提督「提督になったのに艦娘達とぜんぜんお話できてない」【安価有】 (52)

立て直しです
途中まで前スレと同じ内容です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434443221

提督「したとしても全て事務的なことだ」

提督「せっかく一生懸命勉強してやっとのことでテイトクニなれたのに…」

提督「やっぱり俺がキモいから?確かに少し太ってるしおっさんだし童貞だけど別にそこまでじゃないと思う…」

提督「おれが思い描いてた提督生活と全然違う……こんなのおかしい」

コンコン

提督「っ!」ビクッ

提督「ど、どうぞ…」

ガチャ

吹雪「失礼します! 只今第二艦隊、帰投いたしました!」

提督「あ……う、うん…お疲れ様……じゃあいつも通り明日までに報告書お願いね…」

吹雪「はい! 司令官は今日もお仕事ですか…?」

提督「…え?あ……う、うん……まあね……やること結構あるから…」

吹雪「それなら司令官もやはり秘書艦付けるべきですよ!」

提督「そ、それはダメだよ!皆にはただでさえ戦闘で大変な思いさせてるんだから……せめてこれくらいは…」

吹雪「ですが…」

提督「……………」

吹雪「すみません……じゃあ私はこれで失礼します」

ガチャ

バタン

提督「……………」

提督「やっぱり上手くいかないなぁ…」

提督「……飲み物でも買いに行くか」


――――――――


ラッシャイマセー

提督(あっついなぁ、久しぶりに炭酸でも飲もうかな………ん?)

提督(この本………『艦娘とうまく行ってないあなたへ』?)

提督(胡散臭いけど読んだら少し気が楽になるかもしれないな……)

提督(買ってみるだけ買ってみるか……)

アリャーッシター


――――――――


提督「ふぅ…」ドサッ

提督(………今日は会議もないし時間余裕あるな)チラッ

提督「ちょっと読んでみるか…」ペラ

提督「ええっと……『貴方が艦娘とうまく話をできないのはズバリスキンシップが足りないからです…』」

提督「『まずは簡単なスキンシップから入って艦娘達とエンジョイライフを送りましょう』」

提督「『手始めに誰か艦娘と[相撲]をしてみよう』………かぁ、なるほどなぁ」

提督「まず手始めに相撲を……か」

提督「……なんで相撲?」

提督「まあよくわからんがきっと何か深い意味があるんだろうな」

提督「相撲と言えば……曙ちゃんか?でも絶対怒るよなぁ相撲やろうなんて言ったら」

コンコン

提督(誰か来たな…)

提督「ど、どうぞー」

朝潮「失礼します お疲れ様です、司令官!」

提督「う、うん……お疲れ様」

朝潮「昨日の出撃の報告書お持ちしました!」スッ

提督「ありがとう………うん、やっぱり朝潮くんの報告書は綺麗で読みやすいね…」

朝潮「そんな…!滅相もないです!それでは失礼します!」

提督「あ……ちょっとまって!!」

朝潮「はい!なんでしょうか?」

提督(つい止めちゃった……でもやるならここしかないよな……よし)

提督「す、相撲しない…?」

朝潮「相撲……?司令官とですか?」

提督「う、うん…」

提督(よく良く考えたらいきなり相撲しないなんて聞くの絶対おかしいじゃん)

朝潮「司令官のことです きっと何か考えがあるんですね!分かりました!」

提督(ご、ごめんよ……朝潮ちゃん…)

提督「よいしょ……じゃ、じゃあこっちに来てもらえる?」

朝潮「はい!」

提督(こうして見るとホント小さいなぁ……実際親と子くらいの見た目の差だもんなあ…)

提督「じゃあここの糸から出た方が負けって事で…」

朝潮「分かりました!」

提督(ただやるのもなんだかな………あ、そうだ!)

提督「も、もし朝潮くんが勝ったら……何か一つお願いを聞いてあげるよ!」

提督(ってこんなおっさんにお願いなんてないか……)

朝潮「ホントですか!?」

提督「う、うん……」

朝潮「それじゃ行きますよ……えいっ!」グイッ

提督「がんばれがんばれ」

朝潮「んーっ!」グィィ

提督(…いくら艦娘とはいえやっぱり普通の小さい女の子なんだな……全然負ける気がしない…)

提督(こんな非力な女の子にあんな武装させて死ぬかもしれない戦場で戦わせてるんだよな……)

朝潮「んー!んー!」

提督(それなのに俺は……こんな………くだらないことして……)

提督「うっ…うぅぅ……」ポロポロ

朝潮「え…?し、司令官!?どうしたんですか!?もしかして痛かったりしましたか?」オロオロ

提督「ち、違うんだ……ぐすっ……ごめんよ朝潮ちゃん……うぅぅ」

朝潮「なぜいきなりちゃん付けなんですか!?」

朝潮「落ち着きましたか?」

提督「うん…」

朝潮「よかったです…急に泣き出されたのでびっくりしました」

提督「ごめん」

朝潮「いえいえ!むしろ司令官も泣くことがあるんだと思ってホットしました」

提督「……え?」

朝潮「司令官っていつもあまり感情をお出しにならないから……ずーっと我慢してるような…」

提督「…………」

朝潮「すみません、生意気なこと言って!じゃあ私は戻りますね!」

ガチャ

バタン

提督「………いきなり泣き出してあんな小さいな子に心配されるなんてな」

提督「ほんと情けないや……提督とか向いてないのかな…」

提督「気を取直して続き読むか……ええっと」ペラ

提督「『相撲とれる仲にまでなったら次は>>↓2をしてみよう』…か」

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