洋榎「大阪人だからってみんながタコ焼き器持ってるわけやないで」 (92)

絹恵「せやねぇお姉ちゃん!」

洋榎「・・・まぁでもウチにはあるけどな」

絹恵「・・・ウチにはあるねお姉ちゃん。そらもちろん持ってない家もあるだろうけど」

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洋榎「なあ恭子」

末原「なんです主将?」

洋榎「恭子んちってタコ焼き器持っとる?」

末原「タコ焼き器?タコ焼き器がどうかしました?」

洋榎「いや、こないだ聞かれたんや。『大阪人って各家庭にタコ焼き器持ってるんでしょう?』ってな」

末原「ああ、ありがちですね」

洋榎「うちも『そんなわけないやろ!』言うたんやけどな」

末原「大阪人ならみんな持ってるわけちゃいますもんね」

洋榎「せやねん。けど実際みんながどれくらい持っとるか聞いてみよかと思ってな」

末原「・・・まあ私は持ってますけどね」

洋榎「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!

洋榎「やっぱり持ってるんやないか!」

末原「いやいや!それは毎日使うわけとはちゃいますけど、持ってるは持ってるて!」

洋榎「まあ持ってるとこは持ってるかぁ」

末原「そうですよ。まぁかくにあるわけやないとは思いますけど」

ガチャ

漫「おはようございまーす」
絹恵「お疲れ様ですー!」

末原「あ、漫ちゃん、絹ちゃん」

洋榎「絹、絹!やっぱり恭子も持っとったで!」

絹恵「えっ、末原先輩ホンマですか!?」

末原「まあ一応やで?そんな使わへんけど」

漫「何の話ですか?」

末原「主将」

洋榎「うん。漫にも聞いとこか!」

末原「漫ちゃん、こないだ主将が聞かれたらしいんや。『大阪人はみんなタコ焼き器持ってるのか?』って」

漫「あははっ!そんなわけないやないですかー!」

洋榎「せやねん!漫もそう思うよなー?うちもそう言うたったんや」

絹恵「コテコテの大阪人のイメージやって。そんな持ってないのに」

漫「ですよね」

末原「そんで、漫ちゃんはタコ焼き器持っとる?」

漫「・・・まぁウチにはありますけど」

洋榎・絹恵・末原「どっひゃあああ!」ドンガラガッシャーン!

洋榎「やっぱり持っとったあああああああ!!!」

絹恵「あるんや!やっぱりあるんやああああああ!!!」

漫「そう言うても、年に何回かしか使いませんよ!?」

末原「せやね。でも有る無しで言うたら?」

漫「・・・ありますね」

末原「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!

洋榎「ゆーこや!ゆーこ!お前はどうなんや!?タコ焼き器持っとるか!?」

真瀬「持ってるのよー」

洋榎「やっぱりあったぁああああああああ!!」ドンガラガッシャーン!

末原「みんな持ってるやん!5人中5人が持ってるやないか!!」

洋榎「エライこっちゃで!!」

絹恵「ホンマに・・・ホンマに各家庭にタコ焼き器あるん!?」

漫「持ってない家、持ってない家はないんですか!?」

真瀬「全員持ってるのよー」

洋榎「こらこうしちゃおれんわ!」ピポパ

トゥルルル
ピッ

セーラ『俺やで!』

洋榎「セーラか?うちや!あと引っ掛けの愛宕洋榎でおなじみの洋榎や!」

セーラ『おうどないしたんや?』

洋榎「実はセーラに聞きたいことあってん!今から千里山行くわ!!」

ピッ

洋榎「よっしゃ!話はついたで!!今からみんなで千里山行くで!!」

末原「行きましょう主将!」

漫「確かめないといけませんもんね!!」

絹恵「うん、うん。それじゃあお願いね。じゃ千里山で!」

ピッ

絹恵「お姉ちゃん、三箇牧にも連絡したで!憩ちゃんも千里山来てくれるて!」

洋榎「よっしゃ!憩も来るなら百人力や!!」
洋榎「そんじゃみんなで千里山まで行くで!!!タコ焼き器を持っているかを聞きに!!!!」

末原・漫・絹恵「おおーー!!」


真瀬「電話で聞けのよー」

中断

【千里山】


絹恵「着いたでお姉ちゃん!」

末原「さっそく麻雀部の部室へ行きましょう主将!」

洋榎「よっしゃ!みんなついて来るんや!」

漫「はいっ!」

ドンドンドンドン!ガチャ!!

洋榎「うちや!みんなそろっとるか!?」

セーラ「どないしたんや洋榎?さっき荒川憩もお前に呼ばれたてウチとこ来たけど、なにがあったんや?」

洋榎「何もカニもないでセーラ!大変なんや!」

セーラ「せやからなにが大変なんや?」

洋榎「大阪が大変なんやぁあああああ!!」

セーラ「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!

セーラ「エライこっちゃないか!」

洋榎「エライこっちゃで!!」

セーラ「大阪が大変言うなら憩も呼んで正解やな!俺と洋榎と憩がいれば千人力やで!」

洋榎「絹が気ぃきかせて呼んでくれたんや!」

セーラ「やるやないか絹恵ちゃん!」

洋榎「そらそうや!なんたって絹は昔キーパーやっとったからな!」

絹恵「照れるでお姉ちゃん///」

洋榎「そんで例の要件なんやけどな」

セーラ「せや!今大阪で何が起きとんのや!?」

洋榎「セーラ、大阪人は各家庭に必ずタコ焼き器持っとるて話あるやろ?あれどう思う?」

セーラ「そなアホな!全員が持っとるわけないやろ!!」

洋榎「せやろ!?そんなアホな話あるかっちゅうねん!!」

セーラ「大阪人全員がタコ焼き器持っとったら、タコ焼き食いだおれ放題やないか!」

洋榎「せやよな!!全員持っとるわけちゃうよな!!!」

セーラ「・・・まあ、俺は持ってるけどな」

洋榎「やっぱり持っとったぁああああああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!

絹恵「どっひゃああああああ!!やっぱりみんな持ってるんやああああ!!!」

末原「大阪人や!!!コテコテの大阪人やあああああああああああ!!!」

漫「どっひゃああああああ!!!」

ドンガラガッシャーン!!!

セーラ「なんや!?」

セーラ「なんでみんなコケとんねん!!」

洋榎「全員や!」

セーラ「は!?」

洋榎「これまで聞いて回った大阪人全員が」

洋榎「タコ焼き器持ってんねやああああああああああああああ!!!」

セーラ「どっひゃあああああああああ!!」ドンガラガッシャーン!

セーラ「エライこっちゃないか!!」

洋榎「エライこっちゃで!!」

セーラ「こうしちゃおれん!おーい!!泉ぃー!!泉おるかーー!?」

ガチャ

泉「どないしましたか先輩!?」

セーラ「大変なんや!!」

セーラ「大阪が大変なんやぁあああああああああ!!!!」

泉「どっひゃあ!」

泉「大阪がどないしたんですか!?」

セーラ「ええか!?よく聞け泉!!」

セーラ「大阪人は全員がタコ焼き器持っとるって話あるやろ?」

泉「あの、関西圏以外の人がよく言ってるアレですか?」

セーラ「せや!それや!!」

泉「そんなわけないやないですか。いくら大阪人でも、持ってない人くらいけっこういますて」

セーラ「せやろ!?」

泉「・・・ウチでは持ってますけど」

セーラ「あったぁあああああああああああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!

洋榎「やっぱり持っとったあああああああああああああああ!!!!!」ドンガラガッシャーン!

泉「な、なんですか!?」

洋榎「聞いたんや!!これまで!!大阪の麻雀部員全員に聞いてまわったんや!!!」

泉「まさか!!」

セーラ「全員がタコ焼き器持っとったんやあああああああああああああ!!!!」

泉「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!

中断

泉「エライこっちゃないですか!」

セーラ「エライこっちゃで!!」

洋榎「ホンマやで!」

泉「それで、どうするんですか!?」

セーラ「決まとるやろ!困った時にはアイツしかおらへん!!」

洋榎「そうか!千里山にはアイツがおったな!」

絹恵「せやね!!きっとなんとかしてくれるで!!」

セーラ「困った時の・・・」


「「フナQ頼みや!!!!!」」

ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!

セーラ「浩子、おるか!?ちょっとここ開けてくれや!!」

洋榎「浩子!うちや!!ちょっと助けて欲しいんや!!」

泉「もう舟久保先輩に頼るしかどうにもならないんです!!!」

絹恵「お願い助けてや!!」

ドンドンドンドン!
ガチャ

フナQ「死因は何ですか?」

セーラ「まだ怜死んでへんで!!」

フナQ「えっ、園城寺先輩無事なんですか?そんなら別件ですか?」

セーラ「せや!もう浩子しか頼れるもんがおらへんねや!!」

フナQ「いえ、園城寺先輩の件もそうですけど、しかるべき機関を頼ってくださいよ」

セーラ「そこをなんとかや!!!」

フナQ「まぁ、江口先輩そう言うならうかがいますけど」

セーラ「さすがやでフナQ!」

泉「なかなかできることちゃいますよ!」

フナQ「はぁ」

セーラ「浩子、お前んちでタコ焼き器って持っとるか!?」

フナQ「はい?タコ焼き器ですか?」

セーラ「せや!タコ焼き器や!!」

洋榎「うちから説明するわ!こないだ『大阪人は全員タコ焼き器持ってんのか?』って聞かれたんや!!」

フナQ「あー、ホンマに聞いてくる人間おるんですね」

洋榎「せやねん!ありえへんやろ!?」

フナQ「ありえませんわ。全員なんて持ってるわけないやないですか」

洋榎「そうやねん!!浩子もそう思うやろ!?」

フナQ「・・・まあ、ウチはありますけど」

セーラ・洋榎・絹恵「どっひゃぁあああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!

セーラ「やっぱり持っとったああああああああああああ!!!!」

洋榎「100パーセントやぁあああああ!!!大阪人の!!タコ焼き器普及率!!!」

セーラ・洋榎「100パーセントやあああああああああああああ!!!!!」ドンガラガッシャーン!

フナQ「・・・さらに言うならウチんとこタコ焼き器2台ありますからね」

絹恵「2台あったあああああああああ!!!!!!!」

セーラ「超えたあああああああああああああ!!!!」

洋榎「タコ焼き器普及率!!!!100パーセント超えたああああああああああああああ!!!!!」

「「どっひゃああああああああああ!!!!!」」ドンガラガッシャァァァァン!!!

セーラ「エライこっちゃで!!」

フナQ「全員が持っとったんですか?」

洋榎「せやねん!!みんな持ってんねん!!」

セーラ「エライこっちゃで!!大変や!!」

洋榎「大阪が大変やでホンマに!!!」

フナQ「はぁ」

洋榎「そうや!憩はどこにおるんや!?」

セーラ「あっ、せや!!」

洋榎「お前とこの後輩にだけ聞いててもにっちもさっちもや!!憩にも聞いたろ!!」

セーラ「せやな!!でも憩のやつどこ行ったんや!?」

フナQ「荒川さんならさっき往診や言うて清水谷先輩らんとこに行きました」

セーラ「よっしゃ!竜華んとこやな!!」

洋榎「行くでセーラ!!」

セーラ・洋榎「うぉりゃああああああ!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

憩「あれーぇ?二人とも走ってどないしたのーぅ?」

セーラ「おお!ここにおったか憩!」

洋榎「憩を探しとったんや!!」

憩「なんやーぁ、せやったんかー」

セーラ「憩!お前に聞きたいことあんねん!!」

洋榎「そのために大阪中からみんなを集めたんや!!」

憩「聞きたいことーぉ?なぁにー?」

洋榎「憩、タコ焼き器って持っとるか?」

憩「タコ焼き器ーぃ?」

セーラ「せや!タコ焼き器や!!」

洋榎「大阪人は全員タコ焼き器持っとるいう話あるやろ?」

憩「あぁ、たまに言われるアレやねーぇ」

セーラ「大阪はヨソから見たらそう見えるらしいねん!」

憩「さすがに大げさやよねーぇ。いくらなんでも、全員は持ってないよーぅ」

洋榎「そやろ!?憩もそう思うよなあ!!」

憩「・・・まぁでもーぉ。ウチにはあるけどなーぁ」

セーラ・洋榎「やっぱり持っとったあああああああああああああああああ!!」ドンガラガッシャーン!

憩「しかもウチんとこは鉄板のタコ焼き器やでーぇ!!」

洋榎「しかも鉄板のヤツやぁあああああああああああ!!!!!」

セーラ「あの本格的なヤツやあああああああああああ!!!!」

洋榎・セーラ「どっひゃあああああああああ!」ドンガラガッシャーン!!!!

憩「二人ともどないしたんー?そないにコケてーぇ?」

セーラ「全員や!!」

憩「はーぃ?」

洋榎「今まで聞いてまわった、大阪の麻雀部員の全員が!!」

セーラ・洋榎「タコ焼き器持っとったんやあああああああああああああ!!!!」

憩「どっひゃーぁ!」ドンガラガッシャーンーぅ!

憩「エライこっちゃねーぇ!」

洋榎「エライこっちゃで!!」

セーラ「こうなったらトコトンまで行くで!!」

洋榎「どないするんや!?」

セーラ「竜華と怜にも聞いたろ!!」

洋榎「せやな!聞きに行こか!!」

ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!

セーラ「竜華!おるか!?怜ももしかしていっしょにおるか!?」

洋榎「うちや!あと引っ掛けの愛宕洋榎でおなじみのうちや!二人ともここ開けてくれへんか!?」

ドンドンドンドン!

怜「ドア開いてるで」

セーラ「そうか!入るで二人とも!!」

ガチャ

怜「なんやねん。せっかく竜華と二人で膝枕キメとったところやっちゅうのに」

洋榎「えっ?」

竜華「あ~、怜ちゃんっ!怜ちゃんが見えるでぇ~///」すりすり

パキパキパッキーン!

セーラ「アカン!竜華が膝枕ガンギマリや!!」

憩「あーぁ!清水谷さんまた膝枕キメてもてーぇ!」

竜華「怜ちゃぁ~ん///怜ちゃぁぁ~///」すりすり パキパキパッキーン!

洋榎「いやいやいやいや!!膝枕キメるてなんやねん!!?」

中断

セーラ「竜華は膝枕中毒者(ジャンキー)なんや!」

洋榎「膝枕ガンギマリも膝枕ジャンキーも初耳の単語なんやけど!?」

怜「竜華は私がこうするとめっちゃ喜ぶんやで」すりすり

竜華「あ~///怜ちゃんがいっぱいや~///」パキパキ

憩「清水谷さーん?怜ちゃんは何人に見えとるーぅ?園城寺さん本人は目に入っとるーぅ?」ゆさゆさ

竜華「あぁ^~怜ちゃんがぴょんぴょんするんや^~///」パキパキパッキーン

洋榎「なんやこれ・・・なんやこれ・・・!!」

怜「大丈夫やで。私が離れたらすぐに元に戻るし」ぱっ

竜華「ああーーッ!!怜ッ!怜ィーーッ!!行かんといて!!離れんといでッ!!!」バタバタ

怜「今日はもうおしまいやで竜華っ」

竜華「怜ちゃんがッ!怜ちゃんが消えてま゛う゛ーーッッ!!!」バタバタバタバタ

憩「はーい清水谷さーん、落ち着こうねーぇ?」メリメリメリ

竜華「うっ」ぱたり

洋榎「とても大丈夫に見えへんのやけど・・・」

竜華「はぁ///めっちゃよかったで怜///」ぎゅっ
怜「今日も最高の太ももやったで竜華///」ぎゅっ


セーラ「ほらな!もういつも通りに戻ったやろ?」

洋榎「まだショックから立ち直れてへんのやけど?」

末原「こいつが千里山で一番ヤバい!!」カタカタ

竜華「それより、うちに何か用事あったんやろ?」

セーラ「せや!竜華に聞きたいことあんねん!!」

竜華「聞きたいこと?」

洋榎「清水谷さん、タコ焼き器って持っとる?」

竜華「タコ焼き器がどないしたん?」

セーラ「実はな、かくかくしかじかで」

竜華「まるまるうまうまなんやな!?」

竜華「いやいや、大阪人言うても全員が全員タコ焼き器持ってるわけないやん!」

セーラ「せやよな!みんなもそう言うてんねん!!」

洋榎「よかったよかった!やっぱりみんな同じ意見やねんな!」

竜華「・・・まぁでも、うちは持ってるんやけどな」

セーラ・洋榎「どっひゃあああああ!!」ドンガラガッシャーン!

洋榎「やっぱりや!!やっぱりやぁああああああああ!!!!!」

セーラ「やっぱり竜華も持っとったああああああああああああ!!!」

ドンガラガッシャーン!

竜華「ほら!あれや!最近タコ焼き器でいろんな料理作るの流行っとるやろ?」

竜華「タコ焼き器でアヒージョとか作ると美味しいで!」

洋榎「タコ焼き器でアヒージョやってぇええええええ!?」ドンガラガッシャーン!

セーラ「タコ焼き器でアヒージョ!!アヒージョて!!!!」

セーラ・洋榎「そもそもアヒージョてなんやねぇええええええええん!!!!」

セーラ・洋榎「どっひゃあああああああああ!!!」

ドンガラガッシャーン!!!!

洋榎「タコ焼き器でそんなブームが起こってたなんて」

セーラ「エライこっちゃで!!」

洋榎「ホンマやで!」

セーラ「そんで、怜。怜もここまでの話聞いてたやろ?」

洋榎「そや!怜ちゃんは大阪人がみんなタコ焼き器持っとるって話どう思う?」

怜「わ、私・・・」ガクガクブルブル

洋榎「ん?」

怜「私んち・・・タコ焼き器・・・っ!」ガタガタブルブル

竜華「ま、まさか怜っ!?」

怜「ウチんとこ、タコ焼き器・・・持ってへん・・・っ!」ガタッ

セーラ「えっ?」

怜「私っ!!タコ焼き器持ってへんかったぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


セーラ・洋榎・竜華「どっひゃあああああああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!!!

怜「私だけっ!!タコ焼き器持ってへぇえええええええん!!!」

怜「タコ焼き器持ってないんやあああああああああああああああ!!!」

「「どっひゃあ!」」ドンガラガッシャーン!

怜「昔壊れて以来っ!!タコ焼き器っ!!新しいの買ってないからっっ!!!」

怜「タコ焼き器持っとらんのやあああああああああああああああああああああ!!!!!」

「「どっひゃああああああああ!」」


ドンガラガッシャァアアアアアアアン!!!

セーラ「まさか、ホンマなんか怜!?」

竜華「タコ焼き器、ホンマに持ってへんの!?」

洋榎「ホンマに実在したんか・・・!タコ焼き器持ってへん大阪人!!」

怜「せや、ハハッ、笑ろてくれてええで・・・この哀れな私をっ!」ガクッ

怜「大阪で!!私だけがッ!私だけが持っとらんかったんやな!!」


怜「タコ焼き器っ!!!」


竜華「怜・・・」ほろり

洋榎「ううっ、怜ちゃん!」グスッ

セーラ「怜・・・」ポロポロ

怜「滑稽なものやな。タコ焼き器を持ってへん、ただそれだけでこれほど孤独やなんて・・・」

竜華「怜っ!怜は、そのっ、一人やないで!」

怜「やめろや竜華!!それは竜華がタコ焼き器持っとる側やから言えることやろ!?」

竜華「そんなっ!うちは、うちはただ・・・」ポロポロ

怜「私はタコ焼き器を持ってへん大阪人。同情されてもその事実何も変わらないんや」

竜華「同情やなんて!うちは、そんなんじゃなく・・・!!」


怜「うっ・・・!?」ガクッ

竜華「怜・・・?」

怜「ハ、ハハッ、これも、タコ焼き器を持ってないもんの運命(さだめ)やろか?」ぐったり

竜華「怜っ!怜!?しっかりしてや!!目ぇつむったらアカン!!」ゆさゆさ

怜「竜華、さっきは・・・怒鳴ってしもて悪かったな・・・竜華は、私のことを、想ってくれてただけやのに・・・ガフッ!」

竜華「そんなんうちは気にしてへんっ!怜っ、怜しっかりしてや!!嫌や、怜!行かんといて!!」ぎゅっ

怜「大好きやで、竜華・・・グフッ!ま、また、膝枕、しよな・・・」

ぱたり

竜華「怜・・・?」

怜「」

竜華「うわぁーん、怜ぃーー!!」ポロポロ

竜華「怜が!怜がぁ!!」

竜華「自分だけタコ焼き器を持ってへんかったショックで死んでもうたぁあああああ!!」うわぁーん

セーラ「怜ぃいいいいいいいい!!」うえーん

洋榎「怜ちゃああああああん!!」わーん



次の日、みんなでドンキにタコ焼き器買いに行きましたとさ

めでたしめでたし

【シリーズ一覧】

怜「朝マクドでマクド揚げたお芋さんを食べるで!」
竜華「朝マクドでマクドバーガー食べるで!」穏乃「マクド?」
江口セーラ「腹へったな。冷蔵庫になんか無いか?」がぱっ
末原「お昼ごはんはお好み焼きですよ」
怜「ホテルにこもってるのも暇やな。テレビでも見よか」
竜華「怜、いっしょにたこ焼き食べようや!」
怜「竜華、いっしょに連れション行こうや」竜華「ええで」
洋榎「お、夏やのに豚まん売ってるで!」
怜・竜華「重ねあう心」
怜「昼マクドでチキンマクドナゲット食べるで!」
怜「大変や竜華!マクド揚げたお芋さんの形が…!」
怜「どっひゃあ!これビーフじゃなくてポークカレーやー!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「大阪人だからってみんながタコ焼き器持ってるわけやないで」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月29日 (月) 23:30:39   ID: sH2mO5rC

このノリ結構すき

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