【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話9 (1000)

※速力:低速の不定期更新。
※たまに面白そうなネタを募集するっぽい。
※感想などもネタとして頂戴することがあるっぽい。
※基本建造(鎮守府所属新キャラ追加)なし。話を回すためのキャラ登場はあります
※基本、ヤマなしオチなしの四方山話


前スレ
【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話2【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話3【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話4【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話5【ネタ募集】 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話6【ネタ募集】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421168685/)
【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話7 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話8 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429944443/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434115517

【四方山鎮守府人物紹介ver.1.2】

提督:コミュ障。不定の狂気《対人恐怖症》も持っている。人がいない方向へ逃げる負の走人性を持っている。指揮してる時だけ強いやわらか提督。建造などいらぬ。甘味と妖精印の胃薬を励みに今日も胃痛に耐える。
レ級事件(2スレ目)で右目を怪我して眼帯が必要になった。某ポンコツ厨二妹も確かな満足の逸品。妖精眼は発現しない……たぶん。
機械弄りをしている時は近くに人がいても平気。愛車の名前は尊敬する人リスペクトの『鋼号』。
最近(4スレ目)、玖珂鋼太郎という絢爛舞踏になりそうなフルネームが判明した。
当時は珍しかった艦娘とのハーフだが、それが原因でコミュ障になってしまう苛めを受けている。
レ級との一件や暗黒の男との生死をかけたデュエルカウンセリングの結果、近頃、艦娘たちとコミュニケーションを取れるようになってきた。


漣:ベストオブ秘書艦(自称)。鎮守府で一番の古株。提督がツーと言えばカー、アレと言えばソレを渡せる貫禄の理解力。
駆逐艦でありながら、鎮守府で三番目くらいに強い。陸の上なら大和と五分の殴り合いができる駆逐艦のような何か。
なんだかんだで提督も、手を握られたりしても耐えられる程度には心を許している。
料理が得意なのはいいが、ストレス発散に高カロリーかつボリューミーな料理を食べさせるのはやめてほしいと第七駆逐隊メンバーは切に願っている……切に願っている。


神通:鎮守府古参メンバーの一人で、軽巡の中では一番の古株。提督とはお互いに気を遣い合う仲。見てる方が恥ずかしくなる。
清楚でおとなしそうな外見に反して、鎮守府で二番目くらいに強い。
お酒を飲むと淫ら…もとい乱れる(淫通ちゃん:鳳翔さん命名)のがたまに傷。
酔った勢いなどで提督と一番肉体的接触(意味深)していたりするが、「貴様が今(提督に)刻んでいるのは最悪の記憶だ(1号感)」。
それでもトラウマになっていない辺り、普段の提督的にポイント高いっぽい。
提督が軽巡洋艦の中でも特に《神通》が好きで、艤装含めて隅から隅まで提督好み(意味深)に改装改修されている。
時々、提督が港に浮かぶ《神通》に熱い視線を注いでいるのを複雑な気持ちで見つめている。


不知火:前の鎮守府で、「澄ました態度がイラッとくるぜ」と爪弾きにされていたのを、提督が清水の舞台から地面に叩きつけられたつもりで鎮守府に引き取った。
自分よりもコミュニケーション能力が低いのに手を差し伸べてくれた提督になつい……忠義を誓っている。
基本落ち度ばかりだが、次こそ褒めてもらうのだと逃げる提督に駆け寄る彼女を、人は畏怖を込めて『鎮守府の忠犬ぬい』と呼ぶ。
たぶん犬種は散歩の時にテンション上がりまくって、ご主人様を振り返りながら歩いて川に落ちるタイプのハスキー。


青葉:実は他の鎮守府に馴染めない艦娘を集めて謀反を企てている提督がいるから調査してこい、と言われて異動してきた。
しかし、着任初日に「あ……(察し)」、三日目で「うん、それ無理☆」と確信するに至った。
調査報告を上げた後、改めて異動願いを提出して、提督の鎮守府に正式に着任。
あることないこと、おもしろ楽しく書いた記事をみんなに読んでもらえることに喜びを感じている。
深海棲艦との戦いが終わった時に渡すため、鎮守府のみんなを撮ったアルバムを制作中。


潮:いたって普通の人事異動で朧と一緒に着任した。が、前の鎮守府でよくセクハラされていたので内心、かなりホッとしている。
提督からセクハラされたことはないが、TO LOVEるが起きたら提督が死んでしまうのではと別の意味でハラハラしている。
念願の改二を手に入れたのだが、自慢できる相手が第七駆逐隊か提督しかいないので自慢するにできす、ちょっと寂しい。


朧:潮と同時期に着任。提督の胃にも優しい、半分は良心でできている子。
休みの日はぼんやり、海を眺めたり空を眺めたり、間宮さんで甘味に舌鼓を打ったり……名前の通り、ふわっと過ごしている。
最近(4スレ目)、機械弄りに興味を持ったので提督に教えてもらおうかなと考え中。


川内:ドーモ、テートク=サン。夜戦スレイヤーです。夜戦の申し子。むしろ夜戦以外したくない問題児。
毎晩毎晩、夜戦夜戦と騒ぎ続けた結果、提督の元へ放り投げられた。
神通が引っ込み思案になったのは、たぶんこの姉を見て育ったから。
夜更かしばかりしているせいか、ちょっとスタミナ不足気味。しかし、神通の姉だけあって実力は高い。


那珂:実は鎮守府の中でも指折りの常識人。自由奔放な姉と引っ込み思案な姉がいるせいか、かなり空気を読める。
アイドルとして日々の努力鍛練を怠らない真摯な一面も。
今の鎮守府に異動する前は艦隊のアイドル(自称)だったが、提督Pの手違いで某野外音楽堂で歌って踊る艦隊のアイドル(ガチ)になった。
姉二人に見劣りしない実力の持ち主。歌いながら艦を操れる四水戦クオリティ。


文月:鎮守府の天使。休みの提督の膝の上でテレビを見たり、寝ぼけて提督を「おとぉさん」と呼んじゃうくらい天使。文月ちゃんふみぃ。
鎮守府内の文月教信者の数は増す一方。
艦娘の育成を目的としながら非合法な投薬実験や人身売買を行う施設を、元帥の命令で他所提督と共に潰した流れで提督が引き取った。
みんな普通に「提督の娘」と認識している。


鳳翔 :この辺りから鎮守府の人口増加に歯止めが利かなくなった(提督談)。
鎮守府初の空母として着任。正規空母・赤城が来るまでの間、祥鳳、瑞鳳とともに鎮守府の航空戦を担当した。
現在は鎮守府内にて旬彩『鳳翔』の女将として店を切り盛りする傍ら、提督の胃に優しいをモットーに、日夜料理の研究に励んでいる。


祥鳳:軽空母ではあるが、妹の瑞鳳と抜群のコンビネーションで数々の戦いで艦隊の窮地を救った。正規空母が増えた現在、艦隊のサポートや偵察任務が主になったが、自分にできることを精一杯こなす器量よし。
提督と甘味について語り合える数少ない艦娘だが、北上のようにスイーツ店巡りに誘ってもらえない(誘えない)ことに思うところあり。
肩と晒を隠せば問題が解決することに彼女が気付くのはいつのことか。


瑞鳳: 軽空母姉妹のちんまい方。
提督と同レベルの機械好き。艦載機の整備から艤装のチューンアップ、オリジナルマシンの製作等について、提督や工廠妖精たちと額を付き合わせて議論を交わしている。
提督の趣味仲間として親友ポジを築いていたが、取り返しのつかない過ちを犯した(4スレ目)。
そのせいで、現在提督との友情が揺らいだこともあったが、提督の友人(一方的)である無貌の男のとりなしで今もよい部下兼友人を続けている。


球磨:意外と優秀の自己評価は他人からしたら「それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?」。軽巡洋艦は伊達じゃない。
実は鎮守府で一番料理が上手かったりする。その腕前は提督をはじめ、間宮さんや鳳翔さんが驚愕するレベル。
魚は頭ごと食べる熊系女子。
素になると球磨ちゃんから球磨さんに変わり、木曾が泣く。


多摩:姉や妹たちと比べるとキャラが薄い気がするけど特に気にしない。
語尾がニャだけど、別に看板娘に挑戦状を叩きつけることもなく、自由気ままに提督の鎮守府ライフを満喫中。
こちらもやっぱり、素が出ると木曾が泣く。


木曾:提督に構ってほしい寂しんガール。厨二病になったのは、姉妹艦に比べて(性格が)普通という提督の心ない言葉が原因。
軍刀を差しているけど、実は上手く使えない。提督に剣道を教えてもらいたくて、秘剣を伝授してくれと言ったら「毎日振り棒を五百遍振りなさい」とマジレスされた。


陽炎:不知火が前に所属していた鎮守府から異動してきた。
理由は新しい鎮守府で不知火が上手くやれているか心配になったから……というのが半分で、性格の悪い連中に嫌気が差していたところを不知火に誘われたのがもう半分。
友達思い、ツリ目、勝ち気、ツインテール、ブレザー……ヒロイン要素と主人公要素てんこ盛り、むせる。しかし、鎮守府のみんなのキャラが濃いせいか、いまいち目立たない。
年下幼馴染みの陽炎に毎朝起こされて登下校したい人が急増中。


雷:第六駆逐隊でただ一人、提督の鎮守府への着任を希望。
理由は、着任希望を出す前のオープン鎮守府で見かけた不甲斐ない提督に、「雷が面倒を見てあげないと!」とオカン本能が発動したから。
着任がもう少し早ければ、自分たちもただでは済まなかったと、漣や神通を戦慄させるだけのポテンシャルを秘めている。


北上:酸素魚雷3倍だぁ!
球磨型三姉妹とは盆暮れ正月に会う仲のいい従姉妹ぐらいの距離感。
大井と共に、『回天』と同系統の兵器を載せる計画に参加させられそうなところを、大本営(元帥)の命令を受けた提督たちにより救出された。
鎮守府においてただ一人、提督と何度もお出掛け(甘味巡り)している。
同好の士として提督からの信頼も厚く、注文した品を分けっこするなど、同行した某雷巡が居づらさのあまり途中退席するレベルの仲良し(ただし甘味巡り時に限る)。
常にダルいムードを出しているが、やる時はやる天才肌。

大井:大井さんは裏表のない素敵な人です。
魚雷数たったの5……フン、ゴミね。
いつまで経っても自分たちに警戒を解かない提督にイライラするのは、長く接する内に自分は信頼を寄せるようになったのに不公平だから。
しかし、これまで散々毒を吐いたり悪態をついたり黒いところを見せているため、提督からは完全に恐れられている。どうでもいい人扱いしていた過去の自分に魚雷を撃ちたい今日この頃。
極稀に提督に対してデレたところを、提督本人に気付かれたり他の艦娘に目撃される不憫な一面も。


曙:クソ性格の悪い提督の鎮守府で鬱屈した日々を過ごしていた。自分の指揮能力に自惚れていたクソ提督に無理強いされ、提督が演習にやって来た時、漣と再会。
心の底から楽しそうな漣の姿を見て現状に耐えられなくなり、クソ提督に反逆。懲罰房に閉じ込められて解体を待つことになる。
駆逐艦《曙》の時代から続く自身の不幸に打ちひしがれていたところに、「君が欲しい」と提督が迎えに来た。提督が自分から鎮守府の人員増加を望んだのは神通や文月の着任以来の事である。
いつか悪態をつかずにお礼を言いたいと思っているが素直になれず、つい「クソ提督」と呼んでしまう。しかし、クソはクソでも前の提督と違って今の提督に向ける「クソ」は「早く私の気持ちに気づきなさいよ!」というツン8:デレ2の気持ちの裏返しである。


赤城:高難度海域攻略成功の報酬艦として、提督が迎えに来てくれるのを約四ヶ月の間、まだかまだかと待ち続けていた。
一方提督、他所提督たちに誘われた飲みに同席した元帥にマジギレされ、ようやく存在を思い出す。
提督の指示に従い、慢心することなく自分に出来ることを確実にこなし、常に最良の結果を出さんと努力する艦娘の鑑。
休みの日はよく弓道場で鍛練を積んでいる。たまに提督に弓を教えることも。
普段は凛としつつも気配りのできる優しいお姉さんポジション。美味しいご飯が好きだけど、みんなで食べる美味しいご飯はもっと好き。
最近、提督の前でご飯をたくさん食べるのが少し恥ずかしくて不思議に思っている。


大和:鎮守府のポスト・ヤンデル。戦艦『大和』がたいした活躍もできず、非業な最期を遂げたせいか、提督の役に立ちたい、必要とされたいと尋常ではないレベルで願っている。
時々、提督の私物や食べかけのチョコが消えるのはだいたいがこの子のせい。だいたいがこの子のせい。大事なことなので二回言っておく。
よく提督に夜戦(意味深)を仕掛けて、漣と神通に取り押さえられている。
最近、超弩級戦艦から超駄級戦艦に降格させられた。
幼少期は少しうっかりやさんが入った、純真無垢な子であったことが判明。どうしてこうなった。


伊勢:鎮守府の常識人枠。提督の釣り仲間。提督と彼女が沖へ出た日はご馳走が並ぶ。
個人的な趣味で提督と鎮守府のみんなをネタに小説を書いたりしているが、意外と好評らしい。
代表作『提督にコミュニケーションを求めるのは間違っているのだろうか』、『深海スレイヤー』


蒼龍:彼女の胸は豊満であった。
鎮守府に並ぶ者なき九九式艦爆の圧倒的性能は、とある教導院のズドン巫女にも匹敵すると噂されている。
最近の悩みは提督が文月と弥生にばかり構うせいでスキンシップが少ないこと。
鎮守府で数少ない、塗装なし(意味深)の艦爆や格納庫(意味深)を提督に見られた艦娘(現在はそれなりの数の艦娘が同様のTO LOVEるしたり、提督の主砲を目撃しているため、アド差が縮んでいる模様)。


大鳳:置物にはなりません、大破するまでは。気合と根性で中破していても艦載機を飛ばせる子。凄い空母だ。
戦闘中の事故で提督に直パイタッチを受けたことがあるが、提督と因縁のある形容しがたい混沌曰く「揉めなきゃ俎でしかないんですよ」。
最新の装甲空母だが、存在が色素薄子さんと化しているのが目下の悩み。


弥生:鎮守府の天使。文月がお日様ならこちらはお月様。二人で最強、それが奴等。
前の鎮守府で周りに馴染めず、提督の元へ異動して来た当初は壁を作っていたが、「気をつかわないで」と言ったら徹底的に避けられた。
構ってほしくて提督に飛びつく文月がワンコタイプなら、弥生は構ってもらうまで提督の側をウロウロしちゃうニャンコタイプ。
文月と同じく「提督の娘でしょ?」と鎮守府内で認識されている。


羽黒:喫茶『間宮』店員として異動してきた。艦娘として戦闘もできるが、戦いが苦手すぎてあまり役には立たない。
改二装備も持っているが艤装の重みに耐えられず、生まれたての小鹿ばりに足がプルップルしてしまう。


敷波:国のために戦ってくれている艦娘が、鎮守府の保有制限に引っ掛かったという下らない理由で解体されるのは許されないと、提督が他所の鎮守府(not他所鎮守府)から引き取った。
さばさばした性格に見えるて、結構悩んだり拗ねたりする方。


満潮:悪態や態度の悪さが原因で解体されかけたところを提督が救出(えざるを得なかった)。
提督に恩義は感じているが、素直にお礼を言えない複雑なお年頃。
最近、コミュニケーションのハウツー本を探すのが趣味になりつつある。
一応、メールでなら提督と普通に会話できるようになった。


綾波:鎮守府の良心枠。時々、『間宮』で甘味をパクついてキラキラする提督を眺めて、こちらもキラキラしている。
最近、改二が来たが鎮守府内における序列に大きな変化は起こらなかった。上位陣がすこぶるおかしいだけで、綾波が悪いわけではない。


吹雪:凄い(コミュ障)と噂される提督の元で平和のために戦いたいと、異動前から地道に鍛え続けていた努力の子。
異動してすぐの演習で華々しくデビューを飾ろうとしたが、人外魔境に近付きつつある鎮守府主力メンバーに勝てるはずがなかった。


金剛:提督の英国軍学校時代からの知り合い。成績優秀、性格家柄共に良しの才媛。
軍学校卒業までの間、三馬鹿(他所提督、オネエ提督、メガネ提督)と共に提督に絶望(コミュニケーション)を与え続けた。
軍学校時代の料理の腕前は比叡さえもヒエーするレベルで、提督に融合呪印生物を食べさせては医務室送りにしていた。トライ&エラーを繰り返した現在、料理の腕前は人並み以上にまで成長。私服にエプロン装備で手料理を振る舞う姿が提督宅で度々目撃されている。
鎮守府内においてただ一人、提督が呼び捨てにしている相手。そのことについて物申したい艦娘が漣や神通他多数。


瑞鶴:前の鎮守府でセクハラされ、ついカッとなって提督を爆撃した結果、異動させられた。
加賀とは犬猿の仲で、彼女が異動してきてから毎日のように喧嘩している。その割に休みが合う時は一緒にゲームをしていたりで、いつ喧嘩が始まるのかと提督をハラハラさせている。
休みの日はよく加賀とゲームしている。格ゲーの持ちキャラは草薙京、リュウといった正統派。


伊168:鎮守府で唯一の潜水艦の艦娘。着任より前に『蒼き鋼』との共同戦があったせいで、提督に潜水艦なのに装備が貧弱だと驚かれた。これでも一応、艦娘としての訓練で提督母(八雲)にしごかれまくった精鋭である。
趣味は『提督これくしょん』をはじめとするパソゲーや乙女ゲー。訓練校時代はそれのやり過ぎでよく寝坊していた模様。


衣笠:着任早々、ハイテンションな挨拶で提督を絶句させた子。当人にまったく悪気はなかった。単純に提督のメンタルが豆腐すぎただけで、普通の提督なら親しみやすい面白い艦娘という印象となるはずだった。
よく人を呼ぶのに「お~い、おぉ~い」と叫ぶせいで誤って大井を召喚してしまい、睨まれている。


加賀:海軍のパーティーでお偉方が思いついたぶっつけ本番編成演習をする羽目になった際、提督の指揮下に入った艦娘。(最速で終わらせて一人になるため)本気の指揮で急造艦隊を完全勝利させた提督に憧れを抱いていたが、最近は赤城に提督を意識させる方が楽しい模様。
同じ空母としてしっかりしてほしいという思いもあり、瑞鶴に対してあれこれ小言や指示を出しては口論(物理)に発展している。
休みが一緒の時には、よく瑞鶴と対戦ゲームなどで遊んだりしている。好きなゲームはドカポン、桃鉄。格ゲーの持ちキャラは八神庵、ガイル。


熊野:鎮守府において提督と体術で五分に渡り合える淑女。父親の親バカにより箱入り娘となり、結果男性恐怖症となったかわいそうな子。
廊下の曲がり角なので提督と鉢合わせする度、闘劇の決勝戦をエンタメしている。陸上で数少ない、提督を中破に追い込める天性のグラップラー。


那智:喫茶《間宮》に就職した羽黒のお姉さん。豪放磊落、竹を割ったような性格。意外と姉バカで酔うと提督と羽黒の仲を疑って絡んでくる。
地味にバトルジャンキーだが、素手での戦いは熊野に負けたりする。


比叡:遅れてやってきた鎮守府の忠犬。その二匹目。不知火がハスキーなら、こちらはゴールデンレトリバー。
有り余る気合と明るさは、ただ近づくだけで提督の胃の腑に響く。
金剛型二番艦。金剛が英国の軍学校に通っていた頃は、提督を大好きな姉に近づく馬の骨として敵視していた。
しかし、金剛に上手いこと宥めすかされ、提督の盗撮写真を撮らされている内に、家柄性格成績その他もろもろ問題ないことに気づき、評価一転。
金剛姉様の幸せには兄様が必要だと確信……とどのつまり懐いた。
第十一号作戦時、支援物資を運びに来たら、作戦大詰めで一時的狂気に陥っていた提督と妖精たちに戦艦《比叡》を改二改装&MAX改修され、その場の流れで連合艦隊に組み込まれ作戦に従事。
海域の攻略の成功に一役買ったこと、また四方山鎮守府で改造を受けてしまったことで自動的に四方山鎮守府所属に。
今日も今日とて、姉様! 兄様! と、二人について回る彼女の声がよく響く。


(番外)

間宮:鎮守府における提督の聖域である喫茶『間宮』店長。彼女の作るスイーツがなければ、提督はとうの昔に提督を止めていたと皆が口を揃えて言う。実は漣に並ぶ最古参。
ただ一つ問題なのは、彼女がその気になったら提督のことを「刹那で攻略しちゃった」状態になってしまうこと。
彼女の偉大さを理解してはいるが、「提督を攻略……それだけはしないでくれ」と一部の艦娘は戦々恐々している。

伊良湖:喫茶《間宮》のホープ。老舗和菓子店にて修業したお菓子作りの腕は提督を足繁く通わせるほどの腕前。和菓子に関しては間宮さんを凌ぐ……故に、たまに間宮さんを本気にさせてしまう。
提督にとっての真の癒しスイーツの座を決める闘いの時は近い。


提督父:提督のお父さん。地方豪族の三男坊。実は大本営軍令部の偉い人。とてもそうは見えない。
若い頃は士官として、艦娘たちと今以上に過酷な戦いに参加していた。
軍の命令で着任した基地で装甲巡洋艦の艦娘《八雲》と出会い、紆余曲折、艱難辛苦、七転び八起きの末、ハートをゲイ・ボルクする。
その過程で当時、腐敗していた軍の上層部に風穴を開けたり、艦娘を兵器扱いして人体実験を繰り返していた研究所を壊滅させたり、深海棲艦が現れてから最大規模の海戦(大海戦)における連合艦隊総司令を勤めたりと、いろいろやらかした。
名前は玖珂春生。名前の由来は春に生まれたから。
名は体を表すの典型で、若い頃は頭の中が年中春めいていた。


八雲:元装甲巡洋艦《八雲》の艦娘。ケッコンカッコガチを機に、艦娘を引退。したのだが、故あって艤装の使用は可能なまま。
提督父と出会ったのは、艦娘の艤装リンクを強制的に上昇させる薬剤の実験台をしていた時。
荒みに荒んですり切れる寸前の頃だったので、初顔合わせは最悪。
提督父の指揮下に入ってからも、何かにつけて反発、煽るなど素行が悪かった。
能天気でヘラヘラしている提督父のことを憎く、いつか殺してやろうと機会を窺っていた。
しかし、息子とは似ても似つかぬこんにゃくメンタルっぷりを間近で見続け、虐げられる艦娘のために行動を起こし、未来への一歩を踏みしめた提督父の姿に、ハートをザバーニーヤされる。
大海戦に連合艦隊第二艦隊旗艦として参加。提督父の指揮のもと、ーーーーを使い、一騎当千の活躍をする。
この戦いで、同じ新薬実験部隊に所属していた姉妹や友人のほとんどが轟沈。残った者も、実験や試薬の副作用が原因で次々に死んでいった。
大海戦後、彼女たちの遺志を叶えるため、提督父や元帥たちとともに軍、ひいては国と喧嘩をする準備のために奔走した。


元帥:大本営の凄く偉い人。提督父とは軍学校からの腐れ縁。腐れ縁すぎて納豆のように糸を引くレベル。
提督父の一番の被害者であると同時に、一番の理解者。尻拭いの鬼。
軍の命令で提督父と同じ基地へ着任。当初は艦娘に対して、あくまで軍の所有する兵器の一種として見ようとしていたが、提督父の説得(物理)や必死に生きようと足掻く艦娘の姿に絆され、自身の考えを改める。
大海戦で沈んだ艦娘たちから、いろいろ約束を押しつけられた。
大海戦後、約束を守るために人脈、地位作りに腐心。脅し、宥め、飴を与えるなどして軍の膿を一部残して搾り出し、現在の軍の雛型を作った。
名前は望月堅吾。たぶん石頭。


他所提督:四方山鎮守府の近所(島風基準)にある鎮守府の提督。紛うことなきバカ。愉快痛快なるバカ。
英国軍学校でメガネ、オネエと合わせて三馬鹿の名を欲しいままにしていた。
バカではあるが、特別講師としてやって来た元帥(鬼教官)にしごかれているので提督としての能力は非常に高いバカ。
一本筋の通ったバカだからか、なんだかんだモテる。龍田とケッコンカッコカリ済み。が、日向、長門、天龍他ともニャンニャンしてる。
龍田に処分されたくないエロゲーや秘蔵ソフトを提督に匿わせているバカ。時々、提督にドストライクなお宝を賄賂として(強引に)提供してくる。
地味に剣術では同期に並ぶものなし。流派はたぶん、一刀正伝無刀流とかその辺り。
名前は関進之介。


メガネ提督:小さくて可愛い物をこよなく愛している。いい意味で。
第六駆逐隊で雷がいないことに夜な夜な枕を涙で濡らしている。
ショックを受けたり、驚いたりするとメガネが割れたり弾けたりする正統派メガネ。
提督の同期で英国軍学校の三馬鹿が一人。軍学校のボランティアで孤児院の手伝いに参加した時、子供たちのあまりの小ささと可愛さに「僕、ここの子になる!」と自主退学しようとして、元帥にガチでブン殴られたことがある。
中学生より上は年増、と金剛に面と向かって発言。制止しようとして金剛に「邪魔」と言われた提督が、薄れゆく意識の中で見たのはアイアンクロー、ネックハンギングツリー、キャメルクラッチ、アルゼンチンバックブリーカー、とどめにベアハッグを喰らう彼の姿だった。
そんな重度の小さなもの好きの彼だが、提督として鎮守府に着任して出会った軽巡洋艦の艦娘《名取》のことが気になるようになり(小動物的なビクビク具合がキュンときたとのこと)、晴れてケッコンカッコカリを結ぶ。
最近、翌日の執務に差し障りが出る程度に夜戦(意味深)にご執心な嫁に頭を悩ませている。
軍学校時代、ナイフを使った格闘術でトップ。しかし、ナイフを持つと妙にハイテンションで無駄に豊かな語彙力が荒ぶるので気持ち悪がられていた。
名前は高梨衛。


オネエ提督:たぶん同期では一番の良識派。だけど三馬鹿の名に恥じないイロモノ。
一見すると女好きのする伊達男だが、口を開くとオネエ言葉が飛び出してくる。
しかし、見た目と豊富な女子トークのせいか、艦娘グループの人気者だった。
提督と同じレベルの甘いもの好き。軍学校、二人が話すようになった切っ掛けも、英国で満足できるレベルの甘いものを探すという苦行中に遭遇したから。
普段は気さくなオネエさんだが、意外とキレやすく、怒ると地声のバリトンボイスで恫喝しながら突っ込んでくる。
格闘スタイル:暴力
武蔵とケッコンカッコカリ済み。夜戦(意味深)はノーマルからややハードまで、なんだかんだで楽しんでいる。同じ大和型なのに、大和と武蔵、どこで差がついたのか。
プライベートでは提督たちに「さくらさん」と呼ばれてる。
名前は堂嶋さくら。


先輩提督:頭ボサボサの関西弁提督。昔の戦闘で右足が義足になっているので杖を手放せない。
昼行灯に見えるが、気がつくとやることはやっていて、部下の艦娘たちをよく煙に巻いている。典型的な実は凄い系。
提督が子供の頃、世話になった人で、頭が上がらない。
名前は久世奉太郎。名前の響きが似ているという理由で、提督のことを気に入っている。


後輩提督:元帥の肝いりの中では一番年下の女性提督。気持ちは永遠の女子高生。
ややミーハーな性格で、(一応)活躍している提督とコミュニケーションを図ろうとしている。が、ダイヤはサウザー:ジャギレベル。連敗記録更新中。27の魔法を使えるようになればワンチャンある。
名前は神代伊予。


老提督:おじいちゃん提督。駆逐艦の艦娘が隣に立つと、もはや祖父と孫にしか見えない。
提督父や元帥が現役の時代は猛将として名を響かせていた。
現在はだいぶ丸くなり、休暇に提督と釣りを楽しむ好好爺になっている。
しかし、他所提督が土下座で指南を乞う剣腕は衰えることを知らず、提督レベルをこづき回せる高性能おじいちゃん。
流派はきっと自顕流。
名前は八坂幸四郎。


憲兵A:ベテラン憲兵。憲兵団団長としての実力は折り紙つきで、提督の真胎蛋形態(引きこもり)を解除できる。

憲兵B:憲兵トリオでは地味な方。提督の自首が減って最近、暇になったので詰所でマンガ雑誌など読んでいる。おすすめはワールドトリガー。

憲兵C:良くも悪くもマイペース。漫画、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーに詳しい。


あきつ丸:陸軍憲兵団所属の艦娘。実力はそこそこあるが、憲兵ABCがそれ以上なので活躍する機会はない。
フリーダムな先輩たちに振り回されるツッコミ枠。


妖精:俺が、俺たちがフリーダムだ!
鎮守府の工廠や艦船、ありとあらゆる場所に偏在する不思議存在。
行動理念は「面白ければそれでいい」。鎮守府で起きるトラブルの実に4割に妖精が関わっている。
提督といろいろな装備や艦船のメンテナンス、開発をしたり、魔改造したりするのが大好きだ。
時々、工廠で提督と酒盛りをしている姿が見られる。
酔いつぶれた提督に試作型の電光機関を埋め込んだり、提督攻略用体験型シミュレーション開発の身体データ収集(意味深)をしているが、それも提督や艦娘たちのことが大好きだからこそ。

【艦娘たちとコミュニケーション】艦船編

《鎮守府》会議室


提督「……以上が今度の海域における作戦だが、だ、誰か質問や他の案はあるかね?」

北上「私はそれでいいと思いまぁ~す」

満潮「まあ、妥当よねっ」

陽炎「他に案って聞かれても、逆に困っちゃうかなー」

<クマクマニャーきそぉ……


提督「ふ、ふむ、問題ないようなら、作戦についてはこれで。漣君」

漣「ほいさっさ。ではでは、次の議題に移りますよー。みなさん、今から用紙を配るのでご覧ください」

川内「すやぁ……くぴぃ……」

神通「姉さん……川内姉さん、起きてくださいっ……」(ゆさゆさ

川内「んがっ……しまぅた、寝てたぁ……。えっと、次なにするの……これ読めばいいの?」(用紙読み読み

川内「《艦娘用艦船立入検査のお知らせ》……って、今日やるの!?」

<!!?(ざわっ

提督「きゅ、急な話で申し訳ない。君たちが艤装で操る艦船には、遠征や出撃の際、休息に使用する私室や風呂場、調理場、手洗い……ついでに、旗艦時、わ、私が利用する艦長室があるのだが」

漣「(艦長室がついでのはずないでしょうに……)」

提督「最近、艦船を大量の私物の保管場所にしたり……その、い、いかがわしい行為に使用したりと、風紀の乱れが……」

<ホテルか……
<海の上の隔離施設だもんね
<防音もきっちりだし……なるほどね

大和「はい、提督」(挙手

提督「む、な、なんだね、大和君」

大和「先ほど仰られた『いかがわしい行為』とはどのような内容なのでしょうか? 大和、気になります」

提督「そ、それは、だね」

大和「何がいかがわしい行為に抵触するのか、提督の口から詳しく説明を」(キリッ

提督「……ぅ」(羞恥

大和「(ハァ、ハァ……提督の恥じらうお顔もいいですね……)」(ゾクゾク

青葉「(これは後で高く売れる……青葉のサイドエフェクトがそう言ってます!)」(無言の激写

漣「お前ら~、あんま調子乗ってるとぶっ飛ばしますよー♪」(ピキピキッ

提督「ゴ、ゴホン。とにかく、艦船の私物化が進んでいる傾向にあるので、全ての艦に立入検査を行うように、と大本営から通達があったのだ」

提督「点検は基本、私室と艦長室に留めるので……どうか協力してほしい」

<はーい
<はい!
<ま、しょうがないよね


大井「あの、ちょっといいですか?」(挙手

提督「お、大井君、質問かね」

大井「はい。ちょっとした興味本位なんですけど、艦船の私物化って――――自分好みに改装したり改修したりするのは含まれないんですか?」

提督「……」

一同『――――あっ』

提督「…………」(顔背け

大井「(一応、好き放題に改造してる自覚はあったのね)」(ジト目

(重巡の場合)

重巡洋艦《那智》私室

(提督&漣、点検中・・・)

那智「これといって変わったものは置いてないのだがな」

提督「む、無論、信用しているが、全艦するようにとの話なのでな」

漣「その辺は仕方のないことで了承してほしいのですよー」

那智「フッ、まあ仕方がないな」

提督「……コレは?」

那智「」(ピクッ

漣「ダルマ、ですねー」

提督「……艦隊行動中の飲酒は禁止しているはずだが」

漣「那~智~さ~ん~?」

那智「――――の、飲みたかったんだ」(蚊の鳴くような声

漣「どこの元プロ野球選手だ!?」

提督「と、とりあえず、これは預からせてもらうよ」

那智「あ、あぁぁ……」(絶望

航空巡洋艦《熊野》私室


熊野「へ、変なところ覗いたら承知しませんわよ!?」

提督「変……?」

熊野「それはっ……へ、変なところと言ったら、変なところですわ!!」(ヴォー!

漣「あー、まあ遠征や出撃中の着替えも積んでますますしねー」

提督「! き、気をつけよう」

熊野「わかっていただけたのでしたら、まあ」(髪イジイジ

熊野「それでは、《熊野》の自室へようこそ!」(ガチャッ


・サンドバッグ
・ダンベル
・バランスボール
・カールベンチ
・その他多数…


提督「む……」

漣「え、なにここ、ジムですか?」

熊野「健全な精神は健全な肉体に宿るというのが私の持論ですわ。遠征や出撃時の空いた時間の有効活用にもなりますし」(ドヤァ

提督「な、なるほど、それには私も同意しよう」

熊野「フフン、提督もなかなかに鍛えておられますわね。私、そこだけは提督のこと認めてあげてもよろしくてよ」

提督「か、感謝する」

漣「…………」

漣「(コミュ障と男性恐怖症に健全な精神について語られてもなー)」(半眼



重巡洋艦《青葉》私室


青葉「アッアァァァァァァッ!? それだけは、それだけは勘弁を~~~~~!!」

漣「ええいっ、いつの間に漣たちの入浴シーンを撮ってたんですかねー!?」

青葉「それはっ、それは今度司令官にプレゼントするオカズ本のメインになる写真ですから~、返してー、返してー!」

漣「……とのことですがー、ご主人様、いります?」(チラッチラッ

提督「さ、漣君? どうして期待した目を向けるのかね」(後退り

漣「…………」(解放

提督「漣君!?」

青葉「あ、ああ……ありがとうございますっ、ありがとうございますぅ! さっそく製本作業に入りますね!!」(脱兎

提督「待ちたまえ、青葉君!!?」

(軽巡の場合)

軽巡洋艦《神通》艦長室


提督「……片付いているな」

漣「チリ一つ見つからないくらい、ピカピカにされてるんですけどー……」(指なぞり

神通「い、いつでも提督が乗船されても大丈夫なように、掃除は欠かさないようにしているから……」(モジモジ

提督「(さ、最近、旗艦は漣君か金剛に頼んでいたのに……)」(キリキリキリキリ

漣「(いつまでも待ってますなタイプですもんねー、神通さん)」



軽巡洋艦《神通》私室

漣「戦術本に指揮指南書……ちゃんと私室では休んでくださいよ」

神通「だって、少しでも提督のお役に立てるようにと思って」

漣「真面目さんですねー」

神通「ゴ、ゴメンなさい……」

漣「いや、謝ることじゃないんですけど」

提督「(神通君はやはり生真面目すぎるな……)」(視察中

提督「む?」

提督「(引き出しの奥に写真?)」(カサッ

写真<2月26日改二実装、提督と…

提督「(これは、改二が実装された時に神通君と撮影した――)」

漣「ん? どしたのー、ご主人様?」

提督「!? あ、いや、なんでもない」(しまいしまい

提督「…………」(チラッ

神通「っ!?」(カアァッ

提督「(まさか……いや、まさか、な)」(首フリフリ

あと空母と潜水艦、戦艦、駆逐艦を書く予定
追加で書く軽巡(雷巡含む)と駆逐艦は誰にするか……

【艦娘たちがコミュニケーション】瑞鶴編

《艦娘用宿舎》談話室


瑞鶴「うわっ、ちょ……にゅわあ!?」(ガチャガチャ

文月「~♪」(カカカッ!


グレートサーベル<グルアアアァァァッ!!

コマンドウルフ<グル、グルルル……!!


瑞鶴「ぐわああぁぁ、また負けたぁ……」(バタッ

文月「文月の勝ちぃ!」(ブイにゃのだぁ

瑞鶴「あー、もう文ちゃん、ゲーム強すぎ。これで私の30連敗……」

文月「エヘヘ~、司令官にだって負けないくらい上手なんだよぉ♪」

瑞鶴「へー、提督さんとゲームしてるんだ?」

文月「うん! 司令官がお休みの日にねぇ、文月と弥生ちゃんといつも一緒にゲームするんだぁ」

瑞鶴「ふぅん……」

瑞鶴「――――!」

瑞鶴「(連敗ばっかで少し悔しいし、ちょびっとだけ意地悪してやろっと♪)」

瑞鶴「そっかぁ、提督さんとねえ」

文月「そうだよ~、文月、司令官ととっても仲よしなのぉ♪」(エッヘン

瑞鶴「でもさー、せっかくのお休みなのに、文月ちゃんの相手ばかりで提督さん、ちょっと参っちゃってるかもしれないね」

文月「――――え?」

瑞鶴「たまにはゆ~っくり休みたいんじゃないかなー……な~んちゃって♪」(チラッ

文月「そっか……司令官……文月のこと、邪魔だったんだぁ……」(ハイライトOFF

文月「そうだよねぇ……文月なんて、やっぱりみんなに迷惑かけるだけなんだぁ……」(ブツブツ

瑞鶴「え、ちょっと文月ちゃん……?」

文月「やっぱり、文月なんていない方がいいんだ、いちゃいけないんだぁ……アハ、アハハ……」(爪カリカリ

瑞鶴「(あ、コレもしかして地雷踏んじゃった!?)」

赤城「――――瑞鶴、ちょっと」(肩ポン

瑞鶴「ヒッ!?」

赤城「加賀さん、あなたは提督を呼んできて。文月ちゃんを元に戻すには、提督が必要不可欠だから」

加賀「わかったわ」

加賀「……瑞鶴、御愁傷様」

瑞鶴「あ、ああ……」

赤城「さて、と。それじゃ瑞鶴? 少しお話しましょうか♪」(マジ目

<こっそり見てましたけど、ゲームに負けたぐらいで文月ちゃんに意地悪するなんて、一体どういう了見ですか!?
<ゴ、ゴメンなさい~!!
<謝るなら私じゃなくて、文月ちゃんと提督になさい!!



《この後、提督のギュッ&ヨシヨシで文月は復活した》
※提督は医務室に運ばれた模様

今日はここまで
瑞鶴は次女的なポカをやらかすイメージ
艦娘たちとコミュニケーションの艦船編の続きは明日あたり投下予定です

お疲れ様です
最近は物騒ですので酉変更おすすめします
気にされないようでしたら申し訳ない

成りすます気はないけどコレでしょ?

……気に入っていたトリップなのですが
次回から別のトリップを使用させていただきます
こういったことで荒れるのは困るので、できれば自重していただけるとです

いやいや親切に教えてくれた人に対してその言い方は無いんじゃないかな
今後の酉の悪用で荒れるのを防止する為にわざわざ伝えてくれた人に対して失礼でしょ

新しいトリップはこちらで
>>65 トリップのことで議論になるのではと思って書いたのですが、誤解を招いてしまい申し訳ありませんでした。

【艦娘たちとコミュニケーション】艦船編

(戦艦の場合)

超弩級戦艦《大和》艦長室

大和「ようこそおいでくださいました。さあ、好きなだけご覧になってください♪」

提督「う、うむ」

漣「うあー、こちらも神通さんの艦長室に負けず劣らずの整頓具合で」

大和「もちろんです。いつ旗艦を命じられても、提督に快適に過ごしてもらえるよう、隅々まで磨き上げていますから……」(モジモジ

提督「(や、大和君を旗艦に任命したことは数える程度しかないのだが……これは、もしかして責められているのだろうか)」(キリキリキリ

漣「(言ってること、やってることは同じなんですけどねー。神通さんは一途に感じるのに、大和さんだと微妙にオッッモイのはなんででしょうか)」(糸目


超弩級戦艦《大和》私室

扉<ようこそ、身の程知らずのバカ野郎(ドドド…

大和「ウフフ、提督に大和の部屋を改められるなんてちょっとドキドキです♪」

提督「……ゴクリ」(キリキリキリ

漣「……ご主人様、ここは漣が先に行きますのでー、ちょっとここで待っててください」

提督「さ、漣君、しかし」

漣「ニヒヒ、いいのですよー。ご主人様を危険から遠ざけるのも、秘書艦の大切な勤めなので!」(胸ドン

大和「む、どうしてそんな意地悪をするんですか、漣さん」(口尖らせ

漣「残念ながらー、前回の寮点検で漣は嫌というほど思い知らされているので、悪しからずなのです」

大和「???」(きょとーん

漣「ええい、無邪気な顔しおってからに」

漣「それでは……駆逐艦《漣》、出る!!」(ガチャーッ


<バタンッ


提督「さ、漣君……」(ハラハラ


『わ、あ……ああ……ああああぁぁっ!? ぃたかおまゆなさりやなやはるちまな!!?』

提督「さっ、漣君!? どうしたっ、漣君!!」(ドンドンッ


<ガチャッ…


漣「…………」(フラフラ

提督「さ……漣、君?」

漣「ぁ、ご主人様だぁ」(目グルグル

提督「ヒッ……」

漣「アハ、アハハハ……漣も壁に貼ろうかな、ご主人様の写真……たくさん、たーくさん、アハハ、アハハハ!」(目渦巻き

提督「」

大和「少し漣さんの様子がおかしいですね……なにがあったんでしょうね?」(ニコニコ

大和「さて、と。それじゃあ提督、大和と一緒に大和の部屋を見ましょうね♪」(腕ギュッ

提督「!!!」(首ブンブンブンブン

大和「遠慮なんてしなくても……さあ、さあ…………サア」(ニコォ


《鎮守府》母港

提督「…………ハッ!」

漣「あれ、漣、いつの間に港に……」(キョロキョロ

大和「大丈夫ですか、お二人とも?」

提督「む、や、大和君……。すまない、少し呆けていたようだ」

漣「うむむ、ご主人様だけでなく漣まで……面目ねえです」

大和「ウフフ、いいんですよ、気にしないでください。お二人とも日々の執務でお疲れなんです」

大和「そうだ、もしよろしければ今度、大和の部屋でお茶でもいかがですか? 大和ホテ……コホン、お二人に元気になってもらえるよう、大和が精一杯ご奉仕しますから♪」

提督「あ、ああ、ありがとう」

漣「いいんですかねー、そんなにホイホイ、ご奉仕するなんて言っちゃって」

大和「クスクス、大和はいつでも大丈夫なので、お二人の都合のいい時にどうぞ」

提督「で、では、その時はお言葉に甘えさせてもらうとしよう」

漣「ですねー」

大和「ハイッ、お待ちしていますね!」(キラキラ


戦艦《金剛》

金剛「やっと来たデース。私、待ちくたびれたネー」(プンスカ

提督「……金剛」

金剛「What?」

提督「よくわからないが……わ、私はもう少し、大和君に優しくしなければいけないと思った」

漣「あー……漣も同感です。理由はわかりませんが」

金剛「二人ともどうしちゃったデスカ!?」

提督「……査察の続きをしようか」

漣「ほいさっさー……」

金剛「(《大和》の中で何を見たっていうの!?)」


戦艦《金剛》私室

提督「……小綺麗にまとまっているな」

漣「紅茶のカップとかポットその他の調度品がセレブな感じですねー」

漣「(やっぱり戦艦とか巡洋艦みたいな大型艦は私室も豪華になりますね。これが艦種格差って奴ですか)」(むぅー

提督「ふ、ふむ、特にこれといって問題はなさそう、か」

金剛『訳:趣味のティーセットは置かせてもらってるけど、仕事場みたいなものだからね』

金剛『訳:ちゃんと、そのくらいの分別はつけてるわよ』(フフン

漣「……おや?」(枕下ゴソ

金剛「!?」(ピクッ

提督「ど、どうした、何かあったのかね漣君?」

漣「へ? あ、い、いいえー、特になにも! ま、枕カバーが外れそうになってただけデース」

提督「(語尾が金剛のようになっているが……)そ、そうか」

提督「で、では、時間が押しているので、そろそろ次の艦へ向かおう」(ツカツカ

漣「ほ、ほいさっさー!」(パタパタ

漣「(貸し一つですよー、金剛さん♪)」(ウインク

金剛「……ぅ、うん」(真っ赤




金剛「…………」(枕ゴソ


『はじめての夜戦(意味深)!~もっと頑張るから目を離しちゃNo!なんだからネ!~』※夜戦(意味深)教本、主砲カバー(意味深)付き


金剛「あう、あうあぅぅぅぅっ!!」(ジタバタ



漣「(いやー、金剛さんもああいう本、こ読んでるんですねー)」(顔パタパタ

提督「(去り際、金剛の様子がおかしかったな……あ、後で話を聞くとしよう)」




《この後、詳しく話を聞こうとした提督、真っ赤になった金剛に突き飛ばされた》

【艦娘たちとコミュニケーション】艦船編

航空戦艦《伊勢》私室


伊勢「はいはーい、ようこそ《伊勢》のマイルームへ」(ガチャッ

提督「……ふむ」

漣「事務デスクにノーパソ、資料満載の本棚、コーヒーメーカー、簡易ベッド……まるで書生さんのお部屋ですねー」

伊勢「いやー、艦隊行動中の睡眠なんてあってないようなもんだし? 暇潰しに書いてたら、いつの間にか時間の使い方がそっちにシフトしちゃって」

漣「まー、その通りっちゃ、その通りなんですけど」

漣「ストレス発散にはなるでしょうけど、仮眠削ってまで趣味に没頭するのはやめてくださいよ?」

伊勢「アハハッ、大丈夫、大丈夫。さすがにそこまではしないって」

漣「ホントですかねー。一応、ご主人様からも注意……ご主人様?」

提督「これは、伊勢君が書いたのかね?」(画面スクロール

伊勢「え? あ、うん、そうだけど。深海棲艦に大切なパートナーの艦娘を殺されちゃった提督が、深海棲艦に復讐するっていうアクション物なんだけど……」

提督「つ、続きはないのかね?」

漣「ご主人様!?」

伊勢「おやおや、提督も私のファンになったのかな?」

<ポイッターの私のアカウントをフォローしてくれたら、ポイート一覧遡って読めるからさー
<な、なるほど、ポイッター、そういうのもあるのか……


漣「…………」(ソソソ

漣「あの~、ご主人様ぁ?」

提督「む、ど、どうかしたのかね?」

漣「いえー、たいしたこと呟いてないのですがー。ご主人様もポイッターやるなら、漣のアカウントもフォローしていいよっ、なーんて」

提督「む、うむ、それなら……。勝手がわからないので、いろいろ教えてくれるとありがたい」(カコカコ

漣「ほいさっさ。それじゃ、まず検索であーして、こーして」

提督ケータイ<(これは私の本分だが……野暮はやめておこう)

漣「(ヤッタ~! ご主人様とポイッターの相互フォロー、ゲットだぜ!)」

伊勢「(ありゃりゃ。これは上手いこと、ダシに使われちゃったかな?)」(クスクス


<ピロリーン

提督「ぬ?」

提督ケータイ<……大和君にフォローされたようだぞ、バディ

漣「伊勢さん、《伊勢》艦内に監視カメラか盗聴器……いえ、多分両方でしょう、仕かけられてる可能性があります」(キリッ

伊勢「ちょっとやめてよ、そういう怖いこと言うの!?」

提督「…………」(大和相互フォロー




大和「ウフフ、提督、フォローありがとうございます♪」

大和「(フォローにオススメで提督が出てくるなんてビックリしました)」

大和「もしや、これが歴史の強制力?」(むむむっ



《今回は正真正銘の偶然だった模様》


軽空母《瑞鳳》私室


瑞鳳「提督っ、漣さん、《瑞鳳》ルームにようこそ!」(ガコンッ

提督「おお」

漣「う、うわ、なんですかー、コレは」

艦載機模型<飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで~、回って回って回~るぅうぅ~♪

瑞鳳「いや~、エヘヘ、長期の遠征とか偵察任務後の航海って暇な時間が結構、あるじゃない」

瑞鳳「けど、仮眠以外の時間に寝るのも、護衛してくれてる子に悪いし。だから、いつでも動けるように待機しとくついでに、積んでた艦載機模型をチマチマ……ね?」

漣「はあー……それで、完成したのを天井から吊るしてるのはなんでです?」

瑞鳳「なんでって、部屋の中で編隊飛行が見られるなんて素敵じゃない! 提督もそう思うでしょ♪」

提督「ああっ」

漣「いやいや、そこでいい返事しないでください、ご主人様」

漣「担当艦の私室なので、あまり細かいことは言いたくありませんがー。こんなに模型ブラブラさせてたら、戦闘の後とか大変なことになりません?」

瑞鳳「あー、うん」

瑞鳳「この部屋の近くの区画に砲弾直撃したことがあるんだけどぉ、帰投してすぐに部屋の様子を見に来たの」

瑞鳳「そしたらね……糸が切れて、床に墜落して無惨な姿に変わり果てた艦載機模型ちゃんたちが……!」(楳図顔

漣「(模型をちゃんづけで呼び始めましたよー、てか顔怖っ!)」

提督「なんと、痛ましい」

瑞鳳「まあ、その子たちは対空防御で落とされた艦載機って設定で、ジオラマに入れて供養したんだ~♪」(ベッド下ガサゴソ

瑞鳳「ジャ~ン!!」

提督「これは……いい仕事をしている」

瑞鳳「エヘヘ、わかるぅ? ここの水面に叩きつけられて、バウンドしながら分解する瞬間をね……!」

提督「うむ……ほう……ううむ、さすがだよ瑞鳳君」

瑞鳳「フッフーン! 今度、提督も一緒にジオラマやろぉよ~、きっと嵌まるから」

提督「ジオラマか……で、では、私は水雷戦隊かZOIDSで挑戦してみよう」

瑞鳳「ああ~、いいかも! 楽しみですぅ♪」



漣「漣が言うのもなんですけど……仕事、しようよぉ」

重雷装巡洋艦《大井》艦長室


大井「ハイ、どうぞお入りください♪ ……滅多に使わない《大井》の艦長室へ、ね」(ボソッ

提督「!?」(ビクッ

漣「んぅ? どしたの、ご主人様?」

提督「い、いや、なにも」(ブルブル

大井「そうですよ~。嫌ですね、漣さんったら、オホホ」

漣「ならいいのですがー……って、なんじゃコリャア!?」


酸素魚雷<1本で~も魚雷~、2本で~も魚雷~、3本で~もGYORAI!


大井「ああ、それですか? 信管は抜いてあるから安心してください」

漣「そ、そういう問題じゃないですよ。どーして艦長室に魚雷飾ってるんですか!」

大井「部屋が殺風景だと思って……冷たくって素敵じゃないですか」

漣「なにその物騒なインテリア!?」

漣「万が一があり得るんですから、魚雷はちゃんと保管庫にしまっといてくださいよ、ね?」

大井「……ここに置いておかないと入りづらいのよ、艦長室」(ボソッ

漣「はい?」

大井「いえー、なんでも♪」


提督「(確かに、魚雷の流線型は兵器としての冷たさと同時に、独特のまろみが感じられて…………ありだな)」(ぺたぺたさすさす



(駆逐艦の場合)

駆逐艦《不知火》艦長室


不知火「お待ちしていました、司令。漣さんもお疲れ様です」

提督「う、うむ」

漣「これはこれは、ご丁寧にどーも」

不知火「それでは、まず艦長室からですね。どうぞご覧ください」(キィ…

提督「し、失礼する」

漣「お邪魔しま~す」



(艦長執務机)
提督くんヌイグルミ『ふも?』(ごろーり



提督「…………」

漣「…………」

不知火「? あ、司令(代理)が」(ソッ…

提督くんヌイグルミ『ふもっふ!』(ちょこん

不知火「よし」(満足げ



漣「(ご主人様ー、今後の出撃、不知火さんを旗艦にしてあげません?)」

提督「(……か、考えておこう)」

漣「(ご主人様ー、今後の出撃、不知火さんを旗艦にしてあげません?)
→漣「(ご主人様ー、今度の出撃、不知火さんを旗艦にしてあげません?)でお願いします

次投下から前スレで頂いたネタと神通VS大和いきたいと思います

【艦娘たちがコミュニケーション】瑞鶴編

《艦娘用宿舎》談話室


瑞鶴「さっきはゴメンねー、文ちゃん」

文月「ううん~、大丈夫だよぉ。文月、気にしてないから!」

瑞鶴「(提督さんに抱きついて、声押し殺して泣いてたのに気にしてない……っていうのは、さすがに嘘だよねー)」

文月「……えっとね、瑞鶴ちゃん~」

瑞鶴「ん、なに~?」

文月「これからも文月と一緒にゲームしてくれるよねぇ?」(オドオド

瑞鶴「」(トゥンク

文月「瑞鶴ちゃん……?」(上目遣い

瑞鶴「ああ~、もう! やらいでか!! ロックマンでもコンボイの謎でも持ってこいやァ……!」

文月「ほ、ほわぁ!?」





(文月&瑞鶴、モンスターハンティング中・・・)


文月(ふみ@大剣)「瑞鶴ちゃん、極限解除できたよぉ!」(カチャカチャ

瑞鶴(ずいずい@弓)「っと、見せてあげよう、曲射の軌道を!!」(カコカコ

文月「う~、瑞鶴ちゃん~、ちゃんと弱点に当ててよぉ」(プンスカ

瑞鶴「あ、ハイ」



《この後、瑞鶴が華麗に3落ちした模様》

今日もフミィに浄化された( ˘ω˘)

【艦娘たちとコミュニケーション】神通編

旬彩《鳳翔》


那珂「だ~か~ら~、神通ちゃんは~、提督に遠慮しすぎなんだよぅ!」(バンバン

神通「な、那珂ちゃん、落ち着いて……」

那珂「落ち着いてますぅ~、那珂ちゃんはぜーんぜん、酔ってないですぅ~!」

神通「もう、さっきから同じことばかり言ってるじゃないですか……。さ、騒がしくしてゴメンなさい、鳳翔さん」

鳳翔「いえいえ、構いませんよ」

川内「うぁ~……もー、にょめない……くぅ」(突っ伏し

神通「川内姉さんも寝ないで……ねえっ」(ユサユサ

鳳翔「どうしても起きなかったら、毛布かけて転がしておくから大丈夫ですよ♪」

鳳翔「神通ちゃんも、こういう時はもう少しハメを外してもいいんですよ?」

神通「そ、そういうわけには……」

鳳翔「(提督の前だとハメを外すんじゃなくて……ですけどね。あらあら、私ったらはしたない)」(クスクス

那珂「ハイハイハーイ、那珂ちゃん提案~! 神通ちゃんは~、いろいろ遠慮しすぎだからぁ、もぉっと提督に甘えたりした方がいいと思いまぁす、キャハ♪」

神通「い、今は提督は関係ありませんっ!」

鳳翔「あら、甘えないんですか?」

神通「ほ、鳳翔さんまで……酷いです」(クスン

鳳翔「ウフフ、からかっちゃってゴメンなさいね」

鳳翔「でも、那珂ちゃんも言っていますけど、神通ちゃんはもうちょっと提督に遠慮しなくていいと思いますよ」

鳳翔「漣ちゃんとか金剛ちゃんに負けないくらい、提督の傍にいるんですから……ね?」

神通「……が、頑張ってみます」(クピクピ

(翌朝)マルゴーマルマル
《鎮守府》廊下

神通「(とは言っても、遠慮せずに接するなんて、どうすればいいんでしょうか)」

神通「あまり馴れ馴れしくしたら、提督に嫌われてしまうかもしれないし……わからないです」(ショボリ



《鎮守府》執務室

神通「……考えるのは後にします。今日から秘書艦だし、提督に気持ちよくお仕事してもらえるよう執務室のお掃除をしないと」(鍵あけあけ

神通「失礼しま……す」



提督「スゥ……すー……クフゥ……」(ソファー寝

神通「提督、また一人残って仕事をしていたんですね……」(ジト目

提督「ぬ、うぅ……」(寝返り

神通「(と、とりあえず起きてもらわないと)」

神通「申し訳ありません、提督……」(ハタ


『漣ちゃんとか金剛ちゃんに負けないくらい、提督の傍にいるんですから……ね?』


神通「(私も……漣さんや金剛さんみたいに)」

神通「すー……はぁ……」

神通「ん……」(身屈め



神通「提督、起きてください。総員起こし、です……提督、起・き・て」(耳元囁き

提督「っ、う……」(ゾクゾク

提督「!?」(ガバッ

神通「キャッ……!」(尻餅

提督「ぬ……む……じ、神通……君?」(バクバクッ

神通「お、おはようございます。昨日も残ってお仕事、されたんですね」

提督「い、いや、新しい艦隊編成を作るために、少しだけのつもりだったのだが……気がつくと、その、すまない」

神通「いえ……いつも、お疲れ様です。よいしょ」

神通「提督、朝ごはんはどうされますか?」

提督「朝食は……食堂を利用するつもりだ」

神通「で、でしたら、私もご一緒してもよろしいでしょうか?」

提督「あ、ああ、神通君が構わないのなら」

提督「では、混み始める前に食堂へ…………!!?」(ビクッ

神通「ど、どうかされましたか?」

提督「あ……いや……う、ゴホン。すまない、顔を洗うので、神通君は先に食堂に行ってくれないだろうか」

神通「? は、はい、では席を用意しておきますね」(ニコリ

提督「う、うむ、お願いしよう」

<パタンッ



提督「……さ、さっきの囁きのせいか。単純すぎる……死にたい」(体育座り

提督「わ、私も木石ではないのだ。漣君や金剛もそうだが、む、無防備なところにああいうのは遠慮してほしい」(ズキズキキリキリ

提督「……いや、待てよ。そうすることで、私が提督に相応しくない人物であることを迂遠に教えてくれている?」

提督「そうか、憲兵殿を呼ぼう」(キリッ

漣や金剛、蒼龍の目覚まし時計もきっと出る…たぶん
夜にまた投下予定。弥生ネタと赤城ネタになるかもです

>124 (ビクッ
何を発見しちゃったんですかねぇ(ゲス顔

【艦娘たちとコミュニケーション】弥生編

(提督休日)
《鎮守府》提督の自宅

提督「(新しい海域の編成だが、しばらくの間、重巡・航巡・重巡・戦艦・空母・空母で出撃してみよう)」(カリカリ

提督「……ふう」

弥生「司令官…お仕事、終わりですか?」(ピョコン

提督「む……あ、ああ、一段落ついたかな」

弥生「じゃ…あ、ここでご本読んでもいい、ですか?」

提督「か、構わないよ」

弥生「♪」

提督「(文月君は球磨君たちに連れられて遠征中)」

提督「(蒼龍君も、空母機動部隊の陣形訓練……)」

提督「(寂しいのなら、仕方があるまい)」

弥生「~♪」

提督「なにを、読んでいるのだね?」

弥生「浦島太郎…です」

弥生「海の中のお魚さんたちのダンス…弥生も、見てみたい…です」(キラキラ

提督「海の中、か」

提督「……や、弥生君」

弥生「はい…なんですか?」

提督「い、今から少し出かけるのだが、つ、ついてくるかね」

弥生「?」(コクコク



(某所)スゴクタカイビル屋上

提督「お、大人1名、子供1名」(ボソボソ

販売員「はい、どうぞ」

提督「で、では行こうか、弥生君」

弥生「は…い」(トコトコ


(水族館館内)

弥生「司令官…ここ」

提督「う、うむ、規模は小さいが、す、水族館だ」

提督「海の中は……方法はなくはないが、急には難しいのでな。妥協案、という奴だ」

提督「ほ、本当は文月君や蒼龍君たちと来た方が、君も楽しめるのだろうが……ひ、暇潰しだと思って見学してほしい」

弥生「うう…ん、うれしい…です」

提督「そ、そうか」

弥生「司令…官、弥生、カワウソさんとペンギンさんが見たい…です」(手ギュッ

提督「それは……一番奥のコーナーらしい。なので、先に他の水槽をノゾイテいこう」(パンフ読み読み

弥生「う…ん!」(ニコッ

(提督&弥生、観賞中・・・)

弥生「司令官…イワシさんがたくさん、います」

提督「う、うむ。捕食者に対向するための術だな」

弥生「……美味しそう…です」

提督「美味しそうだな」

イワシ<アイエエエエ!!?



カワウソ<眠らせてやってくれ、死ぬほど疲れてるんだ……

弥生「カワウソさんたち、みんな…寝てます」

提督「暑くなってきたからな……カワウソもバテているのだろう」

弥生「弥生…サッパリしてるけど元気になれるものがいい、です」

提督「で、では、夕飯は蕎麦に天ぷらでもつけるとしよう」

弥生「イワシの天ぷら、食べたい…です」

提督「奇遇だね、私も今日はイワシを食べたい気分だ」



ペンギン<ヤンノカコラ、オッ? オッオッ? イテコマッソ、コラ?

弥生「ペンギンさん…かわいい、です」

提督「(私には異様にふてぶてしく感じられるのだが)」

飼育員「よろしければ写真撮りますよ~♪」

弥生「!」

提督「ご、ご丁寧に……さ、弥生君」

飼育員「いやいや~、お父さんもご一緒にどうぞどうぞ~」

提督「あ、いや、私は別に父親というわけでは……」

弥生「司令…官」(じー

弥生「弥生と一緒に写真…嫌、ですか?」(ショボリ

提督「ぬ……ぬう」(オソルオソル

弥生「えへ…へ」(ギューッ

飼育員「いきますよ~、笑って笑って~……ハイ、チ~ズ」(パシャッ

(後日)


文月「う~……弥生ちゃんだけズルイんだぁ」

弥生「ズルく…ないよ。司令官が、連れていってくれた…から」

文月「文月も司令官とお出かけしたかったなぁ」(クスンッ

弥生「ふ、文月ちゃん…泣かないで」

提督「」(キリキリキリキリ

蒼龍「え~っと……こ、今度は文月ちゃんと弥生ちゃん、両方連れて動物園にでも行けばいいんじゃないかなーって」

提督「う、うむ……そう、だな」

蒼龍「よーしっ、お弁当たっくさん作るから期待しててくださいね!」

提督「うむ?」

蒼龍「文月ちゃーん、拗ねるのストッープ。提督、動物園に連れてってあげるから機嫌直してだって♪」

文月「ほわぁ、ホントぉ!?」

弥生「や、弥生も行って…いいの?」

蒼龍「もっちろん! 四人で行こうね~」

文月「うん~!」

弥生「う…ん」

提督「(……あ、あれ?)」



《なお、動物園には球磨たちも同行しておおいに暴走した模様》

【艦娘たちがコミュニケーション】赤城編

《鎮守府》弓道場

赤城「ふー…………ッフ!」(キリキキ…パンッ!!


的<マーベラス

赤城「……ふぅ」

瑞鶴「すっご……ここんとこ、百発百中じゃないですか」

赤城「的に当たればいいものでもないけど、そうね、鍛練の成果かしら」(ニッコリ

加賀「瑞鶴、少しはあなたも見習ったら?」

瑞鶴「ちゃんと毎日、弓引いてるんですけどねー……よっ」(キリキキ…パンッ!


的<あふんっ

加賀「お喋りしながらでも、きっちり型通りにやれるのは感心するところかしら……」(頭痛

赤城「どうなんでしょうね」(苦笑

蒼龍「…………ふっ!」(キリキキ…パンッ


的<critical hit!

蒼龍「でも、瑞鶴がその気になったら、私たちあっという間に抜かされそうで怖いなあ」

加賀「……そうね、その可能性は否定しないわ」

赤城「(実は加賀さんが一番、瑞鶴のこと買ってあげてるんですよね)」(クスクス

蒼龍「(きついのは期待の裏返しなんですよね、きっと)」(クスクス

加賀「……なにかしら?」

赤蒼「「いいえ、別に?」」

瑞鶴「んー? 三人でコソコソ、なんの話ですか?」

加賀「……五航戦は先輩を敬うことを知らない、という話よ」

瑞鶴「はぁぁ? なんですか、それぇ!!」


<頭に来た! 勝負ですよ、加賀さん! 私に勝てたら、ちゃんと敬ってあげるわよ!
<天狗の鼻をへし折ってあげるわ


蒼龍「やれやれ……」

赤城「喧嘩するほどナントヤラ、ですね」




瑞鶴「ぜえ……はあ……!」

加賀「ふぅ……ふぅ……」

赤城「フフ、私たちも汗をかいたし、そろそろ上がりましょうか」

蒼龍「ですね」(胸当てハズシハズシ

蒼龍「うわー、胸当ての下、ビショビショ」

赤城「ホント、早く汗を流してさっぱりしたいわね」

瑞鶴「……前から思ってたんですけど」

加賀「なに、瑞鶴?」

瑞鶴「蒼龍さんが立派な胸部装甲をお持ちなのはみんな知ってますけど、加賀さんと赤城さんもかーなーりー大きいですよね」(ジト目

蒼龍「みんな知ってるの!?」

加賀「ときどき邪魔に感じるわ」

赤城「あ、あまり見ないでちょうだい」(腕で隠し

瑞鶴「特に赤城さんなんかは、最近すごく装甲が増した疑惑があるんですよね~……描き下ろし的に」(ジリジリ

赤城「ちょっと、瑞鶴? 目が怖いわ……な、何する気なの……?」(後退り

瑞鶴「いやー、アハハ、ちょっとご利益に与ろうかなーなんて♪」(ガバチョッ

赤城「キャアッ!?」

瑞鶴「お、おお、これは……これが、これが改修された赤城さんの艦爆……」(サワサワクニュクリ

赤城「ャ……ンッ……ッッ、瑞鶴っ、いい加減にしないと本気で怒るわよ!!?」(クワッ

瑞鶴「わわっ!?」(ズルッ

<バツンッ!

加賀「あ」

蒼龍「わちゃあ」

瑞鶴「イタタ……って、ありゃ?」(ブラヒラヒラ

赤城「ア……ナッ……ナナ……?」




提督(@道場外壁修繕中)「あ、赤城君の怒号が聞こえたのだが、なにかあった……の、か……ネ」

赤城「」(ノーブラ服肌蹴

瑞鶴「やば……」

赤城「はわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」(ぺたん

提督「…………」(フラフラ

蒼龍「あの、提督、そっちは的があるから危ないですって」

提督「……好きなだけ射ってから、首を落としたまえ」(素っ首晒し

蒼龍「介錯なんてしませんよ!?」

赤城「ふ、ふえぇぇぇん……」(ポロポロ

加賀「よしよし、赤城さん、よしよし」(状態:混乱

瑞鶴「(え、えらいことしちゃったー)」



(後日)
《鎮守府》食堂

赤城「モグモグ……」

瑞鶴「あ、赤城さーん、今日の日替り定食も美味しいですねー」

赤城「モグ……」(プイッ

瑞鶴「こんなにおっきくてプリプリの海老フライが一人三本なんて最高♪」

赤城「(赤味噌のお味噌汁……独特の風味とコクが演習後の体に沁みますね)ズズ……」

瑞鶴「え、えーっと、でも私、三本も食べ切れないしー、赤城さんよかったら一本どうですかー?」(チラッ

赤城「ごちそうさまでした」(パンッ

赤城「(さて、午後は発着艦訓練。少しお腹を休めないと)」(カチャカチャ

瑞鶴「」

加賀「赤城さん、完全にへそを曲げてるわね」(モキュモキュ

瑞鶴「加賀さぁんっ、赤城しゃんに嫌われだぁ~~~~!!」(びぇーん

加賀「1週間ぐらいすれば許してくれるわ……たぶん」

瑞鶴「長い~、無ぅー理ぃー」(シクシク



《鎮守府》執務室

憲兵B「(久しぶりに来たけど、改善したと思った提督さんのネガ思考が相変わらずだった件について)」

提督「そ、それ以来、赤城君は私を見ると同じ空気を吸うのも嫌だと逃げ出すようになってしまい……」

憲兵C「(それはたぶん、提督さんを意識しちゃって恥ずかしいからでしょ)」

憲兵A「前回、呼ばれたのは……まあ、忙しかったので来なかったのですが、軽巡艦娘に耳元で囁かれて、イロイロと起きてしまったからでしたか」

提督「…ハイ」

憲兵B「(提督的に、空母の胸部装甲並にティンと来た、と)」

憲兵C「(提督殿に催眠音声、聞かせてあげたい)」

憲兵A「……耳、弱いんですね」

提督「まさか、そんな」(目逸らし

憲兵A「おい」

憲兵B「ハッ!」(ゴソゴソ

憲兵C「ここに、立件用に参考人の自己紹介や件の囁きなどを(企画物風に)編集したCDと、恒例のケッコンカッコカリ一式があります。……どちらを取りますか?」(スッ

提督「!?」

憲兵A「我々としては、どちらを取ってくれても構わないのですがね」

憲兵B「ただし、どっちもなし、というのはないので悪しからず」(ニヤニヤ

憲兵C「いいんですよ、自分に正直になって」(ニヤニヤ




あきつ丸「(先輩方、楽しんでいるでありますなー)」(糸目


《なお、どっちもありはありだった模様》

後日、有志から初期艦や同級生艦娘他のCDもとどけられそうです
短いですが今日はこれで終了です

【艦娘たちとコミュニケーション】大和編
《鎮守府》工廠


妖精A「……約束のブツは持ってきたですか?」

提督「ああ。試製51㎝連装砲の改修設計図、コレがそうだ」

妖精B「おお……これが」(ミザ顔

妖精C「戦艦《大和》の火力の限界に挑むために、試製51㎝連装砲に☆つけるです」

妖精A「クク…ネジと資材、倍プッシュですっっ…」(まさに妖精!

提督「……では、始めるとしよう」

妖精ABC「「おー!」」


(提督&妖精さん、改修工廠中・・・)

試製51㎝連装砲<これが……これが近代化改修……!

提督「よしっ」(キラキラ

妖精A「また、勝ってしまった」

妖精B「我々に改修できぬ兵装なし」

妖精C「敗北を知りたいですー」

提督「ではさっそく、改修の済んだ連装砲を《大和》に積んでくれ」

提督「5時間後に大和君は出撃だ、それに必ず間に合わせてほしい」

妖精A「みんなー、重機に乗り込めー!」

妖精B「わぁい!」

妖精C「今、お前に命を吹き込んでやる!!」(クワッ

提督「(さて、妖精君たちが主砲の換装をしている間に、大和君の艤装パーツも付け替えてあげなくては)」

提督「少し、思い込みの激しいところはあるが、彼女のひたむきさは……好ましく思っているのでな」


(提督、大和捜索中・・・)

提督「(うむ……大和君はどこにいるのだろう)」(キョロキョロ

大和「あら? どうされました、提督♪」

提督「む、大和君」

大和(@艤装)「もしかして、大和のことをお探しでしたか……なーんて」

提督「う、うむ、その通りだ。会えてよかったよ」(ニコッ

大和「え」

大和「(い、いつもなら、恥ずかしがって否定される提督が……や、大和に会いたかっただなんて、少し照れちゃいますね)」(ドギマギ

提督「もう艤装を装着しているのかね?」

大和「ハッ!? きょ、今日はこの後、出撃が控えているので、先に艤装のリンク調整をしておこうと思い……」

提督「な、なるほど、いい心がけだ」

大和「ウフフ、提督に褒めていただけるなんて、大和は幸福者です♪」

提督「しかし、調整前とは好都合だな……」(ポソッ

大和「はい?」(キョトン

提督「大和君、ちょっといいかね?」(グイッ

大和「え!?」

大和「(て、提督が大和の手を引いて……今日の提督はなんだか大胆です!?)」

提督「(眩しすぎるとパーツが見にくいのでな、できれば心持ち薄暗い場所がいい)」(キョロキョロ

提督「……となると、やはり工廠か」

大和「(やはり? 工廠で何をするつもりなのですか!?)」


《鎮守府》工廠

大和「あ、ああのっ、提督! どっ、どど、どうして工廠に連れてこられたのでありますか!?」

提督「これから調整があるのだろう? 手短に済ませるので、すまないが後ろを向いて、そこの壁に手をついてくれ」

大和「手短に済ませる……後ろを向いて、壁に手……」

大和「(そ、それってまさか……まさか提督、とうとうっ、やっと大和のことを……!)」(歓喜

提督「や、大和君?」

大和「あっ、失礼しました! 提督ももう待ちきれないのですね! 大和もですから、そのお気持ちはよくわかります!」(ニコニコ

提督「(大和君……とても嬉しそうだな。そうか、驚かせるつもりだったが、もう兵装の交換のことを察しているのだな)」

提督「しゅ、出撃前だというのにすまないな……ど、どうしても(改修51㎝連装砲を)試したくて」

大和「(大和の具合を)試したいだなんて、直球過ぎて照れてしまいます……」(モジモジ

提督「この主砲がフィットするのか、正直未知数なところがあるのでな……できれば感想を聞かせてほしい」

大和「(提督主砲の)感想だなんて、提督はこちら(意味深)は意地悪なんですね」(キュンキュンッ

提督「む……た、確かに、言われてみるとそうかもしれないな」

大和「でも……そんな提督も、大和は……ンッ」(フリフリ…

提督「あ、あまり腰を動かさないでほしい、始められない」(ガチャガチャ

大和「ぁ、す、すみません」

提督「艤装を外すと、着け直すのが面倒だろう。少し辛いかもしれないが、このままやらせてもらうよ」

大和「(ン、ハァ……初めてが工廠で……しかも、出撃前の艤装を装着したままだなんて、大和、混乱しちゃいます……)」(艶吐息

提督「(大和君の息が荒い……艤装装着状態でこの姿勢はやはりきついのか)」

提督「(……錨のリンクパーツぐらいなら、外してもすぐに着け直せるな)」(バチンッ


<ゴトンッ


大和「(い、錨のリンクパーツだけ外したということは……し、下だけ脱がして……?)」

大和「(頭がクラクラしてきました……どうしましょう、下半身丸出しだなんて、大和……変態さんですっ)」(ゾクゾクッ

大和「(でも、提督が望まれているのなら、大和は……大和は……!)」(ピクッビクン

提督「(主砲のリンクパーツを外して、まず基盤を交換……)」(カチャカチャ

大和「(これ……ベルトを外してる音……? うぅ、興奮し過ぎて耳鳴りが……)」

大和「フー……フーッ……」(カタカタ

提督「や、大和君、息を整えて……そんなに固くなられると(主砲パーツを)入れられない」

大和「ッ……ハ、ハイッ」(目ギューッ

大和「(前戯なしだなんて……そんな余裕もないくらい、提督は我慢されていたんですね)」

大和「(大和が至らないせいですね……)」

大和「提督、大和が……大和が全部受け止めますから、遠慮しないで……激しく、お願いします」(ウルウル

提督「??」

提督「わ、わかった、では入れるよ」

大和「(来ます……来る、来るの、提督の主砲……!)」(ドキドキ

提督「よし、入った。これで《大和》の新主砲、51㎝連装砲が使用可能になったよ」

大和「え?」

提督「え?」

大和「新しい……主砲?」(ハイライトOFF

提督「う、うむ」



(艦隊出撃中・・・)

艦隊旗艦:超弩級戦艦《大和》艦内


大和「敵艦補足……全主砲、薙ぎ払えぇっ!!」


戦艦ル級<うわああぁぁぁぁぁ!?


提督「おおっ……!!」

妖精A「ヒュー! 見てみろよ、あの圧倒的な火力」

妖精B「やっぱり火力はパワーだぜ、です」

妖精C「資材と大和砲は犠牲になったのだ……(51㎝連装砲の)犠牲の犠牲にな」

提督「素晴らしいな、素晴らしいよ大和君!」

大和「(うぅぅっ、提督は意地悪です、いけずです……!)」(頬膨らませ


《なお、今回の出撃でAllMVPを獲得したのでお出かけの約束を取りつけた模様》

【能ある犬は牙を隠す】

《鎮守府》母港


提督「…………」(トコトコ

不知火「司令、散歩ですか? 散歩でしたらご一緒いたします。お一人の時に何かあっては大変ですからね」

提督「し、不知火君、鎮守府の中でそこまで警戒する必要は……」

不知火「心配なさらないでください、ちゃんとすぐ後ろに控えておきます。時々、危険がないか確認のため先に行きますが、どうかお許しください。では行きましょう、散歩に行きましょう」(キラキラ

提督「ぬ、ぬう……」

陽炎「諦めたら? 散歩してるとこを不知火に見つかったのが運の尽きよ」




那智「……前から疑問だったのだが」

青葉「なんですか、突然?」

那智「あの不知火という駆逐艦の艦娘は、その、ちゃんと戦えるのか?」

那智「ここに来てから、司令官の後を付いて回る姿しか見たことがないのだが」

青葉「あー、そういえば那智さんはまだ不知火さんの本気を見たことがなかったでしたか」

那智「本気、ね……」

(後日)

重巡洋艦《那智》艦内

那智「くぅっ!?」

提督『那智君、大丈夫か!!』

那智「こ、この程度、問題ない……!」

提督『もう少し持ちこたえてくれ! 今、そちらに不知火君を向かわせた!!』

那智「不知火だと」

那智「(この状況で彼女がどの程度、役に立つのか……!?)」

重巡リ級<貰ったぁー!!

那智「しまっ……!」

不知火『――――沈め!』(ドゴンッ

重巡リ級<アバーッ!?

不知火『大丈夫ですか、那智さん。司令の命令で助けに参りました』

那智「え……あ、た、助かった」

不知火『まだ動けますか? 既に漣さんと神通さんが敵旗艦を沈めています。動けるなら、呆けてないで残存戦力の掃討に協力してください』

那智「い、いつの間に……」

不知火『では行きますよ。駆逐艦《不知火》、司令の期待に応えてみせます』

雷巡チ級flagship<たかが駆逐艦一隻でぇー!!(ドゴンッ

不知火(小破)『っ……!』

那智「し、不知火!?」

不知火『フフ……不知火を怒らせたわね……沈め!』(戦艦クラスの眼光

雷巡チ級flagship<グワーッ!?

不知火『こんなんで不知火は沈まないわ。徹底的に追い詰めてやるわ』

不知火『沈め……沈め!』

軽母ヌ級elite<いやぁぁぁだあぁぁぁぁぁっ!!?

不知火『弱いのね。つまらないわね、もっと骨のある敵はいないの』

那智「」



(艦隊が帰投しました)
《鎮守府》母港


那智「…………」

青葉「およ、もうお帰りですか。さすがですねー」

青葉「それで、不知火さんの本気はいかがでしたか? ビックリしました?」(ニヤニヤ



不知火「司令、出撃お疲れ様でした」

提督「う、うむ、不知火君も、那智君のフォローに回ってもらったり、助かったよ」

不知火「じ、じっとしてるのは性に合いませんので」(キラキラ



那智「ビックリしたというか、普段のポンコツぶりとの差に引いた」

青葉「間違っても本人に言わないでくださいよ。落ち度ですか、ってまた落ち込んじゃいますから」

那智「漣といい神通といい、ここの鎮守府には才気に溢れた奴しかいないのか?」

青葉「違いますよー、みんな元からそれだけのポテンシャルはあって、それを司令官が引き出してるだけです」

那智「説得力があるような、ないような……だな」

【がんばれ!消えるな!!大鳳ちゃん】
※元ネタ:タイミング良く秘書艦になったとかで甘味巡りに誘われました

(夜)
《鎮守府》廊下


大鳳「……」(スッ

瑞鶴「うわあっ!? って、なんだ大鳳じゃない、ビックリさせないでよ」

大鳳「あ、ゴメンなさい、ちょっと気を抜いてて」

瑞鶴「気をつけてよね、まったく」(プンスカ



大鳳「…………」(ヒョコッ

瑞鳳「キャアッ!? オ、オバケ……って、大鳳? ああ、もうビックリしたぁ」

大鳳「う、すみません、少し考え事をしてて」

瑞鳳「そうなんだ、考え事をしてたならしょうがないよねー」

大鳳「気をつけますね……」



<ドンッ!

赤城「キャッ!?」

大鳳「あわわ、ゴメンなさい、赤城さん! ちゃんと前、見てなくて!」

赤城「アハハ、いいのよ、大丈夫」

大鳳「本当にゴメンなさい……」(ショボリ

赤城「もう、そんなに落ち込む必要ないわよ」

赤城「それにしても大鳳……アナタ、もしかして前より気配の消し方、上手になった?」

大鳳「……《大鳳》が改になって、艤装の色も白黒の地味なカラーになりましたから」

赤城「まさか、史実のゴム塗料迷彩の効果が操者にまで出ちゃうなんてね」

大鳳「提督と妖精さんたちもさすがにやり過ぎたと思ったのか、今度普通の黒色塗料で塗装し直してくれるそうです」

赤城「まったく、提督ったら……。面白そうな技術があると、すぐに試しちゃうから」

大鳳「アハハ……。あ、でもでも、いいこともあったんですよ!」

赤城「いいこと?」

大鳳「えっとですね、迷惑かけたお詫びに今度のお休み、甘味巡りに連れていってくれるんです!」

赤城「あら、それは珍しいわね」

大鳳「ハイ! 漣さんが、たまには大鳳さんとコミュニケーション取ってあげてください、って提督に進言してくれたんです!」

赤城「(そういえば漣さん、大鳳のことも心配していましたね。このまま放っておくと、気づかれずに和了るのが得意な雀士になりそうだ、って)」

大鳳「あー、楽しみです、提督と甘味巡り!」(キラキラ

赤城「ウフフ、よかったわね、大鳳」



《なお、北上や祥鳳同行の甘味巡りに参加した大鳳、次の日からしばらく、甘い物を見るのもダメになった模様》

【提督×妖精×変形ギミック=】

《鎮守府》執務室


妖精A「提督さん、提督さん、大変です!」(パタパタ

提督「む、どうしたのだね?」

妖精A「今度発売される、大本営が玩具メーカーと協力して作った艦娘フィギュアについて衝撃の真実ゥが判明したのです!」

提督「衝撃の真実?」

妖精B「これを見てください、艦娘フィギュアの商品カタログです」(バサッ

妖精C「艦娘の花形はやはり戦艦艦娘ということで、金剛さんとその妹の榛名さんが選ばれたのはご存じでしょうが、艤装パーツがですね……これこれ、こうして……こうなるらしいのです」

提督「な、なん……だと……」

妖精A「……どう思うです?」

妖精B「これは、我々に対する挑戦」

妖精C「やれるものならやってみろ、ということですー」

提督「ぬう、だが……いや、しかしっ」(ゴクリ

妖精A「すでに瑞鳳さんにも協力を仰いでいるです」

妖精B「お友達の夕張さんも駆けつけてくれるとのこと」

妖精C「我々の技術屋魂、玩具メーカーに見せつけてやるのです」

提督「……君たちの熱意は理解した。私も、それに応えたいと思う」

妖精A「提督さん、では……!」

妖精B「やるのですね」

妖精C「それでこそ我々の同志」

提督「うむ。やるからには、盾やマニピュレーター程度で満足するわけにはいかない」

提督「深海棲艦に艦内へ乗り込まれた際の近接戦闘用に、金剛の艤装には盾だけでなくブレードを……榛名君はいないので、代わりに比叡君の艤装を改造することになるが、マニピュレーターは整備の面や強度に不安が残る。なので、いっそ構造の簡単なアームに変更し、先端をパイルバンカーやドリルに換装できるようにしよう」(キリッ

妖精A「ドリルとはわかってる」

妖精B「さすが提督さん! 我々がやりたかったことを平然と口に出してくれます」

妖精C「そこにシビれる! あこがれるゥ!」



(執務室扉の隙間)

漣「あー、妖精さんたちが大慌てで執務室に駆け込んでくから、何事かと思ったら」(ジト目

漣「さーてさて、どのタイミングで止めてやりましょうかねー」

一旦ここで終了
夜、続きを投下予定です

【艦娘たちがコミュニケーション】
※元ネタ:ついに努力が報われる吹雪さん

(艦娘、演習訓練中・・・)

旗艦:駆逐艦《吹雪》

吹雪「くっ……! 各艦に入電、魚雷が来ますっ、注意して!!」


駆逐艦《敷波》『はいよ、っと!』

駆逐艦《綾波》『っ……この程度、躱してみせます……!』

駆逐艦《雷》『みんな、その調子よ!』

駆逐艦《不知火》『例え相手が司令でも、いえ、だからこそ、みっともなく負けるわけにわいかない……!』

駆逐艦《陽炎》『フフッ、いいわね、そういうの……嫌いじゃないわ!』





駆逐艦《漣》艦内

提督「……ふむ」

漣「タイミングをずらしての漣と神通さんの魚雷連撃も、ヒーコラ言いながらですけど躱しきったみたいですねー」

軽巡洋艦《神通》『提督、次はどうされますか?』

軽巡洋艦《多摩》『陣形が崩れてる今が攻め時ニャ』

戦艦《金剛》『ここらで一発、派手なpartyいってみるデース!』

空母《赤城》『やり過ぎるのは本意ではありませんが、駆逐艦のみの編成任務が今後来ない保証はありませんしね……』

空母《蒼龍》『みんななら、きっと大丈夫です!』


提督「――――総員、これより全力で敵艦隊を追撃する!」

漣「ほいさっさー! 逃がさないよ、漣はしつこいから!」

軽巡洋艦《神通》『突撃します、私に続いて!』

軽巡洋艦《多摩》『撃つニャ!』

戦艦《金剛》『私は食らいついたら離さないワ!』

空母《赤城》『第二次攻撃隊、全機発艦!』

空母《蒼龍》『そろそろ反撃よ……全艦載機、発進!』




駆逐艦《敷波》『うえっ、ちょっと司令官たち、本気すぎない!?』

駆逐艦《綾波》『愚痴ってる暇はないですよ、敷波さん!』


駆逐艦《吹雪》

吹雪「こんなところで諦めない……諦めてたまるもんかァ!!」

吹雪「みんなっ、最大戦速で突っ込みます!!」


駆逐艦《雷》『……その心意気、買ったわ!』

駆逐艦《不知火》『遅いのね、決断』

駆逐艦《陽炎》『まあ、ウチのエース連中相手だもん、二の足踏んで当然! さあ、四の五の言ってないで行くわよ!!』


駆逐艦ズ「「――――うあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」

(演習終了)


漣(小破)「ふむふむ、なかなかみなさん成長したようでー」

神通(中破)「やられちゃいました……。みんな、私のこと狙うんですもの……ひどいわ」

提督「だ、大丈夫か漣君、神通君?」

漣「じょぶじょぶ、」

神通「へ、平気です、少し油断しちゃったかもしれません……すみません」

金剛(中破)『訳:ちょっと! 依怙贔屓してないで、こっちの心配もしなさいよ!?』

提督『訳:べ、別に漣君と神通君を贔屓しているわけでは……』

多摩(小破)『(口ではなんとでも言えるニャ)』

赤城(小破)「(実を言うと、提督の漣さんや神通さん、金剛さんたちに対する態度は、私たちよりもずっと親身なんですけどね)」

蒼龍(中破)「(文月ちゃんと弥生ちゃんにも、提督は優しいけどね!)」



吹雪(大破)「うう、負けたぁ」

敷波(大破)「あちゃー、やっぱダメだったか……」

綾波(大破)「ごーめーんーなーさーい」

雷(中破)「イタタ」

不知火(小破)「不知火に落ち度でも……?」

陽炎(中破)「くそー、やっぱ届かないか」


提督「だ、大丈夫かね?」

吹雪「あ、司令官」

提督「すまない、き、君たちの練度が向上しているのを見て、つい」

吹雪「い、いえっ、私たちも鎮守府のエースメンバーに本気で相手してもらえて嬉しかったです!」

提督「指揮能力も、以前に比べてずっと成長したように感じる。よく頑張った、今後もこの調子でお願いしたい」

吹雪「――――ハイ、お任せください!!」

提督「で、では、みんな艦船をドッグへ。艤装は工廠の妖精君たちに預けて、食事と休息を取ってくれたまえ」

提督「わ、わかっているとは思うが、就寝前のストレッチは欠かさないようにな」

一同「「「ハイ!!」」」



陽炎「あー、疲れた。やっぱ1軍メンバーの壁は厚いはねー……って、吹雪?」

吹雪「ウェヒヒ、提督に褒められたぁ、それほどでもぉ♪」(キラキラ

陽炎「キモいっぽい……」

不知火「――――」(戦艦クラスの眼光

陽炎「来航意識燃やすな!」

不知火「し、不知火はそんなこと、ちょっとしか考えていませんよ!?」

来航ではなく対抗です、失礼しました

【艦娘たちとコミュニケーション】姉妹艦編
※元ネタ:姉妹艦についてを語る(ただし鎮守府内にいない艦娘

(熊野の場合)
《鎮守府》執務室


熊野(小破)「……ハァ」

提督(小破)「……」(カリカリカリカリ

熊野「…………フゥ」

提督「…………」

熊野「あぁ、憂鬱ですわ」

提督「ひ、秘書艦任務が煩わしいのはわかるが、あと数時間我慢してもらえないだろうか……」(カタカタ

熊野「あら、失礼しちゃいますわ。別に私、秘書艦のお仕事を疎んでたりしてませんわよ?」

提督「うぬ? で、では、先ほどからため息をついているのは……」

熊野「ああ、それはですね、今度、姉妹艦で集まってパーティーをしようという話になってしまいまして」

提督「(自分から進んでパーティーに参加……まるで狂気の沙汰だな)」

熊野「まず鈴谷さんというのがいるのですが、この方がまた……」

熊野「訓練校時代から私、振り回されっぱなしですのよ。やれ課題を見せてだの、試験範囲を教えてだの」

熊野「挙げ句に……人のことを男性恐怖症呼ばわりして、ショック療法などと称して『ゴーコン』なるおぞましい儀式に参加させるという暴挙に!」(ガンッ

提督(中破)「お、落ち着きたまえ、テーブルに罪はない」

熊野「あら、私としたことが……コホン」

提督「しかし、ショック療法と称して合コンに参加させる、か」

提督「……どこかの誰かも、似たようなことをしてくれたことがあったな」(遠い目



金剛「クチュン!」

比叡「大丈夫ですか金剛姉様、風邪ですか? い、医務室へお運びしますかァ!?」

金剛『訳:大袈裟よ、比叡。どこかで噂でもされてるんでしょう』

比叡「噂……兄様ですね! 金剛姉様、可愛いって!」

金剛『訳:バ、バカなこと言ってないで、早く資材のチェック終わらせるわよ!』(ドキドキ

比叡「はぁい」(ちぇ~



提督「(あの時、私は確かに、彼女の背中に悪魔の羽を見た)」

提督「(ま、まあ、彼女の屈託のない笑顔に油断した私も悪いのだが)」


熊野「提督はその時、どうやって脱出されましたの?」

提督「う、うむ、手洗いに行ってな、入り口は塞がれていたので、窓から飛び降りて……」

熊野「アグレッシブですわねえ」

提督「こ、金剛と親しくなりたい男たちの視線が針の莚だったのだ……。時間の経過とともに、わ、私のことを不愉快なものを見るような目に、だね」(ガクブル

熊野「わかりますわ、女性に餓えた殿方のギラギラした視線……思い出すだけでサブイ……失礼、鳥肌が出ますの」(ブルブル

熊野「あの時ばかりは、本気で鈴谷さんのことをぶん殴ってやろうかと」(ハイライトOFF

提督「君も苦労したのだな……」

熊野「人をからかう悪癖はお持ちですが、基本的に明け透けな性格で気持ちのいい方なので、心底憎めないのがまた」(嘆息

提督「す、少なくとも、私がコミュニケーションを図るのは難しい人物であることはよくわかった」

提督「それで、ほ、他の最上型の艦娘はどのような人物なのかね?」

熊野「あら、提督、お仕事はよくって?」

提督「む、今日の分は既に終了したのでな。た、たまには雑談でもと思ったのだが、迷惑だったか」

熊野「クスクス、珍しい提督からのお誘いを断るほど無粋ではありませんわ」

熊野「まあ、でも、ただ喋るだけは少々口寂しくはありますわね」(チラッ

提督「む……」

提督「ま、間宮君の店のミルフィーユと紅茶でよいだろうか?」

熊野「フフッ、よろしくてよ♪」


(提督、ティーセット準備中・・・)


提督「それで、話の続きだが……」(カチャカチャ

熊野「最上さんと三隈さんという方たちなのですが、んー、そうですわね」(顎に指当て

熊野「鈴谷さんの言葉を借りますと、最上さんは僕っ娘、三隈さんは……くまりんこ星人(?)ですわ」

熊野「同じ最上型だというのに、私と違って、一癖も二癖もある方ばかりで……」

熊野「イロモノといいますの? ホント、参ってしまいますわ」(ブーメラン

提督「……」

提督「(類は友を呼ぶ、というものでは)」(ブーメラン



(扉の隙間)

漣「(心配して覗いてみれば、お互い精神的に小破しつつも、終始和やかなムード)」

漣「(一体、いつの間に打ち解けたのやら)」

青葉「(たぶん、この間のお見合いで鉢合わせしてからじゃないですかねー)」

漣「え?」

青葉「え?」

漣「なにそれ、漣聞いてない」

青葉「しまった!?」(セルフ口封じ


(羽黒&那智の場合)

喫茶《間宮》

那智「うぅむ、相変わらずここの菓子は美味しいな」

間宮「ウフフ、ありがとうございます♪」

羽黒「も、もう、那智姉さん、失礼です。店長と伊良湖さんが作るお菓子が美味しいのは当たり前なんだから」

那智「ほう、言うようになったじゃないか」(那智のこわいかお!

羽黒「ヒヒィッ!? ゴ、ゴメンなさい!」(羽黒の防御がガクッとさがった

那智「フフッ、冗談だよ。少しからかってみただけだ」

羽黒「あうぅ……」

那智「なんだ、この程度でへこんでいたら、また妙高姉さんや足柄に笑われるぞ」

羽黒「だ、だってぇ」

間宮「そういえば、羽黒ちゃんは四人姉妹でしたね」

伊良湖「姉妹全員、艦娘というのは……あ、金剛さんのところもそうでしたか」

那智「まあな。うちは古くて大きいだけが取り柄のような家柄のせいか、見栄っ張りが多くてな」

那智「お国のためと言えば聞こえがいいが、実際は姉妹全員、艦娘として輩出したという周囲へのアピールだよ」(フンッ

伊良湖「まだ、そういう考え方をする方がいるんですね……」

間宮「深海棲艦との戦いが始まった頃は、子供を軍関係の仕事に就かせるのが当たり前だったらしいから……お給金や保障も、普通のお仕事をするより貰えるからって。やっぱり、一度根付いた価値観とか考え方は、そう簡単には消せないんですよ」

伊良湖「なんだか悲しいですね……」

那智「……ま、その辺は追々解決されると信じるとして、問題はだ」(キッ

羽黒「な、なに、那智姉さん?」

那智「とうに放り出した家だが、血の繋がった姉妹にいい話の一つもないというのは、やはり心配だ」

那智「いい加減、浮いた話の一つや二つ聞かせてくれないか?」

羽黒「ふえぇ!?」

那智「妙高姉さんも足柄に遠慮しているのかもしれないが、大丈夫だ、二人ともそういうのを気にするタイプではない」

那智「というかだな、妙高姉さんは妹の私たちが幸せになるのを見届けてから、というスタンスだし、足柄の奴は深海棲艦との戦闘に自身の価値を見出しつつあって、そのうちアマゾネス化しそうだし……」

那智「こうなると、もう羽黒に期待するしかないだろう?」(ワクワク

羽黒「じ、自分のことを棚上げして聞くのはやめてくださぃ~……」

那智「わ、私はいいんだ、私は。色恋の類いは不得手だし」

羽黒「そんなのズルいよぉ」(グスン

伊良湖「(アハハ……うちの父さんみたいなこと言ってます)」

間宮「(きっと那智さんは姉妹の中でお父さんポジションだったのね)」

羽黒「あ、そ、そんなこと言ってるけど、那智姉さんだって……!」

那智「む、なんだ?」

間宮伊良湖「「??」」

羽黒「ちっちゃい時は、絵本の白馬の王子さまに迎えに来て欲しいって……」

那智「やめろ、その思い出は私に効くからやめてくれ」(口押さえ

羽黒「もごがもがもご……!」(パタパタ

伊良湖「白馬の王子さまかー……」(ぽわわん

間宮「私たちにも現れてくれると嬉しいんですけどねー」(のほほん

【艦娘たちとコミュニケーション】

《鎮守府》執務室

提督「(執務をしている間、艦娘の子たちが近くにいても耐えられるようにジュークボックスを設置してみた)」

提督「妖精君もなかなか粋な贈り物をしてくれるものだ」

提督「ふむ、支給品の家具コインが必要なのか。いくらあっただろうか……」

家具コイン:81930

提督「……少ない、か?」(コイン感覚の崩壊

BGM:~雨の鎮守府~

提督「……しっとりと落ち着いた曲だ。フフ、これなら私も執務に集中できるぞ」


(翌日)

~♪
~~♪

提督「…………」(カリカリカリカリ

漣「……」(チラッチラッチラッチラッ

提督「(やはり音楽があると捗る)」(カリカリカリカリカリカリカリカリ

提督「……そろそろ昼食時か」

提督「その、さ、漣君は昼食の予定はあるのかね?」

漣「」(目見開き

漣「(ご主人様が……あのご主人様が、躊躇いながらもお昼の予定を聞いてくれるなんて……)」

漣「(これが……これがBGM補正……!)」(超キラキラ


(数日後)
~♪
~~♪

提督「……」(カリカリカリカリ

提督「……ふう。これで一段落、だな」

神通「提督、お疲れ様です。今、お茶を淹れますね」(ニコリ

提督「ああ、ありがとう」


(提督&神通、ティーブレイク中・・・)


提督「~♪」

神通「(提督、とてもご機嫌ですね……お顔もとっても安らいでいます)」(じーーーー

提督「……む?」

神通「ぁ……その……ゴ、ゴメンなさい、なんでもないです……」(お茶クピクピ

提督「そ、そうか。なにかあるなら、ちゃんと言ってくれたまえよ」(苦笑

神通「~~~~」(カアァァ…

神通「(そ、そんな風に微笑まれたら、どうすればいいのか混乱しちゃいます……)」(湯気湯気

提督「(ほうじ茶は神通君が淹れてくれるものが一番、美味しいな)」(のほほん

(さらに数日後)
~♪
~~♪

提督「……さて、これで今日の分の執務は終了だ」

金剛『訳:そ、そう、お疲れ様』

金剛『訳:えーっと、よかったらだけど紅茶、淹れようか?』

提督「む、いいのか? では、お願いしよう」

金剛「(うー、ここのところ妙に素直で爽やかで調子狂うわ)」


(提督&金剛、ティータイム中・・・)


金剛「…………」(チラッチラッチラッチラッ

提督「? ど、どうかしたのか、金剛」

金剛『訳:! な、なんでもないっ』(グイッ

提督「待て、そんなにカップ傾けたら……」

金剛「アツッ……ケフッ、ケホ!」(口押さえ

提督「い、言わんことか」

金剛「ヴゥ~、唇火傷したかもデース……」

提督『訳:だ、大丈夫か? 見せてみたまえ』(顎クイ

金剛「ピッ!?」

提督『訳:ふむ……少し赤くなっているな。一応、水で冷やして……金剛?』

金剛『訳:ゃ、やだ……急にこんなの、こ、困る……』

提督『訳:金剛? 聞いているのか、金剛?』

金剛『訳:でも……うん、アナタだったら、私も……い、いいよ』(目閉じ

提督「ぬ、ぬう?」



(扉の隙間)

妖精A「ふーむ、音楽に精神を安定させる音波を紛れさせてみましたが、なかなかの効き目」

妖精B「対価として、相手の気持ちをあまり汲み取らなくなってますが」

妖精C「え、なんだって?」(耳に手当て

妖精A「提督さんからコミュ障を取ったら、ただの機械弄りとデュエルが得意な有能提督です」

妖精B「人畜無害の爽やか系提督は間に合ってるです」

妖精C「我々が好きなのは、艦娘とコミュニケーション一つ取るのにも血を吐くほど覚悟を要するのに提督になった強い人」

妖精A「では、今晩中にジュークボックスから音波発生装置を取り外すです」

妖精B「艦娘さんたちも、提督さんが元に戻ったと喜んでくれます」

妖精C「いいことするって気持ちがいいですー」



《なお、リバウンドで提督のコミュ障が着任数ヶ月後(艦娘と接触したらセクハラを働いたと憲兵を呼ぶ)レベルまで悪化した模様》

【艦娘たちとコミュニケーション】

《鎮守府》廊下


曙「あ」

提督「ヒッ……や、やあ、曙君」

曙「っの、顔あわせただけで悲鳴上げてんじゃないわよ、クソ提督!」

提督「」



不知火「司令、お疲れ様です。これからどちらへ向かわれるのですか? 間宮さんですか? でしたら、不知火が護衛いたします」(目キラキラ

提督「う、うぅ、わかった、お願いする……お願いだから、そんな眩しい目を向けないでくれたまえ」(顔反らし



大和「提督、おかわいそうに。やっぱり、大和がお側についていてあげないといけませんね」(腕抱きしめ

提督「カ、ハッ……や、大和…君……離れて、離れてくれないか……?」(カタカタ

大和「……提督ったら、いつまで経っても、恥ずかしがりやさんのまま♪」(胸ムニュムニュ

提督「(そうだ、憲兵殿に連絡しよう)」




北上「あーあ、すっかり昔の提督に戻っちゃったねー」

大井「ったく、余計なことしかしないわね、ウチの妖精さんたちは」

北上「まあまあ。しばらくしたら元に戻るって妖精さんたち言ってたし、ちょっとの辛抱だって」

大井「私は別に辛抱する必要なんてありませんけど……?」

北上「うひひ、本当~に?」

大井「…………」(プイッ



那智「……昔と今の違いがまったく判別つかないのだが?」

青葉「うわー、まだまだですねー」

衣笠「ねー」

那智「待て、なんで私がニワカみたいな空気なんだ!?」

【艦娘たちとコミュニケーション】川内編
※元ネタ:闇のプレイヤーキラー的なよくわかんない系デュエルをする川内


(突然のデュエル大会 in四方山鎮守府)

闇のプレイヤーキラー「ククク、真の闇の恐怖を貴様に教えてやる」

闇のプレイヤーキラー「私は闇くらましの城の効果を発動! 自分のフィールドのモンスター、魔法、罠カードのすべてを隠す!」

川内「え、なにそれズッコイ!?」

闇のプレイヤーキラー「フェ~ヘッヘッヘッ! 勝てばいい、それがすべてだ!」

闇のプレイヤーキラー「俺が勝ったら、お嬢ちゃんのこと好きにさせてもらうからなァ!」

川内「くっ……!」


那珂「どうしよう提督っ、このままじゃ川内ちゃんが!」

神通「て、提督……」(手ソッ

提督「……大丈夫。川内君のデュエリストとしての力は、既に代行アテナを使っていた頃の君に比肩する」

神通「で、でも、モンスターも伏せもわからない相手とどう戦えば……」

提督「信じるのだ、デュエリストとしての川内君を」(ギュッ

神通「ぁ……」(ドキッ

提督「彼女なら必ずできる……闇を打ち払う逆転のデスティニードローを!」(キリッ



川内「あー、もう、暗いなぁ。艤装探照灯、照射(弱)!」(ピカーッ

闇のプレイヤーキラー「うお、眩しっ」

川内「ヘっへー、見えた見えた。よーし、夜戦みたいで燃えてきたぞー♪」




那珂「えっとぉ……」(チラッ

提督「」(悲しみを背負った顔

神通「て、提督、川内姉さんは別に悪気があったわけじゃ……ね、ねえ」(ユサユサ

那珂「(那珂ちゃん、提督のこんな顔、初めて見たよ……)」



(デュエル後)

川内「いやぁ、勝った勝った! 提督~、神通~、見てた? 私の華麗な勝利♪」

提督「……おめでとう。いいデュエルだったよ」(ボソボソ

川内「どしたの提督? なんか元気ないじゃん」(首傾げ

神通「川内姉さん……あの、できれば……なんですけど、提督に謝ってくれませんか?」

那珂「川内ちゃんは~、もうちょっと空気を読んだ方がいいと思いま~す」

川内「なんでさ!?」

【ケッコンカッコカリしりーず】蒼龍編 ※元ネタ:蒼龍とケッコンカッコカリ(文月、弥生を養子に)

提督「……ぬう」

蒼龍「えっと、ど、どうかしました? そんな恐い顔して」

提督「ぬ、す、すまない、少し難しい問題に突き当たっていてな」

蒼龍「そうなんですか……うーん、私なんかでよかったら、お話ぐらいは聞きますよ!」

提督「いや、これは……む、しかし、蒼龍君が相手なら大丈夫か……」

提督「そう……そう、だな。もしかすると、蒼龍君ならいい考えが浮かぶかもしれない」

蒼龍「期待に応えられるかわかんないけど、任せてくださいっ!」(胸ポヨン

提督「……」(目逸らし

蒼龍「ア、アハハ、失礼しました~」(テレテレ

蒼龍「コホン。それで、難しい問題というのは?」

提督「……文月君と弥生君のことなのだが」

提督「二人を、わ、私の養子として迎え入れたいのだ」

蒼龍「え!?」

提督「う、うむ、驚かれても仕方がないとは思うが……。提督になってから、あの子たちには精神的に何度も助けられた」

提督「その恩返し……だけではなく、その、あの子たちのことを……提督としてだけでなく、ほ、本当の親としても守ってあげたいと、だね」(しどろもどろ

蒼龍「そのこと、文月ちゃんと弥生ちゃんには……」

提督「もう聞いたよ。私のような……情けない者でも、君たちの親として認めてくれるかと」

提督「ず、ずいぶんと泣かれたよ。あまり泣かれるもので、最後は、わ、私まで少し目の奥が熱くなった」(照れ笑い

蒼龍「そっか、なら……よかったですね」(ニコッ

提督「ああ、ありがとう」

提督「だ、だが、問題はここからなのだ」

蒼龍「あーっと、もしかして、養子を迎えるには、独身者ではどーのこーのって奴でしょうか?」

提督「う、うむ。やってやれなくはないのだが、それでも手間が異常でな。できることなら、文月君たちをあまり待たせたくないのだ」

提督「胸を張って、二人に……おとうさんと呼んでもらいたいし、な」

蒼龍「……ズルいなあ」

提督「蒼龍君?」

蒼龍「文月ちゃんと弥生ちゃんにとって、すっごく、すっごく大事な話なんだから……まず私に相談してくれてもよかったんじゃないかな」

提督「そ、それは……確かに、舞い上がっていたのかもしれない。文月君たちのことは、私よりもきっと蒼龍君の方が、よく知っているのだろうし」

蒼龍「うん。それは……そこだけは誰にも、提督にも……鎮守府の誰にだって負けません!」

提督「……ああ、きっとそうなのだろうね」

蒼龍「だから、ね? 提督と、文月ちゃんと、弥生ちゃんが……ううん」

蒼龍「提督と、文月ちゃんと、弥生ちゃんと……私の四人で、『家族』に……なってみませんか?」

提督「……蒼龍君が、それを望んでくれるのなら」

蒼龍「~~~~!」(ガバッ

提督「っ、ぬお……!?」(受け止め

蒼龍「幸せに……幸せになりましょうね、みんなで、たくさん、たくさん笑って過ごしましょうね、提督!」(ニコッ

提督「これは……また、文月君たちを泣かしてしまいそう、だな」

蒼龍「そしたら、謝ればいいんです。二人とも優しい子だから、きっと許してくれます」(ギューッ

提督「そうだな。……と、ところで、そろそろ離れてくれないだろうか」

蒼龍「ンー、やだやだやだ♪」(九九式艦爆の絨毯爆撃

提督「うぐ、ううぅ……」

《この後、無茶苦茶……》

今日はこれで終了
これで安価ネタは消化…のはず
次はガチで提督と恋しなさい赤城編をやるかも

【ガチで提督と恋しなさい!】赤城編

(朝)
《通学路》

陽炎「ほらー、なにやってんの? 置いてくわよ、二人とも!」

不知火「待ってください、まだ兄さんにリボンを結び直してもらっているところです」( ・`д・´)キッ

提督「し、不知火君、じっとしていなさい」

陽炎「はいはい」(ヤレヤレ

陽炎「相変わらず、不知火に甘いんだから、もぉ~…………おや?」



赤城「……ぅ」(くらっ

陽炎「あ!? ちょっと鋼兄ぃ、あそこの人、体調悪いみたいっ」

提督「ぬ……な、南無三」(ダッ

陽炎「(なんで人に駆け寄るだけで命懸けっぽいのよ)」


不知火「不知火のリボン……」(ショボリ




提督「だ、だ、大丈夫かね?」

赤城「平気……ちょっとクラッと来た……だ、け、て、提督君!?」(ギョッ

提督「ヒッ!?」

赤城「あっ、す、すみません! 少し驚いちゃって……」

提督「(この取り乱し様……これは、確実に嫌悪されている)」(確信

提督「(ま、まさか、立ち眩みも私の側を通ったから? そうだろうか、いや、そうに違いない)」

提督「あ……」

赤城「あ?」

提督「明日からはこの道を使わないようにするから、どうか許してもらいたい」(深々

赤城「!?」

陽炎「あー、だいじょぶ、鋼兄ぃが被害妄想ってるだけだから」

赤城「え、ええ、なんとなくわかります」

提督「ぬ、うぬ?」



不知火(半泣き)「……上手に結べません」(ぬいぬい


《空母艦娘科》教室前

赤城「わざわざすみませんでした」

提督「いや、付き添うよう陽炎君に言われたのでな……。で、では、気をつけて」

陽炎「そーそー、気にしないでいいですよ。鋼兄ぃのリハビリに付き合ってもらってるだけだから♪」

不知火「(空母艦娘科のエリア……知らない人がたくさん……)」(オド…ビク…

不知火「ぬ、ぬい……」(袖掴み

提督「お、おおお落ち着き、着きたまえ、不知炎君。こっ、ここに敵は、いな、いな……」(ガクブル

陽炎「鋼兄ぃが落ち着け! 誰よ『しらろう』って!?」

赤城「アハ、ハハハ。じゃあ、また後で」

提督「ぬ?」

赤城「え? だってほら、午前は合同で、空母機動部隊の航海演習ですし」

提督「あ、ああ、そう……だったか……そう、なのか……そうか」

陽炎「(嫌そうな顔だ)」

不知火「(兄さん、辛そうです)」

赤城「(ここまでショックを受けられると、少し傷つきますね)」

赤城「その、《赤城》に乗艦した際はよろしくお願いします」(ペコリ

提督「(私は護衛艦に乗りたいのだが……)」(´・д・`)

陽炎「(あの顔は護衛艦隊で巡洋艦に乗りたいとか考えてる顔だ)」

不知火「(兄さんと演習……合同演習!)」(ワクワク

陽炎「(不知火と組まされる候補生の泣き顔が目に浮かぶわ)」

提督「そ、それでは。行こうか、不知火君、陽炎君」

赤城「あ、じゃ、じゃあね」


(提督科&艦娘、演習中・・・)

提督「艦載機、換装急げ!」

赤城「はい! 妖精さんたち、お願いします!!」

妖精ズ<らじゃーですー

赤城「換装の済んだ艦載機は順次、発艦して!」




香取『はい、みなさんお疲れ様でした。合同講義はこれで終了です』

香取『母港に帰投後、艦娘のみなさんは提督候補生と一緒に艦の点検をしてください』

香取『終わった組から昼食を取っていいですよ。午後の講義は演習の駄目だったところの指導と、レポートの作成をしてもらいます。以上』

提督「……ふう」

赤城「提督君、お疲れ様。いろいろ勉強になる演習でした」

提督「」(ビクッ

提督「そ、そうか、こ、こちらも空母の指揮というよい体験をさせてもらった」

赤城「帰投したら艦の点検ですね」

提督「う、うむ。演習とはいえ、実戦並の機動を取ったからな、機関部などしっかり点検しなくては」

提督「あと、そ、そうだ、艦載機の整備もだな。妖精君たちに任せきりにするのは忍びないし、時間があるので私も整備を……」

<くぅ~

赤城「」

提督「……ぬ?」

赤城「違っ、これは、朝っ、寝坊して……朝ご飯、抜いたからで……!」(アタフタ

赤城「……ゴメンナサイ」(震え声

提督「(そういえば、駆逐艦や巡洋艦クラスに比べて、空母や戦艦の操作は消耗が激しかったな)」

提督「…………」(ゴソゴソ

提督「む、虫抑えになるかわからんが、どうかね?」(キャラメル

赤城「あ、ありがとう。いただきます」

提督「……」

赤城「(う、うぅぅ、これ、もう絶対に食い意地の張った腹ペコキャラだと思われてる……)」(包装紙カサカサ

赤城「(そ、そりゃ、空母本体に艦載機の指示とかで体力勝負なところがあるから、駆逐艦や軽巡洋艦の子たちよりは多く食べるけど!)」

赤城「(私だって、一応そういうのは気になるんですから……)」(パクッ

赤城「……わ、これ美味しい」

提督「そ、そうだろう。たまたま、ルルーの塩バターキャラメルをいただいてな、おやつにと思って持ってきたのだ」(モゴモゴ

提督「まだあるから、よ、よければ食べたまえ」(キラキラ

赤城「……じゃあ、もう1つだけ」

赤城「(もう……そんなに嬉しそうな顔されたら断れないじゃないですか)」



《母港》

提督「よし、これで点検も終わったな」

赤城「ええ。どこにも異常がなくてよかったです」

提督「昼食を取ったら、次は演習の振り返りとレポートか……」

赤城「フフ、眠ってしまわないよう、気をつけないといけませんね」

提督「あ、ああ、そうだな」

赤城「あ、それで提督君、この後お昼なんだけど、よければ一緒に……」


不知火「兄さん、お疲れ様です。お昼です、陽炎がお弁当を作ってきてくれました、中庭へ参りましょう」(グイッグイッ

陽炎「鋼兄ぃ~、不知火、寂しくて仕方なかったっぽいから、早く来て~」(ズ~ルズ~ル

提督「む……す、すまない、不知火君たちが呼んでいるので、私はここで失礼するよ」

赤城「あの……」

提督「で、では」(スタスタ

赤城「」


<やっと来た! 鋼兄ぃの好きな甘い玉子焼きもあるから、いっぱい食べてよね!
<兄さんは少食ですからね。ピーマンをお裾分けします
<不知火君、す、好き嫌いはいけないよ。陽炎君が作ってくれたのだから、ちゃんと食べたまえ
<ぬい……
<やーい、怒られてやんの♪


(エンディングテーマ)
~♪
~~♪

香取『はい、惜しむらくも提督君と食事の機会を得られなかったそこのあなたに。教えて!香取先生のお時間です』

香取『ここに来る度に、ぬいぬいスタンプを1つ進呈します。それが10個溜まったら大変なことになるから、気をつけてくださいね』

香取『ピンクの悪魔やアウターの姫ばりの暴食魔神キャラになりたくなかったら気をつけてください、いやマジで』

香取『コホン。では、攻略のヒントをお教えします』

香取『極限状態の解除にしち面倒くさいアイテムが必要なように、彼の警戒を解くためのアイテムが必要不可欠』

香取『それを使って、提督君とひたすらコミュニケーションを取ることでルートが開放されます』


香取『ヒントは調理実習と工廠。それでは、もう一度初日から頑張ってください♪』

Game over


赤城「……」

瑞鶴「あちゃー、残念でしたね赤城さん」

加賀「大丈夫よ、赤城さん。私たちも、提督と食事するまで5回はやり直したから」

大鳳「漣さんとか神通さんたちは、初見で一緒に帰宅までいけたみたいですよ」

瑞鶴「うわ、さっすが」

赤城「……なんですか、コレ」 (プルプル

赤城「すごく参考になる実戦シミュレーションって聞いたからやったのに、どうして提督と学園生活を過ごしてるの、私?」

瑞鶴「え、だから言ったじゃないですか、(提督といい仲になるための)実戦シミュレーションって」

赤城「ずーいーかーくー?」(ゴゴゴッ

瑞鶴「あ、赤城さんのために、よかれと思ってぇ!」

赤城「もうっ! 先輩をからかわないの!」

赤城「……まったく」(カチャカチャ

瑞鶴「(あ、でももう一回挑戦するんだ)」

加賀「(赤城さんは何にだって真面目に取り組む人ですから)」

大鳳「(意外と負けず嫌いなところありますよね)」

赤城「(ゲームとはいえ、せめて現実の提督と同じくらい話をできるようにならないと……)」(真剣


(数時間後)



赤城「はわっ? はわわ……!?」(プシュウゥゥッ

瑞鶴「おー、やりましたね、恋人ルート突入ですよ」

加賀「4回目……さすが、鎮守府の初期着任組だけあるわね」

大鳳「で、でも、恋人ルートに入ってから赤城さん、『はわわ』しか言わなくなってるような……」

赤城「は……はわ……ダメです提督、わ、私は一航戦としての役目が……ひぅっ、そんなこと言われたら……!」(クラクラ

赤城「キュ……キュウ~」(パタン

瑞鶴「あ、倒れた」

加賀「赤城さん、こういうのに慣れてないから……。頭の中で処理が追いつかなくなったのでしょうね」

瑞鶴「まー、シミュレーションって言っても妖精さん作の超絶リアル体験ゲーですし」

瑞鶴「提督に抱き寄せられて、耳元で『君が好きだ』とか囁かれたら轟沈しますよ、うん」(したり顔

加賀「恋愛シミュレーションとして最高レベルの完成度ね……その分、難易度は甲レベルだけど」

大鳳「れ、冷静に分析してないで、早く介抱してあげましょうよ!?」

赤城「う、うぅ~ん……」(目クルクル


《この後、しばらく提督の前に出るとあがってしまう赤城の姿が確認された》

スレの進み具合に何事かと思ったら……ktkrでした
第七駆逐隊の新イラストに驚いてランニングに出ていました
もう少ししたらネタなど書き始めますので、あ号やい号やろ号をやりつつお待ちください

【艦娘たちとコミュニケーション】祥鳳編

《鎮守府》廊下


提督「…………」(テコテコ

祥鳳「あら、提督、おはようございます」(ヒョコ

提督「や、やあ、祥鳳君、おはよう」(ビクッ

祥鳳「朝ご飯、食堂で取られるんですね。ご一緒してもよろしいですか?」

提督「……か、構わないが」

祥鳳「わあっ、ヤッタァッ!! ありがとうございます!」(ズル…

祥鳳「わわ、し、失礼しました」(肌蹴直し

提督「い、いや」

提督「前から……ずっと前から気になっていたのだが、着物の丈が合っていないのではないかね」

祥鳳「ちゃんとお店で合わせてもらってるはずなんですけどね、アハハ……」

提督「せ、先日の着物は……」

祥鳳「あ、それは痛むのが嫌で仕舞っちゃいました」(舌ペロ

提督「そ、そうか」

提督「(鎖骨やうなじがちらつくと、目のやり場に困る)」

祥鳳「(んもう、提督の前で恥ずかしい。……私ってなで肩なのかしら?)」(襟閉じ閉じ

【艦娘たちとコミュニケーション】第七駆逐隊編

《鎮守府》執務室


漣「うーあー……暑ぅ……」(グニャリ

提督「つ、梅雨明け前から夏と大差ない日が続くからな」

漣「こんなに暑かったら溶けちゃうよぉ……アイスぅ~、間宮さんのアイスぅ」

提督「それもありだな……執務が終わればの話だが」

漣「うぅ~、ご主人様は暑くないんですか~、その格好~?」

提督「か、快適とまでは言わないが、このぐらいは気の持ち様でなんとか」

漣「そのメンタルの強さ……ちょび~っとコミュ力に振ってくれてれば~」

提督「い、いくらなんでも暑がりすぎではないかね……」

漣「だってぇ~」

漣「ん~……んん~? そーだ、漣いいこと思いついちゃいました!」(ガタッ

提督「うぬ?」

漣「ウッフッフ、ちょ~っと待っててくださいねー♪」(バタン…タタタッ

提督「???」



<パタパタ・・・


提督「(む、この足音は……漣君が戻ってきたようだな)」

<バンッ

提督「!?」

漣(E:水着&制服スカート)「夏ktkr!!」

ウサギ(E:水泳キャップ)『……』

提督「さ、漣君、その格好は?」

漣「いや~、あんまり暑いんで、もういっそ脱いじゃおうと思いましてー」

漣「え、まだ早いって? いーの、いーの、早いぐらいがいいんだって♪」

提督「は、早い遅いの問題ではなくて、だね」(目逸らし

漣「ンフフ~、どしたの~、ご主人様? 漣のこの水着、いいっしょいいっしょ! もっと見てもいいよ~♪」

提督「…………」(無言の冷房ON

漣「ちょ、おまっ」

提督「暑いのなら、ちゃんと冷房があるので……」

漣「あー、もう。せっかくおNewの水着、着てきたのに……。萎えー、反応のつまんないご主人様に萎えー」(グスン

提督「(ただでさえ薄着の子が多いのに、これ以上肌色を増やされると目の毒なのだよ……)」(顔背け

(30分後)


漣「ガチガチガチガチ」(歯カタカタ

提督「い、意地を張るからだよ……」

漣「ご、ごごご主人様が、冷房、きき、切ってくれないからですー」(プイッ

提督「(か、完全にへそを曲げてしまったらしいな)」

提督「仕方あるまい……」(上着castOFF

<パサッ

漣(E:提督上着&水着&制服スカート)「へ? ご、ご主人様?」

提督「お茶を淹れてくるから、しばらくそれを被っていたまえ」(冷房OFF




漣「違うんだよなー、こういう反応してほしかったんじゃないんだよなー」

漣「まあ、でもコレはコレでー」(ヌクヌク

漣「エ、エヘヘ、ご主人様の……すごくあったかいナリ……なんちて」(上着ギューッ

漣「(あ、そだ……)」(携帯ダシダシ

漣「ほいさ、っさ」(自撮り

漣「グフフ、曙辺りに自慢してやろ。えっと、『事後なう(爆)』……っと」(ポイート





<さァァざなァァみクゥゥゥゥン!!(ダダダダダダダッ

漣「!?」


《この後、執務室が大変なことになった》


漣(E:タンコブ)「う゛ぅ~、怒られた、ご主人様にめっちゃ怒られた……」(サスサス

曙「アレは、漣が悪い。あやうく、大和さんと殺し合いになるところだったんだから」

潮「そ、そうだよ。曙ちゃんだけじゃなくて、じ、神通さんとか金剛さんたちまで……」(カタカタ

朧「提督がいなかったら、鎮守府がなくなってたかも」

曙「ポイート大炎上させてんじゃないわよっ、アホナミ!!」

漣「はーい、反省してまーす」

曙「~~~~!!」(プルプル

潮「あ、曙ちゃん、暴力はダメ~」(押さえ

朧「笑顔、笑顔」(押さえ

曙「は~な~せ~!」

漣「ん、まあ、今回はさすがに漣もやりすぎたし……ゴメン」(ペコリン

曙「ぅ……きゅ、急に真面目なテンションで謝んな、バカ!」

朧「(素の漣は結構、真面目ちゃんだからね)」

潮「(結局、許してあげるんだね曙ちゃん♪)」

曙「コホンッ! ま、まあ、済んだことはいいとして……漣はもう新しい水着買ったんだ」

漣「へ? ええ、まあ。気合いれて選んだのですがー、ご主人様に効果はいまひとつだったけどね」

曙「ふーん、そっか……」

漣「ありゃ? もしかして曙、まだ今年用の水着、買ってない系?」

曙「み、みんなで買いに行こうと思って、買わずにおいたのよ!」(カアァァッ

漣「(かわいい)」

朧「(かわいい)」

潮「(曙ちゃん、やっぱり優しいなあ)」

曙「っ、この……こっち見んな!」

漣「まあまあ、照れんな照れんな~♪」

朧「朧も新しい水着、まだ持ってないから一緒に買いに行こう?」

潮「えへへ、私も新しい水着欲しいから、今度のお休みお買いもの行こうね、曙ちゃん!」

曙「……しょ、しょうがないわね!」(プイッ




(第七駆逐隊休日)


漣「」(ペタン

曙「」(ペッターン

漣曙「「…………」」(じーーーーー

朧「な、なに?」(ポヨン

潮「あ、あまりジロジロみないでほしいな……」(ボヨヨン

漣「」(サワサワ

曙「」(パタパタ

漣曙「「こ……の……」」

朧潮「「??」」

漣曙「「この裏切りもんがぁあああああああああああ」」

朧潮「「!!?」」


《この後、無茶苦茶駆逐した》

【艦娘たちがコミュニケーション】水着編


(川内型の場合)

那珂「だーかーらー、水着だよ水着! コレ着て、提督を悩殺しちゃうんだよー♪」(タンキニパレオ花柄ビキニ

神通「そ、そんなに派手な水着、着れません!!」

那珂「派手かなー?」

神通「は、派手です……! こんな、お、お腹だって見えちゃってるし……」

那珂「え~、でもー、去年のグレコバック型の競泳水着なんか着たらー、きっと提督、神通ちゃんに幻滅しちゃうと思うな~」(チラチラ

那珂「漣ちゃんたちも気合いれたの買ってたしー、これぐらい着なきゃ、提督に見向きもされないんじゃないかなーって」(ニヨニヨ

神通「え……ぁ」(ショボリ

那珂「(えーっと、もしかして発破かけすぎちゃった……かな?)」

神通「(そう、ですよね。漣さんだけじゃなくて、金剛さんや蒼龍さんたちも、きっと素敵な水着を用意してますよね……)」(悶々

神通「――――と」

那珂「うにゃ?」

神通「ちょっとだけ、試着するだけなら……いい、ですよ?」(ボソボソ

那珂「――――ウン!! 頑張って、神通ちゃん!」


(神通、着替え中・・・)


神通(E:花柄ビキニ)「ほ、本当に大丈夫なんですか、コレ?」(モジモジ

那珂「うんうん! いけるいける!! とっても似合ってるよ~、神通ちゃん♪」

那珂「プール開きとか遠泳訓練が楽しみだね! これなら提督だってドキドキしちゃ――――」




川内「おーい、神通~! 提督捕まえたから、間宮さんに連れてってもらおーーーー!!」(ドバーンッ

提督「せ、川内君、もう少しゆっくり――――!?」

川内「……ありゃ? どしたの神通、そんなえっちぃ水着、着ちゃって」(キョトン

神通「ぁ、こ、これは、あのっ、その……!!?」

川内「はっは~ん、さては提と……」

那珂「どっかぁーん♪」(ラリアット

川内「ふべっ!?」

那珂「アハハハ~♪ ゴメンねー、提督! 那珂ちゃん、ちょっと川内ちゃんとお話しなきゃだから~」(ズルズル

那珂「――――神通ちゃんの水着の感想、ちゃんと言ってあげてね♪」(ウインク



<川内ちゃ……ううん、お姉ちゃん、ちょっと頭冷やそうか……
<え、ちょ、那珂? なんで目がマジになって、あ、ちょ……!?
<ただでさえ毎日毎日、夜戦夜戦って騒いで神通お姉ちゃんに迷惑かけてるのにぃ……!!
<アバーッ!!?




提督「…………」(目逸らし

神通「あ、あの、お……お見苦しいものを見せてしまって、も、申し訳……っ、グス……!」(ポロポロ

提督「あ、いや、悪いのは突然、部屋にお邪魔した私なので、じ、神通君が気に病むことは……」

神通「で、でも、こんな恰好……提督に嫌われて……」

提督「そ…………そんな……ことは…………ない、よ」

神通「――――ホント、ですか?」

提督「うぬ……う、うむ」

神通「提督……私、嬉しいです……」(泣き笑い

提督「(こ、この状況で早く着替えてほしいと言えるのだろうか? いや、言えるはずがない……!)」(キリキリキリキリ



《この後、無茶苦茶神通の水着姿が目に焼きついた》

(戦艦組の場合)

伊勢「そういえば、もうすぐプール開きだけど水着とかどうしてる?」

金剛「私はちゃんと用意してマース!」

大和「大和も、ちゃんと提督に喜んでいただける水着を用意しています♪」

比叡「あー、私はまだ……」

伊勢「実は私も。まあ、正直なところ、プールは文ちゃん弥生ちゃんがメインで使うだろうし、遠泳訓練用にわざわざ新品用意するのもなんだかなーって」

比叡「私は競技用の水着で済ませようかなって考えてますけど」

伊勢「日向なんかは他所提督さんにアピールするのに、ちょっと派手な水着を購入したらしいけど」

比叡「金剛姉様……姉様も負けてられませんね!」

金剛『訳:わ、私は別に、アイツにアピールするために買ったわけじゃ……』(ゴニョゴニョ

大和「フッ」

金剛「なんデスカ、その勝ち誇った笑いは」

大和「いいえ、別に? ただ、提督にお見せする自信もないんだな、と」

金剛「……ハア?」

金剛『訳:面白いこと言ってくれるわね。いつ、私がアイツに見せる自信もないって言ったのかしら?』

大和「あら、違いましたか?」

金剛「い、いいデショウ! 提督のハートを掴むのは私デース!!」

大和「フフ、どちらの水着姿が提督に喜んでいただけるか勝負ですね♪」



伊勢「大和さん、楽しそうだなあ」

比叡「金剛姉様も、張り合える相手がいてとっても楽しそうです!」



金剛「グヌヌヌ……!」(ヌギ…ヌギ…

大和「ウフフ、大和の水着、提督は喜んでくれるでしょうか♪」(ヌギヌギ

伊勢「楽し……そう?」

比叡「ハイ!!」

伊勢「(日向といい、大和さんたちといい、戦艦の艦娘は変わった子が多いなー)」(棚上げ

伊勢「まあ、ウチは変わった子たちがたくさんいるんだけどさ」

伊勢「そんな子たちに懐かれたり慕われたり好かれたり……大変だね、提督も」(クスクス




<バンッ


提督「うぬっ!?」(ビクッ

金剛(黒ビキニ&ハイビスカスパレオ)『訳:ちょ、ちょっと新しい水着を買ったから見てほしいんだけど!?』(ヤケクソ

大和(白チューブトップビキニ)「今年は提督と初めての海ですから、大和、少し派手なものを購入してみました。いかがですか、提督♪」

提督「え……あ……その」(目泳ぎ

金剛「……ぅ」(モジモジ

大和「――――♪」(ワクワク



提督「……お、お帰りはあちらだよ」(目逸らし

金剛『訳:鋼太郎……アナタ、それ本気で言ってるの?』(#8見下しさやかシャフ度

大和「――――」(ハイライトOFF

提督「(これ以上、私にどうしろと……?)」(悶々

(空母組の場合)

《鎮守府》弓道場


瑞鶴「あづぃ~……もうすぐ海開きとプール開きですよね」

加賀「そうね、文月ちゃんと弥生ちゃんが心待ちにしているわ」

瑞鶴「そういえば、今日は蒼龍さんと一緒に水着を買いに行くってはしゃいでましたね~」

瑞鶴「……私たちも水着、買いに行きましょうか?」

加賀「……そうね、それも悪くないかもしれないわね」

瑞鶴「赤城さんも一緒に行きません? おNEWの水着、買いに!」

赤城「え? 私は去年の水着があるから必要ありませんけど……?」

瑞鶴「」

赤城「ど、どうしたの?」

加賀「……赤城さん、そっちの方面はまるで無頓着だから」

加賀「前に『着心地いいですから』とか言って、高校時代のジャージを着ていたの見た時は……さすがに、ちょっと、ええ」(目逸らし

瑞鶴「うわあ」(ドン引き

赤城「な、なんですか!? 自分の部屋でぐらい、ジャージで過ごしていいじゃないですか!!」

瑞鶴「赤城さん、次の休みに水着買いに行きましょう。選ぶの手伝いますから……せめて、提督に『色気ないなこの子』って思われない程度のものを着ましょう」

加賀「いいアイデアね。さすがに気分が高揚します」

赤城「!!?」



大鳳「……私、もう軽空母に分類されていいんじゃないでしょうか」(ペッターン

瑞鳳「私に言ってるなら怒るよ~? ね、祥鳳姉っ♪」(ピキピキ

祥鳳「あ、あの、瑞鳳、横目でこっちを見ないでくれる? 目が笑ってなくて怖いから……」

(プール開き当日)


文月(プリントキャミソ赤ワンピ)「えへへ~、司令官、見て見て~、犬かきだよぉ」(バシャバシャ

弥生(花柄プリント紫ワンピ)「ぷはっ……うぷ……はぶ……!」(パチャパチャ

蒼龍(白ワンピ)「アハハ、二人とも頑張って~♪」

蒼龍「ほらほら、提督も二人のこと応援してあげましょーよ♪」(腕グイグイ

提督(トランクス型海パン&ジャケット)「や、やめたまえ……お願いだから、やめたまえ……」

蒼龍「ん~? どうしたんですかー、そんなに照れなくていいじゃないですか♪」(腕ムギュッ

提督「――――!!!!?」

文月「司令官と蒼龍ちゃんもいっしょに泳ごうよ~♪」(ニコニコ

弥生「あぷっ……ぷは! に、24メートル泳げ…ました♪」(ニコ…





《他所鎮守府》執務室


他所提督「あぁん? 艦娘の水着やら九九式艦爆の極上感触に理性がちぎれそうになる?」

他所提督「逆に考えるんだよ……」

他所提督「――――ヤっちゃってもいいさって!!」

他所提督「据え膳食わぬはナントヤラって言うだろ? 初期艦の子とか神通ちゃんとか金剛とか、戦艦空母の艦娘とか、お前のこと憎からず思ってるんだからよー、いい加減お手付きの一つもやってみせろよ」

他所提督「あ、できればなんだけどよ、神通ちゃんと金剛と、あとお前のとこの空母連中の写真を――――」


<ガチャン!!!!!!!!!!!!



他所提督「ッッ!? クッソ、あの野郎、思いっきり受話器叩きつけやがった」(耳キーン

菊月「……最低だな」(プイッ

他所提督「んだよ、なに拗ねてんだよ~、菊月ちゃ~ん?」(頬プニプニ

菊月「う、うるさい、うるさい、うるさいっ!!」(ポカポカッ

他所提督「ったく、すぐに癇癪起こすくせに、なんで膝に座りにくんだよ……」(ヨシヨシ

菊月「ふ、ふん!」




龍田「あらあら、うふふふ~♪」

天龍「ここに来てから、菊月の一番は提督なんだよな~。ったく、ヤケるぜ」

龍田「そうね~。でも、提督に甘えすぎだし、そろそろ菊月ちゃんも自重することを覚えてもらわないとね~♪」(目が笑ってない

天龍「!!!?」

今日はここまで
次、28日中にやる予定だった不知火進水日ネタと大和VS神通、提督たちとコミュニケーションネタの予定です

【6月28日は不知火の進水日】

《鎮守府》執務室


不知火(当日秘書艦)「今日から数日の間、よろしくお願いします、司令」(敬礼

提督「う、うむ、こちらこそよろしくお願いするよ」

提督「し、しかし、平気なのかね? 昨日まで長期の遠征任務に出てもらっていたのだが……」

不知火「心配には及びません。この不知火、例えこの身が朽ち果てようとも司令のお役に立ってみせます」(ギラリッ

提督「う、うぐ……できることなら、そ、そのような決意した眼差しを向けないで、ほしい」(キリキリキリ

不知火「……申し訳ありません。これでよろしいでしょうか?」(下向き

提督「ぶ、物理的な話ではないのだが……まあ、いい」

不知火「(首が辛いですね、この状態は)」(プルプル

提督「と、とりあえず、仕事を始めようか」

不知火「は、い」(プルプル

提督「ま、前を向いても構わないのだよ?」

不知火「……ありがとうございます、司令」(ホッ

提督「(素直なのだが……融通が利かないところが、ほ、ほんの少し難点だな、不知火君は)」



(提督、執務中&不知火、(無言の戦艦クラスの視線で)応援中・・・)

提督「っ……く……きょ、今日の分はこれで終了、だな」(グッタリ

不知火「お疲れ様です、司令。お茶を用意してあります、どうぞお飲みください」(ヌイッ

提督「む、あ、ありがとう、助かるよ」(オソルオソル

提督「……」(ズズッ

不知火「…………」(ワクワク

提督「(ぬるくて……茶葉の量も多くて、苦くて……渋い)」(ドンヨリ

提督「(し、しかし、まあ、き……気つけには、いいと思う)」

提督「う、うむ、目が……覚めるよ」

不知火「ありがとうございます、司令」(キラキラ

提督「……あ、ああ、そういえば」(ガサゴソ

不知火「??」

提督「し、不知火君は確か、一昨日が誕生日だったはずだ」

提督「本当なら、当日は休日にしてあげたかったのだが、重要な遠征任務だったのでな、す、すまなかった」

不知火「し、不知火は気にしていませんが……」(オロオロ

提督「少し遅くなってしまったご、こ、これは私からのお詫びの品ということで、受け取ってもらえないだろうか?」

不知火「……司令に落ち度はありませんが、いただいておきます」

不知火「……」(じーーーー

紙袋<ジロジロ見てんじゃねーよ

不知火「…………」(チラッ

提督「あ、開けても構わないよ」

不知火「!」(カサッ、ガサ……ピッ、ピリ……バリバリッ

不知火「これは……」

提督「じ、時間のある時にみんなで、あ、遊びたまえ」

不知火「みんなと、ですか」

不知火「……みんな」



《艦娘用宿舎》談話室

不知火「…………」(ソワソワキョロキョロ

敷波「ん? どしたのさ、不知火さん」

綾波「誰か待ってるんですか?」

吹雪「あっ、陽炎さんならさっきお風呂に行くって言ってましたよ!」

不知火「いえ、別に陽炎を待っているわけではありません」

不知火「みなさんは今、お暇ですか?」

敷波「暇かって聞かれたら……まあ、暇かな」

綾波「談話室で時間を潰そうと思って来たんですよ~」

吹雪「もしよかったら不知火さんも混ざりませんか!」

不知火「暇ですか、そうですか」

不知火「では、みんなでゲームなどいかがですか?」(戦艦クラスの眼光

吹雪「うひい!?」

敷波「(あ、相変わらず目が怖いんだよねー……だいぶ慣れたけど)」

綾波「アハハ……。で、でも珍しいですね、不知火さんがゲームしようって誘ってくれるなんて」

不知火「実は司令からこのようなものをいただきました」(フンスッ

敷波「おおー!? それってこの間、出たばっかの『スフ。ラトゥーン』じゃん!」

綾波「こっちは『大乱闘レイドラプターズ』ですね」

吹雪「司令官に貰ったって……あ、そっか! 不知火さんの誕生日プレゼントですね!」

不知火「はい。みんなで遊ぶようにと、司令に言われましたのです」(ぬいっ

敷波「あ、だから談話室で待機してたのかー」

綾波「(私たちが来なかったら、どうするつもりだったんでしょう……)」

吹雪「(た、たぶん、誰か来るまでずーっと待ってたんじゃ……)」

不知火「ちょうど四人なのでバトルロイヤルで遊びましょう」(イソイソ

敷波「いいのかよー? あたし、まじで本気だしちゃうよ~」(ゲームセットセット

不知火「望むところです」(ディスクセットセット

綾波「負けませんよ~♪」(コントローラーセットセット

吹雪「私がみんなやっつけちゃうんだから!」



<うわー!?
<負ーけまーしたー♪
<フフ、不知火を怒らせたわね……
<ま、待って、集中攻撃はやめて……!?


陽炎(@湯上がり)「し、不知火が私以外と楽しくゲームしてる」(ビックリ

陽炎「うんうん、あの子もここに来てから、かなり社交的に……はなってないけど、人付き合いできるようになったわよねー」

陽炎「……飼い主に似るっていうのはホントだったのね」(ボソッ

陽炎「フフッ、私も混ぜてもーらおっと♪」(パタパタ




《この後、駆逐艦や軽巡重巡、戦艦空母潜水艦による大ゲーム大会が開催された模様》


《鎮守府》提督の自宅

提督「……エクシーズ!」(ズズッ

提督「(不知火の誕生日プレゼントはあれでよかったのだろうか……)」(ハラハラ

【艦娘たちがコミュニケーション】

《大和VS神通!最強の嫁力決戦(半ギレ)!!》


《艦娘用宿舎》青葉の部屋

青葉「いやぁ、すみませんねー、わざわざお越しいただいて」

神通「あ、あの、急になんでしょうか?」

大和「大切な話があると聞いて来たのですが」

青葉「あー、いえ、今度の鎮守府通信に掲載する記事に少し協力してほしくてー、はい」

青葉「ちょっとした調査といいますか。何人かに話を聞いて回ってて、あと神通さんと大和さんだけなんですよ」

神通「そ、そうなんですか」

大和「そういうことでしたら、大和も協力せざるを得ないですね」

神通「私も大丈夫です」

青葉「エヘヘ、ありがとうございます、助かります!」

大和「それで、調査の内容というのは?」

青葉「はい! ズバリ、嫁力です!」(ニパーッ

神通「え?」

青葉「嫁力です!!」(ニッパァ!!

神通「に、二回言わなくても、ちゃんと聞こえてます!」(カアァァッ

大和「嫁力、ですか」

青葉「何かと気苦労の多い司令か……おっと、未来の旦那様を支えてあげられるのか……その気構えができているのか。それを、いくつかの質問で調べさせていただきます!」

神通「(提督を支える気構え……)」(真剣

大和「(未来の旦那様だなんて……確定していることとはいえ、こうして口に出されると少し照れちゃいます♪)」(テレテレ

青葉「あ、もちろん、回答者の名前は伏せて掲載するので、遠慮なく答えちゃってください!」


青葉「では問1:告白されるなら何と言われたい!?」

大和「そうですね……提督と大和は固い絆で結ばれているので、そのような言葉がなくとも平気なのですが」

大和「……改めて言っていただけるなら、抱きしめて『愛している』と」(ボッ

青葉「ほうほう」

青葉「(すでに絆が結ばれている前提なのは置いといて、ホントに一途ですねー、この人)」(カキカキ

青葉「はい、じゃあ次、神通さんお願いします!!」

神通「わ、私……」

神通「えっと、あの、もし、提督が私なんかを選んでくれたら、ですけど」

神通「い、『一緒にいたい』と言ってもらえたら、なんて」(モジモジ


青葉「なるほど、なるほどー」

青葉「(ベッタリじゃないけど、なんかこう、ずっと隣でという感じがいじらしいじゃあないですか)」

青葉「お二人の司令……じゃなかった、想い人との距離感を窺える回答でした。では次、いってみましょー!」


青葉「問2:一緒に暮らし始めてから初めての休日。二人でどんなことをしたいですか?」

大和「大和は……一緒にお出かけしたいですね。お買い物とかお食事とか」

大和「二人きりで何かをするのも、赤ちゃんを授かるまでですし♪」(お腹サスサス

青葉「え、え~っと、赤ちゃんはもちろん欲しいけど、新婚生活も楽しみたいということですね!」

大和「そうですね……だって」

青葉「はい?」

大和「大和、提督と二人きりでお出かけしたこと、あまりないですし」(ぷくぅ

大和「大和を贔屓したら他の方がかわいそうだから、あえて素っ気ない態度を取られているのはわかっていますけどね♪」(テレテレ

青葉「(少しは司令官に見習ってもらいたいポジティブ思考です)」

青葉「(しかし……司令官が受け入れさえすればですけど、大和さんって超絶有料物件ですし、二人並んで歩いたら、絵になるでしょうねー)」(カメラうずうず

青葉「じゃあ次、神通さんお願いしまーす!」

神通「私は……その、提督はいつもお忙しいから……」

神通「どこかにお出かけするより、ふ、二人で、お家でゆっくり過ごしたいです」(ゴニョゴニョ

青葉「なるほど、外に出るより、家の中でずっとイチャイチャしていたいと!」

神通「えっ!? ち、違います、一緒にお茶を飲んだり、お話したいだけで……そんな、イ、イチャイチャなんて」

青葉「アハハ、わかってますって~」

神通「もう……ひどいです」

青葉「(縁側で寄り添って、お茶を飲む二人……1枚撮りたいです)」

青葉「ありがとうございます。お二人の人柄がよく現れた休日の過ごし方だったと思います!」

青葉「ではではー、次の質問いっちゃいます。覚悟はいいですかー?」

青葉「問3:司令か……おっと、相手が辛いことがあって苦しんでいたらどうしますか?」

大和「大和が傍にいるのに、そんなことが起きるとは思えませんが……もし、万が一そのようなことがあるのなら」

大和「大和が、その苦しみを絶ちます。例え相手がどれほど強大でも、『大日本(おおやまと)』の名に懸けて、必ず……薙ぎ払います」(超弩級戦艦の眼差し

青葉「お、おう」(後退り

青葉「(い、いつもお花畑なこと言ってるから忘れちゃいますけど、や、やっぱり格が違いますね、最強の戦艦艦娘の気迫は……)」(鳥肌プツプツ

青葉「え、え~っと、次、神通さんお願いしまーす」

神通「私は……支えます。提督が立ち上がって歩きだすのを支えます」

神通「どんなに苦しくて辛くても……提督は、進まなければいけない時は、必ず前に進む人だから」(微笑

青葉「あー……絹豆腐メンタルで、すぐに引きこもったり、提督辞めようとしたりはしますけど、ちゃんとここまでやってきてるんですよねー」

青葉「(最近は木綿豆腐ぐらいにはなってますけど……今さらですが、コミュ障で人間不信まで入ってるのに、なんで司令官になったんでしょうか?)」

青葉「(これは今度、調べてみるしかないですね!)」



(そんなこんなで質問は続き・・・)


青葉「いやー、お二人の嫁力の高さには青葉も脱帽しちゃいます!」

青葉「そんなお二人をお嫁さんにできる司れ……男性は幸福者ですよ!」

大和「提督のお嫁さんだなんて、晴れがましいですね♪」

神通「お、お嫁さんだなんて、そんな……」(モジモジ

青葉「アハハ、否定はしないんですね」

大和「ウフフ」(ニコニコ

神通「あ、うぅ」(目逸らし

青葉「(まあ、一般常識的に考えると、お嫁さんは一人しかなれないのですが)」

青葉「(……それを口に出したら、鎮守府に血の雨が降りそう)」

青葉「う、うん! ご協力ありがとうございました。これでとっても楽しい記事が書けそうです!」

大和「頑張ってくださいね、青葉さん」

神通「わ、私も楽しみにしています」

青葉「お任せあれ! 司令官がみなさんのこと気になっちゃうぐらいのものに仕上げてみせます♪」



(後日)
《鎮守府》執務室


青葉(当日秘書艦)「フッフッフ、どうですか司令官、今回の鎮守府通信は!?」

青葉「匿名にはしてありますが、鎮守府のみなさんの結婚に対する意識や、未来のパートナーへ向けた言葉をバッチリ収録した特別号ですよ!」

提督「…………」(パラ…パラ…

提督「み、みんな、真剣に将来のことを考えているのだな」

青葉「アハハー、まあ、意中のお相手と結ばれるかどうかは別の問題だったりしますけど」

提督「だ、大丈夫さ。我が鎮守府の艦娘たちは、女性としてだけでなく、人として魅力に溢れているのだから」

青葉「……えっと、ち、ちなみに、司令官はこの記事の中で、どの回答が一番グッと来たのでしょうか?」

提督「わ、私は…………いや」

提督「どの回答も、艦娘のみんなが『誰か』に向けた真摯なものだから、私には答えられないよ」

青葉「うーむ、司令官らしいマジメなお言葉」

青葉「ではせめて、次回の鎮守府通信に載せる用に、艦娘のみなさんと同じ質問に対する司令官の回答を一言ずつ!」(メモメモ

提督「か、勘弁してもらえないだろうか」(カタカタ…



(数時間後)

青葉「プフー、取材も本日のお仕事も無事に終了です!」

青葉「青葉、これから次の鎮守府通信の記事を作成しなければなので、お先に失礼!」(敬礼

提督「あ、ああ、お疲れ様。記事作りに熱中して、つ、次の日に疲れを残さないように」

青葉「は~い♪」(パタパタ…








提督「……」(ペラ…

『鎮守府通信責任編集! 艦娘のみなさんの秘めたる想いを大公開!!』


提督「(私にはどの回答も、眩しくて、羨ましくて…………遠い、よ)」

提督「む、ぐ……目眩と吐き気と胃痛がしてきた……く、薬を」(ザラザラゴクゴク…




(番外)
【給糧艦艦娘Mさんが読者アンケート1位に輝いたようです】


喫茶《間宮》

憲兵A「おめでとうございます」(カッコカリ一式

間宮「あ、あの?」

憲兵B「どうか受け取ってください。鎮守府通信の読者アンケ1位に輝いた艦娘さんへの特別戦果報酬なので」

憲兵C「記念に置いておくもよし、誰かに渡すもよし、換金するもよしです」

間宮「か、換金はさすがにちょっと……」

あきつ丸「(これが風の噂に聞いた間宮の甘味……し、痺れるくらい美味であります!!)」(ハグハグハグッ

憲兵A「本日の用件は済みましたので、我々はこれにて失礼」

憲兵B「提督殿のメンタルケアはこのお店にかかっています!」

憲兵C「おぅい、いつまで餡蜜パクついてんだ。帰投するぞ、あきつん」

あきつ丸「っ!? い、嫌であります、まだ、まだ宇治抹茶金時と間宮パフェと白玉ぜんざいを食べてないであります!」

憲兵A「そんなに甘いものが好きとは……あきつ丸も女の子だったんだなあ」

憲兵B「団長、まず量からしておかしいことに気づきましょう」

憲兵C「ほら、土産にいくつか包んでもらっていいから早くしろい!」

あきつ丸「嫌でありますっ、作りたての甘味が食べたいであります!」

間宮「(うーん、受け取っちゃったはいいけど……これ、どうしましょう)」(ケッコンカッコカリ一式




喫茶《間宮》前


<じ、自分、今日から間宮さんの店の店員になるであります~!」(机しがみつき
<ええい、聞き分けのないガキみたいなこと言うな!」
<胸掴んで引きずるぞコラァ!?


提督「…………」(心眼(偽)

提督「きょ、今日は間が悪そうなので、日を改めて来るとしよう」(スゴスゴ

【提督たちがコミュニケーション】後輩提督編

《鎮守府》母港


後輩提督「うはー! 来たよ来たよ、先輩の鎮守府~!」

後輩提督「四方鎮、キター!!」(゜∀゜ 三 ゜∀゜)

提督「…………」(キリキリキリキリ

漣「テンション高っ!」

提督「は、初めて大本営で会った時からあのような感じ、だったよ」

後輩提督「ウッヒョー、もしかして綾波型艦娘の《漣》!? 四方山鎮守府の【駆逐戦姫】の漣ちゃんだー! 写メいい!?」(パシャーッ

漣「ちょっ、許可取る前に撮らないでくれませんかー!?」

提督「な、なんだね、その深海棲艦じみた呼び名は……?」

後輩提督「え!? ご存じないのですか!」

漣「(ウ、ウゼー……)」

後輩提督「この間出た『提督のススメ』で四方山鎮守府の特集やってたんですけどね」

提督「(そういえば、先々月辺りに取材が来ていたな……。写真を撮られるのが怖くて、広報担当の青葉君に丸投げしたが)」

後輩提督「それで、先輩だけじゃなくて、ここの鎮守府の主力の紹介もやってたんですよ! ホラホラ!」(ズイズイ

提督「ち、近い……近い、よ」

漣「うわ、ホントに載ってる。なになに……『四方山鎮守府の提督が全幅の信頼を寄せる初期艦! 【駆逐戦姫】の戦闘力は、かの大和型にも匹敵する!!』?」

漣「全幅の信頼だなんてそんな~、それほどでもありますがー♪」(ニヨニヨ

提督「い、いつの間に、漣君にこんな字が……」

後輩提督「他にもありますよー? 神通ちゃんの【鬼姫】とかー、大和ちゃんの【秀真の桜花】とか金剛ちゃんの【戦乙女(ヴァルキュリア)】とか!!」

提督「…………」(胃薬ザラザラ

後輩提督「いやー、みんな見た目よし戦果よしで一般受けもいいから、大本営もノリノリで考えてるみたいですよ。深海との戦い終わったらアイドルやれそーですね♪」(ケラケラ

提督「な、なにをやっているのか、大本営は」(キリキリキリキリ

後輩提督「まあまあ。他所提督さんのところの【ソード†ダンサー】なんて二つ名つけられた子に比べれば全然マシですし♪」

後輩提督「この稼業、民草に支持されなきゃ、私たちだけじゃなくて艦娘のみんなまでおまんま食い上げですから。やんややんやで持ち上げてもらえるよう、提督の私たちがしっかりやらなきゃですよ!」(ニッコリ

提督「……そうだな」

漣「(……言動ちゃらんぽらんだけど、相当切れるタイプだ、この人)」

後輩提督「いやー、それにしても先輩の鎮守府にお邪魔できてよかったー。ウチの秘書艦の子も、前の日眠れないぐらい楽しみにしてて」

後輩提督「ね、ハルハル! ……あれ、ハルハル? ハルハ~ル?」

漣「……そういえば、母港に接岸した後、後輩提督さんとまったく別の方向に歩いていきましたねー。てっきり、お花を摘みに行ったんだと」

後輩提督「マジで!? またあの子、勝手に……!」

提督「ま、まだ治っていなかったのだね、彼女の方向音痴は」

漣「方向音痴ってレベルではないと思うのですが、それは」

後輩提督「とにかく探さないと! ハルハル! ハ↑ル↓ハールぅ~!!」

提督「待ちたまえ、わ、私たちも一緒に捜す。行こう、漣君」

漣「ほ、ほいさっさー!」






榛名「……ここはどこなのでしょうか」(キョロキョロ

神通「あ、あの、どちらさまですか?」

榛名「! ア、アナタはもしかして、川内型2番艦軽巡洋艦艦娘の神通さん!?」

神通「ひっ!? え、あの、その、は、はい、そうですが……」

川内「どしたの、神通~?」(ヒョコ

那珂「アッレ~、もしかしてお客様?」(ヒョコッ

榛名「ア、アア!? 【鬼姫】神通さんだけじゃなくて、その姉妹艦の川内さんと那珂ちゃんさんまで!!」

榛名「榛名、感激です! 四方山鎮守府の特記戦力に並ぶ方たちを生で見ることができるなんて!!」

榛名「『提督のススメ』でも全然インタビューの取れないことで有名な四方山鎮守府の主力艦娘にお会いできるなんて、夢のようです!!」

榛名「ぁぁあのっ、もしよかったらサインいただいてもよろしいでしょうか!?」(ズズズイッ

川内「え、な、なにこの人」

那珂「えっと~、もしかして那珂ちゃんたちのファン?」

榛名「キャー! キャー! 提督に着いてきてよかったです! 鋼太郎兄様も見れたし、漣さんや川内型三姉妹も会えたし、榛名は……榛名はもう!!」(ブンブン




金剛「……えっと、もしかして榛名? 何してるデスカ」

比叡「うわ、榛名だ! どうしてここにいるんですか!?」

榛名「あ、金剛姉様! 比叡姉様もお久しぶりです!!」

神通「あ……や、やっぱり、金剛さんたちの姉妹でしたか。服装が似ているから、もしかしてと思っていたんですけど……」

榛名「ご挨拶が遅れました! 金剛型3番艦《榛名》です、よろしくお願い致します!」

川内「ちょっと金剛さん、そっちの妹さん、テンション高すぎなんだけど」

那珂「ファンは大事にしなきゃだけどー、いきなりサインとかお願いしてくるのはマナー違反かなーって」

金剛「Sorry……この子、ちょっとミーハーなとこがあって」

比叡「コラ、榛名! 金剛姉様に迷惑かけちゃダメでしょ!」

榛名「ゴメンなさい、比叡姉様……。榛名、鋼太郎兄様の鎮守府に来れたのが嬉しすぎて、つい我を失ってしまいました」

金剛「まったく、アナタは……。それで、提督とアナタのところの提督はどこにいるの?」

榛名「わかりません! 気がついたら榛名、一人でここを彷徨っていましたから!」

神通「そ、それって……もしかして、迷子?」

榛名「ハイ! 榛名は迷子でも大丈夫です!!」

金剛「迷子の時点で大丈夫じゃないのヨ!!」

川内「他よりちっちゃいとは言っても、鎮守府は大きいし構造も複雑だからね」

那珂「そーいう問題じゃないと思うなー、那珂ちゃん」

【提督たちがコミュニケーション】後輩提督編

(夜)
旬彩《鳳翔》


鳳翔「後輩提督さん、ようこそいらっしゃいました。今日は腕によりをかけて作りますから、たくさん食べていってくださいね♪」

後輩提督「あざーす! ハグハグ……っは~、ウマし!?」

榛名「パクパク……わぁ、ホントです!」

後輩提督「あー、いいなー、鳳翔さんのTHEおかみ感、私が男なら放っておかないのになー!」

鳳翔「あらあら、ありがとうございます」

鳳翔「とっても元気な方ですね、後輩提督さん。他所提督さんたちもそうですけど、提督のお知り合いは明るい方が多いんですね、ウフフ」

提督「(な、なにやら含みを感じる表現だ……お前は根暗のくせに、と皮肉られているのだろうか? それとも、お、お前のように駄人間にはもったいない知り合いだと……そうだ、きっとそうだ)」(カタカタ

漣「あのー、ご主人様? 一人で鬱ループ始動してません?」(ジト目

提督「そんな、ことは」

金剛『訳:ハァ~。まったく、榛名が来るなら教えてよ、ビックリするじゃない』

提督『訳:す、すまない、私が伝えなくても、榛名君の方で連絡するだろうと』

金剛『訳:そーやって相手がしてくれるだろうって期待するの、悪い癖よー』(頬プニプニ

提督『訳:や、やめたまえよ……』

金剛『訳:ヤーダ♪』



榛名「っ~~~~!」(バンバンバンッ

榛名「(見てください、見てください! 私が言った通りでしょう、金剛姉様と鋼太郎兄様はあの通り、ラブラブなんです!)」(イヤンイヤン

後輩提督「(確かに……私があんなことやったら、先輩は残像残して消えるか、医務室に送られるかだもんね)」

後輩提督「(てか、ハルハルって先輩×金剛ちゃん押しなんだ? 英国で助けて貰ったエピソードとかあるから、私てっきり……)」

榛名「(榛名は鋼太郎兄様の善良なファンだから大丈夫です!)」(サムアップ

後輩提督「(あ、そっち)」

榛名「(でも、本音をいうと榛名、ちょっぴり悩んでいます……。本当に、鋼太郎兄様と金剛姉様が添い遂げてもいいのか、と)」(唇噛みしめ

後輩提督「(ハルハル?)」

榛名「(だって、初期艦の漣さんとの長年連れ添った夫婦みたいな気の置けない関係もいいですし、神通さんとお互いに慈しみ合う相思相愛な関係も見たいですし……あっ、もちろん金剛姉様との過去の決別を乗り越えた熱愛も見たいんですけど!!)」

榛名「他にも他にも、四方山鎮守府には大和さんとか空母の方々とか軽巡、重巡、駆逐艦艦娘さんとの素敵な組合わせが……!」O(≧∇≦)O

後輩提督「わかるー、超わかるよハルハルー!」(σ≧▽≦)σ

<キャッキャッ!
<ウフフフ♪


漣「……変わってますね、アナタたちの妹さん。後輩提督さんも負けず劣らず、アレな感じですがー」

金剛「ア、アハハ」

比叡「ハグハグ……昔からマイペースというか、独特の感性を持ってる子でしたから」(ムーシャムシャ

漣「独特……例えば?」

比叡「えーっと、クレーンが好きらしくて、ちっちゃい時は夕方までずーーっとクレーンを眺めたり、絵を描いてました!」

漣「えー……」

比叡「本人に楽しい? って聞いたら、『常識に捕らわれてはいけないのです!』って怒られたんですよね……」(遠い目

漣「フルーツ(笑)」

提督「(なに、幼少期とは艦船や重機に夢中になるのではないのか?)」(困惑

鳳翔「夢中になりすぎるのはどうか、というお話ですよ♪」(ひそっ

提督「!?」

(翌朝)
《鎮守府》母港


後輩提督「いやー、昨日は美味しいご飯をたくさんご馳走になりました!」

榛名「あんなにたくさん食べたのは初めてです! 本当にありがとうございました!」

後輩提督「呉は提督が複数所属の鎮守府ですけど、あんまり留守にするのもなんですし。そろそろお暇いたしまっす!」(敬礼

提督「う、うむ、帰りの航路、気をつけて」(敬礼

後輩提督「(一応、耳に入れておきますが、最近小規模の鎮守府や基地泊地がいくつも潰されています)」(ヒソ…

後輩提督「(僅かに生き残った提督や艦娘の証言では、以前、1度だけ存在を確認された離島棲鬼と、新種と思われる複数の鬼号、姫級、それと……)」

後輩提督「(幼い少女型の深海棲艦に襲われた、と)」

提督「(少女型の、深海棲艦)」(ピクッ

後輩提督「(……艦娘や民衆をいたずらに不安にしてしまうということで、大本営では箝口令が敷かれています。今はまだ、胸に納めておいてください)」

後輩提督「まあ、先輩相手に無駄な心配だとは思いますけどね~!」

榛名「なんの話をされたのですか?」

後輩提督「え~? 他所提督さんのとこみたいに、複数の艦娘と関係持っちゃダメですよ~って話♪」

提督「!!?」

榛名「英雄、色を好むという奴ですか。さ、さすがの榛名も、それはちょっと……」

後輩提督「大丈夫、大丈夫。相手の承諾があれば4人までお手つきOKって昔の偉い人も言ってるから!」

提督「そ、それはイスラム教の話で、それも、相当に裕福で、だ、男性の甲斐性がなければ到底実現し得ない話だよ」

後輩提督「アハハハ! 他所提督さんができてるんだし、先輩も普通にやれそうですけどね!」

提督「(こ、後輩提督の中で、私はそのように軽い男に思われているのだろうか……)」

後輩提督「(だって、先着4名ぐらいまでなら、普通に押し倒されて関係持っちゃいそうだもん、先輩!)」

後輩提督「それじゃ、あんまり長話も迷惑でしょうし、私たち帰りますね! 先輩、みなさま、お世話になりました~!」

後輩提督「いくよっ、ハルハル!」

榛名「ハイ! 榛名、いつでもいけます!!」

榛名「金剛姉様、鋼太郎兄様、あ、あと比叡姉様、また時間ができたらお邪魔しますね!!」

金剛「OK、歓迎するワ! 道中、気をつけるのヨ!」

比叡「ちょっと榛名っ、『あ、あと』ってどういう意味ですかー!?」


<……榛名、いつでも出港できます!(脱兎
<よっしゃ、行けー!!(追走

比叡「コラーッ、榛名ー!?」(プンスカ




漣「騒がしい方たちでしたねー」

提督「そ、そうだな」

漣「……ちなみにー、先ほど話に出ました4人までお手つきおkというのはー」(チラッチラッ

提督「漣君? き、君はなにを言っているのだね?」(オロオロ

漣「あー、やぱっり勝ち残るのは一人だけですか……デスヨネー」(ハイライトOFF

提督「」






提督「(しかし……少女型の深海棲艦、か)」

提督「(レ級、なのか)」

【後異類婚姻譚(のちのいるいこんいんたん)】

《???》


離島棲鬼「……暇ネ」


<ガチャ…


離島棲鬼「?」

北方棲姫「……」(ヒョコッ

離島棲鬼「アラ……北方棲姫、マダ寝テナカッタノ?」

北方棲姫「眠クナイ!」(ハプハプッ

北方棲姫「ダカラ、眠クナルマデゴ本読ンデ!」

離島棲鬼「仕方ノナイ子ネエ……」

離島棲鬼「マ、イイワ。今日ハココデ寝テイイカラ、ベッドニオ入リナサイ」

北方棲姫「ホクホ~♪」(ポフン

離島棲鬼「サテ、何ノオ話ヲシヨウカシラ」(ウムム

北方棲姫「――――!!」(ドキワク

離島棲鬼「ソウネエ、ソレジャア……昔話デモシヨウカシラ」(ニッコリ

北方棲姫「ホポオォォ! 桃太郎? 金太郎? ソレトモ、ナラ梨採リ? 拾イ物分配? ……ワカッタ、叺狐!」(フンスフンスッ!

離島棲鬼「(コノ好キナ物ノノメリ具合ハ完全ニ遺伝ヨネエ)」

離島棲鬼「ソレジャ、始メルワヨ……『カワイソウナ鳥』」

北方棲姫「鳥サン! 鳥サン!」

離島棲鬼「フフ、ソウヨ鳥サンノオ話ヨ~」(ナデナデ

離島棲鬼「コホン――――今カラホンノ少シ昔ノコト」



『 あるところに、それはそれはとても珍しい鳥のひなが生まれました 。
 そのひなが生まれた時、親鳥やその仲間はとてもとても喜びました 。
「きっとこの子は素晴らしく綺麗で、大きな鳥に育ってくれる」
 ひな鳥を見た人は、誰もがそう口にしました。
 大切に大切に育てられたひな鳥はすくすくと育ち、少し内気で、恥ずかしがりやではありますが、とても優しく、聡明な子になりました。
 生まれたばかりの頃は短かった羽も、大きくなるにつれ、どんどん長く、美しくなります。
 日に当たると翡翠や瑪瑙のような光沢を放つ、たいそう美しい羽を持った我が子に、親鳥やその仲間は喜びに涙を流しました。



 けれども、ある日のこと。
 巣立ちの勉強をするために人里へ降りたひな鳥は、 貧しい家の童をいじめている里の童たちを見つけました。
 恥ずかしがりやではありましたが、とても優しかったひな鳥は、いじめている童たちに「そんなことをしてはいけないよ」と諭しました。
 ところが、里の童はそんなひな鳥に腹を立てて、あろうことかひな鳥の綺麗な羽を毟りはじめたのです。
 里の童たちがどうしてそんなことをするのか、ひな鳥にはわかりませんでした。
 なので、もう一度、「そんなことをしてはいけないよ」と諭しました。
 里の童たちは余計に腹を立て、次から次に綺麗な羽を引き抜いていきます。
 ひな鳥は、自分の言い方が悪かったのだろうと思い、今度は「そんなことはやめて」とお願いしました。
 けれども里の童たちは、そんなひな鳥のお願いに顔を見合わせて、ケラケラと笑うだけです。
 次から次に、綺麗な羽が引き抜かれていきます。痛みに耐えながら、「どうしてそんなことをするの」と、ひな鳥は尋ねました。
 けれども、里の童たちはひな鳥の羽に手を伸ばすのをやめてくれません。
 それどころか、周りで見ていた童たちにも「お前たちもやりなよ」と呼びかけさえしました。
 「やめて! やめて!」
 ひな鳥が悲しそうに叫びますが、ひな鳥の美しい羽を求める童は跡を絶ちません。
 ついには、先ほどひな鳥が助けた貧しい家の童や、里の童たちの親まで加わって、ひな鳥の羽を毟っていきました。



 その日の夕方のこと。
 ひな鳥の帰りが遅いことを心配して、人里まで捜しに来た親鳥は、変わり果てたひな鳥の姿を見てたいそう驚きました。
 あれほど綺麗だった羽は全て毟りとられ、みすぼらしい色に成り果てていました。
 大きくなりかけだった翼も、折られてしまったのか、あらぬ方を向いています。
 何があったのか。心配して駆け寄ろうとした親鳥に、ひな鳥は「もうやめて、もうやめて」と泣きながら逃げ出しました。
 親鳥が必死に追いかけても、「来るな、来るな」と逃げてしまいます。
 かわいそうに、すっかり怯えきったひな鳥には、親鳥でさえ恐ろしい化け物に見えるようになってしまったのです。』




離島棲鬼「……ソノ後、ヒナ鳥ガドウナッタノカ知ル者ハドコニモイナイソウナ」

離島棲鬼「ハイ、オシマイ。ソロソロ眠クナッタカシラ?」

北方棲姫「」(プルプル

北方棲姫「ウッ、グス……」(ギューッ

離島棲鬼「アラアラ、逆ニ目ガ冴エチャッタカシラ」(ナデナデ

北方棲姫「鳥サン、カワイソ……童タチ、悪者!」(ワンワン

離島棲鬼「ソウヨネ、イイコトシタ鳥サンヲ飛ベナクシチャウ連中ナンテ、イナイ方ガイイワヨネエ」

北方棲姫「鳥サン、北方ガ守ル! 童タチハヤッツケル!」(プンスカ

離島棲鬼「イイ子、イイ子……パパモキット喜ンデクレルワ」(クスクス

北方棲姫「!!」(パアァァッ

離島棲鬼「デモ、夜更カシスル子ハ叱ラレチャウカラ、ソロソロネンネシマショウネ~」(胸トントン

北方棲姫「ンッ! イイ子ニシテ寝ル!」(目ギューッ





北方棲姫「ホピィ~……ホポ~……」(zzZ

離島棲鬼「ヤレヤレ、ヤット寝タワ」

離島棲鬼「フフ……タクサン眠ッテ、ウント強クナッテネ、私ノカワイイヒナ鳥サン?」(おでこチュッ

北方棲姫「~♪」(ムニャムニャ

ハートフルな昔話(深海棲艦編)
今日はこれだけ
昔話風に書こうとしたけど難しかった

【ケッコンカッコカリしりーず】川内編

(なんやかやして川内とケッコンカッコカリした)

(朝)
《鎮守府》執務室


川内「おっはよー、提督! 今日の出撃だけど、夜戦してもいいっ!?」

提督「……川内君、ひ、秘書艦の仕事をしてくれないだろうか」

川内「は~い」


(昼)
《鎮守府》食堂

川内「お昼だ~! 提督、ちゃんとご飯食べて……食べてないじゃーん!?」

川内「もー、ご飯たくさん食べないと夜戦で動けないよ? ほら、オカズ分けてあげるから口開けて……はい、ア~ン♪」

提督「た、食べる……食べますから、やめてもらえないだろうか」(カタカタ

提督「……みんなの、目とか怖い……から」


<提督と夜戦……
<アーンって……見せつけるようにアーンって!
<ナチュラルにイチャイチャしてるなー……
<もうマジ無理ぃ、耐えられない
<うろたえるな小僧ども!!

川内「ヘヘ、美味しいねー、提督!」(テレテレ


(夜)
《鎮守府》執務室

川内「はぁ~、お仕事終了ー……今日も疲れたねー」

提督「(私の疲れの8割は君が原因だがな)」(グッタリ

川内「よーしっ、それじゃ気分転換に夜戦だァーーー!!」

提督「せ、川内君、もう夜も更けているから、もう少し静かに……」

川内「あ、そっか、いけない、いけない!」(テへへ

提督「そ、それにだね、夜戦演習はつい先日行ったし、他の艦娘ももう就寝しているだろうから……」

川内「うーん、さすがの私も一人で夜戦は疲れちゃうしなー」(腕組み

提督「(その言い方だと、頑張れば夜戦できそうなのだが……まさか、分身?)」

川内「提督が相手じゃなー、魚雷ぶっ放すわけにもいかないし……しょーがないか」

提督「よ、よかった、諦めてくれたのだね……」

川内「ニヒヒ!」(ガバッ

提督「!?」

川内「だから、提督……『コッチ』の夜戦、しよ♪」(艶笑

提督「それは、お、一昨日したばかり……」

川内「(ケッコンカッコカリしてるから)いいじゃーん! やろーよ、ね~!」

川内「……ダメ?」(上目遣い

提督「む……うぐ、ぬ……」(クラクラ


<やったぁー!!待ちに待った、夜戦だー!!
<せ、川内君、声を、もう少し声を抑えてくれないだろうか?





《鎮守府》執務室前

神通「提督……川内姉さん……」(夜食持ってきた

神通「……」(ハイライトOFF



(後日)
《艦娘用宿舎》神通の部屋

川内「ねーねー、神通~、最近元気ないんだけど大丈夫?」

神通「……元気、ですよ」

神通「提督が幸せなら、私はそれだけで……」(ハイライトOFF

川内「んー、あ、そうだ! 神通、私にいい考えがあるよ!」

神通「え?」





川内「……というわけで! 神通も一緒に夜戦しよー、提督!」

提督「君は何を言っているのかね?」(真顔

川内「だって提督、ちょっと前に他所提督に借りた『提督のグルメ~美人軽巡姉妹の夜戦丼~』ってDVD見てたでしょ」

川内「そーいう夜戦も一度やってみたかったんだよね! それにほら、神通も元気になって、提督もとっても気持ちよくなって一石三鳥だよ!」(ニコニコ

提督「それはっ、きょ、興味本位で……それ以前に、な、何故君がそのことを……!」

提督「い、いや、それは後で必ず聞くとしよう。じ、神通君、川内君を止めて……」

神通「てっ、提督……あの、その……あの!」

神通「……提督が、お相手なら……私は……そ……そういう初めてでも、大丈夫、です」(ボソボソ

提督「」

川内「ほらー、神通もいいって言ってるじゃーん!」(あすなろ抱き

川内「だ・か・ら、提督……夜戦、しよ♪」(耳元囁き

提督「っ、うぐ……う、うぅぅ……」



《この後、メンタルが大破したり理性が轟沈したりで大変なことになった》※夜戦(意味深)的な意味で

【艦娘たちとコミュニケーション】七夕編

《鎮守府》食堂


北上「さーさーのーはーフンフフフーン」

大井「まったく……なんで私と北上さんが七夕の飾りつけなんてしなきゃならないの」(ブツブツ

北上「まーまー、大井っち。みんなでパーッと騒ぐためにやってると思えば楽しいよー、そこそこ」

大井「……北上さんがそう言うなら」


吹雪「ただいま戻りましたー」

敷波「ひゃー、疲れたー」

綾波「ですねー。あ、私、お茶取ってきますね」

北上「おかえりー。どうだったー?」

吹雪「はいっ、バッチリです!」

敷波「今、球磨さんたちが立ててくれてるよ」

北上「どれどれ~?」

大井「うわ、またずいぶんと立派なもの持ってきたわね……」

吹雪「鎮守府から来ましたって言ったら、山の持ち主さんが奮発してくれたんです」

北上「うんうん、一応私たちって正義の味方やってるもんねー。よきにはからえ、なーんて」

吹雪「いえ、この間、司令官に漁船の発電機直してもらったとかで」

北上「あ、そっち」

大井「(コミュ障のくせに、なんでそういう根回しはできてるのよ……)」





球磨「木曾、多摩! しっかり縄を引っ張るクマー!」

木曾「おうっ!」

多摩「ニャァアアアッ!!」(フカーッ

文月「みんなぁ、ガンバレ、ガンバレ♪」

弥生「わ…ぁ」(キラキラ

球磨「っし、しょっと! よーし、固定完了したクマ!」

木曾「プーッ、宴会前だってのに疲れたぜ」

多摩「(今日のご馳走、全メニュー制覇するニャ)」(生唾ゴクリ

文月「んしょ、んしょ!」

弥生「よい…しょ、よい…しょ」

球磨「よーし、折り畳みテーブルはそこに置くクマ」

文月「ほわぁ、重かったねぇ」

弥生「う…ん」

球磨「よく頑張ったクマ、よい子だクマー」(ナデナデ

文月「えへへ~」

弥生「くすぐったい…です」

蒼龍「おーい、短冊とペン、たくさん持ってきたよー」

瑞鶴「あと、竹の飾りもね!」(ゴッソリ

大鳳「おり紙の輪っか、たくさん作りました!」(ドサーッ

木曾「なんかスゲーことになってきたな」

多摩「ここのみんなは基本、お祭りとか大好きニャ」

文月「さーさーのぉはー♪」(短冊カキカキ

弥生「さーらさ…ら♪」(短冊カキカキ

蒼龍「とれどれ~? 二人はどんなお願い書いてるのかな~」

球磨「球磨にも見せるクマー!」

<えぇ~、見ちゃダメだよぉ~♪
<メッ…です
<エー、文月ちゃんたちの意地悪ー
<見るなと言われると余計見たくなるクマー!
<アハハハ!

《鎮守府》執務室


漣「……盛り上がってますねー」(ぽけー

提督「じ、神通君たちも、朝早くから鳳翔君や間宮君の手伝いで料理を作ってくれているな」

漣「それはご主人様に喜んでもらいた……まあ、美味しいものが食べられるので、漣的にはおkですが」

漣「それにしても、七夕パーティーですか……」

漣「一年に一度、お空の上で乳繰りあうカップルも、下界で我々がご利益にあやかろうとしてるとは夢にも思わないよねぇ」(ゲス笑い

提督「 や め た ま え 」

漣「ニャハハ、冗談は置いといて。年に一回の逢瀬、ロマンチックだとは思いますが、ご主人様的にはどうです?」

提督「私は……ロマンチック云々どころではない、かな。そんな状況にしてしまった相手に申し訳なくて、きっと、し、死にたくなる」(カタカタ

漣「あー……」

漣「でも、まあ、ご主人様がそーいう人なのはみんなよっっく理解してるので、ご安心を」

提督「?」

漣「……天の川程度、ちょちょいと渡って会いに行きますよ、ってことです。言わせんな恥ずかしい!」(ブーブー

提督「そ、そういう意味か」

漣「そういう意味ですよー」

提督「……そう、か」

漣「あれ、もしかしてご主人様、照れてます?」(ニヤニヤ

提督「そんな、ことは」(目逸らし

漣「またまたー、素直じゃないんだからー、コノコノ♪」

提督「ぬ、うぬ……」

<knock…knock…

雷「司令官ー、お料理できたから呼びにきたわ!」(バーンッ

満潮「鳳翔さんに頼まれたから呼びにきたわよ、フンッ」

朧「提督、実は私、お腹空いてます」

曙「欲しいもの先に食べられたくなかったらさっさと来なさいっ、クソ提督!」

潮「えっと、神通さんとか金剛さんとか大和さんたちも、たくさんお料理作ってくれてましたよ……エヘヘ」


漣「これはこれはー、騒がしいお出迎えですね」

提督「わ、私はもう少しで今日の分の執務が終わるので……漣君は彼女らと先に行きたまえ」

漣「え~、そこはもうちょっと空気読んでくださいよー」

漣「まあ、いつも通りといえばいつも通りなんですけど……ヨッコイショ」

漣「それじゃ、先に行ってますから、ご主人様も早めに合流ヨロです」(ノシ

提督「あ、ああ、善処しよう」


<竹で炊いた炊き込みご飯、とーっても美味しいんだから!
<飲み勢用に竹で燗したお酒も用意してるわよ
<なにそれ、超ウマそうじゃないですか
<当たり前でしょ! みんなで頑張って作ったんだから!




提督「…………」(カリカリカリカリ

提督「天の川を渡って……か。ウチの艦娘たちだと、何故か容易に想像できるな」(苦笑

提督「天の川を渡ってまで、か」

提督「……私は、その想いに応えられるのだろうか」


《なお、七夕パーティーの余興にて彦星、織姫の指名&命令権を拒否して、天の川(海)へ駆け出した模様》

【艦娘たちとコミュニケーション】綾波編

《鎮守府》執務室


綾波(当日秘書艦)「今日から秘書艦担当は綾波です。司令官、よろしくお願いしますね!」

提督「う、うむ。久しぶりの秘書艦だとは思うが、ど、どうかよろしく頼む」

綾波「そうですねー、本当に久しぶりですね♪」(ニッコリ

提督「」(ビクッ

綾波「ウフフ、冗談だから気にしないでくださいね」

提督「あ、ああ」

(提督&綾波、仕事中・・・)

提督「……」(カリカリカリカリ

綾波「……」(セッセッセッセ

綾波「(そういえば、綾波、まだ司令官の笑うところ見たことありませんね~)」

綾波「……ふむ」(チラッ

綾波「(何か面白いことを言ったら笑ってくれるでしょうか?)」

綾波「……午前~10時~で~す」(ボソ

提督「?」(チラッ

綾波「(う~ん、効果なしですね~)」(セッセッセッセ

提督「…………」(カリカリカリカリ

綾波「…………」(チラッ

綾波「(それじゃ、今度は……ンッ、ンッンッー……アー、あ~)」

綾波(金剛voice)「やっぱり納豆卵かけご飯は最高デース」(ボソッ

提督「……」(ピクッ

綾波「(反応ありです……じゃあ、次は~)」

綾波(金剛voice)「三式弾~、三式弾~♪」(手ブンブン

提督「っ……」(顔背け

綾波「(これはもう一押しですね~)」

綾波(金剛voice)「Oh、Rainyな梅雨のSeason。私、苦手デース! ヴ~~~!」(身振り手振り

提督「ブフッ……ゴホッ、ゲホッ!! く、くふっ……ふふふっ……!」(ブルブル

綾波「や~りま~した~♪」(ガッツポ

提督「あ、綾波君……さっきから、君は何がしたいのかね……?」(涙目

綾波「す、すみません、司令官が笑うところをどうしても見たくなって、つい」(舌ペロ

提督「な、なんの価値もないだろうに、私の笑い顔なんて……」

綾波「そんなことないですよ~。漣さんも神通さんも金剛さんも、他のみんなも、司令官の笑顔、きっと大好きです」(ニコニコ

提督「あ、あまりからかわないでもらえると、ありがたい」

提督「(しかし、先ほどの金剛の声真似は秀逸だったな)」

綾波「(今です!!)」(鬼神の眼光

綾波「よく狙ってぇ……ひえーっ!」(綾波の ふいうち!

提督「~~~~!!」(提督に 効果はばつぐんだ!

綾波「はぁ、癒されます……感謝ですね~」(キラキラ




青葉「(貴重な提督の爆笑シーンに綾波さんの物真似……次の鎮守府通信はこれでいただきです!)」(ハアハア

《次の日、提督の表情筋は筋肉痛に襲われた》※なお、金剛の機嫌はすこぶる悪くなった模様

(後日)
《鎮守府》執務室


金剛「…………」(ツーン

提督「……あ、あの、金剛」

金剛『訳:なにかしら?』(ツツーン

提督『訳:さ、最近、英語でしか喋らないので、何を言われているのかわからないと、い、一部の子から苦情が、だな』

金剛「…………」

金剛『訳:私の日本語、笑っちゃうぐらい面白いんでしょ……フン』(プイッ

提督『訳:そ、それは綾波君の物真似が面白かっただけで! 君の話し方をバカにしたわけではない』

金剛『訳:ウソよ、青葉に聞いたもの。机に突っ伏しちゃうくらい大笑いしてたって!』(涙目

提督『訳:だから、それは……』(しどろもどろ

金剛『訳:……バカッ、知らない!!』(ダダッ

提督「ッ、金剛!!」(ガシッ

金剛『訳:放してよ! アナタに笑われないレベルになるまで、引きこもって日本語の勉強するんだから!!』

提督『訳:ひ、必要ない! 今の時点で十分だから、か、軽々しく引きこもってはいけない!』

金剛「ヴ~~~~!」(ポカポカポカッ

提督「」(キリキリキリキリ





金剛『訳:……じゃあ、アナタが教えてよ、日本語の話し方』

提督「ぬ……う、うぐ……」

金剛「……」(ジトー

提督「わ……わ、かった」

金剛『訳:なら許してあげる』(ムスッ




(扉の隙間)

青葉「(……見なかったことにしよう)」

【艦娘たちがコミュニケーション】

喫茶《間宮》


提督「(やはり、間宮君の店は最高だ……!)」(キラキラ

間宮「ウフフ、そんなに美味しそうに食べてもらえると、私も頑張った甲斐があります」

間宮「あっ、提督さん、お茶のおかわりどうぞ」

提督「む、い、いただこう」

間宮「いえいえ、どういたしまして♪」



伊良湖「……最近、前にも増して提督さんと間宮さんが仲良くなってませんか?」

羽黒「えっと……はい」

伊良湖「この間、憲兵さんたちが来てからです」

伊良湖「……カッコカリ一式、プレゼントされてましたよね」(ポソ

羽黒「まさか、店長……ほ、本当に司令官とケ、ケケッコン……!?」

伊良湖「そ、そこまではわからないけど……正直、お似合いじゃないですか?」(ワクワク

羽黒「お、お二人とも落ち着いた雰囲気で……とっても相性よさそうです」(ドキドキ

朧「…………」(ズズ…




《艦娘用宿舎》漣の部屋


朧「提督と間宮さんが急接近してるよ」

漣「ハ、ハハ、バンナソカナ」(カタカタ

曙「」(ゲフッ

朧「……刹那で攻略しちゃった。まあいいか、鎮守府の古参なんて」

漣「おいあんた!! ふざけたこと言ってんじゃ……!」(ズイッ

潮「やめて、漣ちゃん!」

朧「まあ、うん、ネタやってる場合じゃないとは思うよ」(マジレス

漣「う゛……ちょっと神通さんたちに相談してきますー、はい」(フラフラ

朧「曙はいいの? 一緒に行かなくて……曙?」

曙「間宮さんが参戦なんてしたら、みんな負けるしかないじゃない……! 私も、みんなも!」(錯乱

朧「ま、まだ慌てる時間じゃない、たぶん」

潮「すぐに諦めちゃうなんて、そんなの絶対おかしいよぉ!!」



漣「というわけで、なにやらご主人様と間宮さんがイイ感じらしいのですがー……どうしましょ」

神通「間宮さんが、そんな……」(涙目

金剛「oh……」(天仰ぎ

大和「大和に隠れて、そんなことをするんですね間宮さん。フフ、ウフフフ」(ハイライトOFF

蒼龍「あちゃ~……これは手強いっていうか、強すぎるというか」(頬ポリポリ

漣「しかしー、ここで手をこまねいてる訳にもいきませんし」(ウムム

神通「……わ、私たちも、お菓子を作るというのはどうでしょうか」

神通「美味しいお菓子を作ってお渡しすれば、て、提督も私たちに振り向いてくれる、かも」

金剛「なるほど、提督の習性を利用するわけデスネ」

蒼龍「習性って……」

大和「しかし、作るといっても、間宮さんのお菓子に勝てるものとなると……」

漣「――――いつ作るのか……今でしょ!」

神通「さ、漣さん?」

金剛「急にどうしたネー」

漣「(ヤベエ、外した)」

漣「ゲフンゲフン! こ、個人の力で及ばないのなら、我々が力を合わせればいいのですよー」

大和「合作ですか、なるほど」

蒼龍「間宮さんに対抗するには、やっぱそれぐらいしないとダメだよね」

金剛「漣、nice ideaデス!」

神通「確かにそれなら……」

漣「さあ、ご主人様に漣たちの本気、見せてあげよーじゃないですか!」

一同「「おー(お、おー)!」」


(漣たち、製菓中・・・)


その時、大和が言った。
提督は、もっと砂糖を使ってみてはどうだろうと。
漣たちは戸惑った。
確かに、砂糖を増やせば甘味は強く良くなる。
だが、砂糖が増えると焼き上げが困難になる。
これ以上はダメです。できません。
神通が悔しげに叫んだ。
「ここでやらなくては間宮さんのお菓子に勝てないんです。作るんです、提督の心に響く最高のお菓子を」。
大和の熱い想いに、艦娘たちは心を打たれた。
「やってやろうじゃない」。
蒼龍が不敵に笑う。女としてのプライドが騒いだ。
「レシピを見直しまショウ」。
金剛の決断により、夜を徹してのレシピ作りが始まった。

砂糖を増やし、バターを増量し、かつ最適のオーブン温度を算出する。
試行錯誤の繰り返しだった。
漣たちの技術力では不可能と思われた。
恥を忍んで鳳翔にも相談した。
こっそり、倉庫裏に伊良湖を呼び出してコツも聞いた。
しかし、出てくる答えは一つ、「不可能」。
しかし、漣たちは諦めなかった。
「できる、いや、できると信じなければ何も成せない」
あらゆるレシピを漁り、グーグル先生に相談する日々。
1日が過ぎ、1週間が過ぎた。
「やっぱり、自分たちには間宮さんを超えることはできないんだ」
不可能の三文字が漣たちの脳裏に浮かんだ。

そこへ比叡が現れた。
「考え方を変えればいいんじゃないですか?」
「焦がしちゃいけないと思うから失敗するんです。榛名みたいに常識にとらわれず、考え方の根本を変えちゃうんです」

暗闇に光がさした気がした。
漣たちは、またレシピを作り直した。
カラメリゼだ。
最初から砂糖を使うのではなく、オーブンで焼いた後にもう一度、焼く。


オーブンから取り出した菓子に砂糖をまぶす。
自信があった。
「Burning Love!!」
金剛がバーナーで炙り始める。
砂糖の焦げる音。調理場に広がるほろ苦く、甘い香り。
不可能が可能になった瞬間だった――――




提督「おお……表面のカラメリゼされた砂糖のパリパリした食感……ほろ苦い甘味が、濃厚なカスタードクリームとフルーツの瑞々しさと調和して……」

提督「うむ、これはいい、素晴らしいよ」(キラキラキラキラ

球磨「フッフッフ、この程度、球磨の手にかかれば余裕のよっちゃんクマー」

木曾「う、うめえ……うますぎるよ、球磨姉!!」

多摩「美味」

提督「す、すまないが球磨君、お代わりを……」(ワクワク

木曾「あっ、俺も!」

多摩「多摩もお代わりを所望するニャ」

球磨「たくさんあるから遠慮せず食べるクマー、クマクマ♪」



漣「」(吐血

神通「」(ハイライトOFF

金剛「」(ORZ

大和「(球磨さん……恐ろしい人!)」(ベルバラ顔

蒼龍「あちゃぁ……」


鳳翔「(作るのに時間をかけすぎましたねー)」(苦笑

《作ったお菓子は、ちゃんと提督の次の日のオヤツとして提供された》

【艦娘たちとコミュニケーション】青葉編
※元ネタ:姉妹で唯一改二が来てないのを嘆く青葉

旬彩《鳳翔》


青葉「うあー……あー……アハハハハ」

衣笠「もー、ちょっと飲みすぎだよ青葉。どしたのさ、今日はペースも滅茶苦茶だし」

衣笠「……もしかして、やなことあった? その、ずっと前みたいに」

青葉「ぜーんーぜんー、そんにゃことー、ありませんよー?」

青葉「たーだゃー、衣笠に古鷹しゃんに加古しゃん……重巡仲間がどんどん改二実装しゃれてるのに、青葉はいつまで経っても~、改のままれ……」

青葉「しょれが不満ってわけじゃにゃいれすけど、なんかこー、時々すぎょく置いていかれてりゅ気がして……ヒック」

衣笠「そ、そんなことはないと思うけど……」

衣笠「正直な話、古鷹さんとか加古さんの改二はパワーアップって言えるけど、私のは……どっちかっていうと、他の艦娘に追いつくための底上げ改修だし」

青葉「それれもぉ、改二っていうのは名誉なことれすよ、ステータスれす!」

衣笠「もー、酔っ払いは何を言ってもこうなんだから……」

鳳翔「そんなことを言いだしたら、改二が来てない子の方が多いんですけどねえ」(クスクス

衣笠「ウチなんか、エースやってる漣さんとか球磨さんとか多摩さん、赤城さんとか改止まりだよ?」

青葉「うー……」(グッタリ

衣笠「ダメだ、聞いてないやこりゃ」

鳳翔「少し休めば目を覚ましますよ」

鳳翔「お銚子、もう1本どうですか?」

衣笠「……それじゃ、1本だけ」

鳳翔「はい♪」




鳳翔「……ところで、改二が欲しいって繰り返してましたけど、青葉ちゃんって鎮守府の序列はどのくらいなんですか?」

衣笠「重巡艦娘ならぶっちぎりの1位ですよ~。装備だってMAX改修の2号・3号・観測機・FuMO25レーダー使わせてもらってるんだから!」

鳳翔「重巡洋艦の装備はよくわからないけど、とってもいい装備なのね」

衣笠「はい!」

鳳翔「ある程度だけど、ちゃんと初期着任の艦娘は優遇してるんですけどね、提督」

衣笠「ですよねー。普段があんなだから、伝わりにくいのかもしれないけど」

鳳翔「まあ……わかっちゃうと、それはそれで大変なんですけどね、提督が」

衣笠「……不器用だけど優しくてお仕事もできる人ですもんね」

鳳翔「これでコミュ障じゃなかったら、いろんな子の目から光が消えてますね」

衣笠「ちょ、笑いごとじゃないですよ~」

鳳翔「提督なら大丈夫よ、たぶん♪」

【ほんの少し昔の話】

《鎮守府》執務室


提督「…………」(カリカリ…

提督「(いかんな、眠い……。昨日、遅くまで製作していたからか)」(うとうと…

提督「ぬ……」(コクリ…コクリ…





《横須賀鎮守府》工廠

見習い整備士「…………」(カチャガチャ

中年整備士「おぅい、新入り、そっちの点検終わったかぁ?」

見習い整備士「ぁ……はい……終わり、ました」

中年整備士「うし、なら昼飯行ってこい。再開は13時からだ、遅れんなよ」

見習い整備士「はい……お先に、休憩失礼します」



先輩整備士A「相変わらず暗いっすねー」

先輩整備士B「飯に誘っても飲みに誘っても、すんませんすんませんで逃げちまうし。付き合い悪いですよ」

先輩整備士A「工作学校から勉強に来てるだけあって、腕はいいんだけどなあ」

中年整備士「……ガキの頃は、あんなでもなかったんだが」

先輩整備士B「あれ? オヤジさん知ってたんすか、新入りのこと」

中年整備士「ああ。まあ、知ってるつっても、こんなちっちぇ時に工廠に見学に来たのを見ただけだが」

中年整備士「親御さんたちに隠れながらだが、先代の主任にあれやこれや聞いて目ぇ輝かせてたよ」

中年整備士「『艦娘の装備も作ってあげられる提督になるんだ』って」

中年整備士「それがどうして、ああなっちまったんだか……」





見習い整備士「…………」(モソモソ

妖精A「おいしそうなものをたべてるです」 (ヨジヨジ

妖精B「ころしてでもうばいとるですー」 (ノボリノボリ

妖精C「へへへ、おだいかんさま、どうかわれわれにおめぐみを」 (モミモミ

見習い整備士「……また君たちか」

見習い整備士「そうだな、少し作りすぎてしまったんだ。君たちも食べてくれ」

妖精A「たまごやきはあまいのしかみとめないですー」

妖精B「いやいや、こいあじつけのだしまきたまごがしこう」

妖精C「たまごやき、たべりゅうううう!」

見習い整備士「す、すまない、玉子焼きはもう食べてしまった」

妖精A「えー」

妖精B「ならそのからあげをよこすですです」

妖精C「じぶんはたわらおむすびを」

見習い整備士「あ、ああ、構わないよ」

妖精A「ところで、なぜにゆーはいつもこんなとこでべんとうつついてるのです?」(ハグハグ

妖精B「べつのいみでなんいどたかいです」 (もぐもぐ

妖精C「ぼっち? ぼっちですか?」(ガツガツ

見習い整備士「ぼ、ぼっちではない。ただ、他人が怖いから人に見られない場所で食べているだけだ」

妖精A「あ(さっし」

妖精B「それでこんなばしょをちょいすとか……ぷろすぎます」

妖精C「われわれでなければきづけません」

見習い整備士「……そうだろうか」

妖精ズ「「「そうだよ」」」


※中庭倉庫の屋根の上


(見習い整備士&妖精ズ、昼食中・・・)


妖精A「てーとくさん、きょうはなにつくったですか」

妖精B「あなたがめんてしたぎそう、みました」

妖精C「いいしごとしてますねえ」

見習い整備士「き、君たちに褒めてもらえるほどの仕事はしていない。私なんて、素人に毛が生えた程度のものだから」

妖精A「たぶんそのけ、べにやいたかんつうするれべるのごうもうです」

妖精B「やまあらしですね」

妖精C「いきすぎたけんそんはいやみとりかいすべきです」

見習い整備士「ぬ、ぬう」

妖精A「もうすこしじぶんにじしんもっていいよ、ということです」

妖精B「こうしょうでしごとしてても、たのしそうじゃないです」

妖精C「もっとまんぞくさせてくれよぉ!!」

見習い整備士「そ、そんなことを言われてもな」

見習い整備士「……そろそろ工廠へ戻らなくては」

妖精A「ちょっ、とびおりるですか」

妖精B「はいすぺっくなぼっちですです」

妖精C「あいきゃんふらーい!」


<すたんッ!

艦娘「にゃあっ!?」

見習い整備士「!!?」

艦娘「ビ、ビックリしたー、もう何なの!?」

見習い整備士「」 (白目

艦娘「あ、あの、ちょっと? ハッ、き、気絶してる!?」

妖精A「だんじょんにはいったら、めのまえにふぇんりるがいたけん」

妖精B「もうだめだぁ……おしまいだぁ……」

妖精C「おしいひとをなくしました」(クスン

艦娘「わ、私のせいなのこれ!?」

見習い整備士「う、ぬ?」

妖精A「てーとくさんのさいきどうをかくにん」

妖精B「ししゃのめざめ」

妖精C「よかったかった」

艦娘「えーっと、大丈夫? 急に意識を失ったみたいだけど」

見習い整備士「ヒッ……ぁ、や、も、問題ありま、せん。薬、薬を飲めば」(ザラザラ

見習い整備士「ハァ……ハァ……効いてきた、お、落ち着いて、きた」(カタカタ

艦娘「(その薬は問題ないのよね? 合法のお薬なのよね!?)」(汗ダラダラ

妖精A「それにしてもめずらしいです」

妖精B「よこすかてーとくさんといっしょじゃないとは……ついにふられました?」

妖精C「これからはひとりさびしくおさんぽですか、おいたわしや」

艦娘「……妖精さんたち、お話なら、向こうの部屋でしましょうか?」(ニッコリ

妖精ズ「「「」」」(首ブンブンブンブン

見習い整備士「うっぷ……」(プレッシャーに負けた


艦娘「あ、ああ、ゴメンなさいね。妖精さんたちってば、私のこといつもからか……って、聞いてないや」

見習い整備士「ゴクリ……グビ……」(ザラジャラ

艦娘「ええっと、あなた確か、最近、工廠に来た研修生よね?」

見習い整備士「なぜ、それを」(ジリジリ…

艦娘「ゴメン、後退りしないで。何もしないから」

艦娘「提督や他の艦娘の子たちが噂してたのよ。とても腕のいい整備士さんが来てくれた、って」

見習い整備士「ま、まだ見習いなので、それは過大評価です」

妖精A「しょーらいゆうぼうなのです」

妖精B「これからまいにちせいびしようぜ」

妖精C「しざいちょろまかして、いっしょにあたらしいそうびをつくるのです」

艦娘「妖精さんたち、後で提督と姉さんも交えてゆっくりお話しましょ♪」(ニッッコリ

妖精ズ「「「しまった!?」」」

艦娘「ハァ、まったく。でもよかったわ、ちょうどあなたに会いに工廠へ行く予定だったのよ」

見習い整備士「わ、私に、ですか」

見習い整備士「……ど、土下座すれば許してもらえるのでしょうか」(ガタガタ

艦娘「その答えはどうやって出したの!?」

艦娘「(暗い人とは聞いてたけど、ここまでネガティブとは思わなかったわ~)」

艦娘「ちょっと艤装を見てもらいたかったのよ。この間、海上白兵戦演習してから、どうも調子が悪くて」

妖精A「ああ、あいてきかんをぎそうでぶんなぐったやつですね」

妖精B「よこすかてーとくさんがあたまかかえてひめいあげたあれですね」

妖精C「えんしゅうのあと、おねーさんにそうこうらにつれていかれてましたね」

艦娘「し、仕方なかったのよ、気がついたら艤装で殴り倒してたんだから!」

艦娘「ゴ、ゴホン……それで、艤装の整備はいつもは自分でやってるんだけど、ちょっとお手上げで」

妖精A「それで、しゅうりついでにてーとくさんのうでまえはいけんです?」

艦娘「アハハ。ま、そんなところなんだけど、ダメかしら?」

見習い整備士「い、いえ、私は、構いませんが」

艦娘「ありがとう、助かるわ!! 出撃中に万一のことがあったら、守れるものも守れないものね!」(ニカッ

見習い整備士「……そう、ですね」

見習い整備士「工廠へ、行きましょう。艤装を、て、点検します」

艦娘「了解よ!」


妖精A「われわれもどうこう」(右肩ON

妖精B「わるいなかんむすさん、てーとくさんはさんにんのりなんだ」(頭ON

妖精C「みろ! ひとがごみのようです!」(左肩ON

艦娘「あなた、ずいぶん妖精さんたちに好かれてるわねー」

見習い整備士「か、からかい甲斐が、ある、のかと」

艦娘「確かに……私もよく、妖精さんたちにひどいこと言われるわ」

妖精A「われれはいいようせい」

妖精B「ひとをきずつけるようなこといいません」

妖精C「めいよきそんでうったえます」

艦娘「前から思ってたけど、あなたたち私のこと嫌い!?」

妖精A「もちろんさあ!」

妖精B「まいかいまいかい、しゅつげきのたびにぎそうとふねこわすんじゃねーよころすぞ」

妖精C「つきのでているよるだけとはおもわないほうがいい」

艦娘「」

見習い整備士「よ、妖精君たちには……付喪神としての面もあるので……」

艦娘「う……わ、わかってはいるんだけど」

妖精A「くちくかんかばってたいはとかひやひやするのです」

妖精B「いのちもたいせつに」

妖精C「べ、べつにあなたのことなんてしんぱいしてないんだからね!」

艦娘「妖精さん……」(じーん


(工廠)


見習い整備士「しゅ、主任たちも食事に出ている、のか」(キョロキョロ

妖精A「せつびのしようなら、あとでわれわれがせつめいしとくです」

妖精B「こころおきなくやるのです」

妖精C「ぎそうにいのちをふきこむです」

見習い整備士「う、うむ。では、艤装をこの台に置いて、ください」

艦娘「はーい。よいしょっ、と」(ゴトン

見習い整備士「…………」(コンコン

見習い整備士「……」(カチャ…ガチャ

艦娘「どう? 直りそう?」

見習い整備士「……基盤にヒビが入っています、ね」

見習い整備士「他にも、配線が中で断裂していたり、フレームが歪んでいたり。これは酷い」

艦娘「あっちゃー……日頃の無理が祟ったみたいね」

見習い整備士「妖精君たちも言っていたが、こ、根本的に無理をしすぎ、です。近代化改修は性能が上がるだけで、艤装や艦の強度が上がるわけではない」

見習い整備士「至近距離での殴り合いなどもっての他だ。艦が傷つけば、当然フィードバックでダメージが発生する。艤装や艦を操る艦娘が人であることを、忘れてはいけない」

見習い整備士「なにも一人で敵を追いつめる必要はないのだから、もう少し随伴艦の艦娘たちと連携を……ハッ!?」

艦娘「はぁ~」(ポカーン

見習い整備士「……ぁっ、いえ、も、申し訳ありません、偉そうに」

艦娘「いやー、うん、ちょっとビックリしただけ。姉さんとか提督と同じこと言うもんだから」

艦娘「ウチのチビっ子連中にも、こっそりアドバイス貰いに来てる子がいるみたいだし……」

艦娘「妖精さんたちも『てーとくさん』って呼んでるし、もしかして、あなたって本当は――」

見習い整備士「っ、それ、は……妖精君たちが、ふざけて呼んでいるだけ、です」

見習い整備士「私が提督になれる、はずがない」

艦娘「そっかなー? 艤装触っただけで、実際に見てたみたいに指摘できるんだもの。提督の才能あるって、たぶん!」

妖精A「たよりにならないだんげんです」

妖精B「せいかくといっしょでおおざっぱです」

妖精C「そのいけんにはさんせいだが、あなたのてきとうなせいかくがきにいらない」

艦娘「なによー! いい加減にしないとそろそろ泣くわよ、こんにゃろー!?」

艦娘「ったく、叫びすぎて疲れちゃったわ」(プンスカ

艦娘「―――ま、妖精さんだから仕方ないとして、私はいいと思うけどな。素敵じゃない、艤装の整備や開発もできる提督なんて!」(ニカッ


―――艦娘の装備も作ってあげられる提督になるんだ!


見習い整備士「―――!!」(ズキンッ

艦娘「んにゃ? どうしたの?」

見習い整備士「……い、え。なんでも、ありません」

見習い整備士「ぎ、艤装の修復、完了したので……どうぞ、も、持っていってください」

艦娘「わーい、ありがとー! 生まれ変わった私の艤装、さっそく性能チェックしなくちゃ!!」

艦娘「確か、午後一なら第三演習場が空いてたはずよね! 今から行けば間に合うはず!!」

艦娘「『てーとく』さん、ありがとね~!!」(ダダダッ





妖精A「あいかわらずさわがしくてせっかちなひとです」

妖精B「ですが、そこぬけのあかるさ……きらいじゃないわ!」

妖精C「くちくかんのかんむすさんたちも、あのひとのおかげでずいぶんたすかってるです」

見習い整備士「(なにが才能がある、だ……素敵じゃない、だ)」(カリ…カリ……ガリリッ

妖精A「……てーとくさんはほんとうにあきらめちゃったです?」

妖精B「ちっちゃいときいってたこと、ちゃんとおぼえてます」

妖精C「われわれはいまもまってるです。てーとくさんがてーとくとしてちゃくにんするのを」

見習い整備士「……君たちは、あんな昔の子供の戯言を覚えているのだな」

妖精A「われわれのそんざいいぎは、いかにおもしろたのしくすごせるか」

妖精B「ぎそうやきかいいじりだけでは、われわれもあきてしまいます」

妖精C「あなたがほんとうにのぞむことをなしてください」

見習い整備士「私が本当に……望むこと」

見習い整備士「私が、本当に願ったのは……なりたかった、のは―――!」(ギリッ





中年整備士「おう、もう戻ってたのか。なんか重巡の嬢ちゃんに礼言われたんだが、なにやったんでい?」(ヒョコッ

見習い整備士「―――しゅ……しゅ、主任、相談が、あり、ありり、ま、ます」

中年整備士「……ああん?」








(3ヵ月後)
《大本営》面接会場


面接官「……君は工作学校卒業後、横須賀の工廠に技術者として着任予定だったらしいが、急に方向転換したのはどうしてだね?」

面接官「学校の成績も見させてもらったが、これなら整備士として重宝されると思うのだが」

見習い整備士「―――理解していただけるかわかりませんが……私は、艤装や……それで操る艦船を通じて、たくさんの艦娘たちの『生き様』を見ました」

見習い整備士「どの船も……どの艦娘も、その身を賭して……今、私たちが過ごす時代を、繋いでくれました」

見習い整備士「私は……彼女たちや、彼女らとともに戦った提督たちが命を捧げてまで守ったものを……未来に、繋げたかったのです」(ツゥ…

面接官「く、玖珂君?」

玖珂鋼太郎「いなくなってしまったあの人たちや……あの人たちの想いを継いでくれる人間のため……に……!!」





《鎮守府》執務室


提督「―――――っ、は」

提督「(知らない内に……眠っていたのか)」(ぼー

提督「……未来に繋ぐ、か」

提督「私にできるのだろうか、本当に」



<knock…knock…

漣「ご主人様~、お仕事ひと段落つきました? 文月ちゃんたちが痺れ切らせてるんですけどー」

提督「あ、ああ、すまない……。ひと段落ついた後、そのまま眠りこけていたようだ」

漣「普段から根を詰めすぎなんでうしょー、も~」

漣「誕生日プレゼント代わりに、七夕の竹をリサイクルして流しそうめん装置造ったり、相変わらず妙なとこに力入れてるし……そのうち倒れちゃいますよー?」

提督「き、気をつけるよ」

漣「どうなんですかねー。まあ、漣はよくできる子なので、ご主人様の言葉を信じてあげますけどー」

漣「ほらほら、今日の流しそうめんパーティーは文月ちゃん弥生ちゃんだけじゃなくて、他所鎮守府の菊月ちゃんも楽しみにしてるんですから、急いだ急いだ」(グイグイ

提督「りょ、了解した」


《鎮守府》中庭


文月(E:浴衣)「ほわぁ、司令官が来たよぉ~」(パタパタ

弥生(E:浴衣)「似合い…ますか?」(トコトコ

龍田「ウフフ、本日はお招きいただき~、ありがとうございます~」

龍田「提督は仕事を溜めすぎてて参加できなかったけど、その分、菊月ちゃんが楽しむから心配しないでね~♪」

菊月(E:浴衣)「な、なかなか悪くないな、浴衣というのも」(キラキラ

提督「き、気に入ってもらえたなら僥倖だ」

提督「さ、さあ、君たちは最前列に席を用意してある。存分に食べてきたまえ」

文月「司令官も一緒に食べよぉ~」(グイグイ

弥生「司令官の分…弥生が、すくいます」(フンス




不知火「(司令が食べる素麺をすくうのは不知火の役目です)」(ギラッ

陽炎「コ~ラ、文月ちゃんたちを睨むんじゃないの」

不知火「し、不知火に落ち度でも?」




<ハーイ、提督も来たからそろそろ素麺流すよ~!
<オオオーーーー!!
<待ってましたー!

提督「(さ、さて、始まってしまえば、私がどこかに消えても誰も気づかないだろう)」

提督「(適当に、流し素麺以外に用意した食料を取って―――)」






赤城「―――提督!!」

提督「ヒッ!? あ、赤城君? な、なんだ、どど、どうかjdぁなkじゃkg!?」

漣「落ち着いてください、言語機能がバグってますよ」

漣「赤城さんも! いきなりそんな大きな声でご主人様に話しかけたらどうなるかわかってるでしょ!? もーちょっと声のトーンをですねー」

赤城「そんなことを言ってる場合じゃないんです! 提督、先ほど大本営から緊急の通信がありました!!」

提督「緊急の通信? い、一体なにがあったというのだね」

赤城「どうか、落ち着いて聞いてください」







赤城「つい先ほど、他所鎮守府が――――――落ちました」

提督「……な、に?」

龍田「!!?」

菊月「―――え?」











離島棲鬼「ヤレヤレ……思ッタ以上ニ手間ダッタワネ」

離島棲鬼「マサカ、ピンポイントデ私ノ船ヲ沈メテクルトハ思ワナカッタワ……」(ボロボロ

北方棲姫「北方ガンバッタ! エライ? エライ!?」

離島棲鬼「エエ、モチロンヨ。パパノオ友達ニモチャント挨拶デキタシ、イイ子ネ北方棲姫ハ」(ナデナデ

北方棲姫「~~~~♪」(キラキラ

離島棲鬼「フフ……」(ナデナデ



港湾棲姫「補給、完了シタ」

中間棲姫「イツデモイケル」

空母棲姫「ナンドデモ……ナンドデモ……フフフ」

駆逐棲姫「ヤラセハ……シナイ…」(ブツブツ

軽巡棲鬼「ニドトフジョウデキナイ……シンカイヘ……」(ユラユラ

重巡ネ級「ア……アアー……ア、アハハ……」(カタカタ




離島棲鬼「サア、提督……私タチト戦争ヲ始メマショウ!!」

【もーっとケッコンカッコカリしりーず】神通編

《鎮守府近郊》宝石店


ふくよか店員「あらまあ……とうとう決心されたのですね!」

提督「っ、く……で、できるで、しょうか」

ふくよか店員「ウフフ、決して安くない品です……もう、後戻りはなしですわ。できるできないではなく、やるのですよ」

ふくよか店員「なぜベストを尽くさないのか!? ホワァイ、ドンチュー、ドゥーユアベスツ!!」(ポォーーーン

提督「なぜ、ベストを、つくさないのか」

ふくよか店員「いい報告、待っていますからね!」

提督「こ、心得ました」

ふくよか店員「(まあ、相手が彼女ならいい報告以外あり得ませんけど!)」

提督「う、うう、腹が痛くなってきた」(ヨロヨロ

ふくよか店員「……彼の訃報になりさえしなければ」




(後日)
《鎮守府》執務室

提督「……ふう」(カリカリカリカリ

神通「提督、今日の分のお仕事はおしまいですか?」

提督「あ、ああ、終わったよ」

神通「お疲れ様です。少し待っててくださいね、お茶を淹れてきますから」(ニコッ

提督「む……う、うむ、お願いしようカナ……ゴホン、お、お願いする」(声裏返り

神通「フフ……ぁ、ゴ、ゴメンなさい」

提督「だ、大丈夫だ、問題ない」(ガチゴチ

神通「本当にすみません……。では、ちょっとだけ失礼しますね」(パタパタ

提督「(できるできないではなく、やる……できないではなく、やる……)」

提督「なぜベストを尽くさないのか……ホワァイ、ドンチュー、ドゥユアベスツ……」(自己暗示中



神通「お待たせしました。提督、お茶をどうぞ」(コト…

神通「あと、よかったら……水羊羹も」


水羊羹<オッ……プルンプルーン!!(ひんやり

提督「これは?」

神通「ちょっと形は悪いけど、い、伊良湖ちゃんにさらし餡を分けてもらったから……」

提督「そうか……。あ、甘いものが欲しかったから嬉しいよ」(パクッ

神通「……わ、私もいただきますね」

提督「む、う、うむ」(ソワソワ

神通「(提督、今日はどうされたのかしら? なんだか落ち着かない様子です)」

神通「(な、なにか嫌われることをしてしまったのでしょうか)」(ドキドキ


提督「あ……あー、その……つ、つっ、つかぬことをうかがう、が」

神通「は、はい、なんでしょうか」

提督「ち、近く、花火大会があるのを、し、知っているかね?」

神通「花火大会……はい、文月ちゃんや川内姉さんたちがとても楽しみにしていますね」

神通「那珂ちゃんなんて、浴衣を用意しなくちゃってはしゃいでて……」(クスクス

提督「じ……神通君は、浴衣を持っているの、かね?」

神通「浴衣……ですか? あ、はい、持ってはいますが……」

提督「そ、うか」

神通「……?」

提督「も、もし誰とも約束していないのなら……だね、花火を、見に行きたいのだが……きっ、君と」(心臓バクバク

神通「一緒に、花火に?」(呆然

提督「む、無論それは迷惑でなければという大前提があっての話であって……! 川内君たちや、ほ、他の艦娘と親睦を深めるよい機会であると、私も理解して、い、いるのだが」(アタフタ

神通「ぁ……喜んで」

提督「いや、やはり、いきなりこのような話をすべきではなかった、すまない、断られて当然だろう、さっきのは妄言として忘れてもらえると…………うぬ?」

提督「……だ、大丈夫、なのか?」

神通「もちろんです」

神通「提督から誘っていただけるなんて、私……嬉しいです」(幸せオーラ

提督「っ……ぬ、うく」(俯き

提督「(後戻りはなし……後退はできない……撤退は許可できない……!)」(脳内徹底抗戦中

神通「(提督と一緒に花火……とても、とっても楽しみです)」(ウキウキ





(花火大会当日)
《山の中腹》寂れた神社


神通(E:白鼠色雲に竹笹柄)「こんなところに神社があったんですね」(カラコロ

提督(E:鉄紺色格子柄)「いっ、以前、逃ぼ……体力増強のために走り込みをしていた時、ぐ、偶然見つけた、のじゃ……のだ」

神通「(この間、『私はもうダメだ』と書き残して出ていかれた時ですね……)」(ジト目

提督「ここなら、その、静かに花火を見れると思って……」


<ドパラ……パラララ…

神通「本当に……。花火と、その明かりに照らされる街並……とても、綺麗ですね」

提督「うむ、綺麗……だ」

提督「もちろん、き、君も」(手ギュッ

神通「……え?」


提督「に、似合わないことを……言った自覚は、ある。そもそも、こうして……誰かを誘ったこと自体、異変の前触れだとさえ思っている」

提督「そ、それでも、ど……どうしても、君だけに渡したいものが、あった、から」(ブルブル

提督「これ、を」(右手握らせ

神通「これ……指輪……」

提督「私と……ケッコンしてくれる、だろうか」

神通「私で、いいの?」

提督「君が、いい……いや、君でないと、ダメなのだ」

神通「提督……」(スッ

神通「ありがとうございます……私なんかを選んでくれて、感謝いたします」(ギュウッ…

提督「ッ……こちらこそ、あり……がとう」

神通「……もう少しだけ、強く抱きしめてほしい、です」(頬スリスリ

提督「う、うぐぬう」(キュッ…

神通「……提督」(目瞑り

提督「ぅ……っ、うぅ……」(オソルオソル






提督「しかし……鎮守府に戻ったら、み、みんなにどう説明したものか」(湯気湯気

神通「きっと、みんなにたくさんからかわれてしまいますね。私、困ってしまいます」(ニコニコ

提督「……その割に、顔は嬉しそうなのだが」

神通「そう、でしょうか……そうですね」

神通「だって……こんなに近くに、提督がいてくれるから」(スッ

<チュッ…


提督「!!?」

神通「フフ……油断しましたね? 次発装填済み、です」

提督「」(プシュウゥゥ…





(藪の中)

川内「わぁーお、神通ってば大胆」

那珂「こじれにこじれた想いが成就して、抑えが利かなくなったんだねー」

那珂「……提督、これから大変かもしれなあけど頑張ったね~♪」

川内「よーし、私たちは一足先に撤退だ」

那珂「青葉ちゃんに教えてあげて、みーんなでおめでとうって言ってあげなきゃね!」(ルンルン



《なお、これが後に正妻戦争と呼ばれる壮絶な戦いの原因となる模様》

提督から花火に誘うという前代未聞の事件が起きたので衝動的に
あと加賀さんネタと実装ボイス聞いていくつかできれば

【艦娘たちがコミュニケーション】加賀編

《艦娘用宿舎》庭


加賀「いい天気……けど、暑いわ」(パンパン!

加賀「梅雨は明けたけど、湿度も高くて……さすがに気分が低迷します」(ヒロゲヒロゲ

加賀「(嫌でも汗をかいてしまうから、洗濯物の量も増えるし……困ったものね)」(カケカケ

加賀「提督や赤城さんに臭いと思われるのは避けたいわ」(袖クンクン

加賀「さて、と。洗濯物は干したし、なにをしようかしら」

加賀「(瑞鶴が捕まれば、トキのバスケルートを練習してもよかったのだけれど)」(まさに一航戦

加賀「……お茶でも淹れて、本でも読みましょう」


(加賀、お茶&茶菓子用意中・・・)

加賀「さて、まず何から読もうかしら」

加賀「前にオススメを聞いたら、みんなが同じタイミングで貸してくれたから……」

・提督オススメ『美味礼讚』
・漣オススメ『惑星のさみだれ』
・曙オススメ『サイコスタッフ』
・赤城オススメ『名探偵モンク』


加賀「(今日はこれだけで1日が終わりそうね)」

加賀「まずは……赤城さんのオススメから」

加賀「(物語の主人公を見ていると、提督がいかに努力してくれているかがわかると言ってたけど……)」


(加賀、読書中・・・)

加賀「……この主人公は確かに、そうね」

加賀「(提督の心意気に応えられるよう、一層の研鑽を積まないと……明日から)」

加賀「ふぅ、時々主人公が頭に来ましたけど、なかなか面白かったわ」

加賀「さて、次は……漣さんのオススメにしようかしら?」


(加賀、読書中・・・)

加賀「……彼は、まぎれもなく勇者だったわ」(目頭押さえ

加賀「漫画……甘く見ていました。先入観から軽んじてしまうなんて猛省しないと」

加賀「次は曙のオススメを……?」

加賀「お茶とお茶請けが切れてしまったわ。補給は大事」(ガタッ




《艦娘用宿舎》食堂

ヤカン<もっと、熱くなれよぉぉぉぉぉっ!!

加賀「冷蔵庫に、漣さんがストレス解消に大量生産したエッグタルトがありました。さすがに気分が高揚します」(キラキラ

加賀「……」(キョロキョロ


<しーーーーん

加賀「……フン、フフン、テテテン」

加賀「この手に寄せる袱紗…朱の色~」(フリフリ

加賀「この目ひらいて~…その顔見れば~」(ターン


(食堂入口)
瑞鶴「あ」

加賀「」


瑞鶴「え、あと、えっと、自主錬終わったから、漣さんが乱造したエッグタルトつまみに来たん、ですけど……」

加賀「見たの?」(ワナワナ

瑞鶴「い!? み、見たというか聞いたというか……!!」(アタフタ

瑞鶴「あ、いい歌ですねー! そだっ、今度赤城さんとか大鳳たちと一緒にカラオケ行くんですけど、加賀さんもどーです!?」

瑞鶴「赤城さんが頼んでくれて、提督さんも参加してくれるみたいだし、加賀さんの美声でビックリさせちゃってくださいよー、なーんて……アハ、アハハ」(後退り

加賀「……頭に来ました」(ギラッ

瑞鶴「もー!! 今回は私、なにも悪いこときてなくない!?」(脱兎

加賀「鎧袖一触よ。心配いらないわ」(弓番え

瑞鶴「ふ……不幸だぁぁぁぁっ!?」




(それから2時間後)

<ナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン!ペシペシペシペシッ!
<テンクウノホウオウハオチヌ!

瑞鶴「ぬあっ、ちょお、加賀さんそれ反則!!」(ガガガガガガッ

瑞鶴「これは歴とした技術よ……これだから五航戦は」(タンタンタンタン

<バトートゥーデッサイダデステニーセッカッコーハアアアアキィーンテーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーン

加賀「やりました」(まさにトキ!!

瑞鶴「っくそ~! もう1回! これ2本先取制だから!!」

加賀「見苦しいわね……」

赤城(@見学中)「(休みの日ってこの二人、いつもゲームしてますね)」(お茶ノミノミ

赤城「デュエルならわかるんだけど……面白いのかしら? 今度、提督に聞いてみましょう」



(後日)

<ジョインジョインジョインジャギィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーヒャッハーペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッヒャッハー ヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒ ヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒヒーッヒヒK.O. カテバイイ
バトートゥーデッサイダデステニー ペシッヒャッハーバカメ ペシッホクトセンジュサツコイツハドウダァホクトセンジュサツコノオレノカオヨリミニククヤケタダレロ ヘェッヘヘドウダクヤシイカ ハハハハハ
FATAL K.O. マダマダヒヨッコダァ ウィーンジャギィ (パーフェクト) 
<ココマデカ…

提督「こ、このような感じで択を見せて揺さぶりつつ、自分のやりたいことを通してだね……」

赤城「は、はあ」(ちんぷんかんぷん

瑞鶴「」(三角座り

加賀「なりふり構わずトキまで出したのに完敗して、今どんな気持ち?」

瑞鶴「……死にたい。私、いま死にたい!」

赤城「あの、このゲーム、どうしてこんなに殺伐としてるんですか?」

提督「世紀末スポーツアクションだから、としか」

赤城「え? でもこれって格闘ゲームじゃ……」

瑞鶴「」(天仰ぎ

加賀「」(俯き

提督「」(目逸らし

赤城「何か言ってくださいよ!?」



《なお赤城、提督のマンツーマン指導で後にクロススパイダーを修得する模様》※そして瑞鶴の肋骨は砕けた

小ネタ終了
次から本編進める予定です

【石麿に我物申す 夏痩せに 良しといふものぞ むなぎとりめせ】

(朝)
《鎮守府》食堂


提督「む……きょ、今日の朝食は鰻のちらし寿司か、豪勢だな」

伊勢「夜釣りに行ったんだけど、帰りに漁港のおっちゃんが『提督さんに食わせてやってくれ』って」

伊勢「いっつも顔色悪いから精つけてくれだってさ♪」(ニシシ

提督「その気遣いが、私を苛むのだが」

伊勢「まあまあ。いいじゃない、朝からご馳走食べられるんだし!」

提督「そう、だな」


(昼)
《鎮守府》執務室


大和「今日もお仕事、お疲れ様です! 提督、お昼をお持ちしました♪」(ドンッ

提督「これは……うな重か」

大和「はい! なんといっても、今日は土用の丑の日ですから」

大和「四万十川産の青うなぎです。普段からお疲れの提督に元気になってもらうために、大和、奮発しちゃいました♪」

提督「ま、待ってくれ、まさかこれは自腹なのか?」

大和「ウフフ、心配なさらないでください。たまの贅沢しても平気なぐらいには、積立もしていますから」(ニッコリ

提督「(積立……て、定期預金のことか?)」

提督「しかし、こんなものを用意してもらうわけには」

大和「肝吸いと奈良漬けもありますから、じっくりご賞味くださいね!」

提督「あ、あとで代金を払うよ」

大和「いいのです、だって大和と提督は……」(ポッ

提督「(ぐう……余計な油っぽさや泥臭さもない、タレも嫌みのない甘さに仕上げてある……美味しい、これはとんでもなく美味しい!!)」(感激




(夜)
旬彩《鳳翔》


鳳翔「今日は丑の日ですからね。肴も少し奮発してみました」

鳳翔「景気の悪い顔してないで、滋養強壮にいいもの食べて元気出してくださいね?」


・鰻の白焼き
・鰻の山椒焼きとろろ和え
・鰻の肝焼き
・う巻き
・芋酒(※剣客商売or鬼平犯科帳参照



提督「(三食……鰻)」

鳳翔「どうかしましたか?」

提督「い、いや」




(深夜)
《鎮守府》提督の自宅


<チクタクチクタク……

提督「――――う、うぅ……異様に目が冴えて、ね、眠れない」

提督「(というより、体が熱く……ダメだ、これはいけない)」(ゴロゴロ

提督「…………」

提督「い、いや、ダメだ、私は何を考えている、ダメだ、寝るのだ」

提督「……うぐ、うぅぅ」(悶々



《なお、人間の三大欲求には勝てなかった模様》



《海軍病院》病室前

提督「ここか……失礼する」(ガラッ





龍鳳(E:ナース服)「ン……提督……誰か来ちゃいます……」

他所提督「そんな格好で俺の世話をしに来たのはどこの誰だ? 言ってみろよ、龍鳳」(モゾモゾ

龍鳳「キャッ!? も、もぅ、提督、意地悪です……腕だって怪我されてるのに、悪戯好きなんだから……」 (きゅっ…

他所提督「ここに担ぎ込まれた時は、あんなにへこんでたのに……。まあ、俺としちゃ、龍鳳が笑ってる方がいいんだけどよ」(ギュウッ

龍鳳「ご心配おかけしました」

龍鳳「あの、提督」(上目遣い

他所提督「ああ、いいぜ……」




提督「ン、ンンッ」

他所提督「おわあっ!?」

龍鳳「キャア!?」

他所提督「く、玖珂!? いつの間に……って、菊月……それに龍、田」(サァー

龍鳳「た、龍田さん、これは、その……!」(襟整え

龍田「……フフ、ウフフフ、二人とも元気そうで安心したわ~♪」

龍田「でも~、怪我をしてるのにオイタはいけませんよ~?」(白面スマイル

他所提督「」

提督「菊月君……少し、席を外そう」(手引っ張り

菊月「む? ど、どうしてだ?」

提督「いいから、は、早く」

龍田「菊月ちゃん~、四方山提督さんの言うこと聞いてね~」

菊月「う、うん、わかった」

他所提督「ま、待ってくれ玖珂! 置いてかないで!!」

提督「……非力な私を許してくれ」(パタン

<この裏切り者ぉぉぉぉッ!! あ、龍田やめて、それはダメ、本気で……あ、ちょアバーーーッ!!?

提督「(因果応報……)」(南無




他所提督「……よ、よく来てくれたな。菊月も、心配させたみてえで悪かった」(包帯グルグル

菊月「ど、どうしたんだ提督!? やっぱりひどいケガしてたのか!」

他所提督「大人の事情があんだよ、そっとしといてくれ……」

菊月「大人の……そうなのか、わかった」

他所提督「いい子だ。偉いぞー、さすが俺の自慢の艦娘だぜ」(グシャグシャ

菊月「あ、頭を撫でるな」(モジモジ

提督「……関、君に聞きたい話があるのだが」

他所提督「お? おお、まあ、そうなるわな」

他所提督「……龍田」

龍田「はぁい。菊月ちゃん~、提督、大事な話があるから、ちょっとだけ外に出てましょうね~」

菊月「む、了解した」

龍田「もちろん、龍鳳ちゃんもよ~♪」

龍鳳「は、はいっ、もちろんわかってます!」(カタカタ

<とりあえず~、天龍ちゃんや日向さんの病室に案内してもらえるかしら~?
<天龍たちも無事なんだな? だ、誰もいなくなったりなんてしてないんだな!?
<お、落ち着いて、菊月ちゃん。怪我はしてるけど、みんなちゃんと元気ですから。



提督「ち、鎮守府を落とされたと聞いたが、存外元気そうで安心したよ」

他所提督「ついさっきまでは、ビンビンしてたんだけどなあ……」(グッタリ

提督「さ、さすがに、あれは自業自得かと」

他所提督「うっせ」

他所提督「……お前らの前に先生や偉いさんたちにいろいろ聞かれたけど、正直、よくもたせたと思ってる」

他所提督「いっきなり鎮守府が妙な力場に包まれて、外部との通信途絶。なんだこりゃってなったとこに、姫級・鬼号が押し寄せてきやがった」

他所提督「みんな、それこそ死に物狂いで戦って、戦って……なのに、結局鎮守府に乗り込まれて……クソ!!」(ガンッ

提督「……だが、艦娘を誰一人沈まずに済んだのは、君の手腕によるものだ」

他所提督「どうだか。鎮守府に乗り込んでやりたい放題やってくれた後、さっさと引き上げていきやがったし」

他所提督「たぶんあいつら、最初ッから鎮守府を落とすのだけが目的だったぜ」


提督「(最初から狙いは鎮守府……後輩提督の言っていた、基地や泊地襲撃事件も同じ連中の仕業か)」

提督「(我々の戦力低下を狙って? いや、それにしては襲撃に間があるし、落とした基地や泊地も、それほど大きな規模では……)」

提督「(待てよ、規模?)」(ハタ

提督「……まさか」

他所提督「たぶんそのまさかだ。先生も、その可能性が高ぇって言ってたし」

他所提督「奴ら、襲う鎮守府や基地の規模をちょっとずつ大きくしてやがる」

提督「やはり、そうか」

他所提督「腕試し感覚で襲われちゃたまんねえよ、ったく」

提督「本当に深海棲艦の目的が腕試しなのかはわからないが、君の鎮守府を落としたとなると、ウチが襲われるのもそう遠くない話か」

他所提督「だな」

他所提督「けど、負けはしたが、俺んとこの連中で結構な数を沈めたから、今日明日襲われるなんてこたないと思うぜ」

提督「うむ。関、君と君の艦娘たちが稼いでくれた時間、決して無駄にはしない」(スクッ

他所提督「もう鎮守府に戻るのか」

提督「ああ。漣君たちに留守を任せて飛び出してきたのでな、あまり長居もできない」

提督「今回の件についてみんなに説明もせねばならないし、襲撃に備えての備蓄や装備の点検整理、防衛のための作戦立案……やらねばならないことは山積みだ」

他所提督「備えあればなんとやら、か」

提督「私の場合、備えても備えても足りない気がして吐き気を覚えるほど不安になるのだが、な」(カタカタ

他所提督「もうお前それ、精神病一歩手前……いや、とっくに踏み込んでるのか?」

提督「な、なに、私は薬を飲めば落ち着くレベル……大丈夫、大丈夫だとも」(ザラザラ

他所提督「(胃薬と精神安定剤その他もろもろ混ぜこんだ薬、瓶単位で消費してる時点で大丈夫じゃねーよ)」

提督「で、ではな。今回の鎮守府陥落の件、なんらかの処分は下されるだろうが……これまでの戦果から考えて、そう厳しいものにはなるまい。い、いい機会だと思って、ゆっくり休みたまえ」

他所提督「はっ! そーいう台詞は鏡見ながら言いやがれ」

提督「う、うぬ」(トボトボ



他所提督「……おい、玖珂!」

提督「ぬ? ど、どうした、見舞いの品か? すまない、あわ、慌てていたせいで失念していた、すぐに購入して……!」

他所提督「いや、土産なんて次来た時でいいんだけどよ」

他所提督「えっとだな……」

提督「なんだ?」

他所提督「……ハハ。悪ぃ、腹へったせいで、言おうとしたことド忘れしちまった」

提督「そ、そうか。では、龍田君たちに帰りの挨拶がてら、君が腹を空かせていたと伝えよう」

他所提督「ああ、頼むわ」

提督「……では、な」

<カララ……パタンッ


他所提督「…………」(ベッドダイブ


《他所鎮守府》母港


天龍「ゼェー……ゼェー……ぅぶ、ゲホッ!! っ、くしょぉ……」(ドシャ…

日向「ッ、さすがに……辛いか」

長門「動け……動かんか! 何故動かないのだ、私の体は!?」(グ…ググ…

扶桑「まだ……まだ、戦えるわ。扶桑型の力、目にもの見せて……ケホッ、うぅ」

山城「動かないで、扶桑姉様! 動いたら傷が開いてしまいます……!」

扶桑「でも……! 提督が敵に……目の前で!!」





他所提督「ガハッ……ちくしょ……テメエら、よくもウチの連中、痛めつけてくれ…たな」

他所提督「ぐ……刀さえ折れなきゃ、お前らなんざ、全員なますに……!」

中間棲姫「マダ抵抗スル気カ……」(ググ…!


<ゴキッ…!!


他所提督「ぐぁ……ああっ!!」

中間棲姫「マダ騒グナラ……次ハ右腕ダ」

港湾棲姫「無駄ナ抵抗、続ケナイデ」

他所提督「ちくしょう……ちく、しょ……」

空母棲姫「ヤットオトナシクナッタカ」

駆逐棲姫「弾ハ避ケルワ……砲身ハ斬ルワ……非常識」

軽巡棲鬼「提督怖イ……」

重巡ネ級「モウヤダ、モウ嫌……殺ス……早ク潰シテ……!」

中間棲姫「ソレハ離島棲鬼ニ言ッテクレ」(ポイッ

他所提督「ッ、ぐうぅ……」

離島棲鬼「アラアラ、随分ト手酷クヤラレチャッタワネ」

離島棲鬼「マ、コッチモカナリノ損害ガ出タカラ、痛ミ分ケトイッタトコロダケド」

離島棲鬼「モシカシテダケド、アナタノ鎮守府……アノ人ノトコロヨリモ強カッタノカシラ?」

他所提督「あの人……だ? どこの誰だよ、こっちにもわかるように話し、やがれ」

離島棲鬼「フフフ、アナタモヨ~ク知ッテル人、ヨ」

離島棲鬼「ダッテ、レ級ニ拐ワセタアノ人ノコト、助ケニ来テクレタデショウ?」

他所提督「!!」

他所提督「テメエが、元凶ッッ!!」(ググ…グッ

他所提督「殺す……テメエだけは、ここで……!」

離島棲鬼「物騒ネ。私、アナタニ何カシタ?」

他所提督「俺の鎮守府を滅茶苦茶にした! 俺の艦娘たちを怪我させた! なにより……俺の、ダチを泣かせた!!」

離島棲鬼「ダチ……友達トイウ意味ダッタカシラ」

離島棲鬼「プッ、アハ、アハハハハハハハッ!!」

他所提督「なに、が、おかしい」

離島棲鬼「――――知ラナイッテ幸セナコトヨネエ」

他所提督「だからっ、俺にもわかるように話せよ!」

離島棲鬼「ソレオイオイ分カルワヨ」

離島棲鬼「無駄話ガ長クナッタワネ。今日ハアナタニ会ワセタイ子ガイルカラ、大人シクシテテネ」(踏みにじり

他所提督「ッ、ぐぅ……!」

離島棲鬼「サア、イラッシャイ」

北方棲姫「……コンニチハ」(ヒョコ

他所提督「(子ど…も?)」

離島棲鬼「コノ子ノ名前ハ北方棲姫。私ト『アノ人』ノ可愛イ娘、ヨ」(ニヤァ

他所提督「――――!!?」

北方棲姫「ホ、北方棲姫……デス!」(ペコリン




《海軍病院》病室


他所提督「(娘、か)」

他所提督「――――捕まってる時になにされたんだよ、玖珂」

>>697
離島「ポコペンポコペン…」

>>701 老ピッコロネタとかパッと思い出せる提督はいるのでしょうか
レ級は上にも書かれていますが、メカキングギドラみたいなワンオフ品。北方棲姫はそれとは違った感じで考えていただけると

イベント前の備蓄や祭典の準備などでペースが落ちるかもですがご容赦ください

>709

他「やらないか?」
大鯨「ウホッ!」

手遅れだったんだろう。

いや、ボンテージに相違ない。

竜「毎回毎回粗相ばかりして。いけない駄犬ね。しつけてあ・げ・る」
他「キャインキャイン」

とな。

【砕けゆくもの】

《海軍病院》天龍たちの病室


龍田「それじゃ~、私は四方山の提督さんをお見送りしてくるから~」

菊月「わかった。天龍たちの看護は私に任せておけ」

龍田「ウフフ~、エライエライ~♪」

菊月「フ、フン、このくらい当然だ」(モジモジ

龍鳳「(そんなこと言って、菊月ちゃんとっても嬉しそう)」(クスクス

天龍「(オイ、笑ってやんなって)」(プルプル

長門「(フッ、説得力がないな)」

日向「(まあ、そうなるな)」

龍田「龍鳳ちゃんも~、天龍ちゃんたちの看護お願いね~」

龍鳳「は、はい、お任せください!」


天龍「あれ? 龍鳳は見送りいいのかよ」

龍鳳「? 私ですか?」

天龍「おう。だって、お前がウチに着任したのって、四方山の提督さんがこっち薦めてくれたからだろ?」

龍鳳「う~ん?」(ポクポクポク…

龍鳳「あ」(チーンッ

龍鳳「言われてみれば、眼帯のせいでわからなかったけど、あの時、釣りをしていた提督さんですね……」

龍鳳「あれ? ということは」


(龍鳳、回想中・・・)

提督『申し訳ない私は今日たまたまここへ釣りに来ただけの通りすがりの提督なのでこの四方山鎮守府というのはとんと心当たりが本当に申し訳ない』(キリッ


提督『あ、あとこれは提督仲間から聞いたのだが、四方山鎮守府の提督はコミュ障で対人恐怖症で人と5分と目をあわせていられず、おおよそ艦娘に信頼してもらうに値しないダメ人間だそうだ』


提督『う、うむ、そんな提督のもとに配属されても苦労するのが目に見えている。これは私個人の意見だが、今のうちに考え直したほうがいい』


提督『う、うむっ、今いる艦娘たちとコミュニケーションを取るのがやっとのところに新しい子が着任などしたら、到底耐えられるはずがないっ』(断言


提督『も、もしどうしても転属したいと言うのなら、四方山鎮守府よりも他所鎮守府をおすすめする!あそこの提督なら、きっと君のことも歓迎してくれるはずだ!』



龍鳳「……もしかして私、着任を断られてました!?」(ガビーン

天龍「いま気づいたのかよ」

扶桑「龍鳳さん、かわいそう……」

山城「こっちの提督に気に入られてるからいいんじゃないですか?」


(他所鎮守府陥落から2週間後)

《鎮守府》執務室


漣(E:艤装)「そろそろ一段落ですかね。ちょっとお茶でも淹れてきまーす」

提督「あ、ああ、お願いする」


<パタンッ


提督「…………」(カリカリカリカリ

提督「(関の鎮守府が落とされてから、はや2週間)」

提督「(資材の備蓄は完了、艦や装備の改修も順調に進んでいる)」

提督「(非常事態ということで、全ての艦娘に艤装の装着を義務付けて、鎮守府の警戒にあてている)」

提督「秘書艦の子にまで艤装を装備させるのは、少しやり過ぎな気もするが……備えあれば、というしな」

提督「(だが、あれ以来、深海棲艦に動きが見られない。むしろ、各地の活動も低下の傾向にある)」

提督「他所鎮守府との戦闘で、向こうも痛手を被ったからか?」

提督「……このまま、すべてが杞憂のまま終わってくれればいいのだが」




離島棲鬼「デモ、ソンナ風ニ上手クハイカナイッテ分カッテルンデショウ?」(ギュウ…

提督「!!?」

離島棲鬼「フフ……久シブリ。元気ニシテルミタイデ安心シタワ」

離島棲鬼「 会 イ ニ 来 テ ア ゲ タ ワ ヨ 」




《鎮守府》母港

<ウゥゥーーー!! ウゥゥーーー!!
<鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ! 鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ!


朧「!!?」

曙「はあ!? ちょっとどういうことよ!」

潮「し、深海棲艦が鎮守府に? ど、どうやって……」

朧「曙!」

漣「わかってるわよ! 潮、私たちは工廠に向かうわよ!」

朧「あの周辺は球磨さんたちに警戒してもらってるけど、人手は多い方がいい」

潮「う、うん!」

朧「提督には漣がついてるし、大丈夫だよね」

潮「て、敵襲があった時は、漣ちゃんだけじゃなくて神通さんとか金剛さんも合流する手筈になってるしね」

曙「大和さんも、普段はちょっとアレだけど、なんだかんだで強いし……大丈夫でしょ。ま、まあ、私はクソ提督のことなんてどうでもいいけどさ!」

朧「素直に心配してるって言えばいいのに」

潮「だね……えへへ」

曙「っさいわね! ほっといてよ!」

曙「(でも、なんだろう……すごくやな感じ)」

曙「(提督のことちゃんと守らなきゃぶっ飛ばすからね、漣!)」



<ウゥゥーーー!! ウゥゥーーー!!
<鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ! 鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ!

離島棲鬼「アラ、モウバレチャッタノネ」

提督「どうやって、ここに。何をしに来た」

離島棲鬼「クスクス……ソンナ冷タイコト言ワナイデ? アンナニ深ク、深ク繋ガッタ仲ナノニ」(ツ…ツ…

離島棲鬼「会イタイ人ニイツダッテ会エルヨウニシテオクノハ当然デショウ?」

提督「……っ」(ギリッ

離島棲鬼「骨ガ折レタワ。海軍ニモ、艦娘ニモ貴方ニモ……妖精ニダッテ分カラナイヨウ工夫シタンダカラ、フフ、ウフフ」

提督「目的は、なんだ」

離島棲鬼「貴方ヲ助ケニ来タ、ト言ッタラドウスル?」

提督「世迷い言を……」

離島棲鬼「貴方ヲ縛リツケテ苦シメテイル呪イカラ解キ放ッテアゲタイノ……本当ヨ、フフ」(ブンッ


ドガッ…!!


提督「ぐ!?」

離島棲鬼「ソロソロ思イ出シマショウ? 貴方ガ何ヲサレタノカ……何ヲ奪ワレタノカ」(馬乗り

提督「(不味…い、なんとかして離れなくては……!)」

離島棲鬼「ソシテ……貴方ガ本当ニ望ンデイル事ハ何ナノカ」(ボゥ…

提督「く……!」(顔背け

離島棲鬼「チャント見テ? デナイト、心マデ壊シチャウワヨ?」 (目覗き込み

提督「ッ、ぐあ……はッ……!!」

離島棲鬼「マア、ソレナラ連レテ帰ル手間ガ省ケルンダケド、ネ」

提督「ァ……が――――!!?」




『気持ち悪い』

    どうして、そんなひどいことを言うの

『お前なんかいなくなれよ』

やめて


『化け物の合いの子』

         痛いよ

『こんなやつ、いくら痛めつけてもいいんだよ!』


      辛い

助けて

                  苦しい

                             悲しい

              逃げたい

           悔しい

     納得できない




                                    もう嫌だ

           助けて助け
                  テ
    助けて

                           助 ケて
                 

助ケテ





『なんか動かなくなったね?』

『ど、どうしよう……』

『バケツの水かけておけばだいじょーぶだよ! それ!』


                        許せない

         こんな奴ら……


              
コ ン ナ 奴 ラ  ミン ナ 消エテ シマ エ――――!!




提督「ハッ……ハッ……!!」

提督「うわ、あ……ああぁぁあっ!!」

離島棲鬼「コレガ、アナタノ本当ノ願イ」

離島棲鬼「ダカラ、モウイイデショウ? 辛イデショウ? ダッタラ、我慢スル必要ナンテナイ」

提督「違…ウ……私は……私……ハ…」

離島棲鬼「サア、貴方モ私タチト同ジ場所ニ――――」



<ドバンッ!!

漣「ご主人様! 鎮守府に深海棲艦が侵入……って、なにやってんだテメエ!?」

離島棲鬼「アラアラ、イイトコロダッタノニ……邪魔ガ入ッチャッタワネ」

漣「ご主人様から離れろ、オラア!!」(ブンッ!

離島棲鬼「モウ……イキナリ顔ヲ蹴ッテクルナンテ、部下ノ躾ガナッテナイワ」(スッ…

提督「ぐ、う……うぅ……っ」

漣「ご主人様、大丈夫ですか!? 漣が来ましたのでご安心召されよ!」

漣「神通さんたちもすぐに駆けつけてくれますから、戦艦に乗ったつもりで……とと、その前に下がらなきゃですねー」

漣「これからアイツと一戦やらかしますのでー。立てます? ご主人様――――」(肩掴み

提督「ヒッ……!」



パァンッ!



漣「たッ!?」

提督「あ、うあ……あ」

漣「……え……あれ、ご、ご主人…様?」(ヒリヒリ…

漣「そんな、マジ顔って、あれ? ほ、ほら、初期艦の漣ちゃんですよー?」

提督「やめて……来るな……触らないで……ッッ、違う……そうじゃない、寄るなっ……違う、違う違う……!!」(ガリ…ガリガリッ…

漣「…………」(ヨロ…



離島棲鬼「アララ、嫌ワレチャッタ♪」(クスクス

漣「……お前、ご主人様になにした」(ギョロッ

漣「漣の……私たちの提督に……」



漣「何をしたああぁぁぁぁあああああっ!!!」



離島棲鬼「フフ、思イ出サセテアゲタダケヨ」

離島棲鬼「コノ人ニトッテ、人ガドレダケ怖イ存在カトイウコトヲ……ネ」

漣「――――殺す」

離島棲鬼「……イイデショウ、相手ヲシテアゲル」

漣「神通さんや金剛さんたちが来る前に沈めてあげますよ!」(ジャキンッ

離島棲鬼「フフ、威勢ガイイノネ」

離島棲鬼「デモ、慢心シテハダメヨ?」

離島棲鬼「成リタテノ若イ子ナラマダシモ……駆逐艦ノ艦娘ゴトキガ、私ノ前ニ立ッテ無事デイラレルナンテ思ワナイコトネ」

漣「……っ」

漣「あぁぁぁあああああっ!」(ドンッ!!

離島棲鬼「コノ子ヲ壊セバ、提督モ素直ニナッテクレルノカシラ?」

提督「やめろ……やめ…て……」

離島棲鬼「試シニヤッテミマショウ」

提督「やめて……くれ……!!」





<バンッ!!

神通「ご無事ですか、提督……っ!?」

金剛『訳:警報聞いたでしょ!? だったら、あなたは真っ先に避難――――え?』

大和「漣……さん?」





ポタ…………びちゃ……


離島棲鬼「頑張ッタケド……艦船ノナイ艦娘ナンテ、ヤッパリコノ程度ヨネ」(髪掴み上げ

漣「」(ダラリ…

離島棲鬼「セッカク、慢心シテハダメッテ忠告シテアゲタノニ」

離島棲鬼「ネエ、提督?」(ニコッ

今回はここまでです
次の投下はイベント中……たぶん

《鎮守府》食堂


神通「…………」(トボトボ…

金剛「どうでしタ……って、その顔じゃ聞くだけ無駄ですネ」

神通「はい……」

金剛「漣があんなことになって……それだけじゃなくて『あんなモノ』まで出されたんデス、ショックを受けるのは当然ネー」

神通「で、でも、このままじゃ提督まで!」

金剛「わかってマス。ですが、こればっかりは提督の問題ヨ……どうにか立ち直ってもらう他ないデース」

神通「提督……」

金剛「(みんな心配してるんだから……早く目ぇ覚ましなさいよ、バカ)」



《鎮守府》廊下

提督「……」(ヨロ…フラ…



弥生「ぁ……司令…官」

文月「ほわぁ、司令官、おはよぉ~!」

提督「…………」

文月「司令官、いま起きたの~? お寝坊さんはメッだよ~」(パタパタ

弥生「朝ごはん、まだ…ですよね? 蒼龍さんにお願いして、お、おにぎり作ってもらいます…」(ニコ…

提督「…………」

文月「えへへ、じゃあじゃあ、文月は玉子焼き作るよぉ~」

弥生「や、弥生…も。瑞鳳さんに教えてもらったから、自信…あります」(むんっ

提督「必要、ない」

文月「えぅ?」

弥生「ぇ……」

提督「食欲がないから……今は、いい」

文月「で、でもぉ、ちゃんとごはん食べないと元気でないよ~」

弥生「ん」(コクコクッ

提督「いいと、言っている」(虚ろ目

文月「し、司令官、待って……」

提督「仕事が残っている。一人にしてほしい」(ズル…フラ…

文月「ぁ……」






文月「……」(くしぐし…

弥生「ふ、文月…ちゃん」

文月「え、えへへ、司令官に怒られちゃったね~」

弥生「司令官、怒ってない…です。漣さんのことで、お、落ち込んでるだけ」

文月「……うん」

《鎮守府》執務室前


不知火(@立哨中)「……!」

不知火「司令、お疲れ様です。執務室、異常ありません」(敬礼

不知火「もう休憩はよろしいのですか? ここ数日、食事も睡眠も取られていないはずです」

不知火「よろしければ、鳳翔さんか間宮さんにお願いして消化のよいものをお持ちしますが……」

提督「…………」(スッ…


<パタンッ

不知火「……司令」(ショボリ








提督「……ハ、ァ」(ズ…ズズ…

提督「なにをしているのだ、私は」

提督「文月君や弥生君たちにまで心配をかけて……」

騙されている

裏切られる

提督「だというのに、あの子たちの気遣いさえ……歪んで、見えてしまう」

蔑まれている

疎まれている

憐れまれている

提督「(信じたい……彼女たちなら大丈夫だと信じたいのに……)」

提督「(もう……誰でもいい……何だっていい……)」

提督「私を――――」(顔覆い

今回はここまでで
次から能動分岐的な各キャラコミュニケーションネタになります
現在は不知火(陽炎)、満潮、多摩、球磨、那珂、赤城、蒼龍(文月弥生)、大和、神通、金剛を予定しています

>751 暗い内容で不快な思いをさせてしまい申し訳ありません

>758 コミュニケーションネタのキャラは増えるはず……たぶん
初期メンバー分くらいは頑張りたいところです

【8月8日は大和の進水日】

旬彩《鳳翔》


大和「~~~~♪」

鳳翔「今日は随分とご機嫌ね、大和ちゃん」

大和「ハイ! 実は今日、大和が秘書艦の日だったのですが、なんと、なんとですね!!」(ズズイ!!

鳳翔「あ、あらあら、何があったのかしら?」

大和「ウフフフ! 実はですね――――」




《鎮守府》執務室


提督『あ、あの、大和君』

大和『はい! 大和にご用ですか、提督?』(パァァッ

提督『と、突然の話で申し訳ないのだが、この後、鳳翔君の店に行かないか』

提督『私は明日の準備があるので、す、少し遅れるが……』

大和『』

提督『や、大和君?』

大和『』(頬ギリギリ

大和『ゆ……夢、ですか?』

大和『自分で言うのもなんですが、大和、て、提督のことをお慕いし過ぎて白昼夢を……?』(ガクブル

提督『き、君は私をなんだと思っているのだね?』



大和「提督からお食事に誘っていただけるなんて想像だにしていなかったので、ビックリしちゃいました」(テレテレ

鳳翔「どこかのアプリゲームの高レアカードみたいな確率ですからね、提督からアプローチをかけるのは」



<ガラララ…

鳳翔「あら、噂をすれば影ですね」

提督「お、遅くなってすまない。待たせたね、大和君」

大和「いえ! 大和もついさっき席に着いたところなので、気にしないでください!」

大和「それよりも提督、さあ、こちらへどうぞ♪」(隣プッシュ

提督「う、うむ」 (オズオズ

大和「鳳翔さんっ、提督にお銚子と肴をお願いします」

鳳翔「はい、ただいま♪」


(大和、提督にお酌中・・・)



大和「お猪口が空になってしまいましたね。ささ、お注ぎしますね」

提督「あ、ありがとう」

大和「ウフフ、提督にお礼を言ってもらえるなんて晴れがましいです」(ニッコニコ

鳳翔「はい、追加の肴とお銚子ですよ」

鳳翔「そういえば、今日は珍しく提督から大和ちゃんを誘ったそうじゃないですか。どういう風の吹き回しですか?」

提督「鳳翔君も私をなんだと思っているのだ……」(憮然

鳳翔「(コミュ障ですかねー)」

大和「(大和にもその質問には答えられないてます……)」(目逸らし

提督「きょ、今日は大和君の誕生日だったのでな」

提督「祝いの言葉を送るタイミングが掴めず、鳳翔君の店に誘う形になってしまい、拘束時間を増やしてしまったのは申し訳なく思うが……」(ゴソゴソ

提督「た、たいしたものではないのだが、よければ」

大和「アロマキャンドル、ですか?」

提督「うむ。好みに合うかはわからないが、リラックス効果のある香りだそうだ」

提督「その、寝る時にでもな?」

大和「…………」

提督「……大和君?」


リラックス効果がある→寝る時(意味深)に→


大和「提督……そんなに大和のことを求めてくださっているのですね……!」(カアァァッ

提督「や、大和君?」

鳳翔「……座敷、使います?」

大和「もちろんです!!」(ガシッ!!

提督「なんの話をしているのだね、君たちは!?」


《この後、無茶苦茶……》

《鎮守府》執務室


離島棲鬼「艦娘達ニ囲マレテ……歓迎サレテイルノネ、私」(クスクス

金剛「そういう台詞は周りをよく見てから言うネー」

神通「漣さんを、放しなさい」

大和「提督に危害を加えて、無事にここを去れると思わないことです」

離島棲鬼「……流石ニ3人同時ハ骨ガ折レルワネ」

離島棲鬼「ショウガナイカラ、コノ子ハ返スワ」

漣「」(グラ…

提督「っ……漣…君」(ギュウッ

離島棲鬼「フゥン、マダ切リ捨テラレナイノネ」

離島棲鬼「(サテ、ト。ドウシヨウカシラ、コノ状況)」

金剛「……」(ジリ…

神通「…………」(スッ…

大和「覚悟はよろしいですね?」(ガコンッ

離島棲鬼「(実ヲ言ウト、アノ駆逐艦ノ艦娘ノ攻撃、結構通ッテルノヨネ)」(ズキズキ…

離島棲鬼「(提督ト艦娘ガ揃ッテ初メテ、私達ニ対抗シ得ル力ヲ発揮スル……カ)」

離島棲鬼「アノ連中ラシイワネ」(ボソ

金剛「なに一人でブツブツ言ってるデース?」

金剛「余所見はNOなんだからネ!!」(ガシャンッ

離島棲鬼「多勢ニ無勢ネ。仕方ナイカラ、今日ノトコロハ引カセテモラウワ」

大和「逃がすと思っているんですか? 提督を襲っただけでなく、漣さんに怪我を負わせた貴女を」

離島棲鬼「見逃シテクレルト思ッテイルワ」

大和「巫山戯るな……!」

離島棲鬼「……オイデ、北方棲姫」(ズズ…ズ…

金剛「(空間が歪んでる? 一体なにを……)」


北方棲姫「んしょ」(ぴょん!



北方棲姫「……」(キョロキョロ

大和「深海棲艦の……子供?」

離島棲鬼「フフフ、チョット違ウワネ」

離島棲鬼「コノ子ハ……」

北方棲姫「――――パパ!!」(パアァァッ!

離島棲鬼「私ト提督ノ子供、ヨ」(唇なぞり

提督「な……に?」

北方棲姫「離島棲鬼、見テ、パパ! パパガイル!」(ふんすふんす

離島棲鬼「アラアラ、ヨカッタワネ」(ナデナデ

金剛「……どういう意味、デスカ」

離島棲鬼「ソノママノ意味」

離島棲鬼「レ級ニ連レテ来テモラッテカラ、毎日毎日毎日毎日、オ互イヲ知ルタメニ繋ガッタノ」

離島棲鬼「コノ人ノ優シイトコロモ駄目ナトコロモ、ドウシテ他人ガ怖イノカモ。貴女達ノ知ラナイ事、タクサン教エテモラッテ」

離島棲鬼「アンマリ抵抗スルモノダカラ、壊シカケチャッタケド……人形ミタイニナッタ提督モ、トテモ可愛カッタワ」(クスクス

神通「――――」

神通「(あの時、私が提督をお守りできなかったから?)」(ヨロ…

金剛「Hey、しっかりするネ、神通。膝をつくのは後にするデース」

神通「は…い」

離島棲鬼「実ヲ言ウト、今日ハコノ子ニ提督ト会ワセテアゲルノガ目的ダッタノヨネ」

離島棲鬼「予定外ノ事モアッタケド、ソレモ済ンダシ……帰シテイタダケマス?」

大和「だから逃がさないと……!!」

離島棲鬼「アラ、私達ノ相手ヲシテイル時間ハアルノカシラ」

離島棲鬼「ソコノ駆逐艦ノ艦娘、早ク治療シナイト助カラナイワヨ」

大和「くっ……」

金剛「(鬼号と幼体の姫級が二体……。こんな狭い場所じゃ、いつ提督に流れ弾が飛ぶかもわからないと来た……)」

離島棲鬼「帰シテモラエルワネ?」

大和「金剛さん……」

金剛「……」(フルフル


離島棲鬼「決マリネ。サ、帰リマショウ、北方棲姫」

北方棲姫「!?」(ガーン

北方棲姫「マ、マダホッポ、パパハトオ話シテナイノニ」

北方棲姫「パ……パパノ鎮守府ニオ泊マリ……ダメ?」(オズオズ

離島棲鬼「我ガ儘ハ駄目ヨ。ミンナ待ッテルカラ、一緒ニ帰リマショウ」

離島棲鬼「パパトハ今度、北方棲姫ガ満足スルマデ遊ンデモラエルカラ、ネ?」

北方棲姫「満足……ワカッタ、ガマンスル!」(ドキワク

離島棲鬼「イイ子ネ。ソレジャ行キマショウ」(手繋ぎ

北方棲姫「パパ! 今度、ホッポト遊ブノ、約束!」(バイバイ

離島棲鬼「フフ、日ニチガ決マッタラマタ会イニ来ルカラ、待ッテテネ」(ズズズ…

提督「ぅ、く」

離島棲鬼「――――ソウソウ、言イ忘レテタワ」

離島棲鬼「コノ子ハ見棄テナイデアゲテネ? ……レ級ミタイニ」(ニコリ

提督「――――!!」



金剛『訳:くそ! 目の前で逃げられるなんて……!』

大和「あの深海棲艦、提督を辱しめたと言っていましたよね? 許さない……赦さない……ゆるさない……」(爪カリカリ

金剛「……深海棲艦が私たちと同じ方法で増えるのか疑問があるし、まだ完全にそうと決まった訳じゃないネー」

大和「そう、ですね。木の股からでも生まれるのが鬼ですし……提督の血や肉を取り込んだだけということも……」(ブツブツ

大和「仮にそっちだったとしても、直に主砲を叩き込むぐらいでは済ませませんけど……」(ブツブツ

金剛「こ、この話は私たちのところで一旦止めておくとして、今は漣のことデス」

神通「提督、漣さんの怪我は……!」

提督「!!」(ビクッ

神通「……提督?」

提督「止血は、済ませた。た、頼む……漣君、を……早く、い、医務室……に」

大和「では、大和が漣さんを運びます」

提督「ハァ……ヒュッ……コフッ……!」

金剛『訳:ちょっと、大丈夫? アナタ、顔真っ青よ』

提督「ぜひ……う、ううっ……!」

金剛『訳:鋼太郎!?』

神通「提督、どうされたんですか!?」

ドンッ!

神通「きゃっ!? て、提督……?」

提督「うわ、あ゛ああぁぁ!!」

金剛『訳:ど、どうしたっていうのよ!?』

金剛『訳:聞こえる!? しっかりしてよ、ねえ……ねえってば、鋼太郎!!』




(数日後)
《鎮守府》医務室

漣「――――」(すぅ…すぅ…

潮「さ、漣ちゃん」

曙「……なんで起きないのよ」

朧「修復剤のお陰で怪我は綺麗に塞がったけど、ダメージと出血が多すぎたってお医者さんが」

朧「提督は提督で、侵入した深海棲艦になにかされたらしくて、脳波が危険なレベルまで乱れてたらしいし……」

朧「してやられたって感じだね」

潮「提督、大丈夫なのかな。こんなことがあったのに、目を覚ましてからずっと、休まずにお仕事してるし」

曙「私たちが、漣にクソ提督の護衛を丸投げしたせいで」(ギリッ

曙「ゴメンね、漣……ゴメン……!」

潮「曙ちゃん……」

朧「神通さんたちでも間に合わなかったんだし、私たちが向かっても結果は同じだった……たぶん」

曙「それでも、何かできたかもしれないじゃない!」

朧「……何かできるとしたら、今は朧たちが漣の分まで頑張ることだよ」

朧「後悔してるのは私も同じだから。漣が目を覚ましたら、一緒に謝ろ」(ニコ…

潮「そうだね……。が、頑張ろう、曙ちゃん!」

曙「―――うん」

曙「っし! そうと決まれば、こんなとこで辛気臭い顔してらんないわ!」

曙「どーせ漣のことだから、起きたら『知らない天井だ』とか言うのよ! 放っておいた方がいいわ!!」

曙「クソ提督をシャキっとさせるとか、艤装のチェックとか艦とのリンク調整とか、やれることはいっぱいだからね! 行くわよ、朧、潮!」

潮「あ、曙ちゃん、待ってぇ~」

朧「今泣いた烏がもう笑った、だね」

朧「(待ってるよ、漣。だから……早く目を覚まして)」

朧「やっぱり、初期艦の漣がいないと締まらないからさ」





漣「――――」(ピク…

今日はここまで
ウジウジはここまでで、次回から個別ルートに能動分岐な提督とコミュニケーションネタに入ります(全員は難しいかもですが
イベントは……ケッコンカッコカリ艦娘抜き&スレ登場艦娘縛りは不可能と判断
なにかしらの突破口を見つかると信じて、資材とバケルを投げ捨てています

離島は両親や元帥の関係者か何かなんだろうか?

>>790
>離島棲鬼「(提督ト艦娘ガ揃ッテ初メテ、私達ニ対抗シ得ル力ヲ発揮スル……カ)」
>離島棲鬼「アノ連中ラシイワネ」(ボソ

この部分だけど「アノ連中」を両親や元帥に限定するのは流石に勘違いが過ぎるか
お騒がせして申し訳ありませんでした

【艦娘たちとコミュニケーション】不知火・陽炎編


《鎮守府》執務室

提督「――――――――ぅ」

提督「また、落ちていたのか」(ヨロ…

提督「コフッ、ゴホ……」

提督「(現実から目を背けるために、落ちるまで作戦や執務の処理を続けて、食欲がないからと、申し訳程度に水を口にして」

提督「辛いのは道理だな……ハ、ハハ」

提督「――――ッ」(ギリィッ

提督「(奴はまた来ると言っていた。蹲っている時間などないというのに……!)」

提督「(何でもいいのだ……誰でも、どんな些細なきっかけでも構わない)」

提督「私を……もう一度、『提督』として――――」



――――ドサッ!


提督「……なんだ?」


<ガチャ……キィィィ…


提督「(重い……人が朽ち木のように倒れる音が……)」(ソロ~

不知火「」(五体投地

提督「」(白目

提督「ハッ!? い、意識が飛んでいた。不知火君、しっかりしたまえ、不知火君!」

不知火「ぬ、ぬぃ」(ピク…ピク…

提督「うぬ、なぜ不知火君が廊下に倒れて……」(オロオロ

提督「と、ともかく、ここに転がしておくわけにもいくまい」(抱え抱え

不知火「うぅ……しれぇ……しれぇ~……」(目グルグル

提督「ぬぐ、うぐぐ……あ、安心したまえ、すぐに……医務室へ運、ぶ」

提督「(こ、ここ数日の不摂生が祟ったか……つ、つ、辛い……!!)」(ヨタ…ヨタ…

陽炎「……司令、なにやってんの?」(ジトー

提督「ひぃっ!? か、陽炎君か。丁度いいところに」

提督「し、不知火君を医務室に運ぶのを、手伝ってはくれないだろうか」

陽炎「ひぃっ、て……ま、いいけど」


《鎮守府》医務室


不知火「すぴー……くぴー……」(スヤスヤ

提督「ね、寝不足と空腹、だと?」

陽炎「まあ、そうなるわね」

陽炎「『何時なんどき、司令が深海棲艦に襲われるかわかりません。漣さんが戻られるまで、不知火が司令をお守りしなくては(キリッ』……って感じで、ずっと執務室前に立ってたもん」

提督「ず、ずっとというのは」

陽炎「漣さんが深海棲艦にやられて……まあ、生きてるけど。司令が沈み込んでからずっとに決まってるじゃない」

提督「……どうして、そんな真似を」

陽炎「そんなの、司令のこと大好きだからに決まってるじゃない」(頬ムギュー

不知火「にゅ」

不知火「口下手で、人付き合い苦手で、要領悪くて、目つき悪くて無愛想で、いらない誤解と反感ばっかり受けて……」(ウリウリウリウリ

不知火「ぬぃぃ……?」(プルプル

提督「だ、だが、艦娘として誰かを守りたいという不知火君の気持ちは、誰よりも強い」

提督「その、気持ちは……適性や才能にも劣らない、た、大切な要素だと……私は、思っている」

陽炎「……そんな風に不知火のいいとこ、悪いとこ引っくるめて受け入れてあげたから、なのよね」

提督「うぬ?」

陽炎「不知火が司令に懐いてる理由」

陽炎「この子はアホだけど、アホだからこそ? 信じた人のことは絶対に裏切らないの」

陽炎「自分のことで一杯一杯なのに、歯を食い縛って、いろんなもの守ろうとしてる司令のこと、不知火は本気で尊敬してるから」

陽炎「もうあれよ、司令が白を黒って言ったら黒って信じるし、ワンと鳴けって命令したら三遍回ってお腹見せながらワンしちゃうくらい」

提督「い、いくらなんでもそれは……いや、う、うむ、うむむ」

陽炎「やりそうでしょ?」

提督「完全に否定は、できないかもしれない」(目逸らし

陽炎「アハハ、出た司令の十八番!」(クスクス

提督「うぐ……」

陽炎「……司令が昔、何があってそんなに人が苦手になったのかはわかんないけどさ」

陽炎「それでも、これまでみたいに不知火のこと、信じてあげてほしいな」

陽炎「それだけできっと、この子は幸せだから」(ニコリ

提督「これまで……みたいに」

陽炎「できてないって思ってるかもだけど、司令が私たちのこと信じてくれてるのは、不知火だけじゃなくてみんな知ってるから!」

提督「…………」

陽炎「さて、と。いつまでも不知火の面倒見てらんないし、私はもう戻ろっかな~」

提督「し、不知火君をここに置いていくのかね」

陽炎「あー、たぶん夕飯の時間になったら勝手に目を覚ますんじゃない?」

提督「そ、そうか、なら大丈夫か」

陽炎「そーいう司令も、ここ何日かまともに休んでないんだから、ちゃんと家で寝た方がいいわよ」

提督「……ああ、そうしよう」

陽炎「うん! よく寝て、ちゃんとご飯食べて、また一緒に頑張りましょ!」

提督「陽炎君」

陽炎「ん、なぁに? まだお話したいの?」

提督「……ありがとう」

陽炎「いいのよ~、お礼なんて! でも、サ~ンキュ♪」(ウィンク




陽炎「そーだ、司令」(クルリ

提督「ぬ?」

陽炎「一応、私も司令のこと、本気で尊敬してたりするから」

提督「な、なに?」

陽炎「……じゃ、じゃっ、そういうことで!」

<パタンッ…!



提督「尊敬している、か」

不知火「ふぴー……くぴー……」(鼻提灯

提督「…………」(ナデ…

不知火「……フ、フフ……期待に応えてみせます…しれぇ」(にへら

イベント中で短くて申し訳ないです
なんとかこのスレ内でネタを書ききりたいところです

新規艦娘は出ないけど、この鎮守府的には問題ないので攻略を楽しんでいます

※832 今回も凄い動画、感謝です
イラストと音楽がつくと印象がガラリと変わって驚いております

イベント中なので途中までですが、艦娘たちとコミュニケーションネタ投下します
各キャラ編で提督の振り子メンタルの揺れ幅が違いますがご了承ください

【艦娘たちとコミュニケーション】満潮編

《鎮守府》執務室


提督「――――――――」 (カリカリカリカリ…

提督「……っ」(グラッ

提督「ハァ……ふ、ぅ……」(チラリ


時計<マルヒトサンナナ……もういいっ…もう…休めっ…!


提督「……もう、こんな時間か」

提督「(漣君が倒れてから、今が何日目なのかさえあやふやになっているな)」

提督「さすがに、疲れた」


ピロリーン…♪

提督「?」

提督ケータイ『失礼、mailだ。subjectの表記なし、本文を開く』

提督「(私の携帯にメール? 珍しいな、一体誰が……)」


未読:39件

提督「!?」(ビクッ

提督「な、なんだこれは、悪質なサイトにアドレスが漏れたのだろうか」(恐る恐る

提督「……満潮君から?」


『満潮君
sub:
漣さんが一命をとりとめたんですって? よかったわね』

提督「……」(カコ…カコ…


『満潮君
sub:
なんか沈み込んでるって聞いたけど、元気出したら? まあ、司令官には難しいでしょうけど!』

提督「……」(カコ…カコ…


『満潮君
sub:
こっぴどくやられたからって、いつまでウジウジやってるわけ? 面白くないことしてくれた深海棲艦に倍返しよ!』


『満潮君
sub:
いつまでやってるの? ウザイのよッ!!』


『満潮君
sub:
提督引きこもり中に艦隊全滅とか、やめてよねっ!?』


『満潮君
sub:
ゴメン、きつく書き過ぎた』








『満潮君
sub:
司令官がいないと話にならないんだから……立ってよ』

『満潮君
sub:
私じゃ力不足かもしれないけど、愚痴ぐらいは聞くから。メールの返事、ちょうだい』


提督「……これは、いつから」

提督ケータイ『141時間37分前から不定期に送られてきていた』

提督「な、なぜ伝えなかったのだ」

提督ケータイ『君の精神状態を考慮した結果、報告が遅れたことは謝罪する』

提督「ならば、せめて、い、今は返事ができないとお前から……」

提督ケータイ『彼女とは知らない仲ではないし、一般常識的にはそうすべきだと判断できる。しかしだな、バディ』

提督「?」

提督ケータイ『満潮君のメッセージはすべて君に向けて送られたものだ』

提督ケータイ『それに返信するのは、君が果たすべき義務ではないのか?』

提督「ぐ……」

提督ケータイ『さあ、どうするバディ。満潮君は辛抱強く君の返信を待ってくれているぞ』

提督「い、いつの間にそんな意地悪くなったのだ、お前は」

提督ケータイ『私は君に与えられた思考能力の範囲で思考し、選択肢を提示しているに過ぎない』

提督ケータイ『それを意地悪いと感じるのなら、それは君がやらねばならないと理解していながら、目を背けている事柄だからだろう』

提督「り、理屈ばかり捏ねるな」

提督ケータイ『知っているか、バディ? ケータイは持ち主に似るらしいぞ』

提督「ぐ、ぬうう……」(ガックシ





《艦娘用宿舎》満潮の部屋

ヴーヴヴッ…


満潮「…………」(ツ…ツィ…


『司令官
sub:遅くなってすまない
君の言葉、確かに受け取った』

満潮「……バカね。こんな返信出すのに、どれだけ時間かけてるのよ」(クスッ

【艦娘たちとコミュニケーション】多摩編

《艦娘用宿舎》木曾の部屋


球磨「クマー……」(ぐでーん

木曾「球磨姉、なんで俺の部屋でぐだってんだよ……」

球磨「退屈だから妹の話し相手になってやりに来たクマー」

木曾「話し相手なら多摩姉がいるじゃねーか」

球磨「部屋に行ったけど多摩、いなかったから仕方なくだクマ。こういう時に限って、北上と大井は遠征だし」

木曾「消去法かよ!?」

球磨「お、このお饅頭、美味しいクマー」(ムーシャムシャ

木曾「勝手に俺の茶菓子むさぼんなー!」

球磨(素)「木曾、やかましいぞ」(ギロッ

木曾「ヒィッ!? ゴメン、球磨姉!」

球磨「もう夜だクマー。川内みたいに騒いだらみんなの迷惑になるクマー」(モキュモキュ

木曾「(くそぅ、くそぅ!)」(シクシク

球磨「夜食べる甘いものって、どうしてこんなに美味し……ンガググッ!?」

木曾「球磨姉!?」

球磨「の……喉に……お饅頭、つ、詰まっ…………グマ」(ガクッ

木曾「球磨姉? 球磨姉ぇぇっ!?」




《鎮守府》執務室


多摩「ニャ」(ピクッ

提督「…………」

多摩「いま、球磨が大変なことになってる気がするニャ」(コロコロ

提督「…………」

多摩「ニャンガニャンガニャ~」

提督「多摩、君……用がないの、なら……自分の部屋へ、戻ってくれないか」

多摩「ヤダニャ」(プイッ

提督「……ここにいて、君になんの得があるというのだ」

多摩「なーんにもなーいニャ~」

多摩「提督はジメジメしてるし、空気も重苦しいし、むしろ損してるニャ」

提督「な、ならば……」

多摩「……多摩はネコじゃないけど、気紛れだから、いたいところにしかいないのニャ」

提督「…………」

多摩「だから、提督が嫌だって言ってもこの場を梃子でも動かないニャ」

多摩「どうしても動いて欲しいなら、提督が動けばいいニャ」

多摩「オススメは食堂か鳳翔さんのお店か間宮さんニャ~」

提督「……ぐ」

提督「せ、せめて、机の上からはどいてもらえないだろうか」

多摩「多ァ摩は、お部屋で……丸くなる……ニャン」(不動の守備表示

提督「…………」(カタッ…


カツ…コツ…


多摩「みんな心配してるから、さっさと元気になるニャ」(ボソッ

提督「君は……本当に猫のような子だな」

多摩「だから、ネコじゃないニャ」(プイッ

【艦娘たちとコミュニケーション】球磨編

《艦娘用宿舎》木曾の部屋


多摩「ニャーン!」(バシバシバシバシッ

木曾「ッテ、イテ!? さっきから痛いって、多摩姉!」

木曾「退屈だから木曾と遊んでやってるニャ。感謝するにゃし」

木曾「俺は遊ばれてるようにしか感じねえよ! なんだよ、にゃしって!? 何語だよ!?」

多摩(素)「声張り上げるな、キンキンうっさい」(ジロッ

木曾「ゴメンナサイ」(平身低頭

多摩「ところで、球磨はどしたニャ?」

木曾「球磨姉? 球磨姉なら、さっき『いい加減、忍耐袋の緒が切れた』とかブツブツ言いながら出てったけど」

多摩「え」

木曾「ど、どした、多摩姉?」

多摩「ヤバイニャ、早く球磨を止めに行くでありんす!」

木曾「なんで廓言葉!?」


《鎮守府》執務室

<ドバァンッッ!!

提督「!!?」

球磨「…………」(ヅカヅカヅカ!

提督「く、球磨君? い、一体何事か……ぐぅ!?」(ガクンッ

球磨(野獣の眼光)「表出ろ……クマ」(胸ぐら掴み

提督「」


《鎮守府》母港

ズルズルズルズル…


提督「こ、これはなんの真似だね!?」(ジタバタ

球磨「無駄な抵抗はやめるクマー、観念して球磨についてくるクマー」

提督「つ、ついてこいと言われても、どこに……」

球磨「すぐにわかるクマ」

球磨「妖精さんたちー、準備OKクマ~!?」

妖精A「大丈夫だ、問題ない」

妖精B「いつだって行けます」

妖精C「最高にハイッて奴ですー」

球磨「よーし、それじゃあ軽巡洋艦《球磨》抜錨だクマー!!」

妖精ABC『急速出航~』

提督「ま、待ちたまえ! 許可もなく艦を動かすのは…………!!」




多摩「間に合わなかったニャ。球磨の奴、懲罰房行き確定なことやらかしやがったニャ……」

木曾「く、球磨姉、提督をどこに連れてったんだ?」

多摩「わかんニャい」

木曾「ど、どうすんだよ……どうしよう、多摩姉」(オロオロ

多摩「……帰ってくるのを待つニャ」

多摩「バカ姉と、多摩たちの大好きな『いつもの提督』が帰投するのを」

木曾「……そっ、か」(トスン

多摩「お酒でも持ってくればよかったニャ」(ストン

木曾「……実はこの間、滅茶苦茶レアな日本酒手に入れたんだ」

木曾「球磨姉と提督が戻ってきたら、みんなで飲もうぜ」(ニヤッ

多摩「木曾……」

多摩「…………ゴメン、戸棚の奥に隠してる奴ならもう飲んじゃったニャ」(目逸らし

木曾「」





(洋上)
軽巡洋艦《球磨》甲板

球磨「よーし、ここなら誰にも迷惑かからないクマ」

提督「く、球磨君、君は一体なにを考えているのだね……?」

提督「艦娘が私的理由で艦船を動かすことは固く禁じられている。そのことを知らない訳では……」

球磨「スーーーー……」

提督「ぬ?」

球磨「ヴオォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」

提督「っっっ!!?」(キィーン

球磨「ゴホゴホッ……!! ふぅ、スッキリしたクマー♪」

提督「な……な……??」(クラクラ

球磨「さっ、提督も叫ぶクマ」

提督「わ、私も? なぜ、だね」

球磨「ここ最近の提督は見ててイライラするクマ! 不満足オーラが溢れ出てるクマー!!」(ガオーッ

提督「それ、は」(俯き

球磨「……もちろん、漣とか深海棲艦になんかされたせいなのはわかってるクマ」

球磨「けど、それで提督が腑抜けるのは、球磨にはどうしても我慢できないんだクマー」

球磨「球磨の知ってる提督は、情けないぐらいビクビクオドオドしてるけど、自分の決めた道を真っ直ぐ進む格好いい提督だクマ」

提督「…………」

球磨「嫌なことがいっぱいあってもう動きたくない、なんてウジウジ考えてる提督をやっつけるクマ!」

球磨「ココには球磨と妖精さんたちしかいないから、泣き言だろーが恨み言だろーが、大声で喚き放題だクマー」

妖精A「見猿」

妖精B「聞か猿」

妖精C「言わ猿、です」

球磨「そんで、胸の中に溜まってるモヤモヤ、全部全部吐き出して……」

球磨「球磨やみんなが大好きな『いつもの提督』に戻って欲しいクマ」(ニコッ

提督「球磨、君」

球磨「さあ、早く母港に戻らないと球磨が大変なことになるクマー。ちゃちゃっと喚き散らすクマー」

提督「ぬ、う……」(すぅー

提督「――――――――!」(クワッ

提督「お……おお……!!」

球磨「恥ずかしがらずに、もっとおっきな声を出すクマー!!」

提督「うおお、おっ……■■■■■■■■■■■ーーー!」

球磨「クククッ、クマー!?」





《鎮守府》母港


木曾(中破)「……おかえり、提督」

多摩(中破)「思ってたよりは早い帰投だったニャ」

提督「う、うむ……その、め、迷惑を、かけた」

木曾「……ヘヘッ、いいさ別に!」

多摩「いつもの提督に戻ったようでなによりニャ」

球磨(中破)「なんで多摩と木曾、ボロボロなんだクマ?」

多摩「……木曾に虐められたニャ」(ムスッ

木曾「多摩姉が悪いんだろっ!? あの酒、すっげえ楽しみにしてたんだからな!」

球磨「なるほど、食べ物の恨みは怖いクマ」

多摩「そういう球磨はどうしたニャ? 提督と友情を深めるのに殴り合いでもしたのニャ?」

球磨「…………」

球磨「提督の溜め込んでたもの、球磨が想像してたよりずっとヤバかったクマー」(遠い目

今回は以上です
川内、那珂、青葉辺りをやったら蒼龍、大和、神通、金剛編でいつもの提督に戻りそうです

【艦娘たちとコミュニケーション】青葉編

《鎮守府》食堂

カチャ……カチャ……


青葉「…………」(モグモグ

青葉「(深海棲艦に漣さんが負けて、司令官が精神的に潰されてから1週間)」(モキュモキュ

青葉「まるでお通夜ですねー」(ボソッ

衣笠「青葉……」

青葉「肝心要の司令官がいまだに立ち直れていないのが大きいんでしょうね」

青葉「当人は頑なに否定してましたけど、ここの艦娘さんたちはみんな、大なり小なり司令官のこと慕ってますから」

衣笠「うん……そだね」

衣笠「早く元気になってほしいな、提督」

青葉「青葉もそう思います」(ガタ…

衣笠「青葉、もう食べないの?」

青葉「ええ、まあ。あまり食欲がなくてー、アハハ」

衣笠「そっか。あ、あのさ、青葉……」

青葉「……安心してください。もう、あの頃みたいにお酒に逃げたりしませんから」(ニコリ

衣笠「……うん!」

青葉「(青葉に何ができるのか考えてましたが、やっぱり……アレしかありませんね)」





《鎮守府》執務室

<knock…knock…


提督「…………」(ノロ…

青葉「こんばんわー!」(バーンッ

青葉「聞いてください、司令官! 実はですね、司令官にとってもオススメな品をお持ちしました!」

提督「…………」(フイ…

青葉「そんなに嫌そうにしないでくださいよ~」

青葉「ほらコレ! ここに着任してからコツコツ撮り溜めたマル秘写真の数々がついにですね……!」

提督「今は、そんな気分ではない」

青葉「ま、まあまあ、そんなつれないこと言わずに! 後悔はさせませんから♪」(ズイズイッ

提督「ッッ!?」(ドンッ

青葉「きゃう!」

提督「! す……すま、ない」

青葉「ア、アハハ、急に近づき過ぎましたねー。青葉、反省です!」

提督「本当に、すまない……怪我は」

青葉「全然平気です!」

青葉「でもでも、長居しちゃうと司令官が辛いかもなので、青葉、この辺で失礼しまーす!」

青葉「……その、マル秘写真集、ここに置いておきますね。気が向いたら見てください」

青葉「みんなが司令官やここでの暮らしをどう思っているのか、きっとわかりますから」

<パタン…



提督「みんなが、どう思っているのか」

提督「これはアルバム、か。『四方山話』……妙なタイトルだ」

提督「(そういえば、記念アルバムを作りたいということで少し前に申請していたな)」(ペラ…


『敬礼する提督』

『提督の隣で笑いながら敬礼する漣』

『執務中の提督を見つめて微笑む神通』

『執務室の扉の隙間からその様子を見守る川内、那珂』

『逃げる提督と、長距離走訓練と勘違いして提督を追う不知火』

『すっ転んだ不知火に駆け寄る提督と、それを目撃して眉間に手を当てる陽炎』

『食堂の当番で、よかれと思って提督の定食を特盛にする雷』

『着任したての頃、提督の袖を掴んでついて回る文月』

『鎮守府の面子にも馴れて、花も綻ぶような笑顔を浮かべる文月』

『文月に手を引かれて、提督に駆け寄る弥生』

『蒼龍と並んで、文月を肩車して弥生と手を繋いで歩く提督』

『赤城に指導されて弓を構える提督』

『弓の勝負では埒が明かなくなり、関節の取り合いを始めた瑞鶴と加賀』

『間宮で甘味を楽しむ提督・北上・祥鳳と、胃の限界を迎えて沈む大井』

『艦載機の整備について提督と瑞鳳に意見を求められ、涙目の大鳳』

『急に写真を撮られて怒る曙と、さりげなくピースする朧と潮』

『衣笠、熊野に挟まれて、借りてきた猫状態で写真を撮られる青葉』

『比叡に引きずられて、金剛のお茶会に参加する提督』






提督「フ、フフ、みんな楽しそうにしている。私は八割方、顔が青白いが」

提督「片目をなくして、大事なものまで見えなくなっていたか」

提督「……提督が、この子たちを曇らせてどうするのだ」




(扉の隙間)

青葉「(タイトルをつけるなら、司令官の再奮起、ですねー)」(メモメモ

青葉「うん、いい記事ができそうです」

青葉「青葉の大好きな、みんなが読んで嬉しく楽しくなるような、ね♪」

【艦娘たちとコミュニケーション】川内編
《鎮守府》屋根の上

川内「夜戦の時間……夜戦だ夜戦だ夜戦だ夜戦~!」

川内「って、いつもならテンション上がって仕方ないのになー」(ゴロン

川内「さすがに空気読むよね……」

川内「でも、このままじゃずっと夜戦を我慢しなきゃか……それはヤダなー」

川内「夜戦をするにはどうすればいいのか」

川内「う~ん……う~むむむ」(ゴロゴロゴロゴロ

川内「そうだ!!」(ガバァッ



《鎮守府》執務室

<ドッバーン!

川内「というわけで! 提督、夜戦の許可ちょーだい!」

提督「まるで意味がわからんぞ」

川内「かくかくしかじかこれこれうまうま!」(身振り手振り


・提督が元気ない

  →提督が元気なくて、みんな夜戦する気になれない

    →提督が元気になったらみんな夜戦をしたくなる


提督「……君は実に夜戦バカだな」(しみじみ

川内「えへへ、照れるな~♪」

提督「本当に、君の夜戦にかける情熱は凄まじい」

提督「好きなもののために、迷いなく全力で進めるのは……羨ましいよ」

川内「そっかなー? 私からしたら、提督も似たようなもんだと思うけど」

提督「わ、私も?」

川内「だってさ、提督が今へこんでるのって漣のこととか、またみんなと話せなくなったからでしょ?」

川内「ホントに私たちのこと好きじゃないとそんなに落ち込めないってー」

提督「そう、なのだろうか」

川内「え、なに、もしかして本当は嫌いだったりする? それはちょっと困るな~」(ウヌヌ

提督「ハ、ハハ……いや、お、おそらく君の言う通りなのだろう」

川内「そうそう、素直が一番♪」

川内「提督はいろいろ難しく考えすぎだよ。もっとシンプルに行こっ、シンプルに!」

提督「難しいが、ど、努力はしよう」

川内「ウンウン! じゃあ、提督が頑張れるように夜戦(意味深)しよっか!」

川内「夜戦(意味深)を経験したら度胸つくって聞くし、溜まったもの吐き出して提督も元気、私も新しい夜戦を体験できる。一石三鳥で丁度いいよね!」

提督「待ちたまえ、どうしてそうなる!?」

川内「大~丈夫、神通には内緒にしとくから♪」(スポーンッ

提督「」

川内「よーしっ、夜戦だァー!!」(ガバーッ

提督「」

【艦娘たちとコミュニケーション】那珂編

《鎮守府》執務室前


那珂「…………」(じー

那珂「(提督も、あれからずっと執務室に籠ってお仕事ばかりやってるし)」

那珂「どうしたらいいのか、提督もわかんないんだね」

那珂「――――よしっ」




(深夜)

~♪

提督「こんな時間になんだ?」


~♪
~~♪

提督「この歌声は那珂君、か」

提督「(執務室の下で歌っているのだな……)」


那珂『ラ~ララ、ラ~ララララ~ララ~……』


提督「…………」

那珂『ララララ~ララ~、ラ~ラ~ラ~ラ~』

~♪
~~♪



提督「……」 (カタン…

窓<換気は大事



那珂『みんな~、いつもありがとーー!』

提督「(みんな?)」

提督「(周りには誰もいないが、那珂君はなにを言っているのだ)」

提督「(それともコレは……私が聞いていると考えてのことか)」

那珂『……エヘン、オホン!』

那珂『これから歌うのは、那珂ちゃんにとって特別な思い出の曲です』

那珂『でも、その前に聞いてください』

提督「……那珂君?」

那珂『私がアイドルを目指したのは、深海棲艦に襲われて家族を亡くした子たちのいる施設のお手伝いをしている時でした』

那珂『きっかけは、施設にアイドルの人が慰安訪問に来てくれた日』

那珂『キラキラした衣装を着たアイドルの人の歌を聞いて、毎日、部屋の隅っこに座って俯いていた子たちが顔を上げて、目を輝かせて……笑顔になるのを見たから』

那珂『とてもとても辛くて、悲しいことがあって、立ち上がれなくて……』

那珂『きっと嫌なことはそれでも止まらなくて、無くならないけど』

那珂『それでも、頑張って! 前へ進もう! って気持ちを伝えられるってわかったから……!』

那珂『那珂ちゃんの歌でファンのみんなに元気のお裾分け! それじゃ、いっくよ――――!!』

那珂『1、2、3、4……♪』


~♪
~~♪

提督「……着任したての頃、よくあんな風に一人で歌っていたな、那珂君は」

提督「(他の艦娘にバカにされても、疎まれても、『艦隊のアイドル』になるんだと、いつも笑顔で)」


~♪
~~♪

那珂『――――♪』

提督「…………」

提督「(那珂君……私にとって、君は最初から、誰にも負けない本物のアイドルだったよ)」

提督「嫌なことはそれでも止まらなくて、無くならないけど……それでも頑張って、前へ進もう……か」

提督「っ……ただの歌だ。だというのに、どうして……こんな」(目ゴシゴシ



那珂「(ちゃんと伝わったかな、那珂ちゃんの気持ち)」(チラッ

那珂「いっつも応援、ありがとう! 提督のためにもっともっとがんばるね! キラーン☆」

那珂ちゃんの見たアイドルが関西弁でノリのいいシンガーソングライターだったりすると私得
思った以上に長いネタになりましたが、次の大和、蒼龍、神通、金剛で終わりにします
どのルートは通るかはお好みで

イベント……あとE7だけなので、休みで時間取れるときに頑張る予定
正直アーククレイドル叩き落として無かったことにしたい気分ですが

【何回やっても何回やっても】


漣「ご主人様、どうしました?」

提督「なんで……逸れるのだ」

漣「運です」(P顔

提督「作戦に参加する機会自体、作るのが難しかったのは仕方がないとして」

提督「先制の魚雷でキラ付けした子ばかり中破し、狙ったルートでは支援が間に合わず、対空射撃も失敗し、動けない深海棲艦ばかり狙った挙句、攻撃が外れ、雷撃戦で大破し、ボス前でも逸れる」

漣「あー、まあ今回は稀に見る難度というのもありますし? 当然の結果かとー」

提督「当然の結果……」

提督「そんなはずは、ない。君たちの練度や装備がありながら……!!」(ハッ

提督「――――やはり、私が提督だったから?」

漣「いやいや、なんでそうなるんですか。作戦期間も延長されましたし、そこまで思い詰めずにのんびりとですね……」

提督「もう、いい……私は、やめる」

漣「やめるって何をです?」

提督「提督を……辞めるっ」(ダッ!!

漣「ご主人様!?」

提督「止めないでくれ、漣君!」

漣「いえ、今日は間宮さんの新作ケーキの試食会なのですがー、ご主人様は参加しない方向でいいの?」

提督「……う、ぐう」

漣「(ご主人様は本当に甘味の好きなお方)」(ニヤニヤ

漣「ほらほら、甘い物食べて気分転換して頑張りまっしょい♪」

イベントの疲労抜きにネタ投下
思いつけば他にも投下するかもです(某未来を取り戻すネタとか
大和蒼龍ネタは疲労抜きの回数が多くなったら投下できそうです
スレも残りが少ないので頑張りたいところ

【艦娘たちとコミュニケーション】大和編

《鎮守府》執務室


提督「…………」

<knock…knock…


大和「お茶が入りましたよ、提督♪」

提督「……」

大和「今日のおやつはお雑煮です。お出汁にこだわった自信作なんですよ?」

大和「お餅は小さく切っていますが、気をつけてくださいね。喉に詰まると大変ですから」

提督「今は、いい」

大和「いけません。ここ数日、まともにお食事されていないのですから」

提督「……放っておいてくれないか」

提督「大和君の、相手をするだけの余裕がない」

大和「そうですか……」

大和「でしたら、大和のことは無視してくださって結構です」

提督「な……に?」

大和「大和にはわかっていますから。今、提督が一番お辛いって」

提督「……だからといって、無視をされても構わないという話にはならないはずだ」

大和「いいんです。提督にでしたら、大和は無視をされても、冷たくされても、手を上げられても、いいんです」

提督「き、君は、なにを言って」

大和「提督を押し潰そうとしている不愉快なものを、大和が少しでも楽にしてあげられるなら」

大和「それは、大和にとって何よりも幸せなことだから」

提督「誰も、そ、そんなことをしてとは言っていない」

大和「大和がしたいんです、提督のために」

大和「だって、大和は提督のことを愛していますから」(ニコリ

提督「な……」

大和「本音を言うと無視されたくないですし、冷たくされると心が締めつけられてしまいますが……」

大和「あ、ですが、愛するために無視したり冷たくしたり、痛くするのは大和、大歓迎です!」(キラキラ

提督「ま、待て、待ってくれ……!」

大和「はい?」

提督「愛、して?」

大和「はい!」(ニッコリ

提督「……何故?」

大和「何故もなにもありません。艦娘として、一人の人間として、大和は提督を愛したいから愛しているんです」

大和「もし、それが信じられないと仰るのでしたら、恥ずかしいですけど大和、今この場で提督への愛を証明してみせますっ」(ヌギヌギ

提督「ま、待て、待ってくれ! 信じる、し、信じるから服を脱ぐのは!」

大和「…………」(ピタッ

提督「(よ、よかった、思い留まってくれ……)」

大和「嬉しいっ! では、大和の想いを受け入れてくださるのですね♪」(スポーンッ

提督「(3枚とも同じ装備カード……!!)」(ツール感

大和「大和、これが初の実戦(意味深)ですが、精一杯尽くしてみせます」

大和「だから提督……大和をたくさん使ってください、ね?」(淫靡

提督「」

【艦娘たちとコミュニケーション】蒼龍編

《鎮守府》談話室


文月「司令官、元気なかったねぇ……」

弥生「とても…悲しそうでした」

文月「司令官、深海棲艦にいっぱいひどいことされたって、蒼龍ちゃんが言ってた……」

文月「どうしたら、司令官、元気になってくれるかな~?」

弥生「う…ん、難しい…です」

弥生「漣さんが元気だったら、教えてくれるのに……」

文月「う~ん」(むむむ

弥生「う…ん」(むむむ

文月「そぉだ! 弥生ちゃん、これってどうかな~?」

弥生「??」

文月「えっとねぇ」(ひそひそ

弥生「とってもいいアイデアだと…思います」

文月「ほわぁ♪ じゃあじゃあ、いまからやろ~」(ぱたぱた

弥生「は…い」(とたた…


《鎮守府》文月&弥生の部屋

蒼龍「あ、やっぱり部屋にいた。文月ちゃん、弥生ちゃん、そろそろ遠征出発だよ~?」

文月「もうちょっとだけ待って~」(かきかき

弥生「すぐに…準備します」(かきかき

蒼龍「んもう、しょうがないなあ」(苦笑

蒼龍「なにしてるの? お絵描き?」

文月「ちがうよぉ。ね~、弥生ちゃん♪」

弥生「は…い♪」

蒼龍「んん?」




《鎮守府》執務室

<knock…knock…


蒼龍「失礼しま~す」(ソロリ…

提督「……なにか、用かね」

蒼龍「え、ええっと、まあ、私の用じゃないんだけど、届け物をお願いされちゃって」

提督「届け物……?」

蒼龍「はい。これ、なんですけど」

提督「……この便箋は文月君たち、か」

蒼龍「あ、うん。ほら、この間、みんなでお買い物に行った時、弥生ちゃんが買ってほしいって……!」

提督「珍しいことだったから……私も覚えているよ」

提督「た、大切に取っておくと言っていたはずだが」

蒼龍「それは……ううん、これは私が言うことじゃないか」

蒼龍「だって、このお手紙は文月ちゃんと弥生ちゃんが提督に宛てて書いたものだからね」

提督「私宛の手紙……」

蒼龍「本当はこういうことに時間を使ってる場合じゃないのかもしれないけど……」

蒼龍「お願いします、提督。このお手紙、読んであげてくださいっ」(深々

提督「……」(カサ…


『司令官がんばれ~! 文月も遠せい、いっぱいがんばるから、はやく元気になってね 文月』

『さざなみさんも、きっとすぐに起きてくれます。それまで、弥生たちがたくさんがんばります。遠せいからもどったら、おかえりってしてほしいです 弥生』


提督「こ、れは」

蒼龍「……遠征の前に、部屋で一生懸命、書いてたんですよ」

蒼龍「司令官に元気になってもらうんだ~って、すごくニコニコしながら」

提督「……っ」

蒼龍「……ちょっとだけ席、外すね」


<パタン…

提督「ふぐ……ぅ、ぐ、うぅぅ……!」




《鎮守府》執務室前

蒼龍「……悔しいなあ」

蒼龍「提督を元気づけてあげたかったのに、文月ちゃんたちに先を越されちゃった」

蒼龍「でも、しょうがないか」

蒼龍「提督も……私も、文月ちゃんたちの前だと見栄張っちゃうから」

蒼龍「大変だなー、子供の見本になるって」

蒼龍「でも、最近はそれが嬉しかったり、楽しかったりするんだけど」(タハハ…

蒼龍「……ですよね、提督」

残りのネタをこのスレで投下しきりたい
また少し日にちが空きますが、イベント終了までには終わらせますので、雑談などは控えめにしていただけると感謝です

【艦娘たちとコミュニケーション】神通編

《鎮守府》執務室前


神通「(提督……あれからずっと、休まれずにお仕事されています)」

神通「(まるで、私たちを避けるみたいに)」(ズキ…

神通「……」(コンコンッ


<ガチャ…

神通「失礼します」

提督「……神通君か」

神通「提督、大変お疲れではありませんか? お休みになれる時にお休みになってくださいね」

提督「……これが一段落したら休ませてもらうよ」

神通「で、でしたら、少し遅いですけどお食事、用意しますね」

提督「食欲は、ないのだが」

神通「でも、ここのところ、まともにお食事もされてないですし」

神通「みんなも心配しています。もちろん、わ、私も! だから――――」

提督「……わかった」

神通「あ……」(パァァッ

神通「よかった、すぐにお持ちしますね!」



提督「(確かに神通君の言う通り、なにか口にしないと倒れかねん)」

提督「だが、今の私に休んでいる時間など――――」(フラ…




神通「お待たせしました」

神通「スープならお腹の負担も少ないと思って……」

神通「かぼちゃのポタージュ、提督、お好きでしたよね? たくさん作ったから、お代わりも……」

提督「――――」

神通「て、提督?」

提督「すぅ……すぅ……」

神通「やっぱり、お疲れだったんですね……」(さす…

提督「ぅ……」

提督「漣…君?」

提督「すまない……私のせい……許して……」

神通「――――っっ」(ぎゅう…!

提督「ぅ……な、に……!!?」

提督「神通君、なんの真似だっ……は、離れ……!」

神通「お願いだから、自分を責めないでください……」

神通「提督のせいじゃありません、提督のせいなんかじゃ」

神通「全部……全部、あの時、提督をお守りできなかった私が……」(ギュウゥ…

提督「じ、神通君?」


神通「……私なんかじゃ、漣さんの代わりは務まらないけど」

神通「漣さんが目を覚まされるまで、私が提督を支えます」

神通「今度こそ、提督をお守りします……。そのためなら、どんな命令にだって従います……何をされても構いません」

神通「ぅ、ぐす……だから……だから、自分を追い詰めるのだけはやめてください」

提督「…………」

提督「そんなことはしなくて、いい」

提督「漣君の代わりになる必要なんてない」

提督「……ありがとう。目が、覚めたよ」(ギュウ…

神通「ぁ……」

提督「辛いのは私だけではないというのに……。こんな時だからこそ、提督として君を……君たちを激励しなければならないというのに」

神通「提督……」

提督「また、君を泣かせてしまった」

提督「ずっと前に言った気がするが……君に泣かれるのは苦手なのだ、私は」

神通「私も、提督が苦しまれるのは嫌です」

神通「ですから……今回みたいに、一人で全部背負い込むのはやめてくださいね」(ぎゅううっ

提督「っ、ぜ、善処しよう」

神通「……はい」(顔埋め

提督「そ、そういえば、なにか食べる物をお願いしていたな」

提督「あれは……スープか。せっかく持ってきてもらったのだ、冷めてしまう前にいただくとしよ――――」


ぐ……ぐぐ……ぐっ!!

神通「……」(ぎゅうぅ…

提督「じ、神通君、そ、そろそろ放してくれないだろうか……」

神通「もう少しだけ、このまま……」(頬すり…すり…

提督「ぬ、ぬう」(きゅ…

神通「あたたかい、です」(ぎゅうぅぅ…

提督「(こちらも温かくて……それに、柔らかくて……眠…く)」(うつら…


【この後、神通を押し倒すようにして寝ているところを川内に見られた】

いやあ、防空棲姫は強敵でしたね
やっとですがイベント終了したので再開いたします(E7クリアから2日ほど艦これに触る気力も湧きませんでした
今日の夜か明日の朝に金剛編投下予定で次スレは……夜、時間のある時に建てるかもです
あと、煽りあいなどは遠慮していただけると幸いです

【艦娘たちとコミュニケーション】金剛編

《艦娘用宿舎》金剛の部屋

金剛「…………」

ポチャ……ボチャ……

比叡「あ、あの~、姉様、紅茶にお砂糖入れすぎじゃ……」

金剛「ズズ………………甘っ!!!?」(ブフーッ

比叡「ヒエーッ!?」

金剛『訳:ああ、ビックリした』(フキフキ

比叡「ビ、ビックリしたのはこっちですよぅ!?」(ポタポタ…

金剛『訳:ア、アハハ、ゴメンなさいね』

金剛『訳:ちょっと考えごとしてて、お砂糖入れすぎちゃった』(テヘペロ

比叡「(しょうがないですねー、許してあげます)金剛姉様、可愛い!!」

金剛「言葉、逆になってないデスカ?」(ジト目

比叡「ピ~、ピフィ~♪」(目泳ぎ

比叡「コホン、冗談はともかく。金剛姉様の考えごとって……」(フキフキ

金剛「……エエ」

比叡「鋼太郎兄様、早く元気になってほしいですね」

金剛「……そうネ」

比叡「漣さんがあんなことになって、兄様も医務室に運ばれて……」

金剛『訳:一時は本当に危ないところまでいったっていうのに、起きたらろくに休みもせず仕事、仕事、仕事』

金剛『訳:こっちがなにか言っても上の空で、また倒れたらどうするのよ!』(イライラ

比叡「え、ええっと、一度に大変なことが起きて、なにかしてないと耐えられないんですよ、たぶん!」

金剛『訳:そのくらい言われなくてもわかります! 私が言いたいのは、辛いなら辛いで……アアアアッ、モウ!!』(バンッ

比叡「ヒエッ!?」

金剛『訳:私も私よ! こんなところでグチグチ、私らしくもない! 文句たれててなんになるっていうのよ!』(ヅカヅカヅカ

比叡「あっ、ちょっと、金剛姉様どちらへ!?」

金剛『訳:決まってるでしょっ、アイツのトコ!!』(ズカズカ

比叡「えっと、行ってらっしゃいませ~」



比叡「……大丈夫かなぁ、鋼太郎兄様」


《鎮守府》執務室

<ドッバァン!

提督「!?」

金剛「フーッ……フーッ」(ゼェハァ

提督「こ……金剛? なにか用か……というか、て、手に持っているバケツはなん……」

金剛『訳:いい加減、目ぇ覚ませバカァーッ!!』(ブンッ


バッシャアァァッ!!

提督「だぶぁ!?」

提督「……」(ポタ…ポタ…

提督『訳:……いきなりなんの真似だ』

金剛『訳:起きた?』

提督『訳:だから、なんの真似だと聞いている』

金剛『訳:フン、なによ、ずっとゾンビみたいな顔して仕事してるアナタが悪いんでしょ』

提督『訳:だ、誰がゾンビだ』

金剛『訳:アナタよ、アーナーター! いつまでもウジウジ、ウジウジ、イラッとするのよ!』

提督「……」(プチッ

金剛『訳:な、なによ、なにか文句でもある!?』

提督『訳:ああ、あるとも。明るくて、みなに好かれて、才能と自信に溢れている君からすれば、私はさぞ性根の腐った人間に見えるのだろうな』

提督『訳:本当のところを言うとだね、金剛……私は、君の、その人の内面にズカズカと踏み込んでくるところが嫌いだったよ』

金剛『訳:フ、フンッ、実は私のことが嫌いだった? だったらお互い様よ』

金剛『訳:どんなに努力しても、いつもいつも人の上を行って、その癖、嬉しそうな素振り一つ見せないで、すまなそうな顔して』

金剛『訳:どこで何をしてても、一歩引いたところで警戒してて……』

金剛『訳:普段は誰よりも優しくて、小さなことでも気づくのに、肝心なところは見て見ないふりしたり、信じてくれなくて!』

金剛『訳:挙げ句の果てに、人のことほっぽりだしていなくなっちゃうような男……嫌いよ! 嫌いっ! 大ッッ嫌い!!』

金剛「ハァー……ハァ……グスッ」(グシグシ

提督「……金剛」

金剛『訳:やっとアナタの鎮守府に着任できたと思ったら、アナタの傍には漣とか神通たちがいて……』

金剛『訳:人間嫌いは治ってなかったけど、ここの子たちにはほんの少し心を許してるのを見て……ショックだったわ』

金剛『訳:私だと思ってたから……アナタを傍で支えるのは私だって……』(ポロ…ポロポロ…

金剛「……ヒッ、ぅ……ぐす……あ、うぁぁ……ワァァァァンッ!!」

提督「」


(10分後)


バケツ剛(バケツ被り)『……数年分、泣いた気がしマス』(ゴインゴイン

提督「……まあ、そうなるだろうな」

バケツ剛『それもこれも、全部、提督が悪いデース』(ゴインゴイン

バケツ剛『辛いとか悲しいとか、弱音なんていくらでも聞いてあげるんダカラ、もっと私を頼ってくだサイ』(ゴインゴイン

提督「ま、前向きに考えておくよ」

バケツ剛『フーム、言葉だけでは信用できないワ』

提督「……頭にバケツを被った人間に言われてもな」

バケツ剛『訳:……だって、今私、ひどい顔になってるからしょうがないじゃない』(ボソボソ

提督『訳:確かに、涙や鼻水で大変なことになっていたな』

バケツ剛『ウゥ~~!』(ジタバタッ

提督『訳:ぬっ、や、やめたまえ……人の膝の上で暴れるのはやめたまえ……!』

バケツ剛『訳:イーッだ! アナタがしっかり支えておけばいいだけでしょ!』

提督『訳:ぐぬ、す、すっかり元の調子に戻ってしまったな……』

バケツ剛『訳:なによ……どーせ私は神通とかみたいにおしとやかじゃないですよーだ』

提督『訳:な、なぜそこで神通君たちの名前を出すのだ』

金剛『訳:フンッ、そうやって質問する辺りがズルイのよ、アナタは』

提督「ぬう……」

バケツ剛『訳:ねえ……鋼太郎』

提督『訳:な、なんだね』

バケツ剛『訳:さっき、私、アナタのこと大嫌いって言ったけど……アレ、嘘だからね。し、信じてくれる?』

提督「……ああ、信じるよ」

バケツ剛『…………』(手ギュッ…

提督「……」(握り返し





青葉「(司令官の部屋から凄い泣き声がするので見にきてみたら……なんだアレ? なんなんですか、アレ!?)」

青葉「(と、とりあえず写真だけ撮って、早くここから離れ……)」


トン…トン…

青葉「ん?」

比叡「……♪」(ニッコリ


<ヒ、ヒエーーーーッ!?

金剛ネタは以上になります
少しスレも残ったので、小ネタ思いついたら投下したいと思います
本編は次スレにて

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月12日 (金) 23:16:23   ID: HdWW2HHb

いつまでも応援してます!

2 :  SS好きの774さん   2015年06月13日 (土) 14:41:40   ID: nND813p9

やったー 新しいのだー

3 :  SS好きの774さん   2015年06月13日 (土) 17:36:46   ID: vXMXKuPJ

すげー、もうレスが10寸前だ

4 :  SS好きの774さん   2015年06月16日 (火) 16:37:35   ID: 7nLd6HuX

いょっ!待ってました大統領!!

5 :  SS好きの774さん   2015年07月03日 (金) 01:10:23   ID: 1TdwoeZr

榛名方向音痴かw

6 :  SS好きの774さん   2015年07月07日 (火) 02:11:50   ID: MmvQIl_A

お子さんの情操教育に
良さそうな
昔話ですね(震え声)

7 :  SS好きの774さん   2015年07月07日 (火) 02:33:15   ID: 7RjuVdNO

もしかしたら昔提督と関わりあった?

8 :  SS好きの774さん   2015年07月07日 (火) 06:15:43   ID: K3eHu3V1

深海の事を脳に直接教えようとした時に提督の記憶を見たのかも?

9 :  SS好きの774さん   2015年07月08日 (水) 01:18:49   ID: qbGSxuGE

ハートフル?って何だっけ(;・ω・)

10 :  SS好きの774さん   2015年07月11日 (土) 20:32:08   ID: 3wKG7ncE

ハートフルって...(゜∀゜ 三 ゜∀゜)こんなの

11 :  SS好きの774さん   2015年07月16日 (木) 13:23:35   ID: oSZweQAj

現行スレって消えてるけど大丈夫だよね?

続くよねぇ!?

12 :  SS好きの774さん   2015年07月18日 (土) 02:31:37   ID: 07TOAOAT

ファッ?!
ここに来て襲撃イベントに急展開!?Σ(゚д゚lll)
龍田が狂オシキ鬼になりそう

13 :  SS好きの774さん   2015年07月20日 (月) 04:44:12   ID: Sgmdz4mN

他所提督生きてるよな…?

14 :  SS好きの774さん   2015年07月20日 (月) 22:35:14   ID: LB_DMWs5

提督が片目潰されたから他所提督もやばいな…

15 :  SS好きの774さん   2015年07月22日 (水) 15:46:19   ID: dTkpcqUx

提督はQMZだったのか...(トオイメ

16 :  SS好きの774さん   2015年07月30日 (木) 18:52:16   ID: YLg_BxUh

QMZってなに?(世間知らずでスイマセン)

17 :  SS好きの774さん   2015年08月02日 (日) 08:22:26   ID: rRI_m4zK

格闘プレイヤーかな(すっとぼけ

18 :  SS好きの774さん   2015年08月06日 (木) 14:24:13   ID: X7Ywrwnw

あっ…なんかやばそう((((;゜Д゜)))

19 :  SS好きの774さん   2015年08月08日 (土) 08:46:51   ID: UCWM31XT

なるほど(錯乱)

20 :  SS好きの774さん   2015年08月20日 (木) 10:50:23   ID: Em_krFXA

なにを溜め込んでたんだ...

21 :  SS好きの774さん   2015年08月23日 (日) 06:35:03   ID: BaHpz1jC

>20
そりゃぁ、ナニじゃないか?

22 :  SS好きの774さん   2015年09月04日 (金) 04:55:53   ID: 7T69IntM

漣が…提督さん何やってるのです…早くキスをして目覚めさせるのです(≧▽≦)

まあ…四方山の提督さんだと…胃がMAXでアカン事になるかな((((;゜Д゜)))

23 :  SS好きの774さん   2015年09月06日 (日) 23:31:02   ID: 2dr2kUX0

E7を・・・クリアした・・・だと・・・?

24 :  SS好きの774さん   2015年09月08日 (火) 19:50:15   ID: UkH1u4lc

>23
 丙と甲では天と地くらいあるからどっちでクリアしたのかによるね、まぁ今能力値1にしたり、大型成功率を強引に上昇させるMODあるからそれなりの知識と覚悟があれば一瞬にして最強の艦隊が出来上がるんだがね…まぁゲーマーとしては最悪な手段だから私はやりませんけどねw
 ちなみに私は乙クリア。大和、ビス、大鳳無じゃこれが限界だったよ(泣)

25 :  SS好きの774さん   2015年09月10日 (木) 18:57:05   ID: CV1UnVXJ

ここの作者さん普段はスレ登場艦娘で縛ってる的なこと書いてたな
今回は無理っぽいて言ってたから、普通に攻略したくさい

26 :  SS好きの774さん   2015年10月13日 (火) 07:09:24   ID: xDBOJgyN

その10見当たらないけど続いてるのかな

27 :  SS好きの774さん   2016年01月18日 (月) 23:55:58   ID: 24dI-oMU

※26 続いてるよ。
元スレ主が次スレ建てるときにうっかりしてて、”その9”にしたままになってるから。

28 :  SS好きの774さん   2016年06月29日 (水) 21:21:06   ID: owG4z4G_

10が見たい

29 :  SS好きの774さん   2016年08月23日 (火) 14:18:05   ID: UqCqs96G

何回読んでも、ふみやよの手紙で号泣してしまうわ…

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