男「かわいい女の子の奴隷が欲しい」ガキ「ふーん」(R18) (524)

男「長い間、カネをためてようやくこの時が来た……」

男「ついに俺も奴隷を買うぜ!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434123821

男「狙いはこの間店頭にならんでいたあの美少女!」

  ドンッ

ガキ「ってーな、あんちゃん前見て歩けよ!」

男「いてて、すまん、ボウズ。 怪我はないか?」

ガキ「ああ、ねえよ。 ったく、気ぃつけろ」

男「待った! 俺のサイフを持ってくな!」

ガキ「へ? そうだっけ?」

男「俺のサイフだ。 いま明らかに盗もうとしたろ」

ガキ「ななな、なにを人聞きの悪いことを!」

ガキ「返すよ、それでいいんだろ」

  ガシッ

男「早く返せ! どれ、ひいふうみい……」

男「こら、このクソガキ! 一枚抜いたろ!」

ガキ「え、さあ? なんのこと?」

男「これ以上つべこべ言うと官憲呼ぶぞ」

ガキ「ちっ、しゃーねーな、ケチ」ペラ

男「盗人にケチとか言われたくない」

男「それに今日はでかい買い物をしにきたんだ。 ほどこしはできん」

ガキ「でかい買い物? この街へ? あんちゃん奴隷買いに来たのか?」

男「ああ、そうだけど」

ガキ「それならどんな奴隷が欲しいか言ってくれたら案内するぜ」

男「って、クソガキ、お前自身が奴隷だろ?」

ガキ「まあね。 これでも顔は広くて奴隷仲間で知ってるヤツは多いぜ」

男「うーん、興味はあるが、もう買う子は決めてるんだ」

ガキ「へぇー、どこの子?」

男「東通りの三軒目の店の店頭にすわってた髪の長い子」

ガキ「えっ!? マジで?」

男「ああ」

ガキ「へー、意外……」

男(このガキ、何を驚いてるんだ?)

男「じゃあな、クソガキ」スタスタ

---東通りの三軒目の奴隷商---

美少女「えーと、ちょっと少ないかな」

男「へ?」

店主「だから、全然足りないって言ってるんですよ」

男「た、たしかに5万ゼニー!」

店主「この子は50万ゼニーだ!」

男「」

美少女「もうちょっと、お金をためてから迎えに来てくださいね」ニコッ

店主「こんなバカにまで愛想ふりまかなくていいよ」

店主「嬢ちゃんはもっと立派な客に買い取ってもらわなきゃなんねーんだからな」

男「ケタ間違い? そんなバカな、5万ゼニーだってバカにできない金だぞ……」

 ヒョコッ

ガキ「そんなこったろーと思った」

美少女「あ、おかえりー」

店主「おお、帰ってきたか」

ガキ「ただいまー」

男「さっきのクソガキ! ここの子だったのかよ」

店主「なんだ? 会ったことあるのか?」

男「それはついさっき、こいつが俺のサイ――むぐっ!

ガキ「そうそう、ついさっき裁判所前で会ったんだ」

美少女「裁判所ってけっこう遠いじゃない、そんなところまで一人で?」

ガキ「ま、まーね。 どうせオレは売れなくてヒマだし」

店主「あまり心配かけるなよ」

男「むぐぐ」(このクソガキ)

ガキ「わかった気ぃつけるよ」

店主「それじゃ、お客さんよ、あんたはもう帰りな」

店主「5万ゼニーぽっちじゃあんたの希望通りの子は買えないぜ」

ガキ「へー、5万も持ってたんだ。 オレだったらお釣りが来るぞ」

男「ぷはっ、誰がお前なんか買うか! そもそも俺が欲しいのは女の子だ」

美少女「あ」

ガキ「なんだとこんにゃろう! オレはこれでも女だっつーの!」

男「え!? そうなの!?」

店主「ああ、いちおう女の子だ」

ガキ「おっちゃんまで『いちおう』つけるのかよ」

美少女「わたしはカッコよくて好きなんだけどなぁ」

男「確かによく見たら可愛くないこともない……」

ガキ「え、オレがかわいいって?」///

美少女「お互いまんざらでも無さそうですね」

店主「その子だったら、3万ゼニーだ」

ガキ「えへへ」ニコッ

男(顔立ちは悪くないし値段も手ごろだが……やっぱり男の子に見える)

男「……まさか、お前らいらない子を押し付けるために性別偽装してないか?」

店主「いや」

美少女「そ、そんなことないです」

ガキ「ってかさりげなく『いらない子』って言うな」

ガキ「でも、そこまで言われたら証拠みせねーとな」ヌギヌギ

男「ちょ、おまっ、何を!」

美少女「えっ、こんなところで」

店主「おいおい」

ガキ「ほらよ、これでも男に見えるって言うのかよ?」

男「スゲー、つるつる……」///

ガキ「で、どう落とし前つけてくれる?」

ガキ「奴隷とはいえ、女の一番大事なとこ見といてタダですませる気か?」

男「わかった、わかったから早く着ろよ!」

ガキ「どうしてくれるか聞いてんだよ」

男「わかった! 買い取る、お前を買い取るから!」

ガキ「よっしゃ、交渉成立だな」

美少女「はやくこれ着て!」スッ

店主「おいおい、本当にこんな頼りがい無さそうな男の奴隷になっていいのか?」

ガキ「うん。 このあんちゃん甲斐性は無さそうだけど悪いやつでも無さそうだし」

ガキ「オレもそろそろ売れないとおっちゃんに悪いしね」

店主「お前がそういうなら……でもな、やばいと思ったら逃げてこいよ」

ガキ「へへ。 おっちゃん、今までありがと」

男「奴隷商人が奴隷の逃亡すすめるなよ!」

店主「堅いこというな。 ほらよ、契約書だ」

男「なんだか勢いで乗せられてしまった気がするが、男に二言は無い」カキカキ

美少女(お客様の股間がすごくふくらんでいるような?)

店主「嬢ちゃんはそこを見ちゃいけねぇ」

男「サインをして……、よし書きあがったぞ」カキカキ

店主「どれ……ふむ、間違いない」

ガキ「これで今日からオレはあんちゃんのモノか」

男「まあ、そういうわけで、これからよろしくな」スッ

ガキ「ん、よろしく」ガシッ

いきなりすじご披露か

○世界観

帝国:   話の舞台となっている国家。
      多民族国家であり、元々は軍事的で能力主義をモットーとしていたが
      領域拡大に限界が見えてきてから商業・経済的な支配にシフトしていき
      それとともにキロン人が帝国の主流となっていった。
      身分制度としては、貴族・平民・奴隷の三身分制度が定着している。
      元々は市民権を持つ者と持たない者だけの制度だったが、後に血統に
      よる貴族という階級が法的に定められたり、市民権を持たない者の
      人身売買が合法化されたりして、三身分になった。
      人種と身分に直接的な関係はなく、国外から売られてきた者や
      自己破産者が奴隷となる。

キロン人: 帝国の支配的民族。 黒髪赤眼で長身、やや赤みを帯びた肌。
      もともとは商業的民族だったが徐々に帝国の主流派になり、今や貴族の
      大半がキロン人である。 
      それだけにキロン人の奴隷は高価になりがちで、育ちがよく見た目も
      美しいキロン人の奴隷なら他種族の数十倍もの値段になることがある。
     【主なキロン人キャラクター】男、美少女

ネスス人: 南方系民族。 銀髪黒眼で細身、浅黒い肌。
      大陸南方の熱帯雨林帯に大小さまざまな集落が数多く点在しているが
      国家と言うほどのまとまりはない。 奴隷として多く帝国に輸入されて
      おり、値段も比較的安め。
     【主なネスス人キャラクター】ガキ

フォルス人:北方系民族。 金髪碧眼で小柄、青白い肌。
      大陸北方の高原帯に多く住む。 帝国内にいくつかの自治領を持つが
      人口的にも政治的にも多数派とは言い難い。 奴隷としてもそれなり。     【主なフォルス人キャラクター】未登場

○キャラクター

男:    帝国の貴族であり、純種のキロン人。 やや高い背丈で中肉。
      本家はそれなりの大貴族らしいが、男は分家であり貴族としては末端。

ガキ:   ネスス人の奴隷。 細身で完全にぺったんこな体。 銀髪で短髪。
      子どもとして年相応かそれ以下の背丈。 帝国生まれ。
      父親がはっきりしないため純種のネスス人かどうかは分からない。

美少女:  純種キロン人と思われる奴隷。 すらっとして背は高め。 
      ウェーブのかかったロングの黒髪とルビーのように赤い目をしている。
      容姿からして貴族的であるだけでなく、言葉遣いや物腰も育ちのよさを
      感じさせる。

店主:   なんかどうでもいいや      

ガキ「更新されたと思ったら、なんじゃこりゃ?」

男「設定厨の作者の自己満足だから気にするな」

ガキ「しかも鳥ミスwwwwwwwwww

-----衣料品店-----

男「さて、まずは服を買おうか。 着回しできるように何着か選べ」

ガキ「それじゃ、これとこれと――

男「全部、男子用の服装じゃないか」

ガキ「こっちの方が動きやすいじゃん」

男「元から男の子っぽいのにそれじゃなおさら女の子に見えないぞ」

ガキ「いいだろ、どうせ『仕事』の時はハダカなんだし」

男「ブホッ!」

ガキ「あ、それとも着てる状態でやりたいのか?」

ガキ「たとえばこんなのとか」

つ『穴あき下着』

男「今は普段着を買いに来たんだ!(小声)そういうのは後でな」

ガキ「へー、後でねぇ」ニヤニヤ

店員A(ヒソヒソ)

店員B(ヒソヒソ)

男「もういい、さっさと買って次行くぞ!」

-----喫茶店-----

男「さて、ここで休憩がてら互いのことを少し話そうか」

ガキ「ねーちゃん、オレンジジュースと塩漬け肉のサンドイッチ!」

男「って、聞けよ」

ガキ「ああ、悪い。 おごってもらえると思ったらつい注文を先に」

男「そのぐらいはいつでも食わせてやるからそう急ぐな」

男「ただ、今日は晩に高い料理屋予約してるから食いすぎるなよ」

ガキ「マジで!? 奴隷にそんなとこ行かせるほど金持ちなのか?」

男「それほどじゃないが、今回はお前の歓迎会だ」

ガキ「ふーん、そこまでしてくれるんだったら、夜はがんばらないとなぁ」

男「ブハッ! 茶吹いた、昼間っから女の子が堂々とそういう発言するなよ」

ガキ「アハハ、いいじゃん、別に。 そのためにオレを買ったんだろ?」

男「まあそうだけど、もうちょっと品というか……」

ガキ「あ、そっか。 あんちゃんの家族とかの前で言ったらバツが悪いか」

男「いや、俺は独身の一人暮らしだ。 だから、その辺の心配はいらない」

ガキ「へぇー、夜といわず朝でも昼でもやり放題だな」ニヤリ

男「ブッ! 自分がやりたい放題されるっていうのにうれしそうに言うな!」

ガキ「んー、別にエロいことは嫌じゃないし――あ、

ガキ「まさか陵辱好きか!? レイプ気分を味わいたいとか……それは引くなぁ」

男「いや、ちがっ! ってかやさしくするから、乱暴にはしないから!」

ガキ「そっち方面期待してた読者さんにはごめんなさい」

男「余計な気を回してメタ発言すんな!」

ガキ「アハハ、わりぃわりぃ、からかっちゃってwww」

ガキ「でも、オレの期待してた通りのご主人様で安心した」

男「期待? どういう意味だ?」

ガキ「どういう人の奴隷なったら上手くやれるかってオレなりに考えててさ、

ガキ「あんちゃんがその狙い通りだったってわけ」

男「なるほど、それで自分から売り込んできたのか。 具体的にどういう条件だ?」

ガキ「まずは、大金持ちじゃないこと」

男「エ」

男「……ま、まあそうだけど、どうして?」

ガキ「大金持ちだったら、他にもいっぱい奴隷がいたり身分の高い嫁がいたりして、

ガキ「あんまり大事にされなかったり、女同士の面倒臭い争いがあったりするから」

男「それで小金持ちの方がいいと。 他には?」

ガキ「あと、イケメンじゃないこと」

男「イケメン……じゃない!?」

ガキ「イケメンだったら女に困ってなくて、あまり奴隷に愛着もってくれないから」

ガキ「だから、冴えなくて自信無さそうで、大金持ちでもないってのが理想だな」

男「」orz

ガキ「さらにぜいたく言ったら、嫁と離婚とか別居中のおっさんがベストだけど

ガキ「あんちゃんも当分嫁が来る見込みなさそうだし、十分期待通りだ」

男「……どうせ俺なんて」シクシク

ガキ「あれ、なんで泣いてんの?」ケラケラ

ガキ(ここまで言っても怒鳴ったり殴ったりしない……ホントに優しい人だな)

ガキ(オレはもともとサイフを盗ろうとしたってのに)

男「お、俺のことはともかくだな、お前は売りに出されるまでどうしてたんだ?」

ガキ「前のご主人様のトコにいた。 それが死んじゃったから売りに出されたんだ」

男「なるほど、その前は?」

ガキ「その前なんてないぜ。 オレは生まれつき前のご主人様の奴隷だったから」

男「生まれつきってことは前のご主人様に仕えてた奴隷から生まれたってことか?」

ガキ「そーそー、かーちゃんが前のご主人様のお気に入りだったみたいでさ、

ガキ「四六時中やってばっかだったな」

男「ふーん……ん? もしかして前のご主人様ってお前の父親じゃないのか?」

ガキ「あー、前のご主人様もそうかもしれないって言ってたな」

ガキ「それが酷いんだぜ、今よりずっとちっちゃかったオレのマ○コにさ

ガキ「チ○ポつっこみながら『お前はオレの娘かもしれない』とか言うんだぜww」

男「!?」

 ギュッ

ガキ「え? ちょ?」

男「お前、つらかったんだな」ナデナデ

ガキ「え、ああ、えーと」

ガキ(笑い話のつもりだったんだけど……でも、悪い気はしないかな)ギュッ

男「……気を取り直してだな、おまえ、名前は?」

ガキ「それなら、あんちゃんの好きな名前つけてくれたらいいよ」

男「えっ?」

男「……まさか名前もないのか?」

ガキ「いや、今まで呼ばれてた名前はあるにはあるよ、たぶん」

男「自分の名前なのにたぶんってどういうことだ?」

ガキ「こういうSSってさ、普通は名前つけねーじゃん」

男「またメタか。 名前付けないのは分かりにくいだろ」

男「たとえば『男の娘』って書いたら俺の娘なのか女装ショタなのかわからない」

ガキ「ぶっちゃけ作者の好みの問題じゃね?」

男「そりゃそうだが、おまえも『ガキ』じゃあんまりだろ」

ガキ「あー、たしかにこれは変えてほしいかも。 でも固有名詞ってどうかな」

男「それじゃ、安価で聞いてみるか」

ガキ「いきなり安価スレになった!?」ガビーン

男「 1.俺がガキに名前をつける
   2.今まで呼ばれていた名前を使う
   3.固有名詞はつけないが標記を変更(小娘、少女等)
   4.『ガキ』のままでいい」

男「安価先は>>25。1~3の場合は具体的な名前や表記も書いてくれ」

ガキ「先に言っとくけど、あんまり変な名前は断固拒否するからな」

>>13は読まなくていいよ

4かな
本当の意味で気持ちが通じ合う仲になったら今まで呼ばれてた名前を教えるか、もしくは付けるかしてほしいな

安価どおり『ガキ』表記のままで


もうひとつ安価、『ガキ』から『男』への呼称を>>31

 1.『ご主人様』
 2.『あんちゃん』のまま
 3.『お兄ちゃん』『お兄ちゃま』『あにぃ』『お兄様』『おにいたま』
   『兄上様』『にいさま』『アニキ』『兄くん』『兄君様』『兄チャマ』
   『にいや』のどれか
 4.その他

3お兄ちゃん

男「やっぱめんどくさいし、ガキはガキのまんまでいいだろ」

ガキ「えー? まー別にいいけどさ」

ガキ「あ、そうだオレはあんちゃんのことなんて呼べばいいんだ?」

男「『お兄ちゃん』と呼ぶように!」

ガキ「即答!? しかも『お兄ちゃん』?」

ガキ「オレのガラに合ってない様な気がすんだけど」

男「だが、そこだけは譲れない」

ガキ「『あんちゃん』でも似たようなもんじゃん」

男「漢(おとこ)には譲れないこだわりと言うものがあるのだよ」

男(でも確かに全体的な言葉遣いと合ってないよなぁ)

男(せめて一人称が『オレ』っていうのをやめさせるか?)

【安価>>35】ガキの一人称について
 1.『オレ』のまま
 2.『あたし』に変える
 3.その他

わたし

男「そうだな、あと自分のことを『オレ』じゃなくて『わたし』って言おうか」

ガキ「ハア!? なんで?」

男「その方が『お兄ちゃん』って呼び方に合ってるだろ」

ガキ「そりゃそうだけど、オレのキャラじゃねーよ!」

男「別に性格変えろとまでは言ってない」

男「でもな、そこの言い方変えるだけでお前はぐんと可愛くなると思うんだ」

ガキ「わ、わけわかんねーよ」///

ガキ「くっそー、思ったより好みにうるさいご主人様だな」

男「それじゃ、『わたし、お兄ちゃんが大好きです』って言ってみて」

ガキ「はい?」

男「言ってみて」

ガキ「そ、そんな台詞を、オレが?」

男「『オレ』じゃなくて『わたし』ね」

ガキ「うがーっ! そんなこっぱずかしい台詞言えるか、ボケ!」///

男(アソコ見せたりエロ話するのは平気なくせに、これは恥ずかしいのか?)

男(しかし、これはこれで可愛い)

男「頼むよ、一回だけでいいから」

ガキ「い、一回だけな」

 スゥ……

ガキ「オレ……もとい、わたし、お、お兄ちゃんが大好きです」///

ガキ「プハァ、言ってやったぞ、バカヤロー」///

男「……」

ガキ「?」

男「うおおおおっ! お兄ちゃんもだいすきだぁ!!」ギュ

ガキ「わっ、ちょっ」

ガキ(こういう趣味があったとは……

ガキ(ただエロけりゃオーケーだと思っていたオレが甘かった)

-----高級レストラン-----

男「予約していた男です」

店員「お待ちしておりました。 こちらの部屋へどうぞ」

ガキ「おー、すげー、メイドさんの出迎えだ」

店員「おぼっちゃんも一緒にどうぞ」

ガキ「え!?」

男「ん? どうした?」

ガキ「あん……お兄ちゃん、今、オレおぼっちゃん扱いされた!」

ガキ「おっと、オレじゃなくてわたしだった」

男「なんだ、性別間違われたのが不服か?」

ガキ「いやそーじゃなくて、普段クソガキ扱いしかされないオレ……じゃなくて

ガキ「わたしがまるで貴族のおぼっちゃんみたいな対応だぜ、どうなってんだ!?」

男「そりゃさっき買った服の中でも一番良いの着てるし(男子用だけど)、

男「予約客の連れだから、たとえ奴隷って分かってても店は丁重な対応するさ」

ガキ「へー、そういうもんなんだ」

男「言っとくけど、こういう店には俺も滅多にこれないからな、覚悟して味わえよ」

ガキ「おう!」


 ガツガツ ムシャムシャ

ガキ「うめー! 肉うまっ! パスタうまっ!」

男(もうちょっと落ち着いて食えって言いたいトコだが……)

男(今日はこいつの歓迎だし、こころおきなく食べさせてやるか)

 クイッ

男「フッ、紳士はやはり紅茶に限る」

男(紅茶に限る……これ以上食べたら予算オーバーだ、だから後は紅茶に限る)

ガキ「プハーッ、食った食った」

男「さて、これで夕食も済ませたし、後は館に帰るぞ」

ガキ「やかた? この辺にそんなのあったっけ?」

男「いや、俺の館はここから馬車で1刻ほどかかる」

ガキ「馬車! 馬車に乗れるのか」キラキラ

男(少年の目だ、好奇心に満ちた少年の瞳だ)

男「ああ。 俺一人だったら馬に乗るんだが今回は馬車だ」

ガキ「馬車、馬車!」

 そして――

-----馬車の中-----

ガキ「おえええぇえええっ!」

男「こ、こら、吐くならたらいの中にしろ!」

男「だいたい、無茶して食いすぎなんだよ」

御者「あんまり座席をよごさねーでくださいよ」

男「すんません、掃除代も出しますからっ」

-----男の館-----

男「着いたぞ。 ここが今日から一緒に暮らすとこだ」

ガキ「ううっ、まだきもちわりぃ」

男「ほら、そこにかけて休んでろ」

 ドサッ

ガキ「うええ……お兄ちゃんここに一人で住んでたのか?」

男「ああ」

ガキ「広すぎね?」

男「もともとはウチの本家が建てた別荘でな、10人以上住めるらしい」

男「本家に管理する金も人も足りなくなったところで俺がゆずってもらったのさ」

ガキ「ふーん……ゲホッ、ゲホッ」

男「しかし、お前がこんなに車に弱いとはな」

ガキ「わりぃ、今日はもう無理かも」

男「何が?」

ガキ「エロが」

男「さんざんゲロ吐くとこ見せられてとっくにそんな気失せたよ」

ガキ「すまねぇ、明日はちゃんとドーテー捨てさせてやるからな」

男「どどど、童貞じゃないもん!」

ガキ「隠さなくて良いって」

男「余計なこと考えずにさっさと風呂入って寝ろ!」

ガキ「風呂? 湯を沸かしてあるのか?」

男「ああ。 今朝沸かしたからいまごろちょうど良い温度だろ」

ガキ(一人暮らしってことは自分で沸かしたんだよな? 奴隷のために)

ガキ(下級貴族のくせに無理しちゃって……)

男「風呂場は右行って奥な」

ガキ「……一緒に風呂入ってくれよ」

男「え? いや、だからエロいのはまた明日でいいって」

ガキ「そうじゃなくて、風呂なんてほとんど入ったことねーから

ガキ「どうしたらいいか素でわからねーんだけど」

男「あ、そっか、そうだよな」

男(エロ抜きのお風呂展開だと!? そんなの俺の理性が耐え切れるのか!?)


【多数決>>50まで】
 1.ハンサムな男は突如一緒にお風呂に入らなくていいアイデアを思いつく。
 2.頑張って耐え切る。
 3.耐えられない。 現実は非情である。

2

2番と3番が4票づつ、同点……だと!?
それでは決定票>>54(2か3以外無効)

ちなみに更新はまた明日です

3

3番採用で

いろいろご意見ありがとうございます

-----風呂場-----

男「じゃ、じゃあまず服を脱いでかごに入れて」ドキドキ

ガキ「おう」ヌギヌギ

男(まったく躊躇なしに脱ぐんだな)

男(見事なまでのツルペタ! B地区が、スジが、神々しい!)

ガキ「……別に見ていいけどさ、どうしたらいいか言ってくれよ」

ガキ「湯に入ればいいのか?」

男「いや、すまん。 えっと、湯につかる前に体を洗うぞ」

ガキ「っていうか、お兄ちゃんも脱いだら? 服濡れるんじゃね?」

男(うっ、どうする? 目の前にロリの裸体があってボッキ抑えるなんて無理だぞ)

ガキ「たっててもかまわねーじゃん、どうせエロい関係になるんだし」

男「そ、そうだな」///ヌギヌギ

ガキ(ビミョーに股間を隠してやがる)

男「さて、服を脱いだらまず桶に湯をくんで、こうやってあびる」バシャ

ガキ「こうか?」バシャ

男(おお、水に濡れたら肌にハリが出てなおさらイイ!)

ガキ(うっわ、やべ、ギンギンになってやがる)

男「そ、それでこの布に石鹸をつけて――」///

ガキ「セッケンってなんだ?」

男「汚れを落とすための薬品だ。 そしてこうやってゴシゴシとだな」

ガキ「こう……お兄ちゃんみたいに上手く泡がでねーな」

ガキ「お兄ちゃん、オレ……じゃなくてわたしにもやってよ」

男(洗いっこですと! エロなしとか言っておきながらそんなプレイを!?)

男「そ、それじゃ、やるぞ」///

 ゴシゴシ

ガキ「きゃっ ちょっ こそばゆい」///

男(このガキから『きゃっ』なんて声が!?)

男「し、しかしよく汚れが落ちるなぁ」

ガキ「ほんとだ、泡が黒いや」

男(泡まみれのロリ!!)///

ガキ「……いや、しげしげとながめてないでさ」

男「あ、そ、そうだった。 そして湯で泡を流す」

ガキ「おう」バシャ

男「!?」

男(さっきまでとちがって肌がすっげーすべすべだ!)

男(こいつこんないい肌してたのか!? エロい! エロ過ぎる!!)

ガキ「?」

男「うおおっ、もう我慢ならん!」ガバッ

ガキ「えっ、ちょ、待てよ! 待てって!」

男「そんな体見せられて待てるわけないだろ!」

ガキ「押さえつけんな! いや、無理だって! いてえよ!

男「穴はここか! こうやって――あれ?」

ガキ「そんなでかいの強引にやってもオレには入らねーから!!」

ガキ「ってか、しんどいんだって、マジできつい!!」

男「くそっ、入らん!」

ガキ「おえ」

男「え?」

 ゲェ~~~

ガキ「……ケホッ 吐いちまった」

男「……いっぱつで萎えた」

ガキ(やべー、ご主人様に思いっきりゲロかけちまった)

男(やばい、あろうことか強引に襲ってしまった)

ガキ「……」

男「……」

ガキ「す、すまねぇ」

男「い、いや、俺が悪かった」

男「とりあえず湯で流そう」

ガキ「あ、ああ」

-----ガキの寝室-----

男「それじゃ、この部屋で寝るように」ギィ ガチャンッ

ガキ「ああ」

ガキ(個室かぁ)

 ドンッ

ガキ「お、このベッドやわらかい」

ガキ(つい昨日まで板の上で布着れまとって雑魚寝だったんだよなぁ)

ガキ(それがそこそこいい寝巻き着て、ちゃんとベッドの上に布団と毛布か)

ガキ(けっこういい奴に買ってもらえたんだよな、オレ)

ガキ(昨日の今頃は硬い板の上でもがき苦しんで……

ガキ(奴隷仲間とグチ言いあったり、美少女ちゃんにセクハラしたり――)

 ブンブンッ

ガキ「アホか! 奴隷市場にホームシックなんて何考えてんだよ、オレ!」

ガキ(オレ、一人で寝るのがさびしいのかな?)

ガキ(……今日はちょっと気まずいけど、明日はあいつと一緒に寝よ!)

-----男の寝室-----

男「くっそー、俺のバカバカバカ!」

男「せっかくいい感じで仲良くなれたと思ったのに!」

男「あんな風に襲っちゃ全部台無しだ!」

男「明日からどうやって信頼回復すりゃいいんだ……」

>>18
>ガキ「まさか陵辱好きか!? レイプ気分を味わいたいとか……それは引くなぁ」
>男「いや、ちがっ! ってかやさしくするから、乱暴にはしないから!」
>ガキ「そっち方面期待してた読者さんにはごめんなさい」

こういうことですので、そのつもりでお願いします

あと、安価はいまいちのようなのでよほどのことが無い限りしない方針にします

-----翌朝-----

男「お、おはよう」

ガキ「え、えーと、おはようお兄ちゃん」

男「……」

ガキ「……」

男(はじめのときみたいな馴れ馴れしさが無い……やっぱ怖がってるよな)

男(そりゃあんな風に襲われちゃ当然だよな)

ガキ(なんか無口になってる)

ガキ(やっぱ怒ってるよな……ご主人様ゲロまみれにする奴隷とかありえねーし)

男「そ、その朝メシつくったから食えよ」

ガキ「あ、ああ……じゃなくて、はい」

ガキ(朝メシは雑穀粥か……)

男(昨日奮発したし、このぐらいしか出せないけど、粗末な扱いに思われるかな)

ガキ(あいつの朝メシも一緒か。 貴族も奴隷もあんま変わりねーな)

 カチャカチャ


男(なんか言わなきゃ)

ガキ(なんか言わねーと)

 カチャカチャ

男「あ、あのっ!」

ガキ「あのさっ!」

男「……」(タイミングかぶった)

ガキ「……」(タイミングかぶりやがった)

男「えーと、お先にどうぞ」

ガキ「そ、その、昨日はゲロかけちゃってすまね……いや、すみませんでした」

男「いや、そんなの全然かまわない――

男「というか、俺が強引に襲ったのが悪いんだからお前が謝ることは無い」

ガキ「え?」

ガキ(怒って……ないのか?)

ガキ「でも、ご主人様なんだからやりたい時にやって当然なわけだし

ガキ「これだけもてなしてもらって相手できないってオレ……じゃなくて

ガキ「わたしが言えた立場じゃねーよ」

男(意外とマジメというか、義務感の強い子だな)

男「いや、お前がちゃんと『今日は無理』って言ったのに襲ったんだから俺が悪い」

男「し、しかしだな、もしいいのなら、今日こそ相手してくれるか」

ガキ「……うん」

ガキ「なんなら、今からでも」ギュッ

男(おお、自分から抱きついてきた!)

男(なんとか大丈夫そうだな。 それじゃそーっと手を伸ばして)

 サワサワ

 バキッ!!

男「たわばっ!」

ガキ「あ、わりぃ手が滑った」

男「てて、いや、このぐらいどうということない」

男「それよりもう一度――」

 むにっ

 ゴンッ!

男「あべしっ、肘が、肘が!」

ガキ「あ、あれ?」

男「おいおい、勘弁してくれよ」

ガキ「い、いや、悪気はねーんだけど」汗

男「それじゃ、今度こそ」グイッ

 キーンッ!!

男「ひでぶっ!」

ガキ「あ、金的」

男「うごご、これは一体!?」

男「怒ってるなら怒ってるって言ってくれよ、回りくどいことせずに」

ガキ「そうじゃねえ、そうじゃねーんだけど、体が勝手に!」

男(体が本能的に拒絶反応を示している!?)

ガキ(あれ? オレどうしちまったんだ!??)

男「わかった、とりあえず今は無理そうだ」

ガキ「ち、ちょっと待てって!」

男「いや、無理強いはしない……ってか無理にしたら俺の男性機能に関わる」

ガキ(やべー! オレってエロしかできねーのに!)

ガキ(いちおう女だから肉体労働むかねーし、家事なんてもっと苦手だし)

ガキ(奴隷仲間の中でもずっとエロキャラで通してきたのに!)

男「と、とりあえず俺は仕事に行って来る」

男「この辺はウチも含めて村全体がニケーイ騎士団と警備契約してるし

男「ウチは個別にアルソーク騎士団とも契約してるから治安は問題ない」

男「悪いが一人で留守番しててくれ」

ガキ「え、ああ、うん」

ガキ(……やべー、これはマジでやべー)

ガキ(ご主人様にゲロ吐いてエロもできないとか、返品コースまっしぐらじゃん)

ガキ「返品されるとしたら、今度は売値はいくらになる?」

ガキ「そもそも、はじめはオレだって6万だったよな」

ガキ「万引きバレたら半額まで下がったけど」

ガキ「また半分になるとしたら1万5000ゼニーか」

ガキ「ゲロはいた上にエロ拒否したっていうのがバレたらもっと下がるな」

ガキ「5000ゼニーぐらい?」

ガキ「はは、もう犬コロと大差ねーな」

ガキ「……わらえねー」

ガキ「あー、ダメだダメだダメだ!」

ガキ「家の中にじっとなんかしてるから気分が滅入るんだよ」

ガキ「ちょっと、外でてみるか」

 ガチャッ

ガキ「うっわ、緑色ばっか!」

ガキ「夜は気付かなかったけど、田舎だな」

 てくてく

ガキ「ん? この木の板は……ダメだ、オレ文字読めねーし意味わからねー」

 パカラッ パカラッ パカラッ

ガキ「お、でっかい馬車が来た」

御者「おや? この辺で見ないボウズだな、乗ってくか?」

ガキ「え? 乗っていいのか」

御者「おうよ、これは路線馬車だ」

御者「村の中心部までなら1ゼニー、西町までなら5ゼニー――」

ガキ(そのぐらいなら昨日くすねた金で持ってるな……)

御者「郡都までは8ゼニー、終点の東町は10ゼニーだ」

ガキ(東町って、オレが売られてたあの町だよな)

ガキ(たったそれだけの金でいけるんだ――でも

ガキ「いや、やめとく。 オレ、馬車苦手なんだ」

御者「そうか。 じゃあな、ボウズ」

 パカラッ パカラッ パカラッ

ガキ「そういや、館には馬は飼ってなかったな」

ガキ「あいつも路線馬車で行ったかな」

ガキ「ここは小高いからちっちゃい村がよく見えるな」

ガキ「1ゼニーの距離か……ちょっと行ってみるか」

-----村の中-----

少年A「パスだ!」

少年B「よしっ、イナズマシュート!」

少年C「くそ、間に合わない! キーパー!」

村娘「え、うそ?」

 バシンッ

村娘「痛ったあーい」

少年B「ちっ、ゴールならずか」

少年C「ナイス、顔面ブロック!」

村娘「ナイスじゃないわよ、無茶苦茶痛いじゃない!」

少年A「それじゃ、攻守交替――」

 ヒョコッ

ガキ「へー、面白そうなのやってるじゃん、オレも混ぜてよ」

少年B「え!? ガイジン!?」

少年C「誰?」

ガキ「昨日から近所に来たんだ、よろ」

ガキ「それと、ガイジンじゃねーよ、れっきとした帝国生まれ帝国育ちだ」

村娘「ちょうど良かったわ! あたしと交代して」

村娘「こいつらメンバーが足りないからって無理矢理女子のあたしを巻き込むのよ」

ガキ「おう、なんだっていいぜ」

ガキ(オレも女子だけど……ま、いっか)

少年A「交代してもいいけど、ルール分かってるか?」

ガキ「いや、分かってねー」

少年B「ボールを蹴ってゴールに入れたら一点で――」カクカクシカジカ

ガキ「オッケー、そんじゃさっそくやろうぜ」

少年C「じゃあ僕が味方だから、うまくパスを回しあって――」

ガキ「いっくぞー!」

少年A「こいつ、速い!?」

少年B「なんの、ボールが着いてきてないぞ!」

少年A「キーパー、前に出すぎだ!」

少年C「いまだ! カミソリスライディング」

少年B「しまった、後ろがガラ空きに!?」

ガキ「ほらよ、まず一点!」

村娘「へー、強いわね、あの子」

----------

少年B「はー、疲れた」

少年A「久々に白熱したな」

ガキ「なかなか、面白いな、この遊び」

少年C「今日はキミのおかげでたくさん勝てたよ」

村娘「はい、水でもどうぞ」

ガキ「おう、あんがと」

村娘「昨日から来たって聞いたけど、どこに住んでるの」

ガキ「そこ、あそこに見えてるアレ」

少年A「あそこのお屋敷ってことは、お前貴族なのか?」

ガキ「まさか。 買われてやってきた奴隷だよ」

少年B「あの独身貴族もようやく召使いやとったか」

少年C「それなら、ここで遊んでていいの? お仕事しないといけないんじゃ?」

ガキ「んー、別に何も言われてねーし、いいんじゃね」

村娘(わりといい服着てるし、可愛がられてるみたいね)

村娘(召使いと言うよりむしろ――ああ、だめ、あたしったら何を妄想してるのよ)

村娘(孤独な貴族の男とショタ奴隷なんて!)///

少年B「?」

少年C「村娘ちゃん、たまに変になるよね」

ガキ「ふー、しかし動くと熱いな。 上着脱ぐか」ヌギヌギ

少年A「ええ!? そ、その下着」

ガキ「どーかしたか?」

少年C「どう見ても女の子用……」

少年B「お前、ヘンタイかよ!」

村娘(少年に女子下着を着させるとか、貴族様ステキ過ぎます!)ハナヂブー

ガキ「何言ってんだよ、オレは女だ」

少年達「え??」

村娘「はぁ!?」

村娘(あたしの中のロマンスがいろいろ台無しだわっ!)

村娘(女の子を買うだなんて、最低の貴族様ね)

少年C「って言うことはまさか、キミの仕事って――」

少年A「バカ、言うな」

少年B「女ってことはお前、ご主人様とエロいことしまくってるのかよ!?」

少年A&C(あちゃー、こいつ言いやがった)

村娘「ちょっと、そんなこと聞くのはやめなさい!」

ガキ「あー、別にオレはかまわねーよ、エロいことしまくってるし」

少年達「え゙」

ガキ「まー、前の穴はまだ先っぽしかはいんねーけどな」

ガキ「口でするのはけっこー自信あるし、後ろだったら奥まで入るぜ」

ガキ「前のご主人様なんてさ、自分も試してみるとか言い出してよ」

ガキ「ケツの穴にニンジン突っこむんだぜ、スゲー笑えるだろwwww」

少年達「」ボーゼン

村娘「」///

ガキ「へへ、お前らにゃ刺激が強すぎたか」ケラケラ

ガキ「まー、フルボッキでその程度のフニャチンじゃまだ10年はえー話だったな」

少年C「いや、たってない、これは違うよ!」///

少年B(お尻怖い)ガクガクブルブル

少年A「そ、その話はもうこの辺で……勘弁してくれ」

村娘「ど、どうしてそんなひどい目に合って笑ってられるの?」

ガキ「ん? 別にひどい目に合ったなんて思ってねーよ? 面白いじゃん」

村娘「えっ?」

ガキ「おっと、そろそろ帰らねーと」

ガキ「じゃあな」

 てくてく

ガキ(やっぱオレのキャラはこうじゃねーとな)

ガキ(ちょっと乱暴にされたからっておびえるなんてらしくねーよ)

ガキ(まして、返品にビビッてへこんでるとか、ありえねー)

【厨意】今回は、わりとガチなエロ・陵辱描写がありますのでご注意を

-----会議場-----

行政官「――で、ありますので水害難民支援は財政上削減をせざるを得ず――」

行政官「――以上が大まかな流れでありますが、貴族院からのご質問は?」

貴族A「異議なし」

貴族B「異議なし」

男(くだらない会議だなぁ)

男(こんなことよりも、あのガキと遊んでいた方が――)

男(って、今の状態じゃそれもできないか)

男(けっこう金かけたのになぁ…………ハッ!?)

 バンッ

男「何考えてんだよ! 金の問題じゃねえだろ!」

貴族達「」キョトン

行政官「……お、男氏、それはどの部分についてのご意見でしょうか?」

男「あ!? え、ええと、すいません、つい」

領主「いや、謝ることは無い。 男くんの義憤はもっともだ」

男「え?」

領主「災害難民救済の予算削減については私も不満に思うところが――」カクカクシカジカ

貴族A「それについては先月の貴族院で――」カクカクシカジカ

行政官「それでは改めて特別委員会を開設し――」カクカクシカジカ

男「あ、あれ?」

領主「男くんは普段は何も言わぬが、見るべき所はきちんと見ておるのだな」

男「あ、はい。 ありがとう……ございます」

行政官「それでは本日の貴族院議会を閉会いたします」

-----路線馬車の中-----

男「ああ、今日もつまらない仕事だった」

男(あのガキ、どうしてるかな……まさかあんなに恐怖を植えつけちゃったとはな)

男(エロい子だからって、がっついていいってわけじゃないんだな)

男(そんなんだから童貞なんだよ、俺の馬鹿!)

御者「おう、貴族様よ、いつになくしけた顔だぜ?」

男「はは、はた目にも分かるか」

御者「そういや昼にあんたの館の前で変わったガキを見たが、あんたの所の子か?」

男「ああ、昨日買って連れてきた子だ……あいつ、どうしてた?」

御者「さあな。 周りのものがみんな珍しいみたいで落ち着かない感じだったぜ」

男「そっか、環境の変化もあったのかな」

御者「さあな」

-----男の館-----

男「ただいまー、今帰ったぞ」トボトボ

ガキ「おう、おかえり」

男「お前、俺の居ない間どうして――た!?」

男「おいおい、土だらけじゃないか、マジでいったいどうした?」

ガキ「村のがきんちょどもとボール蹴って遊んでた」

男「もう友達できたのか、順応早いな」

男「服は明日洗うとして、風呂は沸かしてないから水浴びでもして体洗え」

ガキ「おう! ……お兄ちゃんも一緒に水浴びするか?」

男「ブッ! き、昨日の今日でよくそれ言えるな」

ガキ「だって、エロくなきゃわたしじゃねーし」

ガキ「それに昨日の今日っていうなら、こんなデカくしてるお兄ちゃんもだろ」ムギュ

男「ハゥッ!」///

男(はじめてチ○ポさわってくれた! なんだか知らないけどヤル気だ!)

ガキ「あ、でもお兄ちゃんから襲うなよ? 童貞にがっつかれたらマジでケガする」

ガキ「ヤルときは私がリードするから、余計なことはすんな」

男「え、あ、はい」(なんかもうすでにリードされてる!?)

-----風呂場-----

 バシャッ

ガキ「へへ、どうだ? 水に濡れたハダカ、エロいだろ?」

男「おお」///

男(ロリと全裸でふたりきり……この素晴らしい空間に再び帰ってこれた)感涙

ガキ「ハハッ、涙まで流してばっかじゃねーのwww」

男(でもどうしよう、さっき釘さされたし、見る以外なにもできない)

ガキ(……さて、こっからだ)

 ゴクリッ

ガキ「さ、さわってみろよ」

男「い、いいのか……」

 サワッ

 バチンッ

ガキ「あ、悪い、やっぱり手が出た」

男「いってぇ……やっぱそういうオチか」

-----男の寝室-----

男「はぁ、けっきょく一緒に水浴びしただけか」

男「フルボッキじゃなけりゃまるで面倒見のいいだけのお兄さんだな」

男(そういやあいつ、『お兄ちゃん』も『わたし』も守ってくれてるな)

男「あいつなりに尽くそうとしてくれてるのか」

男「……今日はガキのハダカでも思い出してヌくか」

 ガチャ

ガキ「お兄ちゃん?」

男「わあっ! せめてノックはしろよ!」

ガキ「いいじゃん、別に。 それより、一緒に寝てくれ」

男「ええ!? ……エロ無しで?」

ガキ「うん」コクリ

男(それなんて生殺し!?)

ガキ「あんまり一人で寝たことないから落ち着かなくて」

男(このガキが本当のただの子どもみたいなことを……いや――)

男「そうだったな、お前、まだ子どもなんだよな」

ガキ「なんだよそれ、むかつく」ゴロンッ

男「いいんだ、それで」ナデナデ

男「いつの間にか性欲に負けて忘れてた」

男「でも、本当はこういうただの妹が欲しかったんだ」

ガキ「ただの……妹?」

男「そ、添い寝したり一緒にお風呂入ったり、でもただ愛でるだけ」

男「だから、お前は普通の子どもらしくしててくれれば良いんだ」ナデナデ

ガキ(普通の子ども?)

ガキ(オレも、村の子ども達みたいに普通に遊んで、普通に笑ってりゃいいのか?)

ガキ「そっか、それも……いいかもな……」zzz

男「ああ、それがいい」ニコッ


 H A P P Y   E N D










 ・・・・・・?

----------

ガキ「ばーか、それでわたしが納得するわけねーだろーが!」

男「あ、あれ? なにこの状況」ギシギシ

男「なんで俺、両手両足縛られてんの??」

ガキ「寝てる間に縛ってやったぜぇ、お兄ちゃ~ん?」

男「え、え? な、なんでそんなこと?」

ガキ「安心しな、極楽に連れてってやるよ」

男「!?」

男(そういや聞いたことあるなぁ、奴隷にひどい扱いしたご主人様が

男(復讐で殺されちゃう事件が毎年少なからずあるって)

男(あれー? 俺、そんなひどい扱いしたかなぁ?)

男「せめて、最後までやってから死にたかった」滝涙

ガキ「愛でるだけのただの妹が欲しい? キモッ!」

ガキ「そんな童貞脳全開のお花畑の住人なれってか、ンなの願い下げだ」

男「ええー!? それが俺の死ぬ理由!? 理不尽すぎる!」ガクガクブルブル

ガキ「お前はオレに恐怖を植え付けた。 恐怖に勝つには、征服するしかねーんだ」

ガキ「だから、征服させてもらうぜ、『お兄ちゃん』」ガバッ

男(え? 寝巻きを脱いで……全裸に?)

男(おお、月明かりで浮かび上がる体が……エロい)

ガキ「キャハハッ、この状況でチ○ポ立ててやがる、バカじゃねーのwww」

ガキ「さすが、マ○コ見たぐらいで子ども買っちまうヘンタイ童貞貴族様だww」

男「うう、もう殺して。 ひとおもいに早く殺ってくれ」

ガキ「安心しな、てめーのバカなチ○ポの期待に答えてやるよ」

男「え?」

ガキ「――ただし、足で!」

 ムギュゥッ

男「う、うお、踏まれてる、俺、ガキにチ○ポ踏まれてる!」///

ガキ「踏まれてビクンビクンしてやがる、マジでヘンタイお兄ちゃんだなwww」

ガキ(よし、こっちからさわる分には大丈夫だ)

ガキ「おら、いっちまえ!」

 ギュッ

男「おおおっ!」

 ドピュッ ピュッ

ガキ「うっへ、くっさ!」

ガキ「どんだけ出すんだよ、足についちまったじゃねーか」

ガキ「まー、お兄ちゃんの方がいっぱいかかってるけどなwww」

男「フゥ……」

ガキ「へへ、自分にぶっかけした気分はどうだ?」

男「あ……熱い」

ガキ「これで終わりと思うなよ」クイッ

男「そ、その二本指は!?」

ガキ「必殺! アナルフィンガアーッ!!」

 ズボッ

男「うあああぁ、やっぱりぃいいいい!!」

男「ちょ、これは良くない!」

ガキ「フッ、それはどうかな!」グイッ

男「え? あれ? これは?」

男(なんか、そこはかとなく気持ちいい)///

ガキ「オッケー、ここが前立腺だな」

ガキ「はじめてだと痛いけど我慢しろよ……フルパワーだッ!」

男「ぶべらっ!」

 ドピュンッ

男「ハァ……ハァ……また出た」

ガキ「わっ、きったねーな、わたしの顔にかけんなよ」

男(し、白い液と黒い肌が映えてエロい!)

ガキ「どれ?」ペロッ

ガキ「うっわ、臭くてまじい」

男(文句言いながらも俺の汁を飲んだ!)

ガキ「へへ、仕上げだ」ペタンッ

男(……? 俺の腹の上に腰かけて?)

ガキ「ちょっとサービス」パカッ

男「お、おまめが! すじどころかおまめまではっきりと!」

ガキ「このバカチ○ポに油を塗って……」

男「うおっ、これは新感覚!」

ガキ「アホか、ただの潤滑剤だよ」

ガキ「それじゃ、いくぜぇ~」

男(おお、ついにそうにゅ――)

 ズブッ

男「うっ、おおおっ!」

ガキ「あ……ああ、はいったぜ」

男(すごい、俺のアレがこんなちっこいガキに奥まで入って――ってあれ?)

男「あ、穴が違いませんか、ガキさん?」

ガキ「あたりめーだろ。 子どもの前の穴じゃ全部入るわけねーよ」

ガキ「わたしのアナルを奥まで使ってやってんだから、ありがたく思え!」

ガキ「それに、このかっこうだとお兄ちゃんの好きなスジがよく見えるだろ、」

男「た、たしかに見晴らしはすごくイイ!」

ガキ「そんじゃ、動くぞ」

男「……ちょ、今動かれたら」///

ガキ「なんだよ早漏かよ。 しょうがねーお兄ちゃんだな」

ガキ「でも、こっちは遠慮しないぜ! ケツの穴に中出ししちまいな、ド変態!!」

男「うあああああっ!」//////

 ドクンッ ドクンッ ドクンッ

ガキ「あっちぃ……ケツの中でビクンビクンしてやがる」

男「……ぜぇ……ハァ……さ、三発たて続けはつらい」

 ズル ズル キュポンッ

ガキ「ハハッ、穴から漏れてやがる、三発目のくせに量多すぎだろw」

ガキ「こんだけ出せるならもう一発――」

男「ちょ、さすがにもう無理!」

ガキ「ちっ、もっといじめてやりてえが、腹上死されても困るな」

ガキ「今日はこの辺にしといてやるよ」

男「いろいろ奪われた」シクシク

ガキ「ひさびさに思いっきりヤッたらスッキリしたぁ」

男「……それなら、そろそろ手足ほどいてくれよ」

ガキ「……」

男「?」

ガキ「……ほどいてやるけど、乱暴に襲ってくるなよ」

男「ちょ! ここまでしといてまだ怖いのかよ!?」

男「今の完全に逆レイプだったじゃねーか」涙

ガキ「んー、ちょっと試してみる。 こう、ほどいて――」

 スルスル

ガキ「わたしの体さわってみな」

男「……ああ、こう胸をそっと」オソルオソル

 サワッ

ガキ「……」

男「……」

ガキ(よし、体が勝手に動かない)

男(なぐられない!)

ガキ「他のトコもさわれよ」

男「おしりとか」

 ムニッ

ガキ「へへ、いきなり揉んでくるとは、遠慮ねーな」

男「て、抵抗しないのか?」

ガキ「ああ」コクリ

男「おお……っ、神よ!」

ガキ「そんじゃ、また水浴びでもしよーぜ。 まだ風呂場に水残ってたろ?」

男「それは、さわりっこありで?」

ガキ「もちろん、アリで」

男「よっしゃあ!」グッ

男「……って待てよ、俺まだ童貞卒業できてない! キスすらまだだし!」

ガキ「あ、バレた」

ガキ「てか、ついに自分で童貞白状したな」

男「あ……もういい! せめて、キスだけでも今っ!」

 トンッ

男(う、指で口を抑えられた)

ガキ「がっつくなよ、童貞。 それはまた今度な」

男「は、はい」

ガキ「よし、いいお兄ちゃんだ」

男(なんだか俺の方が飼いならされてしまったような気がします)

男「――だから、今日こそは本番をだな」

 サワサワ

ガキ「えー? 昨日はもうすぐへばったくせに」

 ニギッ

ガキ「うわっ、もう硬くなってやがるww」

ガキ(うーん、昨日はちょっとやりすぎたかと思ったけど、大丈夫そうだな)

ガキ(ってか、あれだけやられて今日も求めてくるとは……真性のMかw)

男「もうこのままやっちゃっていい?」

 ムニムニ

ガキ「きゃっ、ちょ、今日はやめとけって。 サカリ過ぎると死んじゃうぜ?」

男「そんなこと言わずにさ……て、え? 死!?」

ガキ「うん。 わたしの前のご主人様がさ、やり過ぎで腎虚で死んじゃったんだ」

 ※腎虚=過剰な性行為による腎機能低下や体力減衰

男「マジで?」

ガキ「マジ、大マジ。 毎日何発もやってたから、そりゃいずれそうなるよ」

男「……わかった、今日はおさわりだけにしとく」

ガキ「それでもおさわりはするんだ。 まあいいけどさ」

ガキ「前のご主人様は日に日に衰えていくくせにそれでもかーちゃんを求めてさ、

ガキ「かーちゃんも時には断ればよかったって後悔してた」

男「死ぬまでやりたくなるって、まるでサキュバス伝説だな」ゴクリ

ガキ「そーそー、ご主人様死んだ後かーちゃんにサキュバスってフレコミついてさ

ガキ「破格の値段がついたんだ。 出産した女では普通ありえない30万ゼニーで」

ガキ「しかもすぐに買い手がついた」

男「それはすごいな。 なんでお前は母親の10分の1だったんだ?」

ガキ「育ち悪い上に従順でもなけりゃ処女でもない子なんて大した値はつかないよ」

男「自分で言うなよ。 てか従順でない自覚はあったんだな」

男「じゃあお前と同じ店にいた美少女ちゃんはどうしてあんなに高かったんだ?」

ガキ「ああ、あの子は育ちがよくて従順で処女だから」

男「なるほど……って、あの子奴隷なのに処女なの!?」

ガキ「うっわー、お兄ちゃん実は処女厨? ひくわー」

男「い、いやそういうわけじゃないが、純粋な驚きと言うか」

ガキ「美少女ちゃんは処女だったよ。 わたしがこの目で確かめたから間違いない」

男「確かめたのかよ!? なにそれうらやましい!」

ガキ「やっぱ処女厨じゃん」

ガキ「一つ屋根の下に住んでたから、美少女ちゃんとはいろいろしたぜ」

男「お、俺が財産なげうってもできないことをこのガキは……」

ガキ「まーさすがに本気で犯そうとしたらおっちゃんにぶん殴られたけどね」

男「本気でって、お前女同士もいけたのか!?」ゴクリ

ガキ「モチのロンよ! 自分がこんなんだから女の子らしい子が好みだね」

男「『こんなんだから』って卑下するなよ、お前も案外女らしいと思うぞ」ギュッ

ガキ「お?」///

男「たとえば、なでられた時の表情とか」ナデナデ

ガキ「な、なんだソレ」///

男(ガチエロじゃ勝てる気しないが――

男(こういう攻めに弱いってところはかわいいな)

男「抱きしめたときの困った仕草とかな」

ガキ「――もう、何なんだよ」///

 イチャイチャ イチャイチャ

 ガチャンッ

村娘「……」

男「あ」

ガキ「お、村娘ちゃん」

村娘「ったく、昼まっからイチャイチャイチャイチャ――」

男「ちょ、ま、勝手に入るのよくないぞ」 

村娘「本を返しに来たんです!」

村娘「本は勝手に入って持ち出していいって言ったのは男さんじゃないですか!」

男「あ、ああ、そうだった」

ガキ「本って、村娘ちゃん字読めるの?」

村娘「うん、一通りはね」

男「一通りどころじゃないよ」

男「俺だって読まないような難しい本をスラスラ読んじゃうんだから」

ガキ「へぇー、でも何のためにそんなもの読むんだ?」

村娘「え、ええと……ホm……じゃなくて知的好奇心かしら」

ガキ「そ、そうなんだ? エロいことならともかくその感覚はわかんねーな」

村娘「あ、あたしはエッチなのはあまり! ほ、ホントよ!」ビクッ

男「村娘ちゃんのよく読むのは文学とか歴史とか神話が多いかな」

ガキ「あー、わたしが聞いたら眠くなるタイプの話」

村娘「人から聞くのと読んでみるのとではまた違うわよ」

村娘「読むたびに新しい発見があったり、思いもかけないようなことが書いてたり」

男「その言葉を聞くだけでも本当に本が好きだってわかるなぁ」

男「……で、次はアキレリアスの叢書の最終巻だっけ?」

ガキ「アキレレ? ……舌かみそう」

村娘「はい。 それとホメキュロスの詩集の初巻もお借りしたいのですが」

男「ああ、わかった。 取ってくるよ」

 スタスタ

ガキ「そういやお兄ちゃんはどうして自分で読まない本持ってんだろ?」

村娘「本家でいらなくなった本を押し付けられたって言ってたわよ」

村娘(『お兄ちゃん』って呼ばされてるんだ。 買ってきた奴隷を弟代わりに……)

村娘(しかもはた目から見たらうっとおしいぐらいイチャイチャ)

村娘「……ハァ、ガキちゃんが男の子だったらよかったのに」

ガキ「? なんだいきなり?」

 ガチャリ

男「はい、持って来たよ」

村娘「ありがとうございます」

----------

男「字が読めるって言っても、路線馬車の停留所が分かるって程度の奴がほとんど」

男「村の中でちゃんと本が読める奴なんて数名しかいないんだ」

ガキ「へぇー、じゃあ村娘ちゃんってすげーんだ」

男「ああ。 村一番の才女かも知れないな」

ガキ「どうやって村娘ちゃんは読めるようになったのさ?」

男「ふふ、それはこの俺がみっちりと読み方を教えてあげたからさ」

ガキ「ふーん、女の子にみっちりと文字の読み方を教えるお兄ちゃんか」

ガキ「……あやしい」

男「な、何が? 平民を教化するのも貴族のつとめだ」

ガキ「どうせこのロリコンのことだからあわよくば食っちまおうって考えてただろ」

男「ななな! 何を根拠にそんなことを!」汗

ガキ「今もわたしの胸と尻をさわりながら会話してる変態ってのが根拠だ」

 ムニムニ

男「い、いや、それはお前だからであってだな」汗

男「確かに可愛い子だから仲良くなりたいなーとは思ってたけど、それ以上は――」

ガキ「それ以上何かする勇気もなく今に至ると」

男「そ、そうそう――って違う!」

ガキ「ったく、いくら貴族様でもよその子に手ぇつけたら捕まんだからな」

ガキ「間違ってもわたし以外の子を襲ったりするなよ?」

男(お? もしかして、妬いてくれてるのか?)

男「大丈夫だって」ギュ

ガキ「あ……」///

男「どうせ俺は寂しい童貞だから、お前しか相手はいないよ」

ガキ「うぅ~、なんだよその変な余裕は」///

男「村娘ちゃんも今日の様子だと、本は好きでも俺はそうじゃないみたいだしな」

男「あの子は村の中でも浮いた話が無いし、まだ男に興味がないんじゃないか?」

ガキ「そっか、そういう子なんだ」

男「あるいは、恋人は本の中かもなw」

ガキ「それと関係あるかどうか分かんねーけど、村娘ちゃんがさっき言ってたな」

ガキ「『ガキちゃんが男の子だったらよかったのに』って」

ガキ「お兄ちゃん、意味分かる?」

男「へぇ、そんなことを言ったのか……」

男「もしかして、村娘ちゃんはお前に気があるんじゃないか?」

男「それでさっきイチャイチャしているのを見て腹が立ったと」

ガキ「あ、なる   ほど」

男「変な言葉の区切り方するな!」

ガキ「もしそれが本当だったらさ、あの子食っちゃっていい?」

男「いや、よその子に手をつけるなよ!」

----------

村母「村娘ちゃん、また本を読んでるの?」

村母「お前がかしこいのは良いけど、他の事にも気を配りなさいよ」

村娘「うん。 でももうちょっと読ませて」

村娘(そう、あたしは村の中では才女として知られている)

村娘(はじめはほんの少しの文字が読める程度だった)

村娘(それがある出来事を境に本の世界にのめりこんでいった)

-----回想-----

村娘(幼)「んー、なんだろうこの言葉、難しいよう」

男「お、村娘ちゃん、難しい本を読んでるね」ギュッ

村娘(幼)(なんでここで抱きしめてくれるんだろう?)

男「お、これは初代皇帝が功臣に対して送った詩だな」

村娘(幼)「ふぅーん、で、どういうことが書いてあるの?」

男「えーと、『汝は薔薇よりも美しく』……『気高き肉体に』……」

男「こりゃ、恋文だ」

村娘(幼)「ええっ!? 初代皇帝様も功臣さんも男の人だよ?」

男「そうだよ。 この二人は男同士で恋仲だったんだ」

村娘(幼)「え、だって、普通は男の人と女の人だよね?」

男「はは、たまにはそういう人もいるってことさ」ナデナデ

村娘(幼)(男さんはよく体さわってくるなぁ)

-----回想終了-----

村娘(そう、衝撃的だった。 男同士で愛し合うなどということが存在するとは)

村娘(それからあたしはさまざまな史書をひも解いては同性愛の男性を探した)

村娘(やがて、神話や文学にはもっと露骨な同性愛の描写があることを知り――)

村娘(過激な描写にのめりこんでいった)

村娘(するといつの間にかあたしは村で誰よりも本を読める人間になった)

村娘(そうなると今度は読んでるだけでは物足りなくなって)

村娘(あの男とこの男がこんなことを――なんてすぐ考えるようになってしまった)

村娘「ああ、あたしはどうしてこうなってしまったの!」

村娘(妄想のネタは主には男さんだった)

村娘(別に男さんが好きとかそういうわけではない)

村娘(同性愛の話が残っているのが、たいてい王侯貴族であり――

村娘(あたしにとって身近な貴族が男さんしかいなかったからだ)

村娘(男さんは文学にはあまり興味がなく――

村娘(あたしが何のために本を読んでいるのかはばれていないはずだ)

村娘「でも――」

村娘(その男さんが同性愛どころか、その対極とも言えるロリコンだなんて!)

村娘「ああっ、あたしはどうしたらいいの!?」

村母(かしこいのはいいけど、たまに変なこと言うのよねぇ)

村母(天才故の浮世離れなのかしら?)

ロリコンとショタコンの親和性は高いと思われますが
ショタコン=ホモかといえば必ずしもそうとは言えず……難しいですね

少年達「じゃーんけーん、ホイッ!」

少年C「ぼくとBくんがパーで――」

少年A「おれとガキがグーか」

ガキ「ってことは、オレの味方はAなんだな?」

少年B「ああ、そういうこと」

ガキ「村娘ちゃんは?」

村娘「あたしは見てるだけだから気にしなくて良いわよ」

少年B「村娘はいっつもああだぜ」

少年A「たまにチームに入れてみても嫌がるんだ」

ガキ「ふーん、見てるだけで何が楽しいんだろ? エロいことならともかく」

村娘(ギクッ!)

少年B「お前じゃあるまいし、村娘がそんなこと考えてるかよ」

少年C「村娘ちゃんだったらすごく難しいこと考えてそうだよね」

村娘「あんたたち、て、適当なこといわないでよね!」

村娘「あたしはただ……、その、本を読んでたら疲れるから息抜きしてるだけよ」

ガキ「ふーん、そうなんだ」

少年A「それじゃ、そろそろはじめるぞ。 配置について――」

 スタスタ タッタッ 

村娘(本当はもうちょっと年上の方が好みだけど、少年達がじゃれあう姿も中々)

村娘(たまに上半身裸になったりするサービスショットもあるしね)///

村娘(ガキちゃんも見た目ほとんど男の子だから邪魔にならないわ)

 ボンッ

ガキ「おら、パス!」

少年A「よし、センターががら空きだ」

少年C「させないよっ!」ザッ

少年A「くそ、回り込まれた」

ガキ「A、オレに回せ!」

 ザザッ トンッ バンッ ザザッ

村娘(ガキちゃん、男の子たちと遊ぶときは『オレ』になってるのよねぇ)

村娘(ますます男の子同士に見えるわ)  

ガキ「取った。 そしてこのままシュートを――」

少年B「何を!」

 ドンッ

少年B「いてててて、ぶつかった」

ガキ「いってぇー。 強引すぎだろ」

少年B「ああ、悪い」

 サワッ

ガキ「ん? おい、B、いまわざとさわらなかったか?」

少年B「え!? あ、あたったか、悪かった」

ガキ(手のひらで人の尻さわっといて偶然のフリかよ……)

少年A「コーナーキックから再開だ」

少年B「C、Aをマークしろよ!」

少年C「うん、分かった」

ガキ「じゃ、いくぜ!」

 ボンッ

少年B「打ち上げたか! C!」

少年C「このボールはとらせない!」

少年A「ピッタリマークされるとつらい」

村娘(汗まみれの体をぴったりと密着させる男子)///

少年A「それなら、こうだ!」

少年B「ヘディング! また空中戦か!」

少年B(……チャ~ンス)ニヤリ

ガキ「よし、ここで飛び上がって――」ピョンッ

少年B「このボールはおれが取る!」ピョンッ

少年B「おっと、バランスを崩した~」棒

ガキ「えっ? ちょ、お前!」

 ドサッ

少年A「もつれあったまま落下した!?」

少年C「Bくん、ガキちゃん、大丈夫!?」

ガキ「てて……」

少年B「ああ、なんとか」

村娘(もつれ合う少年達、なかなか良いわね)///

少年B「よっこらせっ……あれ、体がうまく動かない」棒

 ムニムニ 

ガキ「てめえ、B! いい加減にしろよ!」ガバッ

少年B「わっ、ちょ、いてぇ、マジでいて!」

少年A「ぶつかったぐらいでそんなに怒るなよ。 運動にはつきもんだって」

ガキ「違う! こいつがオレのエロいとこばっかさわってくんだよ!」

少年C「え? Bくん、それはダメだよ」ドンビキ

村娘(少年同士でセクハラ!)///

村娘(いや、ガキちゃんが女の子って知ってるけど、今は見えない聞こえない!)

少年B「な、何を言い出すかと思えば……で、デタラメだ!」

少年B「だ、だいたい、エロいとこってどこだよ、言えるもんなら言ってみろ」

少年C「Bくん、ガキちゃんが言いにくいことを――」

ガキ「ケツと胸とま○こ」キッパリ

少年B「」

少年A「ガキ、仮にも女なんだから即答すんなよ!」///

村娘「そうよ! せめて股と言ってちょうだい!」

村娘(ま○こなんて言葉が出てきたらあたしの妄想が全部ふっとんじゃう!)

少年C「考えてみたら、ガキちゃんに羞恥攻めなんて無意味だよね」

少年A「B、わざとやったんだったらお前最低だぞ」

ガキ「絶対わざとだ。 Bが試合中に手のひらで男のケツさわったことがあるか?」

村娘(ガキちゃん、その例えステキすぎる!)///

少年A「ないな」

少年C「あるはずないよ」

村娘(こら、そこ! あたしの幻想を壊すな!)

少年B「う、うぐぐ……ぐ……うるさい!」

少年B「どーせ、お前は男とエロいやりまくってんだろ!」

少年B「このぐらいでつべこべ言うんじゃねーよ!」

ガキ「ハァ……」

少年B(な、なんだよその哀れむような視線は)

ガキ「確かにな、さわられること自体がそんなに嫌かって言えばそうでもねーよ」

ガキ「だが、偶然のフリしてとか、こっそりさわるとかは最悪」

ガキ「それにオレはご主人様のモノだから、他の男には抵抗しなきゃいけねーの」

ガキ「もしオレがフリーだったらエロでお前らの相手してやったってかまわねーが」

ガキ「ご主人様がいる以上はそういうわけにゃいかねーんだよ」

少年A「ガキ、お前けっこうマジメに仕えてるんだな」

少年A(ただエロいだけの奴かと思ったけど違ったみたいだ)

少年C(もしフリーだったら!? フリーだったらよかったのに!)ドキドキ

村娘(もし男だったら、これが全部男同士の話だったらよかったのに!)ドキドキ

少年B「な、なんだよそれ、わけわかんねーよ!」

ガキ「例えば……えーと、ここのCがお前の彼女だったとして」

少年C「え゙」

ガキ「そのCがAにエロいことされてたら嫌だろ」

少年A「ええっ!?」

少年B(……素でわからねー!)

村娘(な、なんて素晴らしいたとえなの)///

ガキ「あれ? あんまり伝わらなかったか?」

ガキ「えーと、それじゃあ……」

 スタスタ

村娘「つまり――」

ガキ「村娘ちゃん?」

少年A「その手に持っているのは馬の毛?」

村娘「こういうことかしら」ズボッ

少年C「わ、何を!?」

ガキ「おお、Cに馬の毛をかぶせたら――」

少年A「まるで女の子だ」

村娘「Cくんの方が女の子っぽいから、セクハラするならCくんにしなさい!」真顔

少年B「ハァ!?」

少年C「ぼくも嫌だよ!」

ガキ「たしかにオレより女の子っぽいww」

少年A「はは、こりゃけっさくだ。 今度スカートもはいてみるか?ww」

村娘「それもいいわね」真顔

少年B「な、なんなんだよお前ら、わっけわかんねーよ!」

 ダッ

少年C「あ、逃げた」

村娘(あれ? ちょっとBくん、Cくんにセクハラしないの? なんで!?)

ガキ「いやー、あんがと。 オレが空気悪くしたところを和ませてくれて」

村娘「えっ!? あ、そ、それほどでもないわよ」

少年A「でも、ほんとに似合ってるな、C」

少年C「や、やめてよ、もう」

村娘「それならさ、Aくん、Cくんをお姫様だっこしちゃいなよ」///

ガキ「お、いいなそれww」

少年A「ははは、こうかwww」グイッ

少年C「わあ! もう、悪乗りがすぎるよ」///

村娘(さ、最高だわ! この光景を一流画家の絵におさめて欲しい!)///

村娘(しかし、ガキちゃんのさっきからの例えのセンスとこのノリの良さ――)

村娘(もしや同類!? 少なくとも素質はあるはずね!)キラリ

-----貴族院-----

行政官「――農地拡大計画に関しては、北部地域で目覚しい進展が見られ――」

貴族A「――ライ麦の品種改良について、公表時の数値との差異が――」

男(はー、今日もつまんね)

行政官「――で、――により、――が」

男(まあ、もうちょっとの我慢だ)

男(今日はおうちに帰れば、ガキが最後までやらせてくれるはず)ワクワク

貴族B「――では、――して、――ということで」

男(……やらせてくれるよな? 今朝はあいつもやる気だったし)

男(って、なんで自分の奴隷相手にそんなに気をつかってんだ、俺?)

貴族C「それでは――が、――ではどうなのか?」

男(でも嫌われたくはないよなぁ。 同じエッチするならわきあいあいとしたいし)

男(ガキの奴、なんだかんだいってただの子どもとしてもかわいいしな)

貴族A「その方法については以前――において、――という結果が――」

男(あいつもう村に馴染んでるし、わりと他のやつらにも好かれてそうだな)

男(それだけに不安もあるな。 村のイケメン少年に先越されたり――)

 バンッ

男「そんなわけあってたまるか!」

貴族達「」キョトン

行政官「そ、それは――ということですか?」

男「え? ああ、はい」

領主「ふむ、確かに考え直す必要があるかもしれぬな」

貴族C「この議論は次回に持ち越すべきかと」

貴族B「異議なし」

行政官「話がまとまったようですね」

議長「それでは、本日の貴族院を閉会します」

男「ふぁあ」(やっと終わったか)

領主「あー、~~くんと~~くんと、男くんはまだ残りたまえ」

男「え!?」

行政官「これから別室に移り、特別委員会です」

男「俺、メンツに入ってるの?」

領主「君がいなければ話になるまい。 なに、宿泊費はワシが出す」

男(泊まり!? そんなバカな……)

----------

 バチャ バチャ

ガキ「ここも、ちゃんと洗って――」

ガキ(今日こそ最後までやらせてやらねーとな)

ガキ(もう誤魔化しはきかねーだろうし)

ガキ「ああ、バカ! ナニ緊張してんだ!」

ガキ「ただセックスするだけの話だ、いまさら緊張する理由なんてねーはずだろ!」

ガキ(けっこう可愛がってくれてるし、いいご主人様じゃねーか)

ガキ(拒む理由がどこにあるってんだよ)

ガキ「……」

ガキ「そういや前の穴でしたことあるのは前のご主人様だけなんだよな……」

ガキ「あんだけエロアピールしといて実はセックスが怖いんですとか、アホだろ」

ガキ「それとも前のご主人様に操立ててるつもりか、わたしは?」

ガキ「死人に操立ててこの歳で未亡人気取るつもりかよ、このドアホ!」

ガキ「あー、もうつべこべ悩むな! 今日は気合入れてくぞ!」

ガキ(まず出迎えからだ。 すべりだしが良ければあとは何とかなる)

ガキ(帰ってきたらまずキスかな? それともお帰りフェラ……)

ガキ(カッコも気をつけねーとな、すぐにでもヤレてなおかつ下品すぎないように)

ガキ(例えば――、アレだったらどういう反応するかな?)

ガキ(強引に襲われるのはいやだけど、抱きしめたり頭撫でてくれるなら――)

ガキ「……」

ガキ「あっ、何これ?」

ガキ「……濡れてる?」

ガキ「わたし、愛液出るようになったんだ……」///

ガキ「そっか、もうそういう歳なんだよな。 近いうちに中出しもできなく――」

 カランコロン チリーン

ガキ「呼び鈴!? 帰ってきた」

ガキ「……いくぞ!」ダッ

ガキ「おっかえりーーーっ!!」

 ギュッ

村娘「え!?」///

ガキ「あ、あれ??? 村娘ちゃん?」

村娘「う、うん。 ちょっと本を借りに――」

村娘「って、ガキちゃんなんて格好……」///

ガキ「あー、これはその、お兄ちゃんを出迎えようと思って」

村娘「そ、そうなんだ」

村娘(うすくてスケスケのレース、下は何も着てない……)

村娘「やっぱり奴隷って大変なのね」涙

ガキ(なんか同情された!?)

ガキ「とりあえず、まだお兄ちゃんは帰ってないから本は勝手に持ってってよ」

村娘(男さんがいない? ……チャンスだわ!)

村娘「それなら……あたしだけじゃ分からないから、付いてきてくれない?」

ガキ「え? わたしじゃなおさら本なんてわからねーよ」

村娘「それでもいいの」

ガキ「?」

ガキ(ま、いっか。 ひとりで待ちぼうけもなんだし)

ガキ(しっかし、何だろう、体の奥がムズムズするような――)

村娘「本って言ったらみんな難しいものと思って読んでみようともしないけど

村娘「実はそんな難しいお話ばかりじゃないの」

ガキ「ふーん、そうなんだ」

ガキ「つってもさ、そもそも字が読めなけりゃどうしようもねーよ」

村娘「ふふっ、そうでもないわよ。 例えば――」

 バサッ

ガキ「うわっ、絵ばっかだ!」

村娘「スポーツ競技の技術解説書なんだけど、文字は最低限で絵がほとんど」

村娘「文字の読めない選手にも分かるように工夫されてるの」

ガキ「へー……あ、そっか、こういうボールの蹴り方をしたら良く飛ぶのか!」

村娘「……それにね、えっちな話も、けっこうあるんだよ」

ガキ ピクッ

ガキ「えー! なになに、村娘ちゃん実はそういうの読みに来てたわけ!?」

村娘(この食いつきよう、イケる!)

村娘「ふふっ、男さんには内緒だからね」

ガキ「ほほう、村娘ちゃんはなかなかむっつりだな」ニヤリ

村娘「例えばね、これは初代皇帝様が功臣にあてて書いた詩なんだけど――」

村娘「男の人のあそこを白き竜に例えているわ」///

ガキ「ははっ、男同士でばっかじゃねーのw」

村娘(ウケた! でも、萌えてはいないみたいね)

村娘「グリーク神話は、恋愛事情に関する描写が多いのが特徴よ」

村娘「浮気や寝取り合戦もしょっちゅうで、ほら、ここなんか」バサッ

ガキ「おお、すごい、モロじゃん!」///

村娘「こんなえっちな挿絵も入ってるの。 ページをめくると」パラッ

ガキ「マッチョなおっちゃんが子ども達を――!」

村娘「英雄ヒラクレスは少年が好きで、甥っ子を愛人としていた上に

村娘「他にも多くの少年と性的な関係をもったとされるわ」

村娘「それでも甥っ子は生涯ヒラクレスにつき従ったわ」

ガキ「へー、健気なもんだ」

村娘「きっと心底愛していたんだと思うの」

ガキ「わたしだったら、お兄ちゃんがそんなあっちこっちに手を出したらやだな」

ガキ「まー、いずれ正妻ができるのは仕方ないけどさ」

村娘(しまった、自分の話に置き換えて考えちゃってる)

村娘「このへんとかも、えっちよね」ペラッ

ガキ「おお、男同士でしゃぶりあってる」///

村娘(よしっ、モロ系は好反応)

村娘「こっちの本なんかどうかな?」バサッ

ガキ「うー、それは文字ばっかじゃん」

村娘「これは官能小説って言ってね、えっちなことを読みやすくお話にしてるの」

村娘「たとえば、このシーンでは川でおぼれている美男子に一目ぼれした男が――

村娘「助けた後すぐ美男子のおしりに差し込んじゃうところが描かれているわ」

ガキ「ん?」

村娘「お互いすごく気持ちよくなって、二人はそのまま両思いで添い遂げるわ」

ガキ「なんだそれ、いんちきくせー」

村娘「え、ど……どういうこと?」

ガキ「お尻使う場合はさ、先にかん腸してう○こ抜いて、ちゃんとお尻洗わないと」

村娘「えっ!? え?」

ガキ「そうしないと腹の中が詰まっちまうし、ち○ぽって意外と繊細なんだから」

ガキ「エロいことするときほど清潔にしないと変な病気になっちまうぞ」

村娘(なっ!? 知らなかった!)

村娘(いくら本を読んでも所詮、実践には負けるというの!?)

ガキ「それにさー、その美男子が前からホモしてたわけじゃないなら、

ガキ「すんなりアナルセックスできるわけねーじゃん」

村娘「そ、そうね、ば、ばかばかしいわよね」汗

村娘「そ、それで次は――」

 ガバッ

村娘「――え?」

ガキ「エロい話聞くのは好きだけどさ、実際にやる方がもっと好きなんだ」

村娘(あれ? ガキちゃんが上に覆いかぶさって? どういうこと?)

ガキ「さっきからずっとエロい話ばっかしてさ」

ガキ「村娘ちゃん、こうして欲しかったのか?」

村娘(ええと……それってもしかしてガキちゃんがあたしを? 女同士!?)

ガキ「それとも、オレに本に興味を持たせたかっただけ? どっち?」

村娘(か、完全に予想外! ガキちゃんを穢れた道へ誘おうと思ったら――)

村娘(むしろあたしの貞操のピンチ!)

ガキ「何にも言わないなら、もうこのままやっちゃうよ」ムニッ

ガキ「お、村娘ちゃん歳のわりにおっぱいあるじゃん」

村娘「ちょっと待って! ガキちゃんには男さんがいるじゃない!」

ガキ「大丈夫、女同士でいくらやったって子どももできないんだし、

ガキ「オナニーみたいなもんだって。 だから二人でオナニーしよっ」///

村娘「そ、そんな……でもあたしまだ……」

ガキ「へへ、オレは女同士のやり方も仕込まれた調教済みの性奴隷だから」

村娘(一人称がオレになってる……男の子っぽくして落としに来てる!)

ガキ「はじめての子が相手でもちゃーんと気持ちよくできるよ」

 スッ

ガキ「うっわ、びしょびしょ。 これだけ濡れてりゃ十分だ」

村娘「いやぁ、恥ずかしい」///

ガキ「こっち見てよ、オレも濡れてるからさ、恥ずかしがることないよ」///

村娘(あ、ホントだ。 ガキちゃんのおまたから太ももにお汁がたれてる……)

ガキ「オレももう我慢できねーよ」///

ガキ「ばっちりセックスするつもりで覚悟決めてたときに村娘ちゃんがやってきて」

ガキ「エロい話ばっかりしてくんだから、こうなっても仕方ねーだろ」

村娘(た、確かに、状況だけ見たら完全にあたしの誘い受けだわ!)

村娘「ご、ごめんなさい! ちがうのよ、これは!」

ガキ「何が?」

村娘「あ、あたしは男同士のカラミが好きなの!!」///

ガキ「へ?」

村娘「ガキちゃんになら理解してもらえると思って、ホモの話をしてたのよ!!!」

ガキ「」

村娘(あー、言っちゃった。 全てが終わった――いろいろと)涙

ガキ「……えーと、村娘ちゃん女の子だからホモはできねーじゃん??」

村娘「そうだけど、そうだから良いって言うか……」

ガキ「うーん、オレの……いやわたしの理解を超えてる」

ガキ「と、とりあえずその気が無いんだったら謝る。 襲って悪かった」

村娘「う、うん。 こっちこそごめんね、紛らわしい行動しちゃって」

村娘「でも、やっぱり気持ち悪いよね、ホモが好きなんて……」

ガキ「別に? なんとも思わないけど」

村娘「え!?」

ガキ「わたしは男も女も両方いけるクチで、現に村娘ちゃん襲おうとしたし

ガキ「お兄ちゃんは一日中子どもの胸や尻をさわってるようなドヘンタイだし

ガキ「ホモが好きだとかそのぐらいどうってことないと思う」

村娘(う、うそ!? 絶対受け入れられないと思っていたのにこんなにあっさり!)

村娘「ガキちゃん! あたしたち、友達よね!?」グッ

ガキ「えっ!? ……うん!!」

ガキ「襲っちゃったこと許してくれるなら……ね」

村娘「許す許す! 全っ然、許す!」

村娘「だから、これからも……たまにえっちな話しようね」///

ガキ「おう!」

 ガシッ ガシッ

村娘「ふふっ」

ガキ「へへっ」

村娘(仲間にするまではできなかったけど、理解者はできたんだ!)

村娘「……それじゃ、あたしはそろそろ帰るね」

村娘「ガキちゃんと男さんの邪魔しちゃ悪いし」

ガキ「おう。 ……またな!」

村娘「うん!」

-----帰路-----

 てくてく

村娘(いろいろあったけど、結果オーライとしましょう)

村娘(でもまさか迫ってくるとは思わなかったなぁ)

村娘「あの時のガキちゃん、けっこうイケメン風だったかも」///

村娘(女同士ねぇ……)

村娘「今度、そういう本も探してみよう!」

-----深夜-----

ガキ「あいつ、いつ帰ってくるんだよ!」

ガキ「こっちは準備万端でずっと待ってるつーのに!」

ガキ「あー、腹立つ! こうなったら今回も逆レイプしてやる」

ガキ「この間みたいに半端で許してやらねーからな!」

ガキ「……」

ガキ「……あいつ、帰ってくるよな?」

ガキ「今度はちゃんとキスも本番もするからさ、帰ってこいよ」

ガキ「オレ……いや、わたし夜中一人っきりとか一番苦手なんだって」

ガキ「いっぱいいっぱいエロいことしてさ、そのまま一緒に眠りたいんだよ……」

 クチュッ

ガキ「……まだぬれてる」///

ガキ「ってか全然収まってねーじゃん」

ガキ「う~、村娘ちゃんのせいだ」

ガキ「ひとをあれだけエロい気分にさせといて何もさせてくれないなんて」

ガキ「こういう気分をムラムラって言うんだっけ?」

 クチュッ

ガキ「……ちょっと気持ちいいかも」///

ガキ「オナニー、しちまうかな」

 クチュッ クチュッ

ガキ「うん、あっ」///ハァハァ

ガキ(そういや今までこんなオナニーしたことなかったな)

 クチュチュッ 

ガキ「あぁ、んんっ」///

ガキ(自分でま○こいじくるのは人に見せつけて誘ったり本番前の余興だったり)

 チュ クチュッ チュ

ガキ「ん~っ、ん、あっ」///ハァハァ

ガキ(でも本来オナニーって一人で気持ちよくなるためにするもんだよな)

 グチュ チュチュッ

ガキ(だったら、これがわたしの初オナか)

ガキ「んあっ! ああっ! んっ、ああぁあああああ~~っ」//////

ガキ「ハァ、ハァ……」//////

ガキ(イっちまった。 セックスでもほとんどイったことねーのに)///

ガキ「フゥ……なんか、つかれた……」

-----早朝-----

男「くっそー、結局徹夜になった……」

男「眠くて仕方ない。 部屋に入ったらすぐに寝るぞ」

 ガチャッ

男「」

男「な、なんだコレ?」

男「ガキが、か、下半身丸出しで寝てる」///

ガキ「zzz……」ムニャムニャ

男「俺の部屋で寝てるのはまあいいとして、このシーツのしめりぐあいは……」

 クンクン

男「うん、おしっこの匂いではない」

男「どう見てもこれ、ナニかした後だよな」ゴクリ///

 スッ

男「あそこがまだほんのり湿ってる」///

男「……」

男「少し、指を入れてみても――」

 バキッ

男「うわらばっ!」

ガキ「てめー、なにこそこそ帰ってきてんだよ!」

男「いて、いてて。 なんだ、起きてたのか?」

ガキ「今、目ぇさめた」

ガキ「わたしがちゃんと相手してやるために準備してずっと待ってたっつーのに」

ガキ「なにフラフラと朝になって帰ってきてんだ!」

男「ああ、それで待ちきれずオナニーしたのか」

ガキ「言うな、ボケ!!」///

男(下半身出しっぱなしなのは恥ずかしくないのにそれは恥ずかしいんだ?)

男「悪い、急な仕事が入って、俺も徹夜だったんだ」

ガキ「にしたって、連絡ぐらいよこせよ!」

男「いや、なるべく早く帰ろうと思ってたんだが――」

ガキ(あやしい。 実は娼館行ってたんじゃねーだろーな?) 

ガキ(わたしを待たせて別の女なんて――)

ガキ(……村娘ちゃん)

ガキ(いや、ここは責めないでおこう。 うん、もし娼館でも気にしない)

ガキ「そ、それなら仕方ねーけどさ、わたしまだあまり寝れてないからまた寝るぞ」

男「あ、ああ。 俺も徹夜明けでつかれた」

男「シーツかえて水浴びだけしたら寝るよ」

ガキ「……それじゃ、一緒に寝てくれよな」

男「え?」

ガキ「ま、前も言っただろ。 一人で寝るのに慣れてないって」///

男「あ、ああ。 そうだったな」ナデナデ

ガキ「ん~、もうちょっとやさしく」

男「こうか?」ナデナデ

ガキ「へへっ」

男(性器丸出しのままの普通の子どもみたいな微笑みしやがって……)

男(やべー、疲れてるのに少したってきた)///

男「なあ、寝ころがってるときにおさわりしていいか?」

ガキ「……まあいいけど。 指入れるのは無しな」

男「よっし! それじゃ水浴びして寝るぞ!」

ガキ(急に元気になった……ゲンキンだなぁ、まあいいけどさ)

>>1です
今回は出先からの更新なのでトリップ無しです

ガキ「へくしゅんっ!」

 ズル ズル

男「どうした? 風邪か?」

ガキ「いや、なんともない」

男「それならいいが……」

ガキ「ぶえっくしょんっ!!!」

男「やっぱ風邪だろ!」

ガキ「ちがう、絶対ちがう!」

男「そんなの分からないだろ」

男「オナニーして半裸のまま寝てたんだから風邪ひいてもおかしくない」

ガキ「オナニー言うな! お兄ちゃんにゃデリカシーつーもんがねーのかよ!」///

男「お前に言われたくはない! てか何でそこだけ恥ずかしがるんだ?」

男「とにかく俺は今から仕事に行くけど、お前は今日は家で安静にしてろよ」

ガキ「マジでなんともねーから、へーきだって!」

男「それでも念のため今日はじっとしとけ」

男「水浴びも控えておいたほうがいい。 今日はエロいこともしなくていいからな」

ガキ「……じゃあ運動は?」

男「一番だめに決まってるじゃないか」

ガキ「嫌だ! 隣村との試合が迫ってるから今日は練習しなきゃなんねー!」

男「ダメだ。 それで風邪こじらせたらずっと運動もできなくなるぞ」

ガキ「うー、だけど……」

男「頼むから今日はじっとしててくれ、お前の元気のためなんだから」ナデナデ

ガキ「……」///

ガキ「うん」コクリ

男「それじゃ、俺は行って来るからな」

ガキ「いってらっしゃい」

ガキ(くっそー、なんでオレなでられるとこんなに弱いんだろ)

-----30分経過-----

ガキ「……」

ガキ「……」

ガキ「すっげーヒマ」

ガキ「わたし本も読めねーしなあ」

ガキ「あ、そうだ! この間村娘ちゃんが出してくれた絵ばっかりの奴!」

ガキ「あれならヒマつぶしになるし、練習代わりにもなる」

 タッタッタッ

ガキ「えーっと、たしかこの棚の……あった!」

ガキ「てきとーにページを開いて――」

ガキ「へー、足をクロスさせて敵の予想外の方向にボールを飛ばすのか、なるほど」

ガキ「――こうして、――キックを――、パスが――」

ガキ「……」

ガキ「うずうずしてきたっていうか、ますます動きたくなってきたじゃねーか!」

ガキ「……見に行くだけなら、いいよな?」

ガキ「事情を説明しないで練習サボったと思われるのも嫌だし」

ガキ「どっちにしろ行かなきゃ話になんねーよな、うん」

ガキ「よし、行こう!」

-----村の中-----

少年A「よう、ガキ、遅かったな」

少年C「ガキちゃん、ちょっとしんどそうな感じが?」

ガキ「ああ、今日はちょっと具合悪くて」

ガキ「すまねーけど、今日は見学だけで」

少年B「ーーーーー」ボソッ

ガキ「?」

少年A(なあ、C、今の聞こえたか?)ヒソヒソ

少年C(たぶん、『この間は悪かった、無理はするなよ』って言った)ヒソッヒソ

少年A(でも絶対ガキには聞こえてねーよな)ヒソヒソ

少年C(うん、間違いない)ヒソヒソ

村娘(AくんとCくんが二人でひそひそ話を?)

村娘(もしかして、この間の女装がきっかけで出来ちゃったのかしら)///

-----夕方-----

男「ふう、今日は早めに終わってよかった」

男「ガキの様子も気になるし、急いで帰ろう」

 パカラッ パカラッ パカラッ

男「帰ったぞー!」

 ガチャリ

男「って、なんかたくさんいる!?」

少年C「あっ、男さん!」

村娘「男さん、ガキちゃんが運動中に急に倒れて――

少年A「それでみんなで運び込んで来たんです」

男「そうか、ありがとう」

ガキ「ハァッ……ハァッ……」

少年B「……」

 ギュゥ 

男「Bくんもタオルを絞って替えてくれてるのか」

少年B「……はい」

男「よしわかった。 後は俺がこいつの世話をするから任せといてくれ」

男「お前らには礼に――ええと、あったあった」

男「ほら、この菓子をやるよ」

少年C「銘菓『帝都ばなな』だ!」

村娘「高級品じゃない」

少年A「ありがとうございます」

少年B「……おれは、いりません」

男「え? そうか? 旧都銘菓『四ツ橋』の方が良かったか?」

少年B「それもいいです」

少年B「……ガキ、ごめん。 おれが悪かった」

 ダッ

男「おい、そんな急いで帰らなくても!」

男「……あー、行っちゃったか。 『ごめん』って何かあったのか?」

少年C「えーと、それは……」

少年A(言いにくいことだし適当にはぐらかそう)ヒソヒソ

村娘「あ、あたしたちはよく分からないです。 本人から聞いてみてください」

男「あ、ああ。 そうか」

少年A「それでは、失礼しました!」

 ダダッ

男「いや、だからそんなに急がなくても……みんな行っちゃったな」

ガキ「ハァッ……ハァッ……」

男「おい、ガキ、大丈夫か!? 意識はあるか?」

ガキ「……ハァッ……Bの……ばっきゃろー……」

男(いちおう聞こえてはいるみたいだが、あまり頭が回ってないな)

男「無理にしゃべらなくてもいい。 楽にしてろ」

男(ええと、とりあえず額をタオルで冷やして――)

ガキ「あいつ……こないだ……ハァッ……ハァッ……オレの……」

男(顔の汗をふいて――)

ガキ「……尻とか……さわってきて……」

男「」

男「くわしく聞かせろ! 場合によってはBを射殺する!」(弓で)

ガキ「ちょ、ま、ストップ!! わたしにはその程度、なんともねーから!」

ガキ「ハァッハァッ ゴフッ!!」

男「あ、おい! 大丈夫か!?」

男(くそ、けっこう容態が重いぞ。 医者を呼ぶべきか――)

男「ガキ、ちょっと待ってろ、医者を呼んでくる!」

 ギュッ

ガキ「……ハァッ、ハァッ……それよ……か、そばに……いて」

男「えっ」///

男「……わかった。 ずっと、そばにいてやるよ」

ガキ「……ハァッ……ハァッ……うん」ニコッ

男(くそっ、しんどいくせに笑顔見せやがて)///

男「いいか、水が欲しいとか暑いとかあったらすぐに言えよ」

ガキ「……」コクリ

ガキ「……頭……」

男「どうした? 頭が痛いか?」

ガキ「……ハァッ……ハァッ……なでてほしい」///

男「」///

男「ああ。 分かった」ナデナデ

ガキ「ハァッ……ハァッ……へへ……」///

よそはよそ、うちはうちです
他スレの晒し、批判は絶対にやめて下さい

-----深夜-----

ガキ「……ご主人様、男、あなた、お兄ちゃん……」

ガキ「うん、やっぱりお兄ちゃんがしっくりくるな」

男「ふあ……ハッ いつの間にか寝てた」

男「ん? ガキ?」

ガキ「お兄ちゃん……」チュッ

男「んん!?」

男(いきなりキス!?)

男(こいつ意外と唇やわらかい)///

ガキ「……」///

男(長いな……舌を絡めたり気取ったりもしないで)

ガキ「……プハッ」///

男(やっと離れた)

男「ど、どうしたんだいきなり? キスくれたのはうれしいが……」

ガキ「全部やるよ。 キスだけじゃなくてさ、わたしの全部」

男「えっ、それって」///

ガキ「……こういうこと」ギュッ

男「待て! お前体温がむちゃくちゃ熱いぞ!」

男「汗だって凄いし、目がうつろというかすわってる!」

男「熱で感覚が鈍くなったり頭が変になってるだけだろ!」

ガキ「それでもいい。 わたしがしたいんだ」ガバッ

男(勢いよく脱いだ!? 月明かりに汗が光って――綺麗だ)

男「そ、そんなこと言ったって、お前は無理したら死ぬぞ!」

ガキ「今が最後だったら、後悔ないようにしねーとな……」チュッ

男「ムグッ」///

男(最後って、まさかこいつ!?)

ガキ「……」チューッ

男(……まるで、ろうそくが尽きる前に激しく燃えるみたいだ)

ガキ「ええと――あった!」ムギュ

男「あっ、それはアレだ」///

ガキ「……可愛がってやるよ」パクッ

男(おお、これがガキの口の中か!? スゲー暖かい)///

ガキ「うぅん」

男(舌が、俺のアレに巻きついてくる)///

ガキ「クプッ……プハァ」

ガキ「へへ、立てすぎ」

男「え? このままいかせてくれないの?」

ガキ「いかせてやるよ……本番で」

男(俺のアレにま●こをあてがって――)

男「って、すげえ濡れてるじゃん、お前」

ガキ「いうなよ、バカ」///

 ググッ

 グッ

ガキ「さすがに……」

男「き、キツイな」

 チュッ

男(さっき俺のアレをなめた口でキスを!?)

男(でもいっか)///

ガキ「ングッ?」

ガキ(舌入れてきやがった)

男「んん」

ガキ「ぅん」

 ヌル

 ズズッ

男(入る! もう入る!!)

ガキ「んっ」///

 ズブッ

ガキ「プハッ」

男「フゥ」

ガキ「へへ、童貞卒業おめでと」///

男「あ、ああ」///

男(すげー、あったかい肉がチ●ポにまとわりついてくる!)

男(まださきっぽしか入ってないのにこれだったら、奥まで入れたら――)

ガキ「ああっ!」///

男「ううっ」///

男(お、奥にぶつかった? 半分ぐらいしか入ってないけど、すげー気持ちいい)

ガキ「へへ、このまま中にぶちまけて」ボソッ///

男「」///

 ヌチュッ ヌチュッ ヌチュッ

ガキ「あっ ああっ あっ」///

男「うあぁっ!!」(もう我慢できん!)

男「ガキ、好きだ!」

ガキ「うん、わたしも」チュッ///

 ドクンッ ドクンッ ドクンッ

ガキ「……」

 クラッ

 ドタンッ

男「えっ!?」

ガキ「……」

男「おい、ガキ、しっかりしろ!!」

男「聞こえないのか!? おい!」

----------

男(ガキはそのまま動かなくなり冷たくなっていった――)


男(なんてことはなく)

ガキ「ふあーあ、よく寝た」

ガキ「今朝はずいぶん調子いいや、こりゃもう風邪も治ったっぽい」

ガキ「中出ししてもらうのが健康に良いって本当だな」

男「ほぅ……」

男「どちらかといえば……ゴホッゴホッ……うつしたら治るの方だろ……ゴホッ」

ガキ「へへ、わたしが看病してやるから安心しろって」

男「ハァ……ハァ……お前そんなの……ゴホッ……できるのか?」

ガキ「あんまり分かんねーけど、まー見よう見まねで」

ガキ「それよりも、オトコは熱出てる時にヤルとすっげー気持ちいいらしいぜ」

男「ゲフンッ……今やったらまじ死ぬ……ゴホッ……医者呼んで来い……」

ガキ「はーい。 ちぇ、つまんねー」

男「ハァ……ハァ……そういう問題じゃ……」

ガキ「あ、ところでさ――」

男(いきおいよく話ぶったぎった!?)

ガキ「わたし、ずっと奴隷だからエロいことは今までいっぱいしてきたけど」

ガキ「たがいに『好き』って言ったのはお兄ちゃんだけだから」///

男「へ? ……ゴホンッ ゴホンッ」///

ガキ「そんじゃ、医者呼んでくる!」

 タッタッタッ

男「あいつ……ゲホッ」

男(そうだよな、昨日はただやっただけじゃないんだよな)

結構早く結ばれたなよきかなよきかな
しかし少年Bが何やらかしたか気になる

>>233
分かりにくくてすみません少年B絡みは>>152-153に書いてあるとおりです

 チンッ チンッ チンッ

ガキ「ゴハンまだー? 今日はおせーぞ」

男「……今朝はお前はメシ抜きだ」

ガキ「へっ? なんて?」

男「何度も言わせるな。 今日は朝メシ抜きだ」

ガキ「そんな!? ついに奴隷イジメがはじまったか……」

ガキ「そのうちタクアンの切れ端しか食べさせてもらえなくなるんだ」

男「ちがう、そーじゃない! ってか、そんな東洋の珍味ウチに置いてねーよ!」

ガキ「それじゃ、なんなんだよ。 今日は試合があんだしさ――」

ガキ「東洋の珍味でなくていいからいつものケチな朝メシぐらいくわせろよ」

男「お前な、今日は試合で隣町にいくから馬車に乗るっての覚えてないのか?」

男「朝食とってから馬車に乗ったらお前は絶対に吐くだろ!」

ガキ「うー、でも朝メシぐらいくわねーと力がでねーよ」

男「それと『ケチな』は余計だ。 健康的な朝食と言え」

ガキ「せめて水だけでも」

男「……そうだな、水分が足りないのはまずいな。 ほらっ」

 ジョロジョロ カタンッ

ガキ「んぐっ んぐっ プハーッ」

男(おっさんの麦酒みたいな飲み方だな)

ガキ「うーん、やっぱ物足りねー……そうだっ!」ガバッ

男「お、ど、どうした急に抱きついてきて?」

男「って、なに朝から俺のナニを取り出してんだ!?」///

ガキ「精液飲ませてくれよ」

男「ブッ!」

男「病み上がりに朝っぱらから無茶させるな!」

男「大体、馬車の中でソレの混ざったゲロが出てきたら最悪だろうが!」

ガキ「ちぇ、ケチ。 童貞捨てたからっていい気になりやがって」

男「ケチとかそういう話じゃないだろ! そんなつもりもないし!」

ガキ「いっとくけど、わたしで3穴制覇したってお兄ちゃんまだ素人童貞だからな」

男「だからそんなんじゃ―― へ? まだ素人童貞?」

ガキ「だってそーじゃん。 わたしとは金の力でやっただけなんだし」

男「え? だ、だって、『好き』って言ってくれたのに」汗

ガキ「それはそうだけど/// でも結果論じゃん」

ガキ「やるために買った奴隷とやっただけだから素人童貞」

男「そ、そんな」ガクッ

ガキ「一生素人童貞でも、わたしがいくらでも気持ちよくしてやるから安心しな」

男「……うん」涙目

ガキ「よっし、それじゃ気持ちよくしてやるからチ●ポ出せ!」

男「けっきょくそこかよ!? 病み上がりにはキツイって!」

-----馬車の中-----

 パカラッ パカラッ パカラッ

村娘「うんっ、風が気持ちいい♪」

少年C「わっ、ゆ、ゆれる!」

少年B「……」

少年A「すみません、馬車まで出してもらって」

男「なに、構わないさ。 普段ウチのガキと遊んでくれてるからな」

村娘「そのガキちゃんがもう虫の息だけど」

ガキ「……うー……ダメだ、もう死ぬ」

少年C「ところで……わっ、なんで村娘が付いて来てるの? ……おっと!」

村娘「なに言ってるのよ、マネージャーがついてくるのは当たり前でしょ?」

少年A(いつからマネージャーになったんだか)

少年C「うわわっ、とっとと!」

男「お、Cくん大丈夫か? ほら、こうやってしっかりつかまるんだ」ガシッ

少年C「あ、ありがとうございます」

村娘(これよこれ! やっぱ少年同士より大人と少年の方があたしは萌えるわ)///

少年A(なにか歪んだものを感じる)

少年B「……ガキ、苦しいのか」

ガキ「……ああ……」

少年B「背中、さすってやろうか?」

男「!?」

少年A(おい、B! ここで変なことしたら馬車から叩き落されるぞ!)ヒソヒソ

少年B(そんなつもりはない。 苦しそうだからなんとかしてやりたいだけで)ヒソヒソ

ガキ「……背中、だけならゆるす……」

少年B「あ、ああ」ナデナデ

男「……」ゴゴゴゴゴ

少年C(このケツの穴にツララを突っ込まれたような緊張感ッ!!)

村娘(Cくんが無意識に男さんの袖をつかんでる! 絵になるわぁ)///

ガキ「はぁ……少し、楽になった……」

少年B「そうか、良かった」

少年A(ふぅ、問題なさそうだな)

男「……」(まあいいとするか)

少年B「あ、頭に――」

 バシィッ!!

ガキ「そこはさわるな!!」

少年達「!?」

少年B「え、いや、髪に虫が止まってたから払おうかと――」

ガキ「頭は絶対にダメだ! ケツやムネよりダメ!」

少年A&C(どういう基準?)

男「Bくん……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少年B「う、ああ、スイマセンでした! 後ろの席行きます!」

少年B「村娘、お前がなでろよ!」

村娘「え、ああ、そうね。 はじめっからそうすれば良かったわよね」ナデナデ

ガキ「はぁ……ありがと……」ニコッ

村娘(男さんとその愛人のガキちゃん、ガキちゃんにセクハラしちゃったBくん)

村娘(男さんは知らないけどガキちゃんに襲われかけたあたし――)

村娘(考えてみればひどいドロドロなメンバーじゃない!!)

村娘(それなのにホモ展開がひとつもないなんてひど過ぎるわ!)

 パカラッ パカラッ パカラッ

男「着いたぞー」

少年A「ありがとうございました。 さ、降りるぞ」

村娘「ガキちゃん大丈夫?」

ガキ「や、やっと終わったか……」

少年C「ボクもけっこう気分悪いや」

村娘「Bくん、Cくんを介抱してあげなよ」

少年B「え、お、おれが?」

村娘「ガキちゃんはあたしが見てるからそっちお願い」(このチャンス逃すまじ)

少年B「ち、仕方ないな。 ほら、C、いくぞ」

少年C「ちょ、そんなに早く歩かないで! 肩が……」

村娘(俺様系男子とかわいいショタ、なかなかいい組み合わせね)///

男「ガキ、町についたからもうメシ食っていいぞ」

男「試合始まる前にパンでも食うか?」

ガキ「……いや、いい。 気持ち悪くて食えそうにねえ」

少年A「本っ当に車弱いなお前」(今日のガキはあまり活躍できそうにないか)

???「おお、これは男くんではないかね」

男「あ、あなたはこの町の貴族の――」

隣貴族「いかにも、久しぶりだね」

隣貴族「おや、もしや隣村のチームはキミのチームだったのかね?」

男「いえ、そういうわけではありませんが、ウチの子も出るので」ギュッ

ガキ「おっ」

隣貴族「そうか、キミもついに奴隷を買ったのか」

隣貴族「労働用の奴隷にもスポーツをさせてやるとはなかなか思いやりがあるな」

男「あ、恥ずかしながら、こいつは愛玩用です」ナデナデ

ガキ「へへ」

隣貴族「ほう、そうだったか」(男くんが少年趣味だったとは知らなかったな)

隣貴族「かく言う我輩も、自分のところの子が出るのでね……ほら、来なさい」

???「「はーい」」

男「これはっ!? みんな金髪で小柄じゃないか!」

村娘「全員北方系?」

少年A「お前らは、『黄色い4連星』!!」

黄1「隣村の連中だ!」

黄2「ご主人様の知り合いだったの?」

黄3「あ、でも知らない奴がいる」

黄4「色黒白髪……南方系?」

隣貴族「みんな我輩のかわいい子たちだ」

男「」(4人も愛玩用奴隷買うかよ普通……しかも全員男子で似たような容姿)

村娘「」(あたしの理想郷キター!!!)///

隣貴族「児童・少年期におけるスポーツは体を育てる上でとても大事だ」

隣貴族「我輩の余った土地をこの町の球技場として開放したのもそのためでね」

少年C「だったら、おじさんのおかげでボクたちは運動できるってことですか?」

隣貴族「ふぉっふぉっふぉ、そうなるかな」

少年B「あ、ありがとうございます!」

隣貴族「我輩としてはもちろんウチの子たちに勝って欲しいが――

隣貴族「キミたちもがんばりたまえよ」

少年達「「はい!」」

隣貴族「さて、あとは子ども同士に任せて、我々は勝負を見学といかんかね?」

男「そうですね……」

男「ガキ、まだ具合が悪いか?」

ガキ「うーん、調子良くは無いけど、まあ動ける」

男「それじゃ、悪いけど後は頼れるマネージャーにまかせるな」

村娘「はいはい、分かりました」

男「それでは、いきましょうか」

隣貴族「うむ」

-----オープンテラスの喫茶店-----

男「へえ、ここなら試合を見ながらゆっくり歓談できますね」

隣貴族「そうだろう、町の商人達がうまく考えてくれた」

隣妹「にいさま、席はこちらにとってあります」

隣貴族「うむ、ではそちらに行こう」

男「今日は妹さんとご一緒ですか? 奥さんと息子さんは?」

隣貴族「ああ、息子はもう18になるのでね。 帝都に勉学に行かせた」

隣貴族「すると嫁も付いていってな、今はこの妹とあの子たちとの暮らしだよ」

隣妹「いつもにいさまがお世話になっております」ペコリ

男「いえいえ、こちらこそ」

隣貴族「知ってのとおり、帝国法では母親が奴隷なら子も奴隷」

隣貴族「妹は我輩と父親が同じだが、我輩が所有する奴隷ということになっている」

男「そうでしたね。 妹さんを売りたくはないでしょうし――

男「奴隷身分では正式な結婚が認められないので嫁がせることもできない」

隣妹「私はよそに嫁ぐよりにいさまの奴隷でいたいです」チュッ

隣貴族「ふふ、うれしいことを言ってくれる」チュッ

男(くそ、なんだよ兄妹でこのバカップルぶりは!)

男(ガキに「お兄ちゃん」って呼ばせたのも実はこいつらへの嫉妬だったり)

隣貴族「しかし不憫なのはあの四人の子ども達だ」

男「ん? 子ども達?」

隣妹「奥さまもあの子たちのことは快く思ってらっしゃらないみたいで……」

男(そういえばこの妹さんも北方系だ)

男「話が見えないのですが、あの、もしかして――」

隣貴族「ああ。 あの子たちは我輩と妹との愛の証だ」キリッ

隣妹「きゃ、にいさまったら」///

男「ナンダッテー!!」Ω

男「ちょ、ま、隣妹さんまだ20代ですよね!? それであんなおっきい子が四人て」

男「あんた一体いくつの妹に種付けしたんすか!?」

隣貴族「えーと、はじめが……」

隣妹「はじめの子が13の時、次の子が14の時で双子、末っ子は16で産みました」///

男「」

隣貴族「我輩ははじめの子の時でもう30代だったがの」

隣貴族「正妻と長男の手前、あの子たちには我輩をご主人様と呼ばせておるが」

隣貴族「間違いなく我輩の愛する息子たちだ」

男(ミドルティーンで4人出産とか、不憫だと思うなら子をつくるなよとか――)

男(13の妹を犯す30代の兄とかひどすぎだろとか、つっこみどころが多すぎる!)

----------

 ザザッ

ガキ「へっ、お前らのろいぜ!」

黄1「それはどうかな……」

 ドンッ

ガキ「なにこんなところで蹴り上げて……ハッ!」

黄2「いただき!」

少年C「わたさないよ!」

 ガッ

黄3「邪魔させるか!」

少年C「うっ、体で割って入ってきた」

黄2「さらにパス!」

少年B「しまった! 間に合わない!」

黄4「そのままボレーシュート!」

少年A「なんだって!?」

 ボンッ

 ピピーッ

審判「ゴール、1点」

ガキ「な、なんだこいつら?」

少年B「ひとりひとりは大したこと無いくせに」

少年C「でも、すごいチームワークだよ」

少年A(『黄色い4連星』は全員兄弟だけにチームワークは抜群)

少年A(それに引き換えこっちはガキが本調子でない)

少年A(そのうえガキとBとの関係がギクシャクしてチームワークも悪い)

少年A(くそ、なんて分の悪い勝負だ!)

村娘(オスばっかりの四兄弟、萌える!)ハァハァ

サッカーではありませんよ?
4人制でボールを蹴る何かです

----------

少年B「くそっ」ガンッ

少年A「モノにあたるなよ」

少年C「4対1かぁ、けっこうな得点差がついちゃったね」

ガキ「……わりぃ、全然調子が出ねー」

村娘「落ち込んでても仕方ないわよ、後半も全力でぶつかって」

少年A「そういうんじゃなくてもっと具体的な解決策を――」

村娘「そんなものあたしに分かるわけ無いじゃない」

少年A「だったら何で付いてきたんだか」

少年B「本読めるならドランカーの『マネジメンと!』でも読んでろよ」

少年C「どうもいいムードにならないなぁ、それに引きかえ向こうのチームは……」

 タッタッタッ

黄1「ご主人様ぁ」バッ

黄2「やりましたよ、見ていて下さいましたか!」

黄3「この僕が、ゴールを決めました!」

黄4「ぼくも、ぼくもっ!」

隣貴族「よしよし、お前たちよくやったぞ」

男「な、なんだこのテンションは!?」

隣妹「いつもこうなんですよ。 この子たちったらいつもにいさまにベッタリで」

男(息子たちにもばっちり愛されてるとか、勝ち組過ぎるだろ)汗

男「ちょ、ガキ、来い!」

ガキ「あ、なんか呼んでる」

村娘「しんどいなら無理して行かなくて良いわよ」

ガキ「んー、まあ一応ご主人様だし」

少年C(一応?)

 てく てく てく

ガキ「どうかしたか?」

男「あ、いや、その――」

男(くそ、こいつ素じゃねーか。 腹芸は通じないか)

隣貴族(ふ、まだまだだな)ニヤリ

隣貴族「今日は頑張っているからあれをしてやろう」

黄1~4「あ、あれを!?」

黄1「ボクから!」

黄2「あ、ずるい!」

黄3「僕が先だ!」

黄4「早い者勝ちだ!」

隣貴族「それでは、お前からだ――」

 ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ

男「なっ!? これはお互いの舌をなめ合っている!?」

ガキ「うっわー、すげーなw」

村娘「お、オス同士でなめあってる!!」///

男「あれ? 村娘ちゃんいつのまに」

隣貴族「ほら、お前もペロペロだ」

 ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ

男(4人全員なめつくしやがった)ゾクッ

黄4「えへへ、もうべとべとだ」///

黄3「服にまでついちゃった」///

村娘(エッチだ、容赦なくエッチだわ!)

黄2「おかーさまも♪」

黄1「一緒に」

隣妹「きゃ、もう」///

 ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ 

男「お、おい、ガキ」

ガキ「だからなんだよさっきから」

男「いや、そのだなぁ、わからないかな?」汗

ガキ「わからねー」キッパリ

男「」

村娘「……ガキちゃん、男さんは仲良いところを見せ付けたいんじゃないの?」

村娘「隣貴族さんとこに対抗して」

ガキ「ああ、なるほど!」

男「って、それ言ったら意味ねーよ! 惨敗だよ、すでに!」

隣貴族「ふふふ」ニヤリ

ガキ「ちょうど良かった。 それならたっぷり見せ付けてやるから抵抗するなよ?」

男「抵抗?」

 ズルッ

男「え、ちょ、おま、ズボン脱がすな」///

ガキ「抵抗すんなって言ってんだろ。 早く飲ませろ!」

村娘「飲ませろ?」

隣貴族「ま、まさか!?」

黄1~4「あわわっ」

男「待て、こんな公衆の面前で」///

ガキ「ははっ、こーしゅーのメンゼンでチ●ポ丸出し♪」

 ボロンッ

村娘(おお、あれが大人の男の人のアレ!?)///

男「ちょ、まじでやめっ」///

ガキ「んなこと言ったってもう立ってるじゃねーか」

ガキ「お兄ちゃんは奴隷に逆レイプされるのが好みか、このヘンタイ」

 パクリッ

男「ハウッ」///

黄1~4(すごい、あんな風にするんだ)///

隣貴族(少年趣味の上にドMで露出趣味だと? 男め、どれほど変態なのだ!?)

 ジュルッ チュパッ ジュルルッ

隣妹「な、なんていやらしい音」///

男「お、おおおっ!」///

 ドクンッ ドクンッ

ガキ「んぐっ!?」

 ゴクリ ゴクリ ゴクリ

ガキ「ぷはっ けほっ けほっ」

男「ああ、いってしまった……公衆の面前で」orz

ガキ「ちょ、量多いじゃねーか、口から漏れちまった」

 スッ

ガキ「村娘ちゃん、わたしの指についた精液、なめる?」

村娘「えっ、ひっ、いらない! いらない!」

ガキ「味を知っとくのも大事だと思うけどなー」ペロリ

ガキ「うん、まじい」ニッコリ

黄1~4「……」ボーゼン

ガキ「お兄ちゃん、人がせっかく気持ちよくしてやったんだから何か言えよ」

男「お、おまえな、人前でやることじゃないだろ! そりゃ良かったけど」///

ガキ「だったらいいじゃん。 ……良かったならさ、その、頭」///

男「ん? こうか」ナデナデ

ガキ「へへっ」///ギュッ

男「エロイこと抜きではじめっからそれにしろよ」

ガキ「えー、だってエロイのもナデナデも好きだし」///

男(うっ、やっぱりかわいい)///

男「そうだな、気持ちよかったしよしとするか」

男「一生可愛がってやるからエロイこともナデナデもいっぱいしような」

隣貴族(あれほどのド変態行為しておきながらこのラブラブっぷり、あなどれん!)

黄2「……一生?」

隣妹「!」

黄1「……ぼ、ボクもやる!」

隣貴族「へ?」

黄3「こ、こわいけど僕も」

黄4「ご主人様、ぼくにさせてください!」

黄2「ぼ、僕も!」

村娘「」///ハナヂブー

村娘(なにこのシチュエーション!? 最高すぎる!)

村娘(ガキちゃんの生フェラ見たのも凄かったけど、やっぱホモの方が萌えるわ!)

隣貴族「お、お前たち、気持ちはうれしいが待て!」

黄1「……でも」

隣貴族「わ、我輩はそこまでするつもりはない…… と言うか男同士のケはない!」

黄2「え!?」

黄3「そ、そうですよね」

黄4「……そうなんだ」

村娘「なーんだ」

男「ん? なんでこいつら落ち込んでるんだ?」

ガキ「さあ?」(村娘ちゃんが残念がってる理由は分かるけど、言わないでおこう)

隣妹(これは……もしかして……)

-----その頃少年たち-----

少年A「なにやってんだあいつら?」

少年B「ガキが顔を……男にうずめて?」

少年C「あ、あれって、しちゃってるんじゃないのかな?」///

少年A「何を?」

少年C「えーと、だから、口で、アレを……」

少年A「え!? そんなことすんの!? ばっちいじゃん?」

少年B「なんだって!?」

少年B「おれの見えてるとこで……ガキが……」ゴゴゴゴゴ

-----後半戦-----

ガキ「よっしゃあ、いくぞオラァ!」

黄1「あっ、また抜かれた」

黄4「取られてたまるか」

ガキ「へ、よゆーよゆー!」

黄4「右? うっ左だった!?」

ガキ「おら、パス!」

少年A「よし、よくや――」

 ダッ

少年B「……」

少年A「おいB、味方のパスを横取りするな!」

 ダダッ

少年A「って、聞けよ!」

黄2「こいつさえ止めれば」

黄3「2人がかりでボールを取るぞ!」

少年B「どうせおれなんて」ボソッ

黄2「え?」

黄3「いたっ!」

 ドンッ バンッ

少年C「うわー、Bくんの強引なドリブルだ」

----------

隣妹「後半になってガキさんの動きがよくなりましたね」

男(なんで急に? まさか、アレを飲んだから?)

男「はは……あいつ、本当に淫魔か何かじゃないだろうな」

村娘「Bくんも凄いわ、チームワークはガン無視だけど」

隣貴族「どういうことだ? 後半はうちの子の動きが悪くなっているような……」

隣妹「……やっぱりあの子たち、不安だったのですね」

隣貴族「なんだと!?」

隣妹「あの子たちの過剰な愛情表現は、不安の裏返しだったということです」

隣貴族「分かるように言ってくれぬか?」

隣妹「将来が不安なのですよ、あの子たちは」

男(何かめんどくさそうな話を始めたな。 距離をとろう)ササッ

村娘「男さん……こういう時ヘタレますよね」

隣妹「にいさまの他に、あの子たちを支えてくれる人は誰も居ません」

隣妹「でも、にいさまは一生あの子たちの面倒を見ることはできないでしょう?」

隣貴族「ハッ!」

隣妹「それに比べて男さんとガキさんの年齢差ぐらいなら、ほぼ一生の関係です」

隣貴族「その安心感の違いが現れているということか?」

隣妹「ええ。 ガキさんの男さんへの遠慮の無さはまさに安心感の現れでしょう」

隣妹「ガキさんを見てあの子たちは自分達の不安定さを自覚してしまったのです」

隣貴族「確かに、あの子たちは我輩が死んでもその後何十年も生きねばならない」

隣貴族「そして長男はあの子たちの面倒を見ないだろう」

隣貴族「しかし、それならば今可愛がってやるしかあるまい!」

隣妹(ああ……にいさまもそれであの子たちを猫可愛がりしていたわけですね)

隣妹「……売りましょう」

隣貴族「は、な、なんだと!?」

隣妹「あの子たちの売り時は今です。 今からならどんな奴隷にでもなれます」

隣妹「でも、猫可愛がりされたまま中年になって、はじめて売りに出されたら……」

隣妹「もはや使い捨ての労働力にもなりません、それでは不幸しか待っていません」

隣貴族「ぐ……しかしあの子たちを売るなど……」

隣妹「すぐにとは言いませんし、私の言うことが気に入らないのなら

隣妹「私ごと売ってくださってもかまいません、でもきちんと考えてください」

隣貴族「うぐぐ……」

男(うわー、なんか修羅場になってる)汗

村娘「男さん、何他人のフリしてるんですか、ヒトゴトじゃないでしょう」

男「えー、いや、でも人様の家庭の事情に踏み込むわけにはだな……」

村娘「言っておきますが、ガキちゃんを売ったりしたら承知しませんからね」

男「しない、しないよ! ってかえらくガキと仲良くなったんだな」

村娘「そ、それは」///

村娘「別に構わないじゃないですか!」

男「そこまでガキのこと気になるならさ、ウチに嫁に来ないか?」

村娘「は?」

男「村娘ちゃんが俺の正妻になったらガキとずっと一緒にいられるし、

男「ガキが売られる心配も無いだろう?」

村娘「ガキちゃんはともかく、男さんはいらないので却下します」

男「ぐはっ、手厳しいな」

村娘「平民でも男さんよりは将来かせげる自信がありますし」

男「……うん、村娘ちゃんぐらい勉強できたらあながち否定できないのが悔しい」

村娘「あ、そっか。 考えてみたらあたしがガキちゃんを買い取ればいいんだ」

男「え!? は、何を!?」

村娘「将来あたしが稼いでガキちゃん買うから、それまで売らないでくださいね」

男「ちょ、ま、それは無しで!」

----------

 ピピーッ

「試合終了!」

黄1「ま、負けた」

ガキ「へへっ、どーだ。 オレだけで4点はとったぜ!」

少年C「10対5かぁ……点を取ったのはほとんどガキちゃんとBくんだけど」

少年B「勝ったからいいだろ」

少年A「にしたってなぁ、あんなプレイ無茶苦茶だろ」

少年A「おれとCが防御から離れられなかったじゃないか」

黄2「いや、結果として個人の能力を出し切ったキミたちがの勝ちだよ」

黄3「こっちは途中からチームワークが上手くいかなくなった」

少年C「そういえば、そうだね。 前半ぐらいばっちりだったら勝てたかどうか」

黄4「……たぶん、もう無理かな」

少年C「え?」

 ザッ ザッ

黄1「あ、ご主人様」

隣貴族「我が息子達よ、よく頑張った。 負けたのは残念だが勝負は時の運だ」

黄2「ご主人様……僕たち……」

黄3「これからどうしたら……」

隣貴族「お前たちの不安はよく分かった」

隣貴族「これから我輩は知り合いの貴族や豪商をあたり――」

隣貴族「お前たちを一生引き取ってくれる者を探すことにした」

黄4「ええ? それじゃやっぱりボクたち売られるの?」

隣貴族「やがて別れが来るのは悲しいがこのままと言うわけにも行かぬ」

隣貴族「その悲しみを乗り越えてこそお前たちの将来がある」

黄1(ご主人様がはじめてぼくらの将来について口にした!)

黄2「はい!」

黄3「わかりました」

黄4「が、頑張ります」

男「……そーそー、貴族の血を引いた奴隷ってこういうふうにさ」

男「貴族の間で譲り合いになるんだよね、だからなかなか市場に出回らない」

村娘「男さんのところにはそういう話が無かったんですか?」

男「うん。 俺はそういう子を面倒見れるほど甲斐性が無いと判断されたらしい」

ガキ「――なんかそれ聞いたらわたしも将来不安になってきた」

村娘「大丈夫よ、ガキちゃんはあたしが買い取るから」

ガキ「あ、それならいいや。 たとえお兄ちゃんがノタレ死んでも安心だ」

男「え、ちょ、ま、お前それで納得すんの!? 俺の立場は!?」

ガキ「さあ、どっちでもいいかなw」


隣妹(あれ? ガキさんに不安が見えないのは男さんへの信頼ではなくて――)

隣妹(よそでもやっていける自信があるから? だとしたら私の見立て違い?)

隣妹(……黙っておきましょう)

-----村の中-----

ガキ「あれ? 今日はみんなあそばねーの?」

村娘「今日はみんな畑仕事よ。 あたしもワラ編んでるところ」

ガキ「なんだ、つまんねーな」

村娘「家に帰って男さんの相手してあげたら?」

ガキ「うーん、それが家事の邪魔だから適当に遊んで来いって言われたんだ」

村娘「うちのお父さんみたいね、それ」

村娘(仮にも奴隷であるガキちゃんが一番働いてないって、なんかすっごい矛盾)

ガキ「それじゃ欲求をもてあましたオバちゃんたちとエロトークしてこよっと♪」

-----館-----

男「洗い物がまたたまってるなぁ……あいつ、平気で下着も出してくるな」

男「おっと、この辺の床汚れてるな、また掃除しないと」

男「あー、食器の片付けがバラバラになってる」

男「……」

男(あれ? 俺、奴隷買ったんだよな? でも全然楽になってない)

男(ってかむしろ仕事増えてるぞ。 一人のときは家事もうちょっとマシだったし)

男「風邪ひいたりなんだかんだあって追いつかなかったのもあるか」

男(夜は楽しませてもらってるから仕方ない……か?)

男(でもあいつ、夜もけっこう気まぐれだよな)

男(俺が無理って言ってるのに襲ってくることもあるし――)

男(やりたいのに我慢させてくることもある)

男(プレイ内容もぶっちゃけ主導権握られっぱなしだし)

男(金稼いでメシ出して掃除もしてエロもあいつのやりたいように応じて……)

男「あれ? どっちが仕えてるんだ?」

男「まあ、はじめから家事とかできないのは分かってたし責めても仕方ない」

男「……だが、なんとかしなければウチがゴミ屋敷になるな」

----------

男「明日、東町へいくぞ」

ガキ「行くぞって、わたしも行くのか?」

男「ああ。 ついでに外食でもな」

ガキ「いや、わたしは留守番しとく。 馬車に乗りたくない」

男「いいから来い。 ちょっと大事な用事があるから」

ガキ「!?」

ガキ(大事な用事……だと?)

ガキ(東町っていえば、奴隷市のあるとこで前にわたしもそこで売られてた)

ガキ(まさか、わたしを売り払う気か? ……今になって?)

ガキ(そのつもりならもっと早いタイミングで売られてたと思うけど……)

-----東町-----

ガキ「うー、気持ちわりぃ」

男「まあ今回は吐かなかったし、少しは慣れてきたか」

男「いつまでも馬車も乗れないって言うんじゃ困るからな」

ガキ「いつまでも? ってことは今日はわたしを売りに来たんじゃねーのか」

男「え? ああ、違うよ。 ってかそんなことを疑ってたのか!?」

ガキ「そりゃ理由も言われず奴隷市のある町に連れてこられたらな」

男「理由を言わなかったのは悪かった」

男「実はな……もう一人奴隷を買おうと思っている」

ガキ「ハァ!?」

ガキ「なんだそりゃ!? もうわたしにゃ飽きて、他の女が欲しくなったのかよ?」

ガキ「だいたいウチにもう一人買う余裕なんてあるのかよ!?」

男「そう言って反対すると思ったから理由を言わなかったんだ」

男「別にお前に飽きたわけじゃない。 だがな、このままじゃ家事がまわらん」

ガキ「家事ぐらいどうとでも――」

男「お前は全く家事しないし、できないだろうが」

ガキ「うっ……でも、わたしの部屋はきれーだぞ」

男「昼間は遊びに行って夜は俺の部屋で寝てるから、自分の部屋にいないもんな」

ガキ「いいじゃんか、さわり放題させてやってんだし」

男「それはありがたいんだけど、問題はそこじゃなくて家事全般の話だ」

ガキ「ち、どーせ家事させるだけですまさねーくせに」

男「まあ、まだ一ヶ月ぐらいなのに別の奴隷買うってのが気に入らないのは分かる」

男「だからな……お前の友達買って来い」

ガキ「は? どういう意味?」

男「お前、まえに奴隷仲間は多いって言ってたろ」

男「だったら一緒に暮らしてうまくやっていけそうな子を選んで連れてきてくれ」

男「そうすれば余計なやっかみとか無くて済むだろ」

ガキ「えーと、つまりこれから買う奴隷をわたしが選んで良いってこと?」

男「そのとおり」

ガキ「条件は家事のできる奴隷だな。 それじゃ60過ぎのベテラン家政婦を――」

男「ちょ、待った! 買うのは子どもで、お前と同じぐらいの年頃の」

ガキ「……この変態ロリコンが」

----------

ガキ「とは言ったものの、奴隷のわたしが奴隷を買う立場になるっておもしれーな」

ガキ「予算は5万か……大して高いのは買えないか」

ガキ「つっても自分より高いけど」

ガキ「とりあえず、おっちゃんのところ行ってみるか」

 てくてく

ガキ「ちわーっ おっちゃん久しぶり」

店主「!? ガキじゃないか!? 本当に逃げ出してきちまったのか?」

ガキ「違う違う、この町におつかいに来たついでにあいさつに寄っただけだよ」

ガキ「あれ? そういや美少女ちゃんが見えないな」

店主「ああ。 あの子は売れちまったよ。 しかも一括払いでな」

ガキ「へぇー50万もする美少女ちゃんが。 買い手はよっぽどの大貴族だな」

店主「悪いが、売り先については秘密だ。 それが条件だったんでな」

ガキ「ほぉ、奥さんに隠れて奴隷を買うとかそーゆーヤツか」ニヤニヤ

ガキ「でもそれだったらもう会うことも出来そうにないなー、残念」

店主「そうだな。 あの子もお前と会いたがってたが、こればかりは仕方ない」 

店主「他の連中なら奥の部屋にいるぞ、あいさつしてったらどうだ?」

ガキ「うん。 そうするよ」

----------

奴隷A「えー、ガキ!? ひさびさじゃねーか」

奴隷B「ガキが良いとこの坊ちゃんぽくなってる! 前はただの悪ガキだったのに」

奴隷C「実際、売られた後ってどうだった? お仕事大変?」

ガキ「わっ、お前らいっぺんに来るなよ、あと悪ガキはよけーだ!」

 ワイワイ ガヤガヤ

   中略

 ワイワイ ガヤガヤ

奴隷A「そっか、結構いいとこに買ってもらったんだな」

ガキ「でさ、実は今日はおつかいで一人奴隷買って来いって言われてんだけど……」

奴隷A・B・C「!?」

ガキ「うーん、そうだな、キミに決めた!」ビシッ

??「え、うそ?」

ガキ「嫌じゃなかったら着いて来てよ、仕事内容は家事および性的奉仕」

奴隷C「ほ、ほんとにその子でいいの!?」

ガキ「うん、この中じゃこの子が一番お兄ちゃんの好みだと思う」

??「え、えっと、家事は好きだし、えっちは……覚悟はしてるけど」

奴隷A「返品なんてことになったらこの子が一番割り食うんだぞ?」

ガキ「それはうまいことやれば大丈夫だ」

ガキ「何よりこの子の健気オーラがあれば、お兄ちゃんは売るなんて言えねーよ」

??「け、健気オーラ? そんなの出てるのかな?」

奴隷B「まあ平民から奴隷に落とされた子だからな、なんとなく幸薄そうな感じが」

奴隷C「雑草根性たくましいガキちゃんとはタイプちがうよね」

ガキ「好き放題いいやがって」

??「陰気に見えちゃってるのかなぁ……」

奴隷A「いやまあ、そうは言ってない」

ガキ「どうする? 嫌だってんなら他の子あたるけど?」

??「……ガキちゃんの話聞く限りではえっちだけどやさしいご主人様みたいだし」

??「そのご主人様さえ良ければ、お仕えします」

ガキ「よっしゃ、そうこなくっちゃ! それじゃまずは名前の表記だな」

??「え、まさかここでメタトーク!?」

ガキ「とりあえず今は『少女』で」

??「そ、それでいいの? ざっくりしすぎてるし――」

ガキ「いいのいいの、問題あったら後で直せばいいんだよ、こんなの」

??→少女「えーと、これで、いいのかな?」

ガキ「うんうん、似合ってる」

ガキ「そんじゃ、お兄ちゃん――もとい、ご主人様に会いに行こうか」

少女「はい、お願いします」

男「え? マジで?」

少女「はい、男さんさえ良ければ、お仕えさせて頂きたいと思います」

ガキ「な、かわいい子だろ」

男「こんな子、5万ゼニーで足りるのか!?」

ガキ「おっちゃんに交渉してみたら5万ちょっきし現金払いならいいって」

男「待てよ、何か変だ。 違和感がある」

少女「え……それじゃあ、ダメですか?」ウルウル

男「い、いや、そういうわけじゃない! そういうわけじゃないけど――」

男「ぶっちゃけ、お前が自分より可愛くて値段も高くて家事もできる子を――

男「連れてくるとは思わなかったな」

ガキ「さらっとわたしより可愛いと断言するな、ちょっと傷ついた」

ガキ(見た目があまり良くない子を持ってくるのも考えたけど――

ガキ(お兄ちゃんはロリに見境が無いからそれでも可愛がりそうなんだよな)

ガキ「まー、たしかに少女ちゃんは可愛いけど」モミモミ

少女「きゃっ、ちょっと、ガキちゃん、ダメっ」///

男「って、まだ買ってないんだからセクハラするな!」

男(さわられた時の反応もかわいい! このうぶな感じもしかして――)

ガキ「ちなみに、少女ちゃんはまだ男性経験無いよね?」

少女「はい。 えっちなことはしたことがありません」///

少女「――あ、今みたいにガキちゃんにさわられちゃうのは別としてですよ」

男「なんだと、ってことは完全未経験か!?」

ガキ「そーそーw そんな子がお兄ちゃんに身体を捧げる覚悟してるんだぜ」

少女「は、はい。 ご主人様が望まれるのでしたらお相手させていただきます」///

男「マジかよ!? まるで、夢を見ているようだ」

男「これだったら結婚考えて我慢とかせずにすぐに奴隷を買うべきだった」

少女(やっぱり独身で奴隷買ったら結婚あきらめたって思われるのかなぁ?)ヒソヒソ

ガキ(その方が奴隷のわたしたちにとっては好都合じゃん)ヒソヒソ

男「あ、一応家事もできるんだよね?」

少女「はい。 一般家庭の掃除、洗濯、お料理ぐらいですが」

ガキ「おい、『一応』じゃなくて家事がメインじゃなかったのかよ」

男「うんうん、それだけできれば十分だ」

ガキ「あの家の大きさ一般家庭の比じゃねーぞ」

少女「え、そんなに広いと少し、自信がないです」

男「大丈夫だよ。 もちろん一人でやれなんていわないから」

男「家事はみんなで手分けするものだ。 これから家族になるんだから当然だろ?」

少女「……家族」パァァ

少女「はい、よろしくお願いします!」

ガキ「なんだこのダダ甘っぷり」

男「少女ちゃん本人もこう言ってるし、早速支払いを済ませてくる!」

男「お前らちょっとここで待ってろ!」

----------

ガキ「……お兄ちゃん、うかれてやがるなー」

少女「本当にやさしい方みたい……エヘヘ」

ガキ「あ、こっちもか」

ガキ「言っとくけど、まだ上手くいったかどうかは分からないからな」

少女「……やっぱり、言ってないんだ」

ガキ「うん。 だから今晩が勝負」

少女「」ゴクリ

ガキ「ノーと言えなくなる状況まで一気に持ち込むから心の準備しとけよ」

少女「か、身体の準備もだよね?」///

ガキ「まー、その辺はオレ……じゃなくてわたしの指示に従ってくれたら良いよ」

少女「でもどうして、ガキちゃんはそこまでしてくれるの?」

ガキ「少女ちゃんと一緒に暮らして、一緒にエロいことしたいから」

少女「え゙」

少女「もしかして、『性的奉仕』ってガキちゃんの相手も含んでるの?」

ガキ「嫌?」

少女「い、いやじゃないけど――」

少女「そんなのご主人様が許してくれるのかなって」

ガキ「既成事実をつくっちゃえばこっちのもんだって」サワサワ

少女「あっ」///

ガキ「あれれ、これは? 何を想像してこんなになっちゃったの?」

ガキ「お兄ちゃんに身体を捧げる覚悟? それともわたしと?」

少女「そ、そんなの恥ずかしくていえない!」カァァ///

ガキ「ちなみにお兄ちゃんはわたし以上におさわり多いから、覚悟しとけよ」

少女「う……うん」///

 タッタッタ

男「戻ってきたら、お前ら何やって――」

少女「えっと、その……」///

ガキ「へへ、エロいっしょ?」

男「うん、エロい」

少女(あれ? お叱り受けないんだ?)

男「そういうことは帰ってからだ、今さっき支払い済ませて証書ももらってきた」

少女「と、いうことは今から正式に――」

男「ああ。 これから一緒にくらそう」

ガキ「そんじゃ、改めてよろしく」

少女「はいっ!」

-----馬車の中-----

ガキ「うぷっ くそ、久々の外食だからって食いすぎた、気もちわりぃ」

男「いいかげんそこは学べよ」

少女「ガキちゃん大丈夫?」

ガキ「うんにゃ、全然大丈夫じゃない、死にそう」

男「それだけしゃべれるならまあ大丈夫だろう」

男「少女ちゃんは平気そうだね?」

少女「はい、もともとお父さんが運送業者だったので馬車にはよく乗っていました」

男「運送業者……ってことはお父さんは平民なのかな?」

少女「はい、大手ではありませんが地元では良く知られた業者で――

少女「お父さんは寝る間も惜しんで働いていました」

男「いました? ってことは今は?」

少女「お父さんが事業に失敗しちゃったんです」

少女「北方戦役にあわせて事業拡大したら、戦役が中止されちゃって――」

少女「残ったものは借金だけで、どうしようもなくそのまま破産しちゃいました」

男「ああ、3年前中止になったあのいくさか」

男「元々作戦目標や停戦条件があいまいで戦役を強行する将軍への疑いがあった――

男「公安が調査をしたら戦争特需を欲した北方諸都市から将軍への賄賂が発覚」

男「将軍は逮捕、急遽戦役はとりやめとなり、関連産業が大きなダメージをうけた」

少女「戦争が中止になったのはよかったことだと思っています」

少女「たくさんの人を犠牲にして自分だけが裕福になりたいとは思いませんから」

少女「――でも、一家全員奴隷になっちゃって」グスッ

男(自分が奴隷に落ちちゃったのに戦争が中止でよかったなんて……健気だ)

男「つ、つらかったんだね。 でももう、大丈夫」

男「ウチに来たからには大事にしてやるからな」

少女「……はいっ」グスッ

ガキ(よし、上手いこと身の上話に持って行った、しかも涙ながらに語るとは)

ガキ(でも難しい話聞いてたらなんか気分悪くなってきた)

ガキ「うぷ……やばい」

男「わっ、ちょ、ガキ、ここで吐くな!」

ガキ「うっ!」

 ゲー

少女「きゃあああああっ!」

御者「貴族様、またですかい」

男「すんません! すんません!」

----------

少女「わぁ、本当に大きなお館ですね!」

男「今日から、キミと俺が一緒に暮らす家だよ」

少女「はい!」

ガキ「はぁ、やっとついた。 つっても広いから部屋まで遠い……」

男「お前は部屋に戻る前に風呂場で水浴びしてさっぱりしてこい」

ガキ「おう」

少女「あ、それだったら付き添います」

男「そうだな、少女ちゃんの初仕事はガキの介抱かw」

少女「えへへ、きちんとつとめさせていただきます」

ガキ「うん、あんがと」フラッ

-----風呂場-----

ガキ「ひさびさに見たけど、やっぱ綺麗な身体してるよね」ムニムニ

少女「きゃあっ!」///

少女「ハダカになってすぐ襲ってくるなんて、しんどそうだったのは演技なの?」

ガキ「うんにゃ、少女ちゃんのハダカみたらちょっと元気になった」サワサワ

少女「んもう、ガキちゃんのえっち」///

ガキ「そういう少女ちゃんもちゃーんと身体が反応してるじゃんかww」

少女「あっ、それは――」///

ガキ「うん、この感度ならいける! 今晩お兄ちゃんを襲うぞ!」

少女「えっ、でもご主人様は今日はその気はなさそうだったけど……」

ガキ「問題ない、あいつ、わたしたちがイチャついてるの見て立ってた」

ガキ「ヤレないんじゃなくて、気遣ってヤらないだけだ」

少女「だからって、こっちから襲うの?」

ガキ「それはアレだよ、言われてからしぶしぶ相手するよりも」

ガキ「こっちから襲いかかるぐらいの勢いの方が絶対印象良いって」

少女「そ、そうかな?」

ガキ「それに――下手したらヤる前に返品されちゃうかもよ?」

少女「」ゴクリ

ガキ「わたしたちみたいにエロ用途に使える奴隷はさ、ヤる前に返品したら」

ガキ「ほとんど全額戻ってきちゃう、よほど他で酷使しない限り」

ガキ「ヤルまではクリーニングオフみたいなもんなんだよ」

少女「えと、クーリングオフかな?」

少女「でも……まだ買ってもらえたって安心するには早いんだね」

ガキ「そう、今晩が最大の勝負だ」

-----男の寝室-----

 コンッ コンッ

男「!?」

男(ノックだと!? 初日から、夜中に男性の寝ている部屋にノックだと!?)

男(今日はゆっくり寝させてあげようと思ったのにまさか自分からくるなんて……)

男「は、入っていいよ」ドキドキ

 ガチャリッ

ガキ「なんだよ、今日はもったいぶるなぁ」

男「って、お前か」

ガキ「はぁ? 何ソレ腹たつなー、前から一人で寝るの嫌だっていってんじゃん」

男「そういやそうだったな。 ちゃっかり枕持参してるし」

ガキ「もちろん、寝るだけじゃなくってエロいことしよーぜ」

男「お、おう!」///

男(うん、やっぱこう遊び感覚でやらせてくれるところがガキのいいとこだよな)

男(今日買った少女ちゃんじゃこうはいくまい)

ガキ「つーわけで、お兄ちゃんのオーケー出たから入って来な」

男「え?」

少女「は……はい」///

ガキ「三人で、エロいことしよーぜ」ニヤリ

男「ままままま、マジか!? 早速、少女ちゃんをいただけちゃうわけですか!?」

少女「え、あ……その」

男「パジャマのスカートがすごくかわいい! こんな子欲しかったんだ」

ガキ「おいおい、そんなテンションじゃ少女ちゃんおびえちゃうだろ」

男「あ、ああ、スマン」

ガキ「今日はわたしは見張り、つーか指導に来たんだ」

ガキ「お兄ちゃんがいきなり少女ちゃんを乱暴に犯しちゃわないようにな」

少女「そ、そこまで疑ってないよ」

男「そんなことしないよ、いやマジで!」

ガキ「そんなこと言って、わたしがいなきゃさっきのテンションのまま襲っただろ」

少女「あ、それはちょっと怖いかも」

ガキ「下手したら少女ちゃん一生もんのトラウマになるよ」

男「う、そういうことになるのは確かに避けたい」

ガキ「だいたい、素人童貞と完全未経験にまかせっきりにできるかよ」

男「わかった。 それならどこからはじめればいいか教えてくれ」

少女「お、お願い、ガキちゃん」///

ガキ「んー、まずはやっぱキスからかな」

男「いいかい?」

少女「はい」コクリ

ガキ「そーっと顔を近づけて、お兄ちゃんの方がちょっと顔を斜め向けて」

男「こ、こう……」ドキドキ

少女「……」///

ガキ「あ、こら、今はさわって良いのは肩と背中ぐらいだからな」

男「え!? そのぐらいしかさわってないよ」

ガキ「うそつけ、いま尻に手伸ばしてたぞ。 あとしゃべるな」

ガキ「少女ちゃんが初めてを捧げてくれてるのに横向いてしゃべるとか失礼だろ」

ガキ「少女ちゃんはすわってるお兄ちゃんのヒザをまたぐ感じでベッドに乗って」

少女(こ、こうかな)///

男(おお、少女ちゃんの顔が近づいた、もうぺろぺろできそうなぐらい近い)///

ガキ「へぇー、わたしが何も言わなくても見つめ合うのは上出来だ」

ガキ「そのまま二人とも薄目でゆっくり顔を近づけて」

男「」ドキドキ///

少女「」ドキドキ///

 ムニッ

男(やわらかい、俺のくちびるにすごくやわらかくて小さい唇が当たってる)///

ガキ「そのまま、互いの背中をしっかりだきしめて」

男「……」ギュ

少女「……」ギュー

男(少女ちゃん、少しふるえてる? それでもしっかり抱きしめてくれるんだ)

男(この感じ、肉付きはガキより少しいいかな……全身やわらかい)

少女(大人の男の人の臭い……お父さん……)

ガキ「今度はそっと口を開いて、舌を伸ばしてみて」

少女「ん……」///

男(舌と舌があたってる……やわらかくってちいさくってもっと味わいたい)

ガキ「ははっ、もうお兄ちゃんビンビンじゃんw」

男「んぐ!?」///

少女「んん!?」///

ガキ「少女ちゃん、怖がらなくても大丈夫だから少し、下の方に手を伸ばそうか」

ガキ「で、お兄ちゃんのふとももを手で探りながら上に行って――」

少女「んっ」//////

ガキ「そーそー、その硬いのがお兄ちゃんのアレだよ」

男「……」///

少女「――っ」///

ガキ「やさしくさわりながらズボンから出してあげて」

 サワサワ

男(おお、こんなに可愛い子が俺のアレをまさぐってる!)///

男(あ……ついに直接)///

少女(ご主人様のおちんちん……あったかい)///

ガキ「コレがこれから少女ちゃんの中にはいるモノだよ」

ガキ「今は刺激しなくて良いから、軽くさわって大きさとか形を確かめてみて」

少女(おっきい……こんなのが本当に入るのかな?)///

男(やべー、うぶな少女にディープキスしながらちんぽさわられてる!)

男(もうそれだけでいっちまいそう)///

ガキ「おーっと! この辺でストップ! お互いゆっくり身体をとおざけて」

少女「……ぷはっ」///

男「ふぅ……」///

少女「どうして止めたの?」

ガキ「お兄ちゃんがそろそろ暴発しそうだから」

男「さすがだ、よくぞ見抜いた」キリッ

ガキ「いや、そんな照れ隠しはいいから、全くカッコよくないし」

ガキ「それより、少女ちゃん自分の指、なめてみて」

少女「え、指? ……あ、すこしねっとりしたものがついてる」

 ペロッ

少女「ん……ちょっとしょっぱいかな」

ガキ「へへ、お兄ちゃんの我慢汁だよ」

ガキ「わたしにもちょーだいっ♪」

 パクッ

少女「ひゃうっ」///

ガキ「ん……」クチュッ

男(指をくわえられただけでこの反応!)

男(しかも、女の子が二人で俺の汁をなめ合ってる、なんて素晴らしい光景だ)

ガキ「ぷは……さて、まだビンビンみたいだし、そーにゅー行ってみようか?」

少女「!!」

男「!」

ガキ「まずは、少女ちゃん、後ろ向いてパンツだけ脱いで」

少女「……はい」///

 スッ

男「ちょ、待って。 それじゃ俺が少女ちゃんの顔もハダカも見れなくね?」

ガキ「はぁ……そんなんだから素人童貞なんだよ」

男「えっ、そ、そんなこと――」

ガキ「まだ子どもの少女ちゃんに全裸で顔を向け合ってセックスしろってか?」

ガキ「大人のよゆーも男女の気づかいもゼロじゃねーか」

男「うっ」

ガキ「少女ちゃんもそれは恥ずかしいよな」

少女「う、うん、すごく、恥ずかしい」///

ガキ「少女ちゃんは好きで好きでしょうがない相手に身体を捧げるわけじゃなくて」

ガキ「ご主人様のめーれーだから仕方なくエロいことしてくれてんだぜ?」

少女「いえ、仕方なくってわけでも――」

ガキ「せめてはじめぐらいはプレッシャーとか感じなくてすむようにしろよ」

男「わ、わかった」アセアセ

男「それじゃどうすればいい?」

ガキ「まずは少女ちゃんの腰の辺りを握って身体を支えてあげて」

男「こうか?」ガシッ

少女「あ……」///

ガキ「そろそろおしりぐらいさわってもいいよ」

少女「いいけど……ガキちゃんが許可出すの?」

男「そ、それじゃ遠慮なく」///

少女「あ」///

 サワサワ

男(ここもやわらかい……)

男(ガキより肉付きはいいと思ったけど、お尻は小さいな)

ガキ「ちょっと待ってな、こうやって位置調整して」グイグイ

男「いてて……ちょ、強引にアレをひっぱるな」

ガキ「これでオッケー! 少女ちゃんこのままゆっくり腰を落として」

少女「うん……!」

少女「あ……あたってる」///

男「うん、もう少しでひとつに――ってあれ?」

男「ガキさん、これ後ろの穴っぽいんですけど位置調整間違ってない?」

ガキ「はぁ、また言わせるかなぁ」

ガキ「未経験の子ども相手にいきなり前の穴使えるわけねーだろ」

男「あ、やっぱり」

ガキ「後ろの穴だって奥まで入らねーからな、強引にやるなよ?」

少女「その……、がんばってこの身体でご主人様を気持ちよくしますから――」

少女「可愛がってください」///

男「」///

男「心配しなくても、少女ちゃんは今誰よりもかわいいよ」ギュッ

少女「あ……」///

ガキ「お兄ちゃんは少女ちゃんの腰をしっかりささえて――」

ガキ「少女ちゃんはゆっくりでも力強く腰をおろして」

少女「はい!」///

 ググッ

 グ

少女「んん」

男「おおっ!」

 ズプッ

少女「あ」///

男「は、入った」///

ガキ「うーん、一応油は塗ってあるんだけど、それでもきつそうだなぁ」

ガキ「まあいいや、痛くない程度に奥まで入れてあげて」

少女「は、はい」ググッ

男「おおおおおおっ!」///

男(きつくて痛いぐらいだけど、あったかくてすごく気持ち良い)

ガキ「さー、そのへんでゆっくり上げ下げを繰り返して」

少女「う……うん……あっ」///

男「うおおっ、ちょ、待った、もう出る! もう出る!」

ガキ「はは、相変わらずはえーなーww」

少女「あん……ください、この身体の中にご主人様のせーえきください」///

ガキ(よし、仕込んだ台詞もばっちりだ!)

男「お、うああああっ!!」

 ドクンッ ドクンッ

少女「あ……ああ」///

男「ふぅ……とても気持ちよかったよ、ありがとう」チュッ

少女「よろこんで頂けてうれしいです」

ガキ(むむ、なかなかイチャイチャした雰囲気だな)

男「痛くなかった?」

少女「少し痛くて、怖かったけど――身体の中があったかくて――」

少女「えっちがきもちいいっていうの、少し分かったかも知れません」///

男(良い子だ、むちゃくちゃ健気で良い子だ!)

男「よしよし、一生大事にしてやるからな」

少女「はい! ありがとうございます! ぼくも、うれしいです」///

男「そうか、よしよ……ん?」

男(『ぼく』? 今、一人称を『ぼく』と言ったか?)

少女「あ……しまっ――」

ガキ「くふふっ」ニヤニヤ

男(いやいやいや、ガキなんて元々一人称『オレ』だったし)

男(女の子でも一人称が『ぼく』ぐらい普通だろ、むしろ萌える)

ガキ「へへっ、お兄ちゃんせっかくだから少女ちゃんのおまたさわってみたら」

ガキ「気持ちよくしてもらったお礼に少女ちゃんも気持ちよくしてあげなきゃ」

男「あ、ああ」オソルオソル

少女「……」ガクガクブルブル

男「あ……ついてる。 しかもピンコ立ちしてる」

少女「いやぁ」///

ガキ「ププッ」

男(え、てことはなんだ、俺はやっちまったのか!? オスと!?)

男(ってか、この子マジでオスなの? どーみてもガキより女の子らしいのに?)

男(オス相手にフルボッキしてたのか俺は? いやでも事実気持ちよかったし)

男「じぇフォ和fじぇふじこおじゃおいえwjふぁをいj」

ガキ「あ、壊れたww」

今日はここまで

フヒヒ、サーセンwwww

少女「……ご主人様、黙ってて申し訳ありませんでした」

少女「どうしてもご主人様にお仕えしたくてこんなやり方をしてしまいました」

少女「お叱りはなんなりと受けます」

少女「だから、何のお仕事でも良いのでそばにおいてください」

男「…………」

男(やることやったわけだし、そう簡単に返品とか売り払うとかできんよなぁ)

男(いやいや、そういう問題じゃないだろ!)

男(この子が可愛いのは事実だ。 気持ちよかったのも事実だ)

男(あれ? じゃあダメな理由ってあるか?)

男「……」

男「ふ、俺とした事が、こんな可愛い子が女の子のはずがないじゃないか」

ガキ「は?」

男「何も心配しなくて良いよ、ずっと可愛がってあげるから」ギュッ

少女「きゃっ」///

男「でも、とりあえず表記は改めようか」

少女「は……はい、でも個人的には『女装』とか『オカマ』とか書かれるのは……」

男「おとこのこだから……『男の娘』で」

少女→男の娘「そ、それなら」

男「よしよし、それじゃ改めて、ようこそウチへ」

男の娘「は、はい!」

 ブチュッ

男の娘「んっ」///

ガキ「あれ? ためらいなくディープキスした!?」

ガキ「ってか、ふつーにイチャいんだけど、もうちょっと抵抗とかねーのかよ?」

男「まあ、驚いたといえば驚いたけどな――」

男「今までお前に一通り開発されたことを考えたら、大したことじゃないや」

ガキ「しまった! 無駄に耐性をつけちまったのか!」

男の娘「え……『しまった』? こうなるために隠してたんじゃないの?」

ガキ「あっ、いや、それはなんつーか、言葉のアヤというか――」

男「なんか、怪しいな。 ただ友達思いで俺をだましたってわけでもなさそうだ」

男の娘「どういうこと? ぼくが返品されちゃってもいいって思ってたの?」

ガキ「いや、それは無い、マジで! お兄ちゃんがそうしないって確信はあった」

男「だとすれば、こういうのが想定外ということか」ナデナデ

男の娘「えへへ」///

ガキ「あ、ちょ、それはわたしの――」アセ

男「なるほど。 大体分かった」

男「エッチもできて家事もできる奴隷が来たら自分が用済みになると恐れたガキは」

男「絶対にエッチでは自分より上にならないように男性の奴隷をあてがおうとした」

男「しかし、俺がその奴隷を買う気にならなければ意味が無い」

男「だから、かわいい女の子にしか見えない男の娘ちゃんを連れてきた」

ガキ「うっ、そこまで読まれた!」

男の娘「ああ、そういう――」ジト

男「俺と男の娘ちゃんにエッチさせたのは売ったり返品させないための念押しだ」

男「だが、それが裏目に出た。 このとおり、俺は男の娘ちゃんならオッケーだ」

 ギュー チュッ チュッ

男の娘「きゃっ……ふふふっ」///

ガキ「くっそー、やりすぎたのが失敗か!」

ガキ(村娘ちゃんに影響受けてオス同士の交尾見たいと思ったのが余計だったな)

男「それじゃ、罰としてお前は今日は自分の部屋でひとりで寝ろ」

男の娘(あ、その程度の罰なんだ。 ホッとしたけど)

ガキ「え、いやだ、それだけはやめて!」アセアセ

男の娘(ええ~!? それで本気で焦るの?)

男「うーん、どうしようかなぁ?」ニヤニヤ

男(ひさびさにガキに対して上手に出れた気がする)

ガキ「ごめんなさい! お兄ちゃんも、男の娘ちゃんも」

ガキ「縛りプレイでも2穴攻めでも輪姦でもなんでもしていいから許して」

男「それってお前がして欲しいだけじゃないのか?」汗

男の娘「ぼくはまだ男の子としてはエッチできない体なんだけど……」

男「あ、そっか。 たしかにコレじゃ刺さらないよな」ムニムニ

男の娘「あ/// そ、それにあまり男の子としてエッチしたくはないんです」

男「え? それってどういう?」

ガキ「男の娘ちゃんは演技や趣味で女装してるんじゃなくて――」

ガキ「本気で女の子になりたいって思ってるらしいよ」

男「そ、そうなんだ」

男(何か病的なものか……それで可愛いわりに安かったわけかな)

男の娘「ご主人様に嘘をついていたのはぼくも同じですし――」

男の娘「ガキちゃんと一緒に謝意を込めて、ご奉仕させてください」

ガキ「男の娘ちゃん……」パァァ

ガキ「ごめんな、利用しようとしちゃって」

男の娘「ううん、おかげでぼくを可愛がってくださるご主人様に出会えたんだもの」

男の娘「もうぜんぜん怒ってないよ」

男(なかなか良い子みたいだな)

男(これから一緒に暮らすわけだし事を荒立てる必要も無いか)

男「よし、それじゃ今すぐ二人で俺を満足させろ――と、いいたいところだけど」

男「今日はけっこう疲れてる上にさっき出したトコだから、俺が無理」

ガキ「そ、それじゃ――」

男「明日の晩、二人がかりできっちり相手してもらおうか」

男の娘「はいっ!」

ガキ「ほっ」(男の娘ちゃんだけでいいとか言われなくて良かった)

男「――ところで、男の娘ちゃんも俺のことを何か兄的な呼び方してくれないか?」

男の娘「兄的……ですか?」

ガキ「だったら、わたしとおんなじ『お兄ちゃん』でいいんじゃね?」

男「いや、全く同じ呼び方は無しで」

男の娘「は、はい……?」

ガキ(お兄ちゃんのこだわりに何か病的なものを感じる)

男の娘「えーと、それじゃ『兄さん』じゃダメですか?」

男「おお! ガキよりもおしとやかで女の子っぽい! それ採用!」

男の娘「はい、兄さん」ニコッ

-----翌朝-----

ガキ「ちわーっ! お前ら今日はヒマかー?」

少年C「やあ、ガキちゃん」

少年B「今は休憩時間だけど、まだ農繁期は終わってない」

少年A「ん? 後ろに隠れてる子は?」

男の娘「あ、え、えーと、兄さん……男さまのところに新しく来ました」

村娘「えっ!?」

少年C「か、かわいい!」///

少年B「オレはガキの方が……いや、なんでもない」

ガキ「そーゆーわけで今日からこいつもよろしく」

村娘「男さん、二人目買ったの!?」

男の娘「はい、つい昨日買っていただきました」

村娘「最っ低! えっちなことするのに奴隷買うって時点でどうかと思ってたけど」

村娘「男さんなりにガキちゃんのこと愛してるみたいだからまだ許してたのに」

村娘「二人目買っちゃうとか節操もモラルもないただの変態貴族じゃない!」

少年A「まーまー、落ち着け」

少年C「正直、オトコとしてはうらやましいよね」

少年B(ふん、オレは別に、一人居れば……)

男の娘「そ、そんなに兄さんのこと悪く言わないでください」

男の娘「前のご主人様のところでは、体力無いのに肉体労働させられたり――」

男の娘「嫌なのに無理やり男の子の格好させられたりしてたんです」

男の娘「でも、兄さんはちゃんと女の子として扱ってくださって――」

男の娘「とってもいいご主人様なんです」

村娘「それは前が悪すぎただけよ! 男さんなんかより良い人はいくらでも――」

ガキ「ちょい待ち、そんな村娘ちゃんに耳よりな情報が」

村娘「なによ?」

ガキ「」ヒソヒソ

村娘「ブッ!! え……え? 本当に!?」///

ガキ「マジマジ、大マジ」

村娘「男さん、ステキすぎるわ! 最高の貴族様よ!」

少年A「? 一体何があったんだ?」

少年C「そんなことよりも、村の中案内するよ、これから近くでくらすんだし――」

男の娘「はい、ありがとうございます」ニコッ

少年B「……Cがいつになく積極的だな」

少年A「へー、まさかホレたかww」

ガキ「Cのやろう、わたしの時と明らかに態度が違うのがちょっと腹立つな」

村娘「」///ドキドキドキドキ

男「ただいまー、帰ったぞー」

男の娘「兄さん、おかえりなさいませ」

男「……メイド服着て三つ指ついてお出迎えだと!?」

男の娘「サイズが合うものがあったので着たのですが……似合いますか?」///

男「うん、似合う似合う! ちょっとお尻さわっていい?」

男の娘「きゃっ もう兄さんったらすぐそれなんですから」

男の娘「ふふ……どうぞ」///

男「それじゃ遠慮なく」サワサワ

男の娘「あっ」///

男(反応も女の子らしくて可愛いなぁ)

男(ガキもたまに可愛いときあるけど女の子というより子どもらしい感じだし……)

男「って、そういやガキはどうしてる?」

男の娘「お風呂沸かすって向こうに行きました」

男「湯沸し? あいつが?」

-----中庭-----

 ゴォ ゴォ

ガキ「ふぅー、暑い」

男「い……一体コレは?」///

ガキ「あ、おかえりー」

男「あ、ああ。 ただいま……お前、なにしてんの?」

ガキ「見りゃわかるだろ。 薪に空気を送ってんだ」

男「そーじゃなくて、なんで上半身すっぱだかなんだよ!?」

ガキ「暑いから」

男「いちおう女の子なんだから野外でそう簡単に胸を出すなよ!」

ガキ「えー、でも汗まみれの上半身ハダカってエロくていいだろ?」

男「……そう言われてみると確かに」ゴクリ

男「いや、でもやけどされたら困るからとりあえず何か着とけ」

ガキ「はーい」(よし、ボッキ確認)

男「しかし作業衣だとほとんど完全に男の子だな」

ガキ「いいじゃん、つい昨日ショタコンに目覚めたところだし」

男「そういうわけじゃ――」

男「……ないとは言い切れんけど、男の娘ちゃん限定だから!」

ガキ「まあそうじゃないとわたしが困る、女に興味がなくなったら泣くからな」

男「さすがにそれはない」

男「それより、家事を手伝ってくれる気があるならやってほしいことがある――」

ガキ「ん? なに?」

ーーーーーーーーーー

男「これと、これを組み合わせて――」

ガキ「よいしょっと、コレが最後のパーツだ」

男「おう、ありがと。 そこに置いといてくれ」

男の娘「お布団干せましたよー」

男「よし、悪い、ガキは男の娘ちゃんと一緒に布団持ってきてくれ」

ガキ「はーい、っと」

 トン カン トン

男「よっし、できた。 あとは布団をかぶせて――」

男の娘「はいっ!」

ガキ「はいよ」

 バサッ

男「ふうっ、これで完成だ」

男の娘「わあ、大きいベッド♪」

ガキ「へへ、ここで3人でエロいことするわけか」

男の娘「もう、ガキちゃんったら」///

男「3人一緒に寝るにはシングルベッドじゃさすがに狭いからな」

男「あ、もちろんお前たちの個室もあるんだから好きな方で寝ていいんだぞ」

ガキ「そんじゃ、こっちで寝る」

男の娘「ぼくもいっぱい可愛がって欲しいです……きゃ」///

男「よしよし、それじゃ今晩はいっぱい楽しませてもらうからな」

男(なんかすっごくいい雰囲気だ)

男(ガキも家事に協力してくれるし二人とも夜ご奉仕にも積極的だし)

男(これは男の娘ちゃん買って大正解だな!)

-----夜-----

男「そ、それじゃ二人ともハダカになってくれる?」

ガキ「おう!」

男の娘「はいっ!」///

 ヌギヌギ

男「」ゴクリ///

男「はは、上半身だけ見たら男の娘ちゃんが女の子でガキが男の子だな」

男の娘「ガキちゃん、すごくやせてていいなぁ」

男「うん、それで少し角ばってる」

ガキ「そういう男の娘ちゃんはどうしてわたしより胸あるんだよ!?」

ガキ「どうやってこの偽乳作った?」ムギュッ

男の娘「あん/// 偽ものじゃないもん……多めに脂肪をとって――」

男の娘「おなかは太らないように運動して、おっぱいに見えるようにしてるの」

男「そんな努力までしてるのか!?」

男「俺もちょっとさわっていい?」

男の娘「はい」///

 ムニッ

男「ほ、本当にガキよりやわらかい」///

ガキ「む?」

ガキ「ほ、ほら、ここはわたしの方がやわらかいぜ」

男「あっ、お尻か」

男の娘「こっちも、触ってください」///

男(おお、お尻のさわり比べとは贅沢な)

男「……お尻が大きいのはガキの方だけど、男の娘ちゃんの方がやわらかいな」

男の娘「えへへ」///

ガキ「え!? ちょ、なんで本物の女のわたしが――」

男「お前は普段から運動してるし筋肉ついてかたくなってるんだろ」

男の娘「兄さんは帰ってきて一番最初にぼくのお尻を可愛がってくれたんです」///

ガキ「」orz

男「あ、いや、ガキのお尻も好きだよ、よくしまってて張りがあって」

ガキ「そ、そーだよな」

ガキ「それに今日はお兄ちゃんわたしの上半身ハダカだけでもボッキしてたし」

男の娘「え? そうなの?」

男の娘「ぼくのハダカは……どうですか?」///

男「うん、すごく可愛いよ。 肌がきれいだし、やわらかいし、すらっとしてて」

男「おちんちんもまだかわいらしいな」

男の娘「きゃあ、おちんちんって言わないで」///

ガキ「お兄ちゃん、マ○コも好きだろ? ほら、見ろよ!」

男「わっ、ちょ、人の首をひねるな――っ!?」///

男(眼前5cmにタテスジ!! 絶景也!)

ガキ「よし、フルボッキしたな、それじゃまどろっこしいこと抜きで」

ガキ「さっそくもう入れちゃおうぜ」ニギッ

男の娘「あっ、それはぼくが先に!」ギュッ

ガキ「わたしのスジでボッキしたんだからわたしの番だろ」

男の娘「ガキちゃん、そんなのズルい!」

男(あれ? この子たち、実は臨戦態勢だったのか!?)

男「って、イテテ、いてぇ! アレを強引にひっぱるな!」

ガキ「ハッ!?」

男の娘「……す、すみません」

ガキ「わりぃ……」

男「くそ、わりとマジで痛いぞ」

男の娘「お薬持ってきましょうか?」

男「いや、それはいいから――」ズイッ

男「コレをなめて痛みを和らげてくれるか?」

男の娘「それってフェラチ――」///

ガキ「オッケー!」カプッ

男「はうっ」///

男「って、ちょっと待った! 二人で協力してやってくれ」

ガキ「ふがっ?」

男の娘「つまり、一緒に……ですか?」

男「ああ、そうだ」

男の娘「はい、兄さん……」チュ

男(チ○ポにキスくれた)///

 チュパ チュパ ペロペロ

ガキ(男の娘ちゃんと顔があたってる)///

男の娘(すごい、ガキちゃんこんな風にくわえこむんだ)

男「そうそう、そうやって二人とも仲良くな」

男(これぞ念願のダブルフェラ!! 二人が頬ずり状態なのがまたかわいいな)

 グイッ

男「はうっ」///(くわえ役交代か)

 グイッ

男「まっ また」///

 グイッ

男「って、おい」

 グイッ

 グイッ

 グイッ

男「いたい、いたい、また痛いから! 奪い合うな、歯が当たる!」

男の娘「あ……ま、また! すいません」

ガキ「あー、その、つい……な」

男「だいたい、お前たち元から友達だったんじゃないのか?」

男の娘「……うん、お店でガキちゃんはぼくの性別を気にせず接してくれたから」

ガキ「そりゃ、わたしは元から相手がどっちでもいけるように仕込まれてるし」

ガキ「男の娘ちゃんすっごくかわいいのにチ○ポも生えててエロいなって思って」

男「だったら、仲良くしろよ」

ガキ「……」ジト

男の娘「……」ジト

男「な、なんだ?」

ガキ「わたしより女の子らしくて家事も出来る子とラブラブエッチされたらさ」

ガキ「わたしの立場がねーじゃん」

男の娘「だって、エッチではガキちゃんが兄さんをリードしてるから」

男の娘「自分から行かないと女の子として扱ってもらえなくなりそうで……」

男「え? そ、そんな、二人とも大事にするってば!」

ガキ「絶倫でもないくせにさぁ、きちんと二人とも相手できるのか?」

男の娘「ぼくが大きくなって女の子っぽくなくなっても可愛がってくれますか?」

男「うっ、それは……」

ガキ「そりゃわたしたち奴隷だけどさ、ペットみたいな気軽さで買ってないか?」

男の娘「前はすぐに売りに出されたから……3度も売りに出されたくありません」

男「……お前たちの不満は分かった」

男「そこは安心して欲しい。 正直言うと俺の人生にはもうお前たちしかないんだ」

ガキ「どういう意味で?」

男「2人も奴隷買ったからもう蓄えなんて全部ふっとんじまった」

男「結婚する費用も無いし、俺の稼ぎで3人暮らしじゃ今後大きな蓄えはできん」

男「だから、お前たちと添い遂げるだけがこれからの俺の人生の方針だ」

男の娘「本当に売ったりしないの?」

男「ああ。 男の娘ちゃんが女の子らしくするのが難しくなっても――」

男「執事としてそばに居てもらうよ」

男の娘「……兄さん」///

男「それにガキも、子どもを買ったのは単にロリコンってだけじゃなくて――」

男の娘(ロリコンであるのは否定しないんだ)

男「できるだけ長くお前たちを楽しみたいと思ったからだ」

ガキ「じゃあお兄ちゃん大人の女が相手でもエロいことできんの?」

男「ちょ、まっ、俺は健全な成人男性だよ!」

男「ロリ好きでショタにも目覚めかけだけど成人女性に立たないってこたないよ!」

ガキ「でも実際やったことないじゃん」

男「確かに……まあでも多分出来ると思う」

男の娘「なんだかすごく頼りないです……」

ガキ「ま、しゃーねーな。 それじゃ少しずつ慣らしていくか」

男「は?」

男の娘「兄さんを? 大人の女性に?」

男「どうやって? 娼館にでも行けってのか?」

ガキ「そんなとこ行ったらタダじゃおかねぇよ、大体金ねーだろ」

ガキ「そうじゃなくて、わたしたちは少しずつ成長しちゃうんだからさ――」

ガキ「毎日エロしてたら自然と大人のわたしたちともできるようになるだろ」

男「ちょ、待てよ! 気持ちはうれしいが毎日はきつい!」

男の娘「あ、そっか、それなら大きくなっても大丈夫かも!」

ガキ「そーそー、そのうちガチホモでも男の娘ちゃんを愛せるようになるって」

男「いや、さすがにガチホモはどうかと」アセ

男の娘「ぼくもできるだけ女の子として可愛がってほしいなぁ」アセ

男「まあでも、それで納得してくれるなら良かった」

男「それじゃ……3人ともすっぱだかのままだし、続きしてくれるかな?」

男の娘「はいっ」///カプッ

ガキ「へへ、このドヘンタイ♪」ムグッ

男「おお、さきっちょとタマの同時攻め!」///

 ジュルジュル グチュグチュ

男「うあっ」///

ガキ「おっ」

男の娘「むぐっ!?」

ガキ「あーあ、男の娘ちゃんの口の中に出しちゃったか」

男「はぁはぁ……無理して飲まなくていいよ」

男の娘「けほっ、けほっ」

ガキ「あー、もったいない」ブチュッ

男の娘「むぐっ!?」///

男「女の子同士のキス!? あ、いやよく考えたら違うけど」

男の娘「んんー、ん」///

男(ガキの奴、舌を絡ませて……男の娘ちゃんの口の中の精液をなめ取ってる!?)

 クチュ ヌチュッ

ガキ「ん」///

 ゴクリッ

ガキ「……プハッ! へへ、ちゃんと仲良くエロいことしたろ?」///

男の娘「えへへ、ガキちゃんとディープキスしちゃった」///

男「……うおおっ! たまらん!」ガバッ

ガキ「なっ!? もう全回復してやがる!?」

男の娘「きゃぁっ♪」

ガキ(楽しそうな悲鳴だな)

----------

 チュンチュン チュンチュン

男「……はぁ……はぁ……だめだ、今日はもう動けない」

ガキ「やり過ぎてノックアウトとかアホだろ」 

男の娘「今朝はお粥ぐらいがよさそうですね」

ガキ「あ、わたし皿はこぶから」

男「……よかった……いろんな意味で……」バタッ

男の娘「きゃーっ! 兄さん!!」

ガキ「早死にさせないようにヤるペースも考えねぇとな」

男「え、巡礼? いつもの村民慰安旅行じゃないんですか?」

長老「うむ、今年は聖都の寺院めぐりの予定なのですが――」

長老「女人禁制の寺院も多くての、この際まじめに巡礼をしようという話ですじゃ」

男「そうですか……すいませんが、今回は俺は遠慮します」

男「まじめなのはあまり性に合わなくて」

長老「そういう方ほど、たまには身と心を清めなされ」

男「はは、そう言われると耳に痛いですね」

長老「可愛い子たちから片時も離れたくない気持ちは分かりますが――

長老「あの子たちを休ませてあげる意味でもぜひご参加くだされ」

男(……確かに休む必要があるな、あの子たちもそうだけどそれ以上に俺が)

長老「それに、このごろ男様によからぬ噂が立っております」

男「なにっ!?」

長老「ホモでもケツでも何でもOKのドヘンタイとか――

長老「子どもを抱き枕代わりにしないと眠れない変質者だとか」

男「……十中八九、ガキが自分でばら撒いたウワサじゃねーか!!」

男「くそ、あいつ最近村のおばちゃんたちと仲良いと思ったらそんな話してたのか」

長老「お待ちくだされ、そのことであの子にむごい罰を与えたりするのは……」

男「いや、それはしませんが……」

長老「悪いイメージを払拭するにも巡礼に行ってみるのは悪くないでしょう」

男「そうですね。 わかりました、行きましょう」

----------

男「――というわけでしばらく留守にする」

男「村のおばちゃんたちがたまにお前らの様子見に来てくれるから安心しろ」

ガキ「えー、わたしたち置いてけぼりで旅行? ずるくね?」

男「しかたないだろ、女人禁制だから」

ガキ「それなら、男の娘ちゃんは行っても良いんじゃ?」

男の娘「女人禁制のところに行くなんて嫌です!」

男「そういうと思った。 それに、禁欲のための女人禁制なんだ」

男「男の娘ちゃんを連れて行ったら無意味じゃないか」

男の娘「え、禁欲ですか!?」

ガキ「お兄ちゃんが?」

男「な、なんだその目は」

ガキ「にわかには信じがたい」

男「お前らいったい俺をなんだと」

ガキ「ホモ、ロリコン、ドMでアナルマニアのドヘンタイ」

男の娘「ガキちゃん、言いすぎだよ! せめて変態紳士様とか――」

男「……もういい」涙

男「とにかく、しばらく留守にするからケンカしたり危ないことすんなよ、以上」

ガキ「居ない間、村の子たちに手出して良い?」

男「ダメ、ゼッタイ!」

男の娘「しっかり禁欲して帰ってきたら、またたっぷり可愛がってくださいね」///


男「ああ、もちろんですとも!」

ガキ「なんだそれ? 禁欲になってなくね?」

男「細かいことは気にすんな、とにかく、俺は行くからな」

ガキ&男の娘「はーい」

----------

長老「それでは皆、そろっておるか?」

村人A「おうよ」

男「はい、これで全員ですかね?」

長老「うむ、そのようですじゃ」

村人B「今回は貴族様も参加か、まあ一緒に楽しもうぜ!」

男「はは、たまにはマジメに巡礼ぐらいしとかないとな」

村人C「そんなこと言って、楽しみは別にあるんじゃないのか、この変態紳士様は」

男「楽しみ?」

村人A「ん? もしかして聞いてないのか?」

男「へ? 今回は禁欲の巡礼旅行じゃないのか?」

村人B「何を言うかと思えば。 聖都は『性都』ともよばれてる歓楽街だぜ」

男「はぁ!? 全く聞いてないぞ」

長老「ふぉっふぉっふぉ、申し訳ないが謀りましたですじゃ」

長老「男様のところの子たちは中々勘が鋭そうじゃから――」

長老「ありのままには言えないかと思いましてな」

村人C「ああ、それで貴族様に言わなかったのか」

男「ちょ、待て! そんなのあいつらにバレたら……」

村人A(奴隷相手に気をつかってんだな、この貴族様)ヒソヒソ

村人B(オラがカミさんに対するよりは気ぃつかってるぞ)ヒソヒソ

長老「……どうやって、バレますかな?」

男「……はっ!?」

村人C「あの子どもたちじゃ文字も読めないんだ」

村人C「聖都に何があるかなんてわかりゃしないぜ」

男「た、確かに!」

村人A「いくらロリコンでもたまには色っぽい大人も相手したいだろ、貴族様?」

村人B「毎日同じ相手ばっかりじゃオレだって満足できねーさ」

男「うう、それも確かに」

長老「そういうことですじゃ、たまには村を離れて自由の身を楽しみなされ」

男「ま、まあそういうことなら……くれぐれも内密にな」

村人C「さっすが、わかってんじゃねーか貴族様!!」

----------

ガキ「なんか怪しーんだよなぁ」

男の娘「でも、村のおばさんたちもただの巡礼だって言ってるよ」

ガキ「そこがかえって怪しい! 疑うのがいてもいいはずなのに――」

ガキ「口裏あわせしてるみてーじゃん!」

男の娘「疑う理由も特にないだけだって思うなぁ」

ガキ「そうだ、書斎に聖都の情報書いた本とかねーか?」

男の娘「あってもガキちゃん読めないんじゃ?」

ガキ「男の娘ちゃんは?」

男の娘「ボクも読めないよ。 数字ぐらいは分かるけど」

 コンッ コンッ

ガキ「あ、客だ!」

男の娘「ぼくが出るね!」

 スタスタ

村娘「こんにちはー! ガキちゃん、男の娘ちゃん、遊びに来たよー♪」

ガキ「あ!」

男の娘「字、読める!」

村娘「え、え? どうしたのいきなり?」

村娘「『聖都観光マップ』によると、聖都にはさまざまな宗教宗派の寺院があるが」

村娘「女人禁制の宗派が多く、尼僧や巫女などは比較的少数」

男の娘「女の人が少ないんだ、エッチなお店はやりにくいんじゃないかな?」

ガキ「男が多いからこそ、エロい商売がもうかるだろ!」

村娘「聖都のナイトスポットとしては飲み屋が多数」

村娘「尼僧によるダンスや賛美歌歌唱も売りにしているみたい」

ガキ「売春宿とか娼館って書かれてねーか?」

村娘「そういうことは書いてないわね……」

男の娘「飲み屋さんって書いてるけど、実は売春宿ってことはないかな?」

男の娘「ぼくが平民だったころお父さんがそういうところに行ったのがバレて――」

男の娘「お妾にしてた奴隷のお姉さんにすっごく怒られてたんだ」

ガキ「そういうところもあんのか!?」

村娘「それは本じゃわからないかも……って、奴隷がご主人様に怒ったの?」

男の娘「うん。 ぼくの世話役もしてくれてたお姉さんなんだけど」

男の娘「ほとんど後妻みたいな扱いだったの」

ガキ「ふーん、で、そのお姉さんに性教育もしてもらったのか?」///

男の娘「してないよ! でも、あの時は少しお姉さんがうらやましかったなぁ」

男の娘「忙しいお父さんがお姉さんとは時間をかけていちゃいちゃするんだもの」

村娘「ほほう、それが女装を始めた理由?」ズイッ

男の娘「え、あ、そうだけど」アセ

村娘「お父さんは男の娘ちゃんの女装姿見たことあるの? 見たときの反応は?」

男の娘「見てもらって、可愛いって言ってくれて、キスもしてもらっちゃった」///

村娘「女装した息子にキスをする父親! も、萌える!」///

男の娘「え? へ? 燃える? な、なんだかこの子怖い」

ガキ「話それすぎ、それよりも今は聖都に風俗店があるかどうかをだな」

男の娘「うん、そーだったよね!」

村娘「チッ……仕方ないわね」

男の娘「し、舌打ち?」

ガキ「まー、気にスンナ。 そういう子だから」

ガキ「……あれ、これとこれって同じ文字だよな? なんか同じのが多いような」

村娘「巫女宿って書いてあるわ。 たぶん、巫女さん用の宿泊施設だと思うけど」

男の娘「巫女のいる宗派は少数派じゃないの?」

ガキ「ん? それにしてはやけに多いぞ!」

村娘「十分に怪しいわね!」

----------

男「6頭立ての馬車をチャーターとは豪勢だなぁ」

長老「ふぉふぉ、チャーターではなく送迎馬車ですぞ」

男「は?」

村人A「この馬車は聖都の寺院連盟の馬車で、格安・直通で送ってくれるんだぜ」

男「へー、そんなやり方してたのか。 ってことは御者さんは見習いの僧侶か?」

御者「いえ、わたしはただの奴隷ですよ」

男「え? 民間事業での奴隷使用ってなかなか許可が下りないはずじゃ?」

村人B「そういや、そうだな」

村人C「オレも不思議に思ってた」

御者「聖都寺院連盟は宗教法人ですんで、許可がおりやすいそうです」

男「そうなのか。 でももったいないなぁ」

男「平民だったら6頭立ての馬車動かせたら高給取りなのに」

村人A「奴隷じゃ財産処分権がないから金もはいらねーか」

御者「いえ、奴隷にしてはいい暮らしをさせてもらっていますので特に不満は――」

長老「それより、貴族様、みなの衆、これが聖都の地図ですじゃ」

村人B「うっわー、細かい地図だな」

村人C「しかも字が多すぎる」

長老「ふぉっふぉっふぉ、だから貴族様に来て欲しかったのじゃ」

男「ああ、これを見てルートを決めるわけですね」

長老「その通り! ちなみに聖都では娼館を巫女宿と呼んでおるそうですじゃ」

男「はいはい、あー、巫女宿は大寺院の裏手のほうだな。 表側からは――」

村人A「それだと、先に土産なんかを済ませてから行った方がいいな」

村人B「賛成だ」

村人C「決まったところで、ちょっと休憩しないか? そろそろションベンが……」

御者「では、次の駅でいったん止まりましょう。 馬も休ませたいので」

----------

ガキ「飛ばせ飛ばせ飛ばせーっ!」

男の娘「まさか本当に追いかけることになるなんて……」

村娘「次は東町で乗り換えよ! 旧都まで行ったらあとは一本で行けるわ!」

ガキ「よっしゃ! 相手は直通便だから途中で馬を休ませてるはず!」

村娘「ええ、この乗り継ぎで行けば追いつけるわ!」

男の娘「でも、なんで村娘ちゃんもそんなにやる気なの?」

村娘「……わたしのパパも一緒に行ってるのよ」

男の娘「あ、それで」

男の娘「村娘ちゃんは家庭の事情として、ぼくたちはただの奴隷なんだから――」

男の娘「文句を言える立場じゃないんじゃないかな?」

ガキ「はぁ!? 関係あっか、そんなの!」

ガキ「自分のオンナほって娼館行くオトコを天誅するのはオンナの義務だ!」

男の娘「ガキちゃんって結構嫉妬深いよね、自分は一途でもないのに」

ガキ「けっ、所詮お前もオトコか。どーせオトコはヤれたらなんだって良いんだろ」

村娘「あ、ここではオトコ扱いするのね」

男の娘「……ぼくにとって女の子はガキちゃんだけだよ」ギュッ

ガキ「え?」///

ガキ「だーっ! 今はかんけーねーだろ、それ!」///

村娘「あのさぁ、あんまり目の前でいちゃいちゃしないでくれる? 腹立つから」

男の娘「あ、ごめんなさい。 ガキちゃんを落ち着かせようと思って……」

ガキ「だったら、村娘ちゃんも一緒にいちゃいちゃ――」グイッ

村娘「え、ちょっと待って……心の準備が!」///

 ドスッ

ガキ「うぐっ」

男の娘「ガキちゃんよその子に手を出しちゃダメ!」

村娘(的確にみぞおちを狙った……出来るわね、この子)

男「へぇ、表通りはさすが聖都というか、おごそかな雰囲気だな」

長老「ふぉっふぉ、わしも孫の健康と学業成就を祈ってまいります」

村人A「この中にも身体を売りに来た女がいると思うとたまんねーな」

村人B「オレは今のうちに家族への土産買ってくる」

村人C「偽装工作は大事だよな」

男「俺も買っとこう。 土産もなしだと帰って冷たくされるのが目に見えてる」

長老「間違いありませぬな」

----------

ガキ「……気持ち悪い」

男の娘「むしろよく耐えたよね、車酔い」

村娘「聖都までくれば……と言いたいところだけど巫女宿が多すぎるわ」
   
男の娘「うん、兄さんが行っているお店を探すのは難しいなぁ」

ガキ「……決まってんだろ……かたっぱしから……」フラフラ

村娘「気合だけはすさまじいわね、ほぼ死に体だけど」

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長老「ふぉっふぉっふぉ、ここがオススメの巫女宿ですじゃ」

男「すごい、外装は普通の家なのに、中は派手な神殿風だ」

村人A「そりゃ宗教施設だからな」

男「娼館が宗教施設とはお笑いだな」

長老「娼館ではありませぬぞ」

長老「ここは巫女の癒しを通して神の力を分けていただく儀式を行う場所」

村人A「そうそう、その儀式に性的な行いが含まれるに過ぎない」

男「そういう設定なのか、なるほど。 それじゃこれは浮気じゃないな」

長老「ふぉっふぉっふぉ、そのとおりですじゃ。 神聖な儀式ですぞ!」

村人A「特にここは人気の巫女がそろったトップクラスの巫女宿だ」

長老「ありがたや、ありがたや」

男「あ、ところで村人Bと村人Cは?」

村人A「あいつらは別の稚児宿へ行ったぞ」

長老「女人禁制の宗派の僧侶を少年たちが慰めるタイプの施設ですじゃ」

男「ああ、そっち系も充実してるのか」

----------

僧侶「どうだい、君、うちの稚児宿で働いてみないか?」

男の娘「え、ちょ、ぼくにはご主人様がいるので……」

僧侶「出家に身分は関係ない、奴隷身分から解放されたければこちらへ来い」グイッ

男の娘「や、違うんです! ちょっと、助けて!」

村娘「……はっ、しまった。 あまりのシチュに見とれてて助けるの忘れてた」

ガキ「ちょっと待てい! 男の娘ちゃんはウチの子だ! 連れてかれてたまるか!」

僧侶「む? と、いうことは君がこの子の主人か」

僧侶「それでは二人一緒に来ないか? 可愛い男の子なら何人居ても歓迎――」

 バキッ

ガキ「オレはオンナだ!」

村娘「あ、なぐった。 ひさびさに『オレ』が出てるし」

僧侶「は、はひいぃぃいい、すまなかった、ご勘弁を!」

僧侶「女性には触れることも禁止されているのだ!」

男の娘「あ……鼻血でてる。 まずいよ、お坊さんを出血させちゃうなんて!」

ガキ「よし、逃げるぞ!」

村娘「う、うん!」

男の娘「あれ? なんで村娘ちゃんも鼻血出てるの?」

村娘「え、えーと、なんでもない!」///

村娘(男の娘ちゃんが僧侶向けの少年娼婦になるとか、なにその萌え展開!!)

----------

神官「ただいますぐお相手できる巫女はこの三人です」

長老「ほぉ、ちょうど三人とは都合がよいですな」

村人A「うーん、この『伝説の妖女』ってのが気になるが高いな」

男(『伝説の妖女』ってもはや巫女の通り名じゃねーだろ)

長老「それではわしはこのボインちゃんにしますぞ」

村人A「おれはこのMっぽい巫女で」

神官「はい、かしこまりました、すぐに準備させます」

男「あれ? ってことは俺がこの『伝説の妖女』相手か」

神官「少しお待ちいただけば別の巫女も用意できますが……」

男(400ゼニーか……たしかに一回ぽっきりには少し高い……)

男「ま、いっか。 その『伝説の妖女』で頼むよ」

神官「かしこまりました」

----------

ガキ「ちっくしょう、全然手がかりがねーな」

村娘「でも、巫女宿が娼館っぽいことは分かったわ」

男の娘「入るなり『うちに働きに来たのかい?』って言われたもんね」

ガキ「稼げる自信はあるけどさ、日替わりで別の相手ってのは嫌だな」

村娘「それ以前に奴隷は娼館で働けないわよ。 民間事業は奴隷使えないんだから」

男の娘「そうだったんだ。 それなら娼館で働いてる人は平民なの?」

村娘「ほとんどそうだと思うわ。 没落貴族なんかもいるかもね」

ガキ「ふーん、じゃあ娼館行ってバリバリ稼ぐって奴隷じゃできねーのか」

村娘「もともと財産権が無いじゃない」

??「ひょひょひょ、そうとは限らんぞ」

男の娘「おばあさん、だれ?」

ガキ「いかにも人買いっぽいな」

お婆さん「ひゃはっ、まあそんな者じゃ。 この町の娼婦は巫女という建前じゃ」

お婆さん「そして宗教団体への所属は身分に無関係。 じゃから奴隷でも娼婦――」

お婆さん「――もとい、巫女になれるぞい」

村娘「うわぁ、なんてひどい脱法行為」

お婆さん「おぬしら素質がありそうじゃ、今の主人の元より豊かな生活ができるぞ」

ガキ「いやだ。 わたしも自分のオトコ放っぽり出すほど銭ゲバじゃねーよ」

男の娘「うん、ぼくも兄さんがいてガキちゃんがいる今の生活に不満はない」

村娘「……へぇ、あんたたち結構その辺はマジメよね」

お婆さん「ひょひょ、では仕方ないの。 じゃが、いつでもわしはまっとるぞい」

ガキ「おとといきやがれ!」

男の娘「……あれ? あそこの馬車、見慣れた文字がついてるような?」

村娘「え? あの馬車? ……あ、うちの村の名前が書いてるわ!」

ガキ「じゃあ、あの馬車に乗って来たんだな!」

村娘「御者さんに話を聞くわよ! 手がかりがあるかも」

男の娘「うん!」

 タッタッタッ

ガキ「おっちゃん、わたしたち村の子で、長老さんたちに急いで伝えることが――」

村娘(よし、うまい嘘ついた!)

御者「え? お客さんたちのとこの子か。 ちょっと場所はいえな――はっ!?」

男の娘「あ!」

御者「いや、まさかそんなはずは」

男の娘「……お、お父さん?」

御者「マジか!?」

ガキ&村娘「な、なんだってー!!」ΩΩ

御者「その格好は……」

男の娘「ぼくね……いや、それよりも!」

男の娘「お願いお父さん! 長老さんたちがどこへ行ったか教えて」

御者「え? あ、ああ。 曲がって5軒目の店だ」

男の娘「ガキちゃん、村娘ちゃん、ごめん先に行ってて!」

村娘「え、なになに? 展開についてけないんだけど?」

ガキ「あ、そっか、分かった先に行く! 行こう、村娘ちゃん」ギュッ

村娘(あ、手にぎられた)///

 タッタッタッ

御者「お前……いそいでたんじゃなかったのか?」

男の娘「いいの。 それよりお父さんと二人で話したかったから」///

御者(ちょ、待て、完全に女の子の顔になってるじゃねーか)ゴクリ

男の娘「えへへ、ぼく、可愛くなった?」

御者「あ、ああ。 って、そうじゃない! お前いったい今何をして――」

男の娘「お客さんの中に、一人貴族様がいたでしょ? あの人がぼくのご主人様」

御者「……お前は、あの貴族に、そういう扱いを受けているということか」ギリッ

男の娘「そういう扱いって?」

御者「そんな格好させられて、女のように相手させられてるのか?」

男の娘「させられてるって……違うよ!」

男の娘「ぼくは女の子として扱ってもらえて幸せなの」

御者「またそんなことを言っているのか! お前はオトコなんだぞ!」

男の娘「お父さんにとっては一人息子がこうなっちゃって嫌かも知れないけど――」

男の娘「ぼくはこれでいいの。 兄さん……ご主人様が大事にしてくれるから」

御者「だがな――」

 ギュッ

男の娘「初めはお父さんに可愛がって欲しくて女の子になろうとしたんだよ」

御者「え、ちょ」//////

男の娘「面白がってただけかも知れないけど、お姉さんやまわりの子も――

男の娘「かわいいって言ってくれたから癖になっちゃったけど

男の娘「お父さんに女の子だって認めてもらえなかったらやっぱり悲しい」

御者(くそ、女の媚び方まで身に着けてやがる)///

御者(しかも、見た目は死んだ女房の若い頃にそっくりじゃねぇか)///

御者「やっぱり、あのクソ貴族は許せねえ!」

男の娘「お父さん、そんな――」

御者「オレの可愛い娘を放ったらかして娼館いくクズは貴族だろうが許せねぇ!」

男の娘「え?」

御者「互いに奴隷の身だ。滅多に会うことはできねーだろう」

御者「だがな、いつだってお前はオレの最愛の娘だ!」

男の娘「はい、お父さん!」///

----------

男「うわぁ、なんだか緊張するな」///

妖女「あら? お客様、こういうお店は始めてかしら?」

男「は、はい」///

男(スリムでムネもある、脚が長くてきれいだ。 これが大人の女か!)

男(南方系かな? 少しガキの奴に似てるような……こういう風に育って欲しい)

妖女「ふふっ」

男(うわっ、一気に距離をつめ――)

 ブチュゥ!

男「むぐっ」///

男(い、いきなりディープキス!?)

 グチュ グチュ

妖女「うぅん♪」

 ピタッ

男(ああ、ムネがムネが当たってる!)

妖女(なかなか反応は良いわね)

 グイッ

男「え? 何を」

妖女「ふふ、ここはどうかしら?」

 ヌプッ

男「うわ、こ、これは」///

妖女「ふふふ、どう? 大のオトコが女の子の姿勢でお尻いじめられる気分は?」

 ヌププッ ヌプ

男「うわぁぁぁ」///

妖女「!?」

妖女(痛みをほとんど感じていないみたい……でも性感はある……)

妖女(このお客さん、調教の初期段階が済んでるわ!)

妖女「あら? こんなに感じちゃって、お客さんこういうお店によく来るの?」

男「いや、俺はこういう店は初めてで……」

妖女(これはプロによる仕込みよ、そんなはずは……?)

妖女「ふふ、カマトトぶっちゃって。 あたしにはちゃーんと分かるんだから」

男「え? いや、マジで初めてだって」

妖女「!?」

妖女(このお客さん、素で言ってるわ。 でも初めてにも思えない……)

----------

 タッタッタッ

村娘「男の娘ちゃん置いてきちゃってよかったのかしら?」

ガキ「仕方ねーだろ。 こっちはそれどころじゃないし!」

ガキ「それに、男の娘ちゃんと親父さんの話にわたしたちが絡めるわけねーじゃん」

村娘「まあそうだけど……」

村娘(この聖都は、宗教を口実に奴隷の企業的使用をしている)

村娘(そうだとすると、貴族や豪商でも家庭では扱いきれないほど優秀な奴隷が)

村娘(集まっている可能性が高い)

ガキ「よし、もうすぐだ!」

村娘「ねえ、ガキちゃんってパパやママはいたの?」

ガキ「母ちゃんはとっくに高く売れた。 親父はわかんねぇ」

村娘「ねえ、もしかしたらこの町には――」

ガキ「よし、この店の中に入るぞ!」

村娘「え、あ、ちょっと待って」

店員「なんだ、このガキどもは? ここはお前らの来る店じゃないぞ」

ガキ「あんたんとこの客に急用があって来た、とおせ!」

店員「ふん? そうか、だったら客に確認をとらせてもらうぞ」

村娘(ここは言うとおりいったん店員さんを通して男さんが本当にいるかどうか)ヒソ

村娘(確認してもらいましょう)ヒソヒソ

ガキ「ネタはもう上がってんだ! そんなの待ってられるか!」

 タッタッタッ

店員「あー! このクソガキ! ……」

村娘「え? あれ?」

ガキ「村娘ちゃん、早く!」

村娘「あたしそんなに速く走れないわよ!」

店員「ち、仕方ないあの小僧は店内のスタッフにまかすか」

 グイッ

村娘「あ、腕にぎられた」アセ

店員「捕まえた。 ったく、あの小僧が戻ってくるまでじっとしといてもらうぞ」

----------

男「はぁ……はぁ……」///

妖女「んふふ……」

男(こんなに長く限界ぎりぎりを維持させるなんて、すごいテクだ)

男(この女が本気を出せばもう3、4発は搾り取られていたぞ、これ)

妖女「ふふ、ダメよ、まだ本番もしてないのにいっちゃうなんてさせないわ」

妖女「いくときは下の口でたっぷり飲ませてもらうんだから」

男(え、えろい!)

 ドタバタ ドタバタ

男「あれ? なんか外がさわがしいな」

妖女「ふふ、そんなのどうでもいいでしょ?」

妖女「そろそろいただいちゃうわよ……」

 バタンッ

ガキ「ちょっと待ったーーッ!」

神官「すいません、お客様、この子どもが乱入してきて――」

男「えっ!? ガキ!?」

妖女「あら? あらら?」

ガキ「てめー、わたしと男の娘ちゃん置いてこんなトコであそぶとは良い度胸――」

ガキ「ん?」

神官「と、とにかく出て行け」

妖女「ちょっと待って、悪いけど神官さんだけ出て行ってもらえますか?」

神官「はい?」

男「??」

妖女「お願いします!」(土下座

神官「な、なにもそこまでなさらなくても……分かりました、出て行きます!」

 ササッ

男「え、ちょ、一体何が起こってるんだ?」

ガキ「……か、母ちゃん!?」

男「えええ!?」

妖女「ふふ、まさかあなたのオトコだったとはね」

妖女「まあ、仕込みはまずまずと言っておきましょうか」

ガキ「母ちゃんでも、わたしのオトコを横取りするならゆるさねぇ!」

妖女「へぇ……女の子らしくなったわねぇ。 ……でも、ダメよ」

ガキ「はあ!? なんで? 娘のオトコ横取りするまで色ボケが進行したか」

妖女「ここに来たからにはあたしの客よ」

妖女「それに、あなたが乱入してきたせいで萎えちゃったじゃない」

妖女「ご主人様を萎えさせるダメな子に文句を言われる筋合いは無いわ、ねぇ?」

 ギュッ シュッシュッ

男「うおお」///

ガキ「な、一瞬で干し芋から棍棒に!?」

ガキ「てか、お兄ちゃん、てめーチョロすぎだろ!」

男「そういわれてもだな……」

妖女「くすっ、ご主人様にあたるなんて悪い子ねぇ」

妖女「あたしはあなたをそんな風に調教したつもりはないんだけど」

男「育てたといわず『調教』っていうのか……実の娘に」

妖女「そんな硬いこと言わないで、硬くするのはココだけでいいのよ」

 サワッ

男「うっ、やばい、もう限界が」///

ガキ「あー! ちょ、やめろソレ! 出したらもう一緒に寝てやんねーぞ!」

男「え……それはちょっと困る」

妖女「こら、ご主人様を萎えさせるようなこと言うんじゃないの」

ガキ「だったら横取りすんな!」

妖女「仕方ないわねぇ、ラチがあかないし、ここはひとつ勝負しましょうか?」

ガキ「勝負?」

妖女「決まってるじゃない、先にイかせた方が勝ちよ」

妖女「――ただし、おちんちんにさわらないってルールはどうかしら」

ガキ「さわらずに? そんなこと――」

妖女「あら? できないの? それでよく自分のオトコだなんて言えたものね」

ガキ「……」ピキッ

ガキ「上等だ! やってやらぁ!!」

男「え、ちょっとまて!」

ガキ「ルールは聞いたろ、じっとしてろ!」グイッ

妖女「ふふ、だめよー、攻めに回るからって乱暴なばっかりじゃ」サワッ

男(こ、これはまさか親子丼!?)///

妖女「ふふっ」ニコッ

男(そうか、そのつもりでガキを煽ったのか)

男「妖女さん、あ――ムグッ!」///

妖女「うふふ、おっぱい飲ませてあげる」

男「むぐー、むぐー」///

ガキ「あー、くそ、口をとられた!」

妖女「まだまだね。 おちんちん触れないからってすぐに前立腺狙いでお尻なんて」

妖女「そんないかにもお仕事な攻め方じゃ、オトコの方も義務感が出ちゃうわ」

ガキ「とっととイケよ! こんな痴女まがいの年増に乗せられんじゃねえ!」グイグイ

男「むぐっむぐっ」(それ母親に言うことか!?)

妖女「もう、だからそういうのが良くないって言ってるのよ」

妖女「こうやって――」

男「ぷはっ」(やっとしゃべれ――)

妖女「こうよ!」ブチュッ

男「むぐっ」///

男(舌が、舌で口の中犯されてる!)///

妖女「う……ん」///サワサワ

男(あ、ふともものチ●ポぎりぎりあたりを……)///

ガキ「なに!? さらに大きくなった!?」

男(うー、でも肝心のアレをさわってもらえないのがもどかしい)

妖女「ふふっ」ギュ

男「むぐっ!?」///

ガキ「あー、タマにぎりやがった反則だろソレ!」

妖女「ぷはっ……ふふっ、袋はダメって言って無いわよ」

ガキ「そんなんずりぃ!」

男「なんでもいいから、もうイカせてくれ!」///


妖女「ガキちゃん、そのままあーんしててね」グイッ

ガキ「え?」///

男「あっ」///

 カポッ

ガキ(口にお兄ちゃんのが入っちゃった……)///

男「え、これはいったい――むぐっ」

男(またディープキス!?)///

男(これは、母親とディープキスしながらその娘にしゃぶらせてる状況に!?)///

ガキ(……このまましていいのか?)

ガキ「う……ん」///ペロペロ

妖女「うぅんっ♪」///ブチュグチュ

男「んーっ! んーっ!」//////

 ドクンッ ドクンッ

ガキ「んぐっ!?」///

ガキ(すっげー出てる、こんなの飲みきれねぇ……いや、飲みきる!)

 ゴクッ ゴクッ

妖女「……ふうっ、ふふ、お客様が気持ちよさそうで良かったわ」

男「ぷはっ、ハァ……ハァ……」///

ガキ「んぐっ、んぐっ」

妖女「あら、まだ飲んでるの? たっぷりじらしたから凄い量のはずよ?」

ガキ「んぐん……プハーッ、くっそ、いつもよりだいぶ多いじゃねーか!」///

妖女「そんなこと言ってもお母さんに一滴も残してくれないのね」クスクス

ガキ「あたりめーだ! こいつはわたしのご主人様だから横取りすんな!」

妖女「もう、意地悪したのは悪かったわよ」

妖女「でもね、ほんとはガキちゃんと一緒にエッチしたかっただけなのよ」

男「そうか、それでわざと煽って3Pに持ち込んだのか」

ガキ「だーっ! それで納得いくか!」

ガキ「わたしと男の娘ちゃんが居る身でこんな店に出入りするお兄ちゃんは論外!」

ガキ「母ちゃんもわたしのオトコって知って手を出したのは結局かわらねーじゃん」

妖女「ふふっ、そんなに嫉妬するなんて本当にこの人のことが好きなのね」

ガキ「えっ!? はっ!?」///

男「あ」//////

ガキ「だーっ、そんなんじゃなくていっぱんてきに――」///

 チュッ

ガキ「――へ?」///

妖女「悪かったわ。 もうこの人には手を出さない」

妖女「だから、今度は一人でいらっしゃい」 

ガキ「え、どういうイミ?」

妖女「ふふっ、ここは娼館じゃなくて巫女宿よ」

妖女「巫女の癒しを求めるのに性別も身分も関係ないわ」

妖女「――だから、今度はふたりっきりでエッチしましょう♪」

ガキ「あ……う、うん」///

男「母娘レズだと!?」ガタッ

男「いや、ちょっとまて俺はダメでお前はいいってそれもおかしいだろ!」

ガキ「は? 何言ってんの? すげーふつーの話じゃん」


ガキ「だいたいさー、性奴隷に貞操求めるとか都合よすぎだろ」

男「お前とことん都合いいな」

妖女(ふふっ、本当に仲が良いみたい……)

妖女「男さん、これからもガキちゃんのこと、よろしくお願いしますね」

男「えっ?」

妖女「この子の母親としてのお願いです」

男「……はい、こいつとは一生のつもりですよ」

ガキ「だったらこんなとこくんなよ!」

男「それは近所づきあいもあってだな――」

 ガタガタ ガタガタ

妖女「あら? また外が騒がしいわね」

 バタンッ

御者「オレの娘をほったらかして娼館通いしてるクソ貴族ってのはお前か!?」

男「わわっ、御者さん?」

男の娘「ちょっと、お父さん何もここまで乱入しなくても!」

妖女「あら、誰かと思ったら常連の御者さん」

男の娘「え? 常連? ここ高級娼館ですよね?」

御者「あ、妖女さん!? いや、それは、その――」

男の娘「……」ジト

----------

妖女「まさか、御者さんの娘さんも男さんにお仕えしていたとはねぇ」ニコニコ

男の娘「まさか、お父さんがガキちゃんのお母さんの常連客だったとは」ハァ

男「つまり、お前らこの聖都までおっかけてきたのかよ」アセ

御者「い、いや、オレは何も悪いことはしてねーぞ」アセ

ガキ「けっきょく、オトコはどいつもこいつも――」フンッ

妖女「でもいいの? 御者さん聖都に戻ってきてもう数刻したのに――」

御者「いや、今回はオレの娘のために仕方なく――だからあいつには黙っててくれ」

男の娘「? どういうこと?」

妖女「だって、御者さんには奥さんがいるもの」

男の娘「え? お母さんはぼくが物心ついたときにはもう――」

男「奴隷身分に結婚はないはずだが?」

御者「え、いや、それはその――」

妖女「制度として結婚がなくても、一緒に暮らすことはできるわよ」

妖女「確か、平民だった時から一緒だった人じゃなかったかしら?」

男の娘「え? それって、まさかお姉さんのこと!?」

御者「ギクッ、え、ええとだな……」

ガキ「ああ、ちっちゃいころの男の娘ちゃんの世話してたっていう人か」

男の娘「お姉さんと一緒に夫婦同然に暮らして、高級娼館に通って――」

男の娘「生活に余裕があるのに、どうしてぼくはひきとってくれてないの?」

男「あー、考えてみたらけっこうひどいな」

御者「いや、その、アイツが二人で暮らしたいって言ってだな――」

男の娘「ふーん、若いお嫁さんと暮らしたいお父さんにはぼくは邪魔だったんだね」

御者「い、いや、そういうわけじゃ――」

男の娘「もういい、ぼくはもう兄さんの――ご主人様のものです!」ギュッ

男「おっ」///

男の娘「お父さんはお父さんでお姉さんと幸せになってください!」

妖女「あら、はっきりした決別宣言ね」

御者「あ……ああ……うわあああああーーーっ!」ダダッ

ガキ「あ、逃げ出した」


妖女「さて、これで静かになったわね」

男「え、今の計算づくかよ」アセ

妖女「あたしの店でこれ以上騒がれちゃこまるもの」

ガキ「そりゃそうだ」

男の娘「って、ガキちゃんなんでその女の人と仲良くしてるの?」

ガキ「いや、実はコレ、わたしの母ちゃんで――」

妖女「はじめまして、うちの子と仲良くしてもらってるみたいでありがとう」ペコリ

男の娘「いえいえ、こちらこそお世話に――ってそうじゃなくて」

妖女「ふふ、大丈夫。あたしも自分の娘やその友達の男をとろうなんて思わないわ」

ガキ「つーことで、あとはかえってからじっくりとお兄ちゃんにお灸を吸えたら

ガキ「今回の話はおしまい」

男「ちょ、まて、今回はやむをえない事情で――」

男の娘「分かりました。 これからはぼくも兄さんの浮気は警戒します」

男「いや、違うんだ、マジで」

妖女「ふふ、男さん、愛されてるわね」

 ガラッ

村娘「――ふぅ、やっと通してもらえた、ってどうなってるのコレ?」

男「ぶっ! 村娘ちゃんまで来てたのか!」

ガキ「あー、途中で置いてってわりぃ、こっちはもう大体話ついた」

男の娘「そういえば、村娘ちゃんのお父さんはどこ?」


男「ん? 村娘ちゃんのお父さん……村人Cさんなら稚児宿の方へいったぞ」

村娘「ええっ!?」

村娘「うそ、あたしのパパが、少年趣味!?」

男「あー、ショックかもしれないが、趣味はひとそれぞれなんだから――」

村娘「信じらんない! すぐ行ってくる!」ダダッ

男の娘「あー、行っちゃった」

妖女「あら? あの子が去った後に血が?」

男「まさか、血の涙!?」

ガキ(いや、たぶん鼻血だな……ったく血は争えねーっていうか……)

----------

 ジャーン ジャーン ジャーン

村人C「げえっ、娘!? あわわ、ふるえが止まらぬ」

稚児「おきゃくさま?」

村娘「……まさか、パパがそんな趣味だったなんて」ゴゴゴ

村人C「どうか、どうかママには言わないでくれ!」

村娘「今回は特別に見逃してあげるわ……だから、ちょっとだけ見せて」///

村人C「へ?」

この二ヶ月ほどの間、リアルで彼女ができたけど、ヤりたがりすぎて速効で振られた筆者です
久々に続きを投下します

---アルソーク騎士団守衛所---

騎士A「ふぁあ、ヒマだなぁ」

騎士B「仕事は楽だが、平和すぎて我々がいる意義が分からなくなる」

騎士C「いーじゃねーか、オレは平和が好きだぜ……ほい、チェックメイト」パチンッ

騎士A「あっ! ちょい、ソレ待った! 何が平和好きだ、スゲー嫌な手だぞ!」

騎士C「ばっきゃろう、待ったなしって言ったのはおまえだろ」

騎士B「はぁ、本当に平和だな……ん? あんなところに子どもが」

騎士A「なんだ? また村のガキどもが遊びに来たか、仕方ねーなぁ」ヨッコラショ

騎士C「待て、ガキどもと遊んでやることを口実に逃げる気か?」

騎士A「何を言うかと思えば。 住人との交流も仕事だって団長も言ってるだろ」

騎士C「またそんないいわけを――」

騎士B「いや、この辺で見ない子だ。 大荷物しょってるぞ」

騎士A「一人旅か? この辺りの治安が良いと言ってもさすがに無用心だな」

騎士C「家出とか、逃亡奴隷だったら面倒だな」

騎士B「お、こっちに来るぞ」

小娘「……そこな騎士たちに申し上げる!」

騎士A「なんか……時代錯誤なものいいだな」

騎士C「汚れちゃいるが良い服着てるぞ、どこぞの貴族の娘じゃないのか?」

小娘「男殿の館はいずこなるか?」

騎士B「男さんとこの知り合いか!?」

小娘「左様。 旧都より参った。 申し訳ないが道案内をお願いしたい」

騎士A「旧都から!? まさか、一人で来たのかい?」

小娘「うむ。 思ったより時間がかかった。 待たせていなければ良いが……」

騎士C(高そうな服はぼろぼろ、世間ずれした言葉遣い……なんかおかしいぞ)ヒソヒソ

騎士B(どう見ても普通じゃないな、団長に連絡した方が良いんじゃないか?)ヒソヒソ

騎士A(だが、男さんも一応貴族だし、無駄に待たせたとなったら面倒だぞ)ヒソヒソ

小娘「……どうなされた、騎士殿?」

騎士A「いや、男さんのところへ案内しましょう、私が護衛につきます」

小娘「うむ、ありがたい」

騎士B「あ、おまえ、勝手に話を――」

騎士C「よし、それじゃBが団長に連絡いっといてくれ」

騎士B「ちっ、仕方ないな」

---男の館---

小娘「たのもー!!」

騎士A「ちわーっす、男さん。 迷子が居たんで案内しましたー」

小娘「迷子ではない!」

 ガチャリッ

男の娘「えーと、ご主人様は留守ですが……」

騎士A「こんにちは、相変わらず可愛いね」

男の娘「もう、そんなこと言っても何も出ませんよ♪」///

男の娘「……ってその子は?」

小娘「わらわは小娘と申す者、男殿を訪ねて参った」

小娘「……母上から男殿に手紙が行っているはずだが?」

男の娘「ご主人様からは特にことづかってはいませんが――騎士さんは何か?」

騎士A「いや、オレも何も聞いてねぇ」

男の娘「うーん、どうしよう……」

男の娘(服がボロボロ、重そうな荷物もあるし、追い返すわけにはいかないよね)

男の娘「あの、ご主人様のお帰えりを待ってくださるのでしたら上がってください」

小娘「うむ。 世話になる」ペコリッ

騎士A「それじゃあ、オレはこれで」

小娘「騎士殿にも世話になった、これを――」スッ

騎士A「え、何かくれるの? ……これは、金貨!?」ビクッ

小娘「なに、大したものではない。 一番価値の低い金貨だ」

男の娘(金貨!? 一番安いのでも5000はしたはず――)

騎士A「あ、ありがとうございやした!!」ビシッ

騎士A「それでは失礼します!」ダダッ

男の娘(あ、『やっぱり返せ』って言われる前に逃げた)

小娘「では、客間に案内していただこうか?」

男の娘「え、ちょっと待って、キミ今自分の状態わかってるの?」

小娘「む? どういうことか?」

男の娘「土ぼこりだらけだし、汗もにじんでるし、髪の毛もばさばさだよ!」

小娘「おお、それは失礼をした。 正装せねば男殿に面会するのに失礼であったな」

男の娘「えーと、そうじゃないけど、もういいや」

男の娘「ガキちゃーん! ちょっとこっち来て手伝って!」

ガキ「えー、なんてー? 今いいところだから――」

男の娘「もう、絵本なら後で見られるでしょ! 今こっち大変だから!」

ガキ「しゃーねーなー」

  タッタッタッ ヒョイッ

ガキ「お? なにその子?」

小娘「ほう、男殿は一人暮らしと聞いていたが、使用人を二人も雇っておられたか」

男の娘「あ、はい。 二人とも最近買っていただいて――」

ガキ「違う! オレ……じゃなくてわたしたちはお兄ちゃんのオ・ン・ナ♪」チッチ

小娘「……『お兄ちゃんのオンナ』? すまぬがよく意味がわからない」

男の娘「ですよねー」アセ

小娘「『お兄ちゃん』というのは男殿を指しておるのか?」

ガキ「他に誰がいるってんだよ」

小娘「素晴らしい!」

男の娘「何が?」

小娘「かの英雄は一介の兵士から奴隷にまで家族のように接したというが――」

小娘「男殿はそれに学び実践しておられるのだな!」

ガキ「え? は? ……いや、そんなんじゃなくてタダの趣味なんじゃねーかな?」

小娘「うむ、使用人に気遣いをさせないところも素晴らしい」

小娘「それでこそ、旧都からはるばる来た甲斐があるというものじゃ」

ガキ「旧都から!? まさか、歩きで?」

男の娘「らしいよ。 たぶん、馬車にも乗ってないんじゃないかな?」

小娘「なに、路銀は十分にあったので宿泊には苦労しなかったぞ」

小娘「馬車の乗り方は分からなかったがな」

男の娘(いろいろ変だよね?)ヒソヒソ

ガキ(うん、それに汚れてるし臭いし――)ヒソヒソ

男の娘(ガキちゃんだってここに来る前はそうだったじゃない)ヒソヒソ

ガキ「は!? 誰が汚れてるし臭いって!?」

小娘「ん? なんのことじゃ」

男の娘「あー、もう話が進まない!」

ガキ「あ、わりぃ」

男の娘「えーと、その汚れているからお風呂でもどうかな?」

男の娘「服も洗濯して、僕の服を貸すから」

小娘「そこまでしていただけるのか、申し訳ない」

男の娘「それじゃガキちゃん、すぐお風呂わかして! 僕はこの子の服洗うから」

ガキ「はいよ!」

小娘「あ、その……待たれよ! わらわは一人で風呂に入ったことが無いのじゃが」

男の娘「え!?」

ガキ「おお」

男の娘「そ、それじゃ、僕がお背中流すね」

ガキ「ほー、女の子と二人っきりでお風呂か。 しかもよその子と」

男の娘「え、は、いや!? そんなつもりは」

ガキ「いやいや、オトコらしくなったもんだなぁ」ニヤニヤ

男の娘「そんなのじゃなくて、純粋に背中を流してあげようと――」

ガキ「それならオンナのわたしがした方がよくね?」

男の娘「あ、そっか……じゃない! ガキちゃんの方がかえって危険だよ!」

小娘「む? スカートをはいている方が女性でズボンの方が男性ではないのか?」

小娘「綺麗……かの?」

男の娘「うん、夕焼けみたいに綺麗だよ」

小娘「……母上からはこの髪の色のせいで人前に出るなと言われておる」

ガキ「は? なんで?」

小娘「わが一族は濁り無き黒髪でなければならぬのだ」

ガキ「ふーん、そんなの人種があるんだからしゃーねーじゃん」

ガキ「肌もけっこう白いし、どちらかと言えば北方系?」

男の娘「北方系も純種だと赤毛にはならないよ、他の血も入ってるんじゃないかな」

小娘「……そうか、やはりわらわは雑種か」

男の娘「え、あ、ごめん! そんなつもりは」

ガキ「そーそ、ンなこと気にしなくても、この歳でこのムネがあったら大丈夫だ」

ガキ「良いオトコを捕まえられるようになるって」ムニッ

小娘「わっ」

男の娘「ちょ、ガキちゃん! もむのはダメだよ」

ガキ「まじで良い手ごたえ! わたしたちより歳下っぽいのにデカイぞ」

男の娘「え、すご――じゃなくて!」

小娘「うむ、その洗うならきちんと洗ってくれんか? なぜムネばかり?」

ガキ「!? あ、ああ」(なんだその反応!?)

ガキ「まあいいや、それじゃ下のほうも……はい、ちょっと股ひらいてー」

男の娘「もー、ガキちゃん、言ったとおりちゃんと洗ってね」

小娘「こうか?」

 パカッ

男の娘(何のためらいもないの!?)

ガキ「おお、さすがにツルツル!」

ガキ「それじゃゴシゴシ……っと、さあ中のほうも洗おうか?」///

男の娘「ガキちゃん! だからお客様にそういうことは!」

ガキ「何を言うかと思えば、大事な場所なんだからちゃんと洗わないとダメだろ!」

男の娘「そ、それはそうだけど……」

小娘「? べつに構わんが?」

男の娘(この子、たぶんえっちなことの知識がゼロだ)

ガキ「それじゃ、ご開帳~~……おおっ!?」

小娘「どうかしたのか?」

ガキ「すげぇ! 処女膜がある! 美少女ちゃん以外で始めて見た!」

男の娘「え? っていうか美少女ちゃんの見たの!?」

小娘「いったい何を言っておる? そのジョジョマクというのはなんじゃ?」クルッ

男の娘「わぁっ!? 振り向かれたら」///

小娘「む? 股間部が妙にもりあがっておるが、コレは一体――」

男の娘「あ……ああ」///

男の娘「いやあぁぁぁぁぁあああっ!!」

 ダダッ


ガキ「あ、逃げ出した」

ガキ「それじゃ、ふたりっきりでいちゃいちゃ――」

小娘「そうか! 服を取りに行ってくれたのじゃな!」

ガキ「え?」

小娘「それではわらわも早く上がって身体をふかねば」

ガキ「あ、ああ、うん」アセ

ひさびさだったので貼りミス
470と471の間が抜けていました

>>470から

ガキ「ここではそれが逆なんだよ」

小娘「ほう? それがこのあたりの習俗というわけじゃな」

小娘「それではわらわもズボンをはいた方が良いのか?」

男の娘「ああ、いや、それはいいから――」

男の娘「あ、そうだ、3人で入れば良いんだよ! 変なことしないように相互監視」

ガキ「おお!? そんな妙案があったか、それで行こう!」

ガキ(余計エロイじゃねーかww)

小娘「? よく分からぬが、二人とも介添えをしてくれるのか、かたじけない」

>>471

>>479>>471の間が何かもうちょっと飛んでるように見えるのだが・・・[
というか前回の話は村娘ちゃんオチで終わったと思っていいのかな?

>>481
ご指摘ありがとうございます
再々投下します(ああ、なさけなや

あ、はい前回の話はあれで終わりです

>>470

ガキ「ここではそれが逆なんだよ」

小娘「ほう? それがこのあたりの習俗というわけじゃな」

小娘「それではわらわもズボンをはいた方が良いのか?」

男の娘「ああ、いや、それはいいから――」

男の娘「あ、そうだ、3人で入れば良いんだよ! 変なことしないように相互監視」

ガキ「おお!? そんな妙案があったか、それで行こう!」

ガキ(余計エロイじゃねーかww)

小娘「? よく分からぬが、二人とも介添えをしてくれるのか、かたじけない」

----------

男の娘「わぁ、髪の毛を洗ったら綺麗な赤毛だね」

>>471

-----貴族院-----

男「ふぁ、今日も退屈な会議だった」

領主「ほう、今日のような流れ作業の会議では退屈かね?」

男「――わぁっ!? 領主様、いえ、そのようなことはっ」

領主「ふふ、やはり男くんにはもっと大きな仕事がふさわしいようだな」

男「いえ、滅相もありません、今で十分でございますです、はい!」

領主「謙遜しなくてもよろしい……それよりも、こちらを」

男「……これは、密書?」

領主「うむ、皇太子殿下の印が押してある」

男「は? なんで皇太子殿下から俺に?」

領主「皇太子殿下にお目をかけていただけるとは、さすがだな」

男「まったく覚えが無いんですが……とりあえず、あけて見よう」バリッ

領主「おっと、わしに中が見えないようにしてくれよ」

領主「殿下の密書ともなればのぞき見ただけでも重罪だからな」

男「あ、はい。 えーと……はあ!? なんじゃこりゃ?」

男「あの、封はたしかに殿下の印でしたが……中身別人の手紙なんですが?」

領主「ふむ、別人が書いたものを殿下が密書にするように命令したのだろう」

男「なんでアイツの手紙を殿下が密書にするんだか、意味がわからない」

領主「おっと、手紙の送り主の名も言うでないぞ、わしにトガが及ぶ」

男「はい、かしこまりました。 それでは今日はそろそろ失礼いたします」ペコリ

領主「うむ。 ご苦労であった」

領主(男くんに帝都からお呼びがかかったのかと思ったが、見当違いだったか)

----------

男「しっかし、内容もワケわからんなぁ」

男「『そろそろ届くと思うから好きにして良いわよ』ってなんじゃそりゃ?」

男「何が届くんだか、どうせ下らない物送りつけてくるんだろうな」

男「あるいは、いやがらせの何かか?」

 テクテク

 ガチャリ

男「おーい、帰ったぞー」

ガキ「あ、お兄ちゃん、おかえりー」

男「ただいま」ギュッ ナデナデ

ガキ「へへっ」///

男「あれ、男の娘ちゃんは?」

ガキ「ああ、なんかお兄ちゃんに客が来たからその相手してる」

男「俺に客? 接待してくれてるのか、それは悪かった。 すぐに会おう」

ガキ「うん、今客間で――」

男「分かった、客間だな」スタスタ

ガキ「あ、ちょ、待った客間で今は――」

 ガラッ

男「すいません、お待たせしまs――あっ」///

小娘「おお、貴殿が男殿か!」クルッ

男の娘「きゃああ! だめ、兄さん、見ちゃダメ!」

男の娘「小娘さんも今ほとんど裸なんだからふり返らないで!」

男「あ、その、すいません」

 ガラガラ ピシャッ

小娘「そうか、男殿にだらしない姿を見せてしまったな」

男の娘「もう、だからそこが問題じゃなくて――」

----------

男「いやいや、先ほどは申し訳ありませんでした。 で、どこのご息女さまで?」

小娘「いえ、こちらこそお見苦しい姿をお見せしてもうしわけありませぬ」

小娘「わらわは旧都の――」ハッ

男「ほう、旧都の?」

男(旧都だと……本家の関係者か? しかし見覚えは無いな)

小娘「もうしわけない。 それ以上は口止めをされております」

男「え? 口止め、誰から?」

小娘「それも、言えませぬ」

男「それでは、何しに来られました?」

小娘「それは……」

 ガキ(何を話してんだ?)コソコソ

 男の娘(まだほとんど何も話してないよ)コソコソ

小娘「……語れませぬ」

男(それじゃ、一体どうすりゃいいんだよ!?)

小娘「その、男殿のもとへわらわの母上から手紙が届いておるはずです!」

男「手紙? 思い当たるふしは――まさかっ!?」

男(皇太子殿下の密書!? だとしたらこの子が何も言えないのは分かるが……)

 男の娘(手紙なんて来てなかったよね?)コソコソ

 ガキ(うん。 ま、来ててもわたしらにゃ誰からの手紙かわかんねーけど)コソコソ

男「まさか……アイツの娘、なのか?」

小娘「そう名乗ってはならぬと、命じられました」

男「ハァ!? どういうつもりだアイツは、自分の娘を捨てる気か!?」

小娘「……そうか、やはりわらわは捨てられたのですな」ウルウル

男「あ、いや、悪い、そういつもりじゃ――」

 男の娘(深刻な話みたいだよ?)コソコソ

 ガキ(ち、つまんねーな)コソコソ

小娘「いえ、分かっておりましたゆえ。 ただ――」ギュ

男「お、どうしたいきなり」///

小娘「寂しくなったら男殿に身を預けよと、母上はおっしゃっていました」

男「ブッ!?」

男(好きにして良いってそういう意味かよ!?)

男(この子、見た目は悪くない……でも一応貴族の娘だし……)

 ナデナデ

小娘「あ……」///

 ガキ(あーっ! ちょ、それはわたしの――)

 男の娘(いま飛び出ちゃダメー!!)グイッ

男「そ、その、本当に良いのか?」///

小娘「男殿……」

小娘「……よいも何も、今こうして身を預けているではありませぬか?」

男「え? ああ、物理的に? もたれかかるという意味?」

小娘「他に、どのような意味が?」

男「えー、あー、その……いや、とくにない」アセ

男(くっそーっ! 好きにするどころか、何も知らない子じゃねーか!)

男(いや、それ以前にアイツの娘に手を出すとかありえない、しっかりしろ俺!)

男「よし、帰りの馬車は手配してやるから、いったん家に帰れ。 な?」

小娘「男殿、しかしわらわはもうあそこには――」

男「戻るなって命じられたのか?」

小娘「……はい」コクリ

男「なんだよ、それ。 ますますおかしいぞ」

男「――ん? 待てよ、ってことはお前、まさか他に行くあてがない?」

小娘「……」コクリ

男「……」

男(つまり、アイツ、マジで自分の娘を捨てやがったのか!? しかもウチに!)

男(だが、ウチにはもう一人養う余裕なんてねーぞ)

小娘「むずかしいという顔をしておられるな」

小娘「……やはり自分の居場所は自分で探さねばならぬか」

男「ん?」

小娘「かの功臣は親に捨てられても身一つで天下に名を轟かせたと言う」

小娘「これもわらわに課せられた試練と思い、また旅に出ようぞ!」

男「そ、そうか……」

男(かなり危なっかしい気がするが、俺にどうこうできる問題でもないし)

男(でも待てよ、ありえないとは思うが皇太子殿下のご命令だったら?)

男(それを知っていてこの子をほっぽり出したら確実に死刑?)

男(いや、あの手紙では何も分からなかったといっても問題ない)

男(俺としては、見知らぬ迷子を少しの間預かっただけの話だ、うんそれでいこう)

男「分かった、その服はそのまま着ていっても構わない、路銀も多少足してやろう」

小娘「かたじけない」ペコリ

 ガラッ

小娘「では……! む、なんじゃ扉の前で聞いておったのか?」

男の娘「え? ほんとに行っちゃうの?」

小娘「わらわに二言は無い。 身一つで生き抜いてみせる」

ガキ「……なーんか、お兄ちゃんらしくねえよなぁ」

男「ど、どういうことだ?」

ガキ「子どもには見境がない変態だと思ってたけど、意外とあっさり見捨てんだな」

男「そんなこと言ったってしかたないだろ、ウチにもう金はねーんだ!」

男「だいたい、俺が別の女の子連れてきたら猛反対するくせに」

ガキ「そりゃそうだけどさ、なんかなー」

男の娘「お兄さん、この子ボロボロになって旧都から歩いてきてくれたんですよ」

男「え、そーなの?」アセ

男の娘「お兄さんのことをあてにずっと旅してきたんだよね?」

小娘「うむ。 ほかにアテもなく、ただ男殿に頼るようにとのみ言われた」

男(この子は、言われたからってマジで迷いもなく来るのか?)

男(ここまで旅するだけの路銀があればもうちょっと何かできそうなもんなのに)

男の娘「お兄さん、このまま行かせちゃって良いの?」

男「う……それは……」

ガキ「それはどうすんだよ?」

男の娘「お兄さん……」

男「あー、わかったよ! ちょっとの間、うちに居とけ」

ガキ「よっしゃ、そうこなくっちゃな」

男の娘「やったね、小娘さん!」

小娘「え……あ……よろしいのか?」

男「あくまでちょっとの間だからな。 ちゃんとお前らが世話するんだぞ」

小娘「……男殿、一生恩に着ます」ペコリ

男の娘「はーい」

ガキ「って、ペットじゃあるまいし」

ガキ「で、結局どこの子?」

小娘「わらわは……言えぬ」

男「たぶん、俺の従妹で婚約者――

男の娘「えっ!?」

ガキ「ハァ!? そんなの聞いてねーぞ!」

男「最後まで聞けよ! 従妹で婚約者だった女の娘だ」

小娘「……そうだったのですか?」

男「って、お前も知らなかったのかよ!? ちょっと自信なくしたぞ、今」

小娘「わらわは、男殿について母上から『親戚の兄上』としか聞いておりませぬ」

ガキ「でも、どっちにしても婚約者がいたんだな」ジロリ

男「今の状況見て分からないか? とっくの昔に破談だよ、破談」

男の娘「どうして破談になったんですか?」

男「……それはだな……ええい、つまらんこと気にするな、もう今日は寝るぞ!」

ガキ(なんか怪しいな)ヒソヒソ

男の娘(触れられたくない過去があるのかな?)ヒソヒソ

男「それじゃ、泊まれる部屋を用意するからゆっくり疲れを癒すと良い」

小娘「ありがたき幸せに存じます」ペコリ

  パタンッ

男の娘「お客様はお休みになりました。 ベッドに入ったとたんにグッスリと」

男「そうか、疲れてたんだな。 急な来客にちゃんと対応してくれてありがとう」

  ナデナデ

男の娘「いえ、褒められるほどのことは……えへっ」///

男「男の娘ちゃんも今日は疲れたろ、しっかり休んでくれよ」

男の娘「はい、ありがとうございます」ペコリ

  パタンッ

男(さて、これからどうするかな?)

男(あの子を放り出すわけにはいかなくなったけど……)

男(かといって手をつけたらガキが文句言うだろうし、そもそも養う金も無い)

男(――やっぱりアイツのところに帰してやるしかないか)

  パタンッ

男「おい、ノックぐらいしろよ」

ガキ「いーじゃん、別に。 オナニーしてたってわたしなら平気だし」

男「おまえなぁ……」

ガキ「それより、やろーぜ!」ガバッ

男「お、ちょっ まて」///

ガキ「へへ、身体はまてって言ってねーじゃん」グイ

男「こんちくしょう、やってやるよ! いっぱいやってやるからな!」///

男(今後のことを考えようと思ったが、それどころじゃない!)

ガキ「おー、こわっ、こんなか弱い子どもに対して言う台詞かよ、このド変態ww」

男「か弱い子どもが自分からまたがって、モノをあてがうかよ」///

ガキ「哀れな奴隷の子はこうして今日もご主人様に罵られながら犯されるのでした」

  ズプッ

男「うおっ……自分から腰ふっといて何いってやがる」

ガキ「へへっ、ご主人様のために一生懸命相手してやってるのに何か不満かよ?」

男「まったく、このエロガキは。 最近はしっかり濡れてるじゃねーか」

ガキ「いーじゃん、その方がお兄ちゃんも気持ち良いだろ?」///

男「ああ言えば、こう言う……ええい、もう黙れ!」ムギュッ

ガキ「ん……」

ガキ(おっ、べろちゅー……頭なでながら)///

 グチュ クチュ

男「う……うん」

ガキ「んぐ……んっ」

男「あ……うおっ!?」///

 ドクンッ ドクンッ

ガキ「プハッ……あつっ」///

ガキ「ったく、相変わらずはえーよ」

男「はぁ、はぁ……すまない……ってか早いって思ってるなら手加減しろよ!?」

ガキ「それじゃわたしが気持ちよくねーし」

男「おまえなぁ……また思いっきり中出ししちゃったじゃんか」

ガキ「あー、そのうち妊娠するかもな」///

ガキ「まだだと思って中出ししまくってたら一桁で妊娠なんてこともあるらしいぜ」

男「げっ、マジかよ? もし出来たら館売り払うぐらいしないとやってけないぞ」

ガキ「ん? もしかしてこれだけやりたい放題しといて責任とらないつもりか?」

男「う……そういうわけじゃないが、その時は狭い長屋で4人暮らしになるぞ」

ガキ「まー、それでも良いけど、子どもは二人作りたいなぁ」

男「ぶっ、無茶言うな! うちちゃもう蓄えもなけりゃ生活費もギリギリなんだぞ」

ガキ「どうしても無理っていうなら隣町の貴族のとこに預けるぐらいしてもいいよ」

ガキ「それでもわたしはお兄ちゃんの子が欲しい」///

男「ガキ……お前……」ムクムク

ガキ「あっ」///

ガキ「はは、また大きくなってきた。 もう一回戦行くか」

男「無論! いくぞ!」

 ヌチュ グチュ

 バタンッ

ガキ「ん?」

男「あっ」

小娘「……夜中に苦しそうな声が聞こえたのでかけつけたのじゃが、これは一体?」

男「えー、なんというか、男女の営みといいますか――」///

ガキ「ふーん、本当に知らねーんだな」

小娘「男女の? よく分からぬが、苦しいわけではないのですか?」

男「うん、違う違う。 むしろ気持ち良いと言うか、とにかく心配はいらない」

ガキ「わたしは物心ついた時にはエロいことしまくってたから、なんか新鮮だな」

小娘「気持ち良い? よく分かりませぬ」

ガキ「せっかくだから見せ付けてやろうぜ、全く知らない子の反応を見てみたい」

男「ハァ!? ガキ、お前何言って!?」

ガキ「いーじゃん、いーじゃん、これも性教育だって♪ ほら、また動くぜ」

 ヌプッ ヌチュッ

男「お、おお……」///

小娘「なんと!? 体が結合している!?」

ガキ「へへっ、こっちも」ブチュッ

男「んぐっ」///

 ズチュ グチュ

小娘「な、なんじゃこれは……なぜか恥ずかしいような」///

ガキ「んっ」

男「うぅっ」

小娘「二人とも……気持ちが良い……のか?」ジワッ

男「プハッ」///

ガキ「へへ、小娘ちゃん、むずむずしてきたら自分の股をさわってみな」

 ヌチャッ ズププ

小娘「ま、股をじゃと?」///

 クチュッ

小娘「ぬ、濡れている!? ……いや、これはおしっこではない」

ガキ「そうそう、お漏らしじゃないから、気にせず股を指でいじってみて」

男「お、お前なにを教えて……」

ガキ「ナニを教えてる」

 クチャッ クチュッ

小娘「あ……」///

ガキ「ほらほら、小娘ちゃんがはじめてのオナニーしてるんだから――」

ガキ「わたしたちはちゃんとオカズになってあげないと」ブチュッ

男「うおっ」///

小娘(あの口付けは!? 舌を絡ませあっている?)

小娘(上と下とで体が絡み合って……まるでひとつになっているような)///

小娘「んあっ……あっ」///

 ズプッ ズチャッ

 クチュッ クチュッ

男「ちょ、また出る!」///

ガキ「あ、こら離れるな!」///


 ドピュッ ピュ

ガキ「あー、もう体に精液がかかっちまった」ペロッ

小娘(なんじゃアレは? 男殿の体から白い液体が!?)///

小娘(ガキ殿はなぜ自分の体にかかったそれをうれしそうに舐める??)///

 クチュチュ クチュッ

小娘「ん……あっ……あーーーーーーっ!!」//////

小娘(頭が……真っ白に……なにも……考え……)

 クタッ

男「あ、疲れて倒れちゃったか?」

ガキ「すげぇ、処女のオナニーってすげーな!」///

男「……こんなこと教え込んじゃって大丈夫なんだろうか」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月04日 (月) 00:35:37   ID: QTu3BYIO

こいつは面白い。続き待ってるぜ

2 :  SS好きの774さん   2017年07月16日 (日) 05:23:58   ID: 8v28K0Qb

貞操観がここまで狂っていると…彼女さんに振られても仕方がないかと…。学生なのに大変だぁ。

3 :  SS好きの774さん   2018年01月03日 (水) 12:53:58   ID: 5GN79YZj

続きが欲しいなぁ…

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