏ぁ」

一夏「とりあえず箒のアイアンクローでほとんど何も見てないぞ。てか、箒さん?そろそろコメカミ
   の血管が切れそうなんですけど」

箒「ああ、すまん」

セシリア「貴方がラウラさんをけし掛けたんじゃありませんこと!?」

シャル「いや、あの、けし掛けたなんてことは……はははは」


鈴「なんなの?」

箒「ふむ。よくわからんが、シャルロットがセシリアの下着がスゴいと言ったらしく、それでラウラ
  がスカートめくりの凶行に及んだらしい」

鈴「ああ……、まあ値段はスゴそーよね」

箒「うむ、たしかに」

セシリア「何をおっしゃいますの。わたくしはチェルシーが用意してくれたものを身につけてるだけ
     ですわ」

ラウラ「うむ、ドイツ連邦軍支給のパンツが100枚は買えそうなシロモノだな」

セシリア「軍用品と一緒になさらないで下さいまし!い、一夏さんもご覧になりまして?」

一夏「チラっと見えたが、さっきも言った通りほとんど見てないぞ」

セシリア「はあ……、それはそれでなんと言いますか、その」

ラウラ「嫁はああいうのは好みか?」

一夏「俺か?そーだな、セシリアには似合ってるからいいんじゃないか?」

セシリア「まあ、一夏さんたら」



ラウラ「やはり、女子のパンツはあああるべきか?」

一夏「ラウラはグンゼでも大丈夫だぞ」

ラウラ「グンゼとは何だ?」

箒「それはそれで……」

鈴「ねぇ……」

一夏「まあ、全員揃ったことだしメシにしようぜ」

シャル(ブリトンに場を全部持っていかれた……)

きてた

ワロタ
次の展開に期待

まだー?

ふもふもふもふも

はよはよ

まだー?

まだかね

シャルを悪者にしないでー
でも、続き期待。

鈴たんペロペロ

期待しとく

マダカネ

マダー?

まだですか?(懇願)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom