真夏の夜のてーきゅう〔昏睡レイプ!変態と化した先輩〕 (84)

まりも編



ぱこーんぱこーん!



まりも「おつかれ~~」



ユリ「ふぅ~~今日は久々にまじめに練習してくれましたね」



まりも「ひどいなぁ、まるでいつもまじめにやってないみたいやん!」



ユリ「やってないでしょ」



まりも「まぁまぁ、細かいことは置いといて、とりあえず着替えよか」



ユリ「お先にどうぞ」



まりも「何が?」



ユリ「着替えですよ」



まりも「ん?一緒に着替えればええやん」



ユリ「イヤですよ!」



まりも「そんな!?ユリちゃんはウチのこと信じてないんか!!!」





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ユリ「はい」



まりも「うわーん!ユリちゃんがいぢめるーー!!かなえー!」



ユリ「今日は、なすの先輩もかなえ先輩も風邪で休んでるじゃないですか。だから、部活も早めにきりあげるんでしょう?」




まりも「せやった!」



ユリ「早く着替えてきてくださいよ」



まりも「ちぇ~、隙をみてウチのとパンツ交換しよ思うたんに……」



ユリ「何かいいました…?」



まりも「なんもー?待っててやー!そっこー着替えてくるわ!」ぴゅ~



ユリ「昔の漫画みたいな走り方しないでください」



ぬぎぬぎ…



まりも「んっふん……あんっ…にへ」



まりも「やっぱ、ウチが一番セクシーやな」



まりも「でも、ユリちゃんにはかなわんわぁ……ユリちゃんこそ、ウチの天使や…はぁはぁ…」



まりも「ここに…スマホを…ボールで隠して…」



まりも「誰にも見せへん。ウチだけのユリちゃんコレクションや!」



まりも「えへ……うひひひひひひひひ……」



まりも「おまたー!」



ユリ「ずいぶん時間かかりましたね」



まりも「ウチ、どんくさいから…ユリちゃんみたくキビキビ動けたらいいなぁ」



ユリ「そ、そんなことないですよ。いつもはちょっとふざけてますけど、今日はまじめに練習してくれたじゃないですか」



まりも「テニスしてるウチ、かっこよかった?」



ユリ「それは…まぁ……かっこよかったですよ」



まりも「ホンマ?」



ユリ「えぇ」



まりも「変態じゃない?」



ユリ「えぇ、少なくとも練習してたときは」



まりも「汗がしみたブラ、もらってええ?」



ユリ「やっぱ変態じゃねーか!!」



ユリ「もう!着替えてるときに変なことしたら、絶交ですからね!!」



まりも「それはユリちゃんの中での変なこと?それともウチの中の変なこと?」



ユリ「いいから、そこ一歩も歩かないで待っててください」



ユリ「はぁ!さっぱりした。そういえば、まりも先輩とふたりっきりで部活って初めてだな…」



ユリ「変態じゃなきゃ、いい人なんだけど……あ、よかった。大人しく待ってくれてる。まりも先輩、お待たせしました」



まりも「おかえり~ちゃんと待っとったで~」



ユリ「どうも」



まりも「ちょっと悪いんやけど、ウチの荷物見ててもらえる?」



ユリ「どうしてですか?」



まりも「更衣室に忘れ物しちゃって。すぐとってくるから、待っててやー!」



ユリ「あ…さすがに一歩も動くなは酷かったかな…」






まりも「ただいまー!荷物番させてごめーん」



ユリ「いえ、気にしないでください。じゃ、帰りましょうか」



まりも「なぁなぁユリちゃん。よかったら、帰りにウチの家よってかん?」



ユリ「まりも先輩の?」



まりも「せや、というのも最近ウチも少年マンガ集めだしたんや。ユリちゃんにもウチのコレクション見せたろ思て。おやつも付けるから、遊びにきたって!」



ユリ「へぇ、面白そう……でも、まりも先輩の家か…」



まりも「お願いや!!ウチ、クラスでも浮きに浮いて…おかげでおかんにも心配される有様や!後生やからウチと遊んだって!!!」



ユリ「わ!?わかりました!行きます!行きますよ!!」



ミーンミンミンミンミーーーーン!ジリジリジリジリ!!!!!




まりも「うーん、いいときはいくんやけどなー」



ユリ「結構楽ですって」



まりも「お、着いたで」



まりも「ここ」



ユリ「へぇ~」



ガチャ…



まりも「入って、どうぞ」



ユリ「お邪魔しまーす」



まりも「ええよあがってあがって」



まりも「どや?おもろいやろー?」



ユリ「いいですね。このマンガ。第何部まであるんですか?」



まりも「今、八部までやってるで」



ユリ「へぇー!長くやってますね」



まりも「にしても、今日も練習きつかったな~」



ユリ「何ですか突然……どっちかっていうと今日は、ですけど」



まりも「まぁ、大会近いからなぁ、しょうがないわぁ」



ユリ「次こそはいいとこまでいきたいですね」



まりも「うちなんかページの合間に負けちゃったし」



ユリ「そうですね」



まりも「あ、せや!ウチ、屋上…あるんやけど、焼いてかん?」



ユリ「は?」



まりも「焼いてかん?」



ユリ「なんで二回聞くんですか!!おかしいでしょ!?なんでここで肌焼かなきゃいけないんです

か!?」



まりも「別に肌焼くなんて一言も言ってないやん」



ユリ「え?じゃあ、屋上でバーべキュウとか?」



まりも「二人でバーベキュウするわけないやん。ほら、サンオイル使う?」



ユリ「やっぱ肌焼くんじゃあねーーかッ!!」



ユリ「しかも屋上じゃなくてベランダだし…まぁ、こういう形状のベランダを屋上とも呼べる…わけな

いか」



まりも「なにをぶつぶついっとるん?お!マイクロビキニ似合っとるやん!!」



ユリ「うぅぅ……ちょっとだけですからね。肌が弱くって、すぐ赤くなっちゃうんですから…てかサイズがでかいんですが」



まりも「そりゃウチのやからな。大丈夫!ちょっと小麦色になったらおわりやから。ウチとユリちゃんでこんなになるまで練習した!っていったら、なすの と かなえもがんばってくれるやろ」



ユリ「……案外、部活のこと考えてるんですね。見直しました」



まりも「ユリちゃん…!いかん………耐えるんや……まだそのときじゃない…!!」



ユリ「先輩?」



まりも「あ!いや……オイルぬろっか?」



ユリ「ありがとうございます。これで少しは肌のダメージが防げます」




ぬりぬり…



ユリ「先輩…ダメですよ」



まりも「ユリちゃんは肌綺麗やんな~それでいて出とるとこはきっちり出てて…お、先っぽがかたくなってるで~~?」



ユリ「なってませんけど。そんなに胸ばっか塗らないでくださいよ」



まりも「ナニ言うとるんや!おっぱいを火傷したらごっつ痛いねんで!!」



ユリ「はいはい、じゃあ自分で塗りますから背中をお願いします」



ごろりん



まりも「うなじもええね……」



わっしわっし…



まりも「ユリちゃん、今度はユリちゃんがウチにオイルぬってーな」



ぬりぬり…



まりも「あ~きもちええんじゃ~~」



ユリ「親父みたいなこといわないでくださいよ」



まりも「なんと!?ユリちゃんのおとんはいつもこんないいメにあっとるんか!?」



ユリ「んなわけないでしょ!いまのは中年男性の総称という意味ですよ」



まりも「さよか、なら安心や」



ユリ「なんでっすか…?」



まりも「なんか、ユリちゃんを独占してるみたいでええやん。いつもは なすの と かなえ とでユリちゃんを三等分しとる気分やしなぁ」



ユリ「人を取って置きのケーキみたいに言わないでください。はい、終わりましたよオイル塗り」



ぺちん!



まりも「おぉう…!」




ユリ「今日は風もいい感じに吹いてるし、気持ちいいですね」



まりも「そうやなぁ、寝ちゃいそうや……ユリちゃん、のどかわ…あ、こっちか、のどかわいてへん?」



ユリ「乾いてきましたね」



まりも「ちょっと待っててや、なんか飲みもんもってくるから」




トクトク…



まりも「…」



カサッ…



サーーーーーッ!



まりも「ふふふ…」



まりも「おまちどー、カレーしかなかったんやけど…」



ユリ「デブなのぉ!?」



まりも「豚って呼ばれることはしょっちゅうあるんやけど、デブって呼ばれるのは新鮮やなぁ。はい、アイスティー」



ユリ「なんだ、あるんじゃないですか。びっくりさせないでくださいよ」



まりも「これしかなかったんやけど、どう?コーラとかのがええか?」



ユリ「十分ですよ、頂きます」



ごくごく…



ユリ「ふ~おいし」



まりも「…」




まりも「もーだいぶねっころがっとるけど、焼けたかなぁ?ユリちゃんはどうや?」



ユリ「見たまんまですよ」



まりも「すっごい綺麗に焼けとんやん!紐跡くっきりやで!!」



ユリ「あ、ほんとだ。いつもは赤くなってひりひりするのに」



まりも「はっきりわかんやね」



ユリ「サンオイルってすげー」



まりも「ユリちゃんのこのへんがセクシー、エロいっ!」



ユリ「セクシー?」



まりも「せや!」



ユリ「そう…ですか。まぁ、今日は信じますよ。まりも先輩のこと」



まりも「ユリちゃん…!!!」



ユリ「…?」



まりも「どしたん?ユリちゃん」



ユリ「いえ……なんか急に、めまいみたいな…」



まりも「だいじょぶか!?もしや、熱射病かもしれへん。ウチん中で休んだほうがええで、ほらつかまって!!」



ユリ「あ、ありがとうござ……まうぃ……ぐぅ……zzz」



まりも「おっと!」



ユリ「ぐ~…」



まりも「…うへへへへへへへ」



ヒタ…ヒタ……



まりも「ちゅっ…ぱ…!ユリちゃんのおっぱい…!!」



ユリ「む…」



まりも「むぉー!もぉ辛抱たまらん!ユリちゃーん!!」



ユリ「…?」



ユリ「………はぁっ!?なにやってんですか!まりも先輩!!!」



まりも「あ!もうクスリが切れよったか…」



ユリ「クスリ!?やめて!!誰か助け……」



トントントントン…グイ!



ユリ「う、うも…!?」



まりも「暴れないで…暴れないでや、ユリちゃん」



ユリ「あいおふぇんはい……」



まりも「おまえの事が好きだったんや!」



ユリ「!」



なでなで…



まりも「どや……きもちええか、きもちええやろ?ユリちゃん…」



ユリ「んむんんん……」



まりも「ごめんなユリちゃん、でもこうするしかなかったんや…堪忍な……ぺろぺろ!」



ユリ「うむぁ…」



ズリズリ!



まりも「あぁ~ユリちゃんの体ちょー気持ちええ!!極上や…」



ユリ「くっ…んむんーーーーーっ!!!!」



びくっ!ぶるぶる……!!



まりも「もっとこすってええ?ええよな?あぁ……ああ!!」



ユリ「ぐむむ…!ぷはっ!!!」



まりも「あ!?」



ドン!!



ユリ「…」



まりも「あの…その……ごめん!許して!!出来心やったんや!!魔が差して…」



ユリ「今度は私の番です」



まりも「ユリちゃん!?」



がばぁ!



ユリ「オープン!!!」



まりも「ひゃあ!?脚広げんで…!!そこはっ…ああ!汚いて!!そんなところ!!!アーーーッ!!!!」



ぺろっ…



ユリ「先輩の、甘いです」



まりも「いやぁ…恥ずかしいわぁ」



ユリ「先輩が、私のパンツをかぶっているのを見たときから……」



まりも「え?」



ユリ「先輩のことが大好きだったんですよ」



まりも「えぇ!?そんな……ウチら、両思いやったんか…あ!?」



ちゅぷ…ずりり……



ユリ「先輩とはもっと健全な関係でいたかったですけど、ここまできたのなら是非もなしです」



まりも「へ…」



ユリ「とことんやりましょう」



まりも「あ、あかん!!あかんて、………あああああああああああああああああああ!!!!」



ユリ「くぅっ……いい!!!」



まりも「あおお!!!こ…こんなんアホんなる…!!あ、あぁ……!!ううぁああああああああああ!!!」



ユリ「もうなってるでしょ……ああぁ…つうっはああああああああああああああああ!!!」



チュンチュン…



ユリ「なんだ、あせって損した。ご家族はしばらく旅行なんですか」



まりも「宇宙人と熱海いってもーた。だから、この家にはウチだけ、こりゃチャンスや!思うて……」



ユリ「ふぅん……いまさらですけど、まりも先輩とこんな関係になるなんて夢にも思いませんでした」



まりも「ユリちゃん、嫌だった?もっと普通に告白してから時間かけて~のがよかったか…?」



ユリ「女同士で普通も何もないでしょ。これでいいんですよ」



まりも「ユリちゃん…!おおきに」



ユリ「これからは、私も遠慮しませんからね」



まりも「ええよ、じゃあウチはもっとベタベタしたろ…」



ユリ「!」



まりも「あれ…ユリちゃん、どないした?」



ユリ「先輩がくっついてくるから、また…」



まりも「…あぁ、そゆことか。言ってみ、どうしたいん?」



ユリ「まりも先輩と…したいです」



まりも「………ユリちゃん!!ウチももっかいしたい!!!おっぱい!!!」



ユリ「そういうの嫌です」



ぺち!



まりも「いたぁ!!えぇ…!?じゃあ、どう誘えばいいん??」



ユリ「ん…」



チュ…



まりも「んん!?……ちゅう…」



パ…



ユリ「こう…したかったんです」



まりも「そっかぁ…キスかぁ……そやな、普通そっからやもんな……ウチ、せっかちやなぁ」



ユリ「そんなまりも先輩、愛してます…あ、せんぱ………ちゅ……」



かなえ「ユリちゃーーん!」



ユリ「あ、おはようございます」



なすの「おはようユリ。あら、ずいぶん焼けましたわね」



かなえ「おぉ、健康的だね!」



まりも「せやろ、二人が寝こんどる間、ウチとユリちゃんはまじめに部活しとったんや、この肌はその証やで!!」



なすの「まじめに……?ユリ、本当なの?」



まりも「信じてないんかい!」



なすの「当然よ」



ユリ「はい、とっても頑張ってましたよ」



なすの「まぁ、ユリがいうんなら…」



まりも「ユリちゃーん!なすのがいじめるんや~!」



ユリ「はいはい、なでてほしいんですね」



まりも「えへへ~ユリちゃ~~ん!」



なすの「???」



かなえ「???」




まりも編 完




なすの編



オセロ



なすの「アホ2人がいないと、静かですわね」



ユリ「あなたも大概でしょ……でも、まりも先輩とかなえ先輩が補習だなんて、珍しいですね。なんだかんだ勉強はそこそこできると思ってたのに」



なすの「そうねぇ、宿題もたっぷり出されてるそうですわよ。はい、ユリの番ですわ」



ユリ「いや、なすの先輩まだ置いてないでしょ。負けそうだからってズルしないでくださいよ」



なすの「失敬な。私、ズルは泣き虫と毛虫の次に嫌いですのよ」



ユリ「それがさっきイカサマチェスした人の台詞ですか」



なすの「まぁ!ユリは私が資本主義のゲームに強いのが気に食わないのね?」



ユリ「ポーンとキング以外クイーンにしてたじゃないですか!!しかもボードゲームに資本は関係ないでしょ!!」



なすの「もう、聞き分けのない子……あら、雨、やんだようですわね」



ユリ「え?あ、ほんとだ。通り雨だったみたいですね」



なすの「あの雨ではコートも水浸しでしょうし…今日は大人しく帰りましょう」



ユリ「そうですね」



スタスタ…



ユリ「やっぱこしあんもいいですよ」



なすの「そうですわね。こしあんがいいかしら」



ユリ「まぁ、食感がちょっと違うくらいだと思いますけどね。同じあんこだし」



なすの「ところでユリ、さっきの勝負の決着…つけたくなくて?」



ユリ「なんすかいきなり……そりゃ、つけたいですけど…」



なすの「それでは、私の家に寄っていきなさい。まだ午前中だから、たっぷり遊べますのよ」



ユリ「いいんですか?なすの先輩の家か…いってみたいな」



なすの「決まりね。善は急げよ」



指パッチン!



ユリ「?」



キキィーーーッ!!



ユリ「リムジン!?」



なすの「さ、行きましょ」



ユリ「わぁ…大きい……」



ブロロロロローン!!



ユリ「すごっ…!豪邸ですね!!」



なすの「こんなもの、自慢にもならないわよ」



ユリ「へぇ~」



ガチャ!



なすの「さ、入りなさい。どうぞ」



ユリ「お邪魔します…わぁ、中もすっご~い…」



なすの「悔い改めなさい」



ユリ「えぇ!?何をですか!!」



なすの「今ユリが踏んだのは我が家の家紋でしてよ」



ユリ「ごめんなさい。そうか家紋が…って、そんなもん玄関に埋め込んでる方に問題あるでしょうが!!」



なすの「冗談よ」



再びオセロ



なすの「う……」



ユリ「先輩の番っすよ」



なすの「そ、そうですわね…じゃあ」



なすの「ここ」



ユリ「はい」



なすの「返しが速過ぎますわ!!」



ユリ「まだ序盤なんですから、気にせず置いてりゃいいじゃないですか」



なすの「むぅ…仕方ないですわね…えい」



ユリ「はい」



なすの「んもう!」



ユリ「空気重いな…なんか話題ふってみよう……」



ユリ「なすの先輩、こないだの大会の話なんですけど」



なすの「大会?それがどうかしまして?」



ユリ「うちで勝ったの、なすの先輩だけだったじゃないですか」



なすの「そうですわね。でも、ユリもよく頑張っていたわよ。アホが足を引っ張っていなければ勝っていたと思っていますの」



ユリ「なすの先輩…」



なすの「今後は、もっと部活動を活発にしていくべきですわね。ギャグ漫画としてはつまらなくなるけれど」



ユリ「せっかくの感動が台無しです」



なすの「あら?もしかして、これ。私の勝ちではなくて?」



ユリ「え、ほんとだ。負けました」



なすの「まぁ…ふふ!気にすることはなくてよ?私ほどの猛者相手によくがんばりましたわ。うふふふ♪」



ユリ「よかった……喜んでる」



なすの「ふぅ、頭ばかり使っていてはいけませんわね。ユリ、我が家の屋上にはプールがありますの。プールサイドでくつろぎながら、日光浴でもしましょ」



ユリ「あぁ~いいっすね!」



ユリ「あ……でも…水着なんてもってないです」



なすの「心配しないで。水着など用意させればいいのよ。サイズも熟知してますわ」



ユリ「ありがとうございます!さすが、なすの先輩!!……あれ?なんで私のサイズを…??」



なすの「ま、多少はね」



なすの「はい、ユリの水着ですわ」



ユリ「うわ!?なんすかこれ!!布が少な過ぎませんか!?」



なすの「ビキニなんてどれもこんなものよ。私も同じデザインのものを着るんだから、我慢なさい」



ユリ「そうなんですか?でも、なすの先輩が着るってことは高級なのかな…?」



なすの「そこが更衣室ですわ」



ユリ「わかりました、すぐ出ますから」



なすの「ゆっくりでいいですわよ。更衣室は30部屋以上あるから」



ユリ「なんのために!?」



なすの「いいから、早くその更衣室で着替えてしまいなさい。私は別の更衣室を使いますわ」



ユリ「は~い…」



なすの「そう……そこの、更衣室でね……うふ♪うふふふふふふふふふふふふ……」



ジリジリジリ!!ミーンミンミンミンミーーーーン!!!



ユリ「綺麗なプールですね」



なすの「そう?気に入ったのなら良かったわ」



ユリ「日光浴の前に、ちょっと泳いでいいですか?」



なすの「ユリは体を動かすのが好きですわね。泳いでもいいけど、コレを塗らなければダメよ」



ユリ「日焼け止め?」



なすの「そう。サンオイルよりも肌にダメージを与えず無理なく焼けるのよ」



ユリ「へぇー、知りませんでした。サラダ油塗るんじゃダメなんですね」



なすの「 高級 サラダ油ですわ。はっ………ユリ。あなたまさか、アルコールの類は摂取してないわね?」



ユリ「私まだ未成年ですよ。するわけないでしょう」



なすの「してないならいいのよ……ユリがジョークを言うとは思わなかったものだから…」



ユリ「私だって洒落の一つや二つ言いますよ」



なすの「そうね。いつもアホに埋もれていて、気づかないだけですわね…ま、いいわ。ユリ、そのエアーマットに横になりなさい」



ユリ「そんな、悪いですよ。自分で塗ります」



なすの「遠慮しないの。ホラホラホラホラホラ、早く」



ユリ「ちょ、押さないでくださいよ!?わかりました!塗って下さい!お願いします!!」



なすの「素直な後輩は好きですわ」



ぬりぬり…



ユリ「先輩、塗るの上手ですね。ちょっと気持ちいいです」



なすの「こういうものは満遍なく塗るのがコツですわ。こう…回すように……あら?何かかたくなってきたような……?」



ユリ「なってません…」



なすの「…」



じ~…



なすの「……」



じと~~……



なすの「………………」



ぎらり………………



なすの「はい、終わり。次はユリが私に塗って下さる?」



ユリ「いいですよ」



ぬりぬり…



なすの「なかなかうまいじゃない?」



ユリ「ならいいんですけどね」



なすの「あ…!痛い!!」



ユリ「えぇ!?大丈夫ですか!?!?」



なすの「水着がきつくて…」



ユリ「知るか!!何言ってんですかいきなり!!」



なすの「やっぱり姉弟ですわね」



ばしゃばしゃ!



ユリ「はぁ~~…貸切状態のプールで泳ぐのって開放的で気持ちいいなぁ」



なすの「市民プールとは訳が違いますわ」



ユリ「こんなに立派なプールがあるなら、みんなで市民プールに行く必要なかったんじゃないですか?」



なすの「いいえ、大有りよ」



ユリ「どうしてですか?」



なすの「かなえはともかく、まりもは絶対にここに呼んではダメよ」



ユリ「あぁ……わかりました。そっすね」



ぽん!ぽーん!!



きゃっきゃ!うふふ!!



ユリ「はっ!」



なすの「えい」



ユリ「てや!」



なすの「ナイスショットですわー」



ぽす…



ユリ「あ、落としちゃった」



なすの「ビニールのボールだけでもここまで楽しめるのは、プールならではよね」



ユリ「楽しいです!」



なすの「ユリ、そろそろ休みませんこと?私、喉が渇いちゃって」



ユリ「そうですね、私も休みたいです」



なすの「そこのビーチチェアで寛いでなさい。何か飲み物を持ってきてあげるわ」



ユリ「何から何まですみません」



なすの「可愛い後輩のためですわ。じゃ、大人しくしてなさい」



ユリ「はーい」



キュポンッ!トクトク…シュワァ~~!!



なすの「…」



ビリリリ…



サーーーーーッ!シュワワ~~!



なすの「ふふふ…」



なすの「待たせたわね。レモネードなどいかが?」



ユリ「おしゃれですね。頂きます」



ごくごく…



ユリ「美味い!!最高においしいですねこのレモネード!!」



なすの「よかった。おかわりもありましてよ」



ユリ「ありがとうございます!」



なすの「…」



ユリ「あー…まるで天国だなぁ…」



なすの「パラソルの下で寛ぎながらレモネードを飲む…優雅でしょう?」



ユリ「ですねぇ…実際、なすの先輩がうらやましくなってきましたよ」



なすの「しかし、それも一緒に楽しむ相手がいてこそ。ユリには感謝してますわよ」



ユリ「恐縮です」



なすの「うふふ♪さ、そろそろ焼けてきたかしら?」



ユリ「パラソルの下にいちゃ焼けないんじゃないですか」



なすの「直射日光を浴びる必要はなくてよ、肌を焼くにはこれくらいで十分よ。あら、ユリは綺麗に焼けてるじゃない」



ユリ「いつの間に。うわ、紐の跡までくっきり」



なすの「セクシー…言い換えれば、エロスですわね」



ユリ「変に哲学めいてますね」



なすの「哲学ですもの」



ユリ「それになんて答えればいいんですか私は……ん…あれ…急に眠気が…」



なすの「無理もないわ。あんなにはしゃいだんだから、眠くもなりますわ。しばらくお休みなさい」



ユリ「ふぁい…じゃ、お言葉にあまえて……ぐぅ……zzz」



なすの「…」



ヒタ…ヒタ……カラカラ…



なすの「この……いやらしい体が…」



すりすり……つつー……もみもみ!



ユリ「んん…」



なすの「いきますわよ…ユリ」



ユリ「…?」



ユリ「あれ…?ここは一体……えぇ!?なにやってんですか!!なすの先輩!!!」



なすの「おはよう、ユリ。ここは私の部屋よ。先ほど屋上からビーチチェアごとエレベータで運んだのよ」



ユリ「な、なぜ!?」



なすの「誰にも見せていないし、触らせてもいないから安心なさい」



ユリ「いやいや!言ってることの意味がわかりません!!直ぐに私を解放してください!!こんなの酷い……」



トントントントン…グイ!



ユリ「う、うもう……んんん」



なすの「暴れないでくれると助かりますわ」



ユリ「おうおふぇんはい……!?」



なすの「私はユリの事が好きなのよ」



ユリ「!」



なすの「ライク じゃなく ラヴ の方で♡」


なすの「痛くしないから…ユリ。私に全てを委ねなさい」



つぷ…っ…ぐちょぐちょ…



ユリ「んん~~~~!!」



なすの「暴れないの」



ユリ「んんん!!!」



ずじゅるるるる…!



なすの「ぷはぁっ……ユリの味…よくってよ」



ユリ「むぐ…ふがふが…」



なすの「え?」



ユリ「ぐすっ……うぅぅぅぅ…」うる…



なすの「な、泣かなくたっていいじゃない……どうしたの?」スポ…



ユリ「ど…どうせなら……やさしくしてください…こんな無理やり……嫌です」



なすの「ユリ…!?まさか…そんな」



ユリ「私も…なすの先輩のこと好きだったんです……憧れてました」



なすの「ユリ…」



ユリ「…」



なすの「…やり直しましょう。今ならまだきっと……」



ユリ「なすの先輩…!」チュ…



なすの「んん…!?あむ…ちゅっ……ユリぃ」///



ズッズッズズリリリ…!!



なすの「あぁ…!?イキ過ぎますわぁ!!」ビクっ…



ユリ「あ……あ!!…あ……あっ……んっ…んん!!」ぶるるっ…



なすの「ユリ…!」



ユリ「なすのさぁーーん!!」



アッーーーーーーーーーーーーーーーー♀

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの801さん   2015年06月24日 (水) 14:52:53   ID: t6r0HoqU

いいゾ〜これ

2 :  SS好きの774さん   2015年06月24日 (水) 16:19:45   ID: Z8OlG9K0

ルーツがホモだからさ、仕方ないね。

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